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特許7444746電気機械式のブレーキ倍力装置およびブレーキシステム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-27
(45)【発行日】2024-03-06
(54)【発明の名称】電気機械式のブレーキ倍力装置およびブレーキシステム
(51)【国際特許分類】
   B60T 13/74 20060101AFI20240228BHJP
【FI】
B60T13/74 D
【請求項の数】 8
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2020157475
(22)【出願日】2020-09-18
(62)【分割の表示】P 2018510956の分割
【原出願日】2016-07-18
(65)【公開番号】P2020200035
(43)【公開日】2020-12-17
【審査請求日】2020-09-21
【審判番号】
【審判請求日】2022-06-15
(31)【優先権主張番号】102015217520.0
(32)【優先日】2015-09-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】591245473
【氏名又は名称】ロベルト・ボッシュ・ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング
【氏名又は名称原語表記】ROBERT BOSCH GMBH
(74)【代理人】
【識別番号】100177839
【弁理士】
【氏名又は名称】大場 玲児
(74)【代理人】
【識別番号】100172340
【弁理士】
【氏名又は名称】高橋 始
(74)【代理人】
【識別番号】100182626
【弁理士】
【氏名又は名称】八島 剛
(72)【発明者】
【氏名】パヌンツィオ,ジャンマリア
(72)【発明者】
【氏名】ヴァイスジンガー,ダニエル
(72)【発明者】
【氏名】ボルヴェルク,アンドレ
(72)【発明者】
【氏名】ナーゲル,ヴィリ
【合議体】
【審判長】藤井 昇
【審判官】尾崎 和寛
【審判官】吉田 昌弘
(56)【参考文献】
【文献】特表2012-530645(JP,A)
【文献】特開平1-158206(JP,A)
【文献】特開昭52-31266(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60T 7/12-8/1769
B60T 8/32-8/96
B60T 13/00-13/74
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置(1,100)であって、
電動機(21)を有しており、該電動機(21)は、この電動機(21)の回転子の回転がスピンドル(42)の並進運動を生ぜしめるように、伝動装置(60)を介して前記スピンドル(42)に連動接続している形式のものにおいて、
前記伝動装置(60)の伝動装置ハウジング底部(61)に少なくとも2つの支持部材(2a,2b)が固定されており、前記支持部材(2a,2b)が前記スピンドル(42)の調整軸線(V)に対して平行に延在しており、少なくとも2つの前記支持部材(2a,2b)にマスタブレーキシリンダ(7)が固定可能であって、少なくとも2つの前記支持部材(2a,2b)が、軸方向および/または半径方向で、少なくとも2つの前記支持部材(2a,2b)に作用する力を支持するために構成され、
少なくともつの前記支持部材(2a,2b)が、前記伝動装置ハウジング底部(61)内に形成された開口(40a,40b)内に押し込まれていて、少なくとも2つの前記支持部材(2a,2b)形成されたつば(63a,63b)が前記伝動装置ハウジング底部(61)に当接し、
少なくともつの前記支持部材(2a,2b)、前記つば(63a,63b)に隣接してローレット目(64)が形成されており、該ローレット目(64)が、前記伝動装置ハウジング底部(61)の厚さ(D)よりも大きい長さ(L)を有しており、前記ローレット目(64)、前記伝動装置ハウジング底部(61)内に形成された前記開口(40a,40b)内に押し込まれた後、この押し込み側に対向す前記伝動装置ハウジング底部(61)の側突き出して配置される部分が、かしめ成形さるかまたは圧縮成形され、
少なくとも2つの前記支持部材(2a,2b)は、前記支持部材(2a,2b)の一端部に固定され、かつ前記マスタブレーキシリンダ(7)のフランジ(7a)を挟持する固定手段(10,11)をそれぞれ備え、当該固定手段により少なくとも2つの前記支持部材(2a,2b)に前記マスタブレーキシリンダ(7)が固定され
前記固定手段(10,11)として、前記支持部材(2a,2b)に螺合する第1ナット(10a、11a)および第2ナット(10b、11b)が設けられ、前記第1ナット(10a、10b)および前記第2ナット(11a、11b)が前記マスタブレーキシリンダ(7)のフランジ(7a)を挟持して前記支持部材(2a,2b)に固定する
ことを特徴とする電気機械式のブレーキ倍力装置。
【請求項2】
前記電気機械式のブレーキ倍力装置(1,100)のハウジング(70)が第1のハウジング半部(5)と第2のハウジング半部(8)とを有しており、前記第1のハウジング半部(5)内に前記伝動装置(60)が配置されていて、前記第2のハウジング半部(8)が、第1の軸方向の終端区分(8a)で以って前記第1のハウジング半部(5)に固定されていて、第2の軸方向の終端区分(8b)で以って前記マスタブレーキシリンダ(7)に固定可能であることを特徴とする、請求項1記載の電気機械式のブレーキ倍力装置。
【請求項3】
少なくとも2つの前記支持部材(2a,2b)が円柱形に構成されていて、前記第1のハウジング半部(5)が、少なくとも2つの前記支持部材(2a,2b)に配置された前記固定手段(10,11)によって前記第2のハウジング半部(8)に固定されることを特徴とする、請求項2記載の電気機械式のブレーキ倍力装置。
【請求項4】
前記電気機械式のブレーキ倍力装置(1,100)のハウジング(70)が第1のハウジング半部(5)と第2のハウジング半部(8)とを有しており、前記第1のハウジング半部(5)が自動車のスプラッシュボード(62)の固定点(62a,62b)に固定可能であり、少なくともつの前記支持部材(2a,2b)が、前記伝動装置ハウジング底部(61)内に形成された開口(40a,40b)を通って延在しており、少なくともつの前記支持部材(2a,2b)が、自動車の前記スプラッシュボード(62)の前記固定点(62a,62b)に固定可能であることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項記載の電気機械式のブレーキ倍力装置。
【請求項5】
前記第1のハウジング半部(5)が自動車の前記スプラッシュボード(62)の別の固定点(62c,62d)に固定可能であり、この場合、円柱形に構成された固定手段(38)が、前記伝動装置ハウジング底部(61)に結合されていて、自動車の前記スプラッシュボード(62)の前記別の固定点(62c,62d)に固定可能であることを特徴とする、請求項4記載の電気機械式のブレーキ倍力装置。
【請求項6】
少なくともつの前記支持部材(2a,2b)がタイロッドまたは通しボルトを有しており、該タイロッドまたは通しボルトが鋼より形成されていることを特徴とする、請求項1からのいずれか1項記載の電気機械式のブレーキ倍力装置。
【請求項7】
前記電気機械式のブレーキ倍力装置(1,100)のハウジング(70)が第1のハウジング半部(5)と第2のハウジング半部(8)とを有しており、前記第1のハウジング半部(5)がアルミニウムダイカストハウジングとして構成されていて前記第2のハウジング半部(8)がプラスチックハウジングとして構成されているか、または前記第1のハウジング半部(5)および前記第2のハウジング半部(8)が薄鋼板ハウジングとして構成されていることを特徴とする、請求項1からのいずれか1項記載の電気機械式のブレーキ倍力装置。
【請求項8】
ブレーキシステムであって、請求項1からまでのいずれか1項記載の電気機械式のブレーキ倍力装置(1,100)と、該電気機械式のブレーキ倍力装置(1,100)によって操作可能なマスタブレーキシリンダ(7)とを有している、ブレーキシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置に関する。本発明はさらに、ブレーキシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
自動車の将来的な駆動コンセプトのために、選択的なブレーキ圧発生装置が必要とされる。何故ならば、従来の真空ブレーキ倍力装置を駆動するためには、僅かな真空しか提供されないかまたは真空が提供されないからである。このために、電気機械式のブレーキ倍力装置が開発されている。
【0003】
特許文献1には、自動車のマスタブレーキシリンダのための操作装置が開示されており、この操作装置は、マスタブレーキシリンダとブレーキペダルとの間に配置するためのハウジングを有していて、このハウジングを通って、マスタブレーキシリンダの操作ピストンを操作するための圧力機構が延在しており、さらに前記操作装置は、電動機と、該電動機によって駆動されかつ前記圧力機構と交差するウォームと、前記ハウジング内に配置された伝動装置とを有しており、前記伝動装置は、ウォームの回転運動を操作ピストンの並進運動に置き換えるために、ウォームを操作ピストンに連結する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】ドイツ連邦共和国特許公開第102012014361号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
そこで本発明の課題は、より安価な製造コスト、削減された重量および短縮された全長を有する、改善された電気機械式のブレーキ倍力装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
この課題は、請求項1の特徴を有する、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置により解決される。またこの課題は、請求項11の特徴を有するブレーキシステムにより解決される。
【0007】
本発明によれば、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置が提供されており、この場合、伝動装置の伝動装置ハウジング底部に少なくとも1つの支持部材が固定されており、この支持部材がスピンドルの調整軸線に対して概ね平行に延在していて、少なくとも1つの支持部材にマスタブレーキシリンダが固定可能であって、少なくとも1つの支持部材が、軸方向および/または半径方向で、少なくとも1つの支持部材に作用する力を支持するために構成されている。
【0008】
本発明によれば、さらに、電気機械式のブレーキ倍力装置と、この電気機械式のブレーキ倍力装置によって操作可能なマスタブレーキシリンダとを有するブレーキシステムが提供されている。
【発明の効果】
【0009】
本発明の考え方は、マスタブレーキシリンダが固定可能である少なくとも1つの支持部材を設けることによって、顧客インターフェースに起因する力並びに伝動装置反力を、少なくとも1つの支持部材によって吸収する、ということである。これによって、2つのハウジングシェル若しくはハウジング半部より成る、電気機械式のブレーキ倍力装置のハウジングは、前記力を吸収するように設計される必要がない。これによって、重量およびコストが削減され、電気機械式のブレーキ倍力装置の全長が短縮される。
【0010】
好適な実施例および実施態様は、図面に関連して従属請求項並びに明細書に記載されている。
【0011】
別の好適な実施態様によれば、電気機械式のブレーキ倍力装置のハウジングが第1のハウジング半部と第2のハウジング半部とを有しており、第1のハウジング半部内に伝動装置が配置されていて、第2のハウジング半部が、第1の軸方向の終端区分で以って第1のハウジング半部に固定されていて、第2の軸方向の終端区分で以ってマスタブレーキシリンダに固定可能である。マスタブレーキシリンダが少なくとも1つの支持部材に固定可能であることにより、少なくとも1つの支持部材が第1のハウジング半部から第2のハウジング半部を通って延在し、ここでマスタブレーキシリンダに接続可能である。これによって、少なくとも1つの支持部材が電気機械式のブレーキ倍力装置の支持構造部として作用し、それによってハウジングはもはや支持機能を有していない。
【0012】
別の好適な実施態様によれば、少なくとも1つの支持部材が概ね円柱形に構成されていて、第1のハウジング半部が、少なくとも1つの支持部材に配置された少なくとも1つの固定手段によって第2のハウジング半部に固定されており、少なくとも1つの固定手段によってマスタブレーキシリンダが少なくとも1つの支持部材に固定可能である。従って、少なくとも1つの固定手段が設けられていることによって、第1のハウジング半部は好適な形式で、ハウジングの第2のハウジング半部に、簡単な形式およびやり方で固定可能である。さらに、マスタブレーキシリンダは、少なくとも1つの固定手段によって簡単な形式およびやり方で、ハウジングの第2のハウジング半部に固定可能である。
【0013】
別の好適な実施態様によれば、第1のハウジング半部が自動車のスプラッシュボードの固定点に固定可能であり、少なくとも1つの支持部材が、伝動装置ハウジング底部内に形成された開口を通って延在しており、少なくとも1つの支持部材が、自動車のスプラッシュボードの固定点に固定可能である。これによって、少なくとも1つの支持部材が、電気機械式のブレーキ倍力装置の支持構造部の機能も、また自動車のスプラッシュボードにおける電気機械式のブレーキ倍力装置の固定部も有している。
【0014】
別の好適な実施態様によれば、第1のハウジング半部が自動車のスプラッシュボードの別の固定点に固定可能であり、この場合、概ね円柱形に構成された固定手段が、伝動装置ハウジング底部に結合されていて、自動車のスプラッシュボードの別の固定点に固定可能である。これによって、電気機械式のブレーキ倍力装置は、好適な形式で、電気機械式のブレーキ倍力装置を自動車のスプラッシュボードに固定するための別の固定手段を有しており、これによって、自動車のスプラッシュボードにおける電気機械式のブレーキ倍力装置の固定は、一方では強化され、他方では電気機械式のブレーキ倍力装置の組み込み位置の角度状態が改善された可変性を有している。
【0015】
別の好適な実施態様によれば、少なくとも1つの支持部材が、伝動装置ハウジング底部内に形成された開口内に押し込まれていて、この場合、少なくとも1つの支持部材の第1の軸方向の終端区分に形成されたつばが伝動装置ハウジング底部に当接する。これによって、少なくとも1つの支持部材は、好適には簡単な形式で、伝動装置ハウジング底部に面一に堅固に接続されている。
【0016】
別の好適な実施態様によれば、少なくとも1つの支持部材の第1の軸方向の終端区分に、つばに隣接してローレット目が形成されており、このローレット目が、伝動装置ハウジング底部の厚さよりも大きい長さを有しており、ローレット目が、伝動装置ハウジング底部内に形成された開口内に押し込まれていて、この押し込み側に対向する、伝動装置ハウジング底部の側で、突き出して配置されたローレット目がかしめ成形されているかまたは圧縮成形されている。ローレット目を伝動装置ハウジング底部の第1の側で伝動装置ハウジング底部内に押し込むことによって、並びに伝動装置ハウジング底部の反対側に突き出して配置されたローレット目をかしめ成形するかまたは圧縮することによって、少なくとも1つの支持部材が、簡単な形式およびやり方で、しかも確実かつ間違いなく伝動装置ハウジング底部に固定可能である。
【0017】
別の好適な実施態様によれば、伝動装置ハウジング底部が、雌ねじを備えた貫通孔を有しており、該貫通孔が少なくとも1つの支持部材の軸方向の終端区分を受ける。これによって、少なくとも1つの支持部材は、簡単な形式およびやり方で、伝動装置ハウジング底部に接続可能であり、解除可能な接続部を有している。
【0018】
別の好適な実施態様によれば、少なくとも1つの支持部材がタイロッドまたは通しボルトを有しており、該タイロッドまたは通しボルトが鋼より成っている。従って、少なくとも1つの支持部材は、顧客インターフェースに起因する力並びに伝動装置反力を吸収するために構成されている。
【0019】
別の好適な実施態様によれば、第1のハウジング半部がアルミニウムダイカストハウジングとして構成されていて第2のハウジング半部がプラスチックハウジングとして構成されているか、または第1のハウジング半部および第2のハウジング半部が、薄鋼板ハウジングとして構成されている。従って、第1のハウジング半部および第2のハウジング半部のための材料を選択することによって、ハウジングの個別の要求に合わせることができる。
【0020】
以上記載した実施態様および変化実施例は、任意に互いに組み合わせてよい。
【0021】
本発明のその他の可能な実施態様、変化実施例および実現は、前記のまたは以下に実施例に関連して記載した本発明の特徴の明示的に挙げられていない組み合わせも含むものである。
【図面の簡単な説明】
【0022】
図1】本発明の好適な実施例による、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置の縦断面図である。
図2】本発明の別の好適な実施例による、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置の縦断面図である。
図3】本発明の別の好適な実施例による、自動車のための図2に示された電気機械式のブレーキ倍力装置の支持部材の拡大した詳細図である。
図4】本発明の好適な実施例による、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置の伝動装置ハウジング底部の裏側の断面図である。
図5】本発明の好適な実施例による、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置の伝動装置ハウジング底部の表側の斜視図である。
図6】本発明の別の好適な実施例による、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置の伝動装置ハウジング底部の裏側の斜視図である。
図7】本発明の別の好適な実施例による、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置の伝動装置ハウジング底部の表側の斜視図である。
図8】本発明の好適な実施例による、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置の支持部材の斜視図である。
図9】本発明の別の好適な実施例による、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置の、取り付けられた支持部材を有する伝動装置ハウジング底部の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
添付の図面は、本発明の実施例をさらに理解するために提供される。図面は、複数の実施例を示しており、明細書と組み合わせて本発明の原理および考え方を説明するために役立つ。
その他の実施例および多くの前記利点は、図面に関連して得られる。図面の図示の要素は、必ずしも相互に縮尺通りに示されているものではない。
【0024】
別のことが記載されていない限り、図面の図において、同じ符号は同じまたは機能的に同じ要素、構成部分または構成部材を示す。
【0025】
図1は、本発明の好適な実施例による、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置の縦断面図を示す。
【0026】
電気機械式のブレーキ倍力装置1は、(図1に示されていない)電動機を有しており、この電動機は、伝動装置60を介して出力ロッド17に接続されている。電動機の回転子の回転は、出力ロッド17の並進運動に変換可能である。伝動装置60の伝動装置ハウジング底部61に、第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bが固定されている。第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、出力ロッド17の調整軸線Vに対して概ね平行に延在している。第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bに、好適にはマスタブレーキシリンダ7が固定可能である。第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、軸方向および/または半径方向で、第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bに作用する力を支持するために構成されている。
【0027】
電気機械式のブレーキ倍力装置1のハウジング70は、好適には第1のハウジング半部5および第2のハウジング半部8を有している。第1のハウジング半部5内に、好適には伝動装置60が配置されている。第2のハウジング半部8は、好適には第1の軸方向の終端区分8aで以って第1のハウジング半部5に固定されていて、第2の軸方向の終端区分8bで以ってマスタブレーキシリンダ7に固定可能である。
【0028】
第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、概ね円筒形に構成されている。選択的に、第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、別の適切な形状を有していてもよい。
【0029】
第1のハウジング半部5は、好適には第1の固定点62aおよび第2の固定点62bで、自動車のスプラッシュボード62に固定可能である。第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、好適には伝動装置ハウジング底部61内に形成された(図1には示されていない)開口を通って延在している。さらに、第1の支持部材2aは好適には自動車のスプラッシュボード62の第1の固定点62aに固定可能である。さらに、第2の支持部材2bは好適には自動車のスプラッシュボード62の第2の固定点62bに固定可能である。
【0030】
第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、好適には鋼より成るタイロッドとして構成されている。選択的に、第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、例えば別の適切な材料並びに別の適切な構造で構成されてよい。
【0031】
第1のハウジング半部5は、好適にはアルミニウムダイカストハウジングとして構成されている。第2のハウジング半部8は、好適にはプラスチックハウジングとして構成されている。選択的に、第1のハウジング半部5および/または第2のハウジング半部8は、別の適切な材料より並びに別の適切な製造法で製造されてもよい。
【0032】
第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、好適には第1のハウジング半部5の全幅に亘って延在する押し込み長さ3で第1のハウジング半部5のハウジング孔内に押し込まれるのが好ましい。第1の支持部材2aのねじ4aおよび第2の支持部材2bのねじ4bは、製造者により(図1に示されていない)ブレーキペダル軸受け台にねじ込まれ、第1のハウジング半部5若しくは伝動装置ハウジングを、第1の支持部材2aのつば6aと自動車のスプラッシュボード62との間で締め付ける。
【0033】
さらに、第1のハウジング半部5は、好適には第2の支持部材2bのつば6bと自動車のスプラッシュボード62との間に取り付けられる。好適にはねじ固定された第1の支持部材2aおよび好適にはねじ固定された第2の支持部材2bは、自律的な形状安定性を有しており、力をすべての方向で吸収することができ、特にマスタブレーキシリンダ7の引張力を吸収することができる。
【0034】
第1の支持部材2aに配置された第1の固定手段10aは、好適にはナットによって形成されていて、第1の支持部材2aの第2の軸方向の終端区分2eに配置されている。このようなナットによって、マスタブレーキシリンダ7のフランジ7aは、第1の固定手段10aにストッパを有している。第1の固定手段10aと第2のハウジング半部8との間に、好適には発泡シール13aが圧縮固定されている。別の固定手段11aは、好適には、マスタブレーキシリンダ7の、ハウジングとは反対側で第1の支持部材2aに配置されていて、マスタブレーキシリンダ7のフランジ7aをストッパに押し付ける。
【0035】
第2の支持部材2bに配置された第2の固定手段10bは、好適にはナットによって形成されていて、第2の支持部材2bの第2の軸方向の終端区分2fに配置されている。このナットによって、マスタブレーキシリンダ7のフランジ7aは、第2の固定手段10bにストッパを有している。第2の固定手段10bと第2のハウジング半部8との間に、好適には発泡シール13bが圧縮固定されている。別の固定手段11bが、好適にはマスタブレーキシリンダ7の、ハウジングとは反対側で、第2の支持部材2bに配置されていて、マスタブレーキシリンダ7のフランジ7aをストッパに押し付ける。
【0036】
第2のハウジング半部8は、第1のハウジング半部5に好適にはねじ固定されている。出力ロッド17をリセットするためのリターンスプリング9は、好適には第2のハウジング半部8に支えられている。第2のハウジング半部8は、好適にはもっぱらシール機能および保護機能を有していて、従ってプラスチックより構成されている。
【0037】
入力ロッド15に作用する自動車の運転者の制動力は、好適には電気機械式に伝動装置16を介して増幅される。パワーアシストおよび運転者力は一緒になって、出力ロッド17を介してマスタブレーキシリンダ7を操作する。
【0038】
電気機械式のブレーキ倍力装置1のハウジングのダイカスト構成において、ABS脈動は高い機械的負荷を引き起こす。軸方向力はスピンドルナット20を介して、プラスチック歯車50の内側の皿状の領域内で支えられる。プラスチック歯車50の外側の皿状の領域において、軸方向力はボールベアリング外レース内に伝達される。ABS脈動時に、皿状のプラスチック領域は撓み、ABS脈動を減衰する。歯車とボールベアリング内レースとの間のギャップ51が最大のばねストロークを提供する。特に高温時における歯車50の負荷は、ギャプ51が克服されて歯車がボールベアリング内レースに密着することによって、好適には避けられる。
【0039】
図2は、本発明の別の好適な実施例による、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置100の縦断面図を示す。
【0040】
第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、この実施例では、好適には鋼より成る通しボルトによって形成されている。選択的に、第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、例えば別の適切な材料および/または別の適切な構造により構成されてよい。
【0041】
第1のハウジング半部5および第2のハウジング半部8は、好適にはそれぞれ薄鋼板ハウジングとして構成されている。選択的に、別の適切な材料より成る構成も考えられる。
【0042】
第1の支持部材2aに配置された第1の固定手段10aは、好適にはナットによって構成されている。第1の固定手段10aは、好適には第2のハウジング半部8の第2の軸方向の終端区分8bの内側に配置されていて、第1の支持部材2aを第2のハウジング半部8に固定する。第1の固定手段10aと第2のハウジング半部8との間に、好適には発泡シール13aが圧縮固定されている。別の固定手段11aは、好適にはマスタブレーキシリンダ7の、ハウジングとは反対側で第1の支持部材2aに配置されていて、マスタブレーキシリンダ7のフランジ7aを第2のハウジング半部8のストッパに押し付ける。
【0043】
第2の支持部材2bに配置された第1の固定手段10bは、好適にはナットによって構成されている。第2の固定手段10bは、好適には第2のハウジング半部8の第2の軸方向の終端区分8bの内側に配置されていて、第2の支持部材2bを第2のハウジング半部8に固定する。第2の固定手段10bと第2のハウジング半部8との間に、好適には発泡シール13bが圧縮固定されている。別の固定手段11bは、好適にはマスタブレーキシリンダ7の、ハウジングとは反対側で第2の支持部材2bに配置されていて、マスタブレーキシリンダ7のフランジ7aを第2のハウジング半部8のストッパに押し付ける。
【0044】
第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、好適には第1のハウジング半部5内に押し込まれているか若しくは固定されている。押し込み長さは、好適には第1のハウジング半部5の薄鋼板厚さに相当する。第1のハウジング半部5および第2のハウジング半部8内での第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bのガイドを保証するために、第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、前述のように第2のハウジング半部8の内側にも固定され若しくは締め付けられている。重量および形状安定性の理由から薄壁状の薄鋼板または選択的に別の金属薄板より成る第2のハウジング半部8は、好適には電気機械式のブレーキ倍力装置の支持構造の構成部分である。第2のハウジング半部8は、伝動装置側で、つまり第1のハウジング半部5と、好適にはリベットまたは選択的にねじによって結合されている。マスタブレーキシリンダ側で、第2のハウジング半部8は、好適には固定手段10a、10bとマスタブレーキシリンダ7のフランジ7aと固定手段11a,11bとの間に緊締されている。
【0045】
これによって、第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、好適には形状安定的であり、すべての力およびトルクを吸収することができる。(図2には示されていない)軸受け台の機能は、好適には第2のハウジング半部8によって引き受けられていて、この第2のハウジング半部8によって代替されている。第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2b、第1のハウジング半部5および第2のハウジング半部8は、好適には同じ材料、この実施例では鋼より構成されている。これによって、好適な形式で、シール箇所において同じ熱膨張率およびより小さいダイナミックな負荷が得られる。しかも、安価なシールを使用する可能性が得られる。
【0046】
電気機械式のパワーアシスト力若しくはブレーキアシスト力は、スピンドル42、スピンドルナット43、歯車44およびボールベアリング45における軸方向力として、第1のハウジング半部5におけるフランジまたはクリップリングにより支持される。軸方向力は、ボールベアリングフランジから、皿ばねに類似した円錐形の突起部46を介して、第1のハウジング半部5の底部内に伝達され、さらに第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bに伝達される。第1のハウジング半部5の相対的に堅いダイカストハウジングとは異なり、伝動装置ハウジング底部61は、例えばABS脈動時に撓み、高いパワーパルスが部分的に減衰され得る。
【0047】
円錐形の突起部46は、軸方向の圧力を第1のハウジング半部5の伝動装置ハウジング底部61内の半径方向の圧力に変換する。ここで、圧力は曲げ応力に重畳され、曲げ応力を部分的に補正する。これによって、円錐形の突起部46は、伝動装置ハウジング底部61内の引張力および曲げ力を著しく低下させる。従って、伝動装置ハウジング底部61は、パワーパルス発生時に撓み、パワーパルスを低下させる。
【0048】
ボールベアリング45は、軸方向で、打ち抜き成形された孔縁部に支えられ、半径方向で、打ち抜き成形された孔47に支えられる。直径公差に基づいて、好適には孔47とボールベアリング45との間にすべり嵌めが設けられる。ボールベアリング外レースに環状溝を有する薄鋼板スリーブ48が被せ嵌められている。従って、パワーアシストなしで、運転者はマスタブレーキシリンダ7に対して機械的に介入している。このモードでは、ボールベアリング45が孔47から引き出され得る。これは、好適には、薄鋼板スリーブ48のプレス嵌めにより阻止される。さらに、ベローズ49が薄鋼板スリーブ48によって保持される。
【0049】
図3は、本発明の別の好適な実施例による、自動車のための図2に示された電気機械式のブレーキ倍力装置の支持部材の拡大した詳細図を示す。
【0050】
図1に示した、それぞれタイロッドによる第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bの構成と比較して、この実施例では、力の流れがマスタブレーキシリンダ7から管32を介して第1のハウジング半部5に達する。第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bを介して、電気機械式のブレーキ倍力装置1は、自動車の(図3に示されていない)スプラッシュボードに固定可能、好適には締め付け可能である。
【0051】
図4は、本発明の好適な実施例による、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置の伝動装置ハウジング底部の裏側の断面図を示す。
【0052】
好適な実施例では、伝動装置ハウジングは、自動車の(図4に示されていない)スプラッシュボードに4つのねじ固定点を有している。第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、好適には伝動装置ハウジング底部61内に押し込まれている。さらに、第2の別の固定手段38が伝動装置ハウジング底部61の裏側に設けられている。固定手段38は、好適にはねじとして構成されている。ねじは、好適には伝動装置ハウジング底部61内に形成された孔内に押し込まれている。従って、4つのねじ固定点が設けられていることによって、好適には電気機械式のブレーキ倍力装置の4つの取り付け位置が可能である。
【0053】
図5は、本発明の好適な実施例による、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置の伝動装置ハウジング底部の表側の斜視図を示す。
【0054】
第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、好適には伝動装置ハウジング底部61内に押し込まれている。第1の圧刻成形部66aおよび第2の圧刻成形部66bが、伝動装置ハウジング底部61から突き出している。何故ならば、伝動装置ハウジング底部61の裏側につば63a,63bが押し込まれているからである。固定手段38の裏側は、好適には伝動装置ハウジング底部61の表側と面一で終わっている。
【0055】
取り付け位置に関連したさらなる融通性は、好適には、電気機械式のブレーキ倍力装置が、非対称的なまたは選択的に対称的なバージョンで提供されていることによって得られる。図5に示されていない対称面は、例えば直交していて、第1の支持部材2aと第2の支持部材2bとの間の中央に位置している。(図5に示されていない)電動機21は、好適には対称面に対して所定の角度で配置されている。従って、対称の場合、電動機21だけが採算の取れる費用でサイド交換される。従って、第1のハウジング半部および第2のハウジング半部の構成部分だけが、追加的に対称的なバージョンとして設けられる。所定の角度は、好適には30°±10°である。
【0056】
図6は、本発明の別の好適な実施例による、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置の伝動装置ハウジング底部の裏側の斜視図を示す。
【0057】
図示の実施例では、第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、伝動装置ハウジング底部61の裏側と面一で終わっている。ねじとして構成された固定手段38は、伝動装置ハウジング底部61の裏側に固定されていて、電気機械式のブレーキ倍力装置を自動車の(図6に示されていない)スプラッシュボードに固定するために用いられる。第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、好適な形式で伝動装置ハウジング底部61のそれぞれの開口40a,40b内に押し込まれている。
【0058】
図7は、本発明のその他の好適な実施例による、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置の伝動装置ハウジング底部の表側の斜視図を示す。
【0059】
第1の支持部材2aおよび第2の支持部材2bは、前述のように、伝動装置ハウジング底部61のそれぞれの開口40a,40b内に押し込まれている。第1の圧刻成形部66aおよび第2の圧刻成形部66bは、伝動装置ハウジング底部61から突き出している。何故ならば、伝動装置ハウジング底部61の裏側につば63a,63bが押し込まれているからである。固定手段38のそれぞれの裏側は、伝動装置ハウジング底部61の表側と面一で終わっている。
【0060】
図8は、本発明の好適な実施例による、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置の支持部材の斜視図を示す。
【0061】
第1の支持部材2aの第1の軸方向の終端区分2cで、つば63aに隣接してローレット目64が形成されている。ローレット目64は、好適には(図8には図示していない)伝動装置ハウジング底部61の厚さDよりも大きい長さLを有している。ローレット目64は、好適には伝動装置ハウジング底部内に形成された開口内に押し込み可能である。この場合、押し込み側に対向する、伝動装置ハウジング底部の側において、前記のように配置されたローレット目がかしめ成形可能または圧縮成形可能である。
【0062】
図9は、本発明の別の好適な実施例による、自動車のための電気機械式のブレーキ倍力装置の、取り付けられた支持部材を有する伝動装置ハウジング底部の斜視図を示す。
【0063】
伝動装置ハウジング底部61は、好適には第1の貫通孔65aおよび第2の貫通孔65bを有している。第1の貫通孔65aは好適には雌ねじ65cを有していて、第2の貫通孔65bは好適には雌ねじ65dを有している。第1の貫通孔65aは、好適には第1の支持部材2aの軸方向の終端区分2cを受けている。第2の貫通孔65dは、好適には第2の支持部材2bの軸方向の終端区分2dを受けている。従って、好適には伝動装置ハウジング底部61との頑丈な接続、並びにねじとして構成された固定手段38と同じような取り付け装置が得られる。
【0064】
本発明は、前記のように複数の好適な実施例を用いて説明されているが、これらの実施例に限定されるものではなく、多くの形式およびやり方で変更可能である。特に、本発明は、本発明の核心から逸脱することなしに、多くの形式で変えられるかまたは変更することができる。
【0065】
例えば、電気機械式のブレーキ倍力装置の全長は、例えば第1の支持部材および第2の支持部材の直径の変化によって、ひいては直径の変化に関連した第1の支持部材および第2の支持部材の長さの減少の変化によって調整することができる。
【符号の説明】
【0066】
1,100 ブレーキ倍力装置
2a 第1の支持部材
2b 第2の支持部材
2c,2d 第1の軸方向の終端区分
2e,2f 第2の軸方向の終端区分
4a,4b ねじ
5 第1のハウジング半部
6a,6b つば
7 マスタブレーキシリンダ
8 第2のハウジング半部
8a 第1の軸方向の終端区分
8b 第2の軸方向の終端区分
9 リターンスプリング
10a 第1の固定手段
10b 第2の固定手段
11a 別の固定手段
11b 別の固定手段
13a,13b 発泡シール
15 入力ロッド
16 伝動装置
17 出力ロッド
20,43 スピンドルナット
21 電動機
37 ねじ
38 固定手段
40a,40b 開口
42 スピンドル
44 歯車
45 ボールベアリング
46 突起部
47 孔
48 薄鋼板スリーブ
49 ベローズ
50 プラスチック歯車
51 ギャップ
60 伝動装置
61 伝動装置ハウジング底部
62 スプラッシュボード
62a 第1の固定点
62b 第2の固定点
62c、62d 別の固定点
63a,63b つば
64 ローレット目
65a 第1の貫通孔
65b 第2の貫通孔
65c,65d 雌ねじ
66a 第1の圧刻成形部
66b 第2の圧刻成形部
70 ハウジング
D 厚さ
L 長さ
V 調整軸線
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9