(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-27
(45)【発行日】2024-03-06
(54)【発明の名称】患者の人工膝関節を固定するための医療機器
(51)【国際特許分類】
A61B 17/72 20060101AFI20240228BHJP
A61F 2/38 20060101ALI20240228BHJP
【FI】
A61B17/72
A61F2/38
(21)【出願番号】P 2022172237
(22)【出願日】2022-10-27
(62)【分割の表示】P 2021001326の分割
【原出願日】2012-01-04
【審査請求日】2022-11-28
(32)【優先日】2011-01-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】SE
(32)【優先日】2011-01-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】SE
(73)【特許権者】
【識別番号】517409413
【氏名又は名称】インプランティカ・パテント・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【氏名又は名称】山川 茂樹
(72)【発明者】
【氏名】フォーセル,ピーター
【審査官】二階堂 恭弘
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2009/0005782(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2002/0068939(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2001/0049530(US,A1)
【文献】国際公開第2009/150691(WO,A1)
【文献】特表2005-514160(JP,A)
【文献】特開2008-237593(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 17/72
A61F 2/38
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
患者の人工膝関節を固定するための医療機器であって、
a.他の医療機器の人工接触部分に接続または統合されるように適合された接続部分と、
b.骨接触面を有する複数の拡張部分と
を備え、
前記拡張部分は、
前記患者の脛骨に少なくとも部分的に挿入され、前記脛骨の内部で拡張するように構成され、それにより、前記医療機器を直接的または間接的に脛骨皮質骨に固定するために 、前記骨接触面が前記脛骨の内側と接触して配置され、
前記複数の拡張部分は、
前記医療機器の長手方向に沿って配置され、前記拡張部分は、互いに独立して半径方向に拡張して、前記複数の拡張部分の個々の拡張を可能にするように構成され、
前記複数の拡張部分の2つの隣接する拡張部分の一つは、半径方向に拡張され、2つの隣接する拡張部分の他方は、半径方向に固定されている
医療機器。
【請求項2】
前記接続部分は、前記脛骨に少なくとも部分的に挿入されるように構成される、請求項1に記載の医療機器。
【請求項3】
前記接続部分は、前記人工接触部分を固定するように適合された固定部分を含む、請求項1に記載の医療機器。
【請求項4】
前記医療機器は、前記接続部分から端部に達する中央に配置された長手方向軸を有し、前記複数の拡張部分は、前記長手方向軸に対して半径方向に調整されるように構成される、請求項1に記載の医療機器。
【請求項5】
前記医療機器は、前記医療機器の接続部分と端部との間に配置された屈曲部分を含む、請求項1に記載の医療機器。
【請求項6】
前記医療機器は、前記医療機器の接続部分と端部との間に配置された屈曲部分を含み、前記複数の拡張部分が、前記屈曲部分と前記端部の間、前記屈曲部分と前記接続部分の間のうちの少なくとも一つに配置されている、請求項1に記載の医療機器。
【請求項7】
前記医療機器が埋め込まれたときに、前記拡張部分に弾性力を加えることによって前記拡張部分を操作するように構成された弾性操作デバイスを備える、請求項1に記載の医療機器。
【請求項8】
前記弾性操作デバイスは、ばねである、請求項7に記載の医療機器。
【請求項9】
前記医療機器は、前記弾性操作デバイスの弾性力を調整するための調整装置を備え、前記拡張部分によって前記脛骨に加えられる力を調整する、請求項7に記載の医療機器。
【請求項10】
前記複数の拡張部分のそれぞれの前記骨接触面は、前記脛骨の内側の骨に少なくとも部分的に入るように構成された少なくとも1つのテーパー付き部材を含む、請求項1に記載の医療機器。
【請求項11】
前記複数の拡張部分のそれぞれの前記骨接触面は、前記医療機器において骨の内部成長を促進するように構成された多孔性マイクロまたはナノ構造を含む、請求項1に記載の医療機器。
【請求項12】
前記拡張部分のそれぞれは、4つの拡張部材を含む、請求項1に記載の医療機器。
【請求項13】
前記拡張部分のそれぞれは、協働する円錐部材の傾斜面に対応する傾斜面を備え、前記円錐部材のそれぞれが、前記円錐部材が前記接続部分の方向に移動するときに、前記拡張部分のそれぞれを、前記長手方向の軸から半径方向に押すように構成される、請求項1に記載の医療機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
膝置換手術は、現在まで、世界的に毎年100万人以上の患者で実行されて、最も一般
の外科的手技のうちの1つである。膝置換手術を実行するための最も一般の理由は患者が
膝関節骨関節炎を患うということである。そして、それは軽度の炎症がジョイントの痛み
に結果としてなる症候群である。軽度の炎症は、内部の関節のカバーやクッションの役割
をする軟骨の異常な磨耗によって引き起こされ、結果として膝関節を滑らかにする滑液流
体の減少を招く。
【背景技術】
【0002】
従来の手術において、外科医は、人工器官を横方向の関節丘、内側関節丘または内側で
横方向の関節丘に配置する。人工器官は、脛骨の骨の最上部に配置される接触表面および
膝キャップを交換している人工部分を含む場合もある。
【0003】
手順に通常最高2時間がかかり、外科医は膝の正面の下の部分を切る(長さ10~30
cm)。膝蓋骨は、膝関節に達するために片側に寄せられる。磨耗したり損傷した表層は
取り除かれ、骨は人工膝関節に適合するために形づくられる。
【0004】
平均的患者世代は、65歳から75歳ある。手術を受ける者のうち、約80%が片側(
片膝だけの交換)であり、20%は両側に受ける。
【0005】
膝関節は、内側関節丘の部分であって、近位の接触表面から成る。そして、横方向の関
節丘および大腿骨のものの領域は内側で横方向の関節丘および末梢部の接触表面との間に
脛骨の骨の近位の一部の横断面であることに骨を入れる。さらに、膝関節は、膝蓋骨から
成る、大腿骨に関節結合し、膝関節をカバーして保護する三角形骨から成る。膝関節はま
た、骨の端を各々とすれ合うことから保護するのに役立つ膝関節の範囲内の軟骨性の要素
である半月板が設けられている。半月板も膝の緩衝装置として作用する。各膝には、内側
半月板および外側半月板の、2つの半月板がある。
【0006】
骨関節炎は、軟骨不全のよく見られる疾患であり、それは、動きの制限、骨の損傷およ
び恒常的な痛を引き起こす。鋭い応力および慢性の疲労の組合せのため、骨関節炎は直接
関節形成面の中で摩滅し、極端なケースでは、関節において骨が露出する。軟骨不全メカ
ニズムの別のある症例には、細胞マトリックス結合破裂、軟骨細胞タンパク質合成抑制お
よび軟骨細胞アポトーシスなどがある。
【0007】
患者の膝関節の移植のための医療装置は、供給されている。医療装置は、横部材の延長
に沿った全体として4つの表層から、大腿骨の骨の末端部分の少なくとも3枚の層の皮質
骨を通って配置される横部材から成る。横部材は、人工膝関節または人工十字型の靭帯に
関係しているのに適していてもよい、そして、横部材は、大腿骨の皮質骨の少なくとも4
枚の層のうちの少なくとも1枚に横部材の固定に関与しているのに適している少なくとも
一つの固定部から成ってもよい。横部材を形成することによって、大腿骨の骨に対する安
定な固定は、設けられている。
【0008】
一実施例によれば、横部材は、人工関節の、横方向で内側関節丘の間に位置する、およ
び/または通常の横方向で中間の関節面の間に、および/または配置された頭蓋膝関節の
本来の関節面に、関わるのに適している。
【0009】
一実施例によれば、横部材は、人工膝関節の回転中心から成るのに適している。
【0010】
一実施例によれば、横部材は、大腿骨の骨の末端部分の4枚の層の皮質骨によって配置
されるのに適している。
【0011】
一実施例によれば、横部材は、脛骨に固定する他の人工膝関節面によって関節があるの
に適している人工膝関節面から成る。
【0012】
一実施例によれば、横部材は、人工膝関節を保つことに関係しているのに適している一
部を保っている人工膝関節から成る。
【0013】
一実施例によれば、横部材は、大腿骨の骨の末端部分の3枚の層の皮質骨によって配置
され、大腿骨の骨の末端部分の皮質骨の第四層に固定されるに適している。
【0014】
一実施例によれば、横部材は、大腿骨の骨の末端部分の第一の関節丘の2枚の層の皮質
骨によって配置され、脛骨に固定する人工のひじ継手要素によって配置され、そして、配
置されるかまたは大腿骨の骨の末端部分の第二の関節丘の皮質骨の最低3分の1層で固定
するのに適している。
【0015】
一実施例によれば、横部材は、大腿骨の骨の末端部分の第一の関節丘の2枚の層の皮質
骨によって配置され、脛骨に固定する人工のひじ継手要素によって配置され、大腿骨の骨
の末端部分の第二の関節丘の皮質骨の3枚目の層によって配置される、そして、大腿骨の
骨の末端部分の第二の関節丘の皮質骨の第四層において配置されるかまたは固定されるの
に適している。。
【0016】
一実施例によれば、横部材は、内側で横方向の関節丘との間に領域の大腿骨の固定デバ
イスに接続しているのに適し、それは、関節の更なる安定を提供することになる。
【0017】
一実施例によれば、横部材は、内側で横方向の関節丘との間に領域の脛骨固定デバイス
に接続しているのに適しており、それは、インプラントする際に、関節の更なる安定を提
供することになる。
【0018】
一実施例によれば、人工膝関節は、横部材および脛骨固定デバイス間の接続から形成さ
れる。
【0019】
一実施例によれば、医療装置は、第一の十字型の靭帯端に横部材に固定するのに適して
いる少なくとも一つの人工十字型の靭帯から形成される。
【0020】
一実施例によれば、第二の十字型の靭帯端は、脛骨の骨チャネルによって取り付けられ
るのに適しており、インプラントする際に、内側に、または、骨チャネルの外側に渡った
後に骨まで固定するために適応した、第一の十字型の靭帯端に対する対向端部に配置され
てもよい。
【0021】
一実施例によれば、医療装置は、脛骨に配置され固定されるのに適している脛骨固定デ
バイスから成り、第二の十字型の靭帯端が、第一の十字型の靭帯端に対する対向端部に配
置されることも可能で、インプラントする際に、脛骨固定デバイスに取り付けられるのに
適している。
【0022】
一実施例によれば、横部材は、大腿骨の横方向の関節丘で人工膝関節面につながるのに
適している。
【0023】
一実施例によれば、横部材は、大腿骨の内側関節丘で人工膝関節面につながるのに適し
ている。
【0024】
一実施例によれば、医療装置は、大腿骨の横方向の関節丘で配置されるのに適している
人工膝関節面から成る。
【0025】
一実施例によれば、先行するいずれか一項の請求項に記載の医療装置は、大腿骨の内側
関節丘で場所に適している人工膝関節面から成る。
【0026】
一実施例によると、医療装置は更に、2つの人工十字型の靭帯と、前方と後方の十字型
の靭帯とから成り、少なくとも一つの、横部材の同じか異なる位置に、固定するために構
成される。
【0027】
一実施例によると、十字型の靭帯で異なる位置に適応するために内側関節丘の間に配置
されるのに適している前方で後部方向において延長される、横部材が細長い一部を有する
。
【0028】
患者の膝関節の移植のための医療装置は、供給されている。医療装置には、少なくと
も一つの骨固定デバイスが設けられ、膝関節に遠位領域に、脛骨の骨の骨髄に、皮質の脛
骨の骨によって導かれるのに適している脛骨固定デバイスおよび、膝関節に近位領域に、
大腿骨の骨の骨髄に、皮質の大腿骨の骨によって導かれるのに適している少なくとも一つ
の大腿骨の骨固定デバイスを有する。骨固定デバイスは通常の膝関節内部で領域地域に皮
質骨による骨髄を出るのに更に適しており、そこにおいて、骨固定デバイスは、少なくと
も一つの人工膝関節面のサポート、少なくとも一つの人工膝関節十字型の靭帯のサポート
および人工膝関節の少なくとも1部をつくるための少なくとも一つの人工膝関節面から成
る。骨固定デバイスを提供することによって、安定な固定がなされる。
【0029】
一実施例によれば、脛骨固定デバイスは第二の大腿骨の骨固定デバイスに接続している
のに適していてもよい、そして、通常の膝関節に置かれるサイトだけに大腿骨の皮質骨を
下すために構成されて、医療装置は脛骨で大腿骨の骨固定デバイスを接続して可動少なく
とも一つの人工膝関節から更に成ってもよい。
【0030】
一実施例によれば、大腿骨の骨固定デバイスは第二の脛骨固定デバイスに接続してい
るのに適している、そして、通常の膝関節に置かれるサイトだけに脛骨皮質骨を下すため
に構成されて、医療装置は脛骨で大腿骨の骨固定デバイスを接続して可動少なくとも一つ
の人工膝関節から更に成る。
【0031】
一実施例によれば、医療装置は少なくとも一つの人工膝関節から更に成る。そして、可
動に脛骨固定デバイスおよび大腿骨の骨固定デバイスに接続している。
【0032】
一実施例によれば、大腿骨の骨固定デバイスおよび脛骨固定デバイスは、人工膝関節を
形成するための各々に可動に接続しているのに適している。
【0033】
一実施例によれば、脛骨固定デバイスは、脛骨固定デバイスの第一および第二の部分と
の間に運動を許容している第二の関節から更に成る。
【0034】
一実施例によれば、脛骨固定デバイスの第一部分は固定している部分であり、脛骨固定
デバイスの第二部分は少なくとも、人工膝関節面をサポートすること、少なくとも一つの
人工膝関節十字型の靭帯を支持すること、そして、少なくとも一つの人工膝関節面から成
ることのうちのひとつの支持部分である;
【0035】
一実施例によれば、大腿骨の骨固定デバイスは、大腿骨の骨固定デバイスの第一および
第二の部分との間に運動を許容している第二の関節から更に成る。
【0036】
一実施例によれば、大腿骨の骨固定デバイスの第一部分は固定している部分である、そ
して、大腿骨の骨固定デバイスの第二部分は、人工膝関節面、少なくとも一つの人工膝関
節十字型の靭帯および少なくとも一つの人工膝関節面のうち、少なくとも一つをサポート
するための支持部分である。
【0037】
一実施例によれば、人工膝関節および第二の関節は、角度または人工の膝関節サポート
、十字型の靭帯サポートまたは人工膝関節面の位置を調整するために調節可能であるのに
適している。
【0038】
一実施例によれば、表層がそうである通常の膝関節は中脈および横方向の大腿骨の関節
丘で両方とも配置した。そこにおいて、インプラントされるときに、人工膝関節は通常の
横方向で中間の関節面の間に配置されるのに適している。
【0039】
一実施例によれば、通常の膝関節面は、中脈および横方向の大腿骨の関節丘で脛骨で大
腿骨の骨の間に配置され、インプラントされるときに、人工膝関節は通常の横方向かつ中
間の関節面より頭蓋で配置されるのに適している。
【0040】
一実施例によれば、医療装置は、両方の大腿骨の関節丘を含んでいる大腿骨の皮質骨の
少なくとも2枚の層によって配置されるのに適している横部材から成り、横部材は、少な
くとも部分的に人工膝関節または人工十字型の靭帯を保つことに関係しているのに適して
いる一部を保っている少なくとも一つの人工膝関節または十字型の靭帯から成る。
【0041】
一実施例によれば、横部材は、少なくとも一つの人工膝関節面から成る。
【0042】
一実施例によれば、インプラントされるときに、人工膝関節は1本の一つの人工膝関節
を通常の膝関節の中に存在している2つの横方向の接触表面および2つの中間の接触表面
を置き換えるのに適している2つの接触関節面により形成するのに適している。
【0043】
一実施例によれば、骨髄に置かれる骨固定デバイスの一部は、大腿骨または脛骨の骨の
骨髄にインプラントしたとき、細長い部分の一つ以上に沿った骨の内部から、皮質骨の方
へ骨固定デバイスを固定させるために、その細長い部分の一つ以上に沿って、実質的に横
最大半径を調整するために構成されるかまたは少なくとも骨固定デバイスの中心の軸に関
して、明らかに曲げられ、少なくとも一つの半径調整を含む。
【0044】
一実施例によれば、骨髄に置かれる骨固定デバイスの一部は、脛骨の内部または、その
細長い部分の一つ以上に沿って、大腿骨の骨から皮質骨を接触させるために構成される皮
質骨接触表面から成り、少なくとも一つの皮質骨接触表面および骨固定デバイスの関連し
た材料は、皮質骨に関してサスペンションを有し、大腿骨または脛骨の骨の骨髄にインプ
ラントされるときに、サスペンションには、一つ以上の細長い部分に沿った屈曲可能な一
部および、皮質骨の方の骨固定デバイスの輪止めを吸収している固定のために、骨固定デ
バイスの弾力的な一部が含まれる。
【0045】
一実施例によれば、全体として横部材の伸長の4つの表層から、医療装置は、大腿骨の
骨の末端部分の少なくとも3枚の層の皮質骨によって配置されるのに適している横部材か
ら成り、横部材は、大腿骨の皮質骨の少なくとも4枚の層のうちの少なくとも1枚に横部
材の固定に関与しているのに適している少なくとも一つの固定部から成り、そして、横部
材は、人工膝関節および人工の十字型の靭帯サポートのうちの少なくとも1つに関与して
いるのに適している。
【0046】
一実施例によれば、横部材は、人工膝関節の回転中心から成るのに適している。
【0047】
一実施例によって、横部材が他の人工膝関節面によって関節があるのに適している人工
膝関節面から成ること骨固定デバイスの一部である。
【0048】
一実施例によれば、骨固定デバイスは、脛骨または大腿骨の骨において穿設することが
可能であるのに適している。
【0049】
一実施例によれば、医療装置は、その第一端部を有する人工の十字型の靭帯サポートに
固定するのに適している少なくとも一つの人工十字型の靭帯から更に成る。
【0050】
一実施例によれば、第一の十字型の靭帯端に対する対向端部に配置される第二の十字型
の靭帯端は、脛骨であるか大腿骨の骨の骨チャネルによって取り付けられ、骨チャネルの
、そして、インプラントされるときに骨チャネルを通過した後の膝関節の外側上の内部の
うち、少なくともひとつに、骨まで固定するために構成されるのに適している。
【0051】
一実施例によれば、前で後方十字型の靭帯は、人工の十字型の靭帯サポートに固定する
のに適している。
【0052】
一実施例によれば、膝関節は、両方とも内側大腿骨の関節丘および横方向の大腿骨の関
節丘の位置に置かれる大腿骨の関節面および脛骨関節面を有し、骨固定デバイスは少なく
とも一つの人工関節面をサポートするのに適しており、横方向で内側大腿骨の関節丘の位
置のうちの少なくとも1つに置かれて、骨固定デバイスに接続しているのに適している。
【0053】
一実施例によれば、少なくとも一つの人工関節面は、少なくとも横方向で内側大腿骨の
関節丘の位置のうちの1つに置かれて、骨固定デバイスに固定するのに適している。
【0054】
本願明細書において実施例のいずれかにおいて、様々な弾力は、骨の方の輪止めを吸収
している力のための道具としての重要な役割を演ずることができる。構造は、同じ目的を
達成する多くの異なる方法でされることができる。
好ましい構造は、本願明細書において実施例のいずれかに従って、半径調整装置と結合さ
れることである。様々な弾力は様々な弾力をつくっている異なる技術を使用して成し遂げ
られてもよい、そして、本発明は本願明細書において開示される実施例に限られていては
ならない。様々な弾力と同様に類似の結果はバネ・サスペンションを含んでいるいかなる
種類ものサスペンションによって成し遂げられてもよい、そして、構造は同じ結果を成し
遂げて屈曲可能でもよいか可撓性でもよい。
【0055】
患者の膝関節の移植のための医療装置は、供給されている。 少なくとも一つの骨固
定デバイスを有する医療装置は、膝関節に近位領域に大腿骨の骨の骨髄に皮質の大腿骨の
骨によって導かれるために構成される、膝関節に遠位領域に、脛骨の骨の骨髄に、皮質の
脛骨の骨によって導かれるのに適している脛骨固定デバイスおよび大腿骨の骨固定デバイ
スのうちの少なくとも一つから成る。骨固定デバイスは通常の膝関節内部で領域地域に皮
質骨による骨髄を出るのに更に適しており、骨固定デバイスは、少なくとも一つの人工膝
関節面のサポート、少なくとも一つの人工膝関節十字型の靭帯のサポートおよび人工膝関
節の少なくとも1部をつくるための少なくとも一つの人工膝関節面のうちの少なくとも一
つから成る。骨固定デバイスを提供することによって、安定な固定が得られる。
【0056】
一実施例によれば、脛骨固定デバイスは、第二の大腿骨の骨固定デバイスに接続してい
るのに適していてもよくて、通常の膝関節に置かれるサイトだけに大腿骨の皮質骨を下す
のに適していてもよく、医療装置は、脛骨で大腿骨の骨固定デバイスを接続して、可動少
なくとも一つの人工膝関節から更に成ってもよい。
【0057】
一実施例によれば、大腿骨の骨固定デバイスは、第二の脛骨固定デバイスに接続してい
るのに適していて、通常の膝関節に置かれるサイトだけに脛骨皮質骨を下すのに適してお
り、医療装置は更に、脛骨ものを接続している少なくとも一つの人工の膝関節可動部と大
腿骨の骨固定デバイスとを具備している。
【0058】
一実施例によれば、医療装置は少なくとも一つの人工膝関節から更に成る。そして、
可動に脛骨固定デバイスおよび大腿骨の骨固定デバイスに接続している。
【0059】
一実施例によれば、大腿骨の骨固定デバイスおよび脛骨固定デバイスは、人工膝関節を
形成するための各々に可動に接続しているのに適している。
【0060】
一実施例によれば、脛骨固定デバイスは、脛骨固定デバイスの第一および第二の部分と
の間に運動を許容している第二の関節から更に成る。
【0061】
一実施例によれば、脛骨固定デバイスの第一部分は固定部分であり、脛骨固定デバイス
の第二部分は、人工膝関節面をサポートする、少なくとも一つの人工膝関節十字型の靭帯
を支持する、少なくとも一つの人工膝関節面を有することのうち、少なくとも一つのもの
のための支持部分である。
【0062】
一実施例によれば、大腿骨の骨固定デバイスは、大腿骨の骨固定デバイスの第一および
第二の部分との間に運動を許容している第二の関節から更に成る。
【0063】
一実施例によれば、大腿骨の骨固定デバイスの第一部分は固定している部分であり、大
腿骨の骨固定デバイスの第二部分は、人工膝関節面、少なくとも一つの人工膝関節十字型
の靭帯および少なくとも一つの人工膝関節面のうち少なくとも一つをサポートする支持部
分である。
【0064】
一実施例によれば、人工膝関節および第二の関節は、角度または人工の膝関節サポート
、十字型の靭帯サポートまたは人工膝関節面の位置を調整するために調節可能であるのに
適している。
【0065】
一実施例によれば、表層がそうである通常の膝関節は中脈および横方向の大腿骨の関節
丘で両方とも配置した。そこにおいて、インプラントされるときに、人工膝関節は通常の
横方向で中間の関節面の間に配置される。
【0066】
。
【0067】
一実施例によれば、通常の膝関節面は、中脈および横方向の大腿骨の関節丘で脛骨で大
腿骨の骨の間に配置される、そこにおいて、人工膝関節は、より配置されるのに適してい
る頭蓋インプラントされるときに、通常の横方向で中間の関節面である。
【0068】
一実施例によれば、医療装置は、両方の大腿骨の関節丘を含んでいる大腿骨の皮質骨の
少なくとも2枚の層によって配置されるのに適している横部材から成り、そこにおいて、
横部材は、少なくとも部分的に人工膝関節または人工十字型の靭帯を保つことに関係して
いるのに適している一部を保っている少なくとも一つの人工膝関節または十字型の靭帯か
ら成る。
【0069】
一実施例によれば、横部材は、少なくとも一つの人工膝関節面から成る。
【0070】
一実施例によれば、インプラントされるときに、人工膝関節は1本の一つの人工膝関節
を通常の膝関節の中に存在している2つの横方向の接触表面および2つの中間の接触表面
を置き換えるのに適している2つの接触関節面により形成する。
【0071】
一実施例によれば、骨髄に置かれる骨固定デバイスの一部は、その細長い部分の一つ以
上に沿って、少なくとも一つの半径調整から成り、大腿骨または脛骨の骨の骨髄において
インプラントされるときに、細長い部分の一つ以上に沿って骨の内部から、皮質骨の方へ
骨固定デバイスを固定させるために、実質的に横最大半径を調整するために構成されるか
または少なくとも骨固定デバイスの中心の軸に関して、明らかに曲げられる。
【0072】
一実施例によれば、その細長い部分の一つ以上に沿って、骨髄に置かれる骨固定デバイ
スの一部は、脛骨または大腿骨の骨の内部から皮質骨を接触させるのに適している皮質骨
接触表面から成り、皮質骨接触表面および骨固定デバイスの関連した材料は、皮質骨に関
してサスペンションを有し、サスペンションは、大腿骨または脛骨の骨の骨髄にインプラ
ントする際、皮質骨の方の骨固定デバイスの輪止めを吸収している固定のために、細長い
部分の一つ以上に沿った骨固定デバイスの屈曲可能な一部および弾力的な一部を有する。
【0073】
一実施例によれば、全体として横部材の伸長の4つの表層から、医療装置は、大腿骨の
骨の末端部分の少なくとも3枚の層の皮質骨によって配置されるのに適している横部材か
ら成り、そこにおいて、横部材は、大腿骨の皮質骨の少なくとも4枚の層のうちの少なく
とも1枚に横部材の固定に関与しているのに適している少なくとも一つの固定部から成り
、そして、横部材は、人工膝関節および人工の十字型の靭帯サポートのうち、少なくとも
一つのものに関係する。
【0074】
一実施例によれば、横部材は、人工膝関節の回転中心から成るのに適している。
【0075】
一実施例によって、横部材が他の人工膝関節面によって関節があるのに適している人工
膝関節面から成ること骨固定デバイスの一部である。
【0076】
一実施例によれば、骨固定デバイスは、脛骨または大腿骨の骨において穿設することが
可能である。
【0077】
一実施例によれば、医療装置は、その第一端部を有する人工の十字型の靭帯サポートに
固定するのに適している少なくとも一つの人工十字型の靭帯から更に成る。
【0078】
一実施例によれば、第二の十字型の靭帯端(第一の十字型の靭帯端に対する対向端部に
配置される)は、脛骨であるか大腿骨の骨の骨チャネルによって上がられて、インプラン
トされるときに、骨チャネルを通過した後に骨チャネルの内部、そして、膝関節の外側の
うち、少なくとも一つの骨に固定するために構成される。
【0079】
一実施例によれば、前で後方十字型の靭帯は、人工の十字型の靭帯サポートに固定する
。
【0080】
一実施例によれば、膝関節は、両方とも内側大腿骨の関節丘および横方向の大腿骨の関
節丘の位置に置かれる大腿骨の関節面および脛骨関節面を有し、骨固定デバイスは少なく
とも一つの人工関節面をサポートし、横方向で内側大腿骨の関節丘の位置のうちの少なく
とも1つに置かれて、骨固定デバイスに接続する。
【0081】
一実施例によれば、少なくとも一つの人工関節面は、少なくとも横方向で内側大腿骨の
関節丘の位置のうちの1つに置かれて、骨固定デバイスに固定する。
【0082】
患者の膝関節の移植のための医療装置は、更に設けられている。
医療装置は、全体として横部材の延長に沿った4つの表層から、横部材は、大腿骨の骨の
末端部分の少なくとも3枚の層の皮質骨で配置される、横部材から成る。
横部材は人工膝関節または人工十字型の靭帯に関係していてもよく、横部材は大腿骨の皮
質骨の少なくとも4枚の層のうちの少なくとも1枚に横部材の固定に関与する少なくとも
一つの固定部から成ってもよい。横部材を形成することによって、大腿骨の骨に対し、安
定して固定される。
【0083】
一実施例によれば、横部材は横方向で内側関節丘の間に位置し、および/または通常の
横方向で中間の関節面の間に位置する人工関節に関係し、および/または、頭蓋膝関節の
本来の関節面に配置される。
【0084】
一実施例によれば、横部材は、人工膝関節の回転中心から成る。
【0085】
一実施例によれば、横部材は、大腿骨の骨の末端部分の4枚の層の皮質骨によって配置
される。
【0086】
一実施例によれば、横部材は、脛骨に固定する他の人工膝関節面によって関節があるの
に適している人工膝関節面から成る。
【0087】
一実施例によれば、横部材は、人工膝関節を保つことに関係しているのに適している一
部を保っている人工膝関節から成る。
【0088】
一実施例によれば、横部材は、大腿骨の骨の末端部分の3枚の層の皮質骨によって配置
されて、大腿骨の骨の末端部分の皮質骨の第四層に固定する。
【0089】
一実施例によれば、横部材は、大腿骨の骨の末端部分の第一の関節丘の2枚の層の皮質
骨を通して配置され、脛骨に固定する人工の膝関節部材を通して配置され、大腿骨の骨の
末端部分の第二の関節丘の皮質骨の少なくとも3分の1層を通して、配置または固定され
る。
【0090】
一実施例によれば、横部材は、大腿骨の骨の末端部分の第一の関節丘の2枚の層の皮質骨
を通して配置され、脛骨に固定する人工の膝関節部材を通して配置され、大腿骨の骨の末
端部分の第二の関節丘の皮質骨の3枚目の層を通して配置され、そして、大腿骨の骨の末
端部分の第二の関節丘の皮質骨の4分の1層を通して、配置または固定される。
【0091】
一実施例によれば、横部材は内側で横方向の関節丘との間の領域の大腿骨の固定デバイ
スに接続しており、それが関節の更なる安定を可能にする。
【0092】
一実施例によれば、横部材は、内側で横方向の関節丘との間の領域の脛骨固定デバイス
に接続しており、それが関節の更なる安定を可能にする。
【0093】
一実施例によれば、人工膝関節は、横部材および脛骨固定デバイス間の接続から成
ってもよい。
【0094】
一実施例によれば、医療装置は、第一の十字型の靭帯端に横部材に固定するのに適して
いる少なくとも一つの人工十字型の靭帯から成ってもよい。
【0095】
一実施例によれば、第二の十字型の靭帯端は、第一の十字型の靭帯端の、対向端部に配
置されてもよく、インプラントする際、脛骨の骨チャネルで取り付けられるのに適してい
て、内側に、または、骨チャネルの外側に渡った後に骨まで固定する。
【0096】
一実施例によれば、医療装置は、配置されて、脛骨において固定する脛骨固定デバイス
から成り、第二の十字型の靭帯端は、インプラントする際、第一の十字型の靭帯端に対す
る対向端部に配置されてもよい脛骨固定デバイスに取り付けられる。
【0097】
一実施例によれば、横部材は、大腿骨の横方向の関節丘で人工膝関節面につながる。
【0098】
一実施例によれば、横部材は、大腿骨の内側関節丘で人工膝関節面につながる。
【0099】
一実施例によれば、医療装置は、大腿骨の横方向の関節丘に配置される人工膝関節面か
ら成る。
【0100】
一実施例によれば、先行するいずれか一項の請求項に記載の医療装置は、大腿骨の内側
関節丘で場所に適している人工膝関節面から成る。
【0101】
一実施例によれば、医療装置は、更に2つの人工十字型の靭帯を有し、前部及び後部十
字型の靭帯は、横部材の同じであるか異なる位置、少なくとも1つに固定するのに適して
いる。
【0102】
一実施例によれば、横部材は、前方および後部方向に伸びる細長い一部を有し、
、十字型の靭帯の異なる位置に適応するために内側関節丘の間に配置されるために構成さ
れる。
【0103】
本願明細書において実施例のいずれかにおいて、様々な弾力は、骨の方の輪止めを吸収
している力のための道具としての重要な役割を演ずることができる。構造は、同じ目的を
達成する多くの異なる方法でされることができる。好ましい、この構造は、本願明細書に
おいて実施例のいずれかに従って、半径調整装置と結合される。様々な弾力は様々な弾力
をつくっている異なる技術を使用して成し遂げられてもよい、そして、本発明は本願明細
書において開示される実施例に限られていてはならない。様々な弾力と同様に類似の結果
はバネ・サスペンションを含んでいるいかなる種類ものサスペンションによって成し遂げ
られてもよい、そして、構造は同じ結果を成し遂げて屈曲可能でもよいか可撓性でもよい
。
【0104】
実施例、特徴、方法、付随するシステムの実施例または一部は、一部分は、本願明細書
において記載されているシステムの中で、いかなる形であれ結合されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0105】
以下、本発明を図面に基づいて説明する。
【0106】
【
図1】
図1は、外科的方法の切り込みが実行された患者の右脚の前方図を示す。
【0107】
【
図2】
図2は、骨をマークしている点線および骨においてつくられる骨チャネルをもつ患者の脚部を示す。
【0108】
【
図3a】
図3aは、患者の脚部の後部の断面図を示す。
【0109】
【
図3b】
図3bは、特許の脚部の側面の断面図を示す。
【0110】
【
図4a】
図4aは、患者の脚部の後部の断面図を示す。
【0111】
【
図4b】
図4bは、特許の脚部の側面の断面図を示す。
【0112】
【
図5a】
図5aは、もっと詳細に医療装置の実施例を示す。
【0113】
【
図5b】一実施例による医療装置がインプラントされるときに、
図5bは特許の脚部の側面の断面図を示す。
【0114】
【
図6】一実施例による医療装置がインプラントされるときに、
図6は特許の脚部の側面の断面図を示す。
【0115】
【
図7a】
図7aは、一実施例による医療装置がインプラントされたときの、患者の脚部の後部の断面図を示す
【0116】
【
図7b】
図7bは、もっと詳細に一実施例に従って骨固定デバイスを示す。
【0117】
【
図8a】
図8aは、一実施例による医療装置がインプラントされたときの、患者の脚部の後部の断面図を示す。
【0118】
【
図8b】
図8bは、もっと詳細に一実施例に従って骨固定デバイスを示す。
【0119】
【
図9a】
図9aは、一実施例による医療装置がインプラントされたときの患者の脚部の後部の断面図を示す。
【0120】
【
図9b】
図9bは、もっと詳細に一実施例に従って骨固定デバイスを示す。
【0121】
【
図10a】
図10aは、一実施例による医療装置がインプラントされたときの患者の脚部の後部の断面図を示す。
【0122】
【
図10b】
図10bは、一実施例による医療装置がインプラントされたときの、特許の脚部の側面の断面図を示す。
【0123】
【
図11】
図11は、人工関節面がインプラントされたときの、患者の脚部の後部の断面図を示す。
【0124】
【
図12a】
図12aは、一実施例による医療装置がインプラントされたときの、患者の脚部の後部の断面図を示す。
【0125】
【
図12b】
図12bは、一実施例による医療装置がインプラントされたときの、特許の脚部の側面の断面図を示す。
【0126】
【
図13a】
図13aは、人工十字型の靭帯がインプラントされたときの、患者の脚部の後部の断面図を示す
【0127】
【
図13b】
図13bは、人工十字型の靭帯がインプラントされたときの、特許の脚部の側面の断面図を示す。
【0128】
【
図14】
図14は、人工十字型の靭帯がインプラントされたときの、患者の脚部の後部の断面図を示す。
【0129】
【
図15】
図15は、人工十字型の靭帯がインプラントされたときの、患者の脚部の側面の断面図を示す。
【0130】
【
図16a】
図16aは、一実施例に従って、第一の状態における半径調整部材を更に詳細に示す。
【0131】
【
図16b】
図16bは、一実施例に従って、第二の状態における半径調整部材を更に詳細に示す。
【0132】
【
図17a】
図17aは、一実施例に従って、第一の状態における半径調整部材を更に詳細に示す。
【0133】
【
図17b】
図17bは、一実施例に従って、第二の状態における半径調整部材を更に詳細に示す。
【0134】
【
図18a】
図18aは、一実施例に従って、第一の状態における半径調整部材を更に詳細に示す。
【0135】
【
図18b】
図18bは、一実施例に従って、第二の状態における半径調整部材を更に詳細に示す。
【0136】
【
図19a】
図19aは、一実施例に従って、第一の状態における半径調整部材を更に詳細に示す。
【0137】
【
図19b】
図19bは、一実施例に従って、第二の状態における半径調整部材を更に詳細に示す。
【発明を実施するための形態】
【0138】
股関節およびその環境の分析は、更に以下で開示される:
マリーブその他、Human Anatomy、2003、ベンジャミン・カミングズ
、サンフランシスコ、ページ195-202、そして、ムーアその他、Clinical
ly oriented anatomy,1999、リッピンコット、ウィリアムス及
びウィルキンズ、ボルチモア、ページ501-653、であり、両者ともここに参照され
る。
【0139】
大腿骨の骨の長さ軸は、大腿骨の骨の近位の一部から大腿骨の骨の末梢部まで大腿骨の
骨の長さの方向に伸びる軸として理解されることになっている。
【0140】
横方向の関節丘および内側関節丘の軸は、大腿骨の骨の長さ軸と直角をなす軸として理
解されることになっている。本来の膝関節の機能的な膝動きは、横方向で内側関節丘の軸
周辺で、中で実行される。
【0141】
生体親和性材料は、免疫反応の低レベルを有する材料であるとして理解されることにな
っている。生体親和性材料は、時々生体適合物質と呼ばれもする。類似している生物学的
適合性の金属は、チタンやタンタルのような、低い免疫反応を持つ生物学的適合性の金属
である。
【0142】
金属合金は、主要構成要素が金属である固溶体の2つ以上の部材の混成として理解され
ることになっている。鋼鉄合金は、それ故、構成要素のうちの1つが次々に鉄およびカー
ボンの合金である鋼である合金である。チタン合金は、それ故、構成要素のうちの1つが
チタンである合金である。
【0143】
弾力は、弾力的な方法で変形する材料能力として理解されることになる。
【0144】
運搬面および重量運搬面は、前記膝関節内部で重量をもたらすのに適している表層とし
て理解されることになる。
【0145】
機能的な膝運動は、少なくとも部分的に膝の本来の動きに対応する膝の動きとして理解
されることになる。膝関節手術の後、場合によっては、膝関節の本来の動きはいくらか制
限されたり変わるかもしれず、人工の表層を有する膝関節の機能的な膝運動が、本来の膝
関節の機能的な膝運動とはいくらか異なることになる。
【0146】
移植可能医療装置または人工器官の機能的な位置は、膝関節が機能的な膝運動を実行す
ることができる位置である。
【0147】
機能的な膝関節は、植設された医療装置または人工器官の有無にかかわらず機能的な膝
運動を実行することができる膝関節である。
【0148】
前記医療装置が膝関節においてインプラントされるときに、完全な機能的なサイズは医
療装置の寸法として理解されることになっている。
【0149】
実施例のいずれかによる医療装置の素材は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)
過フルオロ・アルコキシ(PFA)、フッ化エチレン・プロピレン(FEP)のうち、少
なくとも一つの材質を用いてもよい。更には、素材に金属合金を用いることも可能であり
、例えばコバルト-クロミウム-モリブデンまたはチタンまたはステンレス鋼、または、
例えばクロスリンク・ポリエチレンまたはガス殺菌されたポリエチレンなどのポリエチレ
ンなどが挙げられる。
接触表面または全ての医療装置で、例えばジルコニウムまたは二酸化ジルコニウム・セラ
ミックまたはアルミナ・セラミックといったセラミック材料の使用は、考えられもする。
人間の骨に対する医療装置の固定のための人間の骨と接触する医療装置の部分は、救貧院
構造から成ってもよく、それは、医療装置を固定させるための医療装置の人間の骨の成長
を促進するのに適している多孔性マイクロまたはナノ構造であってもよい。多孔質構造体
は、ヒドロキシアパタイト(HA)層または粗い有孔のチタン層を塗布することによって
提供されてもよく、それが、空気プラズマ噴霧、粗い開いた有孔のチタン・コーティング
から成る組合せおよび表層が考えられてまた、あるHAによってできてもよい。
関節形成面は、例えば蝋様変性のポリマーなど、もともと滑らかな素材でできていてもよ
いし、例えば、潤滑油を吹き込まれた、PTFE、PFA、FEP、PEおよびUHMW
PE、または粉末冶金材料でもよく、潤滑油は、例えばヒアルロン酸派生物など生物学的
適合性の潤滑油が好ましい。本願明細書において医療装置の接触部分または表層の材料が
常に、または、断続的に潤滑剤を塗られるのに適していることは、考えらる。ある実施例
によれば、医療装置の部分または部品は、金属材および/または炭素繊維および/または
ホウ素の組合せ、金属およびプラスチック材料の組合せ、金属およびカーボンを主成分と
する材料の組合せ、カーボンおよびプラスチックを主成分とする材料の組合せ、可撓性の
ものと固い材料の組合せ、弾性のものとあまり弾力的でない材料の組合せ、コリアンまた
はアクリル系ポリマから形成されてもよい。
【0150】
以下において、実施例の詳細な説明は、述べられる。図面において、参照番号の様に、
数桁の全体にわたって同一であるか対応する部材を示す。これらの図が例示目的のために
あって、本発明の範囲をいかなる形であれ制限していないことはいうまでもない。このよ
うに、方向のいかなる参照も、例えば「上へ」または、「下って」図に示される方向に関
連しているだけである。また、いかなる寸法もなど。図において、目的は、説明のために
示される。
【0151】
図1は、患者の右脚を示す。末梢部を有する大腿骨の骨102は、横方向の関節丘10
5、内側関節丘106および前記横方向で前記内側関節丘109間の領域から成る。大腿
骨の骨102の末梢部の部分に、膝関節の接触表面が設けられている。膝関節はさらに、
膝蓋骨101から成る。そして、それは大腿骨102をと関節でつながる三角形骨であっ
て、膝関節に適用されて、保護する。膝関節にはまた、骨の端が互いにすれ合うことから
保護するために、関節形成面として役立つ膝関節の範囲内の軟骨性の部材である半月板1
07、108が設けられている。半月板107、108も膝関節の緩衝装置として作用す
る。そして、患者の変化からショックを吸収する。2つの半月板107,108が、各膝
、内側半月板107および外側半月板108にある。骨関節炎患者において、すなわち関
節形成面として重量運搬面を行う半月板107、108は摩滅される、そして、極端なケ
ースで、骨は関節において露出することがありえる。膝関節は、膝関節カプセル132、
別名膝関節の関節カプセルまたは膝関節の被膜靭帯、によって保護されている。膝関節カ
プセル132は、幅が広くて、弛緩しており、正面と側面で薄く、そして、膝蓋骨101
、靭帯、半月板107,108および白い繊維様薄紙でできている小さい流体充填嚢であ
る包を含む。膝関節カプセル132は、脂肪沈澱物によって前部および後部に切り離され
た滑液および繊維性膜から成る。
【0152】
図2は、左下肢、大腿骨の骨102、脛骨104、腓骨の骨103および膝蓋骨の骨部
材を示している点線をもつ患者の左下肢を示す。大腿骨の骨102に、骨チャネルBは、
大腿の正面の領域から骨において穿設され、第一の皮質骨を貫き、大腿骨の骨102の海
綿質骨に入り、実質的にその延長において、大腿骨の骨内部に達し、好ましくは、横方向
と内側の関節丘の間の領域において大腿骨の骨102の末端の皮質骨を貫き、脛骨の近位
部分の皮質骨を貫通し、実質的にその延長の脛骨104の海綿質骨に入る。
【0153】
図3aは、例えば、
図2に関して記載されているように、骨チャネルBが骨において製
作された患者の脚部の前方図を示す。大腿骨の骨固定デバイス201は、大腿骨の骨10
2の中央の部分の領域など、膝関節に近い領域に、大腿骨の骨102の髄の海綿質骨に、
皮質の大腿骨の骨102を通って導入される。大腿骨の骨固定デバイス201は、皮質骨
を通って骨髄を出て、通常の膝関節内部の領域を出て、横方向と内側の関節丘の間の領域
としてここに示される、横方向と内側の関節丘の間の領域に出た。
図3aに示される大腿
骨の骨固定デバイスに、人工膝関節の少なくとも1部をつくっている人工膝関節面204
aが設けられている。しかしながら、他の実施例では、大腿骨の骨固定デバイス201が
、少なくとも一つの人工膝関節面のサポートとして、または、少なくとも一つの人工膝関
節十字型の靭帯のサポートとして用いられてもよい。
【0154】
図3aの図示した実施例において、脛骨固定デバイス205は、脛骨104の中央の部
分といった領域など、膝関節から遠位の領域で、皮質の脛骨10を通り、脛骨104の髄
の海綿質骨に更に導入された。脛骨固定デバイス205は、通常の膝関節内部の領域に出
る皮質骨を通って、骨髄を出て、ここ、脛骨平坦部の中央として示される領域に出た。
図3aに示される脛骨固定デバイスに、人工膝関節の少なくとも1部をつくっている人工
膝関節面204bが設けられている。しかしながら、他の実施例では、脛骨固定デバイス
201が、少なくとも一つの人工膝関節面のサポートとして、または、少なくとも一つの
人工膝関節十字型の靭帯のサポートとして用いられてもよい、
【0155】
図3aの図示した実施例によれば、大腿骨の骨固定デバイス201および脛骨固定デバ
イス205は、大腿骨の骨固定デバイスによって、人工膝関節面204aおよび人工膝関
節面204bを具備する脛骨固定デバイスを含め、人工膝関節を形成するための各々に可
動に接続している。膝関節が弱められるか、または本来の膝関節が着用される場合や、人
工膝関節と置き換えられる場合、人工関節によって楽にされてもよいように、本来の膝関
節において中間に配置される人工膝関節は、本来の膝関節を援助するかまたは置き換える
。本来の膝関節において中間に配置される人工膝関節は、膝関節が弱まった場合、人工関
節によって楽になったり、本来の膝関節がすり減った場合、人工膝関節に替えるなど、本
来の膝関節を援助するかまたは置き換わるものである。大腿骨201および脛骨205の
固定部材は、例えば骨セメントなどの接着剤を用いることによって、必要に応じてサポー
ト力を高め、人工膝関節の安定固定を提供する。
【0156】
一実施例(図示せず)によって、脛骨205の中で一つ、そして、大腿骨201、固定
装置は膝関節の領域の第一の皮質骨に固定するだけであるのに適している、それの表層を
本部の前に現れることは膝関節の中で配置する。この実施例は、たとえ単一の穴、すなわ
ち大腿骨の骨固定デバイス201および脛骨固定デバイス205の間に配置される人工の
膝関節204a/204bを含む各々に前載置されている大腿骨の骨固定デバイスおよび
脛骨固定デバイスとしても全ての骨固定デバイスが大腿骨であるか脛骨に入っている実施
例の症例のために考えられることができる。
【0157】
別の実施例では、大腿骨の骨固定デバイス201および脛骨固定デバイス205の間に
配置される人工膝関節は、可動に脛骨固定デバイス205および大腿骨の骨固定デバイス
201に接続している別々の部材である。
【0158】
図3aの図示した実施例による大腿骨の骨固定デバイス201は、大腿骨と脛骨固定デ
バイスの部分である第一の208a、209aと第二の208b、209bとの間、それ
ぞれに運動を許容し、更に第二の関節203a、203bから成る。
【0159】
図3bは、大腿骨の骨固定デバイス201から成る医療装置および脛骨固定デバイス2
05が骨チャネルBに置かれた際の、患者の脚部の断面を示す。
図3bにおいて図示した
実施例によれば、骨チャネルが一方向からつくられ、チャネルをクレートに詰めている部
材が1つの位置だけの大腿骨の骨102の皮質骨に入り、このように、
図2に関して開示
されるように、更にチャネルBを作成する。
【0160】
大腿骨の骨固定デバイス201および脛骨固定デバイスを具備する医療装置は、大腿骨
の骨の皮質骨の入力穴によるチャネルBに置かれた。医療装置は予めマウントされており
、そうすることで、大腿骨の骨固定デバイスおよび脛骨固定デバイスは大腿骨の骨102
の穴に医療装置の導入の前にそれぞれ互いに前取付けられられる。
図3bにおいて図示し
た実施例によれば、大腿骨の骨固定デバイス201および脛骨固定デバイス205は、大
腿骨の骨固定デバイス201によって人工膝関節を形成するために人工膝関節面204b
から成る人工膝関節面204aおよび脛骨固定デバイス205から成って、各々に可動に
接続している。人工膝関節は、本来の膝関節を援助するかまたは入れ替わる形で、本来の
膝関節の中心部分に配置され、もし膝関節が弱った際には人工関節によって補助され、ま
た、本来の膝関節がすり減った場合は人工膝関節に置き換えられる。大腿骨の201およ
び脛骨205の骨固定デバイスは、必要に応じて、例えば骨セメントなどの接着剤でサポ
ートを強化できるようにし、人工膝関節の安定固定を提供する。
【0161】
図3aおよび3bにおいて、大腿骨の201および脛骨205の骨固定デバイスは、細
長い部分に沿って骨の内部から、皮質骨の方へ大腿骨の201および脛骨205の骨固定
デバイスを固定させるために、骨固定デバイスの中心の軸に関して実質的に横であるか少
なくとも明らかにある角度をなす最大半径を調整するのに適している半径調整装置202
または膨張部材202によってそれぞれ大腿骨で脛骨の内部に固定する。半径調整装置の
詳細は、
図16a-19bにもっと詳細に記載されている。
【0162】
図4aおよび4bは、実施例において固定装置201、205が、
図3aおよび3bに
関して先に述べたものと類似することを、4aおよび4bにおいては相違することを述べ
ており、骨チャネルBは、上方から作成され、大腿骨の骨102に入り、そして下方から
、脛骨104の穴への脛骨固定デバイス205の導入を可能にし、脛骨104に入り、そ
して、脛骨104の穴による大腿骨の骨固定デバイス201の導入、大腿骨の骨固定デバ
イス201が人工の大腿骨の関節面および脛骨固定デバイス205を有する場合に、人工
膝関節を形成するために、人工関節を形成するための付加的な一部に接続することか、ま
たは単に相互に接続することによって、人工の脛骨関節面は、本来の膝関節の中で会う。
【0163】
図5aおよび5bは、もっと詳細に、第二の関節203a、203bを示す。第二の関
節203a,bは、それぞれ第一の208a、209aおよび第二の208b(大腿骨で
脛骨固定デバイスの209b部分)との間に運動を許容する。第二の関節は、大腿骨の骨
固定デバイス201および脛骨固定デバイス201の表層204a,bから成る人工膝関
節の位置の正確な調整を可能にすることができる。回転中心が本来の股関節の本来の動き
と一致するために人工膝関節の動きの右側の場所においてあることを必要とした時から、
調整は非常に重要であることができる。第二の関節は、骨チャネルBによる、または、電
気手段(例えばそれぞれ大腿骨のおよび/または脛骨固定デバイスに組み込まれるモータ
ーまたはソレノイド)を用いた手段に達しているツールによって、例えば手動で調節可能
であることができる。電気手段は、患者の外側に遠隔であるか有線の制御を有する制御装
置を介して通信することができる植込み型電池を使用して作動されることができる。電気
ものは無線エネルギーの形で直接の動作によって操作されることを意味する別の実施例に
おいて、例えば、起電物体に影響を及ぼしている磁力または誘導は、それぞれ大腿骨の2
01および/または脛骨205台の固定装置の一部であることを意味する。
【0164】
図6は、第2の関節203a、203bが、大腿骨の骨固定デバイス201および脛骨
固定デバイス205の関節面204a, 204bを有する人工膝関節を配置するために
用いられるときの、
図5bに関して図示した実施例と類似の実施例の医療装置を示す。
【0165】
図7aは、人工膝関節をつくるための医療装置がインプラントされた患者の脚部の後部
図を示す。医療装置は、大腿骨の骨102の末端部分の4枚の層の皮質骨111a、11
1b、111cおよび111dとを通り、横部材221の延長に沿って、全体として4表
層の外にデルよう配置された、横部材221から成る。横部材221は、横方向で内側関
節丘の中間に配置される人工膝関節に関係しているのに適している。
図7aの図示した実
施例において、横部材221の一端は、一定の停止226から成るが、横部材221の他
端は、4つが皮質骨111a-dの中で階層化しているにもかかわらず、ナット225が
穴の横部材を固定させるために取り付けられる雌ねじ部から成る。
【0166】
図7aの図示した実施例にれば、横部材221は、横方向で内側関節丘との間に配
置される人工関節に関係していて、通常の横方向で中間の関節面との間に、膝関節の本来
の関節面の頭方向に配置されるのに適している。
【0167】
図7aの図示した実施例によれば、横部材221は、回転中心から成って、人工膝関節
を作成するための横部材によって関節があるのに適しているU型の部分222を有する一
部の脛骨固定部材205で、部分的に取り囲まれている。
【0168】
他の実施例において、(図示せず)横部材221は保持人工膝関節に関係しているのに
適している人工膝関節を保っている一部から成るのに適している。その場合には、人工膝
関節は付加的なパットから成る。
【0169】
図7bは、もっと詳細に人工膝関節をクレートに詰めるための横部材221で関節があ
るのに適しているU型の部分222から成る脛骨固定デバイス205を示す。脛骨固定デ
バイス205は、実質的に横最大半径を調整するために構成されるかまたは少なくとも細
長い部分に沿って骨の内部から、皮質骨の方へ脛骨固定デバイス205を固定させるため
に、脛骨固定デバイス205の中心の軸に関して明らかに曲げられる半径を調整している
部材202または膨張部材202から成る。
図7bに示された実施例によれば、半径調整
部材202は、例えば脛骨固定デバイス205に組み込まれるモーターまたはソレノイド
などの電気手段によって作動される。電気手段は、患者の外側上の遠隔制御装置212を
有する制御装置を介して通信することができる植込み型電池を使用して作動されることが
できる。電気ものは無線エネルギーの形で直接の動作によって操作されることを意味する
別の実施例において、例えば、起電物体に影響を及ぼしている磁力または誘導は、脛骨2
05台の固定装置の一部であることを意味する。半径調整装置の詳細は、
図16a-19
bに関してもっと詳細に記載されている。
【0170】
図8aは、
図7aに関して記載されている実施例と類似の実施例を示すが、その横部材
221が、大腿骨の骨102の末端部分の3枚の層の皮質骨111a-cで配置されて、
骨の固定に適している雌ねじ部227aによって111d第四層に固定するという部分で
異なる。
【0171】
図8bに示される脛骨固定部材205は
図7bの脛骨固定部材と同一であり、このよう
に、横部材の固定から独立している構造を有する。
【0172】
図9aは、
図7aに関して記載されている実施例と類似の実施例を示すが、その横部材
221は、大腿骨の骨102の末端部分の2枚の層の皮質骨111a-bで配置されて、
骨の固定に適している雌ねじ部227aによって第3の層111cに固定するという部分
で異なる。
【0173】
図9bに示される脛骨固定部材205は
図7bの脛骨固定部材と同一であり、このよ
うに、横部材の固定から独立している構造を有する。
【0174】
図10aは、
図7a、8aおよび9aに関して図示した実施例と類似の医療装置の実施
例を示すが医療装置が、更に横部材221および脛骨固定デバイス205から成る人工膝
関節を安定させるための大腿骨の骨固定デバイス201から更に成るという部分で異なる
。大腿骨の骨固定デバイス201は、
図3a-6に関して記載されている大腿骨の骨固定
デバイスと類似しているが、脛骨固定デバイス205の最も遠位部分222aは、U型で
あり、横部材221に位置する回転中心周辺で関節結合を成すために構成されるという部
分で異なる。脛骨固定デバイスのU型の近位部分222aは、大腿骨の骨固定デバイス2
01の末端部分のU型の部分と相互に作用するのに適しており、そして、実施例によって
は、脛骨固定している部材205の近位部分222aおよび大腿骨の固定部材201の末
端部分222bが相互を接触させることができるように、脛骨固定している部材の近位部
分222aおよび大腿骨の固定部材の末端部分222bは、関節形成面から成ることがで
き、そして、脛骨固定している部材205の近位部分222aの表層を支持している膝関
節および横部材221を関節結合を成している大腿骨の骨固定している部材201の末端
部分222bの中で表面をつけられる関節として関節があって、機能する。人工膝関節は
、もちろん多くの異なる技術的な解決案から成ることができ、本願明細書において提供し
た解釈は、ただの例に過ぎない。
【0175】
図10bは、医療装置の実施例を示し、患者の脚部の断面を更に示している中間の図、
図10に記載されている。
図10bの図示した実施例において、横部材221のまわりを
回転することが本来の膝関節の変化に対応するように、回転中心は横部材221の領域に
おいて配置される。
【0176】
図11は、横部材221が4枚の層の皮質骨(更に
図7aに関して開示されるように)
によって固定する実施例を示す。横部材221が固定させるために用いる
図11の図示し
た実施例において、231a,bが部分的に少なくとも適応した人工膝関節面は、本来の
膝関節面と入れ替わる。人工膝関節面231a,bは、大腿骨の骨の海綿質骨に入る固定
用部品232によって固定するのに適しており、横部材221が皮質骨の第1層に固定用
部品232の第一の人工的な膝関節面231a、皮質骨の第2層を貫き、横方向で内側関
節丘との間に領域に出て、皮質骨の3枚目の層に入って貫き、第2の人工膝関節面231
bの固定用部品232を貫通し、そして、人工膝関節面231a,bのステイビル固定を
提供するための皮質骨の第四層を貫通する。
図11において図示した実施例において、横
部材221の一端は、4枚の層の皮質骨でも横部材221の他端がナットが穴の横部材を
固定させるために取り付けられる雌ねじ部から成るのに対して、一定の停止から成り、し
かしながら、更に
図8aに関して記載されていているように、横部材221が大腿骨の骨
102の末端部分の3枚の層の皮質骨で配置されて、骨の固定に適している雌ねじ部によ
って第四層に固定するのに適していることは等しく考えられる。横部材は、人工膝関節面
231a、231bに非常に安定した固定を提供する、しかしながら、更なる固定が必要
な場合、骨セメントのような接着剤を用いることによって、更なる固定が得られる。横部
材221は、内側関節丘231bだけの場合、または横方向の関節丘231aだけの場合
、いずれにも人工膝関節面を固定させるために用いることができる。横部材は横方向であ
るか内側関節丘の両側上の2本の皮質骨にこの場合固定することができるだけである。但
し、この実施例は好適な選択でない。さらに、横部材は、中脈および横方向の関節丘との
間に同様に領域の人工の膝蓋骨膝面を固定させるために用いることができる(図示せず)
。
【0177】
図12aは、一部の大腿骨のおよび/または脛骨固定デバイスが可変的な弾力を有する
材料または材料の一部分から成る実施例に従って、医療装置を示す。
図12aの図示した
実施例において、部分242のの可変的な弾力を有する大腿骨の骨固定デバイス201か
ら成っている材料または材料の一部が、より弾力的でない中心的な部分242を有し、そ
の表層部分244が、可変的な弾力を有する脛骨固定デバイス205から成っている材料
または材料の一部の部分241は、可変的な弾力を有する複数の部分から成る。骨のゆる
むことまたは固定部材は、例えば落下しているかまたは腰を迅速に動かしている患者から
股関節に配置されている異常な圧力によって誘導されることができる。大部分の固定装置
はそれらが固定される骨より硬い材料から製造される。そして、それは固定装置および患
者の骨との間に引き起こされる緊張を増す。部分241は、概略的にI-VIIと表示さ
れた、いくつかの断面から成る。この実施例によれば、部分241は金属的材料でできて
おり、異なる断面が異なる特性を有するように、それは硬化される。異なる特性を有する
明白な断面があるように、硬化プロセスはいくらか実行されることがありえるが、それは
、考えられる非常に前記異なる所有物でもある連続的にすなわちそこの部分241/24
2が、むしろ連続的に部分241/242の全体にわたって所有物を変化させて、明白な
寄宿生でないことを伝播する。他の実施例によれば、材料は、堅くされるかまたは股関節
人工器官の異なる部分の異なる特性をつくるために引っ張られるポリマー材である。他の
実施例によれば、股関節人工器官はセラミックまたは粉を主成分とする材料でできており
、その場合、股関節人工器官は部分241/242の長さ軸に沿って伸びている異なる断
面の異なる特性を生産するために硬化するか焼結することができる。近位断片III-V
人工膝関節が脛骨104においてより遠位で配置される半径を調整している部材222か
ら成る固定用部品に関して微動するために脛骨固定デバイス205に固定するのを許すた
めにより弾力的であることが好ましい。部分241の中で末端部分I-II、脛骨固定デ
バイス205の末端部分のより少ない弾性体と相互に作用するためにより、あまり弾力的
でない方が好ましい。この様々な弾力は、骨の方の輪止めを吸収している力のための道具
としての重要な役割を演ずることができる。解釈は、同じ目的を達成する多くの異なる方
法でされることができる。半径調整装置によって結合する好ましいこの構築は、例えば、
図3aおよび3bの中で開示され、皮質骨の方の半径調整装置202または膨張部材20
2によって、骨調整装置の異なる部分に沿った骨の内部から、それぞれ大腿骨で脛骨の内
部に固定する大腿骨の201および脛骨205の骨固定デバイスを示す。半径調整装置ま
たは膨張部材の詳細は、
図16a-19bにより詳細に記載されている。これらの半径調
整装置または拡大している部材は、弾力を変化させる技術を使用して好ましい。様々な弾
力と同様に類似の結果はいかなる種類ものサスペンションを含んでいるバネ・サスペンシ
ョンによって成し遂げられることもできる、そして、構築は同じ結果を成し遂げて屈曲可
能であるか可撓性でもよい。
図16a-19bを参照。
【0178】
図12bは、様々な弾力を有する部分241/242を側面図に含んでいる医療装置を
示す。様々な弾力は、落下している患者によって例えば誘導される大きな圧力を吸収する
ために、非常に有利であることができる。様々な弾力を有する部分241/242が、本
願明細書において開示される実施例のどれにでもおいて使われることができる。
【0179】
図13a、13bは、
図3a、3bに関する後部と中間の図において、以前記載されて
いる実施例と類似の医療装置の実施例を示す。大腿骨の骨固定デバイス201のその末端
部分251である違いは人工十字型の靭帯253を保つのに適している人工十字型の靭帯
を保っているパート251から成る。そして、それは順繰りに、膝関節を安定させるのに
適している。さらに、脛骨固定デバイス205の近位部分252は人工の十字型の靭帯を
保っているパート252から成る、そして、人工十字型の靭帯253はこのように大腿骨
の骨固定デバイス201の末端部分の十字型の靭帯を保っているパート251および脛骨
固定デバイス205の近位部分252によって適当に保たれる。保持人工十字型の靭帯2
53のための大腿骨で脛骨固定装置201、205を用いて、人工十字型の靭帯は、安定
な固定装置によって適当に保たれる。骨固定デバイス201、205は前人工十字型の靭
帯または後方人工十字型の靭帯に穴をあけるのに適していることができる、または、両方
の前で後方人工十字型の靭帯が固定装置201、205に固定することができるように、
骨固定デバイス201、205は構成されることができる。特に前方後部方向において、
異なる位置に取り付けられるのが好ましい。
【0180】
図14は横部材221(以前
図7a、8a、9a、10a、11および12aに関し
て開示されるように)が人工十字型の靭帯253を固定させるのに適している実施例を示
す。そして、それは前人工十字型の靭帯または後方人工十字型の靭帯または両方の前で後
方人工十字型の靭帯であることができる。両方とも前方後部方向および中間の横方向の方
向の異なる位置上に取り付けられることが、好ましい。支持部256は、異なる方向へ延
長されることができる。横部材は安定固定部材を人工十字型の靭帯253に提供する。そ
して、他端においてそれは脛骨固定デバイス205に固定する。別の実施例において、十
字型の靭帯は本来の十字型の靭帯である、そして、横部材221は本来の十字型の靭帯の
動きを支持するだけである。更に他の変形例において十字型の靭帯は、「本来の」人工十
字型の靭帯を作成するために用いる一部の膝蓋骨張筋である。
【0181】
図15は近端部の人工十字型の靭帯が十字型の靭帯を保っているパート251から成る
大腿骨の骨固定デバイス201に固定する実施例を示す、そして、人工十字型の靭帯の末
端は骨チャネルB2において、または、骨チャネルB2を通して固定される。
図15の図
示した実施例において、十字型の靭帯253は固定ボタンによって固定する。そうすると
、十字型の靭帯253は骨チャネルB2に後方へ下がるのを妨げられる。
【0182】
図16aは、患者の皮質骨の内部に骨固定している部材(アプリケーションの全体にわ
たる201、205)を固定させるための半径調整部材を示す。拡大している部分654
および拡大している部分654上の骨接触表面655から成る半径調整部材。骨接触表面
655が骨の内部に骨固定デバイスを固定させるための骨の内部と接触して配置されるよ
うに、拡大している部分654は患者の骨に少なくとも部分的に嵌入されて、骨の範囲内
で拡大するのに適している。半径調整部材は中央に配置された縦軸を有する、そして、拡
大している部分654は複数の拡張部材658a-d(縦軸656から離れて放射状に拡
大するのに適している)から成る。半径調整部材を使用することに関する1つの効果は、
骨セメント(通常固定目的のために使用する)が骨セメントを掘り出していて、このよう
に固定の中でゆるむことが生じている身体の大食細胞反応を引き起こすことができるとい
うことである。他の固着は、骨を貫通している整形ネジを使用している固着のような、医
療装置の異物を拒絶している身体の反応を引き起こすこともできる。骨セメントの使用お
よび整形ネジを除去して、安定した固定を作成することが非常に有利であるという同じ時
で、さらに、落下している患者から例えば力への露出に応答して固定において微動する能
力を有する固定を引き起こすことは、さらにより有利である。
【0183】
図16a/16bの図示した実施例による半径調整部材は拡大している部分564を
作動するのに適している稼働中の装置659から更に成る、実施例に従って
図16aにお
いて示す、16bこと、稼働中の装置659は拡大している部分654を拡大するための
拡大している部分654の対応する表層660を接触させるのに適している円錐部材65
9から成る。稼働中の装置659は、取付部分653の方向に中央に配置された縦軸65
6に沿って円錐部材659を移動するための円錐部材659の対応する雌ねじ部を係合す
るのに適している回転可能な雌ねじ部661から更に成る。雌ねじ部661は、一部の長
形部材662である、中で図示した実施例に従っていずれ
図3a、3b長形部材662が
雌ねじ部を回転させるための道具を使用して回転することがありえる、そして、このこと
により移動する、円錐の部材659遠方端657からツール係合部分663を有する人工
装具の最上部を接触させている部分45まで達する。他の実施例によれば、稼働中の装置
は、電気手段(例えば骨固定デバイスに組み込まれるモーターまたはソレノイド)を使用
して作動されることができる。電気手段は、患者の外側に遠隔であるか有線の制御を有す
る制御装置を介して通信することができる植込み型電池を使用して作動されることができ
る。別の実施例において、電気手段は、無線エネルギー(例えば電気手段に影響を及ぼし
ている磁力または誘導)の形で、直接の動作によって作動される。
【0184】
骨接触表面655、中で図示した実施例に従って
図16a、16bと部分的に少なくと
も適応されるテーパー付き部材664が更に、特に軸方向に中央に配置された縦軸656
に沿って、骨の骨固定デバイスを固定させるためにその内部の骨に入るように、針または
釘から成る。他の実施態様において、示されなくて、骨接触表面は、医療装置の骨の内へ
の成長を促進するのに適している多孔質マイクロ-またはナノ構造から成る。骨接触表面
655は
図16aの実施例に関して記載されてここにある、そして、16b、しかしなが
ら、骨接触表面655の適合は本願明細書において開示される実施例の全てにおいて等し
く適用できる。
【0185】
図16bは
図16aの図示した実施例に従って長形部材662がこの種のその雌ねじ部
661が対応するものに影響を及ぼしている円錐部材659が浮上することを提議したツ
ールまたは電気手段によって回転するときに、拡張部材658-dことを半径調整部材に
明らかにする、そして、このように、この種のその骨接触表面655がそうである拡大し
ている部分654を拡大することは大腿骨の骨の内部と接触して配置されるために適応し
た。
【0186】
図17aおよび17bは
図16aに関して開示される実施例と類似の実施例の医療装置
を示す、そして、16b、しかしながら
図17aおよび17bの実施例で、医療装置の動
作装置は拡大している部分654。を拡大するための円錐部材659を押圧するのに適し
ている弾力的な動作装置680から更に成る。弾性部材は、骨5に半径調整部材の挿入の
後、解除され、それによって、骨の内部の上に弾性力をもって押圧している骨接触表面6
55のために、拡張部材658a、658b上の弾力的な圧力を作成する。弾力的な動作
装置680は、ツールを有する長形部材662を回すことによって解除される
図17aお
よび17bまたはツール係合部分663を係合している電気手段の図示した実施例に一致
している。弾力的な部分は、弱まっている患者から例えば力への露出に応答して固定にお
いて微動する能力を有する骨に、半径調整部材の固定を可能にする。
図17aおよび17
bに図示した実施例において、弾力的な動作装置680は、第一の弾力を有する線形ばね
または非線形ばねを許容している第一の運動であることができるばねおよびより大きな力
を必要とする第2の弾力を有する更なる運動である。弾力的な動作装置は、他の実施例に
従って弾性体、例えばエラストマなどから成ることができる。
【0187】
図17bは、拡大している部分が骨の内部に対する発泡させたプレス骨接触表面であった
ように、弾力的な動作装置680が解除された医療装置を示す。
【0188】
図18aおよび18bは、拡大している部分654が変形可能な拡大している部分65
4から成る実施例に従って、半径調整部材を示し、そこにおいて、拡大している部分は変
形している変形可能な拡大している部分654によって拡大する。そうすると、骨接触表
面655は大腿骨の骨に半径調整部材を固定させるための大腿骨の骨の内部と接触して配
置される。それらが骨の内部と接触して配置されるように、変形可能な拡大している部分
654は遠方端657をこのように放射状に拡大している部分654を押している骨接触
表面655を拡大している取付部分653の方へ引っ張っているねじ部材661によって
変形位置684で変形する。
【0189】
図18bは、変形可能な拡大している部分654が骨の内部に対して骨接触表面65
5を押圧して拡大した医療装置を示す。
【0190】
図19aは、半径調整部材が中央に配置された縦軸656を有する実施例に従って、半
径調整部材を示し、そこにおいて、半径調整部材は、複数の拡大している部分654-d
を有し、医療装置の縦軸656に沿って軸方向にのびる。複数の拡大している部分654
a-dは、半径調整部材の縦軸656に沿って軸方向にのび、拡大している部分は、異な
る拡大をしている部分654a-dの異なる拡大を許容するように、互いに独立に放射状
に拡大する。異なる拡大は、骨の内部の解剖の平坦でない表層に適応するために拡大して
いる部分654a-dと認めることができる。異なる拡大している部分が互いに独立に拡
大するので、その特定の拡大している部分の骨接触表面655が骨の内部の骨と接触して
配置されるまで、1つの拡大している部分654aは拡大する。そしてその後、もう一方
拡大している部分654 b-dそれらのそれぞれの骨接触表面が骨の内部と接触して配
置されるまで、拡大することを続ける。各拡大している部分は、4つの拡大部材658a
-dから成り、それぞれが円錐部材659の傾斜する表層696に対応する傾斜する表層
660を有しており、円錐部材は、円錐部材659が取付部分653の方向に移動する縦
軸656から、放射状に拡大部材を押圧する。
【0191】
図19bは、拡大している部分654a-dが拡大し、骨の内部に対して骨接触表面6
55を押圧する医療装置を示す。
【0192】
実施例のいかなる実施例もまたは一部は、いかなる形であれいかなる方法もまたは方法
の一部と同様に結合されることができることに留意いただきたい。本願明細書において全
ての症例は、一般的説明の一部として見られなければならない。したがって、一般にいか
なる形であれ組み合わさることは可能である。