(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-28
(45)【発行日】2024-03-07
(54)【発明の名称】誘導性負荷の駆動回路および電磁ブレーキシステム
(51)【国際特許分類】
H03K 17/04 20060101AFI20240229BHJP
H03K 17/615 20060101ALI20240229BHJP
H03K 17/64 20060101ALI20240229BHJP
H01F 7/18 20060101ALI20240229BHJP
H02P 3/04 20060101ALI20240229BHJP
【FI】
H03K17/04 J
H03K17/615
H03K17/64
H01F7/18 Z
H02P3/04 B
(21)【出願番号】P 2020055464
(22)【出願日】2020-03-26
【審査請求日】2022-11-16
(73)【特許権者】
【識別番号】000002107
【氏名又は名称】住友重機械工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100105924
【氏名又は名称】森下 賢樹
(74)【代理人】
【識別番号】100116274
【氏名又は名称】富所 輝観夫
(72)【発明者】
【氏名】鈴木 正志
【審査官】及川 尚人
(56)【参考文献】
【文献】特開昭61-220523(JP,A)
【文献】特開昭64-061940(JP,A)
【文献】特開2018-126017(JP,A)
【文献】特開2006-002807(JP,A)
【文献】米国特許第03525883(US,A)
【文献】特開平05-022968(JP,A)
【文献】特開2010-081043(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H03K 17/00-17/70
H01F 7/18
H02P 3/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
誘導性負荷が接続される第1出力端子および第2出力端子と、
前記第1出力端子と正極電源ラインの間に設けられる第1トランジスタと、
前記第1出力端子と負極電源ラインの間に設けられる第1ダイオードと、
前記第2出力端子と前記負極電源ラインの間に設けられる第2トランジスタと、
前記第2出力端子と前記正極電源ラインの間に設けられるダーリントン回路と、
前記ダーリントン回路の制御端子と前記第2出力端子の間に設けられるツェナーダイオードと、
を備
え、
前記ダーリントン回路は、
ベースが前記ツェナーダイオードのアノードと接続される第3トランジスタと、
ベースが前記第3トランジスタのエミッタと接続される第4トランジスタと、
前記第3トランジスタのコレクタと接続される抵抗と、
を含むことを特徴とする駆動回路。
【請求項2】
誘導性負荷が接続される第1出力端子および第2出力端子と、
前記第1出力端子と正極電源ラインの間に設けられる第1トランジスタと、
前記第1出力端子と負極電源ラインの間に設けられるダーリントン回路と、
前記ダーリントン回路の制御端子と前記第1出力端子の間に設けられるツェナーダイオードと、
前記第2出力端子と前記負極電源ラインの間に設けられる第2トランジスタと、
前記第2出力端子と前記正極電源ラインの間に設けられる第2ダイオードと、
を備
え、
前記ダーリントン回路は、
ベースが前記ツェナーダイオードのアノードと接続される第3トランジスタと、
ベースが前記第3トランジスタのエミッタと接続される第4トランジスタと、
前記第3トランジスタのコレクタと接続される抵抗と、
を含むことを特徴とする駆動回路。
【請求項3】
前記誘導性負荷は電磁ブレーキのコイルであることを特徴とする請求項1
または2に記載の駆動回路。
【請求項4】
電磁ブレーキと、
前記電磁ブレーキのコイルを駆動する請求項1から
3のいずれかに記載の駆動回路と、
を備えることを特徴とする電磁ブレーキシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、誘導性負荷の駆動回路に関する。
【背景技術】
【0002】
モータの回転を停止させる手段として、電磁ブレーキが広く用いられる。電磁ブレーキは機械ブレーキのひとつである。無励磁作動型の電磁ブレーキにおいて、励磁コイルの無通電状態では、アーマチュアがスプリングコイルによってブレーキハブに押し付けられ、ブレーキが働いた状態(保持状態)となる。励磁コイルに電圧が印加されると、電磁石がアーマチュアを吸引し、ブレーキの開放状態となる。このような特性から、無励磁作動型の電磁ブレーキは、非常事態や停電時の安全性を優先すべき用途で多く用いられている。
【0003】
図1は、モータを備える制御系のブロック図である。整流器10は、交流電圧を整流する。インバータ20は、整流器10が生成した直流電圧V
DCを交流電圧に変換し、モータ2を駆動する。
【0004】
電磁ブレーキ4およびブレーキ駆動回路40は、電磁ブレーキシステムを形成する。ブレーキ駆動回路40は、電磁ブレーキ4の励磁コイルに励磁(通電)、無励磁(非通電)を切り替えることにより、開放および制動を切り替える。
【0005】
図2(a)、(b)は、ブレーキ駆動回路40の構成例を示す回路図である。
図2(a)のブレーキ駆動回路40は、トランジスタTr1~Tr4を含むフルブリッジ回路である。ブレーキ解除(非制動)期間において、トランジスタTr1とTr2のペアをオンとし、電磁ブレーキ4の励磁コイルに、第1極性の電圧を印加する。この状態では、励磁コイルに、保持電流I
0が流れている。
【0006】
制動時には、ブレーキ駆動回路40は、トランジスタTr3とTr4のペアをオンとし、励磁コイルに、解除状態と逆極性の電圧を印加し、電磁ブレーキを消弧する。
【0007】
図2(b)のブレーキ駆動回路40は、トランジスタTr1、Tr2およびダイオードD1,D2を含む対角ブリッジ回路を含む。ブレーキ解除(非制動)期間において、トランジスタTr1とTr2のペアをオンとし、電磁ブレーキ4の励磁コイルに、第1極性の電圧を印加する。この状態では、励磁コイルに、保持電流I
0が流れている。
【0008】
電磁ブレーキの消弧時には、トランジスタTr1、Tr2をオフとする。励磁コイルに流れていた電流は、ダイオードD1,D2を経由して回生し、電磁ブレーキが消弧される。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【文献】特開平9-69435号公報
【文献】特開2018-43624号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
図2(a)のブレーキ駆動回路は、トランジスタの個数が多く、またトランジスタごとにゲート駆動回路を設ける必要があるため、回路規模が大きい。
【0011】
図2(b)のブレーキ駆動回路では、保持電流I
0が0に低下するのに要する消弧時間τが、式(1)で与えられ、DC電圧V
PNによって制限される。
τ=L/V
PN・I
0 …(1)
【0012】
なお、同様の問題は、電磁ブレーキの励磁コイルの駆動回路に限定されず、その他の誘導性負荷を対象とする駆動回路にも当てはまる。
【0013】
本発明は係る状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、誘導性負荷の電流を短時間で減少させることが可能な駆動回路の提供にある。
【課題を解決するための手段】
【0014】
本発明のある態様の駆動回路は、誘導性負荷が接続される第1出力端子および第2出力端子と、第1出力端子と正極電源ラインの間に設けられる第1トランジスタと、第1出力端子と負極電源ラインの間に設けられる第1ダイオードと、第2出力端子と負極電源ラインの間に設けられる第2トランジスタと、第2出力端子と正極電源ラインの間に設けられるダーリントン回路と、ダーリントン回路の制御端子と第2出力端子の間に設けられるツェナーダイオードと、を備える。
【0015】
この態様によると、第2出力端子に、正極電源ラインの電圧よりも高い電圧を発生することができ、ブーストされた電圧を、誘導性負荷に印加でき、誘導性負荷の電流を短時間で減少させることができる。
【0016】
本発明の別の態様もまた、駆動回路である。この駆動回路は、誘導性負荷が接続される第1出力端子および第2出力端子と、第1出力端子と正極電源ラインの間に設けられる第1トランジスタと、第1出力端子と負極電源ラインの間に設けられるダーリントン回路と、ダーリントン回路の制御端子と第1出力端子の間に設けられるツェナーダイオードと、第2出力端子と負極電源ラインの間に設けられる第2トランジスタと、第2出力端子と正極電源ラインの間に設けられる第2ダイオードと、を備える。
【0017】
この態様によると、第1出力端子に、負極電源ラインの電圧よりも低い電圧を発生することができ、ブーストされた電圧を誘導性負荷に印加でき、誘導性負荷の電流を短時間で減少させることができる。
【0018】
ダーリントン回路は、ベースがツェナーダイオードのアノードと接続される第3トランジスタと、ベースが第3トランジスタのエミッタと接続される第4トランジスタと、第3トランジスタのコレクタと接続される抵抗と、を含んでもよい。
【0019】
誘導性負荷は無励磁型の電磁ブレーキのコイルであってもよい。これにより、高速な制動が可能となる。
【0020】
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせや本発明の構成要素や表現を、方法、装置、システムなどの間で相互に置換したものもまた、本発明の態様として有効である。
【0021】
さらに、この項目(課題を解決するための手段)の記載は、本発明の欠くべからざるすべての特徴を説明するものではなく、したがって、記載されるこれらの特徴のサブコンビネーションも、本発明たり得る。
【発明の効果】
【0022】
本発明のある態様によれば、誘導性負荷の電流を短時間で減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図2】
図2(a)、(b)は、ブレーキ駆動回路の構成例を示す回路図である。
【
図3】実施の形態1に係る駆動回路の回路図である。
【
図5】実施の形態2に係る駆動回路の回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
【0025】
図3は、実施の形態1に係る駆動回路100Aの回路図である。駆動回路100Aは、誘導性負荷であるコイルL1を駆動する。誘導性負荷の種類は限定されないが、たとえば電磁ブレーキの励磁コイルでありうる。駆動回路100Aは、第1出力端子OUT1、第2出力端子OUT2、第1トランジスタTr1、第2トランジスタTr2、第1ダイオードD1、ダーリントン回路110を備える。
【0026】
第1出力端子OUT1はコイルL1の一端と接続され、第2出力端子OUT2はコイルL1の他端と接続される。第1トランジスタTr1は、第1出力端子OUT1と正極電源ライン102の間に設けられる。第1ダイオードD1は、第1出力端子OUT1と負極電源ライン104の間に設けられる。第2トランジスタTr2は、第2出力端子OUT2と負極電源ライン104の間に設けられる。第1トランジスタTr1および第2トランジスタTr2は、IGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)である。
【0027】
ダーリントン回路110は、第2出力端子OUT2と正極電源ライン102の間に設けられる。ツェナーダイオードZD1は、ダーリントン回路110のゲート(すなわちベース)と第2出力端子OUT2の間に設けられる。
【0028】
ダーリントン回路110は、NPN型バイポーラトランジスタである第3トランジスタTr3および第4トランジスタTr4と、抵抗R1を含む。第3トランジスタTr3は、ベースがツェナーダイオードZD1のアノードと接続される。第4トランジスタTr4のエミッタは正極電源ライン102と接続され、そのコレクタは第2出力端子OUT2と接続され、ベースが第3トランジスタTr3のエミッタと接続される。抵抗R1は、第3トランジスタTr3のコレクタと第2出力端子OUT2の間に設けられる。
【0029】
以上が駆動回路100Aの構成である。続いて、コイルL1が無励磁型の電磁ブレーキの励磁コイルであるものとして、駆動回路100Aと電磁ブレーキを備える電磁ブレーキシステムの動作を説明する。
【0030】
図4は、
図3の駆動回路100Aの動作波形図である。時刻t
0より前は、ブレーキの解除期間であり、第1トランジスタTr1および第2トランジスタTr2がオンとなり、第1出力端子OUT1には、正極電源ライン102の電圧V
PNが発生し、第2出力端子OUT2には負極電源ライン104の電圧(0V)が発生している。そのとき、コイルL1には、
図3の回路図において右向きに、電流量I
0のコイル電流I
Lが流れている。
【0031】
時刻t0に、制動指令が発生すると、駆動回路100Aの第1トランジスタTr1、第2トランジスタTr2がオフとなる。そうすると、コイル電流ILは、第1ダイオードD1、コイルL1、ダーリントン回路110の経路に流れ始める。このときの第1出力端子OUT1の電圧は0Vとなり、第2出力端子OUT2の電圧は、VPN+Vz+2×Vbeとなる。Vzは、ツェナーダイオードZD1のツェナー電圧であり、Vbeは、第3トランジスタTr3および第4トランジスタTr4のベースエミッタ間電圧である。Vbe≒0とみなせる場合、第2出力端子OUT2の電圧は、VPN+Vzと近似される。このとき、コイルL1の両端間には、VL≒VPN+Vzが印加される。
【0032】
時刻t0以降のコイル電流ILは、式(2)で表され、時間とともに減少していく。
IL=I0-∫(VPN+Vz)/Ldt
=I0-{(VPN+Vz)/L}×t …(2)
コイル電流ILが0となるまでの消弧時間τは、式(3)で表される。
τ=L・I0/(VPN+Vz) …(3)
【0033】
図4には、
図2(b)の対角ブリッジ回路を用いたときの動作が一点鎖線で示す。このときの消弧時間τ’は、式(1)で与えられ、消弧時間τ’は、実施の形態1における消弧時間τの(V
PN+Vz)/V
PN倍となる。言い換えると、本実施の形態によれば、消弧時間を、V
PN/(V
PN+Vz)に短縮できる。
【0034】
無励磁型の電磁ブレーキでは、消弧時間τによって、制動が開始する時間が規定される。したがって、消弧時間τを短縮することにより、高速な制動が可能となる。
【0035】
また駆動回路100Aは、トランジスタTr3やTr4を駆動するためのゲート駆動回路が不要であるため、
図2(a)のフルブリッジ回路よりも簡素に構成できるという利点がある。
【0036】
図5は、実施の形態2に係る駆動回路100Bの回路図である。駆動回路100Bでは、ダーリントン回路110の位置が、第1出力端子OUT1と負極電源ライン104の間に変更されている。
【0037】
図6は、
図5の駆動回路100Bの動作波形図である。時刻t
0より前は、ブレーキの解除期間であり、第1トランジスタTr1および第2トランジスタTr2がオンとなり、第1出力端子OUT1には、正極電源ライン102の電圧V
PNが発生し、第2出力端子OUT2には負極電源ライン104の電圧(0V)が発生している。そのとき、コイルL1には、
図5の回路図において右向きに、電流量I
0のコイル電流I
Lが流れている。
【0038】
時刻t0に、制動指令が発生すると、駆動回路100Bの第1トランジスタTr1、第2トランジスタTr2がオフとなる。そうすると、コイル電流ILは、ダーリントン回路110、コイルL1、第2ダイオードD2の経路に流れ始める。このときの第1出力端子OUT1の電圧は-(Vz+2×Vbe)となり、第2出力端子OUT2の電圧はVPNとなる。このとき、コイルL1の両端間には、VL≒VPN+Vzが印加される。
【0039】
実施の形態1と同様に、時刻t0以降のコイル電流ILは、式(2)で表され、時間とともに減少していく。そしてコイル電流ILが0となるまでの消弧時間τは、式(3)で表される。
【0040】
このように実施の形態2によっても、消弧時間τを短縮できる。
【0041】
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
【0042】
(第1変形例)
第1トランジスタTr1や第2トランジスタTr2としては、IGBTに代えて、バイポーラトランジスタ、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、GaN-HEMT(High Electron Mobility Transistor)などのパワートランジスタを用いることができる。
【0043】
(第2変形例)
ダーリントン回路110の構成は、図示した回路に限定されない。実施の形態では2段のダーリントン回路を示したが、3段以上で構成してもよい。またトランジスタTr3やTr4をFETで構成してもよい。この場合、
図3の構成においては、ダーリントン回路110の制御端子であるゲートと、正極電源ライン102の間に、抵抗などを含む電流経路を追加してよい。あるいは
図5の構成においては、ダーリントン回路110の制御端子であるゲートと、負極電源ライン104の第1出力端子OUT1の間に、抵抗などを含む電流経路を追加してよい。
【0044】
(第3変形例)
図3において、第2出力端子OUT2とダーリントン回路110の制御端子の間に、ツェナーダイオードZD1と直列に、抵抗やダイオードを追加してもよい。
図5においても同様であり、負極電源ライン104とダーリントン回路110の制御端子の間に、ツェナーダイオードZD1と直列に、抵抗やダイオードを追加してもよい。これにより、さらにブースト量を増やすことができる。
【0045】
(第4変形例)
実施の形態1,2では、コイルL1が無励磁型の電磁ブレーキの励磁コイルとしたが、励磁型にも本発明は適用可能である。この場合、消弧時間の短縮により、ブレーキの解除時間を短縮できる。
【0046】
(第5変形例)
駆動回路100の駆動対象は、電磁ブレーキの励磁対象には限定されず、電磁クラッチの駆動にも利用可能であり、さらには1方向にのみ電流を流せばよい負荷の駆動に広く適用可能である。たとえば駆動回路100の駆動対象は、1方向にのみ回転するブラシ付きDCモータであってもよい。この場合、トランジスタTr1,Tr2がオンの期間、DCモータを回転させることができ、それらをオフすると、DCモータを停止させることができる。
【0047】
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用の一側面を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
【符号の説明】
【0048】
100 駆動回路
OUT1 第1出力端子
OUT2 第2出力端子
Tr1 第1トランジスタ
Tr2 第2トランジスタ
Tr3 第3トランジスタ
Tr4 第4トランジスタ
D1 第1ダイオード
D2 第2ダイオード
102 正極電源ライン
104 負極電源ライン
110 ダーリントン回路
ZD1 ツェナーダイオード
R1 抵抗