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特許7445781SRSの送信、設定及び測定方法、測位方法並びに機器
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-28
(45)【発行日】2024-03-07
(54)【発明の名称】SRSの送信、設定及び測定方法、測位方法並びに機器
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/1268 20230101AFI20240229BHJP
   H04W 52/02 20090101ALI20240229BHJP
【FI】
H04W72/1268
H04W52/02 110
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2022555849
(86)(22)【出願日】2021-03-17
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-05-01
(86)【国際出願番号】 CN2021081281
(87)【国際公開番号】W WO2021185276
(87)【国際公開日】2021-09-23
【審査請求日】2022-09-15
(31)【優先権主張番号】202010202889.7
(32)【優先日】2020-03-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100102532
【弁理士】
【氏名又は名称】好宮 幹夫
(74)【代理人】
【識別番号】100194881
【弁理士】
【氏名又は名称】小林 俊弘
(74)【代理人】
【識別番号】100215142
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 徹
(72)【発明者】
【氏名】王 園園
(72)【発明者】
【氏名】ウー ファミン
(72)【発明者】
【氏名】司 曄
(72)【発明者】
【氏名】庄 子荀
【審査官】▲高▼木 裕子
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2019/0182794(US,A1)
【文献】特表2016-519474(JP,A)
【文献】国際公開第2021/119127(WO,A1)
【文献】国際公開第2014/129960(WO,A1)
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,Views on physical layer procedures for NR positioning[online],3GPP TSG RAN WG1 #96b R1-1905264,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_96b/Docs/R1-1905264.zip>,2019年04月02日
【文献】Samsung,CR on Semi-Persistent SRS for DRX[online],3GPP TSG RAN WG2 adhoc_2018_07_NR R2-1810792,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_AHs/2018_07_NR/Docs/R2-1810792.zip>,2018年07月08日
【文献】CATT,UL Reference Signals for NR Positioning[online],3GPP TSG RAN WG1 #98b R1-1910319,Internet<URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_98b/Docs/R1-1910319.zip>,2019年10月05日
【文献】vivo,Idle and Inactive Mode Positioning[online],3GPP TSG RAN WG2 #105 R2-1900500,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_105/Docs/R2-1900500.zip>,2019年02月15日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末に応用されるサウンディング基準信号SRSの送信方法であって、
間欠受信DRXに関する目標情報に基づき、測位用のサウンディング基準信号SRSを送信するステップを含んでおり、
前記目標情報は第1情報を含み、前記方法は、
位置管理装置へ第1情報を送信するステップであって、前記第1情報は、DRXの設定情報、前記SRSの設定情報、前記SRSの現在の周期、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記端末がDRXを設定したことを指示する情報、前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報、前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報、前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報のうちの少なくとも1つを含むステップをさらに含む、サウンディング基準信号SRSの送信方法。
【請求項2】
DRXに関する目標情報に基づき、測位用のSRSを送信するステップは、
DRXアクティブ時間にのみ測位用のSRSを送信するか、又は、DRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
RRC状態に基づき、測位用のSRSを送信するステップは、
RRC接続状態でのみ測位用のSRSを送信するか、又は、RRC非接続状態で測位用のSRSを送信するステップをさらに含む、請求項に記載の方法。
【請求項4】
前記目標情報は第1情報を含み、前記方法は、
ネットワーク側機器から送信される第1情報を受信するステップであって、前記第1情報は、DRXの設定情報、前記SRSの設定情報、前記SRSの現在の周期、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記端末がDRXを設定したことを指示する情報、前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報、前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報、前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報のうちの少なくとも1つを含むステップをさらに含み、
及び/又は、
前記目標情報は第2情報を含み、前記方法は、位置管理装置から送信される第2情報を受信するステップであって、前記第2情報は、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記SRSの現在の周期及び前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係のうちの少なくとも1つを含むステップをさらに含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項5】
DRXに関する目標情報に基づき、測位用のSRSを送信する前記ステップは、
前記第1情報もしくは第2情報を受信したスロット、又は、前記第1情報もしくは前記第2情報を受信した後のNT1時間、又は、前記第1情報もしくは前記第2情報を受信したスロット後の前記SRSの次の周期において、DRXに関する目標情報に基づき、測位用のSRSを送信するステップを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記DRXの設定情報は、DRXの周期、DRX持続時間タイマの設定情報、DRX非アクティブタイマの設定情報、DRXダウンリンク再送信タイマの設定情報、DRXアップリンク再送信タイマの設定情報、DRX長周期起動オフセットタイマの設定情報、DRX短周期の設定情報、DRX短周期タイマの設定情報、DRXダウンリンクHARQラウンドトリップ時間タイマの設定情報、DRXアップリンクHARQラウンドトリップ時間タイマの設定情報及びDRXコマンドMAC CEの設定情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項に記載の方法。
【請求項7】
DRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信する前記ステップは、
前記DRX非アクティブ時間にのみ前記SRSを送信するステップ、
又は、
DRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信しないステップ、
又は、
DRX非アクティブ時間及びDRXアクティブ時間に測位用のSRSを送信するステップを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項8】
位置管理装置へRRC状態指示情報を送信するステップをさらに含み、
前記RRC状態指示情報は、隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルもしくは再設定もしくは再要求することを前記位置管理装置に通知する指示情報、前記SRSの送信とRRC状態との関係情報、及び、RRC状態情報のうちの少なくとも1つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
ネットワーク側機器に応用されるSRSの設定方法であって、
端末、位置管理装置又は隣接セルへ第1情報を送信するステップであって、前記第1情報は、DRXの設定情報、前記SRSの設定情報、前記SRSの現在の周期、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記端末がDRXを設定したことを指示する情報、前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報、前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報、前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1情報は、前記端末がDRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを決定するためのものであるステップを含む、SRSの設定方法。
【請求項10】
端末、位置管理装置又は隣接セルへ第3情報を送信するステップであって、前記第3情報は、測位用のSRSの設定情報及びRRC状態指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第3情報は、前記端末がRRC非接続状態で前記SRSを送信するか否かを決定するためのものであるステップをさらに含んでおり、
前記RRC状態指示情報は、
隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルもしくは再設定もしくは再要求することを前記位置管理装置に通知する指示情報と、
前記SRSの送信とRRC接続状態との関係情報と、
RRC状態情報と、のうちの1つを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
位置管理装置に応用されるSRSの測定方法であって、
第1情報を受信するステップであって、前記第1情報は、DRXの設定情報、前記SRSの設定情報、前記SRSの現在の周期、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、端末がDRXを設定したことを指示する情報、端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報、端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報、前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報のうちの少なくとも1つを含むステップ、
前記第1情報に基づき、前記端末がDRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信するか否かを決定し、
前記方法は、さらに、
隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルもしくは再要求するステップと、
前記第1情報を隣接セルに転送するステップと、
のうちの少なくとも1つを含む、SRSの測定方法。
【請求項12】
第3情報を受信するステップであって、前記第3情報は、測位用のSRSの設定情報及びRRC状態指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第3情報は、前記端末がRRC非接続状態で前記SRSを送信するか否かを決定するためのものであるステップと、
前記第3情報に基づき、端末のRRC非接続状態で測位用のSRSを送信するか否かを決定するステップと、を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサにより実行される時に請求項1から8のいずれか1項に記載のSRSの送信方法のステップを実現する、端末。
【請求項14】
プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサにより実行される時に請求項9又は10に記載のSRSの設定方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【請求項15】
プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサにより実行される時に請求項11又は12に記載のSRSの測定方法のステップを実現する、位置管理装置。
【発明の詳細な説明】
【関連出願の相互参照】
【0001】
本願は、2020年3月20日に中国で出願した中国特許出願番号No.202010202889.7の優先権を主張し、その全ての内容が引用によってここに組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
本発明の実施例は無線通信の技術分野に関し、特にSRSの送信、設定及び測定方法、測位方法並びに機器に関する。
【背景技術】
【0003】
サウンディング基準信号(Sounding Reference Signal,SRS)は、ユーザ機器(User Equipment,UE。端末と呼ばれてもよい)のサービングセルに送信可能でUEのアップリンクチャネル品質を測定するための測定用のSRSと、UEのサービングセル及び隣接セルに送信可能でUEを測位するための測位用のSRSと、を含む。
【0004】
関連技術では、UEが間欠受信持続時間タイマ(DRX-OndurationTimer)を起動していない場合、UEは周期的及び半永続的なSRSの送信を行う必要がないと規定されているが、該SRSは測定用のSRSであるか測位用のSRSであるかが規定されておらず、つまり、測位用のSRSの送信方式が明確でないため、隣接セルはUEがSRSを送信していない場合にもSRSを測定することがあり、リソースの無駄が生じてしまう。
【0005】
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution,LTE)では、無線リソース制御(Radio Resource Control,RRC)アイドル状態及びRRC接続状態のみがサポートされる。実際に、電力を節約するためにアイドル状態をUEの主なスリープ状態として使用することが一般的である。しかし、一部のスマートフォンではスモールデータパケットが頻繁に伝送されることが多いため、LTE方式を採ると、アイドル状態から接続状態への移行が多く発生する。これらの移行によりシグナリング負荷及びシグナリング遅延が増加する。したがって、シグナリング負荷及び待ち時間を減少させるために、新しい無線(New Radio,NR)にRRC_INACTIVE(非アクティブ状態)状態が導入される。RRC_INACTIVE状態では、ネットワーク側とUE側のRRCコンテキストが維持される。コアネットワークの観点から、無線アクセスネットワーク(Radio Access Network,RAN)側とコアネットワークが接続されている。このため、非アクティブ状態から接続状態への移行速度が速く、且つコアネットワークシグナリングが必要でない。同時に、UEのアイドル状態のような方式での休止、及びセル再選択によるモビリティ処理が許可される。よって、RRC_INACTIVEはアイドル状態と接続状態が混在したものと見なされ得る。関連技術では、RRC非接続状態(アイドル状態及び非アクティブ状態を含む)で測位用のSRSが送信されるか否かが規定されておらず、つまり、測位用のSRSの送信方式が明確でないため、隣接セルはUEがSRSを送信していない場合にもSRSを測定することがあり、リソースの無駄が生じてしまう。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の実施例は、測位用のSRSの送信方式が明確でないため、隣接セルはUEがSRSを送信していない場合にもSRSを測定することがあり、リソースの無駄が生じてしまうという問題を解決するために、SRSの送信、設定及び測定方法、測位方法並びに機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記技術的課題を解決するために、本発明は次のように実現される。
【0008】
第1態様において、本発明の実施例は、端末に応用されるSRSの送信方法であって、
間欠受信DRXに関する目標情報及び/又は無線リソース制御RRC状態に基づき、測位用のサウンディング基準信号SRSを送信するステップを含むSRSの送信方法を提供する。
【0009】
第2態様において、本発明の実施例は、ネットワーク側機器に応用されるSRSの設定方法であって、
端末、位置管理装置又は隣接セルへ第1情報を送信するステップであって、前記第1情報は、DRXの設定情報、前記SRSの設定情報、前記SRSの現在の周期、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記端末がDRXを設定したことを指示する情報、前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報、前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報、前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1情報は、前記端末がDRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否か、及び、どのように前記SRSを送信するかのうちの少なくとも1つを決定するためのものであるステップ、
及び/又は、
位置管理装置から送信される第2情報を受信するステップであって、前記第2情報は、DRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記SRSの現在の周期及び前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係のうちの少なくとも1つを含むステップ、
あるいは、
端末、位置管理装置又は隣接セルへ第3情報を送信するステップであって、前記第3情報は、測位用のSRSの設定情報及びRRC状態指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第3情報は、前記端末がRRC非接続状態で前記SRSを送信するか否かを決定するためのものであるステップを含むSRSの設定方法を提供する。
【0010】
第3態様において、本発明の実施例は、位置管理装置に応用されるSRSの測定方法であって、
第1情報を受信するステップであって、前記第1情報は、DRXの設定情報、前記SRSの設定情報、前記SRSの現在の周期、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記端末がDRXを設定したことを指示する情報、前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報、前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報、前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報のうちの少なくとも1つを含むステップ、
前記第1情報に基づき、前記端末がDRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信するか否か、及び、どのように前記SRSを送信するかのうちの少なくとも1つを決定するステップ、
及び/又は、
ネットワーク側機器又は端末へ第2情報を送信するステップであって、前記第2情報は、DRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記SRSの現在の周期及び前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係のうちの少なくとも1つを含むステップ、
あるいは、
第3情報を受信するステップであって、前記第3情報は、測位用のSRSの設定情報及びRRC状態指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第3情報は、前記端末がRRC非接続状態で前記SRSを送信するか否かを決定するためのものであるステップ、
前記第3情報に基づき、端末のRRC非接続状態で測位用のSRSを送信するか否かを決定するステップを含むSRSの測定方法を提供する。
【0011】
第4態様において、本発明の実施例は、
DRXに関する目標情報及び/又はRRC状態に基づき、測位用のSRSを送信するための第1送信モジュールを含む端末を提供する。
【0012】
第5態様において、本発明の実施例は、
端末、位置管理装置又は隣接セルへ第1情報を送信するための第1送信モジュールであって、前記第1情報は、DRXの設定情報、前記SRSの設定情報、前記SRSの現在の周期、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記端末がDRXを設定したことを指示する情報、前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報、前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報、前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1情報は、前記端末がDRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否か、及び、どのように前記SRSを送信するかのうちの少なくとも1つを決定するためのものである第1送信モジュール、
及び/又は、
位置管理装置から送信される第2情報を受信するための受信モジュールであって、前記第2情報は、DRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記SRSの現在の周期及び前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係のうちの少なくとも1つを含む受信モジュール、
あるいは、
端末、位置管理装置又は隣接セルへ第3情報を送信するための第2送信モジュールであって、前記第3情報は、測位用のSRSの設定情報及びRRC状態指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第3情報は、前記端末がRRC非接続状態で前記SRSを送信するか否かを決定するためのものである第2送信モジュールを含むネットワーク側機器を提供する。
【0013】
第6態様において、本発明の実施例は、
第1情報を受信するための第1受信モジュールであって、前記第1情報は、DRXの設定情報、前記SRSの設定情報、前記SRSの現在の周期、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記端末がDRXを設定したことを指示する情報、前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報、前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報、前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報のうちの少なくとも1つを含む第1受信モジュール、
前記第1情報に基づき、前記端末がDRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信するか否か、及び、どのように前記SRSを送信するかのうちの少なくとも1つを決定するための第1決定モジュール、
及び/又は、
ネットワーク側機器又は端末へ第2情報を送信するための送信モジュールであって、前記第2情報は、DRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記SRSの現在の周期及び前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係のうちの少なくとも1つを含む送信モジュール、
あるいは、
第3情報を受信するための第2受信モジュールであって、前記第3情報は、測位用のSRSの設定情報及びRRC状態指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第3情報は、前記端末がRRC非接続状態で前記SRSを送信するか否かを決定するためのものである第2受信モジュール、
前記第3情報に基づき、端末のRRC非接続状態で測位用のSRSを送信するか否かを決定するための第2決定モジュールを含む位置管理装置を提供する。
【0014】
第7態様において、本発明の実施例は、プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサにより実行される時に上記第1態様のSRSの送信方法のステップを実現する端末を提供する。
【0015】
第8態様において、本発明の実施例は、プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサにより実行される時に上記第2態様のSRSの設定方法のステップを実現するネットワーク側機器を提供する。
【0016】
第9態様において、本発明の実施例は、プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサにより実行される時に上記第3態様のSRSの測定方法のステップを実現するネットワーク側機器を提供する。
【0017】
第10態様において、本発明の実施例は、通信機器に応用される測位方法であって、
位置管理装置へRRC状態指示情報を送信するステップを含み、前記通信機器は端末又はネットワーク側機器であり、前記RRC状態指示情報は少なくともRRC接続状態情報を含む測位方法を提供する。
【0018】
第11態様において、本発明の実施例は、位置管理装置に応用される測位方法であって、
端末又はネットワーク側機器から送信されるRRC状態指示情報を受信するステップであって、前記RRC状態指示情報は少なくともRRC接続状態情報を含むステップを含む測位方法を提供する。
【0019】
第12態様において、本発明の実施例は、通信機器であって、
位置管理装置へRRC状態指示情報を送信するための送信モジュールを含み、前記通信機器は端末又はネットワーク側機器であり、前記RRC状態指示情報は少なくともRRC接続状態情報を含む通信機器を提供する。
【0020】
第13態様において、本発明の実施例は、
端末又はネットワーク側機器から送信されるRRC状態指示情報を受信するための受信モジュールであって、前記RRC状態指示情報は少なくともRRC接続状態情報を含む受信モジュールを含む位置管理装置を提供する。
【0021】
第14態様において、本発明の実施例は、プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサにより実行される時に通信機器に応用される上記測位方法のステップを実現する通信機器を提供する。
【0022】
第15態様において、本発明の実施例は、プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶され且つ前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは前記プロセッサにより実行される時に上記の位置管理装置に応用される測位方法のステップを実現する位置管理装置を提供する。
【0023】
第16態様において、本発明の実施例は、プロセッサにより実行される時に上記第1態様のSRSの送信方法のステップを実現するか、又は、プロセッサにより実行される時に上記第2態様のSRSの設定方法のステップを実現するか、又は、プロセッサにより実行される時に上記第3態様のSRSの測定方法のステップを実現するか、又は、プロセッサにより実行される時に上記第10態様の測位方法のステップを実現するか、又は、プロセッサにより実行される時に上記第11態様の測位方法のステップを実現するコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【発明の効果】
【0024】
本発明の実施例では、測位用のSRSの送信方式が明確化され、それにより、隣接セルはUEによるSRS送信がない場合にSRSの測定を行わないことが可能になり、リソースの浪費が回避される。
【図面の簡単な説明】
【0025】
下記の好ましい実施形態の詳しい説明を閲覧することによって、各種の他の利点及び利益は当業者にとって自明になる。図面は、好ましい実施形態を示すためのものに過ぎず、本発明を限定するものと解釈されるべきではない。また、全ての図面において、同一の参照符号は同一の部材を示す。図面の説明を次に記載する。
図1】本発明の実施例で提供される無線通信システムのアーキテクチャ模式図である。
図2】DRXの周期の模式図である。
図3】DRXの長周期及び短周期の模式図である。
図4A】本発明の実施例に係るSRSの送信方法の手順模式図である。
図4】本発明の実施例に係るSRSの送信方法の手順模式図である。
図5】本発明の別の実施例に係るSRSの送信方法の手順模式図である。
図6】本発明の実施例に係るSRSの設定方法の手順模式図である。
図7】本発明の別の実施例に係るSRSの設定方法の手順模式図である。
図8】本発明のさらに別の実施例に係るSRSの設定方法の手順模式図である。
図9】本発明の実施例に係るSRSの測定方法の手順模式図である。
図10】本発明の別の実施例に係るSRSの測定方法の手順模式図である。
図11】本発明のさらに別の実施例に係るSRSの測定方法の手順模式図である。
図12】本発明の実施例に係る端末と、サービングセルと、位置管理装置と、隣接セルとの間のインタラクション手順模式図である。
図13】本発明の別の実施例に係る端末と、サービングセルと、位置管理装置と、隣接セルとの間のインタラクション手順模式図である。
図14】本発明の実施例に係る端末の構造模式図である。
図15】本発明の実施例に係るネットワーク側機器の構造模式図である。
図16】本発明の別の実施例に係るネットワーク側機器の構造模式図である。
図17】本発明のさらに別の実施例に係るネットワーク側機器の構造模式図である。
図18】本発明の実施例に係る位置管理装置の構造模式図である。
図19】本発明の別の実施例に係る位置管理装置の構造模式図である。
図20】本発明のさらに別の実施例に係る位置管理装置の構造模式図である。
図21】本発明の実施例に係る端末のハードウェア構造模式図である。
図22】本発明の更なる実施例に係る端末の構造模式図である。
図23】本発明の更なる実施例に係るネットワーク側機器の構造模式図である。
図24】本発明の更なる実施例に係る位置管理装置の構造模式図である。
図25】本発明の実施例に係る測位方法の手順模式図である。
図26】本発明の別の実施例に係る測位方法の手順模式図である。
図27】本発明の実施例に係る通信機器の構造模式図である。
図28】本発明の更なる実施例に係る位置管理装置の構造模式図である。
図29】本発明の別の実施例に係る通信機器の構造模式図である。
図30】本発明の更なる実施例に係る位置管理装置の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
本願の明細書及び特許請求の範囲における用語「含む」及びそのあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、必ず明確に挙げられたステップ又はユニットに限定されるものではなく、さらに挙げられていない又はこれらのプロセス、方法、製品又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。また、明細書及び請求項において使用される「及び/又は」は、接続対象のうちの少なくとも1つを示し、例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在すること、Bのみが存在すること、及びAとBが同時に存在することの3つの場合を含む意味である。
【0027】
本発明の実施例において、「例示的」又は「例えば」等の用語は例、例証又は説明とすることを示すためのものである。本発明の実施例において「例示的」又は「例えば」と説明されるいなかる実施例又は設計案も他の実施例又は設計案より好ましい又は有利であると解釈されるべきではない。厳密に言えば、「例示的」又は「例えば」等の用語は具体的な形態で関連概念を示す目的で使用される。
【0028】
以下において図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。本発明の実施例で提供されるSRSの送信、設定及び測定方法、測位方法並びに機器は無線通信システムに応用することができる。該無線通信システムは5Gシステム、又は発展型ロングタームエボリューション(Evolved Long Term Evolution,eLTE)システム、又は将来発展型通信システムを採用してもよい。
【0029】
図1は本発明の実施例で提供される無線通信システムのアーキテクチャ模式図である。図1に示すように、該無線通信システムはネットワーク側機器11、及びネットワーク側機器11に接続可能な端末12を含んでもよい。実用において上記各機器同士は無線で接続してもよく、各機器間の接続関係を直感的に示すために、図1では実線で示している。
【0030】
説明すべきことは、上記通信システムは複数の端末12を含んでもよく、ネットワーク側機器11は複数の端末12との通信(シグナリング伝送又はデータ伝送)が可能である点である。
【0031】
本発明の実施例で提供されるネットワーク側機器11は基地局であってもよく、該基地局は一般に使用される基地局であってもよく、発展型基地局(evolved node base station,eNB)であってもよく、5Gシステムにおけるネットワーク側機器(例えば、次世代基地局(next generation node base station,gNB)又は送受信ポイント(transmission and reception point,TRP))又はセルcell等の機器であってもよい。又は、将来発展型通信システムにおけるネットワーク側機器であってもよい。
【0032】
本発明の実施例で提供される端末12は携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(Ultra-Mobile Personal Computer,UMPC)、ネットブック又はパーソナルディジタルアシスタント(Personal Digital Assistant,PDA)等であってもよい。
【0033】
以下において、まず本発明の実施例に係る一部の技術内容を説明する。
【0034】
図2を参照し、間欠受信(Discontinuous Reception,DRX)周期(cycle)は「On Duration」及び「Opportunity for DRX」からなる。「On Duration」の期間中、UEは物理ダウンリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel,PDCCH)を傍受し受信する(即ち、DRXアクティブ時間であって、アクティブ期間と呼ばれてもよい)。「Opportunity for DRX」の期間中、UEは消費電力を節約するためにダウンリンクチャネルのデータを受信しない(即ち、DRX非アクティブ時間であって、休止期間と呼ばれてもよい)。
【0035】
図3を参照し、異なるサービスモデルに応じて、短周期(short DRX-cycle)又は長周期(long DRX-cycle)を設定してもよい。
【0036】
以下においてNR RRCの3つの状態を説明する。
【0037】
アイドル(Idle)状態にあるUEは、ネットワーク側においてRRCコンテキストを有さず、つまり、ネットワーク側とUEとの通信に必要なパラメータは特定のセルに属するものでなく、また、ネットワーク側は該UEが存在するか否かを把握していない。UEには1グループのトラッキングエリア識別子(Tracking area identifier,TAI)リスト(list)が割り当てられる。コアネットワークの観点から、無線アクセスネットワーク(RAN)側とコアネットワークとの接続が既に切断されている。UEは消費電力を低減するために、大部分の時間で休止状態にあるので、データ伝送ができない。ダウンリンクにおいて、Idle状態にあるUEは、ネットワーク側からページングメッセージ(送信された場合)を受信するよう周期的にウェイクアップすることができる。モビリティ(Mobility)はUEによるセル再選択によって処理することができる。Idle状態では、UEとネットワーク側とのアップリンク同期が保たれず、Idle状態から接続(Connected)状態に移行するには、ランダムアクセス(Random Access)によって、UEとネットワーク側とにおいてRRCコンテキストを確立する以外に方法はない。
【0038】
RRC_Connected状態では、RRCコンテキストを確立することができ、且つ通信に必要な全てのパラメータが両エンティティ(UEとネットワーク側)に既知である。コアネットワークの観点から、UEはCN_Connected状態にある。UEが属するセルは既知であり、且つ機器とネットワークとの間でシグナリングを伝送するための機器識別子、即ちセル無線ネットワーク一時識別子(C-RNTI)が設定されている。接続状態ではデータ伝送ができるが、パケットのデータストリームは通常バースト性のものであるため、データストリームの伝送がない場合、UEの受信回路を遮断することで消費電力を低減してもよく、ここでDRX技術が採用される。接続状態で基地局(gNB)においてRRCコンテキストが確立されているため、DRXからの離脱及びデータ受信/送信の開始は比較的速い。接続状態では、ネットワーク側によってモビリティ(Mobility)を制御することができ、つまり、UEがネットワークに隣接セル測定を提供し、ネットワークが機器のハンドオーバ(handover)を命令する。アップリンク時間同期は存在することがあるが、存在しないこともあり、伝送すべきデータがあるならば、ランダムアクセスを使用することでアップリンク同期を確立してよい。
【0039】
LTEでは、アイドル状態及び接続状態のみがサポートされる。実際に、電力を節約するためにアイドル状態をUEの主なスリープ状態として使用することが一般的である。しかし、一部のスマートフォンではスモールデータパケットが頻繁に伝送されることが多いため、LTE方式を採ると、アイドル状態から接続状態への移行が多く発生する。これらの移行によりシグナリング負荷及びシグナリング遅延が増加する。したがって、シグナリング負荷及び待ち時間を減少させるために、NRに非アクティブ状態(RRC_INACTIVE)状態が導入される。
【0040】
RRC_INACTIVE状態では、ネットワーク側とUE側のRRCコンテキストが維持される。コアネットワークの観点から、RAN側とコアネットワークが接続されている。このため、非アクティブ状態から接続状態への移行速度が速く、且つコアネットワークシグナリングが必要でない。同時に、UEのアイドル状態のような方式での休止、及びセル再選択によるモビリティ処理が許可される。よって、RRC_INACTIVEはアイドル状態と接続状態が混在したものと見なされ得る。
【0041】
以上の検討から分かるように、異なる状態間にはその関わるモビリティ(mobility)メカニズムという重大な差異が存在する。高効率なモビリティ処理はどの移動通信システムにおいても重要な部分である。アイドル及び非アクティブ状態について、モビリティは機器によりセル再選択によって処理され、接続状態について、モビリティはネットワーク側によりUE測定に基づいて処理される。
【0042】
図4Aを参照し、図4Aは本発明の実施例に係るSRSの送信方法であり、該方法は端末に応用され、
DRXに関する目標情報及び/又はRRC状態に基づき、測位用のサウンディング基準信号SRSを送信するステップ41Aを含む。
【0043】
本発明の実施例において、SRSの送信方式はDRXに関する目標情報及び/又はRRC状態に基づいて決定すると明確化され、それにより、隣接セルはUEによるSRS送信がない場合にSRSの測定を行わないことが可能になり、リソースの浪費が回避される。
【0044】
図4を参照し、図4は本発明の実施例に係るSRSの送信方法であり、該方法は端末に応用され、
DRXアクティブ時間(Active Time)にのみ測位用のSRSを送信するか、又は、DRX非アクティブ時間(no Active Time)に測位用のSRSを送信するステップ41を含む。
【0045】
DRXアクティブ時間にのみ測位用のSRSを送信するとは、言い換えれば、DRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信しない。
【0046】
一方、DRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信するステップは、DRX非アクティブ時間にのみ測位用のSRSを送信するステップ、又は、DRX非アクティブ時間及びDRXアクティブ時間に測位用のSRSを送信するステップを含んでもよい。
【0047】
本発明の実施例において、DRX非アクティブ時間での測位用のSRSの送信方式が明確化され、それにより、隣接セルはUEによるSRS送信がない場合にSRSの測定を行わないことが可能になり、リソースの浪費が回避される。
【0048】
本発明の実施例において、選択的に、前記SRSは、非周期的SRS、周期的SRS及び半静的SRSのうちの少なくとも1つを含む。
【0049】
さらに選択的に、非周期的SRSと周期的SRS及び半静的SRSは挙動が異なってもよく、例えば、非周期的SRSについては、DRXアクティブ時間及びDRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信する。
【0050】
本発明のいくつかの実施例において、選択的に、前記目標情報は第1情報を含み、前記SRSの送信方法は、
位置管理装置へ第1情報を送信するステップ401であって、前記第1情報は、DRXの設定情報、前記SRSの設定情報、前記SRSの現在の周期、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記端末がDRXを設定したことを指示する情報、前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報、前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報、前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報のうちの少なくとも1つを含むステップ401をさらに含む。
【0051】
本発明の実施例において、端末が位置管理装置へ第1情報を送信することによって、位置管理装置は前記第1情報に基づき、DRX非アクティブ時間に端末が前記SRSを送信するか否か及び/又はどのように前記SRSを送信するかを決定することが可能になり、例えば、端末が前記SRSを送信しない場合、位置管理装置は隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルもしくは再設定もしくは再要求してもよく、又は、位置管理装置が第1情報を隣接セルに転送し、隣接セルが前記DRXの設定情報に基づき、DRX非アクティブ時間に端末が前記SRSを送信するか否か及び/又はどのように前記SRSを送信するかを決定するようにしてもよく、それにより、隣接セルはUEによるSRS送信がない場合にSRSの測定を行わないことが可能になり、リソースの浪費が回避される。
【0052】
本発明の実施例において、前記位置管理装置はコアネットワークに存在してもよく、例えば、前記位置管理装置は位置管理機能(LMF、E-SLMC)等としてもよい。前記位置管理装置はアクセスネットワークに存在してもよい。
【0053】
本発明の実施例において、選択的に、LTE測位プロトコル(LPP)又は発展型LPPによって前記位置管理装置へ前記第1情報を送信する。
【0054】
以下において例を挙げて説明する。
【0055】
本発明のいくつかの実施例において、端末は位置管理装置へDRXの設定情報を送信する。それによって、位置管理装置は前記DRXの設定情報に基づき、DRX非アクティブ時間に端末が前記SRSを送信するか否か及び/又はどのように前記SRSを送信するかを決定することが可能になり、又は、位置管理装置がDRXの設定情報を隣接セルに転送し、隣接セルが前記DRXの設定情報に基づき、DRX非アクティブ時間に端末が前記SRSを送信するか否か及び/又はどのように前記SRSを送信するかを決定することは可能になる。
【0056】
選択的に、端末はLPP又は発展型LPPによって位置管理装置へDRXの設定情報を送信する。
【0057】
選択的に、位置管理装置はLTE測位プロトコルA(LPPA)、発展型LPPA、NR測位プロトコルA(NRPPA)又は発展型NRPPAによって隣接セルへDRXの設定情報を送信する。
【0058】
本発明のいくつかの実施例において、端末は位置管理装置へ前記SRSの現在の周期、前記端末がDRXを設定したことを指示する情報、前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報及び/又は前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報を送信する。それによって、位置管理装置は上記情報に基づき、DRX非アクティブ時間に端末が前記SRSを送信するか否か及び/又はどのように前記SRSを送信するかを決定することが可能になり、又は、位置管理装置が上記情報を隣接セルに転送し、隣接セルが上記情報に基づき、DRX非アクティブ時間に端末が前記SRSを送信するか否か及び/又はどのように前記SRSを送信するかを決定することは可能になる。
【0059】
選択的に、DRX設定後、端末は位置管理装置へ前記SRSの現在の周期T2及び/又は前記端末がDRXを設定したことを指示する情報を送信する。
【0060】
さらに選択的に、DRXの周期が変化した又はDRXが長(long)DRXになった場合、端末は位置管理装置へ前記SRSの現在の周期T3及び/又は前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報を送信する。
【0061】
選択的に、DRX設定のキャンセル後、端末は位置管理装置へ前記SRSの現在の周期T1及び/又は前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報を送信する。
【0062】
選択的に、T1、T2及びT3はいずれも異なる。
【0063】
さらに選択的に、T2はT1より長く、T3はT2より長い。
【0064】
上記実施例において、選択的に、前記SRSの現在の周期は前記SRSの設定周期の関数及び/又はDRXの周期の関数に基づいて決定され、例えば、さらに、前記SRSの現在の周期はDRXの設定で長くなる。
【0065】
例を挙げれば、前記関数は、
Max(A,B)と、
最小公倍数(A,B)と、のうちの1つを含む。
ただし、Aは前記SRSの設定周期の関数に基づいて決定された値であり、BはDRXの周期の関数に基づいて決定された値である。
【0066】
前記SRSの設定周期の関数に基づいて決定された上記値は前記SRSの設定周期そのものを含んでもい。DRXの周期の関数に基づいて決定された値はDRXの周期そのものを含んでもい。
【0067】
選択的に、前記SRSの現在の周期はさらに、
前記SRSの設定周期、
DRXの周期としてもよい。
【0068】
本発明のいくつかの実施例において、選択的に、前記目標情報は第1情報を含み、前記方法は、
ネットワーク側機器から送信される第1情報を受信するステップ402であって、前記第1情報は、DRXの設定情報、前記SRSの設定情報、前記SRSの現在の周期、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記端末がDRXを設定したことを指示する情報、前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報、前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報、前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報のうちの少なくとも1つを含むステップ402をさらに含み、
前記端末がDRXを設定したことを指示する情報はDRXコマンドMAC CE又はLong DRXコマンドMAC CEであってもよく、RRCにおける指示情報であってもよく、
前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報はRRC設定情報もしくはRRC再設定情報もしくはSIBメッセージであってもよく、MAC CEの制御命令であってもよく、少なくとも上記情報は前記DRXの周期の情報を含み、又はDRX周期が変化したことを暗黙的に指示し、例えば、Long DRXコマンドMAC CEはUEがshort DRXからLong DRXに移行することを指示するものであり、
前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報は、例えば、ウェイクアップ信号が設定されたとしても、SRS送信がウェイクアップ信号と無関係であるというような、SRS送信とウェイクアップ信号との関係、又は、例えば、ウェイクアップ信号が第1アクティブ時間にウェイクアップする必要がないと指示した場合、SRSも第1アクティブ時間に送信する必要がなくなるというような、ウェイクアップ信号によるアクティブ化の有無とSRS送信との間の影響を指示するためのものである。
【0069】
本発明の実施例において、選択的に、前記端末は、RRC設定、事前設定、MACアクティブ設定及びDCI指示という方式のうちの少なくとも1つで、前記ネットワーク側機器から送信される前記第1情報を受信する。
【0070】
マスタ情報ブロック(Master Information Block,MIB)又はシステム情報ブロック(System Information Block,SIB)を用いて上記第1情報を事前設定してもよい。
【0071】
DCIは、非アクティブ時間前のDRX持続時間中に監視されるPDCCH内のDCI(DCI within PDCCH to be monitored by the UE during DRX onDuration before non-active time)、又はDRX設定前に監視されるPDCCH内のDCIである。
【0072】
MACアクティブ設定は単独のMAC CEとしてもよく、DRXコマンドとのMAC CE設定としてもよく、又はSRSアクティブ化もしくは非アクティブ化によるMAC CEにおいて、例えば0又は1で操作1を実行することを表すように、1bitでSRS送信挙動とDRX状態との関係を記述してもよく、あるいは、Nbitで前記SRSの現在の周期を記述してもよく、前記NbitはRRCにおいて設定された周期(例えば、T1、T2、T3)と対応関係を有するものであり、
RRCはDRXの設定情報又はSRSの設定情報又は他のIEにおいて前記第1情報、例えばDRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報を、設定してもよく、
本発明の実施例において、選択的に、前記第1情報は上記方式で任意に組み合わせることができ、例えば、RRCによってDRXの設定情報、前記SRSの設定情報を端末に送信し、MAC CEによって前記SRSの現在の周期、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報等を端末に送信してもよく、端末は上記全部又は一部の第1情報に基づいてDRX非アクティブ時間に端末が前記SRSを送信するか否か及び/又はどのように前記SRSを送信するかを決定する。
【0073】
本発明の実施例において、端末がネットワーク側機器から送信される第1情報を受信することによって、端末は前記第1情報に基づき、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否か及び/又はどのように前記SRSを送信するかを決定することが可能になる。
【0074】
本発明のいくつかの実施例において、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否か及び/又はどのように前記SRSを送信するかは、ネットワーク側機器により決定されて、前記端末へ指示されてもよい。
【0075】
つまり、上記第1情報はDRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報であってもよい。
【0076】
本発明の別のいくつかの実施例において、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否か及び/又はどのように前記SRSを送信するかは端末により決定されてもよい。
【0077】
上記第1情報はDRXの設定情報、前記SRSの設定情報、前記SRSの現在の周期、前記端末がDRXを設定したことを指示する情報、前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報、前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報及び/又は前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報であってもよく、
前記端末は上記情報に基づき、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否か及び/又はどのように前記SRSを送信するかを決定する。
【0078】
当然、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否か及び/又はどのように前記SRSを送信するかはプロトコルにより取り決められてもよい。
【0079】
本発明の実施例において、選択的に、DRXに関する目標情報に基づき、測位用のSRSを送信するステップは、前記第1情報を受信したスロット(例えば、DRXの設定情報及び/又はSRSの設定情報を受信したslot)、又は、前記第1情報を受信した後のNT1時間(例えば、DCIを受信した後のNT1時間)、又は、前記第1情報を受信したスロット後の前記SRSの次の周期(例えば、DRXの設定情報及び/又はSRSの設定情報又はDCIを受信したslot後の前記SRSの次の周期)において、DRXに関する目標情報に基づき、測位用のSRSを送信するステップを含む。
【0080】
本発明のいくつかの実施例において、選択的に、前記目標情報は第2情報を含み、前記方法は、
位置管理装置から送信される第2情報を受信するステップ403であって、前記第2情報は、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記SRSの現在の周期及び前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係のうちの少なくとも1つを含むステップ403をさらに含む。
【0081】
本発明の実施例において、端末が位置管理装置から送信される第2情報を受信することによって、端末は前記第2情報に基づき、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否か及び/又はどのように前記SRSを送信するかを決定することが可能になる。
【0082】
本発明の実施例において、選択的に、前記端末はLPP又は発展型LPPによって前記位置管理装置から送信される前記第2情報を受信する。
【0083】
本発明の実施例において、選択的に、端末は受信された第1情報及び第2情報に基づいて測位用のSRSを送信し、例えば、前記第1情報はDRXの設定情報、前記SRSの設定情報のみを含み、前記第2情報は、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記SRSの現在の周期のうちの少なくとも1つを含み、端末はDRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報に基づいてSRSを送信か否かを決定し、さらに、SRSの設定及び前記SRSの現在の周期に基づいてどのようにSRSを送信するかを決定する。
【0084】
本発明の実施例において、選択的に、DRXに関する目標情報に基づき、測位用のSRSを送信する前記ステップは、前記第2情報を受信したスロット、又は、前記第2情報を受信した後のNT1時間、又は、前記第2情報を受信したスロット後の前記SRSの次の周期において、DRXに関する目標情報に基づき、測位用のSRSを送信するステップを含む。
【0085】
上記各実施例において、選択的に、前記DRXの設定情報は、DRXの周期、DRX持続時間タイマの設定情報、DRX非アクティブタイマの設定情報、DRXダウンリンク再送信タイマの設定情報、DRXアップリンク再送信タイマの設定情報、DRX長周期起動オフセットタイマの設定情報、DRX短周期の設定情報、DRX短周期タイマの設定情報、DRXダウンリンクHARQラウンドトリップ時間タイマの設定情報、DRXアップリンクHARQラウンドトリップ時間タイマの設定情報及びDRXコマンドMAC CEの設定情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0086】
以下において上記各DRXのタイマを説明する。
【0087】
DRX持続時間タイマ(drx-onDurationTimer)は、1つのDRX周期内にUEがPDCCHを傍受する持続時間を示すものである。起動になると、途中に再起動が許可されない。
【0088】
DRX非アクティブタイマ(drx-InactivityTimer)は、新規送信を指示するPDCCHを受信してからPDCCHを引き続き傍受しなければならない時間を示すものであり、該Timerは新規送信(UL又はDL)を指示するPDCCHの受信を終了した後の最初のシンボルにて起動又は再起動される。DRX command MAC CEを受信すると、該タイマが停止される。
【0089】
DRXダウンリンク再送信タイマ/DRXアップリンク再送信タイマ(drx-RetransmissionTimerDL/drx-RetransmissionTimerUL)について、該タイマはper HARQ Processパラメータであり、UEが所望のダウンリンク再送信データを受信するために連続して監視しなければならない最大PDCCHスロット(slot)数を示す。該タイマはdrx-HARQ-RTT-Timerがタイムアウトした後の最初のシンボルにて起動される。ダウンリンク再送信を指示するPDCCHを受信すると、該タイマが停止される。
【0090】
DRX長周期起動オフセットタイマ(drx-LongCycleStartOffset)は、longDRX-Cycle及びdrxStartOffsetの2つの意味を同時に示すことができる。ネットワーク側に短周期(ShortDrx-Cycle)パラメータも設定された場合、長周期は短周期の整数倍として設定する必要がある。
【0091】
DRX短周期(drx-ShortCycle)は、短周期DRXの周期長を示す。
【0092】
DRX短周期タイマ(drx-ShortCycleTimer)は、連続して何の短周期でPDCCHを受信していないと長周期に移行するかを示すものである。drx-inactivityTimerがタイムアウトし、且つ短周期になると起動される設定である場合、Timer長は短周期の整数倍とする。
【0093】
DRXダウンリンクHARQラウンドトリップ時間タイマ/DRXアップリンクHARQラウンドトリップ時間タイマ(drx-HARQ-RTT-TimerDL/drx-HARQ-RTT-TimerUL)について、該タイマはPer HARQ Processパラメータであり、再送信を待つ最小時間間隔を示す。ACK/NACK送信を終了した後の最初のシンボルにて該タイマが起動され、該タイマの作動中、対応するMACはPDCCHを傍受しない。該Timerがタイムアウトすると、対応するHARQプロセスのdrx-RetransmissionTimerDLが起動される。
【0094】
(長)DRXコマンドMAC CE((Long)DRX Command MAC CE)はいずれもUEをできるだけ速くスリープ状態にするために導入されるものである。Long CEはdrx-ShortCycleTimerを停止しLong DRXに移行するために用いられ得、CEはdrx-InactivityTimerを停止し、短周期DRXが設定された場合、短周期DRXに移行し、そうでなければ長周期DRXに移行するためのものである。
【0095】
上記各実施例において、選択的に、前記SRSの現在の周期は、
DRX設定後、前記SRSの現在の周期がT2であることと、
DRXの周期が変化した又はDRXが長DRXになった場合、前記SRSの現在の周期がT3であることと、
DRX設定のキャンセル後、前記SRSの現在の周期がT1であることと、のうちの1つとし、
ただし、T1、T2及びT3はいずれも異なる。
【0096】
上記実施例において、選択的に、前記SRSの現在の周期は前記SRSの設定周期の関数及び/又はDRXの周期の関数に基づいて決定される。
【0097】
例を挙げれば、前記関数は、
Max(A,B)と、
最小公倍数(A,B)と、のうちの1つを含む。
ただし、Aは前記SRSの設定周期の関数に基づいて決定された値であり、BはDRXの周期の関数に基づいて決定された値である。
【0098】
前記SRSの設定周期の関数に基づいて決定された上記値は前記SRSの設定周期そのものを含んでもよい。DRXの周期の関数に基づいて決定された値はDRXの周期そのものを含んでもよい。
【0099】
本発明のいくつかの実施例において、DRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信する前記ステップは、
前記DRX非アクティブ時間にのみ前記SRSを送信するステップ411Aを含む。
【0100】
前記DRX非アクティブ時間にのみ前記SRSを送信するとは、言い換えれば、DRXアクティブ時間に測位用のSRSを送信しない。
【0101】
本発明の実施例において、選択的に、前記DRX非アクティブ時間にのみ前記SRSを送信する前記ステップは、SRSの送信タイムウィンドウとDRXのアクティブ時間のタイムウィンドウとが部分的に重なった場合、重なり部分におけるSRSの送信をキャンセルするステップを含む。
【0102】
本発明の実施例において、位置管理装置はDRXの設定情報及びSRSの設定情報に基づき、SRSの送信タイムウィンドウとDRXのアクティブ時間のタイムウィンドウとが部分的に重なったと判定し、それにより、隣接セルによる重なり部分におけるSRSの測定をキャンセルすることができる。
【0103】
本発明の別のいくつかの実施例において、DRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信する前記ステップは、
DRX非アクティブ時間及びDRXアクティブ時間に測位用のSRSを送信するステップ411Bを含む。
【0104】
言い換えれば、SRSの送信はDRXにより影響されない。
【0105】
上記各実施例において、選択的に、DRXアクティブ時間に測位用のSRSを送信するステップは、前記SRSが、PDCCH、PUCCH、PUSCH、動的にスケジューリングされるPUCCH、動的にスケジューリングされるPUSCH、SRを搬送するPUCCHと衝突する場合、前記SRSの送信をキャンセルするか又は再送信するステップを含む。
【0106】
DRXアクティブ時間に測位用のSRSを送信するステップは、DRXアクティブ時間にのみ測位用のSRSを送信する場合があり、DRX非アクティブ時間及びDRXアクティブ時間に測位用のSRSを送信する場合もある。
【0107】
本発明のいくつかの実施例において、前記DRXアクティブ時間は第1アクティブ時間であり、前記第1アクティブ時間は傍受時間であり、
DRX持続時間タイマ(drx-onDurationTimer)又はDRX非アクティブタイマ(drx-InactivityTimer)又はDRXダウンリンク再送信タイマ(drx-RetransmissionTimerDL)又はDRXアップリンク再送信タイマ(drx-RetransmissionTimerUL)又はランダムアクセス競合解決タイマ(ra-ContentionResolutionTimer)の作動期間と、
1つのスケジューリング要求がPUCCH上で送信され且つ保留されている(a Scheduling Request is sent on PUCCH and is pending)時間と、
競合によるランダムアクセスプリアンブルのうちMACエンティティにより選択されたランダムアクセスプリアンブルでないもののランダムアクセス応答の受信に成功した後に、MACエンティティのセル無線ネットワーク一時識別子にアドレス指定された新規伝送を指示するためのPDCCHが受信されていない(a PDCCH indicating a new transmission addressed to the C-RNTI of the MAC entity has not been received after successful reception of a Random Access Response for the Random Access Preamble not selected by the MAC entity among the contention-based Random Access Preamble)時間と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0108】
本発明の別のいくつかの実施例において、前記DRXアクティブ時間は第2アクティブ時間であり、前記第2アクティブ時間はウェイクアップ信号(WUS)を検出した後の第1アクティブ時間であり、前記第1アクティブ時間は、
DRX持続時間タイマ(drx-onDurationTimer)又はDRX非アクティブタイマ(drx-InactivityTimer)又はDRXダウンリンク再送信タイマ(drx-RetransmissionTimerDL)又はDRXアップリンク再送信タイマ(drx-RetransmissionTimerUL)又はランダムアクセス競合解決タイマ(ra-ContentionResolutionTimer)の作動期間と、
1つのスケジューリング要求がPUCCH上で送信され且つ保留されている時間と、
競合によるランダムアクセスプリアンブルのうちMACエンティティにより選択されたランダムアクセスプリアンブルでないもののランダムアクセス応答の受信に成功した後に、MACエンティティのセル無線ネットワーク一時識別子にアドレス指定された新規伝送を指示するためのPDCCHが受信されていない時間と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0109】
本発明の各実施例において、選択的に、DRXアクティブ時間に測位用のSRSを送信するステップは、ウェイクアップ信号が検出されていない場合、位置管理装置へ、現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示するための指示情報を送信するステップを含む。
【0110】
言い換えれば、ウェイクアップ信号が検出されていないならば、前記第1アクティブ時間中であっても、前記SRSは送信しない。
【0111】
DRXアクティブ時間に測位用のSRSを送信するステップは、DRXアクティブ時間にのみ測位用のSRSを送信する場合があり、DRX非アクティブ時間及びDRXアクティブ時間に測位用のSRSを送信する場合もある。
【0112】
ロケーションサーバは現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示するための上記指示情報を受信した後に、隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルするか、又は、前記指示情報を隣接セルに転送してもよく、隣接セルは前記指示情報に基づいて前記SRSの測定を行わないことが可能である。
【0113】
図5を参照し、図5は本発明の実施例に係るSRSの送信方法であり、該方法は端末に応用され、
RRC接続状態でのみ測位用のSRSを送信するか、又は、RRC非接続状態で測位用のSRSを送信するステップ51を含む。
【0114】
前記RRC非接続状態はRRCアイドル状態(idle)又はRRC非アクティブ状態(inactive)であってもよい。
【0115】
RRC接続状態でのみ測位用のSRSを送信するとは、言い換えれば、RRC非接続状態で測位用のSRSを送信しない。
【0116】
一方、RRC非接続状態で測位用のSRSを送信するステップは、RRC非接続状態でのみ測位用のSRSを送信するステップ、又は、RRC非接続状態及びRRC接続状態で測位用のSRSを送信するステップを含んでもよい。
【0117】
本発明の実施例において、RRC非接続状態での測位用SRSの送信方式が明確化され、それにより、隣接セルはUEによるSRS送信がない場合にSRSの測定を行わないことが可能になり、リソースの浪費が回避される。
【0118】
本発明の実施例において、選択的に、RRC非接続状態及びRRC接続状態で測位用のSRSを送信する場合、RRC非接続状態での前記SRSの周期とRRC接続状態での前記SRSの周期とは異なる。
【0119】
本発明の実施例において、選択的に、RRC非接続状態及びRRC接続状態で測位用のSRSを送信する場合、RRC非接続状態での前記SRSの周期はRRC接続状態での前記SRSの周期より長い。即ち、RRC非接続状態で、端末はSRS送信を緩める。
【0120】
本発明の実施例において、選択的に、前記SRSの送信方法は、
位置管理装置へRRC状態指示情報を送信するステップ50をさらに含む。
【0121】
選択的に、前記RRC状態指示情報は、隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルもしくは再設定もしくは再要求することを前記位置管理装置に通知する指示情報、前記SRSの送信とRRC接続状態との関係情報、及び、RRC接続状態情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0122】
又は、隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルもしくは再設定もしくは再要求することを前記位置管理装置に暗黙的に通知してもよく、つまり、前記端末がRRCアイドル状態又はRRC非アクティブ状態にあるとRRC状態指示情報中のRRC接続状態情報が指示した場合、隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルもしくは再設定もしくは再要求することを前記位置管理装置に暗黙的に通知する。
【0123】
選択的に、前記端末はLPP又は発展型LPPによって前記位置管理装置へ前記RRC状態指示情報を送信する。
【0124】
本発明の実施例において、端末が位置管理装置へRRC状態指示情報を送信することによって、位置管理装置は前記RRC状態指示情報に基づき、RRC非接続状態で端末が前記SRSを送信するか否かを決定することが可能になり、例えば、端末が前記SRSを送信しない場合、位置管理装置は隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルもしくは再設定もしくは再要求してもよく、それにより、隣接セルはUEによるSRS送信がない場合にSRSの測定を行わないことが可能になり、リソースの浪費が回避される。
【0125】
図6を参照し、図6は本発明の実施例に係るSRSの送信方法であり、該方法はネットワーク側機器に応用され、
端末、位置管理装置又は隣接セルへ第1情報を送信するステップ61を含み、前記第1情報は、DRXの設定情報、前記SRSの設定情報、前記SRSの現在の周期、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記端末がDRXを設定したことを指示する情報、前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報、前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報、前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1情報は、前記端末がDRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否か、及び、どのように前記SRSを送信するかのうちの少なくとも1つを決定するためのものである。
【0126】
選択的に、前記DRXの設定情報は、DRXの周期、DRX持続時間タイマの設定情報、DRX非アクティブタイマの設定情報、DRXダウンリンク再送信タイマの設定情報、DRXアップリンク再送信タイマの設定情報、DRX長周期起動オフセットタイマの設定情報、DRX短周期の設定情報、DRX短周期タイマの設定情報、DRXダウンリンクHARQラウンドトリップ時間タイマの設定情報、DRXアップリンクHARQラウンドトリップ時間タイマの設定情報及びDRXコマンドMAC CEの設定情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0127】
選択的に、前記ネットワーク側機器は、RRC設定、事前設定、MACアクティブ設定及びDCI指示という方式のうちの1つで、前記端末へ前記第1情報を送信する。
【0128】
選択的に、前記ネットワーク側機器はLPPA又は発展型LPPA又はNRPPA又は発展型NRPPAによって前記位置管理装置へ前記第1情報を送信し、
選択的に、前記ネットワーク側機器はX2プロトコルによって隣接セルへ前記第1情報を送信する。
【0129】
選択的に、前記SRSの現在の周期は、
前記端末がDRXを設定した後に、前記SRSの現在の周期がT2であることと、
前記端末のDRXの周期が変化した場合、前記SRSの現在の周期がT3であることと、
前記端末がDRX設定をキャンセルした後に、前記SRSの現在の周期がT1であることと、のうちの1つとし、
ただし、T1、T2及びT3はいずれも異なる。
【0130】
選択的に、前記SRSの現在の周期は前記SRSの設定周期の関数及び/又はDRXの周期の関数に基づいて決定される。
【0131】
選択的に、前記関数は、
Max(A,B)と、
最小公倍数(A,B)と、のうちの1つとする。
ただし、Aは前記SRSの設定周期の関数に基づいて決定された値であり、BはDRXの周期の関数に基づいて決定された値である。
【0132】
図7を参照し、図7は本発明の実施例に係るSRSの送信方法であり、該方法はネットワーク側機器に応用され、
位置管理装置から送信される第2情報を受信するステップ71であって、前記第2情報は、DRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記SRSの現在の周期及び前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係のうちの少なくとも1つを含むステップ71を含み、
選択的に、前記ネットワーク側機器はLPPA又は発展型LPPA又はNRPPA又は発展型NRPPAによって前記位置管理装置から送信される前記第2情報を受信する。
【0133】
選択的に、前記SRSの現在の周期は、
前記端末がDRXを設定した後に、前記SRSの現在の周期がT2であることと、
前記端末のDRXの周期が変化した場合、前記SRSの現在の周期がT3であることと、
前記端末がDRX設定をキャンセルした後に、前記SRSの現在の周期がT1であることと、のうちの1つとし、
ただし、T1、T2及びT3はいずれも異なる。
【0134】
選択的に、前記SRSの現在の周期は前記SRSの設定周期の関数及び/又はDRXの周期の関数に基づいて決定される。
【0135】
選択的に、前記関数は、
Max(A,B)と、
最小公倍数(A,B)と、のうちの1つとする。
ただし、Aは前記SRSの設定周期の関数に基づいて決定された値であり、BはDRXの周期の関数に基づいて決定された値である。
【0136】
図8を参照し、図8は本発明の実施例に係るSRSの送信方法であり、該方法はネットワーク側機器に応用され、
端末、位置管理装置又は隣接セルへ第3情報を送信するステップ81を含み、前記第3情報は、測位用のSRSの設定情報及びRRC状態指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第3情報は、前記端末がRRC非接続状態で前記SRSを送信するか否かを決定するためのものである。
【0137】
選択的に、前記ネットワーク側機器は、RRC設定、事前設定、MACアクティブ設定及びDCI指示という方式のうちの1つで、前記端末へ前記第3情報を送信する。
【0138】
選択的に、前記ネットワーク側機器はLPPA又は発展型LPPA又はNRPPA又は発展型NRPPAによって前記位置管理装置へ第3情報を送信する。
【0139】
選択的に、前記ネットワーク側機器はX2プロトコルによって隣接セルへ前記第3情報を送信する。
【0140】
選択的に、前記RRC状態指示情報は、隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルもしくは再設定もしくは再要求することを前記位置管理装置に通知する指示情報、前記SRSの送信とRRC接続状態との関係情報、及び、RRC接続状態情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0141】
図9を参照し、図9は本発明の実施例に係るSRSの送信方法であり、該方法は位置管理装置に応用され、
第1情報を受信するステップ91であって、前記第1情報は、DRXの設定情報、前記SRSの設定情報、前記SRSの現在の周期、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記端末がDRXを設定したことを指示する情報、前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報、前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報、前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報のうちの少なくとも1つを含むステップと、
前記第1情報に基づき、前記端末がDRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信するか否か、及び、どのように前記SRSを送信するかのうちの少なくとも1つを決定するステップ92と、を含む。
【0142】
選択的に、前記位置管理装置はLPPA又は発展型LPPA又はNRPPA又は発展型NRPPAによってネットワーク側機器又は端末から送信される前記第1情報を受信する。
【0143】
選択的に、前記方法は、
隣接セルへ第1指示情報を送信するステップであって、前記第1指示情報は隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルもしくは再設定もしくは再要求するためのものであるステップ、
及び/又は、
隣接セルへ位置要求もしくは測定要求を送信するステップであって、前記要求には測定周期もしくは報告周期が含まれ、前記測定周期もしくは報告周期は前記SRSの現在の周期又は前記位置管理装置により決定された周期であるステップをさらに含む。
【0144】
図10を参照し、図10は本発明の実施例に係るSRSの送信方法であり、該方法は位置管理装置に応用され、
ネットワーク側機器又は端末へ第2情報を送信するステップ101を含み、前記第2情報は、DRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記SRSの現在の周期及び前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係のうちの少なくとも1つを含み、
言い換えれば、位置管理装置は、端末がDRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信するか否か、及び、どのように前記SRSを送信するかを決定し、第2情報によってネットワーク側機器又は端末に通知する。
【0145】
選択的に、位置管理装置はLPPA又は発展型LPPA又はNRPPA又は発展型NRPPAによってネットワーク側機器へ前記第2情報を送信する。
【0146】
選択的に、位置管理装置はLPPによって端末へ第2情報を送信する。
【0147】
選択的に、前記方法は、
隣接セルへ第1指示情報を送信するステップであって、前記第1指示情報は隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルもしくは再設定もしくは再要求するためのものであるステップ、
及び/又は、
隣接セルへ位置要求もしくは測定要求を送信するステップであって、前記要求には測定周期もしくは報告周期が含まれ、前記測定周期もしくは報告周期は前記SRSの現在の周期又は前記位置管理装置により決定された周期であるステップをさらに含む。
【0148】
図11を参照し、図11は本発明の実施例に係るSRSの送信方法であり、該方法は位置管理装置に応用され、
第3情報を受信するステップ111であって、前記第3情報は、測位用のSRSの設定情報及びRRC状態指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第3情報は、前記端末がRRC非接続状態で前記SRSを送信するか否かを決定するためのものであるステップと、
前記第3情報に基づき、端末のRRC非接続状態で測位用のSRSを送信するか否かを決定するステップ112と、を含む。
【0149】
選択的に、位置管理装置はLPPA又は発展型LPPA又はNRPPA又は発展型NRPPAによってネットワーク側機器から送信される第3情報を受信する。
【0150】
選択的に、位置管理装置はLPPによって端末へ第3情報を送信する。
【0151】
選択的に、前記方法は、
隣接セルへ第1指示情報を送信するステップであって、前記第1指示情報は隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルもしくは再設定もしくは再要求するためのものであるステップ、
及び/又は、
隣接セルへ位置要求もしくは測定要求を送信するステップであって、前記要求には測定周期もしくは報告周期が含まれ、前記測定周期もしくは報告周期は前記SRSの現在の周期又は前記位置管理装置により決定された周期であるステップをさらに含む。
【0152】
以下において具体例を参照しながら本発明の実施例における端末と、サービングセルと、位置管理装置と、隣接セルとの間のインタラクション手順を説明する。
【0153】
図12を参照し、本発明のいくつかの実施例において、端末と、サービングセルと、位置管理装置と、隣接セルとの間のインタラクション手順は以下のとおりである。
【0154】
ステップ121で、サービングセルが端末へ測位用のSRSの設定情報及びDRXの設定情報を送信する。
【0155】
ステップ122で、端末がSRSの設定情報及びDRXの設定情報に基づき、DRXの設定情報又はSRSの現在の周期を決定する。
【0156】
ステップ123で、端末がLPPによって位置管理装置へDRXの設定情報又はSRS周期変更情報を送信する。
【0157】
ステップ124で、位置管理装置がNRPPAによって隣接セルにDRXの設定情報又はSRSの現在の周期を通知する。
【0158】
ステップ125で、端末がDRXに関する目標情報に基づき、測位用のSRSを送信する。
【0159】
ステップ126で、位置管理装置がNRPPAによって、前記SRSの測定結果を報告するように隣接セルに要求する。
【0160】
ステップ127で、位置管理装置がNRPPAによって、SRSの測定結果を報告するようにサービングセルに要求する。
【0161】
ステップ128で、隣接セルがSRSの測定及び/又は報告周期を変更する。
【0162】
図13を参照し、本発明のいくつかの実施例において、端末と、サービングセルと、位置管理装置と、隣接セルとの間のインタラクション手順は以下のとおりである。
【0163】
ステップ131で、サービングセルが端末へ測位用のSRSの設定情報及びDRXの設定情報を送信する。
【0164】
ステップ132で、サービングセルがSRSの設定情報及びDRXの設定情報に基づき、DRXの設定情報又はSRSの現在の周期を決定する。
【0165】
ステップ133で、サービングセルが端末へDRXの設定情報又はSRSの現在の周期を送信する。
【0166】
ステップ134で、サービングセルがNRPPによって位置管理装置へDRXの設定情報又はSRSの現在の周期を送信する。
【0167】
ステップ135で、位置管理装置がNRPPAによって隣接セルへDRXの設定情報又はSRS周期変更情報を送信する。
【0168】
ステップ136で、サービングセルがX2プロトコルによって隣接セルへDRXの設定情報又はSRS周期変更情報を送信する。
そのうち、ステップ134、135及びステップ136はその1つだけ実行してもよいし、同時に実行してもよい。
【0169】
ステップ137で、端末がDRXに関する目標情報に基づき、測位用のSRSを送信する。
【0170】
ステップ138で、位置管理装置がNRPPAによって、前記SRSの測定結果を報告するように隣接セルに要求する。
【0171】
ステップ139で、位置管理装置がNRPPAによって、SRSの測定結果を報告するようにサービングセルに要求する。
【0172】
ステップ1310で、隣接セルがSRSの測定及び/又は報告周期を変更する。
【0173】
ステップ1311で、サービングセルがSRSの測定及び/又は報告周期を変更する。
【0174】
図14を参照し、本発明の実施例は、
DRXに関する目標情報及び/又はRRC状態に基づき、測位用のSRSを送信するための第1送信モジュール141を含む端末140をさらに提供する。
【0175】
本発明の実施例において、SRSの送信方式はDRXに関する目標情報及び/又はRRC状態に基づいて決定すると明確化され、それにより、隣接セルはUEによるSRS送信がない場合にSRSの測定を行わないことが可能になり、リソースの浪費が回避される。
【0176】
本発明のいくつかの実施例において、前記第1送信モジュール141は、DRXアクティブ時間にのみ測位用のSRSを送信するか、又は、DRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信するために用いられる。
【0177】
選択的に、前記SRSは、非周期的SRS、周期的SRS及び半静的SRSのうちの少なくとも1つを含む。
【0178】
選択的に、前記目標情報は第1情報を含み、前記端末140は、
位置管理装置へ第1情報を送信するための第2送信モジュールであって、前記第1情報は、DRXの設定情報、前記SRSの設定情報、前記SRSの現在の周期、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記端末がDRXを設定したことを指示する情報、前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報、前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報、前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報のうちの少なくとも1つを含む第2送信モジュールをさらに含む。
【0179】
選択的に、LPP又は発展型LPPによって前記位置管理装置へ前記第1情報を送信する。
【0180】
選択的に、前記目標情報は第1情報を含み、前記端末140は、
ネットワーク側機器から送信される第1情報を受信するための第1受信モジュールであって、前記第1情報は、DRXの設定情報、前記SRSの設定情報、前記SRSの現在の周期、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記端末がDRXを設定したことを指示する情報、前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報、前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報、前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報のうちの少なくとも1つを含む第1受信モジュールをさらに含み、
選択的に、RRC設定、事前設定、MACアクティブ設定及びDCI指示という方式のうちの少なくとも1つで、前記ネットワーク側機器から送信される前記第1情報を受信する。
【0181】
前記第1送信モジュールは、前記第1情報を受信したスロット、又は、前記第1情報を受信した後のNT1時間、又は、前記第1情報を受信したスロット後の前記SRSの次の周期において、DRXに関する目標情報に基づき、測位用のSRSを送信するために用いられる。
【0182】
選択的に、前記目標情報は第2情報を含み、前記端末140は、
位置管理装置から送信される第2情報を受信するための第2受信モジュールであって、前記第2情報は、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記SRSの現在の周期及び前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係のうちの少なくとも1つを含む第2受信モジュールをさらに含む。
【0183】
選択的に、LPP又は発展型LPPによって前記位置管理装置から送信される前記第2情報を受信する。
【0184】
選択的に、前記第1送信モジュールは、前記第2情報を受信したスロット、又は、前記第2情報を受信した後のNT1時間、又は、前記第2情報を受信したスロット後の前記SRSの次の周期において、DRXに関する目標情報に基づき、測位用のSRSを送信するために用いられる。
【0185】
選択的に、上記各実施例において、前記DRXの設定情報は、DRXの周期、DRX持続時間タイマの設定情報、DRX非アクティブタイマの設定情報、DRXダウンリンク再送信タイマの設定情報、DRXアップリンク再送信タイマの設定情報、DRX長周期起動オフセットタイマの設定情報、DRX短周期の設定情報、DRX短周期タイマの設定情報、DRXダウンリンクHARQラウンドトリップ時間タイマの設定情報、DRXアップリンクHARQラウンドトリップ時間タイマの設定情報及びDRXコマンドMAC CEの設定情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0186】
選択的に、上記各実施例において、前記SRSの現在の周期は、
DRX設定後、前記SRSの現在の周期がT2であることと、
DRXの周期が変化した又はDRXが長DRXになった場合、前記SRSの現在の周期がT3であることと、
DRX設定のキャンセル後、前記SRSの現在の周期がT1であることと、のうちの1つとし、
ただし、T1、T2及びT3はいずれも異なる。
【0187】
選択的に、前記SRSの現在の周期は前記SRSの設定周期の関数及び/又はDRXの周期の関数に基づいて決定される。
【0188】
選択的に、前記関数は、
Max(A,B)と、
最小公倍数(A,B)と、のうちの1つを含む。
ただし、Aは前記SRSの設定周期の関数に基づいて決定された値であり、BはDRXの周期の関数に基づいて決定された値である。
【0189】
選択的に、前記第1送信モジュールは、
前記DRX非アクティブ時間にのみ前記SRSを送信するための第1送信サブユニット、
又は、
DRX非アクティブ時間及びDRXアクティブ時間に測位用のSRSを送信するための第2送信サブユニットを含む。
【0190】
選択的に、前記第1送信サブユニットは、SRSの送信タイムウィンドウとDRXのアクティブ時間のタイムウィンドウとが部分的に重なった場合、重なり部分におけるSRSの送信をキャンセルするために用いられる。
【0191】
選択的に、前記第1送信モジュールは、DRXアクティブ時間に測位用のSRSパケットが送信され、且つ前記SRSが、PDCCH、PUCCH、PUSCH、動的にスケジューリングされるPUCCH、動的にスケジューリングされるPUSCH、SRを搬送するPUCCHと衝突する場合、前記SRSの送信をキャンセルするか又は再送信するために用いられる。
【0192】
選択的に、前記DRXアクティブ時間は第1アクティブ時間であり、前記第1アクティブ時間は、
DRX持続時間タイマdrx-onDurationTimer又はDRX非アクティブタイマdrx-InactivityTimer又はDRXダウンリンク再送信タイマdrx-RetransmissionTimerDL又はDRXアップリンク再送信タイマdrx-RetransmissionTimerUL又はランダムアクセス競合解決タイマra-ContentionResolutionTimerの作動期間と、
1つのスケジューリング要求がPUCCH上で送信され且つ保留されている時間と、
競合によるランダムアクセスプリアンブルのうちMACエンティティにより選択されたランダムアクセスプリアンブルでないもののランダムアクセス応答の受信に成功した後に、MACエンティティのセル無線ネットワーク一時識別子にアドレス指定された新規伝送を指示するためのPDCCHが受信されていない時間と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0193】
選択的に、前記DRXアクティブ時間は第2アクティブ時間であり、前記第2アクティブ時間はウェイクアップ信号を検出した後の第1アクティブ時間であり、前記第1アクティブ時間は、
DRX持続時間タイマdrx-onDurationTimer又はDRX非アクティブタイマdrx-InactivityTimer又はDRXダウンリンク再送信タイマdrx-RetransmissionTimerDL又はDRXアップリンク再送信タイマdrx-RetransmissionTimerUL又はランダムアクセス競合解決タイマra-ContentionResolutionTimerの作動期間と、
1つのスケジューリング要求がPUCCH上で送信され且つ保留されている時間と、
競合によるランダムアクセスプリアンブルのうちMACエンティティにより選択されたランダムアクセスプリアンブルでないもののランダムアクセス応答の受信に成功した後に、MACエンティティのセル無線ネットワーク一時識別子にアドレス指定された新規伝送を指示するためのPDCCHが受信されていない時間と、のうちの少なくとも1つを含む。
【0194】
選択的に、前記第1送信モジュールは、DRXアクティブ時間に測位用のSRSが送信され、且つウェイクアップ信号が検出されていない場合、位置管理装置へ、現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示するための指示情報を送信するために用いられる。
【0195】
本発明の実施例で提供される端末は図4の方法の実施例における端末で実現される各プロセスを実現することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0196】
本発明のいくつかの実施例において、前記第1送信モジュール141は、RRC接続状態でのみ測位用のSRSを送信するか、又は、RRC非接続状態で測位用のSRSを送信するために用いられる。
【0197】
選択的に、RRC非接続状態での前記SRSの周期とRRC接続状態での前記SRSの周期とは異なる。
【0198】
選択的に、RRC非接続状態での前記SRSの周期はRRC接続状態での前記SRSの周期より長い。
【0199】
選択的に、前記端末は、
位置管理装置へRRC状態指示情報を送信するための第3送信モジュールをさらに含む。
【0200】
選択的に、前記RRC状態指示情報は、隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルもしくは再設定もしくは再要求することを前記位置管理装置に通知する指示情報、前記SRSの送信とRRC接続状態との関係情報、及び、RRC接続状態情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0201】
選択的に、前記送信モジュールはLPP又は発展型LPPによって前記位置管理装置へ前記RRC状態指示情報を送信する。
【0202】
本発明の実施例で提供される端末は図5の方法の実施例における端末で実現される各プロセスを実現することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0203】
図15を参照し、本発明の実施例は、
端末、位置管理装置又は隣接セルへ第1情報を送信するための第1送信モジュール161を含み、前記第1情報は、DRXの設定情報、前記SRSの設定情報、前記SRSの現在の周期、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記端末がDRXを設定したことを指示する情報、前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報、前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報、前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第1情報は、前記端末がDRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否か、及び、どのように前記SRSを送信するかのうちの少なくとも1つを決定するためのものであるネットワーク側機器160をさらに提供する。
【0204】
選択的に、前記DRXの設定情報は、DRXの周期、DRX持続時間タイマの設定情報、DRX非アクティブタイマの設定情報、DRXダウンリンク再送信タイマの設定情報、DRXアップリンク再送信タイマの設定情報、DRX長周期起動オフセットタイマの設定情報、DRX短周期の設定情報、DRX短周期タイマの設定情報、DRXダウンリンクHARQラウンドトリップ時間タイマの設定情報、DRXアップリンクHARQラウンドトリップ時間タイマの設定情報及びDRXコマンドMAC CEの設定情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0205】
選択的に、RRC設定、事前設定、MACアクティブ設定及びDCI指示という方式のうちの1つで、前記端末へ前記第1情報を送信する。
【0206】
選択的に、LPPA又は発展型LPPA又はNRPPA又は発展型NRPPAによって前記位置管理装置へ第1情報を送信する。
【0207】
選択的に、X2プロトコルによって隣接セルへ前記第1情報を送信する。
【0208】
選択的に、前記SRSの現在の周期は、
前記端末がDRXを設定した後に、前記SRSの現在の周期がT2であることと、
前記端末のDRXの周期が変化した場合、前記SRSの現在の周期がT3であることと、
前記端末がDRX設定をキャンセルした後に、前記SRSの現在の周期がT1であることと、のうちの1つとし、
ただし、T1、T2及びT3はいずれも異なる。
【0209】
選択的に、前記SRSの現在の周期は前記SRSの設定周期の関数及び/又はDRXの周期の関数に基づいて決定される。
【0210】
選択的に、前記関数は、
Max(A,B)と、
最小公倍数(A,B)と、のうちの1つとする。
ただし、Aは前記SRSの設定周期の関数に基づいて決定された値であり、BはDRXの周期の関数に基づいて決定された値である。
【0211】
本発明の実施例で提供される端末は図6の方法の実施例における端末で実現される各プロセスを実現することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0212】
図16を参照し、本発明の実施例は、
位置管理装置から送信される第2情報を受信するための受信モジュールであって、前記第2情報は、DRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記SRSの現在の周期及び前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係のうちの少なくとも1つを含む受信モジュールを含み、
選択的に、LPPA又は発展型LPPA又はNRPPA又は発展型NRPPAによって、前記位置管理装置から送信される前記第2情報を受信するネットワーク側機器170をさらに提供する。
【0213】
本発明の実施例で提供される端末は図7の方法の実施例における端末で実現される各プロセスを実現することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0214】
図17を参照し、本発明の実施例は、
端末、位置管理装置又は隣接セルへ第3情報を送信するための第2送信モジュール181を含み、前記第3情報は、測位用のSRSの設定情報及びRRC状態指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第3情報は、前記端末がRRC非接続状態で前記SRSを送信するか否かを決定するためのものであるネットワーク側機器180をさらに提供する。
【0215】
選択的に、RRC設定、事前設定、MACアクティブ設定及びDCI指示という方式のうちの1つで、前記端末へ前記第3情報を送信する。
【0216】
選択的に、LPPA又は発展型LPPA又はNRPPA又は発展型NRPPAによって、前記位置管理装置へ第3情報を送信する。
【0217】
選択的に、X2プロトコルによって隣接セルへ第3情報を送信する。
【0218】
選択的に、前記RRC状態指示情報は、隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルもしくは再設定もしくは再要求することを前記位置管理装置に通知する指示情報、前記SRSの送信とRRC接続状態との関係情報、及び、RRC接続状態情報のうちの少なくとも1つを含む。
【0219】
本発明の実施例で提供される端末は図8の方法の実施例における端末で実現される各プロセスを実現することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0220】
図18を参照し、本発明の実施例は、
第1情報を受信するための第1受信モジュール191であって、前記第1情報は、DRXの設定情報、前記SRSの設定情報、前記SRSの現在の周期、DRX非アクティブ時間に前記SRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記端末がDRXを設定したことを指示する情報、前記端末のDRXの周期が変化したことを指示する情報、前記端末がDRX設定をキャンセルしたことを指示する情報、前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係及び現在の周期の前記SRSがウェイクアップ信号の影響により送信されなくなることを指示する情報のうちの少なくとも1つを含む第1受信モジュールと、
前記第1情報に基づき、前記端末がDRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信するか否か、及び、どのように前記SRSを送信するかのうちの少なくとも1つを決定するための第1決定モジュール192と、を含む位置管理装置190をさらに提供する。
【0221】
選択的に、LPPA又は発展型LPPA又はNRPPA又は発展型NRPPAによって、ネットワーク側機器又は端末から送信される前記第1情報を受信する。
【0222】
選択的に、前記位置管理装置は、
隣接セルへ第1指示情報を送信するための第1送信モジュールであって、前記第1指示情報は隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルもしくは再設定もしくは再要求するためのものである第1送信モジュール、
及び/又は、
隣接セルへ位置要求もしくは測定要求を送信するための第2送信モジュールであって、前記要求には測定周期もしくは報告周期が含まれ、前記測定周期もしくは報告周期は前記SRSの現在の周期又は前記位置管理装置により決定された周期である第2送信モジュールをさらに含む。
【0223】
本発明の実施例で提供される端末は図9の方法の実施例における端末で実現される各プロセスを実現することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0224】
図19を参照し、本発明の実施例は、
ネットワーク側機器又は端末へ第2情報を送信するための送信モジュール201を含み、前記第2情報は、DRX非アクティブ時間に測位用のSRSを送信するか否かを指示するための指示情報、前記SRSの現在の周期及び前記SRSの送信とウェイクアップ情報との関係のうちの少なくとも1つを含む位置管理装置200をさらに提供する。
【0225】
選択的に、LPPA又は発展型LPPA又はNRPPA又は発展型NRPPAによって、ネットワーク側機器へ前記第2情報を送信する。
【0226】
選択的に、LPP又は発展型LPPによって、端末へ前記第2情報を送信する。
【0227】
選択的に、前記位置管理装置は、
隣接セルへ第1指示情報を送信するための第1送信モジュールであって、前記第1指示情報は隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルもしくは再設定もしくは再要求するためのものである第1送信モジュール、
及び/又は、
隣接セルへ位置要求もしくは測定要求を送信するための第2送信モジュールであって、前記要求には測定周期もしくは報告周期が含まれ、前記測定周期もしくは報告周期は前記SRSの現在の周期又は前記位置管理装置により決定された周期である第2送信モジュールをさらに含む。
【0228】
本発明の実施例で提供される端末は図10の方法の実施例における端末で実現される各プロセスを実現することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0229】
図20を参照し、本発明の実施例は、
第3情報を受信するための第2受信モジュール211であって、前記第3情報は、測位用のSRSの設定情報及びRRC接続状態指示情報のうちの少なくとも1つを含み、前記第3情報は、前記端末がRRC非接続状態で前記SRSを送信するか否かを決定するためのものである第2受信モジュールと、
前記第3情報に基づき、端末のRRC非接続状態で測位用のSRSを送信するか否かを決定するための第2決定モジュール212と、を含む位置管理装置210をさらに提供する。
【0230】
選択的に、LPPA又は発展型LPPA又はNRPPA又は発展型NRPPAによって、ネットワーク側機器又は端末から送信される第3情報を受信する。
【0231】
選択的に、LPP又は発展型LPPによって、端末から送信される第3情報を受信する。
【0232】
選択的に、前記位置管理装置は、
隣接セルへ第1指示情報を送信するための第1送信モジュールであって、前記第1指示情報は隣接セルによる前記SRSの測定をキャンセルもしくは再設定もしくは再要求するためのものである第1送信モジュール、
及び/又は、
隣接セルへ位置要求もしくは測定要求を送信するための第2送信モジュールであって、前記要求には測定周期もしくは報告周期が含まれ、前記測定周期もしくは報告周期は前記SRSの現在の周期又は前記位置管理装置により決定された周期である第2送信モジュールをさらに含む。
【0233】
本発明の実施例で提供される端末は図11の方法の実施例における端末で実現される各プロセスを実現することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0234】
図21は本発明の各実施例を実現する端末のハードウェア構造模式図であり、該端末220は、高周波ユニット221、ネットワークモジュール222、オーディオ出力ユニット223、入力ユニット224、センサ225、表示ユニット226、ユーザ入力ユニット227、インタフェースユニット228、メモリ229、プロセッサ2210、及び電源2211等の部材を含むが、それらに限定されない。当業者であれば、図21に示す端末の構造は端末を限定するものではなく、端末は図示より多く又はより少ない部材、又は一部の部材の組合せ、又は異なる部材配置を含んでもよいことが理解可能である。本発明の実施例において、端末は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、携帯情報端末、車載端末、ウェアラブル機器、及び歩数計等を含むが、それらに限定されない。
【0235】
プロセッサ2210は、DRXに関する目標情報及び/又はRRC状態に基づき、測位用のSRSを送信するために用いられる。
【0236】
本発明の実施例で提供される端末は図4A図5の方法の実施例における端末で実現される各プロセスを実現することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0237】
なお、本発明の実施例において、高周波ユニット221は、情報の受送信又は通話プロセスでの信号の受送信に用いることができることを理解すべきであり、具体的には、基地局からのダウンリンクデータを受信した後に、プロセッサ2210で処理し、また、アップリンクのデータを基地局に送信する。通常、高周波ユニット221は、アンテナ、少なくとも1つの増幅器、受送信機、カプラー、低騒音増幅器、デュプレクサ等を含むが、それらに限定されない。また、高周波ユニット221は、無線通信システムを介してネットワーク及び他の機器と通信することもできる。
【0238】
端末はネットワークモジュール222によって、例えば、電子メールの受送信、ウェブページの閲覧及びストリーミングメディアへのアクセスなどを助けるように、無線ブロードバンドインターネットアクセスをユーザに提供する。
【0239】
オーディオ出力ユニット223は、高周波ユニット221又はネットワークモジュール222が受信した又はメモリ229に記憶されているオーディオデータをオーディオ信号に変換して音声として出力することができる。且つ、オーディオ出力ユニット223は、端末220が実行する特定の機能に関するオーディオ出力(例えば、コール信号受信音、メッセージ受信音等)を提供することもできる。オーディオ出力ユニット223は、スピーカ、ブザー及び受話器等を含む。
【0240】
入力ユニット224は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット224は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードで画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)が取得したスチル画像又はビデオの画像データを処理するグラフィックスプロセッシングユニット(Graphics Processing Unit,GPU)2241、及びマイクロホン2242を含んでもよい。処理された画像フレームは、表示ユニット226に表示することができる。グラフィックスプロセッシングユニット2241で処理された画像フレームは、メモリ229(又は他の記憶媒体)に記憶するか、又は高周波ユニット221もしくはネットワークモジュール222によって送信することができる。マイクロホン2242は、音声を受信することができ、且つこのような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話通話モードで、高周波ユニット221によって移動通信基地局に送信可能なフォーマットに変換して出力することができる。
【0241】
端末220は光センサ、運動センサ及び他のセンサのような少なくとも1つのセンサ225をさらに含む。具体的には、光センサは、環境光の明暗に応じて表示パネル2261の輝度を調整することができる環境光センサと、端末220が耳元に移動された時、表示パネル2261及び/又はバックライトを消すことができる近接センサと、を含む。運動センサの1つとして、加速度センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時に、重力の大きさ及び方向を検出することができ、端末機器の姿勢(例えば、画面の横縦の切り替え、関連するゲーム、磁力計姿勢校正)の認識、振動認識関連機能(例えば、歩数計、タップ)等に用いることができる。センサ225は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロスコープ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサ等をさらに含んでもよく、ここでは説明を省略する。
【0242】
表示ユニット226は、ユーザが入力した情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット226は表示パネル2261を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display,LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode,OLED)等の形態で表示パネル2261を設定することができる。
【0243】
ユーザ入力ユニット227は、入力される数字又は文字情報の受信、及び端末でのユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力の生成に用いることができる。具体的には、ユーザ入力ユニット227は、タッチパネル2271及び他の入力機器2272を含む。タッチパネル2271はタッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザのタッチ操作(例えば、ユーザが指、スタイラス等、あらゆる適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル2271上又はタッチパネル2271付近で行う操作)を検出可能であり、タッチ検出装置及びタッチコントローラとの2つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザのタッチ方位を検出するとともに、タッチ操作による信号を検出し、タッチコントローラに伝送する。タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してプロセッサ2210に送信し、そして、プロセッサ2210から送信された命令を受信して実行する。また、タッチパネル2271は、抵抗式、容量式、赤外線及び表面弾性波等の様々な形態で実現することができる。タッチパネル2271に加え、ユーザ入力ユニット227は他の入力機器2272をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器2272は、物理キーボード、機能ボタン(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタン等)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限定されず、ここでは説明を省略する。
【0244】
さらに、タッチパネル2271は、表示パネル2261を被覆してもよく、タッチパネル2271はその上又は付近でのタッチ操作を検出すると、それをプロセッサ2210に伝送してタッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ2210は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル2261で対応する視覚出力を提供する。図21において、タッチパネル2271と表示パネル2261は、2つの独立した部材として端末の入力と出力機能を実現するが、何らかの実施例では、端末の入力と出力機能を実現するように、タッチパネル2271と表示パネル2261を統合してもよく、ここでは具体的に限定しない。
【0245】
インタフェースユニット228は、外部装置と端末220を接続するインタフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドホンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、認識モジュールを備える装置を接続するためのポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポート等を含んでもよい。インタフェースユニット228は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力等)を受信し、受信された入力を端末220内の1つ又は複数の部材に伝送するか、又は端末220と外部装置の間でデータを伝送するために用いることができる。
【0246】
メモリ229は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いることができる。メモリ229は、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能等)等を記憶可能なプログラム記憶領域と、携帯電話の使用に応じて作成されたデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳等)等を記憶可能なデータ記憶領域と、を主に含んでもよい。また、メモリ229は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の揮発性ソリッドステート記憶デバイスをさらに含んでもよい。
【0247】
プロセッサ2210は、端末の制御センタであり、様々なインタフェース及び回線により端末全体の各部分を接続するものであり、メモリ229内に記憶されているソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを動作させ又は実行し、及びメモリ229内に記憶されているデータを呼び出すことで、端末の様々な機能及びデータ処理を実行し、それにより、端末を全体的に監視する。プロセッサ2210は、1つ又は複数の処理ユニットを含んでもよく、好ましくは、プロセッサ2210に、オペレーティングシステム、ユーザインタフェース及びアプリケーションプログラム等を主に処理するアプリケーションプロセッサと、無線通信を主に処理するモデムプロセッサとを統合することができる。上記モデムプロセッサはプロセッサ2210に統合されなくてもよいことが理解可能である。
【0248】
端末220は各部材に給電する電源2211(例えば、電池)をさらに含んでもよく、好ましくは、電源2211は、電源管理システムによってプロセッサ2210に論理的に接続し、さらに電源管理システムによって充放電の管理、及び電力消費管理等の機能を実現することができる。
【0249】
また、端末220は図示されていないいくつかの機能モジュールを含み、ここでは説明を省略する。
【0250】
図22を参照し、本発明の実施例は、プロセッサ231、メモリ232、及びメモリ232に記憶され且つ前記プロセッサ231上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、該コンピュータプログラムはプロセッサ231により実行される時に上記の端末に応用されるSRSの送信方法の実施例の各プロセスを実現する端末230をさらに提供し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0251】
図23を参照し、本発明の実施例は、プロセッサ241、メモリ242、及びメモリ242に記憶され且つ前記プロセッサ241上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、該コンピュータプログラムはプロセッサ241により実行される時に上記のネットワーク側機器に応用されるSRSの設定方法の実施例の各プロセスを実現するネットワーク側機器240をさらに提供し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0252】
図24を参照し、本発明の実施例は、プロセッサ251、メモリ252、及びメモリ252に記憶され且つ前記プロセッサ251上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、該コンピュータプログラムはプロセッサ251により実行される時に上記の位置管理装置に応用されるSRSの測定方法の実施例の各プロセスを実現する位置管理装置250をさらに提供し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0253】
図25を参照し、本発明は、通信機器に応用される測位方法であって、
位置管理装置へRRC状態指示情報を送信するステップ261を含み、前記通信機器は端末又はネットワーク側機器であり、前記RRC状態指示情報は少なくともRRC接続状態情報を含む測位方法をさらに提供する。
【0254】
RRC接続状態情報は、前記端末がRRC接続状態にあること、及び前記端末がRRCアイドル状態又はRRC非アクティブ状態にあることを含む。
【0255】
本発明のいくつかの実施例において、選択的に、前記方法は、
前記位置管理装置へ、測位基準信号PRS測定情報及び端末の位置情報のうちの少なくとも1つを送信するステップをさらに含む。
【0256】
選択的に、前記端末はLPP又は発展型LPPによって前記位置管理装置へ前記RRC状態指示情報を送信し、
前記ネットワーク側機器はLPPA、発展型LPPA、NRPPA又は発展型NRPPAによって前記位置管理装置へ前記RRC状態指示情報を送信する。
【0257】
本発明の実施例において、端末又はネットワーク側機器が位置管理装置へRRC状態指示情報を送信することによって、位置管理装置は前記RRC状態指示情報に基づいて前記端末の前記RRC接続状態での測位挙動、前記端末の前記RRC接続状態での報告もしくは測定情報及び/又は前記端末の前記RRC接続状態での報告もしくは測定情報の信頼度等を決定することが可能になる。
【0258】
図26を参照し、本発明は、位置管理装置に応用される測位方法であって、
端末又はネットワーク側機器から送信されるRRC状態指示情報を受信するステップ271であって、前記RRC状態指示情報は少なくともRRC接続状態情報を含むステップ271を含む測位方法をさらに提供する。
【0259】
選択的に、前記方法は、
端末又はネットワーク側機器から送信されるPRS測定情報及び端末の位置情報のうちの少なくとも1つを受信するステップをさらに含み、
【0260】
前記方法は、
前記RRC状態指示情報に基づき、
前記端末の前記RRC接続状態での測位挙動と、
前記端末の前記RRC接続状態での報告もしくは測定情報と、
前記端末の前記RRC接続状態での報告もしくは測定情報の信頼度と、のうちの少なくとも1つを決定するステップをさらに含む。
【0261】
選択的に、LPP又は発展型LPPによって、前記端末から送信される前記RRC状態指示情報を受信し、
LPPA、発展型LPPA、NRPPA又は発展型NRPPAによって、前記ネットワーク側機器から送信される前記RRC状態指示情報を受信する。
【0262】
本発明の実施例において、位置管理装置は受信された前記RRC状態指示情報に基づいて前記端末の前記RRC接続状態での測位挙動、前記端末の前記RRC接続状態での報告もしくは測定情報及び/又は前記端末の前記RRC接続状態での報告もしくは測定情報の信頼度等を決定することができる。
【0263】
図27を参照し、本発明は、通信機器280であって、
位置管理装置へRRC状態指示情報を送信するための第1送信モジュール281を含み、前記通信機器は端末又はネットワーク側機器であり、前記RRC状態指示情報は少なくともRRC接続状態情報を含む通信機器をさらに提供する。
【0264】
本発明のいくつかの実施例において、選択的に、前記通信機器280は、
前記位置管理装置へ、測位基準信号PRS測定情報及び端末の位置情報のうちの少なくとも1つを送信するための第2送信モジュールをさらに含む。
【0265】
選択的に、前記通信機器が端末である場合、送信モジュール281はLPP又は発展型LPPによって前記位置管理装置へ前記RRC状態指示情報を送信し、
前記通信機器がネットワーク側機器である場合、送信モジュール281はLPPA、発展型LPPA、NRPPA又は発展型NRPPAによって前記位置管理装置へ前記RRC状態指示情報を送信する。
【0266】
図28を参照し、本発明は、
端末又はネットワーク側機器から送信されるRRC状態指示情報を受信するための第1受信モジュール291であって、前記RRC状態指示情報は少なくともRRC接続状態情報を含む第1受信モジュール291を含む位置管理装置290をさらに提供する。
【0267】
本発明のいくつかの実施例において、選択的に、位置管理装置290は、
端末又はネットワーク側機器から送信されるPRS測定情報及び端末の位置情報のうちの少なくとも1つを受信するための第2受信モジュールをさらに含む。
【0268】
本発明のいくつかの実施例において、選択的に、位置管理装置290は、
前記RRC状態指示情報に基づき、
前記端末の前記RRC接続状態での測位挙動と、
前記端末の前記RRC接続状態での報告もしくは測定情報と、
前記端末の前記RRC接続状態での報告もしくは測定情報の信頼度と、のうちの少なくとも1つを決定するための決定モジュールをさらに含む。
【0269】
選択的に、受信モジュール291はLPP又は発展型LPPによって前記端末から送信される前記RRC状態指示情報を受信し、
受信モジュール291はLPPA、発展型LPPA、NRPPA又は発展型NRPPAによって前記ネットワーク側機器から送信される前記RRC状態指示情報を受信する。
【0270】
図29を参照し、本発明の実施例は、プロセッサ301、メモリ302、及びメモリ302に記憶され且つ前記プロセッサ301上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、該コンピュータプログラムはプロセッサ301により実行される時に上記の通信機器に応用される測位方法の実施例の各プロセスを実現する通信機器300をさらに提供し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0271】
図30を参照し、本発明の実施例は、プロセッサ311、メモリ312、及びメモリ312に記憶され且つ前記プロセッサ311上で実行可能なコンピュータプログラムを含み、該コンピュータプログラムはプロセッサ311により実行される時に上記の位置管理装置に応用される測位方法の実施例の各プロセスを実現する位置管理装置310をさらに提供し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。
【0272】
本発明の実施例は、プロセッサにより実行される時に上記の端末に応用されるSRSの送信方法の実施例の各プロセスを実現するコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0273】
本発明の実施例は、プロセッサにより実行される時に上記のネットワーク側機器に応用されるSRSの設定方法の実施例の各プロセスを実現するコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0274】
本発明の実施例は、プロセッサにより実行される時に上記の位置管理装置に応用されるSRSの測定方法の実施例の各プロセスを実現するコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0275】
本発明の実施例は、プロセッサにより実行される時に上記の通信機器に応用される測位方法の実施例の各プロセスを実現するコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0276】
本発明の実施例は、プロセッサにより実行される時に上記の位置管理装置に応用される測位方法の実施例の各プロセスを実現するコンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、重複を回避するために、ここでは説明を省略する。前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば読み取り専用メモリ(Read-Only Memory,ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory,RAM)、磁気ディスク又は光ディスク等である。
【0277】
本開示に記述したこれらの実施例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード又はそれらの組合せによって実現できることが理解可能である。ハードウェアによる実現について、モジュール、ユニット、サブモジュール、サブユニット等は、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuits,ASIC)、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、デジタル信号処理装置(DSP Device,DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(Programmable Logic Device,PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array,FPGA)、共通プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本願に記載の機能を実行するための他の電子ユニット又はそれらの組合せにおいて実現することができる。
【0278】
説明すべきことは、本明細書において、用語「含む」、「からなる」又はその他のあらゆる変形は、非排他的包含を含むように意図され、それにより一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素のみならず、明示されていない他の要素、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素をも含む点である。特に断らない限り、語句「1つの…を含む」により限定される要素は、該要素を含むプロセス、方法、物品又は装置に別の同じ要素がさらに存在することを排除するものではない。
【0279】
以上の実施形態に対する説明によって、当業者であれば上記実施例の方法がソフトウェアと必要な共通ハードウェアプラットフォームとの組合せという形態で実現できることを明確に理解可能であり、当然ながら、ハードウェアによって実現してもよいが、多くの場合において前者はより好ましい実施形態である。このような見解をもとに、本発明の技術的解決手段は実質的に又は従来技術に寄与する部分はソフトウェア製品の形で実施することができ、該コンピュータソフトウェア製品は、記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器等であってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法を実行させる複数の命令を含む。
【0280】
以上、図面を参照しながら本発明の実施例を説明したが、本発明は上記の具体的な実施形態に限定されず、上記の具体的な実施形態は例示的なものに過ぎず、限定的なものではなく、本発明の示唆をもとに、当業者が本発明の趣旨及び特許請求の保護範囲から逸脱することなくなし得る多くの形態は、いずれも本発明の保護範囲に属するものとする。
図1
図2
図3
図4
図4A
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30