(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-28
(45)【発行日】2024-03-07
(54)【発明の名称】情報処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06Q 40/04 20120101AFI20240229BHJP
G06Q 40/06 20120101ALI20240229BHJP
G06Q 10/10 20230101ALI20240229BHJP
G06T 7/00 20170101ALI20240229BHJP
G06V 10/82 20220101ALI20240229BHJP
【FI】
G06Q40/04
G06Q40/06
G06Q10/10 310
G06T7/00 350C
G06T7/00 660A
G06V10/82
(21)【出願番号】P 2022562407
(86)(22)【出願日】2021-07-16
(86)【国際出願番号】 CN2021106887
(87)【国際公開番号】W WO2022017293
(87)【国際公開日】2022-01-27
【審査請求日】2022-10-12
(31)【優先権主張番号】202010728731.3
(32)【優先日】2020-07-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】522377446
【氏名又は名称】深▲チェン▼市富途網絡科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHENZHEN FUTU NETWORK TECHNOLOGY CO., LTD
【住所又は居所原語表記】25/F,Building D1,Kexing Science Park,15 Keyuan Road,Science Park Community,Yuehai Street,Nanshan District,Shenzhen,Guangdong 518000,China
(74)【代理人】
【識別番号】100112656
【氏名又は名称】宮田 英毅
(74)【代理人】
【識別番号】100089118
【氏名又は名称】酒井 宏明
(72)【発明者】
【氏名】潘民一
(72)【発明者】
【氏名】謝▲ジェン▼
【審査官】貝塚 涼
(56)【参考文献】
【文献】特開2003-085368(JP,A)
【文献】特表2003-510708(JP,A)
【文献】特開2002-108746(JP,A)
【文献】特開2004-021332(JP,A)
【文献】国際公開第2016/026064(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2020/0226421(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
G06T 7/00
G06V 10/82
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
情報処理方法であって、
サービス端末に適用し、前記方法は、
第1のクライアントから送信された情報処理申請を取得し、タイミングタスクメカニズムによって予め設定されたコマンドを実行し、第2のクライアントに前記情報処理申請を審査するための第1のプロンプトメッセージを送信するステップ
であって、前記タイミングタスクメカニズムは、操作システムにおける命令を周期的に実行できるプログラムであるステップと、
前記第2のクライアントでの操作命令に応答して
、前記サービス端末によって受信されたのは合格命令である場合、前記情報処理申請を目標情報処理申請として標識するステップであって、前記操作命令は、前記第2のクライアントのユーザーによって第1の目標アドレスが前記第1のクライアントのユーザーによりオフラインで転送される転送対象リソースの量を受信するのを判定する際にトリガーされるステップと、
前記第1のクライアントが非同期メカニズムによって送信された前記目標情報処理申請に対する情報処理要求を取得し、前記情報処理要求を処理するステップ
であって、前記非同期メカニズムは、前記第1のクライアントが前記サービス端末に情報処理要求を提出してから直接返すように設定されるステップと、
前記第1のクライアントが開始したポーリングに応答して、前記情報処理要求の処理が完了した場合、前記情報処理要求の処理結果を前記第1のクライアントに返すステップと、を含
み、
前記情報処理要求を処理するステップは、
今回の情報処理の対象となる情報の予め設定された単位リソース量と処理対象情報の数に応じて前記今回の情報処理の処理コストを計算するステップと、
今回の情報処理の対象となる情報の現在の単位リソース量、前記予め設定された単位リソース量及び前記処理対象情報の数に応じて以下の式によって今回の情報処理のリソースの増加量を計算するステップであって、
S=(P1-P2)*Qとし、Sは前記リソースの増加量を示し、P1は前記現在の単位リソース量を示し、P2は前記予め設定された単位リソース量を示し、Qは前記処理対象情報の数を示すステップと、
前記リソースの増加量に応じて以下の式によって今回の情報処理の付加リソース量を計算するステップであって、
P=(S/M*R-T)*Mとし、Pは前記付加リソース量を示し、Mは予め規定された時間を示し、Rは第1の予め設定されたパラメータを示し、Tは第2の予め設定されたパラメータを示すステップと、
前記処理コストと前記付加リソース量に応じて以下の式によって前記今回の情報処理の実際のリソース量を計算するステップであって、
N=(C+P)*Eとし、Nは前記実際のリソース量を示し、Cは前記処理コストを示し、Eは第3の予め設定されたパラメータを示すステップと、
前記転送対象リソースの量と前記実際のリソース量に応じて今回の情報処理の返還対象リソース量または補充対象リソース量を計算するステップと、
前記返還対象リソース量を算出する場合、前記返還対象リソース量を第2の目標アドレスに転送し戻し、または、前記補充対象リソース量を算出する場合、前記第1のクライアントに前記補充対象リソース量を含む第3のプロンプトメッセージに送信するステップであって、前記第3のプロンプトメッセージは、前記第1のクライアントのユーザーが前記第1の目標アドレスに前記補充対象リソース量を転送するようにプロンプトするために使用されるステップと、
前記情報処理申請を情報処理済み申請として標識するステップと、を含む情報処理方法。
【請求項2】
タイミングタスクメカニズムによって予め設定されたコマンドを実行し、第2のクライアントに前記情報処理申請を審査するための第1のプロンプトメッセージを送信するステップは、
タイミングタスクメカニズムによって前記予め設定されたコマンドを実行し、データベースからすべての審査対象の情報処理申請をクエリするステップであって、前記審査対象の情報処理申請に前記情報処理申請が含まれるステップと、
前記審査対象の情報処理申請を統計し、集計データを取得するステップと、
前記第2のクライアントに前記集計データを含む前記第1のプロンプトメッセージを送信するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記情報処理申請は前記転送対象リソースの量を含み、前記転送対象リソースの量は前記第1のクライアントによって提出された処理対象情報の数に応じて算出され、第1のクライアントから送信された情報処理申請を取得する前に、前記方法は、さらに、
前記第1のクライアントによって提出された前記処理対象情報の数を取得するステップと、
前記処理対象情報の数が目標処理対象情報の総数以上であるかどうかを判断するステップと、
総数以上である場合、前記第1のクライアントに前記処理対象情報の数が前記目標処理対象情報の総数以上である第2のプロンプトメッセージを送信し、総数以上でない場合、前記目標処理対象情報の総数から前記処理対象情報の数をロックするステップであって、前記第2のプロンプトメッセージは前記第1のクライアントのユーザーが前記処理対象情報の数を変更するようにプロンプトするために使用されるステップと、を含み、
前記情報処理申請を目標情報処理申請として標識した後、前記方法は、
前記処理対象情報の数、前記目標処理対象情報の総数に応じて前記目標処理対象情報の総数を更新するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記処理対象情報の数は目標処理対象情報の総数以上であるかどうかを判断する前に、前記方法は、さらに、
前記第1のクライアントのユーザーの顔画像を取得するステップと、
前記顔画像に対して顔検出を実行し、境界回帰ボックスに基づいて顔領域画像を切り抜くステップと、
前記顔領域画像における顔が遮られているかどうかを判断し、遮られている場合、リッジ回帰の方法で前記顔領域画像における顔を補完し、目標顔領域画像を取得するステップと、
予めトレーニングされたマルチタスクカスケード畳み込みニューラルネットワークを使用して前記目標顔領域画像に対して顔キーポイントの位置決めを行い、顔キーポイントの位置情報を取得するステップであって、前記顔キーポイントは左口角、右口角、鼻、左目の中心点及び右目の中心点を含むステップと、
左口角の位置情報、右口角の位置情報及び左口角と右口角を結ぶ線の傾斜角に従って第1のアフィン変換行列T1を取得するステップと、
前記第1のアフィン変換行列T1に基づいて前記目標顔領域画像をアフィン変換して、第1の顔領域画像を取得するステップと、
左目の中心点の位置情報、右目の中心点の位置情報及び左目の中心点と右目の中心点を結ぶ線の傾斜角に従って第2のアフィン変換行列T2を取得するステップと、
前記第2のアフィン変換行列T2に基づいて前記第1の顔領域画像をアフィン変換して、第2の顔領域画像を取得するステップと、
前記第2の顔領域画像を予めトレーニングされた顔認識モデルに入力して特徴抽出を行い、抽出された特徴に基づいて前記目標処理対象情報の総数を決定するステップと、を含む請求項
3に記載の方法。
【請求項5】
前記顔認識モデルはバックボーンネットワーク部分、アテンションメカニズム及び完全接続層を含み、前記第2の顔領域画像を予めトレーニングされた顔認識モデルに入力して特徴抽出を行い、抽出された特徴に基づいて前記目標処理対象情報の総数を決定するステップは、
前記第2の顔領域画像を前記バックボーンネットワーク部分に入力して特徴抽出を行い、第1の特徴マップを出力するステップと、
前記第1の特徴マップを前記アテンションメカニズムに入力して、複数の1*1畳み込み層の畳み込み処理を行い、幅と高さが前記第1の特徴マップと同様な第2の特徴マップを出力するステップと、
前記第1の特徴マップの幅と高さと、前記第2の特徴マップの幅と高さとを対応的に乗算し、第3の特徴マップを取得し、及び第3の特徴マップを前記完全接続層に入力して分類し、前記顔画像の第1の顔特徴ベクトルを出力するステップと、
前記第1の顔特徴ベクトルとデータベースに記憶された複数のユーザーの第2の顔特徴ベクトルとの間のマッチング度を取得し、前記複数のユーザーのうちの前記マッチング度が最も高いユーザーの処理対象情報の総数を前記目標処理対象情報の総数として決定するステップであって、前記複数のユーザーのそれぞれは一対一で対応する処理対象情報の総数を有するステップと、を含む請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のクライアントが非同期メカニズムによって送信された前記目標情報処理申請に対する情報処理要求を取得した後、前記方法は、
前記情報処理要求の提出時間が予め設定された情報処理ウィンドウ期間内にあるかどうかを判断するステップと、
予め設定された情報処理ウィンドウ期間内にある場合、前記第1のクライアントに第4のプロンプトメッセージを送信するステップであって、前記第4のプロンプトメッセージは、前記第1のクライアントのユーザーに前記情報処理要求の提出を確認するかどうか注意を与えるために使用されるステップと、
前記第1のクライアントでトリガーされた提出確認信号に応答して、前記提出確認信号のトリガー時間が前記情報処理ウィンドウ期間内にあるかどうかを再度判断するステップと、
前記情報処理ウィンドウ期間内にある場合、前記第1のクライアントに前記情報処理要求の提出に成功したメッセージを返し、前記情報処理ウィンドウ期間内にはない場合、前記第1のクライアントに今回の情報処理が前記情報処理ウィンドウ期間内ではないメッセージを返すステップと、をさらに含む、請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
情報処理装置であって、前記装置は、
第1のクライアントから送信された情報処理申請を取得し、タイミングタスクメカニズムによって予め設定されたコマンドを実行し、第2のクライアントに前記情報処理申請を審査するための第1のプロンプトメッセージを送信するための第1の取得モジュール
であって、前記タイミングタスクメカニズムは、操作システムにおける命令を周期的に実行できるプログラムである前記第1の取得モジュールと、
前記第2のクライアントでの操作命令に応答して
、前記サービス端末によって受信されたのは合格命令である場合、前記情報処理申請を目標情報処理申請として標識する第1の応答モジュールであって、前記操作命令は、前記第2のクライアントのユーザーによって第1の目標アドレスが前記第1のクライアントのユーザーによりオフラインで転送される転送対象リソースの量を受信するのを判定する際にトリガーされる第1の応答モジュールと、
前記第1のクライアントが非同期メカニズムによって送信された前記目標情報処理申請に対する情報処理要求を取得し、前記情報処理要求を処理するための第2の取得モジュール
であって、前記非同期メカニズムは、前記第1のクライアントが前記サービス端末に情報処理要求を提出してから直接返すように設定され、前記情報処理要求を処理する点で、今回の情報処理の対象となる情報の予め設定された単位リソース量と処理対象情報の数に応じて前記今回の情報処理の処理コストを計算することと、今回の情報処理の対象となる情報の現在の単位リソース量、前記予め設定された単位リソース量及び前記処理対象情報の数に応じて以下の式によって今回の情報処理のリソースの増加量を計算することであって、S=(P1-P2)*Qとし、Sは前記リソースの増加量を示し、P1は前記現在の単位リソース量を示し、P2は前記予め設定された単位リソース量を示し、Qは前記処理対象情報の数を示すことと、前記リソースの増加量に応じて以下の式によって今回の情報処理の付加リソース量を計算することであって、P=(S/M*R-T)*Mとし、Pは前記付加リソース量を示し、Mは予め規定された時間を示し、Rは第1の予め設定されたパラメータを示し、Tは第2の予め設定されたパラメータを示すことと、前記処理コストと前記付加リソース量に応じて以下の式によって前記今回の情報処理の実際のリソース量を計算することであって、N=(C+P)*Eとし、Nは前記実際のリソース量を示し、Cは前記処理コストを示し、Eは第3の予め設定されたパラメータを示すことと、前記転送対象リソースの量と前記実際のリソース量に応じて今回の情報処理の返還対象リソース量または補充対象リソース量を計算することと、前記返還対象リソース量を算出する場合、前記返還対象リソース量を第2の目標アドレスに転送し戻すこと、または、前記補充対象リソース量を算出する場合、前記第1のクライアントに前記補充対象リソース量を含む第3のプロンプトメッセージに送信することであって、前記第3のプロンプトメッセージは、前記第1のクライアントのユーザーが前記第1の目標アドレスに前記補充対象リソース量を転送するようにプロンプトするために使用されることと、前記情報処理申請を情報処理済み申請として標識することと、に用いられる前記第2の取得モジュールと、
前記第1のクライアントが開始したポーリングに応答して、前記情報処理要求の処理が完了した場合、前記情報処理要求の処理結果を前記第1のクライアントに返すための第2の応答モジュールと、を備える情報処理装置。
【請求項8】
電子機器であって、入力機器と出力機器を備え、
1つまたは複数の命令を実現するのに
使用されるプロセッサと、
前記プロセッサによりロードされて請求項1~
6のいずれか1項に記載の方法が実行されるのに
使用される1つまたは複数の命令が記憶されるコンピューター記憶媒体と、をさらに備える、電子機器。
【請求項9】
プロセッサによりロードされて請求項1~
6のいずれか1項に記載の方法が実行されるのに
使用される1つまたは複数の命令が記憶されるコンピューター記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願はコンピューター技術分野に関し、特に情報処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
オプションとは、将来の売買の権利に関する両当事者間の契約であり、権利行使とは、オプション契約の権利者が、オプションによって合意された義務を合意された時間、価格及び方式で履行するように当事者に要求することを意味し、オプションの当事者はオプションの権利者が権利を行使するときに対応する義務を提供しなければならず、例えば、会社とその従業員の間の株式インセンティブメカニズムでは、オプションの権利者(従業員)はオプションが満期になった後、合意されたコスト価格を支払うことによって対応する数の株式を取得することができる。従来の会社と従業員の株式インセンティブメカニズムでは、従業員の権利行使は通常、全プロセスがオンライン化されているが、権利行使に必要なデータリソースが不足しているなどの問題のため、権利行使全体の過程における情報処理効率が低く、さらに、権利行使の効率が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記の問題に対して、本願は情報処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体を提供し、権利行使過程における情報処理を効率化し、権利行使の効率を向上させることに寄与する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の目的を達成するために、本願の実施例の第1の態様は、情報処理方法を提供し、該方法は、第1のクライアントから送信された情報処理申請を取得し、タイミングタスクメカニズムによって予め設定されたコマンドを実行し、第2のクライアントに前記情報処理申請を審査する第1のプロンプトメッセージを送信するステップと、前記第2のクライアントでの操作命令に応答して前記情報処理申請を目標情報処理申請として標識するステップであって、前記操作命令は、前記第2のクライアントのユーザーによって第1の目標アドレスが前記第1のクライアントのユーザーによりオフラインで転送される転送対象リソースの量を受信するのを判定する際にトリガーされるステップと、前記第1のクライアントは非同期メカニズムによって送信された前記目標情報処理申請に対する情報処理要求を取得し、前記情報処理要求を処理するステップと、前記第1のクライアントが開始したポーリングに応答して、前記情報処理要求の処理が完了した場合、前記情報処理要求の処理結果を前記第1のクライアントに返すステップと、を含む。
【0005】
本願の実施例の第2の態様は情報処理装置を提供し、該装置は、第1のクライアントから送信された情報処理申請を取得し、タイミングタスクメカニズムによって予め設定されたコマンドを実行し、第2のクライアントに前記情報処理申請を審査する第1のプロンプトメッセージを送信するための第1の取得モジュールと、前記第2のクライアントでの操作命令に応答して前記情報処理申請を目標情報処理申請として標識するための第1の応答モジュールであって、前記操作命令は、前記第2のクライアントのユーザーによって第1の目標アドレスが前記第1のクライアントのユーザーによりオフラインで転送される転送対象リソースの量を受信するのを判定する際にトリガーされる第1の応答モジュールと、前記第1のクライアントは非同期メカニズムによって送信された前記目標情報処理申請に対する情報処理要求を取得し、前記情報処理要求を処理するための第2の取得モジュールと、前記第1のクライアントが開始したポーリングに応答して、前記情報処理要求の処理が完了した場合、前記情報処理要求の処理結果を前記第1のクライアントに返すための第2の応答モジュールと、を備える。
【0006】
本願の実施例の第3の態様は、電子機器を提供し、該電子機器は入力機器と出力機器を備え、1つまたは複数の命令を実現するのに適するプロセッサと、前記プロセッサによりロードされて、第1の態様に記載の方法におけるステップを実行するのに適する1つまたは複数の命令が記憶されるコンピューター記憶媒体と、を備える。
【0007】
本願の実施例の第4の態様は、コンピューター記憶媒体を提供し、前記コンピューター記憶媒体には、前記プロセッサによりロードされて、第1の態様に記載の方法におけるステップを実行するのに適する1つまたは複数の命令が記憶される。
【0008】
本願の上記手段は、以下の有益な効果を少なくとも含み、従来の技術と比べて、本願の実施例は、第1のクライアントから送信された情報処理申請を取得し、タイミングタスクメカニズムによって予め設定されたコマンドを実行し、第2のクライアントに情報処理申請を審査する第1のプロンプトメッセージを送信するステップと、第2のクライアント上の操作命令に応答して情報処理申請を目標情報処理申請として標識するステップと、第1のクライアントが非同期メカニズムによって送信された目標情報処理申請に対する情報処理要求を取得し、情報処理要求を処理するステップと、第1のクライアントが開始したポーリングに応答して、情報処理要求の処理が完了した場合、情報処理要求の処理結果を第1のクライアントに返すステップと、によって、タイミングタスクメカニズムにより予め設定されたコマンドを実行して審査プロンプトを送信し、審査者にタイムリに通知することができ、情報処理周期を短縮することに寄与する。また、非同期メカニズムを介して情報処理要求を開始し、これにより、第1のクライアントでの「アイドル」の状況を回避し、タスク処理の依存関係を軽減し、全体の情報処理はオンラインとオフラインの組合わせの形式を採用しており、データリソースの問題を無視することができ、これにより、権利行使過程における情報処理を効率化し、権利行使の効率を向上させることに寄与する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
本願の実施例または従来の技術における技術的解決手段をより明確的に説明するために、以下、実施例または従来の技術の説明に使用する必要がある図面を簡単に説明し、明らかで、以下で説明する図面はただ本願のいくつかの実施例だけであり、当業者にとって、創造的な作業なしに更にこれらの図面に基づいてその他の図面を取得することができる。
【
図1】本願の実施例によるネットワークシステムアーキテクチャを示す模式図である。
【
図2】本願の実施例による情報処理方法を示すフローチャートである。
【
図3】本願の実施例による情報処理申請の提出インターフェースの一例の図である。
【
図4】本願の実施例による情報処理申請の審査インターフェースの一例の図である。
【
図5】本願の実施例による第1のクライアントとサービス端末との間の相互作用の一例の図である。
【
図6】本願の実施例による処理対象情報の数を審査するフローチャートである。
【
図7】本願の実施例による顔領域の画像を切り抜く一例の図である。
【
図8】本願の実施例によるマルチタスクカスケード畳み込みニューラルネットワークの構造模式図である。
【
図9】本願の実施例による顔認識モデルの構造模式図である。
【
図10】本願の実施例による分離可能な畳み込みの一例の図である。
【
図11】本願の実施例による他の情報処理方法を示すフローチャートである。
【
図12】本願の実施例による情報処理装置を示す構造模式図である。
【
図13】本願の実施例による電子機器を示す構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
当業者が本願の手段をより良く理解するために、以下、本願の実施例における図面を参照して、本願の実施例における技術的解決手段を明らかで、完全に説明し、無論、説明された実施例は本願の全部の実施例ではなく、一部の実施例だけである。本願における実施例に基づいて、当業者は創造的な労働なしに得られたすべての他の実施例は、いずれも本発明が保護する範囲に属する。
【0011】
本願の明細書、請求の範囲及び図面に現れた用語「含む」、「有する」及びそれらの任意の変形は、非排他性的な包含を含むと意味する。例えば、一連のステップまたはユニットを含む過程、方法、システム、製品または機器はリストされたステップまたはユニットに制限されなく、選択可能に、リストされないステップまたはユニットを更に含んでよく、または選択可能にこれらの過程、方法、製品または機器に固有したその他のステップまたはユニットを更に含んでよい。なお、用語「第1」、「第2」、「第3」及び「第4」等は特定の順序を記述するためではなく、異なるオブジェクトを区別するために使用される。
【0012】
図1を参照し、
図1は本願の実施例によるネットワークシステムアーキテクチャの模式図であり、本願による情報処理方法は、具体的に、該ネットワークシステムに基づいて実施可能であり、
図1に示すように、該ネットワークシステムアーキテクチャは第1のクライアント、サービス端末及び第2のクライアントを含み、第1のクライアントと第2のクライアントは制御モジュール、出入力モジュール及び表示モジュールを備えてもよく、制御モジュールはプロセッサ、マイクロプロセッサ、グラフィックスプロセッサ等であってもよく、サービス端末から送信されたメッセージを処理し、出入力モジュールの出入力、表示モジュールの表示を制御することなどに使用される。サービス端末は制御モジュール、出入力モジュール、インターフェース呼び出しモジュール及び接続された複数のデータベースを備えてもよく、制御モジュールは同様に他の部分の稼動を制御することができ、インターフェース呼び出しモジュールは、データクエリインターフェイスを呼び出してデータベースに記憶された情報等を取得するなど、様々なインターフェースを呼び出して関連する操作を実行するために使用できる。
【0013】
具体的に、サービス端末の出入力モジュールと2つのクライアントの出入力モジュールはいずれも通信プロトコルを介して相互作用を実現し、第1のクライアントはサービス端末に情報処理申請を提出した後、サービス端末はコマンド実行インターフェースを呼び出して予め設定されたコマンドを実行し、第2のクライアントに審査プロンプトを送信することができ、第2のクライアントは、管理者が第2のクライアントでトリガーされたあるコントロールなどの出入力モジュールを介して管理者の操作命令を、サービス端末に送信し、サービス端末は操作命令に応じてインターフェース呼び出しモジュールによって申請標識インターフェースを呼び出して情報処理申請を合格または拒否として標識し、ユーザーは第1のクライアントの表示モジュールを介して情報処理申請の状態を閲覧し、合格であると、ユーザーが第1のクライアントの出入力モジュールを介してサービス端末に情報処理要求を提出し、サービス端末はインターフェース呼び出しモジュールを介して情報処理インターフェースを呼び出して処理操作を実行し、例えば、今回の情報処理のリソースの増加量、実際のリソース量などを計算し、処理が完了した後処理結果を第1のクライアントに返し、例えば、処理結果は申請日付、処理済み情報の数、処理コスト、状態標識等を含むことができ、第1のクライアントは表示モジュールを介して処理結果をユーザーに表示する。サービス端末は第1のクライアント、第2のクライアントとの間の情報の相互作用によって、ユーザーの権利行使過程における情報処理を効率化し、権利行使効率を向上させる。
【0014】
図1に示すようなネットワークシステムアーキテクチャに基づいて、以下、他の図面を参照して本願の実施例による情報処理方法を詳細に説明する。
【0015】
図2を参照し、
図2は本願の実施例による情報処理方法のフローチャートであり、該情報処理方法はサービス端末に適用し、
図2に示すように、ステップS21-S24を含む。
【0016】
S21では、第1のクライアントから送信された情報処理申請を取得し、タイミングタスクメカニズムによって予め設定されたコマンドを実行し、第2のクライアントに前記情報処理申請を審査する第1のプロンプトメッセージを送信する。
【0017】
本願の具体的な実施例において、第1のクライアントとは、従業員側のクライアントを指し、第2のクライアントとは、管理者側のクライアントを指し、ユーザーが第1のクライアントの情報処理申請インターフェースに入り、情報処理申請インターフェースはデフォルトで全プロセスのオンラインモードに設定され、ユーザーはオンラインとオフラインの組合わせモードを選択でき、所謂オンラインとオフラインの組合わせモードは、即ち申請の提出等は依然としてオンラインモードを採用するが、リソース量の出入りはオフラインモードを採用する。例えば、ユーザーは情報処理申請インターフェースに今回処理対象情報の数を入力し、次に、オンラインとオフラインの組合わせモードを選択して情報処理を行い、第1のクライアントは情報処理申請インターフェースを情報処理申請提出インターフェースに切り替え、
図3に示すように、該情報処理申請提出インターフェースは第1のクライアントのユーザーが今回の情報処理では第1の目標アドレスに転送する必要がある転送対象リソースの量、第1の目標アドレス、情報処理モード等を含み、転送対象リソースの量はサービス端末によりユーザーから入力された処理対象情報の数に従って計算され、その計算式は、Y=(C+X)*Eであり、Yは転送対象リソースの量を示し、Cは今回の情報処理の処理コストを示し、Xは予め設定された追加リソースの量を示し、Eは第3の予め設定されたパラメータを示し、C=Q*P2、Qは処理対象情報の数を示し、P2は予め設定された単位リソース量を示し、第1の目標アドレスは企業のアカウントアドレスであってもよく、情報処理申請提出インターフェースの確認が完了した後に、ユーザーは第1のクライアントによってサービス端末に情報処理申請を送信する。当然ながら、審査されていない情報処理申請に対して、ユーザーは第1のクライアントの申請記録インターフェースでそれらを変更または取り消すことができ、例えば、処理対象情報の数を変更する。
【0018】
サービス端末は第1のクライアントにより提出された情報処理申請を取得した後、タイミングタスクメカニズムcrontabを介して予め設定されたコマンドを実行することにより、第2のクライアントに第1のプロンプト情報を送信し、該第1のプロンプト情報は第2のクライアントのユーザーが前記情報処理申請をタイムリに審査するようにプロンプトするためのものである。crontabは、操作システムにおけるある命令を周期的に実行できるプログラムであり、予め設定されたコマンドの形式は時間+コマンド、例えば、minute hour day month week commandであり、minute hour day month week(分、時、日、月、週)はコマンドの実行時間を示し、commandはコマンドを示し、システムコマンドまたはカスタムスクリプトファイルであってもよく、各周期がこの時間に達すると、サービス端末は予め設定されたコマンドを実行して第2のクライアントに第1のプロンプトメッセージを送信し、例えば、予め設定されたコマンドはデータベースから全ての審査対象の情報処理申請をクエリするものであってもよく、第1のプロンプト情報にクエリされた全ての審査対象の情報処理申請が載せられる。
【0019】
選択可能に、第1のクライアントから送信された情報処理申請を取得した後、前記方法は、
前記情報処理申請に対して合法性検出を行うステップと、
前記情報処理申請は合法性検出に合格した場合、前記情報処理申請をデータベース内の情報処理申請審査リストに加えるステップと、をさらに含む。
【0020】
本願の具体的な実施例において、第1のクライアントのユーザーは情報処理申請を提出した後、サービス端末はこの情報処理申請に対して合法性検出を行い、主に該ユーザーアカウントが存在するかどうか、該アカウントが情報処理申請を提出できるかどうか等を検出し、合法性検出に合格すると、情報処理申請を第1のクライアントの提出時間に従って情報処理申請審査リストに追加し、該情報処理申請審査リストは第2のクライアントの情報処理申請審査インターフェースに表示されることができる。
【0021】
S22では、前記第2のクライアントでの操作命令に応答して前記情報処理申請を目標情報処理申請として標識し、前記操作命令は、前記第2のクライアントのユーザーによって第1の目標アドレスが前記第1のクライアントのユーザーによりオフラインで転送される転送対象リソースの量を受信するのを判定する際にトリガーされる。
【0022】
本願の具体的な実施例において、第2のクライアントはサービス端末から送信された第1のプロンプトメッセージを受信した後、第2のクライアントのユーザー(管理者)は情報処理申請審査インターフェースに入って審査操作を実行することができ、
図4に示すように、該インターフェースにデータベースの情報処理申請審査リストに記録された複数の情報処理申請が表示され、情報処理申請審査リストは申請日付、従業員名、ジョブ番号、処理対象または処理済み情報の数、転送対象リソースの量、実際のリソース量、状態、操作、記録等の多くのフィールドを含んでもよく、状態は審査中、合格、拒否、完了を含んでもよく、操作項目は合格と拒否を含んでもよく、管理者は「記録」フィールド項目から対応する情報処理申請の操作記録を見ることができる。さらに、管理者は従業員名、状態、申請日付等の1つまたは複数の条件の組み合わせに応じて見たい情報処理申請をスクリーニングすることもできる。
【0023】
また、第1のクライアントのユーザーによって選択されたのは、オンラインとオフラインの組合わせモードであるため、管理者は第2のクライアントによって第1の目標アドレスが第1のクライアントのユーザーによりオフライン形式で転送された転送対象リソースの量を受信するかどうかを確認する必要があり、
図3における180350のように、受信したのを確認する場合、管理者は第2のクライアントで情報処理申請を審査し始める。サービス端末は管理者の情報処理申請審査インターフェースでの操作命令に応じて第1のクライアントから提出された情報処理申請を目標情報処理申請として標識し、目標情報処理申請は合格として標識された状態の申請であり、選択可能に、前記操作命令は合格命令と拒否命令を含み、サービス端末によって受信されたのは合格命令である場合、前記情報処理申請を目標情報処理申請として標識する。さらに、管理者の情報処理申請審査インターフェースでの合格命令を取得する場合、第2のクライアントに審査に合格する再確認インターフェースを返し、管理者が前記再確認インターフェースでトリガーされた確認合格信号を取得する場合、前記情報処理申請を目標情報処理申請として標識し、同様に、拒否の操作に対して、二次確認の方式も採用する。選択可能に、管理者が情報処理申請審査インターフェースに入る場合、該インターフェースに表示されたのは情報処理申請審査リストであり、管理者は前記情報処理申請審査リストでは情報処理申請を前記目標情報処理申請として標識する。
【0024】
S23では、前記第1のクライアントは非同期メカニズムによって送信された前記目標情報処理申請に対する情報処理要求を取得し、前記情報処理要求を処理する。
【0025】
本願の具体的な実施例において、サービス端末は情報処理申請を目標情報処理申請として標識した後、第1のクライアント側は情報処理申請に合格したのを同期取得し、例えば、サービス端末はクライアントに情報処理申請に合格したプロンプトメッセージ「2020-07-13に提出されたTencent Holdingsの1000株の情報処理申請の審査に合格し、クリックして処してください」を返し、このとき、ユーザーは第1のクライアントで非同期メカニズムによって前記情報処理要求を開始することができ、当然ながら、審査に合格しないと、第1のクライアントに対応するプロンプトメッセージを返すこともできる。選択可能に、第1のクライアントのユーザーは情報処理要求インターフェースによって情報処理要求を提出する場合、第1のクライアントに情報処理要求の提出を確認する確認インターフェースを返し、第1のクライアントのユーザーが該確認インターフェースでトリガーされた提出確認信号を取得する場合、この情報処理要求の提出に成功するのを確認し、処理し始める。所謂非同期メカニズムは、即ち第1のクライアントがサービス端末に情報処理要求を提出してから直接返し、サービス端末が処理結果をフィードバックするのを待つ必要がなく、サービス端末は処理が完了した後、処理結果を第1のクライアントに返し、同期メカニズムによって要求を提出する方法と比べて、非同期メカニズムはタスクの間の依存性の軽減に役に立ち、第1のクライアントがずっと「アイドル」状態にあるのを避け、ユーザーのエクスペリエンスがより良い。
【0026】
選択可能に、前記情報処理要求を処理するステップは、
今回の情報処理の対象となる情報の予め設定された単位リソース量と前記処理対象情報の数に応じて前記今回の情報処理の処理コストを計算するステップと、
今回の情報処理の対象となる情報の現在の単位リソース量、前記予め設定された単位リソース量及び前記処理対象情報の数に応じて以下の式によって今回の情報処理のリソースの増加量を計算するステップであって、
S=(P1-P2)*Q、Sは前記リソースの増加量を示し、P1は前記現在の単位リソース量を示し、P2は前記予め設定された単位リソース量を示し、Qは前記処理対象情報の数を示すステップと、
前記リソースの増加量に応じて以下の式によって今回の情報処理の付加リソース量を計算するステップであって、
P=(S/M*R-T)*M、Pは前記付加リソース量を示し、Mは予め規定された時間を示し、Rは第1の予め設定されたパラメータを示し、Tは第2の予め設定されたパラメータを示すステップと、
前記処理コストと前記付加リソース量に応じて以下の式によって前記今回の情報処理の実際のリソース量を計算するステップであって、
N=(C+P)*E、Nは前記実際のリソース量を示し、Cは前記処理コストを示し、Eは第3の予め設定されたパラメータを示すステップと、
前記転送対象リソースの量と前記実際のリソース量に応じて今回の情報処理の返還対象リソース量または補充対象リソース量を計算するステップと、
前記返還対象リソース量を算出する場合、前記返還対象リソース量を第2の目標アドレスに転送し戻すステップ、または、前記補充対象リソース量を算出する場合、前記第1のクライアントに前記補充対象リソース量を含む第3のプロンプトメッセージに送信するステップであって、前記第3のプロンプトメッセージは、前記第1のクライアントのユーザーが前記第1の目標アドレスに前記補充対象リソース量を転送するようにプロンプトするために使用されるステップと、
前記情報処理申請を情報処理済み申請として標識するステップと、を含む。
【0027】
本願の具体的な実施例において、今回の情報処理対象となる情報は第1のクライアントのユーザーが情報処理の申請によって取得したい情報であり、例えば、株式インセンティブメカニズムでは、従業員が権利行使によって取得される株式等であり、予め設定された単位リソース量は情報に付与される単位コストであり、現在の単位リソース量は情報の現在の単位コストであり、Mは3か月、1年等であってもよく、具体的に制限がなく、R、T及びEはいずれも予め設定されたいくつかのパラメータであり、ユーザーが情報処理申請インターフェースに今回処理対象情報の数を入力する場合、サービス端末は前記処理コストを算出した。また、サービス端末は第1のクライアントが以前に第1の目標アドレスに転送された転送対象リソースの量と企業の実際のリソース量を均一化する必要があるため、実際のリソース量を算出する必要があり、実際のリソース量はリソースの増加量、付加リソース量等の様々な計算によって得られ、実際のリソース量と転送対象リソースの量により第1のクライアントのユーザーの返還対象リソース量または補充対象リソース量を取得することができる。該実施形態において、サービス端末は、第1のクライアントと第2のクライアントとの相互作用を必要せずに、組み込みアルゴリズムによって情報処理要求を直接処理し、処理効率が大幅に向上する。
【0028】
第2の目標アドレスとは、第1のクライアントのユーザーのリソース保管アドレスを指し、例えば、ユーザーの銀行口座、サードパーティのプラットフォームアカウント等であり、サービス端末で得られたのは返還対象リソース量であると、それを第2の目標アドレスに返し、サービス端末で得られたのは補充対象リソース量であると、第1のクライアントにユーザーが第1の目標アドレスに補充対象リソース量を転送するようにプロンプトする第3のプロンプトメッセージを送信し、ユーザーはオフラインで補充対象リソース量を第1の目標アドレスに転送すると同時に、サービス端末は処理対象情報の数に対応する情報を第1のクライアントのユーザーの他のアカウントアドレスに加え、例えば、処理対象情報の数に対応する情報はユーザーが権利行使後に得られた株式であってもよく、他のアカウントアドレスはユーザーが企業での株式アカウント等であってもよく、上記の処理が完了した後、サービス端末は第1のクライアントによって提出された情報処理申請の状態を完了済みとして標識する。
【0029】
S24では、前記第1のクライアントが開始したポーリングに応答して、前記情報処理要求の処理が完了した場合、前記情報処理要求の処理結果を前記第1のクライアントに返す。
【0030】
本願の具体的な実施例において、
図5に示すように、第1のクライアントはサービス端末に情報処理要求を開始した後、サービス端末が処理結果をフィードバックするのをずっと待つ必要がなく、直接返し、サービス端末は該要求を取得した後、ステップS23における処理操作を実行し始め、第1のクライアントは返した後にポーリングを自動に開始し、サービス端末に処理が完了したかどうかを尋ね、完了していないと、サービス端末がこの情報処理要求の処理を完了するまで、第1のクライアントは尋ねを続け、第1のクライアントはサービス端末から処理結果を取得し、申請記録インターフェースに表示される。
【0031】
選択可能に、前記情報処理要求の処理結果を前記第1のクライアントに返すステップは、
前記第1のクライアントに今回の情報処理の詳細情報を表示するステップであって、前記詳細情報は前記情報処理申請の申請日付、番号、前記予め設定された単位リソース量、処理済み情報の数、状態標識を含むステップを含む。即ち、サービス端末は第1のクライアントに返した処理結果は前記詳細情報を含むが、これらに制限されない。
【0032】
選択可能に、
図6に示すように、第1のクライアントから送信された情報処理申請を取得する前に、前記方法は、以下のステップをさらに含む。
【0033】
S61では、前記第1のクライアントによって提出された前記処理対象情報の数を取得する。
【0034】
S62では、前記処理対象情報の数は目標処理対象情報の総数以上であるかどうかを判断し、
そうであると、ステップS63を実行し、そうでないと、ステップS64を実行する。
【0035】
S63では、前記第1のクライアントに前記処理対象情報の数が前記目標処理対象情報の総数以上である第2のプロンプトメッセージを送信し、
前記第2のプロンプトメッセージは前記第1のクライアントのユーザーが前記処理対象情報の数を変更するようにプロンプトするために使用される。
【0036】
S64では、前記目標処理対象情報の総数から前記処理対象情報の数をロックする。
【0037】
本願の具体的な実施例において、目標処理対象情報の総数とは、第1のクライアントのユーザーが処理を申請できる最大情報の数を指し、ユーザーが第1のクライアントの情報処理申請インターフェースに処理対象情報の数を入力する場合、サービス端末は該処理対象情報の数を同期取得し、次に、sql文または顔のマッチング等によって第1のクライアントのユーザーの前記目標処理対象情報の総数を取得し、処理対象情報の数が目標処理対象情報の総数以上である場合、サービス端末は第1のクライアントに第2のプロンプトメッセージを送信し、例えば、「入力された処理対象情報の数が処理を申請できる最大情報の数を超え、確認して変更してください」であり、ユーザーは情報処理申請インターフェースに処理対象情報の数を再入力した後、サービス端末は転送対象リソースの量を再計算し、情報処理申請インターフェースに表示する。処理対象情報の数が目標処理対象情報の総数より小さい場合、処理対象の数が仕様に一致するのを示し、サービス端末は目標処理対象情報の総数から処理対象情報の数をロックし、例えば、目標処理対象情報の総数が1000であり、処理対象情報の数が500であると、この1000から500をロックし、情報処理申請が目標情報処理申請として標識された後、目標処理対象情報の総数から処理対象情報の数を差し引き、第1のクライアントのユーザーが情報処理申請を取り消すと、目標処理対象情報の総数からロックされた処理対象情報の数を解放する。
【0038】
選択可能に、前記情報処理申請を目標情報処理申請として標識した後、前記方法は、
前記処理対象情報の数、前記目標処理対象情報の総数に応じて前記目標処理対象情報の総数を更新するステップをさらに含む。即ち、情報処理申請が目標情報処理申請として標識された後、目標処理対象情報の総数から処理対象情報の数を差し引き、目標処理対象情報の総数を更新する。
【0039】
選択可能に、前記処理対象情報の数は目標処理対象情報の総数以上であるかどうかを判断する前に、前記方法は、
前記第1のクライアントのユーザーの顔画像を取得するステップと、
前記顔画像に対して顔検出を実行し、境界回帰ボックスに基づいて顔領域画像を切り抜くステップと、
前記顔領域画像における顔が遮られているかどうかを判断し、そうであると、リッジ回帰の方法で前記顔領域画像における顔を補完し、目標顔領域画像を取得するステップと、
予めトレーニングされたマルチタスクカスケード畳み込みニューラルネットワークを使用して前記目標顔領域画像上の顔キーポイントを位置決め、顔キーポイントの位置情報を取得するステップであって、前記顔キーポイントは左口角、右口角、鼻、左目の中心点及び右目の中心点を含むステップと、
左口角の位置情報、右口角の位置情報及び左口角と右口角を結ぶ線の傾斜角に従って第1のアフィン変換行列T1を取得するステップと、
前記第1のアフィン変換行列T1に基づいて前記目標顔領域画像をアフィン変換して、第1の顔領域画像を取得するステップと、
左目の中心点の位置情報、右目の中心点の位置情報及び左目の中心点と右目の中心点を結ぶ線の傾斜角に従って第2のアフィン変換行列T2を取得するステップと、
前記第2のアフィン変換行列T2に基づいて前記第1の顔領域画像をアフィン変換して、第2の顔領域画像を取得するステップと、
前記第2の顔領域画像を予めトレーニングされた顔認識モデルに入力して特徴抽出を行い、抽出された特徴に基づいて前記目標処理対象情報の総数を決定するステップと、を含む。
【0040】
【0041】
目標顔領域画像に対して、MTCNN(Multi-task Cascaded Convolutional Networks、マルチタスクカスケード畳み込みニューラルネットワーク)を採用して顔検出を再度行い、顔キーポイントを位置決め、
図8に示すように、MTCNNはPネットワーク、Rネットワーク及びOネットワークを含み、目標顔領域画像を取得する場合、まず、それをスケーリングし、さまざまなスケールの画像を使用して画像ピラミッドを構築し、例えばPネットワークの入力サイズは12*12*3であり、Rネットワークの入力サイズは24*24*3であり、Oネットワークの入力サイズは48*48*3である。Pネットワークは完全畳み込みネットワークであり、候補ウィンドウと境界ボックス回帰ベクトルを生成するために使用され、例えば、顔の候補ウィンドウ、目の候補ウィンドウ等であり、次に、これらの候補ウィンドウに対して修正、非最大値の抑制等を行い、初期の顔キーポイントの位置決めを行い、Pネットワークから出力された候補ウィンドウをRネットワークに入力してさらにスクリーニングし、間違ったウィンドウを除去し、Rネットワークから出力された候補ウィンドウをOネットワークに入力してさらにスクリーニングし、異なりは、最終的な顔検出ボックスに加えて、Oネットワークの出力に左口角、右口角、鼻、左目の中心点及び右目の中心点の5つの顔キーポイントの位置情報が含まれることである。
【0042】
【0043】
選択可能に、
図9に示すように、前記顔認識モデルはバックボーンネットワーク部分、アテンションメカニズム及び完全接続層を含み、前記第2の顔領域画像を予めトレーニングされた顔認識モデルに入力して特徴抽出を行い、抽出された特徴に基づいて前記目標処理対象情報の総数を決定するステップは、
前記第2の顔領域画像を前記バックボーンネットワーク部分に入力して特徴抽出を行い、第1の特徴マップを出力するステップと、
前記第1の特徴マップを前記アテンションメカニズムに入力して、複数の1*1畳み込み層の畳み込み処理を行い、幅と高さが前記第1の特徴マップと同様な第2の特徴マップを出力するステップと、
前記第1の特徴マップの幅と高さと前記第2の特徴マップの幅と高さを対応的に乗算し、第3の特徴マップを取得し、第3の特徴マップを前記完全接続層に入力して分類し、前記顔画像の第1の顔特徴ベクトルを出力するステップと、
前記第1の顔特徴ベクトルとデータベースに記憶された複数のユーザーの第2の顔特徴ベクトルとの間のマッチング度を取得し、前記複数のユーザーのうちの前記マッチング度が最も高いユーザーの処理対象情報の総数を前記目標処理対象情報の総数として決定するステップであって、前記複数のユーザーのうちのそれぞれは一対一で対応する処理対象情報の総数を有するステップと、を含む。
【0044】
本願の具体的な実施例において、第1の特徴マップはバックボーンネットワーク部分から出力された特徴マップであり、第2の特徴マップはアテンションメカニズムから出力された特徴マップであり、第3の特徴マップは第1の特徴マップと第2の特徴マップを融合した特徴マップである。バックボーンネットワーク部分は複数の分離可能な畳み込みモジュールを使用して入力された第2の顔領域画像に畳み込み処理を行い、第1の特徴マップを抽出し、
図10に示すように、元の畳み込みニューラルネットワークのうちの3*3*3の畳み込みカーネルは3*3*1の畳み込みカーネルと1*1*3の畳み込みカーネルに分離され、12*12*3の第2の顔領域画像は、畳み込みごとに3*3*1の畳み込みカーネルによって処理されて、10*10*3の特徴マップが得られ、10*10*3の特徴マップが1*1*3の畳み込みカーネルによって処理され、10*10*1の特徴マップが得られ、複数の分離可能な畳み込みモジュールなどによる畳み込み処理を経て、第1の特徴マップが得られ、分離可能な畳み込みモジュールはモデルパラメータを減少し、演算速度を加速するのに寄与する。アテンションメカニズムは複数の1*1の畳み込み層を含み、第1の特徴マップをアテンションメカニズムに入力し、複数回の1*1の畳み込み処理を経て、第2の特徴マップを出力し、該第2の特徴マップの幅と高さは第1の特徴マップと同様であり、第2の特徴マップは得られた重みに相当し、第2の特徴マップと第1の特徴マップの幅と高さを対応的に乗算し、第3の特徴マップを取得し、第1の特徴マップと比較して、第3の特徴マップは主要な情報により焦点を当て、高レベルの特徴の抽出に役に立ち、第3の特徴マップは完全接続層における活性化関数によって分類して処理され、最後にユーザーの顔画像の第1の顔特徴ベクトルを出力する。
【0045】
さらに、第1のクライアントのユーザーの第1の顔特徴ベクトルを取得した後、サービス端末はそれをデータベースに記憶された複数のユーザーの第2の顔特徴ベクトルとマッチングし、具体的に、1対1のマッチングでも、1対多のマッチングでもよく、マッチングの数には限定がなく、マッチング方式はユークリッド距離で計算したり、アースムーバーの距離などで計算したりでき、例えば、第1の顔特徴ベクトルとデータベースのうちの張さんの第2の顔特徴ベクトルとの間のアースムーバーの距離が最も小さいと、両者のマッチング度が最も高いのを示し、第1のクライアントのユーザーは張さんであると決定し、同時に、前記目標処理対象情報の総数は予め記憶された張さんの処理対象情報の総数であると決定する。該実施形態において、顔のマッチングによって第1のクライアントのユーザーの前記目標処理対象情報の総数を決定することによって、不正な者がユーザーのアカウントにログインして、不正な情報処理を行うことを防止し、セキュリティを向上させる。
【0046】
選択可能に、前記第1のクライアントが非同期メカニズムによって送信された前記目標情報処理申請に対する情報処理要求を取得した後、前記方法は、
前記情報処理要求の提出時間が予め設定された情報処理ウィンドウ期間内にあるかどうかを判断するステップと、
そうであると、前記第1のクライアントに第4プロンプトメッセージを送信するステップであって、前記第4プロンプトメッセージは、前記第1のクライアントのユーザーに前記情報処理要求の提出を確認するかどうか注意を与えるために使用されるステップと、
前記第1のクライアントでトリガーされた提出確認信号に応答して、前記提出確認信号のトリガー時間が前記情報処理ウィンドウ期間内にあるかどうかを再度判断するステップと、
そうであると、前記第1のクライアントに前記情報処理要求の提出に成功したメッセージを返し、そうでないと、前記第1のクライアントに今回の情報処理が前記情報処理ウィンドウ期間内ではないメッセージを返すステップと、をさらに含む。
【0047】
本願の具体的な実施例において、企業は、情報処理ウィンドウ期間、例えば、9:30分-11:30分を厳格に制限しているため、予め設定された情報処理ウィンドウ期間内に提出された情報処理要求しか受け取られることができない。第1のクライアントのユーザーにより提出された情報処理要求は情報処理ウィンドウ期間内にあると、第1のクライアントに第4プロンプトメッセージを返し、例えば、今回の情報処理要求を提出するかどうかの二次確認インターフェースに戻り、ユーザーが該二次確認インターフェースに提出確認信号をトリガーする場合、サービス端末は該提出確認信号をトリガーする時間が依然として情報処理ウィンドウ期間内にあるかどうかを再度判断し、そうであると、第1のクライアントのユーザーに今回の情報処理要求の提出に成功するのを知らせ、そうでないと、第1のクライアントのユーザーに今回の情報処理が情報処理ウィンドウ期間内ではないのをプロンプトする。
【0048】
これから分かるように、本願の実施例は、第1のクライアントから送信された情報処理申請を取得し、タイミングタスクメカニズムによって予め設定されたコマンドを実行し、第2のクライアントに情報処理申請を審査する第1のプロンプトメッセージを送信するステップと、第2のクライアント上の操作命令に応答して情報処理申請を目標情報処理申請として標識するステップと、第1のクライアントは非同期メカニズムによって送信された目標情報処理申請に対する情報処理要求を取得し、情報処理要求を処理するステップと、第1のクライアントが開始したポーリングに応答して、情報処理要求の処理が完了した場合、情報処理要求の処理結果を第1のクライアントに返すステップと、によって、タイミングタスクメカニズムにより予め設定されたコマンドを実行して審査プロンプトを送信し、審査者にタイムリに通知することができ、情報処理周期を短縮することに役に立ち、また、非同期メカニズムを介して情報処理要求を開始し、これにより、第1のクライアントでの「アイドル」の状況を回避し、タスク処理の依存関係を軽減し、全体の情報処理はオンラインとオフラインの組合わせの形式を採用しており、データリソースの問題を無視することができ、これにより、権利行使過程における情報処理を効率化し、権利行使効率を向上させることに寄与する。
【0049】
図11を参照し、
図11は本願の実施例による他の情報処理方法のフローチャートであり、
図11に示すように、ステップS1101-S1107を含む。
【0050】
S1101では、第1のクライアントから送信された情報処理申請を取得する。
【0051】
S1102では、タイミングタスクメカニズムによって予め設定されたコマンドを実行し、データベースからすべての審査対象の情報処理申請をクエリし、前記審査対象の情報処理申請に前記情報処理申請が含まれる。
【0052】
S1103では、前記審査対象の情報処理申請を統計し、集計データを取得する。
【0053】
S1104では、第2のクライアントに前記集計データを含む第1のプロンプトメッセージを送信する。
【0054】
本願の具体的な実施例において、サービス端末は時限タスクによって実行される予め設定されたコマンドはデータベースから状態を審査対象として標識した全ての情報処理申請(即ち審査対象の情報処理申請)をクエリすることであり、当然ながら、第1のクライアントにより提出された情報処理申請も該審査対象の情報処理申請に含まれ、サービス端末は該審査対象の情報処理申請を統計し、申請人の数、申請の数等を含む集計データを生成し、次に、第2のクライアントに集計データが載せられる第1のプロンプトメッセージを送信し、管理者に審査するのをプロンプトし、例えば、「現在、42人から提出された80の情報処理申請が審査されていません。時間内に処理に進んでください」。例えば、設定された予め設定されたコマンドは「0 7 * * * php send-notice-command」であると、サービス端末は毎日7時でphp send-notice-commandコマンドを実行し、データベースから審査対象の情報処理申請をクエリし、第2のクライアントに送信する。
【0055】
S1105では、前記第2のクライアントでの操作命令に応答して前記情報処理申請を目標情報処理申請として標識し、前記操作命令は、前記第2のクライアントのユーザーによって第1の目標アドレスが前記第1のクライアントのユーザーによりオフラインで転送される転送対象リソースの量を受信するのを判定する際にトリガーされる。
【0056】
S1106では、前記第1のクライアントは非同期メカニズムによって送信された前記目標情報処理申請に対する情報処理要求を取得し、前記情報処理要求を処理する。
【0057】
S1107では、前記第1のクライアントが開始したポーリングに応答して、前記情報処理要求の処理が完了した場合、前記情報処理要求の処理結果を前記第1のクライアントに返す。
【0058】
図11に示すような実施例における一部のステップは
図2に示すような実施例で説明されており、同じまたは類似する有益な効果を達成することができ、重複を避けるために、ここで繰り返さない。
【0059】
図12を参照し、
図12は本願の実施例による情報処理装置の構造模式図であり、
図12に示すように、該装置は、
第1のクライアントから送信された情報処理申請を取得し、タイミングタスクメカニズムによって予め設定されたコマンドを実行し、第2のクライアントに前記情報処理申請を審査する第1のプロンプトメッセージを送信するための第1の取得モジュール1201と、
前記第2のクライアントでの操作命令に応答して前記情報処理申請を目標情報処理申請として標識するための第1の応答モジュール1202であって、前記操作命令は、前記第2のクライアントのユーザーによって第1の目標アドレスが前記第1のクライアントのユーザーによりオフラインで転送される転送対象リソースの量を受信するのを判定する際にトリガーされる第1の応答モジュール1202と、
前記第1のクライアントは非同期メカニズムによって送信された前記目標情報処理申請に対する情報処理要求を取得し、前記情報処理要求を処理するための第2の取得モジュール1203と、
前記第1のクライアントが開始したポーリングに応答して、前記情報処理要求の処理が完了した場合、前記情報処理要求の処理結果を前記第1のクライアントに返すための第2の応答モジュール1204と、を備える。
【0060】
選択可能に、タイミングタスクメカニズムによって予め設定されたコマンドを実行し、第2のクライアントに前記情報処理申請を審査する第1のプロンプトメッセージを送信する点で、前記第1の取得モジュール1201は具体的に、
タイミングタスクメカニズムによって前記予め設定されたコマンドを実行し、データベースからすべての審査対象の情報処理申請をクエリすることであって、前記審査対象の情報処理申請に前記情報処理申請が含まれることと、
前記審査対象の情報処理申請を統計し、集計データを取得することと、
前記第2のクライアントに前記集計データを含む前記第1のプロンプトメッセージを送信することと、に用いられる。
【0061】
選択可能に、前記第1の取得モジュール1201はさらに、前記第1のクライアントにより提出された処理対象情報の数を取得することと、前記処理対象情報の数は目標処理対象情報の総数以上であるかどうかを判断することと、そうであると、前記第1のクライアントに前記処理対象情報の数が前記目標処理対象情報の総数以上である第2のプロンプトメッセージを送信することと、そうでないと、前記目標処理対象情報の総数から前記処理対象情報の数をロックすることであって、前記第2のプロンプトメッセージは前記第1のクライアントのユーザーが前記処理対象情報の数を変更するようにプロンプトするために使用されることと、用いられる。
【0062】
選択可能に、前記第1の取得モジュール1201はさらに、前記処理対象情報の数、前記目標処理対象情報の総数に応じて前記目標処理対象情報の総数を更新するために使用される。
【0063】
選択可能に、前記第1の取得モジュール1201はさらに、前記第1のクライアントのユーザーの顔画像を取得することと、前記顔画像に対して顔検出を実行し、境界回帰ボックスに基づいて顔領域画像を切り抜くことと、前記顔領域画像における顔が遮られているかどうかを判断し、そうであると、リッジ回帰の方法で前記顔領域画像における顔を補完し、目標顔領域画像を取得することと、予めトレーニングされたマルチタスクカスケード畳み込みニューラルネットワークを使用して前記目標顔領域画像上の顔キーポイントを位置決め、顔キーポイントの位置情報を取得することであって、前記顔キーポイントは左口角、右口角、鼻、左目の中心点及び右目の中心点を含むことと、左口角の位置情報、右口角の位置情報及び左口角と右口角を結ぶ線の傾斜角に従って第1のアフィン変換行列T1を取得することと、前記第1のアフィン変換行列T1に基づいて前記目標顔領域画像をアフィン変換して、第1の顔領域画像を取得することと、左目の中心点の位置情報、右目の中心点の位置情報及び左目の中心点と右目の中心点を結ぶ線の傾斜角に従って第2のアフィン変換行列T2を取得することと、前記第2のアフィン変換行列T2に基づいて前記第1の顔領域画像をアフィン変換して、第2の顔領域画像を取得することと、前記第2の顔領域画像を予めトレーニングされた顔認識モデルに入力して特徴抽出を行い、抽出された特徴に基づいて前記目標処理対象情報の総数を決定することと、に用いられる。
【0064】
選択可能に、前記顔認識モデルはバックボーンネットワーク部分、アテンションメカニズム及び完全接続層を含み、前記第1の取得モジュール1201はさらに、前記第2の顔領域画像を前記バックボーンネットワーク部分に入力して特徴抽出を行い、第1の特徴マップを出力することと、前記第1の特徴マップを前記アテンションメカニズムに入力して、複数の1*1畳み込み層の畳み込み処理を行い、幅と高さが前記第1の特徴マップと同様な第2の特徴マップを出力することと、前記第1の特徴マップの幅と高さと前記第2の特徴マップの幅と高さを対応的に乗算し、第3の特徴マップを取得し、及び第3の特徴マップを前記完全接続層に入力して分類し、前記顔画像の第1の顔特徴ベクトルを出力することと、前記第1の顔特徴ベクトルとデータベースに記憶された複数のユーザーの第2の顔特徴ベクトルとの間のマッチング度を取得し、前記複数のユーザーのうちの前記マッチング度が最も高いユーザーの処理対象情報の総数を前記目標処理対象情報の総数として決定することであって、前記複数のユーザーのそれぞれは一対一で対応する処理対象情報の総数を有することと、に用いられる。
【0065】
選択可能に、前記情報処理要求を処理する点で、前記第2の取得モジュール1203は具体的に、今回の情報処理の対象となる情報の予め設定された単位リソース量と前記処理対象情報の数に応じて前記今回の情報処理の処理コストを計算することと、今回の情報処理の対象となる情報の現在の単位リソース量、前記予め設定された単位リソース量及び前記処理対象情報の数に応じて以下の式によって今回の情報処理のリソースの増加量を計算することであって、S=(P1-P2)*Qとし、Sは前記リソースの増加量を示し、P1は前記現在の単位リソース量を示し、P2は前記予め設定された単位リソース量を示し、Qは前記処理対象情報の数を示すことと、前記リソースの増加量に応じて以下の式によって今回の情報処理の付加リソース量を計算することであって、P=(S/M*R-T)*Mとし、Pは前記付加リソース量を示し、Mは予め規定された時間を示し、Rは第1の予め設定されたパラメータを示し、Tは第2の予め設定されたパラメータを示すことと、前記処理コストと前記付加リソース量に応じて以下の式によって前記今回の情報処理の実際のリソース量を計算することであって、N=(C+P)*Eとし、Nは前記実際のリソース量を示し、Cは前記処理コストを示し、Eは第3の予め設定されたパラメータを示すことと、前記転送対象リソースの量と前記実際のリソース量に応じて今回の情報処理の返還対象リソース量または補充対象リソース量を計算することと、前記返還対象リソース量を算出する場合、前記返還対象リソース量を第2の目標アドレスに転送し戻すこと、または、前記補充対象リソース量を算出する場合、前記第1のクライアントに前記補充対象リソース量を含む第3のプロンプトメッセージに送信することであって、前記第3のプロンプトメッセージは、前記第1のクライアントのユーザーが前記第1の目標アドレスに前記補充対象リソース量を転送するようにプロンプトするために使用されることと、前記情報処理申請を情報処理済み申請として標識することと、に用いられる。
【0066】
選択可能に、前記第2の取得モジュール1203はさらに、前記情報処理要求の提出時間が予め設定された情報処理ウィンドウ期間内にあるかどうかを判断することと、そうであると、前記第1のクライアントに第4プロンプトメッセージを送信することであって、前記第4プロンプトメッセージは、前記第1のクライアントのユーザーに前記情報処理要求の提出を確認するかどうか注意を与えるために使用されることと、前記第1のクライアントでトリガーされた提出確認信号に応答して、前記提出確認信号のトリガー時間が前記情報処理ウィンドウ期間内にあるかどうかを再度判断することと、そうであると、前記第1のクライアントに前記情報処理要求の提出に成功したメッセージを返すことと、前記第1のクライアントに今回の情報処理が前記情報処理ウィンドウ期間内ではないメッセージを返すことと、に用いられる。
【0067】
本願の一実施例によれば、
図12に示すような情報処理装置における各ユニットは、それぞれ1つまたは全部を1つまたは複数の個別なユニットに合併して構成され、またはそのうちのある(いくつかの)ユニットは機能的により小さい複数のユニットに分割されて構成されてもよく、このように、本願の実施例の技術的効果の実現に影響を与えずに、同様な操作を実現することができる。上記ユニットは論理機能に応じて分割されており、実際の適用では、1つのユニットの機能は複数のユニットによって実現されたり、または複数のユニットの機能は1つのユニットによって実現されたりすることができる。本願の他の実施例において、情報処理装置は他のユニットを含んでもよく、実際の適用では、これらの機能は他のユニットにより協力して実現されることができ、且つ複数のユニットの協力によって実現されることができる。
【0068】
本願の他の実施例によれば、中央処理ユニット(CPU)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)等の処理素子と記憶素子を含む、例えばコンピューターの汎用コンピューティング機器には、
図2または
図11に示すような対応する方法に係る各ステップを実行できるコンピュータープログラム(プログラムコード)を稼動することによって、
図12中に示すような情報処理装置機器を構築し、及び本願の実施例の情報処理方法を実現することができる。前記コンピュータープログラムは例えばコンピューター可読記録媒体に記載可能であり、コンピューター可読記録媒体によって上記コンピューティング機器にロードされ、その中に稼動する。
【0069】
上記方法実施例と装置実施例の説明に基づいて、本願の実施例は電子機器をさらに提供する。
図13を参照し、該電子機器はプロセッサ1301、入力機器1302、出力機器1303及びコンピューター記憶媒体1304を少なくとも備える。電子機器内のプロセッサ1301、入力機器1302、出力機器1303及びコンピューター記憶媒体1304はバスまたは他の方式で接続されることができる。
【0070】
コンピューター記憶媒体1304は電子機器のメモリに記憶可能であり、前記コンピューター記憶媒体1304はコンピュータープログラムを記憶するために使用され、前記コンピュータープログラムはプログラム命令を含み、前記プロセッサ1301は前記コンピューター記憶媒体1304に記憶されたプログラム命令を実行するために使用される。プロセッサ1301(またはCPU(Central Processing Unit、中央プロセッサ)とも呼ばれる)は電子機器の計算コア及び制御コアであり、1つまたは複数の命令を実現するのに適し、具体的に、1つまたは複数の命令をロードして実行することによって、対応する方法フローまたは対応する機能が実現されるのに適する。
【0071】
一実施例において、本願の実施例による電子機器のプロセッサ1301は、第1のクライアントから送信された情報処理申請を取得し、タイミングタスクメカニズムによって予め設定されたコマンドを実行し、第2のクライアントに前記情報処理申請を審査する第1のプロンプトメッセージを送信すること、前記第2のクライアントでの操作命令に応答して前記情報処理申請を目標情報処理申請として標識することであって、前記操作命令は、前記第2のクライアントのユーザーによって第1の目標アドレスが前記第1のクライアントのユーザーによりオフラインで転送される転送対象リソースの量を受信するのを判定する際にトリガーされることと、前記第1のクライアントは非同期メカニズムによって送信された前記目標情報処理申請に対する情報処理要求を取得し、前記情報処理要求を処理することと、前記第1のクライアントが開始したポーリングに応答して、前記情報処理要求の処理が完了した場合、前記情報処理要求の処理結果を前記第1のクライアントに返すこととの一連の情報処理を行うために使用できる。
【0072】
別の1つの実施例において、プロセッサ1301は前記タイミングタスクメカニズムによって予め設定されたコマンドを実行し、第2のクライアントに前記情報処理申請を審査する第1のプロンプトメッセージを送信するステップを実行するのは、タイミングタスクメカニズムによって前記予め設定されたコマンドを実行し、データベースからすべての審査対象の情報処理申請をクエリするステップであって、前記審査対象の情報処理申請に前記情報処理申請が含まれるステップと、前記審査対象の情報処理申請を統計し、集計データを取得するステップと、前記第2のクライアントに前記集計データを含む前記第1のプロンプトメッセージを送信するステップと、を含む。
【0073】
別の1つの実施例において、前記情報処理申請は前記転送対象リソースの量を含み、前記転送対象リソースの量は前記第1のクライアントによって提出された処理対象情報の数に応じて算出され、第1のクライアントから送信された情報処理申請を取得する前に、前記プロセッサ1301はさらに、前記第1のクライアントによって提出された前記処理対象情報の数を取得するステップと、前記処理対象情報の数は目標処理対象情報の総数以上であるかどうかを判断するステップと、そうであると、前記第1のクライアントに前記処理対象情報の数が前記目標処理対象情報の総数以上である第2のプロンプトメッセージを送信するステップと、そうでないと、前記目標処理対象情報の総数から前記処理対象情報の数をロックするステップであって、前記第2のプロンプトメッセージは前記第1のクライアントのユーザーが前記処理対象情報の数を変更するようにプロンプトするために使用されるステップと、を実行するために使用され、別の1つの実施例において、前記情報処理申請を目標情報処理申請として標識した後、前記プロセッサ1301はさらに、前記処理対象情報の数、前記目標処理対象情報の総数に応じて前記目標処理対象情報の総数を更新するステップを実行するために使用される。
【0074】
別の1つの実施例において、前記処理対象情報の数は目標処理対象情報の総数以上であるかどうかを判断する前に、前記プロセッサ1301はさらに、前記第1のクライアントのユーザーの顔画像を取得するステップと、前記顔画像に対して顔検出を実行し、境界回帰ボックスに基づいて顔領域画像を切り抜くステップと、前記顔領域画像における顔が遮られているかどうかを判断し、そうであると、リッジ回帰の方法で前記顔領域画像における顔を補完し、目標顔領域画像を取得するステップと、予めトレーニングされたマルチタスクカスケード畳み込みニューラルネットワークを使用して前記目標顔領域画像上の顔キーポイントを位置決め、顔キーポイントの位置情報を取得するステップであって、前記顔キーポイントは左口角、右口角、鼻、左目の中心点及び右目の中心点を含むステップと、左口角の位置情報、右口角の位置情報及び左口角と右口角を結ぶ線の傾斜角に従って第1のアフィン変換行列T1を取得するステップと、前記第1のアフィン変換行列T1に基づいて前記目標顔領域画像をアフィン変換して、第1の顔領域画像を取得するステップと、左目の中心点の位置情報、右目の中心点の位置情報及び左目の中心点と右目の中心点を結ぶ線の傾斜角に従って第2のアフィン変換行列T2を取得するステップと、前記第2のアフィン変換行列T2に基づいて前記第1の顔領域画像をアフィン変換して、第2の顔領域画像を取得するステップと、前記第2の顔領域画像を予めトレーニングされた顔認識モデルに入力して特徴抽出を行い、抽出された特徴に基づいて前記目標処理対象情報の総数を決定するステップと、を実行するために使用される。
【0075】
別の1つの実施例において、前記顔認識モデルはバックボーンネットワーク部分、アテンションメカニズム及び完全接続層を含み、前記プロセッサ1301は前記前記第2の顔領域画像を予めトレーニングされた顔認識モデルに入力して特徴抽出を行い、抽出された特徴に基づいて前記目標処理対象情報の総数を決定するステップを実行するのは、前記第2の顔領域画像を前記バックボーンネットワーク部分に入力して特徴抽出を行い、第1の特徴マップを出力するステップと、前記第1の特徴マップを前記アテンションメカニズムに入力して、複数の1*1畳み込み層の畳み込み処理を行い、幅と高さが前記第1の特徴マップと同様な第2の特徴マップを出力するステップと、前記第1の特徴マップの幅と高さと前記第2の特徴マップの幅と高さを対応的に乗算し、第3の特徴マップを取得し、及び第3の特徴マップを前記完全接続層に入力して分類し、前記顔画像の第1の顔特徴ベクトルを出力するステップと、前記第1の顔特徴ベクトルとデータベースに記憶された複数のユーザーの第2の顔特徴ベクトルとの間のマッチング度を取得し、前記複数のユーザーのうちの前記マッチング度が最も高いユーザーの処理対象情報の総数を前記目標処理対象情報の総数として決定するステップであって、前記複数のユーザーのそれぞれは一対一で対応する処理対象情報の総数を有するステップと、を含む。
【0076】
別の1つの実施例において、前記プロセッサ1301は前記情報処理要求を処理するステップを実行するのは、今回の情報処理の対象となる情報の予め設定された単位リソース量と前記処理対象情報の数に応じて前記今回の情報処理の処理コストを計算するステップと、今回の情報処理の対象となる情報の現在の単位リソース量、前記予め設定された単位リソース量及び前記処理対象情報の数に応じて以下の式によって今回の情報処理のリソースの増加量を計算するステップであって、S=(P1-P2)*Qとし、Sは前記リソースの増加量を示し、P1は前記現在の単位リソース量を示し、P2は前記予め設定された単位リソース量を示し、Qは前記処理対象情報の数を示すステップと、前記リソースの増加量に応じて以下の式によって今回の情報処理の付加リソース量を計算するステップであって、P=(S/M*R-T)*Mであり、Pは前記付加リソース量を示し、Mは予め規定された時間を示し、Rは第1の予め設定されたパラメータを示し、Tは第2の予め設定されたパラメータを示すステップと、前記処理コストと前記付加リソース量に応じて以下の式によって前記今回の情報処理の実際のリソース量を計算するステップであって、N=(C+P)*Eとし、Nは前記実際のリソース量を示し、Cは前記処理コストを示し、Eは第3の予め設定されたパラメータを示すステップと、前記転送対象リソースの量と前記実際のリソース量に応じて今回の情報処理の返還対象リソース量または補充対象リソース量を計算するステップと、前記返還対象リソース量を算出する場合、前記返還対象リソース量を第2の目標アドレスに転送し戻し、または、前記補充対象リソース量を算出する場合、前記第1のクライアントに前記補充対象リソース量を含む第3のプロンプトメッセージに送信するステップであって、前記第3のプロンプトメッセージは、前記第1のクライアントのユーザーが前記第1の目標アドレスに前記補充対象リソース量を転送するようにプロンプトするために使用されるステップと、前記情報処理申請を情報処理済み申請として標識するステップと、を含む。
【0077】
別の1つの実施例において、前記第1のクライアントが非同期メカニズムによって送信された前記目標情報処理申請に対する情報処理要求を取得した後、前記プロセッサ1301はさらに、前記情報処理要求の提出時間が予め設定された情報処理ウィンドウ期間内にあるかどうかを判断するステップと、そうであると、前記第1のクライアントに第4プロンプトメッセージを送信するステップであって、前記第4プロンプトメッセージは、前記第1のクライアントのユーザーに前記情報処理要求の提出を確認するかどうか注意を与えるために使用されるステップと、前記第1のクライアントでトリガーされた提出確認信号に応答して、前記提出確認信号のトリガー時間が前記情報処理ウィンドウ期間内にあるかどうかを再度判断するステップと、そうであると、前記第1のクライアントに前記情報処理要求の提出に成功したメッセージを返すステップと、前記第1のクライアントに今回の情報処理が前記情報処理ウィンドウ期間内ではないメッセージを返すステップと、を実行するために使用される。
【0078】
例示的に、上記電子機器はサーバー、サーバークラスター、コンピューターホスト、クラウドサーバー等であってもよく、電子機器はプロセッサ1301、入力機器1302、出力機器1303及びコンピューター記憶媒体1304を含んでもよいが、これらに制限されない。当業者は理解できるように、前記模式図は電子機器の例示に過ぎず、電子機器に対する限定を構成しなく、図面よりも多くまたは少ない部材を含むか、またはいくつかの部材又は異なる部材を組み合わせることができる。
【0079】
説明する必要がある点として、電子機器のプロセッサ1301はコンピュータープログラムを実行する際に上記の情報処理方法におけるステップが実現されるため、上記情報処理方法の実施例はいずれも該電子機器に適用し、且つ同様または類似の有益な効果を奏することができる。
【0080】
本願の実施例はコンピューター記憶媒体(Memory)をさらに提供し、前記コンピューター記憶媒体は電子機器内の記憶機器であり、プログラムとデータを記憶するために使用される。理解できるように、ここでのコンピューター記憶媒体は、端末に内蔵された記憶媒体と、勿論、端末によってサポートされる拡張記憶媒体の両方を含むことができる。コンピューター記憶媒体は記憶空間を提供し、該記憶空間に端末の操作システムが記憶されている。さらに、該記憶空間にプロセッサ1301によってロードして実行されるのに適する1つまたは複数の命令が記憶されており、これらの命令は1つまたは1つ以上のコンピュータープログラム(プログラムコードを含む)であってもよい。説明する必要がある点として、ここでのコンピューター記憶媒体は高速RAMメモリ、または不揮発性メモリ(non-volatile memory)、例えば少なくとも1つのディスクメモリであってもよく、選択可能に、前記プロセッサ1301から遠く離れる少なくとも1つのコンピューター記憶媒体であってもよい。一実施例において、プロセッサ1301によりコンピューター記憶媒体に記憶された1つまたは複数の命令がロードされて実行されることができ、上記関連情報処理方法の対応するステップが実現される。
【0081】
例示的に、コンピューター記憶媒体のコンピュータープログラムはコンピュータープログラムコードを含み、前記コンピュータープログラムコードはソースコード形式、オブジェクトコード形式、実行可能ファイルまたは何らかの中間形式などである場合がある。前記コンピューター可読媒体は、前記コンピュータープログラムコードが載せられることができる任意の実体または装置、記録媒体、Uディスク、リムーバブルハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、コンピューターメモリ、読み取り専用メモリ(ROM、Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)、電気搬送信号、通信信号及びソフトウェア配布媒体等を含むことができる。
【0082】
説明する必要がある点として、コンピューター記憶媒体のコンピュータープログラムはプロセッサによって実行される際に上記の情報処理方法におけるステップが実現されるため、上記情報処理方法のすべての実施例はいずれも該コンピューター記憶媒体に適用し、且つ同様または類似の有益な効果を奏することができる。
【0083】
以上で本願の実施例を詳細に説明し、本文で具体的な例を使用して本願の原理及び実施形態を説明し、以上の実施例の説明は本願の方法及びそのコア構想を理解するのを助けるためにのみ使用され、同時に、当業者は、本願の構想に応じて、具体的な実施形態及び適用範囲の両方について、変更するところがあり、以上のように、本明細書の内容は本願を制限するためのものとして理解されるべきではない。
【0084】
本願は、深セン市富途綱絡科技有限公司により2020年07月24日に提出された、出願名称が「情報処理方法、装置、電子機器及び記憶媒体」、中国特許出願番号が「202010728731.3」の優先権を主張し、該中国特許出願の全ての内容は援用により本願に組み込まれる。