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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-29
(45)【発行日】2024-03-08
(54)【発明の名称】空気清浄機
(51)【国際特許分類】
   F24F 8/80 20210101AFI20240301BHJP
   F24F 6/00 20060101ALI20240301BHJP
   F24F 13/08 20060101ALI20240301BHJP
【FI】
F24F8/80 238
F24F8/80 212
F24F8/80 115
F24F8/80 400
F24F8/80 250
F24F6/00 301
F24F13/08 A
【請求項の数】 20
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2019149333
(22)【出願日】2019-08-16
(65)【公開番号】P2020079692
(43)【公開日】2020-05-28
【審査請求日】2022-05-25
(31)【優先権主張番号】10-2018-0133156
(32)【優先日】2018-11-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】201914002124
(32)【優先日】2019-01-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IN
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 ウェブサイトの掲載日: 2018年8月17日 ウェブサイトのアドレス:https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LPOD&mid=sec&sid1=&oid=016&aid=0001430624 公開者:エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド ウェブサイトの掲載日: 2018年11月1日 ウェブサイトのアドレス:https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LPOD&mid=sec&sid1=&oid=003&aid=0008888042 公開者:エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
(73)【特許権者】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100109841
【弁理士】
【氏名又は名称】堅田 健史
(74)【代理人】
【識別番号】230112025
【弁護士】
【氏名又は名称】小林 英了
(72)【発明者】
【氏名】ホンソク キム
(72)【発明者】
【氏名】ミュンジン ク
(72)【発明者】
【氏名】スクチュン キム
(72)【発明者】
【氏名】ソンミ キム
(72)【発明者】
【氏名】テヨン キム
(72)【発明者】
【氏名】サンヒュク ソン
(72)【発明者】
【氏名】インムン ユ
(72)【発明者】
【氏名】クンヨン リ
(72)【発明者】
【氏名】ソクホ チェ
(72)【発明者】
【氏名】ヒュンピル ハ
【審査官】杉山 健一
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第204519811(CN,U)
【文献】特開2005-076906(JP,A)
【文献】国際公開第2014/080494(WO,A1)
【文献】特開2001-276544(JP,A)
【文献】特表2004-510118(JP,A)
【文献】米国特許第06425932(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F24F 8/80
F24F 6/00
F24F 13/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
加湿空気清浄機であって、
前面開口部を備えるキャビネット;
前記キャビネットは、一対のサイドパネルと、前記一対のサイドパネルをそれぞれ相互に接続する上部パネル及び後部パネルと、を備え、
前記キャビネットの前記前面開口部を開放し及び遮蔽する為のドア前面と、及び、前記ドア前面から下向き方向に延在するドア下面と、を備えるドアアセンブリ;
前記ドアアセンブリは、前記キャビネットからスライド可能に引き出され、又は、前記キャビネットにスライド可能に引き込まれてなり、
前記ドアアセンブリが引き出される方向に基づいて、前記ドア下面の前部に形成され、気口を通って前記キャビネットの内側部分に空気が流れるようにする吸気口;
前記ドアアセンブリが引き出される前記方向と交わる方向に延在するエアフィルタ及び加湿フィルタ;
前記エアフィルタ及び前記加湿フィルタは、前記ドアアセンブリに取り付けられ、かつ、前記吸気口の後側に配置され、
前記上部パネルの後側に位置し、かつ、空気が排出される排出部分;並びに
前記ドアアセンブリが引き出される前記方向に傾斜され、かつ、上向き方向に延在する、複数のグリルガイドを備える排出グリル;を備えてなり、
前記排出グリルは、前記排出部分の上側を覆う、加湿空気清浄機。
【請求項2】
前記複数のグリルガイドは、前後方向に互いに離間している、請求項1に記載の加湿空気清浄機。
【請求項3】
前記後部パネルは前方に延在する上面を備え、
前記排出部分は、前記後部パネルの上面に垂直開口部を備える、請求項1に記載の加湿空気清浄機。
【請求項4】
前記後部パネルの上面はグリル設置溝を備え、
前記排出グリルは、前記複数のグリルガイドの上端部が前記上部パネルの上端部と同じ高さに位置するように前記グリル設置溝に着座されてなる、請求項1に記載の加湿空気清浄機。
【請求項5】
送風ファンと、
前記キャビネットの内側に設けられ、前記送風ファンを取り囲む外面を有するハウジングカバーと、を更に備える、請求項1に記載の加湿空気清浄機。
【請求項6】
前記ハウジングカバーの前記外面は、
前記ハウジングカバーから延在し、前記送風ファンを通過する空気を半径方向上向きにガイドするガイドプレートと、
前記ガイドプレートの端部部分から前記ハウジングカバーの上端部に沿って横方向に延在する延長プレートと、を備える、請求項5に記載の加湿空気清浄機。
【請求項7】
前記延長プレートは、前記排出グリルを支持するように構成された段付きリブを備える、請求項6に記載の加湿空気清浄機。
【請求項8】
前記送風ファンは、空気を吸込み排出するためのインペラを備え、
前記インペラのブレードは、
平均キャンバ線上で最大キャンバを有する点に対応する前記ブレードの負圧面上の点として定義される最大キャンバ点と、
前記負圧面と正圧面の間の距離が最大になる前記ブレードの前記負圧面上の別の点として定義される基準点とを備えてなり、
前記ブレードの前記負圧面は、前記最大キャンバ点と前記ブレードの前縁の間に配置された平坦な表面として形成された線形面を備える、請求項5に記載の加湿空気清浄機。
【請求項9】
前記ハウジングカバーは、少なくとも1つのセンサ装置が取り付けられるセンサブラケットを更に備える、請求項5に記載の加湿空気清浄機。
【請求項10】
前記センサブラケットは、前記ハウジングカバーの前記外面によって形成された凹状空間に配置される、請求項9に記載の加湿空気清浄機。
【請求項11】
前記キャビネットの上部部分に画定され、前記上部パネルの後側に配置された開口部分;
前記開口部分の下側に配置されたスクロールハウジング;並びに
前記スクロールハウジングの内側に取り付けられた送風ファン;を更に備え、
前記スクロールハウジングは、
丸く形成され、前記送風ファンの外面の一部を取り囲む第1のガイドと、
前記一対のサイドパネルの一方のサイドパネルに近接して配置され、前記第1のガイドの一方の端部部分で上方に延在する第2のガイドと、
前記一対のサイドパネルの他方のサイドパネルに近接して配置され、前記第1のガイドの他方の端部部分から上方に延在する第3のガイドと、を備え、
前記第3のガイドの上端部と前記他方のサイドパネルとの間の距離は、前記第2のガイドの上端部と前記一方のサイドパネルとの間の距離よりも長い、請求項1に記載の加湿空気清浄機。
【請求項12】
前記第3のガイドは、前記キャビネットの前記上部部分に向かって前記第2のガイドから離れる方向に斜めに延在する、請求項11に記載の加湿空気清浄機。
【請求項13】
前記第3のガイドの前記上端部は、前記第1のガイドと下向き方向に重なるように配置される、請求項11に記載の加湿空気清浄機。
【請求項14】
前記スクロールハウジングは、前記第3のガイドの前記上端部から前記他方のサイドパネルに向かって延在する延長プレートを更に備える、請求項11に記載の加湿空気清浄機。
【請求項15】
前記開口部分は、
前記排出部分と、
前記延長プレートに下向き方向に面する非排出部分と、を備え、
前記排出部分は、前記第2のガイドと前記第3のガイドとの間の空間と連通する、請求項14に記載の加湿空気清浄機。
【請求項16】
前記キャビネットに配置されたファンハウジング;
前記ファンハウジングに結合されたファンモータ;
前記ファンモータに結合された送風ファン;並びに
前記ファンハウジングの後側に結合され、前記送風ファンを収容するハウジングカバー;を更に備え、
前記ハウジングカバーは、
前記ハウジングカバーの後面を形成するカバープレートと、
前記カバープレートの側端部に沿って前方に延在し、前記送風ファンからの空気の排出流路を画定するガイドプレートと、を備え、
前記ガイドプレートは、前記送風ファンから離間した前記送風ファンの回転方向に沿って延在する第1のガイドを備える、請求項1に記載の加湿空気清浄機。
【請求項17】
前記ガイドプレートは、
前記第1のガイドから上方に延在する第2のガイドと、
前記第1のガイドから前記第2のガイドの反対側に配置され、前記第1のガイドに対して傾斜するように前記第1のガイドから上方に延在する第3のガイドと、を更に備える、請求項16に記載の加湿空気清浄機。
【請求項18】
前記ガイドプレートは、前記第1のガイドと前記第3のガイドとの間に配置されたカットオフ部分を備え、
前記カットオフ部分は、前記排出流路に向かって突出する、請求項17に記載の加湿空気清浄機。
【請求項19】
前記カットオフ部分の内面は、複数の窪んだ表面部分および突出した表面部分を有する曲面として形成される、請求項18に記載の加湿空気清浄機。
【請求項20】
前記カットオフ部分は、前記第1のガイドと前記第3のガイドとを相互接続する方向として定義される第1の方向に対して丸みを帯びており、
前記カットオフ部分の少なくとも一部は、前記カットオフ部分の前端部と後端部とを相互に接続する方向として定義される第2の方向に対して丸みを帯びている、請求項18に記載の加湿空気清浄機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気清浄と空気加湿を行うことができる加湿空気清浄機に関する。
【背景技術】
【0002】
空気清浄機は、汚染された空気を吸い込んで浄化し、浄化された空気を排出する装置として理解されている。例えば、空気清浄機は、空気清浄機の内側部分に外気を流入させるための送風装置と、空気中のダストや細菌などをフィルタ処理するためのフィルタと、を含んでもよい。
【0003】
加湿器は、空気を吸い込んで加湿し、加湿空気を排出して空気に水分を供給するための装置として理解される。従来の加湿器は、振動板で水を霧化した後に空気中に排出する振動型と、加湿フィルタで水が自然に蒸発する自然蒸発型と、に分類される。自然蒸発型加湿器には、駆動力でディスクを回転させ、空気中のディスク表面から水を自然に蒸発させるディスク型加湿器と、水に浸した加湿媒体に空気を流すことで水が自然に蒸発する加湿フィルタ型加湿器と、が含まれる。
【0004】
近年、空気清浄機に加湿機能を付加した加湿空気清浄機が開発されている。特開2011-226670号公報(2011年11月11日公開)に開示した加湿空気浄化装置では、空気を吸い込む吸気口が本体と前面パネルとの間に配置され、加湿された空気排出される排出ポートが本体の上面に配置されている。
【0005】
しかしながら、特開2011-226670号公報に開示した加湿空気浄化装置には、以下の問題がある。
【0006】
吸気口がフロントパネルの上、下、左、右の縁部に形成されているため、異なる方向に吸い込まれた空気は互いに干渉し、本体に吸い込まれた空気がスムーズに流れないことがある。
【0007】
さらに、吸気口は加湿空気浄化装置の外観を損なう可能性がある。
【0008】
さらに、送風手段により送風された空気を上方に導く構造がないため、送風手段により送風された空気の一部のみが上側の排出ポートに排出され、他の部分は本体内に滞留し、効率が低下する場合がある。
【0009】
さらに、加湿空気浄化装置の運転中に排出ポートが開いているため、大きな異物が排出ポートに侵入する可能性がある。さらに、ユーザの体が入ると、回転する送風手段により負傷する危険がある。
【0010】
さらに、排出ポートには加湿空気の排出角度を調整するための羽根が配置されているが、羽根が後方に曲がっている場合、加湿空気浄化装置の背後にある壁は、排出される加湿空気によって加湿されるため、カビなどが発生する恐れがある。
【0011】
さらに、加湿空気浄化装置をベッドの隣に設置する場合、排出ポートの加湿空気をユーザの顔や頭に向けて直接排出し、ユーザに不快感を与える場合がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【文献】特開2011-226670号公報
【発明の概要】
【0013】
[発明が解決しようとする課題]
[課題を解決するための手段]
本発明の目的は、浄化または加湿された排出空気の流れが屋内使用環境に適するような加湿空気清浄機を提供することである。
【0014】
本発明の別の目的は、送風ファンの駆動に起因するノイズを低減することができる加湿空気清浄機を提供することである。
【0015】
本発明の別の目的は、空気の流れによって発生するノイズを効果的に低減することができる加湿空気清浄機を提供することである。
【0016】
本発明の別の目的は、ユーザの睡眠環境を快適に形成することができる加湿空気清浄機を提供することである。
【0017】
本発明の別の目的は、複数のセンサの機能を空気力学的に効果的に実行することができるハウジング構造を有する加湿空気清浄機を提供することである。
【0018】
上記の目的を達成するために、本実施形態の加湿空気清浄機は、上側に向かって前方に斜めに形成された複数のグリルガイドを有し、かつ排出部分を上側から覆う排出グリルを含む。
【0019】
したがって、排出部分から排出された空気が複数のグリルガイドによって前方上側に導かれるので、加湿空気清浄機の背後に位置する壁が濡れるのを防ぐことができる。さらに、所定サイズ以上の異物が排出部分に入ることを防止することができる。
【0020】
さらに、凹部部分がドアアセンブリのベースと下端部分との間に位置し、吸気口が凹部部分の上側に位置して、ドアアセンブリの底面に形成されてもよい。
【0021】
したがって、吸気口はユーザには見えないため、加湿空気清浄機の外観を審美的に改善することができる。さらに、凹部部分および吸気口を通して室内空気をキャビネット内にスムーズに吸い込むことができる。
【0022】
詳細には、本実施形態による加湿空気清浄機は、ベースと、ベースの両側に設けられた一対のサイドパネルと、一対のサイドパネルをそれぞれ結合する上部パネルおよび後部パネルと、を含むキャビネットを含んでもよい。
【0023】
さらに、加湿空気清浄機は、キャビネットの前面から引き出され、かつベースに対して上方に離間され得るようにキャビネットに結合されたドアアセンブリをさらに含んでもよい。
【0024】
さらに、加湿空気清浄機は、ドアアセンブリの下端部とベースとの間に配置され、後部に向かって窪んだ空間として画定された凹部部分をさらに含んでもよい。
【0025】
さらに、加湿空気清浄機は、ドアアセンブリの下面に形成されて空気が流れる吸気口をさらに含んでもよい。吸気口は、キャビネットの内側部分と連通してもよい。
【0026】
さらに、ドアアセンブリには、エアフィルタおよび加湿フィルタが設けられてもよい。
【0027】
エアフィルタと加湿フィルタとの間隔L1は、加湿フィルタと送風ファンとの間隔L2よりも大きくてもよい。
【0028】
さらに、ドア下面部分からエアフィルタの上端部までのドアアセンブリの高さH1は、ドア下面部分から加湿フィルタの上端部までの高さH2よりも高くてもよい。
【0029】
さらに、加湿フィルタの高さはエアフィルタよりも低くてもよい。
【0030】
ドア下面部分からエアフィルタの下端部までの高さT1は、ドア下面部分から加湿フィルタの下端部までの高さT2よりも高くてもよい。
【0031】
さらに、加湿空気清浄機は、上部パネルの後側に配置され、かつ加湿フィルタを通過した空気が排出される排出部分をさらに含んでもよい。
【0032】
さらに、加湿空気清浄機は、上端部に向かって前方に傾斜するように延在する複数のグリルガイドを有し、かつ排出部分の上側を覆う排出グリルをさらに含んでもよい。
【0033】
複数のグリルガイドは、前後方向に互いに離間して、仮想垂直線に対して一定の角度を維持することができる。
【0034】
したがって、空気を常に前方および上方に排出することができ、加湿空気清浄機の背後に位置する壁が濡れることを防ぐことができる。
【0035】
さらに、後部パネルの上部部分は、前方に延在する上面を形成するために屈曲されてもよい。排出部分は、後部パネルの上面に、垂直方向に開口する開口部を形成してもよい。
【0036】
したがって、排出部分を上部パネルの背後に配置することができ、後部パネルの上面を上部パネルに容易に接続することができる。
【0037】
さらに、後部パネルの上面には、排出グリルが着座するグリル設置溝が形成されてもよい。排出グリルをグリル設置溝に安定して取り付けることができる。
【0038】
一方、加湿空気清浄機は、キャビネッのト内側に設けられ、送風ファンを取り囲む外面を有するハウジングカバーをさらに含んでもよい。
【0039】
ハウジングカバーの外面は、送風ファンを通過する空気を半径方向上方に導くように延在するガイドプレートと、ガイドプレートの端部部分からハウジングカバーの上端部に沿って横方向に延在する延長プレートと、を含んでもよい。
【0040】
延長プレートには、排出グリルを支持するための段付きリブが形成されてもよい。
【0041】
さらに、排出部分は、ガイドプレートによって形成された排出流路と連通してもよい。
【0042】
さらに、送風ファンは、空気を吸込み排出するためのインペラを含んでもよい。
【0043】
インペラのブレードは、平均キャンバ線上で最大キャンバを有する点に対応する負圧面上の点として定義される最大キャンバ点と、負圧面と圧力面との間の距離が最大になる負圧面上の別の点として定義される基準点と、を含んでもよい。
【0044】
負圧面は、最大キャンバ点から前縁までの平坦な表面として形成された線形面を含んでもよい。
【0045】
線形面は、基準点と前縁との間に位置する第1の線形面と、基準点と最大キャンバ点との間に位置する第2の線形面と、を含んでもよい。
【0046】
第1の線形面と第2の線形面との間の角度は、鈍角であってもよい。
【0047】
前縁と基準点との間の距離DLは、翼弦長CLの0.21~0.27倍であってもよい。
【0048】
上記インペラのブレード構造によれば、送風ファンの駆動時の流れノイズを低減することができる。
【0049】
さらに、ハウジングカバーは、複数のセンサデバイスが装着されるセンサブラケットをさらに含んでもよい。センサブラケットは、ハウジングカバーの外面によって形成された凹状空間に配置されてもよい。
【0050】
したがって、複数のセンサに対する空気流の影響を最小限に抑えることができる。
【0051】
複数のセンサデバイスは、ダストセンサ、ガスセンサ、および湿度センサのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
【0052】
さらに、ハウジングカバーは、カットオフ部分から斜め上方に延在するガイドプレートと、ガイドプレートからハウジングカバーの上端部に沿って延在する延長プレートと、を含んでもよい。
【0053】
ここで、ガイドプレートおよび延長プレートは、センサブラケットが取り付けられる凹状空間を形成してもよい。
【0054】
さらに、カットオフ部分の内面は、窪んだ表面と突出した表面とが繰り返されるように設けられた曲面として形成されてもよい。
【0055】
一方、本実施形態による加湿空気清浄機では、キャビネットの上部部分に排出部分を含む開口部分が形成されてもよい。
【0056】
キャビネットには、送風ファンを有するスクロールハウジングが取り付けられてもよい。
【0057】
スクロールハウジングは、開口部の下方に配置されてもよい。
【0058】
したがって、スクロールハウジングによる流れ損失を最小限に抑えることにより、送風ファンにより送風された加湿空気を開口部分に導くことができる。言い換えると、送風ファンの効率を向上させることができる。
【0059】
さらに、第2のガイドは垂直方向に長くてもよく、第3のガイドは、第3のガイドから上側に離れる方向に傾斜してもよい。
【0060】
第3のガイドの上端部とキャビネットの一方の側に設けられたサイドパネルとの間の最短距離は、第2のガイドの上端部とキャビネットの他方の側に取り付けられたサイドパネルとの間の最短距離よりも長くてもよい。
【0061】
したがって、第3のガイドの傾きを水平よりも垂直に近づけることができ、第3のガイドに導かれた空気流が左右方向に対してほぼ水平に排出されることを防ぐことができる。
【0062】
詳細には、本実施形態による加湿空気清浄機は、両側に設けられた一対のサイドパネルと、一対のサイドパネルをそれぞれ接続する上部パネルおよび後部パネルと、を有するキャビネットを含んでもよい。
【0063】
さらに、本実施形態による加湿空気清浄機は、キャビネットの上部部分に形成された開口部分をさらに含んでもよい。
【0064】
さらに、本実施形態による加湿空気清浄機は、キャビネットの開口部分の下方に配置され、送風ファンを含むスクロールハウジングをさらに含んでもよい。
【0065】
スクロールハウジングは、送風ファンの外周の一部を囲むように丸みを帯びて形成された第1のガイドを含んでもよい。
【0066】
さらに、スクロールハウジングは、一対のサイドパネルの一方のサイドパネルの近くに配置され、第1のガイドの一方の端部部分で上方に延在する第2のガイドをさらに含んでもよい。
【0067】
さらに、スクロールハウジングは、一対のサイドパネルの他方のサイドパネルの近くに配置され、第1のガイドの他方の端部部分から上方に延在する第3のガイドをさらに含んでもよい。
【0068】
第3のガイドは、第1のガイドに接続された部分に形成されたカットオフ部分から上部部分に向かって第2のガイドから離れる方向に斜めに延在してもよい。
【0069】
第3のガイドの上端部と他方のサイドパネルとの間の距離は、第2のガイドの上端部と一方のサイドパネルとの間の距離より長くてもよい。
【0070】
さらに、第3のガイドの上端部は、下向きに見たときに第1のガイドと重なるように配置されてもよい。
【0071】
したがって、第3のガイドの傾きを水平よりも垂直に近づけることができる。これによれば、第3のガイドに導かれた空気流の側方成分が排出部分を通過する際にほぼ水平に排出されることを防止できる。
【0072】
さらに、後部パネルの上部部分は屈曲し、上面を形成するように前方に延在してもよい。ここで、開口部分は、後部パネルの上面に垂直方向に開口する開口部として画定されてもよい。
【0073】
さらに、スクロールハウジングは、第3のガイドの上端部から他方のサイドパネルに向かって水平に延在する延長プレートをさらに含んでもよい。
【0074】
さらに、開口部分は、第2のガイドと第3のガイドとの間の空間と下方に連通する排出部分と、延長プレートに下向きに面した非排出部分と、を含んでもよい。
【0075】
ここで、排出部分の面積は、非排出部分の面積よりも広くてもよい。
【0076】
さらに、開口部分には、上部部分に向かって前方に傾斜するように延在する複数のグリルガイドが取り付けられてもよい。
【0077】
さらに、開口部分には、開口部分の上側を覆う排出グリルが取り付けられてもよい。
【0078】
さらに、複数のグリルガイドは、前後方向に互いに離間して配置されてもよい。グリルガイドの延在方向は、仮想垂直線に対して一定の角度を維持することができる。
【0079】
さらに、排出グリルの一部は排出部分を覆い、排出グリルの別の部分は非排出部分を覆ってもよい。
【0080】
さらに、排出グリルを支持するための段付きリブが延長プレートに形成されてもよい。
【0081】
一方、本実施形態による加湿空気清浄機は、第3のガイドの上端部から第2のガイドから離れる方向に延在し、かつ開口部分の下方に位置する延長プレートを含むスクロールハウジングを含んでもよい。
【0082】
第3のガイドは、垂直に近くなるように傾斜してもよい。したがって、第3のガイドによって導かれる空気流により、側面方向に排出される流れ成分を低減することができる。
【0083】
詳細には、本実施形態による加湿空気清浄機は、上部部分に開口部分が形成されたキャビネットと、キャビネットの開口部分の下に配置され、内部に送風ファンを有するスクロールハウジングと、を含んでもよい。スクロールハウジングは、送風ファンの外周(または円周)の一部を囲むように丸みを帯びて形成された第1のガイドと、第1のガイドの一方の端部部分から開口部分に向かって延在する第2のガイドと、第1のガイドの他方の端部部分に形成されたカットオフ部分から開口部分に向かって延在し、第3のガイドが開口部分に近づくにつれて第2のガイドから離れる方向に傾斜する第3のガイドと、第3のガイドの上端部分から第2のガイドから離れる方向に水平に延在し、開口部分の下方に位置する延長プレートと、を含んでもよい。
【0084】
さらに、加湿空気清浄機は、上端部が前方に傾斜するように斜めに形成された複数のグリルガイドが設けられ、かつ開口部分を上側から覆う排出グリルをさらに含んでもよい。
【0085】
第3のガイドと延長プレートとの接続部分(縁部)は、第1のガイドと下方に重なるように配置されてもよい。
【0086】
別の観点では、本発明の実施形態による加湿空気清浄機は、内部ノイズを低減するための構造を提案することができる。
【0087】
加湿空気清浄機は、キャビネットから引き出されるようにキャビネットに結合されたドアアセンブリと、キャビネットに設けられ、ファンモータに結合されたファンハウジングと、ファンハウジングの後側に結合され、ファンモータに結合された送風ファンを収容するハウジングカバーと、を含んでもよい。
【0088】
ハウジングカバーは、後部の一方の面に設けられたカバープレートと、カバープレートの側端部に沿って前方に延在し、送風ファンを通過した空気が流れる排出流路を画定するガイドプレートと、を含んでもよい。
【0089】
ガイドプレートは、送風ファンから離れるように、送風ファンの回転方向に沿って延在する第1のガイドを含んでもよい。
【0090】
さらに、ガイドプレートは、第1のガイドから上方に延在する第2のガイドと、第2のガイドの反対側に配置され、傾斜するように第1のガイドから上方に延在する第3のガイドと、をさらに含んでもよい。
【0091】
さらに、ガイドプレートは、第1のガイドと第3のガイドとの間に位置するカットオフ部分を含み、カットオフ部分は、排出流路に向かって突出するように形成されてもよい。
【0092】
さらに、送風ファンに設けられたカットオフ部分とインペラとの最小距離gは、インペラの直径Gの8%以上10%以下であってもよい。
【0093】
カットオフ部分は、第1のガイドと第3のガイドとを接続する方向として定義される第1の方向に対して丸みを帯びるように形成されてもよく、カットオフ部分の前端部と後端部とを接続する方向として定義される第2の方向に対して少なくとも部分的に丸みを帯びるように形成されてもよい。
【0094】
さらに、排出流路は、第1のガイドに沿って形成された第1の排出流路と、第2のガイドと第3のガイドとの間に形成された第2の排出流路と、を含んでもよい。
【0095】
上記構成によれば、第1の排出流路から第2の排出流路に流れる空気の一部がカットオフ部分の端部部分に衝突する際に発生するノイズを低減することができる。
【0096】
本発明の実施形態による加湿空気清浄機は、以下の効果を有する。
【0097】
第1に、排出グリルによって排出部分から排出された加湿空気を前部上側面に排出することができる。その結果、加湿空気清浄機の背後に位置する壁が濡れることを防止でき、壁に水分によるカビが発生することを防止できる。
【0098】
さらに、排出グリルの複数のグリルガイドは、前後方向に互いに離間し、仮想垂直線に対して一定の角度に維持されるため、排出ポートから排出された加湿空気が常に前部上側面に排出されるように維持される。さらに、所定サイズ以上の異物やユーザの体が排出部分に入ることを防止することができる。
【0099】
さらに、延長プレートは、第3のガイドの上端部分で水平方向に延在するため、延長プレートが形成されていない場合に比べて、第3のガイドの傾きを急に形成することができる。これにより、左右方向に斜めに形成されてスクロール流路を形成する第3のガイドに導かれた空気を、左右方向に対してほぼ垂直に排出することができる。そのため、加湿空気清浄機をベッドの横に置いて使用する場合、排出部分から排出される加湿空気がユーザの頭や顔に直接向けられず、ユーザが不快に感じることがないという利点がある。
【0100】
さらに、第3のガイドの上端部分とそれに隣接するサイドパネルとの間の水平距離は、第2のガイドの上端部分とそれに隣接するサイドパネルとの間の水平距離よりも長くてもよい。その結果、一対のサイドパネル間に延長プレートを配置する空間を確保することができる。
【0101】
さらに、第3のガイドの上端部分は、第1のガイドと垂直方向に重なっていてもよい。その結果、第3のガイドの上端部分を第1のガイドの外側に形成する場合に比べて、第3のガイドの上端部分から延在する延長プレートを十分に長く形成することができる。
【0102】
さらに、開口部分は、垂直方向にスクロールハウジングの内側部分に向かって導かれる排出部分だけでなく、垂直方向に延長プレートに向かって導かれる非排出部分も含んでもよい。これにより、開口部分が左右方向の一方に偏って形成されないため、加湿空気清浄機の外観を美観的に向上させることができる。
【0103】
さらに、加湿空気を広げてスクロールハウジングの排出ポートから排出部分に流すことができる。したがって、開口部分が、垂直方向にスクロールハウジングの内側部分に向けられた排出部分のみで構成されている場合と比較して、加湿空気の一部が詰まることなく開口部分からスムーズに排出されるという利点がある。
【0104】
排出部分の面積は、非排出部分の面積よりも広くてもよい。その結果、加湿空気をスムーズに排出することができる。
【0105】
さらに、排出グリルの一部は排出部分を覆ってもよく、排出グリルの他の部分は非排出部分を覆ってもよい。その結果、排出グリルが非排出部分を覆うため、加湿空気清浄機の外観を美観的に向上させることができる。
【0106】
さらに、延長プレートには、排出グリルを支持するための段付きリブが設けられているため、排出グリルをより安定に支持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0107】
図1】本発明の一実施形態による加湿空気清浄機の構成を示す斜視図である。
図2】本発明の一実施形態による加湿空気清浄機のドアが開いた状態を示す図である。
図3】本発明の一実施形態による加湿空気清浄機の構成を示す分解斜視図である。
図4】本発明の一実施形態による加湿空気清浄機の一部の構成を示す分解斜視図である。
図5】本発明の一実施形態による水容器の底面の構成を示す図である。
図6図1の線VI-VI’に沿った断面図である。
図7】本発明の一実施形態による、ドアにエアフィルタと水容器が配置された状態を示す図である。
図8】本発明の一実施形態による、ドアに配置されたフィルタが分離された状態を示す図である。
図9】本発明の一実施形態によるドアアセンブリの斜視図である。
図10】本発明の一実施形態によるドアアセンブリの平面図である。
図11】本発明の一実施形態によるキャビネットの内側部分を示す図である。
図12】本発明の一実施形態による、ハウジングアセンブリとその周辺構成を示す分解斜視図である。
図13】本発明の一実施形態によるファンハウジングの後部斜視図である。
図14】本発明の一実施形態による、送風ファンおよびハウジングカバーの分解斜視図である。
図15図14の「A」の拡大図である。
図16】本発明の一実施形態によるハウジングカバーの一部の構成を示す図である。
図17A】本発明の実施形態による、加湿空気清浄機の延長プレートの有無による排出空気の流れを比較する実験を示すグラフである。
図17B】本発明の実施形態による、加湿空気清浄機の延長プレートの有無による排出空気の流れを比較する実験を示すグラフである。
図18】本発明の一実施形態によるインペラの斜視図である。
図19】本発明の一実施形態によるインペラのブレードの形状を示す図である。
図20A】比較例として関連技術におけるインペラのブレードの形状を示す図である。
図20B】本発明の一実施形態によるブレードの形状を示す図である。
図21】関連技術におけるインペラと本発明の一実施形態によるインペラとの、風量によるノイズの変化を示すグラフである。
図22】本発明の一実施形態によるブレードの風量によるノイズを所定の角度THにより示すグラフである。
図23】本発明の一実施形態によるブレードの設定された長さDLにより、風量によるノイズを示すグラフである。
図24】本発明の一実施形態によるハウジングカバーの後部構成を示す斜視図である。
図25】本発明の一実施形態によるハウジングカバーに取り付けられたセンサを示す図である。
図26】本発明の一実施形態によるダストセンサの構成を示す図である。
図27】本発明の一実施形態による後部パネルを示す正面斜視図である。
図28】本発明の一実施形態による後部パネルの後方斜視図である。
図29】本発明の一実施形態による後部パネルの上面部分から排出グリルを取り外した状態を示す図である。
図30】本発明の一実施形態による後部パネルの一部の構成を示す拡大図である。
図31A】本発明の一実施形態による、排出グリルのグリルガイドの傾斜による排出空気流を比較する実験を示すグラフである。
図31B】本発明の一実施形態による、排出グリルのグリルガイドの傾斜による排出空気流を比較する実験を示すグラフである。
図32】本発明の一実施形態による加湿空気清浄機内の空気の流れを示す断面図である。
図33】本発明の一実施形態による加湿空気清浄機の一部の構成を示す概略図である。
図34】本発明の一実施形態による加湿空気清浄機内の空気の流れを示す概略図である。
図35】本発明の別の実施形態によるハウジングカバーを示す正面図である。
図36図35に示すハウジングカバーのカットオフの拡大図である。
図37A】比較例として関連技術におけるハウジングカバーを示す斜視図である。
図37B】本発明の別の実施形態によるハウジングカバーを示す斜視図である。
図38A】比較例として関連技術におけるハウジングカバーのカットオフの概要を示す図である。
図38B】本発明の別の実施形態によるハウジングカバーのカットオフの概要を示す図である。
図39】関連技術におけるハウジングカバーに取り付けられた送風ファンと、本発明の別の実施形態によるハウジングカバーに取り付けられた送風ファンと、の風量によるノイズの変化を示すグラフである。
図40A】比較例として関連技術におけるハウジングカバーに取り付けられた送風ファンの動作周波数によるノイズの変化を示すグラフである。
図40B】本発明の別の実施形態によるハウジングカバーに取り付けられた送風ファンの動作周波数によるノイズの変化を示すグラフである。
図41A】比較例として関連技術におけるハウジングカバーのカットオフの概要を示す図である。
図41B】本発明の別の実施形態によるハウジングカバーの、変曲点の位置に応じたカットオフの概要を示す図である。
図41C】本発明の別の実施形態によるハウジングカバーの、変曲点の位置に応じたカットオフの概要を示す図である。
図41D】本発明の別の実施形態によるハウジングカバーの、変曲点の位置に応じたカットオフの概要を示す図である。
図42図41A図41Dに示す各ハウジングカバーに取り付けられた送風ファンの、風量によるノイズの変化を示すグラフである。
【発明を実施するための形態】
【0108】
次に、本開示の実施形態を詳細に参照し、その例を添付の図面に示す。
【0109】
以下の好ましい実施形態の詳細な説明では、本明細書の一部を形成し、本発明を実施することができる特定の好ましい実施形態を例示として示す添付図面を参照する。これらの実施形態は、当業者が本発明を実施できるように十分詳細に記載されており、また、他の実施形態を利用することができること、ならびに本発明の趣旨または範囲から逸脱することなく、論理構造的、機械的、電気的、および化学的変更を行うことができることを理解されたい。当業者が本発明を実施することを可能にするために必要ではない詳細を回避するために、説明は、当業者に知られている特定の情報を省略する場合がある。したがって、以下の詳細な説明は限定的な意味で解釈されるべきではない。
【0110】
また、実施形態の説明では、本発明の構成要素を説明するときに、第1、第2、A、B、(a)、(b)などの用語を本明細書で使用する場合がある。これらの各用語は、対応する構成要素の本質、順序、またはシーケンスを定義するために使用されるのではなく、対応する構成要素を他の構成要素と区別するためにのみ使用される。
【0111】
図1は、本発明の一実施形態による加湿空気清浄機の構成を示す斜視図であり、図2は、本発明の一実施形態による加湿空気清浄機のドアが開いた状態を示す図である。
【0112】
図1および図2を参照すると、本発明の一実施形態による加湿空気清浄機10は、外観を形成するキャビネット100と、キャビネット100に結合され、キャビネットから選択的に引き出され、かつキャビネットに引き込まれるように構成され支持されたドアアセンブリ200と、を含む。
【0113】
キャビネット100は、複数のパネルから構成されるパネルアセンブリを含む。
【0114】
詳細には、複数のパネルは、下側の第1のベース101と、第1のベース101の両側に設けられ上方に延在する両方のサイドパネル103と、2つのサイドパネル103の上側に結合された上部パネル105と、両方のサイドパネル103の後側に結合された後部パネル107と、を含む。
【0115】
第1のベース101、2つのサイドパネル103、上部パネル105、および後部パネル107により、キャビネット100は、前方に開放された直方体の形状を有することができる。
【0116】
複数のパネルは、木材で作られてもよい。したがって、加湿空気清浄機10は、家具の審美的な感触を与えることができる。言い換えると、外観を向上させることができる。
【0117】
エアフィルタアセンブリ280、加湿フィルタアセンブリ300、および送風ファン480(図6参照)は、キャビネット100の内部空間に配置されてもよい。
【0118】
エアフィルタアセンブリ280および加湿フィルタアセンブリ300は、まとめて「フィルタアセンブリ」と呼ばれる場合がある。
【0119】
ドアアセンブリ200は、キャビネット100の前側に引き出されることにより開くことができ、またはキャビネット100の後側に向かって引き込まれることにより閉じることができる。ドアアセンブリ200は、空気清浄機10の前面部分を構成するドアパネル210を含む。ドアパネル210は、「フロントパネル」と呼ばれる場合がある。
【0120】
ドアパネル210は、キャビネット100の1つの面に配置されてもよい。例えば、ドアパネル210は、キャビネット100の前面開口部に配置されてもよい。したがって、ドアパネル210は、キャビネット100の前面を形成してもよい。したがって、ドアパネル210およびキャビネット100は、ユーザに一体感を提供することができる。
【0121】
ドアパネル210の下端部と第1のベース101との間には、凹部部分30が形成され、後方に窪んだ空間を形成されてもよい。
【0122】
凹部部分30には、キャビネット100内に空気を吸い込むための吸気口225が形成されてもよい。
【0123】
キャビネット100の上部パネル105には、フィルタ処理されて加湿された空気が排出される排出部分109が形成されている。排出部分109は、上部パネル105の後側に位置してもよい。言い換えると、排出部分109は、加湿空気清浄機10の後方上部部分に位置してもよい。
【0124】
ドアアセンブリ200は、ドアパネル210の後面から後方に延在する引き出し220をさらに含む。
【0125】
加湿空気清浄機10の洗浄部品が引き出し220に取り付けられている。洗浄部品は、エアフィルタアセンブリ280および加湿装置を含んでもよい。加湿装置は、加湿フィルタアセンブリ300、水槽260、および水容器270を含んでもよい。
【0126】
ドアアセンブリ200を前側に引き出してキャビネット100の前面を開くと、引き出し220に配置されたエアフィルタアセンブリ280、加湿フィルタアセンブリ300、および水容器270を一緒に前方に引き出すことができる。したがって、ユーザは、エアフィルタアセンブリ280、加湿フィルタアセンブリ300、および水容器270に容易にアクセスすることができる。
【0127】
引き出し220は、キャビネット100に結合され、キャビネットから選択的に引き出されるか、キャビネット内に引き込まれるように構成され支持されてもよい。したがって、引き出し220は、「ドア」または「収容部分」と呼ばれることがある。
【0128】
ドアアセンブリ200は、ドアアセンブリ200をキャビネット100から引き出す、またはキャビネット100内に戻す操作をガイドするレールガイド230をさらに含む。レールガイド230は、引き出し220の下部部分の両側に結合されてもよい。
【0129】
図3は、本発明の一実施形態による加湿空気清浄機の構成を示す分解斜視図であり、図4は、本発明の一実施形態による加湿空気清浄機の一部の構成を示す分解斜視図であり、図5は、本発明の一実施形態による水容器の底面の構成を示す図であり、図6は、図1の線VI-VI’に沿った断面図である。
【0130】
図3図6を参照すると、本発明の一実施形態による加湿空気清浄機10は、空気をフィルタ処理するためのエアフィルタアセンブリ280、空気を加湿するための加湿フィルタアセンブリ300、および空気の流れを生成するための送風ファン480を含む。ファンモータ483が、送風ファン480に結合されている。
【0131】
詳細には、キャビネット100は、空気清浄機の構成要素が配置される空間部分112を形成する本体フレーム110を含む。
【0132】
本体フレーム110は、前面、後面、上面が開放された六面体形状を有してもよい。詳細には、本体フレーム110の前面は開放されており、開放された前面はドアアセンブリ200によって遮蔽され得る。さらに、本体フレーム110の後面は開放されており、開放された後面は、ファンハウジング410およびハウジングカバー430によって遮蔽され得る。さらに、本体フレーム110の上面は開放されており、開放された上面は電気ユニット450によって遮蔽されてもよい。
【0133】
2つのサイドパネル103は、本体フレーム110の両側に結合されている。上部パネル105は電気ユニット450の上側に結合され、後部パネル107はハウジングカバー430の後側に結合される。
【0134】
ドアアセンブリ200は、前面の外観を形成するドアパネル210と、ドアパネル210の後側に延在する引き出し220と、を含む。
【0135】
引き出し220は、ドアパネル210の後面に結合されたドア前面221を含む。ドアパネル210およびドア前面221をまとめて「ドア前面部分」と呼ぶ場合がある。
【0136】
引き出し220は、ドア前面部分221の両側から後方に延在するドア側面部分222と、ドア側面部分222の下方に設けられたドア下面部分224と、ドア下面部分224の後側から上方に向かって延在するドア後面部分223(図7参照)と、を含む。水槽260、水容器270、エアフィルタアセンブリ280、および加湿フィルタアセンブリ300が設置される設置空間は、ドア前面部分221、ドア下面部分224、ドア側面部分222、およびドア後面部分223によって引き出し220内に画定され得る。
【0137】
エアフィルタアセンブリ280は、引き出し220の前部部分に取り付けられてもよい。エアフィルタアセンブリ280は、エアフィルタケース281と、エアフィルタケース281に結合されたエアフィルタ285と、を含んでもよい。エアフィルタアセンブリ280は、上方に持ち上げられて分離されるように配置されてもよい。
【0138】
水容器270は、引き出し220のほぼ中央部分、すなわち、前後方向に関してエアフィルタアセンブリ280の後側に配置されてもよい。
【0139】
水容器270は、水槽260の内側に取り付けられてもよい。水容器270は、上方に持ち上げられて水槽260から分離されるように配置することができ、ユーザは、水容器270を分離して水を補充したり、水容器270を洗浄したりすることができる。
【0140】
水容器270の底面部分275には、水を排出するためのバルブ孔275aが形成されており、バルブ孔275aには、バルブ孔275aを選択的に開閉するためのフロート装置276を取り付けることができる。フロート装置276は、フロート装置276が水槽260に設けられたバルブ支持体(図示せず)上に置かれたときにバルブ孔275aを開き、バルブ支持体から離れたときにバルブ孔275aを閉じるように動作することができる。
【0141】
水槽260は、上部部分が開放された実質的に六面体形状を有してもよい。水槽260の下部部分には、水容器270を支持するための水容器支持部分261が含まれる。水容器支持部分261は、平坦な表面を形成する。
【0142】
水槽260は、水容器支持部分261から下方に突出し、かつフロート装置276が取り付けられる空間を有するフロート収容部分262をさらに含む。フロート収容部分262は、内部が空の中空形状であってもよく、例えば、フロート収容部分262は、水容器支持部分261のほぼ中央部分に配置されてもよい。
【0143】
フロート収容部分262は、水を貯蔵する第1の貯水部分229aを形成し、第1の貯水部分229aに貯蔵された水位に応じてフロート装置276が上下方向に移動するように設けられ得る。このとき、第1の貯水部分229aの水位が設定水位以上になると、フロート装置276が上昇して、水容器270のバルブ孔275aを閉じることができる。
【0144】
水槽260には、フロート収容部分262から後方に延在して水を貯蔵する第2の貯水部分229bが形成されてもよい。第2の貯水部分229bは、第1の貯水部分と連通し、第1の貯水部分と同じ水位を形成してもよい。
【0145】
加湿フィルタアセンブリ300は、第2の貯水部分229bに取り付けられてもよい。加湿フィルタアセンブリ300は、引き出し220の内部空間の後部部分に収容されてもよい。加湿フィルタアセンブリ300は、水容器270の後側に配置されてもよい。
【0146】
加湿フィルタアセンブリ300に含まれた加湿フィルタ330の下部部分は、第2の貯水部分229に浸漬するように配置されてもよい。
【0147】
加湿フィルタ330は、実質的に円形形状であり、加湿フィルタ330の外側部分は、水を保持できる構造を有するリフタ332(図7参照)を含む。複数のリフタ332を設けてもよい。例えば、加湿フィルタ330は、「水車」の構造と同様の構造を有してもよい。
【0148】
加湿フィルタ330は回転可能に設けられている。リフタ332により集められた水は上方に移動し、リフタ332が加湿フィルタ330の最上端部から下降すると、重力により加湿フィルタ330の中央部分に水が流れる。加湿フィルタ330は、水を吸収しやすい布、フェルト、またはスポンジ材料で作られてもよい。
【0149】
リフタ332は、回転により水を集めることができる。したがって、リフタ332は、収集部分と呼ばれる場合がある。
【0150】
水槽260の内部に光を照射するための殺菌装置269が水槽260の後側に配置され、水槽260に貯蔵された水を殺菌することができる。例えば、殺菌装置269は紫外線LEDを含んでもよい。
【0151】
加湿フィルタアセンブリ300は、引き出し220の後部部分、すなわち、水容器270の後側に配置されてもよい。加湿フィルタアセンブリ300は、加湿フィルタケース310と、加湿フィルタケース310に回転可能に支持され、水槽260に貯蔵された水を吸収する加湿フィルタ330と、を含む。
【0152】
加湿空気清浄機10は、キャビネット100の内側に配置されたハウジングアセンブリ400をさらに含む。ハウジングアセンブリ400には、空気流を生成するための送風ファン480と、送風ファン480の前に配置されてその中に空気を吸い込むファン吸気口415を有するファンハウジング410と、ファンハウジング410の後側に結合されたハウジングカバー430と、が設けられる。
【0153】
送風ファン480は、ファンハウジング410とハウジングカバー430により画定されるファン設置空間SP(図16参照)に取り付けられてもよい。
【0154】
ハウジングアセンブリ400は、ドアアセンブリ200の後側に配置されてもよい。
【0155】
送風ファン480は、軸方向に空気を吸い込み、半径方向に空気を排出する遠心ファンを含む。例えば、遠心ファンはシロッコファンを含んでもよい。送風ファン480の軸方向は、前後方向であってもよい。
【0156】
ファンハウジング410は、ファン吸気口415を含む(図11を参照)。ファン吸気口415は、半径方向または円周方向に延在する吸気ガイドリブを含んでもよい。吸気ガイドリブにより、ユーザの手が送風ファン480に導入されることを防止できる。
【0157】
加湿空気清浄機10は、複数の電気部品を有する電気ユニット450をさらに含む。電気ユニット450は、本体フレーム110の開放された上部部分を覆う電気プレート451をさらに含み、電気部品453は、電気プレート451の上面に取り付けられてもよい。
【0158】
さらに、電気ユニット450は、複数の電気部品453の少なくとも一部を遮蔽するための電気カバー455をさらに含んでもよい。
【0159】
電気プレート451は、ハウジングアセンブリ400の上部部分から前方に延在してもよい。上部パネル105は、電気部品453を保護するために電気プレート451の上側に結合される。
【0160】
本体フレーム110の内側に、ドアアセンブリ200を出し入れする操作をガイドするために、スライドレール235を設置することができる。
【0161】
スライドレール235は、本体フレーム110の下部部分の両側に配置されてもよい。ドアアセンブリ200に設けられたレールガイド230は、スライドレール235に沿って前後方向にスライドすることができる。
【0162】
レールカバー236は、スライドレール235の外側に配置されている。レールカバー236により、スライドレール235は外部に露出されなくてもよい。
【0163】
言い換えると、レールカバー236は、スライドレール235が空間部分112に露出しないようにスライドレール235を覆うことができる。
【0164】
本体フレーム110は、照明装置が取り付けられる照明ブラケット116をさらに含む。照明ブラケット116は、キャビネット100のベース101の上側に配置されてもよい。凹部部分30は、ベース101と照明ブラケット116との間の空間として理解されてもよい。
【0165】
照明装置は、照明源を有する照明PCB122と、照明PCB122に結合された照明ケース124と、を含む。複数の照明源が提供されてもよい。
【0166】
照明ケース124は、照明ケース124の内部空間を複数の空間に分割するための分割リブを含み、照明源は、複数の空間にそれぞれ配置されてもよい。
【0167】
ベース101の上面には、反射プレート120が設けられてもよい。反射プレート120は、照明源から放出された光を穏やかに反射または拡散するために提供されてもよい。照明源は、反射プレート120の上側に配置され、反射プレート120に向かって下方に光を照射する。凹部部分30は、照明源と反射プレート120との間に形成されてもよい。
【0168】
図7は、本発明の一実施形態による、ドアにエアフィルタと水容器が配置された状態を示す図であり、図8は、本発明の一実施形態による、ドアに配置されたフィルタが分離された状態を示す図であり、図9は、本発明の一実施形態によるドアアセンブリの斜視図であり、図10は、本発明の一実施形態によるドアアセンブリの平面図であり、図11は、本発明の一実施形態によるキャビネットの内側部分を示す図である。
【0169】
図7図11を参照すると、本発明の実施形態によるドアアセンブリ200は、ドアパネル210の後面に結合された引き出し220を含む。
【0170】
引き出し220は、前方に引き出され、後方に引き込まれるように設けられてもよく、引き出し形状として設けられてもよい。
【0171】
引き出し220は、エアフィルタアセンブリ280、加湿フィルタアセンブリ300、水容器270、および水槽260を含んでもよい。
【0172】
引き出し220は、引き出し220の前面を構成するドア前面部分221と、引き出し220の底面を構成するドア下面部分224と、ドア下面部分224の両側から上方に延在するドア側面部分222と、ドア側面部分222の後側に設けられたドア後面部分223と、を含む。
【0173】
ドア下面部分224には、空気が吸い込まれる吸気口225が形成されている。吸気口225は、ドア前面部分221の後側に位置し、ドア下面部分224の少なくとも一部を貫通することにより形成されてもよい。加湿空気清浄機10の外部の空気は、凹部部分30を介して吸気口225に吸い込まれる。さらに、吸い込まれた空気は上方に流れることができる。
【0174】
ドア下面部分224は、エアフィルタアセンブリ280が着座するエアフィルタ台座部分226を含む。エアフィルタ台座部分226は、吸気口225の後側に配置され、エアフィルタアセンブリ280の底面を着座させるための平坦な表面を構成する。
【0175】
ドア側面部分222は、エアフィルタアセンブリ280の側面部分を支持するためのフィルタガイド225aを含む。フィルタガイド225aは、エアフィルタ台座部分226の両側から上方に延在してもよく、下部部分から上部部分に向かって斜め前方に延在してもよい。したがって、エアフィルタアセンブリ280は、エアフィルタ台座部分226に着座した状態で斜め前方および斜めに配置されるので、ユーザがエアフィルタアセンブリ280を上方に持ち上げ、エアフィルタアセンブリ280を引き出し220から容易に分離することができる。
【0176】
ドア側面部分222は、フィルタガイド225aから左右方向に延在し、エアフィルタアセンブリ280の前面部分の一部を支持するフィルタ支持体225bをさらに含む。フィルタ支持体225bは、エアフィルタアセンブリ280が傾斜して配置された状態で前方に倒れないようにエアフィルタアセンブリ280を支持する「支持ジョー」として機能してもよい。
【0177】
フィルタ支持体225bは、フィルタガイド225aの内面に対して内側に段を付けてもよい。
【0178】
ドア下面部分224は、水槽260が置かれる水槽台座部分227をさらに含む。水槽台座部分227は、エアフィルタ台座部分226よりも低い位置に配置されてもよい。
【0179】
ドア後面部分223には、殺菌装置269が配置される貫通孔228が形成されている。例えば、殺菌装置269は、貫通孔228の内側に配置されてもよいし、貫通孔228の後側に配置されてもよい。
【0180】
殺菌装置269から照射された光は、貫通孔228を介して水槽260に伝搬され、貯蔵された水を殺菌することができる。
【0181】
水容器270は、水槽260の上方に配置される。水容器270は、水を貯蔵する水容器本体と、水容器本体の上部に着脱可能に結合された水容器カバーと、を含む。ユーザは、水容器カバーを分離して、水容器本体内の水を補充することができる。
【0182】
水容器270が水槽260に配置されると、水容器270のフロート装置276が開かれ、水容器270に貯蔵された水が水槽260の貯水部分に流入する。
【0183】
水槽260には、加湿フィルタアセンブリ300が取り付けられてもよい。加湿フィルタアセンブリ300は、水容器270の後側に配置され、加湿フィルタアセンブリ300の下部部分は、第2の貯水部分229に浸漬するように配置されてもよい。
【0184】
加湿フィルタアセンブリ300は、シャフト支持体315を有する加湿フィルタケース310と、シャフト支持体315により支持された中心シャフト335を有する加湿フィルタ330と、を含む。加湿フィルタ330の中心シャフト335は、シャフト支持体315に支持された状態で、時計回りまたは反時計回りに回転することができる。
【0185】
加湿フィルタ330は、水槽260の第2の貯水部分229に貯蔵された水を汲み上げるためのリフタ332を含む。リフタ332から汲み上げられた水は、リフタ332が回転し、下方に移動するときに加湿フィルタ330に下方に流れるプロセスで上方に移動されてもよい。加湿フィルタ330内に下向きに流れる水は、加湿フィルタ330に浸透することができる。
【0186】
加湿空気清浄機10は、駆動モータ353(図6参照)と、駆動モータ353に結合され、加湿フィルタ330を回転させる駆動装置として回転する駆動ギヤ355と、をさらに含む。駆動モータ353および駆動ギヤ355は、ファンハウジング410に取り付けられてもよい。
【0187】
加湿フィルタ330は、駆動ギヤ355と噛み合うフィルタギヤ338を含む。フィルタギヤ338は、加湿フィルタ330の外面に設けられており、フィルタギヤ338の歯は、駆動ギヤ355の歯と係合することができる。駆動モータ353が駆動されると、フィルタギヤ338は、駆動ギヤ355と噛み合うことにより時計回り方向または反時計回り方向に回転することができる。
【0188】
図12は、本発明の一実施形態による、ハウジングアセンブリとその周辺構成を示す分解斜視図であり、図13は、本発明の一実施形態によるファンハウジングの後部斜視図であり、図14は、本発明の一実施形態による、送風ファンおよびハウジングカバーの分解斜視図である。
【0189】
ファンハウジング410は、本体フレーム110の後部を遮蔽するためのハウジングプレート411を含む。
【0190】
ハウジングプレート411は、本体フレーム110に結合されて、本体フレーム110の開放された後端部分を遮蔽する。
【0191】
ハウジングプレート411には、空気が吸い込まれるファン吸気口415が形成されている。ファン吸気口415は、半径方向または円周方向に延在する吸気ガイドリブを含んでもよい。例えば、ファン吸気口415は、ハウジングプレート411の中心に配置されてもよい。
【0192】
本体フレーム110内の空気は、ファン吸気口415を通ってハウジングカバー430に向かって流れることができる。
【0193】
ハウジングプレート411の上部部分には、複数の電気部品が取り付けられた電気プレート451が結合されてもよい。
【0194】
電気プレート451は、ハウジングプレート411と一体に形成されてもよい。例えば、電気プレート451およびハウジングプレート411は、「┐」形状に形成されてもよい。
【0195】
ハウジングプレート411は、後部でハウジングカバー430に結合されてもよい。ハウジングプレート411とハウジングカバー430との組み合わせは、送風ファン480によって強制される空気の流れ方向を導くことができる。
【0196】
ファンハウジング410は、後述するファンモータ483が取り付けられる取付リブ413をさらに含む。
【0197】
取付リブ413は、ハウジングプレート411の後面から後方に延在する。例えば、取付リブ413は、ファン吸気口415の中央部分に形成されてもよい。取付リブ413は、ファン吸気口415の中央部分に対して中空円筒状に形成されている。
【0198】
言い換えると、取付リブ413は、ハウジングプレート411の後面に円状に突出するように形成されてもよい。
【0199】
取付リブ413は、ファンモータ483が収容されるファンモータ設置空間413aを形成することができる。送風ファン480のインペラ485は、取付リブ413の外側に配置されてもよい。
【0200】
ファンハウジング410は、ハウジングカバー430の係合をガイドするための制限リブ417をさらに含む。制限リブ417は、ハウジングカバー430の前面がハウジングプレート411の後面に密着するように、空間または溝を形成してもよい。
【0201】
制限リブ417は、ハウジングカバー430をガイドして、ハウジングカバー430をファンハウジング410の後面の指定された位置に正確に結合できるようにする。例えば、ハウジングカバー430の外面432、433、434の前端部は、制限リブ417に挿入または固定されてもよい。したがって、ハウジングカバー430とファンハウジング410によって形成される内部空間に空気の流れを導くことが可能である。
【0202】
言い換えると、ハウジングカバー430の前面は、ハウジングプレート411の後面と密着してもよい。
【0203】
ファンハウジング410とハウジングカバー430との間に内部空間が形成されてもよい。内部空間には、送風ファン480を通過する空気の流路が形成されてもよい。
【0204】
制限リブ417は、ハウジングプレート411の後面から突出してもよい。制限リブ417は、ハウジングカバー430の前端部に対応するように延在してもよい。
【0205】
例えば、制限リブ417は、開いた曲線形状を有してもよい。例えば、制限リブ417は、ハウジングプレート411の後面に開いた曲線の帯状の形状で丸くすることができる。
【0206】
一方、送風ファン480は、空気を吸入および排出するためのインペラ485を含んでもよい。
【0207】
インペラ485は、ファンモータ483の回転力を受けることにより、ハウジングカバー430内に回転可能に取り付けられてもよい。
【0208】
詳細には、インペラ485のハブ486に取付孔487が形成されてもよい。取付孔487には、ファンモータ483の回転シャフトが接続されるロック部分481が設けられてもよい。したがって、インペラ485は、ロック部分481と一緒に回転することができる。もちろん、ロック部分481は、インペラ485のハブ486と一体に形成されてもよい。
【0209】
さらに、送風ファン480は、電力を生成するためのファンモータ483と、ファンモータ483を取付リブ413に取り付けるためのモータカバー482と、をさらに含んでもよい。
【0210】
ファンモータ483は、取付リブ413のファンモータ設置空間413aに収容されて固定され得る。ファンモータ483の回転シャフトは、インペラ485に回転力を伝達するためにロック部分481に接続されている。
【0211】
モータカバー482の中央部には、ファンモータ483の回転シャフトが貫通し、ロック部分481に接続される開口部が形成されている。言い換えると、モータカバー482は、ファンモータ483とロック部分481との間に配置されてもよい。
【0212】
ハウジングカバー430は、カバープレート431と、送風ファン480を収容するための空間を形成するガイドプレート432、433、434と、を含む。
【0213】
カバープレート431は、ハウジングカバー430の後面として理解することができ、ガイドプレート432、433、434は、ハウジングカバー430の外面または側面として理解することができる。
【0214】
言い換えると、カバープレート431は、ハウジングカバーの後面を構成するように設けられている。
【0215】
ガイドプレート432、433、434が送風ファン480を通過する空気の流れ方向をガイドするので、ガイドプレート432、433、434をガイド壁と呼ぶことができる。
【0216】
カバープレート431は、ファンハウジング410の後部から離間している。
【0217】
ガイドプレート432、433、434は、カバープレート431の前面のファンハウジング410に向かって延在してもよい。したがって、カバープレート431とガイドプレート432、433、434は、送風ファン480が収容される空間を形成する。
【0218】
ガイドプレート432、433、434は、送風ファン480を通過する空気を半径方向上向きに導くように延在してもよい。
【0219】
詳細には、ガイドプレート432、433、434は、カバープレート431の外端部分の周囲に沿って前方に延在してもよい。例えば、ガイドプレート432、433、434は、カバープレート431の縁部に沿って垂直に延在することができる。
【0220】
したがって、ガイドプレート432、433、434は、ファンハウジング410の後面に接触することができる。例えば、ガイドプレート432、433、434の前端部は、ハウジングプレート411の制限リブ417と接触してもよく、またはそれに挿入されてもよい。
【0221】
その結果、ファンハウジング410、カバープレート431、およびガイドプレート432、433、434は、送風ファン480によって強制される空気の流れを導くことができる。送風ファン480によって強制される空気の流れは、スクロール流路を形成してもよい。
【0222】
したがって、ファンハウジング410およびハウジングカバー430は、まとめて「スクロールハウジング」と呼ぶことができる。言い換えると、送風ファン480は、スクロールハウジング410、430の内部に配置されてもよい。
【0223】
ファンハウジング410、ハウジングカバー430、および送風ファン480を含むハウジングアセンブリ400は、「送風装置」と呼ぶことができる。
【0224】
ここで、ハウジングプレート411のファン吸気口415を通って送風ファン480に導入される空気流路を「吸気流路」と呼ぶことができる。送風ファン480から排出されて排出部分109に流れる空気流路を「排出流路」と呼ぶことができる。
【0225】
排出流路は、後述する第1のガイド432のガイドに沿って流れる第1の排出流路430aと、第2のガイド433のガイドに沿って開口端部分431aに流れる第2の排出流路430bと、によって分割される。
【0226】
カバープレート431およびガイドプレート432、433、434は、排出流路430a、430bに沿って流れる空気が排出部分109に導かれるように、その上端部に沿って開口部を画定してもよい。
【0227】
言い換えると、カバープレート431の上端部に開口端部分431aが形成されてもよい。さらに、開口端部分431aは、開口部を形成する縁部として理解されてもよい。排出部分109は、開口端部分431aの上側を覆っていてもよい。
【0228】
したがって、送風ファン480から半径方向に排出された空気は、ハウジングカバー430の上部部分、すなわち開口端部分431aに流れることができる。ハウジングカバー430の上部部分に流入した空気は、排出部分109を通って外部に排出される。
【0229】
ここで、開口端部分431a、第2のガイド433の上端部、第3のガイド434の上端部、およびハウジングプレート411の上端部によって形成される開口部は、排出ポートとして画定されてもよい。
【0230】
言い換えると、排出ポートは、第2の排出流路430bの下流に位置し、排出部分109に排出される空気を導くための開口部として理解することができる。
【0231】
ガイドプレート432、433、434は、制限リブ417に対応する形状で延在してもよい。例えば、ガイドプレート432、433、434は、カバープレート431の一方の上端部から他方の上端部まで丸く延在してもよい。
【0232】
言い換えると、ガイドプレート432、433、434は、制限リブ417に対応するほぼ開いた曲線形状を有してもよい。
【0233】
詳細には、ガイドプレート432、433、434は、第1のガイド432、第2のガイド433、および第3のガイド434を含んでもよい。
【0234】
一方、第1のガイド432は、送風ファン480から排出された空気を上方に導くので、第1のガイド432は「流れガイド壁」と呼ぶことができる。さらに、第2のガイド433は、流れガイド壁から延在しており、したがって「延長ガイド壁」と呼ぶことができる。第3のガイド434は、空気を排出部分109に向けて導くので、第3のガイド434を「排出ガイド壁」と呼ぶことができる。
【0235】
第2のガイド433は、カバープレート431の一方の側の上端部から第1の点まで下方に延在してもよい。例えば、第2のガイド433は、カバープレート431の一方の側縁部に沿って下向きに延在してもよい。
【0236】
ここで、第1の点はカバープレート431の一方の側に位置してもよい。より詳細には、第1の点は、以下で説明する基準点(O)を中心に垂直基準線Dから空気流方向Fに沿って所定の第1の角度θ(図16参照)だけ回転した仮想延長線上に位置する点として定義することができる。例えば、第1の角度θは270°に設定されてもよい。
【0237】
第2のガイド433は、第1のガイド432の一方の側の上端部から上方に延在してもよい。言い換えると、第2のガイドは、第1の点で上方に延在してもよい。
【0238】
第2のガイド433は、一対のサイドパネル103のいずれか一方の近くに位置してもよい(図3参照)。例えば、第2のガイド433は、左サイドパネルに隣接してもよい。
【0239】
第1のガイド432は、送風ファン480の外周を囲むように丸く延在してもよい。
【0240】
詳細には、第1のガイド432は、第1の点から第2の点(カットオフ部分)435まで丸くなるように延在してもよい。
【0241】
第2の点は、第1の点の上方に位置してもよい。さらに、第2の点は、カットオフ部分435が形成される点として理解することができる。
【0242】
ここで、第2の点は、基準点Oを中心に垂直基準線Dから空気流方向Fに沿って第2の所定の角度だけ回転した仮想延長線上に位置する点として定義することができる。例えば、第2の角度は、0°~20°の範囲内の角度に設定されてもよい。
【0243】
言い換えると、第1のガイド432は、基準点を中心として第2のガイド433の下端部からカットオフ部分435まで弧を描く方向に延在してもよい。
【0244】
第3のガイド434は、第2のガイド433の反対側で第1のガイド432から延在することができる。
【0245】
第3のガイド434は、第1のガイド432の他端の上端部に形成されたカットオフ部分435から延在してもよい。言い換えると、第3のガイド434は、第2の点で上向きに第2のガイド433から離れるように斜めに延在してもよい。
【0246】
第3のガイド434は、一対のサイドパネル103の他方のサイドパネルの近くに位置してもよい(図3参照)。一例では、第3のガイド434は、右サイドパネルに隣接してもよい。
【0247】
第3のガイド434は、第2の点435からカバープレート431の他端の上端部まで延在してもよい。ここで、第3のガイド434は、第2の排出流路430bの下流に向かって斜めに延在してもよい。
【0248】
言い換えると、第3のガイド434は、第1のガイド432の上端部から延長プレート436まで延在することができ、延長プレート436については後述する。
【0249】
詳細には、第3のガイド434は、カットオフ部分435から延長プレート436の一方の側の端部部分まで延長されてもよい。
【0250】
第1のガイド432の後端部分432a(図16参照)は、第3のガイド434の後端部分434aに接続されてもよい。第1のガイド432の前端部分432b(図16参照)は、第3のガイド434の前端部分434bに接続されてもよい。
【0251】
第3のガイド434は、その内面が傾斜するように形成されてもよい。ここで、第3のガイド434の内面は、第2の排出流路430bに面する面として理解することができる。
【0252】
言い換えると、第3のガイド434の後端部分434aは、第3のガイド434の前端部分434bの内側に位置してもよい。
【0253】
これにより、第3のガイド434の後端部分434aから第3のガイド434の前端部分434bまでの第3のガイド434の内面を、傾斜面として形成することができる。
【0254】
一方、第3のガイド434の傾斜面は、第3のガイド434の傾斜面が延長プレート436に接続される点でカバープレート431に垂直に延在してもよい。
【0255】
言い換えると、第3のガイド434の後端部分434aは、第3のガイド434の延在方向に沿って、第3のガイド434の前端部分434bよりも大きい円弧を有する。言い換えると、第3のガイドの後端部分は、第3のガイドの前端部分よりも長くてもよい(図15参照)。
【0256】
延長プレート436は、第3のガイド434の上端部から横方向に延在してもよい。ここで、側面は、第2のガイド433から離れる方向として理解することができる。
【0257】
例えば、第3のガイド434の上端部から他方のサイドパネル(右サイドパネル103)までの距離は、第2のガイド433の上端部から一方のサイドパネル(左サイドパネル103)までの距離よりも大きくてもよい。
【0258】
さらに、第3のガイド434の上端部を下向きに見たときに、第3のガイド434の上端部と第1のガイド432とが互いに重なるように配置されてもよい。言い換えると、第3のガイド434の上端部は、第1のガイド432から上方に離間されてもよい。
【0259】
ガイドプレート432、433、434には、カットオフ部分435が形成されてもよい。
【0260】
カットオフ部分435は、第1のガイド432と第3のガイド434とが丸く接続されるように形成されてもよい。
【0261】
カットオフ部分435は、第1のガイド432と第3のガイド434とが当接する部分として、上述した第2の点を含んでもよい。
【0262】
カットオフ部分435は、第1の排出流路430aと第2の排出流路430bとを区別するための基準として理解することができる。ここで、流路の区分は、説明の便宜上、任意の区分であり、物理的な区分ではない。
【0263】
一方、第2の排出流路430bに流入する空気の一部は、カットオフ部分435に衝突しながら再び第1の排出流路430aに流入することができる。衝突および再流入中にノイズが発生する場合がある。
【0264】
この点に関して、カットオフ部分435に関する詳細な説明は、図15を参照して後述する。
【0265】
一方、ガイドプレート432、433、434は、ハウジングカバー430の内部に形成される空気流路の断面積が上方に増加するように形成されてもよい。詳細には、排出流路430a、430bの幅Wは、カットオフ部分435から空気流方向Fに沿って徐々に増加してもよい。
【0266】
排出流路430a、430bの幅Wは、インペラ485の回転軸Sからガイドプレート432、433、434の内面までの距離として定義されてもよい。詳細には、排出流路430a、430bの幅Wは、インペラ485の半径方向におけるガイドプレート432、433と回転軸Sとの間の距離として定義されてもよい。
【0267】
言い換えると、排出流路の幅Wは、空気流方向Fに沿って、カットオフ部分435から開口端部分431aに向かって増加してもよい。例えば、基準点Oを中心とする半径方向距離W1におけるカットオフ部分435とインペラ485の外面との間の距離W1は、空気流方向に沿って存在する他方の半径方向の距離W2よりも小さい。
【0268】
したがって、排出流路の流れ断面積は、空気流方向Fに沿ってカットオフ部分435から徐々に増加してもよい。したがって、送風ファン480を通過する空気の流動抵抗が減少し、上部ファン130から発生するノイズを減らすことができる。
【0269】
一方、ハウジングカバー430は、後部パネル107に結合された結合ブラケット438をさらに含む。
【0270】
結合ブラケット438は、ハウジングカバー430の両側および上部部分に設けられてもよい。言い換えると、結合ブラケット438は、ガイドプレート432、433、434の外面に設けられてもよい。
【0271】
結合ブラケット438は、結合部材が結合される締結部分438a(図25参照)を含んでもよい。締結部材は、締結部分438aを介して後部パネル107に結合されてもよい。
【0272】
一方、ハウジングカバー430は、複数のセンサ500、550、560が取り付けられるセンサブラケット440をさらに含む。センサブラケット440は、ガイドプレート432、433、434の外面に結合されてもよい。
【0273】
言い換えると、センサブラケット440は、空気の流れ、すなわち、空気の吸込みまたは排出が行われないハウジングカバー430内の空間に取り付けられてもよい。例えば、センサブラケット440は、カットオフ部分435の外側方向に開口部が形成されるように、延長プレート436の下面と第1のガイド432の外面に接続されてもよい。
【0274】
センサブラケット440とガイドプレート432、434との間に貫通孔446が形成されてもよい。
【0275】
センサブラケット440に取り付けられた複数のセンサ500、550、560に接続されたワイヤは、貫通孔446内に配置されてもよい。言い換えると、貫通孔446は、ワイヤコネクタと呼ばれてもよい。
【0276】
センサブラケット440は、複数のセンサ500、550、560が取り付けられるブラケット本体441と、ブラケット本体441を支持するためのブラケット支持体443、445と、を含む。
【0277】
ブラケット支持体443、445は、ブラケット本体441をハウジングカバー430に支持するように結合されてもよい。例えば、ブラケット支持体443、445には、ブラケット本体441の上部部分をガイドプレート434の外面に接続するための第1の支持体443と、ブラケット本体441の下部部分をガイドプレート432の外面に接続するための第2の支持体445と、が設けられる。
【0278】
一方、ハウジングカバー430の基準点Oは、送風ファン480の中心点と同じである。したがって、基準点Oは、送風ファン480の回転軸S上に位置してもよい。ここで、回転軸Sは、基準点Oから前方に引かれた仮想水平線として理解することができる。
【0279】
さらに、回転軸Sに垂直な仮想垂直線を垂直基準線Dと定義する。このとき、基準点Oは、回転軸Sが垂直基準線Dと交わる点、すなわち垂直線の足として理解することができる。したがって、垂直基準線(D)は、基準点(O)から上方に引かれた仮想垂直線として理解することができる。
【0280】
その結果、ハウジングアセンブリ400を流れる空気は、回転軸Sの方向に流れてもよく、垂直基準線Dの方向に排出されてもよい。
【0281】
ハウジングアセンブリ400を通過する空気の流れを以下に詳細に説明する。送風ファン480に回転軸Sの方向に流入する空気は、ファンハウジング410とハウジングカバー430のガイドにより形成されるスクロール流路に沿って開口端部分431aに流れる。
【0282】
上述したように、送風ファン480から排出されて排出部分109に導かれる空気流路は、 空気が第1のガイド432のガイドに沿って流れる第1の排出流路430aと、第2のガイド433のガイドに沿って開口端部分431aに空気が流れる第2の排出流路430bと、を含んでもよい。
【0283】
したがって、送風ファン480に流入した空気は半径方向に排出されてもよく、半径方向に排出された空気は、第1の排出流路430aに沿って湾曲した形状で流れ、第2の排出流路430bに流入してもよく、第2の排出流路430bに流入した空気は、垂直基準線Dの方向に沿って上方に流れ、開口端部分431aの上方に位置する排出部分109を通過して外部に排出されてもよい。
【0284】
図15は、図14Aの拡大図である。
【0285】
図15を参照すると、カットオフ部分435は、第1のガイド432の後端部分432aと第3のガイド434の後端部分434aが接続される後端部接触点435aから、第1のガイドの前端部分432bと第3のガイドの前端部分434bが接続される前端部接触点435bまで、延在するように形成されてもよい。
【0286】
第3のガイド434の後端部分434aは、第3のガイド434の前端部分434bの内側に位置してもよい。したがって、後端部接触点435aは、前端部接触点435bよりもさらに内側に位置してもよい。
【0287】
ここで、後端部接触点435aを通る接線DMおよび前端部接触点435bを通る接線DPは、垂直基準線Dに平行であってもよい。
【0288】
カットオフ部分435の後端部接触点435aから前端部接触点435bまで延在するカットオフ部分435の内面は、湾曲していてもよい。例えば、カットオフ部分435の内面は、窪んだ表面と突出した表面とが垂直方向および/または前後方向に繰り返されるように設けられた曲面を形成してもよい。
【0289】
したがって、カットオフ部分435に衝突する空気の流動抵抗を低減することができる。
【0290】
言い換えると、カットオフ部分435の内面は、凸状部分と凹状部分(点線)を形成することができる。
【0291】
言い換えると、カットオフ部分435の内面は、送風ファン480の回転軸Sの方向に凸状部分と凹状部分(点線)とによって3次元で形成されてもよい。
【0292】
具体的には、カットオフ部分435の内面は、後端部接触点435aからカットオフ中心点O’まで内側に突出するように形成された凸状部分と、カットオフ中心点O’から前端部接触点435bまで外側に窪むように形成された凹状部分と、を含んでもよい。
【0293】
ここで、カットオフ中心点O’は、後端部接触点435aと前端部接触点435bとの間の中心点として定義されてもよい。したがって、カットオフ中心点O’は変曲点O’として理解することができる。
【0294】
言い換えると、カットオフ部分435は、弧状の内面を形成してもよい。
【0295】
上述したように、第2の排出流路430bに流入した空気の一部は、カットオフ部分435に衝突しながら再び第1の排出流路430aに流入してもよい。衝突と再流入のプロセスにより、ノイズが発生する場合がある。
【0296】
言い換えると、カットオフ部分435は、ハウジングカバー430内部の空気流の排出と再吸込みとの間の境界として理解することができる。
【0297】
実験の結果、カットオフ部分435に衝突する空気の流れ分布は、送風ファン480の回転軸方向Sに沿って直線的に増加しない。したがって、カットオフ部分435では、流体(空気)の衝突による圧力差または圧力集中により内部流れノイズ(BPF)が発生する場合がある。
【0298】
本発明の一実施形態によれば、カットオフ部分435内の流体(空気)の衝突を緩和するために凸状部分と凹状部分が形成されたカットオフ部分435の内面が提案される。これにより、内部流れノイズ(BPF)を低減することができる。
【0299】
一方、第3のガイド434は、カットオフ部分435から空気の排出方向に延在してもよい。同時に、カバープレート431に対する第3のガイド434の傾斜角度が空気の排出方向に変化するように、第3のガイド434を延長することができる。
【0300】
詳細には、第3のガイド434は、カバープレート431に対する第3のガイド434の傾斜角が、後端部接触点435a、変曲点O’、および前端部接触点435bを接続するカットオフ部分435から、排出方向に沿って徐々に垂直に近づくように形成されてもよい。言い換えると、第3のガイド434は、3次元形状を形成してもよい。
【0301】
ここで、カバープレート431と第3のガイド434との間の傾斜角が鋭角をなす場合、傾斜角の変化は徐々に大きくなって垂直になるように変化してもよく、その間の傾斜角が鈍角を形成するときに徐々に減少して垂直になるように変化してもよい。したがって、第3のガイド434の端部は、カバープレート431に垂直であってもよい。
【0302】
したがって、第3のガイド434に沿って開口端部分431aに向かって流れる空気は、第3のガイド434の内面、すなわち傾斜面に沿って流れる。したがって、流動抵抗は比較的小さく、流れ断面積は流れ方向に沿って増加する。その結果、内部流れノイズを低減することができる。
【0303】
図16は、本発明の一実施形態によるハウジングカバーの一部の構成を示す図である。詳細には、図16は、延長プレート436をより簡単に示すために、上述のセンサブラケット440を省略した図である。
【0304】
図16を参照すると、第2のガイド433は切断部分433aを含んでもよい。
【0305】
切断部分433aは、第2のガイド433の上部部分が上端部に向かって後方に傾斜するように形成されてもよい。さらに、切断部分433aの幅は、上端部に向かって増加してもよい。
【0306】
切断部分433aには、ファンハウジング410との結合をガイドするための孔が形成されてもよい。孔は、ハウジングプレート411に取り付けられてもよい。
【0307】
ハウジングカバー430は、第3のガイド434から延在する延長プレート436をさらに含む。
【0308】
延長プレート436は、排出部分109および排出グリル170の下方に位置してもよい。
【0309】
延長プレート436は、カバープレート431の上端部に沿って、第3のガイド434の上端部から横方向に延在してもよい。
【0310】
言い換えると、延長プレート436は、第3のガイド434から屈曲され、ハウジングカバー430の上端部に沿って延在してもよい。例えば、延長プレート436は、第3のガイド434から屈曲され、カバープレート431の側端部まで延在してもよい。
【0311】
延長プレート436および第3のガイド434は、ハウジングカバー430の内側に屈曲されてもよい。
【0312】
さらに、延長プレート436は、後述する排出グリル170(図27参照)が着座するように段差を形成する段付きリブ436aを含んでもよい。排出グリル170は、段付きリブ436aを介して、後述するグリル設置溝107f(図27参照)と共に支持され得る。
【0313】
延長プレート436は、カバープレート431の上端部に沿って所定の長さLだけ延在してもよい。例えば、所定の長さLは約75mmに設定されてもよい。
【0314】
別の態様では、延長プレート436は、カバープレート431の上端部から垂直に延在してもよい。言い換えると、延長プレート436は、カバープレート431から所定の長さLだけ前方に延在してもよい。
【0315】
延長プレート436は、第2の排出流路430bの下流に位置してもよい。言い換えると、延長プレート436は、排出ポートの横に位置してもよい。
【0316】
これにより、延長プレート436が形成されていない場合と比較して、排出部分109を通って排出される空気の流れ方向を比較的上向きに導くことができる。
【0317】
説明の便宜上、第3のガイド434がカットオフ部分435からカバープレート431(点線)の上端部まで直接延在する場合を想定する。
【0318】
上記の仮定において、仮想的な第3のガイドVおよびカバープレート431は、延長プレート436および第3のガイド434によって形成される凹状空間が第2の排出流路430bに含まれるように延長することができる。
【0319】
言い換えると、排出ポートは、カバープレート431の両側端部まで延在することができる。したがって、それに比例して流れ断面積も拡大することができる。
【0320】
仮想的な第3のガイドVの延在方向は、垂直基準線Dに対して、第3のガイド434の延在方向よりも大きい角度を有してもよい。
【0321】
したがって、仮想的な第3のガイドVのガイドに従って排出部分109を通過する空気は、第3のガイド434のガイドに従って排出部分109を通過する空気から横方向に偏った排出空気の流れを形成することができる。
【0322】
図17Aおよび図17Bは、本発明の実施形態による、加湿空気清浄機の延長プレートの有無による排出空気の流れを比較する実験を示すグラフである。
【0323】
図17Aは、仮想的な第3のガイドVを備えた加湿空気清浄機の排出部分109から排出される空気の流れ(圧力)分布を示す実験グラフである。図17Bは、第3のガイド434および延長プレート436を備えた加湿空気清浄機の排出部分109から排出される空気の流れ分布を示す実験グラフである。
【0324】
図17Aおよび図17Bを参照すると、ベッドに横たわっている人と、ベッドの近くに配置された加湿空気清浄機から排出される空気の流れ(圧力)の分布を確認することができる。このとき、加湿空気清浄機の排出部分109の高さは、人の人工呼吸器が位置する頭部の高さと同じ位置に設定される。
【0325】
図17Aを参照すると、仮想的な第3のガイドVが設けられた加湿空気清浄機の排出部分109を通って排出された空気は、人が位置する一方の側に向かって相対的に偏った状態で排出される。したがって、排出空気は、人間の頭部に直接触れる空気流を形成することができる。
【0326】
図17Bを参照すると、第3のガイド434および延長プレート436を備えた加湿空気清浄機の排出部分109を通って排出された空気は、直接頭部に到達せず、比較的上方に集中する空気流を形成することができる。
【0327】
図17Bの実験では、延長プレート436の所定の長さLは75mmに設定されている。
【0328】
言い換えると、延長プレート436は、排出部分109から排出された空気を相対的に上方に集中させることができる。
【0329】
本発明の実施形態による加湿空気清浄機10は、本棚やテーブルなどの家具として使用される家庭用の加湿空気清浄機である。したがって、一般に屋内空間に配置される家具に類似したレイアウトの実施形態を想定することが可能である。
【0330】
例えば、ユーザにとってより快適な睡眠環境を作り出すために、ユーザは加湿空気清浄機をベッドの近くに置く場合がある。この場合、本棚やテーブルなどの機能を提供するように形成された家庭用加湿空気清浄機の空気排出部分の位置は、一般にベッドに横たわっている大人の人工呼吸器の比較的近くに配置することができる。
【0331】
したがって、ベッドの近くに配置された加湿空気清浄機から排出された空気は、ユーザに直接到達する場合がある。したがって、ユーザは不快に感じたり、衛生的に危険だったりする場合がある。
【0332】
一方、本発明の実施形態による加湿空気清浄機10は、延長プレート436に沿った空気の排出方向を上方に集中させるようにガイドすることができる。したがって、上記の使用環境において、排出された空気がユーザに直接到達することを防ぐことができる。
【0333】
最後に、加湿空気清浄機10によれば、ユーザの利便性を向上させることができ、製品の配置の自由度を高めることができる。
【0334】
図18は、本発明の一実施形態によるインペラの斜視図である。
【0335】
インペラ485は、ほぼ円筒形状を有してもよい。詳細には、インペラ485は、複数のブレード488、複数のブレード488が結合されるメインプレート490、およびメインプレート490の中央部分に設けられ前方に突出するハブ486を含んでもよい。
【0336】
上述したように、ハブ486には、ファンモータ483の回転シャフトが接続される回転シャフト接続部分481(図14参照)が設けられてもよい。複数のブレード488は、メインプレート490の円周方向に互いに離間されてもよい。
【0337】
インペラ485は、複数のブレード488の前部部分に設けられた固定部分492をさらに含む。固定部分492は、複数のブレード488を固定する機能を果たす。複数のブレード488の後端部分はメインプレート490に結合され、ブレード488の前端部分は固定部分492に結合され得る。
【0338】
ファンモータ483は、インペラ485のハブ486の前に配置されている。ファンモータ483は、ファンハウジング410の取付リブ413に取り付けられてもよい。
【0339】
モータカバー482およびロック部分481は、ファンモータ483の背後に配置されてもよい。モータカバー482は、ファンモータ483をファンハウジング410の取付リブ413に取り付け/固定することができる。ロック部分481は、ファンモータ483の回転シャフトに結合されてハブ486に配置され、ファンモータ483の回転動力がインペラ485に伝達されるようになっている。
【0340】
図19は、本発明の一実施形態によるインペラのブレードの形状を示す図である。
【0341】
本発明の一実施形態によるブレード488は、一方向に湾曲した翼形形状を有してもよい。
【0342】
詳細には、ブレード488の翼弦Cの少なくとも一部は、ブレード488の外側に位置し、正圧面601に面するように形成することができる。この場合、ブレードの翼弦Cは、前縁603と後縁604を結ぶ仮想直線を意味する。
【0343】
さらに、ブレード488の正圧面601は凹状であってもよく、負圧面602は凸状であってもよい。
【0344】
インペラ485は、ブレード488の正圧面601が空気圧を受ける方向に回転することができる。ファン吸気口415(図6参照)を通ってインペラ485に吸い込まれた空気は、前縁603に当たり、正圧面601と負圧面602の表面に沿って流れ、空気の流れは後縁604で分離され得る。
【0345】
ブレード488は、所定のリーディング半径Rを有するように形成されてもよい。
【0346】
以下、本発明のブレード488の形状を詳細に説明するために、まず、構造の基準となる仮想点、仮想線などを定義する。
【0347】
平均キャンバ線656は、正圧面601および負圧面602に内接する仮想円の中心を結ぶ仮想線を意味してもよい。
【0348】
キャンバは、平均キャンバ線656と翼弦Cとの間の距離を意味し、キャンバの最大値は最大キャンバMと呼ぶことができる。さらに、前縁603と平均キャンバ線656で最大キャンバMを有する点655との間の距離は、最大キャンバ位置MLと呼ぶことができる。
【0349】
平均キャンバ線656の最大キャンバ位置MLに対応する点655を中心とし、正圧面601および負圧面602に内接する仮想円654を構築することができる。この場合、仮想円654と負圧面602との間の接触点は、最大キャンバ点658と呼ばれてもよい。言い換えると、最大キャンバ点658は、負圧面602のうちの最大キャンバ位置MLに対応する点を意味してもよい。
【0350】
負圧面602は、最大キャンバ点658と前縁603との間に位置する第1の線形面606および第2の線形面607を含んでもよい。
【0351】
第1の線形面606および第2の線形面607は平坦に形成されているため、第1の線形面606および第2の線形面607に関する上記の定義に従ってキャンバ線を決定することは困難であり得る。
【0352】
したがって、前縁603を平均キャンバ線656の最大キャンバ位置MLに対応する点655と接続する仮想線657を構築することができる。仮想線657は、正圧面601から所定の距離を維持することができ、仮想線657と正圧面601との間の距離dは、仮想円654の半径dと同じとすることができる。
【0353】
仮想線657は、負圧面602に第1の線形面606および第2の線形面607を含まずに、その代わりに、前縁603と最大キャンバ点658とを流線的に互いに接続する曲面を含むと仮定した場合のブレードの平均キャンバ線を意味することができる。
【0354】
言い換えると、仮想線657は、仮想平均キャンバ線と呼ぶことができる。
【0355】
基準点605Aは、負圧面602に位置してもよい。
【0356】
詳細には、基準点605Aは、負圧面に沿って最大キャンバ点658と前縁603との間に位置してもよい。基準点605Aは、負圧面602から正圧面601までの距離が最大になる点を意味してもよい。
【0357】
言い換えると、負圧面602から正圧面601までの距離tは、基準点で最大化することができる。距離は、負圧面602の一点から正圧面601までの最小距離tであってもよく、ブレード488の厚さを意味してもよい。
【0358】
正圧面601と負圧面602との間の距離tは、前縁603から基準点605Aまで増加し、基準点605Aから後縁604まで減少することができる。
【0359】
前縁603で仮想線657に接触する第1の仮想直線651を構築することができる。
【0360】
詳細には、1つの点における接線のうち仮想線657上の1つの点が前縁603に可能な限り近い場合の接線は、第1の仮想直線651とすることができる。さらに、前縁603と基準点605Aとを接続する第2の仮想直線652を構築することができる。
【0361】
第1の仮想直線651と第2の仮想直線652とがなす角度を所定角度THと呼ぶことができ、所定角度THは鋭角であってもよい。より具体的には、所定角度THは、7.5度~23度であってもよい。
【0362】
第1の仮想直線651に平行な方向における前縁603と基準点605Aとの間の距離DLは、所定距離DLと呼ぶことができ、所定距離DLは、ブレード488の最大キャンバ位置MLよりも短くてもよい。
【0363】
さらに、所定距離DLは、ブレード488の翼弦長CLの0.21倍~0.27倍であってもよい。
【0364】
基準点605Aの正確な位置は、所定角度THおよび所定距離DLによって決定することができる。
【0365】
以下、ブレード488の負圧面602についてより詳細に説明する。
【0366】
本発明の実施形態によるブレード488の負圧面602は、第1の線形面606および第2の線形面607を含んでもよい。
【0367】
第1の線形面606は、基準点605Aと前縁603との間に位置してもよく、第2の線形面607は、基準点605Aと最大キャンバ点658との間に位置してもよい。
【0368】
第1の線形面606および第2の線形面607は、それぞれ平坦に形成されてもよく、互いに斜めに形成されてもよい。第1の線形面606と第2の線形面607との間の角度は、鈍角であってもよい。
【0369】
第1の線形面606と正圧面601との間の距離は、前縁603から基準点605Aに向かって離れることができ、第2の線形面607と正圧面601との間の距離は、最大キャンバ点658に向かって基準点605Aにより近くてもよい。
【0370】
負圧面602は、第1の線形面606と第2の線形面607とを接続する接続曲面605をさらに含んでもよい。
【0371】
この場合、基準点605Aは、接続曲面605の変曲点に対応してもよい。しかし、本発明はこれに限定されず、第1の線形面606と第2の線形面607とが互いに直接接続され、接続曲面605が負圧面602に含まれないことも可能である。この場合、基準点605Aは、第1の線形面606と第2の線形面607との間の接続点を意味してもよい。
【0372】
負圧面602は、流れ曲面608をさらに含んでもよい。流れ曲面608は、第2の線形面607と後縁604とを接続してもよく、少なくとも一部が最大キャンバ点658と後縁604との間に配置されてもよい。
【0373】
第1の線形面606および第2の線形面607によって形成される形状は、垂下形状またはドルフィンヘッド形状と呼ぶことができる。
【0374】
図20Aは、比較例として関連技術におけるインペラのブレードの形状を示す図であり、図20Bは、本発明の一実施形態によるブレードの形状を示す図であり、図21は、関連技術におけるインペラと本発明の一実施形態によるインペラとの、風量によるノイズの変化を示すグラフである。
【0375】
本発明の実施形態によるブレード488と関連技術のブレード488’は、同じ翼弦長CLおよび最大キャンバMを有してもよく、最大キャンバ位置MLも同じであってもよい。
【0376】
さらに、本発明の実施形態によるブレード488の正圧面601は、関連技術のブレード488’の正圧面601’と同一または類似であってもよい。さらに、本発明の実施形態によるブレード488の流れ曲面608は、関連技術のブレード488’の負圧面602’に対応する部分と同じであってもよい。
【0377】
しかし、従来のブレード488’の負圧面602’と本発明の実施形態によるブレード488の負圧面602の形状は、関連技術のブレード488’の負圧面602’が全体として流線形の曲面に形成されているが、本発明の実施形態によるブレード488の負圧面602は、第1の線形面606および第2の線形面607を含むという点で、互いに異なっていてもよい。
【0378】
関連技術のブレード488’の形状を有するインペラと、本発明の実施形態によるブレード488を有するインペラ485とを動作させて、それぞれのノイズを比較した。実験用インペラには37枚のブレードがあり、直径270mm、高さ88mmである。さらに、各ブレードは68.2度の入口角と162度の出口角に設定された。
【0379】
図21を参照すると、本発明の実施形態によるブレード488を有するインペラbのノイズは、関連技術のブレード488’を有するインペラaのノイズよりも小さいことが分かる。より具体的には、風量が3.2CMMの場合、ノイズは1.3dB低減され、風量が5.3CMMの場合、ノイズは1.1dB低減される。
【0380】
本発明の実施形態によるブレード488を有するインペラbのノイズは、いずれの風量においても、関連技術のブレード488’を有するインペラaのノイズよりも小さいことが確認できる。言い換えると、本発明の実施形態によるブレード488は、特定の風量条件下でのみノイズを低減する効果があるだけでなく、全風量に対してもノイズを低減する効果を有する。
【0381】
図22は、本発明の一実施形態によるブレードの風量によるノイズを所定角度THにより示すグラフである。
【0382】
所定角度THにより風量に応じたノイズを試験したブレードの所定距離DL(図19参照)は、翼弦長CL(図19参照)の0.21倍に設定された。
【0383】
図22を参照すると、本発明の実施形態によるブレード488の所定角度THが7.5度、13度、23度であるすべての場合において、関連技術のブレード488’を有するインペラと比較して、ノイズが低減される。
【0384】
所定角度THが7.5度未満または23度を超える場合には、関連技術のブレード488’を有するインペラよりもノイズ低減効果が小さく、所定角度THが13度のときにノイズ低減効果が最大であった。
【0385】
より具体的には、5.3CMMの空気量に基づいて、所定角度THが13度の場合に38.1dBのノイズが測定され、所定角度THが7.5度の場合に38.84dBのノイズが測定され、所定角度THが23度の場合に38.63dBのノイズが測定された。
【0386】
したがって、ブレード488の所定角度THは、7.5度~23度、好ましくは13度とすることができる。
【0387】
図23は、本発明の一実施形態によるブレードの設定された長さDLにより、風量によるノイズを示すグラフである。
【0388】
所定距離DLにより風量に応じたノイズを試験したブレードの所定角度TH(図19参照)は、13度に設定された。
【0389】
図23を参照すると、本発明の実施形態によるブレード488の所定距離DLが、翼弦長CLの0.21倍および翼弦長CLの0.27倍であるすべての場合において、関連技術のブレード488’を有するインペラと比較してノイズが低減されていることが確認できる。
【0390】
所定距離DLが翼弦長CLの0.21倍よりも短い場合、または翼弦長CLの0.27倍よりも長い場合には、関連技術のブレード488’を有するインペラよりもノイズ低減効果が小さく、所定距離DLが翼弦長CLの0.21倍であるときにノイズ低減効果が最大であることが確認された。
【0391】
より具体的には、風量5.3CMMに基づいて、所定距離DLが翼弦長CLの0.21倍である場合に38.1dBのノイズが測定され、所定距離DLが翼弦長CLの0.27倍である場合に38.93dBのノイズが測定された。
【0392】
したがって、ブレード488の所定距離DLは、翼弦長CLの0.21倍~0.27倍とすることができ、好ましくは、翼弦長CLの0.21倍である。
【0393】
図24は、本発明の一実施形態によるハウジングカバーの後部構成を示す斜視図である。
【0394】
上述のように、ハウジングカバー430は、複数のセンサ500、550、560(図25参照)が取り付けられるセンサブラケット440をさらに含んでもよい。センサブラケット440は、ガイドプレート432、433、434の外面に接続されてもよい。
【0395】
センサブラケット440は、ハウジングカバー430内の空気の流れ、すなわち、空気の吸込みまたは排出がうまく行われない空間に取り付けられてもよい。
【0396】
具体的には、センサブラケット440は、ハウジングカバー430内の空気排出流路として機能しない空き空間に取り付けられてもよい。
【0397】
詳細には、センサブラケット440は、複数のセンサ500、550、560が設置されるブラケット本体441と、ブラケット本体441を支持するブラケット支持体443、445と、を含むことができる。
【0398】
ブラケット本体441は、実質的に六面体形状を有してもよい。ブラケット本体441は、ガイドプレート432、433、434の側面に位置してもよい。
【0399】
具体的には、ブラケット本体441は、第3のガイド434と第1のガイド432との間のカットオフ部分435の側面に位置してもよい。
【0400】
ブラケット本体441の後面には、複数のセンサ500、550、560が取り付けられるセンサ設置空間441aが設けられてもよい。センサ設置空間441aは、ブラケット本体441の後面から前方に窪んだ空間として理解することができる。センサ設置空間441aは、複数のセンサを支持するための複数の支持リブ441bと、センサを締結部材で締結するためのセンサ締結部分441cと、を含んでもよい。
【0401】
支持リブ441bは、複数のセンサを支持し、複数のセンサの設置位置を分割することができる。締結部材は、センサ締結部分441cに結合され、複数のセンサは、結合部材を介してセンサブラケット440に結合することができる。
【0402】
このような構成により、複数のセンサをセンサ設置空間441aに安定して固定することができる。センサ設置空間441aに設置されたセンサは、ハウジングカバー430の後側に結合された後部パネル107によって遮蔽されてもよい。
【0403】
ブラケット支持体443、445は、ハウジングカバー430上のブラケット本体441を支持してもよい。例えば、ブラケット支持体443、445は、ブラケット本体441の上部部分をガイドプレート432、433、434の外面に接続するための第1の支持体443と、ガイドプレート432、433、434の外面に接続された第2の支持体445と、を含む。
【0404】
例えば、第1の支持体443は、第3のガイド434および延長プレート436の少なくとも一方に接続され、第2の支持体445は、第1のガイド432に接続される。
【0405】
さらに、センサブラケット440とガイドプレート432、433、434との間に貫通孔446が形成されてもよい。貫通孔446には、複数のセンサに電気的に接続されたワイヤ(電線)が貫通するように配置されてもよい。
【0406】
一方、センサブラケット440の後面、具体的には第1の支持体443の後面には、後述するセンサ充電装置が取り付けられてもよい。そのために、第1の支持体443の後面には、センサ充電装置を締結部材で締結するための充電装置締結部分443aが設けられている。
【0407】
図25は、本発明の一実施形態によるハウジングカバーに取り付けられたセンサを示す図であり、図26は、本発明の一実施形態によるダストセンサの構成を示す図であり、図27は、本発明の一実施形態による後部パネルを示す正面斜視図であり、図28は、本発明の一実施形態による後部パネルの後方斜視図であり、図29は、本発明の一実施形態による後部パネルの上面部分から排出グリルを取り外した状態を示す図である。
【0408】
図25図29を参照すると、加湿空気清浄機10は、ハウジングカバー430に取り付けられた複数のセンサ500、550、560をさらに含む。複数のセンサ500、550、560は、室内空気に含まれる異物により室内空間の環境情報を取得するための構成として理解することができる。
【0409】
複数のセンサ500、550、560は、室内空気に含まれるダストの量を検出するダストセンサ500を含んでもよい。ダストセンサ500は、ハウジングカバー430の側面に取り付けられてもよい。
【0410】
詳細には、ダストセンサ500は、センサブラケット440の後面に設けられたセンサ設置空間441aに取り付けられ、ハウジングカバー430の後側に結合された後部パネル107を通じて室内空気に含まれるダストの量を検出することができる。このとき、後部パネル107は、ダストセンサ500が外部に露出しないようにダストセンサ500を覆っている。
【0411】
より具体的には、ダストセンサ500は、空気中のダストの量を実質的に検出する構成要素を有する本体510を含む。
【0412】
本体510は、端子部分515と、センサ基板511に結合され、内部にヒータ517および光送受信部分518、519を有するセンサケース512を有するセンサ基板511を含んでもよい。
【0413】
端子部分515は、電線または電線が接続される所定のコネクタが接続可能である構成として理解することができる。
【0414】
センサ基板511は、端子部分515およびセンサケース512が取り付けられる空間を有する。センサ基板511は、実質的に長方形のプレート状に形成され、センサ設置空間441aに着座され得る。
【0415】
センサケース512には、ダストの量を検出できる空気の流路、すなわちセンサ流路512aが含まれてもよい。
【0416】
さらに、センサケース512は、後述するセンサ結合部分520から吸い込まれた空気が流入するセンサ吸気口513をさらに含む。センサ吸気口513は、センサケース512の下に配置され、センサケース512の後面を通過するように構成されてもよい。
【0417】
ヒータ517は、センサ吸気口513の片側に配置されてもよい。ヒータ517は、センサ吸気口513の周囲空気温度を上昇させるように機能する。ヒータ517が駆動されると、センサ吸気口513の周囲の空気の温度が上昇してその密度が低下し、それに応じてその圧力が低下する。
【0418】
さらに、センサ流路512aには、空気を排出するためのセンサ排出部分514が形成されてもよい。センサ排出部分514は、センサケース512の後面を貫通するように構成されてもよい。言い換えると、センサ排出部分514は、センサ吸気部分513の上方に配置されている。
【0419】
さらに、光送信部分518および光受信部分519は、センサ流路512aの両側に配置されてもよい。光送信部分518および光受信部分519は、センサ流路512aの片側に配置され、光を放出する光送信部分518を含む。例えば、光送信部分518は、発光ダイオード(LED)を含んでもよい。
【0420】
さらに、光送受信部分518、519は、センサ流路512aの反対側に配置されており、光送信部分518から発せられた光E1がセンサ流路512aを流れる空気P1に作用すると、空気に含まれるダストによって散乱された光E2の感度を測定するための光受信部分519が含まれる。例えば、光受信部分519は、フォトダイオード検出器を含んでもよい。空気に含まれるダストの量が多いほど、光受信部分519が受信する光の感度が低くなり、出力電圧値が高くなる。言い換えると、光の感度と出力電圧値は反比例し得る。
【0421】
さらに、センサケース512は、ダストセンサ500をクリーニングするためにユーザがアクセス可能なクリーニング孔516を含む。クリーニング孔516は、センサケース512の背面の少なくとも一部を開口することにより形成される。センサ結合部分520の貫通孔521は、クリーニング孔516の後方に配置され、貫通孔521の後部は、後述するセンサカバー530によって覆われてもよい。言い換えると、クリーニング孔516と貫通孔521とは互いに連通するように構成される。
【0422】
さらに、ダストセンサ500は、センサ本体510に結合されたセンサ結合部分520をさらに含む。センサ結合部分520は、外部の室内空気をセンサ吸気口513に導くための流路として機能してもよい。
【0423】
本実施形態では、センサ結合部分520は、後部パネル107の内面に取り付けられている。後部パネル107がハウジングカバー430の後側に結合されると、センサ結合部分520は、センサ本体510に結合または接続され得る。このとき、センサ結合部分520の貫通孔521は、センサ吸気口513およびクリーニング孔516と連通することができる。
【0424】
貫通孔521は、センサ結合部分520の前面および後面を貫通するように構成されてもよい。したがって、貫通孔521の後部から導入された室内空気は、貫通孔521を通過した後に、センサ吸気部分513に導かれ得る。貫通孔521は、センサ本体510にアクセスするためのセンサアクセス孔として理解することができる。
【0425】
さらに、貫通孔521の後部部分は、センサカバー530により覆われてもよい。このために、センサ結合部分520の後面にフック結合部分(図示せず)が形成されてもよく、これにセンサカバー530を着脱することができる。フック結合部分は結合溝を含む。したがって、センサカバー530のフック(図示せず)をフック結合部分の結合溝に引っ掛けることができる。
【0426】
さらに、ダストセンサ500は、センサ結合部分520の後部に結合されたセンサカバー530をさらに含む。センサカバー530は、ダストセンサ500内に空気を吸い込み、ダストセンサ500内の空気を外部に排出するグリル部分531を含む。
【0427】
グリル部分531は、センサカバー530の背面を貫通するように構成されている。グリル部分531は、センサ結合部分520に形成された貫通孔521と連通するように構成されている。
【0428】
これにより、グリル部分531に吸い込まれた室内空気は、センサ結合部分520の貫通孔521を通過し、次にセンサケース512のセンサ吸気口513に吸い込まれる。センサケース512のセンサ排出部分514に排出された空気は、センサ結合部分520の貫通孔521を通過することができ、グリル部分531を通って外部に排出され得る。
【0429】
さらに、センサカバー530は、センサ結合部分520に形成されたフック結合部分に結合されたフック(図示せず)をさらに含む。フックは、フック結合部分に挿入された係合部分(図示せず)と、ユーザが握ることができるグリップ部分(図示せず)と、を含んでもよい。例えば、グリップ部分は、係合部分から上方に延在してもよい。
【0430】
この構成によれば、ユーザがセンサカバー530をセンサ結合部分520から分離する際に、貫通孔521を通してクリーニング孔516を外部に露出させることができる。ユーザは、貫通孔521およびクリーニング孔516を介してセンサ本体510にアクセスして、ダストセンサ500をクリーニングすることができる。
【0431】
言い換えると、ユーザは、センサ結合部分520を分離したり、後部パネル107を分離したりすることなく、センサカバー530のみを分離してクリーニング孔516にアクセスすることができるので、センサ本体510の内部に堆積したダストなどを容易にクリーニングすることができる。
【0432】
さらに、複数のセンサ500、550、560は、室内空気に含まれる汚染物質の濃度を検出するガスセンサ550をさらに含んでもよい。ガスセンサ550は、ハウジングカバー430の側面に取り付けられている。例えば、ガスセンサ550は、ダストセンサ500の側面に配置されてもよい。
【0433】
詳細には、ガスセンサ550は、センサブラケット440の後面に設けられたセンサ設置空間441aに設置され、室内空気に含まれる汚染物質の濃度を、ハウジングカバー430の後側に結合された後部パネル107を通して検出することができる。このとき、後部パネル107は、ガスセンサ550が外部に露出しないように、ガスセンサ550を覆っている。
【0434】
ガスセンサ550は、空気中の汚染物質の濃度を検出するためのセンサ部分551と、センサ部分551が取り付けられるセンサ基板552と、を含んでもよい。
【0435】
センサ基板552は、センサ部分551が取り付けられる空間を提供する。センサ基板552は、実質的に長方形のプレート状に形成され、センサ設置空間441aに着座され得る。
【0436】
さらに、複数のセンサ500、550、560は、室内空気の湿度を検出する湿度センサ560をさらに含んでもよい。湿度センサ560は、ハウジングカバー430の側面に取り付けられている。例えば、湿度センサ560は、ガスセンサ550の下方に配置されてもよい。
【0437】
湿度センサ560は、センサブラケット440の後面に設けられたセンサ設置空間441aに設置され、ハウジングカバー430の後側に結合された後部パネル107を通して室内空気の湿度を検出することができる。このとき、後部パネル107は、湿度センサ560が外部に露出しないように湿度センサ560を覆っている。
【0438】
湿度センサ560は、空気中の水分を検出するためのセンサ部分561と、センサ部分561が取り付けられるセンサ基板562と、を含む。
【0439】
センサ基板562は、センサ部分561が取り付けられる空間を提供する。センサ基板562は、実質的に長方形のプレート状に形成され、センサ設置空間441aに着座され得る。
【0440】
上述したように、ダストセンサ500、ガスセンサ550、湿度センサ560は、ハウジングカバー430内の空気の流れがよくない空間、すなわち、ハウジングカバーの外面に密に配置されている。したがって、複数のセンサを設置する設置空間を確保することができ、複数のセンサを一箇所に集中して配置することができるので、センサを容易に管理することができる。
【0441】
さらに、貫通孔446は、センサ500、550、560が設置されるセンサブラケット440とガイドプレート432、433、434との間に配置される。
【0442】
言い換えると、複数のセンサは、貫通孔446によって第2の排出流路430b(図14参照)から離間しているため、第2の排出流路430b内の空気の流れが複数のセンサに影響を及ぼすことを防止することができる。したがって、複数のセンサの検出感度を向上させることができる。
【0443】
さらに、複数のセンサ500、550、560が後部パネル107に覆われ、外部に露出しないため、製品の外観をきれいにすることができる。後部パネル107を分離すると、複数のセンサ500、550、560が外部に露出する可能性があるため、センサ500、550、560の一部に故障が発生した場合に、故障したセンサを交換または修理するために後部パネル107のみを分離できるため、センサのメンテナンスと管理を簡素化することができる。
【0444】
一方、加湿空気清浄機10は、ハウジングカバー430に取り付けられたセンサ充電装置800をさらに含む。センサ充電装置800は、ダストセンサ500、ガスセンサ550、および湿度センサ560の少なくとも1つまたはすべてに電力を供給するための装置として理解することができる。
【0445】
詳細には、センサ充電装置800は、充電のための複数の構成要素、すなわち、その中に埋め込まれた充電モジュールを有する充電装置ケース810を含む。
【0446】
充電装置ケース810は、実質的に六面体形状を有しており、センサブラケット440の後面に取り付けられている。具体的には、充電装置ケース810は、センサブラケット440を支持する第1の支持体443の後面に取り付けられる。
【0447】
このとき、充電装置ケース810は、センサブラケット440に取り付けられた複数のセンサ500、550、560よりもハウジングカバー430の後方にさらに突出してもよい。
【0448】
言い換えると、充電装置ケース810が取り付けられる面は、複数のセンサ500、550、560が取り付けられる面よりもさらに後方に突出してもよい。充電装置ケース810は、後部パネル107を介して外部に露出してもよい。
【0449】
さらに、充電装置ケース810は、外部充電プラグが挿入されるプラグ挿入ポート812をさらに含む。プラグ挿入ポート812は、外部電源部分(図示せず)に接続されたプラグが充電装置ケース810に電気的に接続される部分として理解することができる。
【0450】
例えば、プラグ挿入ポート812は、充電装置ケース810の上面部分に形成されてもよい。言い換えると、プラグ挿入ポート812は、充電装置ケース810の上面部分から下方に窪むように形成されてもよい。
【0451】
さらに、充電装置ケース810は、充電装置ケース810をセンサブラケット440に固定するための接続部分814をさらに含んでもよい。例えば、接続部分814は、充電装置ケース810の両側からそれぞれ延在してもよい。接続部分814は、第1の支持体443に設けられた充電装置締結部分443a(図24参照)に締結部材により締結されてもよい。
【0452】
さらに、センサ充電装置800は、充電装置ケース810に結合された充電装置カバー820をさらに含む。例えば、充電装置カバー820は、前面部分が開放された六面体形状を有してもよい。
【0453】
充電装置カバー820は、充電装置ケース810が後部パネル107を介して外部に露出することを防止するように機能する。このために、充電装置カバー820は、充電装置ケース810が露出される後部パネル107の領域に配置されてもよい。言い換えると、充電装置カバー820は、後部パネル107に形成された開口部分107aを後部パネル107の後面から遮蔽するように取り付けられてもよい。このとき、充電装置カバー820を着脱できるように、充電装置カバー820を後部パネル107の後面に取り付けてもよい。
【0454】
要約すると、充電装置ケース810は、後部パネル107の開口部分107aから外部に露出することができ、露出した充電装置ケース810は、充電装置カバー820によって選択的に覆われ得る。
【0455】
さらに、充電装置カバー820には、外部充電プラグが通るプラグ貫通孔821が形成されている。プラグ貫通孔821は、充電プラグを充電装置カバー820内に位置する充電装置ケース810に電気的に接続するための部分として理解することができる。
【0456】
例えば、プラグ貫通孔821は、充電装置カバー820の上面部分に設けられてもよい。プラグ貫通孔821は、充電装置カバーの一部を切断することにより、充電装置カバー820の上面部分に形成されてもよい。充電装置ケース810のプラグ挿入ポート812は、プラグ貫通孔821を通して露出され得る。言い換えると、プラグ貫通孔821とプラグ挿入ポート812とは、互いに面して連通するように配置することができる。
【0457】
したがって、ユーザは、プラグ貫通孔821を通してプラグ挿入ポート812にプラグを挿入することにより、センサ充電装置800に電力を供給することができる。次いで、センサ充電装置800は、プラグを介して供給される電力を、ダストセンサ500、ガスセンサ550、および湿度センサ560の少なくとも1つまたはすべてに供給することができる。
【0458】
さらに、プラグ貫通孔821には、ダストや水分などの異物がプラグ貫通孔821に侵入することを防止するための異物防止部分(図示せず)が設けられてもよい。例えば、異物防止部分は、ゴムなどの弾性材料で形成され、プラグ貫通孔821の内部に設けられてもよい。異物防止部分は、プラグ貫通孔821を選択的に開閉するように構成されてもよい。このような構成により、ユーザは、充電装置カバー820を介してセンサ充電装置800に容易にアクセスすることができる。したがって、複数のセンサの充電を容易かつ容易に行うことができる。
【0459】
一方、後部パネル107は、ハウジングカバー430の後側を覆うことができる。言い換えると、後部パネル107は、加湿空気清浄機10の最後部側に位置してもよい。
【0460】
詳細には、後部パネル107は、ハウジングカバー430の後側に配置されたプレート部分を含んでもよい。
【0461】
プレート部分は、長方形のプレート形状を有してもよい。プレート部分は、複数のセンサ500、550、560、またはセンサ充電装置800などを覆うために、ハウジングカバー430の後側に結合されてもよい。
【0462】
プレート部分には、センサ充電装置800が貫通する開口部分107aが設けられてもよい。開口部分107aは、センサ充電装置800の形状に対応する形状に形成されてもよい。
【0463】
後部パネル107がハウジングカバー430に結合されると、センサ充電装置800の少なくとも一部は、開口部分107aによって外部に露出されてもよい。
【0464】
さらに、露出したセンサ充電装置800は、充電装置カバー820によって遮蔽されてもよい。
【0465】
後部パネル107は、締結部材によってハウジングカバー430の後側に締結されるパネル締結部分107bをさらに含んでもよい。パネル締結部分107bは、締結部材によってハウジングカバー430の締結部分438aに締結されることにより、ハウジングカバー430に固定されてもよい。パネル締結部分107bは、プレート部分の前面に形成されてもよい。
【0466】
後部パネル107には、本体フレーム110に挿入されるように前方に突出する挿入部分107cと、挿入部分107cを固定または支持するための支持リブ107dと、下端部分に溝として形成されたサービス溝107eと、がさらに設けられている。
【0467】
挿入部分107cは、後部パネル107の下端部の両側にそれぞれ設けられてもよい。挿入部分107cは前方に突出し、本体フレーム110の下端部に挿入されてもよい。したがって、後部パネル107は、本体フレーム110の後部に結合することができる。
【0468】
支持リブ107dは、挿入部分107cを固定して支持するために、後部パネル107から前方に延在してもよい。
【0469】
さらに、支持リブ107dは、ハウジングカバー430に結合された結合ブラケットとして機能してもよい。この場合、プレート部分の上部部分および下部部分に結合ブラケットを設けてもよい。
【0470】
サービス溝107eは、加湿空気清浄機10の移動を容易にするために、後部パネル107の下端部分から上方に窪んでいてもよい。
【0471】
さらに、後部パネル107には、フィルタ処理され加湿された空気が排出される排出部分109と、排出部分109の側面に位置し、空気が排出されない非排出部分109Aと、が設けられている。
【0472】
具体的には、後部パネル107の上部部分が┐形状に屈曲されてもよい。さらに、後部パネル107の上部部分は前方に延在してもよい。言い換えると、後部パネル107の上面が形成されてもよい。
【0473】
後部パネル107の上面には、垂直方向に貫通するように形成された開口部分109、109Aが形成されてもよい。
【0474】
開口部分109、109Aは、排出部分109と非排出部分109Aとを含んでもよい。
【0475】
排出部分109は、ハウジングカバー430(図16参照)の第2の排出流路430bと垂直方向に面することができ、非排出部分109Aは、延長プレート436と垂直方向に面することができる。
【0476】
開口部分109、109Aの第2のガイド433と第3のガイド434との間の垂直方向の空間が、排出部分109として形成されてもよい。言い換えると、開口部分109、109Aの第2の排出流路430bに面する部分が排出部分109であり、延長プレート436に面する部分が非排出部分109Aを形成することができる。
【0477】
排出部分109の面積は、非排出部分109Aの面積よりも大きくてもよい。
【0478】
排出部分109は、第2の排出流路430bと排出ポートとが互いに連通するように形成されてもよい。
【0479】
排出部分109は、ハウジングアセンブリ400を通過して外部に排出される空気をガイドすることができる。
【0480】
言い換えると、後部パネル107がハウジングカバー430の後側に結合されると、排出部分109はハウジングカバー430の上端部に位置することができる。言い換えると、排出部分109は、第2の排出流路430bの上側に位置している。
【0481】
後部パネル107は、排出部分109を通過する空気の排出方向をガイドする排出グリル170をさらに含んでもよい。
【0482】
排出グリル170は、開口部分109、109Aを上方から覆ってもよい。言い換えると、排出グリル170は、ハウジングカバー430の開口端部分431aおよび延長プレート436を覆ってもよい。
【0483】
詳細には、排出グリル170の一部は排出部分109を覆うことができ、他の部分は非排出部分109Aを覆うことができる。言い換えると、排出グリル170の一部は、第2の排出流路430bと垂直方向に面することができ、他の部分は、延長プレート436と垂直方向に面することができる。
【0484】
後部パネル107は、排出グリル170が設置されるグリル設置溝107fをさらに含んでもよい。グリル設置溝107fは、後部パネル107の上面から下方に窪むように形成されてもよい。排出グリル170は、グリル設置溝107fに着座されてもよい。
【0485】
グリル設置溝107fは、グリルガイド175の上端部が上部パネル105の上端部と同じ高さに位置するように下方に窪んでいてもよい。言い換えると、グリル設置溝107fに設置された排出グリル170の上端部は、上部パネル105の上端部と水平面を形成してもよい。
【0486】
グリル設置溝107fは、後部パネル107の上面の開口部に沿って形成された溝として画定されてもよい。
【0487】
グリル設置溝107fは、後部パネル107の上面と段差を形成してもよい。グリル設置溝107fは、開口部分109、109Aの縁部に位置してもよい。例えば、排出グリル170は、グリル設置溝107fに着座されてもよい。
【0488】
図30は、本発明の一実施形態による後部パネルの一部の拡大図である。
【0489】
排出グリル170は、グリル設置溝107fに沿って着座する外側フレームと、排出部分109を通過する空気の流れ方向をガイドするためのグリルガイド175と、を含んでもよい。
【0490】
言い換えると、グリルガイド175は、排出部分109の上方に位置してもよい。グリルガイド175は、後部パネル107の上面の長辺方向に延在するフレームとして形成されてもよい。
【0491】
グリルガイド175は、複数のグリルガイド175が所定の間隔で互いに離間されるように、外側フレームによって形成された内部空間に配置されてもよい。例えば、グリルガイド175は、前後方向に沿って互いに離間してもよい。
【0492】
したがって、排出部分109と外部とは、複数のグリルガイド175を通して連通することができる。その結果、排出部分109に排出された空気は、複数のグリルガイド175の間を流れ、グリルガイド175の延在方向に沿って排出されてもよい。
【0493】
言い換えると、グリルガイド175は、排出される空気の流れ方向をガイドすることができる。
【0494】
グリルガイド175は、後部パネル107の上面から所定の角度θAだけ上方に傾斜するように延在してもよい。言い換えると、グリルガイド175は、前方に傾斜するように形成されてもよい。
【0495】
言い換えると、グリルガイド175は、仮想垂直線に対して一定の角度を維持することができる。
【0496】
グリルガイド175は、外側フレームから上方に延在してもよい。さらに、グリルガイド175は、上端部に向かって前方に傾斜するように延在してもよい。
【0497】
具体的には、グリルガイド175は、垂直基準線D(図14参照)に平行な仮想垂直線である延長基準線DHと、グリル設置溝107fの側端部分に位置する延長開始点OHと、を定義してもよい。
【0498】
延長基準線DHおよび延長開始点OHは、グリルガイド175の下端部で交わるように位置してもよい。
【0499】
言い換えると、グリルガイド175は、延長基準線DHおよび延長開始点OHに対して、グリルガイド175の前方に向かって所定の角度θAだけ上方に傾斜するように延在することができる。
【0500】
ここで、グリル設置溝107fの側端部分に沿って引かれた水平線は地面と平行であってもよい。
【0501】
言い換えると、グリルガイド175は、上部パネル105に向かって上向きに傾斜するように延在してもよい。
【0502】
言い換えると、排出部分109を通過する空気が前方に導かれるように、排出グリル170の上端部がドアアセンブリ200に向かって傾斜するように排出グリル170が延在してもよい。
【0503】
したがって、後部パネル107が室内壁面に密着するように加湿空気清浄機10を配置すると、排出部分109を通過した排出空気を壁面方向とは反対の部屋の方向に排出することができる。
【0504】
図31Aおよび図31Bは、本発明の一実施形態による、排出グリルのグリルガイドの傾斜による排出空気流を比較する実験を示すグラフである。
【0505】
詳細には、図31Aは、グリルガイド175が延長基準線DHに沿って垂直方向に延在する場合に、排出部分109を通過する排出空気の流れ分布を示す実験グラフである。図31Bは、グリルガイド175が延長基準線DHから所定の角度θAだけ傾いて延長された場合に、排出部分109を通過する排出空気の流れ分布を示す実験グラフである。
【0506】
本実施形態による加湿空気清浄機は、本棚やテーブルなどの家具を併用するための家庭用加湿空気清浄機であるため、一般的に室内空間に配置される家具と同様に壁面近くに配置することができる。
【0507】
図31Aを参照すると、後部パネル107が壁面Wに面するように配置された加湿空気清浄機10の排出部分109から排出された空気は、壁面Wに直接に広く当接する空気流を形成することが確認できる。
【0508】
図31Bを参照すると、前方に傾斜したグリルガイド175により排出部分109から排出された空気は、壁面Wとは反対側の室内空間に排出されるため、壁面Wに直接当接する空気流を最小化できることが確認できる。
【0509】
言い換えると、前方に向かって傾斜して延在する排出グリル170により加湿空気清浄機10から排出される空気の流れは、室内壁面から遠ざかるように導くことができる。
【0510】
したがって、壁紙に接触する水分を有する排出空気が原因で発生する可能性のある変色、損傷、カビなどを防止できるという利点がある。言い換えると、壁紙の汚染を防ぐことができるので、室内の環境をきれいに保つことができる。
【0511】
図32は、本発明の一実施形態による加湿空気清浄機内の空気の流れを示す断面図である。
【0512】
図32を参照して、本発明の実施形態による加湿空気清浄機10内の空気の流れについて説明する。
【0513】
まず、送風ファン480が駆動すると、加湿空気清浄機10の外部の空気を凹部部分30を介して吸気口225に吸い込むことができる。吸気口225から吸い込まれた空気は、上方に流れて引き出し220に流れ込む。
【0514】
さらに、空気はエアフィルタアセンブリ280を通過する。エアフィルタアセンブリ280は、エアフィルタ台座部分226に着座した状態で前方に傾斜しているため、エアフィルタアセンブリ280のフィルタ面を均一に通過することができる。
【0515】
エアフィルタアセンブリ280でフィルタ処理された空気は後方に流れ、加湿フィルタアセンブリ300を通過することができる。空気は、加湿フィルタアセンブリ300を通過する間に加湿され、加湿された空気は、送風ファン480を通過することができる。
【0516】
したがって、エアフィルタアセンブリ280、水槽260、および加湿フィルタアセンブリ300は、引き出し220の前部分から順次後方に配置されるので、空気を容易にフィルタ処理して加湿することができる。
【0517】
空気は、送風ファン480の軸方向に吸い込まれ、半径方向に排出され得る。送風ファン480を通過した空気は上方に流れ、排出部分109を通って外部に排出され得る。
【0518】
言い換えると、空気は、加湿空気清浄機10の前下部部分に吸い込まれ、後上部部分に排出されるため、流動抵抗が低減され、送風性能を向上させることができる。
【0519】
ハウジングアセンブリ400を通過する空気の内部流路を参照すると、送風ファン480の軸方向に流れて排出部分109に向かって上方に排出される内部流路を形成することができる。
【0520】
以下、内部流路について詳細に説明する。送風ファン480の回転軸の方向から導入された空気は、送風ファン480の半径方向に排出され、ファンハウジング410およびハウジングカバー430のガイドによりスクロール形状の流路に沿って排出部分109に向かって流れることができる。
【0521】
図33は、本発明の一実施形態による加湿空気清浄機の一部を示す概略図であり、図34は、本発明の一実施形態による加湿空気清浄機内の空気の流れを示す概略図である。
【0522】
図33および図34を参照すると、本発明の実施形態による加湿空気清浄機10は、エアフィルタ285、加湿フィルタ330、および送風ファン480が、互いに離間して一列に配置されることを特徴とする。
【0523】
具体的には、加湿空気清浄機10の前部分にエアフィルタ285が配置され、加湿空気清浄機10の後部分に送風ファン480が配置されている。加湿フィルタ330は、エアフィルタ285と送風ファン480との間の空間に配置されている。
【0524】
本発明で、加湿フィルタ330がエアフィルタ285と送風ファン480との間の空間に配置される理由は、空気の加湿を促進するためである。
【0525】
言い換えると、加湿フィルタ330は、エアフィルタ285の下流側に配置され、送風ファン480の上流側に配置されているため、エアフィルタ285を通過した空気を水分を含んだ状態で送風ファン480によって外部に迅速に排出することができる。
【0526】
本発明とは異なり、加湿フィルタ330が送風ファン480の下流側に位置する場合には、エアフィルタ285および送風ファン480を連続的に通過した空気の流量は、加湿フィルタ330を通過した後に比較的遅くなり得る。流量が遅くなると、空気が外部に排出されるまでに時間がかかり、その結果、空気中の水分が蒸発する時間が長くなる可能性がある。
【0527】
さらに、エアフィルタ285は、加湿フィルタ330に面するように配置され、加湿フィルタ330は、送風ファン480に面するように配置されてもよい。このとき、エアフィルタ285と加湿フィルタ330との間隔L1は、加湿フィルタ330と送風ファン480との間隔L2よりも大きくてもよい。
【0528】
エアフィルタ285と加湿フィルタ330との間隔L1は、前後方向のエアフィルタ285と加湿フィルタ330とのそれぞれ任意の点の間隔を意味してもよい。さらに、加湿フィルタ330と送風ファン480との間隔L2は、前後方向の加湿フィルタ330と送風ファン480とのそれぞれ任意の点の間隔を意味してもよい。
【0529】
言い換えると、加湿フィルタ330をエアフィルタ285よりも送風ファン480の近くに配置することにより、水分を含む空気が送風ファン480により迅速に外部に排出される。
【0530】
さらに、エアフィルタ285、加湿フィルタ330、および送風ファン480は、送風ファン480のファンモータ483(図32参照)の軸方向に沿って順に配置することができる。
【0531】
詳細には、エアフィルタ285、加湿フィルタ330、および送風ファン480は、室内空気がフィルタ処理および加湿のために本質的に通過する構成として実質的に理解される。したがって、エアフィルタ285、加湿フィルタ330、および送風ファン480を一列に配置すれば、空気流方向を真っ直ぐにすることができる。
【0532】
言い換えると、加湿空気清浄機10に吸い込まれた空気は、直進し、エアフィルタ285、加湿フィルタ330、および送風ファン480を迅速に通過することができる。したがって、加湿空気清浄機10に吸い込まれた空気は、後方に流れながらエアフィルタ285、加湿フィルタ330、送風ファン480を順に通過することができるため、空気のフィルタ処理および加湿効果を向上させることができる。
【0533】
一方、ドア下面部分224からエアフィルタ285の上端部までの高さH1は、ドア下面部分224から加湿フィルタ330の上端部までの高さH2よりも高くなるように形成することができる。言い換えると、エアフィルタ285の全高を増大させることにより、空気のフィルタ処理性能を改善することができる。
【0534】
一方、加湿フィルタ330の全高がエアフィルタ285の高さより低くても、加湿フィルタ330は十分な加湿性能を発揮するため、加湿フィルタ330の高さをエアフィルタ285よりも低く構成することができる。
【0535】
さらに、ドア下面部分224から送風ファン480の上端部分までの高さH3が加湿フィルタ330の高さH2よりも低くなるように形成されることにより、加湿フィルタ330を通過した空気ができるだけ早く外側に排出される。
【0536】
さらに、ドア下面部分224からエアフィルタ285の下端部分までの高さT1は、ドア下面部分224から加湿フィルタ330の下端部までの高さT2よりも高くなるように形成することができる。この理由は、加湿フィルタ330の場合、水槽260に貯蔵された水に十分に浸漬させなければならないからである。
【0537】
ドア下面部分224から送風ファン480の下端部分までの高さT3は、エアフィルタ285の下端部分の高さT1よりも高くなるように形成されてもよい。この構成により、エアフィルタ285を通過した空気は、方向を変えることなく真っ直ぐに移動することができ、送風ファン480の吸気側に迅速に流入することができる。
【0538】
一方、空気流路の観点から、エアフィルタ285の吸気側に吸気流路S1を形成することができ、エアフィルタ285と加湿フィルタ330との間に第1の中間流路S2を形成することができ、加湿フィルタ330と送風ファン480との間に第2の中間流路S3を形成することができ、送風ファン480の排出側に対応するハウジングカバー430に排出流路S4を形成することができる。
【0539】
吸気流路S1は、エアフィルタ285の吸気流路として理解され、垂直方向に延在することができる。吸気流路S1の前後方向の幅は、垂直方向に対して互いに異なるように形成されてもよい。例えば、吸気流路S1の下側の幅は、吸気流路S1の上側の幅よりも大きくなるように形成されてもよい。この流路幅の違いは、エアフィルタ285の上部部分が前方に傾斜するように配置されている構成に起因し得る。
【0540】
第1の中間流路S2は、水容器270の上方に形成されてもよい。第1の中間流路S2は、加湿フィルタ330の吸気流路として理解され、前後方向に延在してもよい。第1の中間流路S2の前後方向の長さは、吸気流路S1の前後方向の長さよりも長くなるように形成されてもよい。
【0541】
第2の中間流路S3は、送風ファン480の吸気流路として理解され、前後方向に延在してもよい。第2の中間流路S3を流れる空気は、送風ファン480の軸方向に流れてもよい。第2の中間流路S3の前後方向の長さは、第1の中間流路S2の前後方向の長さよりも短くなるように形成されてもよい。
【0542】
排出流路S4は、送風ファン480の排出流路として理解することができる。排気流路S4は、送風ファン480が設置される空間、すなわち、ファンハウジング410とハウジングカバー430とによって形成される空間に形成されてもよい。排出流路S4を流れた空気は、排出部分109を通って上方に排出することができる。排出流路S4は、上述した第1の排出流路430a(図14参照)および第2の排出流路430b(図14参照)を含んでもよい。
【0543】
したがって、エアフィルタアセンブリ280、水槽260、および加湿フィルタアセンブリ300は、引き出し220の前部分から順次後方に配置されるので、空気を容易にフィルタ処理して加湿することができる。
【0544】
図35は、本発明の別の実施形態によるハウジングカバーを示す正面図であり、図36は、図35に示すハウジングカバーのカットオフの拡大図であり、図37Aは、比較例として関連技術におけるハウジングカバーを示す斜視図であり、図37Bは、本発明の別の実施形態によるハウジングカバーを示す斜視図であり、図38Aは、比較例として関連技術におけるハウジングカバーのカットオフの概要を示す図であり、図38Bは、本発明の別の実施形態によるハウジングカバーのカットオフの概要を示す図である。
【0545】
詳細には、図35は、便宜上、センサブラケット440を省略した図である。
【0546】
以下に説明する他の実施形態は、ハウジングカバーの構成を除いて上記実施形態と同様であるため、重複する内容は省略し、相違点を主に説明する。
【0547】
第1のガイド432は、カットオフ部分435からの空気の流れ方向に送風ファン480から離れるように形成することができる。詳細には、第1のガイド432は、インペラ485の外周から円周方向に徐々に離れるスクロール形状を有してもよい。
【0548】
第1のガイド432は、基準角度点(k=0°または360°)と基準点Oを中心とするカットオフ部分435との間に形成されてもよい。ここで、基準角度点(k=0°または360°)は、第1のガイド432と第2のガイド433が交わる点を指してもよい。
【0549】
カットオフ部分435は、インペラ485の回転方向(例えば、時計回り)に約90°に配置されてもよい。インペラ485の回転中心は、k=90°の方向から見たときに、カットオフ部分435と重なるように配置されてもよい。
【0550】
第1のガイド432は、カットオフ部分435から基準角度点(k=0°または360°)までの全体にわたってまたはその一部にわたって、インペラ485の回転中心軸に直交する方向に丸みを帯びるように形成されてもよい。
【0551】
インペラ485の回転方向に沿ってカットオフ部分435から基準角度点(k=0°または360°)に近づくほど、第1のガイド432の曲率は小さくなり、曲率半径は大きくなる。
【0552】
第1のガイド432の内面とインペラ485の外面との間には、インペラ485により半径方向に排出された空気が流れる第1の排出流路430aが形成されてもよい。
【0553】
第1の排出流路430aの流れ断面積は、インペラ485の回転方向に沿って徐々に増加してもよい。言い換えると、第1のガイド432の内面とインペラ485の外面との間の距離は、インペラ485の回転方向に沿って徐々に大きくすることができる。
【0554】
ここで、インペラ485の外面は、半径方向においてインペラ485の中心から最も遠い距離に位置する円周面として理解することができる。したがって、インペラ485の外面は、送風ファン480の外周または送風ファン480の外端部分と呼ばれる場合がある。
【0555】
第1のガイド432の内面とインペラ485の外面との間の距離は、排出流路の内幅と呼ばれる場合がある。
【0556】
カットオフ部分435とk=180°の点との間の排出流路内幅cf1は、k=180°の点とk=270°の点との間の排出流路内幅cf2よりも狭くなるように形成することができる。
【0557】
第3のガイド434は、第1のガイド432の一方の側に設けられたカットオフ部分435から延在することができ、第2のガイド433は、第1のガイド432の他方の側から延在することができる。
【0558】
詳細には、第3のガイド434および第2のガイド433は、インペラ485から離れる方向、例えば、実質的に上向きに延在してもよい。
【0559】
第3のガイド434と第2のガイド433との間には第2の排出流路430bが形成されてもよく、第2の排出流路430bは第1の排出流路430aに接続される。
【0560】
第3のガイド434および第2のガイド433は、空気の流れ方向に沿って互いに離れるように移動するように構成されてもよい。したがって、第2の排出流路430bの流れ断面積は、空気の流れ方向に徐々に増加してもよい。
【0561】
カットオフ部分435は、第1のガイド432と第3のガイド434との間に位置してもよく、第2の排出流路430bに向かって突出するように形成されてもよい。
【0562】
カットオフ部分435は、隙間を形成するためにインペラ485の外面から離間してもよい。
【0563】
一方、隙間が大きすぎる場合には、第1の排出流路430aから排出流路433bに流れる空気の一部が再び隙間に吸い込まれる可能性がある。再取り込みは、逆流現象として定義される。逆流が発生すると、送風ファン480の性能が低下する可能性がある。
【0564】
逆に、隙間が小さすぎると、カットオフ部分435の端部部分に流れ圧力が集中する可能性がある。したがって、流れノイズが比較的大きくなる可能性がある。したがって、隙間は適切に調整する必要がある。
【0565】
例えば、カットオフ部分435とインペラ485の外面との間の最小距離gは、インペラ485の直径Gの8%以上10%以下であることが好ましい。
【0566】
言い換えると、第1の接続部分702と後述するインペラ485の外周との間の最小距離gは、インペラ485の直径Gの8%以上10%以下であることが好ましい。第1の接続部分702の外周とインペラ485との間の最小距離gは、カットオフギャップと呼ばれる場合がある。
【0567】
一方、図37Aおよび図38Aを参照すると、従来のハウジングカバーのカットオフ部分435’は、長手方向(以下、第1の方向)に丸くなるように形成されてもよいし、丸く形成されずに幅方向(以下、第2の方向)に平坦になるように形成されてもよい。
【0568】
言い換えると、従来のカットオフ部分435’は、第1の方向に対して所定の曲率を有するが、第2の方向に対してはその曲率はゼロである。
【0569】
ここで、第1の方向は、第1のガイド432と第3のガイド434とを互いに結合する方向を意味してもよい。第2の方向は、カットオフ部分435の前端部と後端部とを結ぶ方向として定義されてもよい。
【0570】
一方、図37Bおよび図38Bを参照すると、本発明の実施形態によるハウジングカバー430のカットオフ部分435は、第1の方向に対して丸く形成されるだけでなく、カットオフ部分435の少なくとも一部が第2の方向に対して丸くなるように形成されてもよい。
【0571】
これにより、第1の排出流路430aから第2の排出流路430bに流れる空気の一部がカットオフ部分435の端部部分に衝突する際に発生するノイズを低減することができる。
【0572】
カットオフ部分435の構成についてより詳細に説明する。
【0573】
カットオフ部分435は、輪郭701を第1のガイド432に接続する第1の接続部分702と、輪郭701を第3のガイド434に接続する第2の接続部分703と、を含む。
【0574】
輪郭701は、カットオフ部分435の端部部分、より具体的には、カットオフ部分435の排出流路433bの方向に最も突出する部分の輪郭を意味することができる。
【0575】
カットオフ部分435の輪郭701の少なくとも一部は、第2の方向に対して少なくとも部分的に丸く形成されてもよい。
【0576】
図38Aを参照すると、関連技術におけるハウジングカバーのカットオフの輪郭701’は、第2の方向に対して直線形状を有する。一方、図38Bを参照すると、本発明の実施形態によるハウジングカバー430のカットオフ部分435の輪郭701は、輪郭701の少なくとも一部が第2の方向に対して所定の曲率を有するように形成されてもよい。
【0577】
カットオフ部分435の輪郭701に当たる空気の流量は、第2の方向の位置に応じて変化してもよい。言い換えると、カットオフ部分435の輪郭は、位置ごとに異なる流量分布を有してもよい。例えば、カバープレート431に隣接する点での空気の流量は、ファンハウジング410(図12参照)に隣接する点での空気の流量よりも遅くなってもよい。
【0578】
本実施形態によるハウジングカバー430のカットオフ部分435の輪郭701は、上述した位置による流量分布に対応するように形成されてもよい。
【0579】
詳細には、カットオフ部分435の輪郭701は、カバープレート431に斜めに接続された直線部分704と、直線部分704から延在することによりファンハウジング410に接続された丸み部分705と、を含んでもよい。
【0580】
直線部分704は、第2の方向に対して傾斜した方向に細長くてもよい。直線部分704の外端部とカバープレート431との間の角度α1は、鈍角であってもよい。
【0581】
一方、丸み部分705は、第2の方向に対して所定の曲率を有するように丸く形成されてもよい。丸み部分705は、ファンハウジング410に向かって凸状となるように形成されてもよい。
【0582】
丸み部分705の外端部とファンハウジング410とによって形成される角度α2は、鋭角であってもよい。ここで、角度α2は、ファンハウジング410に接続された丸み部分705の端部部分に対する接線tとファンハウジング410とによって形成される角度を意味してもよい。
【0583】
第2の方向における直線部分704の長さY3は、カバープレート431とファンハウジング410との間の距離Y1の半分であってもよい。
【0584】
さらに、第2の方向に対する丸み部分705の長さY2は、カバープレート431とファンハウジング410との間の距離Y1の半分であってもよい。
【0585】
このとき、カバープレート431とファンハウジング410との間の距離Y1は、第2の方向に対する輪郭701の長さY1を意味してもよい。
【0586】
詳細には、直線部分704と丸み部分705との間の境界を形成する点は、変曲点506と呼ぶことができる。さらに、第2の方向に対するカバープレート431と変曲点506との間の距離Y3は、カバープレート431とファンハウジング410との間の距離Y1の半分であってもよい。
【0587】
同様に、第2の方向に対するファンハウジング410と変曲点506との間の距離Y2は、カバープレート431とファンハウジング410との間の距離Y1の半分であってもよい。
【0588】
言い換えると、第2の方向に対するカバープレート431と変曲点506との間の距離Y3は、ファンハウジング410と変曲点506との間の距離Y2に等しくすることができる。
【0589】
一方、カットオフ部分435は、第1の方向に対して丸くなるように形成されてもよい。したがって、第3のガイド434は、第1のガイド432の一方の端部部分と反対方向に延在してもよい。
【0590】
カットオフ部分435は、第1の方向に対して輪郭701において最大曲率を有してもよい。
【0591】
詳細には、第1の方向に対する第1の接続部分702の曲率および第1の方向に対する第2の接続部分703の曲率は、それぞれ輪郭701に向かって大きくなり、最大曲率に収束してもよい。
【0592】
最大曲率は、インペラ485の直径Gの5%であることが好ましい。
【0593】
最大曲率は、輪郭701に沿って一定に保つことができる。言い換えると、直線部分704の第1の方向の曲率と丸み部分705の第1の方向の曲率は互いに等しくてもよい。
【0594】
一方、第1の接続部分702と第2の接続部分703は、各々3次元曲面を含んでもよい。ここで、3次元曲面とは、第1の方向および第2の方向に対して所定の曲率を有する曲面を意味する。したがって、3次元曲面は自由曲面と呼ばれる場合がある。
【0595】
以下では、実験グラフを参照して、上述したカットオフ部分435の構造によるノイズ低減効果を説明する。
【0596】
図39は、関連技術におけるハウジングカバーに取り付けられた送風ファンと、本発明の別の実施形態によるハウジングカバーに取り付けられた送風ファンと、の風量によるノイズの変化を示すグラフである。
【0597】
図39を参照すると、関連技術における送風ファンaから発生するノイズは、すべての気流について、本実施形態による送風ファンbよりも大きいことが確認できる。
【0598】
特に、関連技術の送風ファンaでは、風量が3.7CMMのときに34.3dBのノイズが測定され、本実施形態による送風ファンbでは、風量が3.7CMMのときに32.0dBのノイズが測定されたので、2.3dBのノイズ低減効果が確認できた。
【0599】
図40Aは、比較例として関連技術におけるハウジングカバーに取り付けられた送風ファンの動作周波数によるノイズの変化を示すグラフであり、図40Bは、本発明の別の実施形態によるハウジングカバーに取り付けられた送風ファンの動作周波数によるノイズの変化を示すグラフである。
【0600】
図40Aおよび図40Bを参照すると、関連技術の送風ファンで発生する特定周波数のノイズが、本実施形態による送風ファンでは低減されていることが確認できる。
【0601】
より具体的には、従来の送風ファンでは、500Hz~1000Hzの第1の周波数を有する20dBの第1のノイズピークP1が測定され、1500Hz~2000Hzの第2の周波数を有する0dBの第2のノイズピークP2が測定された。
【0602】
一方、本実施形態による送風ファンでは、第1の周波数を有する10dB未満の第3のノイズピークP3が測定され、第2の周波数を有する-10dB未満の第4のノイズピークP4が測定された。言い換えると、第1の周波数および第2の周波数のそれぞれにおけるノイズが著しく減少していることが確認できる。
【0603】
図41Aは、比較例として関連技術におけるハウジングカバーのカットオフの概要を示す図であり、図41B図41Dは、本発明の別の実施形態によるハウジングカバーの、変曲点の位置に応じたカットオフの概要を示す図であり、図42は、図41A図41Dに示す各ハウジングカバーに取り付けられた送風ファンの、風量によるノイズの変化を示すグラフである。
【0604】
図41Aに示すカットオフ435’の輪郭701’は、垂直線形状を有する。
【0605】
図41Bに示すカットオフ435の輪郭701は、その高さの20%で変曲点706を有してもよい。言い換えると、直線部分704の高さ(0.2×Y1)は、輪郭701の高さY1の0.2倍であってもよく、丸み部分705の高さ(0.8×Y1)は、輪郭701の高さY1の0.8倍であってもよい。
【0606】
図41Cに示すカットオフ435の輪郭701は、その高さの50%で変曲点706を有してもよい。言い換えると、直線部分704の高さ(0.5×Y1)および丸み部分705の高さ(0.5×Y1)は、それぞれ輪郭701の高さY1の0.5倍であってもよい。
【0607】
図41Dに示すカットオフ435の輪郭701は、その高さの80%で変曲点706を有してもよい。言い換えると、直線部分704の高さ(0.8×Y1)は、輪郭701の高さY1の0.8倍であってもよく、丸み部分705の高さ(0.2×Y1)は、輪郭701の高さY1の0.2倍であってもよい。
【0608】
図42を参照すると、本実施形態によるハウジングカバー430に取り付けられた送風ファンb、c、dは、関連技術のハウジングカバーに取り付けられた送風ファンaよりノイズが少ないことが確認できる。
【0609】
以下では、図41Bに示す輪郭701を有するハウジングカバーに取り付けられた送風ファンを第1の送風ファンbと呼び、図41Cに示す輪郭701を有するハウジングカバーに取り付けられた送風ファンを第2の送風ファンcと呼び、図41Dに示す輪郭701を有するハウジングカバーに取り付けられた送風ファンを第3の送風ファンdと呼ぶ。
【0610】
風量が5.3CMMの場合に基づいて、関連技術のハウジングカバーに取り付けられた送風ファンaで41.7dBのノイズが測定され、第1の送風ファンbで40.9dBのノイズが測定され、第2の送風ファンcで40.4dBのノイズが測定され、第3の送風ファンdで41.4dBのノイズが測定された。言い換えると、関連技術のハウジングカバーに取り付けられた送風ファンaと比較すると、第1の送風ファンbは0.8dB減少し、第2の送風ファンcは1.3dB減少し、第3の送風ファンdは0.3dB減少した。
【0611】
その結果、本実施形態によるハウジングカバー430に取り付けられた送風ファンb、c、dは、関連技術の送風ファンaと比較して、ノイズ低減効果を有しており、特に、変曲点706が輪郭(702)の高さの50%の点に位置する場合に、ノイズ低減効果が最も良くなり得る。
【0612】
実施形態のすべての要素が1つに結合されるか、または組み合わされた状態で動作されるとしても、本開示はそのような実施形態に限定されない。言い換えると、本発明の範囲を逸脱することなく、すべての要素を互いに選択的に組み合わせることができる。さらに、1つの要素がいくつかの要素を備える(または含むまたは有する)と記述されている場合には、それらの要素のみを備える(または含むまたは有する)ことができ、あるいは特定の制限がない場合にはそれらの要素だけでなく他の要素も備える(または含むまたは有する)ことができることを理解されたい。本明細書で特に明確に定義されていない限り、技術用語または科学用語を含むすべての用語には、当業者によって理解される意味が与えられるものとする。辞書で定義される用語と同様に、一般的に使用される用語は、技術的な文脈で使用される意味として解釈する必要があり、ここで特に明確に定義されない限り、理想的または過度に形式的な意味として解釈されない。
【0613】
いくつかの例示的な実施形態を参照して実施形態を説明したが、添付の特許請求の範囲で定義された本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく、形態および詳細の様々な変更を行うことができることを当業者は理解するであろう。したがって、好ましい実施形態は、限定の目的ではなく説明の意味でのみ考慮されるべきであり、本発明の技術的範囲は実施形態に限定されない。さらに、本発明の詳細な説明によってではなく、添付の特許請求の範囲によって定義され、範囲内のすべての相違は、本開示に含まれると解釈される。
【符号の説明】
【0614】
10 加湿空気清浄機
30 凹部部分
100 キャビネット
101 第1のベース
103 サイドパネル
105 上部パネル
107 後部パネル
107a 開口部分
107b パネル締結部分
107c 挿入部分
107d 支持リブ
107e サービス溝
107f グリル設置溝
109 排出部分
109A 非排出部分
110 本体フレーム
112 空間部分
116 照明ブラケット
120 反射プレート
122 照明PCB
124 照明ケース
130 上部ファン
170 排出グリル
175 グリルガイド
200 ドアアセンブリ
210 ドアパネル
220 引き出し
221 ドア前面部分
222 ドア側面部分
223 ドア後面部分
224 ドア下面部分
225 吸気口
225a フィルタガイド
225b フィルタ支持体
226 エアフィルタ台座部分
227 水槽台座部分
228 貫通孔
229a 第1の貯水部分
229b 第2の貯水部分
230 レールガイド
235 スライドレール
236 レールカバー
260 水槽
261 水容器支持部分
262 フロート収容部分
269 殺菌装置
270 水容器
275 底面部分
275a バルブ孔
276 フロート装置
280 エアフィルタアセンブリ
281 エアフィルタケース
285 エアフィルタ
300 加湿フィルタアセンブリ
310 加湿フィルタケース
315 シャフト支持体
330 加湿フィルタ
332 リフタ
335 中心シャフト
338 フィルタギヤ
353 駆動モータ
355 駆動ギヤ
400 ハウジングアセンブリ
410 ファンハウジング
411 ハウジングプレート
413 取付リブ
413a ファンモータ設置空間
415 ファン吸気口
417 制限リブ
430 ハウジングカバー
430a 第1の排出流路
430b 第2の排出流路
431 カバープレート
431a 開口端部分
432 ガイドプレート/第1のガイド
432a 後端部分
432b 前端部分
433 ガイドプレート/第2のガイド
433a 切断部分
433b 排出流路
434 ガイドプレート/第3のガイド
434a 後端部分
434b 前端部分
435 カットオフ部分
435’ カットオフ部分
435a 後端部接触点
435b 前端部接触点
436 延長プレート
436a 段付きリブ
438 結合ブラケット
438a 締結部分
440 センサブラケット
441 ブラケット本体
441a センサ設置空間
441b 支持リブ
441c センサ締結部分
443 ブラケット支持体/第1の支持体
443a 充電装置締結部分
445 ブラケット支持体/第2の支持体
446 貫通孔
450 電気ユニット
451 電気プレート
453 電気部品
455 電気カバー
480 送風ファン
481 ロック部分
482 モータカバー
483 ファンモータ
485 インペラ
486 ハブ
487 取付孔
488 ブレード
488’ ブレード
490 メインプレート
492 固定部分
500 ダストセンサ
506 変曲点
510 センサ本体
511 センサ基板
512 センサケース
512a センサ流路
513 センサ吸気口
514 センサ排出部分
515 端子部分
516 クリーニング孔
517 ヒータ
518 光送信部分
519 光受信部分
520 センサ結合部分
521 貫通孔
530 センサカバー
531 グリル部分
550 ガスセンサ
551 センサ部分
552 センサ基板
560 湿度センサ
561 センサ部分
562 センサ基板
601 正圧面
601’ 正圧面
602 負圧面
602’ 負圧面
603 前縁
604 後縁
605 接続曲面
605A 基準点
606 第1の線形面
607 第2の線形面
608 流れ曲面
651 第1の仮想直線
652 第2の仮想直線
654 仮想円
655 点
656 平均キャンバ線
657 仮想線
658 最大キャンバ点
701 輪郭
701’ 輪郭
702 第1の接続部分
703 第2の接続部分
704 直線部分
705 丸み部分
706 変曲点
800 センサ充電装置
810 充電装置ケース
812 プラグ挿入ポート
814 接続部分
820 充電装置カバー
821 プラグ貫通孔
C 翼弦
CL 翼弦長
D 垂直基準線
DH 延長基準線
DL 所定距離
DM 接線
DP 接線
F 空気流方向
M 最大キャンバ
ML 最大キャンバ位置
O 基準点
OH 延長開始点
S 回転軸
TH 所定角度
W 壁面
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17A
図17B
図18
図19
図20A
図20B
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31A
図31B
図32
図33
図34
図35
図36
図37A
図37B
図38A
図38B
図39
図40A
図40B
図41A
図41B
図41C
図41D
図42