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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-29
(45)【発行日】2024-03-08
(54)【発明の名称】照明器具
(51)【国際特許分類】
   F21V 29/10 20150101AFI20240301BHJP
   F21S 8/02 20060101ALI20240301BHJP
   F21V 29/503 20150101ALI20240301BHJP
   F21V 29/77 20150101ALI20240301BHJP
   F21V 23/00 20150101ALI20240301BHJP
   F21V 17/00 20060101ALI20240301BHJP
   F21V 17/10 20060101ALI20240301BHJP
   F21Y 115/10 20160101ALN20240301BHJP
【FI】
F21V29/10
F21S8/02 430
F21V29/503
F21V29/77
F21V23/00 120
F21V23/00 160
F21V17/00 600
F21V17/10 150
F21Y115:10 300
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2020025089
(22)【出願日】2020-02-18
(65)【公開番号】P2021068690
(43)【公開日】2021-04-30
【審査請求日】2023-01-23
(31)【優先権主張番号】P 2019190093
(32)【優先日】2019-10-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000006013
【氏名又は名称】三菱電機株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】390014546
【氏名又は名称】三菱電機照明株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001461
【氏名又は名称】弁理士法人きさ特許商標事務所
(72)【発明者】
【氏名】森本 喬太
(72)【発明者】
【氏名】神野 昌幸
(72)【発明者】
【氏名】臼井 昭男
【審査官】山崎 晶
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-213168(JP,A)
【文献】実公昭46-003358(JP,Y2)
【文献】特開2011-187220(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21V 29/10
F21S 8/02
F21V 29/503
F21V 29/77
F21V 23/00
F21V 17/00
F21V 17/10
F21Y 115/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
光を照射する光源ユニットと、
前記光源ユニットの下部に設けられ、該光源ユニットを保持する枠部材と、を備え、
前記光源ユニットは、
光を発光する光源部と、
前記光源部から発生する熱を放熱するヒートシンクと、
前記光源部に電力を供給する電源装置と、を有し、
前記ヒートシンクは、平板状のベース部と、前記ベース部の一方の面から立ち上がる筒状の筒部と、前記筒部の外周面から外方に向かって突き出す複数のフィンと、を有しており、
前記筒部は、内面側から外面側に向かって突き出す湾曲面により周方向に沿って波形状をなす波形状壁面部を有し、
前記電源装置は、前記筒部の筒内部に挿入され、前記電源装置の外面が前記波形状壁面部の内側の突出した部位と接触している、照明器具。
【請求項2】
前記波形状壁面部は、前記筒部の径方向に対向させて形成されるように、該筒部の周方向に間隔をあけて形成されており、
対向する前記波形状壁面部は、波形の頂部同士が対向しないように湾曲面の位置をずらして形成されている、請求項1に記載の照明器具。
【請求項3】
複数の前記フィンのうち少なくとも一部は、前記波形状壁面部における湾曲面の頂部から外方へ向かって突き出している、請求項1又は2に記載の照明器具。
【請求項4】
前記ヒートシンクの前記筒部には、筒軸方向に沿ってスリット部が形成されている、請求項1~3のいずれか一項に記載の照明器具。
【請求項5】
前記スリット部は、筒軸方向における前記筒部の一端から他端まで形成されている、請求項4に記載の照明器具。
【請求項6】
前記筒部には、前記スリット部を塞ぐ金属製のカバー部材が取り付けられている、請求項4又は5に記載の照明器具。
【請求項7】
前記筒部には、前記スリット部を形成する周方向の両端縁に爪部が設けられており、
前記カバー部材は、その両端縁を前記爪部に嵌め合わせて前記筒部に取り付けられている、請求項6に記載の照明器具。
【請求項8】
前記ベース部には、前記筒部の内部に挿入された前記電源装置と、前記ベース部の他方の面に取り付けられた前記光源部と、を接続する電線を通すための電線孔が形成されており、
前記ベース部の他方の面から突出し、前記電線孔に通した前記電線を保持する電線保持部が設けられている、請求項1~7のいずれか一項に記載の照明器具。
【請求項9】
前記電線保持部は、前記ベース部に形成された挿込孔に挿し込んで固定される挿込部と、前記ベース部の他方の面から突出する止め部と、を有している、請求項8に記載の照明器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、天井等の被取付部に取り付けられる照明器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、天井等の被取付部に取り付けられる照明器具が知られている。例えば特許文献1には、複数のLEDモジュールが搭載された基板と、LEDモジュールに電源を供給する電源部と、LEDモジュールの熱を空気中に放出する放熱部材と、を備えた照明装置が開示されている。ヒートシンクである放熱部材は、一対の側板と、天板とで、一方向に長く延びる門形状に形成された構成である。天板の上面には、基板が固定されている。天板の下面には、下方へ向かって突き出す梁部が、長手方向に沿って設けられている。一対の側板と天板とで囲まれた空間には、電源装置が収容されている。電源装置は、略直方体形状であり、左右の側面が放熱部材の一対の側板に挟持され、上面が梁部に当接してボルト接合されている。電源装置を放熱部材の内方へ収容することで、凹凸のないフラットな外観を呈することができると共に、機器を小型化することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2013-84469号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1の照明装置では、電源装置の左右の側面が放熱部材の一対の側板に挟持され、且つ上面が梁部に当接しているので、電源装置と放熱部材との接触面積が大きい。そのため、この照明装置では、基板から放熱部材に伝達された多くの熱が電源装置に伝達され、その熱で電源装置が損傷するおそれがあった。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、ヒートシンクの内部に電源装置を収容した構造であっても、光源部からヒートシンクを通じて電源装置に伝達される熱を抑制できる照明器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る照明器具は、光を照射する光源ユニットと、前記光源ユニットの下部に設けられ、該光源ユニットを保持する枠部材と、を備え、前記光源ユニットは、光を発光する光源部と、前記光源部から発生する熱を放熱するヒートシンクと、前記光源部に電力を供給する電源装置と、を有し、前記ヒートシンクは、平板状のベース部と、前記ベース部の一方の面から立ち上がる筒状の筒部と、前記筒部の外周面から外方に向かって突き出す複数のフィンと、を有しており、前記筒部は、内面側から外面側に向かって突き出す湾曲面により周方向に沿って波形状をなす波形状壁面部を有し、前記電源装置は、前記筒部の筒内部に挿入され、前記電源装置の外面が前記波形状壁面部の内側の突出した部位と接触している。
【発明の効果】
【0007】
本発明の照明器具によれば、ヒートシンクを構成する筒部が、内面側から外面側に向かって突き出す湾曲面により周方向に沿って波形状をなす波形状壁面部を有し、電源装置が筒部の筒内部に挿入され、電源装置の外面が波形状壁面部の内側の突出した部位と接触する構成なので、筒部と電源装置との接触面積を小さくすることができる。よって、ヒートシンクの内部に電源装置を収容した構造であっても、光源部からヒートシンクを通じて電源装置に伝達される熱を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】実施の形態1に係る照明器具を示した斜視図である。
図2】実施の形態1に係る照明器具を分解して示した斜視図である。
図3】実施の形態1に係る照明器具であって、光源ユニットと枠部材とを分離させて示した斜視図である。
図4】実施の形態1に係る照明器具であって、レンズを枠部材の内筒部に収容した状態を模式的に示した説明図である。
図5】実施の形態1に係る照明器具のヒートシンクを示した平面図である。
図6図5に示したヒートシンクに電源装置を挿入した状態を示した平面図である。
図7】実施の形態1に係る照明器具の枠部材を示した斜視図である。
図8】実施の形態2に係る照明器具の光源ユニットを分解して示した斜視図である。
図9】実施の形態2に係る照明器具のヒートシンクを示した平面図である。
図10】実施の形態2に係る照明器具の光源ユニットを示した斜視図である。
図11】実施の形態3に係る照明器具のヒートシンクであって、電線保持部を取り付ける様子を示した斜視図である。
図12】実施の形態3に係る照明器具のヒートシンクであって、電線保持部を取り付けた状態を示した斜視図である。
図13】実施の形態3に係る照明器具のヒートシンクであって、ベース部に光源部を取り付けた状態を示した斜視図である。
図14】実施の形態3に係る照明器具の電線保持部を示した斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には、同一符号を付して、その説明を適宜省略又は簡略化する。また、各図に記載の構成について、その形状、大きさ、及び配置等は、本発明の範囲内で適宜変更することができる。
【0010】
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係る照明器具を示した斜視図である。図2は、実施の形態1に係る照明器具を分解して示した斜視図である。図3は、実施の形態1に係る照明器具であって、光源ユニットと枠部材とを分離させて示した斜視図である。図4は、実施の形態1に係る照明器具であって、レンズを枠部材の内筒部に収容した状態を模式的に示した説明図である。図5は、実施の形態1に係る照明器具のヒートシンクを示した平面図である。図6は、図5に示したヒートシンクに電源装置を挿入した状態を示した平面図である。図6では、電源装置4が位置する部分をドットにより示している。図7は、実施の形態1に係る照明器具の枠部材を示した斜視図である。
【0011】
図1に示した照明器具100は、例えば天井等の被取付部に形成された小径の埋込穴に挿入されるダウンライトである。小径の埋込穴とは、例えば直径が75mm~85mm程度の円形状の穴である。なお、埋込穴が四角形の場合では、対角線の長さが75mm~85mm程度である。この照明器具100は、光を照射する光源ユニット10と、光源ユニット10の下部に設けられ、該光源ユニット10を保持する枠部材20と、を備えている。
【0012】
光源ユニット10は、室内等に向かって光を照射するものである。光源ユニット10は、枠部材20によって保持されている。光源ユニット10は、図1及び図2に示すように、光源部1と、レンズ2と、ヒートシンク3と、電源装置4と、端子台5と、を有している。
【0013】
光源部1は、光を発光するものである。光源部1は、図2図4に示すように、発光基板1aと、ソケット1bと、遮光シート1cと、絶縁シート1dと、を有している。発光基板1aは、発光素子が実装された基板である。発光素子は、例えばCOB(Chip On Board)-LEDである。ソケット1bは、中央に開口を有しており、中央の開口部分に嵌め込んだ発光基板1aを保持するものである。発光素子から発光された光は、ソケット1bの開口を通って照射される。ソケット1bには、電源装置4に接続された電線(図示省略)が接続されている。光源部1は、当該電線を介して電源装置4と発光基板1aとが電気的に接続されている。遮光シート1cは、発光素子から発光された光がレンズ2へ入光する際に、周囲に漏れないようにするために設けられている。遮光シート1cは、円環状であり、開口縁がソケット1bの下面とレンズ2の上部縁との間に挟まれて配置されている。絶縁シート1dは、平板状であり、発光基板1aとヒートシンク3との間に配置され、発光基板1aとヒートシンク3とを絶縁するために設けられている。
【0014】
レンズ2は、図2図4に示すように、照射側に向かって拡がる円錐台形状に構成されている。レンズ2は、発光素子から発光された光が目標の方向に照射されるように配光を制御する。レンズ2の照射側である底面縁には、外側に向かって突出するフランジ部2aが設けられている。レンズ2の上面には、発光素子から発光された光を内部に入光させる入射凹部2bが形成されている。なお、レンズ2は、図示した形状に限定されず、他の形状でもよい。
【0015】
ヒートシンク3は、図1図3に示すように、円板状のベース部30と、ベース部30の上面から立ち上がる円筒状の筒部31と、筒部31の外周面から径方向に突き出す複数枚のフィン32と、を有している。ヒートシンク3は、例えばアルミニウム合金等の熱伝導率の高い金属を鋳造用金型に押し込んで成型される。或いは、ヒートシンク3は、アルミニウム合金等の金属材料を鍛造用金型に押し込んで圧縮することで成型される。ヒートシンク3は、ベース部30の下面に取り付けられた光源部1から伝わった熱をフィン32から空気中に放出するものである。
【0016】
ベース部30には、図5に示すように、光源部1を取り付けるための接続孔30aが形成されている。光源部1は、図2に示すように、絶縁シート1dをベース部30の下面に当接させ、ソケット1bと絶縁シート1dに形成された貫通孔に共通に通したネジ等の接合部材8を接続孔30aにねじ込んで、ベース部30に固定される。
【0017】
また、ベース部30には、図5に示すように、電源装置4から発光基板1aに電源を供給するための出力電線(図示省略)を通す電線孔30bが形成されている。電線孔30bは、筒部31に囲まれた範囲内に形成されている。また、ベース部30には、光源ユニット10を枠部材20に固定させるための取付孔30cが形成されている。取付孔30cは、筒部31の外側に形成されている。取付孔30cには、図2に示すネジ等の接合部材9の軸部が通される。また、図5に示すように、ベース部30には、外周縁の一部を切り欠いた切り欠き部30dが形成されている。
【0018】
筒部31は、図5に示すように、内面側から外面側に向かって突き出す同一形状の湾曲面によって周方向に沿った波形状をなす波形状壁面部31a及び31bを有している。波形状壁面部31a及び31bは、筒部31の径方向に対向させて形成されるように、筒部31の周方向に間隔をあけて2箇所に形成されている。図示例の場合では、一方の波形状壁面部31aに湾曲面が2つ形成され、他方の波形状壁面部31bに湾曲面が3つ形成されている。筒部31は、周方向において波形状壁面部31a及び31bの間に、波形状とされていない壁面が設けられている。
【0019】
対向する波形状壁面部31a及び31bは、波形の頂部同士が対向しないように湾曲面の位置をずらして形成されている。これは、電源装置4の外面と波形状壁面部31a及び31bの内側の突出した部位とが接触する箇所を、一部に偏ることなく周方向に分散させて、電源装置4の外側面を波形状壁面部31a及び31bの内側面で均等に挟持するためである。つまり、照明器具100は、ヒートシンク3の筒部31の内部で電源装置4をしっかりと保持することができる。なお、対向する波形状壁面部31a及び31bは、図5に示すように、湾曲面を半円弧ずらして形成することが望ましいが、これに限定するものではない。
【0020】
フィン32は、光源部1から発生する熱を放熱するために設けられている。フィン32は、図5に示すように、波形状壁面部31a及び31bに設けられている。図示例の場合では、一例として、湾曲面を2つ有する波形状壁面部31aにフィン32が5つ設けられ、湾曲面を3つ有する波形状壁面部31bにフィン32が6つ設けられている。なお、フィン32の枚数は、図示例に限定されるものではない。
【0021】
フィン32は、ベース部30の上面に対して、略垂直な面を有する板状であり、筒部31の周方向に間隔をあけて設けられている。フィン32は、図5に示す平面的に見て、波形状壁面部31a及び31bからベース部30の外縁部まで形成されている。なお、取付孔30cが形成された箇所に位置するフィン32は、取付孔30cに挿入される接合部材9を考慮した長さで形成されている。また、複数のフィン32のうち少なくとも一部は、波形状壁面部31a及び31bにおける湾曲面の頂部から外方へ向かって突き出している。これにより、フィン32を電源装置4からできるだけ遠ざけた位置に設けることができるので、フィン32が電源装置4の発生する熱の影響を受け難くなり、光源部1から発生する熱を効果的に外部へ放出させることができる。なお、フィン32は、光源部1の明るさ、即ち光源部1が発する熱量によって、枚数を変更してもよいし、面積を変更して設けてもよい。
【0022】
電源装置4は、端子台5を介して外部から供給される電力を変化させ、光源部1の発光基板1aに電力を供給するものである。電源装置4は、図2に示すように、例えば筒状のハウジング4bに電源基板4aが覆われて保護された構成である。ハウジング4bは、例えば樹脂製である。電源装置4は、図6に示すように、ヒートシンク3の筒部31の内部に挿入されて収容され、ハウジング4bの外面が波形状壁面部31a及び31bの内側の突出した部位と接触する。ハウジング4bの外面と、波形状壁面部31a及び31bの湾曲面との間には、ヒートシンク3から電源装置4に伝達される熱を抑制するための空間が形成される。照明器具100は、電源装置4をヒートシンク3の筒部31の内部に収容することで、電源装置4を別置きする等の必要がなくなり、小型化を実現できる。なお、図示することは省略したが、電源装置4と共に、無線通信等の制御ユニットをヒートシンク3の筒部31の内部に収納してもよい。
【0023】
また、電源装置4と光源部1は、ベース部30に形成された電線孔30bに通した出力電線(図示省略)で、電気的に接続されている。この照明器具100では、電源装置4と光源部1とが、ベース部30を挟んで対向して配置されているので、出力電線を短くすることができ、ノイズの影響を受け難くすることができる。
【0024】
端子台5は、図1図3に示すように、商用電源に接続された電線(図示省略)が接続され、商用電源から電力が供給される端子を有するものである。端子台5は、商用電源から供給された電力を電源装置4へ供給する。端子台5は、ヒートシンク3の筒部31の上端面にネジ等の接合部材50aで固定された平板状の支持部材50に、ネジ等の接合部材5aで取り付けられている。支持部材50は、ヒートシンク3の筒部31の上部開口を塞ぐ蓋体としても機能する。
【0025】
枠部材20は、図3及び図7に示すように、発光素子から発光された光が目標の方向に照射されるように配光を制御するリフレクタ6と、照明器具100を天井等の被取付部に固定する取付ばね7と、を有している。
【0026】
リフレクタ6は、照射側に向かって拡がる円錐で筒状の反射部60と、反射部60の外周縁から径方向に向かって突き出す円環状の鍔部61と、反射部60の開口縁に沿って設けられ、反射部60の上面から光源ユニット10に向かって立ち上がる筒状の内筒部62と、内筒部62の外周に設けられ、反射部60の上面から光源ユニット10に向かって立ち上がる筒状の外筒部63と、を有している。
【0027】
反射部60は、発光素子から発光された光が目標の方向に照射されるように配光を制御するものである。
【0028】
鍔部61は、光源ユニット10が埋込穴に挿入された状態で天井の下面に当接し、埋込穴の縁部を覆うものである。
【0029】
内筒部62は、図4及び図7に示すように、レンズ2のフランジ部2aの外径よりも若干大きな内径で形成されている。内筒部62の筒内には、光源ユニット10のレンズ2が収容される。レンズ2は、内筒部62の上端開口から収容され、反射部60の開口縁にフランジ部2aが載置される。内筒部62に収容されたレンズ2は、光源ユニット10のヒートシンク3を枠部材20に取り付けると、遮光シート1cを介してソケット1bに入射凹部2bの上端縁が押さえ付けられて動きが規制され、その位置が固定される。このため、照明器具100は、レンズ2を取り付ける構造が簡易であり、組立作業の作業性を向上させることができる。また、照明器具100は、レンズ2に特殊な加工を施す必要もないため、製造が容易となり、製造コストの削減に寄与することができる。
【0030】
また、内筒部62には、図7に示すように、上端縁から光源ユニット10に向かって突き出し、光源部1のソケット1bの外周面と面接触する凸壁部62aが設けられている。凸壁部62aは、一例として内筒部62の上端縁のうち、円周の1/3程度の範囲に設けられている。凸壁部62aは、光源ユニット10を枠部材20に取り付ける際に、光源部1を内筒部62へ誘導するために設けられている。つまり、照明器具100は、光源ユニット10を枠部材20に取り付ける際に、内筒部62へ誘導された光源部1によって、レンズ2の上端縁を確実に押さえ付けることができるので、組立作業の作業性を向上させることができ、且つ品質向上に寄与することができる。
【0031】
外筒部63は、図7に示すように、内筒部62の内径よりも大きい内径を有しており、内筒部62の外周面を覆うように設けられている。外筒部63の内周面と内筒部62の外周面の間の空間は、ベース部30に形成された電線孔30bの位置に対応している。当該空間には、ベース部30の電線孔30bに通した出力電線が収納される。これにより、照明器具100は、出力電線を外部から保護できると共に、出力電線が露出しない見た目の良い外観を呈することができる。
【0032】
また、外筒部63は、図4及び図7に示すように、上端縁が内筒部62の上端部よりも光源ユニット10に向かって突き出している。外筒部63は、光源ユニット10を枠部材20に取り付ける際に、上端縁にベース部30を載置させて支持する構成とされている。ベース部30の下面と内筒部62の上端縁との間には、出力電線を通すための隙間が形成される。ベース部30の電線孔30bに通した出力電線は、当該隙間を通って光源部1の発光基板1aに接続される。また、当該隙間を形成することによって、光源ユニット10を枠部材20に取り付ける際に、出力電線がベース部30と内筒部62との間に誤って挟まれる事態を防止することができる。出力電線がベース部30と内筒部62との間に誤って挟まれてしまうと、光源ユニット10を枠部材20に取り付ける作業に支障を来たし、また出力電線が損傷するおそれもある。
【0033】
また、外筒部63の上端縁には、径方向の内方へ向かって突き出す突起部63bが、周方向に間隔をあけて2つ設けられている。突起部63bには、接合部材9の軸部を通す係合孔63cが形成されている。係合孔63cは、ヒートシンク3のベース部30に形成された取付孔30cに対応する位置に形成されている。つまり、照明器具100は、ヒートシンク3のベース部30の下面を外筒部63の上端縁に当接させ、取付孔30cと係合孔63cに接合部材9をねじ込むことで、光源ユニット10が枠部材20に取り付けられる。
【0034】
また、外筒部63には、上端縁の一部に、ヒートシンク3のベース部30の切り欠き部30dに嵌まる凸部63dが形成されている。ベース部30の切り欠き部30dと外筒部63の凸部63dは、外筒部63の上端縁にベース部30を支持させる際の位置決め機構となる。つまり、照明器具100は、光源ユニット10を枠部材20に取り付ける際に、凸部63dと切り欠き部30dとを嵌め合わせることで、光源ユニット10の位置決めを容易に行うことができ、組立作業の作業性を向上させることができる。
【0035】
更に、外筒部63には、図1図2及び図7に示すように、取付ばね7の一端を嵌め込んで固定するための取付溝63aが外側面に設けられている。取付溝63aは、周方向に間隔をあけて3つ設けられている。
【0036】
取付ばね7は、例えばステンレス等の弾性を有する材質であり、帯状の板材を湾曲させて形成した板ばねである。取付ばね7は、図7に示すように、基端部が外筒部63の取付溝63aに取り付けられ、外筒部63の径方向の外側に向かって突き出している。取付ばね7は、照明器具100を側面方向から見ると、上側に向かって凸となるように弓形に反った形状を有する。取付ばね7は、図示例の場合、外筒部63の周方向に間隔をあけて3個設けられている。
【0037】
取付ばね7は、光源ユニット10側に弾性変形させた後に、光源ユニット10と共に天井等に形成された埋込穴へ挿入される。そして、取付ばね7は、弾性変形が解除されると、天井等に向かって生じる反り力(復元力)によって、その反作用として光源ユニット10を上方へ引き上げる3点の力が生じる。光源ユニット10は、取付ばね7の反り力と共に、リフレクタ6の鍔部61が天井等に当接することによって固定される。
【0038】
以上のように、本実施の形態1に係る照明器具100は、光を照射する光源ユニット10と、光源ユニット10を保持する枠部材20と、を備えている。光源ユニット10は、光を発光する光源部1と、光源部1から発生する熱を放熱するヒートシンク3と、光源部1に電力を供給する電源装置4と、を有している。ヒートシンク3は、平板状のベース部30と、ベース部30の一方の面から立ち上がる筒状の筒部31と、筒部31の外周面から外方に向かって突き出す複数のフィン32と、を有している。筒部31は、内面側から外面側に向かって突き出す湾曲面により周方向に沿って波形状をなす波形状壁面部31a及び31bを有している。電源装置4は、筒部31の筒内部に挿入され、電源装置4の外面が波形状壁面部31a及び31bの内側の突出した部位と接触している。
【0039】
つまり、本実施の形態1に係る照明器具100は、筒部31と電源装置4との接触面積を小さくすることができるので、ヒートシンク3の内部に電源装置4を収容して小型化した構造であっても、光源部1からヒートシンク3を通じて電源装置4に伝達される熱を抑制することができる。よって、照明器具100は、電源装置4の損傷を抑制でき、長期にわたって品質を保持することができる。
【0040】
また、波形状壁面部31a及び31bは、筒部31の径方向に対向させて形成されるように、該筒部31の周方向に間隔をあけて形成されている。そして、対向する波形状壁面部31a及び31bは、波形の頂部同士が対向しないように湾曲面の位置をずらして形成されている。
【0041】
よって、本実施の形態1に係る照明器具100は、電源装置4の外面と、波形状壁面部31a及び31bの内側の突出した部位と、が接触する箇所を、一部に偏ることなく周方向に分散させることができるので、電源装置4の外側面が波形状壁面部31a及び31bの内側面によって均等に挟持される。つまり、照明器具100は、電源装置4がヒートシンク3の筒部31の内部でしっかりと保持されるので、外部からの衝撃等によって電源装置4が位置ずれを起こすおそれがなく、安全に安心して使用することができる。
【0042】
また、複数のフィン32のうち少なくとも一部は、波形状壁面部31a及び31bにおける湾曲面の頂部から外方へ向かって突き出している。よって、照明器具100は、少なくとも一部のフィン32を電源装置4からできるだけ遠ざけた位置に設けることで、フィン32が電源装置4の発生する熱の影響を受け難くなり、光源部1から発生する熱を効果的に外部へ放出させることができる。
【0043】
実施の形態2.
次に、本実施の形態2に係る照明器具を図8図10に基づいて説明する。図8は、実施の形態2に係る照明器具の光源ユニットを分解して示した斜視図である。図8の電源装置4は、電源基板4aを省略し、ハウジング4bのみを図示している。図9は、実施の形態2に係る照明器具のヒートシンクを示した平面図である。図10は、実施の形態2に係る照明器具の光源ユニットを示した斜視図である。なお、実施の形態1で説明した照明器具と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
【0044】
本実施の形態2に係る照明器具は、図8図10に示すように、実施の形態1と比較して、ヒートシンク3の構成が異なる。
【0045】
ヒートシンク3は、筒部31の内部に電源装置4が挿し込まれて収容されている。ここで、実施の形態1に示す筒部31のように、外周が囲まれていると、筒部31の内部に電源装置4を挿し込む際に、作業者が筒部31の内部の様子を確認することができない。そのため、電線を電線孔30bに挿し込めなかったり、電線が途中で曲がってしまい所定の位置まで挿し込めていなかったり等の作業の不具合が生じるおそれがある。
【0046】
そこで、図8及び図9に示すように、本実施の形態2におけるヒートシンク3の筒部31には、筒軸方向に沿ってスリット部33が形成されている。スリット部33は、筒部31の周方向において波形状壁面部31a及び31bの間に設けられた波形状とされていない一方の壁面に形成されている。スリット部33は、筒軸方向における筒部31の一端から他端まで形成されている。スリット部33は、ヒートシンク3を鋳造成型する場合に限らず、鍛造成型する場合であっても容易に形成することができる。なお、スリット部33は、筒軸方向における筒部31の一端から他端まで形成されている構成に限定されず、例えば一部分にのみ設けてもよい。
【0047】
筒部31には、図8及び図10に示すように、スリット部33を塞ぐ金属板で成るカバー部材34が取り付けられている。具体的には、筒部31には、図8及び図9に示すように、スリット部33を形成する周方向の両端縁に、平面的に見てC字状の爪部33aが設けられている。カバー部材34は、図8及び図10に示すように、両端縁を爪部33aのC字の内部に嵌め合わせて筒部31に取り付けられている。なお、爪部33aは、図示したC字状に限定されず、カバー部材34を筒部31に取り付けることができる構成であれば、他の形状でもよい。
【0048】
カバー部材34は、筒部31の内部に電源装置4を挿入した後に、筒部31に取り付けられる。そして、ヒートシンク3は、筒部31にカバー部材34が取り付けられた後に、図10に示すように、筒部31の上端面に支持部材50が接合部材50aで固定される。カバー部材34は、一端部がヒートシンク3のベース部30に突き当たり、他端部が支持部材50で塞がれて移動できないように拘束されている。つまり、筒部31の上端面に支持部材50を固定するだけの簡単な作業でカバー部材34を固定させることができる。また、カバー部材34は、金属板で構成することで、容易に形成することができる。
【0049】
以上のように、本実施の形態2に係る照明装置は、ヒートシンク3の筒部31に、筒軸方向に沿ってスリット部33が形成されている。よって、この照明器具では、筒部31の内部に電源装置4を挿し込む際に、作業者が筒部31の内部の様子を確認することができるので、電線が電線孔30bに挿し込めなかったり、途中で曲がってしまい所定の位置まで挿し込めていなかったり等の作業の不具合を抑制することができる。特に、本実施の形態2に係る照明装置は、筒部31の径が小さい場合又は筒部31の高さが高い場合に、有効である。
【0050】
また、スリット部33は、筒軸方向における筒部31の一端から他端まで形成されている。よって、本実施の形態2に係る照明装置は、筒部31の内部に電源装置4を挿し込む際に、筒部31の内部の様子を確実に確認することができる。
【0051】
筒部31には、スリット部33を塞ぐ金属製のカバー部材34が取り付けられている。よって、本実施の形態2に係る照明装置は、カバー部材34が筒部31の一部となると共に、筒部31の内部に挿入した電源装置4の周囲を覆って保護することができる。
【0052】
筒部31には、スリット部33によって形成された周方向の両端縁に爪部33aが設けられている。カバー部材34は、両端縁を爪部33aに嵌め合わせて筒部31に取り付けられている。よって、本実施の形態2に係る照明装置は、爪部33aにカバー部材34を嵌め合わせるだけで簡単にカバー部材34を取り付けることができるので、組立作業の作業性が良い。
【0053】
実施の形態3.
次に、本実施の形態3に係る照明器具を図11図14に基づいて説明する。図11は、実施の形態3に係る照明器具のヒートシンクであって、電線保持部を取り付ける様子を示した斜視図である。図12は、実施の形態3に係る照明器具のヒートシンクであって、電線保持部を取り付けた状態を示した斜視図である。図13は、実施の形態3に係る照明器具のヒートシンクであって、ベース部に光源部を取り付けた状態を示した斜視図である。図14は、実施の形態3に係る照明器具の電線保持部を示した斜視図である。なお、実施の形態1及び2で説明した照明器具と同一の構成要素については、同一の符号を付して、その説明を適宜省略する。
【0054】
図11及び図12に示すように、実施の形態3の照明器具においても、上記実施の形態1及び2の構成と同じく、ヒートシンク3のベース部30に、電線41を通すための電線孔30bが形成されている。そして、図13に示すように、筒部31の内部に挿入された電源装置4と、フィン32を設けていないベース部30の他方の面に取り付けられた光源部1とが、電線孔30bに通した電線41によって電気的に接続されている。ここで、照明器具では、例えば図3に示すように、光源ユニット10を枠部材20に取り付ける際に、電線41が意図せず動いてしまい、リフレクタ6とベース部30との間に電線41が挟まれてしまうおそれがある。そのため、照明器具では、光源ユニット10を枠部材20に取り付ける際に、電線41が動かないように作業者が手で電線41を押さえる必要があり、組立作業が繁雑であった。
【0055】
そこで、本実施の形態3に係る照明器具では、図13に示すように、フィン32を設けていないベース部30の他方の面に、電線孔30bに通した電線41を保持する電線保持部40が設けられている。
【0056】
電線保持部40は、樹脂材料で形成されている。電線保持部40は、図11及び図14に示すように、ベース部30に形成された挿込孔30eに挿し込んで固定される挿込部40aと、ベース部30の他方の面から突出する止め部40bと、を有している。挿込孔30eは、図11に示すように、電線孔30bの近傍において、電線孔30bをベース部30における周方向の両側から挟むように2つ形成されている。また、電線孔30bは、内筒部62と外筒部63との間の空間に位置するように形成されている。なお、挿込孔30eは、図示した2つに限定されず、1つ以上あればよい。
【0057】
挿込部40aは、図14に示すように、断面形状が十字状である。挿込部40aは、十字の最大巾が挿込孔30eの直径よりも大きくなるように形成されており、挿込孔30eに挿し込まれたときに左右に変形する。これにより、挿込部40aは、挿込孔30eに挿し込まれると、挿込孔30eの内面と密着するため、挿込孔30eから外れにくくなる。また、挿込部40aは、挿込孔30eに挿し込み易くするため、先端部にテーパ状の傾斜を設けて先細としている。なお、図示することは省略したが、挿込孔30eの内面にも、テーパ状の傾斜を設けてもよい。これにより、挿込部40aが挿込孔30eに挿し込み易くなり、作業性が向上する。
【0058】
なお、挿込部40aは、十字状である場合について説明したが、当該形状に限定されない。挿込部40aは、挿入圧で変形する突部と、変形した形状を吸収する凹部があれば、任意の形状で良い。一例として、挿込部40aは、星形形状、又は円柱形状にした周囲を波形にするなどとしてもよい。
【0059】
止め部40bは、図13に示すように、ベース部30から外方へ向かって突き出し、ソケット1bとの間に電線41を配置するスペースを形成し、該スペースに配置した電線41の動きを規制する。つまり、電線保持部40は、止め部40bによって電線41を保持し、該電線41が外側など意図しない方向へ移動する事態を防止する。なお、電線保持部40は、止め部40bとソケット1bとで電線41を挟持する構成としてもよい。
【0060】
電線保持部40は、光源ユニット10が枠部材20に取り付けられた状態において、内筒部62と外筒部63との間の空間と対向するように配置されている。よって、電線保持部40は、光源部1の配光に影響を及ぼすことはない。また、電線保持部40が、ヒートシンク3のベース部30から外れるようなことがあっても、内筒部62と外筒部63との間の空間で保持されるので、照明器具から落下することもない。
【0061】
以上のように、本実施の形態3におけるベース部30には、筒部31の内部に挿入された電源装置4と、ベース部30の他方の面に取り付けられた光源部1と、を接続する電線41を通すための電線孔30bが形成されている。そして、ベース部30には、ベース部30の他方の面から突出し、電線孔30bに通した電線41を保持する電線保持部40が設けられている。つまり、本実施の形態3に係る照明器具では、電線孔30bを通って電源装置4と光源部1とを接続する電線41が、電線保持部40でしっかりと保持されているので、光源ユニット10を枠部材20に取り付ける際に、リフレクタ6とベース部30との間に電線41が挟まれてしまう事態を抑制できる。よって、本実施の形態3に係る照明器具は、光源ユニット10を枠部材20に取り付ける際に、電線41が動かないように作業者が手で電線41を押さえる必要がなく、組立作業が容易となる。
【0062】
また、電線保持部40は、ベース部30に形成された挿込孔30eに挿し込んで固定される挿込部40aと、ベース部30の他方の面から突出する止め部40bと、を有している。一般に、鍛造によって成型されるヒートシンク3は、鍛造用金型の特徴により、フィン32を設けていないベース部30の他方の面に突出する部位を形成することが困難である。しかし、本実施の形態3に係る照明器具では、電線保持部40の挿込部40aをベース部30の挿込孔30eに挿し込むだけの簡単な作業で、電線保持部40をベース部30に取り付けることができる。よって、冷間鍛造などの鍛造成型により成型されるヒートシンク3であっても電線を保持する機構を形成することができる。
【0063】
なお、本実施の形態3に係る照明器具は、実施の形態2で説明した構成を組み合わせて実施することもできる。
【0064】
以上に、照明器具100を実施の形態1~3に基づいて説明したが、照明器具100は上述した実施の形態1~3の構成に限定されるものではない。例えば、照明器具100は、天井以外の被取付部に取り付けてもよい。また、図示した照明器具100は、一例であって、他の構成要素を含んでもよい。また、波形状壁面部31a及び31bは、筒部31の全周に亘って設けてもよいし、一部にのみ設けてもよい。要するに、照明器具100は、その技術的思想を逸脱しない範囲において、当業者が通常に行う設計変更及び応用のバリエーションの範囲を含むものである。
【符号の説明】
【0065】
1 光源部、1a 発光基板、1b ソケット、1c 遮光シート、1d 絶縁シート、2 レンズ、2a フランジ部、2b 入射凹部、3 ヒートシンク、4 電源装置、4a 電源基板、4b ハウジング、5 端子台、5a 接合部材、6 リフレクタ、7 取付ばね、8、9 接合部材、10 光源ユニット、20 枠部材、30 ベース部、30a 接続孔、30b 電線孔、30c 取付孔、30d 切り欠き部、30e 挿込孔、31 筒部、31a、31b 波形状壁面部、32 フィン、33 スリット部、33a 爪部、34 カバー部材、40 電線保持部、40a 挿込部、40b 止め部、41 電線、50 支持部材、50a 接合部材、60 反射部、61 鍔部、62 内筒部、62a 凸壁部、63 外筒部、63a 取付溝、63b 突起部、63c 係合孔、63d 凸部、100 照明器具。
図1
図2
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図8
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図14