(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-29
(45)【発行日】2024-03-08
(54)【発明の名称】ライダ制御型の無軌道ライドシステム
(51)【国際特許分類】
A63G 25/00 20060101AFI20240301BHJP
【FI】
A63G25/00
(21)【出願番号】P 2021167498
(22)【出願日】2021-10-12
(62)【分割の表示】P 2018550789の分割
【原出願日】2017-03-30
【審査請求日】2021-11-10
(32)【優先日】2016-03-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】513283682
【氏名又は名称】オーシャニアリング インターナショナル,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100092783
【氏名又は名称】小林 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120134
【氏名又は名称】大森 規雄
(74)【代理人】
【識別番号】100221327
【氏名又は名称】大川 亮
(72)【発明者】
【氏名】ラッセル,マイケル
(72)【発明者】
【氏名】ボシェアーズ,マイケル
(72)【発明者】
【氏名】エタ,ローレン
【審査官】宇佐田 健二
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2015/0360127(US,A1)
【文献】特開2012-068236(JP,A)
【文献】特表2016-501571(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0012157(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63G 1/00-33/00
G01C 21/26
G08G 1/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無軌道ライドシステム(100)であって、
a.ライドであって、
i.ライド経路領域(200)の辺りに複数の所定の任意の車両横断経路(211、212)を含み、前記車両横断経路(211、212)はライダにより選択可能であり、前記車両横断経路(211、212)は直線、曲線、又は、直線及び曲線の組み合わせにより規定され
、前記車両横断経路は物理的に固定された経路である、前記ライド経路領域(200)、および
ii.設備(60)
を有する前記ライドと、
b.前記
複数の所定の任意の車両横断経路(211、212)に沿って送出可能および操作可能である、制御可能な無軌道ライド車両(20、320)であって、前記制御可能な無軌道ライド車両は、前記複数の所定の任意の車両横断経路(211、212)のうちの1つの所定の任意の車両横断経路(211、212)に沿って前進するように構成され、制御可能な無軌道ライド車両(20、320)は、
i.軌道ナビゲータ(21)、
ii.動的に制御可能なライド車両原動力システム(22)、および
iii.前記軌道ナビゲータおよび前記ライド車両原動力システムと動作可能に通信している独立した車両制御装置(23)
を含む、前記制御可能な無軌道ライド車両(20、320)と、
c.前記独立した車両制御装置と動作可能に通信する無線ライドコミュニケータ(30)であって、
i.対応する一組の無軌道ライド車両ライダ(99)に関連付けることが可能な一組の無線ライダコミュニケータ(31)であって、各無線ライダコミュニケータは、所定のセットのライド経路特性を制御するのに用いる離散入力をキャプチャおよび送信するよう構成されており、前記離散入力は、前記一組の無軌道ライド車両ライダの無軌道ライド車両ライダに関連付けられた非ライド車両関連事象の所定のセットの状態を含む、前記一組の無線ライダコミュニケータ(31)、ならびに
ii.前記一組の無線ライダコミュニケータと動作可能に通信し、前記一組の無線ライダコミュニケータから送信された離散入力をキャプチャするように適合されている設備取付け型センサ(62)
を含む前記無線ライドコミュニケータ(30)と、
d.前記独立した車両制御装置と動作可能に通信する中央制御装置(40)であって、前記中央制御装置は、前記離散入力を検証するように動作し、前記離散入力が検証基準の所定のセットに対して検証された場合に、前記制御可能な無軌道ライド車両が要求された所定の任意の車両横断経路上を前進することを可能にする、中央制御装置と
を含む前記無軌道ライドシステム(100)。
【請求項2】
前記設備取付け型センサ(62)は非接触設備取付け型センサを含む、請求項1に記載の無軌道ライドシステム(100)。
【請求項3】
前記設備取付け型センサ(62)は無線周波数識別子RFID受信機、動作認識装置、顔特徴認識装置、または音声認識装置を含む、請求項2に記載の無軌道ライドシステム(100)。
【請求項4】
前記無線ライドコミュニケータ(30)は、前記独立した車両制御装置と動作可能に通信し、前記一組の無軌道ライド車両ライダのうちの1人のライダが前記ライド経路領域(200)の辺りの前記
無軌道ライド車両の所定の横断アスペクトを制御することを可能にするように構成されている車両搭載型ライダインターフェース(35)をさらに含む、請求項1に記載の無軌道ライドシステム(100)。
【請求項5】
前記車両搭載型ライダインターフェースと動作可能に通信している設備取付け型センサ/インターフェース(362)をさらに含む、請求項4に記載の無軌道ライドシステム(100)。
【請求項6】
無軌道ライドシステム(300)であって、
a.所定のライド車両経路領域(200)内の複数の動的にライダにより選択可能な所定の経路(211~212)であって、直線、曲線、又は、直線及び曲線の組み合わせにより規定され
、物理的に固定された経路である、複数の動的にライダにより選択可能な所定の経路(211~212)と、
b.前記複数の動的にライダにより選択可能な所定の経路に沿って操作可能な複数の無線自動送出無軌道ライド車両(320)であり、
i.動的に制御可能な無軌道ライド車両原動力システム(322)、
ii.前記動的に制御可能な無軌道ライド車両原動力システムと動作可能に通信している軌道ナビゲータ(321)、
iii.前記軌道ナビゲータと動作可能に通信している独立した車両制御装置(323)、
iv.前記独立した車両制御装置と動作可能に通信している空間位置判定装置(342)、および
v.前記独立した車両制御装置と動作可能に通信している所定の配列の多次元周囲物体検出センサ(325)
を含む前記無線自動送出無軌道ライド車両(320)と
を含む、無軌道ライドシステム(300)。
【請求項7】
前記空間位置判定装置は、GPSに基づく空間位置判定装置を含む、請求項6に記載の無軌道ライドシステム(300)。
【請求項8】
複数の無線自動送出無軌道ライド車両のうちの1つが、前記
多次元周囲物体検出センサ(325)により検出可能な一組の多次元周囲物体(350)により画定される一組のライド経路選択決定点に従って、前記複数の動的にライダにより選択可能な所定の経路のうちの1つの動的にライダにより選択可能な所定の経路に沿って前進するように構成されている、請求項6に記載の無軌道ライドシステム(300)。
【請求項9】
a.ライダがライド経路特性の所定のセットを制御することを可能にするように構成されている車両搭載型ライダインターフェース(335)であり、前記独立した車両制御装置と動作可能に通信している前記車両搭載型ライダインターフェース(335)と、
b.前記複数の前記
無線自動送出無軌道ライド車両のうちの1つの
無線自動送出無軌道ライド車両が横断する所定のルートの選択を助けるために前記独立した車両制御装置への入力として有用である、前記ライダからの入力に少なくとも部分的に基づく、一組の決定点(201)を画定する一組の地理的タグ(222)と
をさらに含む請求項6に記載の無軌道ライドシステム(300)。
【請求項10】
a.ライダがライド経路特性の所定のセットを制御することを可能にするように構成されている設備取付け型センサ/インターフェース(362)であり、前記独立した車両制御装置と動作可能に通信している前記設備取付け型センサ/インターフェース(362)と、
b.前記複数の
無線自動送出無軌道ライド車両のうちの1つの
無線自動送出無軌道ライド車両が横断する所定のルートの選択を助けるために前記独立した車両制御装置への入力として有用である、前記ライダからの入力に少なくとも部分的に基づく、一組の決定点(201)を画定する一組の地理的タグ(222)と
をさらに含む、請求項6に記載の無軌道ライドシステム(300)。
【請求項11】
a.ライダがライド経路特性の第1の所定のセットを制御することを可能にするように構成されている車両搭載型ライダインターフェース(335)であり、前記独立した車両制御装置と動作可能に通信している前記車両搭載型ライダインターフェース(335)と、
b.前記ライダが、非ライド車両システムの状態に基づき、ライド経路特性の第2の所定のセットを制御することを可能にするように構成されている設備取付け型センサ/インターフェース(362)であり、前記独立した車両制御装置と動作可能に通信している前記設備取付け型センサ/インターフェース(362)と、
c.前記複数の
無線自動送出無軌道ライド車両のうちの
無線自動送出無軌道ライド車両が横断する所定のルートの選択を助けるために前記独立した車両制御装置への入力として有用である、前記ライダからの入力に少なくとも部分的に基づく、一組の決定点(201)を画定する一組の地理的タグ(222)と
をさらに含む請求項6に記載の無軌道ライドシステム(300)。
【請求項12】
複数の任意の所定の車両横断経路であって、ライダにより選択可能であり、直線、曲線、又は直線及び曲線の組み合わせにより規定され
、物理的に固定された車両横断経路を含むライド経路と、設備と、前記複数の任意の所定の車両横断経路に沿って送出可能および操作可能である、制御可能な無線
の無軌道ライド車両であり、制御可能な無軌道ライド車両軌道移動ナビゲータおよび前記無軌道ライド車両軌道移動ナビゲータと動作可能に通信している独立した車両制御装置を含む、制御可能な無線
の無軌道ライド車両と、前記独立した車両制御装置と動作可能に通信している無線ライドコミュニケータであって、前記無軌道ライド車両に関連する、
無軌道ライド車両ライダの所定のセットからの離散入力をキャプチャおよび送信するように適合されている車両搭載型ライダインターフェースを含み、前記離散入力は、
無軌道ライド車両ライダの
前記所定のセットの無軌道ライド車両ライダに関連付けられた非ライド車両関連事象の所定のセットの状態を含む、前記無線ライドコミュニケータと、前記独立した車両制御装置と動作可能に通信している中央制御装置とを含む無軌道ライドシステム(100、300)の一組の所定のライド経路に沿って無軌道車両を送出する方法であって、
a.前記独立した車両制御装置を使用して、前記無線ライドコミュニケータを介して前記無軌道ライド車両に関連するライダからライダ経路選択要請を受信して、前記車両搭載型ライダインターフェースにより、複数の任意の所定の経路のうちの1つの任意の所定の経路上へ前記無軌道ライド車両を前進させるステップであって、前記複数の任意の所定の経路はライダにより選択可能であり、直線、曲線、又は、直線及び曲線の組み合わせにより規定される、ステップと
b.ライダから前記ライダ経路選択要請を受信すると、当該ライダに関連付けられた検証基準の所定のセットに対して前記ライダ経路選択要請を検証するステップと、
c.検証すると、前記無軌道ライド車両に、前記
ライダ経路選択要請
により選択された任意の所定のライド経路上へ進行するように命令するステップと
を含む、方法。
【請求項13】
前記無軌道ライド車両が前記複数の任意の所定の
車両横断経路のうちの1つの所定の
車両横断経路に沿って移動中である間に、前記ライダ経路選択要請を受信するステップをさらに含む請求項12に記載の無軌道車両を送出する方法。
【請求項14】
ネットワーク上でアクティブな所定の数の他の無軌道車両に関連する現在の状態情報を、無線接続により、前記
独立した車両
制御装置へ送信し、その結果、各独立した無軌道ライド車両が、前記現在の状態情報を使用して、前記
ライダ経路選択要請
により選択れた任意の所定の
車両横断経路に沿った画定された決定点において、前記複数の任意の所定の
車両横断経路のうちの利用可能な任意の所定の
車両横断経路の候補を示すことができるステップをさらに含む請求項12に記載の無軌道車両を送出する方法。
【請求項15】
前記無軌道ライド車両がその現在の所定の
車両横断経路を現在横断している間に、
ライダ
経路選択要請信号を前記中央制御装置へ送信するステップをさらに含む請求項12に記載の無軌道車両を送出する方法。
【請求項16】
前記無軌道ライド車両が現在の所定のライド経路内の停留点で停止している間に、前記ライダ
経路選択要請信号を前記中央制御装置へ送信するステップをさらに含む請求項12に記載の無軌道車両を送出する方法。
【請求項17】
各無軌道車両により、前記複数の任意の所定の
車両横断経路のうちの一意の所定の
車両横断経路上にある前記無軌道車両による現在の経過時間により画定される間隔で、現在の状態をブロードキャストするステップをさらに含む請求項12に記載の無軌道車両を送出する方法。
【請求項18】
ライダ
経路選択要請が行われず、結果として生じる信号が中央制御装置へ送信されなかった場合、前記独立した制御装置を使用して、順序選択または無作為選択により、前記ライダ
経路選択要請をプログラムで作成する請求項12に記載の無軌道車両を送出する方法。
【請求項19】
a.非ライド車両関連システムの少なくとも1つの状態を受信するステップと、
b.前記非ライド車両関連システムの前記受信された状態に基づき、前記複数の任意の所定の
車両横断経路から所定の
車両横断経路のサブセットを選択するステップと
をさらに含む請求項12に記載の無軌道車両を送出する方法。
【請求項20】
一組の任意の所定の経路(210)からの1つの所定の経路(211、212)の辺りに、複数の無軌道車両(320)のうちの1つの無軌道車両を送出する方法であって、
a.車載無軌道車両制御装置(322)により、無軌道車両(320)に関連するライダ(99)に関連するライダ識別子を受信するステップであって、前記無軌道車両に関連する前記ライダは、前記無軌道車両に乗り込もうとしているライダ、または前記無軌道車両に乗り込んだライダである、ステップと、
b.前記車載無軌道車両制御装置により、前記ライダ識別子を受信すると、前記ライダ識別子を検証するステップと、
c.前記車載無軌道車両制御装置により、前記検証されたライダ識別子が利用可能であり、前記検証されたライダ識別子に関連する、任意の所定の経路の所定のセットを識別するステップと、
d.検証および識別すると、
i.前記車載無軌道車両制御装置により、任意の所定の経路の前記所定のセットから1つの所定の経路を選択するステップと、
ii.前記車載無軌道車両制御装置により、前記無軌道車両に前記選択された所定の経路上へ進行するように命令するステップと
を含み、
前記任意の所定の経路は直線、曲線、又は、直線及び曲線の組み合わせにより規定される、
任意の所定の経路は物理的に固定された経路である、前記方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
他出願との関連
本出願は、2016年3月30日に出願された「ライダ制御型の無軌道ライドシステム
(Rider Controlled Trackless Ride System)」という名称の米国仮特許出願第62/3
15,425号の利益を主張するものである。
【0002】
開示されている発明は、遊園地ライドに関する。
【背景技術】
【0003】
有軌道および無軌道のダークライドシステムを含む複雑な娯楽用ライドは、テーマがあ
る娯楽の経営者にとってかなりの設備投資を意味し、ライド体験のために長期間の客用ア
トラクションを確実にするように設計され、市場に出されなければならない。
【0004】
新しいライドおよびアトラクションの導入期は、客がアトラクションを繰り返し体験す
ることができないので、最高レベルのアトラクションとなることが多い。時間が経つにつ
れて、アトラクションのレベルが低下し、テーマがある娯楽の所有者は、ライド体験に新
鮮さを取り入れかつ加えるために、費用のかかる次の変化に投資することが多い。これら
の変化は、構造的な軌道およびライドインフラの移動、景観要素(scenic show element
)の移動および変更、ならびにアトラクション媒体の変更を含む。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
これらの費用のかかる変更および他の欠点が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本明細書において与えられている図面は、本発明の様々な実施形態を示す。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【
図1】第1の例示的ライドシステムの概略図(diagrammatic overview)である。
【
図2】第1の例示的ライド車両のブロック図である。
【
図3】第2の例示的ライドシステムの概略図である。
【
図4】第2の例示的ライド車両のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
開示されている通り、本発明の実施形態は、複数の個別ライド体験を提供しており、こ
れは、無軌道車両20、320がライド空間200内でどこに前進するかを決定するライ
ダ入力を含み得る。
【0009】
図1を参照すると、第1の実施形態では、無軌道ライドシステム100が、ライド経路
領域200の辺りに、および/またはライド経路領域内に、全般的に210で表され、一
般的経路210として示されている複数の所定の車両横断経路ならびに任意の経路211
および212を含むライド経路領域200と、車両横断経路210に沿って送出可能およ
び操作可能である、20a~20cを含む1つまたは複数の制御可能な無軌道ライド車両
20と、独立した車両制御装置23と動作可能に通信している無線ライドコミュニケータ
30(
図2)と、独立した車両制御装置23と動作可能に通信している中央制御装置40
とを含む。
【0010】
図2をさらに参照すると、実施形態では、制御可能な無軌道ライド車両20が、冗長で
ある可能性がある1つまたは複数の軌道ナビケータ21と、動的に制御可能なライド車両
原動力システム22と、該軌道ナビケータ21および該ライド車両原動力システム22と
動作可能に通信している1つまたは複数の独立した車両制御装置23とを含む。
【0011】
無線ライドコミュニケータ30(
図2)が、通常、対応する組の無軌道ライド車両ライ
ダ99(
図2)に関連付けることが可能な一組の無線ライダコミュニケータ31(
図2)
と、通常は設備60に近接して配設されており、一組の無線ライダコミュニケータ30か
らの離散入力(discrete input)をキャプチャするように適合されている、1つまたは複
数の設備取付け型センサ62とを含む。実施形態では、離散入力は、一組の無軌道ライド
車両ライダ99に関連する、非ライド車両関連事象の所定のセットの状態を含み得る。
【0012】
設備取付け型センサ62が、非接触設備取付け型センサ、例えばカメラなどの視覚セン
サもしくは他の光学センサ、動作認識装置、顔特徴認識装置、音声認識装置、および/ま
たは無線周波数識別子(RFID:radio frequency identifier)受信機等、あるいはそ
れらの組合せを含み得る。
【0013】
無線ライドコミュニケータ30(
図2)は、独立した車両制御装置23(
図2)と動作
可能に通信しており、一組の無軌道ライド車両ライダ99(
図2)のうちの1人のライダ
が無線無軌道ライド車両20の所定の横断アスペクトを制御することを可能にするように
構成されている車両搭載型ライダインターフェース35(
図2)をさらに含むことができ
、無線無軌道ライド車両20内で、ライダは、通常は、ライド経路領域200の辺りに、
またはライド経路領域200内に位置する。ある実施形態では、設備取付け型センサ62
は、車両搭載型ライダインターフェース35と動作可能に通信している。
【0014】
図3を参照すると、第2の実施形態では、無軌道ライドシステム300が、所定のライ
ド車両経路領域200内の複数の動的に選択可能な所定の経路210と、経路211およ
び212などの複数の動的に選択可能な所定の経路210に沿って操作可能な複数の無線
自動送出無軌道ライド車両320、例えば320a~320c、とを含む。また、付加的
ライド車両400が存在していてもよい。
【0015】
少なくとも1つの無線自動送出無軌道ライド車両320が、動的に制御可能な無軌道ラ
イド車両原動力システム322(
図4)と、該動的に制御可能な無軌道ライド車両原動力
システム322と動作可能に通信している1つまたは複数のナビケータ321(
図4)と
、該ナビケータ321と動作可能に通信している独立した車両制御装置323(
図4)と
、該独立した車両制御装置323と動作可能に通信している1つまたは複数の空間位置判
定装置324(
図4)と、独立した車両制御装置323と動作可能に通信している所定の
配列の多次元周囲物体検出センサ325(
図4)とを含む。空間位置判定装置324は、
通常、GPSに基づく空間位置判定装置を含む。
【0016】
少なくとも1つの無線自動送出無軌道ライド車両320(
図4)、例えば320a~3
20c(
図4)の少なくとも1つ、が、多次元周囲物体検出センサ325(
図4)により
検出可能な一組の多次元周囲物体350により画定され得る一組のライド経路選択決定点
201に従って、複数の動的に選択可能な所定の経路210のうちの動的に選択可能な所
定の経路211、212に沿って前進するように構成されている。
【0017】
ある実施形態では、車両搭載型ライダインターフェース335(
図4)が存在し、独立
した車両制御装置323(
図4)と動作可能に通信しており、ライダ99(
図4)がライ
ド経路特性の所定のセットを制御することを可能にするように構成されている。通常はそ
の上、一組の地理的タグ222が存在しており、ライダからの入力に少なくとも部分的に
基づき、独立した車両制御装置323(
図4)への入力として有用であり、自動送出無軌
道ライド車両320が横断する所定のルート211、212の選択を助ける一組の決定点
201を画定し得る。
【0018】
さらに、1つまたは複数の設備取付け型センサ/インターフェース362が存在してお
り、独立した車両制御装置323(
図4)と動作可能に通信していてもよく、ライダがラ
イド経路特性の所定のセットを制御することを可能にするように構成されていてもよい。
ライダ99(
図4)からの入力に少なくとも部分的に基づき、独立した車両制御装置32
3(
図4)への入力として有用であり、自動送出無軌道ライド車両320が横断する所定
のルート211、212の選択を助ける一組の決定点を画定する、一組の地理的タグ22
2が存在していてもよい。
【0019】
ある実施形態では、1つまたは複数の車両搭載型ライダインターフェース335(
図4
)が存在しており、独立した車両制御装置323(
図4)と動作可能に通信していてもよ
く、自動送出無軌道ライド車両320内のライダ99(
図4)にアクセス可能であっても
よく、ライダ99がライド経路特性の第1の所定のセットを制御することを可能にするよ
うに構成されていてもよい。これらの実施形態では、また、1つまたは複数の設備取付け
型センサ/インターフェース362が存在しており、独立した車両制御装置323と動作
可能に通信していてもよく、ライダ99が、ライド車両400などの非ライド車両の状態
に基づき、ライド経路特性の第2の所定のセットを制御することを可能にするように構成
されていてもよい。一組の地理的タグ222が存在していてもよく、ライダ99からの入
力に少なくとも部分的に基づき、独立した車両制御装置323への入力として有用であり
、自動送出無軌道ライド車両320が横断する所定のルート211、212の選択を助け
る一組の決定点を画定してもよい。
【0020】
例示的実施形態の動作では、個々の無軌道車両20、320を、アトラクションを通し
て決定点201での直接的なライダ入力により部分的に選択される1つまたは複数の所定
の経路210上に送出することにより、物理的光景(physical scene)および体験の様々
な組合せにより、ライダ99(
図2、4)などのライダが無軌道ライド車両20、320
内で運ばれてもよい。決定点201およびライダ入力要請は、ライド体験のストーリー展
開または進行に合致するようにテーマに合わせた構成が行われてもよい。
【0021】
第1の方法では、独立した車両制御装置23、323を使用して、無軌道ライド車両2
0、320に関連するライダ99(
図2、4)からのライダ経路選択要請を受信し、車両
搭載型ライダインターフェース35、335を介して、無軌道ライド車両20、320を
複数の任意の所定の経路のうちの任意の所定の経路211、212上へ前進させることに
より、無軌道車両20、320が無軌道ライドシステム100、300の一組の所定のラ
イド経路211、212に沿って送出されてもよい。
【0022】
ライダ選択要請を受信すると、該ライダ選択要請は、通常、検証基準の所定のセットに
対して検証される。検証された場合、無軌道ライド車両20、320は、次いで、独立し
た車両制御装置22、322により実行可能な一組の所定の命令コードなどを用いて、方
向付けられるかまたは他の方法で命令されて、要請された任意の所定の経路211、21
2上へ進む。ライダ選択要請は、無軌道ライド車両20、320が複数の任意の所定の経
路210の所定の経路211、212に沿って移動中に、または所定の経路211、21
2に接近する前に、受信されてもよい。
【0023】
ある実施形態では、経路210に沿って現在存在する、動作中の所定の数の他の無軌道
車両20、320に関連する現在の状態情報が、無線ライドコミュニケータ30、330
を介して、無線接続などにより、無軌道車両搭載制御装置22、322に送信されてもよ
く、その結果、各独立した無軌道ライド車両20、320は、現在の状態情報を使用して
、様々なライド経路に沿った画定された決定点201において、複数の任意の所定の経路
211~212のうちの利用可能な任意の所定の経路の候補を示すことができる。
【0024】
ライダ選択要請信号は、無軌道ライド車両20、320がその現在の所定の経路を現在
移動している間に、もしくは無軌道ライド車両20、320がライド内の停留点202で
停止している間に等、またはそれらの組合せで、中央制御装置40へ送信されてもよい。
【0025】
現在の状態が、複数の任意の所定の経路のうちの一意の所定の経路上の無軌道車両20
、320の現在の経過時間により画定される時間間隔などの1つまたは複数の時間間隔で
、各無軌道車両20、320によりブロードキャストされてもよい。
【0026】
ライダ選択要請が行われず、結果信号が中央制御装置40へ送信されなかった場合、独
立した制御装置23、323が、順序選択もしくは無作為選択などにより、ライダ選択要
請をプログラムで作成するかまたは別の方法で応答するのに使用されてもよい。
【0027】
ある実施形態では、非ライド車両関連システム400の少なくとも1つの状態がブロー
ドキャストされてもよく、所定の経路211、212のサブセットが、代替的ライド車両
400の受信された状態に基づき、複数の任意の所定の経路210から選択される。
【0028】
さらなる実施形態では、無軌道車両20、320が、独立した車両制御装置22、32
2などの車載無軌道車両制御装置により、無軌道車両20、320に関連するライダ99
(
図2、
図4)に関連するライダ識別子を受信することにより、一組の任意の所定の経路
210からの所定の経路211、212内のどこかに送出されてもよく、無軌道車両20
、320に関連するライダ99は、無軌道車両20、320に乗り込もうとしているライ
ダまたは乗り込んだライダである。
【0029】
ライダ識別子を受信すると、ライダ識別子が検証される。実施形態では、ライダの識別
情報、例えば個人用ゲーム機、モバイル機器、またはコンピュータ等用のゲーム関連識別
情報、を格納することができる双方向の、ウェアラブルの、または別途携帯用のデバイス
が存在してもよい。ライダ99(
図2、
図4)は無軌道ライドシステム100、300に
進入することができ、具体的には、無軌道ライド車両20、320に進入してライダ識別
子を得る前に、ライダのデバイスの初期走査の実施を要請することができるか、または無
軌道ライドシステムは、そのようなデバイスおよびライダ識別子を自動的に検出すること
ができる。どちらの場合にも、無軌道ライドシステムは、次いで、ライダの識別子に関連
する一組の所定の経路を選択することにより、ライド体験を、ゲーム体験の続きであるよ
うに調整することができ、そのライダを伴う車両が所定の経路の選択されたセットに沿っ
て進行することを可能にする。
【0030】
ライダのデバイスの使用などにより識別され、検証されると、任意の所定の経路211
、212の所定のセットが、検証されたライダ識別子を利用可能であり、関連すると識別
される。検証され、識別された場合、任意の所定の経路210の所定のセットからの1つ
の所定の経路211が選択され、無軌道車両20、320が選択された所定の経路211
上へ進行するように命令される。
【0031】
本明細書において使用される場合、命令するために、ライド車両20、320は、通常
、独立した車両制御装置23、323により解釈され、および/または実行されることが
可能であり、通常は関連する軌道ナビケータ21、321と併せて、動的に制御可能なラ
イド車両原動力システム22、322をある速度である方向に進行させる、独立した車両
制御装置23、323による使用のための一組の命令コードを与えられていることを、ラ
イド車両技術分野の当業者は理解するであろう。該命令コードは、独立した車両制御装置
23、323および/もしくは軌道ナビケータ21、321内に格納されてもよく、なら
びに/または中央制御装置40などから動的に受信されてもよい。
【0032】
このように、無軌道ライド車両20、320は、無軌道ライド車両20、320のグル
ープとして、物理的光景および体験の様々な組合せによりライダ99を運ぶ複数の無軌道
ライド車両20、320として、送出されてもよい。決定点201およびライダ入力の要
請のテーマに合わせた構成が行われて、ライド体験のストーリー展開または進行の脈絡の
中で、ライダ99に、車両グループに合流するかまたは分散する可能性がある個々の無軌
道ライド車両20、320を所定の経路211、212上へ送出することにより、車両グ
ループを維持することまたは断念することの選択を可能にしてもよい。
【0033】
本明細書に記載されている通り、実施形態では、車両搭載型および/または設備取付け
型のセンサ/インターフェースが動作可能に協働的であり、ライダが経路/概要(profil
e)/等を制御することを可能にする。例えば、車両に基づくセンサ/インターフェース
、設備に基づくセンサ/インターフェース等、またはそれらの組合せを含み得るセンサ/
ライダインターフェースが存在する。
【0034】
本発明の上述の開示および記載は例示的、説明的である。大きさ、形状および材料ならびに実例的構造および/または実例的方法の詳細の様々な変更が、本発明の趣旨から逸脱することなく、施されてもよい
なお、本発明には以下の態様が含まれることを付記する。
[態様1]
無軌道ライドシステム(100)であって、
a.ライド経路領域(200)であって、前記ライド経路領域(200)の辺りに複数の所定の任意の車両横断経路(211、212)を含む前記ライド経路領域(200)と、
b.前記任意の車両横断経路(211、212)に沿って送出可能および操作可能である、制御可能な無軌道ライド車両(20、320)であって、
i.軌道ナビゲータ(21)、
ii.動的に制御可能なライド車両原動力システム(22)、および
iii.前記軌道ナビゲータおよび前記ライド車両原動力システムと動作可能に通信している独立した車両制御装置(23)
を含む前記制御可能な無軌道ライド車両(20、320)と、
c.前記独立した車両制御装置と動作可能に通信する無線ライドコミュニケータ(30)であって、
i.一組の無軌道ライド車両ライダ(99)に関連付けることが可能な一組の無線ライダコミュニケータ(31)、および
ii.前記一組の無線ライダコミュニケータからの離散入力をキャプチャするように適合されている設備取付け型センサ(62)であって、前記離散入力は、前記一組の無軌道ライド車両ライダに関連する、非ライド車両関連事象の所定のセットの状態を含む、前記設備取付け型センサ(62)
を含む前記無線ライドコミュニケータ(30)と、
d.前記独立した車両制御装置と動作可能に通信する中央制御装置(40)と
を含む前記無軌道ライドシステム(100)。
[態様2]
前記設備取付け型センサ(62)は非接触設備取付け型センサを含む、態様1に記載の無軌道ライドシステム(100)。
[態様3]
前記設備取付け型センサ(62)は無線周波数識別子RFID受信機、動作認識装置、顔特徴認識装置、または音声認識装置を含む、態様2に記載の無軌道ライドシステム(100)。
[態様4]
前記無線ライドコミュニケータ(30)は、前記独立した車両制御装置と動作可能に通信し、前記一組の無軌道ライド車両ライダのうちの1人のライダが前記ライド経路領域(200)当たりの前記無線無軌道ライド車両の所定の横断アスペクトを制御することを可能にするように構成されている車両搭載型ライダインターフェース(35)をさらに含む、態様1に記載の無軌道ライドシステム(100)。
[態様5]
前記車両搭載型ライダインターフェースと動作可能に通信している設備取付け型センサ/インターフェース(362)をさらに含む、態様4に記載の無軌道ライドシステム(100)。
[態様6]
無軌道ライドシステム(300)であって、
a.所定のライド車両経路領域(200)内の複数の動的に選択可能な所定の経路(211~212)と、
b.前記複数の動的に選択可能な所定の経路に沿って操作可能な複数の無線自動送出無軌道ライド車両(320)であり、
i.動的に制御可能な無軌道ライド車両原動力システム(322)、
ii.前記動的に制御可能な無軌道ライド車両原動力システムと動作可能に通信しているナビケータ(321)、
iii.前記ナビケータと動作可能に通信している独立した車両制御装置(323)、
iv.前記独立した車両制御装置と動作可能に通信している空間位置判定装置(342)、および
v.前記独立した車両制御装置と動作可能に通信している所定の配列の多次元周囲物体検出センサ(325)
を含む前記無線自動送出無軌道ライド車両(320)と
を含む、無軌道ライドシステム(300)。
[態様7]
前記空間位置判定装置は、GPSに基づく空間位置判定装置を含む、態様6に記載の無軌道ライドシステム(300)。
[態様8]
複数の無線自動送出無軌道ライド車両のうちの1つが、前記検出センサ(325)により検出可能な一組の多次元周囲物体(350)により画定される一組のライド経路選択決定点に従って、前記複数の動的に選択可能な所定の経路のうちの1つの動的に選択可能な所定の経路に沿って前進するように構成されている、態様6に記載の無軌道ライドシステム(300)。
[態様9]
a.ライダがライド経路特性の所定のセットを制御することを可能にするように構成されている車両搭載型ライダインターフェース(335)であり、前記独立した車両制御装置と動作可能に通信している前記車両搭載型ライダインターフェース(335)と、
b.前記複数の前記自動送出無軌道ライド車両のうちの1つの自動送出無軌道ライド車両が横断する所定のルートの選択を助けるために前記独立した車両制御装置への入力として有用である、前記ライダからの入力に少なくとも部分的に基づく、一組の決定点(201)を画定する一組の地理的タグ(222)と
をさらに含む態様6に記載の無軌道ライドシステム(300)。
[態様10]
a.ライダがライド経路特性の所定のセットを制御することを可能にするように構成されている設備取付け型センサ/インターフェース(362)であり、前記独立した車両制御装置と動作可能に通信している前記設備取付け型センサ/インターフェース(362)と、
b.前記複数の自動送出無軌道ライド車両のうちの1つの自動送出無軌道ライド車両が横断する所定のルートの選択を助けるために前記独立した車両制御装置への入力として有用である、前記ライダからの入力に少なくとも部分的に基づく、一組の決定点(201)を画定する一組の地理的タグ(222)と
をさらに含む、態様6に記載の無軌道ライドシステム(300)。
[態様11]
a.ライダがライド経路特性の第1の所定のセットを制御することを可能にするように構成されている車両搭載型ライダインターフェース(335)であり、前記独立した車両制御装置と動作可能に通信している前記車両搭載型ライダインターフェース(335)と、
b.前記ライダが、非ライド車両システムの状態に基づき、ライド経路特性の第2の所定のセットを制御することを可能にするように構成されている設備取付け型センサ/インターフェース(362)であり、前記独立した車両制御装置と動作可能に通信している前記設備取付け型センサ/インターフェース(362)と、
c.前記複数の自動送出無軌道ライド車両のうちの自動送出無軌道ライド車両が横断する所定のルートの選択を助けるために前記独立した車両制御装置への入力として有用である、前記ライダからの入力に少なくとも部分的に基づく、一組の決定点(201)を画定する一組の地理的タグ(222)と
をさらに含む態様6に記載の無軌道ライドシステム(300)。
[態様12]
複数の任意の所定の経路を含むライド経路と、前記ライド経路に沿って送出可能および操作可能である、制御可能な無線無軌道ライド車両であり、制御可能な原動力となる無軌道ライド車両軌道ナビケータおよび前記軌道ナビケータと動作可能に通信している独立した車両制御装置を含む、制御可能な無線無軌道ライド車両と、前記独立した車両制御装置と動作可能に通信しているコミュニケータであり、前記無軌道ライド車両に関連する、無線無軌道ライド車両ライダの所定のセットからの離散入力をキャプチャするように適合されている車両搭載型ライダインターフェースを含む、コミュニケータと、前記独立した車両制御装置と動作可能に通信している中央制御装置とを含む無軌道ライドシステム(100、300)の一組の所定のライド経路に沿って無軌道車両を送出する方法であって、
a.前記独立した車両制御装置を使用して、前記無軌道ライド車両に関連するライダからライダ経路選択要請を受信して、前記車両搭載型ライダインターフェースにより、複数の任意の所定の経路のうちの1つの任意の所定の経路上へ前記無軌道ライド車両を前進させるステップと、
b.前記ライダ経路選択要請を受信すると、検証基準の所定のセットに対して前記ライダ経路選択要請を検証するステップと、
c.検証すると、前記無軌道ライド車両に、前記要請された任意の所定のライド経路上へ進行するように命令するステップと
を含む、方法。
[態様13]
前記無軌道ライド車両が前記複数の任意の所定のライド経路のうちの1つの所定のライド経路に沿って移動中である間に、前記ライダ経路選択要請を受信するステップをさらに含む態様12に記載の無軌道車両を送出する方法。
[態様14]
ネットワーク上でアクティブな所定の数の他の無軌道車両に関連する現在の状態情報を、無線接続により、前記無軌道車両搭載制御装置へ送信し、その結果、各独立した無軌道ライド車両が、前記現在の状態情報を使用して、前記要請された任意の所定のライド経路に沿った画定された決定点において、前記複数の任意の所定の経路のうちの利用可能な任意の所定のライド経路の候補を示すことができるステップをさらに含む態様12に記載の無軌道車両を送出する方法。
[態様15]
前記無軌道ライド車両がその現在の所定のライド経路を現在横断している間に、前記ライダ選択要請信号を前記中央制御装置へ送信するステップをさらに含む態様12に記載の無軌道車両を送出する方法。
[態様16]
前記無軌道ライド車両が現在の所定のライド経路内の停留点で停止している間に、前記ライダ選択要請信号を前記中央制御装置へ送信するステップをさらに含む態様12に記載の無軌道車両を送出する方法。
[態様17]
各無軌道車両により、前記複数の任意の所定のライド経路のうちの一意の所定のライド経路上にある前記無軌道車両による現在の経過時間により画定される間隔で、現在の状態をブロードキャストするステップをさらに含む態様12に記載の無軌道車両を送出する方法。
[態様18]
ライダ選択要請が行われず、結果として生じる信号が中央制御装置へ送信されなかった場合、前記独立した制御装置を使用して、順序選択または無作為選択により、前記ライダ選択要請をプログラムで作成する態様12に記載の無軌道車両を送出する方法。
[態様19]
a.非ライド車両関連システムの少なくとも1つの状態を受信するステップと、
b.前記非ライド車両関連システムの前記受信された状態に基づき、前記複数の任意の所定のライド経路から所定のライド経路のサブセットを選択するステップと
をさらに含む態様12に記載の無軌道車両を送出する方法。
[態様20]
一組の任意の所定の経路からの1つの所定の経路の辺りに、複数の無軌道車両のうちの1つの無軌道車両を送出する方法であって、
a.車載無軌道車両制御装置により、無軌道車両に関連するライダに関連するライダ識別子を受信するステップであって、前記無軌道車両に関連する前記ライダは、前記無軌道車両に乗り込もうとしているライダ、または前記無軌道車両に乗り込んだライダである、ステップと、
b.前記車載無軌道車両制御装置により、前記ライダ識別子を受信すると、前記ライダ識別子を検証するステップと、
c.前記車載無軌道車両制御装置により、前記検証されたライダ識別子が利用可能であり、前記検証されたライダ識別子に関連する、任意の所定の経路の所定のセットを識別するステップと、
d.検証および識別すると、
i.前記車載無軌道車両制御装置により、任意の所定の経路の前記所定のセットから1つの所定の経路を選択するステップと、
ii.前記車載無軌道車両制御装置により、前記無軌道車両に前記選択された所定の経路上へ進行するように命令するステップと
を含む前記方法。
【符号の説明】
【0035】
20、20a~20c 制御可能な無軌道ライド車両、無軌道車両、無線無軌道ライド
車両、ライド車両
21 軌道ナビケータ
22、322 動的に制御可能な(無軌道)ライド車両原動力システム
23、323 独立した(車両)制御装置、無軌道車両搭載制御装置
30、330 無線ライドコミュニケータ
31 無線ライダコミュニケータ
35、335 車両搭載型ライダインターフェース
40 中央制御装置
60 設備
62 設備取付け型センサ
99 (無線ライド車両の)ライダ
100、300 無軌道ライドシステム
200 ライド空間、(所定の)ライド(車両)経路領域
201 ライド経路選択決定点、決定点
202 停留点
210 経路、車両横断経路、動的に選択可能な所定の経路、所定の経路、任意の所定
の経路
211、212 任意の経路、経路、動的に選択可能な所定の経路、所定のルート、所
定のライド経路、所定の経路、任意の所定の経路、(所定の)任意の車両横断経路
222 地理的タグ
320、320a~320c 無軌道車両、(無線)自動送出無軌道ライド車両、無軌
道ライド車両、ライド車両
321 ナビケータ、軌道ナビケータ
324 空間位置判定装置
325 (所定の配列の)多次元周囲物体検出センサ
350 多次元周囲物体
362 設備取付け型センサ/インターフェース
400 (付加的)ライド車両、非ライド車両関連システム、代替的ライド車両