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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-29
(45)【発行日】2024-03-08
(54)【発明の名称】パーソナルケア組成物
(51)【国際特許分類】
   A61K 8/73 20060101AFI20240301BHJP
   A61K 8/892 20060101ALI20240301BHJP
   A61Q 5/02 20060101ALI20240301BHJP
   A61Q 5/12 20060101ALI20240301BHJP
   C08B 11/145 20060101ALI20240301BHJP
   C08B 11/193 20060101ALI20240301BHJP
【FI】
A61K8/73
A61K8/892
A61Q5/02
A61Q5/12
C08B11/145
C08B11/193
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2021521479
(86)(22)【出願日】2019-11-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-01-14
(86)【国際出願番号】 US2019059343
(87)【国際公開番号】W WO2020101912
(87)【国際公開日】2020-05-22
【審査請求日】2022-10-24
(31)【優先権主張番号】62/767,653
(32)【優先日】2018-11-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】590002035
【氏名又は名称】ローム アンド ハース カンパニー
【氏名又は名称原語表記】ROHM AND HAAS COMPANY
(73)【特許権者】
【識別番号】591123001
【氏名又は名称】ユニオン カーバイド コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000589
【氏名又は名称】弁理士法人センダ国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リール、リンジー エム.
(72)【発明者】
【氏名】パーテイン、3世、エメット エム.
(72)【発明者】
【氏名】フェルナンデス、ニキル ジェイ.
(72)【発明者】
【氏名】ミレー、ダニエル エス.
【審査官】横山 敏志
(56)【参考文献】
【文献】特表2006-527785(JP,A)
【文献】国際公開第2008/002666(WO,A1)
【文献】特表2006-526029(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61K 8/00 - 8/99
A61Q 1/00 - 90/00
C08B 11/145
C08B 11/193
Japio-GPG/FX
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パーソナルケア組成物であって、
前記パーソナルケア組成物の重量に基づいて、25~99重量%の化粧品的に許容可能な担体と、
前記パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%の化粧品的に許容可能なシリコーンであって、アモジメチコン、ジメチコン、ジメチコノール及びこれらの混合物からなる群から選択される化粧品的に許容可能なシリコーンと、
前記パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%の修飾された炭水化物ポリマーと、を含み、
前記修飾された炭水化物ポリマーがセルロースエーテルベース材料を含み、
前記セルロースエーテルベース材料が、
(i)第四級アンモニウム基であって前記修飾された炭水化物ポリマーが、灰分および揮発性物質が補正された、1.0~4.0重量%のケルダール窒素含有量TKNを有前記第四級アンモニウム基が、トリメチルアンモニウム部分である、第四級アンモニウム基と、
(ii)疎水性置換基であって、前記疎水性置換基が、平均10~20個の炭素原子を有するアルキル基を含み、前記修飾された炭水化物ポリマーが、前記セルロースエーテルベース材料1モルあたり0.005モルより多く0.05モル未満の前記疎水性置換基を含み、前記疎水性基が、前記セルロースエーテルベース材料の主鎖全体にランダムに分散しており前記疎水性置換基が、エーテル結合のみを通して前記セルロースエーテルベース材料に結合している疎水性置換基と、で官能化され、
前記セルロースエーテルベース材料が、>200,000ダルトンの重量平均分子量Mを有
前記修飾された炭水化物ポリマーは、前記セルロースエーテルベース材料の1モルあたり<0.001モルの、式(B):
【化1】
(式中、各R は、メチル基およびエチル基から独立して選択され、R は、C 6-22 アルキル基から選択される)を有するトリアルキルアンモニウム部分を含み、
前記パーソナルケア組成物が、シャンプー、コンディショニングシャンプー、洗い流さないヘアコンディショナーおよび洗い流すヘアコンディショナーからなる群から選択される、パーソナルケア組成物。
【請求項2】
前記パーソナルケア組成物が、シャンプーおよびコンディショニングシャンプーからなる群から選択される、請求項に記載のパーソナルケア組成物。
【請求項3】
パーソナルケアクレンジング界面活性剤をさらに含む、請求項に記載のパーソナルケア配合物。
【請求項4】
キレート剤をさらに含む、請求項に記載のパーソナルケア配合物。
【請求項5】
増粘剤をさらに含む、請求項に記載のパーソナルケア配合物。
【請求項6】
界面活性剤であって、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム、コカミドモノエタノールアミンおよびコカミドプロピルベタインの混合物を含む、界面活性剤と、
キレート剤であって、エチレンジアミン四酢酸四ナトリウムを含む、キレート剤と、
レオロジー調整剤であって、増粘剤が、テトラステアリン酸PEG-150ペンタエリスリチルを含む、レオロジー調整剤と、をさらに含む、請求項に記載のパーソナルケア配合物。
【請求項7】
防腐剤をさらに含む、請求項に記載のパーソナルケア配合物。
【請求項8】
シリコーンを堆積させる方法であって
請求項1に記載のパーソナルケア組成物を選択することと、
前記パーソナルケア組成物を毛髪に適用することと、を含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パーソナルケア組成物に関する。特に、本発明は、化粧品的に許容可能な担体と、化粧品的に許容可能なシリコーンと、修飾された炭水化物ポリマーと、を含有するパーソナルケア組成物に関し、修飾された炭水化物ポリマーは、セルロースエーテルベース材料を含み、セルロースエーテルベース材料は、(i)第四級アンモニウム基であって、第四級アンモニウム基、修飾された炭水化物ポリマーが、灰分および揮発性物質が補正された、1.0~4.0重量%のケルダール窒素含有量TKNを有する、第四級アンモニウム基と、(ii)疎水性置換基であって、疎水性置換基が平均10~20個の炭素原子を有するアルキル基を含み、修飾された炭水化物ポリマーが、セルロースエーテルベース材料1モルあたり>0.005~<0.05モルの疎水性置換基を含み、疎水性基が、セルロースエーテルベース材料の主鎖全体にランダムに分散している、疎水性置換基と、で官能化され、セルロースエーテルベース材料は、>200,000ダルトンの重量平均分子量Mを有する。
【0002】
シリコーンの堆積は、様々なパーソナルケア組成物にとって特に興味深い。特に、洗浄効果に加えて保湿/コンディショニング効果をもたらすパーソナルケアクレンザー(例えば、ボディウォッシュ、フェイスウォッシュ、ハンドウォッシュ、石鹸、シャンプー、シャンプーコンディショナーおよびヘアコンディショナー)への関心がある。
【0003】
毛髪のクレンジングは、個人の衛生状態の遍在的要素になっている。毛髪のクレンジングは、毛髪または個人に有害であると認識されている汚れ、細菌およびその他のものの除去を容易にする。クレンジング配合物は通常、毛髪に付着した物質の除去を促進するための界面活性剤を含む。残念ながら、クレンジング配合物は、望ましくない物質および望ましい物質の両方を毛髪から除去する。例えば、望ましくないことに、クレンジング配合物はしばしば、水分の損失から毛髪を保護するように作用する油を毛髪から除去する。毛髪から過剰な油分を除去すると、毛髪が乾燥および損傷しやすくなる可能性がある。この懸念に対する1つの解決策は、穏やかな界面活性剤の選択である。別のアプローチは、堆積によって除去された油を置き換えるのに役立つ添加剤を組み込むことであるが、このアプローチは、特に洗い流す用途では実践が難しいことが証明されている。
【0004】
米国特許第7,067,499号において、Erazo-Majewiczらは、少なくとも1つのカチオン性ポリガラクトマンナンまたはカチオン性ポリガラクトマンナンの誘導体を含むパーソナルケアおよび家庭用ケア製品組成物を開示しており、カチオン性誘導体化ポリガラクトマンナン上の誘導体部分は、アルキル、ヒドロキシアルキル、アルキルヒドロキシアルキル、およびカルボキシメチルからなる群から選択され、このアルキルが1~22個の炭素を含む炭素鎖を有し、ヒドロキシアルキルが、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、およびヒドロキシブチルからなる群から選択され、少なくとも1つのカチオン性ポリガラクトマンナンまたはカチオン性ポリガラクトマンナンの誘導体が、5,000の下限および200,000の上限を有する平均(mean average)分子量(Mw)を有し、10%の水溶液における600nmの光波長での80%を超える光透過率を有し、多糖類の1.0重量%未満のタンパク質含有量、および少なくとも0.01メガ/グラムのアルデヒド官能基含有量を有する。
【0005】
従来使用されている堆積助剤、例えば可溶性カチオン性修飾セルロース(例えばポリクオタニウム-10)、グアーヒドロキシプロピルトリアンモニウムクロリドおよび他のカチオン性ポリマー(例えばポリクオタニウム-6、ポリクオタニウム-7)は、パーソナルケアクレンザーにおいて一定レベルの堆積を提供するが、それにもかかわらず、それらは効率が低く、所望の結果を促進するためにパーソナルケアクレンザー配合物に比較的高レベルの有効成分を組み込むことを必要とする。しかしながら、そのような高レベルの有効成分(例えば、シリコーン)は、配合物の消費者による使用感に発泡/泡の感触およびコストに悪影響を与える。
【0006】
したがって、パーソナルケア組成物からのシリコーン堆積の効率の向上を促進する堆積助剤の必要性が残っている。
【0007】
本発明は、化粧品的に許容可能な担体と、化粧品的に許容可能なシリコーンと、修飾された炭水化物ポリマーと、を含有するパーソナルケア組成物を提供し、修飾された炭水化物ポリマーは、セルロースエーテルベース材料を含み、セルロースエーテルベース材料は、(i)第四級アンモニウム基であって、修飾された炭水化物ポリマーが、灰分および揮発性物質が補正された、1.0~4.0重量%のケルダール窒素含有量TKNを有する、第四級アンモニウム基と、(ii)疎水性置換基であって、疎水性置換基が平均10~20個の炭素原子を有するアルキル基を含み、修飾された炭水化物ポリマーが、セルロースエーテルベース材料1モルあたり>0.005~<0.05モルの疎水性置換基を含み、疎水性基が、セルロースエーテルベース材料の主鎖全体にランダムに分散している、疎水性置換基と、で官能化され、セルロースエーテルベースの材料は、>200,000ダルトンの重量平均分子量Mを有する。
【0008】
本発明は、シリコーンを堆積させる方法であって、本発明のパーソナルケア組成物を選択することと、パーソナルケア組成物を皮膚および毛髪のうちの少なくとも1つに適用することとを含む、方法を提供する。
【発明を実施するための形態】
【0009】
驚くべきことに、パーソナルケア製剤からのシリコーン堆積は、第四級アンモニウム基と疎水性置換基とで官能化されたセルロースエーテルベースの材料を含む修飾された炭水化物ポリマーを組み込むことによって強化できることを発見し、ここで、セルロースエーテルベース材料は、>200,000ダルトンの重量平均分子量、MWを有し、修飾された炭水化物ポリマーは、灰分および揮発性物質が補正された、1.0~4.0重量%のケルダール窒素含有量TKNを有し、修飾された炭水化物ポリマーは、セルロースエーテルベース材料1モルあたり>0.005~<0.05モルの疎水性置換基を含み、疎水性基は、セルロースエーテルベース材料の主鎖全体にランダムに分散している。
【0010】
別途示されない限り、比、百分率、部などは、重量による。
【0011】
本明細書で使用される場合、他に示されない限り、「分子量」またはM という語句は、ゲル浸透クロマトグラフィー(GPC)およびポリエチレングリコール標準などの従来の標準を用いて従来の手法で測定される重量平均分子量を指す。GPC技法は、Modern Size Exclusion Chromatography,W.W.Yau,J.J.Kirkland,D.D.Bly;Wiley-Interscience,1979、およびA Guide to Materials Characterization and Chemical Analysis,J.P.Sibilia;VCH,1988,p.81-84に詳細に考察されている。分子量は、本明細書においてダルトンの単位で、または同等にg/molで報告される。
【0012】
本明細書および添付の特許請求の範囲で使用される「化粧品的に許容可能な」という用語は、パーソナルケア組成物に典型的に使用される成分について言及するものであり、パーソナルケア組成物に典型的に見られる量で存在する場合に有毒な材料は、本発明の一部として企図されないことを強調することを意図する。
【0013】
好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、ボディウォッシュ配合物、剥離ボディウォッシュ配合物、洗顔料配合物、剥離洗顔料配合物、液体ハンドソープ、シャンプー、コンディショニングシャンプー、洗い流さないヘアコンディショナー、洗い流すヘアコンディショナー、ヘアカラー剤、ヘアスタイリングジェル、石鹸、日焼け止め、サルフェート不含クレンジング配合物およびマイルドクレンジング配合物からなる群から選択される。より好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、シャンプー、コンディショニングシャンプー、洗い流さないヘアコンディショナー、および洗い流すヘアコンディショナーからなる群から選択される。最も好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、シャンプー、コンディショナーまたはコンディショニングシャンプーである。
【0014】
好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、化粧品的に許容可能な担体(好ましくは、パーソナルケア組成物が、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、25~99重量%(より好ましくは、30~97.5重量%、さらにより好ましくは、60~95重量%、最も好ましくは、75~90重量%)の化粧品的に許容可能な担体(好ましくは、化粧品的に許容可能な担体が水を含み、より好ましくは、化粧品的に許容可能な担体が、水および水性C1~4アルコール混合物からなる群から選択され、最も好ましくは、化粧品的に許容可能な担体が水である))と、化粧品的に許容可能なシリコーン(好ましくは、パーソナルケア組成物が、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%(より好ましくは、0.1~5重量%、さらにより好ましくは、0.4~2.5重量%、最も好ましくは、0.5~1.5重量%)の化粧品的に許容可能なシリコーンを含む)と、修飾された炭水化物ポリマー(好ましくは、パーソナルケア組成物が、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%(より好ましくは、0.15~2重量%、さらにより好ましくは、0.2~1重量%、最も好ましくは、0.25~0.5重量%)の修飾された炭水化物ポリマーを含む)と、を含み、修飾された炭水化物ポリマーは、セルロースエーテルベース材料を含み、セルロースエーテルベース材料は、(i)第四級アンモニウム基であって、第四級アンモニウム基、修飾された炭水化物ポリマーが、灰分および揮発性物質が補正された、1.0~4.0重量%(好ましくは、1.5~3.25、より好ましくは、1.6~2.6、最も好ましくは、1.7~2.1)のケルダール窒素含有量TKNを有する、第四級アンモニウム基と、(ii)疎水性置換基であって、疎水性置換基が平均10~20個の炭素原子(好ましくは、12~18個の炭素原子、より好ましくは、12~16個の炭素原子、最も好ましくは、12個の炭素原子)を有するアルキル基を含み、修飾された炭水化物ポリマーが、セルロースエーテルベース材料1モルあたり>0.005~<0.05モル(好ましくは、0.0075~0.045モル、より好ましくは、0.008~0.0425モル、さらにより好ましくは、0.009~0.04モル、最も好ましくは、0.01~0.02モル)の疎水性置換基を含み、疎水性基が、セルロースエーテルベース材料の主鎖全体にランダムに分散している、疎水性置換基と、で官能化され、セルロースエーテルベース材料は、>200,000ダルトン(好ましくは、>500,000~3,000,000ダルトン、より好ましくは、600,000~2,500,000ダルトン、さらにより好ましくは、>800,000~2,250,000ダルトン、最も好ましくは、900,000~2,000,000ダルトン)の重量平均分子量Mを有する。
【0015】
好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、化粧品的に許容可能な担体を含む。より好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、25~99重量%(好ましくは、30~97.5重量%、より好ましくは、60~95重量%、最も好ましくは、75~90重量%)の、化粧品的に許容可能な担体を含む。さらにより好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、25~99重量%(好ましくは、30~97.5重量%、より好ましくは、60~95重量%、最も好ましくは、75~90重量%)の、化粧品的に許容可能な担体を含み、化粧品的に許容可能な担体は、水を含む。なおより好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、25~99重量%(好ましくは、30~97.5重量%、より好ましくは、60~95重量%、最も好ましくは、75~90重量%)の、化粧品的に許容可能な担体を含み、化粧品的に許容可能な担体は、水および水性C1~4アルコール混合物からなる群から選択される。最も好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、25~99重量%(好ましくは、30~97.5重量%、より好ましくは、60~95重量%、最も好ましくは、75~90重量%)の、化粧品的に許容可能な担体を含み、化粧品的に許容可能な担体は水である。
【0016】
好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物で使用される水は、蒸留水および脱イオン水の少なくとも1つである。より好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物に使用される水は、蒸留され、脱イオン化される。
【0017】
好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、化粧品的に許容可能なシリコーンを含む。より好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%(好ましくは、0.1~10重量%、より好ましくは、0.1~5重量%、さらにより好ましくは、0.4~2.5重量%、最も好ましくは、0.5~1.5重量%)の、化粧品的に許容可能なシリコーンを含む(好ましくは、化粧品的に許容可能なシリコーンは、毛髪を整える)。さらにより好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%(好ましくは、0.1~10重量%、より好ましくは、0.1~5重量%、さらにより好ましくは、0.4~2.5重量%、最も好ましくは、0.5~1.5重量%)の、化粧品的に許容可能なシリコーンを含み、化粧品的に許容可能なシリコーンは、アモジメチコン、シクロメチコン、ジメチコン、ジメチコノール、ヘキサデシルメチコン、ヘキサメチルジシロキサン、メチコン、フェニルジメチコン、ステアロキシジメチコン、ポリアルキルシロキサン、ポリアルキルアリールシロキサン、シリコーンガム(すなわち、200,000~1,000,000ダルトンの重量平均分子量を有するポリジオルガノシロキサン)、ポリアミノ官能性シリコーン(例えば、Dow Corning(登録商標)929)およびこれらの混合物からなる群から選択される。なおより好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%(好ましくは、0.1~10重量%、より好ましくは、0.1~5重量%、さらにより好ましくは、0.4~2.5重量%、最も好ましくは、0.5~1.5重量%)の、化粧品的に許容可能なシリコーンを含み、化粧品的に許容可能なシリコーンは、アモジメチコン、シクロメチコン、ジメチコン、ジメチコノール、ヘキサデシルメチコン、ヘキサメチルジシロキサン、メチコン、フェニルジメチコン、ステアロキシジメチコン、およびこれらの混合物からなる群から選択される。さらになおより好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%(好ましくは、0.1~10重量%、より好ましくは、0.1~5重量%、さらにより好ましくは、0.4~2.5重量%、最も好ましくは、0.5~1.5重量%)の、化粧品的に許容可能なシリコーンを含み、化粧品的に許容可能なシリコーンは、アモジメチコン、シクロメチコン、ジメチコン、ジメチコノール、ヘキサデシルメチコン、メチコン、およびこれらの混合物からなる群から選択される。なおさらにより好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%(好ましくは、0.1~10重量%、より好ましくは、0.1~5重量%、さらにより好ましくは、0.4~2.5重量%、最も好ましくは、0.5~1.5重量%)の、化粧品的に許容可能なシリコーンを含み、化粧品的に許容可能なシリコーンは、アモジメチコン、ジメチコン、ジメチコノール、およびこれらの混合物からなる群から選択される。最も好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%(好ましくは、0.1~10重量%、より好ましくは、0.1~5重量%、さらにより好ましくは、0.4~2.5重量%、最も好ましくは、0.5~1.5重量%)の、化粧品的に許容可能なシリコーンを含み、化粧品的に許容可能なシリコーンは、ジメチコノールを含む。
【0018】
好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、修飾された炭水化物ポリマーを含む。より好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%(好ましくは、0.15~2重量%、より好ましくは、0.2~1重量%、最も好ましくは、0.25~0.5重量%)の、修飾された炭水化物ポリマーを含む。最も好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%(好ましくは、0.15~2重量%、より好ましくは、0.2~1重量%、最も好ましくは、0.25~0.5重量%)の、修飾された炭水化物ポリマーを含み、修飾された炭水化物ポリマーは、セルロースエーテルベース材料を含み、セルロースエーテルベース材料は、(i)第四級アンモニウム基であって、第四級アンモニウム基、修飾された炭水化物ポリマーが、灰分および揮発性物質が補正された、1.0~4.0重量%(好ましくは、1.5~3.25、より好ましくは、1.6~2.6、最も好ましくは、1.7~2.1)のケルダール窒素含有量TKNを有する、第四級アンモニウム基と、(ii)疎水性置換基であって、疎水性置換基が平均10~20個の炭素原子(好ましくは、12~18個の炭素原子、より好ましくは、12~16個の炭素原子、最も好ましくは、12個の炭素原子)を有するアルキル基を含み、修飾された炭水化物ポリマーが、セルロースエーテルベース材料1モルあたり>0.005~<0.05モル(好ましくは、0.0075~0.045モル、より好ましくは、0.008~0.0425モル、さらにより好ましくは、0.009~0.04モル、最も好ましくは、0.01~0.02モル)の疎水性置換基を含み、疎水性基が、セルロースエーテルベース材料の主鎖全体にランダムに分散している、疎水性置換基と、で官能化され、セルロースエーテルベース材料は、>200,000ダルトン(好ましくは、>500,000~3,000,000ダルトン、より好ましくは、600,000~2,500,000ダルトン、さらにより好ましくは、>800,000~2,250,000ダルトン、最も好ましくは、900,000~2,000,000ダルトン)の重量平均分子量Mを有する。
【0019】
好ましくは、セルロースエーテルベース材料は、>200,000ダルトン(好ましくは、>500,000~3,000,000ダルトン、より好ましくは、600,000~2,500,000ダルトン、さらにより好ましくは、>800,000~2,250,000ダルトン、最も好ましくは、900,000~2,000,000ダルトン)の重量平均分子量Mを有する。より好ましくは、セルロースエーテルベース材料は、>200,000ダルトン(好ましくは、>500,000~3,000,000ダルトン、より好ましくは、600,000~2,500,000ダルトン、さらにより好ましくは、>800,000~2,250,000ダルトン、最も好ましくは、900,000~2,000,000ダルトン)の重量平均分子量Mを有し、セルロースエーテルベース材料は、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロース、およびこれらの混合物からなる群から選択される。さらにより好ましくは、セルロースエーテルベース材料は、>200,000ダルトン(好ましくは、>500,000~3,000,000ダルトン、より好ましくは、600,000~2,500,000ダルトン、さらにより好ましくは、>800,000~2,250,000ダルトン、最も好ましくは、900,000~2,000,000ダルトン)の重量平均分子量Mを有し、セルロースエーテルベース材料は、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、およびこれらの混合物からなる群から選択される。最も好ましくは、セルロースエーテルベース材料は、>200,000ダルトン(好ましくは、>500,000~3,000,000ダルトン、より好ましくは、600,000~2,500,000ダルトン、さらにより好ましくは、>800,000~2,250,000ダルトン、最も好ましくは、900,000~2,000,000ダルトン)の重量平均分子量Mを有し、セルロースエーテルベース材料は、ヒドロキシエチルセルロースである。
【0020】
好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%(好ましくは、0.15~2重量%、より好ましくは、0.2~1重量%、最も好ましくは、0.25~0.5重量%)の、修飾された炭水化物ポリマーを含み、修飾された炭水化物ポリマーは、(i)第四級アンモニウム基で官能化されたセルロースエーテルベース材料を含み、修飾された炭水化物ポリマーは、灰分および揮発性物質が補正された、1.0~4.0重量%(好ましくは、1.5~3.25、より好ましくは、1.6~2.6、最も好ましくは、1.7~2.1)のケルダール窒素含有量TKNを有し、第四級アンモニウム基が、式(A)を有するトリアルキルアンモニウム部分からなる群から選択され、
【化1】
式中、各Rは、C-3アルキル基(好ましくは、メチル基およびエチル基、最も好ましくは、メチル基)からなる群から独立して選択される。より好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%(好ましくは、0.15~2重量%、より好ましくは、0.2~1重量%、最も好ましくは、0.25~0.5重量%)の、修飾された炭水化物ポリマーを含み、修飾された炭水化物ポリマーは、(i)第四級アンモニウム基で官能化されたセルロースエーテルベース材料を含み、修飾された炭水化物ポリマーは、灰分および揮発性物質が補正された、1.0~4.0重量%(好ましくは、1.5~3.25、より好ましくは、1.6~2.6、最も好ましくは、1.7~2.1)のケルダール窒素含有量TKNを有し、第四級アンモニウム基は、トリメチルアンモニウム部分である。最も好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%(好ましくは、0.15~2重量%、より好ましくは、0.2~1重量%、最も好ましくは、0.25~0.5重量%)の、修飾された炭水化物ポリマーを含み、修飾された炭水化物ポリマーは、(i)第四級アンモニウム基で官能化されたセルロースエーテルベース材料を含み、修飾された炭水化物ポリマーは、灰分および揮発性物質が補正された、1.0~4.0重量%(好ましくは、1.5~3.25、より好ましくは、1.6~2.6、最も好ましくは、1.7~2.1)のケルダール窒素含有量TKNを有し、第四級アンモニウム基は、トリメチルアンモニウム部分であり、修飾された炭水化物ポリマーは、セルロースエーテルベース材料の1モルあたり<0.1モル(好ましくは、<0.01モル、より好ましくは、<0.001モル、最も好ましくは、検出可能限界未満)の、式(B)を有するトリアルキルアンモニウム部分を含み、
【化2】
式中、各Rは、メチル基およびエチル基から独立して選択され、Rは、C-22アルキル基から選択される。
【0021】
好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%(好ましくは、0.15~2重量%、より好ましくは、0.2~1重量%、最も好ましくは、0.25~0.5重量%)の、修飾された炭水化物ポリマーを含み、修飾された炭水化物ポリマーは、(ii)疎水性置換基で官能化されたセルロースエーテルベース材料を含み、疎水性置換基が平均10~20個の炭素原子(好ましくは、12~18個の炭素原子、より好ましくは、12~16個の炭素原子、最も好ましくは、12個の炭素原子)を有するアルキル基を含み、修飾された炭水化物ポリマーは、セルロースエーテルベース材料1モルあたり>0.005~<0.05モル(好ましくは、0.0075~0.045モル、より好ましくは、0.008~0.0425モル、さらにより好ましくは、0.009~0.04モル、最も好ましくは、0.01~0.02モル)の疎水性置換基を含み、疎水性基は、セルロースエーテルベース材料の主鎖全体にランダムに分散している。より好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%(好ましくは、0.15~2重量%、より好ましくは、0.2~1重量%、最も好ましくは、0.25~0.5重量%)の、修飾された炭水化物ポリマーを含み、修飾された炭水化物ポリマーは、(ii)疎水性置換基で官能化されたセルロースエーテルベース材料を含み、疎水性置換基は、エーテル結合(例えば、エーテル結合単独またはエーテル結合および2-ヒドロキシプロピル基)、エステル結合、アミド結合およびウレタン結合のうちの少なくとも1つを通してセルロースエーテルベース材料に結合した平均10~20個の炭素原子(好ましくは、12~18個の炭素原子、より好ましくは、12~16個の炭素原子、最も好ましくは、12個の炭素原子)を有するアルキル基を含み、修飾された炭水化物ポリマーは、セルロースエーテルベース材料1モルあたり>0.005~<0.05モル(好ましくは、0.0075~0.045モル、より好ましくは、0.008~0.0425モル、さらにより好ましくは、0.009~0.04モル、最も好ましくは、0.01~0.02モル)の疎水性置換基を含み、疎水性基は、セルロースエーテルベース材料の主鎖全体にランダムに分散している。さらにより好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%(好ましくは、0.15~2重量%、より好ましくは、0.2~1重量%、最も好ましくは、0.25~0.5重量%)の、修飾された炭水化物ポリマーを含み、修飾された炭水化物ポリマーは、(ii)疎水性置換基で官能化されたセルロースエーテルベース材料を含み、疎水性置換基は、エーテル結合(例えば、エーテル結合単独またはエーテル結合および2-ヒドロキシプロピル基)、エステル結合、アミド結合およびウレタン結合のうちの少なくとも1つを通して水溶性セルロースエーテルベース材料に結合した平均10~20個の炭素原子(好ましくは、12~18個の炭素原子、より好ましくは、12~16個の炭素原子、最も好ましくは、12個の炭素原子)を有するアルキル基を含み、修飾された炭水化物ポリマーは、セルロースエーテルベース材料1モルあたり>0.005~<0.05モル(好ましくは、0.0075~0.045モル、より好ましくは、0.008~0.0425モル、さらにより好ましくは、0.009~0.04モル、最も好ましくは、0.01~0.02モル)の疎水性置換基を含み、疎水性基は、セルロースエーテルベース材料の主鎖全体にランダムに分散している。最も好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア組成物の重量に基づいて、0.1~10重量%(好ましくは、0.15~2重量%、より好ましくは、0.2~1重量%、最も好ましくは、0.25~0.5重量%)の、修飾された炭水化物ポリマーを含み、修飾された炭水化物ポリマーは、(ii)疎水性置換基で官能化されたセルロースエーテルベース材料を含み、疎水性置換基が、エーテル結合単独(式Iのような)またはエーテル結合および2-ヒドロキシプロピル基(式IIのような)を介して水溶性セルロースエーテルベース材料に結合した平均10~20個の炭素原子(好ましくは、12~18個の炭素原子、より好ましくは、12~16個の炭素原子、最も好ましくは、12個の炭素原子)を有するアルキル基を含み、
【化3】
【化4】
式中、Cell-Oは、水-溶性セルロースエーテルベース材料であり、Rは、C10~20
(好ましくは、C12~18、より好ましくは、C12~16、最も好ましくは、C12)直鎖または分岐鎖アルキル基であり、修飾された炭水化物ポリマーは、セルロースエーテルベース材料1モルあたり>0.005~<0.05モル(好ましくは、0.0075~0.045モル、より好ましくは、0.008~0.0425モル、さらにより好ましくは、0.009~0.04モル、最も好ましくは、0.01~0.02モル)の疎水性置換基を含み、疎水性基は、セルロースエーテルベース材料の主鎖全体にランダムに分散している。
【0022】
好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、任意に、パーソナルケアクレンジング界面活性剤、抗菌剤/防腐剤(例えば、安息香酸、ソルビン酸、フェノキシエタノール、メチルイソチアゾリノン);レオロジー調整剤(例えば、テトラステアリン酸PEG-150ペンタエリスリチル);石鹸;着色剤;pH調整剤;酸化防止剤(例えば、ブチル化ヒドロキシトルエン);保湿剤(例えば、グリセリン、ソルビトール、モノグリセリド、レシチン、糖脂質、脂肪アルコール、脂肪酸、多糖類、ソルビタンエステル、ポリソルベート(例えば、ポリソルベート20、ポリソルベート40、ポリソルベート60、およびポリソルベート80)、ジオール(例えばプロピレングリコール)、ジオール類似体、トリオール、トリオール類似体、カチオン性ポリマーポリオール)、ワックス;発泡剤;乳化剤;着色剤;香料;キレート剤(例えば、エチレンジアミン四酢酸テトラナトリウム);防腐剤(例えば、安息香酸、ソルビン酸、フェノキシエタノール、メチルイソチアゾリノン);漂白剤;潤滑剤;感覚調整剤;日焼け止め添加剤;ビタミン;タンパク質/アミノ酸;植物抽出物;天然成分;生物活性剤;老化防止剤;顔料;酸;浸透剤;帯電防止剤;縮れ防止剤;ふけ防止剤;ヘアウェーブ/矯正剤;ヘアスタイリング剤;ヘアオイル;吸収剤;硬質粒子;軟質粒子;コンディショニング剤(例えば、グアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリド、PQ-10、PQ-7);滑り剤;乳白剤;真珠光沢剤および塩からなる群から選択される少なくとも1つの追加の成分をさらに含む。より好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、任意に、パーソナルケアクレンジング界面活性剤;抗菌剤/防腐剤(例えば、安息香酸、ソルビン酸、フェノキシエタノール、メチルイソチアゾリノン);レオロジー調整剤(例えば、テトラステアリン酸PEG-150ペンタエリスリチル);およびキレート剤(例えば、エチレンジアミン四酢酸テトラナトリウム)からなる群から選択される少なくとも1つの追加の成分をさらに含む。最も好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、任意に、パーソナルケアクレンジング界面活性剤;フェノキシエタノールおよびメチルイソチアゾリノンの抗菌剤/防腐剤混合物;テトラステアリン酸PEG-150ペンタエリスリチル;エチレンジアミン四酢酸テトラナトリウムおよびフェノキシエタノールとメチルイソチアゾリノンとの混合物からなる群から選択される少なくとも1つの追加の成分をさらに含む。
【0023】
好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア洗浄界面活性剤をさらに含む。より好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケアクレンジング界面活性剤をさらに含み、パーソナルケアクレンジング界面活性剤は、アルキルポリグルコシド(例えば、ラウリルグルコシド、ココ-グルコシド、デシルグルコシド)、グリシネート(例えば、ココイルグリシン酸ナトリウム)、ベタイン(例えば、セチルベタインなどのアルキルベタインおよびコカミドプロピルベタインなどのアミドベタイン)、タウレート(例えば、メチルココイルタウリン酸ナトリウム)、グルタメート(例えば、ココイルグルタミン酸ナトリウム)、サルコシネート(例えば、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム)、イセチオネート(例えば、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウロイルメチルイセチオン酸ナトリウム)、スルホアセテート(例えば、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム)、アラニネート(例えば、ココイルアラニン酸ナトリウム)、アンホアセテート(例えば、ココアンホ酢酸ナトリウム)、スルフェート(例えば、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES))、スルホネート(例えば、C14~16オレフィンスルホン酸ナトリウム)、スクシネート(例えば、ラウリルスルホコハク酸二ナトリウム)、脂肪アルカノールアミド(例えば、コカミドモノエタノールアミン、コカミドジエタノールアミン、ソヤミドジエタノールアミン、ラウラミドジエタノールアミン、オレアミドモノイソプロパノールアミン、ステアルアミドモノエタノールアミン、ミリスタミドモノエタノールアミン、ラウラミドモノエタノールアミン、カプラミドジエタノールアミン、リシノレアミドジエタノールアミン、ミリスタミドジエタノールアミン、ステアルアミドジエタノールアミン、オレイルアミドジエタノールアミン、タローアミドジエタノールアミン、ラウラミドモノイソプロパノールアミン、タローアミドモノエタノールアミン、イソステアルアミドジエタノールアミン、イソステアルアミドモノエタノールアミン)およびそれらの混合物からなる群から選択される。さらにより好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア洗浄界面活性剤をさらに含み、パーソナルケア組成物は、シャンプーおよびコンディショニングシャンプーからなる群から選択され、パーソナルケア洗浄界面活性剤は、アルキルポリグルコシド(例えば、ラウリルグルコシド、ココ-グルコシド、デシルグルコシド)、グリシネート(例えば、ココイルグリシン酸ナトリウム)、ベタイン(例えば、セチルベタインなどのアルキルベタインおよびコカミドプロピルベタインなどのアミドベタイン)、タウレート(例えば、メチルココイルタウリン酸ナトリウム)、グルタメート(例えば、ココイルグルタミン酸ナトリウム)、サルコシネート(例えば、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム)、イセチオネート(例えば、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウロイルメチルイセチオン酸ナトリウム)、スルホアセテート(例えば、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム)、アラニネート(例えば、ココイルアラニン酸ナトリウム)、アンホアセテート(例えば、ココアンホ酢酸ナトリウム)、スルフェート(例えば、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES))、スルホネート(例えば、C14~16オレフィンスルホン酸ナトリウム)、スクシネート(例えば、ラウリルスルホコハク酸二ナトリウム)、脂肪アルカノールアミド(例えば、コカミドモノエタノールアミン、コカミドジエタノールアミン、ソヤミドジエタノールアミン、ラウラミドジエタノールアミン、オレアミドモノイソプロパノールアミン、ステアルアミドモノエタノールアミン、ミリスタミドモノエタノールアミン、ラウラミドモノエタノールアミン、カプラミドジエタノールアミン、リシノレアミドジエタノールアミン、ミリスタミドジエタノールアミン、ステアルアミドジエタノールアミン、オレイルアミドジエタノールアミン、タローアミドジエタノールアミン、ラウラミドモノイソプロパノールアミン、タローアミドモノエタノールアミン、イソステアルアミドジエタノールアミン、イソステアルアミドモノエタノールアミン)およびそれらの混合物からなる群から選択される。最も好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、パーソナルケア洗浄界面活性剤をさらに含み、パーソナルケア組成物は、シャンプーおよびコンディショニングシャンプーからなる群から選択され、パーソナルケア洗浄界面活性剤は、ベタイン(好ましくは、コカミドプロピルベタイン)、スルフェート(好ましくは、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES))、および脂肪アルカノールアミド(好ましくは、コカミドモノエタノールアミン)の混合物を含む。
【0024】
好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、0.01~80重量%(より好ましくは1~50重量%;さらにより好ましくは5~35重量%;最も好ましくは7.5~20重量%)の、パーソナルケア洗浄界面活性剤を含む。より好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、0.01~80重量%(より好ましくは、1~50重量%、さらにより好ましくは、5~35重量%、最も好ましくは、7.5~20重量%)のパーソナルケア洗浄界面活性剤をさらに含み、パーソナルケア洗浄界面活性剤は、アルキルポリグルコシド(例えば、ラウリルグルコシド、ココ-グルコシド、デシルグルコシド)、グリシネート(例えば、ココイルグリシン酸ナトリウム)、ベタイン(例えば、セチルベタインなどのアルキルベタインおよびコカミドプロピルベタインなどのアミドベタイン)、タウレート(例えば、メチルココイルタウリン酸ナトリウム)、グルタメート(例えば、ココイルグルタミン酸ナトリウム)、サルコシネート(例えば、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム)、イセチオネート(例えば、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウロイルメチルイセチオン酸ナトリウム)、スルホアセテート(例えば、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム)、アラニネート(例えば、ココイルアラニン酸ナトリウム)、アンホアセテート(例えば、ココアンホ酢酸ナトリウム)、スルフェート(例えば、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES))、スルホネート(例えば、C14~16オレフィンスルホン酸ナトリウム)、スクシネート(例えば、ラウリルスルホコハク酸二ナトリウム)、脂肪アルカノールアミド(例えば、コカミドモノエタノールアミン、コカミドジエタノールアミン、ソヤミドジエタノールアミン、ラウラミドジエタノールアミン、オレアミドモノイソプロパノールアミン、ステアルアミドモノエタノールアミン、ミリスタミドモノエタノールアミン、ラウラミドモノエタノールアミン、カプラミドジエタノールアミン、リシノレアミドジエタノールアミン、ミリスタミドジエタノールアミン、ステアルアミドジエタノールアミン、オレイルアミドジエタノールアミン、タローアミドジエタノールアミン、ラウラミドモノイソプロパノールアミン、タローアミドモノエタノールアミン、イソステアルアミドジエタノールアミン、イソステアルアミドモノエタノールアミン)およびそれらの混合物からなる群から選択される。さらにより好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、0.01~80重量%(より好ましくは、1~50重量%、さらにより好ましくは、5~35重量%、最も好ましくは、7.5~20重量%)のパーソナルケア洗浄界面活性剤をさらに含み、パーソナルケア組成物は、ボディウォッシュ配合物であり、パーソナルケア洗浄界面活性剤は、アルキルポリグルコシド(例えば、ラウリルグルコシド、ココ-グルコシド、デシルグルコシド)、グリシネート(例えば、ココイルグリシン酸ナトリウム)、ベタイン(例えば、セチルベタインなどのアルキルベタインおよびコカミドプロピルベタインなどのアミドベタイン)、タウレート(例えば、メチルココイルタウリン酸ナトリウム)、グルタメート(例えば、ココイルグルタミン酸ナトリウム)、サルコシネート(例えば、ラウロイルサルコシン酸ナトリウム)、イセチオネート(例えば、ココイルイセチオン酸ナトリウム、ラウロイルメチルイセチオン酸ナトリウム)、スルホアセテート(例えば、ラウリルスルホ酢酸ナトリウム)、アラニネート(例えば、ココイルアラニン酸ナトリウム)、アンホアセテート(例えば、ココアンホ酢酸ナトリウム)、スルフェート(例えば、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES))、スルホネート(例えば、C14~16オレフィンスルホン酸ナトリウム)、スクシネート(例えば、ラウリルスルホコハク酸二ナトリウム)、脂肪アルカノールアミド(例えば、コカミドモノエタノールアミン、コカミドジエタノールアミン、ソヤミドジエタノールアミン、ラウラミドジエタノールアミン、オレアミドモノイソプロパノールアミン、ステアルアミドモノエタノールアミン、ミリスタミドモノエタノールアミン、ラウラミドモノエタノールアミン、カプラミドジエタノールアミン、リシノレアミドジエタノールアミン、ミリスタミドジエタノールアミン、ステアルアミドジエタノールアミン、オレイルアミドジエタノールアミン、タローアミドジエタノールアミン、ラウラミドモノイソプロパノールアミン、タローアミドモノエタノールアミン、イソステアルアミドジエタノールアミン、イソステアルアミドモノエタノールアミン)およびそれらの混合物からなる群から選択される。最も好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、0.01~80重量%(より好ましくは、1~50重量%、さらにより好ましくは、5~35重量%、最も好ましくは、7.5~20重量%)のパーソナルケア洗浄界面活性剤をさらに含み、パーソナルケア組成物は、ボディウォッシュ配合物であり、パーソナルケア洗浄界面活性剤は、ベタイン(好ましくは、コカミドプロピルベタイン)、スルフェート(好ましくは、ラウリルエーテル硫酸ナトリウム(SLES))、および脂肪アルカノールアミド(好ましくは、コカミドモノエタノールアミン)の混合物を含む。
【0025】
好ましくは、パーソナルケア組成物は、増粘剤をさらに含む。より好ましくは、パーソナルケア組成物は、増粘剤をさらに含み、増粘剤は、好ましくはパーソナルケア組成物の他の特性を実質的に変更することなく、パーソナルケア組成物の粘度を増加させるように選択される。好ましくは、パーソナルケア組成物は、増粘剤をさらに含み、増粘剤は、好ましくはパーソナルケア組成物の他の特性を実質的に変更することなく、パーソナルケア組成物の粘度を増加させるように選択され、増粘剤は、パー備えるケア組成物の重量に基づいて、0~5.0重量%(好ましくは、0.1~5.0重量%、より好ましくは、0.2~2.5重量%;最も好ましくは、0.5~2.0重量%)を占める。
【0026】
好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、抗菌剤/防腐剤をさらに含む。より好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、抗菌剤/防腐剤をさらに含み、抗菌剤/防腐剤は、フェノキシエタノール、安息香酸、ベンジルアルコール、安息香酸ナトリウム、DMDMヒダントイン、2-エチルヘキシルグリセリルエーテル、イソチアゾリノン(例えば、メチルクロロイソチアゾリノン、メチルイソチアゾリノン)およびこれらの混合物からなる群から選択される。さらにより好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、抗菌剤/防腐剤をさらに含み、抗菌剤/防腐剤は、フェノキシエタノールとイソチアゾリノンとの混合物である(より好ましくは、抗菌剤/防腐剤は、フェノキシエタノールとメチルイソチアゾリノンとの混合物である)。
【0027】
好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、任意に、pH調整剤をさらに含む。より好ましくは、本発明のパーソナルケア組成物は、pH調整剤をさらに含み、パーソナルケア組成物は、4~9(好ましくは、4.25~8、より好ましくは、4.5~7、最も好ましくは、4.75~6)のpHを有する。
【0028】
好ましくは、pH調整剤は、クエン酸、乳酸、塩酸、アミノエチルプロパンジオール、トリエタノールアミン、モノエタノールアミン、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、アミノ-2-メチル-1-プロパノールの少なくとも1つからなる群から選択される。より好ましくは、pH調整剤は、クエン酸、乳酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、トリエタノールアミン、アミノ-2-メチル-1-プロパノールの少なくとも1つからなる群から選択される。さらにより好ましくは、pH調整剤は、トリエタノールアミンを含む。最も好ましくは、pH調整剤は、トリエタノールアミンである。
【0029】
好ましくは、本発明のシリコーンを堆積させる方法は、本発明のパーソナルケア組成物を選択することと、パーソナルケア組成物を皮膚および毛髪のうちの少なくとも1つに適用することと、を含む。より好ましくは、本発明のシリコーンを堆積させる方法は、皮膚および毛髪のうちの少なくとも1つからパーソナルケア組成物をすすぎ水で洗い流すことをさらに含む。最も好ましくは、本発明のシリコーンを堆積させる方法は、本発明のパーソナルケア組成物を提供することと、パーソナルケア組成物を髪に適用することと、パーソナルケア組成物を髪から洗い流すことと、を含み、パーソナルケア組成物は、シャンプーおよびコンディショナーのうちの少なくとも1つである(好ましくは、組成物からのシリコーンの少なくとも15モル%(より好ましくは、少なくとも17モル%、最も好ましくは、少なくとも20モル%)が、毛髪上に堆積される)。
【0030】
本発明のいくつかの実施形態をこれより以下の実施例において詳細に説明する。
【0031】
合成S1:疎水的に修飾されたセルロースエーテルベース材料
2,000mLの四つ口丸底フラスコに、セルロースエーテルベース材料(140.4g、The Dow Chemical Companyから入手可能なCELLOSIZE(商標)QP-100MHヒドロキシエチルセルロース)、イソプロピルアルコール(724.7g)および脱イオン水(104.6g)を入れた。フラスコに、60mL均圧化添加漏斗に接続した窒素入口、ゴム製セプタムキャップ、電気モーターに接続した撹拌パドル、およびミネラル油泡化出口を有するフリードリッヒ凝縮器に接続したクライゼンアダプターを取り付けた。次いで、添加漏斗にイソプロピルアルコール(40g)中の1-ブロモドデカン(48.2g)を入れた。攪拌パドルを嵌合し、一切の同伴酸素を除去するためにフラスコのヘッドスペースをゆっくりとした定常流の窒素(1秒あたり1つの気泡)で1時間パージした。次いで、50%水酸化ナトリウム水溶液(32.16g)を、フラスコ内容物に2分かけて滴加した。50%水酸化ナトリウム溶液を加えた後、フラスコの内容物を1時間撹拌した。次いで、添加漏斗内のイソプロピルアルコール溶液中の1-ブロモドデカンを、3分かけてフラスコの内容物に滴下して入れた。イソプロピルアルコール中の1-ブロモドデカンを添加した後、フラスコの内容物を20分間撹拌したままにした。次いで、加熱マントルを使用してフラスコの内容物に熱を加えた。フラスコの内容物を、窒素下で4時間半(4.5)時間撹拌し続けながら還流させた。次いで、フラスコ内を正の窒素圧に維持しながらフラスコを氷水浴中に配置して、フラスコの内容物を冷却した。次いで、フラスコの内容物をシリンジを使用して氷酢酸(12.0g)をそれに添加することによって中和した。フラスコの内容物を窒素下で10分間撹拌し続けた。次いで、フラスコの内容物を大きなフリット金属ブフナー漏斗を通して真空濾過して、疎水的に修飾されたセルロースエーテルベース材料を回収した。次いで、回収された疎水的に修飾されたセルロースエーテルベース材料を、漏斗内で指定した洗浄溶媒と共に5分間撹拌することによりブフナー漏斗内で洗浄し、続いて洗浄液:イソプロピルアルコール(984g)中の脱イオン水(216g);イソプロピルアルコール(1,080g)中の脱イオン水(120g);次いで40%のグリオキサール水溶液(2.88g)と酢酸(0.88g)を含むイソプロピルアルコール(1,200g)の真空除去を行った。次いで、洗浄した生成物の疎水的に修飾されたセルロースエーテルベース材料を短時間風乾し、次いで真空中、50℃で一晩乾燥させた。次いで、乾燥生成物の疎水的に修飾されたセルロースエーテルベース材料を30メッシュプレートを通してふるいにかけ、15.44%の揮発性含有量、11.58%の灰含有量(酢酸ナトリウムとして)を有する灰白色の固体(161.61g)として得た。
【0032】
合成S2~S14:疎水的に修飾されたセルロースエーテルベース材料
合成S2~S14のそれぞれにおける生成物の疎水的に修飾されたセルロースエーテルベース材料は、合成S1について上述したものと同じプロセスを使用して、疎水性置換基および表1に記載された置換度を疎水的に修飾されたセルロースエーテルベース材料に提供するために、原材料充填量を適切に変更して調製した。
【0033】
実施例1:修飾された炭水化物ポリマー
500mLの四つ口丸底フラスコに、合成S1に従って調製した生成物の疎水的に修飾されたセルロースエーテルベース材料(26.08g)、イソプロピルアルコール(168.52g)、および脱イオン水(29.45g)を入れた。次いで、フラスコに、60mL均圧化添加漏斗に接続した窒素入口、ゴム製セプタムキャップ、電気モーターに接続した撹拌パドル、およびミネラル油泡化出口を有するフリードリッヒ凝縮器に接続したクライゼンアダプターを取り付けた。次いで、添加漏斗に、塩化2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウムの70重量%水溶液(25.85g、SKW QUAB Chemicals、Inc.から商品名QUAB(登録商標)151で入手可能)を入れた。攪拌パドルを嵌合し、一切の同伴酸素を除去するためにフラスコのヘッドスペースをゆっくりとした定常流の窒素(1秒あたり1つの気泡)で1時間パージした。次いで、25%水酸化ナトリウム水溶液(2.42g)を、フラスコ内容物に2分かけて滴加した。25%水酸化ナトリウム溶液を加えた後、フラスコの内容物を1時間撹拌した。次いで、添加漏斗内の塩化2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウム水溶液中を、3分かけてフラスコの内容物に滴下して入れた。イソプロピルアルコール中の塩化2,3-エポキシプロピルトリメチルアンモニウムを添加した後、フラスコの内容物を20分間撹拌したままにした。次いで、フラスコの内容物を55℃で90分間加熱した。次いで、フラスコ内を正の窒素圧に維持しながらフラスコを氷水浴中に配置して、フラスコの内容物を冷却した。次いで、フラスコの内容物をシリンジを使用して氷酢酸(2.5g)をそれに添加することによって中和した。フラスコの内容物を窒素下で10分間撹拌し続けた。次いで、フラスコの内容物を大きなフリット金属ブフナー漏斗を通して真空濾過して、修飾された炭水化物ポリマーを回収した。次いで、ポリマーを、漏斗内で指定した洗浄溶媒と共に5分間撹拌することによりブフナー漏斗内で洗浄し、続いて洗浄液:イソプロピルアルコール(164g)中の脱イオン水(36g);イソプロピルアルコール(180g)中の脱イオン水(20g);次いで40%のグリオキサール水溶液(0.44g)と酢酸(0.15g)を含むイソプロピルアルコール(200g)の真空除去を行った。次いで、洗浄したポリマーを簡潔に空気乾燥してから、50℃で一晩減圧下にて乾燥させた。次いで、生成物ポリマーを、30メッシュプレートを通してふるいにかけ、3.00%の揮発性含有量、5.62%の灰含有量(酢酸ナトリウムとして)を有する灰白色の固体(27.25g)として得た。全ケルダール窒素TKNは、2.54重量%と決定された。生成物ポリマーの1%溶液の粘度は、25℃で40mm、2.0°のステンレス鋼コーンおよびプレートセンサーを備えたTA Instruments DHR-3レオメーターを使用して6.31秒-1で測定し、17,721mPa・sと決定した。
【0034】
比較例C1~C2および実施例2~12:修飾された炭水化物ポリマー
比較例C1~C2および実施例2~12のそれぞれにおける生成物修飾された炭水化物ポリマーは、上記の実施例1と同じプロセスを使用して、原材料充填量を適切に変更して、表1に報告されているような全ケルダール窒素TKNを有する生成物修飾された炭水化物ポリマーを提供するように調製した。
【表1】
【0035】
比較例CF1~CF5および実施例F1~F12:シャンプー配合物
シャンプー配合物は、比較例CF1~CF5および実施例F1~F12のそれぞれにおいて、表2に記載されている一般的なシャンプー配合物を使用して調製した。
【表2】
【0036】
シャンプー配合物は、以下のプロセスを使用して、比較例CF1~CF5および実施例F1~F12のそれぞれにおいて調製した:容器内で、ラウリル硫酸ナトリウム(12.9g)の70重量%水溶液を脱イオン水(70g)に溶解し、常に攪拌しながら70℃に加熱した。次いで、表3に記載されるポリマーを、常に撹拌しながら容器に添加した。ポリマーが溶解したら、次いでEDTS四ナトリウムを容器に添加した。容器の内容物が70℃に達したら、テトラステアリン酸PEG-150ペンタエリスリチルの45重量%水溶液およびコカミドMEAの30重量%水溶液を容器に添加した。次いで、コカミドプロピルベタインの30重量%溶液を容器に添加した。次いで、容器の内容物を放冷した。室温になったら、フェノキシエタノールとメチルイソチアゾリノン防腐剤、およびジメチコノールとTEA-ドデシルベンゼンスルホネートの50重量%固形分の水性エマルジョンを容器に添加した。次いで、生成物シャンプー配合物の最終pHを、必要に応じて水酸化ナトリウムまたはクエン酸を使用してpH5に調整し、十分な水を加えて、配合物の総重量を100gに調整した。
【表3】
【0037】
シリコーン堆積分析
比較例CF1~CF5および実施例F1~F12に従って調製されたシャンプー配合物からの毛髪へのシリコーンの堆積は、X線光電子分光法(XPS)を使用して定量化され、これにより、毛髪のサンプルの頂部10nmからの定量的な元素および化学状態の情報が提供される。
【0038】
髪の房(6g、International Hair Importersから入手可能なヨーロッパ式で8時間漂白)を、最初に9重量%ラウレス硫酸ナトリウム(SLES)溶液で洗浄し、0.4L/分で流れる水で30秒間すすいだ。最初の洗浄工程後に、次いで、比較例CF1~CF5および実施例F1~F12のシャンプー配合物で、0.6gのシャンプー配合物を毛髪房に適用し、両側で30秒間マッサージし、両側を0.4L/分で流れる水で30秒間すすぐことによって、洗浄した。次いで、XPSを使用して、毛髪の房を評価した。XPSデータは、1cmにわたる房ごとに4つの領域から取得した。使用される機器パラメータは、表4に提供される。毛髪に堆積したシャンプー配合物からのシリコンのモル%は、表5に報告される。
【表4】
【表5】