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特許7446321New Radioにおける測位のためのマルチレベル構成と報告
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-29
(45)【発行日】2024-03-08
(54)【発明の名称】New Radioにおける測位のためのマルチレベル構成と報告
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20240301BHJP
   H04W 64/00 20090101ALI20240301BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20240301BHJP
   H04W 8/22 20090101ALI20240301BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W64/00
H04W72/23
H04W8/22
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2021547110
(86)(22)【出願日】2020-02-05
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-03-31
(86)【国際出願番号】 US2020016880
(87)【国際公開番号】W WO2020167564
(87)【国際公開日】2020-08-20
【審査請求日】2023-01-13
(31)【優先権主張番号】20190100082
(32)【優先日】2019-02-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】GR
(31)【優先権主張番号】16/781,791
(32)【優先日】2020-02-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】アレクサンドロス・マノーラコス
(72)【発明者】
【氏名】スヴェン・フィッシャー
(72)【発明者】
【氏名】ガットーム・リングスタッド・オプシャウグ
(72)【発明者】
【氏名】ソニー・アカラカラン
(72)【発明者】
【氏名】ジョセフ・ビナミラ・ソリアガ
【審査官】松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】Intel Corporation,Analysis of Techniques for NR DL Positioning,3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1901 R1-1900512,フランス,3GPP,2019年01月12日
【文献】Qualcomm Incorporated,Combined Downlink and Uplink NR Positioning Procedures,3GPP TSG RAN WG2#104 R2-1817899,フランス,3GPP,2018年11月02日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって
ットワークエンティティから、1つまたは複数の送信/受信ポイント(TRP)と関連付けられる1つまたは複数の構成を備えるシグナリングを受信するステップであって、前記1つまたは複数の構成が1つまたは複数の測位参照信号リソースを備える、ステップと
記1つまたは複数の構成に基づいて前記ネットワークエンティティに、報告レベル、および前記1つまたは複数の測位参照信号リソースと関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを送信するステップであって、
前記1つまたは複数の報告パラメータと関連付けられる前記報告レベルは、リソースレベル、リソースセットレベル、またはその両方を含み、
前記UEは、前記UEに対する第1の報告レベルでの前記報告レベル、および、前記UEに対する第2の報告レベルでの前記報告レベルを使用可能であり、前記第1の報告レベルは、前記第2の報告レベルと異なる報告レベルである、ステップ
を備える、方法。
【請求項2】
前記UEの測位手順または前記1つまたは複数の報告パラメータを送信するための報告パラメータのうちの1つまたは複数を特定するステップをさらに含み、
前記1つまたは複数の報告パラメータを送信することが、前記特定に基づいて、前記第1の報告レベルと異なる前記UEに対する前記第2の報告レベルを使用して前記1つまたは複数の報告パラメータを送信することを備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つまたは複数の報告パラメータが、参照信号時間差、参照信号受信電力、角度、測位参照信号識別番号、受信から送信までの差、信号対雑音比、または参照信号受信品質のうちの1つまたは複数を含む、1つまたは複数の報告量を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記1つまたは複数の測位参照信号リソースのうちの少なくとも1つの測位参照信号リソースに対する報告パラメータを決定するステップであって、前記1つまたは複数の測位参照信号リソースが、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットにまたがり、前記1つまたは複数の測位参照信号リソースセットが、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定に対応する、ステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記UEに対して前記第2の報告レベルを使用して、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのうちの少なくとも1つの測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータを送信するステップをさらに含み、
前記1つまたは複数の測位参照信号リソースセットの各々が、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定の対応する測位参照信号リソース設定と関連付けられる、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記UEに対する第3の報告レベルを使用して、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定のうちの少なくとも1つの測位参照信号リソース設定と関連付けられる選択された報告パラメータを送信するステップをさらに含み、
前記1つまたは複数の測位参照信号リソース設定のうちの前記少なくとも1つの測位参照信号リソース設定が、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットの測位参照信号リソースの対応するサブセットと関連付けられる、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための方法であって
UEに、1つまたは複数の送信/受信ポイント(TRP)と関連付けられる1つまたは複数の構成を備えるシグナリングを送信するステップであって、前記1つまたは複数の構成が1つまたは複数の測位参照信号リソースを備える、ステップと、
前記1つまたは複数の構成に基づいて前記UEから、報告レベル、および前記1つまたは複数の測位参照信号リソースと関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを受信するステップであって、
前記1つまたは複数の報告パラメータと関連付けられる前記報告レベルは、リソースレベル、リソースセットレベル、またはその両方を含み、
前記UEは、前記UEに対する第1の報告レベルでの前記報告レベル、および、前記UEに対する第2の報告レベルでの前記報告レベルを使用可能であり、前記第1の報告レベルは、前記第2の報告レベルと異なる報告レベルである、ステップ
を備える、方法。
【請求項8】
前記1つまたは複数の報告パラメータが、参照信号時間差、参照信号受信電力、角度、測位参照信号識別番号、受信から送信までの差、参照信号対雑音比、または参照信号受信品質のうちの1つまたは複数を含む、1つまたは複数の報告量を備える、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記1つまたは複数のTRPのうちの少なくとも1つからシグナリングを受信するステップをさらに含み、
前記1つまたは複数の構成を決定することが、前記シグナリングの前記受信に基づく、請求項7に記載の方法。
【請求項10】
前記1つまたは複数の測位参照信号リソース設定のうちのある測位参照信号リソース設定に従って1つまたは複数の測位参照信号リソースセットの各々を構成するステップであって、前記1つまたは複数の報告パラメータの各々が、前記1つまたは複数の測位参照信号リソースセットにまたがる前記1つまたは複数の測位参照信号リソースのうちのある測位参照信号リソースに対応する、ステップをさらに含み、
前記シグナリングを送信することが、前記構成することに基づく、請求項7に記載の方法。
【請求項11】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって
ットワークエンティティから、1つまたは複数の送信/受信ポイント(TRP)と関連付けられる1つまたは複数の構成を備えるシグナリングを受信するための手段であって、前記1つまたは複数の構成が1つまたは複数の測位参照信号リソースを備える、手段と
記1つまたは複数の構成に基づいて、1つまたは複数のトランシーバを介して、前記ネットワークエンティティに、報告レベル、および前記1つまたは複数の測位参照信号リソースと関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを送信するための手段であって、
前記1つまたは複数の報告パラメータと関連付けられる前記報告レベルは、リソースレベル、リソースセットレベル、またはその両方を含み、
前記UEは、前記UEに対する第1の報告レベルでの前記報告レベル、および、前記UEに対する第2の報告レベルでの前記報告レベルを使用可能であり、前記第1の報告レベルは、前記第2の報告レベルと異なる報告レベルである、手段
を備える、装置。
【請求項12】
請求項2乃至6のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成された請求項11に記載の装置。
【請求項13】
ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための装置であって
UEに、1つまたは複数の送信/受信ポイント(TRP)と関連付けられる1つまたは複数の構成を備えるシグナリングを送信するための手段であって、前記1つまたは複数の構成が1つまたは複数の測位参照信号リソースを備える、手段と、
前記1つまたは複数の構成に基づいて、1つまたは複数のトランシーバを介して、報告レベル、および前記1つまたは複数の測位参照信号リソースと関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを受信するための手段であって、
前記1つまたは複数の報告パラメータと関連付けられる前記報告レベルは、リソースレベル、リソースセットレベル、またはその両方を含み、
前記UEは、前記UEに対する第1の報告レベルでの前記報告レベル、および、前記UEに対する第2の報告レベルでの前記報告レベルを使用可能であり、前記第1の報告レベルは、前記第2の報告レベルと異なる報告レベルである、手段
を備える、装置。
【請求項14】
請求項8乃至10のいずれか1項に記載の方法を実行するように構成された請求項13に記載の装置。
【請求項15】
プロセッサに請求項1乃至6または請求項7乃至10のいずれか1項に記載の方法を実行させるための命令を含むコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡される、2019年2月14日に出願された「Multi-Level Configuration and Reporting for Positioning in New Radio」と題するManolakosらによるギリシャ仮特許出願第20190100082号、および2020年2月4日に出願された「Multi-Level Configuration and Reporting for Positioning in New Radio」と題するManolakosらによる米国特許出願第16/781,791号の利益を主張する。
【0002】
以下は、一般にワイヤレス通信に関し、より詳細には、new radio(NR)における測位のためのマルチレベル構成および報告に関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、音声、ビデオ、パケットデータ、メッセージング、ブロードキャストなどの、様々なタイプの通信コンテンツを提供するために広く展開されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することにより、複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例には、Long Term Evolution(LTE)システム、LTE-Advanced(LTE-A)システムまたはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、およびNew Radio(NR)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムがある。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-s-OFDM)などの技術を利用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、ユーザ機器(UE)としても知られている複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、いくつかの基地局またはネットワークアクセスノードを含み得る。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一部のワイヤレス通信システムでは、基地局は、無線アクセスネットワーク情報を使用して、サポートされるUEの位置またはロケーションを決定し得る。この情報は、基地局による参照信号送信などのUEにより支援される測位技法、および、UEによる無線シグナリング測定結果の報告と関連付けられ得る。これらの方法は、様々なロケーションサービス(たとえば、ナビゲーションシステム、緊急通信)をサポートし、ワイヤレス通信デバイスによりサポートされる1つまたは複数の追加のロケーションシステム(全地球測位システム(GPS)技術など)を補強し得る。しかしながら、データトラフィックが増大するにつれて、new radio(NR)システムを含む一部の環境では、無線シグナリング測定結果の他の報告が、堅牢なシグナリングと通信を提供することに失敗する。改善された技法とシステムが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
説明される技法は、new radio(NR)システムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートする、方法、システム、デバイス、および装置に関する。一般に、説明される技法は、ユーザ機器(UE)が、情報の中から1つまたは複数の測位参照信号(PRS)ソースを含むPRS送信を受信することをサポートする。PRSリソースは、1つまたは複数のネットワークエンティティ、送信/受信ポイント(TRP)、または基地局のPRSリソース設定に対応する、もしくはそれに従って構成される、1つまたは複数のPRSリソースセットにまたがり得る。この受信に基づいて、UEは、受信されたPRSリソースの測定結果に基づいて報告パラメータ(報告量(report quantity)を含んでよく、または報告量と呼ばれてもよい)を決定し得る。UEは、UEの測位と関連付けられる、マルチレベル報告選択肢などの、1つまたは複数の報告選択肢に従って、報告パラメータのためのメッセージをフォーマットし得る。報告選択肢は、リソースレベルで、セットレベルで、設定レベルで、または、ネットワークエンティティもしくは基地局に対して全般に、のうちの1つまたは複数で、決定された報告パラメータを報告することを含み得る。報告選択肢は、より堅牢な報告をもたらし、いくつかの例では、UEに関する測位およびロケーション情報を決定することと関連付けられるシグナリングオーバーヘッドを減らす。
【0006】
UEにおけるワイヤレス通信の方法が説明される。方法は、ネットワークエンティティに、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を送信するステップと、指示に基づいてネットワークエンティティから、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を含むシグナリングを受信するステップであって、1つまたは複数の構成が、1つまたは複数の測位参照信号リソースと、UEに対する第1の報告レベルを含むUEに対する1つまたは複数の報告レベルとを含む、ステップと、1つまたは複数の構成に基づいて、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定するステップと、1つまたは複数の構成に基づいてネットワークエンティティに、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを使用して1つまたは複数の報告パラメータを送信するステップとを含み得る。
【0007】
UEにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、装置に、ネットワークエンティティへ、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を送信させ、指示に基づいてネットワークエンティティから、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を含むシグナリングを受信させ、1つまたは複数の構成が、1つまたは複数の測位参照信号リソースと、UEに対する第1の報告レベルを含むUEに対する1つまたは複数の報告レベルとを含み、1つまたは複数の構成に基づいて、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定させ、1つまたは複数の構成に基づいてネットワークエンティティへ、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを使用して1つまたは複数の報告パラメータを送信させるように、プロセッサによって実行可能であり得る。
【0008】
UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、ネットワークエンティティに、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を送信するための手段と、指示に基づいてネットワークエンティティから、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を含むシグナリングを受信するための手段であって、1つまたは複数の構成が、1つまたは複数の測位参照信号リソースと、UEに対する第1の報告レベルを含むUEに対する1つまたは複数の報告レベルとを含む、手段と、1つまたは複数の構成に基づいて、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定するための手段と、1つまたは複数の構成に基づいてネットワークエンティティに、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを使用して1つまたは複数の報告パラメータを送信するための手段とを含み得る。
【0009】
UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、ネットワークエンティティに、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を送信し、指示に基づいてネットワークエンティティから、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を含むシグナリングを受信し、1つまたは複数の構成が、1つまたは複数の測位参照信号リソースと、UEに対する第1の報告レベルを含むUEに対する1つまたは複数の報告レベルとを含み、1つまたは複数の構成に基づいて、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定し、1つまたは複数の構成に基づいてネットワークエンティティに、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを使用して1つまたは複数の報告パラメータを送信するように、プロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0010】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数の報告パラメータを決定することは、1つまたは複数の測位参照信号リソースのうちの少なくとも1つの測位参照信号リソースに対する報告パラメータを決定するための、動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0011】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、UEに対する第2の報告レベルを使用して、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのうちの少なくとも1つの測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータを送信することを含む1つまたは複数の報告パラメータを送信することのための、動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0012】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、測位参照リソースセットに含まれる1つまたは複数の測位参照信号リソースの数、測位参照リソースセットの数、またはTRPの数のうちの1つまたは複数を特定するための、動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、1つまたは複数の報告パラメータを送信することは、この特定に基づいて、第1の報告レベルと異なり得るUEに対する第2の報告レベルを使用して、1つまたは複数の報告パラメータを送信することを含む。
【0013】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、UEの測位手順または1つまたは複数の報告パラメータを送信するための報告パラメータのうちの1つまたは複数を特定するための、動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、1つまたは複数の報告パラメータを送信することは、この特定に基づいて、第1の報告レベルと異なり得るUEに対する第2の報告レベルを使用して、1つまたは複数の報告パラメータを送信することを含む。
【0014】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数の報告パラメータは、参照信号時間差、参照信号受信電力、角度、測位参照信号識別番号、受信から送信までの差、信号対雑音比、または参照信号受信品質のうちの1つまたは複数を含む、1つまたは複数の報告量を含む。
【0015】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数の報告パラメータを決定することは、1つまたは複数の測位参照信号リソースのうちの少なくとも1つの測位参照信号リソースに対する報告パラメータを決定するための、動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、1つまたは複数の測位参照信号リソースは、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットにまたがり、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットは、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定に対応する。
【0016】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数の報告パラメータを送信することは、UEに対する第1の報告レベルを使用して、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットに含まれる少なくとも1つの測位参照信号リソースに対する報告パラメータを送信するための、動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0017】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのうちのある測位参照信号リソースセットに含まれる測位参照信号リソースと関連付けられる参照報告パラメータを特定し、この特定に基づいて、参照報告パラメータと、測位参照信号リソースセットに含まれる各々の追加の参照信号リソースに対する報告パラメータとの差を決定するための、動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、少なくとも1つの測位参照信号リソースに対する報告パラメータを送信することは、この差を決定することに基づいてもよい。
【0018】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、UEに対する第2の報告レベルを使用して、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのうちの少なくとも1つの測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータを送信することを含む1つまたは複数の報告パラメータを送信することのための、動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットの各々は、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定のうちの対応する測位参照信号リソース設定と関連付けられてもよい。
【0019】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEに対する第2の報告レベルは、1つまたは複数の構成を含むシグナリングによって示される、UEに対する1つまたは複数の報告レベルのうちのある報告レベルであり得る。
【0020】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、少なくとも1つの測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータは、対応する測位参照信号リソース設定および構成された参照識別値と関連付けられる測位参照信号リソースセットに含まれ得る測位参照信号リソースに対応する。
【0021】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、対応する測位参照信号リソース設定と関連付けられる測位参照信号リソースセットに含まれる各測位参照信号リソースに対する報告パラメータの合成に基づいて、少なくとも1つの測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータを送信するための、動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0022】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、対応する測位参照信号リソース設定と関連付けられる1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのうちのある測位参照信号リソースセットと関連付けられる参照報告パラメータを特定し、この特定に基づいて、参照報告パラメータと、対応する測位参照信号リソース設定と関連付けられる各々の追加の参照信号リソースセットに対する報告パラメータとの差を決定するための、動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、少なくとも1つの測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータを送信することは、この差を決定することに基づいてもよい。
【0023】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、UEに対する第3の報告レベルを使用して、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定のうちの少なくとも1つの測位参照信号リソース設定と関連付けられる選択された報告パラメータを送信するための、動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定のうちの少なくとも1つの測位参照信号リソース設定は、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのうちの測位参照信号リソースの対応するサブセットと関連付けられてもよい。
【0024】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEに対する第3の報告レベルは、1つまたは複数の構成を含むシグナリングによって示される、UEに対する1つまたは複数の報告レベルのうちのある報告レベルであり得る。
【0025】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、少なくとも1つの測位参照信号リソース設定に対する選択された報告パラメータは、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのサブセットに含まれ得る、かつ構成された参照識別値と関連付けられ得る、測位参照信号リソースに対応する。
【0026】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのサブセットに含まれる少なくとも1つの測位参照信号リソースに対する報告パラメータの合成に基づいて、少なくとも1つの測位参照信号リソース設定に対する選択された報告パラメータを送信するための、動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0027】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、参照信号時間差を送信することを含む、少なくとも1つの測位参照信号リソース設定に対する選択された報告パラメータを送信することのための、動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0028】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、UEに対する第4の報告レベルを使用して、1つまたは複数のTRPのうちの少なくとも1つのTRPに対する選択された報告パラメータを送信するための、動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0029】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEに対する第4の報告レベルは、1つまたは複数の構成を含むシグナリングによって示される、UEに対する1つまたは複数の報告レベルのうちのある報告レベルであり得る。
【0030】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、少なくとも1つのTRPに対する選択された報告パラメータは、1つまたは複数の測位参照信号リソースのうちのある測位参照信号リソースに対応し、構成された参照識別値と関連付けられ得る。
【0031】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、1つまたは複数の測位参照信号リソースに対する報告パラメータの合成に基づいて、基地局に対する選択された報告パラメータを送信するための、動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0032】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、1つまたは複数のTRPのうちの第1のTRPと関連付けられる第1の到達時間と、1つまたは複数のTRPのうちの第2のTRPと関連付けられる第2の到達時間との間の参照信号時間差を決定するための、動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、基地局に対する選択された報告パラメータを送信することは、参照信号時間差を送信することを含む。
【0033】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、シグナリングに基づいて、UEに対する第3の報告レベルに従って構成され得るUEの測位と関連付けられる1つまたは複数の追加の報告パラメータを決定し、第1の報告レベルおよび第2の報告レベルと異なり得るUEに対する第3の報告レベルを使用して、1つまたは複数の測位参照信号リソースの第1のサブセットに対応する1つまたは複数の追加の報告パラメータを送信するための、動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、1つまたは複数の報告パラメータを送信することは、第1の報告レベルまたは第2の報告レベルを使用して1つまたは複数の測位参照信号リソースの第2のサブセットに対応する1つまたは複数の報告パラメータを送信することを含む。
【0034】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定することは、UEに対する第2の報告レベルを決定するための、動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0035】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、1つまたは複数の報告パラメータを送信するための利用可能なリソースサイズを決定するための、動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、1つまたは複数の報告パラメータを送信することは、利用可能なリソースサイズを決定したことに基づいて、第1の報告レベルと異なり得るUEに対する第2の報告レベルを使用して、1つまたは複数の報告パラメータを送信することを含む。
【0036】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、UEが第1の報告レベルを使用して1つまたは複数の報告パラメータを送信するために構成され得るかどうかを決定するための、動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定することは、UEが第1の報告レベルを使用して1つまたは複数の報告パラメータを送信するために構成され得るかどうかを決定したことに基づいて、第1の報告レベルと異なる第2の報告レベルに従って構成されるUEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定することを含む。
【0037】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のTRPは1つまたは複数の基地局と関連付けられ得る。
【0038】
ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信の方法が説明される。方法は、UEから、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を受信するステップと、この指示に基づいて、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を決定するステップであって、1つまたは複数の構成が1つまたは複数の測位参照信号リソースを含み、UEに対する1つまたは複数の報告レベルがUEに対する第1の報告レベルを含む、ステップと、この決定に基づいてUEに、1つまたは複数の構成を含むシグナリングを送信するステップと、1つまたは複数の構成に基づいてUEから、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを用いて、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを受信するステップとを含み得る。
【0039】
ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための装置が説明される。装置は、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、装置に、UEから、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を受信させ、この指示に基づいて、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を決定させ、1つまたは複数の構成が1つまたは複数の測位参照信号リソースを含み、UEに対する1つまたは複数の報告レベルがUEに対する第1の報告レベルを含み、この決定に基づいてUEへ、1つまたは複数の構成を含むシグナリングを送信させ、1つまたは複数の構成に基づいてUEから、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを用いて、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを受信させるように、プロセッサによって実行可能であり得る。
【0040】
ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のための別の装置が説明される。装置は、UEから、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を受信するための手段と、この指示に基づいて、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を決定するための手段であって、1つまたは複数の構成が1つまたは複数の測位参照信号リソースを含み、UEに対する1つまたは複数の報告レベルがUEに対する第1の報告レベルを含む、手段と、この決定に基づいてUEに、1つまたは複数の構成を含むシグナリングを送信するための手段と、1つまたは複数の構成に基づいてUEから、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを用いて、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを受信するための手段とを含み得る。
【0041】
ネットワークエンティティにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体が説明される。コードは、UEから、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を受信し、この指示に基づいて、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を決定し、1つまたは複数の構成が1つまたは複数の測位参照信号リソースを含み、UEに対する1つまたは複数の報告レベルがUEに対する第1の報告レベルを含み、この決定に基づいてUEに、1つまたは複数の構成を含むシグナリングを送信し、1つまたは複数の構成に基づいてUEから、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを用いて、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを受信するように、プロセッサによって実行可能な命令を含み得る。
【0042】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成は、指示を受信する周期に基づき得る。
【0043】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数の報告パラメータは、参照信号時間差、参照信号受信電力、角度、測位参照信号識別番号、受信から送信までの差、参照信号対雑音比、または参照信号受信品質のうちの1つまたは複数を含む、1つまたは複数の報告量を含む。
【0044】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、1つまたは複数のTRPのうちの少なくとも1つからシグナリングを受信するための、動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、1つまたは複数の構成を決定することは、シグナリングを受信することに基づいてもよい。
【0045】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定のうちのある測位参照信号リソース設定に従って1つまたは複数の測位参照信号リソースセットの各々を構成するための、動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、1つまたは複数の報告パラメータの各々は、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットにまたがる1つまたは複数の測位参照信号リソースのうちのある測位参照信号リソースに対応し、シグナリングを送信することは、この構成することに基づいてもよい。
【0046】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数の報告パラメータを受信することは、UEに対する第1の報告レベルに基づいて、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットに含まれる少なくとも1つの測位参照信号リソースに対する報告パラメータを受信するための、動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0047】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのうちのある測位参照信号リソースセットに含まれる測位参照信号リソースと関連付けられる参照報告パラメータを受信し、測位参照信号リソースセットに含まれる各々の追加の参照信号リソースに対する報告パラメータを受信するための、動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、各々の追加の参照信号リソースに対する報告パラメータは、参照報告パラメータに対する差分を含む。
【0048】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、UEに対する第2の報告レベルに基づいて、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのうちの少なくとも1つの測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータを受信することを含む1つまたは複数の報告パラメータを受信することのための、動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットの各々は、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定のうちの対応する測位参照信号リソース設定と関連付けられてもよい。
【0049】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEに対する第2の報告レベルは、1つまたは複数の構成を含むシグナリングによって示される、UEに対する1つまたは複数の報告レベルのうちのある報告レベルであり得る。
【0050】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、少なくとも1つの測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータは、対応する測位参照信号リソース設定および構成された参照識別値と関連付けられる測位参照信号リソースセットに含まれ得る測位参照信号リソースに対応する。
【0051】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、対応する測位参照信号リソース設定と関連付けられる測位参照信号リソースセットに含まれる各測位参照信号リソースに対する報告パラメータの合成に基づいて、少なくとも1つの測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータを受信するための、動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0052】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、対応する測位参照信号リソース設定と関連付けられる1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのうちのある測位参照信号リソースセットと関連付けられる参照報告パラメータを受信し、対応する測位参照信号リソース設定と関連付けられる各々の追加の参照信号リソースセットに対する報告パラメータを受信するための、動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、各々の追加の参照信号リソースセットに対する報告パラメータは、参照報告パラメータに対する差分を含む。
【0053】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、UEに対する第3の報告レベルに基づいて、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのサブセットと各々関連付けられ得る1つまたは複数の測位参照信号リソース設定のうちの少なくとも1つの測位参照信号リソース設定に対する選択された報告パラメータを受信するための、動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0054】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEに対する第3の報告レベルは、1つまたは複数の構成を含むシグナリングによって示される、UEに対する1つまたは複数の報告レベルのうちのある報告レベルであり得る。
【0055】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、各々の測位参照信号リソース設定に対する選択された報告パラメータは、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのサブセットに含まれ得る、かつ構成された参照識別値と関連付けられ得る、測位参照信号リソースに対応する。
【0056】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、サブセットに含まれる少なくとも1つの測位参照信号リソースに対する報告パラメータの合成に基づいて、各々の測位参照信号リソース設定に対する選択された報告パラメータを受信するための、動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0057】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、少なくとも1つの測位参照信号リソース設定に対する選択された報告パラメータを受信することは、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定のうちの第1の測位参照信号リソース設定と関連付けられる第1の到達時間と、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定のうちの第2の測位参照信号リソース設定と関連付けられる第2の到達時間との間の参照信号時間差を受信するための、動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0058】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、UEに対する第4の報告レベルに基づいて、1つまたは複数のTRPのうちの少なくとも1つのTRPに対する選択された報告パラメータを受信するための、動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0059】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、UEに対する第4の報告レベルは、1つまたは複数の構成を含むシグナリングによって示される、UEに対する1つまたは複数の報告レベルのうちのある報告レベルであり得る。
【0060】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、少なくとも1つのTRPに対する選択された報告パラメータは、1つまたは複数の測位参照信号リソースのうちのある測位参照信号リソースに対応し、構成された参照識別値と関連付けられ得る。
【0061】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、1つまたは複数の測位参照信号リソースに対する報告パラメータの合成に基づいて、少なくとも1つのTRPに対する選択された報告パラメータを受信するための、動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0062】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、少なくとも1つの測位参照信号リソース設定に対する選択された報告パラメータを受信することは、1つまたは複数のTRPのうちの第1のTRPと関連付けられる第1の到達時間と、1つまたは複数のTRPのうちの第2のTRPと関連付けられる第2の到達時間との間の参照信号時間差を受信するための、動作、特徴、手段、または命令を含み得る。
【0063】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例はさらに、送信に基づいてUEから、UEの測位と関連付けられUEに対する第3の報告レベルに従って構成される1つまたは複数の追加の報告パラメータを受信するための、動作、特徴、手段、または命令を含んでもよく、1つまたは複数の報告パラメータを受信することは、1つまたは複数の測位参照信号リソースの第1のサブセットに対応する1つまたは複数の報告パラメータを受信することと、1つまたは複数の測位参照信号リソースの第2のサブセットに対応する1つまたは複数の追加の報告パラメータを受信することとを含む。
【0064】
本明細書において説明される方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、1つまたは複数のTRPは1つまたは複数の基地局と関連付けられ得る。
【図面の簡単な説明】
【0065】
図1】本開示の態様による、new radio(NR)システムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするワイヤレス通信システムの例を示す図である。
図2】本開示の態様による、NRシステムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするワイヤレス通信システムの例を示す図である。
図3】本開示の態様による、NRシステムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートする報告レベルアーキテクチャの例を示す図である。
図4】本開示の態様による、NRシステムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするプロセスフローの例を示す図である。
図5】本開示の態様による、NRシステムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするデバイスのブロック図である。
図6】本開示の態様による、NRシステムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするデバイスのブロック図である。
図7】本開示の態様による、NRシステムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートする通信マネージャのブロック図である。
図8】本開示の態様による、NRシステムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするデバイスを含むシステムの図である。
図9】本開示の態様による、NRシステムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするデバイスのブロック図である。
図10】本開示の態様による、NRシステムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするデバイスのブロック図である。
図11】本開示の態様による、NRシステムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートする通信マネージャのブロック図である。
図12】本開示の態様による、NRシステムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするデバイスを含むシステムの図である。
図13】本開示の態様による、NRシステムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートする方法を示すフローチャートである。
図14】本開示の態様による、NRシステムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートする方法を示すフローチャートである。
図15】本開示の態様による、NRシステムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートする方法を示すフローチャートである。
図16】本開示の態様による、NRシステムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートする方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0066】
一部のワイヤレス通信システムでは、1つまたは複数のネットワークエンティティ(たとえば、基地局、アクセスネットワークエンティティ、または他のノード)は、無線アクセスネットワーク情報を使用して、サポートされるユーザ機器(UE)の位置またはロケーションを決定し得る。無線アクセスネットワーク情報は、ネットワークエンティティ(および/または送信/受信ポイント(TRP))による個々の参照信号(たとえば、測位参照信号(PRS))の送信、UEによる無線シグナリング測定結果の報告などの、UEにより支援される測位技法と関連付けられ得る。一部のLTEシステムを含む一部のワイヤレス通信システムでは、UEによる報告は、各ネットワークエンティティまたは基地局に対する、単一の一般化された通信の測定結果に限定され得る。しかしながら、データトラフィックが増大するにつれて、new radio(NR)システムを含む高度な通信環境では、無線シグナリング測定結果の他の報告は、堅牢なシグナリングを提供しない。
【0067】
本明細書において説明されるように、UEは、受信されたPRSリソースと関連付けられる無線シグナリング測定結果を報告するための、マルチレベル構成などの構成をサポートし得る。UEは、測位またはロケーション情報に関する測定結果を報告するための能力を特定し、いくつかの例では通信し得る。この特定に基づいて、または、基地局、アクセスネットワークエンティティ、もしくは他のノードなどの別のデバイスもしくはネットワークエンティティとの通信であり得る通信に基づいて、UEは、PRS送信と、1つまたは複数のネットワークエンティティまたはTRPからの報告レベルに対する指示とを受信し得る。UEは、PRSリソース(受信されたPRSリソースの測定結果など)に基づいて報告パラメータ(たとえば、報告量)を決定し、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数のマルチレベル報告選択肢に従って、報告パラメータに対するメッセージをフォーマットし得る。マルチレベル報告選択肢は、リソースレベルで、セットレベルで、設定レベルで、または、通信の各基地局に対してではないとしてもその少なくとも一部に対して全般に、のうちの1つまたは複数で、決定された報告パラメータを報告することを含み得る。いくつかの例では、フォーマット化の報告レベルは、1つまたは複数の基地局からの報告レベルに対する受信された指示に基づき得る。他の例では、UEは、チャネルの利用可能なリソース、UEの報告量、もしくは構成された測位手順、または他の条件のうちの1つまたは複数に従って、フォーマット化の報告レベルを調整し得る。説明される技法は、報告と関連付けられる堅牢性を高め、いくつかの例では、UEの測位およびロケーション情報を決定することと関連付けられるシグナリングオーバーヘッドを減らす。
【0068】
最初に、本開示の態様がワイヤレス通信システムの文脈で説明される。開示の態様はさらに、別のワイヤレス通信システム、報告レベルアーキテクチャ、およびマルチレベル構成と測位のための報告とに関するプロセスフローの文脈で説明される。本開示の態様はさらに、NRにおける測位のためのマルチレベル構成と報告に関する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに示され、それらを参照して説明される。
【0069】
図1は、本開示の態様による、new radioにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするワイヤレス通信システム100の例を示す。ワイヤレス通信システム100は、基地局105と、UE115と、コアネットワーク130とを含む。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、Long Term Evolution(LTE)ネットワーク、LTE-Advanced(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、またはNew Radio(NR)ネットワークであり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、または低コストかつ低複雑度のデバイスとの通信をサポートし得る。
【0070】
基地局105は、1つまたは複数の基地局アンテナを介して、UE115とワイヤレスに通信し得る。本明細書において説明される基地局105は、トランシーバ基地局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、NodeB、eNodeB(eNB)、次世代NodeBもしくはgiga-NodeB(それらのうちのいずれもgNBと呼ばれることがある)、Home NodeB、Home eNodeB、またはいくつかの他の好適な用語を含むことがあり、あるいは当業者によってそのように呼ばれることがある。ワイヤレス通信システム100は、異なるタイプの基地局105(たとえば、マクロセル基地局またはスモールセル基地局)を含み得る。本明細書において説明されるUE115は、マクロeNB、スモールセルeNB、gNB、リレー基地局などを含む、様々なタイプの基地局105およびネットワーク機器と通信することが可能であり得る。
【0071】
各基地局105は、様々なUE115との通信がサポートされる特定の地理的カバレッジエリア110と関連付けられ得る。各基地局105は、通信リンク125を介してそれぞれの地理的カバレッジエリア110のための通信カバレッジを提供することができ、基地局105とUE115との間の通信リンク125は、1つまたは複数のキャリアを利用することができる。ワイヤレス通信システム100において示される通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。ダウンリンク送信は順方向リンク送信と呼ばれることもあり、アップリンク送信は逆方向リンク送信と呼ばれることもある。
【0072】
基地局105のための地理的カバレッジエリア110は、地理的カバレッジエリア110の一部分を構成するセクタに分割されてもよく、各セクタはセルと関連付けられてもよい。たとえば、各基地局105は、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、もしくは他のタイプのセル、またはそれらの様々な組合せのための通信カバレッジを提供し得る。いくつかの例では、基地局105は可動であり、したがって、移動している地理的カバレッジエリア110のための通信カバレッジを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術と関連付けられる異なる地理的カバレッジエリア110は、重複することがあり、異なる技術と関連付けられる、重複する地理的カバレッジエリア110は、同じ基地局105によって、または異なる基地局105によってサポートされることがある。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、異なるタイプの基地局105が様々な地理的カバレッジエリア110のためのカバレッジを提供する、異種LTE/LTE-A/LTE-A ProまたはNRネットワークを含み得る。
【0073】
「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上での)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指し、同じまたは異なるキャリアを介して動作する近隣セルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID))と関連付けられ得る。いくつかの例では、キャリアは、複数のセルをサポートすることがあり、異なるセルは、異なるタイプのデバイスのためにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域Internet-of-Things(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)、または他のもの)に従って構成され得る。いくつかの例では、「セル」という用語は、その上で論理エンティティが動作する地理的カバレッジエリア110(たとえば、セクタ)の一部分を指すことがある。
【0074】
UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散していることがあり、各UE115は固定式または移動式であり得る。UE115はまた、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、または何らかの他の適切な用語で呼ばれることがあり、「デバイス」はユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115はまた、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどの、パーソナル電子デバイスであり得る。いくつかの例では、UE115は、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、Internet of Things(IoT)デバイス、Internet of Everything(IoE)デバイス、またはMTCデバイスなどを指すこともあり、これらは、家電機器、車両、またはメータなどの様々な物品において実装され得る。
【0075】
MTCデバイスまたはIoTデバイスなどの一部のUE115は、低コストまたは低複雑度のデバイスであってよく、(たとえば、マシンツーマシン(M2M)通信を介して)マシン間の自動化された通信を実現することができる。M2M通信またはMTCは、人が介在することなく、デバイスが互いにまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指すことがある。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、センサまたはメータを組み込んで情報を測定または捕捉し、その情報を利用できる中央サーバもしくはアプリケーションプログラムにその情報を中継するか、またはプログラムもしくはアプリケーションと対話する人間にその情報を提示する、デバイスからの通信を含むことがある。いくつかのUE115は、情報を集めるか、または機械の自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイスのための適用の例は、スマートメータリング、在庫監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候事象および地質学的事象の監視、船団の管理および追跡、リモートセキュリティ検知、物理的アクセス制御、ならびに取引ベースのビジネスの課金を含む。
【0076】
いくつかのUE115は、半二重通信などの、電力消費を低減する動作モード(たとえば、送信または受信を介した単方向通信をサポートするが、送信および受信を同時にはサポートしないモード)を利用するように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は低減されたピークレートで実行され得る。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブな通信に関与していないとき、省電力「ディープスリープ」モードに入ること、または(たとえば、狭帯域通信に従って)限られた帯域幅にわたって動作することを含む。いくつかの例では、UE115は、重要な機能(たとえば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計されることがあり、ワイヤレス通信システム100はこれらの機能のために超高信頼性通信を提供するように構成されることがある。
【0077】
いくつかの例では、UE115はまた、(たとえば、ピアツーピア(P2P)またはデバイスツーデバイス(D2D)プロトコルを使用して)他のUE115と直接通信することが可能であり得る。D2D通信を利用するUE115のグループのうちの1つまたは複数が、基地局105の地理的カバレッジエリア110内にあり得る。そのようなグループの中の他のUE115が、基地局105の地理的カバレッジエリア110の外にあることがあり、または別様に基地局105からの送信を受信できないことがある。いくつかの例では、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループの中のすべての他のUE115へ送信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの例では、基地局105が、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを促進する。他の場合には、D2D通信は、基地局105が関与することなくUE115間で行われる。
【0078】
基地局105は、コアネットワーク130とおよび互いと通信し得る。たとえば、基地局105は、バックホールリンク132を通じて(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、バックホールリンク134を介して(たとえば、X2、Xn、または他のインターフェースを介して)、直接(たとえば、基地局105の間で直接)または間接的に(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかで互いに通信し得る。
【0079】
コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス許可、追跡、インターネットプロトコル(IP)接続性、および他のアクセス機能、ルーティング機能、またはモビリティ機能を提供し得る。コアネットワーク130は、evolved packet core(EPC)であってよく、EPCは、少なくとも1つのモビリティ管理エンティティ(MME)と、少なくとも1つのサービングゲートウェイ(S-GW)と、少なくとも1つのパケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)とを含んでもよい。MMEは、EPCと関連付けられる基地局105によってサービスされるUE115のためのモビリティ、認証、およびベアラ管理などの、非アクセス層(たとえば、制御プレーン)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、それ自体がP-GWに接続され得るS-GWを通じて転送され得る。P-GWは、IPアドレス割振りならびに他の機能を実現することができる。P-GWは、ネットワーク事業者のIPサービスに接続され得る。事業者のIPサービスは、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換(PS)ストリーミングサービスに対するアクセスを含み得る。
【0080】
基地局105などのネットワークエンティティまたはデバイスのうちの少なくともいくつかは、アクセスネットワークエンティティなどのコンポーネントもしくは下位コンポーネントを含んでもよく、またはそれと関連付けられてもよく、アクセスネットワークエンティティは、アクセスノードコントローラ(ANC)の例であってもよい。各アクセスネットワークエンティティは、ラジオヘッド、スマートラジオヘッド、セル、またはTRPと呼ばれることがある、いくつかの他のアクセスネットワーク送信エンティティを通じてUE115と通信し得る。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティまたは基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、ラジオヘッドおよびアクセスネットワークコントローラ)にわたって分散されることがあり、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)へと統合されることがある。
【0081】
ワイヤレス通信システム100は、典型的には300メガヘルツ(MHz)から300ギガヘルツ(GHz)の範囲にある、1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。一般に、300MHzから3GHzまでの領域は、波長がほぼ1デシメートルから1メートルまでの長さに及ぶので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域として知られている。UHF波は、建物および環境特性によって遮断されることがあり、または方向転換されることがある。しかしながら、これらの波は、マクロセルが屋内に位置するUE115にサービスを提供するのに十分に構造物を貫通し得る。UHF波の送信は、300MHzを下回るスペクトルの短波(HF)または超短波(VHF)部分のより低い周波数およびより長い波を使用する送信と比較して、より小型のアンテナおよびより短い距離(たとえば、100km未満)と関連付けられ得る。
【0082】
ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域としても知られている、3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用する超高周波(SHF)領域の中で動作し得る。SHF領域は、他のユーザからの干渉を許容することが可能であり得るデバイスによって機会主義的に使用され得る、5GHzの産業科学医療(ISM)帯域などの帯域を含む。
【0083】
ワイヤレス通信システム100は、ミリメートル帯域としても知られている、(たとえば、30GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF)領域においても動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートすることができ、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりも、さらに小さいことがあり、より間隔が密であることがある。いくつかの例では、このことはUE115内でのアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHF送信またはUHF送信よりもさらに大きい大気減衰を受け、到達距離がより短いことがある。本明細書で開示される技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって利用されてもよく、これらの周波数領域にわたる帯域の指定される使用は、国または規制団体によって異なることがある。
【0084】
いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、免許無線周波数スペクトル帯域と免許不要無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz ISMバンドなどの免許不要帯域において、License Assisted Access(LAA)、LTE Unlicensed(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を利用し得る。免許不要無線周波数スペクトル帯域で動作するとき、基地局105およびUE115などのワイヤレスデバイスは、データを送信する前に周波数チャネルがクリアであることを保証するために、リッスンビフォアトーク(LBT)手順を利用し得る。いくつかの例では、免許不要帯域における動作は、免許帯域において動作するコンポーネントキャリアと連携したキャリアアグリゲーション構成に基づき得る(たとえば、LAA)。免許不要スペクトルでの動作は、ダウンリンク送信、アップリンク送信、ピアツーピア送信、またはこれらの組合せを含み得る。免許不要スペクトルでの複信は、周波数分割複信(FDD)、時分割複信(TDD)、またはその両方の組合せに基づき得る。
【0085】
いくつかの例では、基地局105またはUE115は、複数のアンテナを装備することがあり、これらのアンテナは、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を利用するために使用され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、送信デバイス(たとえば、基地局105)と受信デバイス(たとえば、UE115)との間である送信方式を使用することができ、送信デバイスは複数のアンテナを装備し、受信デバイスは1つまたは複数のアンテナを装備する。MIMO通信は、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってスペクトル効率を高めるためにマルチパス信号伝搬を利用することがあり、これは空間多重化と呼ばれることがある。複数の信号が、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号が、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じ符号語)または異なるデータストリームと関連付けられるビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使用される異なるアンテナポートと関連付けられ得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが同じ受信デバイスに送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)、および複数の空間レイヤが複数のデバイスに送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)を含む。
【0086】
空間フィルタリング、指向性送信、または指向性受信とも呼ばれ得るビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビームまたは受信ビーム)をシェーピングまたはステアリングするために送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105またはUE115)において使用され得る、信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対して特定の配向で伝搬する信号が強め合う干渉を受け、他の信号が弱め合う干渉を受けるように、アンテナアレイのアンテナ要素を介して通信される信号を結合することによって達成され得る。アンテナ要素を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、デバイスと関連付けられたアンテナ要素の各々を介して搬送される信号に振幅オフセットおよび位相オフセットを適用することを含み得る。アンテナ要素の各々と関連付けられる調整は、(たとえば、送信デバイスもしくは受信デバイスのアンテナアレイに対する、または何らかの他の配向に対する)特定の配向と関連付けられたビームフォーミング重みセットによって定義され得る。
【0087】
一例では、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイを使用し得る。たとえば、一部の信号(たとえば、同期信号、参照信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、異なる方向に複数回基地局105によって送信されることがあり、そのことは、信号が送信の異なる方向と関連付けられる異なるビームフォーミング重みセットに従って送信されることを含み得る。異なるビーム方向への送信は、基地局105による後続の送信または受信のためのビーム方向を(たとえば、基地局105、またはUE115などの受信デバイスによって)特定するために使用され得る。
【0088】
特定の受信デバイスと関連付けられるデータ信号などのいくつかの信号は、基地局105によって単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスと関連付けられる方向)に送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信と関連付けられるビーム方向は、異なるビーム方向に送信された信号に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、基地局105によって異なる方向に送信された信号のうちの1つまたは複数を受信することができ、UE115は、それが最高の信号品質で、または別様に許容可能な信号品質で受信した信号の指示を、基地局105に報告することができる。これらの技法は、基地局105によって1つまたは複数の方向に送信される信号を参照して説明されるが、UE115は、(たとえば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を特定するために)信号を異なる方向に複数回送信するための、または(たとえば、データを受信デバイスに送信するために)信号を単一の方向に送信するための同様の技法を利用してもよい。
【0089】
受信デバイス(たとえば、mmW受信デバイスの例であり得るUE115)は、同期信号、基準信号、ビーム選択信号、または他の制御信号などの様々な信号を基地局105から受信するとき、複数の受信ビームを試みることができる。たとえば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、異なるアンテナサブアレイに従って受信された信号を処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用された異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って受信することによって、またはアンテナアレイの複数のアンテナ要素において受信された信号に適用された異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って受信された信号を処理することによって、複数の受信方向を試みることができ、それらのいずれも、異なる受信ビームまたは受信方向に従った「聴取」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するとき)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信ビームを使用し得る。単一の受信ビームは、異なる受信ビーム方向に従った聴取に基づいて決定されたビーム方向(たとえば、複数のビーム方向に従った聴取に基づいて、最高の信号強度、最高の信号対雑音比、または別様に、許容可能な信号品質を有すると決定されたビーム方向)に揃えられ得る。
【0090】
いくつかの例では、基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作をサポートし得るか、またはビームフォーミングを送信もしくは受信し得る、1つまたは複数のアンテナアレイ内に位置し得る。たとえば、1つもしくは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナタワーなどのアンテナアセンブリにおいて併置され得る。いくつかの例では、基地局105と関連付けられるアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的ロケーションに位置し得る。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするのに使用し得る、アンテナポートのいくつかの行および列を伴うアンテナアレイを有し得る。同様に、UE115は、様々なMIMO動作またはビームフォーミング動作をサポートし得る1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。
【0091】
いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信は、IPベースであり得る。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネルを介して通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MACレイヤはまた、MACレイヤにおける再送信を行ってリンク効率を改善するために、ハイブリッド自動再送要求(HARQ)を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤが、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立、構成、および保守を行い得る。物理レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
【0092】
いくつかの例では、UE115および基地局105は、データが受信に成功する可能性を高めるためにデータの再送信をサポートし得る。HARQフィードバックは、データが通信リンク125上で正しく受信される可能性を高める1つの技法である。HARQは、(たとえば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)誤り検出、前方誤り訂正(FEC)、および再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))の組合せを含み得る。HARQは、劣悪な無線条件(たとえば、信号対雑音条件)の中でMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。いくつかの例では、ワイヤレスデバイスは、デバイスが特定のスロットの中の前のシンボルにおいて受信されたデータに対してそのスロットの中でHARQフィードバックを提供し得る、同一スロットHARQフィードバックをサポートし得る。他の場合には、デバイスは、後続のスロットの中で、またはいくつかの他の時間間隔に従って、HARQフィードバックを提供し得る。
【0093】
LTEまたはNRにおける時間間隔は、たとえば、Ts=1/30,720,000秒のサンプリング時間長を指すことがある基本時間単位の倍数で表され得る。通信リソースの時間間隔は、10ミリ秒(ms)の時間長を各々有する無線フレームに従って編成されることがあり、ここでフレーム時間長はTf=307,200Tsと表されることがある。無線フレームは、0から1023に及ぶシステムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。各フレームは、0から9までの番号が付けられた10個のサブフレームを含んでもよく、各サブフレームは、1msの時間長を有してもよい。サブフレームは、0.5msの時間長を各々が有する2つのスロットにさらに分割されてもよく、各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに依存して)6つまたは7つの変調シンボル期間を含んでもよい。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル時間長は2048個のサンプリング時間長を含み得る。いくつかの例では、サブフレームは、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリング単位であってもよく、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。他の場合には、ワイヤレス通信システム100の最小のスケジューリング単位は、サブフレームよりも短くてもよく、または(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバーストの中で、またはsTTIを使用する選択されたコンポーネントキャリアの中で)動的に選択されてもよい。
【0094】
いくつかのワイヤレス通信システムでは、スロットは、1個または複数のシンボルを含む複数のミニスロットにさらに分割され得る。いくつかの事例では、ミニスロットのシンボルまたはミニスロットがスケジューリングの最小単位であり得る。各シンボルは、たとえば、動作のサブキャリア間隔または周波数帯域に応じて、時間長が変わり得る。さらに、いくつかのワイヤレス通信システムは、複数のスロットまたはミニスロットが一緒にアグリゲートされ、かつUE115と基地局105との間の通信のために使用される、スロットアグリゲーションを実施し得る。
【0095】
「キャリア」という用語は、通信リンク125を介した通信をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指す。たとえば、通信リンク125のキャリアは、所与の無線アクセス技術に対する物理レイヤチャネルに従って動作する無線周波数スペクトル帯域の一部分を含み得る。各物理レイヤチャネルは、ユーザデータ、制御情報、または他のシグナリングを搬送することができる。キャリアは、事前に定義された周波数チャネル(たとえば、evolved universal mobile telecommunication system terrestrial radio access(E-UTRA)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))と関連付けられることがあり、UE115による発見のためにチャネルラスタに従って配置されることがある。キャリアは、(たとえば、FDDモードでは)ダウンリンクもしくはアップリンクであってよく、または(たとえば、TDDモードでは)ダウンリンク通信およびアップリンク通信を搬送するように構成されてもよい。いくつかの例では、キャリアを介して送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)または離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)などの、マルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。
【0096】
キャリアの組織構造は、異なる無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR)に対して異なり得る。たとえば、キャリアを介した通信は、TTIまたはスロットに従って編成されることがあり、それらの各々は、ユーザデータ、ならびにユーザデータの復号をサポートするための制御情報またはシグナリングを含み得る。キャリアはまた、専用の取得シグナリング(たとえば、同期信号またはシステム情報など)と、キャリアに対する動作を協調させる制御シグナリングとを含み得る。いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアはまた、他のキャリアに対する動作を協調させる取得シグナリングまたは制御シグナリングを有し得る。
【0097】
物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化され得る。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、ダウンリンクキャリア上で、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法を使用して多重化され得る。いくつかの例では、物理制御チャネルにおいて送信される制御情報は、カスケード方式で異なる制御領域の間で(たとえば、共通制御領域または共通探索空間と1つまたは複数のUE固有制御領域またはUE固有探索空間との間で)分散され得る。
【0098】
キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅と関連付けられてもよく、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれ得る。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの決定された帯域幅(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80MHz)のうちの1つであり得る。いくつかの例では、サービスされる各UE115は、キャリア帯域幅の部分またはすべてにわたって動作するために構成され得る。他の例では、いくつかのUE115は、キャリア内の定められた部分または範囲(たとえば、サブキャリアまたはRBのセット)と関連付けられた狭帯域プロトコルタイプを使用する動作(たとえば、狭帯域プロトコルタイプの「帯域内」展開)のために構成され得る。
【0099】
MCM技法を利用するシステムでは、リソース要素は1つのシンボル時間長(たとえば、1つの変調シンボルの時間長)および1つのサブキャリアからなることがあり、シンボル時間長およびサブキャリア間隔は反比例する。各リソース要素によって搬送されるビットの数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、および変調方式の次数が高いほど、UE115のデータレートは高くなる。MIMOシステムでは、ワイヤレス通信リソースとは、無線周波数スペクトルリソース、時間リソース、および空間リソース(たとえば、空間レイヤ)の組合せを指すことがあり、複数の空間レイヤの使用が、UE115との通信のためのデータレートをさらに高め得る。
【0100】
ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105またはUE115)は、特定のキャリア帯域幅を介した通信をサポートするハードウェア構成を有してもよく、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つを介した通信をサポートするように構成可能であってもよい。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、1より多くの異なるキャリア帯域幅と関連付けられたキャリアを介した同時通信をサポートする基地局105またはUE115を含み得る。
【0101】
ワイヤレス通信システム100は、複数のセルまたはキャリア上でのUE115との通信、すなわち、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作と呼ばれることがある機能をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアおよび1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアで構成されてもよい。キャリアアグリゲーションは、FDDコンポーネントキャリアとTDDコンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0102】
いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、拡張コンポーネントキャリア(eCC)を利用し得る。eCCは、より広いキャリアまたは周波数チャネル帯域幅、より短いシンボル時間長、より短いTTI時間長、または修正された制御チャネル構成を含む、1つまたは複数の特徴によって特徴付けられ得る。いくつかの例では、eCCは、(たとえば、複数のサービングセルが準最適または理想的でないバックホールリンクを有するとき)キャリアアグリゲーション構成またはデュアル接続性構成と関連付けられ得る。eCCはまた、(たとえば、2つ以上の事業者がスペクトルを使用することを許容される場合)免許不要スペクトルまたは共有スペクトルでの使用のために構成され得る。広いキャリア帯域幅によって特徴付けられるeCCは、全キャリア帯域幅を監視することが可能でないか、またはさもなければ(たとえば、電力を節約するために)限られたキャリア帯域幅を使用するように構成されるUE115によって利用され得る、1つまたは複数のセグメントを含み得る。
【0103】
いくつかの例では、eCCは、他のコンポーネントキャリアのシンボル時間長と比較して短縮されたシンボル時間長の使用を含み得る、他のコンポーネントキャリアとは異なるシンボル時間長を利用し得る。より短いシンボル時間長は、隣接するサブキャリア間の間隔の増大と関連付けられ得る。eCCを利用する、UE115または基地局105などのデバイスは、低減されたシンボル時間長(たとえば、16.67マイクロ秒)で、(たとえば、20、40、60、80MHzなどの周波数チャネルまたはキャリア帯域幅による)広帯域信号を送信し得る。eCCの中のTTIは、1個または複数のシンボル期間からなり得る。いくつかの例では、TTI時間長(すなわち、TTI中のシンボル期間の数)は可変であり得る。
【0104】
ワイヤレス通信システム100は、とりわけ、免許スペクトル帯域、共有スペクトル帯域、および免許不要スペクトル帯域の任意の組合せを使用し得るNRシステムであり得る。eCCシンボル時間長およびサブキャリア間隔の柔軟性により、複数のスペクトルにわたるeCCの使用が可能になり得る。いくつかの例では、特にリソースの動的な(たとえば、周波数領域にわたる)垂直共有および(たとえば、時間領域にわたる)水平共有を通じて、NR共有スペクトルは、スペクトル利用率およびスペクトル効率を高め得る。
【0105】
本明細書において説明されるように、ワイヤレス通信システム100は、NRシステムであってもよく、通信リンク125を使用して1つまたは複数の基地局105とサポートされるUE115との間の通信をサポートしてもよい。UE115は、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散していてもよく、各UE115は固定式または移動式であってもよい。ワイヤレス通信システム100は、常時オン送信を最小限にして、基地局105またはUE115における必要性に基づく参照信号の送信を含む、転送能力をサポートし得る。通信の一部として、基地局105とUE115の各々は、チャネル推定、ビーム管理およびスケジューリング、ならびに1つまたは複数のカバレッジエリア110内でのワイヤレスデバイス測位を含む、動作のための参照信号送信をサポートし得る。
【0106】
たとえば、基地局105は、チャネル状態情報(CSI)参照信号(CSI-RS)送信を含む、NR通信のための1つまたは複数のダウンリンク参照信号を送信し得る。CSI-RS送信の各々は、特定のUE115がチャネルを推定してチャネル品質情報を報告するように構成され得る。報告されるチャネル品質情報は、基地局105におけるスケジューリングもしくはリンク適応のために、または、増強されたチャネルリソースと関連付けられる指向性送信のためのモビリティもしくはビーム管理手順の一部として使用され得る。
【0107】
基地局105は、チャネルの1つまたは複数のCSI-RSリソース上でCSI-RS送信を構成し得る。CSI-RSリソースは、スロットの任意のOFDMシンボルにおいて開始し、ポートの構成された数に応じて1つまたは複数のシンボルを占有し得る。たとえば、CSI-RSリソースは、スロットの1つのシンボルにまたがり、送信のための1つのポートを含み得る。1つまたは複数のCSI-RSリソースは、基地局105のCSI-RSリソース設定に従って構成される数のCSI-RSリソースセットにまたがり得る。CSI-RS送信内での1つまたは複数のCSI-RSリソース、CSI-RSリソースセット、およびCSI-RSリソース設定の構造は、マルチレベルリソース設定と呼ばれ得る。たとえば、基地局105のマルチレベルCSI-RSリソース設定は最大で16個のCSI-RSリソースセットを含んでもよく、各CSI-RSリソースセットは最大で64個のCSI-RSリソースを含んでもよい。いくつかの例では、基地局105は、1つまたは複数のCSI-RSリソースセットを介して、構成された数の別個のCSI-RSリソース(たとえば128個)をサポートし得る。
【0108】
いくつかの例では、基地局105は、UE115に向けられたCSI-RS送信と関連付けられる指示(タグ「Repetition=ON」など)を提供し得る。この指示は、参照信号内の含まれるCSI-RSリソース(たとえば、non-zero power(NZP) CSI-RS送信)が、同じダウンリンク空間領域送信フィルタと関連付けられ、基地局105における単一の送信ビームに対応することを、UE115が想定し得るかどうかを定義し得る。この指示は、CSI-RSリソースセットと結び付けられるすべての報告設定と関連付けられるより高次のレイヤのシグナリングパラメータ(たとえば、reportQuantity)に従って構成され得る。たとえば、基地局105は、単一の送信ビームを含むセット指示(たとえば、「cri-RSRP」、「none」など)へとreportQuantityパラメータを構成し得る。
【0109】
受信において、UE115は、受信されたより高次のレイヤのシグナリングパラメータと関連付けられる構成されたセット指示を特定し得る。いくつかの例(「cri-RSRP」報告など)では、UE115は、1つまたは複数のCSI-RSリソースに対するCSIパラメータを決定し、改良された報告構成に従って測定結果を報告し得る。たとえば、UE115は、1つまたは複数のチャネルリソースに対するCSIパラメータ(たとえば、参照信号受信電力(RSRP)値)を決定し得る。UE115は次いで、構成されたチャネルリソースインジケータ(CRI)値に従って報告を条件付けてもよく、一例として、CRI値は、チャネル測定のための対応するCSI-RSリソースセットの中の1つまたは複数のCSI-RSリソースと関連付けられるリソースエントリのインデックスに対応する。
【0110】
いくつかの例では、基地局105は、測位参照信号PRSの送信を含む通信のために、1つまたは複数の追加のダウンリンク参照信号を送信し得る。PRS送信は、UE115が測位およびロケーション情報と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータ(たとえば、報告量)を測定して報告するように構成され得る。基地局105は、UEにより支援される測位技法の一部として、報告された情報を使用し得る。PRS送信および報告パラメータフィードバックは、様々なロケーションサービス(たとえば、ナビゲーションシステム、緊急通信)をサポートし得る。いくつかの例では、報告パラメータは、UE115によってサポートされる1つまたは複数の追加のロケーションシステム(全地球測位システム(GPS)技術など)を補強する。
【0111】
基地局105は、チャネルの1つまたは複数のPRSリソース上でPRS送信を構成し得る。PRSリソースは、ポートの構成された数に応じて、スロットの1つまたは複数のOFDMシンボル内の複数の物理リソースブロック(PRB)のリソース要素にまたがり得る。たとえば、PRSリソースは、スロットの1つのシンボルにまたがり、送信のための1つのポートを含み得る。任意のOFDMシンボルでは、PRSリソースは連続するPRBを占有し得る。いくつかの例では、PRS送信は、スロットの連続するOFDMシンボルにマッピングされ得る。他の例では、PRS送信は、スロットの散在したOFDMシンボルにマッピングされ得る。加えて、PRS送信は、チャネルのPRB内での周波数ホッピングをサポートし得る。
【0112】
1つまたは複数のPRSリソースは、基地局105のPRSリソース設定に従った数のPRSリソースセットにまたがり得る。PRS送信内での1つまたは複数のPRSリソース、PRSリソースセット、およびPRSリソース設定の構造は、マルチレベルリソース設定と呼ばれ得る。たとえば、基地局105のマルチレベルPRSリソース設定は複数のPRSリソースセットを含んでもよく、各PRSリソースセットはPRSリソースのセット(4つのPRSリソースのセットなど)を含んでもよい。
【0113】
UE115は、スロットの1つまたは複数のPRSリソースを介してPRS送信を受信し得る。UE115は、送信に含まれるPRSリソースの各々ではないとしても少なくとも一部に対する報告パラメータを決定し得る。各PRSリソースに対する報告パラメータ(報告量を含み得る)は、到達時間(TOA)、参照信号時間差(RSTD)、参照信号受信電力(RSRP)、角度、PRS識別番号、受信と送信の差(UE Rx-Tx)、信号対雑音比(SNR)、または参照信号受信品質(RSRQ)のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0114】
改良された報告構成に従って1つまたは複数の報告パラメータを送信するための、技法が説明される。報告構成は、PRS送信のマルチレベルリソース設定に基づいてもよく、UE115の測位のためのマルチレベル報告を含んでもよい。いくつかの例では、UE115は、リソースレベルで報告をフォーマットし、PRS送信の各PRSリソースに対する報告パラメータを送信し得る。他の例では、UE115は、セットレベルで報告をフォーマットし、基地局105のPRS設定に対応する、またはそれに従って構成される、各PRSリソースセットに対する選択された報告パラメータを送信し得る。他の例では、UE115は、設定レベルで報告をフォーマットし、PRS送信の測位参照信号設定の各々ではないとしても少なくとも一部に対する選択された報告パラメータを送信し得る。他の例では、UE115は、基地局レベルで報告をフォーマットし、基地局105に報告パラメータを送信し得る。説明される技法は、報告を改善し、いくつかの例では、測位およびロケーションを決定することと関連付けられるシグナリングオーバーヘッドを減らし得る。
【0115】
図2は、本開示の態様による、NRシステムにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするワイヤレス通信システム200の例を示す。ワイヤレス通信システム200は、UE115-aとの通信をサポートする1つまたは複数の基地局105-aおよび105-bを含んでもよく、これらは、図1を参照して説明されるような対応するデバイスの例であり得る。いくつかの例では、基地局105-aはUE115-aのためのサービング基地局に対応してもよく、基地局105-bは近隣の基地局に対応してもよい。他の例では、基地局105-bはUE115-aのためのサービング基地局に対応してもよく、基地局105-aは近隣の基地局に対応してもよい。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。
【0116】
いくつかの例では、UE115-aは、ロケーションおよび測位情報を報告するためのUEの能力またはUEに関する能力を含む指示(これは構成された報告レベルを含み得る)を基地局105-aに送信し得る。この指示は、UEにより支援される測位技法の一部であってもよく、カバレッジエリア110-a内でのUE115-aの位置またはロケーションを決定する際に基地局105-aを助け得る。この指示に基づいて、基地局105-aは、基地局105-a、または基地局105-bなどの1つもしくは複数の近隣の基地局、または両方と関連付けられるシグナリングを構成し得る。構成されたシグナリングは、通信リンク205-aと関連付けられるチャネルの1つまたは複数のリソース上での、およびUE115-aのための1つまたは複数の報告レベルでのPRS送信を含み得る。1つまたは複数のリソースは、送信のためのスケジューリングされたスロットの1つまたは複数のOFDMシンボル内の連続するPRBのリソース要素に各々またがり得るPRSリソースに対応し得る。マルチレベルリソース設定の一部として、1つまたは複数のPRSリソースは、(たとえば、基地局105-aまたはネットワークエンティティの)対応するPRSリソース設定、1つもしくは複数の近隣の基地局(基地局105-bなど)または基地局と関連付けられる1つもしくは複数のTRP、または両方と各々関連付けられ得る、ある数のPRSリソースセットにまたがり得る。
【0117】
基地局105-aは、UE115-aへのダウンリンク参照シグナリングの一部としてPRS送信を送信し得る。基地局105-aは、ビーム掃引送信の一部として、1つまたは複数の指向性ビーム上でPRSリソースを送信し得る。いくつかの例では、PRSリソースは、1つのTRPの時間および周波数リソースと関連付けられる。いくつかの実装形態では、基地局105-aにおける各PRSリソース設定は、構成された送信ビームのセットを介してPRS送信を送信するための複数のポートをサポートし得る。マルチレベルリソース設定の一部として、PRSリソース設定の各PRSリソースセットは、スロット内の送信のために1つのポートを含み得る。いくつかの例では、PRSリソースセットは、1つのTRPの1つまたは複数のSRSリソースと関連付けられ得る。いくつかの例では、PRSリソース設定は複数のPRSリソースセットを含んでもよく、PRSリソースセットは1つのTRPまたは複数のTRPからのものであり得る。いくつかの例では、PRSリソース設定は、別のPRSリソース設定と異なるレイヤにおいて、時間リソースおよび/または周波数リソースを提供し得る。したがって、UE115-aは、各PRSリソースセット内の含まれるPRSリソースが同じダウンリンク空間領域送信フィルタと関連付けられて基地局105-aにおける単一の送信ビームに対応するという条件に従って、動作し得る。
【0118】
UE115-aは、1つまたは複数のPRSリソースを含むPRBを介してPRS送信を受信し得る。UE115-aは、1つまたは複数のPRSリソースの受信のための1つまたは複数の受信ビームを調整(たとえば、掃引)し得る。UE115-aが受信の送受信ビームペアと関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを測定して報告し得るように、PRS送信が構成され得る。たとえば、UE115-aは、PRS送信を受信し、送信に含まれる各PRSリソースに対する報告パラメータを決定し得る。いくつかの例では、各PRSリソースに対する報告パラメータは、受信された指向性送信の1つまたは複数の信号品質測定結果を含み得る。たとえば、UE115-aは、PRSリソースに対する報告パラメータ決定の一部として、RSRP、角度、PRS識別番号、参照信号SNR、RSRQなどのうちの1つまたは複数を決定し得る。他の例では、UE115-aは、受信された指向性送信の1つまたは複数のタイミング測定を決定し得る。たとえば、UE115-aは、PRSリソースに対する報告パラメータ決定の一部として、TOA、RSTD、またはUE Rx-Tx差分のうちの1つまたは複数を決定し得る。
【0119】
受信されたPRS送信のマルチレベルリソース設定に基づいて、UE115-aは、位置およびロケーション情報を基地局105-aに送信するための報告構成を決定し得る。たとえば、UE115-aは、1つまたは複数の報告パラメータを送信するためのマルチレベル報告構成をサポートし得る。いくつかの例では、マルチレベル報告構成は、報告パラメータ(報告量を含み得る)の粒度の細かい報告をサポートし得る。追加または代替として、UE115-aは、受信されたPRS送信に応答して、1つまたは複数の報告パラメータを送信するための1つまたは複数の一般化されたフォーマットをサポートし得る。
【0120】
たとえば、UE115-aは、リソースレベルで報告をフォーマットし、PRS送信の各PRSリソースに対する報告パラメータを送信し得る。いくつかの実装形態では、リソースレベル報告は、UE115-aにおけるレベル1報告と呼ばれ得る。PRS送信の各PRSリソースに対する報告パラメータを決定することによって、UE115-aは、PRS送信の複数の送信/受信ビームペアに対する測定結果情報を提供し得る。たとえば、PRSリソースセットの各々の想定される送信ビームに対して、UE115-aは、複数の受信ビームに関する測定結果を提供することができ、測定結果は、各PRSリソースセットの含まれるPRSリソースに対する報告パラメータに対応する。
【0121】
他の例では、UE115-aは、セットレベルで報告をフォーマットし、基地局105-aのPRS設定に対応する、またはそれに従って構成される、各PRSリソースセットに対する選択された報告パラメータを送信し得る。いくつかの実装形態では、セットレベルの報告は、UE115-aによってレベル2報告として参照され得る。PRS送信の各PRSリソースセットに対する選択された報告パラメータを提供することによって、UE115-aは、PRSリソース設定と関連付けられる異なる送信ビームに対する測定結果情報を提供し得る。選択された報告パラメータは、各PRSリソースセットの含まれるPRSリソースと関連付けられ得る。たとえば、UE115-aは、PRSリソースセットのうちのあるPRSリソースと関連付けられる報告パラメータを、選択された報告パラメータとして特定し得る。選択された報告パラメータは、レベル2報告に対する参照識別値と関連付けられ得る。他の例では、UE115-aは、PRSリソースセットの複数の、またはいくつかの実装形態では、すべての送受信ビームペアに対する測定結果を統合し、測定結果を統合したことに基づいて単一の報告パラメータを送信し得る。
【0122】
レベル1またはレベル2報告の一部として、UE115-aは、報告パラメータと関連付けられる差分報告のために構成され得る。たとえば、UE115-aは、PRSリソースと関連付けられる参照報告パラメータ(レベル1報告のための)または構成されたPRSリソース設定のPRSリソースセット(レベル2報告のための)を特定し得る。UE115-aは次いで、PRSリソースセットのPRSリソースに対応する1つまたは複数の追加の報告パラメータ(レベル1報告に対する)、または、PRSリソース設定に対応する、もしくはそれに従って構成されるPRSリソースセット(レベル2報告に対する)を決定し得る。1つまたは複数の追加の報告パラメータ(報告量を含み得る)は、参照報告パラメータに対する相対的な測定される差分に基づき得る。差分報告は、1つまたは複数の報告パラメータを送信することと関連付けられるシグナリングオーバーヘッドを減らし得る。
【0123】
他の例では、UE115-aは、設定レベルで報告をフォーマットし、受信されたPRS送信と関連付けられる各PRS設定に対する選択された報告パラメータを送信し得る。いくつかの実装形態では、設定レベル報告は、レベル3報告と呼ばれ得る。各PRSリソース設定に対する選択された報告パラメータを提供することによって、UE115-aは、1つまたは複数のPRSリソースセットに対する異なる送信ビームを含み得る、各々の構成された設定に対する測定情報を提供し得る。選択された報告パラメータは、PRSリソース設定の含まれるPRSリソースと関連付けられ得る。たとえば、UE115-aは、PRS設定に対応する、またはPRS設定に従って構成される、PRSリソースセットのうちのあるPRSリソースと関連付けられる報告パラメータを、選択された報告パラメータとして特定し得る。選択された報告パラメータは、レベル3報告に対する参照識別値と関連付けられ得る。他の例では、UE115-aは、1つまたは複数のPRSリソース設定の複数の、またはいくつかの例では、すべての送受信ビームペアに対する測定結果を統合し、測定結果を統合したことに基づいて単一の報告パラメータを送信し得る。
【0124】
他の例では、UE115-aは、基地局105-aに対して全般に報告をフォーマットし、受信されたPRS送信に応答して単一の選択された報告パラメータを送信し得る。いくつかの実装形態では、基地局レベル報告は、レベル4報告と呼ばれ得る。選択された報告パラメータは、PRS送信の含まれるPRSリソースと関連付けられ得る。たとえば、UE115-aは、PRS送信に含まれる1つまたは複数のPRSリソースセットのうちのあるPRSリソースと関連付けられる報告パラメータを特定し得る。選択された報告パラメータは、レベル4報告に対する参照識別値と関連付けられ得る。他の例では、UE115-aは、PRSリソースのすべてではないとしても1つまたは複数の送受信ビームペアに対する測定結果を統合し、測定結果を統合したことに基づいて単一の報告パラメータを送信し得る。
【0125】
UE115-aは、チャネルのアップリンク共有チャネルリソース上でのサポートされるマルチレベル報告に従って、1つまたは複数の報告パラメータを基地局105-aに送信し得る。マルチレベル構成および報告は、構成された報告レベルのうちの1つに従って1つまたは複数の報告パラメータを送信することを含み得る。追加または代替として、いくつかの例では、UE115-aは、設定レベル間または設定レベル内で複数の報告レベルをサポートし得る。たとえば、UE115-aは、構成されたPRSリソース設定に含まれる1つまたは複数のPRSリソースセットのサブセットに対するレベル1報告と、1つまたは複数のPRSリソースセットの追加のサブセットに対するレベル2報告とを含む、応答を構成し得る。
【0126】
いくつかの例では、UE115-aは、示されるように、UE115-aにおける測位に関する測定結果を報告するための能力に従って、送信を構成し得る。他の例では、UE115-aは、基地局105-aによる、受信されたPRS送信とともに含まれる後続の指示に従って、送信を構成し得る。他の例では、UE115-aは、測位手順またはリソース設定に従って送信を構成し得る。たとえば、UE115-aは、利用可能なアップリンク共有チャネルリソースサイズを決定し、1つまたは複数の報告パラメータを送信するための報告レベルを調整し得る。他の例では、UE115-aは、PRS送信と関連付けられるリソースの総数(PRSリソースセットの中のPRSリソースの数、PRS設定の中のPRSセット、基地局105-bによって構成されるPRS設定、または追加の基地局の数など)を特定し、1つまたは複数の報告パラメータを送信するための報告レベルを変更し得る。
【0127】
一部の測位手順(観測到達時間差(OTDOA)測位、または発射角(AOD)測位)に対しては、異なる報告レベルがUE115-aによって構成され得る。たとえば、OTDOAのみの測位では、UE115-aは、RSTD値を含み応答のレベル3フォーマッティングまたはレベル4フォーマッティングに従って構成される、1つまたは複数の報告パラメータを提供し得る。代替として、AODベースの手順では、UE115-aは、応答のレベル1フォーマッティングまたはレベル2フォーマッティングに従って、1つまたは複数の報告パラメータに角度値またはビーム識別値を含め得る。追加または代替として、ダウンリンクPRS送信とアップリンクPRS送信の両方が通信リンク205-aを介した通信の一部として構成される場合、1つまたは複数の報告パラメータを送信するためのリソース設定は、ペアとして定義され得る。たとえば、各リソース設定ペアは、チャネル上での、ダウンリンクPRS送信に対するPRSリソース設定およびアップリンクPRS送信に対するサウンディング参照信号(SRS)リソース設定を含み得る。
【0128】
本明細書において説明されるように、UE115-aは、1つまたは複数の基地局105またはTRPの各々に対するUEにより支援される測位技法をサポートしてもよく、UE115-aはサポートされるカバレッジエリア110内にある。たとえば、基地局105-aと関連付けられる測位のためのマルチレベル報告と同様に、UE115-aは、UE115-aの測位に関する測定結果を報告するための能力を含む指示(構成される報告レベルなど)を基地局105-bに送信し得る。この指示は、UEにより支援される測位技法の一部であってもよく、UE115-aの位置またはロケーション(たとえば、カバレッジエリア110-b内の)を決定する際に基地局105-bを助け得る。
【0129】
基地局105-bは、基地局105-bまたは1つもしくは複数の近隣の基地局に対して、UE115-aにおけるPRS送信および報告レベルの指示を構成し得る。PRS送信は、通信リンク205-bと関連付けられるチャネルの1つまたは複数のリソースにまたがり得る。マルチレベルリソース設定の一部として、1つまたは複数のPRSリソースは、基地局105-bにおけるPRSリソース設定または1つもしくは複数の近隣の基地局に各々対応するまたはそれに従って構成される数のPRSリソースセットにまたがり得る。
【0130】
受信されたPRS送信のマルチレベルリソース設定に基づいて、UE115-aは、測位およびロケーション情報に対する報告構成を決定し得る。UE115-aは、1つまたは複数の報告パラメータ(報告量の例であり得る)を送信するためのマルチレベル報告構成をサポートし得る。たとえば、マルチレベル報告選択肢は、リソースレベル(レベル1)で、セットレベル(レベル2)で、設定レベル(レベル3)で、または、通信の各基地局に対してではないとしてもその少なくとも一部に対して全般に(レベル4)、のうちの1つまたは複数で、決定された報告パラメータを報告することを含み得る。UE115-aは次いで、決定された報告構成に従って、1つまたは複数の報告パラメータを基地局105-bに送信し得る。
【0131】
いくつかの例では、レベル1またはレベル2報告の一部として、UE115-aは、報告パラメータと関連付けられる差分報告のために構成され得る。たとえば、UE115-aは、PRSリソースと関連付けられる参照報告パラメータ(レベル1報告のための)または構成されたPRSリソース設定のPRSリソースセット(レベル2報告のための)を特定し得る。UE115-aは次いで、参照報告パラメータに対する相対的な測定された差分に基づいて、PRSリソースセットのPRSリソースに対応する1つもしくは複数の追加の報告パラメータ(レベル1報告に対する)、または、PRSリソース設定に対応する、もしくはそれに従って構成されるPRSリソースセット(レベル2報告に対する)を決定し得る。
【0132】
他の例では、レベル3またはレベル4の報告の一部として、UE115-aは、1つまたは複数の報告パラメータと関連付けられる1つまたは複数のタイミング値(RSTDなど)を測定するための差分を決定し得る。たとえば、基地局105-bは、PRS送信の一部として複数のPRS設定をサポートし得る。したがって、UE115-aは、1つまたは複数のPRS設定の各々と関連付けられる送受信ビームペアに対する測定されたTOA値間の差を決定することによって、1つまたは複数のRSTD値(レベル3報告に対する)を決定し得る。同様に、UE115-aは、基地局105-aおよび105-bの各々に対する測定された値を使用して、(レベル4報告に対する)RSTD値を決定し得る。たとえば、UE115-aは、基地局105-aの構成されたPRS設定に対する測定されたTOA値と、基地局105-bの構成されたPRS設定に対する測定されたTOA値との差に従って、1つまたは複数のRSTD値を決定し得る。
【0133】
一部の測位手順(観測到達時間差(OTDOA)測位、または発射角(AOD)測位)に対しては、異なる報告レベルがUE115-aによって構成され得る。たとえば、OTDOAのみの測位では、UE115-aは、RSTD値を含み応答のレベル3フォーマッティングまたはレベル4フォーマッティングに従って構成される、1つまたは複数の報告パラメータを提供し得る。代替として、AODベースの手順では、UE115-aは、応答のレベル1フォーマッティングまたはレベル2フォーマッティングに従って、1つまたは複数の報告パラメータに角度値およびビーム識別値を含め得る。追加または代替として、ダウンリンクPRS送信とアップリンクPRS送信の両方が通信リンク205-bを介した通信の一部として構成される場合、1つまたは複数の報告パラメータを送信するためのリソース設定は、ペアとして定義され得る。
【0134】
受信された1つまたは複数の報告パラメータに基づいて、基地局105-aおよび105-bの各々は、UE115-aに関する測位およびロケーション情報を決定し得る。決定された測位情報は、ナビゲーションシステムまたは緊急通信などの様々なロケーションサービスを含む、通信リンク205上でネットワークリソースによって提供される様々なロケーションサービスをサポートし得る。加えて、UE115-aの決定された位置およびロケーション情報は、UE115-aによってサポートされる1つまたは複数の追加のロケーションシステム(GPS技術など)を補強し得る。UE115-aによるマルチレベル構成および報告は、UE115-aと基地局105-aの各々との間での指示の堅牢性を高め得る。
【0135】
図3は、本開示の態様による、new radioにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートする報告レベルアーキテクチャ300の例を示す。報告レベルアーキテクチャ300は、図1および図2を参照して説明されたように、UEにより支援される測位の一部としてUEによって実装され得る。報告レベルアーキテクチャ300は、UEの測位を示すための報告パラメータをマルチレベルで報告して送信するための、1つまたは複数の設定または報告レベルを含み得る。
【0136】
本明細書において説明されるように、UEは基地局からPRS送信を受信し得る。PRS送信は、基地局におけるPRSリソース設定に各々対応する、またはそれに従って構成される、ある数のPRSリソースセットにまたがり得る。UEが受信の送受信ビームペアと関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定して報告できるように、PRS送信が構成され得る。いくつかの例では、各PRSリソースに対する報告パラメータは、受信された指向性送信の1つまたは複数の信号品質測定結果を含み得る。たとえば、UEは、PRSリソースに対する報告パラメータ決定の一部として、RSRP、角度、PRS識別番号、参照信号SNR、RSRQなどのうちの1つまたは複数を決定し得る。他の例では、UE115-aは、受信された指向性送信の1つまたは複数のタイミング測定を決定し得る。たとえば、UEは、PRSリソースに対する報告パラメータ決定の一部として、TOA、RSTD、またはUE Rx-Tx差分のうちの1つまたは複数を決定し得る。追加または代替として、UEは、報告パラメータを含み得る、任意の量または組合せの報告パラメータを決定し得る。
【0137】
受信されたPRS送信のマルチレベルリソース設定に基づいて、UEは、位置およびロケーション情報を基地局に送信するための報告構成を決定し得る。たとえば、UEは、1つまたは複数の報告パラメータを送信するためのマルチレベル報告構成をサポートし得る。いくつかの例では、マルチレベル報告構成は、報告パラメータの粒度の細かい報告をサポートし得る。追加または代替として、UEは、1つまたは複数の報告パラメータを送信するための1つまたは複数の一般化されたフォーマットをサポートし得る。
【0138】
いくつかの例では、UEは、基地局に対して全般に報告をフォーマットし、受信されたPRS送信に応答して単一の報告パラメータを送信し得る。たとえば、UEは、受信されたPRS送信の1つまたは複数の構成されたPRSリソース設定と関連付けられる各送受信ビームペアに対する関連する測定結果を示すために、単一の報告パラメータを選択し得る。選択された報告パラメータは、PRS送信の含まれるPRSリソースと関連付けられ得る。たとえば、UEは、PRS送信に含まれる1つまたは複数のPRSリソースセットのうちのあるPRSリソースと関連付けられる報告パラメータを特定し得る。選択された報告パラメータは、報告レベルに対する参照識別値と関連付けられ得る。他の例では、UEは、PRSリソースのすべての送受信ビームペアに対する測定結果を統合し、測定結果を統合したことに基づいて単一の報告パラメータを送信し得る。
【0139】
報告の一部として、UEは、選択された報告パラメータと関連付けられる1つまたは複数のタイミング値(RSTDなど)を測定するための差分を決定し得る。たとえば、UEは、UEとの通信をサポートする1つまたは複数の追加の基地局の1つまたは複数の構成されたPRSリソース設定に対する測定されたTOA値と、それらの基地局に対する測定されたTOA値との差分を決定することによって、RSTD値を決定し得る。UEは次いで、測定された差分と関連付けられる決定されたRSTD値を含むように、選択された報告パラメータをフォーマットし得る。
【0140】
いくつかの例では、UEは、設定レベルで報告をフォーマットし、受信されたPRS送信と関連付けられる各PRSリソース設定に対する選択された報告パラメータを送信し得る。各PRSリソース設定に対する選択された報告パラメータを提供することによって、UEは、各PRSリソース設定に対する1つまたは複数のサポートされる送信ビームと関連付けられる測定情報を提供し得る。たとえば、UEは、Tx Beam 1、Tx Beam 2、およびTx Beam NTX,Bまでを含む1つまたは複数の送信ビームと関連付けられる、第1のPRSリソース設定(たとえば、PRSリソース設定1)に対する選択された報告パラメータを提供し得る。PRSリソース設定1に対する選択された報告パラメータは、1つまたは複数のPRSリソースセット(たとえば、PRSリソースセット1、PRSリソースセット2、およびPRSリソースセットNまで)と関連付けられる報告を含み得る。
【0141】
選択された報告パラメータは、各PRSリソース設定に対する含まれるPRSリソースと関連付けられ得る。たとえば、UEは、PRS設定に対応する、またはPRS設定に従って構成される、PRSリソースセットのうちのあるPRSリソースと関連付けられる報告パラメータを、選択された報告パラメータとして特定し得る。選択された報告パラメータは、参照識別値と関連付けられ得る。他の例では、UEは、1つまたは複数のPRSリソース設定のすべての送受信ビームペアに対する測定結果を統合し、測定結果を統合したことに基づいて各PRSリソース設定に対する単一の報告パラメータを送信し得る。
【0142】
報告の一部として、UEは、選択された報告パラメータと関連付けられる1つまたは複数のタイミング値(RSTDなど)を測定するための差分を決定し得る。たとえば、UEは、1つまたは複数のPRS設定の各々と関連付けられる送受信ビームペアに対する測定されたTOA値間の差を決定することによって、RSTD値を決定し得る。UEは、測定された差分と関連付けられる決定されたRSTD値を含むように、選択された報告パラメータをフォーマットし得る。
【0143】
いくつかの例では、UEは、セットレベルで報告をフォーマットし、基地局のPRSリソース設定に対応する、またはそれに従って構成される各PRSリソースセットに対する選択された報告パラメータを送信し得る。報告の一部として、UEは、各々の受信されたPRSリソースセット内の含まれるPRSリソースが同じダウンリンク空間領域送信フィルタと関連付けられて基地局における単一の送信ビームに対応すると見なし得る。各PRSリソースセットに対する選択された報告パラメータを提供することによって、UEは、各々の想定される送信ビームに関連して、1つまたは複数の受信ビーム(たとえば、受信ビーム掃引)に対する測定結果情報を提供し得る。たとえば、UEは、PRSリソース設定1に対応する、またはそれに従って構成される各PRSリソースセット(たとえば、PRSリソースセット1、PRSリソースセット2、PRSリソースセットNまで)に対する選択された報告パラメータを提供し得る。PRSリソースセットの各々は、1つまたは複数の受信ビーム(たとえば、Rxビーム1からRxビームNRX,Bまで)と関連付けられ得る。
【0144】
選択された報告パラメータは、各PRSリソースセットの含まれるPRSリソースと関連付けられ得る。たとえば、UEは、PRSリソースセットのうちのあるPRSリソースと関連付けられる報告パラメータを、選択された報告パラメータとして特定し得る。選択された報告パラメータは、参照識別値と関連付けられ得る。他の例では、UEは、PRSリソースセットのすべての送受信ビームペアに対する測定結果を統合し、測定結果を統合したことに基づいて単一の報告パラメータを送信し得る。
【0145】
報告の一部として、UEは、報告パラメータと関連付けられる差分報告のために構成され得る。たとえば、UEは、構成されたPRSリソース設定のPRSリソースセットと関連付けられる参照報告パラメータを特定し得る。UEは次いで、PRSリソース設定の1つまたは複数の追加のPRSリソースセットに対応する1つまたは複数の追加の報告パラメータを決定し得る。1つまたは複数の追加の報告パラメータは、参照報告パラメータに対する相対的な測定される差に基づき得る。差分報告は、1つまたは複数の報告パラメータを送信することと関連付けられるシグナリングオーバーヘッドを減らし得る。
【0146】
いくつかの例では、UEは、リソースレベルで報告をフォーマットし、受信されたPRS送信と関連付けられる各PRSリソースに対する報告パラメータを送信し得る。報告の一部として、UEは、各PRSリソースに対する受信ビームを掃引し得る。PRS送信の各PRSリソースは、スロットにおける送信のためのポートと関連付けられてもよく、構成される周期性およびスロットオフセットを有してもよい。
【0147】
たとえば、第1の受信ビーム(たとえば、Rxビーム1)は、PRS送信と関連付けられるスロットを介してPRSリソース(たとえば、PRSリソース1)を受信し得る。PRSリソース1は、基地局における送信のためのポートと関連付けられ、構成された周期性およびスロットオフセットに従って送信され得る。この受信に基づいて、UEは、PRSリソース1を搬送する1つまたは複数のPRBの開始時間および終了時間、スロットの中の1つまたは複数のシンボルの開始時間および終了時間、ならびに、PRSリソース1と関連付けられるシグナリングの周波数位置を決定するための1つまたは複数のパラメータ(たとえば、vshift)を特定し得る。UEは次いで、PRSリソース1に対する報告パラメータ決定と関連付けられる、1つまたは複数の信号品質測定結果またはタイミング測定結果(示されるように、TOA1など)を決定し得る。
【0148】
同様に、他の例では、第1の受信ビーム(たとえば、Rxビーム1)は、PRS送信の追加のPRSリソースセットの一部として、後続のPRSリソース(たとえば、PRSリソース3)を受信し得る。この受信に基づいて、UEは、PRSリソース3を搬送する1つまたは複数のPRBの開始時間および終了時間、スロットの中の1つまたは複数のシンボルの開始時間および終了時間、ならびに、PRSリソース3と関連付けられるシグナリングの周波数位置を決定するための1つまたは複数のパラメータ(たとえば、vshift)を特定し得る。UEは次いで、PRSリソース3に対する報告パラメータ決定と関連付けられる、1つもしくは複数の信号品質測定結果またはタイミング測定結果(示されるように、TOA3など)を決定し得る。PRS送信の各PRSリソースに対する報告パラメータを決定することによって、UEは、PRS送信の複数の送信/受信ビームペアに対する測定結果情報を提供し得る。たとえば、PRSリソースセットの各々の想定される送信ビームに対して、UEは、複数の受信ビームに関する測定結果を提供することができ、測定結果は、各PRSリソースセットの含まれるPRSリソースに対する報告パラメータ(TOA2、TOA4など)に対応する。
【0149】
追加または代替として、UEは、報告パラメータと関連付けられる差分報告のために構成され得る。たとえば、UEは、PRSリソースセットに含まれるPRSリソースと関連付けられる参照報告パラメータを特定し得る。UEは次いで、PRSリソースセットの1つまたは複数の追加のPRSリソースに対応する1つまたは複数の追加の報告パラメータを決定し得る。1つまたは複数の追加の報告パラメータは、参照報告パラメータに対する相対的な測定される差に基づき得る。差分報告は、1つまたは複数の報告パラメータを送信することと関連付けられるシグナリングオーバーヘッドを減らし得る。
【0150】
図4は、本開示の態様による、new radioにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするプロセスフロー400の例を示す。プロセスフロー400は、図1図3を参照して説明された対応するデバイスの例であり得る、UE115-bおよび基地局105-cによる動作を含み得る。基地局105-cは、UE115-bのためのネットワークエンティティ、サービング基地局、または近隣の基地局に対応し得る。プロセスフロー400は、UEの測位およびロケーション情報と関連付けられるマルチレベル構成および報告に対する態様を含み得る。以下の代替の例が実施されてもよく、一部のステップは説明されるものとは異なる順序で実行されてもよく、またはまったく実行されなくてもよい。いくつかの実装形態では、ステップは以下で言及されない追加の特徴を含んでもよく、またはさらなるステップが追加されてもよい。
【0151】
405において、UE115-bは、UE115-bがロケーションおよび測位情報を報告するための能力を含むことの指示を、基地局105-cに送信し得る。この指示は、UE115-bにおける構成された報告レベルに対応してもよく、UEにより支援される測位技法の一部であってもよい。たとえば、この指示は、リソースレベルで、セットレベルで、設定レベルで、または基地局105-cに対して全般に、測位と関連付けられる報告パラメータを決定するための、UE115-bにおける構成を含み得る。
【0152】
410において、基地局105-cは、UE115-bから指示送信を受信し得る。いくつかの例では、基地局105-cは、基地局105-cと通信しているロケーション管理機能(LMF)に指示をルーティングし得る。この指示に基づいて、基地局105-cおよび/またはLMFは、PRS送信を実行するための構成を決定(または特定)し得る。たとえば、基地局105cおよび/またはLMFは、受信された指示に応答して、ルックアップテーブル(または同様のデータ構造、インデクシング動作など)からPRS送信を実行するための構成を特定し得る。PRS送信は、UE115-bとの通信をサポートする基地局105-cまたは1つもしくは複数の近隣の基地局と関連付けられ得る。構成は、基地局105-cにおけるPRSリソース設定に各々対応する、またはそれに従って構成される、ある数のPRSリソースセットにまたがる1つまたは複数のPRSリソースを含む、マルチレベルリソース設定に対応し得る。すなわち、いくつかの場合、UE115-bは、基地局105-cおよび/またはLMFによって1つまたは複数の報告レベルが明示的にシグナリングもしくは通信される必要なく、受信された構成に基づいて1つまたは複数の報告レベルのうちのいずれを使用すべきかを決定し得る。加えて、構成は、UE115-bにおける1つまたは複数の報告レベルおよび1つまたは複数の近隣の基地局に対する指示を含み得る。
【0153】
415において、基地局105-cは、構成されたスロットの1つまたは複数のシンボルを介して、かつダウンリンク参照シグナリングの一部として、PRS送信をUE115-bに送信し得る。基地局105-cは、関連するTRPを介してPRS送信を送信してもよく、ビーム掃引送信の一部として、1つまたは複数の指向性ビーム上でPRS送信の1つまたは複数のPRSリソースを送信してもよい。たとえば、基地局105-cにおける各PRSリソース設定は、構成された送信ビームのセットを介してPRS送信を送信するための複数のポートをサポートし得る。マルチレベルリソース設定の一部として、PRSリソース設定の各PRSリソースセットは、スロット内の送信のために1つのポートを含み得る。
【0154】
420において、UE115-bは、スロットのPRBを介してPRS送信の1つまたは複数のPRSリソースを受信し得る。UE115-bは、各PRSリソースセット内に含まれるPRSリソースが、同じダウンリンク空間領域送信フィルタと関連付けられ、基地局105-cにおける単一の送信ビームに対応すると見なし得る。UE115-bが、受信の送受信ビームペアと関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを測定および/または計算し、報告し得るように、PRS送信が構成され得る。たとえば、UE115-bは、PRS送信を受信し、送信に含まれる各PRSリソースに対する報告パラメータを決定し得る。
【0155】
425において、UE115-bが、1つまたは複数の報告パラメータを基地局105-cに送信してもよく、いくつかの例では、基地局105-cが、決定された報告構成に基づいて、1つまたは複数の報告パラメータをLMFにルーティングしてもよい。たとえば、UE115-bは、リソースレベルで報告をフォーマットし、PRS送信の少なくとも1つのPRSリソースに対する報告パラメータを送信し得る。他の例では、UE115-bは、セットレベルで報告をフォーマットし、基地局105-cのPRS設定に対応する、またはそれに従って構成される各PRSリソースセットに対する選択された報告パラメータを送信し得る。他の例では、UE115-bは、設定レベルで報告をフォーマットし、PRS送信の少なくとも1つの測位参照信号設定に対する選択された報告パラメータを送信し得る。他の例では、UE115-bは、基地局レベルで報告をフォーマットし、基地局105-cに報告パラメータを送信し得る。
【0156】
基地局105-cは1つまたは複数の報告パラメータと基地局105-cを受信してもよく、および/または、LMFはUE115-bに関する測位およびロケーション情報を決定してもよい。
【0157】
図5は、本開示の態様による、new radioにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするデバイス505のブロック図500を示す。デバイス505は、本明細書において説明されるようなUE115の態様の例であり得る。デバイス505は、受信機510、通信マネージャ515、および送信機520を含み得る。デバイス505は、プロセッサも含み得る。これらのコンポーネントの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0158】
受信機510は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびnew radioにおける測位のためのマルチレベル構成と報告に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス505の他のコンポーネントに受け渡され得る。受信機510は、図8を参照して説明されるトランシーバ820の態様の例であり得る。受信機510は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0159】
通信マネージャ515は、送信機520もしくはトランシーバによる、基地局もしくはネットワークエンティティへの送信を開始し、またはそのために、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を生成し得る。通信マネージャ515は、この指示に基づいて基地局またはネットワークエンティティから、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を含むシグナリングを受信する(たとえば、受信機510またはトランシーバを介して取得する)ことができ、1つまたは複数の構成は、1つまたは複数の測位参照信号リソースと、UEに対する第1の報告レベルを含むUEに対する1つまたは複数の報告レベルとを含む。通信マネージャ515は、1つまたは複数の構成に基づいて、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定し得る。通信マネージャ515は、1つもしくは複数の構成に基づく基地局もしくはネットワークエンティティへの送信を開始し、またはそのために、UEに対する第1の報告レベルもしくは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを使用して、1つもしくは複数の報告パラメータを生成し得る。通信マネージャ515は、本明細書において説明される通信マネージャ810の態様の例であり得る。
【0160】
本明細書において説明されるような通信マネージャ515によって実行される活動が、1つまたは複数の潜在的な利点を実現するために実施され得る。1つの実装形態は、UE115が同じ送信ビーム上の受信ビームにまたがって実行される測定結果を統合した後、UE115が異なるビームペアに対する関連するリソースレベル測定結果および/または異なる送信ビームに対する関連するセットレベル測定結果を報告することを可能にすることで、より低いシグナリングまたは情報オーバーヘッドをUE115に対して可能にし得る。別の実装形態は、UE115におけるサービスの品質と信頼性の向上をもたらすことができ、それは、レイテンシおよびUE115に割り振られる別個のリソースの数が減らされ得るからである。
【0161】
通信マネージャ515またはその下位コンポーネントは、ハードウェアで実装されてもよく、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェアまたはファームウェア)で実装されてもよく、またはこれらの任意の組合せで実装されてもよい。プロセッサによって実行されるコードで実装される場合、通信マネージャ515またはその下位コンポーネントの機能は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、または本開示において説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
【0162】
通信マネージャ515またはその下位コンポーネントは、機能の部分が1つまたは複数の物理コンポーネントによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々なロケーションに物理的に位置し得る。いくつかの例では、通信マネージャ515またはその下位コンポーネントは、本開示の様々な態様による別個のおよび異なるコンポーネントであり得る。いくつかの例では、通信マネージャ515またはその下位コンポーネントは、限定はされないが、入出力(I/O)コンポーネント、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つもしくは複数の他のコンポーネント、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェアコンポーネントと組み合わせられ得る。
【0163】
送信機520は、デバイス505の他のコンポーネントによって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機520は、トランシーバモジュールの中の受信機510と併置され得る。たとえば、送信機520は、図8を参照して説明されるトランシーバ820の態様の例であり得る。送信機520は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0164】
リソースフィードバックに対して少なくとも1つの報告レベルを構成し、リソースセットフィードバックに対して、第2のサービスより効率的なシグナリングと低いレイテンシをもたらす異なる報告レベルを構成することに基づいて、UE115のプロセッサは(たとえば、図8を参照して説明されるような受信機510、送信機520、またはトランシーバ820を制御して)UE115の位置を効率的に決定することができる。さらに、UE115のプロセッサは、追加の情報を示す追加の報告レベル(たとえば、周波数レベルまたは基地局105固有)を使用して、1つまたは複数の測定報告を送信し得る。UE115のプロセッサは、参照信号の測定と報告のための1つもしくは複数の処理ユニット、またはUE115内の同様の機構をオンにし得る。したがって、参照信号(たとえば、PRS)が受信されると、プロセッサは、処理能力の強化の低減を通じて、より効率的に応答する準備が整い得る。
【0165】
図6は、本開示の態様による、new radioにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするデバイス605のブロック図600を示す。デバイス605は、本明細書において説明されるようなデバイス505またはUE115の態様の例であり得る。デバイス605は、受信機610、通信マネージャ615、送信機640を含み得る。デバイス605は、プロセッサも含み得る。これらのコンポーネントの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0166】
受信機610は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびnew radioにおける測位のためのマルチレベル構成と報告に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス605の他のコンポーネントに受け渡され得る。受信機610は、図8を参照して説明されるトランシーバ820の態様の例であり得る。受信機610は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0167】
通信マネージャ615は、本明細書において説明されるような通信マネージャ515の態様の例であり得る。通信マネージャ615は、指示コンポーネント620、PRSコンポーネント625、測定コンポーネント630、および報告コンポーネント635を含み得る。通信マネージャ615は、本明細書において説明される通信マネージャ810の態様の例であり得る。
【0168】
指示コンポーネント620は、基地局またはネットワークエンティティに、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を送信し得る。
【0169】
PRSコンポーネント625は、この指示に基づいて基地局またはネットワークエンティティから、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を含むシグナリングを受信することができ、1つまたは複数の構成は、1つまたは複数の測位参照信号リソースと、UEに対する第1の報告レベルを含むUEに対する1つまたは複数の報告レベルとを含む。
【0170】
測定コンポーネント630は、1つまたは複数の構成に基づいて、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定し得る。いくつかの例では、測定コンポーネント630は、通信マネージャ615とは別個の処理エンジン(たとえば、UEのアプリケーションプロセッサまたはセンサプロセッサ)と通信し得る。たとえば、測定コンポーネント630は、測定結果情報を測位エンジンに提供することができ、測位エンジンは、1つまたは複数の報告パラメータ、報告レベル、または両方を決定するために使用される入力として、測定コンポーネント630に計算された位置情報または同様の測位情報(たとえば、特定のビームが見通し線(LoS)条件にあるか非見通し線(NLoS)にあるか)を返信し得る。
【0171】
報告コンポーネント635は、1つまたは複数の構成に基づいて基地局またはネットワークエンティティに、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを用い、UEの測位を使用して1つまたは複数の報告パラメータを送信し得る。
【0172】
送信機640は、デバイス605の他のコンポーネントによって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機640は、トランシーバモジュールにおいて受信機610と併置され得る。たとえば、送信機640は、図8を参照して説明されるトランシーバ820の態様の例であり得る。送信機640は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0173】
図7は、本開示の態様による、new radioにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートする構成マネージャ705のブロック図700を示す。通信マネージャ705は、本明細書において説明される通信マネージャ515、通信マネージャ615、または通信マネージャ810の態様の例であり得る。通信マネージャ705は、指示コンポーネント710、PRSコンポーネント715、測定コンポーネント720、報告コンポーネント725、報告レベルコンポーネント730、リソースコンポーネント735、周期性コンポーネント740、フォーマッティングコンポーネント745、差分報告コンポーネント750、RSTDコンポーネント755、および測位エンジンコンポーネント760を含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに直接または間接的に通信していることがある。
【0174】
指示コンポーネント710は、基地局またはネットワークエンティティに、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を送信し得る。
【0175】
PRSコンポーネント715は、この指示に基づいて基地局またはネットワークエンティティから、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を含むシグナリングを受信することができ、1つまたは複数の構成は、1つまたは複数の測位参照信号リソースと、UEに対する1つまたは複数の報告レベルとを含む。
【0176】
いくつかの例では、測位参照リソースセットに含まれる1つもしくは複数の測位参照信号リソースの数、基地局の測位参照信号リソース設定に対応する、もしくはそれに従って構成される測位参照リソースセットの数、測位参照信号リソース設定の数、または追加の基地局の数のうちの1つもしくは複数を特定すること、1つまたは複数の報告パラメータを送信することは、この特定することに基づいて、第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを使用して1つまたは複数の報告パラメータを送信することを含む。
【0177】
いくつかの例では、UEの測位手順または1つもしくは複数の報告パラメータを送信するための報告パラメータのうちの1つまたは複数を特定すること、1つまたは複数の報告パラメータを送信することは、この特定に基づいて、第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを使用して、1つまたは複数の報告パラメータを送信することを含む。いくつかの例では、1つまたは複数の基地局は、基地局および1つまたは複数の近隣の基地局を含む。
【0178】
測定コンポーネント720は、1つまたは複数の構成に基づいて、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定し得る。いくつかの場合、1つまたは複数の報告パラメータを決定することは、1つまたは複数の測位参照信号リソースのうちの少なくとも1つの測位参照信号リソースに対する報告パラメータを決定することを含み得る。
【0179】
報告コンポーネント725は、1つまたは複数の構成に基づいて基地局またはネットワークエンティティに、1つまたは複数の報告パラメータを送信し得る。いくつかの例では、1つまたは複数の報告パラメータを送信することは、UEに対して第2の報告レベルを使用して、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのうちの少なくとも1つの測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータを送信することを含み得る。
【0180】
いくつかの例では、シグナリングに基づいて、UEに対する第3の報告レベルに従って構成される、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の追加の報告パラメータを決定すること、1つまたは複数の報告パラメータを送信することは、1つまたは複数の測位参照信号リソースの第1のサブセットに対応する1つまたは複数の報告パラメータを送信することと、1つまたは複数の測位参照信号リソースの第2のサブセットに対応する1つまたは複数の追加の報告パラメータを送信することとを含む。
【0181】
いくつかの例では、1つまたは複数の報告パラメータは、到達時間、参照信号時間差、参照信号受信電力、角度、PRS識別番号、受信から送信までの差、信号対雑音比、または参照信号受信品質のうちの1つまたは複数を含む、1つまたは複数の報告量に対応し得る。
【0182】
報告レベルコンポーネント730は、UEに対する第1の報告レベルを受信することを含めて、1つまたは複数の基地局と関連付けられる1つまたは複数の構成を受信することができ、1つまたは複数の報告パラメータを送信することは、1つまたは複数の構成に基づいて、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを使用して、1つまたは複数の報告パラメータを送信することを含む。いくつかの例では、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定することは、UEに対する第2の報告レベルを決定することを含む。
【0183】
いくつかの例では、報告レベルコンポーネント730は、UEが第1の報告レベルを使用して1つまたは複数の報告パラメータを送信するために構成されるかどうかを決定し得る。
【0184】
いくつかの例では、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定することは、UEが第1の報告レベルを使用して1つまたは複数の報告パラメータを送信するために構成されるかどうかを決定したことに基づいて、第1の報告レベルと異なる第2の報告レベルに従って構成されるUEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定することを含む。
【0185】
リソースコンポーネント735は、1つまたは複数の報告パラメータを送信するための利用可能なリソースサイズを決定してもよく、1つまたは複数の報告パラメータを送信することは、利用可能なリソースサイズを決定したことに基づいて、第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを使用して、1つまたは複数の報告パラメータを送信することを含む。
【0186】
周期性コンポーネント740は、UEに対する第1の報告レベルまたはUEに対する第2の報告レベルのうちの1つまたは複数が指示を送信する周期性に基づくことを決定し得る。
【0187】
フォーマッティングコンポーネント745は、1つまたは複数の測位参照信号リソースの各(または少なくとも1つの)測位参照信号リソースに対する報告パラメータを決定してもよく、1つまたは複数の測位参照信号リソースは、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットにまたがり、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットは、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定に対応する。
【0188】
いくつかの例では、フォーマッティングコンポーネント745は、UEに対する第1の報告レベルを使用して、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットに含まれる各(または少なくとも1つの)測位参照信号リソースに対する報告パラメータを送信し得る。いくつかの例では、UEに対する第1の報告レベルは、UEに対する1つまたは複数の報告レベルのうちのある報告レベルと同じである。
【0189】
いくつかの例では、フォーマッティングコンポーネント745は、UEに対する第2の報告レベルを使用して、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定のうちのある測位参照信号リソース設定に各々対応する、またはそれに従って構成される、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットの各(または少なくとも1つの)測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータを送信し得る。いくつかの例では、UEに対する第2の報告レベルは、1つまたは複数の構成を備えるシグナリングによって示されるUEに対する1つまたは複数の報告レベルのうちのある報告レベルと同じである。いくつかの例では、フォーマッティングコンポーネント745は、測位参照信号リソース設定に対応する、またはそれに従って構成される、測位参照信号リソースセットに含まれる各測位参照信号リソースに対する報告パラメータの合成に基づいて、各測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータを送信し得る。
【0190】
いくつかの例では、フォーマッティングコンポーネント745は、UEに対する第3の報告レベルを使用して、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのサブセットを各々構成する1つまたは複数の測位参照信号リソース設定の各測位参照信号リソース設定に対する選択された報告パラメータを送信し得る。いくつかの例では、UEに対する第3の報告レベルは、UEに対する1つまたは複数の報告レベルのうちのある報告レベルと同じである。いくつかの例では、フォーマッティングコンポーネント745は、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのサブセットに含まれる各測位参照信号リソースに対する報告パラメータの合成に基づいて、各測位参照信号リソース設定に対する選択された報告パラメータを送信し得る。
【0191】
いくつかの例では、フォーマッティングコンポーネント745は、UEに対する第4の報告レベルを使用して、基地局を含む1つまたは複数の基地局に対する選択された報告パラメータを送信し得る。いくつかの例では、UEに対する第4の報告レベルは、UEに対する1つまたは複数の報告レベルのうちのある報告レベルと同じである。
【0192】
いくつかの例では、フォーマッティングコンポーネント745は、1つまたは複数の測位参照信号リソースに対する報告パラメータの合成に基づいて、基地局に対する選択された報告パラメータを送信し得る。
【0193】
いくつかの例では、各測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータは、測位参照信号リソース設定に対応する、またはそれに従って構成される、測位参照信号リソースセットに含まれ、かつ構成された参照識別値と関連付けられる、測位参照信号リソースに対応する。いくつかの例では、各測位参照信号リソース設定に対する選択された報告パラメータは、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのサブセットに含まれ、かつ構成された参照識別値と関連付けられる、測位参照信号リソースに対応する。いくつかの例では、基地局に対する選択された報告パラメータは、1つまたは複数の測位参照信号リソースのうちのある測位参照信号リソースに対応し、構成された参照識別値と関連付けられる。
【0194】
差分報告コンポーネント750は、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのうちのある測位参照信号リソースセットに含まれる測位参照信号リソースと関連付けられる参照報告パラメータを特定し得る。
【0195】
いくつかの例では、差分報告コンポーネント750は、特定したことに基づいて、参照報告パラメータと、測位参照信号リソースセットに含まれる各々の追加の参照信号リソースに対する報告パラメータとの間の差分を決定してもよく、各測位参照信号リソースに対する報告パラメータを送信することは、差分を決定したことに基づく。
【0196】
いくつかの例では、差分報告コンポーネント750は、対応する測位参照信号リソース設定と関連付けられる1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのうちのある測位参照信号リソースセットと関連付けられる参照報告パラメータを特定し得る。
【0197】
いくつかの例では、差分報告コンポーネント750は、特定したことに基づいて、参照報告パラメータと、測位参照信号リソース設定に対応する、またはそれに従って構成される各々の追加の参照信号リソースセットに対する報告パラメータとの間の差分を決定してもよく、各測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータを送信することは、差分を決定したことに基づく。
【0198】
RSTDコンポーネント755は、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定のうちの第1の測位参照信号リソース設定と関連付けられる第1の到達時間と、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定のうちの第2の測位参照信号リソース設定と関連付けられる第2の到達時間との間の参照信号時間差を決定してもよく、各測位参照信号リソース設定に対する選択された報告パラメータを送信することは、参照信号時間差を送信することを含む。
【0199】
いくつかの例では、基地局と関連付けられる第1の到達時間と、第2の基地局と関連付けられる第2の到達時間との間の参照信号時間差を決定すること、基地局に対する選択される報告パラメータを送信することは、参照信号時間差を送信することを含む。
【0200】
測位エンジンコンポーネント760は、測定結果情報から(たとえば、測定コンポーネント720などから)UEの位置を計算し得る。いくつかの例では、測位エンジンコンポーネント760は、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを計算し得る。いくつかの場合、測位エンジンコンポーネント760は、アプリケーションプロセッサまたはセンサプロセッサであり得る。いくつかの場合、測位エンジンコンポーネント760は、1つまたは複数の報告パラメータ、報告レベル、または両方を決定するために使用される入力として、計算された位置を報告コンポーネント725に送信し得る。
【0201】
図8は、本開示の態様による、new radioにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするデバイス805を含むシステム800の図を示す。デバイス805は、本明細書において説明されるようなデバイス505、デバイス605、もしくはUE115のコンポーネントの例であってもよく、またはそのコンポーネントを含んでもよい。デバイス805は、通信マネージャ810と、I/Oコントローラ815と、トランシーバ820と、アンテナ825と、メモリ830と、プロセッサ840とを含む、通信を送信および受信するためのコンポーネントを含む、双方向の音声およびデータ通信のためのコンポーネントを含み得る。これらのコンポーネントは、1つまたは複数のバス(たとえば、バス845)を介して電子的に通信していることがある。
【0202】
通信マネージャ810は、トランシーバ820による基地局への送信を開始し、またはそのために、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を生成し、この指示に基づいて基地局から、1つまたは複数の基地局と関連付けられる1つまたは複数の構成を含むシグナリングを受信し、1つまたは複数の構成がUEに対する1つまたは複数の測位参照信号リソースおよび1つまたは複数の報告レベルを含み、1つまたは複数の構成に基づいて、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定し、1つまたは複数の構成に基づいて基地局へ、1つまたは複数の報告パラメータを送信し得る。
【0203】
I/Oコントローラ815は、デバイス805のための入力信号および出力信号を管理し得る。I/Oコントローラ815はまた、デバイス805に統合されていない周辺装置を管理し得る。いくつかの例では、I/Oコントローラ815は、外部周辺機器への物理接続またはポートを表し得る。いくつかの例では、I/Oコントローラ815は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用し得る。他の場合には、I/Oコントローラ815は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または同様のデバイスを表し、またはそれと対話し得る。いくつかの例では、I/Oコントローラ815は、プロセッサの一部として実装され得る。いくつかの例では、ユーザは、I/Oコントローラ815を介して、またはI/Oコントローラ815によって制御されるハードウェアコンポーネントを介して、デバイス805と対話し得る。
【0204】
トランシーバ820は、本明細書において説明されるように、1つまたは複数のアンテナ、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ820は、ワイヤレストランシーバを表すことができ、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信することができる。トランシーバ820はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与えるための、またアンテナから受信されたパケットを復調するための、モデムを含み得る。
【0205】
いくつかの例では、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ825を含み得る。しかしながら、いくつかの例では、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る1つより多くのアンテナ825を有し得る。
【0206】
メモリ830は、ランダムアクセスメモリ(RAM)と読取り専用メモリ(ROM)とを含み得る。メモリ830は、実行されると、プロセッサに本明細書において説明される様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能コード835を記憶し得る。いくつかの例では、メモリ830は、特に、周辺コンポーネントまたはデバイスとの相互作用などの基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る、基本入出力システム(BIOS)を含み得る。
【0207】
コード835は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含む、本開示の態様を実施するための命令を含み得る。コード835は、システムメモリまたは他のタイプのメモリなどの、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの例では、コード835は、プロセッサ840によって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると)本明細書において説明される機能をコンピュータに実行させることができる。
【0208】
プロセッサ840は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラム可能論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理コンポーネント、個別ハードウェアコンポーネント、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの例では、プロセッサ840は、メモリコントローラを使用して、メモリアレイを動作させるように構成されてもよい。他の場合、メモリコントローラはプロセッサ840に統合され得る。プロセッサ840は、デバイス805に様々な機能(たとえば、new radioにおける測位のためのマルチレベル構成と報告をサポートする機能またはタスク)を実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ830)に記憶されているコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0209】
いくつかの例では、ネットワークエンティティに、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を送信するための手段は、本明細書において説明されるような送信機520、送信機640、またはトランシーバ820によって実行され得る。いくつかの例では、この指示に少なくとも一部基づいてネットワークエンティティから、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を備えるシグナリングを受信するための手段であって、1つまたは複数の構成が1つまたは複数の測位参照信号リソースを備える、手段は、本明細書において説明されるような受信機510、受信機610、またはトランシーバ820によって実行され得る。いくつかの例では、1つまたは複数の構成に少なくとも一部基づいて、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定するための手段、本明細書において説明されるような通信マネージャ515および測位エンジン、通信マネージャ615および測位エンジン、通信マネージャ705および測位エンジンの測定コンポーネント720および測位エンジンコンポーネント760、または、通信マネージャ81および測位エンジン。いくつかの例では、1つまたは複数の構成に少なくとも一部基づいてネットワークエンティティへ、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを使用して1つまたは複数の報告パラメータを送信するための手段は、本明細書において説明されるような送信機520、送信機640、またはトランシーバ820によって実行され得る。
【0210】
図9は、本開示の態様による、new radioにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするデバイス905のブロック図900を示す。デバイス905は、本明細書において説明されたようなネットワークエンティティまたは基地局105の態様の例であり得る。デバイス905は、受信機910、通信マネージャ915、送信機920を含み得る。デバイス905は、プロセッサも含み得る。これらのコンポーネントの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0211】
受信機910は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびnew radioにおける測位のためのマルチレベル構成と報告に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス905の他のコンポーネントに受け渡され得る。受信機910は、図12を参照して説明されるトランシーバ1220の態様の例であり得る。受信機910は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0212】
通信マネージャ915は、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を、UEから受信(たとえば、受信機910またはトランシーバを介して取得)し得る。通信マネージャ915は、この指示に基づいて、1つまたは複数の基地局と関連付けられる1つまたは複数の構成を決定してもよく、1つまたは複数の構成は、1つまたは複数の測位参照信号リソースと、UEに対する第1の報告レベルを含むUEに対する1つまたは複数の報告レベルとを含む。通信マネージャ915は、決定したことに基づいて送信機920もしくはトランシーバによるUEへの送信を開始し、またはそのために、1つまたは複数の構成を含むシグナリングを生成し得る。通信マネージャ915は、1つまたは複数の構成に基づいてUEから、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを用いたUEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを受信(たとえば、受信機510またはトランシーバを介して取得)し得る。通信マネージャ915は、本明細書において説明される通信マネージャ1210の態様の例であり得る。
【0213】
通信マネージャ915またはその下位コンポーネントは、ハードウェアで実装されてもよく、プロセッサによって実行されるコード(たとえば、ソフトウェアまたはファームウェア)で実装されてもよく、またはこれらの任意の組合せで実装されてもよい。プロセッサによって実行されるコードで実装される場合、通信マネージャ915またはその下位コンポーネントの機能は、汎用プロセッサ、DSP、特定用途向け集積回路(ASIC)、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェアコンポーネント、または本開示で説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せによって実行され得る。
【0214】
通信マネージャ915またはその下位コンポーネントは、機能の部分が1つまたは複数の物理コンポーネントによって異なる物理的位置において実装されるように分散されることを含めて、様々なロケーションに物理的に位置し得る。いくつかの例では、通信マネージャ915またはその下位コンポーネントは、本開示の様々な態様による別個のおよび異なるコンポーネントであり得る。いくつかの例では、通信マネージャ915またはその下位コンポーネントは、限定はされないが、入出力(I/O)コンポーネント、トランシーバ、ネットワークサーバ、別のコンピューティングデバイス、本開示で説明される1つもしくは複数の他のコンポーネント、または本開示の様々な態様によるそれらの組合せを含む、1つまたは複数の他のハードウェアコンポーネントと組み合わせられ得る。
【0215】
送信機920は、デバイス905の他のコンポーネントによって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機920は、トランシーバモジュールにおいて受信機910と併置され得る。たとえば、送信機920は、図12を参照して説明されるトランシーバ1220の態様の例であり得る。送信機920は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0216】
図10は、本開示の態様による、new radioにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするデバイス1005のブロック図1000を示す。デバイス1005は、本明細書において説明されたようなデバイス905または基地局105の態様の例であり得る。デバイス1005は、受信機1010、通信マネージャ1015、送信機1040を含み得る。デバイス1005は、プロセッサも含み得る。これらのコンポーネントの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0217】
受信機1010は、パケット、ユーザデータ、または様々な情報チャネルと関連付けられる制御情報(たとえば、制御チャネル、データチャネル、およびnew radioにおける測位のためのマルチレベル構成と報告に関する情報など)などの情報を受信し得る。情報は、デバイス1005の他のコンポーネントに受け渡され得る。受信機1010は、図12を参照して説明されるトランシーバ1220の態様の例であり得る。受信機1010は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0218】
通信マネージャ1015は、本明細書において説明されるような通信マネージャ915の態様の例であり得る。通信マネージャ1015は、指示コンポーネント1020、構成コンポーネント1025、PRSコンポーネント1030、および報告コンポーネント1035を含み得る。通信マネージャ1015は、本明細書において説明される通信マネージャ1210の態様の例であり得る。
【0219】
指示コンポーネント1020は、UEから、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を受信し得る。
【0220】
構成コンポーネント1025は、この指示に基づいて、1つまたは複数の基地局と関連付けられる1つまたは複数の構成を決定してもよく、1つまたは複数の構成は、1つまたは複数の測位参照信号リソースと、UEに対する第1の報告レベルを含むUEに対する1つまたは複数の報告レベルとを含む。
【0221】
PRSコンポーネント1030は、この決定に基づいてUEに、1つまたは複数の構成を含むシグナリングを送信し得る。
【0222】
報告コンポーネント1035は、1つまたは複数の構成に基づいてUEから、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを用いたUEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを受信し得る。
【0223】
送信機1040は、デバイス1005の他のコンポーネントによって生成された信号を送信し得る。いくつかの例では、送信機1040は、トランシーバモジュールの中の受信機1010と併置され得る。たとえば、送信機1040は、図12を参照して説明されるトランシーバ1220の態様の例であり得る。送信機1040は、単一のアンテナまたはアンテナのセットを利用し得る。
【0224】
図11は、本開示の態様による、new radioにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートする構成マネージャ1105のブロック図1100を示す。通信マネージャ1105は、本明細書において説明される通信マネージャ915、通信マネージャ1015、または通信マネージャ1210の態様の例であり得る。通信マネージャ1105は、指示コンポーネント1110、構成コンポーネント1115、PRSコンポーネント1120、報告コンポーネント1125、報告レベルコンポーネント1130、差分報告コンポーネント1135、およびRSTDコンポーネント1140を含み得る。これらのモジュールの各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに直接または間接的に通信していることがある。
【0225】
指示コンポーネント1110は、UEから、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を受信し得る。
【0226】
構成コンポーネント1115は、この指示に基づいて、1つまたは複数の基地局と関連付けられる1つまたは複数の構成を決定してもよく、1つまたは複数の構成は、1つまたは複数の測位参照信号リソースと、UEに対する1つまたは複数の報告レベルとを含む。
【0227】
PRSコンポーネント1120は、この決定に基づいてUEに、1つまたは複数の構成を含むシグナリングを送信し得る。
【0228】
いくつかの例では、PRSコンポーネント1120は、1つまたは複数の近隣の基地局からシグナリングを受信してもよく、1つまたは複数の構成を決定することは、この受信することに基づく。いくつかの例では、PRSコンポーネント1120は、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定のうちのある測位参照信号リソース設定に従って1つまたは複数の測位参照信号リソースセットの各々を構成してもよく、1つまたは複数の報告パラメータの各々は、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットにまたがる1つまたは複数の測位参照信号リソースのうちのある測位参照信号リソースに対応し、シグナリングを送信することは、この構成することに基づく。いくつかの例では、1つまたは複数の基地局は、基地局および1つまたは複数の近隣の基地局を含む。
【0229】
報告コンポーネント1125は、1つまたは複数の構成に基づいてUEから、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを受信し得る。
【0230】
いくつかの例では、報告コンポーネント1125は、UEに対する第1の報告レベルに基づいて、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットに含まれる各(または少なくとも1つの)測位参照信号リソースに対する報告パラメータを受信し得る。いくつかの例では、UEに対する第1の報告レベルは、UEに対する1つまたは複数の報告レベルのうちのある報告レベルと同じである。
【0231】
いくつかの例では、報告コンポーネント1125は、UEに対する第2の報告レベルに基づいて、1つまたは複数の測位参照信号設定のうちのある測位参照信号リソース設定に各々対応する、またはそれに従って構成される、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットの各(または少なくとも1つの)測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータを受信し得る。いくつかの例では、UEに対する第2の報告レベルは、UEに対する1つまたは複数の報告レベルのうちのある報告レベルと同じである。いくつかの例では、報告コンポーネント1125は、測位参照信号リソース設定に対応する、またはそれに従って構成される、測位参照信号リソースセットに含まれる各測位参照信号リソースに対する報告パラメータの合成に基づいて、各測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータを受信し得る。
【0232】
いくつかの例では、報告コンポーネント1125は、UEに対する第3の報告レベルに基づいて、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのサブセットを各々構成する1つまたは複数の測位参照信号リソース設定の各(または少なくとも1つの)測位参照信号リソース設定に対する選択された報告パラメータを受信し得る。いくつかの例では、UEに対する第3の報告レベルは、UEに対する1つまたは複数の報告レベルのうちのある報告レベルと同じである。いくつかの例では、報告コンポーネント1125は、サブセットに含まれる各測位参照信号リソースに対する報告パラメータの合成に基づいて、各測位参照信号リソース設定に対する選択された報告パラメータを受信し得る。
【0233】
いくつかの例では、報告コンポーネント1125は、UEに対する第4の報告レベルに基づいて、基地局を含む1つまたは複数の基地局に対する選択された報告パラメータを受信し得る。いくつかの例では、UEに対する第4の報告レベルは、UEに対する1つまたは複数の報告レベルのうちのある報告レベルと同じである。いくつかの例では、報告コンポーネント1125は、1つまたは複数の測位参照信号リソースに対する報告パラメータの合成に基づいて、基地局に対する選択された報告パラメータを受信し得る。
【0234】
いくつかの例では、報告コンポーネント1125は、送信に基づいてUEから、UEに対する第3の報告レベルに従って構成されUEの測位と関連付けられる1つまたは複数の追加の報告パラメータを受信してもよく、1つまたは複数の報告パラメータを受信することは、1つまたは複数の測位参照信号リソースの第1のサブセットに対応する1つまたは複数の報告パラメータを受信することと、1つまたは複数の測位参照信号リソースの第2のサブセットに対応する1つまたは複数の追加の報告パラメータを受信することとを含む。
【0235】
いくつかの例では、1つまたは複数の報告パラメータは、到達時間、参照信号時間差、参照信号受信電力、角度、PRS識別番号、受信から送信までの差、参照信号対雑音比、または参照信号受信品質のうちの1つまたは複数を含む、1つまたは複数の報告量に対応し得る。
【0236】
いくつかの例では、各測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータは、測位参照信号リソース設定に対応する、またはそれに従って構成される、測位参照信号リソースセットに含まれ構成された参照識別値と関連付けられる、測位参照信号リソースに対応する。いくつかの例では、各測位参照信号リソース設定に対する選択された報告パラメータは、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのサブセットに含まれ、かつ構成された参照識別値と関連付けられる、測位参照信号リソースに対応する。いくつかの例では、基地局に対する選択された報告パラメータは、1つまたは複数の測位参照信号リソースのうちのある測位参照信号リソースに対応し、構成された参照識別値と関連付けられる。
【0237】
報告レベルコンポーネント1130は、UEに対する第1の報告レベルを送信することを含めて、1つまたは複数の基地局と関連付けられる1つまたは複数の構成を送信することができ、1つまたは複数の報告パラメータを受信することは、1つまたは複数の構成に基づいて、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを用いて、1つまたは複数の報告パラメータを受信することを含む。いくつかの例では、1つまたは複数の基地局と関連付けられる1つまたは複数の構成は、指示を受信する周期性に基づく。
【0238】
差分報告コンポーネント1135は、1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのうちのある測位参照信号リソースセットに含まれる測位参照信号リソースと関連付けられる参照報告パラメータを受信し得る。
【0239】
いくつかの例では、差分報告コンポーネント1135は、測位参照信号リソースセットに含まれる各々の追加の参照信号リソースに対する報告パラメータを受信してもよく、各々の追加の参照信号リソースに対する報告パラメータは、参照報告パラメータに対する相対的な差を含む。いくつかの例では、差分報告コンポーネント1135は、測位参照信号リソース設定に対応する、またはそれに従って構成される、測位参照信号リソースセットと関連付けられる参照報告パラメータを受信し得る。いくつかの例では、差分報告コンポーネント1135は、測位参照信号リソース設定に対応する、またはそれに従って構成される、各々の追加の参照信号リソースセットに対する報告パラメータを受信してもよく、各々の追加の参照信号リソースセットに対する報告パラメータは、参照報告パラメータに対する相対的な差分を含む。
【0240】
RSTDコンポーネント1140は、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定のうちの第1の測位参照信号リソース設定と関連付けられる第1の到達時間と、1つまたは複数の測位参照信号リソース設定のうちの第2の測位参照信号リソース設定と関連付けられる第2の到達時間との間の参照信号時間差を受信し得る。いくつかの例では、RSTDコンポーネント1140は、基地局と関連付けられる第1の到達時間と代替的な基地局と関連付けられる第2の到達時間との間の参照信号時間差を受信し得る。
【0241】
図12は、本開示の態様による、new radioにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートするデバイス1205を含むシステム1200の図を示す。デバイス1205は、本明細書において説明されるようなデバイス905、デバイス1005、もしくは基地局105の構成要素の例であり得るか、またはそれらを含み得る。デバイス1205は、通信マネージャ1210と、ネットワーク通信マネージャ1215と、トランシーバ1220と、アンテナ1225と、メモリ1230と、プロセッサ1240と、局間通信マネージャ1245とを含む、通信を送信および受信するためのコンポーネントを含む、双方向の音声およびデータ通信のためのコンポーネントを含み得る。これらのコンポーネントは、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1250)を介して電子的に通信していることがある。
【0242】
通信マネージャ1210は、UEから、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を受信(たとえば、トランシーバ1220を介して取得)し、この指示に基づいて、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を決定し、1つまたは複数の構成が1つまたは複数の測位参照信号リソースおよびUEに対する1つまたは複数の報告レベルを含み、この決定に基づいてUEに、1つまたは複数の構成を含むシグナリングを送信し、1つまたは複数の構成に基づいてUEから、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを受信し得る。
【0243】
ネットワーク通信マネージャ1215は、(たとえば、1つまたは複数の有線バックホールリンクを介して)コアネットワークとの通信を管理し得る。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1215は、1つまたは複数のUE115などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理することができる。
【0244】
トランシーバ1220は、本明細書において説明されるように、1つまたは複数のアンテナ、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1220は、ワイヤレストランシーバを表すことができ、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信することができる。トランシーバ1220はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のためにアンテナに与えるための、またアンテナから受信されたパケットを復調するための、モデムを含み得る。
【0245】
いくつかの例では、ワイヤレスデバイスは、単一のアンテナ1225を含み得る。しかしながら、いくつかの例では、デバイスは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る1つより多くのアンテナ1225を有し得る。
【0246】
メモリ1230は、RAM、ROM、またはそれらの組合せを含み得る。メモリ1230は、プロセッサ(たとえば、プロセッサ1240)によって実行されると、デバイスに本明細書において説明される様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読コード1235を記憶することができる。いくつかの例では、メモリ1230は、特に、周辺コンポーネントまたはデバイスとの相互作用などの基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得る、BIOSを含み得る。
【0247】
プロセッサ1240は、インテリジェントハードウェアデバイス(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラム可能論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理コンポーネント、個別ハードウェアコンポーネント、またはそれらの任意の組合せ)を含み得る。いくつかの例では、プロセッサ1240は、メモリコントローラを使用して、メモリアレイを動作させるように構成されてもよい。いくつかの例では、メモリコントローラは、プロセッサ1240に統合され得る。プロセッサ1240は、デバイス1205に様々な機能(たとえば、new radioにおける測位のためのマルチレベル構成と報告をサポートする機能またはタスク)を実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ1230)に記憶されているコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。
【0248】
局間通信マネージャ1245は、他の基地局105との通信を管理することができ、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含み得る。たとえば、局間通信マネージャ1245は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のために、UE115への送信のスケジューリングを協調させ得る。いくつかの例では、局間通信マネージャ1245は、基地局105間で通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供し得る。
【0249】
コード1235は、ワイヤレス通信をサポートするための命令を含む、本開示の態様を実施するための命令を含み得る。コード1235は、システムメモリまたは他のタイプのメモリなどの、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。いくつかの例では、コード1235は、プロセッサ1240によって直接実行可能ではないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されると)本明細書において説明される機能をコンピュータに実行させることができる。
【0250】
いくつかの例では、UEから、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を受信するための手段は、本明細書において説明されるような受信機910、受信機1010、またはトランシーバ1220によって実行され得る。いくつかの例では、この指示に少なくとも一部基づいて、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を決定するための手段であって、1つまたは複数の構成が1つまたは複数の測位参照信号リソースを備える、手段は、本明細書において説明されるような通信マネージャ915、通信マネージャ1005の構成コンポーネント1025、通信マネージャ1105の構成コンポーネント1115、または通信マネージャ1210によって実行され得る。いくつかの例では、決定に少なくとも一部基づいてUEに、1つまたは複数の構成を備えるシグナリングを送信するための手段は、本明細書において説明されるような送信機920、送信機1040、またはトランシーバ1220によって実行され得る。いくつかの例では、1つまたは複数の構成に少なくとも一部基づいてUEから、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを用いてUEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを受信するための手段は、本明細書において説明されるような受信機910、受信機1010、またはトランシーバ1220によって実行され得る。
【0251】
図13は、本開示の態様による、new radioにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートする方法1300を示すフローチャートを示す。方法1300の動作は、本明細書において説明されるような、UE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1300の動作は、図5図8を参照して説明されたような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、本明細書において説明される機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、本明細書において説明される機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
【0252】
1305において、UEは、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を、ネットワークエンティティ(たとえば、基地局、アクセスネットワークエンティティ、または他のノード)に送信し得る。1305の動作は、本明細書において説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1305の動作の態様は、図5図8を参照して説明されたような指示コンポーネントによって実行され得る。追加または代替として、実行するための手段1305は、必須ではないが、たとえば、アンテナ825、トランシーバ820、通信マネージャ810、メモリ830(コード835を含む)、プロセッサ840、および/または845を含み得る。
【0253】
1310において、UEは、この指示に基づいてネットワークエンティティ(たとえば、基地局、アクセスネットワークエンティティ、または他のノード)から、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を含むシグナリングを受信することができ、1つまたは複数の構成は、1つまたは複数の測位参照信号リソースと、UEに対する第1の報告レベルを含むUEに対する1つまたは複数の報告レベルとを含む。1310の動作は、本明細書において説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1310の動作の態様は、図5図8を参照して説明されたようなPRSコンポーネントによって実行され得る。追加または代替として、実行するための手段1310は、必須ではないが、たとえば、アンテナ825、トランシーバ820、通信マネージャ810、メモリ830(コード835を含む)、プロセッサ840、および/または845を含み得る。
【0254】
1315において、UEは、1つまたは複数の構成に基づいて、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定し得る。1315の動作は、本明細書において説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1315の動作の態様は、図5図8を参照して説明されたような測定コンポーネントによって実行され得る。追加または代替として、実行するための手段1315は、必須ではないが、たとえば、アンテナ825、トランシーバ820、通信マネージャ810、メモリ830(コード835を含む)、プロセッサ840、および/または845を含み得る。
【0255】
1320において、UEは、1つまたは複数の構成に基づいてネットワークエンティティ(たとえば、基地局、アクセスネットワークエンティティ、または他のノード)に、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを使用して、1つまたは複数の報告パラメータを送信し得る。1320の動作は、本明細書において説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1320の動作の態様は、図5図8を参照して説明されたような報告コンポーネントによって実行され得る。追加または代替として、実行するための手段1320は、必須ではないが、たとえば、アンテナ825、トランシーバ820、通信マネージャ810、メモリ830(コード835を含む)、プロセッサ840、および/または845を含み得る。
【0256】
図14は、本開示の態様による、new radioにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートする方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書において説明されるような、UE115またはその構成要素によって実施され得る。たとえば、方法1400の動作は、図5図8を参照して説明されたような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、UEは、本明細書において説明される機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、本明細書において説明される機能の態様を、専用ハードウェアを使用して実行し得る。
【0257】
1405において、UEは、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を、ネットワークエンティティ(たとえば、基地局、アクセスネットワークエンティティ、または他のノード)に送信し得る。1405の動作は、本明細書において説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1405の動作の態様は、図5図8を参照して説明されたような指示コンポーネントによって実行され得る。追加または代替として、実行するための手段1405は、必須ではないが、たとえば、アンテナ825、トランシーバ820、通信マネージャ810、メモリ830(コード835を含む)、プロセッサ840、および/または845を含み得る。
【0258】
1410において、UEは、この指示に基づいてネットワークエンティティ(たとえば、基地局、アクセスネットワークエンティティ、または他のノード)から、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を含むシグナリングを受信することができ、1つまたは複数の構成は、1つまたは複数の測位参照信号リソースと、UEに対する第1の報告レベルとを含む。1410の動作は、本明細書において説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1410の動作の態様は、図5図8を参照して説明されたようなPRSコンポーネントによって実行され得る。追加または代替として、実行するための手段1410は、必須ではないが、たとえば、アンテナ825、トランシーバ820、通信マネージャ810、メモリ830(コード835を含む)、プロセッサ840、および/または845を含み得る。
【0259】
1415において、UEは、1つまたは複数の構成に基づいて、1つまたは複数の測位参照信号リソースのうちの少なくとも1つの測位参照信号リソースに対する報告パラメータ、または1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのうちの少なくとも1つの測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータを含む、UEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを決定し得る。1415の動作は、本明細書において説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1415の動作の態様は、図5図8を参照して説明されたような測定コンポーネントによって実行され得る。追加または代替として、実行するための手段1415は、必須ではないが、たとえば、アンテナ825、トランシーバ820、通信マネージャ810、メモリ830(コード835を含む)、プロセッサ840、および/または845を含み得る。
【0260】
1420において、UEは、1つまたは複数の構成に基づいてネットワークエンティティ(たとえば、基地局、アクセスネットワークエンティティ、または他のノード)に、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを使用して、1つまたは複数の報告パラメータを送信し得る。1420の動作は、本明細書において説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1420の動作の態様は、図5図8を参照して説明されたような報告コンポーネントによって実行され得る。追加または代替として、実行するための手段1420は、必須ではないが、たとえば、アンテナ825、トランシーバ820、通信マネージャ810、メモリ830(コード835を含む)、プロセッサ840、および/または845を含み得る。
【0261】
図15は、本開示の態様による、new radioにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートする方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書において説明されるような基地局105もしくはネットワークエンティティまたはそのコンポーネントによって実施され得る。たとえば、方法1500の動作は、図9図12を参照して説明されたような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、本明細書において説明される機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、本明細書において説明される機能の態様を実行し得る。
【0262】
1505において、ネットワークエンティティ(たとえば、基地局、アクセスネットワークエンティティ、または他のノード)は、UEから、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を受信し得る。1505の動作は、本明細書において説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1505の動作の態様は、図9図12を参照して説明されたような指示コンポーネントによって実行され得る。追加または代替として、実行するための手段1505は、必須ではないが、たとえば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、メモリ1230(コード1235を含む)、プロセッサ1240、および/またはバス1250を含み得る。
【0263】
1510において、ネットワークエンティティ(たとえば、基地局、アクセスネットワークエンティティ、または他のノード)は、この指示に基づいて、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を決定することができ、1つまたは複数の構成は、1つまたは複数の測位参照信号リソースと、UEに対する第1の報告レベルを含むUEに対する1つまたは複数の報告レベルとを含む。1510の動作は、本明細書において説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1510の動作の態様は、図9図12を参照して説明されたような構成コンポーネントによって実行され得る。追加または代替として、実行するための手段1510は、必須ではないが、たとえば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、メモリ1230(コード1235を含む)、プロセッサ1240、および/またはバス1250を含み得る。
【0264】
1515において、ネットワークエンティティ(たとえば、基地局、アクセスネットワークエンティティ、または他のノード)は、決定したことに基づいてUEに、1つまたは複数の構成を含むシグナリングを送信し得る。1515の動作は、本明細書において説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1515の動作の態様は、図9図12を参照して説明されたようなPRSコンポーネントによって実行され得る。追加または代替として、実行するための手段1515は、必須ではないが、たとえば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、メモリ1230(コード1235を含む)、プロセッサ1240、および/またはバス1250を含み得る。
【0265】
1520において、ネットワークエンティティ(たとえば、基地局、アクセスネットワークエンティティ、または他のノード)は、1つまたは複数の構成に基づいてUEから、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なるUEに対する第2の報告レベルを用いてUEの測位と関連付けられる1つまたは複数の報告パラメータを受信し得る。1520の動作は、本明細書において説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1520の動作の態様は、図9図12を参照して説明されたような報告コンポーネントによって実行され得る。追加または代替として、実行するための手段1520は、必須ではないが、たとえば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、メモリ1230(コード1235を含む)、プロセッサ1240、および/またはバス1250を含み得る。
【0266】
図16は、本開示の態様による、new radioにおける測位のためのマルチレベル構成および報告をサポートする方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書において説明されるような基地局105もしくはネットワークエンティティまたはそのコンポーネントによって実施され得る。たとえば、方法1600の動作は、図9図12を参照して説明されたような通信マネージャによって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、本明細書において説明される機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、本明細書において説明される機能の態様を実行し得る。
【0267】
1605において、ネットワークエンティティ(たとえば、基地局、アクセスネットワークエンティティ、または他のノード)は、UEから、UEの測位に関する測定結果を報告するための能力の指示を受信し得る。1605の動作は、本明細書において説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1605の動作の態様は、図9図12を参照して説明されたような指示コンポーネントによって実行され得る。追加または代替として、実行するための手段1605は、必須ではないが、たとえば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、メモリ1230(コード1235を含む)、プロセッサ1240、および/またはバス1250を含み得る。
【0268】
1610において、ネットワークエンティティ(たとえば、基地局、アクセスネットワークエンティティ、または他のノード)は、この指示に基づいて、1つまたは複数のTRPと関連付けられる1つまたは複数の構成を決定することができ、1つまたは複数の構成は、1つまたは複数の測位参照信号リソースとUEに対する1つまたは複数の報告レベルとを含む。1610の動作は、本明細書において説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1610の動作の態様は、図9図12を参照して説明されたような構成コンポーネントによって実行され得る。追加または代替として、実行するための手段1610は、必須ではないが、たとえば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、メモリ1230(コード1235を含む)、プロセッサ1240、および/またはバス1250を含み得る。
【0269】
1615において、ネットワークエンティティ(たとえば、基地局、アクセスネットワークエンティティ、または他のノード)は、決定したことに基づいてUEに、1つまたは複数の構成およびUEに対する第1の報告レベルを含むシグナリングを送信し得る。1615の動作は、本明細書において説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1615の動作の態様は、図9図12を参照して説明されたようなPRSコンポーネントによって実行され得る。追加または代替として、実行するための手段1615は、必須ではないが、たとえば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、メモリ1230(コード1235を含む)、プロセッサ1240、および/またはバス1250を含み得る。
【0270】
1620において、ネットワークエンティティ(たとえば、基地局、アクセスネットワークエンティティ、または他のノード)は、1つまたは複数の構成に基づいてUEから、UEに対する第1の報告レベルまたは第1の報告レベルと異なる第2の報告レベルを使用して1つまたは複数の報告パラメータを受信することができ、1つまたは複数の報告パラメータはUEの測位と関連付けられ、1つまたは複数の報告パラメータは、1つまたは複数の測位参照信号リソースのうちの少なくとも1つの測位参照信号リソースに対する報告パラメータまたは1つまたは複数の測位参照信号リソースセットのうちの少なくとも1つの測位参照信号リソースセットに対する選択された報告パラメータを含む。1620の動作は、本明細書において説明される方法に従って実行され得る。いくつかの例では、1620の動作の態様は、図9図12を参照して説明されたような報告コンポーネントによって実行され得る。追加または代替として、実行するための手段1620は、必須ではないが、たとえば、アンテナ1225、トランシーバ1220、通信マネージャ1210、メモリ1230(コード1235を含む)、プロセッサ1240、および/またはバス1250を含み得る。
【0271】
本明細書において説明された方法は可能な実装形態を表すこと、動作およびステップが再構成されるかまたは別様に変更され得ること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、方法のうちの2つ以上からの態様が、組み合わせられ得る。
【0272】
本明細書において説明される技法は、符号分割多元接続(CDMA)システム、時分割多元接続(TDMA)システム、周波数分割多元接続(FDMA)システム、直交周波数分割多元接続(OFDMA)システム、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)システム、および他のシステムなどの、様々なワイヤレス通信システムのために使用され得る。CDMAシステムは、CDMA2000、Universal Terrestrial Radio Access(UTRA)などの無線技術を実装してもよく、CDMA2000は、IS-2000、IS-95、およびIS-856規格をカバーする。IS-2000リリースは、CDMA2000 1X、1Xなどと一般に呼ばれ得る。IS-856(TIA-856)は、CDMA2000 1xEV-DO、High Rate Packet Data(HRPD)などと一般に呼ばれる。UTRAは、Wideband CDMA(WCDMA(登録商標))およびCDMAの他の変形を含む。TDMAシステムは、Global System for Mobile Communications(GSM)などの無線技術を実装し得る。
【0273】
OFDMAシステムは、Ultra Mobile Broadband(UMB)、Evolved UTRA(E-UTRA)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実装し得る。UTRAおよびE-UTRAは、Universal Mobile Telecommunications System(UMTS)の一部である。LTE、LTE-A、およびLTE-A Proは、E-UTRAを使用するUMTSのリリースである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR、およびGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP)という名称の団体からの文書に記載されている。CDMA2000およびUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP2)という名称の団体からの文書に記載されている。本明細書において説明される技法は、本明細書において述べられたシステムおよび無線技術ならびに他のシステムおよび無線技術のために使用され得る。LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様が、例として説明されることがあり、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRの用語が、説明の大部分において使用されることがあるが、本明細書で説明された技法は、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRの適用例以外に適用可能である。
【0274】
マクロセルは一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して低電力の基地局と関連付けられることがあり、スモールセルは、マクロセルと同じまたはマクロセルとは異なる(たとえば、免許、免許不要など)周波数帯域において動作することがある。スモールセルは、様々な例によれば、ピコセル、フェムトセルおよびマイクロセルを含み得る。ピコセルは、たとえば、小さい地理的エリアをカバーしてもよく、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUEによる無制限アクセスを可能にしてもよい。フェムトセルも、小さい地理的エリア(たとえば、自宅)をカバーすることができ、フェムトセルとの関連性を有するUE(たとえば、限定加入者グループ(CSG)内のUE、自宅内のユーザのUEなど)による制限付きアクセスを提供し得る。マクロセルのeNBはマクロeNBと呼ばれ得る。スモールセルのeNBは、スモールセルeNB、ピコeNB、フェムトeNB、またはホームeNBと呼ばれ得る。eNBは、1つまたは複数(たとえば、2つ、3つ、4つなど)のセルをサポートすることができ、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用する通信もサポートすることができる。
【0275】
本明細書において説明されるワイヤレス通信システムは、同期または非同期動作をサポートし得る。同期動作の場合、基地局は、類似のフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局からの送信は、時間的にほぼ揃っていることがある。非同期動作の場合、基地局は異なるフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局からの送信は、時間的に揃っていないことがある。本明細書において説明される技法は、同期動作または非同期動作のいずれかに使用されてもよい。
【0276】
本明細書において説明される情報および信号は、様々な異なる技術および技法のうちのいずれかを使用して表され得る。たとえば、本説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表され得る。
【0277】
本明細書の開示に関して説明される様々な例示的なブロックおよびモジュールは、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書において説明される機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替として、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、またはステートマシンであり得る。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)として実装されてもよい。
【0278】
本明細書において説明される機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ファームウェア、またはそれらの任意の組合せにおいて実装され得る。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲内に入る。たとえば、ソフトウェアの性質に起因して、本明細書において説明される機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実施する特徴はまた、異なる物理的ロケーションにおいて機能の部分が実装されるように分散されることを含めて、異なるロケーションに物理的に配置され得る。
【0279】
コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気記憶デバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得るとともに、汎用コンピュータもしくは専用コンピュータまたは汎用プロセッサもしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、任意の接続が、適切にコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバーケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)、およびBlue-rayディスク(disc)を含み、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記のものの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0280】
特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用されるとき、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で終わる項目の列挙)において使用される「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つという列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような、包括的な列挙を示す。また、本明細書において使用される「に基づいて」という句は、条件の閉集合を指すものと解釈されてはならない。たとえば、「条件Aに基づいて」として説明される例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づいてよい。言い換えれば、本明細書で使用されるように、「に基づいて」という句は、「に少なくとも一部基づいて」という句と同様に解釈されるべきである。
【0281】
添付の図では、類似の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々なコンポーネントは、参照ラベルの後に、ダッシュと、類似のコンポーネントを区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書で使用される場合、説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様のコンポーネントのうちのいずれにも適用可能である。
【0282】
添付の図面に関連して本明細書に記載される説明は、例示的な構成を説明しており、実装され得るまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すものではない。本明細書で使用される「例示的」という用語は、「例、事例、または例示の働きをすること」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。発明を実施するための形態は、説明する技法の理解をもたらすための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法はこれらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、説明される例の概念を不明瞭にすることを回避するために、よく知られている構造およびデバイスがブロック図の形式で示される。
【0283】
本明細書の説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするように与えられる。本開示への様々な変更が当業者に容易に明らかとなり、本明細書で定義された一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書において説明される例および設計に限定されず、本明細書において開示される原理および新規の特徴に合致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【符号の説明】
【0284】
100 ワイヤレス通信システム
105、105-a、105-b、105-c 基地局
110 地理的カバレッジエリア
110-a、110-b カバレッジエリア
115、115-a、115-b UE
125 通信リンク
130 コアネットワーク
132 バックホールリンク
134 バックホールリンク
200 ワイヤレス通信システム
205、205-a、205-b 通信リンク
300 報告レベルアーキテクチャ
400 プロセスフロー
500 ブロック図
505 デバイス
510 受信機
515 通信マネージャ
520 送信機
600 ブロック図
605 デバイス
610 受信機
615 通信マネージャ
620 指示コンポーネント
625 PRSコンポーネント
630 測定コンポーネント
635 報告コンポーネント
640 送信機
700 ブロック図
705 通信マネージャ
710 指示コンポーネント
715 PRSコンポーネント
720 測定コンポーネント
725 報告コンポーネント
730 報告レベルコンポーネント
735 リソースコンポーネント
740 周期性コンポーネント
745 フォーマッティングコンポーネント
750 差分報告コンポーネント
755 RSTDコンポーネント
760 測位エンジンコンポーネント
800 システム
805 デバイス
810 通信マネージャ
815 I/Oコントローラ
820 トランシーバ
825 アンテナ
830 メモリ
835 コード
840 プロセッサ
845 バス
900 ブロック図
905 デバイス
910 受信機
915 通信マネージャ
920 送信機
1000 ブロック図
1005 デバイス
1010 受信機
1015 通信マネージャ
1020 指示コンポーネント
1025 構成コンポーネント
1030 PRSコンポーネント
1035 報告コンポーネント
1040 送信機
1100 ブロック図
1105 構成マネージャ
1110 指示コンポーネント
1115 構成コンポーネント
1120 PRSコンポーネント
1125 報告コンポーネント
1130 報告レベルコンポーネント
1135 差分報告コンポーネント
1140 RSTD構成コンポーネント
1200 システム
1205 デバイス
1210 通信マネージャ
1215 ネットワーク通信マネージャ
1220 トランシーバ
1225 アンテナ
1230 メモリ
1235 コード
1240 プロセッサ
1245 局間通信マネージャ
1250 バス
1300 方法
1400 方法
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
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図14
図15
図16