(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-29
(45)【発行日】2024-03-08
(54)【発明の名称】画像クロップ方法及び電子機器
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04845 20220101AFI20240301BHJP
G06F 3/04886 20220101ALI20240301BHJP
G06T 3/00 20240101ALI20240301BHJP
G06F 3/041 20060101ALI20240301BHJP
【FI】
G06F3/04845
G06F3/04886
G06T3/00 775
G06F3/041 530
G06F3/041 595
(21)【出願番号】P 2022543577
(86)(22)【出願日】2021-01-11
(86)【国際出願番号】 CN2021071052
(87)【国際公開番号】W WO2021143642
(87)【国際公開日】2021-07-22
【審査請求日】2022-07-15
(31)【優先権主張番号】202010051509.4
(32)【優先日】2020-01-17
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【氏名又は名称】三縄 隆
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼ 禹辰
【審査官】菅原 浩二
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-248034(JP,A)
【文献】特表2008-521067(JP,A)
【文献】特開2019-057209(JP,A)
【文献】特開2013-120564(JP,A)
【文献】特開2010-136187(JP,A)
【文献】国際公開第2014/003012(WO,A1)
【文献】特開2014-102850(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/048-3/04895
G06T 3/00
G06F 3/041
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第一のスクリーンと第二のスクリーンとを含む電子機器に用いられる画像クロップ方法であって、
前記第一のスクリーンにクロップ待ちの画像が表示され、且つ前記クロップ待ちの画像にクロップ枠が表示されている場合、前記第二のスクリーンに対する第一の入力を受信することと、
前記第一の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像と前記クロップ枠との相対位置が変わらないまま、前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じスケーリング割合に従って調整することと、
前記第一のスクリーンに表示されている前記クロップ枠のターゲット枠線に対する第二の入力を受信することと、
前記第二の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像の表示位置が変わらないまま、前記ターゲット枠線の位置を調整し、前記クロップ待ちの画像をクロップすることとを含む、画像クロップ方法。
【請求項2】
前述した、前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じスケーリング割合に従って調整することは、
前記第一の入力に基づき、ターゲットスケーリング割合を決定することと、
前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じ前記ターゲットスケーリング割合に従って調整することとを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第一の入力は、第一の予め設定される方向に沿ってスライドして少なくとも一部の第一の予め設定される形状軌跡を形成する第一のスライド入力であり、
前述した、前記第一の入力に基づき、ターゲットスケーリング割合を決定することは、
前記第一のスライド入力により形成された軌跡の長さ値が完全な前記第一の予め設定される形状の周長値に占める比をターゲット拡大割合として決定することを含み、
前述した、前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じ前記ターゲットスケーリング割合に従って調整することは、
前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を同じ前記ターゲット拡大割合に従って拡大することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第一の入力は、第二の予め設定される方向に沿ってスライドして少なくとも一部の第二の予め設定される形状軌跡を形成する第二のスライド入力であり、
前述した、前記第一の入力に基づき、ターゲットスケーリング割合を決定することは、
前記第二のスライド入力により形成された軌跡の長さ値が完全な前記第二の予め設定される形状の周長値に占める比をターゲット縮小割合として決定することを含み、
前述した、前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じ前記ターゲットスケーリング割合に従って調整することは、
前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を同じ前記ターゲット縮小割合に従って縮小することを含む、請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じスケーリング割合に従って調整することの後、前記第一のスクリーンに表示されている前記クロップ枠のターゲット枠線に対する第二の入力を受信することの前、前記方法は、
第三の入力を受信することと、
前記第三の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を同時に移動させ、前記クロップ枠のターゲット枠線を前記第一のスクリーンのターゲット位置に表示させることとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第二の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像の表示位置が変わらないまま、前記ターゲット枠線の位置を調整し、前記クロップ待ちの画像をクロップすることの前、前記方法は、
前記第二のスクリーンに対する第四の入力を受信することと、
前記第四の入力に応答して、割合に従ってスケーリングされた後の前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさ
それぞれを割合スケーリング
される前
の前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさに回復して、前記第一のスクリーンに表示させることとをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
第一のスクリーンと第二のスクリーンとを含む電子機器であって、
前記第一のスクリーンにクロップ待ちの画像が表示され、且つ前記クロップ待ちの画像にクロップ枠が表示されている場合、前記第二のスクリーンに対する第一の入力を受信するための第一の受信モジュールと、
前記第一の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像と前記クロップ枠との相対位置が変わらないまま、前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じスケーリング割合に従って調整するための調整モジュールと、
前記第一のスクリーンに表示されている前記クロップ枠のターゲット枠線に対する第二の入力を受信するための第二の受信モジュールと、
前記第二の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像の表示位置が変わらないまま、前記ターゲット枠線の位置を調整し、前記クロップ待ちの画像をクロップするためのクロップモジュールとを含む、電子機器。
【請求項8】
前記調整モジュールは、
前記第一の入力に基づき、ターゲットスケーリング割合を決定するためのスケーリング割合決定ユニットと、
前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じ前記ターゲットスケーリング割合に従って調整するための調整ユニットとを含む、請求項7に記載の電子機器。
【請求項9】
前記第一の入力は、第一の予め設定される方向に沿ってスライドして少なくとも一部の第一の予め設定される形状軌跡を形成する第一のスライド入力であり、
前記スケーリング割合決定ユニットは、具体的に、
前記第一のスライド入力により形成された軌跡の長さ値が完全な前記第一の予め設定される形状の周長値に占める比をターゲット拡大割合として決定するために用いられ、
前記調整ユニットは、具体的に、
前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じ前記ターゲット拡大割合に従って拡大するために用いられる、請求項8に記載の電子機器。
【請求項10】
前記第一の入力は、第二の予め設定される方向に沿ってスライドして少なくとも一部の第二の予め設定される形状軌跡を形成する第二のスライド入力であり、
前記スケーリング割合決定ユニットは、具体的に、
前記第二のスライド入力により形成された軌跡の長さ値が完全な前記第二の予め設定される形状の周長値に占める比をターゲット縮小割合として決定するために用いられ、
前記調整ユニットは、具体的に、
前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じ前記ターゲット縮小割合に従って縮小するために用いられる、請求項8に記載の電子機器。
【請求項11】
前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じスケーリング割合に従って調整した後、前記第一のスクリーンに表示されている前記クロップ枠のターゲット枠線に対する第二の入力を受信する前に、第三の入力を受信するための第三の受信モジュールと、
前記第三の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を同時に移動させ、前記クロップ枠のターゲット枠線を前記第一のスクリーンのターゲット位置に表示させるための第一の表示モジュールとをさらに含む、請求項7に記載の電子機器。
【請求項12】
前記第二の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像の表示位置が変わらないまま、前記ターゲット枠線の位置を調整し、前記クロップ待ちの画像をクロップする前に、前記第二のスクリーンに対する第四の入力を受信するための第四の受信モジュールと、
前記第四の入力に応答して、割合に従ってスケーリングされた後の前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさ
それぞれを割合スケーリング
される前
の前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさに回復して、前記第一のスクリーンに表示させるための第二の表示モジュールとをさらに含む、請求項7に記載の電子機器。
【請求項13】
プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行されるとき、請求項1から6のいずれか1項に記載の画像クロップ方法のステップを実現させる、電子機器。
【請求項14】
コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、請求項1から6のいずれか1項に記載の画像クロップ方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2020年1月17日に中国で提出された中国特許出願番号No.202010051509.4の優先権を主張しており、同出願の内容の全ては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本発明の実施例は、通信技術分野に関し、特に画像クロップ方法及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
移動通信技術の絶えない発展に伴い、電子機器、例えば、スマートフォン、パーソナルデジタル処理、パームトップコンピュータ、ノートパソコンなどの応用は、ますます広くなり、電子機器が提供する応用機能もますます豊かになり、異なるユーザの個人化された需要を大いに満たしている。例えば、ユーザは、電子機器によって写真又はビデオ画面を編集処理することができる。
【0004】
現在、ユーザが電子機器を使用して写真又はビデオ画面をクロップする場合、特に選択領域に対して精細化クロップを行う必要がある場合、一般的には、ユーザがクロップ枠を上下左右に繰り返し移動操作する必要があり、そのクロップ操作が煩雑で、且つクロップ効果が良くない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の実施例は、従来の電子機器が写真又はビデオ画面に対して精細化クロップを行う際には、そのクロップ操作が煩雑であり、且つクロップ効果が良くないという問題を解決するための画像クロップ方法及び電子機器を提供する。
【0006】
上記技術課題を解決するために、本発明は、以下のように実現される。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第一の方面によれば、本発明の実施例は、第一のスクリーンと第二のスクリーンとを含む電子機器に用いられる画像クロップ方法を提供した。前記方法は、
前記第一のスクリーンにクロップ待ちの画像が表示され、且つ前記クロップ待ちの画像にクロップ枠が表示されている場合、前記第二のスクリーンに対する第一の入力を受信することと、
前記第一の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像と前記クロップ枠との相対位置が変わらないまま、前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じスケーリング割合に従って調整することと、
前記第一のスクリーンに表示されている前記クロップ枠のターゲット枠線に対する第二の入力を受信することと、
前記第二の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像の表示位置が変わらないまま、前記ターゲット枠線の位置を調整し、前記クロップ待ちの画像をクロップすることとを含む。
【0008】
第二の方面によれば、本発明の実施例は、電子機器をさらに提供した。前記電子機器は、
前記第一のスクリーンにクロップ待ちの画像が表示され、且つ前記クロップ待ちの画像にクロップ枠が表示されている場合、前記第二のスクリーンに対する第一の入力を受信するための第一の受信モジュールと、
前記第一の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像と前記クロップ枠との相対位置が変わらないまま、前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じスケーリング割合に従って調整するための調整モジュールと、
前記第一のスクリーンに表示されている前記クロップ枠のターゲット枠線に対する第二の入力を受信するための第二の受信モジュールと、
前記第二の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像の表示位置が変わらないまま、前記ターゲット枠線の位置を調整し、前記クロップ待ちの画像をクロップするためのクロップモジュールとを含む。
【0009】
第三の方面によれば、本発明の実施例は、電子機器をさらに提供した。前記電子機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるコンピュータプログラムとを含み、前記コンピュータプログラムが前記プロセッサによって実行される時、上述した画像クロップ方法のステップを実現させる。
【0010】
第四の方面によれば、本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供した。前記コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上述した画像クロップ方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0011】
本発明の実施例の上記方案では、第一のスクリーンにクロップ待ちの画像が表示され、且つクロップ待ちの画像にクロップ枠が表示されている場合、第二のスクリーンに対する第一の入力を受信し、第一の入力に応答して、クロップ待ちの画像とクロップ枠との相対位置が変わらないまま、前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じスケーリング割合に従って調整し、第一のスクリーンに表示されているクロップ枠のターゲット枠線に対する第二の入力を受信し、第二の入力に応答して、クロップ待ちの画像の表示位置が変わらないまま、ターゲット枠線の位置を調整し、クロップ待ちの画像をクロップする。このように、ユーザがクロップ枠に対して上下左右に繰り返し移動操作を行う必要がなく、簡単にクロップ操作を行うことによって、画像に対する精細化クロップを実現することができ、且つ比較的に良いクロップ効果を達成し、画像に対するユーザのクロップ需要を満たし、ユーザのクロップ操作の体験を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【
図1】本発明の実施例による画像クロップ方法のフローチャートである。
【
図2】本発明の実施例に応用される画像クロップ方法の操作インターフェース概略図の一つである。
【
図3】本発明の実施例に応用される画像クロップ方法の操作インターフェース概略図のその二である。
【
図4】本発明の実施例に応用される画像クロップ方法の操作インターフェース概略図のその三である。
【
図5】本発明の実施例に応用される画像クロップ方法の操作インターフェース概略図のその四である。
【
図6】本発明の実施例に応用される画像クロップ方法の操作インターフェース概略図のその五である。
【
図7】本発明の実施例による電子機器の構造概略図である。
【
図8】本発明の実施例による電子機器のハードウェア構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下は、本発明の実施例における添付図面を結び付けながら、本発明の実施例における技術案を明瞭且つ完全に記述する。明らかに、記述された実施例は、本発明の一部の実施例であり、全ての実施例ではない。本発明における実施例に基づき、当業者が創造的な労力を払わない前提で得られた全ての他の実施例は、いずれも本発明の保護範囲に属する。
【0014】
図1に示すように、本発明の実施例による画像クロップ方法のフローチャートであり、第一のスクリーンと第二のスクリーンとを含む電子機器に用いられる。
【0015】
なお、この電子機器は、ダブルスクリーンの電子機器であってもよく、少なくとも二つのスクリーンを有する折り畳みスクリーンの電子機器であってもよい。本発明の方法は、以下を含んでもよい。
【0016】
ステップ101、前記第一のスクリーンにクロップ待ちの画像が表示され、且つ前記クロップ待ちの画像にクロップ枠が表示されている場合、前記第二のスクリーンに対する第一の入力を受信する。
【0017】
本ステップでは、クロップ待ちの画像は、写真又はビデオ画面であってもよい。ここで、第一のスクリーンにクロップ待ちの画像が表示される場合、ユーザ操作によって電子機器の画像編集機能をオンにすることができ、電子機器は、画像編集インターフェースに入り、即ちクロップ待ちの画像にクロップ枠が表示されている。この場合、クロップ枠で囲まれた領域は、クロップ待ちの画像の初期画像領域である。
【0018】
ここで、第一の入力は、予め設置される入力である。選択的に、この第一の入力は、クリック入力、プッシュ入力、長押入力、ピンチイン入力、ドラッグ入力、スライド入力とスワイプ入力のうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限らない。すなわち、この第一の入力は、上記入力のうちの一つであってもよく、又はそのうちの二つ以上の入力の組み合わせ操作であってもよい。
【0019】
ステップ102、前記第一の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像と前記クロップ枠との相対位置が変わらないまま、前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じスケーリング割合に従って調整する。
【0020】
本ステップでは、第二のスクリーンに対する第一の入力は、第一のスクリーンに表示されるクロップ待ちの画像の大きさ及びクロップ枠の大きさに対する調整を実現することができ、ユーザの第一のスクリーンでの操作を回避し、第一のスクリーン上の表示内容の表示効果に影響を及ぼすことができる。
【0021】
ここで、前記クロップ待ちの画像と前記クロップ枠との相対位置が変わらないまま、前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じスケーリング割合に従って調整し、つまり、クロップ枠は、クロップ待ちの画像とともに拡大又は縮小され、クロップ枠で囲まれた初期画像領域が変わらなく、即ち初期画像領域の表示内容が変わらなく、そのスケーリング割合のみを変更した。このように、ユーザが画像の局所的な細部を見ることを容易にすることによって、さらなる後続の精細化調整を行うことが容易になる。
【0022】
なお、クロップ枠の大きさがスケーリング処理された後、クロップ枠の枠線の線の太さは、変わらない。
【0023】
ステップ103、前記第一のスクリーンに表示されている前記クロップ枠のターゲット枠線に対する第二の入力を受信する。
【0024】
本ステップでは、第二の入力は、予め設置される入力である。選択的に、この第二の入力は、クリック入力、プッシュ入力、長押入力、ピンチイン入力、ドラッグ入力、スライド入力とスワイプ入力のうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限らない。すなわち、この第二の入力は、上記入力のうちの一つであってもよく、又はそのうちの二つ以上の入力の組み合わせ操作であってもよい。
【0025】
好ましくは、前記第二の入力は、ターゲット枠線に対するスライド入力である。
【0026】
例えば、クロップ枠が矩形クロップ枠である場合、第二の入力は、ターゲット枠線に対して前記ターゲット枠線に対向する枠線に近づくか、又は遠ざかる方向にスライドするスライド入力である。
【0027】
ステップ104、前記第二の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像の表示位置が変わらないまま、前記ターゲット枠線の位置を調整し、前記クロップ待ちの画像をクロップする。
【0028】
本ステップでは、前記クロップ待ちの画像の表示位置が変わらないまま、クロップ枠のターゲット枠線の位置を調整することによって、クロップ枠の大きさは変化し、即ちクロップ枠で囲まれた領域のエッジ部分に対して精細化調整を行い、クロップ枠で囲まれた領域は変化し、元の初期画像領域からターゲット画像領域に変え、そのうち、このターゲット画像領域は、少なくとも一部の初期画像領域を含む。
【0029】
具体的には、クロップ待ちの画像をクロップすることは、クロップ枠以外の画像領域をクロップすることを含んでもよい。最終的にユーザのクロップ需要を満たすターゲット画像領域を得る。
【0030】
本発明の実施例の画像クロップ方法において、第一のスクリーンにクロップ待ちの画像が表示され、且つクロップ待ちの画像にクロップ枠が表示されている場合、第二のスクリーンに対する第一の入力を受信し、第一の入力に応答して、クロップ待ちの画像とクロップ枠との相対位置が変わらないまま、同じスケーリング割合に従って、クロップ待ちの画像及びクロップ枠の大きさを調整し、第一のスクリーンに表示されているクロップ枠のターゲット枠線に対する第二の入力を受信し、第二の入力に応答して、クロップ待ちの画像の表示位置が変わらないまま、前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じスケーリング割合に従って調整する。このように、ユーザがクロップ枠に対して上下左右に繰り返し移動操作を行う必要がなく、簡単にクロップ操作を行うことによって、画像に対する精細化クロップを実現することができ、且つ比較的に良いクロップ効果を達成し、画像に対するユーザのクロップ需要を満たし、ユーザのクロップ操作の体験を向上させることができる。
【0031】
電子機器がユーザの第二のスクリーンに対する第一の入力に誤応答することを回避するために、前記第二のスクリーンに対する第一の入力を受信することの前、前記方法は、ユーザ入力によって、画像の精細化クロップの機能をオンにすることをさらに含んでもよい。
【0032】
なお、ユーザの第二のスクリーンに対する三連打入力によって、画像の精細化クロップの機能をオンにすることができる。さらに他のオン方式によって、例えば、予め設定されるボタンをクリックし、第一のスクリーンに表示されるフローティングボールをクリックし、メニューをプルダウンし、機能バーをプルアップするなどの方式で画像の精細化クロップの機能をオンにすることができる。ここで具体的に限定しない。
【0033】
図1に示される実施例に基づき、一つの選択的な実現の形態として、本発明の方法のステップ102は、具体的に、以下を含んでもよい。
【0034】
ステップ1021、前記第一の入力に基づき、ターゲットスケーリング割合を決定する。
【0035】
ステップ1022、前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じ前記ターゲットスケーリング割合に従って調整する。
【0036】
一つの選択的な実施例では、前記第一の入力は、第一の予め設定される方向に沿ってスライドして少なくとも一部の第一の予め設定される形状軌跡を形成する第一のスライド入力である。上記ステップ1021は、具体的に、
前記第一のスライド入力により形成された軌跡の長さ値が完全な前記第一の予め設定される形状の周長値に占める比をターゲット拡大割合として決定することを含んでもよい。
【0037】
それに応じて、上記ステップ1022は、具体的に、
前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を同じ前記ターゲット拡大割合に従って拡大することを含んでもよい。
【0038】
ここで、電子機器は、第一のスライド入力のスライド過程において形成された軌跡の長さ値が完全な第一の予め設定される形状の周長値に占める比を検出する。
【0039】
例えば、第一の予め設定される形状は、円形であり、第一の予め設定される方向は、時計回り方向である。第一の電子機器が、第一のスライド入力のスライド過程において形成された円形軌跡の長さ値が完全な円形軌跡の周長値に占める比が25%であることを検出し、即ちユーザが第一のスライド入力によって描画したのが1/4円形である場合、例えば、完全な円形軌跡の周長値が100mmであり、第一の電子機器が、第一のスライド入力のスライド過程において形成された円形軌跡の長さ値が25mmであることを検出した場合、第一のスライド入力のスライド過程において形成された円形軌跡の長さ値が完全な円形軌跡の周長値に占める比が25%であり、125%の拡大割合に従って、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を拡大する。ユーザが第一のスライド入力によって描画したのが半分の円形、即ち1/2円形である場合、150%の拡大割合に従って、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を拡大する。ユーザが第一のスライド入力によって描画したのが一つの完全な円形である場合、200%の拡大割合に従って、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を拡大する。
【0040】
なお、クロップ待ちの画像及びクロップ枠を制限なく拡大することを回避するために、一つの最大拡大割合を設定する。
【0041】
また、例えば、第一の予め設定される形状は、矩形であり、第一の予め設定される方向は、時計回り方向である。第一の電子機器が、第一のスライド入力のスライド過程において形成された矩形軌跡の長さ値が完全な矩形軌跡の周長値に占める比が50%であることを検出し、即ちユーザが第一のスライド入力によって描画した矩形の完成度が50%である場合、150%の拡大割合に従って、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を拡大する。ユーザが第一のスライド入力によって描画したのが一つの完全な矩形である場合、200%の拡大割合に従って、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を拡大する。
【0042】
さらに、例えば、第一の予め設定される形状は、正三角形であり、第一の予め設定される方向は、時計回り方向である。第一の電子機器が、第一のスライド入力のスライド過程において形成された三角形軌跡の長さ値が完全な三角形軌跡の周長値に占める比が1/3であることを検出し、即ちユーザが第一のスライド入力によって描画した三角形の完成度が33.34%であり、即ちユーザが三角形の一辺を描画した場合、133.34%の拡大割合に従って、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を拡大する。ユーザが第一のスライド入力によって描画したのが一つの完全な三角形である場合、200%の拡大割合に従って、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を拡大する。
【0043】
なお、上記第一の予め設定される形状は、円形、矩形と三角形のみに限らず、他の形状であってもよく、ここで具体的に限定しない。
【0044】
別の選択的な実施例では、前記第一の入力は、第二の予め設定される方向に沿ってスライドして少なくとも一部の第二の予め設定される形状軌跡を形成する第二のスライド入力である。上記ステップ1021は、具体的に、
前記第二のスライド入力により形成された軌跡の長さ値が完全な前記第二の予め設定される形状の周長値に占める比をターゲット縮小割合として決定することを含んでもよく、それに応じて、上記ステップ1022は、具体的に、
前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を同じ前記ターゲット縮小割合に従って縮小することを含んでもよい。
【0045】
ここで、同様に、電子機器も第二のスライド入力のスライド過程において形成された軌跡の長さ値が完全な第二の予め設定される形状の周長値に占める比を検出することができる。
【0046】
例えば、第二の予め設定される形状は、円形であり、第二の予め設定される方向は、反時計回り方向である。第一の電子機器が、第二のスライド入力のスライド過程において形成された円形軌跡の長さ値が完全な円形軌跡の周長値に占める比が25%であることを検出し、即ちユーザが第二のスライド入力によって描画したのが1/4円形である場合、現在の画像の割合が原画像の割合の300%であれば、原画像の割合の275%に従って、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を縮小する。ユーザが第二のスライド入力によって描画したのが半分の円形、即ち1/2円形である場合、原画像の割合の250%に従って、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を縮小する。ユーザが第二のスライド入力によって描画したのが一つの完全な円形である場合、原画像の割合の200%に従って、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を縮小する。
【0047】
なお、クロップ待ちの画像及びクロップ枠を制限なく縮小することを回避するために、一つの最小縮小割合を設定する。
【0048】
また、例えば、第二の予め設定される形状は、矩形であり、第二の予め設定される方向は、反時計回り方向である。第一の電子機器が、第二のスライド入力のスライド過程において形成された矩形軌跡の長さ値が完全な矩形軌跡の周長値に占める比が50%であることを検出し、即ちユーザが第二のスライド入力によって描画した矩形の完成度が50%である場合、現在の画像の割合が原画像の割合の300%であれば、原画像の割合の250%に従って、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を縮小する。ユーザが第二のスライド入力によって描画したのが一つの完全な矩形である場合、原画像の割合の200%に従って、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を縮小する。
【0049】
さらに、例えば、第二の予め設定される形状は、正三角形であり、第二の予め設定される方向は、反時計回り方向である。第一の電子機器が、第二のスライド入力のスライド過程において形成された三角形軌跡の長さ値が完全な三角形軌跡の周長値に占める比が1/3であることを検出し、即ちユーザが第二のスライド入力によって描画した三角形の完成度が33.34%である場合、即ちユーザが三角形の一辺を描画しており、現在の画像の割合が原画像の割合の300%であれば、原画像の割合の266.66%に従って、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を縮小する。ユーザが第二のスライド入力によって描画したのが一つの完全な三角形である場合、原画像の割合の200%に従って、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を縮小する。
【0050】
なお、上記第一の予め設定される形状は、円形、矩形と三角形のみに限らず、他の形状であってもよく、ここで具体的に限定しない。
【0051】
図1に示される実施例に基づき、クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠の割合を調整した後、特に拡大した後、第一のスクリーンに一部のクロップ枠のみが表示される可能性があり、表示されるクロップ枠の枠線が、ユーザが精細化調整を行いたい画像領域に対応するエッジ部分でない場合、ユーザ需要を満たすために、一つの選択的な実現の形態として、ステップ102の後、ステップ103の前、本発明の方法は、
第三の入力を受信することをさらに含んでもよい。
【0052】
本ステップでは、第三の入力は、予め設置される入力である。選択的に、この第三の入力は、クリック入力、プッシュ入力、長押入力、ピンチイン入力、ドラッグ入力、スライド入力とスワイプ入力のうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限らない。すなわち、この第三の入力は、上記入力のうちの一つであってもよく、又はそのうちの二つ以上の入力の組み合わせ操作であってもよい。
【0053】
好ましくは、第三の入力は、第一のスクリーン又は第二のスクリーンに対するスワイプ入力である。
【0054】
前記第三の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を同時に移動させ、前記クロップ枠のターゲット枠線を前記第一のスクリーンのターゲット位置に表示させる。
【0055】
ユーザが、精細化クロップ操作が行われた後のクロップ枠で囲まれた画像領域の効果がユーザの要求を満たすか否かを見ることを容易にするために、同時に後続の可能な精細化調整を継続することを容易にするために、
図1に示される実施例に基づき、一つの選択的な実現の形態として、ステップ104の前、本発明の方法は、
前記第二のスクリーンに対する第四の入力を受信することをさらに含んでもよい。
【0056】
本ステップでは、第四の入力は、予め設置される入力である。選択的に、この第四の入力は、クリック入力、プッシュ入力、長押入力、ピンチイン入力、ドラッグ入力、スライド入力とスワイプ入力のうちの少なくとも一つを含んでもよいが、それらに限らない。すなわち、この第四の入力は、上記入力のうちの一つであってもよく、又はそのうちの二つ以上の入力の組み合わせ操作であってもよい。
【0057】
好ましくは、第四の入力は、第二のスクリーンに対するダブルクリック入力である。
【0058】
前記第四の入力に応答して、割合に従ってスケーリングされた後の前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさそれぞれを割合スケーリングされる前の前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさに回復して、前記第一のスクリーンに表示させる。
【0059】
本ステップでは、割合に従ってスケーリングされた後の前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさそれぞれを割合スケーリングされる前の前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさに回復することは、つまり画像割合を第四の入力を経て自動的に100%に変え、クロップ待ちの画像の原画像の割合に回復することである。
【0060】
選択的に、前記第二のスクリーンは、前記第一のスクリーンと離反するスクリーンである。
【0061】
ここで、例えば、電子機器は、ダブルスクリーンの電子機器であり、第一のスクリーンは、正面スクリーンであり、第二のスクリーンは、背面スクリーンであり、又は、さらに、例えば、電子機器は、折り畳みスクリーンの電子機器であり、折り畳みスクリーンが外に折り畳まれた後、正面スクリーンと背面スクリーンの状態を呈している。このように、ユーザが片手で電子機器を操作することが便利になる。
【0062】
図2から
図6に示すように、一例について本発明の方法の具体的な実施過程を説明する。この例の電子機器は、ダブルスクリーンの電子機器である。
【0063】
ステップS1、第一のユーザ操作によって、写真編集ページに入るように電子機器を制御し、背面スクリーンに対する第二のユーザ操作によって、精細化操作モードをオンにする。
【0064】
ここで、第二のユーザ操作は、ユーザの背面スクリーンでのトリプルクリック入力であってもよい。
【0065】
図2、
図4と
図6に示すように、電子機器の正面スクリーンである。
図3と
図5に示すように、電子機器の背面スクリーンである。
【0066】
ここで、
図2に示すように、写真編集ページには、クロップ待ちの写真1及びクロップ枠2が表示されている。
【0067】
なお、ユーザが背面スクリーンで迅速にトリプルクリックして精細化操作モードをオンにすることは、このモードをオンにする方法であり、例えばボタン、正面スクリーンフローティングボール、メニューのプルダウン、機能バーのプルアップなどの他の方法によって精細化操作モードをオンにしてもよい。
【0068】
ステップS2、ユーザが背面スクリーンで時計回りに輪を描く操作を行うことによって、クロップ待ちの写真及びクロップ枠の相対位置が変わらないまま、クロップ待ちの写真及びクロップ枠を同じ拡大割合に従って拡大する。
【0069】
なお、ユーザの人差し指は、背面スクリーンで時計回りに一つの完全な輪を描き、写真拡大モードをオンにする。
図3に示すように、ユーザの人差し指が輪を描いた後に輪を描き続ける場合、クロップ待ちの写真及びクロップ枠を拡大するステップを実行し始める。
【0070】
ここで、デフォルトで、時計回りに一つの輪を描いたことを検出すると、拡大モードをオンにすることになり、一番目の輪を描く期間、写真が拡大されなく、一番目の輪の描きが終了してから、描かれた輪のパーセントを検出し、描かれた輪のパーセントに基づき、写真の拡大倍数を調整する。
【0071】
例えば、1/4輪を描いた場合、写真は、125%拡大され、1/2輪を描いた場合、写真は、150%拡大され、3/4輪を描いた場合、写真は、175%拡大され、二回目の輪を描いて完了した場合、200%拡大され、クロップ待ちの写真が最大拡大倍数に達するまで輪を描き続ける。写真が拡大されると、クロップ枠の範囲は、写真とともに拡大されるが、クロップ枠の枠線の線の太さは、変わらない。
【0072】
例えば、
図4には、
図2に示される拡大後の概略図が示されている。クロップ待ちの写真が拡大された後、インターフェースに一部のクロップ枠のみが表示され、正面スクリーンでのユーザ操作によって適切な位置にクロップ枠を移動させてもよく、背面スクリーンで操作するユーザの操作によって適切な位置にクロップ枠を移動させてもよい。
【0073】
ステップS3、予め設定される時間帯内にユーザが背面スクリーンタッチ領域をタッチするタッチ操作を検出していない場合、正面スクリーンは、現在の状態を保存する。
【0074】
例えば、ユーザは、人差し指を緩めることができ、この場合、正面スクリーンは、最後にタッチした状態に保存される。
【0075】
ステップS4、背面スクリーンに対する第三のユーザ操作によって、クロップ待ちの写真及びクロップ枠を同時に移動させ、クロップ枠のターゲット枠線を適切な位置に移動させる。
【0076】
ここで、ユーザの人差し指は、背面スクリーンタッチ領域でスライドし、正面スクリーンの表示部分は、それとともに変化する。
図5に示すように、ユーザの人差し指が背面スクリーンタッチ領域で背面スクリーンの左にスライドし、正面スクリーンのインターフェースが右に
図6に示す位置に並進される。そのうち、クロップ待ちの写真及びクロップ枠は、同時に並進される。
【0077】
なお、ユーザの人差し指の背面スクリーンでの移動方向は、背面に対するものであり、画面を透明画面と見なすことができ、人差し指が、ガラスの背面で移動し、正面ガラスから見た移動方向は、左右逆であり、上下同じであり、例えば、人差し指が背面で左に移動し、正面からみたのは、右に移動することであり、人差し指が背面で上に移動し、正面からみたのも上に移動することである。人差し指は、背面スクリーンの任意の方向にスライドでき、正面スクリーンの表示部分もそれとともに変化する。
【0078】
その後、ターゲット枠線に対する第四のユーザ操作によって、前記クロップ待ちの写真の表示位置が変わらないまま、ターゲット枠線の位置を調整する。この場合、クロップ枠の大きさは変化し、即ちクロップ枠で囲まれた領域のエッジ部分に対して精細化調整を行う。
【0079】
ステップS5、ユーザが背面スクリーンで反時計回りに輪を描く操作によって、クロップ待ちの写真及びクロップ枠の相対位置が変わらないまま、クロップ待ちの写真及びクロップ枠を同じ縮小割合に従って縮小する。
【0080】
ここで、ユーザの人差し指は、背面スクリーンで反時計回りに一つの完全な輪を描き、写真縮小モードをオンにし、ユーザの人差し指が輪を描いた後に輪を描き続ける場合、クロップ待ちの写真及びクロップ枠を縮小するステップを実行し始める。
【0081】
ここで、デフォルトで反時計回りに一つの輪を描いたことを検出すると、縮小モードをオンにすることになり、一番目の輪を描く期間、写真は、縮小されなく、一番目の輪を描いてから、描かれた輪のパーセントを検出し、描かれた輪のパーセントに基づき、写真の縮小倍数を調整する。
【0082】
例えば、現在の写真の割合は、原画像の割合の300%であり、1/4輪を描いた場合、写真の割合は、275%であり、1/2輪を描いた場合、写真の割合は、250%であり、3/4輪を描いた場合、写真の割合は、225%であり、二回目の輪を描いて完了した場合、写真の割合は、200%であり、写真が最小縮小倍数に達するまで輪を描き続ける。写真が縮小される場合、クロップ枠の範囲は、写真とともに縮小されるが、クロップ枠の枠線の線の太さは、変わらない。
【0083】
なお、ステップS5とステップS3は、二つの並列に実行するステップであり、S3ステップにおいてユーザが拡大しすぎると感じるように割合を拡大してもよく、S5を実行して割合を調整してもよい。
【0084】
ステップS6、背面スクリーンに対する第五のユーザ操作によって、写真の割合は、現在の割合と100%との間で切り替わる。
【0085】
ここで、選択的に、第五のユーザ操作は、ユーザの背面スクリーンでのダブルクリック入力であってもよい。
【0086】
ステップS7、背面スクリーンに対する第二のユーザ操作によって、精細化操作モードをオフにする。
【0087】
ここで、第二のユーザ操作は、ユーザの背面スクリーンでのトリプルクリック入力であってもよく、ユーザの人差し指は、背面スクリーンでトリプルクリックして精細化操作モードを終了し、精細化操作モードを終了した後、写真の割合は、自動的に100%に変わる。
【0088】
本発明の実施例の画像クロップ方法は、第一のスクリーンにクロップ待ちの画像が表示され、且つクロップ待ちの画像にクロップ枠が表示されている場合、第二のスクリーンに対する第一の入力を受信し、第一の入力に応答して、クロップ待ちの画像とクロップ枠との相対位置が変わらないまま、前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じスケーリング割合に従って調整し、第一のスクリーンに表示されているクロップ枠のターゲット枠線に対する第二の入力を受信し、第二の入力に応答して、クロップ待ちの画像の表示位置が変わらないまま、ターゲット枠線の位置を調整し、クロップ待ちの画像をクロップする。このように、ユーザがクロップ枠に対して上下左右に繰り返し移動操作を行う必要がなく、簡単にクロップ操作を行うことによって、画像に対する精細化クロップを実現することができ、且つ比較的に良いクロップ効果を達成し、画像に対するユーザのクロップ需要を満たし、ユーザのクロップ操作の体験を向上させることができる。
【0089】
上記方法に基づき、本発明の実施例は、上記方法を実現するための電子機器を提供する。
【0090】
図7に示すように、
図7は、本発明の実施例による電子機器の構造概略図である。本発明の実施例は、第一のスクリーンと第二のスクリーンとを含む電子機器700を提供し、
前記第一のスクリーンにクロップ待ちの画像が表示され、且つ前記クロップ待ちの画像にクロップ枠が表示されている場合、前記第二のスクリーンに対する第一の入力を受信するための第一の受信モジュール701と、
前記第一の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像と前記クロップ枠との相対位置が変わらないまま、前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じスケーリング割合に従って調整するための調整モジュール702と、
前記第一のスクリーンに表示されている前記クロップ枠のターゲット枠線に対する第二の入力を受信するための第二の受信モジュール703と、
前記第二の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像の表示位置が変わらないまま、前記ターゲット枠線の位置を調整し、前記クロップ待ちの画像をクロップするためのクロップモジュール704とを含んでもよい。
【0091】
選択的に、前記調整モジュール702は、
前記第一の入力に基づき、ターゲットスケーリング割合を決定するためのスケーリング割合決定ユニットと、
前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じ前記ターゲットスケーリング割合に従って調整するための調整ユニットとを含む。
【0092】
選択的に、前記第一の入力は、第一の予め設定される方向に沿ってスライドして少なくとも一部の第一の予め設定される形状軌跡を形成する第一のスライド入力であり、前記スケーリング割合決定ユニットは、具体的に、
前記第一のスライド入力により形成された軌跡の長さ値が完全な前記第一の予め設定される形状の周長値に占める比をターゲット拡大割合として決定するために用いられる。
【0093】
それに応じて、前記調整ユニットは、具体的に、
前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を同じ前記ターゲット拡大割合に従って拡大するために用いられる。
【0094】
選択的に、前記第一の入力は、第二の予め設定される方向に沿ってスライドして少なくとも一部の第二の予め設定される形状軌跡を形成する第二のスライド入力であり、前記スケーリング割合決定ユニットは、具体的に、
前記第二のスライド入力により形成された軌跡の長さ値が完全な前記第二の予め設定される形状の周長値に占める比をターゲット縮小割合として決定するために用いられる。
【0095】
前記調整ユニットは、具体的に、
前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を同じ前記ターゲット縮小割合に従って縮小するために用いられる。
【0096】
本発明の実施例の電子機器は、
前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じスケーリング割合に従って調整した後、前記第一のスクリーンに表示されている前記クロップ枠のターゲット枠線に対する第二の入力を受信する前に、第三の入力を受信するための第三の受信モジュールと、
前記第三の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像及び前記クロップ枠を同時に移動させ、前記クロップ枠のターゲット枠線を前記第一のスクリーンのターゲット位置に表示させるための第一の表示モジュールとをさらに含んでもよい。
【0097】
本発明の実施例の電子機器は、
前記第二の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像の表示位置が変わらないまま、前記ターゲット枠線の位置を調整し、前記クロップ待ちの画像をクロップする前に、前記第二のスクリーンに対する第四の入力を受信するための第四の受信モジュールと、
前記第四の入力に応答して、割合に従ってスケーリングされた後の前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさそれぞれを割合スケーリングされる前の前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさに回復して、前記第一のスクリーンに表示させるための第二の表示モジュールとをさらに含んでもよい。
【0098】
本発明の実施例による電子機器は、
図1から
図6の方法の実施例において電子機器によって実現された各プロセスを実現することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0099】
本発明の実施例による電子機器は、第一の受信モジュールが、第一のスクリーンにクロップ待ちの画像が表示され、且つクロップ待ちの画像にクロップ枠が表示されている場合、第二のスクリーンに対する第一の入力を受信し、調整モジュールが、第一の入力に応答して、クロップ待ちの画像とクロップ枠との相対位置が変わらないまま、前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じスケーリング割合に従って調整し、第二の受信モジュールが、第一のスクリーンに表示されているクロップ枠のターゲット枠線に対する第二の入力を受信し、クロップモジュールが、第二の入力に応答して、クロップ待ちの画像の表示位置が変わらないまま、ターゲット枠線の位置を調整し、クロップ待ちの画像をクロップする。このように、ユーザがクロップ枠に対して上下左右に繰り返し移動操作を行う必要がなく、簡単にクロップ操作を行うことによって、画像に対する精細化クロップを実現することができ、且つ比較的に良いクロップ効果を達成し、画像に対するユーザのクロップ需要を満たし、ユーザのクロップ操作の体験を向上させることができる。
【0100】
図8は、本発明の各実施例を実現する電子機器のハードウェア構造概略図である。
【0101】
この電子機器800は、第一のスクリーンと第二のスクリーンとを含み、無線週波数ユニット801、ネットワークモジュール802、オーディオ出力ユニット803、入力ユニット804、センサ805、表示ユニット806、ユーザ入力ユニット807、インターフェースユニット808、メモリ809、プロセッサ810、及び電源811などの部品をさらに含むが、それらに限らない。当業者が理解できるように、
図8に示す電子機器構造は、電子機器に対する限定を構成しない。電子機器は、図示された部品の数よりも多く又は少ない部品、又はなんらかの部品の組み合わせ、又は異なる部品の配置を含んでもよい。本発明の実施例において、電子機器は、携帯電話、タブレットパソコン、ノートパソコン、パームトップコンピュータ、車載端末機器、ウェアラブルデバイス、及び歩数計などを含むが、それらに限らない。
【0102】
そのうち、前記第一のスクリーンにクロップ待ちの画像が表示され、且つ前記クロップ待ちの画像にクロップ枠が表示されている場合、前記第二のスクリーンに対する第一の入力を受信し、前記第一の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像と前記クロップ枠との相対位置が変わらないまま、前記クロップ待ちの画像の大きさ及び前記クロップ枠の大きさを同じスケーリング割合に従って調整し、前記第一のスクリーンに表示されている前記クロップ枠のターゲット枠線に対する第二の入力を受信し、前記第二の入力に応答して、前記クロップ待ちの画像の表示位置が変わらないまま、前記ターゲット枠線の位置を調整し、前記クロップ待ちの画像をクロップする。
【0103】
本発明の実施例では、ユーザがクロップ枠に対して上下左右に繰り返し移動操作を行う必要がなく、簡単にクロップ操作を行うことによって、画像に対する精細化クロップを実現することができ、且つ比較的に良いクロップ効果を達成し、画像に対するユーザのクロップ需要を満たし、ユーザのクロップ操作の体験を向上させることができる。
【0104】
理解すべきことは、本発明の実施例では、無線週波数ユニット801は、情報の送受信又は通話中の信号の送受信に用いられてもよい。具体的には、基地局からの下りリンクのデータを受信してから、プロセッサ810に処理させ、また、上りリンクのデータを基地局に送信する。一般的には、無線週波数ユニット801は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。なお、無線週波数ユニット801は、無線通信システムやネットワークを介して他の機器との通信を行ってもよい。
【0105】
電子機器は、ネットワークモジュール802によってユーザに無線のブロードバンドインターネットアクセスを提供し、例えば、ユーザへの電子メールの送受信、ウェブページの閲覧とストリーミングメディアへのアクセスなどを支援する。
【0106】
オーディオ出力ユニット803は、無線週波数ユニット801又はネットワークモジュール802によって受信された又はメモリ809に記憶されたオーディオデータをオーディオ信号に変換して、音声として出力することができる。そして、オーディオ出力ユニット803は、電子機器800によって実行された特定の機能に関連するオーディオ出力(例えば、呼び信号受信音、メッセージ着信音など)をさらに提供することができる。オーディオ出力ユニット803は、スピーカ、ブザー及び受話器などを含む。
【0107】
入力ユニット804は、オーディオ又はビデオ信号を受信するために用いられる。入力ユニット804は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)8041とマイクロホン8042とを含んでもよく、グラフィックスプロセッサ8041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。処理された画像フレームは、表示ユニット806上に表示されてもよい。グラフィックスプロセッサ8041によって処理された画像フレームは、メモリ809(又は他の記憶媒体)に記憶されてもよく、又は無線週波数ユニット801又はネットワークモジュール802によって送信されてもよい。マイクロホン8042は、音声を受信することができるとともに、このような音声をオーディオデータとして処理することができる。処理されたオーディオデータは、電話の通話モードにおいて、無線週波数ユニット801を介して移動通信基地局に送信することが可能なフォーマットに変換して出力されてもよい。
【0108】
電子機器800は、少なくとも一つのセンサ805、例えば光センサ、モーションセンサ及び他のセンサをさらに含む。具体的には、光センサは、環境光センサ及び接近センサを含み、そのうち、環境光センサは、環境光の明暗に応じて、表示パネル8061の輝度を調整することができ、接近センサは、電子機器800が耳元に移動した時、表示パネル8061及び/又はバックライトをオフにすることができる。モーションセンサの一種として、加速度計センサは、各方向(一般的には、三軸)での加速度の大きさを検出することができ、静止時、重力の大きさ及び方向を検出することができ、識別移動電子機器姿勢(例えば縦横スクリーン切り替え、関連ゲーム、磁力計姿勢キャリブレーション)、振動識別関連機能(例えば歩数計、タップ)などに用いられてもよい。センサ805は、指紋センサ、圧力センサ、虹彩センサ、分子センサ、ジャイロ、気圧計、湿度計、温度計、赤外線センサなどをさらに含んでもよい。ここでこれ以上説明しない。
【0109】
表示ユニット806は、ユーザによって入力された情報又はユーザに提供される情報を表示するために用いられる。表示ユニット806は、表示パネル8061を含んでもよく、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display、LCD)、有機発光ダイオード(Organic Light-Emitting Diode、OLED)などの形式で表示パネル8061が配置されてもよい。
【0110】
ユーザ入力ユニット807は、入力された数字又はキャラクタ情報の受信、及び移動電子機器のユーザによる設置及び機能制御に関するキー信号入力の発生に用いられてもよい。具体的には、ユーザ入力ユニット807は、タッチパネル8071及び他の入力機器8072を含む。タッチパネル8071は、タッチスクリーンとも呼ばれ、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作(例えばユーザが指、タッチペンなどの任意の適切な物体又は付属品を使用してタッチパネル8071上又はタッチパネル8071付近で行う操作)を収集することができる。タッチパネル8071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。そのうち、タッチ検出装置は、ユーザによるタッチ方位を検出し、タッチ操作による信号を検出し、信号をタッチコントローラに伝送し、タッチコントローラは、タッチ検出装置からタッチ情報を受信し、それをタッチポイント座標に変換してから、プロセッサ810に送信し、プロセッサ810から送信されてきたコマンドを受信して実行する。なお、抵抗式、静電容量式、赤外線及び表面音波などの様々なタイプを採用してタッチパネル8071を実現してもよい。タッチパネル8071以外、ユーザ入力ユニット807は、他の入力機器8072をさらに含んでもよい。具体的には、他の入力機器8072は、物理的なキーボード、機能キー(例えば、ボリューム制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らない。ここでこれ以上説明しない。
【0111】
更に、タッチパネル8071は、表示パネル8061上に覆われてもよい。タッチパネル8071は、その上又は付近でのユーザによるタッチ操作を検出すると、プロセッサ810に伝送して、タッチイベントのタイプを特定し、その後、プロセッサ810は、タッチイベントのタイプに応じて表示パネル8061上で該当する視覚出力を提供する。
図8において、タッチパネル8071と表示パネル8061は、二つの独立した部品として移動電子機器の入力と出力機能を実現するものであるが、なんらかの実施例において、タッチパネル8071と表示パネル8061を集積して移動電子機器の入力と出力機能を実現してもよい。具体的には、ここで限定しない。
【0112】
インターフェースユニット808は、外部装置と電子機器800との接続のためのインターフェースである。例えば、外部装置は、有線又は無線ヘッドフォンポート、外部電源(又は電池充電器)ポート、有線又は無線データポート、メモリカードポート、識別モジュールを有する装置への接続用のポート、オーディオ入力/出力(I/O)ポート、ビデオI/Oポート、イヤホンポートなどを含んでもよい。インターフェースユニット808は、外部装置からの入力(例えば、データ情報、電力など)を受信するとともに、受信した入力を電子機器800内の一つ又は複数の素子に伝送するために用いられてもよく、又は電子機器800と外部装置との間でデータを伝送するために用いられてもよい。
【0113】
メモリ809は、ソフトウェアプログラム及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ809は、主にプログラム記憶領域及びデータ記憶領域を含んでもよい。そのうち、プログラム記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができ、データ記憶領域は、携帯電話の使用によって作成されるデータ(例えば、オーディオデータ、電話帳など)などを記憶することができる。なお、メモリ809は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリ、例えば少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスをさらに含んでもよい。
【0114】
プロセッサ810は、移動電子機器の制御センターであり、様々なインターフェースと線路によって移動電子機器全体の各部分に接続され、メモリ809に記憶されたソフトウェアプログラム及び/又はモジュールを運行又は実行すること、及びメモリ809に記憶されたデータを呼び出し、移動電子機器の様々な機能を実行し、データを処理することにより、移動電子機器全体をモニタリングする。プロセッサ810は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。好ましくは、プロセッサ810は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを集積してもよい。そのうち、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインターフェース及びアプリケーションプログラムなどを処理するためのものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するためのものである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ810に集積されなくてもよい。
【0115】
電子機器800は、各部品に電力を供給する電源811(例えば電池)をさらに含んでもよく、好ましくは、電源811は、電源管理システムによってプロセッサ810にロジック的に接続されてもよく、それにより、電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。
【0116】
また、電子機器800は、いくつかの示されていない機能モジュールを含む。ここでこれ以上説明しない。
【0117】
好ましくは、本発明の実施例は、電子機器をさらに提供する。前記電子機器は、プロセッサ810と、メモリ809と、メモリ809に記憶され、且つプロセッサ810上で運行しできるコンピュータプログラムとを含み、このコンピュータプログラムがプロセッサ810によって実行される時に、上記画像クロップ方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0118】
本発明の実施例は、コンピュータ可読記憶媒体をさらに提供する。コンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが記憶されており、このコンピュータプログラムがプロセッサによって実行される時、上記画像クロップ方法の実施例の各プロセスを実現させ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。そのうち、前記コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどである。
【0119】
なお、本明細書では、「包括」、「包含」という用語又はその他の任意の変形は、非排他的な「包含」を意図的にカバーするものであり、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。
【0120】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように、上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されてもよい。無論、ハードウェアによっても実現されるが、多くの場合、前者は、好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本発明の技術案は、実質には又は従来の技術に寄与した部分がソフトウェア製品の形式によって表われてもよい。このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の電子機器(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本発明の各実施例に記載の方法を実行するための若干の命令を含む。
【0121】
以上は、添付図面を結び付けながら、本発明の実施例について記述したが、本発明は、上述した具体的な実施の形態に限らない。上述した具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本発明の示唆で、本発明の趣旨と請求項に保護される範囲から逸脱しない場合、多くの形式を行うこともでき、いずれも本発明の保護内に属する。