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特許7446451ライブ配信データの表示方法、装置、設備及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-29
(45)【発行日】2024-03-08
(54)【発明の名称】ライブ配信データの表示方法、装置、設備及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04N 21/488 20110101AFI20240301BHJP
   H04N 21/482 20110101ALI20240301BHJP
【FI】
H04N21/488
H04N21/482
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2022548576
(86)(22)【出願日】2021-05-25
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-03-30
(86)【国際出願番号】 CN2021095799
(87)【国際公開番号】W WO2021238913
(87)【国際公開日】2021-12-02
【審査請求日】2022-08-10
(31)【優先権主張番号】202010462711.6
(32)【優先日】2020-05-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】スン,ハン
(72)【発明者】
【氏名】ホア,ヤンティン
(72)【発明者】
【氏名】シ,シャオレイ
(72)【発明者】
【氏名】ジー,ポンフェイ
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ユイチェン
【審査官】鈴木 隆夫
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-197411(JP,A)
【文献】特許第6545349(JP,B1)
【文献】特開2019-165505(JP,A)
【文献】特開2019-164617(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第107071501(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第109348237(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第107959860(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00-21/858
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ライブ配信データの表示方法であって、
リソースに対する表示要求に応答し、前記リソースに対応するライブ配信ルームの識別子を取得することと、
前記ライブ配信ルームの識別子に対応するライブ配信ルームの第1ライブ配信状態を確認することと、
前記第1ライブ配信状態がライブ配信中である場合、前記リソースの表示インターフェースにおいて前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することと、を含む
ライブ配信データの表示方法。
【請求項2】
前記リソースの表示インターフェースにおいて前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することは、
前記リソースの表示インターフェースにおける所定のライブ配信アセンブリを利用し、前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することを含み、前記所定のライブ配信アセンブリが前記ライブ配信ルームに入るようにトリガーするためのものである
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ライブ配信データはライブ配信観覧者数、ライブ配信コメント数及びライブ配信プレゼント数から選ばれた少なくとも1つを含み、前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することは、
所定の周期で前記ライブ配信観覧者数、前記ライブ配信コメント数及び前記ライブ配信プレゼント数から選ばれた少なくとも1つを動的且つ漸増的に表示することを含む
請求項1又は2に記載の方法。
【請求項4】
前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することは、
前記ライブ配信観覧者数、前記ライブ配信コメント数及び前記ライブ配信プレゼント数のうちの少なくとも1つのライブ配信データが対応の所定数に達する場合、前記少なくとも1つのライブ配信データを表示することを含む
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1ライブ配信状態がライブ配信中である場合、前記リソースの表示インターフェースにおいて前記ライブ配信ルームに入るように指示してトリガーするためのライブ配信ルーム入りボタンを表示することを更に含む請求項1~4のいずれか1項に記載の方法。
【請求項6】
前記リソースの表示インターフェースにおいて前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示した後、前記方法は更に、
前記リソースに対するライブ配信ルーム状態更新要求に応答し、前記リソースに対応するライブ配信ルームの第2ライブ配信状態を取得することと、
前記第2ライブ配信状態に応じ、前記リソースの表示インターフェースを更新することと、を含む
請求項1~5のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記リソースに対するライブ配信ルーム状態更新要求に応答し、前記リソースに対応するライブ配信ルームの第2ライブ配信状態を取得することは、
前記リソースの表示インターフェースにおけるいずれかのライブ配信ルーム入口に対するトリガー操作に応答し、前記ライブ配信ルーム入口に対応するライブ配信ルームの第2ライブ配信状態を取得することを含み、
前記第2ライブ配信状態に応じ、前記リソースの表示インターフェースを更新することは、
前記第2ライブ配信状態がライブ配信終了である場合、前記リソースの表示インターフェースにおいてライブ配信終了をユーザーに提示するためのカバー層を表示することを含む
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記リソースに対する切り替え操作に応答し、前記リソースの表示インターフェースにおける現在表示中のライブ配信データを記録することと、
前記リソースに対するリターン操作を受信した場合、記録された前記現在表示中のライブ配信データに基づいて前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することと、を更に含む
請求項1~7のいずれか1項に記載の方法。
【請求項9】
前記リソースに対応するライブ配信ルームの識別子は少なくとも2つのライブ配信ルームの識別子を含み、前記リソースの表示インターフェースにおいて前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することは、
前記リソース表示インターフェースに、前記少なくとも2つのライブ配信ルームの識別子にそれぞれ対応するライブ配信ルームのライブ配信データを表示することを含む
請求項1~8のいずれか1項に記載の方法。
【請求項10】
ライブ配信データの表示装置であって、
リソースに対する表示要求に応答し、前記リソースに対応するライブ配信ルームの識別子を取得するための取得モジュールと、
前記ライブ配信ルームの識別子に対応するライブ配信ルームの第1ライブ配信状態を確認するための確認モジュールと、
前記第1ライブ配信状態がライブ配信中である場合、前記リソースの表示インターフェースにおいて前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示するための表示モジュールと、を備える
ライブ配信データの表示装置。
【請求項11】
命令が記憶され、前記命令が端末装置において実行されるとき、前記端末装置が請求項1~9のいずれか1項に記載の方法を実行できるようにするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項12】
メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されるコンピュータプログラムと、を備え、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、請求項1~9のいずれか1項に記載の方法を実行することができる設備。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
〔関連出願の相互参照〕
すべての目的のために、本願は2020年5月27日に提出した中国特許出願第202010462711.6号の優先権を主張し、該中国特許出願の全内容が本願の一部として援用される。
〔技術分野〕
【0002】
本開示はライブ配信データの表示方法、装置、設備及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
ライブ配信が絶えず浸透するにつれ、ライブ配信形式は徐々に様々なリソースに結合されるように試みている。ビデオ広告を例とし、ユーザーがビデオ広告を見る過程において、該ビデオ広告における製品がライブ配信されている場合、ユーザーはビデオ広告におけるライブ配信入口によりライブ配信ルームに入ってライブ配信を見ることができる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
本開示の少なくとも1つの実施例はライブ配信データの表示方法を提供し、前記方法は、
リソースに対する表示要求に応答し、前記リソースに対応するライブ配信ルームの識別子を取得することと、
前記ライブ配信ルームの識別子に対応するライブ配信ルームの第1ライブ配信状態を決定することと、
前記第1ライブ配信状態がライブ配信中である場合、前記リソースの表示インターフェースにおいて前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することと、を含む。
【0005】
1つの選択可能な実施形態では、前記リソースの表示インターフェースにおいて前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することは、
前記リソースの表示インターフェースにおける所定のライブ配信アセンブリを利用し、前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することを含み、前記所定のライブ配信アセンブリが前記ライブ配信ルームに入るようにトリガーするためのものである。
【0006】
1つの選択可能な実施形態では、前記ライブ配信データはライブ配信観覧者数、ライブ配信コメント数及び/又はライブ配信プレゼント数を含み、前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することは、
所定の周期で前記ライブ配信観覧者数、前記ライブ配信コメント数及び/又は前記ライブ配信プレゼント数を動的且つ漸増的に表示することを含む。
【0007】
1つの選択可能な実施形態では、前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することは、
前記ライブ配信観覧者数、前記ライブ配信コメント数及び前記ライブ配信プレゼント数のうちの少なくとも1つのライブ配信データが対応の所定数に達する場合、前記少なくとも1つのライブ配信データを表示することを含む。
【0008】
1つの選択可能な実施形態では、前記方法は更に、
前記第1ライブ配信状態がライブ配信中である場合、前記リソースの表示インターフェースにおいて、前記ライブ配信ルームに入るように指示し且つトリガーするためのライブ配信ルーム入りボタンを表示することを含む。
【0009】
1つの選択可能な実施形態では、前記リソースの表示インターフェースにおいて前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示した後で、前記方法は更に、
前記リソースに対するライブ配信ルーム状態の更新要求に応答し、前記リソースに対応するライブ配信ルームの第2ライブ配信状態を取得することと、
前記第2ライブ配信状態に応じ、前記リソースの表示インターフェースを更新することと、を含む。
【0010】
1つの選択可能な実施形態では、前記リソースに対するライブ配信ルーム状態の更新要求に応答し、前記リソースに対応するライブ配信ルームの第2ライブ配信状態を取得することは、
前記リソースの表示インターフェースにおけるいずれかのライブ配信ルーム入口に対するトリガー操作に応答し、前記ライブ配信ルーム入口に対応するライブ配信ルームの第2ライブ配信状態を取得することを含み、
前記第2ライブ配信状態に応じ、前記リソースの表示インターフェースを更新することは、
前記第2ライブ配信状態がライブ配信終了である場合、前記リソースの表示インターフェースにおいてライブ配信終了をユーザーに提示するためのカバー層を表示することを含む。
【0011】
1つの選択可能な実施形態では、前記方法は更に、
前記リソースに対する切り替え操作に応答し、前記リソースの表示インターフェースにおける現在表示中のライブ配信データを記録することと、前記リソースに対するリターン操作を受信した場合、記録された前記現在表示中のライブ配信データに基づいて前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することと、を含む。
【0012】
1つの選択可能な実施形態では、前記リソースに対応するライブ配信ルームの識別子は少なくとも2つのライブ配信ルームの識別子を含み、前記リソースの表示インターフェースにおいて前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することは、
前記リソース表示インターフェースにおいて、前記少なくとも2つのライブ配信ルームの識別子にそれぞれ対応するライブ配信ルームのライブ配信データを表示することを含む。
【0013】
本開示の少なくとも1つの実施例は更にライブ配信データの表示装置を提供し、前記装置は、
いずれかのリソースに対する表示要求に応答し、前記リソースに対応するライブ配信ルームの識別子を取得するための取得モジュールと、
前記ライブ配信ルームの識別子に対応するライブ配信ルームの第1ライブ配信状態を決定するための決定モジュールと、
前記第1ライブ配信状態がライブ配信中である場合、前記リソースの表示インターフェースにおいて前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示するための表示モジュールと、を備える。
【0014】
本開示の少なくとも1つの実施例は更にコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体に命令が記憶され、前記命令が端末装置に実行されるとき、前記端末装置が上記いずれか1項に記載の方法を実行できるようにする。
【0015】
本開示の少なくとも1つの実施例は更に設備を提供し、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されるコンピュータプログラムと、を含み、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するとき、上記いずれか1項に記載の方法を実行することができる。
【0016】
ここの図面は明細書に合せされ本明細書の一部を構成し、本開示に適合する実施例を示し、明細書と共に本開示の原理を解釈するのに用いられる。
【0017】
本開示の実施例又は従来技術の技術案をより明確に説明するために、以下、実施例又は従来技術の記載に必要な図面を簡単に説明するが、当然ながら、当業者であれば、創造的な労力を要することなく、更にこれらの図面に基づいて他の図面を取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1図1は本開示の実施例に係るライブ配信データの表示方法のフローチャートである。
図2図2は本開示の実施例に係るビデオ広告の表示インターフェースの模式図である。
図3図3は本開示の実施例に係る他のライブ配信データの表示方法のフローチャートである。
図4図4は本開示の実施例に係る他のビデオ広告の表示インターフェースの模式図である。
図5図5は本開示の実施例に係るライブ配信データの表示装置の構造模式図である。
図6図6は本開示の実施例に係るライブ配信データの表示設備の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本開示の上記目的、特徴及び利点をより明確に理解できるために、以下に本開示の解決手段を更に説明する。なお、衝突しない限り、本開示の実施例及び実施例の特徴は互いに組み合わせられることができる。
【0020】
以下の説明において本開示を十分に理解するように多くの具体的な細部を詳述したが、本開示は更にここに説明される方式と異なる他の方式を用いて実施されてもよく、無論、明細書における実施例は本開示の実施例の一部であり、実施例の全部ではない。
【0021】
発明者は、ユーザーがビデオ広告を見る過程において、ライブ配信ルームに入らないと、ライブ配信ルームのライブ配信関連情報を得られず、そして、ユーザーがライブ配信ルームのライブ配信関連情報を得られない場合に直接にライブ配信ルームに入ると、ユーザーが入ったライブ配信ルームに興味がない可能性が高く、このため、ユーザー体験が比較的悪いことを認識した。
【0022】
現在、様々なリソースの表示はライブ配信形式と組み合わせてもよく、例えば、ビデオ広告の表示過程において、ユーザーはビデオ広告の表示インターフェースにおけるライブ配信ルーム入口によりライブ配信ルームに入ってライブ配信を見ることができ、単一のビデオ広告とライブ配信ルームとの組み合わせを実現し、ビデオ広告はユーザーに表示機能を提供できるだけでなく、ユーザーがビデオ広告に対応するライブ配信ルームに入るための入口を提供することもできるようにする。
【0023】
しかしながら、現在のビデオ広告表示インターフェースにおいてライブ配信ルームの情報を示すことがなく、ビデオ広告を見ているユーザーがライブ配信ルームに入ることに期待がなく、ライブ配信ルームに入らない場合にライブ配信ルームのライブ配信関連情報も得られないようにし、ユーザーがライブ配信関連情報を得られない場合に興味のないライブ配信ルームに入ることによるユーザー体験が比較的悪い問題を引き起こす恐れがある。
【0024】
本開示はライブ配信データの表示方法を提供し、いずれかのリソースに対する表示要求を受信した場合、該リソースに対応するライブ配信ルームの識別子を取得し、次に該ライブ配信ルームの識別子に対応するライブ配信ルームのライブ配信状態を確認し、ライブ配信状態がライブ配信中である場合、該ライブ配信ルームのライブ配信データを取得し、最終的に該リソースの表示インターフェースにおいて該ライブ配信データを表示する。本開示は、リソースの表示インターフェースにおいてライブ配信ルームのライブ配信データを表示することにより、ユーザーが該リソースを閲覧する過程において、ライブ配信ルームに入らない場合でライブ配信ルームのライブ配信関連情報を予め得られるようにし、更にユーザーは得たライブ配信関連情報に基づいてライブ配信ルームに入る必要があるかどうかを判断することができ、ユーザーがライブ配信関連情報を得られない場合で興味のないライブ配信ルームに入ることによるユーザー体験が悪い問題を回避する。
【0025】
本開示の実施例はライブ配信データの表示方法を提供し、図1は本開示の実施例に係るライブ配信データの表示方法のフローチャートである。図1を参照し、該ライブ配信データの表示方法はステップS101~ステップS103を含む。
【0026】
S101、リソースに対する表示要求に応答し、前記リソースに対応するライブ配信ルームの識別子を取得する。
【0027】
本開示の実施例に係るライブ配信データの表示方法はクライアント端末に適用されてよく、本開示の実施例におけるリソースはビデオリソース、オーディオリソース、ピクチャリソース、ドキュメントリソース等を含んでもよく、例えば、ビデオリソースはビデオ広告、ショートビデオ等であってもよく、ビデオ広告はスプラッシュ広告等を含んでもよく、具体的に、スプラッシュ広告とはアプリケーションプログラム又はホームページを起動した際に優先的に表示される広告を指す。
【0028】
1つの選択可能な実施形態では、クライアント端末がいずれかのリソースに対する表示要求を受信した場合、ローカル又はサーバーサイドから該リソースに対応するデータをロードすることにより、クライアント端末に該リソースのデータに基づいて該リソースを表示する。該リソースに対応するデータには該リソースに対応するライブ配信ルームの識別子が含まれてもよい。
【0029】
ライブ配信ルームの識別子はライブ配信ルームIDであってもよく、一般的に1つのライブ配信ルームが1つのライバーに対応するため、本開示の実施例におけるライブ配信ルームの識別子はライブ配信ルームのライバーIDであってもよい。
【0030】
応用シーンにおいて、ユーザーはインターフェースにおいて表示しているビデオアプリケーションアイコンをクリックした後、あるビデオ広告に対する表示要求をトリガーし、クライアント端末は該ビデオ広告に対する表示要求に応答し、まず該ビデオ広告に対応するライブ配信ルームの識別子を取得する。
【0031】
他の応用シーンにおいて、ユーザーはあるビデオ広告の再生入口をクリックした後、該ビデオ広告に対する表示要求をトリガーし、クライアント端末は該ビデオ広告に対する表示要求に応答し、まず該ビデオ広告に対応するライブ配信ルームの識別子を取得する。
【0032】
なお、本開示の実施例はリソースに対する表示要求をトリガーする方式を限定しない。
【0033】
S102、前記ライブ配信ルームの識別子に対応するライブ配信ルームのライブ配信状態を確認する。
【0034】
本開示の実施例では、ライブ配信ルームのライブ配信状態はライブ配信中及びライブ配信終了を含み、ライブ配信中とはライブ配信ルームがライブ配信中にあり、ユーザーが該ライブ配信ルームに入ることが許容されることを意味し、ライブ配信終了とはライブ配信ルームがライブ配信中でなく、ユーザーが該ライブ配信ルームに入ることが許容されないことを意味する。
【0035】
1つの選択可能な実施形態では、クライアント端末はライブ配信ルームの識別子を取得した後、該ライブ配信ルームの識別子に基づいてライブ配信状態要求を生成し、該ライブ配信状態要求をサーバーサイドに送信することにより、該ライブ配信識別子に対応するライブ配信ルームのライブ配信状態をサーバーサイドに要求する。サーバーサイドはライブ配信状態要求を受信した後、ライブ配信サーバーから該ライブ配信ルームのライブ配信状態を取得し、且つライブ配信状態を受信した後、該ライブ配信状態をクライアント端末に戻すことができる。
【0036】
他の選択可能な実施形態では、サーバーサイドはクライアント端末からのライブ配信状態要求を受信した後、ライブ配信サーバーから該ライブ配信ルームのライブ配信状態を取得することができ、ライブ配信状態がライブ配信中である場合、ライブ配信サーバーは更に該ライブ配信ルームのライブ配信データもサーバーサイドに送信することができ、サーバーサイドはライブ配信サーバーからのライブ配信状態及びライブ配信データを受信した後、それをクライアント端末に戻す。
【0037】
具体的に、ライブ配信データはライブ配信観覧者数、ライブ配信コメント数及び/又はライブ配信プレゼント数を含んでもよく、ライブ配信観覧者数とは対応のライブ配信ルームにおける現在観覧中のユーザー数を指し、ライブ配信コメント数とは対応のライブ配信ルームにおけるユーザーコメント数又は新たに増えたユーザーのコメント数を指し、ライブ配信プレゼント数とは対応のライブ配信ルームにおける観覧中のユーザーがライバーに送ったバーチャルプレゼントの数を指す。
【0038】
実際の応用では、ライブ配信データはライブ配信中にあるライブ配信ルームの雰囲気を反映するためのものであり、本開示の実施例はライブ配信データに含まれる具体的なデータ内容を制限しなくてもよい。
【0039】
S103、前記ライブ配信状態がライブ配信中である場合、前記リソースの表示インターフェースにおいて前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示する。
【0040】
本開示の実施例では、クライアント端末はライブ配信ルームのライブ配信状態がライブ配信中であることを確認する場合、リソースの表示インターフェースにおいて該ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することにより、ユーザーは、表示されているライブ配信データに基づいてライブ配信ルームに入ることに期待を持ち、ライブ配信ルームに入らない場合にライブ配信ルームのライブ配信関連情報を予め得るすることができ、更にユーザーは得たライブ配信関連情報に基づいてライブ配信ルームに入る必要があるかどうかを判断することができ、ユーザーがライブ配信関連情報を得られない場合に興味のないライブ配信ルームに入ることによるユーザー体験が悪い問題を回避する。
【0041】
本開示の実施例に係るライブ配信データの表示方法をより直観的に理解することを容易にするために、本開示の実施例はリソースがビデオ広告である場合を例とし、ビデオ広告の表示インターフェースの模式図を提供し、図2に示される。
【0042】
具体的に、図2における「既に3863人がハートを贈りました」はライブ配信データにおけるライブ配信プレゼント数の表示効果であり、ライブ配信プレゼント数を表示するとともに、更にバーチャルプレゼント「ハート」の動画効果を同期再生することができ、「新たに74条のコメントが増えた」はライブ配信データにおけるライブ配信コメント数の表示効果であり、「1.5w人が見ている」はライブ配信データにおけるライブ配信観覧者数の表示効果である。
【0043】
1つの選択可能な実施形態では、ライブ配信観覧者数を表示するとき、ライブ配信観覧者数に対応する数字が1万を超えて1億よりも小さい場合に、ライブ配信観覧者数の単位をwとして設定してもよく、小数点以下第1位まで保留し、該数字が1億よりも大きい場合に、ライブ配信観覧者数の単位を億として設定してもよく、小数点以下第1位まで保留する。このような表示処理により、ユーザーが表示されているライブ配信観覧者数をより容易に閲覧することができる。他のライブ配信データについても上記表示処理方式を利用して処理してもよく、ここで詳細な説明は省略する。
【0044】
図2に示すように、本開示の実施例はビデオ広告の表示インターフェースにおいてライブ配信データを表示することにより、該ビデオ広告に対応するライブ配信ルームの情報をユーザーに提供することができ、ユーザーがライブ配信ルームに入ることに期待を持ち、ライブ配信ルームに入らない場合にライブ配信関連情報を得られるようにする。
【0045】
また、本開示の実施例はライブ配信ルームのライブ配信データを静的に表示することができ、ライブ配信要素を更に示すために、本開示の実施例は所定の周期でリソースの表示インターフェースにおける表示中のライブ配信観覧者数、ライブ配信コメント数及び/又はライブ配信プレゼント数を動的且つ漸増的に表示してもよい。
【0046】
1つの選択可能な実施形態では、クライアント端末はランダム増加アルゴリズムを利用して表示中のライブ配信観覧者数、ライブ配信コメント数及び/又はライブ配信プレゼント数を更新することができ、例えば、3sおきに1回漸増し、10回連続且つ動的に増加した後にデータが変化しなくなる。また、クライアント端末は取得されたライブ配信データを基本値として所定のルールに従って漸増的に計算してもよく、更にライブ配信データの動的漸増な表示を実現し、基本値を設定し、例えば基本値を0とし、次に所定のルールに従って漸増的に計算してもよく、更にライブ配信データの動的漸増な表示を実現する。このような動的漸増な表示の効果により、ユーザーにライブ配信ルームの活動的な雰囲気を感じさせ、更にユーザーが表示されているライブ配信情報に基づいてライブ配信ルームに入るかどうかを判断することを容易にし、ライブ配信状況を得られずにライブ配信ルームに入ることによるユーザー体験が悪い確率を低減する。
【0047】
他の選択可能な実施形態では、ライブ配信データの表示目的はユーザーがライブ配信ルームに入る前にライブ配信ルームのライブ配信関連情報を予め得り、且つライブ配信関連情報を得た場合にライブ配信ルームに入るかどうかを判断することであり、本開示の実施例はライブ配信観覧者数、ライブ配信コメント数及びライブ配信プレゼント数のうちの少なくとも1つのライブ配信データが対応の所定数に達する場合、該少なくとも1つのライブ配信データを表示することにより、ユーザーにライブ配信ルームのライブ配信情報を把握させる。それに対応し、ライブ配信観覧者数、ライブ配信コメント数又はライブ配信プレゼント数が対応の所定数に達しない場合、それを表示しない。例えば、ライブ配信プレゼント数が100に達しない場合、ライブ配信プレゼント数を表示しなくてもよく、対応の所定数に達するライブ配信観覧者数及びライブ配信コメント数のみを表示することにより、価値があるライブ配信データをユーザーに提供し、それによりユーザーはライブ配信ルームに入る必要があるかどうかを判断することに寄与する。
【0048】
実際の応用では、リソースの表示インターフェースにライブ配信ルーム入口が設定され、ライブ配信ルーム入口によりライブ配信ルームに入ってライブ配信を見ることができる。
【0049】
1つの選択可能な実施形態では、リソースの表示インターフェースにおける所定のライブ配信アセンブリを利用し、ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することができ、所定のライブ配信アセンブリが該ライブ配信ルームに入るようにトリガーするためのものである。図2に示すように、ライブ配信データを表示するための所定のライブ配信アセンブリは更に該ライブ配信ルームに入るようにトリガーするためのライブ配信ルームの入口とされてもよい。例えば、ユーザーは図2に表示している「既に3863人がハートを贈りました」をクリックすることによりライブ配信ルームに入ることができる。
【0050】
本開示の実施例は、ライブ配信データを表示するための所定のライブ配信アセンブリにライブ配信ルーム入口の機能を与えることにより、ユーザーがリソースの表示インターフェースによりライブ配信ルームに入る方式をより便利にする。
【0051】
他の選択可能な実施形態では、更にリソースに対応するライブ配信ルームのライブ配信状態がライブ配信中であることを確認する場合、該リソースの表示インターフェースにおいて、該ライブ配信ルームに入るように指示しトリガーするためのライブ配信ルーム入りボタンを表示してもよい。
【0052】
図2に示すように、ライブ配信ルーム入りボタンに更にラジオオーディオ動画効果を表示してもよく、それによりユーザーが該ボタンをクリックしてライブ配信ルームに入るように引きつける。具体的に、ライブ配信ルーム入りボタンの表示内容については図2における「ライブ配信ルームに入る」であってもよく、サーバーが送信し又はクライアント端末が設定した任意の内容であってもよく、ユーザーがライブ配信ルームに入るように指示できればよい。
【0053】
他の選択可能な実施形態では、更にリソースに対応するライブ配信ルームのライブ配信状態がライブ配信中であることを確認する場合、所定の呼吸ライトで該リソースに対応するアイコンを表示してもよく、所定の呼吸ライトは該ライブ配信ルームのライブ配信状態がライブ配信中であるように提示するためのものである。
【0054】
図2に示すように、ビデオ広告に対応するアイコンは呼吸ライトの形で表示され、また、アイコンに更に「ライブ配信」の字句を表示してもよく、それによりユーザーがアイコンをクリックすることでライブ配信ルームに入るように提示して引きつける。また、ビデオ広告の表示インターフェースにおけるアイコンカラーと上記ライブ配信ルーム入りボタンの表示カラーは同じであってもよく、図2に示すように、いずれも赤色である。
【0055】
他の選択可能な実施形態では、更にリソースに対応するライブ配信ルームのライブ配信状態がライブ配信中であることを確認する場合、リソースに対応する説明情報、コメントエリア、マイページの所定領域、カバー層又はアイコン等をいずれも該リソースに対応するライブ配信ルーム入口として設定してもよい。具体的に、クライアント端末は前記リソースに対応する説明情報、コメントエリア、マイページの所定領域、カバー層又はアイコンに対するトリガー操作に応答し、該ライブ配信ルームに入る。
【0056】
図2に示すように、ユーザーはビデオ広告表示インターフェースにおいて表示している説明情報「心を込めて注意深く見てくださって、BMWライブ配信における「ブラックテクノロジー」は何ですか?」をクリックすることにより、ライブ配信ルームに入ることができる。また、ユーザーはビデオ広告表示インターフェースにおける最右側から下位3番目のアイコン即ちコメントエリアアイコンをクリックすることにより、コメントエリアに入ることができ、コメントエリアの底部又は頂部をクリックすることによっていずれもライブ配信ルームに入ることができる。また、ユーザーはビデオ広告のマイページに入った後、更にマイページの所定領域例えばマイページの上部をクリックすることにより、ライブ配信ルームに入ることができる。本開示の実施例はビデオ広告表示インターフェースにおける他のライブ配信ルームに入るためのトリガー方式を限定しない。
【0057】
本開示の実施例はリソースの表示インターフェースにおいてライブ配信ルームに関連する要素を追加することにより、ライブ配信ルームのライブ配信中状態を直観的に展示し、ユーザーに明らかな期待及び案内を与え、ユーザーがライブ配信ルームに入るように引きつけ、それによりリソースの表示インターフェースからライブ配信ルームに入るユーザー数を増加させる。
【0058】
ライブ配信ルームの情報をより真実に表示してユーザー体験を向上させるために、リソースの表示過程において、更に該リソースに対応するライブ配信ルームのライブ配信状態の更新をトリガーし、且つ更新後のライブ配信状態に応じてリソースの表示インターフェースを更新してもよい。
【0059】
図3は本開示の実施例に係る他のライブ配信データの表示方法のフローチャートである。図3を参照し、該ライブ配信データの表示方法は以下のステップS301~ステップS305を含む。
【0060】
「S301」
いずれかのリソースに対する表示要求に応答し、前記リソースに対応するライブ配信ルームの識別子を取得する。
【0061】
「S302」
前記ライブ配信ルームの識別子に対応するライブ配信ルームのライブ配信状態を確認する。
【0062】
「S303」
前記ライブ配信状態がライブ配信中である場合、前記リソースの表示インターフェースにおいて前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示する。
【0063】
本実施例におけるステップS301~S303は上記実施例におけるステップS101~S103を参照して理解されてもよく、ここで詳細な説明は省略する。
【0064】
「S304」
前記リソースに対するライブ配信ルーム状態の更新要求に応答し、前記リソースに対応するライブ配信ルームのライブ配信状態を取得する。
【0065】
本開示の実施例では、ライブ配信ルームのライブ配信状態が変化するので、リソースの表示インターフェースにおいてライブ配信ルームの状態をより真実に表示するために、本開示の実施例は該リソースに対するライブ配信ルーム状態の更新要求を受信した場合、該リソースに対応するライブ配信ルームのライブ配信状態を取得することができ、それにより現在表示中のライブ配信状態を更新する。
【0066】
実際の応用では、クライアント端末は該リソースに対するライブ配信ルーム状態の更新要求を受信した場合、該ライブ配信ルーム状態の更新要求をサーバーサイドに送信し、それによりサーバーサイドはライブ配信サーバーから対応のライブ配信ルームのライブ配信状態を取得し、該ライブ配信状態が該ライブ配信ルームの現在のライブ配信状態である。
【0067】
「S305」
前記ライブ配信状態に応じ、前記リソースの表示インターフェースを更新する。
【0068】
本実施例では、異なるライブ配信状態が異なる表示インターフェースに対応するため、クライアント端末はライブ配信状態を取得した後、該ライブ配信状態に応じてリソースの表示インターフェースを更新する。
【0069】
1つの選択可能な実施形態では、ライブ配信状態がライブ配信中である場合、リソースの表示インターフェースにおいてライブ配信データ等のライブ配信ルームに関連する要素及び効果を表示し続けてもよい。ライブ配信状態がライブ配信終了である場合、リソースの表示インターフェースにおいてライブ配信データ等のライブ配信ルームに関連する要素及び効果を表示しなくてもよい。
【0070】
上記図2に示されるビデオ広告の表示インターフェースを例とし、図2における表示インターフェースはビデオ広告に対応するライブ配信ルームのライブ配信状態がライブ配信中である場合に対応する表示インターフェースであり、クライアント端末は該ライブ配信ルームのライブ配信状態がライブ配信終了であることを把握した場合、図2に表示しているライブ配信データ等のライブ配信ルームに関連する要素及び効果を表示しなくてもよい。図4は本開示の実施例に係る他のビデオ広告の表示インターフェースの模式図である。図4を参照し、具体的に、該表示インターフェースはビデオ広告に対応するライブ配信ルームのライブ配信状態がライブ配信終了である場合に対応する表示インターフェースである。図4に示すように、ビデオ広告の表示インターフェースにおいてライブ配信データを表示せず、アイコンにおいて呼吸ライト及びライブ配信ルーム入りボタン等を表示しない。
【0071】
1つの選択可能な実施形態では、リソースの表示インターフェースにおけるいずれかのライブ配信ルーム入口に対するトリガー操作に応答し、該ライブ配信ルーム入口に対応するライブ配信ルームのライブ配信状態を取得する。ライブ配信状態がライブ配信終了である場合、リソースの表示インターフェースにおいてライブ配信終了をユーザーに提示するためのカバー層を表示してもよい。
【0072】
実際の応用では、ユーザーはリソースの表示インターフェースにおけるライブ配信ルーム入口によりライブ配信ルーム入り操作をトリガーするとき、該ライブ配信ルームのライブ配信状態の更新をトリガーしてもよく、それによりユーザーが現在ライブ配信ルームに入ることができるかどうかを確認し、該ライブ配信ルームのライブ配信状態がライブ配信終了である場合、メッセージボックス等の方式で現在ライブ配信が終了したことをユーザーに提示することができる。上記処理によってユーザーの体験を低下させることを回避することができる。
【0073】
なお、本開示では、ステップS302~S303(及び、ステップS102~S103)に関わる「ライブ配信状態」とステップS304~S305に関わる「ライブ配信状態」を区別するために、ステップS302~S303(又は、ステップS102~S103)に関わる「ライブ配信状態」を「第1ライブ配信状態」として定義し、ステップS304~S305に関わる「ライブ配信状態」を「第2ライブ配信状態」として定義してもよい。
【0074】
また、実際の応用では、リソースの表示過程において、ユーザーは該リソースに対する切り替え操作及びリターン操作をトリガーしてもよく、具体的に、該リソースに対する切り替え操作とは該リソースから他のリソースに切り替えることを意味し、該リソースに対するリターン操作とは他のリソースから該リソースにリターンすることを意味する。例えば、ユーザーはあるショートビデオに対する切り替え操作をトリガーすることにより他のショートビデオに切り替えてもよいが、ユーザーは他のショートビデオから該ショートビデオにリターンするリターン操作をトリガーしてもよい。
【0075】
ユーザーがリソースに対するリターン操作をトリガーするとき、該リソースの表示インターフェースにおいて更にライブ配信データを改めて表示する必要があるので、サーバーの負荷を低減するために、本開示の実施例では、前記リソースに対する切り替え操作に応答し、前記リソースの表示インターフェースにおける現在表示中のライブ配信データを記録し、及び、前記リソースに対するリターン操作を受信した場合、記録された前記現在表示中のライブ配信データに基づいて前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示する。
【0076】
また、1つの選択可能な実施形態では、1つのリソースに対応するライブ配信ルームは少なくとも2つの可能性があり、従って該リソースに対応するライブ配信ルームの識別子も少なくとも2つのライブ配信ルームの識別子を含み、それに対応し、本開示の実施例に係るライブ配信データの表示方法において、いずれかのリソースに対する表示要求に応答し、前記リソースに対応する少なくとも2つのライブ配信ルームの識別子を取得し、該少なくとも2つのライブ配信ルームの識別子にそれぞれ対応するライブ配信ルームのライブ配信状態を確認し、ライブ配信状態がライブ配信中であるライブ配信ルームのライブ配信データを該リソースの表示インターフェースに表示する。また、該リソースの表示インターフェースにおいて更に各ライブ配信ルームの入口がそれぞれ設定されてもよい。実際の応用では、異なるライブ配信ルームのライバーは自分のスタイル及び特徴を持ち、ユーザーは表示されているライブ配信データ等に基づいて入ろうとするライブ配信ルームを選択することができる。
【0077】
上記方法実施例に対応し、本開示は更にライブ配信データの表示装置を提供し、図5は本開示の実施例に係るライブ配信データの表示装置の構造模式図である。図5を参照し、前記ライブ配信データの表示装置は、
いずれかのリソースに対する表示要求に応答し、前記リソースに対応するライブ配信ルームの識別子を取得するための取得モジュール501と、
前記ライブ配信ルームの識別子に対応するライブ配信ルームの第1ライブ配信状態を確認するための確認モジュール502と、
前記第1ライブ配信状態がライブ配信中である場合、前記リソースの表示インターフェースにおいて前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示するための表示モジュール503と、を備える。
【0078】
1つの選択可能な実施形態では、前記表示モジュール503は具体的に、
前記リソースの表示インターフェースにおける所定のライブ配信アセンブリを利用し、前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することに用いられ、前記所定のライブ配信アセンブリが前記ライブ配信ルームに入るようにトリガーするためのものである。
【0079】
1つの選択可能な実施形態では、前記ライブ配信データはライブ配信観覧者数、ライブ配信コメント数及び/又はライブ配信プレゼント数を含み、前記装置は更に、
所定の周期で前記ライブ配信観覧者数、前記ライブ配信コメント数及び/又は前記ライブ配信プレゼント数を動的且つ漸増的に表示するための漸増モジュールを備える。
【0080】
1つの選択可能な実施形態では、前記表示モジュール503は、
前記ライブ配信観覧者数、前記ライブ配信コメント数及び前記ライブ配信プレゼント数のうちの少なくとも1つのライブ配信データが対応する所定数に達する場合、前記少なくとも1つのライブ配信データを表示することに用いられる。
【0081】
1つの選択可能な実施形態では、前記装置は更に、
前記第1ライブ配信状態がライブ配信中である場合、前記リソースの表示インターフェースにおいて前記ライブ配信ルームに入るように指示しトリガーするためのライブ配信ルーム入りボタンを表示することに用いられる第1表示モジュールを備える。
【0082】
1つの選択可能な実施形態では、前記装置は更に、
前記第1ライブ配信状態がライブ配信中である場合、所定の呼吸ライトで前記リソースに対応するアイコンを表示することに用いられ、前記所定の呼吸ライトは前記ライブ配信ルームのライブ配信状態がライブ配信中であるように提示するためのものである第2表示モジュールを備える。
【0083】
1つの選択可能な実施形態では、前記装置は更に、
前記リソースに対応する説明情報、コメントエリア、マイページの所定領域、カバー層又はアイコンに対するトリガー操作に応答し、前記ライブ配信ルームに入るためのトリガーモジュールを備える。
【0084】
1つの選択可能な実施形態では、前記装置は更に、
前記リソースに対するライブ配信ルーム状態の更新要求に応答し、前記リソースに対応するライブ配信ルームの第2ライブ配信状態を取得するための第1取得モジュールと、
前記第2ライブ配信状態に応じ、前記リソースの表示インターフェースを更新するための更新モジュールと、を備える。
【0085】
1つの選択可能な実施形態では、前記リソースに対するライブ配信ルーム状態更新要求に応答し、前記リソースに対応するライブ配信ルームの第2ライブ配信状態を取得することは、
前記リソースの表示インターフェースにおけるいずれかのライブ配信ルーム入口に対するトリガー操作に応答し、前記ライブ配信ルーム入口に対応するライブ配信ルームの第2ライブ配信状態を取得することを含み、
それに対応し、前記更新モジュールは具体的に、
前記第2ライブ配信状態がライブ配信終了である場合、前記リソースの表示インターフェースにおいてライブ配信終了をユーザーに提示するためのカバー層を表示することに用いられる。
【0086】
1つの選択可能な実施形態では、前記装置は更に、
前記リソースに対する切り替え操作に応答し、前記リソースの表示インターフェースにおける現在表示中のライブ配信データを記録するための記録モジュールを備え、
それに対応し、表示モジュール503は更に、前記リソースに対するリターン操作を受信した場合、記録された前記現在表示中のライブ配信データに基づいて前記ライブ配信ルームのライブ配信データを表示することに用いられる。
【0087】
1つの選択可能な実施形態では、前記リソースに対応するライブ配信ルームの識別子は少なくとも2つのライブ配信ルームの識別子を含み、前記表示モジュールは具体的に、
前記リソース表示インターフェースにおいて、前記少なくとも2つのライブ配信ルームの識別子にそれぞれ対応するライブ配信ルームのライブ配信データを表示することに用いられる。
【0088】
上記モジュールは1つ又は複数の汎用プロセッサにおいて実行されるソフトウェアアセンブリとして実現されてもよく、ある機能又はその組合せを実行するハードウェア、例えばプログラマブルロジックデバイス及び/又は特定用途向け集積回路として実現されてもよい。いくつかの実施例では、これらのモジュールはソフトウェア製品の形式として具現化されてもよく、該ソフトウェア製品は不揮発性記憶媒体に記憶されてもよく、これらの不揮発性記憶媒体には計算装置(例えば、パーソナルコンピュータ、サーバー、ネットワーク装置、モバイル端末等)に本開示の実施例の説明を実現させる方法が含まれる。1つの実施例では、上記モジュールは更に単一の装置において実現されてもよく、複数の装置に配置されてもよい。これらのモジュールの機能は互いに組み合わせられてもよく、更に複数のサブモジュールに分解されてもよい。
【0089】
また、本開示の実施例は更にライブ配信データの表示設備を提供し、図6は本開示の実施例に係るライブ配信データの表示設備の構造模式図である。図6に示すように、該ライブ配信データの表示設備はプロセッサ601、メモリ602、入力装置603及び出力装置604を備えてもよい。ライブ配信データの表示設備におけるプロセッサ601の数は1つ又は複数であってもよく、図6において1つのプロセッサを例とする。本発明のいくつかの実施例では、プロセッサ601、メモリ602、入力装置603及び出力装置604はバス又は他の方式で接続されてもよく、図6においてバスによって接続を例とする。
【0090】
メモリ602はソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するためのものであってもよく、プロセッサ601はメモリ602に記憶されるソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することにより、ライブ配信データの表示設備の様々な機能の応用及びデータの処理を実行する。メモリ602は主に記憶プログラムエリア及び記憶データエリアを備えてもよく、記憶プログラムエリアにはオペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラム等が記憶されてもよい。また、メモリ602は高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、更に不揮発性メモリ、例えば少なくとも1つの磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス又は他の揮発性固体記憶デバイスを含んでもよい。入力装置603は入力された数字又は文字情報を受信し、及びライブ配信データの表示設備のユーザー設定及び機能制御に関連する信号入力を生成するためのものであってもよい。出力装置604は例えば上記表示インターフェース等を表示するためのものであってもよい。
【0091】
具体的に、本実施例では、プロセッサ601は命令に基づき、1つ以上のアプリケーションプログラムのプロセスに対応する実行可能ファイルをメモリ602にロードすることとなり、且つプロセッサ601によりメモリ602に記憶されるアプリケーションプログラムを実行し、それにより上記ライブ配信データの表示設備の様々な機能を実現し、例えば上記ライブ配信データの表示方法における様々な機能を実現する。
【0092】
本開示の実施例は更にコンピュータ可読記憶媒体を提供する。例えば、該コンピュータ可読記憶媒体に命令が記憶され、前記命令が端末装置において実行されるとき、端末装置が上記ライブ配信データの表示方法を実行できるようにする。例えば、該命令は上記ライブ配信データの表示方法における1つ又は複数のステップを実現するための命令であってもよい。
【0093】
該コンピュータ可読記憶媒体は上記表示設備に含まれるものであってもよく、例えば、上記表示設備におけるメモリ602として実現されてもよく、該コンピュータ可読記憶媒体は独立した、該電子機器に組み立てられていないものであってもよい。
【0094】
例えば、該コンピュータ可読記憶媒体はタブレットコンピュータの記憶部材、パーソナルコンピュータのハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み出し専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能読み出し専用メモリ(EPROM)、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、フラッシュメモリ、又は上記記憶媒体の任意の組合せを含んでもよく、他の適用される記憶媒体であってもよい。
【0095】
なお、本明細書では、「第1」及び「第2」等の関係用語は1つの実体又は操作を他の実体又は操作と区別するためのものに過ぎず、必ずこれらの実体又は操作にいかなるこのような実際の関係又は順序が存在することが求められ又は暗示されるとは限らない。且つ、用語「含む」、「包含」又はそのいかなる他の変形は非排他的な包含を網羅することが意図され、それにより一連の要素を含む過程、方法、物品又は設備はそれらの要素を含むだけでなく、明確に列挙しない他の要素を更に含み、又はこのような過程、方法、物品又は設備固有の要素を更に含むようにする。特に制限しない限り、語句「○○を含む」により限定される要素は、前記要素を含む過程、方法、物品又は設備には他の同じ要素が更に存在することを排除しない。
【0096】
以上の説明は本開示の具体的な実施形態に過ぎず、当業者が本開示を理解又は実現できるようにするためのものである。これらの実施例の種々の変更は当業者にとって明らかなものであり、本開示の主旨又は範囲を逸脱せずに、本明細書に定義された一般的な原理は他の実施例において実現されることができる。従って、本開示は本明細書に記載のこれらの実施例に制限されるものではなく、本明細書に開示される原理及び新規特徴に一致する最も広い範囲に合致している。
図1
図2
図3
図4
図5
図6