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特許7446532エリア内の照明ユニットを制御するためのコントローラ及びその方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-02-29
(45)【発行日】2024-03-08
(54)【発明の名称】エリア内の照明ユニットを制御するためのコントローラ及びその方法
(51)【国際特許分類】
   H05B 47/125 20200101AFI20240301BHJP
   H05B 47/165 20200101ALI20240301BHJP
   H05B 47/13 20200101ALI20240301BHJP
   H05B 47/19 20200101ALI20240301BHJP
【FI】
H05B47/125
H05B47/165
H05B47/13
H05B47/19
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2023541933
(86)(22)【出願日】2021-12-24
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-12-26
(86)【国際出願番号】 EP2021087651
(87)【国際公開番号】W WO2022152552
(87)【国際公開日】2022-07-21
【審査請求日】2023-09-08
(31)【優先権主張番号】21151056.5
(32)【優先日】2021-01-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】EP
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】516043960
【氏名又は名称】シグニファイ ホールディング ビー ヴィ
【氏名又は名称原語表記】SIGNIFY HOLDING B.V.
【住所又は居所原語表記】High Tech Campus 48,5656 AE Eindhoven,The Netherlands
(74)【代理人】
【識別番号】100163821
【弁理士】
【氏名又は名称】柴田 沙希子
(72)【発明者】
【氏名】ヴァン デ スルイス バルテル マリヌス
(72)【発明者】
【氏名】アリアクセイエウ ディミトリ ヴィクトロヴィッチ
(72)【発明者】
【氏名】ボッラ トビアス
【審査官】安食 泰秀
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第107152627(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第112153777(CN,A)
【文献】国際公開第2014/000521(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H05B 47/125
H05B 47/165
H05B 47/13
H05B 47/19
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
エリア内の照明ユニットを制御する方法であって、当該方法は、
ポータブルデバイスの充電状態を得ることであって、前記充電状態は、前記ポータブルデバイスが充電器に接続されているかどうかを示す、ことと、
前記エリア内のユーザのモーションを示すモーション信号を受信することと、
前記モーションが検出された場合且つ前記ポータブルデバイスが前記充電器に接続されている場合、第1の光設定に従って前記照明ユニットを制御することと、
前記モーションが検出された場合且つ前記ポータブルデバイスが前記充電器に接続されていない場合、第2の光設定に従って前記照明ユニットを制御することと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記第1の光設定は、前記第2の光設定よりも低い明るさ及び/又は低い色温度を有する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ユーザのモーションは、前記ポータブルデバイスに含まれるモーションセンサによって検出される、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記ユーザの動きは、前記エリア内に位置するセンサデバイスによって検出される、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
当該方法は、
ユーザが前記ポータブルデバイスを操作していることを示す信号を得ることと、
前記エリア内に位置する前記センサデバイスによってモーションが検出される場合、前記ユーザが前記ポータブルデバイスを操作している場合且つ前記ポータブルデバイスが前記充電器に接続されている場合、第3の光設定に従って前記照明ユニットを制御することと、
を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第3の光設定は、前記信号を得る前に既にアクティブであるアクティブ光設定である、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
当該方法は、
前記ポータブルデバイスの充電状態が変化する場合、前記照明ユニットの光設定を変更すること、
を含む、請求項1乃至6のいずれか一項に記載の方法。
【請求項8】
当該方法は、
前記ポータブルデバイスの状態が前記充電器に接続されている状態から前記充電器に接続されていない状態に変化する場合、より高い明るさ及び/又はより高い色温度を有する新しい光設定に光設定を変更することと、
前記ポータブルデバイスの状態が前記充電器に接続されていない状態から前記充電器に接続されている状態に変化する場合、より低い明るさ及び/又はより低い色温度を有する新しい光設定に光設定を変更することと、
を含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第1の光設定及び前記第2の光設定は、前記ユーザのアクティビティに基づいて決定される、請求項1乃至8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記照明ユニットは、予め定められたモーション閾値をモーションが超える場合にのみ前記第1の光設定に従って制御される、請求項1乃至9のいずれか一項に記載の方法。
【請求項11】
前記エリアは複数の照明ユニットを含み、当該方法は、
前記ポータブルデバイスが前記充電器に接続されている場合、前記複数の照明ユニットに対する前記ポータブルデバイスの位置を決定することと、
前記ポータブルデバイスが前記充電器に接続されている場合、前記ポータブルデバイスの前記位置に基づいて前記複数の照明ユニットから前記照明ユニットを選択することと、
を含む、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項12】
前記エリアは複数の照明ユニットを含み、当該方法は、
前記複数の照明ユニットに対する前記ユーザの位置及び/又は向きを決定することと、
前記ユーザの前記位置及び/又は向きに基づいて前記複数の照明ユニットから前記照明ユニットを選択することと、
を含む、請求項1乃至10のいずれか一項に記載の方法。
【請求項13】
コンピューティングデバイスのためのコンピュータプログラムであって、当該コンピュータプログラムが前記コンピューティングデバイスの処理ユニットで実行された場合、請求項1乃至12のいずれか一項に記載の方法を実行するためのコンピュータプログラムコードを含む、コンピュータプログラム。
【請求項14】
エリア内の照明ユニットを制御するためのコントローラであって、当該コントローラは、
ポータブルデバイスの充電状態を得、前記充電状態は、前記ポータブルデバイスが充電器に接続されているかどうかを示す、及び前記エリア内のユーザのモーションを示すモーション信号を受信するように構成される入力と、
前記モーションが検出された場合且つ前記ポータブルデバイスが前記充電器に接続されている場合、第1の光設定に従って前記照明ユニットを制御するように構成される、及び前記モーションが検出された場合且つ前記ポータブルデバイスが前記充電器に接続されていない場合、第2の光設定に従って前記照明ユニットを制御するように構成されるプロセッサと、
を含む、コントローラ。
【請求項15】
請求項14に記載のコントローラと、
請求項14に記載のコントローラによって制御されるように構成される照明ユニットと、
を含む、システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、エリア内の照明ユニットを制御する方法、及び該方法を実行するためのコンピュータプログラムプロダクトに関する。本発明はさらに、エリア内の照明ユニットを制御するためのコントローラに関する。本発明はさらに、コントローラ及び照明ユニットを含む照明システムに関する。
【背景技術】
【0002】
照明制御システムは、エリア内で1人以上のユーザが検出される場合にエリア内の照明ユニットの制御を可能にする。ユーザは、モーションセンサ、例えば、PIRセンサ、1つ以上の(パッシブ)RFセンサ、カメラ等を使用して検出されてもよい。モーションが検出される場合、1つ以上の照明ユニットは、検出されたモーションに基づく光設定に従って制御されてもよい。ユーザは、照明システムのユーザインターフェースを介して照明システムを構成(configure)してもよい。ユーザは、例えば、モーションが検出される場合、1つ以上の照明ユニットが当該光設定に従って制御されるように、光設定をモーション検出に関連付けてもよい。しかしながら、ある状況において、例えば、ユーザが寝ていて、睡眠中に動く場合、又はユーザが既に眠っている際に別のユーザ(例えば、ユーザのパートナ)がユーザの寝室に入る場合等、モーションが検出される場合に照明ユニットが制御されないことが望ましい場合がある。
【0003】
他の例では、例えば夜間、ユーザが夜間に目覚めてトイレに移動する場合、ユーザがベッドに入る場合と比較してライトの光強度が低いことが望ましい場合がある。したがって、コンテキストアウェアモーションベース照明制御システム(context-aware motion-based lighting control system)の必要性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、コンテキストアウェアモーションベース照明制御システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の第1の態様によれば、前記目的は、エリア内の照明ユニットを制御する方法であって、当該方法は、
ポータブルデバイスの充電状態を得ることであって、充電状態は、ポータブルデバイスが充電器に接続されているかどうかを示す、ことと、
エリア内のユーザのモーションを示すモーション信号を受信することと、
モーションが検出された場合且つポータブルデバイスが充電器に接続されている場合、第1の光設定に従って照明ユニットを制御することと、
モーションが検出された場合且つポータブルデバイスが充電器に接続されていない場合、第2の光設定に従って照明ユニットを制御することとを含む、方法によって達成される。
【0006】
本発明者らは、ユーザが眠りにつく場合、ユーザは、典型的に、スマートフォン、スマートウォッチ等、自身のポータブルデバイスを充電することを認識した。エリアは、例えば、寝室、又は人々が休憩を取る及び/若しくは自身のポータブルデバイスを充電する任意の他のタイプのエリアであってもよい。それゆえ、(エリアを照らす)照明ユニットが制御される光設定は、ポータブルデバイスの充電状態に基づく。ポータブルデバイスが充電器に接続されている場合にエリア内のユーザのモーションを示すモーション信号が受信される場合、照明ユニットは、第1の光設定に従って制御される。この第1の光設定は、例えば、低い明るさを有する夜光設定(night light setting)であってもよい。ポータブルデバイスが充電器に接続されていない場合にエリア内のユーザのモーションを示すモーション信号が受信される場合、照明ユニットは、第2の光設定に従って制御される。この第2の光設定は、例えば、第1の光設定よりも高い明るさを有するデフォルト光設定(default light setting)であってもよい。モーションが検出される場合にどのようにライトを制御するか決定するためにポータブルデバイスの充電状態を考慮することにより、改善された、コンテキストアウェアモーションベース照明制御システムが提供される。
【0007】
第1の光設定は、第2の光設定よりも低い明るさ及び/又は低い色温度を有してもよい。これは、特に、ユーザが典型的に自身のポータブルデバイスを充電し、ユーザがベッドを離れる際に光が少ないことが望ましい夜間に有益であり得る。
【0008】
第1の光設定及び/又は第2の光設定は、モーションが検出される時刻に依存して選択されてもよい。例えば、モーションが夕方に検出される場合、第1の光設定は、第1の強度を有する光設定であってもよく、第2の光設定は、第1の強度よりも高い第2の強度を有する光設定であってもよく、例えば、モーションが夜間に検出される場合、第1の光設定は、第1の強度よりも低い第3の強度を有する光設定であってもよい。
【0009】
ユーザのモーションは、ポータブルデバイスに含まれるモーションセンサによって検出されてもよい。ユーザは、例えば、充電中に自身の電話を手に取ることがあり、その結果、モーションが検出され得る。モーション信号は、ユーザのモーションのタイプ(例えば、歩いている対ポータブルデバイスを操作している)を判断するために分析されてもよい。光設定は、ユーザが歩いていて且つポータブルデバイスがユーザのポケットにあることをモーションが表す場合と比較して、ユーザがポータブルデバイスを操作していることをモーションが表す場合に異なることが望ましい場合がある。
【0010】
ユーザのモーションは、エリア内に位置するセンサデバイスによって検出されてもよい。センサデバイスは、例えば、モーション信号を生成及び/又は通信するように構成されるRFセンサ、PIRセンサ、超音波センサ等であってもよい。その後、モーション信号は、照明ユニットを制御するためのコントローラによって得られてもよい。
【0011】
方法は、ユーザがポータブルデバイスを操作していることを示す信号を得ることと、エリア内に位置するセンサデバイスによってモーションが検出される場合、ユーザがポータブルデバイスを操作している場合且つポータブルデバイスが充電器に接続されている場合、第3の光設定に従って照明ユニットを制御することとを含んでもよい。ポータブルデバイスを操作している際にユーザが動くことが生じ得る。これは、意図せずに、モーションセンサをトリガする可能性がある。斯くして、ポータブルデバイスが充電されている際にモーションが検出される場合にユーザがポータブルデバイスを操作しているかどうかを判断することは有益である。第3の光設定は、第1の光設定(例えば、第2の光設定の明るさよりも低い明るさを有する光設定)と同じであってもよい。第3の光設定は、ユーザがポータブルデバイスを操作していることを示す信号を得る前に既にアクティブであったアクティブ光設定(active light setting)であってもよい。言い換えれば、この場合、ユーザがポータブルデバイスを操作している際にモーションが検出される場合且つポータブルデバイスが充電器に接続されている場合、照明ユニットの光設定は変わらない。
【0012】
方法はさらに、ポータブルデバイスの状態が変化する場合、照明ユニットの光設定を変更することを含んでもよい。これは、充電状態の変化(接続状態から非接続状態へ、又はその逆)を示すため、有益であり得る。さらに、これは、典型的に、ユーザが充電器から自身のデバイスを取り外す場合、ユーザは特定のアクティビティ(例えば、エリアを離れる、ポータブルデバイスを操作する等)を行い、該アクティビティは異なる光設定を必要とする可能性があるため、有益であり得る。新しい光設定は、ユーザの予想される及び/又は検出されたアクティビティに基づいてもよい。方法は、ポータブルデバイスの状態が充電器に接続されている状態から充電器に接続されていない状態に変化する場合、より高い明るさ及び/又はより高い色温度を有する新しい光設定に光設定を変更することと、ポータブルデバイスの状態が充電器に接続されていない状態から充電器に接続されている状態に変化する場合、より低い明るさ及び/又はより低い色温度を有する新しい光設定に光設定を変更することとを含んでもよい。ポータブルデバイスを接続解除することは、ユーザが目覚めていることを示し得、ユーザの概日リズムに対応する光を提供するために、照明ユニットの光出力を増加させること及び/又は色温度を増加させることを必要とし得る。ポータブルデバイスを充電することは、ユーザが就寝することを示し得、ユーザの概日リズムに対応する光を提供するために、ライトを減光する及び/又は色温度を減少させることを必要とし得る。
【0013】
第1の光設定及び第2の光設定は、ユーザのアクティビティに基づいて決定されてもよい。アクティビティは、現在のアクティビティ又は来るアクティビティ(upcoming activity)であってもよい。現在の及び/又は来るアクティビティは、(例えば、モーションセンサ等の1つ以上のセンサを使用して)検出されてもよく、又は(例えば、ユーザスケジュールに基づいて、アクティビティ学習システムからの情報に基づいて等)予想されるアクティビティ(expected activity)であってもよい。
【0014】
照明ユニットは、予め定められたモーション閾値をモーションが超える場合にのみ第1の光設定に従って制御されてもよい。フォールスポジティブ(false positive)の可能性を低減するために、エリア内に十分な量のムーブメント(movement)がある場合にのみ第1の光設定に従って照明ユニットを制御することが有益であり得る。
【0015】
エリアは複数の照明ユニットを含んでもよく、方法はさらに、ポータブルデバイスが充電器に接続されている場合、複数の照明ユニットに対するポータブルデバイスの位置を決定することと、ポータブルデバイスの(相対)位置に基づいて複数の照明ユニットから照明ユニットを選択することとを含んでもよい。特定の(例えば、最も近い、最も遠い等の)照明ユニットが選択されることが望ましい場合があるので、これは有益である。
【0016】
エリアは複数の照明ユニットを含んでもよく、方法はさらに、ポータブルデバイスが充電器に接続されている場合、複数の照明ユニットに対するユーザの位置及び/又は向きを決定することと、ユーザの位置及び/又は向きに基づいて複数の照明ユニットから照明ユニットを選択することとを含んでもよい。特定の(例えば、最も近い、最も遠い、ユーザの視野内、ユーザの視野外等の)照明ユニットが選択されることが望ましい場合があるので、これは有益である。
【0017】
本発明の第2の態様によれば、前記目的は、コンピューティングデバイスのためのコンピュータプログラムプロダクトであって、コンピュータプログラムプロダクトがコンピューティングデバイスの処理ユニットで実行された場合、上述した方法のいずれかを実行するためのコンピュータプログラムコードを含む、コンピュータプログラムプロダクトによって達成される。
【0018】
本発明の第3の態様によれば、前記目的は、エリア内の照明ユニットを制御するためのコントローラであって、当該コントローラは、
エリア内のポータブルデバイスの充電状態を得、充電状態は、ポータブルデバイスが充電器に接続されているかどうかを示す、及びエリア内のユーザのモーションを示すモーション信号を受信するように構成される入力と、
モーションが検出された場合且つポータブルデバイスが充電器に接続されている場合、第1の光設定に従って照明ユニットを制御するように構成される、及びモーションが検出された場合且つポータブルデバイスが充電器に接続されていない場合、第2の光設定に従って照明ユニットを制御するように構成されるプロセッサとを含む、コントローラによって達成される。
【0019】
本発明の第4の態様によれば、前記目的は、コントローラと、コントローラによって制御されるように構成される照明ユニットとを含む、システムによって達成される。
【0020】
コンピュータプログラムプロダクト、コントローラ、及び照明システムは、上述した方法と同様及び/又は同一の実施形態及び利点を有し得ることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0021】
開示されたシステム、デバイス及び方法の上記の及び追加の目的、特徴及び利点は、添付の図面を参照して、デバイス及び方法の実施形態の以下の例示的且つ非限定的な詳細な説明を通してよりよく理解されるであろう。すべての図は概略的であり、必ずしも縮尺どおりではなく、一般に、本発明を明らかにするために必要な部分のみを示し、他の部分は省略されるか、単に示唆される場合がある。
図1】照明ユニット、コントローラ、ポータブルデバイス及び充電器を含むシステムの一例を概略的に示す。
図2】モーションセンサを含む図1のシステムの一例を概略的に示す。
図3】複数の照明ユニットを含むエリアの一例を概略的に示す。
図4】エリア内の照明ユニットを制御する方法を概略的に示す。
【発明を実施するための形態】
【0022】
図1は、照明ユニット120、コントローラ102、ポータブルデバイス130及び充電器140を含むシステム100の一例を概略的に示している。コントローラ102は、エリア内に位置する照明ユニット120を制御するように構成される。コントローラ102は、(例えば、エリア内に位置してもよい)ポータブルデバイス130の充電状態を得、充電状態は、ポータブルデバイス130が充電器140に接続されているかどうかを示す、及び、エリア内のユーザのモーションを示すモーション信号を受信するように構成される入力104を含む。コントローラ102はさらに、モーションが検出された場合且つポータブルデバイス130が充電器140に接続されている142場合、第1の光設定に従って照明ユニット120を制御するように構成される、及びモーションが検出された場合且つポータブルデバイス130が充電器140に接続されていない場合、第2の光設定に従って照明ユニット120を制御するように構成されるプロセッサ106を含む。
【0023】
照明ユニット120は、1つ以上の(LED)光源を含んでもよい。照明ユニットは、空間を照らすように構成される。照明ユニット120は、ライトバルブ(light bulb)、ライトストリップ(light strip)、TLED、ライトタイル(light tile)等であってもよい。照明ユニットは、(LEDストリップ等)照明器具の個別に制御可能な光源であってもよい。照明ユニット120は、(コントローラ102から受信されてもよい、光設定に基づいてもよい)受信された照明制御コマンドに基づいて1つ以上の光源によって生成される光出力を制御するための、マイクロコントローラ(図示せず)等、制御ユニットを含んでもよい。照明ユニット104は、例えば、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、Thread等を介して、照明制御コマンドを(ワイヤレスで)受信するように構成されるレシーバを含んでもよい。(光設定を定義する)照明制御コマンドは、1つ以上の光源の色、強度、彩度、ビームサイズ、ビーム形状等、光出力を制御するための照明制御命令を含んでもよい。代替的に、光設定は、照明ユニット120が制御されるべきである1つ以上の照明制御命令を定義してもよい照明制御ルーチンであってもよい。照明制御ルーチンは、照明制御命令が実行されるトリガ条件を定義してもよい。トリガ条件の例は、時刻、センサからのセンサ入力、ユーザによって提供されるユーザ入力等であってもよい。ポータブルデバイス130は、ユーザによって携帯される任意のタイプのポータブルデバイスであってもよい。ポータブルデバイス130の例としては、スマートフォン、スマートウォッチ、スマートグラス、タブレットPC等が挙げられるが、これらに限定されない。ポータブルデバイス130は、充電モジュール及びバッテリと、充電器140から(ワイヤレス/有線)電力を受けるための手段とを含む。充電器は、有線充電器又はワイヤレス充電器(例えば、誘導充電器、マイクロ波充電器、レーザ充電器等)であってもよい。ポータブルデバイスを充電するためのさまざまな技術は当技術分野で知られているため、詳細には論じない。ポータブルデバイス130及び/又は充電器140は、ポータブルデバイス130の充電状態をコントローラ102に通信するように構成されてもよい。
【0024】
図1の例では、コントローラ102は、別個のデバイスとして図示されている。コントローラ102は、ブリッジ等の中央照明制御デバイス、中央ホーム制御システム、(インターネットを介して接続される)リモート制御システムのリモートサーバ等に含まれてもよい。他の例では、システムアーキテクチャに依存して、コントローラ102は、照明ユニット120、ポータブルデバイス130から外部にあるセンサデバイス202、照明ユニット120から外部にあるセンサデバイス202、又はポータブルデバイス130に含まれてもよい。
【0025】
入力104は、エリア内のポータブルデバイスの充電状態を得る、及びエリア内のユーザのモーションを示すモーション信号を受信するように構成される。コントローラ102が、別個のデバイス(例えば、ブリッジ、中央ホーム制御システム、リモートサーバ等)又は照明ユニットに含まれる場合、入力104は、(例えば、充電状態を受けるために)ポータブルデバイス130及び/又は(例えば、モーション信号を受信するために)モーションセンサとワイヤレス通信するように構成される通信ユニットであってもよい。通信ユニットは、システム100内のデバイスと任意の(ワイヤレス)通信プロトコル(例えば、Bluetooth(登録商標)、Wi-Fi(登録商標)、Li-Fi、Thread、ZigBee(登録商標)等)を介して通信するように構成されてもよい。他の例では、入力104は、プロセッサ106への入力であってもよい。例えば、コントローラ102がポータブルデバイス130に含まれる場合、入力104は、ポータブルデバイス130の充電モジュールの充電状態を受けてもよい。別の例では、コントローラ102がセンサデバイス202に含まれる場合、入力は、センサデバイス202内のモーションセンサからモーション信号を受信してもよい。上述した例は入力104の単なる例であり、当業者は、システムアーキテクチャに依存して、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、代替案を設計できることを理解されたい。
【0026】
プロセッサ106は、モーションが検出された場合且つポータブルデバイス130が充電器140に(数字142によって図示されるように)接続されている場合、第1の光設定に従って照明ユニット120を制御するように構成される。プロセッサ106はさらに、モーションが検出された場合且つポータブルデバイス130が充電器に(数字144によって図示されるように)接続されていない場合、第2の光設定に従って照明ユニット120を制御するように構成される。プロセッサ106は、例えば、(コントローラ102又はリモートデバイス、例えばリモートサーバに含まれてもよい)メモリ108にアクセスしてもよく、メモリ108は、モーション、充電状態及び光設定の間の関連付けを含むルックアップテーブルを記憶してもよい。代替的に、プロセッサは、例えば、時刻、(エリア内に位置する光センサから得られてもよい)エリア内の光レベル、エリア内のユーザの現在又は予想されるアクティビティ等、コンテキストパラメータ(contextual parameter)に基づいて第1及び第2の光設定を決定してもよい。プロセッサ106は、光設定を定義する照明制御コマンドを通信ユニットを介して照明ユニット120に通信するように構成されてもよい。入力104は、例えば、照明制御コマンドを通信するためのトランシーバとして機能してもよく、コントローラ102は、別個の通信ユニットを含んでもよい。コントローラ102が照明ユニット120に含まれる実施形態では、プロセッサ106は、第1/第2の光設定に従って直接照明ユニットの光源を制御してもよい。
【0027】
第1の光設定は、第2の光設定よりも低い明るさ及び/又は低い色温度を有してもよい。プロセッサ106は、特定の期間、例えば23:00~07:00の夜間にのみこれらの光設定を適用するように構成されてもよい。例えば、第1の光設定は、20%の明るさを有してもよく、第2の光設定は、40%の明るさを有してもよい。例えば、第1の光設定は、2700Kの色温度を有する白色光であってもよく、第2の光設定は、4000Kの色温度を有する白色光であってもよい。
【0028】
プロセッサ106は、モーションが検出される時刻に依存して第1の光設定及び/又は第2の光設定を決定/選択するように構成されてもよい。例えば、モーションが夕方に検出される場合、第1の光設定は、第1の強度を有する光設定であってもよく、第2の光設定は、第1の強度よりも高い第2の強度を有する光設定であってもよく、例えば、モーションが夜間に検出される場合、第1の光設定は、第1の強度よりも低い第3の強度を有する光設定であってもよい。
【0029】
システム100は、ユーザのモーションを検出する、及びモーション信号をコントローラ102に提供/通信するためにエリア内に位置するモーションセンサを含む。図2は、モーションセンサ110a、110b、110c、110dの異なる例を示している。
【0030】
第1の例において、モーションセンサ110a(例えば、加速度計、磁力計、カメラ及び/又はジャイロスコープ)は、ポータブルデバイス130に含まれてもよい。ユーザのモーションは、当該モーションセンサ110aによって検出されてもよく、ユーザのモーションを示すモーション信号は、コントローラ102に提供されてもよい。ユーザは、例えば、自身のポータブルデバイス130を手に取ることがあり、その結果、モーションが検出され得る。コントローラ102は、充電状態を得、充電状態に基づいて照明ユニット120を制御してもよい。ポータブルデバイス130が充電器に接続されている142場合、照明ユニット120は、第1の光設定に従って制御され、ポータブルデバイス130が充電器に接続されていない144場合、照明ユニット120は、第2の光設定に従って制御される。モーションセンサ110aによって提供されるモーション信号は、ユーザのモーションのタイプ(例えば、歩いている対ポータブルデバイスを操作している)を判断するためにプロセッサ106によって分析されてもよい。プロセッサ106は、モーションのタイプを示すモーションシグネチャ(motion signature)を識別するためにモーション信号を分析してもよい。反復的なモーション(repetitive motion)は、ポータブルデバイス130がユーザのポケットにあることを示し得、軽微な反復的でないモーション(minor unrepetitive motion)は、ユーザがポータブルデバイス130を操作していることを示し得る。その後、コントローラ102は、相応に照明ユニット120を制御してもよく、例えば、光設定は、ユーザが歩いていて且つポータブルデバイスがユーザのポケットにあることをモーションが表す場合と比較して、ユーザがポータブルデバイスを操作していることをモーションが表す場合に異なってもよい。充電器がワイヤレス充電器であり、モーションセンサ110aがポータブルデバイス130に含まれる、さらなる例では、プロセッサ106はさらに、モーションセンサ110aによってモーションが検出される場合、充電状態が充電器に接続されている状態142から充電器から接続解除されている(disconnected)状態144に変化するかどうかを検出するように構成されてもよい。充電状態が変化する場合、プロセッサ106は、第3の光設定に従って照明ユニット120を制御することを決定してもよい。第3の光設定は、例えば、第1の光設定(例えば、第2の光設定の明るさよりも低い明るさを有する光設定)と同じであってもよく、又は、第3の光設定は、ユーザがポータブルデバイス130を操作していることを示す信号を得る前に既にアクティブであったアクティブ光設定であってもよい。充電状態が変化せず、プロセッサ106が、ユーザがポータブルデバイス130を充電器から取り外すことなくポータブルデバイス130を操作していると判断する場合、プロセッサ106は、(第1の光設定と同じであってもよい、又は第1、第2及び第3の光設定とは異なる光設定であってもよい)第4の光設定に従って照明ユニット120を制御することを決定してもよい。
【0031】
別の例では、モーションセンサ110b(例えば、PIRセンサ、(パッシブ)RFセンサ、超音波センサ、カメラ等)は、センサデバイス202に含まれてもよい。ユーザのモーションは、エリア内に位置するセンサデバイスに含まれるモーションセンサ110bによって検出されてもよく、ユーザのモーションを示すモーション信号は、コントローラ102に提供されてもよい。プロセッサ106はさらに、ユーザがポータブルデバイス130を操作していることを示す(例えば、ポータブルデバイス130からの)信号を得るように構成されてもよい。プロセッサ106はさらに、センサデバイス202のモーションセンサ110bによってモーションが検出される場合、ユーザがポータブルデバイス130を操作している場合且つポータブルデバイス130が充電器140に接続されている142場合、第3の光設定に従って照明ユニット120を制御するように構成されてもよい。ポータブルデバイス130を操作している際にユーザが動き、意図せずにモーションセンサ110bをトリガすることが起こり得る。斯くして、ポータブルデバイスが充電器140に接続されている142際にモーションが検出される場合にユーザがポータブルデバイス130を操作しているかどうかを判断することは有益である。第3の光設定は、例えば、第1の光設定(例えば、第2の光設定の明るさよりも低い明るさを有する光設定)と同じであってもよく、又は、第3の光設定は、ユーザがポータブルデバイス130を操作していることを示す信号を得る前に既にアクティブであったアクティブ光設定であってもよい。
【0032】
モーションセンサは、例えば、PIRセンサ、(パッシブ)RFセンサ、超音波センサ、カメラ等であってもよい。モーションセンサは、エリアの異なるサブエリアにおけるモーションを差別化する(differentiate)ように構成されてもよい。モーションセンサは、例えば、サブエリアに対応する複数のセンシングゾーンを含んでもよい。これは、モーションセンサが、例えば、ベッドにいるユーザのモーションと、ベッドから出ている又は部屋の入口付近のユーザのモーションとを区別する(distinguish)ことを可能にする。プロセッサ106はさらに、どのサブエリアでモーションが検出されたかに基づいて第1及び/又は第2の光設定を選択/決定するように構成されてもよい。さらに、モーションが検出されるサブエリアは、ユーザのアクティビティを示してもよく、ユーザのアクティビティは、どのサブエリアでモーションが検出されるかに基づいて決定されてもよい。例えば、ユーザのベッドに対応するサブエリアでモーションが検出される場合、アクティビティは、睡眠又は寝る準備であり得、部屋の入口付近でモーションが検出される場合、アクティビティは、入室又は退室であり得る。
【0033】
プロセッサ106はさらに、ポータブルデバイスの充電状態が変化する場合、照明ユニット120の光設定を変更するように構成されてもよい。プロセッサ106は、例えば、ポータブルデバイス130の充電状態が接続されている142から接続されていない144に変化する場合、より高い明るさ及び/又はより高い色温度を有する新しい光設定に光設定を設定する、及び、ポータブルデバイス130の充電状態が接続されていない144から接続されている142に変化する場合、より低い明るさ及び/又はより低い色温度を有する新しい光設定に光設定を変更するように構成されてもよい。
【0034】
第1の光設定及び第2の光設定は、ユーザのアクティビティに基づいて決定されてもよい。ユーザのアクティビティは、現在のアクティビティ又は来るアクティビティであってもよい。現在の及び/又は来るアクティビティは、(例えば、1つ以上のセンサ、例えば、モーションセンサ、カメラ等を使用して)検出されてもよい。代替的に、アクティビティは、(例えば、ユーザスケジュールに基づいて、アクティビティ学習システムからの情報に基づいて等)予想された/計画された/学習されたアクティビティであってもよい。アクティビティは、モーション信号から導出されてもよく、プロセッサ106は、これに基づいて第1及び/又は第2の光設定を選択/決定してもよい。アクティビティ検出又は予測のための技術は当技術分野で知られているため、詳細には論じない。例えば、プロセッサ106は、ポータブルデバイス130が接続されていて142、モーションが検出される際にユーザが本を読んでいると判断し、これに基づいて第1の光設定として読書光設定(reading light setting)を選択してもよい。別の例では、プロセッサ106は、ポータブルデバイス130が接続されていて142、モーションが検出される際にユーザが睡眠中であると判断し、これに基づいて第1の光設定として睡眠光設定(sleep light setting)(例えば、非常に低い明るさを有する/明るさのない光設定)を選択してもよい。別の例では、プロセッサ106は、ポータブルデバイス130が接続されていて142、モーションが検出される際にユーザが歩いていると判断し、これに基づいて第1の光設定として案内光設定(guide light setting)(例えば、ユーザにエリアを案内するのに十分に高い明るさであるが、ユーザの目をくらませないように十分に低い明るさを有する光設定)を選択してもよい。
【0035】
プロセッサ106はさらに、予め定められたモーション閾値をモーションが超える場合にのみ第1の光設定に従って照明ユニットを制御するように構成されてもよい。モーションが閾値を超えない場合、照明ユニット120の現在の光設定(例えば、「オフ」)が維持されてもよい。
【0036】
エリアは、複数の照明ユニットを含んでもよい。プロセッサ106は、ポータブルデバイスが充電器140に接続されている142場合、複数の照明ユニットに対するポータブルデバイスの位置を決定する、及びポータブルデバイス130の位置に基づいて複数の照明ユニットから照明ユニット120を選択するように構成されてもよい。代替的に、プロセッサ106は、ポータブルデバイスが充電器140に接続されている142場合、複数の照明ユニットに対するユーザの位置及び/又は向きを決定する、及びユーザの位置及び/又は向きに基づいて複数の照明ユニットから照明ユニット120を選択するように構成されてもよい。照明ユニット及びポータブルデバイス又はユーザの位置は、(屋内)測位システム、例えば、RFベースの測位システム、コード化光測位システム(coded light positioning system)、カメラベースの測位システム等から得られてもよい。エリア内のデバイス及びユーザの位置を検出するための技術は当技術分野で知られているため、詳細には論じない。図3は、複数の照明ユニット320、322、充電器140に接続されているポータブルデバイス130及びユーザ350を含むエリア300の一例を示している。プロセッサ106(図3には図示せず)は、照明ユニット320、322の位置を示す位置情報を受けてもよい。第1の例では、プロセッサ106は、ポータブルデバイス130の位置を得、最も近接した照明ユニット320を選択し、モーションが検出される場合、第1の光設定に従って当該照明ユニット320を制御してもよい。別の例では、プロセッサ106は、(例えば、ベッド360における存在センサ、RFベースの測位システム等から)ユーザ350の位置を得、最も近接した照明ユニット320を選択し、モーションが検出される場合、第1の光設定に従って当該照明ユニット320を制御してもよい。別の例では、プロセッサ106は、(例えば、ベッド360における存在センサから、1つ以上のマイクを使用する呼吸検出に基づいて、等)ユーザ350の向きを得、ユーザが向いている照明ユニット322を選択し、モーションが検出される場合、第1の光設定に従って当該照明ユニット322を制御してもよい。
【0037】
図4は、エリア内の照明ユニットを制御する方法400を示し、当該方法は、
エリア内のポータブルデバイスの充電状態を得ること402であって、充電状態は、ポータブルデバイスが充電器に接続されているかどうかを示す、ことと、
エリア内のユーザのモーションを示すモーション信号を受信すること404と、
モーションが検出された場合且つポータブルデバイスが充電器に接続されている場合、第1の光設定に従って照明ユニットを制御すること406と、
モーションが検出された場合且つポータブルデバイスが充電器に接続されていない場合、第2の光設定に従って照明ユニットを制御すること408とを含む。
【0038】
方法400は、コンピュータプログラムプロダクトがコントローラ102のプロセッサ106等のコンピューティングデバイスの処理ユニット上で実行された場合、コンピュータプログラムプロダクトのコンピュータプログラムコードによって実行されてもよい。
【0039】
上述した実施形態は本発明を限定するものではなく、例示するものであり、当業者は添付の特許請求の範囲から逸脱することなく多くの代替的な実施形態を設計できることに留意されたい。
【0040】
特許請求の範囲において、括弧内に置かれた参照符号はいずれも、請求項を限定するものとして解釈されるべきではない。動詞「含む」及びその活用形の使用は、請求項に記述されたもの以外の要素又はステップが存在することを排除するものではない。要素に先行する冠詞「1つの(a)」又は「1つの(an)」は、複数のそのような要素が存在することを排除するものではない。本発明は、いくつかの個別要素を含むハードウェアによって、及び、好適にプログラムされたコンピュータ又は処理ユニットによって実装されてもよい。いくつかの手段を列挙するデバイスの請求項では、これらの手段のうちのいくつかは、同一のハードウェアのアイテムによって具現化されてもよい。特定の手段が、互いに異なる従属請求項内に列挙されているという単なる事実は、これらの手段の組み合わせが、有利に使用され得ないことを示すものではない。
【0041】
本発明の態様は、コンピュータにより実行され得るコンピュータ可読記憶デバイスに記憶されたコンピュータプログラム命令の集合体であってもよいコンピュータプログラムプロダクトにおいて、実施されてもよい。本発明の命令は、スクリプト、解釈可能プログラム、ダイナミックリンクライブラリ(DLL)又はJavaクラスを含むが、これらに限定されない任意の解釈可能又は実行可能コードメカニズムであってもよい。命令は、完全な実行可能プログラム、部分実行可能プログラム、既存のプログラムに対する修正(例えば更新)、又は既存のプログラムに対する拡張(例えば、プラグイン)として提供され得る。さらに、本発明の処理の一部は、複数のコンピュータ若しくはプロセッサ、又は「クラウド」にわたって分散されてもよい。
【0042】
コンピュータプログラム命令を格納するのに適した記憶媒体には、EPROM、EEPROM及びフラッシュメモリデバイス、内部及び外部ハードディスクドライブ等の磁気ディスク、リムーバブルディスク並びにCD-ROMディスクを含むが、これらに限定されないすべての形態の不揮発性メモリが含まれる。コンピュータプログラムは、斯様な記憶媒体上で頒布されてもよく、又はHTTP、FTP、電子メール、又はインターネット等のネットワークに接続されるサーバを介してダウンロード用に提供されてもよい。
図1
図2
図3
図4