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  • 特許-バレル及び当該バレルを備えたホイール 図1a
  • 特許-バレル及び当該バレルを備えたホイール 図1b
  • 特許-バレル及び当該バレルを備えたホイール 図1c
  • 特許-バレル及び当該バレルを備えたホイール 図2
  • 特許-バレル及び当該バレルを備えたホイール 図3
  • 特許-バレル及び当該バレルを備えたホイール 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-01
(45)【発行日】2024-03-11
(54)【発明の名称】バレル及び当該バレルを備えたホイール
(51)【国際特許分類】
   B60B 19/00 20060101AFI20240304BHJP
【FI】
B60B19/00 H
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2019140033
(22)【出願日】2019-07-30
(65)【公開番号】P2020026266
(43)【公開日】2020-02-20
【審査請求日】2022-06-30
(31)【優先権主張番号】P 2018150071
(32)【優先日】2018-08-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】503405689
【氏名又は名称】ナブテスコ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100126572
【弁理士】
【氏名又は名称】村越 智史
(72)【発明者】
【氏名】成瀬 隆
【審査官】菅 和幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-043218(JP,A)
【文献】特開昭48-020880(JP,A)
【文献】特開2002-029202(JP,A)
【文献】独国特許出願公開第102006037108(DE,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60B 19/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動車両用のホイールに設けられるバレルであって、
一対の支持部材の間に配置されたバレルシャフトと、
前記バレルシャフトの周りで回転可能に前記バレルシャフトに軸受を介して保持され、樽形状に形成されたバレル芯と、
記バレルシャフトの外方に配置されたバレル部材であって、前記バレルシャフトの軸方向における端部領域における厚さが中央領域における厚さよりも厚くなるように、前記バレル芯の外表面に沿って設けられたバレル部材と、
を備えるバレル。
【請求項2】
一対の支持部材を有するホイール体と、
前記一対の支持部材の間に配置された複数のバレルシャフトと、
前記複数のバレルシャフトの各々の周りで回転可能に前記バレルシャフトに軸受を介して保持され、樽形状に形成されるバレル芯と、
前記複数のバレルシャフトの各々の外方に配置されたバレル部材であって、前記バレルシャフトの軸方向における端部領域における厚さが中央領域における厚さよりも厚くなるように、前記バレル芯の外表面に沿って設けられたバレル部材と、
を備える移動車両用のホイール。
【請求項3】
前記バレル部材は、可撓性材料により形成されている、
請求項2に記載のホイール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、バレル及び当該バレルを備えたホイールに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の移動車両用のホイールとしてメカナムホイールが知られている。メカナムホイールは、駆動されるホイール体と、多数のバレルと、を備える。このホイール体は、概ね円盤状に形成された2つの支持部材を有する。多数のバレルの各々は、バレルシャフトと、バレルシャフトの外方に配置された可撓性のバレル部材と、を有する。バレル部材は、その表面が中高の(crowned or barrel-shaped)形状を有する。多数のバレルの各々は、バレルシャフトを介して2つの支持部材の間に回転可能に設けられる。
【0003】
従来のメカナムホイールは、例えば、特表2009-504465号公報(特許文献1)に記載されている。特許文献1は、ホイールの外径とローラ体の最大半径との比を1.08から1.13の範囲、特に1.09から1.12の範囲にすることを開示している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特表2009-504465号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ホイールには耐荷重が大きいことが望まれる。従来のホイールにおいては、バレルが破損しやすいため耐荷重が大きくないという問題がある。高耐荷重化するためにはバレルシャフトを太くしたり、バレル部材を肉厚にしたりする必要がある。
【0006】
本発明の目的の一つは、ホイールに用いられるバレルを高耐荷重化することである。また、本発明の目的の一つは、バレルを備えるホイールを高耐荷重化することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施形態によるバレルは、一対の支持部材の間に配置された複数のバレルシャフトと、前記複数のバレルシャフトの各々の外方に配置されたバレル部材であって、前記バレルシャフトの軸方向における端部領域における厚さが中央領域における厚さよりも厚いバレル部材と、を備える。当該バレルは、ホイールに備えられてもよい。
【0008】
本発明の一実施形態によるホイールは、一対の支持部材を有するホイール体と、前記一対の支持部材の間に配置された複数のバレルシャフトと、前記複数のバレルシャフトの各々の外方に配置されたバレル部材であって、前記バレルシャフトの軸方向における端部領域における厚さが中央領域における厚さよりも厚いバレル部材と、を備える。前記バレル部材は、可撓性材料により形成されていてもよい。
【0009】
本発明の一実施形態において、バレルは、前記一対の支持部材の間に配置され焼入れ処理されたバレルシャフト、及び、前記バレルシャフトの外方に前記バレルシャフトの周りで回転可能に設けられ焼入れ処理されたバレル芯を有していてもよい。
【0010】
本発明の一実施形態において、バレルは、前記一対の支持部材の間に配置されたバレルシャフト、及び、前記バレルシャフトの周りで回転可能に前記バレルシャフトに軸受を介して保持されたバレル芯を有していてもよい。
【0011】
本発明の一実施形態において、前記バレル芯は研磨されていてもよい。本発明の一実施形態において、前記バレル芯は樽状に形成されていてもよい。
【0012】
本発明の一実施形態において、前記ホイール体の重量は前記ホイールの重量の80%であってもよい。
【発明の効果】
【0013】
本発明の実施形態によれば、ホイールに用いられるバレルを高耐荷重化することができる。また、本発明の実施形態によれば、バレルを備えるホイールを高耐荷重化することができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1a】本発明の一実施形態によるホイールの斜視図である。
図1b図1aのホイールの上面図である。
図1c図1aのホイールの正面図である。
図2図1aのホイールに備えられるバレルを示す図である。
図3】本発明の他の実施形態によるホイールに備えられるバレルを示す図である。
図4】本発明の他の実施形態によるホイールに備えられるバレルを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。まず、本発明の一実施形態について、図1a~図1c及び図2を参照して説明する。図1a~図1cは、本発明の一実施形態に係るホイール1を概略的に示している。図2は、ホイール1に備えられているバレルの断面を模式的に示している。
【0016】
これらの図に示されているホイール1は、一対の支持部材3を有するホイール体2と、この一対の支持部材3の間に配置される複数のバレル5と、を備える。一対の支持部材3は、概ねディスク状の形状を有する。一対の支持部材3の各々の外周面9には、複数の凹部10が設けられている。
【0017】
バレル5は、回転軸15に沿って延びるバレルシャフト5cを有する。バレルシャフト5cは、その両端部分において一対の支持部材3の外周面9の凹部10に固定される。バレル5は、バレルシャフト5cの周りで回転可能に一対の支持部材3に支持される。したがって、バレル5は、図1cに示されている回転軸15の周りで回転可能である。一対の支持部材3は、図示しない駆動装置によって駆動される。一対の支持部材3は互いに固定されている。ホイール体2は、回転軸12の周りの両方向へ回転することができる。
【0018】
複数のバレル5は、一対の支持部材3の間に、互いに均等な間隔をおいて配置されている。図示のホイール1は、8つのバレル5を有している。ホイール1が備えるバレル5の数は8つに限られず、適宜変更可能である。図示の実施形態において、バレル5は、中高の(crowned or barrel-shaped)外側輪郭を有している。バレル5の回転軸15は、ホイール体2の回転軸12に対して角度αをなす。角度αは、例えば45°である。角度αは、45°に限られず、適宜変更可能である。
【0019】
バレル5は、図1bに示されているように、その一部が一対の支持部材3の外周よりも径方向外側にわずかに突き出るように、支持部材3に取り付けられる。バレル5は、この支持部材3の外周よりも径方向外側に突き出ている部位において地面又は床面と接する。
【0020】
一実施形態において、ホイール1の外径と最大のバレル半径との比は、1.107である。これにより、ホイール1の外径に関わりなく、ホイール1の最善のローラ挙動を得ることができる。
【0021】
本発明の一実施形態において、ホイール体2の重量は、ホイール1全体の重量の80%とされる。ホイール体2の重量がホイール1全体の重量の80%であるとは、ホイール体2の重量がホイール1全体の重量の厳密に80%である場合に加えて、ホイール体2の重量がホイール1全体の重量の約80%である場合も含む。例えば、ホイール体2の重量がホイール1全体の重量の75%~85%の範囲、76%~84%の範囲、77%~83%の範囲、78%~82%の範囲、又は79%~81%の範囲にある場合に、ホイール体2の重量がホイール1全体の重量の約80%であるということができる。ホイール体2の重量をホイール1全体の重量の80%とすることにより、一対の支持部材3が駆動されたときのホイール1の速度変化を小さくすることができ、その結果、バレル5に作用する荷重の変化を低減することができる。このようにバレル5に一時的に大きな荷重がかからないようにすることでバレル5の破損が抑制される。これにより、バレル5及び当該バレル5を備えたホイール1を高耐荷重化することができる。
【0022】
次に、図2を参照して、バレル5についてさらに説明する。図2は、バレル5の回転軸15に沿った断面を模式的に示している。図示のように、バレル5は、バレル部材5aと、バレル芯5bと、バレルシャフト5cと、を有する。バレル部材5aは、中高の外側輪郭を有する。バレル部材5aは、回転軸15に沿って一端から他端まで延びる貫通孔を有しており、この貫通孔にバレル芯5bが設けられている。バレル5bの外周面は、回転軸15に平行に延びている。バレル芯5bも回転軸15に沿って一端から他端まで延びる貫通孔を有しており、この貫通孔にバレルシャフト5cが挿入されている。バレルシャフト5cは、回転軸15に沿って一端5c1から他端5c2まで延びる棒状の部材である。
【0023】
バレル部材5aは、例えば、ポリウレタンエラストマー等の樹脂材料からなる。バレル部材5aは、樹脂材料以外の可撓性のある材料から形成されてもよい。バレル芯5b及びバレルシャフト5cは、金属材料から成る。バレル芯5b及びバレルシャフト5cには焼入れ処理が施される。このように、バレル芯5b及びバレルシャフト5cに焼き入れ処理を行うことにより、バレル芯5b及びバレルシャフト5cの強度を向上させることができる。このため、バレル芯5b及びバレルシャフト5cを小径とすることができる。また、バレル芯5b及びバレルシャフト5cを小径とすることにより、バレル部材5aの厚さを厚くすることができる。これにより、バレル5及び当該バレル5を備えたホイール1を高耐荷重化することができる。
【0024】
バレル芯5bに焼き入れ処理を行うと、バレル芯5bに歪みが生じる可能性がある。本発明の一実施形態において、バレル芯5bは、焼き入れ処理後にその外表面が研磨されてもよい。このように、バレル芯5bの外表面を研磨処理することにより、バレル芯5bの歪みによってバレル部材5aの内周面へ偏荷重が発生することを抑制できる。これにより、バレル部材5aの破損を抑制することができる。これにより、バレル5及び当該バレル5を備えたホイール1を高耐荷重化することができる。
【0025】
図2に示すように、バレル芯5bは、2つの軸受6及び2つの軸受13を介してバレルシャフト5cに取付けられる。2つの軸受6は、バレルシャフト5cの回転軸方向の中心Cに対して互いと対称な位置に設けられてもよい。バレルシャフト5cの回転軸方向の中心Cは、一端5c1と他端5c2との間の中点である。2つの軸受13は、バレルシャフト5cの回転軸方向の中心Cに対して互いと対称な位置に設けられてもよい。図示の実施形態において、軸受6はスラスト軸受であり、軸受13はラジアル軸受である。軸受6及び軸受13の少なくとも一方は、アンギュラ軸受、テーパ軸受、又はこれら以外の公知の軸受であってもよい。回転軸15に沿う軸方向(以下、単に「回転軸方向」ということがある。)において、バレル芯5bのバレルシャフト5cに対する位置は、軸受6により定められる。
【0026】
バレル芯5bは、その回転軸方向のD1方向の端からバレルシャフト5cの中心Cに向かって凹む凹部5b1を有し、また、回転軸方向のD2方向の端からバレルシャフト5cの中心Cに向かって凹む凹部5b2を有する。2つの軸受6の各々は、この凹部5b1及び凹部5b2に収容される。軸受6は、第1の軌道輪6aと、第2の軌道輪6bと、この第1の軌道輪6aと第2の軌道輪6bとの間に配置された複数の転動体6cと、を有する。第1の軌道輪6aは、バレルシャフト5cに取り付けられており、第2の軌道輪6bは、バレル芯5bに取り付けられている。第1の軌道輪6aは、バレルシャフト5cと一体に構成されてもよい。つまり、第1の軌道輪6aとバレルシャフト5cとは一体のワンピース部材であってもよい。第1の軌道輪6aに対して焼き入れ処理が施されてもよい。第2の軌道輪6bは、バレル芯5bと一体に構成されてもよい。つまり、第2の軌道輪6bとバレル芯5bとは一体のワンピース部材であってもよい。第2の軌道輪6bに対して焼き入れ処理が施されてもよい。
【0027】
バレルシャフト5cは、その周方向に延びる2つの溝を有しており、当該2つの溝の各々には規制部材が設けられる。図示の実施形態においては、規制部材として止め輪7が用いられている。止め輪7は、溝に嵌め込まれている。このため、止め輪7の回転軸方向への移動は規制されている。止め輪7と筒状部材5bとの間にはスペーサ14が設けられている。図示の実施形態では、スペーサ14は、止め輪7と軸受6との間に設けられている。止め輪7は、その中心を通る貫通孔を有しており、その貫通孔にバレルシャフト5cが挿入されている。同様に、スペーサ14は、リング状の形状を有する。スペーサ14は、その中心を通る貫通孔を有しており、その貫通孔にバレルシャフト5cが挿入されている。スペーサ14と止め輪7との間には、不図示のシムが設けられてもよい。シムは、スペーサ14と軸受6との間に設けられてもよい。回転軸方向におけるスペーサ14の位置と止め輪7の位置とを入れ替えてもよい。言い換えると、なくともよい。例えば、スペーサ14は、軸受6と筒状部材5bとの間に設けられてもよい。規制部材としてネジを使用してもよい。
【0028】
バレルシャフト5cの両端には、回転軸15と直交する方向に延びる穴16が設けられている。穴16には、ボルト8が挿入される。支持部材3の凹部10には、ボルト8を受け入れるネジ穴が設けられている。バレルシャフト5cは、ボルト8を凹部10のネジ穴にねじ込むことにより支持部材3に固定される。このように、バレルシャフト5cは、ボルト8により支持部材3に取り付けられる。一実施形態において、穴16の内径は、ボルト8の軸部の外径よりも大きい。このため、ボルト8の軸部と穴16の内周面との間には隙間がある。よって、この隙間の間隔だけ支持部材3に対するバレルシャフト5cの取付け位置を調整できる。バレルシャフト5cは、ボルト8による締結以外の公知の手法により凹部10に固定されてもよい。
【0029】
次に、図3を参照して、本発明の他の実施形態によるホイールのバレルについて説明する。図3に示されているバレル105は、バレル部材5aに代えてバレル部材105aを備え、また、バレル芯5bに代えてバレル芯105bを備える点で図2に示されているバレル5と異なっている。図3に示されているバレル105の構成要素のうち図1に示されているバレル5の構成要素と同一又は類似のものには図1と同じ又は類似の参照符号を付し、これらの同一又は類似の構成要素については詳細な説明を省略する。
【0030】
バレル芯105bは、樽状の形状となるように形成される。つまり、バレル芯105bは、その外表面が中高の(crowned or barrel-shaped)形状を有する。言い換えると、バレル芯105bは、バレルシャフト5cの回転軸方向の中心C付近において径方向外側に膨らんでいる。よって、バレル芯105bは、バレルシャフト5cの回転軸方向の中心C付近において回転軸方向の端部付近よりも肉厚に構成されている。
【0031】
バレル部材105aは、バレル芯105bの外表面を覆うように設けられる。バレル部材105aは、バレル芯105bの外表面にほぼ均等な厚さで設けられてもよい。バレル芯105bが樽状の形状を有するため、バレル部材105aは、バレルシャフト5cの回転軸方向の中心C付近において径方向外側に膨らんでいる。
【0032】
次に、図4を参照して、本発明の他の実施形態によるホイールのバレルについて説明する。図4に示されているバレル205は、バレル部材105aに代えてバレル部材205aを備える点で図3に示されているバレル105と異なっている。図4に示されているバレル205の構成要素のうち図3に示されているバレル105の構成要素と同一又は類似のものには図1と同じ又は類似の参照符号を付し、これらの同一又は類似の構成要素については詳細な説明を省略する。
【0033】
バレル部材205aは、その厚さがバレルシャフト5cの軸方向でみて、バレル部材18の中央領域よりも端部領域において厚くなるように形成されている。バレル部材18の中央領域の厚さは、バレルシャフト5cの回転軸方向において中心Cの位置におけるばれる部材18の厚さt1であってもよい。バレル部材18の端部領域における厚さは、バレルシャフト5cの回転軸方向においてバレルシャフト5cの一端5c1と、2つの軸受6のうち一端5c1に隣接する軸受6の転動体6cとの間にある領域における厚さt2であってもよい。バレル部材205aは、バレルシャフト5cの回転軸方向において、バレルシャフト5cの回転軸方向の中心C付近における厚さt1が、端部付近における厚さt2よりも小さくなるように構成されている。
【0034】
バレル部材205aは、その端部領域における厚さが中央領域における厚さよりも厚くなるように構成されているため、均一の厚さを有するバレル部材と比較して、中央領域における圧縮量と端部領域における圧縮量との差を小さくすることができる。これにより、バレル部材205aの一部に応力が集中しなくなるため、バレル部材205a及び当該バレル部材205aを備えたホイール1を高耐荷重化することができる。
【0035】
本明細書で説明された各構成要素の寸法、材料、及び配置は、実施形態中で明示的に説明されたものに限定されず、この各構成要素は、本発明の範囲に含まれうる任意の寸法、材料、及び配置を有するように変形することができる。また、本明細書において明示的に説明していない構成要素を、説明した実施形態に付加することもできるし、各実施形態において説明した構成要素の一部を省略することもできる。上述の様々な実施形態のうちの1つに関連して説明された特徴は、他の実施形態にも適用され得る。
【符号の説明】
【0036】
1 ホイール
2 ホイール体
3 支持部材
5、105、205 バレル
5a、105a、205a バレル部材
5b、105b バレル芯
5c バレルシャフト
6 スラスト軸受
7 止め輪
8 ボルト
9 外周面
10 凹部
12 ホイール体の回転軸
13 ラジアル軸受
14 スペーサ
15 バレルの回転軸
16 穴
図1a
図1b
図1c
図2
図3
図4