IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ アイシン精機株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-回転電機 図1
  • 特許-回転電機 図2
  • 特許-回転電機 図3
  • 特許-回転電機 図4
  • 特許-回転電機 図5
  • 特許-回転電機 図6
  • 特許-回転電機 図7
  • 特許-回転電機 図8
  • 特許-回転電機 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-04
(45)【発行日】2024-03-12
(54)【発明の名称】回転電機
(51)【国際特許分類】
   H02K 3/50 20060101AFI20240305BHJP
【FI】
H02K3/50 A
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2020059954
(22)【出願日】2020-03-30
(65)【公開番号】P2021158885
(43)【公開日】2021-10-07
【審査請求日】2022-12-14
(73)【特許権者】
【識別番号】000000011
【氏名又は名称】株式会社アイシン
(74)【代理人】
【識別番号】100104433
【弁理士】
【氏名又は名称】宮園 博一
(74)【代理人】
【識別番号】100202728
【弁理士】
【氏名又は名称】三森 智裕
(72)【発明者】
【氏名】杉浦 圭介
(72)【発明者】
【氏名】竹内 健登
【審査官】中島 亮
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-113973(JP,A)
【文献】特開2008-172898(JP,A)
【文献】特開2008-125170(JP,A)
【文献】特開2020-018065(JP,A)
【文献】特開2017-073887(JP,A)
【文献】特開2018-045848(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K 3/30- 3/52
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コイル部が配置されているステータと、
前記ステータが収容されているケース部と、
外部から電力が供給される端子台と、
前記コイル部に接続されるステータ接続端子部と、前記端子台に設けられる端子に接続される端子台接続端子部とを含み、前記端子台と前記コイル部とを電気的に接続する中継部材と、を備え、
前記中継部材は、前記中継部材を前記ケース部に固定するための中継部材固定部と、前記ステータ接続端子部、前記端子台接続端子部および前記中継部材固定部を一体的に保持する樹脂製保持部とを含み、
前記中継部材固定部は、第1固定部と、前記第1固定部とは別個に設けられる第2固定部とを含み、
前記ステータ接続端子部および前記端子台接続端子部の各々は、前記中継部材において複数の相ごとに設けられており、
前記複数相のステータ接続端子部および前記複数相の端子台接続端子部の各々は、所定の方向に沿って並んで配置されており、
前記第1固定部は、前記所定の方向において、前記樹脂製保持部の中央部に対して一方側に設けられており、
前記第2固定部は、前記所定の方向において、前記樹脂製保持部の中央部に対して他方側に設けられている、回転電機。
【請求項2】
前記ケース部は、前記ステータの軸方向から見て、前記ステータを取り囲むように設けられる外壁部と、前記ステータと前記外壁部との間に設けられ、前記中継部材の前記中継部材固定部と接続されるケース固定部と、を含む、請求項1に記載の回転電機。
【請求項3】
前記ケース部の前記ケース固定部は、前記ケース部の前記外壁部と一体的に形成されている、請求項2に記載の回転電機。
【請求項4】
前記第1固定部および前記第2固定部は、前記樹脂製保持部から互いに反対側に突出するように設けられている、請求項に記載の回転電機。
【請求項5】
前記第1固定部は、前記所定の方向において、前記複数相のステータ接続端子部に対して一方側に配置されており、
前記第2固定部は、前記所定の方向において、前記複数相の端子台接続端子部に対して他方側に配置されている、請求項に記載の回転電機。
【請求項6】
前記第1固定部および前記第2固定部のうち少なくとも一方は、前記ステータの軸方向から見て、前記樹脂製保持部の前記所定の方向における端部の近傍に設けられている、請求項に記載の回転電機。
【請求項7】
前記ステータ接続端子部は、前記ステータの軸方向における前記中継部材の中央部を通るとともに前記所定の方向に沿って延びる中央線に対して、前記軸方向の一方側に設けられており、
前記端子台接続端子部は、前記中央線に対して、前記軸方向の他方側に設けられており、
前記中継部材固定部は、前記軸方向において、前記ステータ接続端子部と前記コイル部との接続点の軸方向高さと、前記端子台接続端子部と前記端子台との接続点の軸方向高さとの間の高さ位置に配置されている、請求項に記載の回転電機。
【請求項8】
前記ステータ接続端子部は、第1ねじ部材が挿入される第1ねじ挿入孔を有しており、
前記端子台接続端子部は、前記第1ねじ部材が前記第1ねじ挿入孔に挿入される方向と直交する方向に第2ねじ部材が挿入される第2ねじ挿入孔を有しており、
前記中継部材固定部は、第3ねじ部材が挿入される第3ねじ挿入孔を有しており、
前記中継部材固定部の前記第3ねじ挿入孔に挿入される前記第3ねじ部材は、前記ステータ接続端子部の前記第1ねじ挿入孔に挿入される前記第1ねじ部材、および、前記端子台接続端子部の前記第2ねじ挿入孔に挿入される前記第2ねじ部材のうち一方と同じ方向に挿入されている、請求項1~のいずれか1項に記載の回転電機。
【請求項9】
前記中継部材固定部は、前記第3ねじ部材の挿入方向から見て、前記ステータ接続端子部および前記端子台接続端子部の各々とオーバラップしないようにずらされて配置されている、請求項に記載の回転電機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、端子台を備えた回転電機が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
【0003】
上記特許文献1には、三相回転電機に設けられる端子台が開示されている。この端子台は、三相回転電機と、インバータ回路とを接続する中継部を備える。具体的には、中継部は、三相回転電機に設けられる各相の巻線のケーブル(コイル部)と、インバータ回路に設けられる各相のケーブルとを接続することにより、三相回転電機とインバータ回路とを接続するように設けられている。また、中継部は、端子台に固定される固定部を有している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2010-11656号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記特許文献1に記載の回転電機では、中継部は、固定部により端子台に固定されている。ここで、端子台と三相回転電機との離間距離が大きい場合等において、中継部の長さを大きくする必要がある。この場合、回転電機の振動に起因して中継部に生じる振動が比較的大きくなるため、中継部から三相回転電機に加わる負荷が大きくなるという問題点がある。
【0006】
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、中継部材の長さが大きくなった場合でも、中継部材から回転電機に加わる負荷が大きくなるのを防止することが可能な回転電機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における回転電機は、コイル部が配置されているステータと、ステータが収容されているケース部と、外部から電力が供給される端子台と、コイル部に接続されるステータ接続端子部と、端子台に設けられる端子に接続される端子台接続端子部とを含み、端子台とコイル部とを電気的に接続する中継部材と、を備え、中継部材は、中継部材をケース部に固定するための中継部材固定部と、ステータ接続端子部、端子台接続端子部および中継部材固定部を一体的に保持する樹脂製保持部とを含み、中継部材固定部は、第1固定部と、第1固定部とは別個に設けられる第2固定部とを含み、ステータ接続端子部および端子台接続端子部の各々は、中継部材において複数の相ごとに設けられており、複数相のステータ接続端子部および複数相の端子台接続端子部の各々は、所定の方向に沿って並んで配置されており、第1固定部は、所定の方向において、樹脂製保持部の中央部に対して一方側に設けられており、第2固定部は、所定の方向において、樹脂製保持部の中央部に対して他方側に設けられている。
【0008】
この発明の一の局面による回転電機では、上記のように、中継部材は、中継部材をケース部に固定するための中継部材固定部を含む。これにより、中継部材は、端子台接続端子部により端子台に接続されていることに加えて、中継部材固定部によってケース部に固定されるので、中継部材が端子台にのみ固定されている場合に比べて中継部材を安定して固定することができる。その結果、中継部材の長さが大きくなった場合でも、中継部材の振動を低減することができるので、中継部材から回転電機に加わる負荷が大きくなるのを防止することができる。また、ケース部は、端子台に比べて一般的に剛性が高いので、中継部材がケース部に固定されていることによって、中継部材の振動をより低減することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、中継部材の長さが大きくなった場合でも、中継部材から回転電機に加わる負荷が大きくなるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】一実施形態に回転電機(ロータおよびステータ)の構成を示す平面図である。
図2】一実施形態によるステータの構成を示す斜視図である。
図3】一実施形態によるステータの構成を示す部分拡大平面図である。
図4】一実施形態によるコイル部の構成を示す斜視図である。
図5】一実施形態によるステータ、ロータおよびケース部を示す概略的な断面図である。
図6】一実施形態による中継部材の近傍の部分拡大平面図である。
図7】一実施形態による中継部材の構成を示す正面図である。
図8】一実施形態による中継部材の構成を示す平面図である。
図9】一実施形態による中継部材の構成を示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0012】
[本実施形態]
(ステータの構造)
図1図9を参照して、本実施形態による回転電機120の構造について説明する。なお、以下の説明では、ステータ100が備えるステータコア10(図1参照)の軸方向、径方向および周方向を、それぞれ、Z方向、R方向およびC方向とする。また、軸方向(Z方向)の一方側および他方側を、それぞれ、Z1側およびZ2側とする。また、径方向(R方向)の内側(一方側)および外側(他方側)を、それぞれ、R1側およびR2側とする。
【0013】
図1に示すように、回転電機120は、ステータ100と、ロータ110と、を備える。ステータ100には、コイル部20が配置されている。また、ステータ100は、ステータコア10を含む。また、回転電機120は、たとえば、モータ、ジェネレータ、または、モータ兼ジェネレータである。ロータ110は、ステータ100のR1側に、ロータ110の外周面とステータ100の内周面とがR方向に対向するように配置されている。すなわち、ステータ100は、インナーロータ型の回転電機120の一部として構成されている。
【0014】
ステータコア10は、Z方向に沿った中心軸線Oを中心軸とした円筒形状(図2参照)を有する。ステータコア10は、複数の電磁鋼板(たとえば、珪素鋼板)がZ方向に積層されることにより形成されている。
【0015】
図3に示すように、ステータコア10は、円環状のバックヨーク11と、バックヨーク11からR1側に突出する複数のティース12と、C方向に隣接するティース12同士の間に形成される複数のスロット13と、を含む。
【0016】
図4に示すように、コイル部20は、波巻きコイルとして構成されている。コイル部20は、U相、V相およびW相の各々に設けられている。コイル部20は、複数のセグメント導体30が電気的に接続されることにより構成されている。なお、図4では、説明の便宜上、U相、V相およびW相のコイル部20のうちのU相のコイル部20のみを図示している。
【0017】
セグメント導体30は、一対のスロット挿入部31と、一対のスロット挿入部31同士を接続するように、スロット挿入部31と連続して形成されたコイルエンド部32と、を含む。セグメント導体30は、一対のスロット挿入部31と、コイルエンド部32とにより、R方向に見て略U字形状を有するように形成されている。セグメント導体30は、Z1側およびZ2側に複数ずつ配置されている。Z1側に配置されたセグメント導体30とZ2側に配置されたセグメント導体30とは、スロット挿入部31の先端部31a同士が接触することにより、電気的に接続されている。
【0018】
また、図2に示すように、コイル部20は、動力線部21を含む。具体的には、動力線部21は、コイル部20のリード線部22(図4参照)と接続(接合)されている。なお、リード線部22とは、コイル部20を構成する巻き線の終端の部分を意味する。また、動力線部21は、U相、V相、およびW相のそれぞれに対応するように3つ設けられている。
【0019】
また、図5に示すように、回転電機120は、ステータ100が収容されているケース部40を備える。ケース部40は、ステータ100の軸方向から見て、ステータ100を取り囲むように設けられるハウジング部41を含む。また、ケース部40は、ハウジング部41をZ2側から支持する台座部42を含む。ハウジング部41は、締結ボルト410により、台座部42に固定されている。なお、ハウジング部41は、鋳物(加熱して溶かした金属を型に流し込み、冷えて固まった後、型から取り出して作った(鋳造)金属製品)である。ケース部40(ハウジング部41)は、ステータ100および後述する端子台50よりも剛性が高い。なお、ハウジング部41は、特許請求の範囲の「外壁部」の一例である。
【0020】
図6に示すように、ハウジング部41のZ1側の端面41aには、ハウジング部41をZ1側から覆う図示しないカバーを固定するためのボルト締結部41bが設けられている。
【0021】
また、回転電機120は、外部から電力が供給される端子台50を備える。端子台50には、図示しないインバータからの電力線が接続されている。端子台50には、U相、V相およびW相のそれぞれに対応する端子50aが設けられている。
【0022】
また、端子台50は、ハウジング部41に固定されている。具体的には、端子台50は、ハウジング部41に設けられた開口411(図5参照)を介して、ハウジング部41の外側からハウジング部41の内側(ステータ100側)に導入されている。端子台50の端子50aは、ハウジング部41の内側に設けられている。すなわち、端子台50の端子50aは、ハウジング部41とステータ100との間に設けられている。
【0023】
また、回転電機120は、中継部材60を備える。中継部材60は、端子台50と動力線部21(コイル部20)とを電気的に接続するように設けられている。中継部材60は、たとえばバスバーである。
【0024】
中継部材60は、動力線部21(コイル部20)に接続される端子部61を含む。具体的には、端子部61は、動力線部21の先端に設けられる端子21a(図1参照)に接続されている。端子部61は、中継部材60においてU相、V相、およびW相ごとに設けられている。なお、端子部61は、特許請求の範囲の「ステータ接続端子部」の一例である。
【0025】
また、中継部材60は、端子台50に設けられる端子50aに接続される端子部62を含む。端子部62は、中継部材60においてU相、V相、およびW相ごとに設けられている。なお、端子部62は、特許請求の範囲の「端子台接続端子部」の一例である。
【0026】
複数相(U、V、およびW相)の端子部61は、A方向に沿って並んで配置されている。また、複数相(U、V、およびW相)の端子部62は、A方向に沿って並んで配置されている。また、端子台50に設けられる3つの端子50aも、A方向に沿って並んで配置されている。なお、A方向は、特許請求の範囲の「所定の方向」の一例である。
【0027】
また、中継部材60は、端子部61、端子部62および後述する固定部64を一体的に保持する樹脂モールド部63を含む。樹脂モールド部63は、軸方向から見て、A方向に沿って直線状に延びるように設けられている。なお、樹脂モールド部63、特許請求の範囲の「樹脂製保持部」の一例である。
【0028】
樹脂モールド部63は、各相の端子部61と端子部62とを接続する中間部(符号付さず)を覆うように設けられている。上記中間部は、樹脂モールド部63の内部において、B方向から見て互いに接触しない状態でオーバラップするように配置されている。
【0029】
なお、端子台50は、中継部材60の樹脂モールド部63に対してステータ100とは反対側(B2側)に設けられている。
【0030】
図7に示すように、複数相(3相)の端子部61および複数相(3相)の端子部62の各々は、A方向に沿って並んで配置されている。
【0031】
端子部61は、中継部材60の軸方向の中央部を通るとともにA方向に沿って延びる中央線C1に対して、軸方向の一方側(Z1側)に設けられている。また、端子部62は、中央線C1に対して、軸方向の他方側(Z2側)に設けられている。
【0032】
具体的には、端子部61は、樹脂モールド部63からZ1側に突出するように設けられている。また、端子部62は、樹脂モールド部63からZ2側に突出するように設けられている。すなわち、端子部61および端子部62は、樹脂モールド部63から互いに軸方向の反対側に突出するように設けられている。
【0033】
また、図6に示すように、中継部材60の端子部61は、ねじ部材71が挿入されるねじ挿入孔61a(図7参照)が設けられている。また、中継部材60の端子部62は、ねじ部材72が挿入されるねじ挿入孔62a(図8参照)が設けられている。なお、ねじ部材71およびねじ部材72の各々は、特許請求の範囲の「第1ねじ部材」および「第2ねじ部材」の一例である。また、ねじ挿入孔61aおよびねじ挿入孔62aの各々は、特許請求の範囲の「第1ねじ挿入孔」および「第2ねじ挿入孔」の一例である。
【0034】
また、ねじ部材72は、ねじ部材71がねじ挿入孔61a(図7参照)に挿入される方向と直交する方向にねじ挿入孔62a(図8参照)に挿入されている。具体的には、ねじ部材71は、軸方向から見て、ステータ100側(B1側)から端子台50側(B2側)に向かってねじ挿入孔61aに挿入されている。また、ねじ部材72は、ねじ挿入孔62aに軸方向(Z1側からZ2側)に挿入されている。
【0035】
図9に示すように、端子部61は、ねじ挿入孔61a(図7参照)が設けられ、軸方向に延びる第1部分61bと、第1部分61bに接続され、軸方向に直交するように延びる第2部分61cと、第1部分61bとは反対側において第2部分61cに接続され、軸方向に延びるように設けられている第3部分61dとを含む。すなわち、端子部61には、直角に折れ曲がる部分が2つ設けられている。なお、第1部分61bには、ねじ部材71(図6参照)の緩み止めのために設けられるナット61eが設けられている。
【0036】
また、端子部62は、樹脂モールド部63から軸方向(Z2側)に延びるように突出する第1部分62bと、第1部分62bに接続され、軸方向に直交するように延びる第2部分62cとを含む。すなわち、端子部62には、直角に折れ曲がる部分が1つ設けられている。言い換えれば、端子部62は、L字状に形成されている。なお、ねじ挿入孔62a(図8参照)は、第2部分62cに設けられている。
【0037】
ここで、本実施形態では、図6に示すように、中継部材60は、ケース部40に固定される固定部64(64a、64b)を含む。固定部64は、金属製(たとえば鉄製)の板状部材である。
【0038】
具体的には、固定部64は、第1固定部64aと、第1固定部64aとは別個に設けられる第2固定部64bとを含む。すなわち、中継部材60は、第1固定部64aおよび第2固定部64bにおける2点において、ケース部40と固定されている。なお、以下では、第1固定部64aまたは第2固定部64bと記載せずに単に固定部64と記載した時は、第1固定部64aおよび第2固定部64bの両方に共通した構成であるとする。また、固定部64は、特許請求の範囲の「中継部材固定部」の一例である。
【0039】
中継部材60の固定部64は、ねじ部材74が挿入されるねじ挿入孔64c(図8参照)を有している。また、ハウジング部41の後述する固定部41cには、ねじ挿入孔64cに挿入されたねじ部材74が締結される図示しない雌ねじが設けられている。なお、ねじ部材74およびねじ挿入孔64cは、それぞれ、特許請求の範囲の「第3ねじ部材」および「第3ねじ挿入孔」の一例である。
【0040】
ここで、本実施形態では、中継部材60の固定部64のねじ挿入孔64cに挿入されるねじ部材74は、端子部62のねじ挿入孔62a(図8参照)に挿入されるねじ部材72と同じ方向に挿入されている。具体的には、ねじ部材74およびねじ部材72は、それぞれ、ねじ挿入孔64cおよびねじ挿入孔62aに軸方向(Z1側からZ2側)に挿入されている。すなわち、ねじ挿入孔62aが設けられている第2部分62c、および、ねじ挿入孔64cが設けられる固定部64の各々は、軸方向に直交して延びるように設けられている。
【0041】
また、本実施形態では、ケース部40は、ステータ100とハウジング部41との間に設けられ、中継部材60の固定部64と接続される固定部41cを含む。固定部41cは、第1固定部64aおよび第2固定部64bの各々に対応して2つ設けられている。なお、固定部41cは、特許請求の範囲の「ケース固定部」の一例である。
【0042】
また、本実施形態では、ケース部40の固定部41cは、ケース部40のハウジング部41と一体的に形成されている。具体的には、固定部41cは、ハウジング部41に含まれるリブ部41dに設けられている。リブ部41d(固定部41c)は、中継部材60の固定部64をZ2側から支持する(図9参照)ように設けられている。なお、図9のリブ部41dは、概略的に図示したものであり、実際とは構成が異なる場合がある。
【0043】
また、本実施形態では、図8に示すように、第1固定部64aは、A方向において、複数相の端子部61に対して一方側(A1側)に配置されている。また、第2固定部64bは、A方向において、複数相の端子部62に対して他方側(A2側)に配置されている。具体的には、第1固定部64aと最もA1側の端子部61とは、A方向において距離D1だけ離間している。また、第2固定部64bと最もA2側の端子部62とは、A方向において距離D2だけ離間している。なお、最もA1側の端子部61と、最もA2側の端子部62とは、A方向において略同じ位置に設けられている。
【0044】
また、互いにA方向に隣り合う端子部61同士は、距離D3だけ離間している。また、互いにA方向に隣り合う端子部62同士は、距離D4だけ離間している。距離D1は、距離D3に比べて大きい。また、距離D2は、距離D4に比べて大きい。なお、距離D1は、距離D2に比べて大きい。
【0045】
詳細には、第1固定部64aは、A方向において、樹脂モールド部63の中央部C2に対して一方側(A1側)に設けられている。また、第2固定部64bは、A方向において、樹脂モールド部63の中央部C2に対して他方側(A2側)に設けられている。具体的には、第1固定部64aは、A方向において、軸方向から見て樹脂モールド部63の中央を通るとともにA方向と直交する中央線C3と距離D5だけ離間している。また、第2固定部64bは、A方向において、中央線C3と距離D6だけ離間している。なお、距離D5は、距離D6よりも大きい。
【0046】
また、本実施形態では、第1固定部64aは、軸方向から見て、樹脂モールド部63のA方向における端部63aの近傍に設けられている。なお、第2固定部64bは、端部63aとは反対側(A2側)の樹脂モールド部63の端部63bと中央部C2との中央近傍に配置されている。
【0047】
また、本実施形態では、図9に示すように、中継部材60の固定部64は、軸方向において、端子部61とコイル部20(動力線部21:図6参照)との接続点の軸方向高さh1と、端子部62と端子台50(図6参照)との接続点の軸方向高さh2との間の高さ位置に配置されている。具体的には、固定部64は、軸方向高さh1と軸方向高さh2との中央近傍の軸方向高さに設けられている。また、第1固定部64aおよび第2固定部64bは、軸方向において略同じ高さ位置に設けられている。なお、第1固定部64aおよび第2固定部64bの軸方向の高さが互いに異なっていてもよい。
【0048】
また、図8に示すように、第1固定部64aはおよび第2固定部は64b、樹脂モールド部63から互いに反対側に突出するように設けられている。具体的には、第1固定部64aは、樹脂モールド部63からステータ100側(B1側)に突出するように設けられている。また、第2固定部64bは、樹脂モールド部63から端子台50側(B2側)に突出するように設けられている。詳細には、第1固定部64aおよび第2固定部64bの各々は、軸方向から見て、樹脂モールド部63が延びる方向(A方向)に対して直交する方向(B方向)の直線状に延びるように設けられている。なお、第1固定部64aおよび第2固定部64bのうち一方が、軸方向から見て、樹脂モールド部63に対して交差する方向に延びていてもよい。
【0049】
具体的には、図9に示すように、固定部64(64a、64b)には折れ曲がり部等が設けられておらず、樹脂モールド部63からB方向に直線状に延びるように設けられている。具体的には、中継部材60の固定部64は、Z方向に直交するように延びる平板形状を有している。なお、固定部64は、折れ曲がり部が設けられていることにより軸方向に段差を有するように構成されていてもよい。
【0050】
また、本実施形態では、図6に示すように、中継部材60の固定部64は、ねじ部材74の挿入方向から見て(Z1側から見て)、端子部61および端子部62の各々とオーバラップしないようにずらされて配置されている。具体的には、固定部64、端子部61および端子部62は、Z1側から見て、互いにオーバラップすることなくずらされて配置されている。したがって、ハウジング部41をZ1側から覆う図示しないカバーを外した状態では、固定部64、端子部61および端子部62の各々は、Z1側から露出している。
【0051】
[本実施形態の効果]
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
【0052】
本実施形態では、上記のように、中継部材(60)は、中継部材(60)をケース部(40)に固定するための中継部材固定部(64)を含む。これにより、中継部材(60)は、端子台接続端子部(62)により端子台(50)に接続されていることに加えて、中継部材固定部(64)によってケース部(40)に固定されるので、中継部材(60)が端子台(50)にのみ固定されている場合に比べて中継部材(60)を安定して固定することができる。その結果、中継部材(60)の長さが大きくなった場合でも、中継部材(60)の振動を低減することができるので、中継部材(60)から回転電機(120)に加わる負荷が大きくなるのを防止することができる。また、ケース部(40)は、端子台(50)に比べて一般的に剛性が高いので、中継部材(60)がケース部(40)に固定されていることによって、中継部材(60)の振動をより低減することができる。
【0053】
また、本実施形態では、上記のように、ケース部(40)は、ステータ(100)の軸方向から見て、ステータ(100)を取り囲むように設けられる外壁部(41)と、ステータ(100)と外壁部(41)との間に設けられ、中継部材(60)の中継部材固定部(64)と接続されるケース固定部(41c)と、を含む。このように構成すれば、中継部材固定部(64)が外壁部(41)と接続される場合に比べて、ステータ(100)に対してより近い位置において中継部材(60)を固定することができるので、中継部材(60)の振動をより一層低減することができる。
【0054】
また、本実施形態では、上記のように、ケース部(40)のケース固定部(41c)は、ケース部(40)の外壁部(41)と一体的に形成されている。このように構成すれば、ケース固定部(41c)と外壁部(41)とが別個に設けられている場合に比べて、部品点数を低減することができる。また、ケース固定部(41c)が独立して設けられる場合に比べて、ケース固定部(41c)の剛性(機械的強度)をより高くすることができる。
【0055】
また、本実施形態では、上記のように、中継部材固定部(64)は、第1固定部(64a)と、第1固定部(64a)とは別個に設けられる第2固定部(64b)とを含む。このように構成すれば、中継部材(60)を複数の固定部により固定することができるので、中継部材(60)を単一の固定部により固定する場合に比べて、中継部材(60)の振動をより軽減することができる。
【0056】
また、本実施形態では、上記のように、中継部材(60)は、ステータ接続端子部(61)、端子台接続端子部(62)および中継部材固定部(64)を一体的に保持する樹脂製保持部(63)を含む。また、ステータ接続端子部(61)および端子台接続端子部(62)の各々は、中継部材(60)において複数の相ごとに設けられている。また、複数相のステータ接続端子部(61)および複数相の端子台接続端子部(62)の各々は、所定の方向(A方向)に沿って並んで配置されている。また、第1固定部(64a)は、所定の方向(A方向)において、樹脂製保持部(63)の中央部(C2)に対して一方側に設けられている。また、第2固定部(64b)は、所定の方向(A方向)において、樹脂製保持部(63)の中央部(C2)に対して他方側に設けられている。このように構成すれば、中継部材(60)を、中央部(C2)に対して所定の方向(A方向)の両側において固定することができる。その結果、中継部材(60)をバランスよく固定することができる。
【0057】
また、本実施形態では、上記のように、第1固定部(64a)および第2固定部(64b)は、樹脂製保持部(63)から互いに反対側に突出するように設けられている。このように構成すれば、第1固定部(64a)および第2固定部(64b)により、樹脂製保持部(63)を挟んで両側から中継部(60)を固定することができる。その結果、中継部(60)をより安定して固定することができる。また、第1固定部(64a)および第2固定部(64b)が互いに同じ方向に突出するように設けられる場合に比べて、第1固定部(64a)と第2固定部(64b)との離間距離を容易に大きくすることができる。これにより、樹脂製保持部(63)を大型化せずに、第1固定部(64a)と第2固定部(64b)との離間距離を容易に大きくすることができる。その結果、樹脂製保持部(63)の大型化を防止しながら、第1固定部(64a)と第2固定部(64b)との離間距離を大きくすることにより中継部材(60)の振動を軽減することができる。
【0058】
また、本実施形態では、上記のように、第1固定部(64a)は、所定の方向(A方向)において、複数相のステータ接続端子部(61)に対して一方側に配置されている。また、第2固定部(64b)は、所定の方向(A方向)において、複数相の端子台接続端子部(62)に対して他方側に配置されている。このように構成すれば、所定の方向(A方向)における第1固定部(64a)と第2固定部(64b)との離間距離を大きくすることができる。その結果、第1固定部(64a)と第2固定部(64b)との離間距離が比較的小さい場合に比べて、中継部材(60)を安定して固定することができる。また、第1固定部(64a)がステータ接続端子部(61)同士の間に設けられないので、第1固定部(64a)とステータ接続端子部(61)との絶縁距離を容易に確保することができる。また、同様に、第2固定部(64b)と端子台接続端子部(62)との絶縁距離を容易に確保することができる。
【0059】
また、本実施形態では、上記のように、第1固定部(64a)および第2固定部(64b)のうち少なくとも一方は、ステータ(100)の軸方向から見て、樹脂製保持部(63)の所定の方向(A方向)における端部(63a)の近傍に設けられている。このように構成すれば、所定の方向(A方向)における第1固定部(64a)と第2固定部(64b)との離間距離をより大きくすることができる。その結果、中継部材(60)をより安定して固定することができる。なお、端部の近傍とは、端部の位置そのものと端部の位置付近との両方の意味を含む。
【0060】
また、本実施形態では、上記のように、ステータ接続端子部(61)は、ステータ(100)の軸方向における中継部材(60)の中央部を通るとともに所定の方向(A方向)に沿って延びる中央線(C1)に対して、軸方向の一方側に設けられている。また、端子台接続端子部(62)は、中央線(C1)に対して、軸方向の他方側に設けられている。また、中継部材固定部(64)は、軸方向において、ステータ接続端子部(61)とコイル部(20)との接続点の軸方向高さ(h1)と、端子台接続端子部(62)と端子台(50)との接続点の軸方向高さ(h2)との間の高さ位置に配置されている。このように構成すれば、中継部材固定部(64)を、端子台接続端子部(62)よりも軸方向においてステータ接続端子部(61)に近い位置に設けることができる。これにより、ステータ接続端子部(61)とコイル部(20)との接続点に伝わる中継部材(60)の振動を軽減することができる。
【0061】
また、本実施形態では、上記のように、ステータ接続端子部(61)は、第1ねじ部材(71)が挿入される第1ねじ挿入孔(61a)を有している。また、端子台接続端子部(62)は、第1ねじ部材(71)が第1ねじ挿入孔(61a)に挿入される方向と直交する方向に第2ねじ部材(72)が挿入される第2ねじ挿入孔(62a)を有している。また、中継部材固定部(64)は、第3ねじ部材(74)が挿入される第3ねじ挿入孔(64c)を有している。また、中継部材固定部(64)の第3ねじ挿入孔(64c)に挿入される第3ねじ部材(74)は、ステータ接続端子部(61)の第1ねじ挿入孔(61a)に挿入される第1ねじ部材(71)、および、端子台接続端子部(62)の第2ねじ挿入孔(62a)に挿入される第2ねじ部材(72)のうち一方と同じ方向に挿入されている。このように構成すれば、第1ねじ部材(71)および第2ねじ部材(72)のうち一方を挿入する際と、第3ねじ部材(74)の挿入する際とにおいて、作業者は同じ姿勢により作業を行うことができる。その結果、回転電機(120)の製造作業を容易にすることができる。
【0062】
また、本実施形態では、上記のように、中継部材固定部(64)は、第3ねじ部材(74)の挿入方向から見て、ステータ接続端子部(61)および端子台接続端子部(62)の各々とオーバラップしないようにずらされて配置されている。このように構成すれば、ステータ接続端子部(61)および端子台接続端子部(62)と中継部材固定部(64)とが互いに干渉して、ねじ部材の挿入作業が困難になるのを防止することができる。
【0063】
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
【0064】
たとえば、上記実施形態では、固定部64(中継部材固定部)は、ケース部40の固定部41c(ケース固定部)に固定されている例を示したが、本発明はこれに限られない。固定部64は、ケース部40のハウジング部41(外壁部)に固定されていてもよい。また、固定部64は、台座部42に固定されていてもよい。
【0065】
また、上記実施形態では、ハウジング部41(外壁部)と固定部41c(ケース固定部)とが一体的に設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。ハウジング部41と固定部41cとが別個に設けられていてもよい。
【0066】
また、上記実施形態では、固定部64(中継部材固定部)が2つ設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。固定部64が1つだけ設けられていてもよい。また、固定部64が3つ以上設けられていてもよい。
【0067】
また、上記実施形態では、中継部材60が3相の電力に対応した端子部61(ステータ接続端子部)および端子部62(端子台接続端子部)を含む例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、中継部材60は、1相の電力にのみ対応した端子部を含むように構成されていてもよい。
【0068】
また、上記実施形態では、第1固定部64aが、A方向(所定の方向)において、複数相の端子部61(ステータ接続端子部)に対して一方側に配置されており、第2固定部64bが、A方向において、複数相の端子部62(端子台接続端子部)に対して他方側に配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。第1固定部64a、第2固定部64b、端子部61および端子部62の位置関係が、上記以外の位置関係であってもよい。たとえば、第1固定部64aが端子部61に対してA方向の一方側に配置されているとともに、第2固定部64bが端子部62に対してA方向の一方側に配置されていてもよい。また、第1固定部64aが端子部61同士の間に設けられてもよい。また、第2固定部64bが端子部62同士の間に設けられてもよい。
【0069】
また、上記実施形態では、第1固定部64aおよび第2固定部64bがそれぞれ、ステータ100側および端子台50側に突出する例を示したが、本発明はこれに限られない。第1固定部64aおよび第2固定部64bの両方が、ステータ100側または端子台50側に突出していてもよい。また、第1固定部64aおよび第2固定部64bの両方が、端子台50側に突出していてもよい。
【0070】
また、上記実施形態では、第1固定部64aがA方向(所定の方向)において樹脂モールド部63(樹脂製保持部)の中央部C2に対して一方側に設けられており、第2固定部64bがA方向において樹脂モールド部63の中央部C2に対して他方側に設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。第1固定部64aおよび第2固定部64bの両方が、中央部C2に対して一方側または他方側に偏って設けられていてもよい。
【0071】
また、上記実施形態では、第1固定部64aが、軸方向から見て、樹脂モールド部63(樹脂製保持部)のA方向(所定の方向)における端部63aの近傍に設けられている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、第1固定部64aが端部63aの近傍に設けられていることに加えて、第2固定部64bが端部63bの近傍に設けられていてもよい。
【0072】
また、上記実施形態では、固定部64(中継部材固定部)が、軸方向において、端子部61(ステータ接続端子部)とコイル部20との接続点の軸方向高さh1と、端子部62(端子台接続端子部)と端子台50との接続点の軸方向高さh2との間の高さ位置に配置されている例を示したが、本発明はこれに限られない。固定部64が、軸方向において、軸方向高さh1と軸方向高さh2との間の範囲外に設けられていもよい。なお、第1固定部64aおよび第2固定部64bのうち一方だけが、軸方向において、軸方向高さh1と軸方向高さh2との間の範囲外に設けられていてもよい。
【0073】
また、上記実施形態では、固定部64(中継部材固定部)のねじ挿入孔64c(第3ねじ挿入孔)に挿入されるねじ部材74(第3ねじ部材)、および、端子部62(端子台接続端子部)のねじ挿入孔62a(第2ねじ挿入孔)に挿入されるねじ部材72(第2ねじ部材)の挿入方向が同じである例を示したが、本発明はこれに限られない。ねじ部材74およびねじ部材72に加えて、端子部61(ステータ接続端子部)のねじ挿入孔61a(第1ねじ挿入孔)に挿入されるねじ部材71(第1ねじ部材)の挿入方向も同じであってもよい。また、ねじ部材74およびねじ部材71の挿入方向が同じで、かつ、ねじ部材72の挿入方向がねじ部材74およびねじ部材71と異なっていてもよい。また、ねじ部材71、ねじ部材72およびねじ部材74の挿入方向がそれぞれ互いに異なっていてもよい。
【符号の説明】
【0074】
20 コイル部
40 ケース部
41 ハウジング部(外壁部)
41c 固定部(ケース固定部)
50 端子台
50a 端子
60 中継部材
61 端子部(ステータ接続端子部)
61a ねじ挿入孔(第1ねじ挿入孔)
62 端子部(端子台接続端子部)
62a ねじ挿入孔(第2ねじ挿入孔)
63 樹脂モールド部(樹脂製保持部)
63a 端部
64 固定部(中継部材固定部)
64a 第1固定部
64b 第2固定部
64c ねじ挿入孔(第3ねじ挿入孔)
71 ねじ部材(第1ねじ部材)
72 ねじ部材(第2ねじ部材)
74 ねじ部材(第3ねじ部材)
100 ステータ
120 回転電機
A 方向(所定の方向)
C1 中央線
C2 中央部
h1 軸方向高さ(ステータ接続端子部とコイル部との接続点の軸方向高さ)
h2 軸方向高さ(端子台接続端子部と端子台との接続点の軸方向高さ)
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9