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特許7448567サウンディング信号リソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法、および装置
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  • 特許-サウンディング信号リソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法、および装置 図1
  • 特許-サウンディング信号リソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法、および装置 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-04
(45)【発行日】2024-03-12
(54)【発明の名称】サウンディング信号リソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法、および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/231 20230101AFI20240305BHJP
   H04W 72/21 20230101ALI20240305BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20240305BHJP
【FI】
H04W72/231
H04W72/21
H04W72/0453
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2021574884
(86)(22)【出願日】2019-11-07
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2023-02-16
(86)【国際出願番号】 CN2019116405
(87)【国際公開番号】W WO2021087912
(87)【国際公開日】2021-05-14
【審査請求日】2022-10-12
(73)【特許権者】
【識別番号】516227559
【氏名又は名称】オッポ広東移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG OPPO MOBILE TELECOMMUNICATIONS CORP., LTD.
【住所又は居所原語表記】No. 18 Haibin Road,Wusha, Chang’an,Dongguan, Guangdong 523860 China
(74)【代理人】
【識別番号】100091487
【弁理士】
【氏名又は名称】中村 行孝
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100152205
【弁理士】
【氏名又は名称】吉田 昌司
(74)【代理人】
【識別番号】100137523
【弁理士】
【氏名又は名称】出口 智也
(74)【代理人】
【識別番号】100120385
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 健之
(72)【発明者】
【氏名】イヨウ、シン
(72)【発明者】
【氏名】シ、チファ
(72)【発明者】
【氏名】チェン、ウェンホン
【審査官】横田 有光
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2019/0281588(US,A1)
【文献】特表2019-514268(JP,A)
【文献】Ericsson, Qualcomm,Clarification to Serving Cell ID [online],3GPP TSG-RAN WG2 Meeting #105bis R2-1905198,2019年04月02日,[検索日2023.9.29],インターネット <URL:https://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG2_RL2/TSGR2_105bis/Docs/R2-1905198.zip>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24- 7/26
H04W 4/00-99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークデバイスによって、コンポーネントキャリア(CC)の識別子(ID)を含むメディアアクセス制御制御要素(MAC CE)を送信するステップを含み、
前記MAC CEは、少なくとも1つのサウンディング参照信号(SRS)リソースのIDをさらに含み、前記少なくとも1つのSRSリソースのIDは、非周期的SRSリソースのIDまたは半永続的SRSリソースのIDであり、前記MAC CEは、前記CCが属するCCセットに対応する前記少なくとも1つのSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するために使用され、前記CCセットには、少なくとも2つのCCが含まれ
ことを特徴とするサウンディング信号リソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法。
【請求項2】
前記CCのIDは、サービングセルのIDである
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
コンポーネントキャリア(CC)の識別子(ID)を含むメディアアクセス制御制御要素(MAC CE)を送信するように構成された送信ユニットを含み、
前記MAC CEは、少なくとも1つのサウンディング参照信号(SRS)リソースのIDをさらに含み、前記少なくとも1つのSRSリソースのIDは、非周期的SRSリソースのIDまたは半永続的SRSリソースのIDであり、前記MAC CEは、前記CCが属するCCセットに対応する前記少なくとも1つのSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するために使用され、前記CCセットには、少なくとも2つのCCが含まれ
ことを特徴とするサウンディング信号リソースをアクティブ化または非アクティブ化するための装置。
【請求項4】
前記CCのIDは、サービングセルのIDである
ことを特徴とする請求項に記載の装置。
【請求項5】
コンピュータに、請求項1または2に記載の方法を実行させるコンピュータプログラムを格納するように構成された
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、通信分野に関し、特にサウンディング信号リソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法、および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
サウンディング参照信号(sounding reference signal,SRS)は、ネットワークデバイスによるスケジューリングに参照を提供することができるアップリンク信号である。ネットワークデバイスは、SRSに従って、チャネル品質の検出と推定、ビーム管理などの動作を実行できる。第5世代(5th generation,5G)移動通信システムはSRSリソースセットを定義し、各SRSリソースセットには少なくとも1つのSRSリソースが含まれ、1つのSRSリソースには、アンテナポートの数、直交周波数分割多重(orthogonal frequency division multiplexing,OFDM)シンボルの数、時間領域の位置、および周波数領域の位置などの情報が含まれることができる。端末デバイスは、SRSリソース内の情報に従って、SRSをネットワークデバイスに送信することができる。
【0003】
ネットワークデバイスは、端末デバイスに1つまたは複数のSRSリソースセットを構成することができ、メディアアクセス制御(media access control,MAC)制御要素(control element,CE)を介して、その中の1つのSRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化することができる。SRSリソースセットは帯域幅部分(bandwidth part,BWP)に関連付けられているため、ネットワークデバイスは各BWPに対応するSRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化する必要がある。5G移動通信システムは比較的広い帯域幅を持っているため、上記のスキームを使用してSRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化すると、効率が低下する。
【発明の概要】
【0004】
本発明は、SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化する効率を向上させることができるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法を提供する。
【0005】
第1の態様では、SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法が提供され、端末デバイスによって、CCセットのIDを含むMAC CEを受信するステップを含み、前記MAC CEは、少なくとも1つのSRSリソースのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCセットに対応する前記少なくとも1つのSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するために使用され、又は前記MAC CEは、SRSリソースセットのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCセットに対応する前記SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化するために使用される。
【0006】
MAC CEによって、複数のBWPを含む1つのCCセットに対応するSRSリソースまたはSRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化することができるため、BWPに対応するSRSリソースセットを1つずつアクティブ化または非アクティブ化するスキームと比較して、効率が高く、シグナリングオーバーヘッドが小さくなる。
【0007】
第2の態様では、SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための別の方法が提供され、端末デバイスによって、CCのIDを含むMAC CEを受信するステップを含み、前記MAC CEは、少なくとも1つのSRSリソースのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCが属するCCセットに対応する前記少なくとも1つのSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するために使用され、又は前記MAC CEは、SRSリソースセットのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCが属するCCセットに対応する前記SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化するために使用される。
【0008】
MAC CEによって、複数のBWPを含む1つのCCセットに対応するSRSリソースまたはSRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化することができるため、BWPに対応するSRSリソースセットを1つずつアクティブ化または非アクティブ化するスキームと比較して、効率が高く、シグナリングオーバーヘッドが小さくなる。
【0009】
第3の態様では、SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための別の方法が提供され、端末デバイスによって、MAC CEを受信するステップを含み、前記MAC CEは、非周期的SRSリソースセットの識別子(ID)を含み、前記MAC CEは、前記非周期的SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化するために使用され、又は前記MAC CEは、非周期的SRSリソースのIDを含み、前記MAC CEは、前記非周期的SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するために使用される。
【0010】
ネットワークデバイスは、MAC CEによってAP SRSリソースセットまたはAP SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化することができるため、RRCメッセージによってAP SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化する方法と比較して、情報生成の時間遅延が減少し、AP SRSリソースセットまたはAP SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化する効率が改善される。
【0011】
第4の態様では、SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法が提供され、ネットワークデバイスによって、CCセットのIDを含むMAC CEを送信するステップを含み、前記MAC CEは、少なくとも1つのSRSリソースのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCセットに対応する前記少なくとも1つのSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するために使用され、又は前記MAC CEは、SRSリソースセットのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCセットに対応する前記SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化するために使用される。
【0012】
MAC CEによって、複数のBWPを含む1つのCCセットに対応するSRSリソースまたはSRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化することができるため、BWPに対応するSRSリソースセットを1つずつアクティブ化または非アクティブ化するスキームと比較して、効率が高く、シグナリングオーバーヘッドが小さくなる。
【0013】
第5の態様では、SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための別の方法が提供され、ネットワークデバイスによって、CCのIDを含むMAC CEを送信するステップを含み、前記MAC CEは、少なくとも1つのSRSリソースのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCが属するCCセットに対応する前記少なくとも1つのSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するために使用され、又は前記MAC CEは、SRSリソースセットのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCが属するCCセットに対応する前記SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化するために使用される。
【0014】
MAC CEによって、複数のBWPを含む1つのCCセットに対応するSRSリソースまたはSRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化することができるため、BWPに対応するSRSリソースセットを1つずつアクティブ化または非アクティブ化するスキームと比較して、効率が高く、シグナリングオーバーヘッドが小さくなる。
【0015】
第6の態様では、SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための別の方法が提供され、ネットワークデバイスによって、MAC CEを送信するステップを含み、前記MAC CEは、非周期的SRSリソースセットのIDを含み、前記MAC CEは、前記非周期的SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化するために使用され、又は前記MAC CEは、非周期的SRSリソースのIDを含み、前記MAC CEは、前記非周期的SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するために使用される。
【0016】
ネットワークデバイスは、MAC CEによってAP SRSリソースセットまたはAP SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化することができるため、RRCメッセージによってAP SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化する方法と比較して、情報生成の時間遅延が減少し、AP SRSリソースセットまたはAP SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化する効率が改善される。
【0017】
第7の態様では、第1の態様から第3の態様のいずれか1つに記載の方法に対応する機能を実現できる通信装置が提供され、前記機能はハードウェアまたは対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実現することができる。前記ハードウェアまたはソフトウェアは、上記の機能に対応する1つまたは複数のユニットまたはモジュールを含む。
【0018】
可能な設計では、この装置は、端末デバイスまたはチップである。この装置は、処理ユニットおよび送受信ユニットを含むことができる。この装置が端末デバイスである場合、この処理ユニットはプロセッサであってもよく、この送受信ユニットはトランシーバーであってもよい。この端末デバイスは、記憶ユニットをさらに含むことができ、この記憶ユニットは、メモリであってもよい。この記憶ユニットは、命令を格納するように構成され、この処理ユニットは、この記憶ユニットに格納された命令を実行するので、この端末デバイスは、第1の態様から第3の態様のいずれか1つに記載の方法の受信ステップを実行する。この装置が端末デバイス内のチップである場合、この処理ユニットはプロセッサであってもよく、この送受信ユニットは入力/出力インターフェース、ピン、回路などであってもよい。この処理ユニットは、記憶ユニットに格納された命令を実行するので、このチップを含む端末デバイスは、第1の態様から第3の態様のいずれか1つに記載の方法を実行する。この記憶ユニットは、このチップ内の記憶ユニットであってもよく(例えば、レジスタ、キャッシュなど)、またはこの端末デバイス内のこのチップ外部の記憶ユニット(例えば、読み取り専用メモリ、ランダムアクセスメモリなど)であってもよい。
【0019】
第8の態様では、第1の態様から第3の態様のいずれか1つに記載の方法に対応する機能を実現できる通信装置が提供され、前記機能はハードウェアまたは対応するソフトウェアを実行するハードウェアによって実現することができる。前記ハードウェアまたはソフトウェアは、上記の機能に対応する1つまたは複数のユニットまたはモジュールを含む。
【0020】
可能な設計では、この装置は、ネットワークデバイスまたはチップである。この装置は、処理ユニットおよび送受信ユニットを含むことができる。この装置がネットワークデバイスである場合、この処理ユニットはプロセッサであってもよく、この送受信ユニットはトランシーバーであってもよい。この端末デバイスは、記憶ユニットをさらに含むことができ、この記憶ユニットは、メモリであってもよい。この記憶ユニットは、命令を格納するように構成され、この処理ユニットは、この記憶ユニットに格納された命令を実行するので、この端末デバイスは、第4の態様から第6の態様のいずれか1つに記載の方法の送信ステップを実行する。この装置がネットワークデバイス内のチップである場合、この処理ユニットはプロセッサであってもよく、この送受信ユニットは入力/出力インターフェース、ピン、回路などであってもよい。この処理ユニットは、記憶ユニットに格納された命令を実行するので、このチップを含む端末デバイスは、第4の態様から第6の態様のいずれか1つに記載の方法を実行する。この記憶ユニットは、このチップ内の記憶ユニットであってもよく(例えば、レジスタ、キャッシュなど)、またはこのネットワークデバイス内のこのチップ外部の記憶ユニット(例えば、読み取り専用メモリ、ランダムアクセスメモリなど)であってもよい。
【0021】
第9の態様では、コンピュータプログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供され、このコンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに第1の態様から第3の態様のいずれか1つに記載の方法を実行させる。
【0022】
第10の態様では、コンピュータプログラムが格納されたコンピュータ読み取り可能な記録媒体が提供され、このコンピュータプログラムは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに第4の態様から第6の態様のいずれか1つに記載の方法を実行させる。
【0023】
第11の態様では、コンピュータプログラムコードを含むコンピュータプログラム製品が提供され、コンピュータプログラムコードは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに第1の態様から第3の態様のいずれか1つに記載の方法を実行させる。
【0024】
第12の態様では、コンピュータプログラムコードを含むコンピュータプログラム製品が提供され、コンピュータプログラムコードは、プロセッサによって実行されると、プロセッサに第4の態様から第6の態様のいずれか1つに記載の方法を実行させる。
【0025】
第13の態様では、コンピュータ上で実行されるときに、コンピュータに第1の態様から第3の態様のいずれか1つに記載の方法を実行させるコンピュータプログラムが提供される。
【0026】
第14の態様では、コンピュータ上で実行されるときに、コンピュータに第4の態様から第6の態様のいずれか1つに記載の方法を実行させるコンピュータプログラムが提供される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明に適した通信システムの概略図である。
図2】本発明によって提供されるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法の概略図である。
図3】本発明によって提供されるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための別の方法の概略図である。
図4】本発明によって提供されるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するためのさらに別の方法の概略図である。
図5】本発明によって提供されるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための通信装置の概略図である。
図6】本発明によって提供されるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための別の通信装置の概略図である。
図7】本発明によって提供されるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するためのさらに別の通信装置の概略図である。
図8】本発明によって提供されるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するためのさらに別の通信装置の概略図である。
図9】本発明によって提供されるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するためのさらに別の通信装置の概略図である。
図10】本発明によって提供されるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するためのさらに別の通信装置の概略図である。
図11】本発明によって提供されるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための通信デバイスの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本発明の実施例における技術的方案は、本発明の実施例の添付の図面を参照して以下に説明される。説明された実施例は、本発明のすべての実施例ではなく、単なるいくつかの実施例であることは明らかである。本発明の実施例に基づいて当業者によって得られた他の実施例は、本発明の保護範囲に含まれる。
【0029】
最初に、本発明の適用シナリオを紹介する。図1は、本発明に適した通信システムの概略図である。
【0030】
通信システム100は、ネットワークデバイス110および端末デバイス120を含む。端末デバイス120は、電磁波を介してネットワークデバイス110と通信する。
【0031】
本発明では、端末デバイス120は、無線通信機能を有する様々なハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、コンピューティングデバイス、またはワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスを含むことができ、例えば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3rd generation partnership project,3GPP)によって定義されたユーザ機器(user equipment,UE)、モバイルステーション(mobile station,MS)、ソフトターミナル、ホームゲートウェイ、セットトップボックスなどである。
【0032】
ネットワークデバイス110は、3GPPによって定義される基地局、例えば、5G移動通信システムにおける基地局(gNB)であってもよい。ネットワークデバイス110はまた、非3GPP(non-3GPP)のアクセスネットワークデバイス、例えば、アクセスゲートウェイ(access gateway,AGF)であってもよい。ネットワークデバイス110はまた、中継局、アクセスポイント、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、および他のタイプのデバイスであってもよい。
【0033】
通信システム100は、例としてのみ説明されており、本発明に適用可能な通信システムは、これに限定されない。例えば、通信システム100に含まれるネットワークデバイスおよび端末デバイスの数は、他の数であってもよい。
【0034】
ダウンリンク送信をスケジューリングするために必要な参照情報を取得するために、ネットワークデバイスは、無線リソース制御(radio resource control,RRC)メッセージを介して、端末デバイスに1つまたは複数のSRSリソースセットを構成することができ、各SRSリソースセットに含まれるSRSリソースの数は、端末デバイスの処理能力に関連する。
【0035】
1つのSRSリソースセットは、時間領域タイプが同じ複数のSRSリソースを含むことができ、時間領域タイプが異なる複数のSRSリソースを含むこともできる。前記時間領域タイプが同じ複数のSRSリソースは、例えば、複数のSRSリソースがすべて周期的(periodic)SRSリソース、非周期的(aperiodic,AP)SRSリソース、または半永続的(semi-persistent,SP)SRSリソースである。前記時間領域タイプが異なる複数のSRSリソースは、例えば、1つのAP SRSリソースと1つのSP SRSリソースである。
【0036】
SRSリソースセットの場合、5G移動通信システムは、ビーム管理、コードブック、非コードブック、およびアンテナスイッチングの4つの主な用途を定義する。さまざまな用途のSRSリソースセットには、さまざまな特性(例えば、SRSリソースの数、アンテナポート)がある。ネットワークデバイスは、さまざまな用途に基づいてSRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化する必要がある。
【0037】
以下に、本発明によって提供されるSRSリソース(またはSRSリソースセット)をアクティブ化または非アクティブ化するための方法を詳細に説明する。
【0038】
図2に示されるように、方法200は以下を含む。
【0039】
S210:端末デバイスは、ネットワークデバイスからRRCメッセージを受信し、前記RRCメッセージは、SRSリソースまたはSRSリソースセットを構成するために使用される。
【0040】
RRCメッセージによって構成されたSRSリソースは、SRSリソースセット内のリソースであってもよく、またはSRSリソースセットに属さないリソースであってもよい。このSRSリソースは、SP SRSリソースであってもよく、またはAP SRSリソースであってもよい。前記SRSリソースセットは、SP SRSリソースセットであってもよく、またはAP SRSリソースセットであってもよい。
【0041】
S220:端末デバイスは、ネットワークデバイスからコンポーネントキャリア(component carrier,CC)セットの識別子(identifier,ID)を含むMAC CEを受信し、前記MAC CEは、前記CCセットに対応する前記SRSリソース、または前記SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化するために使用される。
【0042】
CCセットは、少なくとも1つのCCを含み、このCCセットは、リスト、すなわち、CCリスト(CC list)であってもよく、または他の形式のセットであってもよい。
【0043】
MAC CEは、CCセットに対応するSRSリソースまたはSRSリソースセットがアクティブ化または非アクティブ化される必要があることを示すために、前記CCセットのIDを含むことができる。MAC CEによって、複数のBWPを含む1つのCCセットに対応するSRSリソースまたはSRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化することができるため、BWPに対応するSRSリソースセットを1つずつアクティブ化または非アクティブ化するスキームと比較して、効率が高く、シグナリングオーバーヘッドが小さくなる。
【0044】
表1は、本発明によって提供されるMAC CEの構造を示す。
【0045】
【表1】
【0046】
表1に示されるMAC CEの各フィールドの意味は以下の通りである。
【0047】
A / D(アクティブ化/非アクティブ化):このフィールドは、このMAC CEが指示されたSP / AP SRSリソースセットをアクティブ化するために使用されるか、あるいは非アクティブ化するために使用されるかを示す。このフィールドはアクティブ化を示すために「1」に設定され、それ以外の場合は非アクティブ化を示す。
【0048】
SUL(補足アップリンクキャリア):このフィールドは、MAC CEが通常のアップリンク(Normal UpLink,NUL)キャリア構成に適用されるか、あるいは補足アップリンク(Supplement UpLink,SUL)キャリア構成に適用されるかを示す。このフィールドは、MAC CEがSULキャリア構成に適用されることを示すために「1」に設定され、MAC CEがNULキャリア構成に適用されることを示すために「0」に設定される。
【0049】
AP/SP SRS Resource ID:半持続的/非周期的サウンディング参照信号リソースID。このAP / SP SRSリソースはアクティブ化または非アクティブ化される必要がある。このフィールドの長さは4ビットである。
【0050】
:このフィールドは、SP / AP SRSリソースIDで識別されるSP / AP SRSリソースセット内のSRSリソースの空間関係として使用されるリソースのタイプを示す。Fはこのリソースセッのうちの1番目のSRSリソースを指し、Fは2番目のSRSリソースを指す等である。このフィールドは、NZP CSI-RSリソースインデックスが使用されていることを示すために「1」に設定され、このフィールドは、SSBインデックスまたはSRSリソースインデックスが使用されていることを示すために「0」に設定される。このフィールドの長さは1ビットである。このフィールドは、MAC CEがSRSリソースのアクティブ化に使用されている場合、つまりA / Dフィールドが「1」に設定されている場合にのみ存在する。
【0051】
Resource ID:このフィールドは、SRSリソースiの空間関係から導出されたリソースのIDを含む。リソースIDはリソースセットのうちの1番目のSRSリソースを指し、リソースIDは2番目のSRSリソースを指す等である。Fが「0」に設定され、且つResource IDの1番目のビットが「1」に設定されている場合、Resource IDの残りの部分にはTS38.331に詳述されているSSB-Indexが含まれ、Fが「1」に設定され、且つResource IDの1番目のビットが「0」に設定されている場合、Resource IDの残りの部分にはTS38.331に詳述されているSRS-ResourceIdが含まれる。このフィールドの長さは7ビットである。このフィールドは、MAC CEがSRSリソースのアクティブ化に使用されている場合、つまりA / Dフィールドが「1」に設定されている場合にのみ存在する。
【0052】
Resource Serving Cell Id:このフィールドは、SRSリソースiの空間関係から導出されたリソースが配置されているサービングセルのIDを示す。このフィールドの長さは5ビットである。
【0053】
Resource BWP ID:このフィールドは、TS 38.212に詳述されているDCI bandwith part indicatorフィールドのコードポイントとしてアップリンクBWPを示し、このアップリンクBWPは、SRSリソースiの空間関係から導出されたリソース上にある。このフィールドの長さは2ビットである。
【0054】
R:予約ビットであり、「0」に設定される。
【0055】
S / Aフィールドは、このMAC CE内のSP/AP SRS Resource IDがAP SRSリソースIDであるか、あるいはSP SRSリソースIDであるかを示すために使用される。例えば、S / Aフィールドが「1」の場合、SP/AP SRS Resource IDがAP SRSリソースIDであることを示す。S / Aフィールドが「0」の場合、SP/AP SRS Resource IDがSP SRSリソースIDであることを示す。ネットワークデバイスと端末デバイスは、リソースIDまたはリソースセットIDを介して、SP/AP SRS Resource IDがAP SRSリソースIDであるか、SP SRSリソースIDであるかを区別できる。
【0056】
例えば、ネットワークデバイスは、64個のSRS Resource IDを構成し、前の32個のSRS Resource IDは、AP SRS Resource IDであり、後の32個のSRS Resource IDは、SP SRS Resource IDである。端末デバイスは、そのような対応関係に基づいて、SP/AP SRS Resource IDがAP SRSリソースIDであるか、SP SRSリソースIDであるかを区別できる。
【0057】
MAC CEがSP/AP SRS Resource Set IDを含む場合、MAC CEの形式は、表2に示されるようなものであってもよい。
【0058】
【表2】
【0059】
表2において、AP/SP SRS Resource set IDは、半持続的/非周期的なサウンディング参照信号リソースセットIDである。このフィールドは、TS38.331に詳述されているSRS-ResourceSetIdによって識別されるAP / SP SRSリソースのIDを示し、このAP / SP SRSリソースはアクティブ化または非アクティブ化される。このフィールドの長さは4ビットである。表2の残りのフィールドの意味は、表1の対応するフィールドと同じである。
【0060】
いくつかの実施例では、方法200のMAC CEはまた、表3または表4に示される形式であってもよい。
【0061】
【表3】
【0062】
【表4】
【0063】
表3および表4は、事前定義されたフィールドによって、SRSリソースセットIDがAP SRSリソースセットIDであるか、SP SRSリソースセットIDであるかを示す。同様に、表5および表6に示すように、事前定義されたフィールドによって、SRSリソースIDがAP SRSリソースIDであるかSP SRSリソースIDであるかを示すこともできる。表5では、Oct2の左から3番目から8番目のビットがSP SRS Resource IDフィールドとして事前定義されており、端末デバイスは、この事前定義されたフィールドに基づいてSRSリソースIDがSP SRSリソースIDであると判断できる。表6では、Oct2の左から3番目から8番目のビットがAP SRS Resource IDフィールドとして事前定義されており、端末デバイスは、この事前定義されたフィールドに基づいてSRSリソースIDがSP SRSリソースIDであると判断できる。
【0064】
【表5】
【0065】
【表6】
【0066】
図3は、本発明によって提供されるSRSリソース(またはSRSリソースセット)をアクティブ化または非アクティブ化するための別の方法を示している。図3に示されるように、方法300は以下を含む。
【0067】
S310:端末デバイスは、ネットワークデバイスからRRCメッセージを受信し、前記RRCメッセージは、SRSリソースまたはSRSリソースセットを構成するために使用される。
【0068】
RRCメッセージによって構成されたSRSリソースは、SRSリソースセット内のリソースであってもよく、またはSRSリソースセットに属さないリソースであってもよい。このSRSリソースは、SP SRSリソースであってもよく、またはAP SRSリソースであってもよい。前記SRSリソースセットは、SP SRSリソースセットであってもよく、またはAP SRSリソースセットであってもよい。
【0069】
S320:端末デバイスは、ネットワークデバイスからCCセットの識別子を含むMAC CEを受信する。
【0070】
前記MAC CEは、SRSリソースのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCが属するCCセットに対応する前記SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するために使用され、又は
前記MAC CEは、SRSリソースセットのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCが属するCCセットに対応する前記SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化するために使用される。
【0071】
CCセットは、少なくとも1つのCCを含み、このCCセットは、リスト、すなわち、CCリストであってもよく、または他の形式のセットであってもよい。
【0072】
MAC CEによって、複数のBWPを含む1つのCCセットに対応するSRSリソースまたはSRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化することができるため、BWPに対応するSRSリソースセットを1つずつアクティブ化または非アクティブ化するスキームと比較して、効率が高く、シグナリングオーバーヘッドが小さくなる。
【0073】
CCのIDを含むMAC CEは、表7に示されている通りである。このCCのIDは、CCセット内のすべてのCCの空間関係情報(SRI)が、このCCに対応するSRIであることを示す。
【表7】
【0074】
表7において、SRS Resource Set’s Cell IDはCC IDであり、このCC IDは、このCCが属するCCリスト内のすべてのCCが表7に示されるようなMAC CEを使用して、SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化することを示す。「S / A」は、SP/AP SRS Resource Set IDがSP SRS Resource Set IDであるか、AP SRS Resource Set IDであるかを示すために使用される。
【0075】
Cフィールドの意味は、このフィールドが、リソースサービングセルIDフィールドおよびリソースBWP IDフィールドを含むオクテット(octet)があるかどうかを示すことである。このフィールドが「1」に設定されている場合、リソースサービングセルIDフィールドとリソースBWPIDフィールドを含むオクテットは存在し、このフィールドが「0」に設定されている場合、オクテットは存在せず、リソースIDiフィールドに示されているすべてのリソースは、SRSリソースセットのセルIDとSRSリソースセットのBWPIDフィールドによって示されているサービングセルとBWPに配置される。
【0076】
いくつかの実施例では、MAC CEはS / Aフィールドを含まなくてもよく、ネットワークデバイスおよび端末デバイスは、事前定義された方法で、SRSリソースセットIDがAP SRSリソースセットIDであるか、SP SRSリソースセットIDであるかを決定する。表8および表9に示されるとおりである。
【0077】
【表8】
【0078】
【表9】
【0079】
同様に、表7から表9に示される方法で、SRSリソースIDおよびCC IDを含むMAC CEを設計することもでき、このMAC CEは、前記CCが属するCCセットに対応するSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するために使用される。表10から表12に示されるとおりである。
【0080】
【表10】
【0081】
【表11】
【0082】
【表12】
【0083】
方法200および方法300において、MAC CEは、指示情報をさらに含むことができ、この指示情報は、このMAC CEがCCリスト(per CClist)に基づいて構成されているか、BWP(per BWP)に基づいて構成されているかを示す。
【0084】
指示情報を含むMAC CEは以下のとおりである。
【0085】
ケース1:UE固有のPDSCH MAC CEのTCI状態のアクティブ化/非アクティブ化(TCI States Activation/Deactivation for UE-specific PDSCH MAC CE)
【0086】
【表13】
【0087】
表13の各フィールドの意味は以下の通りである。
【0088】
Serving Cell ID:サービングセルのID、すなわち、CC IDである。このフィールドの長さは5ビットである。このフィールドは、MAC CEがCCリスト(per CClist)に基づいて構成されていることを示す指示情報である。
【0089】
:TS 38.331で指定されたTCI状態IDiを有するTCI状態が存在する場合、このフィールドは、TCI状態IDiを有するTCI状態のアクティブ化/非アクティブ化状態を示し、そうでない場合、MACエンティティはこのフィールド(T)を無視する必要がある。Tが「1」に設定されると、TS 38.214に示すように、TCI状態IDiを持つTCI状態がアクティブ化され、DCI送信構成表示フィールドのコードポイント(code point)にマッピングされる必要があることを示す。Tが「0」に設定されると、TCI状態IDiを持つTCI状態が非アクティブ化され、DCI送信構成表示フィールドのコードポイントにマッピングされない必要があることを示す。TCI状態がマップされる上記のコードポイントは、Tフィールドが「1」に設定されているすべてのTCI状態におけるこのTCI状態の順次位置によって決定される。つまり、1番目のTフィールドが「1」に設定されているTCI状態は、コードポイント値0にマッピングされ、2番目のTフィールドが「1」に設定されているTCI状態は、コードポイント値1にマッピングされ、などである。アクティブ化されたTCI状態の最大数は8である。
【0090】
R:予約ビットであり、「0」に設定される。
【0091】
表13に示されるMAC CEは、CC IDであるサービングセルIDフィールドを含み、このCC IDによって示されるCCが属するCCリスト内のすべてのCCは、表13に示されているMAC CEによってアクティブ化または非アクティブ化されたPDSCH TCI状態を使用する。上記のMAC CEにはサービングセルIDが含まれているため、このMAC CEで示されるPDSCH TCI状態は、サービングセルIDが属するCCリストで使用でき、ネットワークデバイスは、BWPに対応するPDSCH TCI状態を1つずつ指示する必要はない。したがって、効率が高く、シグナリングオーバーヘッドが低くなる。
【0092】
いくつかの実施例では、ネットワークデバイスはまた、表14に示されるようなMAC CEを使用して、端末デバイスに指示することができる。
【0093】
【表14】
【0094】
表14において、C / Bフィールドは、表14に示されるMAC CEがCCリスト(per CClist)に基づいて構成されているか、BWP(per BWP)に基づいて構成されているかを示すために使用される。残りのフィールドの意味は、表13の対応するフィールドの意味と同じである。
【0095】
表14に示されるMAC CEがCCリストに基づいて構成されたMAC CEであることをC / Bフィールドが示す場合、端末デバイスはBWP IDを無視する。このMAC CEによって示されるPDSCH TCI状態は、サービングセルが属するCCリストで使用できるため、ネットワークデバイスは、各BWPに対応するPDSCH TCI状態をさらに指示する必要がなく、効率が高く、シグナリングオーバーヘッドが低くなる。
【0096】
ケース2:UE固有のPDCCH MAC CEのTCI状態表示(TCI State Indication for UE-specific PDCCH MAC CE)
ネットワークデバイスは、表15に示されるMAC CEを介して端末デバイスに指示することができる。
【0097】
【表15】
【0098】
表15の各フィールドの意味は以下の通りである。
【0099】
Serving Cell ID:このフィールドは、MAC CEが適用されるサービングセルの識別子を示す。このフィールドの長さは5ビットである。
【0100】
CORESET ID:このフィールドは、TS 38.331に示されているように、ControlResourceSetIdによって識別される制御リソースセットを示し、TCI状態が示されている。このフィールドの値が0の場合、このフィールドはTS38.331で指定されたcontrolResourceSetZeroによって構成された制御リソースセットを参照する。このフィールドの長さは4ビットである。
【0101】
TCI State ID:このフィールドは、CORESET IDフィールドによって識別される制御リソースセットに適用される、TS38.331で指定されたTCI-SatureIdによって識別されるTCI状態を示す。CORESET IDフィールドが0に設定されている場合、このフィールド(TCI State ID)は、
アクティブ化されたBWPにおけるPDSCH-Configのtci-States-ToAddModListおよびtci-States-ToReleaseListによって構成された前の64個のTCI状態のTCI状態のTCI-StateIdを示す。CORESET IDフィールドが0以外の値に設定されている場合、このフィールド(TCI State ID)は、指定されたCORESETIDによって識別されるcontrolResourceSetのtci-StatesPDCCH-ToAddListおよびtci-StatesPDCCH-ToReleaseListによって構成されたTCI-StateIdを示す。
【0102】
表15に示されるMAC CEのヘッダは、表15には示されていない論理チャネル(logical channel,LC)IDを含む。ネットワークデバイスと端末デバイスは、事前定義された方法で、LCIDによって示されるコンテンツを決定することができる。例えば、ネットワークデバイスと端末デバイスは、LCID1をLCIDとして含むMAC CEのヘッダーに基づいて、このMAC CEがCClist(per CClist)に基づいて構成されていることを決定できる。または、ネットワークデバイスと端末デバイスは、LCID2をLCIDとして含むMAC CEのヘッダーに基づいて、このMAC CEがCORESET(per CORESET)に基づいて構成されていることを決定できる。
【0103】
表15に示されるMAC CEがCCリストに基づいて構成されたMAC CEであることをLCIDが示す場合、端末デバイスはCORESET IDを無視する。このMAC CEによって示されるPDSCH TCI状態は、サービングセルが属するCCリストで使用できるため、ネットワークデバイスは、各BWPに対応するPDSCH TCI状態をさらに指示する必要がなく、効率が高く、シグナリングオーバーヘッドが低くなる。
【0104】
以下では、本発明によって提供されるSRSリソース(またはSRSリソースセット)をアクティブ化または非アクティブ化するための別の方法がさらに紹介される。
【0105】
図4に示すように、この方法は以下を含む。
【0106】
S410:端末デバイスは、RRCメッセージを受信し、前記RRCメッセージは、AP SRSリソースセットまたはAP SRSリソースを構成するために使用される。
【0107】
ネットワークデバイスがRRCメッセージを介してAP SRSリソースセットまたはAP SRSリソースを構成するための方法は、先行技術の関連コンテンツを参照することができ、ここでは繰り返されない。
【0108】
S420:端末デバイスは、MAC CEを受信し、
前記MAC CEは、非周期的SRSリソースセットのIDを含み、前記MAC CEは、前記非周期的SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化するために使用され、又は
前記MAC CEは、非周期的SRSリソースのIDを含み、前記MAC CEは、前記非周期的SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するために使用される。
【0109】
いくつかの実施例では、前記MAC CEは、BWPのIDをさらに含み、前記MAC CEが前記非周期的SRSリソースセットのIDを含む場合、前記BWPと前記非周期的SRSリソースセットとの間に対応関係があり、前記MAC CEが前記非周期的SRSリソースのIDを含む場合、前記BWPと前記非周期的SRSリソースとの間に対応関係がある。
【0110】
上記のMAC CEの内容は、以下の表のとおりである。
【0111】
【表16】
【0112】
表16の各フィールドの意味は以下の通りである。
【0113】
SRS Resource Set’s Cell ID:このフィールドは、サービングセルの識別子を示し、このサービングセルは、アクティブ化/非アクティブ化されたAP SRSリソースセットを含む。このフィールドの長さは5ビットである。
【0114】
SRS Resource Set’s BWP ID:このフィールドは、TS 38.212に詳述されているDCI bandwith part indicatorフィールドのコードポイントとしてアップリンクBWPを示し、このアップリンクBWPは、アクティブ化/非アクティブ化されたSP SRSリソースセットを含む。このフィールドの長さは2ビットである。
【0115】
AP SRS Resource Set ID:このフィールドは、TS 38.331に詳述されているSRS-ResourceSetIdによって識別されるAP SRSリソースセットのIDを示し、このAP SRSリソースセットは、アクティブ化または非アクティブ化される。このフィールドの長さは4ビットである。
【0116】
表16の残りのフィールドの意味は、表1の対応するフィールドの意味と同じである。
【0117】
ネットワークデバイスは、MAC CEによってAP SRSリソースセットまたはAP SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化することができるため、RRCメッセージによってAP SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化する方法と比較して、情報生成の時間遅延が減少し、AP SRSリソースセットまたはAP SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化する効率が改善される。
【0118】
上記は、本発明で提供されるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法の例を詳述している。上記の機能を実現するために、SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化する通信装置は、各機能に対応するハードウェア構造および/またはソフトウェアモジュールを含むことが理解され得る。当業者は、本明細書に開示される実施例に記載される様々な例のユニットおよびアルゴリズムステップと組み合わせて、本発明がハードウェアまたはハードウェアとコンピュータソフトウェアの組み合わせの形で実施できることを容易に理解するはずである。特定の機能がハードウェアによって実行されるか、コンピューターソフトウェアがハードウェアを駆動することで実行されるかは、技術的方案の特定のアプリケーションと設計上の制約によって異なる。当業者は、特定のアプリケーションごとに異なる方法を使用して、説明された機能を実装することができるが、そのような実装は、本発明の範囲を超えると見なされるべきではない。
【0119】
本発明において、SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための通信装置の機能ユニットは、上記の方法例に従って分割することができる。例えば、それぞれの機能ユニットは、それぞれの機能ごとに分割することができ、または2つ以上の機能を1つの処理ユニットに統合することができる。上記の統合ユニットは、ハードウェアまたはソフトウェアの機能ユニットの形で実装できる。本発明の実施例におけるユニットの分割は例示的なものであり、単に論理機能の分割であり、実際の実装には他の分割方法があり得ることに留意されたい。
【0120】
図5は、本発明によって提供されるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための別の通信装置の概略構造図である。この装置500は、処理ユニット510および受信ユニット520を含み、受信ユニット520は、処理ユニット510の制御下で受信ステップを実行することができる。
【0121】
通信ユニット520は、CCセットのIDを含むMAC CEを受信するように構成され、
前記MAC CEは、少なくとも1つのSRSリソースのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCセットに対応する前記少なくとも1つのSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するために使用され、又は
前記MAC CEは、SRSリソースセットのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCセットに対応する前記SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化するために使用される。
【0122】
いくつかの実施例では、前記MAC CEが前記少なくとも1つのSRSリソースのIDを含む場合、前記少なくとも1つのSRSリソースのIDは、非周期的SRSリソースのIDまたは半永続的SRSリソースのIDである。
【0123】
いくつかの実施例では、前記MAC CEは、第1の指示情報をさらに含み、前記第1の指示情報は、前記少なくとも1つのSRSリソースのIDが前記非周期的SRSリソースのIDまたは前記半永続的SRSリソースのIDであることを指示するために使用される。
【0124】
いくつかの実施例では、前記MAC CEが前記SRSリソースセットのIDを含む場合、前記SRSリソースセットのIDは、非周期的SRSリソースセットのIDまたは半永続的SRSリソースセットのIDである。
【0125】
いくつかの実施例では、前記MAC CEは、第2の指示情報をさらに含み、前記第2の指示情報は、前記SRSリソースセットのIDが前記非周期的SRSリソースセットのIDまたは前記半永続的SRSリソースセットのIDであることを指示するために使用される。
【0126】
いくつかの実施例では、前記MAC CEは、第3の指示情報をさらに含み、前記第3の指示情報は、前記MAC CEと前記CCセットとの間に対応関係があることを指示するために使用される。
【0127】
いくつかの実施例では、前記第3の指示情報は、前記CCセット内のCCのIDであるか、または前記第3の指示情報は、前記CCセット内のCCが属するサービングセルのIDであるか、または前記第3の指示情報は、前記MAC CEのヘッダーにある論理チャネル識別子(LCID)である。
【0128】
いくつかの実施例では、前記CCセットは、CCリストである。
【0129】
装置500がSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法を実行する特定の方法およびその有益な効果については、方法の実施例における関連する説明を参照することができる。
【0130】
図6は、本発明によって提供されるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための別の通信装置の概略構造図である。この装置600は、処理ユニット610および受信ユニット620を含み、受信ユニット620は、処理ユニット610の制御下で受信ステップを実行することができる。
【0131】
通信ユニット620は、CCのIDを含むMAC CEを受信するように構成され、
前記MAC CEは、少なくとも1つのSRSリソースのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCが属するCCセットに対応する前記少なくとも1つのSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するために使用され、又は
前記MAC CEは、SRSリソースセットのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCが属するCCセットに対応する前記SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化するために使用される。
【0132】
いくつかの実施例では、前記MAC CEが前記少なくとも1つのSRSリソースのIDを含む場合、前記少なくとも1つのSRSリソースのIDは、非周期的SRSリソースのIDまたは半永続的SRSリソースのIDである。
【0133】
いくつかの実施例では、前記MAC CEは、第1の指示情報をさらに含み、前記第1の指示情報は、前記SRSリソースのIDが前記非周期的SRSリソースのIDまたは前記半永続的SRSリソースのIDであることを指示するために使用される。
【0134】
いくつかの実施例では、前記MAC CEが前記SRSリソースセットのIDを含む場合、前記SRSリソースセットのIDは、非周期的SRSリソースセットのIDまたは半永続的SRSリソースセットのIDである。
【0135】
いくつかの実施例では、前記MAC CEは、第2の指示情報をさらに含み、前記第2の指示情報は、前記SRSリソースセットのIDが前記非周期的SRSリソースセットのIDまたは前記半永続的SRSリソースセットのIDであることを指示するために使用される。
【0136】
いくつかの実施例では、前記CCのIDは、サービングセルのIDである。
【0137】
いくつかの実施例では、前記MAC CEは、第3の指示情報をさらに含み、前記第3の指示情報は、前記MAC CEと前記CCセットとの間に対応関係があることを指示するために使用される。
【0138】
いくつかの実施例では、前記第3の指示情報は、前記CCセット内のCCのIDであるか、または前記第3の指示情報は、前記CCセット内のCCが属するサービングセルのIDであるか、または前記第3の指示情報は、前記MAC CEのヘッダーにある論理チャネル識別子(LCID)である
いくつかの実施例では、前記CCセットは、CCリストである。
【0139】
装置600がSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法を実行する特定の方法およびその有益な効果については、方法の実施例における関連する説明を参照することができる。
【0140】
図7は、本発明によって提供されるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための別の通信装置の概略構造図である。この装置700は、処理ユニット710および受信ユニット720を含み、受信ユニット720は、処理ユニット710の制御下で受信ステップを実行することができる。
【0141】
通信ユニット720は、MAC CEを受信するように構成され、
前記MAC CEは、非周期的SRSリソースセットのIDを含み、前記MAC CEは、前記非周期的SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化するために使用され、又は
前記MAC CEは、非周期的SRSリソースのIDを含み、前記MAC CEは、前記非周期的SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するために使用される。
【0142】
いくつかの実施例では、前記MAC CEは、BWPのIDをさらに含み、前記MAC CEが前記非周期的SRSリソースセットのIDを含む場合、前記BWPと前記非周期的SRSリソースセットとの間に対応関係があり、前記MAC CEが前記非周期的SRSリソースのIDを含む場合、前記BWPと前記非周期的SRSリソースとの間に対応関係がある。
【0143】
装置700がSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法を実行する特定の方法およびその有益な効果については、方法の実施例における関連する説明を参照することができる。
【0144】
図8は、本発明によって提供されるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための別の通信装置の概略構造図である。この装置800は、処理ユニット810および送信ユニット820を含み、送信ユニット820は、処理ユニット810の制御下で送信ステップを実行することができる。
【0145】
送信ユニット820は、CCセットのIDを含むMAC CEを送信するように構成され、
前記MAC CEは、少なくとも1つのSRSリソースのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCセットに対応する前記少なくとも1つのSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するために使用され、又は
前記MAC CEは、SRSリソースセットのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCセットに対応する前記SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化するために使用される。
【0146】
いくつかの実施例では、前記MAC CEが前記少なくとも1つのSRSリソースのIDを含む場合、前記少なくとも1つのSRSリソースのIDは、非周期的SRSリソースのIDまたは半永続的SRSリソースのIDである。
【0147】
いくつかの実施例では、前記MAC CEは、第1の指示情報をさらに含み、前記第1の指示情報は、前記少なくとも1つのSRSリソースのIDが前記非周期的SRSリソースのIDまたは前記半永続的SRSリソースのIDであることを指示するために使用される。
【0148】
いくつかの実施例では、前記MAC CEが前記SRSリソースセットのIDを含む場合、前記SRSリソースセットのIDは、非周期的SRSリソースセットのIDまたは半永続的SRSリソースセットのIDである。
【0149】
いくつかの実施例では、前記MAC CEは、第2の指示情報をさらに含み、前記第2の指示情報は、前記SRSリソースセットのIDが前記非周期的SRSリソースセットのIDまたは前記半永続的SRSリソースセットのIDであることを指示するために使用される。
【0150】
いくつかの実施例では、前記MAC CEは、第3の指示情報をさらに含み、前記第3の指示情報は、前記MAC CEと前記CCセットとの間に対応関係があることを指示するために使用される。
【0151】
いくつかの実施例では、前記第3の指示情報は、前記CCセット内のCCのIDであるか、または前記第3の指示情報は、前記CCセット内のCCが属するサービングセルのIDであるか、または前記第3の指示情報は、前記MAC CEのヘッダーにある論理チャネル識別子(LCID)である
いくつかの実施例では、前記CCセットは、CCリストである。
【0152】
いくつかの実施例では、前記CCセットは、RRCメッセージによって構成される。
【0153】
装置800がSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法を実行する特定の方法およびその有益な効果については、方法の実施例における関連する説明を参照することができる。
【0154】
図9は、本発明によって提供されるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための別の通信装置の概略構造図である。装置900は、処理ユニット910および送信ユニット920を含み、送信ユニット920は、処理ユニット910の制御下で送信ステップを実行することができる。
【0155】
送信ユニット920は、CCの識別子(ID)を含むMAC CEを送信するように構成され、
前記MAC CEは、少なくとも1つのSRSリソースのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCが属するCCセットに対応する前記少なくとも1つのSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するために使用され、又は
前記MAC CEは、SRSリソースセットのIDをさらに含み、前記MAC CEは、前記CCが属するCCセットに対応する前記SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化するために使用される。
【0156】
いくつかの実施例では、前記MAC CEが前記少なくとも1つのSRSリソースのIDを含む場合、前記少なくとも1つのSRSリソースのIDは、非周期的SRSリソースのIDまたは半永続的SRSリソースのIDである。
【0157】
いくつかの実施例では、前記MAC CEは、第1の指示情報をさらに含み、前記第1の指示情報は、前記SRSリソースのIDが前記非周期的SRSリソースのIDまたは前記半永続的SRSリソースのIDであることを指示するために使用される。
【0158】
いくつかの実施例では、前記MAC CEが前記SRSリソースセットのIDを含む場合、前記SRSリソースセットのIDは、非周期的SRSリソースセットのIDまたは半永続的SRSリソースセットのIDである。
【0159】
いくつかの実施例では、前記MAC CEは、第2の指示情報をさらに含み、前記第2の指示情報は、前記SRSリソースセットのIDが前記非周期的SRSリソースセットのIDまたは前記半永続的SRSリソースセットのIDであることを指示するために使用される。
【0160】
いくつかの実施例では、前記CCのIDは、サービングセルのIDである。
【0161】
いくつかの実施例では、前記MAC CEは、第3の指示情報をさらに含み、前記第3の指示情報は、前記MAC CEと前記CCセットとの間に対応関係があることを指示するために使用される。
【0162】
いくつかの実施例では、前記第3の指示情報は、前記CCセット内のCCのIDであるか、または前記第3の指示情報は、前記CCセット内のCCが属するサービングセルのIDであるか、または前記第3の指示情報は、前記MAC CEのヘッダーにある論理チャネル識別子(LCID)である。
【0163】
いくつかの実施例では、前記CCセットは、CCリストである。
【0164】
いくつかの実施例では、前記CCセットは、RRCメッセージによって構成される。
【0165】
装置900がSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法を実行する特定の方法およびその有益な効果については、方法の実施例における関連する説明を参照することができる。
【0166】
図10は、本発明によって提供されるSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための別の通信装置の概略構造図である。この装置1000は、処理ユニット1010および送信ユニット1020を含み、送信ユニット1020は、処理ユニット1010の制御下で送信ステップを実行することができる。
【0167】
送信ユニット1020は、MAC CEを送信するように構成され、
前記MAC CEは、非周期的サウンディング参照信号(SRS)リソースセットの識別子(ID)を含み、前記MAC CEは、前記非周期的SRSリソースセットをアクティブ化または非アクティブ化するために使用され、又は
前記MAC CEは、非周期的SRSリソースのIDを含み、前記MAC CEは、前記非周期的SRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するために使用される。
【0168】
いくつかの実施例では、前記MAC CEは、BWPのIDをさらに含み、
前記MAC CEが前記非周期的SRSリソースセットのIDを含む場合、前記BWPと前記非周期的SRSリソースセットとの間に対応関係があり、前記MAC CEが前記非周期的SRSリソースのIDを含む場合、前記BWPと前記非周期的SRSリソースとの間に対応関係がある。
【0169】
装置1000がSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法を実行する特定の方法およびその有益な効果については、方法の実施例における関連する説明を参照することができる。
【0170】
図11は、本発明によって提供される通信デバイスの概略構造図を示している。 デバイス1100は、前述の方法の実施例に記載された方法を実施するために使用され得る。デバイス1100は、端末デバイスまたはネットワークデバイスまたはチップであってもよい。
【0171】
デバイス1100は、1つまたは複数のプロセッサ1101を含み、この1つまたは複数のプロセッサ1101は、デバイス1100をサポートして、図2から4に対応する方法の実施例における方法を実施することができる。プロセッサ1101は、汎用プロセッサまたは専用プロセッサであってもよい。例えば、プロセッサ1101は、中央処理装置(central processing unit,CPU)であってもよい。CPUは、デバイス1100を制御し、ソフトウェアプログラムを実行し、ソフトウェアプログラムのデータを処理するために使用することができる。 デバイス1100はまた、信号入力(受信)および出力(送信)を実施するための通信モジュール1105を含むことができる。
【0172】
例えば、デバイス1100は、チップであってもよい。通信モジュール1105は、このチップの入力および/または出力回路であってもよく、または通信モジュール1105は、このチップの通信インターフェースであってもよい。このチップは、端末デバイスまたはネットワークデバイスまたは他の無線通信デバイスのコンポーネントとして具体化されることができる。
【0173】
別の例として、デバイス1100は、端末デバイスまたはネットワークデバイスであってもよい。通信モジュール1105は、この端末デバイスまたはこのネットワークデバイスのトランシーバーであってもよく、または通信モジュール1105は、この端末デバイスまたはこのネットワーク装置のトランシーバー回路であってもよい。
【0174】
デバイス1100は、プログラム1104が記憶されている1つまたは複数のメモリ1102を含むことができる。プログラム1104は、プロセッサ1101によって実行されて、命令1103を生成することができ、その結果、プロセッサ1110は、命令1103に従って、上記の方法の実施例に記載された方法を実行する。いくつかの実施例では、メモリ1102にはデータが格納されてもよい。いくつかの実施例では、プロセッサ1101はまた、メモリ1102に記憶されたデータを読み取ることができる。このデータは、プログラム1104と同じ記憶アドレスに記憶されてもよく、またはプログラム1104の記憶アドレスとは異なる記憶アドレスに記憶されてもよい。
【0175】
プロセッサ1110およびメモリ1102は、別々に配置することも、一緒に統合することもできる。例えば、プロセッサ1101およびメモリ1102は、端末デバイスのシステムオンチップ(SOC)上に統合されることもできる。
【0176】
デバイス1100は、アンテナ1106をさらに含むことができる。通信モジュール1105は、アンテナ1106を介してデバイス1100のトランシーバ機能を実装するように構成される。
【0177】
プロセッサ1101がSRSリソースをアクティブ化または非アクティブ化するための方法を実行する特定の方法については、方法の実施例における関連する説明を参照することができる。
【0178】
上記の方法の実施例のステップは、プロセッサ1101内のハードウェアの形態の論理回路またはソフトウェアの形態の命令によって実施できることを理解されたい。プロセッサ1101は、CPU、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor,DSP)、特定用途向け集積回路(application specific integrated circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(field programmable gate array,FPGA)、またはディスクリートゲート、トランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどの別のプログラマブルロジックデバイスであってもよい。
【0179】
本発明はまた、コンピュータプログラム製品を提供する。このコンピュータプログラム製品は、プロセッサ1101によって実行されるとき、本発明の任意の方法の実施例に記載された方法を実行する。
【0180】
プログラム1104などのコンピュータプログラム製品は、メモリ1102に格納されることができる。プログラム1104は、前処理、コンパイル、アセンブリ、およびリンクなどの処理プロセスを通じて、最終的に、プロセッサ1101によって実行されることができる実行可能オブジェクトファイルに変換される。
【0181】
本発明はまた、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記録媒体を提供する。このコンピュータプログラムは、コンピュータによって実行されるとき、本発明の任意の方法の実施例に記載された方法を実行する。このコンピュータプログラムは、高級言語プログラムまたは実行可能オブジェクトプログラムであることができる。
【0182】
このコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、例えば、メモリ1102であってもよい。メモリ1102は、揮発性メモリまたは不揮発性メモリであってもよく、またはメモリ1102は、揮発性メモリおよび不揮発性メモリの両方を含むことができる。不揮発性メモリは、読み取り専用メモリ(read-only memory,ROM)、プログラム可能読み取り専用メモリ(programmable ROM,PROM)、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(erasable PROM,EPROM)、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(electrically EPROM,EEPROM)、またはフラッシュメモリであってもよい。揮発性メモリは、外部キャッシュとして使用されるランダムアクセスメモリ(random access memory,RAM)であってもよい。例示的であるが限定的ではない説明として、静的ランダムアクセスメモリ(static RAM,SRAM)、動的ランダムアクセスメモリ(dynamic RAM,DRAM)、同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchronous DRAM,SDRAM)、ダブルデータレート同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(double data rate SDRAM,DDR SDRAM)、拡張同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(enhanced SDRAM,ESDRAM)、同期接続ダイナミックランダムアクセスメモリ(synchlink DRAM,SLDRAM)、およびダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(direct rambus RAM,DR RAM)などの多くの形式のRAMを使用できる。
【0183】
当業者は、上記の装置およびデバイスの特定の動作プロセスおよびその技術的効果について、前述の方法の実施例における対応するプロセスおよび技術的効果を参照することができることを明確に理解することができ、説明の便宜と簡潔さのために、ここでは繰り返さないでください。
【0184】
本発明によって提供されるいくつかの実施例では、開示されるシステム、装置、および方法は、他の方法で実施することができる。例えば、上記の方法の実施例のいくつかの特徴は、省略されるか、または実行されない可能性がある。上記のデバイスの実施例は単なる例示であり、ユニットの分割は論理機能の分割にすぎず、実際の実装では他の分割があり得る。複数のユニットまたはコンポーネントを組み合わせたり、別のシステムに統合したりすることができる。さらに、ユニット間の結合またはコンポーネント間の結合は、直接結合または間接結合であってもよい。上記の結合には、電気的、機械的、または他の形態の接続が含まれる。
【0185】
本発明の様々な実施例において、上記のプロセスのシーケンス番号の値は、それらが実行される順序を意味しないことを理解されたい。プロセスが実行される順序は、機能およびその内部ロジックによって決定されるべきであり、本発明の実施例の実装プロセスを制限してはならない。
【0186】
さらに、「システム」および「ネットワーク」という用語は、本明細書ではしばしば交換可能に使用される。本明細書で使用される「および/または」という用語は、関連するオブジェクト間の関連関係を説明するためにのみ使用され、これは、3種類の関係があり得ることを表す。例えば、「Aおよび/またはB」は、Aが単独で存在し、AとBが同時に存在し、Bが単独で存在する3つのケースを示す。さらに、本明細書で使用される文字「/」は、一般に、この文字の前後の関連オブジェクトが「または」の関係にあることを示す。
【0187】
要約すると、上記の説明は、本発明の技術的方案の好ましい実施例にすぎず、本発明の保護範囲を制限するために使用されない。本発明の精神および原則の範囲内で行われたいかなる修正、同等の交換、改善なども、本発明の保護範囲に含まれるものとする。
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