(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-04
(45)【発行日】2024-03-12
(54)【発明の名称】ポーラコードのためのCRCインターリービングパターン
(51)【国際特許分類】
H03M 13/13 20060101AFI20240305BHJP
H03M 13/27 20060101ALI20240305BHJP
H03M 13/29 20060101ALI20240305BHJP
【FI】
H03M13/13
H03M13/27
H03M13/29
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022113768
(22)【出願日】2022-07-15
(62)【分割の表示】P 2020514580の分割
【原出願日】2018-09-12
【審査請求日】2022-08-15
(32)【優先日】2017-09-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2017-09-13
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2017-09-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】100109726
【氏名又は名称】園田 吉隆
(74)【代理人】
【識別番号】100161470
【氏名又は名称】冨樫 義孝
(74)【代理人】
【識別番号】100194294
【氏名又は名称】石岡 利康
(74)【代理人】
【識別番号】100194320
【氏名又は名称】藤井 亮
(74)【代理人】
【識別番号】100150670
【氏名又は名称】小梶 晴美
(72)【発明者】
【氏名】ホイ, デニス
(72)【発明者】
【氏名】ブランケンシップ, ユフェイ
(72)【発明者】
【氏名】ブレシェル, ミカエル
(72)【発明者】
【氏名】ウェスレン, アンダース
【審査官】齊藤 晶
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2018/231924(WO,A1)
【文献】Huawei, HiSilicon,Distributed CRC for Polar code construction[online],3GPP TSG RAN WG1 #90 R1-1712167,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90/Docs/R1-1712167.zip> ,2017年08月16日
【文献】NTT DOCOMO,Distributed simple parity check Polar codes[online],3GPP TSG RAN WG1 #88b R1-1705757,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_88b/Docs/R1-1705757.zip>,2017年03月25日,pp.1-6
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,Distributed CRC Polar code construction[online],3GPP TSG RAN WG1 #90 R1-1714377,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90/Docs/R1-1714377.zip>,2017年08月17日
【文献】Huawei, HiSilicon,Distributed CRC for Polar code construction[online],3GPP TSG RAN WG1 adhoc_NR_AH_1709 R1-1715494,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_AH/NR_AH_1709/Docs/R1-1715494.zip>,2017年09月12日
【文献】Nokia, Alcatel-Lucent Shanghai Bell,Design details of distributed CRC[online],3GPP TSG RAN WG1 #89 R1-1708833,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_89/Docs/R1-1708833.zip>,2017年05月19日
【文献】Ericsson,Investigation of Distributed CRC and Interleaver for Polar Codes[online],3GPP TSG RAN WG1 #90 R1-1714791,Internet<URL:http://www.3gpp.org/ftp/tsg_ran/WG1_RL1/TSGR1_90/Docs/R1-1714791.zip>,2017年08月25日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H03M 13/13
H03M 13/27
H03M 13/29
IEEE Xplore
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線通信ネットワークにおける無線送信機の動作の方法であって、前記方法は、
長さKのデータビットuとともに外部パリティビットpのセットを生成するために、線形外部コードを用いて前記データビットuを搬送する情報のセットを符号化することと、
データビットの数Kに依存し、インデックスの数においていくつかのデータビットuの前に外部パリティビットpの前記セットのうちのいくつかのビットを分散させるように動作可能である所定のインターリービングマッピング関数を使用して、外部パリティビットpの前記セットと前記データビットuとをインターリーブすることと、
符号化ビットxのセットを生成するためにポーラエンコーダを使用して、前記インターリーブされたビットを符号化することと
を含み、
前記線形外部コードは、巡回冗長チェック(CRC)コードを含み、前記外部パリティビットpは、CRCビットを含み、
前記所定のインターリービングマッピング関数が、K
max
と呼ばれるKの最大値についてのテンプレートインターリーバを含み、前記テンプレートインターリーバが高インデックスビットマッパを含み、
前記K個のデータビットが、前記テンプレートインターリーバの入力の高インデックス位置においてロードされ、ただし、u=[u
0
,u
1
,...,u
K-1
]であり、
によって示される前記テンプレートインターリーバの前記入力が、以下のビットマッピングによって与えられ、
K
maxが53であり、前記テンプレートインターリーバが
、CR
Cビットに対応するインデックスに下線が引かれた、以下のインターリービングパターンのうちのいずれか1つを含むインターリービングパターンを使用
し、
これにより、ビットごとのCRCチェッキングは、前記CRCビットのいずれかの復号された値が、前記CRCビットが依存する情報ビットの復号された値と不一致であることが発見される場合、デコーダがより早期に復号プロセスを終了することを可能にする、方法。
【請求項2】
無線通信ネットワークにおける無線送信機の動作の方法であって、前記方法は、
長さKのデータビットuとともに外部パリティビットpのセットを生成するために、線形外部コードを用いて前記データビットuを搬送する情報のセットを符号化することと、
データビットの数Kに依存し、インデックスの数においていくつかのデータビットuの前に外部パリティビットpの前記セットのうちのいくつかのビットを分散させるように動作可能である所定のインターリービングマッピング関数を使用して、外部パリティビットpの前記セットと前記データビットuとをインターリーブすることと、
符号化ビットxのセットを生成するためにポーラエンコーダを使用して、前記インターリーブされたビットを符号化することと
を含み、
前記線形外部コードは、巡回冗長チェック(CRC)コードを含み、前記外部パリティビットpは、CRCビットを含み、
前記所定のインターリービングマッピング関数が、K
max
と呼ばれるKの最大値についてのテンプレートインターリーバを含み、前記テンプレートインターリーバが低インデックスビットマッパを含み、
前記K個のデータビットが、前記テンプレートインターリーバの入力の低インデックス位置において逆にロードされ、ただし、u=[u
0
,u
1
,...,u
K-1
]であり、
によって示される前記テンプレートインターリーバの前記入力が、以下のビットマッピングによって与えられ、
K
maxが53であり、前記テンプレートインターリーバが
、CR
Cビットに対応するインデックスに下線が引かれた、以下のインターリービングパターンのうちのいずれか1つを含むインターリービングパターンを使用
し、
これにより、ビットごとのCRCチェッキングは、前記CRCビットのいずれかの復号された値が、前記CRCビットが依存する情報ビットの復号された値と不一致であることが発見される場合、デコーダがより早期に復号プロセスを終了することを可能にする、方法。
【請求項3】
無線通信ネットワークにおける無線送信機の動作の方法であって、前記方法は、
長さKのデータビットuとともに外部パリティビットpのセットを生成するために、線形外部コードを用いて前記データビットuを搬送する情報のセットを符号化することと、
データビットの数Kに依存し、インデックスの数においていくつかのデータビットuの前に外部パリティビットpの前記セットのうちのいくつかのビットを分散させるように動作可能である所定のインターリービングマッピング関数を使用して、外部パリティビットpの前記セットと前記データビットuとをインターリーブすることと、
符号化ビットxのセットを生成するためにポーラエンコーダを使用して、前記インターリーブされたビットを符号化することと
を含み、
前記線形外部コードは、巡回冗長チェック(CRC)コードを含み、前記外部パリティビットpは、CRCビットを含み、
前記所定のインターリービングマッピング関数が、K
max
と呼ばれるKの最大値についてのテンプレートインターリーバを含み、前記テンプレートインターリーバが高インデックスビットマッパを含み、
前記K個のデータビットが、前記テンプレートインターリーバの入力の高インデックス位置においてロードされ、ただし、u=[u
0
,u
1
,...,u
K-1
]であり、
によって示される前記テンプレートインターリーバの前記入力が、以下のビットマッピングによって与えられ、
K
maxが72であり、前記テンプレートインターリーバが
、CR
Cビットに対応するインデックスに下線が引かれた、以下のインターリービングパターンのうちのいずれか1つを含むインターリービングパターンを使用
し、
これにより、ビットごとのCRCチェッキングは、前記CRCビットのいずれかの復号された値が、前記CRCビットが依存する情報ビットの復号された値と不一致であることが発見される場合、デコーダがより早期に復号プロセスを終了することを可能にする、方法。
【請求項4】
無線通信ネットワークにおける無線送信機の動作の方法であって、前記方法は、
長さKのデータビットuとともに外部パリティビットpのセットを生成するために、線形外部コードを用いて前記データビットuを搬送する情報のセットを符号化することと、
データビットの数Kに依存し、インデックスの数においていくつかのデータビットuの前に外部パリティビットpの前記セットのうちのいくつかのビットを分散させるように動作可能である所定のインターリービングマッピング関数を使用して、外部パリティビットpの前記セットと前記データビットuとをインターリーブすることと、
符号化ビットxのセットを生成するためにポーラエンコーダを使用して、前記インターリーブされたビットを符号化することと
を含み、
前記線形外部コードは、巡回冗長チェック(CRC)コードを含み、前記外部パリティビットpは、CRCビットを含み、
前記所定のインターリービングマッピング関数が、K
max
と呼ばれるKの最大値についてのテンプレートインターリーバを含み、前記テンプレートインターリーバが低インデックスビットマッパを含み、
前記K個のデータビットが、前記テンプレートインターリーバの入力の低インデックス位置において逆にロードされ、ただし、u=[u
0
,u
1
,...,u
K-1
]であり、
によって示される前記テンプレートインターリーバの前記入力が、以下のビットマッピングによって与えられ、
K
maxが72であり、前記テンプレートインターリーバが
、CR
Cビットに対応するインデックスに下線が引かれた、以下のインターリービングパターンのうちのいずれか1つを含むインターリービングパターンを使用
し、
これにより、ビットごとのCRCチェッキングは、前記CRCビットのいずれかの復号された値が、前記CRCビットが依存する情報ビットの復号された値と不一致であることが発見される場合、デコーダがより早期に復号プロセスを終了することを可能にする、方法。
【請求項5】
前記無線送信機が無線デバイスまたはネットワークノードを含む、請求項1から
4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
処理回路要素(1320、1420)を備える無線送信機(110、120)であって、前記処理回路要素は、
長さKのデータビットuとともに外部パリティビットpのセットを生成するために、線形外部コードを用いて前記データビットuを搬送する情報のセットを符号化することと、
データビットの数Kに依存し、インデックスの数においていくつかのデータビットuの前に外部パリティビットpの前記セットのうちのいくつかのビットを分散させるように動作可能である所定のインターリービングマッピング関数を使用して、外部パリティビットpの前記セットと前記データビットuとをインターリーブすることと、
符号化ビットxのセットを生成するためにポーラエンコーダを使用して、前記インターリーブされたビットを符号化することと
を行うように動作可能であり、
前記線形外部コードは、巡回冗長チェック(CRC)コードを含み、前記外部パリティビットpは、CRCビットを含み、
前記所定のインターリービングマッピング関数が、K
max
と呼ばれるKの最大値についてのテンプレートインターリーバを含み、前記テンプレートインターリーバが高インデックスビットマッパを含み、
前記K個のデータビットが、前記テンプレートインターリーバの入力の高インデックス位置においてロードされ、ただし、u=[u
0
,u
1
,...,u
K-1
]であり、
によって示される前記テンプレートインターリーバの前記入力が、以下のビットマッピングによって与えられ、
K
maxが53であり、前記テンプレートインターリーバが、請求項
1に記載のインターリービングパターンのうちのいずれか1つを含むインターリービングパターンを使用
し、
これにより、ビットごとのCRCチェッキングは、前記CRCビットのいずれかの復号された値が、前記CRCビットが依存する情報ビットの復号された値と不一致であることが発見される場合、デコーダがより早期に復号プロセスを終了することを可能にする、無線送信機
(110、120)。
【請求項7】
処理回路要素(1320、1420)を備える無線送信機(110、120)であって、前記処理回路要素は、
長さKのデータビットuとともに外部パリティビットpのセットを生成するために、線形外部コードを用いて前記データビットuを搬送する情報のセットを符号化することと、
データビットの数Kに依存し、インデックスの数においていくつかのデータビットuの前に外部パリティビットpの前記セットのうちのいくつかのビットを分散させるように動作可能である所定のインターリービングマッピング関数を使用して、外部パリティビットpの前記セットと前記データビットuとをインターリーブすることと、
符号化ビットxのセットを生成するためにポーラエンコーダを使用して、前記インターリーブされたビットを符号化することと
を行うように動作可能であり、
前記線形外部コードは、巡回冗長チェック(CRC)コードを含み、前記外部パリティビットpは、CRCビットを含み、
前記所定のインターリービングマッピング関数が、K
max
と呼ばれるKの最大値についてのテンプレートインターリーバを含み、前記テンプレートインターリーバが低インデックスビットマッパを含み、
前記K個のデータビットが、前記テンプレートインターリーバの入力の低インデックス位置において逆にロードされ、ただし、u=[u
0
,u
1
,...,u
K-1
]であり、
によって示される前記テンプレートインターリーバの前記入力が、以下のビットマッピングによって与えられ、
K
maxが53であり、前記テンプレートインターリーバが、請求項
2に記載のインターリービングパターンのうちのいずれか1つを含むインターリービングパターンを使用
し、
これにより、ビットごとのCRCチェッキングは、前記CRCビットのいずれかの復号された値が、前記CRCビットが依存する情報ビットの復号された値と不一致であることが発見される場合、デコーダがより早期に復号プロセスを終了することを可能にする、無線送信機
(110、120)。
【請求項8】
処理回路要素(1320、1420)を備える無線送信機(110、120)であって、前記処理回路要素は、
長さKのデータビットuとともに外部パリティビットpのセットを生成するために、線形外部コードを用いて前記データビットuを搬送する情報のセットを符号化することと、
データビットの数Kに依存し、インデックスの数においていくつかのデータビットuの前に外部パリティビットpの前記セットのうちのいくつかのビットを分散させるように動作可能である所定のインターリービングマッピング関数を使用して、外部パリティビットpの前記セットと前記データビットuとをインターリーブすることと、
符号化ビットxのセットを生成するためにポーラエンコーダを使用して、前記インターリーブされたビットを符号化することと
を行うように動作可能であり、
前記線形外部コードは、巡回冗長チェック(CRC)コードを含み、前記外部パリティビットpは、CRCビットを含み、
前記所定のインターリービングマッピング関数が、K
max
と呼ばれるKの最大値についてのテンプレートインターリーバを含み、前記テンプレートインターリーバが高インデックスビットマッパを含み、
前記K個のデータビットが、前記テンプレートインターリーバの入力の高インデックス位置においてロードされ、ただし、u=[u
0
,u
1
,...,u
K-1
]であり、
によって示される前記テンプレートインターリーバの前記入力が、以下のビットマッピングによって与えられ、
K
maxが72であり、前記テンプレートインターリーバが、請求項
3に記載のインターリービングパターンのうちのいずれか1つを含むインターリービングパターンを使用
し、
これにより、ビットごとのCRCチェッキングは、前記CRCビットのいずれかの復号された値が、前記CRCビットが依存する情報ビットの復号された値と不一致であることが発見される場合、デコーダがより早期に復号プロセスを終了することを可能にする、無線送信機
(110、120)。
【請求項9】
処理回路要素(1320、1420)を備える無線送信機(110、120)であって、前記処理回路要素は、
長さKのデータビットuとともに外部パリティビットpのセットを生成するために、線形外部コードを用いて前記データビットuを搬送する情報のセットを符号化することと、
データビットの数Kに依存し、インデックスの数においていくつかのデータビットuの前に外部パリティビットpの前記セットのうちのいくつかのビットを分散させるように動作可能である所定のインターリービングマッピング関数を使用して、外部パリティビットpの前記セットと前記データビットuとをインターリーブすることと、
符号化ビットxのセットを生成するためにポーラエンコーダを使用して、前記インターリーブされたビットを符号化することと
を行うように動作可能であり、
前記線形外部コードは、巡回冗長チェック(CRC)コードを含み、前記外部パリティビットpは、CRCビットを含み、
前記所定のインターリービングマッピング関数が、K
max
と呼ばれるKの最大値についてのテンプレートインターリーバを含み、前記テンプレートインターリーバが低インデックスビットマッパを含み、
前記K個のデータビットが、前記テンプレートインターリーバの入力の低インデックス位置において逆にロードされ、ただし、u=[u
0
,u
1
,...,u
K-1
]であり、
によって示される前記テンプレートインターリーバの前記入力が、以下のビットマッピングによって与えられ、
K
maxが72であり、前記テンプレートインターリーバが、請求項
4に記載のインターリービングパターンのうちのいずれか1つを含むインターリービングパターンを使用
し、
これにより、ビットごとのCRCチェッキングは、前記CRCビットのいずれかの復号された値が、前記CRCビットが依存する情報ビットの復号された値と不一致であることが発見される場合、デコーダがより早期に復号プロセスを終了することを可能にする、無線送信機
(110、120)。
【請求項10】
前記無線送信機が無線デバイスまたはネットワークノードを含む、請求項
6から
9のいずれか一項に記載の無線送信機。
【請求項11】
無線通信ネットワークにおける無線受信機の動作の方法であって、前記方法は、
ポーラ符号化ビットの受信されたセットを復号するとき、デコーダが分散CRCビットp
iに達すると決定することであって、前記ポーラ符号化ビットの受信されたセットにおいて、外部パリティビットpのセットとデータビットuが、データビットの数Kに依存する所定のインターリービングマッピング関数を使用してインターリーブされ、インデックスの数においていくつかのデータビットuの前に
外部パリティビットpの前記セットのうちのいくつかのビットが分散されている、ことと、
各リストl、l=0,1,...,L-1について1つずつ、前記分散CRCビットp
iのL個の推定値p
i(l)を計算することと、
各p
i(l)について、p
i(l)に関連するインフォビットが正常なパリティチェックにつながるかどうかを決定することと、
各p
i(l)について正常なパリティチェックがないと決定すると、前記復号を終了することと、
正常なパリティチェックが存在すると決定すると、前記復号を続けることと
を含
み、
前記復号が、請求項1から4のいずれか一項に記載のインターリービングパターンのうちのいずれか1つを含むインターリービングパターンを使用するテンプレートデインターリービングを含む、方法。
【請求項12】
処理回路要素(1320、1420)を備える無線受信機(110、120)であって、前記処理回路要素は、
ポーラ符号化ビットの受信されたセットを復号するとき、デコーダが分散CRCビットp
iに達すると決定することであって、前記ポーラ符号化ビットの受信されたセットにおいて、外部パリティビットpのセットとデータビットuが、データビットの数Kに依存する所定のインターリービングマッピング関数を使用してインターリーブされ、インデックスの数においていくつかのデータビットuの前に
外部パリティビットpの前記セットのうちのいくつかのビットが分散されている、ことと、
各リストl、l=0,1,...,L-1について1つずつ、前記分散CRCビットp
iのL個の推定値p
i(l)を計算することと、
各p
i(l)について、p
i(l)に関連するインフォビットが正常なパリティチェックにつながるかどうかを決定することと、
各p
i(l)について正常なパリティチェックがないと決定すると、前記復号を終了することと、
正常なパリティチェックが存在すると決定すると、前記復号を続けることと
を行うように動作可能であ
り、
前記処理回路要素は、請求項1から4のいずれか一項に記載のインターリービングパターンのうちのいずれか1つを含むインターリービングパターンを使用するテンプレートデインターリービングによって復号を実行するように動作可能である、無線受信機(110、120)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
特定の実施形態は無線通信を対象とし、より詳細には、ポーラコードのための巡回冗長チェック(CRC:cyclic redundancy check)インターリービングパターンを対象とする。
【背景技術】
【0002】
序論
E.Arikan、「Channel Polarization: A Method for Constructing Capacity-Achieving Codes for Symmetric Binary-Input Memoryless Channels」、IEEE Transactions on Information Theory、vol.55、3051~3073ページ、2009年7月によって提案されたポーラコードは、低複雑度逐次消去(SC:Successive Cancellation)デコーダの下で、バイナリ入力離散無記憶チャネルの対称容量を達成する構成的コーディング方式(constructive coding scheme)のクラスである。しかしながら、SCの下でのポーラコードの有限長さ性能は、低密度パリティチェック(LDPC:low-density parity-check)コードおよびターボコードなど、他の現代のチャネルコーディング方式と比較して競合的でない。SCリスト(SCL)デコーダは、I.TalおよびA.Vardy、「List Decoding of Polar Codes」、Proceedings of IEEE Symp.Inf.Theory、1~5ページ、2011年において提案され、SCLデコーダは、最適最尤(ML:maximum-likelihood)デコーダの性能に近づいている。単純な巡回冗長チェック(CRC)コーディングを連結することによって、連結ポーラコード(concatenated polar code)の性能は、うまく最適化されたLDPCおよびターボコードの性能と競合する。その結果、ポーラコードは、将来の第5世代(5G)無線通信システムのための候補と見なされている。
【0003】
ポーラコーディングは、同等のバイナリ入力チャネルのペアを異なる品質の2つの別個のチャネルに変換し、1つは、元のバイナリ入力チャネルよりも良く、1つは、元のバイナリ入力チャネルよりも悪い。バイナリ入力チャネルのN=2
n回の独立した使用のセットに対してそのようなペアワイズ分極動作を反復することにより、変化する品質の2
n個の「ビットチャネル」のセットが生じる。ビットチャネルの一部は、ほぼ完全である(すなわち、誤りがない)が、ビットチャネルの残りは、ほぼ無用である(すなわち、全体として雑音が多い)。ポーラコーディングは、受信機にデータを送信するためにほぼ完全なチャネルを使用し、受信機に知られている固定値または凍結値(たとえば、0)を有するように無用なチャネルへの入力をセットする。この理由のために、ほぼ無用なチャネルへの入力ビット、およびほぼ完全なチャネルへの入力ビットは、通常、それぞれ、凍結ビットおよび非凍結(または情報)ビットと呼ばれる。ポーラコードにおいてデータを搬送するために非凍結ビットのみが使用される。データを適切な情報ビットロケーションにロードすることは、ポーラコードの性能に対して直接影響を及ぼす。情報ビットロケーションのセットは、通常、情報セットと呼ばれる。長さ8ポーラコードの構造の説明は、
図1に示されている。
【0004】
Arikanによって提案されたような元のポーラコードは、低複雑度逐次消去(SC)デコーダを用いて達成する容量であることが証明されたが、SCの下でのポーラコードの有限長さ性能は、LDPCおよびターボコードなど、他の現代のチャネルコーディング方式と比較して競合的でない。より複雑なデコーダ、SCリスト(SCL)デコーダが、Proceedings of IEEE Symp.Inf.Theory、1~5ページ、2011年におけるI.TalおよびA.Vardy、「List Decoding of polar codes」において提案され、ここで、2つ以上の残存している判定経路のリストが復号プロセスにおいて維持されるが、得られた性能は、依然として不満足である。Talらは、線形外部コード、巡回冗長チェック(CRC)コードを、内部コードとしての元のポーラコードと連結することによって、リスト中の候補経路のいずれかが正しく復号されるかどうかを検査するために外部コードが使用され得ることをさらに提案した。そのような2ステップ復号プロセスは性能を著しく改善し、ポーラコードを、うまく最適化されたLDPCおよびターボコードの性能と競合させる。しかしながら、2ステップ復号プロセスは、概して、各ステップが他の(内部または外部)コードの構造を考慮しないので準最適である。
【0005】
2ステップ復号プロセスはまた、外部デコーダが典型的に、外部デコーダが動作する前に内部デコーダが復号を終了するのを待つ必要があるので、復号レイテンシを増加させる。余分の処理によって招かれる遅延を補償するために、平均復号レイテンシを改善する方法が必要とされる。1つの方法は、復号されたCRCビットのうちの1つが、CRCビットが依存する、前に復号された情報ビットと不一致であることが発見されたとき、復号を終了することを試みることである。しかしながら、この方法は、すべてのCRCビットがコードブロックの端部にアタッチされるとき、有効でない。
【発明の概要】
【0006】
本明細書で説明される実施形態は、線形外部コード(たとえば、巡回冗長チェック(CRC)コード)とポーラ内部コードとの間の特定のインターリービングパターンをもつビットインターリーバを適用することを含む。インターリービングパターンは、低いフォールスアラームレート(FAR)を維持しながら、逐次復号プロセスにおいて早期に遭遇されるCRCビットのうちのいくつかが早期誤り検出のために使用されるとき、デコーダが復号の早期終了を達成することを可能にする。さらに、インターリーバはまた、ポーラ内部コードのための変更された(modified)逐次消去リスト(SCL)デコーダにおいて行われる判定に確実に影響を及ぼすために、外部コードによって生成されたパリティビットのうちのいくつかがより早期に使用されることを可能にする。これは、外部コードの構造を考慮する全連結コード(overall concatenated code)のための単一ステップ復号を容易にし、したがって、全連結コードの2ステップ同等物よりも優れている。
【0007】
いくつかの実施形態によれば、無線通信ネットワークにおける無線送信機の動作の方法が、長さKのデータビットuとともに外部パリティビットpのセットを生成するために、線形外部コードを用いてデータビットuを搬送する情報のセットを符号化することと、データビットの数Kに依存し、いくつかのデータビットuの前のパリティビットpのセットのうちのいくつかのビットを分散させるように動作可能である所定のインターリービングマッピング関数を使用して、外部パリティビットpのセットとデータビットuとをインターリーブすることと、符号化ビットxのセットを生成するためにポーラエンコーダを使用して、インターリーブされたビットを符号化することとを含む。本方法は、符号化ビットxのセットを無線受信機に送信することをさらに含み得る。
【0008】
特定の実施形態では、所定のインターリービングマッピング関数は、K
maxと呼ばれるKの最大値についてのテンプレートインターリーバを含み、テンプレートインターリーバは高インデックスビットマッパを含み、K個のデータビットは、テンプレートインターリーバの入力の高インデックス位置においてロードされ、ただし、u=[u
0,u
1,...,u
K-1]であり、
によって示されるテンプレートインターリーバの入力は、以下のビットマッピングによって与えられる。
【0009】
いくつかの実施形態では、テンプレートインターリーバは低インデックスビットマッパを含み、K個のデータビットは、テンプレートインターリーバの入力の低インデックス位置において逆にロードされ、ただし、テンプレートインターリーバの入力は、以下のビットマッピングによって与えられる。
【0010】
いくつかの実施形態によれば、無線送信機は処理回路要素を備える。処理回路要素は、長さKのデータビットuとともに外部パリティビットpのセットを生成するために、線形外部コードを用いてデータビットuを搬送する情報のセットを符号化することと、データビットの数Kに依存し、いくつかのデータビットuの前のパリティビットpのセットのうちのいくつかのビットを分散させるように動作可能である所定のインターリービングマッピング関数を使用して、外部パリティビットpのセットとデータビットuとをインターリーブすることと、符号化ビットxのセットを生成するためにポーラエンコーダを使用して、インターリーブされたビットを符号化することとを行うように動作可能である。処理回路要素は、符号化ビットxのセットを無線受信機に送信するようにさらに動作可能であり得る。
【0011】
特定の実施形態では、無線送信機は、無線デバイス(たとえば、ユーザ機器)または基地局(たとえば、gNB)を含む。
【0012】
いくつかの実施形態によれば、無線通信ネットワークにおける無線受信機の動作の方法は、ポーラ符号化ビットの受信されたセットを復号するとき、デコーダが分散CRCビットpiに達すると決定することと、各リストl、l=0,1,...,L-1について1つずつ、分散CRCビットpiのL個の推定値pi(l)を計算することと、各pi(l)について、pi(l)に関連するインフォビット(info bit)が正常なパリティチェックにつながるかどうかを決定することと、各pi(l)について正常なパリティチェックがないと決定すると、復号を終了することと、正常なパリティチェックが存在すると決定すると、復号を続けることとを含む。
【0013】
いくつかの実施形態によれば、無線通信ネットワークにおける無線受信機の動作の方法は、ポーラ符号化ビットの受信されたセットを復号するとき、デコーダが分散CRCビットpiに達すると決定することであって、分散CRCビットpiがビットqiによってマスキングされ、wi=(pi+qi)mod2になる、デコーダが分散CRCビットpiに達すると決定することと、各リストl、l=0,1,...,L-1について1つずつ、分散CRCビットpiのL個の推定値wi(l)を計算することと、各wi(l)について、マスクpi=(wi+qi)mod2を除去することと、各pi(l)について、pi(l)に関連するインフォビットが正常なパリティチェックにつながるかどうかを決定することと、各pi(l)について正常なパリティチェックがないと決定すると、復号を終了することと、正常なパリティチェックが存在すると決定すると、復号を続けることとを含む。
【0014】
特定の実施形態では、復号は、本明細書で説明されるインターリービング関数のいずれかのビットマッピングの逆を実施するテンプレートデインターリーバおよびビットデマッパを備える。
【0015】
いくつかの実施形態によれば、無線受信機は処理回路要素を備える。処理回路要素は、ポーラ符号化ビットの受信されたセットを復号するとき、デコーダが分散CRCビットpiに達すると決定することと、各リストl、l=0,1,...,L-1について1つずつ、分散CRCビットpiのL個の推定値pi(l)を計算することと、各pi(l)について、pi(l)に関連するインフォビットが正常なパリティチェックにつながるかどうかを決定することと、各pi(l)について正常なパリティチェックがないと決定すると、復号を終了することと、正常なパリティチェックが存在すると決定すると、復号を続けることとを行うように動作可能である。
【0016】
いくつかの実施形態によれば、無線受信機は処理回路要素を備える。処理回路要素は、ポーラ符号化ビットの受信されたセットを復号するとき、デコーダが分散CRCビットpiに達すると決定することであって、分散CRCビットpiがビットqiによってマスキングされ、wi=(pi+qi)mod2になる、デコーダが分散CRCビットpiに達すると決定することと、各リストl、l=0,1,...,L-1について1つずつ、分散CRCビットpiのL個の推定値wi(l)を計算することと、各wi(l)について、マスクpi=(wi+qi)mod2を除去することと、各pi(l)について、pi(l)に関連するインフォビットが正常なパリティチェックにつながるかどうかを決定することと、各pi(l)について正常なパリティチェックがないと決定すると、復号を終了することと、正常なパリティチェックが存在すると決定すると、復号を続けることとを行うように動作可能である。
【0017】
いくつかの実施形態によれば、無線送信機は符号化モジュール(1350、1450)を備える。符号化モジュールは、長さKのデータビットuとともに外部パリティビットpのセットを生成するために、線形外部コードを用いてデータビットuを搬送する情報のセットを符号化することと、データビットの数Kに依存し、いくつかのデータビットuの前のパリティビットpのセットのうちのいくつかのビットを分散させるように動作可能である所定のインターリービングマッピング関数を使用して、外部パリティビットpのセットとデータビットuとをインターリーブすることと、符号化ビットxのセットを生成するためにポーラエンコーダを使用して、インターリーブされたビットを符号化することとを行うように動作可能である。
【0018】
いくつかの実施形態によれば、無線受信機は復号モジュール(1350、1450)を備える。復号モジュールは、ポーラ符号化ビットの受信されたセットを復号するとき、デコーダが分散CRCビットpiに達すると決定することと、各リストl、l=0,1,...,L-1について1つずつ、分散CRCビットpiのL個の推定値pi(l)を計算することと、各pi(l)について、pi(l)に関連するインフォビットが正常なパリティチェックにつながるかどうかを決定することと、各pi(l)について正常なパリティチェックがないと決定すると、復号を終了することと、正常なパリティチェックが存在すると決定すると、復号を続けることとを行うように動作可能である。
【0019】
いくつかの実施形態によれば、無線受信機は復号モジュール(1350、1450)を備える。復号モジュールは、ポーラ符号化ビットの受信されたセットを復号するとき、デコーダが分散CRCビットpiに達すると決定することであって、分散CRCビットpiがビットqiによってマスキングされ、wi=(pi+qi)mod2になる、デコーダが分散CRCビットpiに達すると決定することと、各リストl、l=0,1,...,L-1について1つずつ、分散CRCビットpiのL個の推定値wi(l)を計算することと、各wi(l)について、マスクpi=(wi+qi)mod2を除去することと、各pi(l)について、pi(l)に関連するインフォビットが正常なパリティチェックにつながるかどうかを決定することと、各pi(l)について正常なパリティチェックがないと決定すると、復号を終了することと、正常なパリティチェックが存在すると決定すると、復号を続けることとを行うように動作可能である。
【0020】
特定の実施形態では、無線受信機は、無線デバイス(たとえば、ユーザ機器)または基地局(たとえば、gNB)を含む。
【0021】
コンピュータプログラム製品も開示される。コンピュータプログラム製品は、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶された命令を備え、命令は、プロセッサによって実行されたとき、長さKのデータビットuとともに外部パリティビットpのセットを生成するために、線形外部コードを用いてデータビットuを搬送する情報のセットを符号化するステップと、データビットの数Kに依存し、いくつかのデータビットuの前のパリティビットpのセットのうちのいくつかのビットを分散させるように動作可能である所定のインターリービングマッピング関数を使用して、外部パリティビットpのセットとデータビットuとをインターリーブするステップと、符号化ビットxのセットを生成するためにポーラエンコーダを使用して、インターリーブされたビットを符号化するステップとを実施する。命令は、符号化ビットxのセットを無線受信機に送信するステップをさらに実施し得る。
【0022】
別のコンピュータプログラム製品は、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶された命令を備え、命令は、プロセッサによって実行されたとき、ポーラ符号化ビットの受信されたセットを復号するとき、デコーダが分散CRCビットpiに達すると決定するステップと、各リストl、l=0,1,...,L-1について1つずつ、分散CRCビットpiのL個の推定値pi(l)を計算するステップと、各pi(l)について、pi(l)に関連するインフォビットが正常なパリティチェックにつながるかどうかを決定するステップと、各pi(l)について正常なパリティチェックがないと決定すると、復号を終了するステップと、正常なパリティチェックが存在すると決定すると、復号を続けるステップとを実施する。
【0023】
別のコンピュータプログラム製品は、非一時的コンピュータ可読媒体に記憶された命令を備え、命令は、プロセッサによって実行されたとき、ポーラ符号化ビットの受信されたセットを復号するとき、デコーダが分散CRCビットpiに達すると決定するステップであって、分散CRCビットpiがビットqiによってマスキングされ、wi=(pi+qi)mod2になる、デコーダが分散CRCビットpiに達すると決定するステップと、各リストl、l=0,1,...,L-1について1つずつ、分散CRCビットpiのL個の推定値wi(l)を計算するステップと、各wi(l)について、マスクpi=(wi+qi)mod2を除去するステップと、各pi(l)について、pi(l)に関連するインフォビットが正常なパリティチェックにつながるかどうかを決定するステップと、各pi(l)について正常なパリティチェックがないと決定すると、復号を終了するステップと、正常なパリティチェックが存在すると決定すると、復号を続けるステップとを実施する。
【0024】
特定の実施形態は、以下の利点のうちのいくつか、またはすべてを含むか、あるいは以下の利点のいずれをも含まないことがある。たとえば、復号リストの各候補における復号されたインフォビットがCRCビットの復号された値に一致しない場合、特定のインターリービングパターンは、デコーダが復号の早期終了を行うことを可能にする。これは、全体的な復号レイテンシを低減する。既存の方法の場合、CRCビットの長さKCRCベクトル全体が、典型的には、すべての情報ビットが復号された後のCRCチェッキングにおいて使用される。本明細書で説明される特定の実施形態の場合、CRCチェッキングは、逐次消去リスト復号中に各個々のCRCビットについてビットごとに行われ得る。インターリービングパターンは、復号における早期終了利得とフォールスアラーム確率(すなわち、間違って復号されたコードブロックを誤って受け付ける確率)との間のバランスをとる。
【0025】
特定の実施形態はまた、内部ポーラコードが最初に復号され、外部コードの復号が続く2ステップ復号プロセスとは対照的に、インターリーバの賢明な設計を通した任意の線形外部コードとポーラ内部コードとの連結のための単一ステップ復号プロセスを可能にする。そのような単一ステップ復号は、ポーラ内部コードの構造と線形外部(たとえば、CRC)コードの構造とを一緒に考え、したがって、2ステップソリューションと比較して、性能を改善する。
【0026】
実施形態ならびにそれらの特徴および利点のより完全な理解のために、次に、添付の図面とともに、以下の説明が参照される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】N=8のポーラコード構造の一例を示す図である。
【
図2】特定の実施形態による、例示的な無線ネットワークを示すブロック図である。
【
図3】特定の実施形態による、インターリーブされた連結されたポーラコードのエンコーダ構造を示すブロック図である。
【
図4】特定の実施形態による、インターリーブされた連結されたポーラコードの1ステップデコーダ構造を示すブロック図である。
【
図5】特定の実施形態による、固定サイズK
maxのテンプレートインターリーバを示すブロック図である。
【
図6】特定の実施形態による、デインターリーバの構造を示すブロック図である。
【
図7】特定の実施形態による、無線送信機における例示的な方法を示す流れ図である。
【
図8】特定の実施形態による、無線受信機における例示的な方法を示す流れ図である。
【
図9A】無線デバイスの例示的な実施形態を示すブロック図である。
【
図9B】無線デバイスの例示的な構成要素を示すブロック図である。
【
図10A】ネットワークノードの例示的な実施形態を示すブロック図である。
【
図10B】ネットワークノードの例示的な構成要素を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
ポーラコードは、低複雑度逐次消去(SC)デコーダの下で、バイナリ入力離散無記憶チャネルの対称容量を達成する。しかしながら、SCの下でのポーラコードの有限長さ性能は、低密度パリティチェック(LDPC)コードおよびターボコードなど、他の現代のチャネルコーディング方式と比較して競合的でない。SCリスト(SCL)デコーダは、最適最尤(ML)デコーダの性能に近づいている。単純な巡回冗長チェック(CRC)コーディングを連結することによって、連結ポーラコードの性能は、うまく最適化されたLDPCおよびターボコードの性能と競合する。その結果、ポーラコードは、第5世代(5G)無線通信システムのために使用され得る。
【0029】
CRCコードなどの線形外部コードを、内部コードとしての元のポーラコードと連結することによって、リスト中の候補経路のいずれかが正しく復号されるかどうかを検査するために外部コードが使用され得る。2ステップ復号プロセスは性能を著しく改善するが、2ステップ復号プロセスは、概して、各ステップが他の(内部または外部)コードの構造を考慮しないので準最適である。
【0030】
2ステップ復号プロセスはまた、外部デコーダが典型的に、外部デコーダが動作する前に内部デコーダが復号を終了するのを待つ必要があるので、復号レイテンシを増加させる。余分の処理によって招かれる遅延を補償するために、特定の実施形態は、平均復号レイテンシを改善する。
【0031】
本明細書で説明される特定の実施形態は、上記で説明された問題をなくし、線形外部コード(たとえば、CRCコード)とポーラ内部コードとの間の特定のインターリービングパターンをもつビットインターリーバを適用することを含む。インターリービングパターンは、低いフォールスアラームレート(FAR)を維持しながら、逐次復号プロセスにおいて早期に遭遇されるCRCビットのうちのいくつかが早期誤り検出のために使用されるとき、デコーダが復号の早期終了を達成することを可能にする。さらに、インターリーバはまた、ポーラ内部コードのための変更されたSCLデコーダにおいて行われる判定に確実に影響を及ぼすために、外部コードによって生成されたパリティビットのうちのいくつかがより早期に使用されることを可能にする。これは、外部コードの構造を考慮する全連結コードのための単一ステップ復号を容易にし、したがって、全連結コードの2ステップ同等物よりも優れている。
【0032】
インターリービングパターンは、復号における早期終了利得とフォールスアラーム確率(すなわち、間違って復号されたコードブロックを誤って受け付ける確率)との間のバランスをとる。特定の実施形態はまた、内部ポーラコードが最初に復号され、外部コードの復号が続く2ステップ復号プロセスとは対照的に、インターリーバの賢明な設計を通した任意の線形外部コードとポーラ内部コードとの連結のための単一ステップ復号プロセスを可能にする。そのような単一ステップ復号は、ポーラ内部コードの構造と線形外部(CRC)コードの構造とを一緒に考慮し、したがって、2ステップソリューションと比較して、性能を改善する。
【0033】
以下の説明は、多数の具体的な詳細を記載する。ただし、実施形態は、これらの具体的な詳細なしに実施され得ることを理解されたい。他の事例では、よく知られている回路、構造および技法は、この説明の理解を不明瞭にしないために詳細に示されていない。当業者は、含まれた説明を用いて、過度の実験なしに適切な機能性を実装することが可能になる。
【0034】
「一実施形態(one embodiment)」、「一実施形態(an embodiment)」、「例示的な実施形態」などへの本明細書における言及は、説明される実施形態が、特定の特徴、構造、または特性を含み得ることを示すが、あらゆる実施形態が、必ずしも、特定の特徴、構造、または特性を含むとは限らないことがある。その上、そのような句は必ずしも同じ実施形態を指しているとは限らない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が実施形態に関して説明されるとき、明示的に説明されるか否かにかかわらず、他の実施形態に関してそのような特徴、構造、または特性を実装することは当業者の知識内にあることが具申される。
【0035】
特定の実施形態が、図面の
図2~
図10Bを参照しながら説明され、同様の数字が、様々な図面の同様の部分および対応する部分のために使用されている。例示的なセルラーシステムとして本開示全体にわたってlong term evolution(LTE)およびNRが使用されるが、本明細書で提示される発想は、同様に他の無線通信システムに適用され得る。
【0036】
図2は、特定の実施形態による、例示的な無線ネットワークを示すブロック図である。無線ネットワーク100は、(モバイルフォン、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、MTCデバイス、または無線通信を与えることができる任意の他のデバイスなどの)1つまたは複数の無線デバイス110と、(基地局、eノードB、gNBなどの)複数のネットワークノード120とを含む。無線デバイス110はUEと呼ばれることもある。ネットワークノード120は、(セル115とも呼ばれる)カバレッジエリア115をサーブする。
【0037】
概して、ネットワークノード120のカバレッジ内(たとえば、ネットワークノード120によってサーブされるセル115内)にある無線デバイス110は、無線信号130を送信および受信することによって、ネットワークノード120と通信する。たとえば、無線デバイス110およびネットワークノード120は、ボイストラフィック、データトラフィック、および/または制御信号を含んでいる無線信号130を通信し得る。ボイストラフィック、データトラフィック、および/または制御信号を無線デバイス110に通信するネットワークノード120は、無線デバイス110のためのサービングネットワークノード120と呼ばれることがある。無線デバイス110とネットワークノード120との間の通信は、セルラー通信と呼ばれることがある。無線信号130は、(ネットワークノード120から無線デバイス110への)ダウンリンク送信と(無線デバイス110からネットワークノード120への)アップリンク送信の両方を含み得る。
【0038】
各ネットワークノード120は、信号130を無線デバイス110に送信するための単一の送信機または複数の送信機を有し得る。いくつかの実施形態では、ネットワークノード120は、多入力多出力(MIMO)システムを備え得る。無線信号130は1つまたは複数のビームを含み得る。特定のビームは、特定の方向においてビームフォーミングされ得る。各無線デバイス110は、ネットワークノード120または他の無線デバイス110から信号130を受信するための単一の受信機または複数の受信機を有し得る。無線デバイス110は、無線信号130を含む1つまたは複数のビームを受信し得る。
【0039】
無線信号130は、時間周波数リソース上で送信され得る。時間周波数リソースは、無線フレーム、サブフレーム、スロット、および/またはミニスロットに区分され得る。ネットワークノード120は、サブフレーム/スロット/ミニスロットを、アップリンク、ダウンリンク、またはアップリンクとダウンリンクとの組合せとして動的にスケジュールし得る。異なる無線信号130は、異なる送信処理時間を含み得る。
【0040】
ネットワークノード120は、LTEスペクトルなど、ライセンス済み周波数スペクトルにおいて動作し得る。ネットワークノード120は、5GHz Wi-Fiスペクトルなど、未ライセンス周波数スペクトルにおいても動作し得る。未ライセンス周波数スペクトルでは、ネットワークノード120は、IEEE802.11アクセスポイントおよび端末など、他のデバイスと共存し得る。未ライセンススペクトルを共有するために、ネットワークノード120は、無線信号130を送信または受信する前に、リッスンビフォアトーク(LBT)プロトコルを実施し得る。無線デバイス110も、ライセンス済みスペクトルまたは未ライセンススペクトルの一方または両方において動作し得、いくつかの実施形態では、同じく、無線信号130を送信する前にLBTプロトコルを実施し得る。ネットワークノード120と無線デバイス110の両方は、ライセンス済み共有スペクトルにおいても動作し得る。
【0041】
たとえば、ネットワークノード120aはライセンス済みスペクトルにおいて動作し得、ネットワークノード120bは未ライセンススペクトルにおいて動作し得る。無線デバイス110は、ライセンス済みスペクトルと未ライセンススペクトルの両方において動作し得る。特定の実施形態では、ネットワークノード120aおよび120bは、ライセンス済みスペクトル、未ライセンススペクトル、ライセンス済み共有スペクトル、または任意の組合せにおいて動作するように設定可能であり得る。セル115bのカバレッジエリアは、セル115aのカバレッジエリア中に含まれるように示されているが、特定の実施形態では、セル115aのカバレッジエリアとセル115bのカバレッジエリアとは、部分的に重複し得るか、またはまったく重複しないことがある。
【0042】
特定の実施形態では、無線デバイス110およびネットワークノード120は、キャリアアグリゲーションを実施し得る。たとえば、ネットワークノード120aは無線デバイス110をPCellとしてサーブし得、ネットワークノード120bは無線デバイス110をSCellとしてサーブし得る。ネットワークノード120は、自己スケジューリングまたはクロススケジューリングを実施し得る。ネットワークノード120aがライセンス済みスペクトルにおいて動作しており、ネットワークノード120bが未ライセンススペクトルにおいて動作している場合、ネットワークノード120aは、未ライセンススペクトルへのライセンス支援型アクセスを与え得る(すなわち、ネットワークノード120aはLAA PCellであり、ネットワークノード120bはLAA SCellである)。
【0043】
特定の実施形態では、無線信号130は、ポーラコードを使用して符号化され得る。たとえば、無線デバイス110および/またはネットワークノード120は、無線信号130を符号化するためにポーラコードを使用し得る。いくつかの実施形態では、符号化はインターリーバを含み得る。インターリーバは、
図3~
図8に関してより詳細に説明される。
【0044】
無線ネットワーク100では、各ネットワークノード120は、long term evolution(LTE)、LTEアドバンスト、UMTS、HSPA、GSM、cdma2000、NR、WiMax、WiFi、および/または他の好適な無線アクセス技術など、任意の好適な無線アクセス技術を使用し得る。無線ネットワーク100は、1つまたは複数の無線アクセス技術の任意の好適な組合せを含み得る。例として、様々な実施形態は、いくつかの無線アクセス技術のコンテキスト内で説明され得る。しかしながら、本開示の範囲は、それらの例に限定されず、他の実施形態は、異なる無線アクセス技術を使用することができる。
【0045】
上記で説明されたように、無線ネットワークの実施形態は、1つまたは複数の無線デバイスと、無線デバイスと通信することが可能な1つまたは複数の異なるタイプの無線ネットワークノードとを含み得る。無線ネットワークは、無線デバイス間の通信、または無線デバイスと(固定電話などの)別の通信デバイスとの間の通信をサポートするのに好適な任意の追加のエレメントをも含み得る。無線デバイスは、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを含み得る。たとえば、特定の実施形態では、無線デバイス110など、無線デバイスは、以下で
図9Aに関して説明される構成要素を含み得る。同様に、ネットワークノードは、ハードウェアおよび/またはソフトウェアの任意の好適な組合せを含み得る。たとえば、特定の実施形態では、ネットワークノード120など、ネットワークノードは、以下で
図10Aに関して説明される構成要素を含み得る。
【0046】
特定の実施形態は、線形外部コードとポーラ内部コードとの間の特定のインターリーバパターンをもつ、賢明に設計されたインターリーバを含む。インターリービングパターンは、いくつかのCRCビットの復号された値が、対応する情報ビットの値と不一致である場合、平均レイテンシを低減するために復号プロセスがより早期に終了され得るように、CRCビットをコードブロックの始まりに移動する。これらのインターリービングパターンは、低いFARを維持しながら、早期終了利得が最大にされるように設計される。
【0047】
インターリーバの特定の実施形態によれば、内部コーダと外部コーダの両方の構造を一緒に利用するために、わずかに変更されたSCLポーラデコーダを使用して単一パスまたは単一ステップ復号が実施される。インターリーバは、ポーラ内部コードのための変更されたSCLデコーダにおいて行われる判定に確実に影響を及ぼすために、外部コードによって生成されたパリティビットのうちのいくつかがより早期に使用されることを可能にする。これは、全連結コードのための単一ステップ復号を容易にし、全連結コードの2ステップ同等物よりも優れている。
【0048】
特定の実施形態は、各可能な数の情報ビットについて、CRCコードなどの線形外部コードとポーラ内部コードとの間の特定のインターリービングパターンをもつインターリーバを含む。インターリーバは、いくつかの情報ビットの前にいくつかのCRCビットを分散させる。これは、これらのCRCビットのいずれかの復号された値が、リスト中のあらゆる候補についてCRCビットが依存する情報ビットに一致しないとき、SCLデコーダが復号プロセスを終了することを可能にする。CRCビットのインターリービングはまた、外部コードからのパリティビットおよびデータビットの依存性構造を考慮する内部ポーラコードのためのリスト復号を容易にする。一例が
図3に示されている。
【0049】
図3は、特定の実施形態による、インターリーブされた連結されたポーラコードのエンコーダ構造を示すブロック図である。長さKの情報搬送データビットuは、データビットuとともにいくつかの外部パリティビットpを生成するために、線形外部エンコーダ10によって最初に符号化される(線形外部コードは典型的にはCRCコードである)。すべてのビットx
outer=[u|p]は、インターリーバ12においてインターリーブされ、ポーラ内部エンコーダ14への入力を形成するために凍結ビットとともにポーラ内部エンコーダ14に入れられ、ポーラ内部エンコーダ14は全コード化ビットxを生成する。インターリーバ12は、データビットの数Kに依存する所定のインターリービングマッピングΦ
K(・)に基づいて動作する。
【0050】
図4は、特定の実施形態による、インターリーブされた連結されたポーラコードの1ステップデコーダ構造を示すブロック図である。受信機において、コード化ビットの入力対数尤度比(LLR)yは、変更されたSCLポーラデコーダ16を使用して最初に復号され、変更されたSCLポーラデコーダ16の出力は、次いで、復号されたデータビットを抽出するデインターリーバ18を通して受け渡される。デインターリーバ18は、簡単な様式でエンコーダ14において使用されるインターリービングマッピングΦ
K(・)に依存する。変更されたSCLポーラデコーダの動作は、インターリービングマッピングΦ
K(・)によって示されるように、外部パリティビットに達するときはいつでも、連続復号プロセス中に、その値が、外部コードの生成行列G
oの対応する列によって示されるように前のデータビットに基づいて算出されることを除いて、通常のSCLポーラデコーダと同様である。
【0051】
図3に関して説明されたインターリーバのサイズは、たとえば、概して、データビットの数KならびにCRCビットの数n
CRCに依存する。実装を容易にするために、特定の実施形態は、K
maxによって示されるKの最も大きい可能な値において、単一のテンプレートインターリーバΦ
T(・)を実装し、次いで、
図3においてKの任意の所与の値のために必要とされるインターリーバを実装するためにこのテンプレートインターリーバのサブセットを使用する。
【0052】
図5は、特定の実施形態による、固定サイズK
maxのテンプレートインターリーバを示すブロック図である。インターリーバ30は、ビットマッパ20と、テンプレートインターリーバ22と、ビット抽出器24とを備える。ビットマッパ20は、K個のデータビットを、サイズK
maxのテンプレートインターリーバ22のいくつかの入力位置にマッピングする。ビットマッパμ
K(・)はKに依存する。n
crc個のCRCビットは、他の入力位置にマッピングされる。入力位置の残りはヌルで埋められる。テンプレートインターリーバ22は、データビットと、CRCビットと、ヌルとを並べ替える。ビット抽出器24は、インターリーバ30の出力を形成するためにテンプレートインターリーバ22の出力からヌルを除去する。
【0053】
テンプレートインターリーバの設計は、ビットマッパの設計にひも付けられる。以下は、ビットマッパの2つの例である。高インデックスビットマッパが、テンプレートインターリーバの入力の高インデックス位置においてK個のデータビットをロードする。詳細には、u=[u
0,u
1,...,u
K-1]をデータビットであるとする。その場合、
によって示されるテンプレートインターリーバの入力は、以下のビットマッピングによって与えられる。
図5および
図6は、高インデックスビットマッパの場合のインターリービング動作およびデインターリービング動作を表す。
【0054】
別の例は、低インデックスビットマッパを含む。低インデックスビットマッパは、逆様式で、テンプレートインターリーバの入力の低インデックス位置においてK個のデータビットをロードする。詳細には、テンプレートインターリーバの入力は、以下のビットマッピングによって与えられる。
【0055】
図6は、特定の実施形態による、デインターリーバの構造を示すブロック図である。デインターリーバ40は、ヌルフィラー26と、テンプレートデインターリーバ28と、ビットデマッパ32とを含む。例示的なデインターリーバは、
図4に示されているデコーダのデインターリーバにおける対応する逆の動作を示す。
【0056】
ポーラ復号の後に、ポーラデコーダの出力はデインターリーバ40に入力される。ヌルフィラー26は、
図5におけるビット抽出器24において使用されるのと同じヌル位置に従って入力をヌルで埋める。テンプレートデインターリーバ40は、ヌルで埋められたシーケンス(null-filled sequence)をデインターリーブする。
【0057】
テンプレートデインターリーバの出力の一部は、復号された外部(CRC)パリティビットを形成し、出力の一部は、
図4において実施されるビットマッピングの逆の動作を実施するビットデマッパ32を通して受け渡される。ビットデマッパ32の出力は、復号されたデータビットである。外部コードが、誤り検出のために使用されるCRCコードである場合、復号されたデータビットと復号された外部CRCパリティビットとは、その後、誤りが起こったかどうかを検出するためにCRCが受け渡すかどうかを検査するために使用される。
【0058】
特定の実施形態は、各可能な数の情報ビットについての対応するインターリーバがそこから導出され得るテンプレートインターリーバのための、いくつかの賢明に設計されたインターリービングパターンのいずれかを含み得る。特定のパターンは、FARを維持しながら、より早期の終了を通して復号レイテンシの潜在的低減を最大にする。
【0059】
上記で説明された特定のビットマッパに各々が関連する、テンプレートインターリーバのためのいくつかの例示的なインターリービングパターンが以下に記載される。すべての場合において、以下の2つのCRC多項式が例として使用される。
gcrc(D)=D24+D23+D21+D20+D17+D15+D13+D12+D8+D4+D2+D+1
gcrc(D)=D19+D16+D14+D13+D12+D10+D8+D7+D4+D3+1
【0060】
テンプレートインターリーバΦT(・)が、整数から整数へのマッピングであるので、テンプレートインターリーバΦT(・)は、ΦTによって示される整数シーケンスを使用して等価的に説明され得る。CRCビットに対応するインデックスには、下線が引かれている。
【0061】
例として、K
maxの値は、以下のインターリービングパターンを生成するために、5G-NRシステムにおいて使用される可能性がある値である、セット{53,72,140,160,200}中にあると仮定される。
1.K
max=53についての高インデックスビットマッパの場合
2.K
max=53についての低インデックスビットマッパの場合
3.K
max=72についての高インデックスビットマッパの場合
4.K
max=72についての低インデックスビットマッパの場合
5.K
max=140についての高インデックスビットマッパの場合
6.K
max=140についての低インデックスビットマッパの場合
7.K
max=160についての高インデックスビットマッパの場合
8.K
max=160についての低インデックスビットマッパの場合
9.K
max=200についての高インデックスビットマッパの場合
10.K
max=200についての低インデックスビットマッパの場合
【0062】
特定の実施形態は、以下の特徴および利益のうちのいくつかを含む。特定の実施形態では、CRCチェッキングは、各個々のCRCビットについてビットごとに行われ得る。これは、CRCビットの長さKCRCベクトル全体がCRCチェッキングにおいて使用される既存の方法とは対照的である。ビットごとのCRCチェッキングは、CRCビットのいずれかの復号された値が、リスト中のすべての候補経路について、CRCビットが依存する情報ビットの復号された値と不一致であることが発見される場合、デコーダがより早期に復号プロセスを終了することを可能にする。CRCチェッキングは、SCL復号中に実施され得る。これは、SCL復号の終わりの後にのみCRCチェッキングを実施する既存の方法とは対照的である。
【0063】
特定の実施形態では、早期終了特徴をもつ受信機におけるデコーダは、分散CRCビットを使用して実行され得る。いくつかの実施形態では、分散CRCビットはマスクを搬送しない。デコーダが分散CRCビットpiに達するとき、デコーダは、復号プロセスが早期に終了するべきであるかどうかを判定するために以下を実施する。
【0064】
ステップ1:デコーダは、各リストl、l=0,1,...,L-1について1つずつ、分散CRCビットpiのL個の推定値pi(l)を計算する。
ステップ2:各pi(l)について、デコーダは、pi(l)に関連するインフォビットが正常なパリティチェックを生じるかどうかを検査する。
ステップ3:各pi(l)についてのパリティチェックが成功しなかった場合、復号プロセスは終了し、「復号失敗」メッセージをデコーダ出力として配信することができる。pi(l)のうちの1つまたは複数についての(1つまたは複数の)パリティチェックが成功した場合、復号プロセスは正常に続く。
【0065】
別の実施形態では、分散CRCビットは、マスク(すなわち、分散CRCビットqi)を搬送し、wi=(pi+qi)mod2になる。デコーダが分散CRCビットpiのビットロケーションに達するとき、デコーダは、復号プロセスが早期に終了するべきであるかどうかを判定するために以下を実施する。
【0066】
ステップ1:デコーダは、各リストl、l=0,1,...,L-1について1つずつ、分散CRCビットpiのL個の推定値wi(l)を計算する。
ステップ2:各wi(l)について、デコーダはマスクpi=(wi+qi)mod2を除去する。
ステップ3:各pi(l)について、デコーダは、pi(l)に関連するインフォビットが正常なパリティチェックを生じるかどうかを検査する。
ステップ4:各pi(l)についてのパリティチェックが成功しなかった場合、復号プロセスは終了し、「復号失敗」メッセージをデコーダ出力として配信することができる。pi(l)のうちの1つまたは複数についての(1つまたは複数の)パリティチェックが成功した場合、復号プロセスは正常に続く。
【0067】
図7は、特定の実施形態による、無線送信機における例示的な方法を示す流れ図である。特定の実施形態では、
図7の1つまたは複数のステップは、
図2に関して説明されたネットワーク100のネットワークノード120または無線デバイス110によって実施され得る。
【0068】
本方法は、ステップ712において開始し、ここで、無線送信機は、長さKのデータビットuとともに外部パリティビットpのセットを生成するために、線形外部コードを用いてデータビットuを搬送する情報のセットを符号化する。たとえば、ネットワークノード120は、
図3~
図6に関して上記で説明された実施形態および例のいずれかに従って、(たとえば、CRCを使用して)外部パリティビットのセットとデータビットとを符号化し得る。
【0069】
ステップ714において、無線送信機は、データビットの数Kに依存し、いくつかのデータビットuの前のパリティビットpのセットのうちのいくつかのビットを分散させるように動作可能である所定のインターリービングマッピング関数を使用して、外部パリティビットpのセットとデータビットuとをインターリーブする。たとえば、ネットワークノード120は、
図3~
図6に関して上記で説明された実施形態および例のいずれかを使用して、外部パリティビットpのセットとデータビットuとをインターリーブする。
【0070】
ステップ716において、無線送信機は、符号化ビットxのセットを生成するためにポーラエンコーダを使用して、インターリーブされたビットを符号化する。たとえば、ネットワークノード120は、
図3~
図6に関して上記で説明された実施形態および例のいずれかに従って、インターリーブされたビットを符号化し得る。
【0071】
ステップ718において、無線送信機は、符号化ビットxのセットを無線受信機に送信し得る。たとえば、ネットワークノード120は、符号化ビットxのセットを無線デバイス110に送信する。
【0072】
図7の方法700に対して変更、追加、または省略が行われ得る。さらに、
図7の方法における1つまたは複数のステップは、並行してまたは任意の好適な順序で実施され得る。ステップは、必要に応じて経時的に繰り返され得る。
【0073】
図8は、特定の実施形態による、無線受信機における例示的な方法を示す流れ図である。特定の実施形態では、
図8の1つまたは複数のステップは、
図2に関して説明されたネットワーク100のネットワークノード120または無線デバイス110によって実施され得る。
【0074】
本方法は、ステップ812において開始し、ここで、無線受信機は、ポーラ符号化ビットの受信されたセットを復号するとき、デコーダが分散CRCビットpiに達すると決定する。たとえば、無線デバイス110は、逐次消去リスト(SCL)復号など、上記で説明されたデインターリービング実施形態または例のいずれかに従って、ポーラ符号化ビットのセットを復号し得る。
【0075】
ステップ814において、無線受信機は、各リストl、l=0,1,...,L-1について1つずつ、分散CRCビットpiのL個の推定値pi(l)を計算する。たとえば、無線デバイス110は、パリティビットについての値のリストを推定し得る。
【0076】
814において、各pi(l)について、無線受信機は、pi(l)に関連するインフォビットが正常なパリティチェックにつながるかどうかを決定する。たとえば、無線デバイス110は、データビットがパリティビットについての値のリストを使用して正しく受信されたかどうかを決定する。
復号が成功しない場合、本方法は、ステップ816に進み、ここで、無線受信機が復号を終了する。復号が成功した場合、本方法は、ステップ818に進み、ここで、無線受信機が復号を続ける。
【0077】
図8の方法800に対して変更、追加、または省略が行われ得る。さらに、
図8の方法における1つまたは複数のステップは、並行してまたは任意の好適な順序で実施され得る。ステップは、必要に応じて経時的に繰り返され得る。
【0078】
図9Aは、無線デバイスの例示的な実施形態を示すブロック図である。無線デバイスは、
図2に示されている無線デバイス110の一例である。特定の実施形態では、無線デバイスは、ポーラコードのためのCRCインターリービングパターンを使用して送信を符号化および復号することが可能である。
【0079】
無線デバイスの特定の例は、モバイルフォン、スマートフォン、PDA(携帯情報端末)、ポータブルコンピュータ(たとえば、ラップトップ、タブレット)、センサー、モデム、マシン型(MTC)デバイス/マシンツーマシン(M2M)デバイス、ラップトップ埋込み機器(LEE)、ラップトップ搭載機器(LME)、USBドングル、デバイスツーデバイス対応デバイス、車両間デバイス、または無線通信を与えることができる任意の他のデバイスを含む。無線デバイスは、トランシーバ1310と、処理回路要素1320と、メモリ1330と、電源1340とを含む。いくつかの実施形態では、トランシーバ1310は、(たとえば、アンテナを介して)無線信号を無線ネットワークノード120に送信すること、および無線信号を無線ネットワークノード120から受信することを可能にし、処理回路要素1320は、無線デバイスによって与えられるものとして本明細書で説明される機能性の一部または全部を与えるための命令を実行し、メモリ1330は、処理回路要素1320によって実行される命令を記憶する。電源1340は、トランシーバ1310、処理回路要素1320、および/またはメモリ1330など、無線デバイス110の構成要素のうちの1つまたは複数に電力を供給する。
【0080】
処理回路要素1320は、命令を実行し、無線デバイスの説明される機能の一部または全部を実施するようにデータを操作するための、1つまたは複数の集積回路またはモジュールにおいて実装されたハードウェアとソフトウェアとの任意の好適な組合せを含む。いくつかの実施形態では、処理回路要素1320は、たとえば、1つまたは複数のコンピュータ、1つまたは複数のプログラマブル論理デバイス、1つまたは複数の中央処理ユニット(CPU)、1つまたは複数のマイクロプロセッサ、1つまたは複数のアプリケーション、および/または他の論理、ならびに/あるいは前述の任意の好適な組合せを含み得る。処理回路要素1320は、無線デバイス110の説明される機能の一部または全部を実施するように設定されたアナログおよび/またはデジタル回路要素を含み得る。たとえば、処理回路要素1320は、抵抗器、キャパシタ、インダクタ、トランジスタ、ダイオード、および/または任意の他の好適な回路構成要素を含み得る。
【0081】
メモリ1330は、概して、コンピュータ実行可能コードおよびデータを記憶するように動作可能である。メモリ1330の例は、コンピュータメモリ(たとえば、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM))、大容量記憶媒体(たとえば、ハードディスク)、リムーバブル記憶媒体(たとえば、コンパクトディスク(CD)またはデジタルビデオディスク(DVD))、ならびに/あるいは情報を記憶する任意の他の揮発性または不揮発性、非一時的コンピュータ可読および/またはコンピュータ実行可能メモリデバイスを含む。
【0082】
電源1340は、概して、無線デバイス110の構成要素に電力を供給するように動作可能である。電源1340は、リチウムイオン、リチウム空気、リチウムポリマー、ニッケルカドミウム、ニッケル金属水素化物、または無線デバイスに電力を供給するための任意の他の好適なタイプのバッテリーなど、任意の好適なタイプのバッテリーを含み得る。
【0083】
無線デバイスの他の実施形態は、上記で説明された機能性および/または(上記で説明されたソリューションをサポートするのに必要な任意の機能性を含む)任意の追加の機能性のうちのいずれかを含む、無線デバイスの機能性のいくつかの態様を与えることを担当する(
図9Aに示されている構成要素以外の)追加の構成要素を含み得る。
【0084】
図9Bは、無線デバイス110の例示的な構成要素を示すブロック図である。構成要素は、符号化/復号モジュール1350と、送信モジュール1352と、受信モジュール1354とを含み得る。
【0085】
符号化/復号モジュール1350は、無線デバイス110の符号化機能および復号機能を実施し得る。たとえば、符号化/復号モジュール1350は、上記で説明されたCRCインターリービングの例および実施形態のいずれかに従って、ビットのセットを符号化および復号し得る。いくつかの実施形態では、符号化/復号モジュール1350は、符号化のみを実施し得るか、復号のみを実施し得るか、または符号化と復号の両方を実施し得る。いくつかの実施形態では、符号化/復号モジュール1350は、処理回路要素1320を含むか、または処理回路要素1320中に含まれ得る。特定の実施形態では、符号化/復号モジュール1350は、送信モジュール1352および受信モジュール1354と通信し得る。
【0086】
送信モジュール1352は、無線デバイス110の送信機能を実施し得る。たとえば、送信モジュール1352は、ビットの符号化セットをネットワークノード120に送信し得る。いくつかの実施形態では、送信モジュール1352は、処理回路要素1320を含むか、または処理回路要素1320中に含まれ得る。特定の実施形態では、送信モジュール1352は、スケジューリングモジュール1350および受信モジュール1354と通信し得る。
【0087】
受信モジュール1354は、無線デバイス110の受信機能を実施し得る。たとえば、受信モジュール1354は、ネットワークノード120からビットの符号化セットを受信し得る。いくつかの実施形態では、受信モジュール1354は、処理回路要素1320を含むか、または処理回路要素1320中に含まれ得る。特定の実施形態では、送信モジュール1352は、スケジューリングモジュール1350および送信モジュール1352と通信し得る。
【0088】
図10Aは、ネットワークノードの例示的な実施形態を示すブロック図である。ネットワークノードは、
図2に示されているネットワークノード120の一例である。特定の実施形態では、ネットワークノードは、ポーラコードのためのCRCインターリービングパターンを使用して送信を符号化および復号することが可能である。
【0089】
ネットワークノード120は、eノードB、ノードB、gNB、基地局、無線アクセスポイント(たとえば、Wi-Fiアクセスポイント)、低電力ノード、基地トランシーバ局(BTS)、送信ポイントまたはノード、リモートRFユニット(RRU)、リモート無線ヘッド(RRH)、または他の無線アクセスノードであり得る。ネットワークノードは、少なくとも1つのトランシーバ1410と、少なくとも1つの処理回路要素1420と、少なくとも1つのメモリ1430と、少なくとも1つのネットワークインターフェース1440とを含む。トランシーバ1410は、(たとえば、アンテナを介して)無線信号を無線デバイス110などの無線デバイスに送信すること、および無線信号を無線デバイス110などの無線デバイスから受信することを可能にし、処理回路要素1420は、ネットワークノード120によって与えられるものとして上記で説明された機能性の一部または全部を与えるための命令を実行し、メモリ1430は、処理回路要素1420によって実行される命令を記憶し、ネットワークインターフェース1440は、ゲートウェイ、スイッチ、ルータ、インターネット、公衆交換電話網(PSTN)、コントローラ、および/または他のネットワークノード120など、バックエンドネットワーク構成要素に信号を通信する。処理回路要素1420およびメモリ1430は、上記の
図9Aの処理回路要素1320およびメモリ1330に関して説明されたのと同じタイプのものであり得る。
【0090】
いくつかの実施形態では、ネットワークインターフェース1440は、処理回路要素1420に通信可能に結合され、ネットワークノード120のための入力を受信するか、ネットワークノード120からの出力を送るか、入力または出力またはその両方の好適な処理を実施するか、他のデバイスに通信するか、あるいは前述の任意の組合せを行うように動作可能な任意の好適なデバイスを指す。ネットワークインターフェース1440は、ネットワークを通して通信するために、適切なハードウェア(たとえば、ポート、モデム、ネットワークインターフェースカードなど)と、プロトコル変換能力およびデータ処理能力を含むソフトウェアとを含む。
【0091】
図10Bは、ネットワークノード120の例示的な構成要素を示すブロック図である。構成要素は、符号化/復号モジュール1450と、送信モジュール1452と、受信モジュール1454とを含み得る。
【0092】
符号化/復号モジュール1450は、ネットワークノード120の符号化機能および復号機能を実施し得る。たとえば、符号化/復号モジュール1450は、上記で説明されたCRCインターリービングの例および実施形態のいずれかに従って、ビットのセットを符号化および復号し得る。いくつかの実施形態では、符号化/復号モジュール1450は、符号化のみを実施し得るか、復号のみを実施し得るか、または符号化と復号の両方を実施し得る。いくつかの実施形態では、符号化/復号モジュール1450は、処理回路要素1420を含むか、または処理回路要素1420中に含まれ得る。特定の実施形態では、符号化/復号モジュール1450は、送信モジュール1452および受信モジュール1454と通信し得る。
【0093】
送信モジュール1452は、ネットワークノード120の送信機能を実施し得る。たとえば、送信モジュール1452は、ビットの符号化セットを無線デバイス110に送信し得る。いくつかの実施形態では、送信モジュール1452は、処理回路要素1420を含むか、または処理回路要素1420中に含まれ得る。特定の実施形態では、送信モジュール1452は、符号化/復号モジュール1450および受信モジュール1454と通信し得る。
【0094】
受信モジュール1454は、ネットワークノード120の受信機能を実施し得る。たとえば、受信モジュール1454は、無線デバイス110からビットの符号化セットを受信し得る。いくつかの実施形態では、受信モジュール1454は、処理回路要素1420を含むか、または処理回路要素1420中に含まれ得る。特定の実施形態では、送信モジュール1452は、符号化/復号モジュール1450および送信モジュール1452と通信し得る。
【0095】
本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書で開示されるシステムおよび装置に対して変更、追加、または省略が行われ得る。システムおよび装置の構成要素は、統合または分離され得る。その上、システムおよび装置の動作は、より多数の、より少数の、または他の構成要素によって実施され得る。さらに、システムおよび装置の動作は、ソフトウェア、ハードウェア、および/または他の論理を含む任意の好適な論理を使用して実施され得る。本明細書で使用される「各々」は、セットの各メンバーまたはセットのサブセットの各メンバーを指す。
【0096】
本発明の範囲から逸脱することなく、本明細書で開示される方法に対して変更、追加、または省略が行われ得る。本方法は、より多数の、より少数の、または他のステップを含み得る。さらに、ステップは、任意の好適な順序で実施され得る。
【0097】
本開示はいくつかの実施形態に関して説明されたが、実施形態の改変および置換は当業者に明らかである。したがって、実施形態の上記の説明は、本開示を制約しない。他の変更、置換、および改変が、以下の特許請求の範囲によって規定される、本開示の趣旨および範囲から逸脱することなく可能である。
【0098】
上記の説明で使用される略語は、以下を含む。
3GPP 第3世代パートナーシッププロジェクト
BBU ベースバンドユニット
BTS 基地トランシーバ局
CC コンポーネントキャリア
CRC 巡回冗長チェック
CQI チャネル品質情報
CSI チャネル状態情報
D2D デバイスツーデバイス
DCI ダウンリンク制御情報
DFT 離散フーリエ変換
DMRS 復調用参照信号
eNB eノードB
FDD 周波数分割複信
FFT 高速フーリエ変換
gNB 次世代ノードB
LAA ライセンス支援型アクセス
LBT リッスンビフォアトーク
LDPC 低密度パリティチェック
LTE Long Term Evolution
LTE-U 未ライセンススペクトルにおけるLTE
M2M マシンツーマシン
MCS 変調符号化方式
MIB マスタ情報ブロック
MIMO 多入力多出力
MTC マシン型通信
NR 新しい無線
OFDM 直交周波数分割多重
PCM パリティチェック行列
PRB 物理リソースブロック
RAN 無線アクセスネットワーク
RAT 無線アクセス技術
RBS 無線基地局
RNC 無線ネットワークコントローラ
RRC 無線リソース制御
RRH リモート無線ヘッド
RRU リモートラジオユニット
SCell 2次セル
SI システム情報
SIB システム情報ブロック
TB トランスポートブロック
TBS トランスポートブロックサイズ
TDD 時分割複信
TTI 送信時間間隔
UE ユーザ機器
UL アップリンク
UTRAN ユニバーサル地上無線アクセスネットワーク
WAN 無線アクセスネットワーク