(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-04
(45)【発行日】2024-03-12
(54)【発明の名称】サービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するための方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
H04W 4/14 20090101AFI20240305BHJP
H04W 88/18 20090101ALI20240305BHJP
【FI】
H04W4/14
H04W88/18
(21)【出願番号】P 2023526420
(86)(22)【出願日】2021-10-18
(86)【国際出願番号】 CN2021124399
(87)【国際公開番号】W WO2022089238
(87)【国際公開日】2022-05-05
【審査請求日】2023-07-11
(31)【優先権主張番号】202011180925.0
(32)【優先日】2020-10-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515003145
【氏名又は名称】チャイナ・テレコム・コーポレーション・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】CHINA TELECOM CORPORATION LIMITED
【住所又は居所原語表記】31, JINRONG STREET, XICHENG DISTRICT, BEIJING 100033, CHINA
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100101498
【氏名又は名称】越智 隆夫
(74)【代理人】
【識別番号】100107401
【氏名又は名称】高橋 誠一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100120064
【氏名又は名称】松井 孝夫
(74)【代理人】
【識別番号】100182257
【氏名又は名称】川内 英主
(74)【代理人】
【識別番号】100202119
【氏名又は名称】岩附 秀幸
(72)【発明者】
【氏名】リュウ,リュウ
(72)【発明者】
【氏名】ロン,ビャオ
(72)【発明者】
【氏名】サン,ユエ
(72)【発明者】
【氏名】リュウ,ジャイファン
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ジュオイ
(72)【発明者】
【氏名】リ,ミンシュエ
(72)【発明者】
【氏名】ワン,チンヤン
(72)【発明者】
【氏名】チャン,リンフェン
(72)【発明者】
【氏名】イン,キー
(72)【発明者】
【氏名】カオ,レイ
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ボ
(72)【発明者】
【氏名】チャオ,イー
【審査官】松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】China Telecom,Pseudo-CR on Solution for KI SBI-based SM MO,3GPP TSG CT WG4#101e C4-205288,フランス,3GPP,2020年10月26日
【文献】Nokia, Nokia Shanghai Bell,HTTP 3xx redirection,3GPP TSG CT WG4#101e C4-205168,フランス,3GPP,2020年10月26日
【文献】Nokia, Verizon, USCellular,MO SMS over T4,3GPP TSG-SA WG2#116bis S2-164577,フランス,3GPP,2016年08月24日
【文献】Vodafone, Huawei,SIMTC - Key Issue: Identifiers,3GPP TSG-SA WG2#86 S2-113770,フランス,3GPP,2011年07月15日
【文献】CATT,Solution for Local LCS architecture,3GPP TSG SA WG2#129 S2-1811186,フランス,3GPP,2018年10月18日
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
サービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するための方法であって、
ショートメッセージサービス機能(SMSF)エンティティが、ユーザ機器が送信したショートメッセージを受信した後、移動体発信ショートメッセージサービス(MO SMS)転送サービスを提供することが可能なネットワーク機能の情報をネットワークリポジトリ機能(NRF)エンティティに問い合わせるステップと、
前記SMSFエンティティが、問い合わせ結果に従って、ショートメッセージサービス用インターワーキングモバイルスイッチングセンター(SMS-IWMSC)が前記MO SMS転送サービスを提供することが可能であると判定された場合に、前記ショートメッセージを前記SMS-IWMSCに送信するステップと、
サービスセンター(SC)が前記ショートメッセージの対応する受信器に前記ショートメッセージを送信するように、前記SMS-IWMSCが前記ショートメッセージの前記SCに前記ショートメッセージを送信するステップと、
前記SMSFエンティティが、前記ショートメッセージを前記SMS-IWMSCに送信する処理の際に、コールバックIPアドレスと待機するためのタイマの情報とを前記SMS-IWMSCに送信するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記SMSFエンティティがMO SMS転送サービスを提供することが可能なネットワーク機能の情報をNRFエンティティに問い合わせるステップは、
前記SMSFエンティティが、加入者永続識別子(SUPI)、汎用公共加入者識別子(GPSI)、又は前記SCのアドレスのうちの少なくとも一つに従って、前記MO SMS転送サービスを提供することが可能な前記ネットワーク機能の前記情報を前記NRFエンティティに問い合わせるステップ
を含み、
前記MO SMS転送サービスを提供することが可能な前記ネットワーク機能の前記情報は、前記SMS-IWMSCのIPアドレス又は完全修飾ドメイン名(FQDN)アドレスを含んでいることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記SMS-IWMSCが、前記SMSFエンティティの前記コールバックIPアドレス又は
完全修飾ドメイン名(FQDN
)アドレスに従って、前記SCから送信された配信報告を前記SMSFエンティティに送信するステップと、
前記SMSFエンティティが、前記配信報告を前記ユーザ機器に送信するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項
1に記載の方法。
【請求項4】
前記SMSFエンティティ及び前記SMS-IWMSCは、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトすることを特徴とする請求項
1に記載の方法。
【請求項5】
前記SMS-IWMSCが、ネットワーク機能登録プロシージャ中に、前記MO SMS転送サービスを提供する能力を前記NRFエンティティに登録するステップを更に含むことを特徴とする請求項1乃至
4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記SMSFエンティティが、前記問い合わせ結果に従って、IP-ショートメッセージ-ゲートウェイ(IP-SM-GW)及び前記SMS-IWMSCが前記MO SMS転送サービスを提供することが可能であると判定された場合に、前記ショートメッセージを前記IP-SM-GWに送信するステップと、
前記IP-SM-GWが、前記ショートメッセージを前記SMS-IWMSCに送信するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記SMS-IWMSCが、前記SCから送信された配信報告を前記IP-SM-GWに送信するステップと、
前記IP-SM-GWが、前記配信報告を前記SMSFエンティティに送信するステップと、
前記SMSFエンティティが、前記配信報告を前記ユーザ機器に送信するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項
6に記載の方法。
【請求項8】
前記SMSFエンティティ及び前記IP-SM-GWは、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトし、
前記SMS-IWMSC及び前記IP-SM-GWは、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトすることを特徴とする請求項
6に記載の方法。
【請求項9】
前記SMS-IWMSCが、ネットワーク機能登録プロシージャ中に前記MO SMS転送サービスを提供する能力を前記NRFエンティティに登録するステップと、
前記IP-SM-GWが、ネットワーク機能登録プロシージャ中に前記MO SMS転送サービスを提供する能力を前記NRFエンティティに登録するステップと、
を更に含むことを特徴とする請求項
6乃至
8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
サービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するためのシステムであって、
ユーザ機器が送信したショートメッセージを受信した後、移動体発信ショートメッセージサービス(MO SMS)転送サービスを提供することが可能なネットワーク機能の情報をネットワークリポジトリ機能(NRF)エンティティに問い合わせると共に、問い合わせ結果に従ってショートメッセージサービス用インターワーキングモバイルスイッチングセンター(SMS-IWMSC)が前記MO SMS転送サービスを提供することが可能であると判定された場合に前記ショートメッセージを前記SMS-IWMSCに送信するように構成されているショートメッセージサービス機能(SMSF)エンティティと、
前記MO SMS転送サービスの能力を有するネットワーク機能の情報を提供するように構成されている前記NRFエンティティと、
前記ショートメッセージのサービスセンター(SC)に前記ショートメッセージを送信するように構成されている前記SMS-IWMSCと、
前記ショートメッセージの対応する受信器に前記ショートメッセージを送信するように構成されている前記SCと、
を備え
、
前記SMSFエンティティは、前記ショートメッセージを前記SMS-IWMSCに送信する処理の際に、コールバックIPアドレスと待機するためのタイマの情報とを前記SMS-IWMSCに送信するように更に構成されていることを特徴とするシステム。
【請求項11】
前記SMSFエンティティは、加入者永続識別子(SUPI)、汎用公共加入者識別子(GPSI)、又は前記SCのアドレスのうちの少なくとも一つに従って、前記MO SMS転送サービスを提供することが可能な前記ネットワーク機能の前記情報を前記NRFエンティティに問い合わせるように構成されており、
前記MO SMS転送サービスを提供することが可能な前記ネットワーク機能の前記情報は、前記SMS-IWMSCのIPアドレス又は完全修飾ドメイン名(FQDN)アドレスを含んでいることを特徴とする請求項
10に記載のシステム。
【請求項12】
前記SMS-IWMSCは、前記SMSFエンティティの前記コールバックIPアドレス又は
完全修飾ドメイン名(FQDN
)アドレスに従って、前記SCから送信された配信報告を前記SMSFエンティティに送信するように更に構成されており、
前記SMSFエンティティは、前記配信報告を前記ユーザ機器に送信するように更に構成されていることを特徴とする請求項
10に記載のシステム。
【請求項13】
前記SMSFエンティティ及び前記SMS-IWMSCは、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトすることを特徴とする請求項
10に記載のシステム。
【請求項14】
前記SMS-IWMSCは、ネットワーク機能登録プロシージャ中に、前記MO SMS転送サービスを提供する能力を前記NRFエンティティに登録するように構成されていることを特徴とする請求項
10乃至
13のいずれか一項に記載のシステム。
【請求項15】
IP-ショートメッセージ-ゲートウェイ(IP-SM-GW)を更に備えており、
前記SMSFエンティティは、前記問い合わせ結果に従って前記IP-SM-GW及び前記SMS-IWMSCが前記MO SMS転送サービスを提供することが可能であると判定された場合に、前記ショートメッセージを前記IP-SM-GWに送信するように更に構成されており、
前記IP-SM-GWは、前記ショートメッセージを前記SMS-IWMSCに送信するように構成されていることを特徴とする請求項
10に記載のシステム。
【請求項16】
前記SMS-IWMSCは、前記SCから送信された配信報告を前記IP-SM-GWに送信するように更に構成されており、
前記IP-SM-GWは、前記配信報告を前記SMSFエンティティに送信するように更に構成されており、
前記SMSFエンティティは、前記配信報告を前記ユーザ機器に送信するように更に構成されていることを特徴とする請求項
15に記載のシステム。
【請求項17】
前記SMSFエンティティ及び前記IP-SM-GWは、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトし、
前記SMS-IWMSC及び前記IP-SM-GWは、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトすることを特徴とする請求項
15に記載のシステム。
【請求項18】
前記SMS-IWMSCは、ネットワーク機能登録プロシージャ中に前記MO SMS転送サービスを提供する能力を前記NRFエンティティに登録するように構成されており、
前記IP-SM-GWは、ネットワーク機能登録プロシージャ中に前記MO SMS転送サービスを提供する能力を前記NRFエンティティに登録するように構成されていることを特徴とする請求項
15乃至
17のいずれか一項に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2020年10月29日に出願された中国特許出願第202011180925.0号に基づいていると共に、当該中国特許出願の優先権を主張しており、その開示の全てが本願に組み込まれる。
【0002】
本開示は、移動体通信分野に関し、特にサービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するための方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
第5世代移動体通信システム(第5世代、5G)では、移動体発信ショートメッセージサービス(MO SMS)オーヴァーネットワークアクセスサーバー(NAS)サービスは、ユーザ機器(UEと略される)によって開始され、サービスセンター(SCと略される)によって受信されるショートメッセージのNASショートメッセージサービスを指しており、ショートメッセージ送信(SMS SUBMIT)、ショートメッセージコマンド(SMS COMMAND)、セッション開始プロトコル(SIP)メッセージ伝送等を含んでいる。
【発明の概要】
【0004】
本開示の実施形態の第一の態様によれば、サービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するための方法が提供される。当該方法は、ショートメッセージサービス機能(SMSF)エンティティが、ユーザ機器が送信したショートメッセージを受信した後、移動体発信ショートメッセージサービス(MO SMS)転送サービスを提供することが可能なネットワーク機能の情報をネットワークリポジトリ機能(NRF)エンティティに問い合わせるステップと、当該SMSFエンティティが、問い合わせ結果に従って、ショートメッセージサービス用インターワーキングモバイルスイッチングセンター(SMS-IWMSC)が当該MO SMS転送サービスを提供することが可能であると判定された場合に、当該ショートメッセージを当該SMS-IWMSCに送信するステップと、サービスセンター(SC)が当該ショートメッセージの対応する受信器に当該ショートメッセージを送信するように、当該SMS-IWMSCが当該ショートメッセージを当該ショートメッセージのSCに送信するステップとを含む。
【0005】
いくつかの実施形態では、SMSFエンティティが、加入者永続識別子(SUPI)、汎用公共加入者識別子(GPSI)、又はSCのアドレスのうちの少なくとも一つに従って、MO SMS転送サービスを提供することが可能なネットワーク機能の情報をNRFエンティティに問い合わせるステップであって、当該MO SMS転送サービスを提供することが可能な当該ネットワーク機能の当該情報は、SMS-IWMSCのIPアドレス又は完全修飾ドメイン名(FQDN)アドレスを含んでいる。
【0006】
いくつかの実施形態では、SMSFエンティティが、ショートメッセージをSMS-IWMSCに送信する処理の際に、コールバックIPアドレスと待機するためのタイマの情報とをSMS-IWMSCに送信するステップ。
【0007】
いくつかの実施形態では、SMS-IWMSCがSMSFエンティティのコールバックIPアドレス又はFQDNアドレスに従ってSCから送信された配信報告を当該SMSFエンティティに送信するステップ、及び当該SMSFエンティティが当該配信報告をユーザ機器に送信するステップ。
【0008】
いくつかの実施形態では、SMSFエンティティ及びSMS-IWMSCは、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトする。
【0009】
いくつかの実施形態では、SMS-IWMSCがネットワーク機能登録プロシージャ中にMO SMS転送サービスを提供する能力をNRFエンティティに登録するステップ。
【0010】
いくつかの実施形態では、SMSFエンティティが、問い合わせ結果に従って、IP-ショートメッセージ-ゲートウェイ(IP-SM-GW)及びSMS-IWMSCがMO SMS転送サービスを提供することが可能であると判定された場合に、ショートメッセージを当該IP-SM-GWに送信するステップ、及び当該IP-SM-GWが当該ショートメッセージを当該SMS-IWMSCに送信するステップ。
【0011】
いくつかの実施形態では、SMS-IWMSCがSCから送信された配信報告をIP-SM-GWに送信するステップ、当該IP-SM-GWが当該配信報告をSMSFエンティティに送信するステップ、及び当該SMSFエンティティが当該配信報告をユーザ機器に送信するステップ。
【0012】
いくつかの実施形態では、SMSFエンティティ及びIP-SM-GWは、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトし、SMS-IWMSC及び当該IP-SM-GWは、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトする。
【0013】
いくつかの実施形態では、SMS-IWMSCがネットワーク機能登録プロシージャ中にMO SMS転送サービスを提供する能力をNRFエンティティに登録するステップ、及びIP-SM-GWがネットワーク機能登録プロシージャ中に当該MO SMS転送サービスを提供する能力を当該NRFエンティティに登録するステップ。
【0014】
本開示の実施形態の第二の態様によれば、サービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するためのシステムが提供される。当該システムは、ユーザ機器が送信したショートメッセージを受信した後、移動体発信ショートメッセージサービス(MO SMS)転送サービスを提供することが可能なネットワーク機能の情報をネットワークリポジトリ機能(NRF)エンティティに問い合わせると共に、問い合わせ結果に従ってショートメッセージサービス用インターワーキングモバイルスイッチングセンター(SMS-IWMSC)が当該MO SMS転送サービスを提供することが可能であると判定された場合にショートメッセージを当該SMS-IWMSCに送信するように構成されているショートメッセージサービス機能(SMSF)エンティティと、当該MO SMS転送サービスの能力を有するネットワーク機能の情報を提供するように構成されている当該NRFエンティティと、当該ショートメッセージのサービスセンター(SC)に当該ショートメッセージを送信するように構成されている当該SMS-IWMSCと、当該ショートメッセージの対応する受信器に当該ショートメッセージを送信するように構成されている当該SCとを備えている。
【0015】
いくつかの実施形態では、SMSFエンティティは、加入者永続識別子(SUPI)、汎用公共加入者識別子(GPSI)、又はSCのアドレスのうちの少なくとも一つに従って、MO SMS転送サービスを提供することが可能なネットワーク機能の情報をNRFエンティティに問い合わせるように構成されており、当該MO SMS転送サービスを提供することが可能な当該ネットワーク機能の当該情報は、SMS-IWMSCのIPアドレス又は完全修飾ドメイン名(FQDN)アドレスを含んでいる。
【0016】
いくつかの実施形態では、SMSFエンティティは、ショートメッセージをSMS-IWMSCに送信する処理の際に、コールバックIPアドレスと待機するためのタイマの情報とを当該SMS-IWMSCに送信するように更に構成されている。
【0017】
いくつかの実施形態では、SMS-IWMSCは、SMSFエンティティのコールバックIPアドレス又はFQDNアドレスに従って、SCから送信された配信報告を当該SMSFエンティティに送信するように更に構成されていると共に、当該SMSFエンティティは、当該配信報告をユーザ機器に送信するように更に構成されている。
【0018】
いくつかの実施形態では、SMSFエンティティ及びSMS-IWMSCは、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトする。
【0019】
いくつかの実施形態では、SMS-IWMSCは、ネットワーク機能登録プロシージャ中に、MO SMS転送サービスを提供する能力をNRFエンティティに登録するように構成されている。
【0020】
いくつかの実施形態では、上記のシステムは、IP-ショートメッセージ-ゲートウェイ(IP-SM-GW)を更に備えており、SMSFエンティティは、問い合わせ結果に従って当該IP-SM-GW及びSMS-IWMSCがMO SMS転送サービスを提供することが可能であると判定された場合に、ショートメッセージを当該IP-SM-GWに送信するように更に構成されており、当該IP-SM-GWは、当該ショートメッセージを当該SMS-IWMSCに送信するように構成されている。
【0021】
いくつかの実施形態では、SMS-IWMSCは、SCから送信された配信報告をIP-SM-GWに送信するように更に構成されており、当該IP-SM-GWは、当該配信報告をSMSFエンティティに送信するように更に構成されており、当該SMSFエンティティは、当該配信報告をユーザ機器に送信するように更に構成されている。
【0022】
いくつかの実施形態では、SMSFエンティティ及びIP-SM-GWは、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトすると共に、SMS-IWMSC及び当該IP-SM-GWは、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトする。
【0023】
いくつかの実施形態では、SMS-IWMSCは、ネットワーク機能登録プロシージャ中にMO SMS転送サービスを提供する能力をNRFエンティティに登録するように構成されており、IP-SM-GWは、ネットワーク機能登録プロシージャ中に当該MO SMS転送サービスを提供する能力を当該NRFエンティティに登録するように構成されている。
【0024】
本開示の他の特徴及び利点は、添付の図面を参照して、本開示の例示的な実施形態の以下の詳細な説明によって明らかになるであろう。
【0025】
本開示の実施形態又は従来技術における技術的解決策をより明確に説明するために、実施形態又は従来技術の説明において用いられる必要がある添付の図面が、以下で簡単に紹介される。以下に示される添付の図面は、本開示の実施形態の一部にすぎないことは明らかである。当業者であれば、創造的な努力を伴わないという前提で、これらの添付の図面に従って他の添付の図面を取得することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本開示の一実施形態に係るサービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するための方法の模式的フローチャートである。
【
図2】本開示の別の実施形態に係るサービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するための方法の模式的フローチャートである。
【
図3】本開示の一実施形態に係るサービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するためのシステムの模式的構成図である。
【
図4】本開示の別の実施形態に係るサービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するためのシステムの模式的構成図である。
【
図5】本開示の更なる実施形態に係るサービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するための方法の模式的フローチャートである。
【
図6】本開示の更なる実施形態に係るサービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するための方法の模式的フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本開示の実施形態における技術的解決策は、本開示の実施形態における添付の図面と併せて以下で明示的且つ完全に説明される。明らかに、説明される実施形態は、本開示の実施形態の全てでは無くむしろその一部にすぎない。少なくとも一つの例示的な実施形態の以下の説明は、実際には単なる例示であり、本開示並びにその適用又は使用に対していかなる限定としても決して機能しないものとする。本開示における実施形態に基づいて、発明的努力が含まれないという前提で当業者によって取得される全ての他の実施形態は、本開示の保護範囲に入るものとする。
【0028】
別段の指定がない限り、これらの実施形態において説明される構成要素及び工程の相対的な配置、数学的表現及び数値は、本開示の範囲を限定するものではない。
【0029】
同時に、説明を容易にするために、添付の図面に示される様々な部品の寸法は、実際の比例関係に従って描かれていないことを理解するべきである。
【0030】
当業者に知られている技術、方法及び装置は、詳細に説明されない場合がある。しかしながら、当該技術、方法及び装置は、適切な状況では供与されている説明の一部と見なされるべきである。
【0031】
本明細書において示されると共に議論される全ての実施例の中で、任意の具体的な値は、限定的としてでは無くむしろ例示的であると解釈されるものとする。従って、例示的な実施形態の他の実施例は、異なる値を有し得る。
【0032】
同様の数字及び文字は、以下の添付の図面において同様の項目を提示しており、すなわち項目が一つの添付の図面において定義されると、後続の添付の図面においてそれについて更に説明する必要は無いことに留意されたい。
【0033】
本発明者らは研究を通して、現在のSMSオーヴァーNASアーキテクチャでは、ショートメッセージサービス機能(SMSF)エンティティ及び統一データ管理(UDM)エンティティは、IP-ショートメッセージ-ゲートウェイ(IP-SM-GW)、SMSルータ、又はショートメッセージサービス用インターワーキングモバイルスイッチングセンター(SMS-IWMSC)へのサービスベースのインターフェースを開くことができず、これは、MO SMSが従来の移動体アプリケーションパート(MAP)プロトコル又はダイアメータプロトコルを介してこれらのネットワーク機能間で送信されることを必要とさせ、完全サービスベースのMO SMSが、5GSの範囲内で実現することをできなくしており、それにより、ネットワーク展開の柔軟性を低減させると同時に、公衆陸上移動体ネットワーク(PLMN)にわたってローミングを行う際に、MAPプロトコル及びダイアメータプロトコルに関連するセキュリティ問題が存在し得ることを見い出した。
【0034】
従って本開示は、5GSの範囲内で完全サービスベースのMO SMSを効果的に実現することができる、サービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するための解決策を提供する。
【0035】
図1は、本開示の一実施形態に係るサービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するための方法の模式的フローチャートである。
【0036】
ステップ101では、SMSFエンティティは、ユーザ機器が送信したショートメッセージを受信した後、MO SMS転送サービスを提供することが可能なネットワーク機能の情報をネットワークリポジトリ機能(NRF)エンティティに問い合わせる。
【0037】
いくつかの実施形態では、SMSFエンティティは、加入者永続識別子(SUPI)、汎用公共加入者識別子(GPSI)、又はSCのアドレスのうちの少なくとも一つに従って、MO SMS転送サービスを提供することが可能なネットワーク機能の情報をNRFエンティティに問い合わせる。MO SMS転送サービスを提供することが可能なネットワーク機能の情報は、対応するSMS-IWMSCのIPアドレス又は完全修飾ドメイン名(FQDN)アドレスを含む。
【0038】
ステップ102では、SMSFエンティティは、問い合わせ結果に従って、対応するSMS-IWMSCがMO SMS転送サービスを提供することが可能であると判定された場合に、当該対応するSMS-IWMSCにショートメッセージを送信する。当該問い合わせ結果は、ステップ101において取得される。
【0039】
いくつかの実施形態では、SMSFエンティティは、ショートメッセージをSMS-IWMSCに送信する処理の際に、コールバックIPアドレスと待機するためのタイマの情報とを当該SMS-IWMSCに送信する。
【0040】
いくつかの実施形態では、SMS-IWMSCは、ネットワーク機能登録プロシージャ中に、MO SMS転送サービスを提供する能力をNRFエンティティに登録する。
【0041】
いくつかの実施形態では、SMSFエンティティ及びSMS-IWMSCは、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトする。
【0042】
ステップ103では、SMS-IWMSCは、ショートメッセージをSCに送信すると共に、当該SCは、当該ショートメッセージの対応する受信器に当該ショートメッセージを送信する。
【0043】
いくつかの実施形態では、SMS-IWMSCは、SMSFエンティティのコールバックIPアドレス又はFQDNアドレスに従って、SCから送信された配信報告を当該SMSFエンティティに送信すると共に、当該SMSFエンティティは、当該配信報告をユーザ機器に送信する。
【0044】
本開示の上述の実施形態において提供されるサービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するための方法では、SMSFエンティティは、NRFエンティティを介してMO SMS転送サービスを提供することが可能なSMS-IWMSCを問い合わせ、更に、対応するSMS-IWMSCを用いてショートメッセージをSCに送信し、それにより、5GSの範囲内で完全サービスベースのMO SMSを効果的に実現する。
【0045】
図2は、本開示の別の実施形態に係るサービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するための方法の模式的フローチャートである。
【0046】
ステップ201では、SMSFエンティティは、ユーザ機器が送信したショートメッセージを受信した後、MO SMS転送サービスを提供することが可能なネットワーク機能の情報をNRFエンティティに問い合わせる。
【0047】
ステップ202では、SMSFエンティティは、問い合わせ結果に従って、対応するIP-SM-GW及びSMS-IWMSCがMO SMS転送サービスを提供することが可能であると判定された場合に、ショートメッセージを対応するIP-SM-GWに送信する。
【0048】
いくつかの実施形態では、IP-SM-GW及びSMS-IWMSCは、ネットワーク機能登録プロシージャ中に、MO SMS転送サービスを提供する能力をNRFエンティティに登録する。
【0049】
ステップ203では、IP-SM-GWは、ショートメッセージをSMS-IWMSCに送信する。
【0050】
いくつかの実施形態では、SMSFエンティティ及びIP-SM-GWは、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトすると共に、IP-SM-GW及びSMS-IWMSCは、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトする。
【0051】
ステップ204では、SMS-IWMSCは、ショートメッセージをSCに送信すると共に、当該SCは、当該ショートメッセージの対応する受信器に当該ショートメッセージを送信する。
【0052】
いくつかの実施形態では、SMS-IWMSCは、SCから送信された配信報告をIP-SM-GWに送信する。当該IP-SM-GWは、SMSFエンティティに当該配信報告を送信する。当該SMSFエンティティは、当該配信報告をユーザ機器に送信し、それにより、5GSの範囲内の完全サービスベースのMO SMSを効果的に実現する。
【0053】
図3は、本開示の一実施形態に係るサービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するためのシステムの模式的構成図である。
図3に示されているように、サービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するためのシステムは、SMSFエンティティ31、NRFエンティティ32、SMS-IWMSC33、及びSC34を備えている。
【0054】
SMSFエンティティ31は、ユーザ機器が送信したショートメッセージを受信した後、MO SMS転送サービスを提供することが可能なネットワーク機能の情報をNRFエンティティ32に問い合わせる。NRFエンティティ32は、MO SMS転送サービスの能力を有するネットワーク機能の情報を提供する。
【0055】
いくつかの実施形態では、SMSFエンティティ31は、SUPI、GPSI、又はSCのアドレスのうちの少なくとも一つに従って、MO SMS転送サービスを提供することが可能なネットワーク機能の情報をNRFエンティティ32に問い合わせ、当該MO SMS転送サービスを提供することが可能な当該ネットワーク機能の当該情報は、対応するSMS-IWMSC33のIPアドレス又はFQDNアドレスを含む。
【0056】
いくつかの実施形態では、SMS-IWMSC33は、ネットワーク機能登録プロシージャ中に、MO SMS転送サービスを提供する能力をNRFエンティティ32に登録する。
【0057】
SMSFエンティティ31は、問い合わせ結果に従って、対応するSMS-IWMSC33がMO SMS転送サービスを提供することが可能であると判定された場合に、ショートメッセージをSMS-IWMSC33に送信する。
【0058】
いくつかの実施形態では、SMSFエンティティ31は、ショートメッセージをSMS-IWMSC33に送信する処理の際に、コールバックIPアドレスと待機するためのタイマの情報とをSMS-IWMSC33に送信する。
【0059】
いくつかの実施形態では、SMSFエンティティ31及びSMS-IWMSC33は、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトする。
【0060】
SMS-IWMSC33は、受信したショートメッセージをSC34に送信すると共に、SC34は、当該ショートメッセージの対応する受信器に当該ショートメッセージを送信する。
【0061】
いくつかの実施形態では、SMS-IWMSC33は、SMSFエンティティ31のコールバックIPアドレス又はFQDNアドレスに従って、SC34から送信された配信報告をSMSFエンティティ31に送信する。SMSFエンティティ31は、当該配信報告をユーザ機器に送信する。
【0062】
本開示の上述の実施形態において提供されるサービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するためのシステムでは、SMSFエンティティ31は、NRFエンティティ32を介してMO SMS転送サービスを提供することが可能なSMS-IWMSC33を問い合わせ、更に、対応するSMS-IWMSC33を用いてショートメッセージをSC34に送信し、それにより、5GSの範囲内で完全サービスベースのMO SMSを効果的に実現する。
【0063】
図4は、本開示の別の実施形態に係るサービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するためのシステムの模式的構成図である。
図4と
図3との間の違いは、
図4に示されている実施形態では、サービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するためのシステムが、IP-SM-GW35を更に備えていることである。
【0064】
SMSFエンティティ31は、問い合わせ結果に従って、IP-SM-GW35及びSMS-IWMSC33がMO SMS転送サービスを提供することが可能であると判定された場合に、ショートメッセージを対応するIP-SM-GW35に送信する。当該IP-SM-GW35は、当該ショートメッセージをSMS-IWMSC33に送信する。
【0065】
いくつかの実施形態では、SMS-IWMSC33及びIP-SM-GW35は、ネットワーク機能登録プロシージャ中に、MO SMS転送サービスを提供する能力をNRFエンティティ32に登録する。
【0066】
いくつかの実施形態では、SMSFエンティティ31及びIP-SM-GW35は、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトすると共に、SMS-IWMSC33及びIP-SM-GW35は、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトする。
【0067】
SMS-IWMSC33は、受信したショートメッセージをSC34に送信すると共に、SC34は、当該ショートメッセージの対応する受信器に当該ショートメッセージを送信する。
【0068】
いくつかの実施形態では、SMS-IWMSC33は、SC34から送信された配信報告をIP-SM-GW35に送信する。当該IP-SM-GW35は、当該配信報告をSMSFエンティティ31に送信する。当該SMSFエンティティ31は、当該配信報告をユーザ機器に送信する。
【0069】
図5は、本開示の更なる実施形態に係るサービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するための方法の模式的フローチャートである。
【0070】
ステップ501では、SMS-IWMSCは、ネットワーク機能登録プロシージャ中に、MO SMS転送サービスを提供する能力をNRFエンティティに登録する。
【0071】
ステップ502では、UEは、アクセスアンドモビリティ管理機能(AMF)エンティティを介してショートメッセージをSMSFエンティティに送信する。
【0072】
ステップ503では、SMSFエンティティは、SUPI、GPSI、又はSCのアドレスのうちの少なくとも一つに従って、MO SMS転送サービスを提供することが可能なネットワーク機能の情報をNRFエンティティに問い合わせ、当該ネットワーク機能の当該情報は、SMS-IWMSCのIPアドレス又はFQDNアドレスを含む。
【0073】
ステップ504では、SMSFエンティティは、問い合わせ結果に従って、対応するSMS-IWMSCがMO SMS転送サービスを提供することが可能であると判定された場合に、サービスベースのインターフェースを介してショートメッセージ、コールバックIPアドレス、及び待機のためのタイマの情報を対応するSMS-IWMSCに送信する。
【0074】
ステップ505では、SMS-IWMSCは、ショートメッセージをSCに送信すると共に、SCは、当該ショートメッセージの対応する受信器に当該ショートメッセージを送信する。
【0075】
ステップ506では、SCは、配信報告をSMS-IWMSCに送信する。
【0076】
ステップ507では、SMS-IWMSCは、SMSFエンティティのコールバックIPアドレス又はFQDNアドレスに従って、サービスベースのインターフェースを介して当該SMSFエンティティに配信報告を送信する。
【0077】
ステップ508では、SMSFエンティティは、AMFエンティティを介して配信報告をユーザ機器に送信する。
【0078】
図6は、本開示の更なる実施形態に係るサービスベースの移動体発信ショートメッセージサービスを実現するための方法の模式的フローチャートである。
【0079】
ステップ601aでは、SMS-IWMSCは、ネットワーク機能登録プロシージャ中に、MO SMS転送サービスを提供する能力をNRFエンティティに登録する。
【0080】
ステップ601bでは、IP-SM-GWは、ネットワーク機能登録プロシージャ中に、MO SMS転送サービスを提供する能力をNRFエンティティに登録する。
【0081】
ステップ602では、UEは、AMFエンティティを介してSMSFエンティティにショートメッセージを送信する。
【0082】
ステップ603では、SMSFエンティティは、SUPI、GPSI、又はSCのアドレスのうちの少なくとも一つに従って、MO SMS転送サービスを提供することが可能なネットワーク機能の情報をNRFエンティティに問い合わせ、当該ネットワーク機能の当該情報は、SMS-IWMSCのIPアドレス又はFQDNアドレスを含む。
【0083】
ステップ604では、SMSFエンティティは、問い合わせ結果に従って、対応するIP-SM-GW及びSMS-IWMSCがMO SMS転送サービスを提供することが可能であると判定された場合に、サービスベースのインターフェースを介してショートメッセージ、コールバックIPアドレス、及び待機のためのタイマの情報を対応するIP-SM-GWに送信する。
【0084】
ステップ605では、IP-SM-GWは、サービスベースのインターフェースを介してショートメッセージをSMS-IWMSCに送信する。
【0085】
ステップ606では、SMS-IWMSCは、ショートメッセージをSCに送信すると共に、SCは、当該ショートメッセージの対応する受信器に当該ショートメッセージを送信する。
【0086】
ステップ607では、SCは、配信報告をSMS-IWMSCに送信する。
【0087】
ステップ608では、SMS-IWMSCは、SMSFエンティティのコールバックIPアドレス又はFQDNアドレスに従って、サービスベースのインターフェースを介してIP-SM-GWに配信報告を送信する。
【0088】
ステップ609では、IP-SM-GWは、SMSFエンティティのコールバックIPアドレス又はFQDNアドレスに従って、サービスベースのインターフェースを介して当該SMSFエンティティに配信報告を送信する。
【0089】
ステップ610では、SMSFエンティティは、配信報告をユーザ機器に送信する。
【0090】
本開示の上述の実施形態を実施することによって、完全サービスベースのMO SMSを5GSの範囲内で効果的に実現することができる。また、SMSFエンティティ及びSMS-IWMSCは、サービスベースのインターフェースを介してインタラクトすると共に、IP-SM-GWは、サービスベースのインターフェースを介してSMSFエンティティ及びSMS-IWMSCそれぞれとインタラクトするため、PLMNにわたってローミングを行う際にMAPプロトコル又はダイアメータプロトコルを用いることによって引き起こされるセキュリティ問題は、効果的に回避される。
【0091】
いくつかの実施形態では、上記の機能的ユニットは、汎用プロセッサ、プログラマブルロジックコントローラ(PLCと略される)、デジタル信号プロセッサ(DSPと略される)、特定用途向け集積回路(ASICと略される)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGAと略される)又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート若しくはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアアセンブリ、又は本開示に記載された機能を実行するために使用されるそれらの任意の適切な組み合わせとして実装されてもよい。
【0092】
当業者は、上記の実施形態における工程の全て又は一部がハードウェアによって達成されてもよく、関連するハードウェアに命令するためのプログラムによって達成されてもよいことを理解することができる。当該プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよい。当該記憶媒体は、読み出し専用メモリ、磁気ディスク、光ディスク等であってもよい。
【0093】
本開示の説明は、網羅的、又は開示されるような形態に本開示を限定するのではなく、例示且つ説明の目的で行われる。多くの修正及び変形が当業者には明らかである。実施形態は、本開示の原理及び実際の適用をより良く説明し、特定の目的に適合された様々な修正を有する様々な実施形態を設計するように当業者が本開示を理解することを可能にするために選択されると共に説明される。