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特許7449094パラメータ構成方法及び該方法を用いたディスプレイデバイス並びにディスプレイ装置
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  • 特許-パラメータ構成方法及び該方法を用いたディスプレイデバイス並びにディスプレイ装置 図1
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  • 特許-パラメータ構成方法及び該方法を用いたディスプレイデバイス並びにディスプレイ装置 図6
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-05
(45)【発行日】2024-03-13
(54)【発明の名称】パラメータ構成方法及び該方法を用いたディスプレイデバイス並びにディスプレイ装置
(51)【国際特許分類】
   G09G 5/00 20060101AFI20240306BHJP
【FI】
G09G5/00 510V
G09G5/00 555D
【請求項の数】 15
(21)【出願番号】P 2019572371
(86)(22)【出願日】2019-07-04
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-04-20
(86)【国際出願番号】 CN2019091729
(87)【国際公開番号】W WO2020177237
(87)【国際公開日】2020-09-10
【審査請求日】2021-07-13
(31)【優先権主張番号】201910160395.4
(32)【優先日】2019-03-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517380215
【氏名又は名称】北京集創北方科技股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Chipone Technology (Beijing) Co.,Ltd
【住所又は居所原語表記】Building 56,No.2 North Jing Yuan Street, Beijing Economic Technological Development Area,Daxing District,Beijing 100176,China
(74)【代理人】
【識別番号】110001896
【氏名又は名称】弁理士法人朝日奈特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ロウ、シヌレイ
(72)【発明者】
【氏名】ヨン、シャンガン
【審査官】橋本 直明
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第101697276(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第101968730(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第101621674(CN,A)
【文献】特開2005-156731(JP,A)
【文献】特開2017-142339(JP,A)
【文献】特開2015-096920(JP,A)
【文献】特開2008-040206(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09G 5/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
カスケード接続された複数のディスプレイデバイスの構成方法であって、前記構成方法は、
第1段のディスプレイデバイスが画像伝送チャンネルを介してホストデバイスから提供された、画像データを受信することにおいて、前記画像データにはディスプレイデバイスの構成についての構成タイプを示す構成情報が含まれている、ことと、
前記第1段のディスプレイデバイス以外の各段のディスプレイデバイスが、それぞれ前段のディスプレイデバイスから提供された画像データを受信することと、
各段のディスプレイデバイスによって、その段のディスプレイデバイスに受信された画像データを処理することで、その段のディスプレイデバイスに受信された前記画像データから前記構成情報を取得することと、
少なくとも1段のディスプレイデバイスによって、得られた前記構成情報に応じて、その前記少なくとも1段のディスプレイデバイスを構成するためのパラメータを取得することとを含み、
前記パラメータを取得することは、前記構成情報によって示された前記構成タイプがディスプレイデバイスの番号の構成についての第1構成タイプである場合、前記少なくとも1段のディスプレイデバイスにおいて、受信された前記画像データに応じて、前記少なくとも1段のディスプレイデバイスの番号情報が構成され、後段のディスプレイデバイスの番号情報が生成され、前記後段のディスプレイデバイスの番号情報に応じて、前記後段のディスプレイデバイスに提供されるべき更新された前記画像データが生成されることを含む
ことを特徴とする構成方法。
【請求項2】
各段のディスプレイデバイスがそれぞれ受信された画像データを処理するステップの前に、前記構成方法は、
前記少なくとも1段のディスプレイデバイスにおいて、今回受信した前記画像データには、前記少なくとも1段のディスプレイデバイスが受信された画像データを処理すべきか否かを示すための指定されたデータが含まれるか否かを検出し、
含まれる場合、前記少なくとも1段のディスプレイデバイスが今回受信した画像データに基づいて処理を行い、
含まれない場合、次回に画像データを受信することを待つことをさらに含む請求項1に記載の構成方法。
【請求項3】
前記構成情報は識別可能な非暗号化データである請求項2に記載の構成方法。
【請求項4】
前記画像伝送チャンネルから提供された画像データは、対応する段のディスプレイデバイスにおけるピクセルユニットの行にそれぞれ対応する、複数グループの行データを含み、前記指定されたデータが前記複数グループの行データにおける第1グループの前記行データにあり、前記構成情報が前記複数グループの行データにおける第2グループの前記行データにある請求項2に記載の構成方法。
【請求項5】
前記構成タイプが少なくとも前記第1構成タイプ又はディスプレイデバイスの表示状態情報の構成についての第2構成タイプを含み、
前記少なくとも1段のディスプレイデバイスによって取得された前記構成タイプが前記第2構成タイプである場合、前記少なくとも1段のディスプレイデバイスが受信された画像データを前記後段のディスプレイデバイスに伝送することを含む請求項1に記載の構成方法。
【請求項6】
前記後段のディスプレイデバイスに対する番号情報に基づいて、前記後段のディスプレイデバイスに提供するための画像データを生成するステップは、
前記後段のディスプレイデバイスに提供するための画像データを取得するように、前記後段のディスプレイデバイスに対する番号情報をデータパケットとし、該データパケットを暗号化することを含む請求項1に記載の構成方法。
【請求項7】
前記少なくとも1段のディスプレイデバイスによって取得された前記構成タイプが前記第2構成タイプであると、前記少なくとも1段のディスプレイデバイスが受信された画像データを後段のディスプレイデバイスに伝送することは、
前記第2構成タイプが前記少なくとも1段のディスプレイデバイスとマッチングされるか否かを判定し、マッチングされると、受信された画像データに基づいて前記少なくとも1段のディスプレイデバイスの表示状態情報を構成することをさらに含む請求項5に記載の構成方法。
【請求項8】
画像伝送チャンネルを介してホストデバイス又は前段のディスプレイデバイスから提供された画像データを受信するための受信モジュールにおいて、前記画像データには、ディスプレイデバイスの構成についての構成タイプを示す構成情報が含まれている、受信モジュールと、
受信された画像データを処理するための処理モジュールと、
処理によって得られた前記構成情報に基づいて、パラメータの構成を行うための構成モジュールとを含み、
前記構成情報によって示された前記構成タイプがディスプレイデバイスの番号の構成についての第1構成タイプである場合、受信された前記画像データに応じて、ディスプレイデバイスの番号情報が構成され、後段のディスプレイデバイスの番号情報が生成され、前記後段のディスプレイデバイスの番号情報に応じて、前記後段のディスプレイデバイスに提供されるべき更新された前記画像データが生成される
ディスプレイデバイス。
【請求項9】
今回受信した前記画像データには、前記ディスプレイデバイスが受信された画像データを処理すべきか否かを示すための指定されたデータが含まれるか否かを検出し、
含まれる場合、今回受信した画像データに基づいて処理し、
含まれない場合、次回に画像データを受信することを待つ検出モジュールをさらに含む請求項8に記載のディスプレイデバイス。
【請求項10】
前記指定されたデータは識別可能な非暗号化データである請求項9に記載のディスプレイデバイス。
【請求項11】
前記画像伝送チャンネルから提供された画像データは、対応する段のディスプレイデバイスにおけるピクセルユニットの行にそれぞれ対応する複数グループの行データを含み、前記指定されたデータが前記複数グループの行データにおける第1グループの前記行データにあり、前記構成情報が前記複数グループの行データにおける第2グループの前記行データにある請求項9に記載のディスプレイデバイス。
【請求項12】
前記構成タイプが少なくとも前記第1構成タイプ又はディスプレイデバイスの表示状態情報の構成についての第2構成タイプを含む請求項8に記載のディスプレイデバイス。
【請求項13】
前記後段のディスプレイデバイスに提供するための画像データを取得するように、前記構成モジュールは前記後段のディスプレイデバイスに対する番号情報をデータパケットとし、該データパケットを暗号化する請求項8に記載のディスプレイデバイス。
【請求項14】
前記構成タイプが前記第2構成タイプである場合、前記構成モジュールは前記第2構成タイプが前記ディスプレイデバイスとマッチングされるか否かを判定し、
マッチングされる場合、受信された画像データに基づいて、前記ディスプレイデバイスの表示状態情報を構成し、受信された前記画像データを前記後段のディスプレイデバイスに伝送し、
マッチングされない場合、受信された前記画像データを前記後段のディスプレイデバイスに伝送する請求項12に記載のディスプレイデバイス。
【請求項15】
請求項8~14のいずれか一項に記載の複数のディスプレイデバイスによりカスケード接続されてなる表示画面を備えることを特徴とするディスプレイデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は2019年3月4日に、出願された出願番号が2019101603954、発明の名称が「パラメータ構成方法及び該方法を用いたディスプレイデバイス並びにディスプレイ装置」である中国特許出願に基づく優先権を主張し、それらの内容を全て本出願に援用する。
【0002】
[技術分野]
本発明はディスプレイ制御技術分野に関し、具体的にパラメータ構成方法及び該方法を用いたディスプレイデバイス並びにディスプレイ装置に関する。
【背景技術】
【0003】
ディスプレイ技術の発展に伴い、人々は画質に対する要求がますます高くなっているが、最も重要な点は、画像の解像度が高くなるにつれて、単一の独立したディスプレイで表示することがますます難しくなることである。具体的に、画像の解像度が高くなると、通常、表示画面のサイズを大きくする必要があり、表示画面の製品歩留まりが低下しやすくなる。したがって、通常、低解像度を有する複数のディスプレイデバイスを接続して一体に組み立て、高解像度を有する表示画面を形成する。
【0004】
ディスプレイデバイスの接続順序が異なると、各ディスプレイデバイスの表示データの順序が異なる。そのため、テキスト又は画像が表示される場合、テキスト又は画像を伝送するホストデバイスと各ディスプレイデバイスは、各ディスプレイデバイスの接続順序、及び各ディスプレイデバイスに表示される内容を識別する必要があり、それにより表示エラーが発生しない。
【0005】
従来の順序識別又は各ディスプレイデバイスを構成するとき、ほとんどの場合、追加の構成モジュールが必要で、製造コストを増加するとともに、各ディスプレイデバイス間の順序が一度決定されると、簡単には変更することができない。
【発明の概要】
【0006】
上記に鑑み、本発明の実施例はパラメータ構成方法及び該方法を用いたディスプレイデバイス並びにディスプレイ装置を提供し、ホストデバイスが構成タイプを画像に暗号化した後、カスケード接続されるディスプレイデバイスに伝送し、それにより、ディスプレイデバイスが構成タイプに従ってデバイス番号又はデバイスパラメータを調整することができる。
【0007】
本発明の実施例の第1の態様によれば、カスケード接続された複数のディスプレイデバイスに用いられるパラメータ構成方法を提供し、前記パラメータ構成方法は、第1段の前記ディスプレイデバイスが画像伝送チャンネルを介してホストデバイスから提供された、画像データを受信することにおいて、前記画像データには、構成情報が含まれていると、第1段の前記ディスプレイデバイス以外の各段の前記ディスプレイデバイスが、それぞれ前段の前記ディスプレイデバイスから提供された画像データを受信することと、各段の前記ディスプレイデバイスがそれぞれ受信された画像データを処理することと、少なくとも1段の前記ディスプレイデバイスがその処理によって得られた前記構成情報に基づいてパラメータ構成を行うこととを含む。
【0008】
好ましくは、各段の前記ディスプレイデバイスがそれぞれ受信された画像データを処理するステップの前に、前記パラメータ構成方法はさらに、各段の前記ディスプレイデバイスにおいて、今回受信した前記画像データに指定されたデータが含まれるか否かを検出し、含まれる場合、本段の前記ディスプレイデバイスが今回受信した画像データに基づいて処理し、含まれない場合、本段の前記ディスプレイデバイスが初期状態にリセットされ、次回に画像データを受信することを待つことを含む。
【0009】
好ましくは、各段の前記ディスプレイデバイスに対して、前記指定されたデータは識別可能な非暗号化データである。
【0010】
好ましくは、前記画像伝送チャンネルから提供される画像データは、各行のピクセルユニットとそれぞれ対応する複数グループの行データを含み、前記指定されたデータが前記複数グループの行データにおける第1グループの前記行データにあり、前記構成情報が前記複数グループの行データにおける第2グループの前記行データにある。
【0011】
好ましくは、各段の前記ディスプレイデバイスがそれぞれ受信された画像データを処理するステップは、各段の前記ディスプレイデバイスはそれぞれ受信された画像データから構成タイプに関する情報を取得し、前記構成タイプが少なくとも第1構成タイプ又は第2構成タイプを含み、本段の前記ディスプレイデバイスによって取得された前記構成タイプが第1構成タイプである場合、本段の前記ディスプレイデバイスが受信された画像データを更新し、更新した後の画像データを後段の前記ディスプレイデバイスに提供し、本段の前記ディスプレイデバイスによって取得された前記構成タイプが第2構成タイプである場合、本段の前記ディスプレイデバイスが受信された画像データを後段の前記ディスプレイデバイスに伝送する。
【0012】
好ましくは、本段の前記ディスプレイデバイスによって取得した前記構成タイプが第1構成タイプである場合、本段の前記ディスプレイデバイスが受信された画像データを更新し、更新した後の画像データを後段の前記ディスプレイデバイスに伝送するステップは、本段の前記ディスプレイデバイスにおいて、受信された画像データに基づいて本段の前記ディスプレイデバイスの番号情報を構成することと、後段の前記ディスプレイデバイスに対する番号情報を生成することと、後段の前記ディスプレイデバイスに対する番号情報に基づいて、後段の前記ディスプレイデバイスに提供するための画像データを生成することとを含む。
【0013】
好ましくは、後段の前記ディスプレイデバイスに対する番号情報に基づいて、後段の前記ディスプレイデバイスに提供するための画像データを生成するステップは、後段の前記ディスプレイデバイスに提供するための画像データを取得するように、後段の前記ディスプレイデバイスに対する番号情報をデータパケットとし、該データパケットを暗号化することを含む。
【0014】
好ましくは、本段の前記ディスプレイデバイスによって取得された前記構成タイプが第2構成タイプである場合、本段の前記ディスプレイデバイスが受信された画像データを後段の前記ディスプレイデバイスに伝送するステップは、前記第2構成タイプが本段の前記ディスプレイデバイスとマッチングされるか否かを判定し、マッチングされる場合、受信された画像データに基づいて本段の前記ディスプレイデバイスの表示状態情報を構成することをさらに含む。
【0015】
本発明の実施例の第2の態様によれば、画像伝送チャンネルを介してホストデバイス又は前段の前記ディスプレイデバイスから提供された画像データを受信するための受信モジュールにおいて、前記画像データには、構成情報が含まれている、受信モジュールと、受信された画像データを処理するための処理モジュールと、処理によって得られた前記構成情報に基づいてパラメータ構成を実現するための構成モジュールとを備えるディスプレイデバイスを提供する。
【0016】
好ましくは、前記ディスプレイデバイスはさらに、今回受信した前記画像データに指定されたデータが含まれるか否かを検出するための検出モジュールをさらに備え、含まれる場合、今回受信した画像データに基づいて処理し、含まれない場合、前記ディスプレイデバイスを初期状態にリセットし、次回に画像データを受信することを待つ。
【0017】
好ましくは、前記指定されたデータは識別可能な非暗号化データである。
【0018】
好ましくは、前記画像伝送チャンネルから提供される画像データは、各行のピクセルユニットとそれぞれ対応する複数グループの行データを含み、前記指定されたデータが前記複数グループの行データにおける第1グループの前記行データにあり、前記構成情報が前記複数グループの行データにおける第2グループの前記行データにある。
【0019】
好ましくは、前記処理モジュールは受信された画像データから構成タイプに関する情報を取得し、前記構成タイプは少なくとも第1構成タイプ又は第2構成タイプを含む。
【0020】
好ましくは、前記構成タイプが第1構成タイプである場合、前記構成モジュールが受信された画像データに基づいて、本段の前記ディスプレイデバイスの番号情報を構成し、後段の前記ディスプレイデバイスに対する番号情報を生成し、後段の前記ディスプレイデバイスに対する番号情報に基づいて、後段の前記ディスプレイデバイスに提供するための画像データを生成する。
【0021】
好ましくは、後段の前記ディスプレイデバイスに提供するための画像データを取得するように、前記構成モジュールは後段の前記ディスプレイデバイスに対する番号情報をデータパケットとし、該データパケットを暗号化する。
【0022】
好ましくは、前記構成タイプが第2構成タイプである場合、前記構成モジュールは、前記第2構成タイプが本段の前記ディスプレイデバイスとマッチングされるか否かを判定し、マッチングされる場合、受信された画像データに基づいて、本段の前記ディスプレイデバイスの表示状態情報を構成し、受信された前記画像データを後段の前記ディスプレイデバイスに伝送し、マッチングされない場合、受信された前記画像データを後段の前記ディスプレイデバイスに伝送する。
【0023】
本発明の実施例の第3の態様によれば、複数の上記ディスプレイデバイスにより直列接続されてなる表示画面を含む、ディスプレイ装置を提供する。
【0024】
本発明の実施例に係るパラメータ構成方法及び該方法を用いたディスプレイデバイス並びにディスプレイ装置は以下の有利な効果を有する。
【0025】
ホストデバイスは構成タイプを画像データに暗号化し、画像伝送チャンネルによってカスケード接続されるディスプレイデバイスに伝送し、カスケード接続されるデバイスが前記画像データを復号化することにより、構成タイプを取得し、構成タイプに基づいて、デバイス番号又はデバイスパラメータを調整する。従来の技術におけるパラメータ構成方法と比べると、ディスプレイ装置の製造コストを削減し、ホストデバイスによってカスケード接続される各デバイスの番号及び表示状態を変更することができる。また、高速バスのビデオサイクルで構成パラメータを伝送し、デバイスの構成をより速く、より正確に行うことができる。
【0026】
本開示のさらなる特徴及び態様は、以下、添付の図面を参照して例示的な実施例を詳しく説明することから明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
明細書に含まれて明細書の一部を構成する図面は、明細書とともに本開示の例示的な実施例、特徴及び態様を示し、本開示の原理を説明するために用いられる。
【0028】
図1図1は、本発明の実施例によるディスプレイ装置を示す概略ブロック図である。
図2図2は、本発明の実施例によるパラメータ構成方法を示すフローチャートである。
図3図3は、本発明の実施例による、ホストデバイスとディスプレイデバイスとの間の画像伝送を示す概略ブロック図である。
図4図4は、本発明の実施例による番号タイプの構成を示す概略ブロック図である。
図5図5は、本発明の実施例による表示状態の情報構成を示す概略ブロック図である。
図6図6は、本発明の実施例によるディスプレイデバイスを示す概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0029】
以下、添付の図面を参照しながら、本開示の様々な例示的な実施例、特徴、及び態様を詳しく説明する。図面中の同じ参照番号は、同じ又は類似した機能を有する要素を示す。実施例の様々な態様が図面に示されているが、特に明記しない限り、図面は必ずしも一定の比例の縮尺で描かれてはいない。
【0030】
ここで、「例示的」という専用の単語は、「例、実施例、又は例示として用いられる」ことを意味する。ここで「例示的」として説明される任意の実施例は、他の実施例よりも優れるか又は良いと解釈されるべきではない。
【0031】
また、本開示をよりよく説明するために、以下の具体的な実施形態において多くの特定の詳細を記載している。当業者は、いくつかの特定の詳細なしで本開示が実施され得ることを理解すべきである。本開示の要旨を強調するために、いくつかの例では、当業者に周知の方法、手段、要素、及び回路が詳細に説明されていない。
【0032】
図1は、本発明の実施例によるディスプレイ装置の概略ブロック図を示す。ディスプレイ装置100は配列に配置された複数のディスプレイデバイス(以下、各ディスプレイデバイスをそれぞれディスプレイデバイスDにマークする)を含み、複数のディスプレイデバイスDは、物理的なカスケード接続及び/又は論理的なカスケード接続で接続され、例えば、各ディスプレイデバイスDは、画像伝送チャンネル(図中の矢印線で示すように)によって接続されている。
【0033】
具体的な実施例として、図1に示すように、各ディスプレイデバイスDが行ごとにカスケード接続され、ホストデバイス200が各ディスプレイデバイスDに応じて画像、ビデオなどの表示データを分割し、各ディスプレイデバイスDのカスケード接続順序に従って、分割された表示データを順つけて対応するディスプレイデバイスDで表示する。以下、本発明の実施例を具体的に説明するために、3×3アレイに配列してカスケード接続されるディスプレイデバイスD0~D8(それぞれ第1段のディスプレイデバイスから第9段のディスプレイデバイスである)を複数のディスプレイデバイスDの具体的な実施例とする。
【0034】
必要に応じて、各ディスプレイデバイスDは表示機能を有する装置、例えば陰極線管(cathode ray tube、CRT)、デジタル光処理(digital light processing、DLP)、液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、発光ダイオード(light emitting diode、LED)、有機発光ダイオード(organic light emitting diode、OLED)、量子ドット発光ダイオード(quantum dot light emitting diode、QLED)、MircoLED、MiniLEDなどのディスプレイ装置により実現できるが、これらに限定されない。
【0035】
本実施例において、各ディスプレイデバイスDは同一であってもよく、例えば、同一の構造、同一の構成、同一の用途等を有してもよい。無論、本発明の実施例はこれに限定されず、各ディスプレイデバイスは異なっていてもよいか、又は少なくとも部分的に異なっていてもよく、例えば、必要に応じて異なる構造、構成用途などのディスプレイデバイスを選択してもよい。使用するとき、異なる位置でのディスプレイデバイスの位置を任意に調整しても、通常の表示を実現することができる。
【0036】
図1では3×3アレイを例として説明したが、本発明の実施例によるディスプレイデバイスの構造はこれに限定されず、ディスプレイデバイスの数、アレイ配列方法、グループ化方法、及び接続トポロジが、必要に応じて任意に変更でき、無論、対応するデータの分割も変更可能であることは当業者にとって理解すべきである。
【0037】
図2及び図3は、本発明の実施例によるパラメータ構成方法を示すフローチャート、及びホストデバイスとディスプレイデバイスとの間の画像伝送を示す概略ブロック図である。説明の便宜上、図3ではディスプレイデバイスD0とディスプレイデバイスD1を例として説明する。以下、図2及び図3を参照して、本発明の実施例によるパラメータ構成方法について詳細に説明する。
【0038】
該パラメータ構成方法は、カスケード接続された複数のディスプレイデバイスのパラメータ構成のためにホストデバイスによって使用され、該パラメータ構成方法は前記各ディスプレイデバイスにおいて実行される。図2に示すように、該パラメータ構成方法は具体的には以下のステップを含む。
【0039】
ステップS101では、画像伝送チャンネルを介して、構成情報を含む少なくとも1つの画像データを受信する。
【0040】
本実施例において、第1段のディスプレイデバイスは画像伝送チャンネルによってホストデバイスから提供された、画像データを受信し、該画像データには構成情報が含まれ、第1段のディスプレイデバイス以外の各段のディスプレイデバイスが、それぞれ前段のディスプレイデバイスから提供された画像データを受信する。
【0041】
図3を参照し、ホストデバイス200は、構成情報をデータパケットにカプセル化し、予め構成された暗号化アルゴリズムに従って該データパケットを暗号化して、特定の順序を有する画像又はビデオを形成し、その後、画像伝送チャンネルを介してディスプレイデバイスD0に伝送する。例えば、ホストデバイス200は、構成情報を512ビットのデータパケットにカプセル化して、SHA-256で暗号化して、256ビットのハッシュ値を生成し、該データパケット及びハッシュ値を画像又はビデオに変換し、予め構成された伝送プロトコルに従って、高速バスのビデオサイクルでディスプレイデバイスD0に伝送する。
【0042】
伝送プロトコルの例には、現在又は将来のビデオ/オーディオ伝送プロトコル、例えばビデオグラフィックスアレイ(Video Graphics Array、VGA)、デジタルビジュアルインターフェース(Digital Visual Interface、DVI)、高解像度マルチメディアインターフェース(High Definition Multimedia Interface、HDMI(登録商標))、ディスプレイポート(Display Port、DP)、V-by-oneなどが含まれるが、これらに限定されない。
【0043】
さらに、SHA(Secure Hash Algorithm、セキュアハッシュアルゴリズム)は、一群の暗号学的ハッシュ関数であり、FIPSによって認定されたセキュアハッシュアルゴリズムであり、デジタルメッセージに対応する固定長文字列(メッセージダイジェストとも呼ばれる)を計算できるアルゴリズムであり、SHA-1、SHA-224、SHA-256、SHA-384及びSHA-512を含む。
【0044】
なお、本発明の実施例におけるセキュリティ暗号化方法は、上記実施例に限定されるものではなく、当業者は、具体的な状況に応じて適切な暗号化アルゴリズムを選択することができる。
【0045】
ステップS102では、構成情報を取得するために、各段のディスプレイデバイスがそれぞれ受信された画像データを処理する。例えば、各段のディスプレイデバイスは受信された画像データを復号化して解析し、それによって画像データにおける構成情報を取得することができる。
【0046】
ステップS103では、少なくとも1段のディスプレイデバイスは処理によって得られた構成情報に基づいて、パラメータ構成を実現する。
【0047】
さらに、前記パラメータ構成方法は、各段の前記ディスプレイデバイスにおいて、今回受信した前記画像データに指定されたデータが含まれているか否かを検出し、含まれている場合、本段の前記ディスプレイデバイスが今回受信した画像データに基づいて処理し、含まれていない場合、本段の前記ディスプレイデバイスが初期状態にリセットし、次回に画像データを受信することを待つことをさらに含む。
【0048】
本実施例では、ホストデバイス200によって画像伝送チャンネルを介して識別可能な非暗号化データを伝送し、このとき該チャンネルがブラインドチャンネルと呼ばれる。各段のディスプレイデバイスDが受信された画像データを復号化する前に、該ブラインドチャンネルを常に監視する必要がある。ブラインドチャンネルで今回受信した画像データには指定されたデータが含まれると検出した場合、該ディスプレイデバイスDとホストデバイス200が互いにマッチングされ、前記ディスプレイデバイスDが今回受信した画像データに基づいて処理を行い、含まれないと、前記ディスプレイデバイスDが初期状態にリセットし、次回に画像データを受信することを待つ。また、ディスプレイデバイスDとホストデバイス200とのマッチングが行われているとき、ディスプレイデバイスDとホストデバイス200とは、1回のブラインドトラックのマッチングが行われた後、マッチング状態のまま保持し、不一致が発生した場合、ディスプレイデバイスDはマッチングを終了し、次回のブラインドトラックのマッチングを待つ。
【0049】
各段のディスプレイデバイスDにブラインドマッチングが行われた後、受信された画像をSHA-256で復号化し、前記画像データから構成タイプの情報を取得する。復号化が成功し、構成タイプが該ディスプレイデバイスDとマッチングされる場合、該構成タイプを解析してデータパケットのパラメータを取得し、これらのパラメータに基づいてディスプレイデバイスの構成を完了する。
【0050】
本実施例では、画像伝送チャンネルから提供される画像データには各行のピクセルユニットとそれぞれ対応する複数グループの行データが含まれ、指定されたデータが前記複数グループの行データにおける第1グループの前記行データにあり、構成情報が前記複数グループの行データにおける第2グループの前記行データにある。
【0051】
また、前記構成タイプは少なくとも第1構成タイプ(例えば番号タイプの構成)又は第2構成タイプ(例えば表示状態の構成)を含み、本段のディスプレイデバイスDによって取得された構成タイプが第1構成タイプである場合、本段のディスプレイデバイスDが受信された画像データを更新し、更新した後の画像データを後段のディスプレイデバイスに提供する。本段のディスプレイデバイスDによって取得された構成タイプが第2構成タイプである場合、本段のディスプレイデバイスDが受信された画像データを後段のディスプレイデバイスDに伝送する。
【0052】
図4及び図5はそれぞれ本発明の実施例による番号タイプの構成及び表示状態情報の構成を示す概略ブロック図である。同様に、説明の便宜上、図4及び図5では、ディスプレイデバイスD0及びディスプレイデバイスD1を例として説明する。
【0053】
番号タイプの構成について、本段のディスプレイデバイスはまず現在の図像が後段のディスプレイデバイスに伝送されることをブロックし、受信された画像データに対してブラインドチャンネルの検出を実行し、ブラインドチャンネルがマッチングされた場合、該画像データを復号化し、画像データの構成タイプに基づいて、本段のディスプレイデバイスに番号を付けるとともに、後段のディスプレイデバイスに対する新しい番号を生成し、新しい番号に基づいて新しい画像データを取得し、その後、新しい画像データを後段のディスプレイデバイスに伝送する。
【0054】
図4に示すように、ディスプレイデバイスD0がホストデバイスから提供された画像データを受信し、現在の画像データがディスプレイデバイスD1に続いて伝送されることをブロックし、画像データに対してブラインドチャンネルの検出を行い、ブラインドチャンネルがマッチングされたと、該画像データを復号化する。ブラインドチャンネルが成功にマッチングされて画像データが正常に復号化された場合、ディスプレイデバイスD0が画像データの構成タイプを取得する。構成タイプの番号に基づいて本段のディスプレイデバイス(即ちディスプレイデバイスD0)に番号を付けるとともに、後段のディスプレイデバイス(即ちディスプレイデバイスD1)に対応する新しい番号を生成する。新しい番号をカプセル化し、予め構成された暗号化アルゴリズムに従って暗号化し、新しい画像データを生成し、新しい画像データをディスプレイデバイスD1に伝送し、ディスプレイデバイスD1が上記ステップを繰り返して行い、本段のディスプレイデバイスに対して番号構成を実行する。
【0055】
表示状態情報の構成については、各段のディスプレイデバイスは、構成タイプを含む画像データが紛失しないように、構成タイプを含む画像データを後段のディスプレイデバイスに伝送する必要がある。
【0056】
図5に示すように、ディスプレイデバイスD0がホストデバイスから提供された画像データを受信し、画像データに対してブラインドチャンネルの検出を行い、ブラインドチャンネルがマッチングされると、該画像データを復号化する。ブラインドチャンネルが成功にマッチングされて画像データが正常に復号化された場合、ディスプレイデバイスD0が画像データの構成タイプを取得する。ここで、ブラインドチャンネルのマッチング及び図像復号化方法は図4に示す実施例と同じである。ディスプレイデバイスD0は、その構成タイプが本段のディスプレイデバイスとマッチングされるか否かを判定する。マッチングが成功した場合、受信された画像データに基づいて本段のディスプレイデバイスの表示状態情報(即ちコンフィギュレーションのマッチング)を構成し、そして該画像データをディスプレイデバイスD1に伝送し、マッチングが失敗した場合、ディスプレイデバイスD0が該画像データをディスプレイデバイスD1に直接に伝送し、ディスプレイデバイスD1が上記のステップを繰り返して本段のディスプレイデバイスに対して表示状態情報の構成を行う。
【0057】
図6は本発明の実施例によるディスプレイデバイスを示す構造図である。図6に示されるデバイスは単なる例であり、本発明の実施例の機能及び使用範囲を限定するものではない。
【0058】
図6を参照して、ディスプレイデバイスDは受信モジュール111、検出モジュール112、処理モジュール113及び構成モジュール114を含む。
【0059】
受信モジュール111は、画像伝送チャンネルを介してホストデバイス又は前段の前記ディスプレイデバイスから提供された、画像データを受信し、前記画像データには構成情報が含まれている。
【0060】
第1段のディスプレイデバイスは画像伝送チャンネルを介してホストデバイスから提供された画像データを受信し、第1段後の他のディスプレイデバイスは画像伝送チャンネルを介して前段のディスプレイデバイスから提供された画像データを受信する。
【0061】
本実施例では、ホストデバイスは構成情報をデータパケットにカプセル化し、予め構成された暗号化アルゴリズムに従って該データパケットを暗号化して、特定の順序を有する画像又はビデオを形成し、そして画像伝送チャンネルを介してディスプレイデバイスDに伝送する。例えば、ホストデバイスは、構成情報を512ビットのデータパケットにカプセル化してから、SHA-256で暗号化して、256ビットのハッシュ値を生成し、該データパケット及びハッシュ値を画像又はビデオに変換し、予め構成された伝送プロトコルに従って、高速バスのビデオサイクルでディスプレイデバイスDに伝送する。
【0062】
伝送プロトコルの例には、現在又は将来のビデオ/オーディオ伝送プロトコル、例えばビデオグラフィックスアレイ(Video Graphics Array、VGA)、デジタルビジュアルインターフェース(Digital Visual Interface、DVI)、高解像度マルチメディアインターフェース(High Definition Multimedia Interface、HDMI(登録商標))、ディスプレイポート(Display Port、DP)、V-by-oneなどが含まれるが、これらに限定されない。
【0063】
検出モジュール112は、今回受信した前記画像データに指定されたデータが含まれるか否かを検出し、含まれる場合、今回受信した画像データに基づいて処理し、含まれない場合、前記ディスプレイデバイスを初期状態にリセットし、次回に画像データを受信することを待つ。
【0064】
本実施例では、ホストデバイスは画像伝送チャンネルを介して識別可能な非暗号化データを伝送し、このとき該チャンネルがブラインドチャンネルと呼ばれる。各段のディスプレイデバイスDが受信された画像データを復号化する前に、該ブラインドチャンネルを常に監視する必要がある。ブラインドチャンネルで今回受信した画像データには指定されたデータが含まれると検出した場合、前記ディスプレイデバイスDが今回受信した画像データに基づいて処理を行い、指定されたデータを検出しなかった場合、前記ディスプレイデバイスDが初期状態にリセットし、次回に画像データを受信することを待つ。
【0065】
処理モジュール113は受信された画像データを復号化する。ディスプレイデバイスDがブラインドチャンネルのマッチングを通過した後、受信された図像をSHA-256で復号化し、構成タイプに関する情報を取得する。復号化が成功して構成タイプが該ディスプレイデバイスDとマッチングされた場合、該構成タイプを解析してデータパケットのパラメータを取得し、これらのパラメータに基づいてディスプレイデバイスの構成を完了する。
【0066】
また、画像伝送チャンネルから提供された画像データには各行のピクセルユニットとそれぞれ対応する複数グループの行データが含まれ、指定されたデータが前記複数グループの行データにおける第1グループの前記行データにあり、構成情報が前記複数グループの行データにおける第2グループの前記行データにある。
【0067】
構成モジュール114は復号化によって得られた前記構成情報に基づいてパラメータ構成を実現する。前記構成タイプは少なくとも第1構成タイプ(例えばデバイス番号の構成)又は第2構成タイプ(例えばデバイスの表示状態情報の構成)を含む。
【0068】
例えば、番号タイプの構成について、構成モジュール114はまず現在の画像データが後段のディスプレイデバイスDに続いて伝送されることをブロックし、該画像データを復号化し、復号化が成功した場合、構成タイプの番号に基づいて現在のディスプレイデバイスに番号を付けるとともに、後段のディスプレイデバイスDに対応する新しい番号を生成し、新しい構成パラメータをカプセル化し、予め構成された暗号化アルゴリズムで暗号化し、新しい画像データを生成し、新しい画像データを後段のディスプレイデバイスDに伝送する。
【0069】
表示状態情報の構成について、構成モジュール114はまず現在の画像データが後段のディスプレイデバイスDに続いて伝送されることをブロックし、該画像データを復号化し、復号化が成功した場合、その構成タイプが本段のディスプレイデバイスDとマッチングされるか否かを判定し、マッチングされると、受信された画像データに基づいて本段のディスプレイデバイスの表示状態情報を構成し、該画像データを後段のディスプレイデバイスに伝送し、マッチングされないと、本段のディスプレイデバイスが該画像データを直接に後段のディスプレイデバイスに伝送する。
【0070】
前述したように、本発明の実施例によるパラメータ構成方法及び該方法を用いたディスプレイデバイス並びにディスプレイ装置において、ホストデバイスは構成タイプを画像データに暗号化し、画像伝送チャンネルを介してカスケード接続されたディスプレイデバイスに伝送し、カスケード接続されたデバイスが前記画像データを復号化して構成タイプを取得し、構成タイプに基づいてデバイス番号又はデバイスパラメータを調整する。従来の技術におけるパラメータ構成方法と比べて、ディスプレイ装置の製造コストを削減し、各カスケード接続されるデバイスの番号及び表示状態をホストデバイスによって変更でき、さらに、高速バスのビデオサイクルで構成パラメータを伝送するため、デバイスの構成をより速く、より正確に行うことができる。
【0071】
添付の図面におけるフローチャート及びブロック図は、本開示の複数の実施例に係るシステム、方法、及びコンピュータプログラム製品に実現可能なアーキテクチャ、機能、及び操作を示している。この点で、フローチャート又はブロック図の各ブロックは、モジュール、プログラムセグメント、又は命令の一部を表すことができ、前記モジュール、プログラムセグメント、又は命令の一部には、指定された論理機能を実現するための、1つ以上の実行可能な命令が含まれる。置き換えられる一部の実装では、ブロックに記載されている機能は、図面に記載されている順序とは異なる順序で発生する場合もある。例えば、2つの連続したブロックは実質的に並行して実行可能であり、関連する機能に応じて、逆の順序で実行される場合もある。なお、ブロック図及び/又はフローチャートの各ブロック、並びにブロック図及び/又はフローチャートのブロックの組み合わせは、指定された機能又は動作を実行するハードウェアベースの専用のシステムで実装でき、又は専用のハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせで実装することもできる。
【0072】
以上、本開示の各実施例を説明したが、上記の説明は例示的であり、網羅的なものではなく、開示した各実施例に限定されない。説明した各実施例の範囲及び趣旨から逸脱することなく、多くの修正及び変更が当業者には明らかである。本明細書で使用される用語は、各実施例の原理、実際の応用、又は市場上の技術的改善を最もよく説明するか、又は当業者が本明細書で開示される実施例を理解できるように選択される。
図1
図2
図3
図4
図5
図6