IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ ビズソフト株式会社の特許一覧

<>
  • 特許-情報処理サーバ 図1
  • 特許-情報処理サーバ 図2
  • 特許-情報処理サーバ 図3
  • 特許-情報処理サーバ 図4
  • 特許-情報処理サーバ 図5
  • 特許-情報処理サーバ 図6
  • 特許-情報処理サーバ 図7
  • 特許-情報処理サーバ 図8
  • 特許-情報処理サーバ 図9
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-06
(45)【発行日】2024-03-14
(54)【発明の名称】情報処理サーバ
(51)【国際特許分類】
   G06Q 40/12 20230101AFI20240307BHJP
   H04L 67/00 20220101ALI20240307BHJP
【FI】
G06Q40/12
H04L67/00
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2020105279
(22)【出願日】2020-06-18
(65)【公開番号】P2021197061
(43)【公開日】2021-12-27
【審査請求日】2022-02-28
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】316004882
【氏名又は名称】株式会社ジョブカン会計
(74)【代理人】
【識別番号】100081673
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 誠
(74)【代理人】
【識別番号】100141483
【弁理士】
【氏名又は名称】河野 生吾
(72)【発明者】
【氏名】立田 和幸
【審査官】大野 朋也
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-252643(JP,A)
【文献】特表2009-532778(JP,A)
【文献】特開2018-180602(JP,A)
【文献】特開2019-200757(JP,A)
【文献】特開2008-210192(JP,A)
【文献】特開2014-021511(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00-99/00
H04L 67/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のユーザが情報端末によって会計に関する同一のデータを編集可能な情報処理サーバであって、
会計データテーブルと複数のユーザの夫々を識別する情報であるユーザ識別情報とが記憶された記憶部と、
ネットワークを介してアクセスしてくるユーザの情報端末に対して、前記記憶部に記憶された前記ユーザ識別情報に基づいて該ユーザの識別を行うユーザ識別手段と、
前記ユーザ識別手段によって識別されたユーザの情報端末に対して、前記記憶部に記憶された会計データテーブルへのアクセスの制御を行うアクセス制御手段と、
ユーザの情報端末が前記アクセス制御手段によってアクセス可能になった前記会計データテーブルの情報を、編集可能な状態で、該情報端末に提供することにより、該ユーザに対して該会計データテーブルの編集環境を提供する編集環境提供手段と、を備え、
前記アクセス制御手段は、複数のユーザの夫々の情報端末が同一の会計データテーブルの情報に同時にアクセスすることが可能に構成され、
前記編集環境提供手段は、同一の会計データテーブルを、複数のユーザである共有ユーザの夫々の情報端末にリアルタイムで提供することが可能であり、
前記編集環境提供手段は、同一の会計データテーブルを、複数の共有ユーザの夫々の情報端末にリアルタイムで提供している最中、一の共有ユーザである被提供側ユーザの情報端末に対して、他の共有ユーザである提供側ユーザに関する情報である共有ユーザ関連情報を提供するように構成され、
同一の会計データテーブルに複数の共有ユーザがアクセスしている場合、該会計データテーブルに対して、先にアクセスした共有ユーザを提供側ユーザとし、且つ、後にアクセスした共有ユーザを被提供側ユーザとし、
前記共有ユーザ関連情報には、前記提供側ユーザ及び前記被提供側ユーザの夫々を識別することが可能な共有ユーザ識別情報が含まれ、
前記編集環境提供手段は、前記会計データテーブルを、編集可能な一覧表の形式である編集データテーブルとして、ユーザの情報端末に提供するように構成され、
前記共有ユーザ関連情報には、前記提供側ユーザがリアルタイムで編集対象としている前記編集データテーブル中のレコードを識別する編集対象識別情報が含まれ、
前記編集環境提供手段は、
被提供側ユーザの情報端末の画面に表示された編集データテーブルの何れかのレコードが更新された場合、該被提供側ユーザが更新したのか、提供側ユーザが更新したのかを判定し、画面に表示された編集データテーブルへの更新情報の反映のさせ方を異ならせるにあたり、
該編集データテーブルにおいて該被提供側ユーザが一のレコードの情報を更新したときには、その更新情報を反映された画面を直ちに表示させる一方で、該編集データテーブルにおいて提供側ユーザが一のレコードの情報を更新したときには、その更新情報を反映された画面を直ちに表示はさせない、
ように構成された
ことを特徴とした情報処理サーバ。
【請求項2】
前記編集対象識別情報が、前記提供側ユーザがリアルタイムで編集対象としている前記レコード中のフィールドの情報に設定された
請求項1に記載の情報処理サーバ。
【請求項3】
前記共有ユーザ識別情報には、提供側ユーザの情報端末の画面に表示された編集データテーブルにおいて被提供側ユーザが編集対象としているレコードのフィールドにセットされ且つ被提供側ユーザ毎に個別に設定されたカーソルの色、線種又は形の情報が含まれた
請求項に記載の情報処理サーバ。
【請求項4】
被提供側ユーザの情報端末の画面に、提供側ユーザの情報端末に表示されている画面の少なくとも一部を表示させる提供側ユーザ画面提供手段を備えた
請求項に記載の情報処理サーバ。
【請求項5】
前記編集環境提供手段は、被提供側ユーザ側の情報端末の画面に、共有ユーザ識別情報に基づいて提供側ユーザを示すアイコンを表示し、
前記提供側ユーザ画面提供手段は、提供側ユーザを示すアイコンを選択することによって、選択した提供側ユーザの情報端末が表示している編集データテーブルの画面が表示されるように構成された
請求項に記載の情報処理サーバ。
【請求項6】
前記ユーザ識別情報は、ユーザの認証を行うためのユーザ認証情報であり、
前記ユーザ識別手段は、前記ユーザ認証情報に基づくユーザの認証を行うように構成された
請求項1乃至の何れかに記載の情報処理サーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、会計に関する情報を処理する情報処理サーバに関する。
【背景技術】
【0002】
従来ある会計に関する情報処理装置として、仕訳データの入力を補助したり、会計データをクラウド化することにより会計データへのアクセスを容易にしたりする機能を有するものが従来公知であるが、これらの機能を用いたとしても、社内に会計処理の専門的な知識を有するものによるチェックが必要不可欠であり、スムーズな会計処理の実行が困難な場合がある。
【0003】
このような問題を改善するため、ネットワークを介して、会計データに複数人での取引データを会計処理するユーザ側と、発生した取引データを会計処理する会計担当側の
特許文献1に記載の情報処理サーバが従来公知である。
【0004】
上記文献によれば、情報処理サーバに記録された会計データを、日々の仕訳データを入力するユーザと、会計の専門知識を有するユーザとの共同で編集することができるため、より効率的に会計処理を行うことができるものであるが、日々の仕訳データの入力を実行するユーザと、会計データを適宜修正するユーザとを明確に分けており、複数のユーザによって同時に前記情報処理サーバ上の会計データの編集することは想定されておらず、前記会計データを複数のユーザでコミュニケーションを取りながら同時に編集するといった作業はできないという課題があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】特開2018-206289号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前記情報処理サーバ内に記憶された会計データテーブルを、該情報処理サーバに同時に接続された複数のユーザによって行う編集作業をよりスムーズ且つ快適に行うことができる情報処理サーバを提供することを課題としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記課題を解決するため、本発明の情報処理サーバは、複数のユーザが情報端末によって会計に関する同一のデータを編集可能な情報処理サーバであって、会計データテーブルと複数のユーザの夫々を識別する情報であるユーザ識別情報とが記憶された記憶部と、ネットワークを介してアクセスしてくるユーザの情報端末に対して、前記記憶部に記憶された前記ユーザ識別情報に基づいて該ユーザの識別を行うユーザ識別手段と、前記ユーザ識別手段によって識別されたユーザの情報端末に対して、前記記憶部に記憶された会計データテーブルへのアクセスの制御を行うアクセス制御手段と、ユーザの情報端末が前記アクセス制御手段によってアクセス可能になった前記会計データテーブル情報を、編集可能な状態で、該情報端末に提供することにより、該ユーザに対して会計データテーブルの編集環境を提供する編集環境提供手段とを備え、前記アクセス制御手段は、複数のユーザの夫々の情報端末が同一の会計データテーブルの情報に同時にアクセスすることが可能に構成され、前記編集環境提供手段は、同一の会計データテーブルを、複数のユーザである共有ユーザの夫々の情報端末にリアルタイムで提供することが可能であり、前記編集環境提供手段は、同一の会計データテーブルを、複数の共有ユーザの夫々の情報端末にリアルタイムで提供している最中、の共有ユーザである被提供側ユーザの情報端末に対して、他の共有ユーザである提供側ユーザに関する情報である共有ユーザ関連情報を提供するように構成され、前記共有ユーザ関連情報には、前記提供側ユーザを識別することが可能な共有ユーザ識別情報が含まれたことを特徴とする。
【0008】
同一の会計データテーブルに複数の共有ユーザがアクセスしている場合、該会計データテーブルに対して、先にアクセスした共有ユーザを提供側ユーザとし、且つ、後にアクセスした共有ユーザを被提供側ユーザとし、前記共有ユーザ関連情報には、前記提供側ユーザ及び前記被提供側ユーザの夫々を識別することが可能な共有ユーザ識別情報が含まれるものとしてもよい。
【0009】
前記編集環境提供手段は、前記アクセス情報を、編集可能な一覧表の形式である編集データテーブルとして、ユーザの情報端末に提供するように構成され、前記共有ユーザ関連情報には、前記提供側ユーザがリアルタイムで編集対象としている前記編集データテーブル中のレコードを識別する編集対象識別情報が含まれたものとしてもよい
【0010】
前記編集対象識別情報が、前記提供側ユーザがリアルタイムで編集対象としている前記レコード中のフィールドの情報に設定されたことを特徴とする。
【0011】
前記共有ユーザ識別情報には、提供側ユーザの情報端末の画面に表示された編集データテーブルにおいて被提供側ユーザが編集対象としているレコードのフィールドにセットされ且つ被提供側ユーザ毎に個別に設定されたカーソルの色、線種又は形の情報が含まれたものとしてもよい
【0012】
前記編集環境提供手段は、被提供側ユーザの情報端末の画面に表示された編集データテーブルの何れかのレコードが更新された場合該被提供側ユーザが更新したのか、提供側ユーザが更新したのかを判定し、画面に表示された編集データテーブルへの更新情報の反映のさせ方を異ならせるように構成されたものとしてもよい
【0013】
編集データテーブルにおいて該被提供側ユーザが一のレコードの情報を更新したときには、その更新情報を反映された画面直ちに表示させる一方で、該編集データテーブルにおいて提供側ユーザが一のレコードの情報を更新したときには、その更新情報を反映された画面該画面に直ちに表示はさせないものとしてもよい
【0014】
提供側ユーザの情報端末の画面に、提供側ユーザの情報端末に表示されている画面の少なくとも一部を表示させる提供側ユーザ画面提供手段を備えたものとしてもよい
【0015】
前記編集環境提供手段は、被提供側ユーザ側の情報端末の画面に、共有ユーザ識別情報に基づいて提供側ユーザを示すアイコンを表示し、前記提供側ユーザ画面提供手段は、提供側ユーザを示すアイコンを選択することによって、選択した提供側ユーザの情報端末が表示している編集データテーブルの画面が表示されるように構成されたものとしてもよい
【0016】
前記ユーザ識別情報は、ユーザの認証を行うためのユーザ認証情報であり、前記ユーザ識別手段は、前記ユーザ認証情報に基づくユーザの認証を行うように構成されたものとしてもよい
【発明の効果】
【0017】
前記情報処理サーバは、複数のユーザの情報端末が接続された場合に、各ユーザの情報端末間で前記共有ユーザ識別情報を含む前記共有ユーザ関連情報を共有するように構成したことにより、前記情報処理サーバ内の前記会計データを該情報処理サーバに同時に接続された複数のユーザによって編集する作業をよりスムーズ且つ快適に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1】本発明を適用した情報処理サーバを用いた会計処理システムの概念図である。
図2】本発明の会計処理装置を適用した会計処理コンピュータの構成を示すブロック図である。
図3】情報処理サーバの記憶装置内のデータ構造を説明するモデル図である。
図4】会計処理システムの処理内容を示すフロー図である。
図5】情報端末側の表示画面に提供された編集環境を示したモデル図である。
図6】情報端末側の表示画面に提供された編集環境を示したモデル図である。
図7】情報端末側の表示画面に提供された編集環境を示したモデル図である。
図8】編集環境提供手段による画面更新処理を示したフロー図である。
図9】更新アイコンの例を示した図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は、本発明を適用した情報処理サーバを用いた会計処理システムの概念図である。本会計処理システムは、情報処理サーバ10に記録された会計データテーブルの編集作業を、ネットワークを介して接続された複数のユーザの情報端末を用いて同時に実行できるとともに、会計データテーブルの編集作業を同時に行うユーザ間で作業情報(共有情報)を共有することによって、該会計データテーブルの編集作業をより効率的に行うことができるように構成されたものである。
【0020】
この会計処理システムは、センタ施設に設置されて各種情報が集約された一又は複数の情報処理サーバ10と、複数のユーザがそれぞれ所有するデスクトップPC、ノートPC、タブレット端末等の情報端末30とを備えている。情報処理サーバ10と、各情報端末30とは、インターネット等のグローバルなネットワーク20を介して接続されている(図1参照)。
【0021】
ユーザは、前記情報端末30(被提供側情報端末30A)を介して、情報処理サーバ10に接続することにより、該情報処理サーバ10から管理中の会計データテーブルから編集可能な情報を制御した編集データテーブルを含む編集環境を取得することができる。また、該被提供側情報端末30Aは、編集環境とともに、同じ会計データテーブルを編集可能な状態で接続している他のユーザ(共有ユーザ)の情報端末30(提供側情報端末30B)の作業情報(共有情報)を取得することができるように構成されている。
【0022】
ちなみに、各情報端末30は、会計データテーブルを編集可能にした編集環境が提供される被提供側情報端末30Aとなると同時に、同じ会計データテーブルを同時に編集している他のユーザ(共有ユーザ)に対して、自身の共有情報(作業情報)を提供する提供側情報端末30Bにもなるように構成されている。
【0023】
これにより、本会計処理システムは、情報処理サーバ10上の会計データテーブルを複数のユーザによって同時に編集作業を行うことができるとともに、各ユーザは、同時に編集作業を実行している共有ユーザの共有情報(具体的には、同時に作業している共有ユーザの情報や、該共有ユーザがどの項目を選択、編集しているかを示す作業情報等)をリアルタイムで取得することができるため、会計データテーブルの効率的な編集環境の提供を実現することができる。具体的には以下説明する。
【0024】
次に、図1乃至4に基づき、本会計処理システムの構成を説明する。図2は、本発明の情報処理サーバの構成を示すブロック図である。
【0025】
前記情報処理サーバ(会計処理装置)10は、CPUやRAM等を含み且つプログラムの実行によって各種機能を実装する処理ユニット(制御部)11と、各種情報が記憶されるHDD又はSSD等から構成された記憶装置(記憶部)12と、マウス及びキーボード等から構成され且つ各種情報を入力するインターフェースである入力手段13と、ディスプレイ及びスピーカ等から構成され且つ各種情報を出力する出力インターフェースである出力手段14と、ネットワーク20を介した無線通信又は有線通信を可能とするネットワークインターフェースである通信手段15と、を備えている。
【0026】
前記処理ユニット11は、ユーザの識別を前記記憶装置12に予め記憶されたユーザ識別情報に基づいて行うユーザ識別手段11aと、該ユーザ識別手段11aによって識別されたユーザの情報端末に対して前記記憶装置12に記憶された会計データテーブル12bへのアクセスを制御するアクセス制御手段11bと、該アクセス制御手段11bによってアクセス可能になった前記会計データテーブル12b内のアクセス情報を、編集可能な状態で前記情報端末30に提供することにより、該ユーザに対して前記会計データテーブル12bの編集環境を提供する編集環境提供手段11cと、該ユーザ識別手段11aによって識別されたユーザの情報端末に対して、他のユーザの表示画面の少なくとも一部を表示させる画面提供手段11dとを有している。
【0027】
上記アクセス制御手段11bは、情報処理サーバ10に接続した被提供ユーザの情報端末30に対して、前記会計データテーブル12bにアクセス可能な情報を制御する他、前記情報処理サーバ10内の前記会計データテーブル12bに同時にアクセスしている提供ユーザの情報端末30(提供側情報端末)から共有ユーザ間で共有する共有情報を取得きるように構成されている。詳しくは後述する。
【0028】
上記編集環境提供手段11cは、前記編集環境を提供する被提供ユーザの情報端末30に対して、前記会計データテーブル12bを編集可能にする編集環境とともに、該被提供ユーザ以外の共有ユーザ(提供ユーザ)に関する前記共有情報をまとめた共有ユーザ関連情報を提供するように構成されている。詳しくは後述する。
【0029】
また、前記処理ユニット11は、借方金額及び貸方金額の情報が含まれた複式簿記形式の仕訳データを、一又は複数の会計レコードとして記憶装置12に記憶する会計データ記憶処理を行う会計データ記憶手段11fと、ネットワーク20を介して情報端末30から送信されてくる会計レコードを取得する会計データ取得処理を行う会計データ取得手段11gと、記憶装置12に記憶された会計レコード(仕訳データ)に基づいて各種会計データを生成する会計データ生成手段11eとを有している。
【0030】
前記記憶装置12には、各情報端末30を介して入力された前記会計レコードと、該会計レコードに基づいて生成された会計情報とが順次記憶されるデータ記憶領域である前記会計データテーブル12bと、前記会計データテーブル12bの中から前記編集環境提供手段によって編集可能に制御されたアクセス情報を一覧表形式にしたものが順次記憶されるデータ記憶領域である編集データテーブル12cと、前記情報処理サーバ10に接続するユーザに関する前記ユーザ識別情報等が記憶されるデータ領域であるユーザデータテーブル12aとが設けられている。
【0031】
図3は、情報処理サーバの記憶装置内のデータ構造を説明するモデル図である。前記記憶装置12には、各ユーザの情報を格納する前記ユーザデータテーブル12aと、ユーザが管理する会計情報が格納される会計データテーブル12bと、ログインしたユーザがアクセス可能な前記会計データテーブル内の情報であるアクセス情報を格納する編集データテーブル12cとがデータ領域として確保されている。
【0032】
前記ユーザデータテーブル12aは、イニシャルIDとして「ユーザID」を有し、その他のフィールドとしてユーザ名を格納する「ユーザ名」と、ユーザが会計処理システムにログインするためのパスワードを格納する「パスワード」と、ユーザに関するその他の詳細情報を格納する「詳細情報」とを有している。該詳細情報には、ユーザ個人を特定する氏名又は名称、住所情報、ユーザが管理している帳簿の概要情報等が含まれる。
【0033】
前記会計データテーブル12bは、イニシャルIDとして「会計ID」を有し、その他のフィールドとして、特定の会計データテーブルを編集可能なユーザの「ユーザID」と、その会計データテーブル12bを構成する会計情報が格納される「会計情報」と、その他の詳細情報を格納する「詳細情報」とを有している。
【0034】
このように、ユーザデータテーブル12aのイニシャルIDであるユーザIDが会計データテーブル12bに引用され、該ユーザデータテーブル12aに記憶された上記ユーザのレコードが、会計データテーブル12bから参照される。すなわち、ユーザデータテーブル12aと、会計データテーブル12bとが一対多のリレーションシップによってリンクされ、一のユーザに対して複数の会計データテーブルが登録可能になっている。
【0035】
前記編集データテーブル12cは、イニシャルIDとして「編集ID」を有し、その他のフィールドとして、編集する会計情報のイニシャルIDを格納する「会計ID」と、編集対象の前記会計データテーブル中で編集可能な情報であるアクセス情報と、その会計情報の詳細情報を格納する「詳細情報」と、編集可能な前記会計データテーブルに同時にログインした共有ユーザに関する共有情報である「共有ユーザ関連情報」と、その会計情報の編集作業を実行するユーザのイニシャルIDを格納する「ユーザID」とを有している。
【0036】
すなわち、会計データテーブル12bと、編集データテーブル12cとは、一対多のリレーションシップが設定されている。また、ユーザデータテーブル12aと、編集データテーブル12cとも一対多のリレーションシップが設定されている。
【0037】
上記会計情報(会計データテーブル12b)を構成するアクセス情報(編集データテーブル12c)は、ユーザの情報端末を介して入力された仕訳情報(具体的には仕訳日記帳、振替伝票等の仕訳データ)が記録された仕訳データテーブルと、該仕訳情報を基に生成された総勘定元帳情報が記録された元帳データテーブルと、該仕訳情報(元帳情報)を基に前記会計データ生成手段を用いて生成された試算表情報が記録された試算表データテーブルと、上述のデータを基に前記会計データ生成手段を用いて生成された決算情報である財務諸表データテーブル(決算書データテーブル)とを含んでいる。
【0038】
これにより、該会計情報を構成する元帳データテーブルと、試算表データテーブルと、財務諸表データテーブルとは、同一の仕訳データテーブルから生成されるため、それぞれに基になった仕訳データテーブル内にある会計レコードと関連する会計レコードを有している。
【0039】
上記共有ユーザ関連情報は、同じ会計データテーブルに同時にアクセスしている共有ユーザを識別可能にする共有ユーザ識別情報と、前記共有ユーザが編集しているアクセス情報の中で選択中又は編集中のレコードを識別可能にする編集対象識別情報とを含んでいる。詳しくは後述する。
【0040】
次に、図4に基づき、前記情報処理サーバを用いた会計処理システムについて説明する。図4は、会計処理システムの処理内容を示すフロー図である。同図に示す会計処理システムは、まず、ユーザが、被提供側情報端末30Aからウェブブラウザ等を用いて、自己のユーザID又はユーザ名と、パスワードとを入力するログイン処理(S101)を実行する。
【0041】
続いて、情報処理サーバ10のユーザ識別手段11aは、前記ログイン処理時に入力されたユーザID又はユーザ名と、パスワードとが正しいか否かを、ユーザデータテーブル記憶されているユーザ識別情報に基づいて確認するユーザ識別処理(S102)を実行する。
【0042】
なお、ユーザ識別処理を実行した後、情報処理サーバ10にログインしたユーザIDが複数の会計データテーブル12bが編集可能なユーザであった場合には、情報処理サーバ10が、いずれの会計データテーブル12bを編集するかを提示する処理と、被提供側情報端末30Aからどの会計データテーブル12bを編集するかを選択する処理を設けても良い(図示しない)。
【0043】
続いて、情報処理サーバ10の編集環境提供手段11cは、前記ユーザ識別処理によって接続された会計データテーブルに既に接続して編集作業を実行している他のユーザ(共有ユーザ)の有無を確認するとともに、共有ユーザがいる場合には、提供側情報端末30Bから必要な共有情報を要求する共有情報の要求処理(S103)を実行する。
【0044】
続いて、共有情報の要求処理を受けた共有ユーザ側の情報端末30(提供側情報端末30B)は、情報処理サーバ10に前記共有ユーザ関連情報の出力処理(S104)を実行する。このとき、該共有ユーザ関連情報には、少なくとも、共有ユーザを識別することが可能な前記共有ユーザ識別情報と、該共有ユーザがリアルタイムで編集対象としている前記編集データテーブル中のレコードを識別する編集対象識別情報とを含む。
【0045】
続いて、情報処理サーバ10の編集環境提供手段11cは、提供側情報端末30Bから出力された前記共有ユーザ関連情報を取得(S105)した後、被提供側情報端末30Aに対して、会計データテーブルの中から編集可能な情報をまとめた編集データテーブルを含む編集環境を、該共有ユーザ関連情報とともに提供する処理(S106)を実行する。
【0046】
続いて、被提供側情報端末30Aは、情報処理サーバ10から提供された編集環境を取得(S106)することによって、ウェブブラウザ上に編集環境を表示することができる。その後、被提供側情報端末30Aは、ウェブブラウザを介して情報処理サーバ10によって管理している会計データテーブル12b(編集データテーブル12c)の編集作業が実行(S107)可能な状態となる。
【0047】
以上により、本会計処理システムは、ユーザの被提供側情報端末30Aに対して、情報処理サーバ10上の記憶装置12に記憶した会計データテーブル12b(同一の会計情報)を、複数の共有ユーザによって同時に編集可能であって且つ、同一の会計データテーブル12bを同時に編集している共有ユーザの共有ユーザ関連情報も確認可能な編集環境を提供することができる(特にS103~S107)。
【0048】
該編集環境提供手段11cによって情報端末30のウェブブラウザ上に提供された編集環境によれば、ユーザは、被提供側情報端末30Aを介して会計データテーブル12bの編集作業をしている際に、該会計データテーブル12b(同一の会計情報)にアクセスしている他の共有ユーザを識別する共有ユーザ識別情報と、共有ユーザが選択・編集している会計レコードの場所を示す編集対象識別情報をリアルタイムに更新しながら取得することができるように構成されている。編集環境提供手段11cによって提供される共有ユーザ関連情報の具体的な表示例については、後述する。
【0049】
また、前記編集環境提供手段11cによって、前記会計データテーブルの編集環境が提供されたユーザ側の被提供側情報端末30Aは、他のユーザの情報端末30に対して、自身を識別するユーザ識別情報と、自身が選択、編集中のレコードを識別する編集対象識別情報とを、情報処理サーバ10へ提供する提供側情報端末30Bとしても機能するように構成されている。
【0050】
次に、図5乃至10に基づき、前記編集環境提供手段について説明する。図5乃至7は、情報端末側の表示画面に提供された編集環境を示したモデル図である。
【0051】
図示する例では、前記編集環境提供手段11cによって被提供側情報端末30A(の表示画面上)のウェブブラウザ等に提供された会計データテーブル12bの編集環境には、管理・編集する前記会計情報(アクセス情報、編集データテーブル)の中から選択されたデータテーブル(図示する例では仕訳日記帳:仕訳データテーブル)を表示するメイン表示部31と、該メイン表示部31の左右一方(図示する例では左)側に配置された帯状の表示切替部32と、該メイン表示部31の上部左右一方(図示する例では右)側に配置されて同時にログインしている共有ユーザ識別情報を表示する共有ユーザ情報表示部33とが設けられている。なお、前記メイン表示部31には、共有ユーザが選択・編集中の会計レコードを示す編集対象識別情報が表示されるように構成されている(図5乃至7等参照)。
【0052】
前記表示切替部32は、前記メイン表示部31に表示する会計情報(編集データテーブル)を選択する選択ボタン部が上下方向に並べて配置されている。具体的には、「振替伝票」、「仕訳日記帳」、「金融機関連係」、「元帳」、「試算表」、「財務諸表」等と記載された選択ボタン部が上下に並べて配置されており、何れかの選択ボタン部を選択・実行することによって、前記メイン表示部に表示する会計情報(編集データテーブル)を切換ることができる。
【0053】
前記共有ユーザ情報表示部33は、前記共有ユーザ識別情報として、自身以外に当該会計データテーブルにアクセスしている共有ユーザを識別する識別アイコン33A,33Bが表示されている。図示する例では、円の中にユーザ名の頭文字等の情報を配置した識別アイコンが設けられている。
【0054】
該識別アイコンは、アイコンに表示された文字情報の他、共有ユーザ毎に色や線の種類を分けることによって識別し易くなるように構成しても良い(図5等参照)。
【0055】
また、該識別アイコン33A,33Bは、マウス等によって操作されるポインタを該識別アイコン上に操作することによって、識別アイコン33A,33Bによって識別される共有ユーザの詳細情報が記載された共有ユーザ情報表示枠34がポップアップされるように構成されている(図6参照)。
【0056】
該共有ユーザ情報表示枠34に表示される共有ユーザの詳細情報としては、選択された共有ユーザのユーザ名(図示する例では田中花子)や、該共有ユーザが開いている会計情報(図示する例では仕訳日記帳、振替伝票)といった共有情報を閲覧することができるように構成されている(図6参照)。
【0057】
ちなみに、前記画面提供出手段(提供側ユーザ画面提供手段)11dは、前記共有ユーザ情報表示部33に表示された識別アイコン33や、前記共有ユーザ表示枠34内で示された表示中の編集データテーブルの情報を、マウスで操作されるポインタ等で選択・実行することによって、選択した共有ユーザの情報端末で表示(提供)している編集データテーブルの画面が表示されるように構成されている。
【0058】
該構成によれば、ユーザは、編集中の編集データテーブルを、共有ユーザが編集中の編集データテーブルへとスムーズに切換えることができるため、複数人のユーザによる会計データテーブル(アクセス情報、編集データテーブル)の編集作業をより効率的に行うことができる。
【0059】
さらに、前記編集環境提供手段11cは、音声通話やチャット、WEB会議システム等を組み込んだり連係させたりすることにより、ユーザと、共有ユーザとの間で連絡をスムーズに取り合うことができるように構成することで、上記の編集作業の効率をより向上させることができる。
【0060】
前記メイン表示部31は、前記表示切替部32の選択ボタン部により、「振替伝票」や「仕訳日記帳」が選択された場合には、これに相当する仕訳データテーブルが表示され、「元帳」が選択された場合には、元帳データテーブルが表示され、「試算表」が選択された場合には、試算表データテーブルが表示され、「決算書」が選択された場合には、決算書データテーブルが表示される。
【0061】
ちなみに、被提供側情報端末30Aのウェブブラウザは、前記メイン表示部31を表示可能な表示枠を別枠で複製したり、同一枠内でタブ表示可能にしたりすることによって、会計情報を構成する異なるデータテーブルを複数同時に表示(起動)させることもできる(図示しない)。
【0062】
図示する例では、「仕訳日記帳」を選択・実行したことにより、前記メイン表示部31に仕訳日記帳が表示されている。該メイン表示部31に表示された会計データテーブル12bのデータ構造について説明すると、該会計データテーブル(仕訳データテーブル)に設けられた項目(言い換えると、一の会計レコードを構成するフィールド)には、一の取引の日付と伝票番号が記載される「日付・伝番」と、一の取引の借方の勘定項目である「借方科目」と、該取引の借方の金額の情報である「金額」と、一の取引の貸方の勘定科目である「貸方科目」と、該取引の貸方の金額の情報である「金額」と、一の取引の概要が記載される「概要」とが設けられている。
【0063】
この会計データテーブルのデータ構造は、一の取引を複数のレコードで記述することが可能な複合仕訳の形式に対応している。これにより、一の会計レコードが、一行にまとめて記述され、一の仕訳情報が追記される度に、一行に記載される一の会計レコードを列方向に順次並べて記載していくことができる。
【0064】
ちなみに、前記編集環境提供手段11cは、図示されるように、ユーザが所定の会計レコードを編集するために、任意の会計レコードを選択した場合には、選択された一の会計レコードのカーソルを強調表示することにより、ユーザが所定の会計レコードを選択したことが明確に分かるように構成されている。図示する例では、ユーザは、伝票番号10の会計レコードを選択している(図5乃至7等参照)。
【0065】
このとき、ユーザによって選択された会計レコードは、そのカーソル(外枠)を太く表示したり、該外枠の色を変えたり、フィールドに色を付けたりすることによって、一の会計レコードを強調表示する。なお、会計レコードの強調方法はこれらに限られない。
【0066】
また、前記編集環境提供手段11cは、図示されるように、前記共有ユーザが、所定の会計レコードを編集するために、任意の会計レコードを選択している場合には、共有ユーザがどの会計レコードを選択中又は編集中であるかが明確に分かるように構成されている。
【0067】
図示する例では、被提供側端末30Aを利用しているユーザは、共有ユーザ1(田中花子)は、仕訳日記帳の伝票番号3の会計レコードを選択しており、共有ユーザ2は、仕訳日記帳の伝票番号5を選択していることを確認することができる。これにより、編集環境上に上述の共有ユーザの編集対象識別情報を反映させることができる(図5乃至7参照)。
【0068】
このとき、共有ユーザによって選択された会計レコードを、該会計レコードのカーソルを共有ユーザ毎に違う色や、線種(点線、破線等)、太さ等の視覚情報を変更しつつ強調表示することによって、どの共有ユーザがどの会計レコードを選択中又は編集中であるかを一目で確認することができるように構成されている。
【0069】
また、前記編集環境提供手段11cは、図7で示されるように、共有ユーザが選択中又は編集中であることを示す強調表示がされた会計レコードの枠内に、マウス等によって操作されるポインタを操作することによって、会計レコードのカーソル上に、共有ユーザのうちの誰が選択しているかを示すユーザ名が表示される表示枠36がポップアップするように構成しても良い。
【0070】
また、前記編集対象識別情報について、共有ユーザが、ユーザと異なる(編集)データテーブルを表示して編集中であった場合であっても、異なるデータテーブル間で、同一の仕訳情報を示す会計レコードが選択されていた場合には、ユーザ側の前記メイン表示部31に表示されたデータテーブル内の会計レコードに、共有ユーザが他のデータテーブル内で選択中の会計レコードと同一の仕訳情報からなる会計レコードを選択中であることを表示することができるように構成されている。
【0071】
具体的に説明すると、例えば、ユーザ側の情報端末30Aでは、仕訳日記帳を示すデータテーブルが表示され、共有ユーザ側の情報端末30Bでは、総勘定元帳を示すデータテーブルが表示されている場合において、共有ユーザ側の総勘定元帳で選択された一の会計レコードと同一の仕訳を示す一の会計レコードが仕訳日記帳側に表示されている場合には、ユーザ側の情報端末30Aに表示されている仕訳日記帳のデータテーブル内で共有ユーザが選択している会計レコードと対応している会計レコードに、共有ユーザが編集中である旨の表示をするように構成されている。
【0072】
次に、図8及び図9に基づき、前記編集環境提供手段による編集後の画面更新処理のフローについて説明する。図8は、編集環境提供手段による画面更新処理を示したフロー図である。
【0073】
前記編集環境提供手段11cによって、ユーザの情報端末30Aへの編集環境の提供が開始された場合には、画面更新処理が開始される。情報端末30のウェブブラウザ上の前記メイン表示部31に会計情報を構成するデータテーブル12bの表示が開始された場合には、データテーブル12bの表示を開始した時間を記録する処理(ステップS201)を行う。
【0074】
続いて、前記メイン表示部31へ表示されているデータテーブル12bを構成する会計レコードの何れかが編集されたことが検出された場合には、編集したユーザ、編集した会計レコード、編集内容、編集時間等からなる編集情報を取得(S202)する。
【0075】
続いて、データテーブル12bの表示を開始した時間より後に実行された会計レコードの編集作業が、ユーザ自身で行ったものか、共有ユーザによって行われたものかを確認する(S203)。
【0076】
続いて、会計レコードの編集がユーザ自身で実行されたものであった場合には、ユーザの情報端末30上の前記メイン表示部31に表示されるデータテーブルの表示は、編集後の内容に即時に更新する処理を行う(S204)。
【0077】
なお、会計レコードの編集が共有ユーザによって実行されたものであった場合には、ユーザの情報端末上の前記メイン表示部31に表示されるデータテーブルの表示は、即時の更新は実行されず、編集が実行された会計レコードに内容が編集されたことを示す更新アイコン37を表示する処理を行う(S205)。
【0078】
すなわち、前記編集環境提供手段11cは、ユーザが被提供側情報端末30Aを介して前記会計データテーブル12b(編集データテーブル12c)を編集する際に、ユーザ自身が一の会計レコードを編集した場合には、ウェブブラウザ上の前記メイン表示部31に表示されるデータテーブルの表示をすぐに更新する一方で、他のユーザ(共有ユーザ)が一の会計レコードを編集した場合には、該当する会計レコードに更新アイコンを表示するのみで、前記メイン表示部31に表示されるデータテーブルの表示の更新は行われないように構成されている。なお、共有ユーザによる更新を即時反映するように画面表示を更新するように処理しても良い。
【0079】
図9に基づき、共有ユーザによって会計レコードの編集が実行された際に、前記メイン表示部のデータテーブルに表示するアイコンの例を説明する。図9は、更新アイコンの例を示した図である。
【0080】
図示されるように、ユーザ自身以外の共有ユーザによって一の会計レコードの編集作業が実行された場合には、編集された会計レコードの枠内に更新アイコン37が表示される。図示する例では、仕訳日記帳の伝票番号8が編集されている。
【0081】
この場合、編集環境提供手段11cは、マウス等で操作されるポインタを用いて前記更新アイコン37をクリックする操作が検出された場合に、被提供側情報端末30A側の前記メイン表示部31に表示されたデータテーブルの表示内容の更新を実行するように構成されている。
【符号の説明】
【0082】
10 情報処理サーバ
11 処理ユニット(制御部)
11a ユーザ識別手段
11b アクセス制御手段
11c 編集環境提供手段
11d 画面提供出手段(提供側ユーザ画面提供手段)
12 記憶装置(記憶部)
12b 会計データテーブル
12c 編集データテーブル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9