(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-06
(45)【発行日】2024-03-14
(54)【発明の名称】無線デバイスの通信方法、無線デバイス及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
(51)【国際特許分類】
H04W 76/14 20180101AFI20240307BHJP
H04W 84/20 20090101ALI20240307BHJP
H04W 84/10 20090101ALI20240307BHJP
H04W 72/0446 20230101ALI20240307BHJP
【FI】
H04W76/14
H04W84/20
H04W84/10 110
H04W72/0446
(21)【出願番号】P 2022581317
(86)(22)【出願日】2020-09-01
(86)【国際出願番号】 CN2020112795
(87)【国際公開番号】W WO2022047612
(87)【国際公開日】2022-03-10
【審査請求日】2022-12-27
(73)【特許権者】
【識別番号】522412976
【氏名又は名称】深▲セン▼市中科藍訊科技股▲フン▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Shenzhen Bluetrum Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】1301-1 Building A, Zhihui Square, No.4068 Qiaoxiang Road, Gaofa Community, Shahe Street, Nanshan District, Shenzhen, 518052, Guangdong, P.R.China
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】劉助展
(72)【発明者】
【氏名】劉境発
(72)【発明者】
【氏名】林錦鴻
(72)【発明者】
【氏名】呉瀚平
(72)【発明者】
【氏名】孔繁波
【審査官】松野 吉宏
(56)【参考文献】
【文献】中国特許出願公開第111107526(CN,A)
【文献】特開2019-193258(JP,A)
【文献】特開2020-046657(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第02844000(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04B 7/24 - 7/26
H04W 4/00 - 99/00
3GPP TSG RAN WG1-4
SA WG1-4
CT WG1、4
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マスタデバイスとスレーブデバイスを備える無線デバイスの通信方法であって、前記マスタデバイスが第1のブルートゥースリンクを介して端末と通信を確立し、かつ第2のブルートゥースリンクを介して前記スレーブデバイスと通信を確立して、前記第2のブルートゥースリンクを介して前記スレーブデバイスに前記第1のブルートゥースリンクのリンク情報を送信しており、前記スレーブデバイスが前記第1のブルートゥースリンクを傍受することにより、前記端末が前記マスタデバイスに送信したブルートゥースデータを受信しており、前記無線デバイスの通信方法は、
前記無線デバイスのマスタデバイスとスレーブデバイスの一方を固定の権限管理側として設定することと、
前記権限管理側が現在のタイムスロットにおいて端末から送信されたブルートゥースデータを成功的に受信した場合には、前記権限管理側は他方に現在のタイムスロットの応答側となるように通知することと、
前記権限管理側が現在のタイムスロットにおいて端末から送信されたブルートゥースデータを成功的に受信しない場合には、前記権限管理側は現在のタイムスロットの応答側となることとを含み、
ここで、前記応答側が前記第1のブルートゥースリンクによって前記端末に、ブルートゥースデータに対する前記無線デバイスの受信結果を指示するための応答メッセージを送信することを含むことを特徴とする無線デバイスの通信方法。
【請求項2】
マスタデバイスとスレーブデバイスを備える無線デバイスの通信方法であって、前記マスタデバイスが第1のブルートゥースリンクを介して端末と通信を確立し、かつ第2のブルートゥースリンクを介して前記スレーブデバイスと通信を確立して、前記第2のブルートゥースリンクを介して前記スレーブデバイスに前記第1のブルートゥースリンクのリンク情報を送信しており、前記スレーブデバイスが前記第1のブルートゥースリンクを傍受することにより、前記端末が前記マスタデバイスに送信したブルートゥースデータを受信しており、前記無線デバイスの通信方法は、
現在のタイムスロットの前のタイムスロットにおける応答側が現在のタイムスロットにおいてブルートゥースデータを成功的に受信した場合には、前のタイムスロットにおける応答側は他方に現在のタイムスロットの応答側となるように通知することと、
現在のタイムスロットの前のタイムスロットにおける応答側が現在のタイムスロットにおいてブルートゥースデータを成功的に受信しない場合には、前のタイムスロットにおける応答側は引き続き現在のタイムスロットの応答側となることとを含み、
ここで、前記応答側が前記第1のブルートゥースリンクによって前記端末に、ブルートゥースデータに対する前記無線デバイスの受信結果を指示するための応答メッセージを送信することを特徴とする無線デバイスの通信方法。
【請求項3】
前記無線デバイスは、予め設定される時間間隔で権限のリセットを実行して、マスタデバイスまたはスレーブデバイスを現在のタイムスロットの応答側として指定するようにすることをさらに含むことを特徴とする
請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記予め設定される時間間隔は、前記端末が最大の試行回数で同一のブルートゥースデータを送信するのに要する時間より小さいことを特徴とする
請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記応答側が前記端末に応答メッセージを送信するときに、他方は前記応答メッセージを傍受することをさらに含むことを特徴とする請求項1~
請求項4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
プロセッサを備え、かつ前記プロセッサがメモリに記憶されるコンピュータプログラムを実行する際に請求項1~
請求項5のいずれか一項に記載の方法のステップを達成することに用いられることを特徴とする無線デバイス。
【請求項7】
コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される際に請求項1~
請求項5のいずれか一項に記載の方法のステップを達成することを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、無線通信の分野に関し、具体的には、無線デバイスの通信方法、無線デバイス及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のブルートゥース無線デバイス、例えば、ブルートゥースイヤホン(マスタデバイスとスレーブデバイスを備える)と端末との通信方式の一つとしては、端末とマスタデバイスとが第1のブルートゥースリンクを確立し、マスタデバイスとスレーブデバイスとが第2のブルートゥースリンクを確立しており、スレーブデバイスが第2のブルートゥースリンクを介して第1のブルートゥースリンクのリンク情報を取得し、端末が第1のブルートゥースリンクを介してデータをマスタデバイスに送信し、スレーブデバイスが第1のブルートゥースリンクのリンク情報によって第1のブルートゥースリンクを傍受して、このデータを受信し、かつ第2のブルートゥースリンクによる通信によってこのデータを同期に再生するという方式である。
【0003】
上記の無線デバイスの通信方式では、マスタデバイスは端末とスレーブデバイスとの通信を同時に配慮する必要があり、消費電力が高く、マスタ/スレーブデバイスの消費電力が不均衡になる。当該分野では、上記の消費電力の均衡の問題は、マスタ/スレーブデバイスの切り替えで解決されることが多い。具体的には、マスタ/スレーブデバイスがしばらく動作した後に、マスタ/スレーブデバイスの役割を交換することで、元のスレーブデバイスから新たなマスタデバイスに変更し、かつ元のマスタデバイスから新たなスレーブデバイスに変更して、消費電力の均衡の目的を達成する。
【0004】
従来の方案では、毎回のマスタ/スレーブデバイスの切り替えに時間がかかり、切り替え中にマスタ/スレーブデバイスが複数のインターアクションを行って第1のブルートゥース接続リンクの移転を完了する必要があり、かつ切り替えの期間に端末と通信できなく、スタク、接続切断などの問題が生じやすい。そのため、マスタ/スレーブデバイスの消費電力を均衡するより優れた方法が求められる。
【発明の概要】
【0005】
本出願の実施例は、無線デバイスにおけるマスタデバイスの消費電力を低減し、マスタ/スレーブデバイスの消費電力を均衡するための無線デバイスの通信方法、無線デバイス及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0006】
本出願の実施例の第1の側面は、マスタデバイスとスレーブデバイスを備える無線デバイスの通信方法であって、前記マスタデバイスが第1のブルートゥースリンクを介して端末と通信を確立し、かつ第2のブルートゥースリンクを介して前記スレーブデバイスと通信を確立して、前記第2のブルートゥースリンクを介して前記スレーブデバイスに前記第1のブルートゥースリンクのリンク情報を送信しており、前記スレーブデバイスが前記第1のブルートゥースリンクを傍受することにより、前記端末が前記マスタデバイスに送信したブルートゥースデータを受信しており、前記無線デバイスの通信方法は、
前記無線デバイスのマスタデバイスとスレーブデバイスが交替で応答側となり、前記応答側が前記第1のブルートゥースリンクによって前記端末に、ブルートゥースデータに対する前記無線デバイスの受信結果を指示するための応答メッセージを送信することを含んでもよい無線デバイスの通信方法を提供する。
【0007】
任意的に、可能な実施形態として、本出願の実施例において、前記無線デバイスのマスタデバイスとスレーブデバイスが交替で応答側となることは、
前記無線デバイスのマスタデバイスとスレーブデバイスが隣接する1つまたは複数のタイムスロットにおいて交替で応答側となることを含んでもよい。
【0008】
任意的に、可能な実施形態として、本出願の実施例において、前記無線デバイスのマスタデバイスとスレーブデバイスが交替で応答側となることは、
前記無線デバイスのマスタデバイスとスレーブデバイスの一方を固定の権限管理側として設定すること、
前記権限管理側が現在のタイムスロットにおいて端末から送信されたブルートゥースデータを成功的に受信した場合には、前記権限管理側は他方に現在のタイムスロットの応答側となるように通知すること、
前記権限管理側が現在のタイムスロットにおいて端末から送信されたブルートゥースデータを成功的に受信しない場合には、前記権限管理側は現在のタイムスロットの応答側となることを含んでもよい。
【0009】
任意的に、可能な実施形態として、本出願の実施例において、前記無線デバイスのマスタデバイスとスレーブデバイスが交替で応答側となることは、
現在のタイムスロットの前のタイムスロットにおける応答側が現在のタイムスロットにおいてブルートゥースデータを受信する結果によって、現在のタイムスロットの応答側を確定することを含んでもよい。
【0010】
任意的に、可能な実施形態として、本出願の実施例において、現在のタイムスロットの前のタイムスロットにおける応答側が現在のタイムスロットにおいてブルートゥースデータを受信する結果によって、現在のタイムスロットの応答側を確定することは、
現在のタイムスロットの前のタイムスロットにおける応答側が現在のタイムスロットにおいてブルートゥースデータを成功的に受信した場合には、前のタイムスロットにおける応答側は他方に現在のタイムスロットの応答側となるように通知すること、
現在のタイムスロットの前のタイムスロットの応答側が現在のタイムスロットにおいてブルートゥースデータを成功的に受信しない場合には、前のタイムスロットにおける応答側は引き続き現在のタイムスロットの応答側となることを含む。
【0011】
任意的に、可能な実施形態として、本出願の実施例において無線デバイスの通信方法は、
前記無線デバイスは、予め設定される時間間隔で権限のリセットを実行して、マスタデバイスまたはスレーブデバイスを現在のタイムスロットの応答側として指定するようにすることをさらに含んでもよい。
【0012】
任意的に、可能な実施形態として、本出願の実施例において、前記予め設定される時間間隔は、前記端末が最大の試行回数で同一のブルートゥースデータを送信するのに要する時間より小さい。
【0013】
任意的に、可能な実施形態として、本出願の実施例において無線デバイスの通信方法は、
前記応答側が前記端末に応答メッセージを送信するときに、他方は前記応答メッセージを傍受することをさらに含んでもよい。
【0014】
本出願の実施例の第2の側面は、プロセッサを備え、かつ前記プロセッサがメモリに記憶されるコンピュータプログラムを実行する際に第1の側面及び第1の側面におけるいずれの可能な実施形態でのステップを達成することに用いられる無線デバイスを提供する。
【0015】
本出願の実施例の第3の側面は、コンピュータプログラムが記憶されているコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行される際に第1の側面及び第1の側面におけるいずれの可能な実施形態でのステップを達成するコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供する。
【0016】
本出願における無線デバイスの通信方法では、マスタ/スレーブデバイスが交替で、順番に応答側となって端末に応答することにより、マスタ/スレーブデバイスと端末との通信に影響しないとともに、マスタデバイスの端末に応答する消費電力をスレーブデバイスに分担させ、マスタ/スレーブデバイスの消費電力を効果的に均衡する。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1A】本発明によって提供されるマスタ/スレーブデバイスと端末の通信アーキテクチャの模式図である。
【
図1B】本発明によって提供されるマスタ/スレーブデバイスと端末の通信アーキテクチャの模式図である。
【
図2】本発明によって提供されるマスタ/スレーブデバイスが隣接するタイムスロットにおいて交替で応答役割となるタイミングチャートである。
【
図3】本発明によって提供される権限管理側の通信中の一時的な応答権限の管理のタイミングチャートである。
【
図4】本発明によって提供されるマスタ/スレーブデバイスの通信中の通信応答権限の管理のタイミングチャートである。
【
図5】本発明によって提供される通信応答権限の喪失と権限のリセットのタイミングチャートである。
【
図6】本発明によって提供される他方は応答役割が端末に応答することを傍受するタイミングチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本出願の実施例における技術方案については、本出願の実施例における図面と結びつけて明確かつ完全に説明するが、説明される実施例は本出願の一部の実施例にすぎず、全部の実施例ではないことは明らかである。本出願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をしないことを前提として獲得した他のすべての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0019】
本出願の明細書、特許請求の範囲、及び上述の図面の中の用語「第1」、「第2」、「第3」、「第4」など(もしあれば)は、類似の対象を区別するためのものであり、特定の順序や優先順位を説明することに用いられる必要がない。ここで説明される実施例をここで図示又は説明される内容以外の順序で実施できるために、このように使用される用語は、適切な場合に互いに交換可能であることを理解すべきである。なお、「含む」と「有する」といった用語、及びこれらの任意の変化形は、排他的でない包含に及ぶように意図して、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又はデバイスは、必ずしも明確に列挙されたステップ又はユニットに限定されず、明確に列挙されない又はこれらのプロセス、方法、製品またはデバイスに固有の他のステップ又はユニットを含んでもよい。
【0020】
図1A、1Bを参照して、その中に本出願の方案の基礎的な通信方式を示しており、
図1Aにおいて、マスタデバイスは第1のブルートゥースリンクを介して端末と通信を確立し、かつ第2のブルートゥースリンクを介してスレーブデバイスと通信を確立しており、マスタデバイスは第1のブルートゥースリンクと第2のブルートゥースリンクを確立した後、第2のブルートゥースリンクを介して第1のブルートゥースリンクに関連するリンク情報をスレーブデバイスに送信し、スレーブデバイスは第1のブルートゥースリンクに関連するリンク情報によってマスタデバイスと端末との通信を傍受し、マスタデバイスと端末との通信内容を取得する。通常、マスタ/スレーブデバイスは第2のブルートゥースリンクを介してタイミングを同期にして、スレーブデバイスがマスタデバイスと端末との約定の通信時間において通信内容を傍受するようにし、マスタ/スレーブデバイスがいずれもデータを受信した後、同期してデコードするようにする。
【0021】
図1Bにおいて、スレーブデバイスが第1のブルートゥースリンクに関連するリンク情報によって傍受する場合には、端末にとってマスタ/スレーブデバイスが一つの全体と見なすことができ、この全体が端末にデータを送信する際に、データソースはマスタデバイスであってもよく、スレーブデバイスであってもよい。
【0022】
本出願における無線デバイスは、ブルートゥースイヤホン(マスタイヤホンとスレーブイヤホンを含む)であってもよく、ブルートゥースインターホン、ブルートゥースオーディオペアボックスなどの他のブルートゥースデバイスであってもよいことを理解すべきで、ここでは具体的な限定はしない。
【0023】
上述の通信方式に基づいて、本出願は無線デバイスの通信方法を提供しており、
無線デバイスのマスタデバイスとスレーブデバイスが交替で応答側となり、応答側が第1のブルートゥースリンクによって端末に、ブルートゥースデータに対する無線デバイスの受信結果を指示するための応答メッセージを送信することを含んでもよい。
【0024】
本出願における無線デバイスの通信方法では、マスタ/スレーブデバイスが交替で、順番に応答側となって端末に応答することにより、マスタ/スレーブデバイスと端末との通信に影響しないとともに、マスタデバイスの端末に応答する消費電力をスレーブデバイスに分担させ、マスタ/スレーブデバイスの消費電力を効果的に均衡する。
【0025】
実際の応用では、マスタ/スレーブデバイスと端末の通信及びマスタデバイスとスレーブデバイスの間の通信は、1つ又は複数の端末タイムスロット(以下、タイムスロットまたはslotと略す)を時間周期として区画し、1つの周期又は複数の周期内でデータの送信、結果の応答などを完了する。
【0026】
可能な実施形態としては、上記の無線デバイスのマスタデバイスとスレーブデバイスが交替で応答側となることは、具体的に、マスタ/スレーブデバイスが隣接する1つまたは複数のタイムスロットにおいて交替で、順番に応答側となり、応答側が他方のデータ受信結果を取得した後、端末に応答し、端末にブルートゥースデータに対する無線デバイスの受信結果を指示するための応答メッセージを送信することを含んでもよい。具体的には、この実施形態では、マスタ/スレーブデバイスのうちの応答側となる一方は、両方のデータ受信結果を統合して端末に応答する必要がある。
【0027】
例示的には、可能な応用シーンA1としては、マスタ/スレーブデバイスが隣接するタイムスロットにおいて交替で、順番に応答側となり、応答側が他方のデータ受信結果を取得した後、自身のデータ受信結果と結びつけて端末に応答し、応答側と他方がいずれも受信に成功するときにACKを応答し(端末に次の周期において新たなブルートゥースデータを送信させるよう指示する)、応答側と他方の少なくとも一方が端末から送信されたブルートゥースデータを成功的に受信しないときにNACKを応答する(端末に次の周期において前の周期のブルートゥースデータを繰り返し送信させるよう指示する)。
【0028】
例示的には、
図2を参照して、その中にマスタ/スレーブデバイスが隣接するタイムスロットにおいて交替で応答側となるタイミングチャートを示しており、タイムスロットslotk-1において、スレーブデバイスが応答側となり、202パケットでマスタデバイスからそのデータ受信結果を取得し、かつ自身のデータ受信結果と結びつけて、203パケットで端末に応答し、図中に示す203パケットはACK応答であり、マスタ/スレーブデバイスがデータdata1を成功的に受信したことを示し、端末に次のデータを送信させるよう指示しており、タイムスロットslotkにおいて、応答側をマスタデバイスに置き換え、マスタデバイスは205パケットでスレーブデバイスからそのデータ受信結果を取得し、かつ自身のデータ受信結果と結びつけて、206パケットで端末に応答し、図中に示す206パケットはNACK応答であり、マスタ/スレーブデバイスの少なくとも1つがデータdata2を成功的に受信できなかったことを示し、端末にデータdata2を再伝送させるよう指示しており、タイムスロットslotk+1において、応答側をスレーブデバイスに置き換え、スレーブデバイスは208パケットでマスタデバイスからそのデータ受信結果を取得し、かつ自身のデータ受信結果と結びつけて、209パケットで端末に応答する。
【0029】
上記の例では、マスタ/スレーブデバイスは、隣接する1つのタイムスロットにおいて交替で、順番に応答側となることで、マスタ/スレーブデバイスの消費電力を効果的に均衡することができることを理解すべきである。上記の例の一つの変化として、交替の方式は、複数のタイムスロット間隔を交替周期とし、隣接する交替周期において応答側を交替してもよく、例えば前の2つのタイムスロットの応答側がスレーブデバイスであり、後の2つのタイムスロットの応答側がマスタデバイスである。
【0030】
別の可能な実施形態としては、上記の無線デバイスのマスタデバイスとスレーブデバイスが交替で応答側となることについて、具体的に、マスタ/スレーブデバイスの一方が自身のデータ受信結果によって応答側を選択して端末に応答する。この実施形態では、マスタ/スレーブデバイスのうちの応答側となる一方が他方のデータ受信結果を知る必要がなく、端末に直接応答して、帯域幅の消費を節約するようにし、以下の二つのシーンを含み得る。
【0031】
A2、マスタ/スレーブデバイスの一方が自身のデータ受信結果によって、データを成功的に受信したときに第2のブルートゥースリンクを介して他方に応答側となるように指示し、他方が自身のデータ受信結果によって端末に応答し、受信に成功するときにACKを応答し、受信に成功しないときにNACKを応答する。
【0032】
A3、マスタ/スレーブデバイスの一方が自身のデータ受信結果によって、データを成功的に受信しないときに、自身を応答側として選択し、端末にNACKを直接応答する。
【0033】
上記のシーンA2、A3では、マスタ/スレーブデバイスのうち、応答側がマスタデバイスであり、他方がスレーブデバイスであると仮定し、スレーブデバイスはマスタデバイスから送信された受信成功の指示を受信したときに、マスタデバイスがデータを成功的に受信したことを知ることができるが、マスタデバイスはデータを成功的に受信しないときに、スレーブデバイスに応答指示を送信しなく、端末に直接応答して、帯域幅の消費の削減を達成する。
【0034】
上記の例では、無線デバイスにおける応答側を選択することは、マスタ/スレーブデバイスの応答権限を管理することで達成することができ、具体的には、一時的な応答権限の管理による達成、通信応答権限の管理による達成という2つの達成方式を含み、具体的な説明は以下の通り。
【0035】
一、一時的な応答権限の管理による達成
可能な実施形態として、上記の無線デバイスのマスタデバイスとスレーブデバイスが交替で応答側となることは、具体的に、
無線デバイスのマスタデバイスとスレーブデバイスの一方を固定の権限管理側として設定すること、
権限管理側が現在のタイムスロットにおいて端末から送信されたブルートゥースデータを成功的に受信した場合には、権限管理側は他方に現在のタイムスロットの応答側となるように通知すること、
権限管理側が現在のタイムスロットにおいて端末から送信されたブルートゥースデータを成功的に受信しない場合には、権限管理側は現在のタイムスロットの応答側となることを含んでもよい。
【0036】
一時的な応答権限の管理では、マスタ/スレーブデバイスのうち、一方を固定の権限管理側として予め設定する。権限管理側は、マスタデバイスまたはスレーブデバイスに固定され、端末との通信において、そのローカルのデータ受信結果によってマスタ/スレーブデバイスの一時的な応答権限を管理することができる。具体的な一時的な応答権限を管理することは、権限管理側がデータを成功的に受信したときに、権限管理側が他方に現在のタイムスロットの応答側となるように通知すること、及び権限管理側がデータを成功的に受信しないときに、自身に一時的な応答権限を付与し、応答側となることがであってもよい。
【0037】
権限管理側は、自身がデータを成功的に受信したときに他方に一時的な応答権限を付与し、他方が応答側となって端末に応答し、自身がデータを成功的に受信しないときに自身に一時的な応答権限を付与し、自身が応答側となって端末に応答し、このように交替で応答して、帯域幅の消費を節約しながらマスタ/スレーブデバイスの消費電力を均衡する。
【0038】
例示的には、
図3を参照して、その中に権限管理側の通信中の一時的な応答権限の管理のタイミングチャートを示しており、図中に示すマスタデバイスは権限管理側であり、上記のA2、A3によると、マスタデバイスはタイムスロットslotk-1の301パケットでデータdata1を成功的に受信した後、応答側がスレーブデバイスであると判定し、マスタデバイスは今回の応答権限を302パケットで第2のブルートゥースリンクを介してスレーブデバイスに付与し、スレーブデバイスは自身の受信結果によって303パケットで端末に応答し、図中に示す303パケットはACK応答であり、マスタ/スレーブデバイスがデータdata1を成功的に受信したことを示し、端末に次のデータを送信させるよう指示しており、マスタデバイスはタイムスロットslotkの304パケットでデータdata2を成功的に受信できなかった後、自身が応答側となると判定し、305パケットで今回の応答権限を自身に付与し、スレーブデバイスと通信しなく、かつ306パケットで端末にNACKを応答し、マスタ/スレーブデバイスの少なくとも1つがデータdata2を成功的に受信できなかったことを示し、端末にデータdata2を再伝送させるよう指示しており、マスタデバイスはタイムスロットslotk+1の307パケットでデータdata2を成功的に受信した後、応答側がスレーブデバイスであると判定し、マスタデバイスは今回の応答権限を308パケットで第2のブルートゥースリンクを介してスレーブデバイスに付与し、スレーブデバイスは309パケットで自身の受信結果によって端末に応答する。
【0039】
二、通信応答権限の管理による達成
可能な実施形態としては、上記の無線デバイスのマスタデバイスとスレーブデバイスが交替で応答側となることは、現在のタイムスロットの前のタイムスロットにおける応答側が現在のタイムスロットにおいてブルートゥースデータを受信する結果によって、現在のタイムスロットの応答側を確定することを含んでもよい。
【0040】
具体的な達成方式は、現在のタイムスロットの前のタイムスロットにおける応答側が現在のタイムスロットにおいてブルートゥースデータを成功的に受信した場合には、前のタイムスロットにおける応答側は他方に現在のタイムスロットの応答側となるように通知すること、現在のタイムスロットの前のタイムスロットにおける応答側が現在のタイムスロットにおいてブルートゥースデータを成功的に受信しない場合には、前のタイムスロットにおける応答側は引き続き現在のタイムスロットの応答側となることであってもよい。
【0041】
このような実施形態では、無線デバイスのマスタデバイスとスレーブデバイスの中に初期応答側を設定した後、マスタ/スレーブデバイスのうち現在のタイムスロットの前のタイムスロットにおける応答側は、現在のタイムスロットにおいて端末との通信におけるデータ受信結果によってマスタ/スレーブデバイスの通信応答権限を管理する。通信応答権限はマスタ/スレーブデバイスでは固定されておらず、権限は応答側に従って移転する。具体的な通信応答権限を管理する方式は、前の応答側がデータを成功的に受信したときに、通信応答権限を他方に移転し、他方が応答側となること、及び前の応答側がデータを成功的に受信しないときに、通信応答権限を自身に留保し、自身が応答側となることであってもよい。
【0042】
例示的には、
図2を参照して、上記のA1によると、タイムスロットslotk-1において、通信応答権限はマスタデバイスにあり、マスタデバイスはタイムスロットslotk-1の202パケットで通信応答権限を第2のブルートゥースリンクを介してスレーブデバイスに移転し、同時に送信されるのはマスタデバイスのデータ受信結果をさらに含んでおり、スレーブデバイスは通信応答権限を取得した後に応答側となり、マスタデバイスのデータ受信結果と自身の受信結果と結びつけて、203パケットで端末に応答し、
図2中に示す203パケットはACK応答であり、マスタ/スレーブデバイスがデータdata1を成功的に受信したことを示し、端末に次のデータを送信させるよう指示しており、タイムスロットslotkにおいて、スレーブデバイスは205パケットで通信応答権限を第2のブルートゥースリンクを介してマスタデバイスに移転し、同時に送信されるのはスレーブデバイスのデータ受信結果をさらに含んでおり、マスタデバイスは通信応答権限を取得した後に応答側となり、スレーブデバイスのデータ受信結果と自身の受信結果と結びつけて、206パケットで端末に応答し、図中に示す206パケットはNACK応答であり、マスタ/スレーブデバイスの少なくとも1つがデータdata2を成功的に受信できなかったことを示し、端末にデータdata2を再伝送させるよう指示しており、タイムスロットslotk+1において、マスタデバイスは208パケットで通信応答権限を第2のブルートゥースリンクを介してスレーブデバイスに移転し、同時に送信されるのはマスタデバイスのデータ受信結果をさらに含んでおり、スレーブデバイスは通信応答権限を取得した後に応答側となり、マスタデバイスのデータ受信結果と自身の受信結果と結びつけて、209パケットで端末に応答する。
【0043】
例示的には、
図4を参照して、その中に上述のA2、A3でのマスタ/スレーブデバイスの通信応答権限の管理のタイミングチャートを示しており、上述のA2、A3によると、タイムスロットslotk-1において、通信応答権限はマスタデバイスにあり、マスタデバイスはタイムスロットslotk-1の401パケットでデータdata1を成功的に受信した後、応答側をスレーブデバイスと判定し、マスタデバイスは通信応答権限を402パケットで第2のブルートゥースリンクを介してスレーブデバイスに移転し、スレーブデバイスは自身の受信結果によって403パケットで端末に応答し、図中に示す403パケットはACK応答であり、マスタ/スレーブデバイスがデータdata1を成功的に受信したことを示し、端末に次のデータを送信させるよう指示しており、タイムスロットslotkにおいて、通信応答権限がスレーブデバイスにあり、スレーブデバイスは404パケットでデータdata2を成功的に受信できなかった後、自身が応答側となると判定し、405パケットで通信応答権限を自身に留保し、マスタデバイスと通信しなく、406パケットで端末にNACKを応答し、マスタ/スレーブデバイスの少なくとも1つがデータdata2を成功的に受信できなかったことを示し、端末にデータdata2を再伝送させるよう指示しており、タイムスロットslotk+1において、スレーブデバイスは407パケットでデータdata2を成功的に受信した後、応答側がマスタデバイスであると判定し、スレーブデバイスは通信応答権限を408パケットで第2のブルートゥースリンクを介してマスタデバイスに移転し、マスタデバイスは自身の受信結果によって409パケットで端末に応答する。
【0044】
上記の実施形態に基づいて、通信応答権限は、前の応答側がデータを成功的に受信したときに他方に移転し、他方が新たな通信応答権限を持つ応答側となり、前の応答側がデータを成功的に受信できなかったときに通信応答権限を留保し、通信応答権限はマスタデバイスとスレーブデバイスの間でこのように往復移転して、帯域幅の消費を節約しながらマスタ/スレーブデバイスの消費電力を均衡する。
【0045】
上記の一時的な応答権限の管理及び通信応答権限の管理では、権限管理側が一時的な応答権限を付与するときに失敗したり、前の応答側が通信応答権限を移転するときに失敗したりする場合が発生する可能性があり、つまり、
図3に示す302、305、308パケットでの一時的な応答権限の付与、並びに
図2、4に示す202、205、208及び402、405、408パケットでの通信応答権限の移転が失敗する可能性がある。このような場合が発生するときに、一時的な応答権限管理では、各データの応答権限が互いに独立し、かつ現在のデータの応答権限が一時的なものであるため、あるデータの一時的な応答権限の付与が失敗した後、後のデータの応答権限の付与は権限管理側によって一時的に指定されて、応答の即時性及び端末データ伝送の効率に影響しない。
【0046】
しかし、通信応答権限の管理では、通信応答権限がマスタデバイスとスレーブデバイスの間で移転し、通信応答権限の移転が失敗するときに、通信応答権限の喪失につながって、マスタ/スレーブデバイスがいずれも通信応答権限を失くし、これは応答及びデータ伝送に影響を与え、端末は応答が得られない場合には同一のデータを繰り返し送信することになり、データ伝送効率が大幅に低下する。対応する修復手段がないと、マスタ/スレーブデバイスが正常的に動作しなくなる可能性がある。
【0047】
そのため、上記の通信応答権限の管理は、無線デバイスが予め設定される時間間隔で権限のリセットを実行して、マスタデバイスまたはスレーブデバイスを現在のタイムスロットの応答側として指定するようにすることをさらに含む。マスタ/スレーブデバイスは、動作を開始する前に権限のプリセットにより初めて通信応答権限の帰属を設定し、第1のブルートゥースリンクを介して同期した後、予め設定される時間間隔で権限のリセットを実行して、上記の通信応答権限が喪失する場合が発生することを防止するようにする。
【0048】
例示的には、
図5を参照して、その中に通信応答権限の喪失と権限のリセットのタイミングチャートを示し、図中の予め設定される通信応答権限はスレーブデバイスに帰属しており、タイムスロットslotnにおいて、通信応答権限が502パケットでマスタデバイスからスレーブデバイスに移転するときに失敗し、通信応答権限をマスタデバイスとスレーブデバイスの間で喪失し、タイムスロットslotn+1から、マスタ/スレーブデバイスは通信応答権限がないため応答側がなく端末に応答しないことにつながって、その後の通信中でマスタ/スレーブデバイスが権限のリセットを設定しなければ、端末は同一のデータを最大の試行回数まで再伝送し続ける。タイムスロットslotn+mの504パケットにおいて、マスタ/スレーブデバイスは図中に示すような予め設定される時間間隔mで権限のリセットを実行し、予め設定される通信応答権限の帰属を回復し、かつ505パケットでリセットの結果を返答し、権限のリセットが成功した後、タイムスロットslotn+m+1においてスレーブデバイスは前の応答側として上記A2、A3の内容に従って動作を継続し、このように循環する。
【0049】
以上のように、端末は同一のデータを再伝送するときに最大の試行回数を有し、予め設定される時間間隔が大きすぎると、マスタ/スレーブデバイスが端末から送信される複数のデータを逃すことにつながるので、マスタ/スレーブデバイスが端末から送信される各データを逃さないことを保証するためには、上記の権限のリセットにおいて、予め設定される時間間隔は、端末が同一のデータを送信する最大の試行回数の時長よりも小さいことが好ましい。
【0050】
権限付与と権限移転の安定性を高めるために、上記の通信方法は、マスタ/スレーブデバイスの応答側が端末に応答するときに、他方が応答を傍受することをさらに含んでもよい。
図6に示すように、タイムスロットslotk-1において、マスタデバイスが通信応答権限をスレーブデバイスに移転した後、スレーブデバイスの応答を傍受しており、タイムスロットslotk、slotk+1も同様であり、マスタデバイスとスレーブデバイスの間及び端末とのループ通信の安定性を確保するようにし、同時に通信応答権限の喪失を早期に発見するのに有利である。
【0051】
上記の内容に基づいて、本出願は、メモリとプロセッサとを備える無線デバイスをさらに提供しており、前記メモリにはコンピュータプログラムを記憶しており、前記無線デバイスは、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行することにより、上記の無線デバイスの通信方法を実現する。デバイスに関する説明は、上記の内容に関する説明と効果に対応して理解できるので、ここでは説明しない。
【0052】
上記の内容に基づいて、本出願は、非一過性のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供しており、前記非一過性のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体はコンピュータプログラムを記憶することに用いられ、前記コンピュータプログラムはプロセッサによって実行されるときに上記の無線デバイスの通信方法を実現することに用いられる。プログラムに関する説明は、上記の内容に関する説明と効果に対応して理解できるので、ここでは説明しない。
【0053】
本出願では、コンピュータ読み取り可能な媒体は、命令実行システム、装置またはデバイスによってまたは命令実行システム、装置またはデバイスに関連させて使用するためのプログラムを、包含または格納できる有形媒体とすることができる。コンピュータ読み取り可能な媒体は、以下に限らないが、電子的、磁気的、光学的、電磁気的、赤外的、または半導体のシステム、装置、またはデバイス、あるいはこれらの任意の適切な組み合わせを含むことができる。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のさらに具体的な例には、一つ又は複数の配線による電気接続、携帯コンピュータ・ディスケット、ハード・ディスク、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラム可能読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュ・メモリ)、光ファイバ、携帯コンパクト・ディスク読み取り専用メモリ(CDーROM)、光学記憶デバイス、磁気記憶デバイス、またはこれらの任意の適切な組み合わせが含まれよう。
【0054】
本発明の技術方案は、本質的に、あるいは従来技術に貢献する部分、あるいはこの技術方案の全部又は一部は、ソフトウェア製品の形で表現でき、このコンピュータソフトウェア製品は、1台のコンピュータデバイス(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワークデバイスなどであってもよい)に本発明の各実施例で説明した方法のステップの全部又は一部を実行させるためのいくつかの指令を含む1つの記憶媒体に記憶される。そして、前述の記憶媒体には、USBフラッシュディスク、リムーバブルハードディスク、ROM(Read-Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスクなどのプログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0055】
上に述べたように、以上の実施例は本発明の技術方案を説明するためのものにすぎず、これを制限するものではなく、前記の実施例を参照して本発明を詳細に説明したが、当業者は、前記の各実施例に記載された技術方案を修正したり、その技術特徴の一部を同等に置き換えたりすることができることを理解すべきであり、これらの修正又は置き換えは、対応する技術方案の本質を本発明の各実施例の技術方案の精神と範囲から逸脱するものではない。