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特許7449624重複予約管理システム、重複予約管理プログラム、及び重複予約管理方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-06
(45)【発行日】2024-03-14
(54)【発明の名称】重複予約管理システム、重複予約管理プログラム、及び重複予約管理方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20240307BHJP
   G06Q 50/12 20120101ALI20240307BHJP
【FI】
G06Q30/0601
G06Q50/12
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2023198678
(22)【出願日】2023-11-22
【審査請求日】2023-11-22
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519209875
【氏名又は名称】株式会社トライハッチ
(74)【代理人】
【識別番号】100120868
【弁理士】
【氏名又は名称】安彦 元
(72)【発明者】
【氏名】武藤 尭行
【審査官】深津 始
(56)【参考文献】
【文献】特開2022-112644(JP,A)
【文献】特開2022-128692(JP,A)
【文献】特開2020-009389(JP,A)
【文献】特開2016-177846(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 -G06Q 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
店舗におけるサービスについて異なる複数のユーザから受け付けた重複予約を管理する重複予約管理システムであって、
前記ユーザを識別するユーザ識別情報と当該ユーザの予約内容を示す情報とが紐づけられた予約情報と、前記予約内容に含まれるサービスに用いられる食材の緊急性に対応して予め設定されたスコアに基づいて特定され前記予約情報を他の予約情報に優先させるか否かを相対的に示す優先度情報と、紐づけて複数取得する予約情報取得部と、
前記予約情報取得部により取得された複数の前記予約情報について重複予約か否かを判定する第1判定部と、
第1判定部により重複予約と判定された複数の前記予約情報のそれぞれについて予約受付の可否を前記優先度情報に基づいて判定する第2判定部と、
前記第2判定部による判定の結果が受付不可である前記予約情報に含まれる前記ユーザ識別情報に対応する前記ユーザに対して、当該判定の結果を出力する判定結果出力部と、
を備えること
を特徴とする重複予約管理システム。
【請求項2】
前記予約情報取得部は、前記ユーザがアクセス可能な予約手段において前記予約情報の入力を受け付けた後に当該予約手段が発行する予約受付情報から前記予約手段を識別した結果と、前記予約手段に応じて予め設定された前記予約受付情報の出力内容における前記予約情報が記載された位置に対応する取得位置を含む取得条件と、に基づいて前記予約受付情報から前記予約情報を取得すること
を特徴とする請求項1に記載の重複予約管理システム。
【請求項3】
前記予約情報取得部は、前記ユーザの属性を示す情報及び前記予約内容の属性を示す情報のうち少なくとも何れかを含む予め設定された属性情報に基づいて、他の予約情報に優先させるか否かを相対的に示す前記優先度情報を取得すること
を特徴とする請求項1又は2に記載の重複予約管理システム。
【請求項4】
前記予約情報取得部は、予め記憶されたデータベースに含まれる前記ユーザの過去の予約内容を示す実績情報に基づいて、他の予約情報に優先させるか否かを相対的に示す前記優先度情報を取得すること
を特徴とする請求項1又は2に記載の重複予約管理システム。
【請求項5】
店舗におけるサービスについて異なる複数のユーザから受け付けた重複予約を管理するための重複予約管理プログラムであって、
前記ユーザを識別するユーザ識別情報と当該ユーザの予約内容を示す情報とが紐づけられた予約情報と、前記予約内容に含まれるサービスに用いられる食材の緊急性に対応して予め設定されたスコアに基づいて特定され前記予約情報を他の予約情報に優先させるか否かを相対的に示す優先度情報と、紐づけて複数取得する予約情報取得ステップと、
前記予約情報取得ステップにより取得された複数の前記予約情報について重複予約か否かを判定する第1判定ステップと、
第1判定ステップにより重複予約と判定された複数の前記予約情報のそれぞれについて予約受付の可否を前記優先度情報に基づいて判定する第2判定ステップと、
前記第2判定ステップによる判定の結果が受付不可である前記予約情報に含まれる前記ユーザ識別情報に対応する前記ユーザに対して、当該判定の結果を出力する判定結果出力ステップと、
をコンピュータに実行させること
を特徴とする重複予約管理プログラム。
【請求項6】
店舗におけるサービスについて異なる複数のユーザから受け付けた重複予約を管理するための重複予約管理方法であって、
前記ユーザを識別するユーザ識別情報と当該ユーザの予約内容を示す情報とが紐づけられた予約情報と、前記予約内容に含まれるサービスに用いられる食材の緊急性に対応して予め設定されたスコアに基づいて特定され前記予約情報を他の予約情報に優先させるか否かを相対的に示す優先度情報と、紐づけて複数取得する予約情報取得ステップと、
前記予約情報取得ステップにより取得された複数の前記予約情報について重複予約か否かを判定する第1判定ステップと、
第1判定ステップにより重複予約と判定された複数の前記予約情報のそれぞれについて予約受付の可否を前記優先度情報に基づいて判定する第2判定ステップと、
前記第2判定ステップによる判定の結果が受付不可である前記予約情報に含まれる前記ユーザ識別情報に対応する前記ユーザに対して、当該判定の結果を出力する判定結果出力ステップと、
コンピュータが実行すること
を特徴とする重複予約管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、店舗におけるサービスについて異なる複数のユーザから受け付けた重複予約を管理するための重複予約管理システム、重複予約管理プログラム、及び重複予約管理方法に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、店舗サービスの予約が可能な様々な予約手段が提供されることにより、店舗において予約の重複処理対応が問題視されている。例えば、一のユーザが予約受付を完了した結果を予約手段の管理システムに反映する前に他のユーザが予約受付を完了したとき、これらのユーザによる重複予約が生じ、店舗の店員がいずれかのユーザに対して予約変更の対応をせざるを得ず、店舗の経済性を向上できない問題がある。
【0003】
特許文献1には、予約の重複を防ぐことが可能な予約管理システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2020-087395号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特許文献1に開示された予約管理システムによれば、予約対象に対する予約が行われた場合に、第1予約サイト及び第2予約サイトのそれぞれに反映される予約対象の予約状況を更新した上で、第1予約サイト及び第2予約サイトのそれぞれの予約画面において、予約対象に対する予約の可否情報を共有する。これにより、複数の利用者が第1予約サイト又は第2予約サイトを通じて同一の予約対象の予約を行う重複予約を防ぐことが可能となる。しかしながら、特許文献1に開示された予約管理システムでは、予約状況の更新又は予約の可否情報の共有が完了する前に他のユーザから同一予約対象に予約されたときに重複予約が生じ、また重複予約の受付時の対応方法について開示がないため、店舗の経済性を向上できない問題がある。
【0006】
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、重複予約を受付した店舗の経済性の向上が図られた重複予約管理システム、重複予約管理プログラム、及び重複予約管理方法を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1発明における重複予約管理システムは、店舗におけるサービスについて異なる複数のユーザから受け付けた重複予約を管理する重複予約管理システムであって、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と当該ユーザの予約内容を示す情報とが紐づけられた予約情報と、前記予約内容に含まれるサービスに用いられる食材の緊急性に対応して予め設定されたスコアに基づいて特定され前記予約情報を他の予約情報に優先させるか否かを相対的に示す優先度情報と、紐づけて複数取得する予約情報取得部と、前記予約情報取得部により取得された複数の前記予約情報について重複予約か否かを判定する第1判定部と、第1判定部により重複予約と判定された複数の前記予約情報のそれぞれについて予約受付の可否を前記優先度情報に基づいて判定する第2判定部と、前記第2判定部による判定の結果が受付不可である前記予約情報に含まれる前記ユーザ識別情報に対応する前記ユーザに対して、当該判定の結果を出力する判定結果出力部と、を備えることを特徴とする。
【0008】
第2発明における重複予約管理システムは、第1発明において、前記予約情報取得部は、前記ユーザがアクセス可能な予約手段において前記予約情報の入力を受け付けた後に当該予約手段が発行する予約受付情報から前記予約手段を識別した結果と、前記予約手段に応じて予め設定された前記予約受付情報の出力内容における前記予約情報が記載された位置に対応する取得位置を含む取得条件と、に基づいて前記予約受付情報から前記予約情報を取得することを特徴とする。
【0010】
発明における重複予約管理システムは、第発明又は第2発明において、前記予約情報取得部は、前記ユーザの属性を示す情報及び前記予約内容の属性を示す情報のうち少なくとも何れかを含む予め設定された属性情報に基づいて、他の予約情報に優先させるか否かを相対的に示す前記優先度情報を取得することを特徴とする。
【0011】
発明における重複予約管理システムは、第発明又は第2発明において、前記予約情報取得部は、予め記憶されたデータベースに含まれる前記ユーザの過去の予約内容を示す実績情報に基づいて、他の予約情報に優先させるか否かを相対的に示す前記優先度情報を取得することを特徴とする。
【0012】
発明における重複予約管理プログラムは、店舗におけるサービスについて異なる複数のユーザから受け付けた重複予約を管理するための重複予約管理プログラムであって、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と当該ユーザの予約内容を示す情報とが紐づけられた予約情報と、前記予約内容に含まれるサービスに用いられる食材の緊急性に対応して予め設定されたスコアに基づいて特定され前記予約情報を他の予約情報に優先させるか否かを相対的に示す優先度情報と、紐づけて複数取得する予約情報取得ステップと、前記予約情報取得ステップにより取得された複数の前記予約情報について重複予約か否かを判定する第1判定ステップと、第1判定ステップにより重複予約と判定された複数の前記予約情報のそれぞれについて予約受付の可否を前記優先度情報に基づいて判定する第2判定ステップと、前記第2判定ステップによる判定の結果が受付不可である前記予約情報に含まれる前記ユーザ識別情報に対応する前記ユーザに対して、当該判定の結果を出力する判定結果出力ステップと、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0013】
発明における重複予約管理方法は、店舗におけるサービスについて異なる複数のユーザから受け付けた重複予約を管理するための重複予約管理方法であって、前記ユーザを識別するユーザ識別情報と当該ユーザの予約内容を示す情報とが紐づけられた予約情報と、前記予約内容に含まれるサービスに用いられる食材の緊急性に対応して予め設定されたスコアに基づいて特定され前記予約情報を他の予約情報に優先させるか否かを相対的に示す優先度情報と、紐づけて複数取得する予約情報取得ステップと、前記予約情報取得ステップにより取得された複数の前記予約情報について重複予約か否かを判定する第1判定ステップと、第1判定ステップにより重複予約と判定された複数の前記予約情報のそれぞれについて予約受付の可否を前記優先度情報に基づいて判定する第2判定ステップと、前記第2判定ステップによる判定の結果が受付不可である前記予約情報に含まれる前記ユーザ識別情報に対応する前記ユーザに対して、当該判定の結果を出力する判定結果出力ステップと、をコンピュータが実行することを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
第1発明~第発明によれば、重複予約と判定された複数の予約情報について予約受付が可能か否かを判定する第2判定部と、判定の結果が受付不可である予約情報に対応するユーザに対して、当該判定の結果を出力する判定結果出力部と、を備える。このため、重複予約が発生しても、店舗の店員が重複予約の対応をする必要がない。これにより、重複予約を受付した店舗の経済性の向上を図ることができる。
また、第1発明~第4発明によれば、予約情報取得部は、優先度情報をユーザ識別情報と紐づけて取得し、第2判定部は、予約受付の可否を優先度情報に基づいて判定する。このため、先着順以外の情報に基づいて重複予約を自動調整できる。これにより、重複予約を受付した店舗の経済性のさらなる向上を図ることができる。
【0015】
特に、第2発明によれば、予約情報取得部は、予約手段が発行する予約受付情報から、予約手段を識別した上で予め設定された取得条件に基づいて予約情報を取得する。このため、複数の予約手段が受付した予約受付情報を効率的に取得できる。これにより、重複予約を受付した店舗の経済性のさらなる向上を図ることができる。
【0017】
特に、第発明によれば、予約情報取得部は、ユーザ属性情報又は予約属性情報のうち少なくとも何れかを含む予め設定された属性情報に基づいて、他の予約情報に優先させるか否かを相対的に示す優先度情報を取得する。このため、店舗の必要に応じて条件を満たすユーザや予約内容を優先させるように重複予約を自動調整できる。これにより、重複予約を受付した店舗の経済性のさらなる向上を図ることができる。
【0018】
特に、第発明によれば、予約情報取得部は、予め記憶されたユーザの過去の予約内容を示す実績情報に基づいて、他の予約情報に優先させるか否かを相対的に示す優先度情報を取得する。このため、予約内容以外の情報に基づいて重複予約を自動調整できる。これにより、重複予約を受付した店舗Stの経済性のさらなる向上を図ることができる。
【0019】
発明によれば、重複予約管理プログラムは、重複予約と判定された複数の予約情報について予約受付が可能か否かを判定する第2判定ステップと、判定の結果が受付不可である予約情報に対応するユーザに対して、当該判定の結果を出力する判定結果出力ステップと、をコンピュータに実行させる。このため、重複予約が発生しても、店舗の店員が重複予約の対応をする必要がない。これにより、重複予約を受付した店舗の経済性の向上を図ることができる。
【0020】
発明によれば、重複予約管理方法は、重複予約と判定された複数の予約情報について予約受付が可能か否かを判定する第2判定ステップと、判定の結果が受付不可である予約情報に対応するユーザに対して、当該判定の結果を出力する判定結果出力ステップと、を有する。このため、重複予約が発生しても、店舗の店員が重複予約の対応をする必要がない。これにより、重複予約を受付した店舗の経済性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
図1図1は、第1実施形態における重複予約管理システムの構成の一例を示す模式図である。
図2図2は、第1実施形態における重複予約管理システムの詳細な構成の一例を示す模式図である。
図3図3は、第1実施形態における重複予約管理システムを構成する重複予約管理装置の構成の一例を示す模式図である。
図4図4は、第1実施形態における重複予約管理システムの動作の一例を示すフローチャートである。
図5図5は、第1実施形態における重複予約管理システムの動作に伴う情報の一例を示す模式図である。
図6図6は、第1実施形態における重複予約管理システムの動作の一例を示すシーケンス図である。
図7図7は、第1実施形態における重複予約管理システムの動作における情報取得方法の一例を示す模式図である。
図8図8は、第2実施形態における重複予約管理システムの動作に伴う情報の一例を示す模式図である。
図9図9は、第2実施形態における重複予約管理システムの動作に用いるデータベースの一例を示す模式図であり、図9(a)がユーザの属性と優先度との関係を示し、図9(b)がユーザ識別情報と優先度との関係を示す。
図10図10は、第2実施形態における重複予約管理システムの動作に用いるデータベースの第1変形例を示す模式図であり、図10(a)が予約内容の属性と優先度との関係を示し、図10(b)がユーザ識別情報と優先度との関係を示す。
図11図11は、第2実施形態における重複予約管理システムの動作に用いるデータベースの第2変形例を示す模式図であり、図11(a)がユーザの実績と優先度との関係を示し、図11(b)がユーザ識別情報と優先度との関係を示す。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態としての重複予約管理システム100の一例について詳細に説明をする。なお、各図における構成は、説明のため模式的に記載されており、例えば各構成の大きさや、構成毎における大きさの対比等については、図とは異なってもよい。
【0023】
(第1実施形態:重複予約管理システム100)
図面を参照して、本実施形態における重複予約管理システム100の一例を説明する。
【0024】
重複予約管理システム100は、例えば図1に示すように、重複予約管理装置1を備える。重複予約管理システム100は、店舗Stにおけるサービスについて異なる複数のユーザU(第1ユーザU1、第2ユーザU2)から受け付けた重複予約を管理する。ここで、店舗Stにおけるサービスとは、店舗StがユーザUに対して提供する役務の他、有体物である商品を提供する行為及びその商品そのものを含む。
【0025】
重複予約管理システム100は、例えば1以上の予約手段8(第1予約手段81、第2予約手段82)と、ユーザU(第1ユーザU1、第2ユーザU2を含む)がそれぞれ操作するユーザ端末T(第1ユーザ端末T1、第2ユーザ端末T2を含む)とが、通信網9を介して通信接続されている。このとき、重複予約管理システム100は、例えば第1予約手段81が第1ユーザU1から第1ユーザ端末T1を介して受け付けた予約申請の内容を受信することができる。また、重複予約管理システム100は、例えば第2予約手段82が第2ユーザU2から第2ユーザ端末T2を介して受け付けた予約申請の内容を受信することができる。
【0026】
重複予約管理システム100は、第1ユーザU1の予約申請の内容と第2ユーザU2の予約申請の内容とを比較することで、重複予約か否かを判定することができる。また、重複予約管理システム100は、重複予約と判定した第1ユーザU1の予約申請と第2ユーザU2の予約申請とについて予約受付の可否を判定したうえで、第2ユーザU2の予約申請を受付不可と判定したとき、第2ユーザU2に対して受付不可の判定結果を出力する。この場合、重複予約が発生しても、店舗Stの店員が重複予約の対応をする必要がない。これにより、重複予約を受付した店舗Stの経済性の向上を図ることができる。
【0027】
<重複予約管理装置1>
重複予約管理装置1は、店舗Stにおけるサービスについて異なる複数のユーザUから受け付けた重複予約を管理する端末である。重複予約管理装置1は、例えば店舗St内に設置され、店舗Stの店員が入力操作をしたり、出力結果を確認したりすることができる。なお、重複予約管理装置1の設置場所は店舗St内に限定されず、任意の場所に設置されてもよい。重複予約管理装置1は、例えば通信網9を介して第1予約手段81、第2予約手段82、第1ユーザ端末T1、第2ユーザ端末T2と通信接続される。
【0028】
重複予約管理装置1は、例えば図2に示すように、筐体10と、CPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM(Random Access Memory)103と、保存部104と、I/F105~107とを備える。各構成101~107は、内部バス110により接続される。重複予約管理装置1として、例えばラップトップ(ノート)PC、デスクトップPC、タブレット型端末、スマートフォン等の公知の電子機器が用いられる。
【0029】
CPU101は、重複予約管理装置1全体を制御する。ROM102は、CPU101の動作コードを格納する。RAM103は、CPU101の動作時に使用される作業領域である。保存部104は、ROMが格納するデータのバックアップ、データベースや学習対象データ等の各種情報が記憶される。保存部104として、例えばHDD(Hard Disk Drive)のほか、SSD(Solid State Drive)等のデータ保存装置が用いられる。なお、例えば重複予約管理装置1は、図示しないGPU(Graphics Processing Unit)を有してもよい。
【0030】
I/F105は、通信網9を介して、必要に応じてサーバ2との各種情報の送受信を行うためのインターフェースである。I/F106は、入力部108との情報の送受信を行うためのインターフェースである。入力部108として、例えばキーボードやマウス等が用いられる。I/F107は、表示部109との各種情報の送受信を行うためのインターフェースである。表示部109は、保存部104に保存された各種情報、又は評価結果等を表示する。表示部109として、ディスプレイが用いられ、例えばタッチパネル式の場合、入力部108と一体に設けられる。
【0031】
重複予約管理装置1は、例えば図3に示すように、通信部11と、記憶部12と、予約情報取得部13と、第1判定部14と、第2判定部15と、判定結果出力部16と、を備える。なお、重複予約管理装置1の各構成は、CPU101が、RAM103を作業領域として、ROM102や保存部104等に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
【0032】
<通信部11>
通信部11は、例えば予約手段8から情報を受信する。通信部11は、例えば予約手段8により取得、生成又は記憶された情報を、通信網9を介して受信する。通信部11は、例えば重複予約管理装置1の各構成により取得、生成又は記憶された情報を、通信網9を介してユーザ端末T送信する。
【0033】
<記憶部12>
記憶部12は、例えば重複予約管理装置1の各構成により取得又は生成された情報を、必要に応じて保存部104に保存されたデータベースに記憶させる。記憶部12は、例えば保存部104に保存されたデータベースに記憶された各種情報を、必要に応じて取出す。
【0034】
<予約情報取得部13>
予約情報取得部13は、ユーザUを識別する情報と当該ユーザUの予約内容を示す情報とが紐づけられた情報を複数取得する。予約情報取得部13は、例えば通信部11と通信網9とを介して、予約手段8から受信したユーザUの予約申請の内容を示す情報を取得する。
【0035】
<第1判定部14>
第1判定部14は、予約情報取得部13により取得された複数の予約申請の内容を示す情報について重複予約か否かを判定する。第1判定部14は、例えば第1ユーザU1の予約申請の内容を示す情報と、第2ユーザU2の予約申請の内容を示す情報と、について、例えば予約時間の重複、予約席の重複、予約サービス内容の重複等の情報に基づいて、重複予約か否かを判定する。
【0036】
<第2判定部15>
第2判定部15は、第1判定部14により重複予約と判定された複数の予約申請の内容を示す情報について、予約受付の可否を判定する。第2判定部15は、例えば第1ユーザU1の予約申請の内容を示す情報と、第2ユーザU2の予約申請の内容を示す情報と、について、例えば重複予約管理装置1に予め設定された項目を判定基準として、一方の予約を受付可能と判定し、他方の予約を受付不可と判定する。なお、予約申請の内容を示す情報が3以上存在するとき、第2判定部15は、例えば一の予約を受付可能と判定し、それ以外の予約を受付不可と判定してもよい。
【0037】
<判定結果出力部16>
判定結果出力部16は、第2判定部15による判定の結果が受付不可である予約申請の内容を示す情報に対応するユーザUに対して、当該判定の結果を出力する。判定結果出力部16は、例えば通信部11及び通信網9を介してユーザ端末Tに当該判定の結果を送信することで、ユーザUに対して当該判定の結果を出力する。
【0038】
<予約手段8>
予約手段8は、例えば店舗StにおけるサービスについてユーザUからユーザ端末Tの操作を受け付けて、店舗Stにおけるサービスの予約申請を受け付ける。予約手段8は、例えばインターネット上でユーザUが利用可能な予約サイトRが予め記憶される。予約サイトRとしては、例えばホットペッパー(登録商標)、食べログ(登録商標)等が含まれる。
【0039】
予約手段8は、例えば第1予約手段81と、第2予約手段82と、を含む。なお、第1予約手段81と第2予約手段82とは、例えば同様の構成及び機能を備えるため、第2予約手段82については、第1予約手段81の説明に対応する符号のみを記載し、詳細な説明は省略する。
【0040】
<第1予約手段81(第2予約手段82)>
第1予約手段81(第2予約手段82)は、例えば第1ユーザ端末T1(第2ユーザ端末T2)の操作を介して予め記憶された第1予約サイトRa(第2予約サイトRb)にアクセスした第1ユーザU1(第2ユーザU2)から、店舗Stにおけるサービスの予約申請を受け付ける。
【0041】
第1予約手段81(第2予約手段82)は、例えば重複予約管理装置1と同様にCPUと、ROMと、RAMと、保存部と、を備えるラップトップ(ノート)PC、デスクトップPC等の公知の電子機器が用いられる。
【0042】
第1予約手段81(第2予約手段82)は、例えば図3に示すように、第1通信部811(第2通信部821)と、第1記憶部812(第2記憶部822)と、第1予約情報受付部813(第2予約情報受付部823)と、を備える。なお、第1予約手段81(第2予約手段82)の各構成は、CPUが、RAMを作業領域として、ROMや保存部等に記憶されたプログラムを実行することにより実現される。
【0043】
<第1通信部811(第2通信部821)>
第1通信部811(第2通信部821)は、例えば重複予約管理装置1に情報を送信する。第1通信部811(第2通信部821)は、例えば取得、生成又は記憶した情報を、通信網9を介して重複予約管理装置1に送信する。
【0044】
<第1記憶部812(第2記憶部822)>
第1記憶部812(第2記憶部822)は、例えば第1予約手段81(第2予約手段82)の各構成により取得又は生成された情報を、必要に応じて保存部に保存されたデータベースに記憶させる。第1記憶部812(第2記憶部822)は、例えば保存部に保存されたデータベースに記憶された各種情報を、必要に応じて取出す。
【0045】
<第1予約情報受付部813(第2予約情報受付部823)>
第1予約情報受付部813(第2予約情報受付部823)は、第1ユーザU1(第2ユーザU2)からの入力を受け付けて、第1ユーザU1(第2ユーザU2)を識別する情報と、当該第1ユーザU1(第2ユーザU2)の予約内容を示す情報とを紐づけて取得する。
【0046】
第1予約情報受付部813(第2予約情報受付部823)は、例えば第1予約手段81(第2予約手段82)に予め記憶された第1予約サイトRa(第2予約サイトRb)が用いられる。
【0047】
<第1ユーザ端末T1>
第1ユーザ端末T1は、第1ユーザU1が操作する通信端末である。第1ユーザ端末T1としては、例えば公知のスマートフォン等が用いられてよい。
【0048】
<第2ユーザ端末T2>
第2ユーザ端末T2は、第2ユーザU2が操作する通信端末である。第2ユーザ端末T2としては、例えば公知のスマートフォン等が用いられてよい。
【0049】
<通信網9>
通信網9は、例えば重複予約管理装置1、予約手段8及びユーザ端末Tが通信回路を介して接続されるインターネット網等である。通信網9は、いわゆる光ファイバ通信網で構成されてもよい。また、通信網9は、有線通信網のほか、無線通信網等の公知の通信技術で実現してもよい。
【0050】
(第1実施形態:重複予約管理方法)
図面を参照して、本実施形態における重複予約管理方法として、重複予約管理システム100の動作の一例を説明する。重複予約管理システム100の動作は、例えば重複予約管理システム100内にインストールされた重複予約管理プログラムを介して実行される。
【0051】
重複予約管理システム100の動作は、例えば図4に示すように、予約情報取得ステップS11と、第1判定ステップS12と、第2判定ステップS13と、判定結果出力ステップS14と、を含む。
【0052】
まず、本実施形態における、重複予約管理システム100の動作に伴う各種情報について説明する。重複予約管理システム100の動作に伴う情報は、例えば図5に示すように、予約受付情報D1と、ユーザ識別情報D2と、予約内容情報D3と、予約情報D4と、予約判定情報D5と、を含む。
【0053】
<予約受付情報D1、ユーザ識別情報D2、予約内容情報D3>
予約受付情報D1は、予約手段8においてユーザUから入力を受け付けて取得される、ユーザUを識別するユーザ識別情報D2と、当該ユーザUの予約内容を示す予約内容情報D3とが紐づけられた情報である。ユーザ識別情報D2及び予約内容情報D3は、例えば予約手段8においてユーザUから入力を受け付けて取得される。
【0054】
予約受付情報D1は、例えば第1予約受付情報D11と、第2予約受付情報D12と、を含む。また、ユーザ識別情報D2は、第1ユーザ識別情報D21と、第2ユーザ識別情報D22と、を含む。また、予約内容情報D3は、第1予約内容情報D31と、第2予約内容情報D32と、を含む。なお、第1予約受付情報D11及び第2予約受付情報D12と、第1ユーザ識別情報D21及び第2ユーザ識別情報D22と、第1予約内容情報D31及び第2予約内容情報D32とは、例えば同様の内容を示す情報であるため、第2予約受付情報D12、及び第2予約内容情報D32については、第1予約受付情報D11、第1ユーザ識別情報D21及び第1予約内容情報D31の説明に対応する符号のみを記載し、詳細な説明は省略する。
【0055】
<第1予約受付情報D11(第2予約受付情報D12)>
第1予約受付情報D11(第2予約受付情報D12)は、第1ユーザU1(第2ユーザU2)を識別する第1ユーザ識別情報D21(第2ユーザ識別情報D22)と、当該第1ユーザU1(第2ユーザU2)の予約内容を示す第1予約内容情報D31(第2予約内容情報D32)とが紐づけられた情報である。
【0056】
<第1ユーザ識別情報D21(第2ユーザ識別情報D22)>
第1ユーザ識別情報D21(第2ユーザ識別情報D22)は、第1ユーザU1(第2ユーザU2)を識別する情報である。第1ユーザ識別情報D21(第2ユーザ識別情報D22)は、例えば第1ユーザU1(第2ユーザU2)の氏名、ユーザID等を含む。
【0057】
<第1予約内容情報D31(第2予約内容情報D32)>
第1予約内容情報D31(第2予約内容情報D32)は、第1ユーザU1(第2ユーザU2)の予約内容を示す情報である。第1予約内容情報D31(第2予約内容情報D32)は、例えば第1ユーザU1(第2ユーザU2)から受け付けた予約の日時、サービス名、サービス料金等を含む。
【0058】
<予約情報D4>
予約情報D4は、ユーザUから入力を受け付けた予約手段8により取得された情報である。予約情報D4は、例えば予約受付情報D1と同様の情報を含む。
【0059】
予約情報D4は、例えば予約手段8が重複予約管理装置1及びユーザ端末Tに取得される情報であり、当該情報の形態は予約手段8の設定に依拠する。予約情報D4は、例えば予約手段8がユーザ端末Tを介してユーザUの予約受付情報D1を取得し予約受付が完了した後、予約受付完了の旨を示す完了確認メールが予め指定したメールアドレスに送信され、一方で重複予約管理装置1及びユーザ端末Tにおいて当該確認完了メールを受信可能なメールサーバにアクセスする方法により、重複予約管理装置1及びユーザ端末Tに取得される。
【0060】
予約情報D4は、第1予約情報D41と、第2予約情報D42と、を含む。
【0061】
<第1予約情報D41、第2予約情報D42>
第1予約情報D41は、例えば第1予約手段81が重複予約管理装置1及び第1ユーザ端末T1に送信される情報であり、その形態は第1予約手段81の設定に依拠する。同様に、第2予約情報D42は、例えば第2予約手段82が重複予約管理装置1及び第2ユーザ端末T2に送信される情報であり、その形態は第2予約手段82の設定に依拠する。
【0062】
<予約判定情報D5>
予約判定情報D5は、重複予約と判定された複数の予約情報D4について、予約受付の可否を判定した結果を示す情報である。予約判定情報D5は、例えば重複予約と判定された第1予約情報D41及び第2予約情報D42について、それぞれの予約受付の可否を判定した結果を示す。
【0063】
次に、本実施形態における重複予約管理システム100の動作の詳細について説明する。
【0064】
<予約情報取得ステップS11>
予約情報取得ステップS11において、第1予約手段81の第1予約情報受付部813は、例えば図6に示すように、第1ユーザ端末T1を用いて第1予約サイトRaにアクセスした第1ユーザU1から、第1予約受付情報D11の入力を受け付ける。その後、第1予約手段81は、入力を受け付けた第1予約受付情報D11に対応する第1予約情報D41を出力する。このとき、第1予約手段81は、第1予約情報D41を予め指定されたメールアドレスに対して送信する方法により出力してもよく、第1予約サイトRaにアクセスした第1ユーザ端末T1に画面表示する方法により出力してもよい。
【0065】
その後、重複予約管理装置1の予約情報取得部13は、第1予約手段81により出力された第1予約情報D41を取得する。
【0066】
ここで、予約情報取得部13は、第1予約手段81を識別した上で予め設定された取得条件に基づいて第1予約情報D41を自動的に取得してもよい。詳しくは、予約情報取得部13は、例えば図7に示すように、第1予約手段81の出力内容に含まれる文字、数字、記号等の情報から第1予約手段81が予約サイトXか予約サイトYかを判定した上で、出力内容における特定の位置(~行目、~文字目等)に記載の文字、数字、記号等を第1予約情報D41として自動的に取得してもよい。この場合、複数の予約手段8が受付した予約受付情報D1を効率的に取得できる。これにより、重複予約を受付した店舗Stの経済性のさらなる向上を図ることができる。
【0067】
同様に、第2予約手段82の第2予約情報受付部823は、例えば第2ユーザ端末T2を用いて第2予約サイトRbにアクセスした第2ユーザU2から、第2予約受付情報D12の入力を受け付ける。その後、第2予約手段82は、入力を受け付けた第2予約受付情報D12に対応する第2予約情報D42を出力する。このとき、第2予約手段82は、第2予約情報D42を予め指定されたメールアドレスに対して送信する方法により出力してもよく、第2予約サイトRbにアクセスした第2ユーザ端末T2に画面表示する方法により出力してもよい。
【0068】
その後、重複予約管理装置1の予約情報取得部13は、第2予約手段82により出力された第2予約情報D42を取得する。なお、予約情報取得部13は、第1予約手段81の場合と同様に、第2予約手段82を識別した上で予め設定された取得条件に基づいて第2予約情報D42を自動的に取得してもよい。
【0069】
以上の方法により、予約情報取得部13は、予約情報D4を複数取得する。
【0070】
<第1判定ステップS12>
第1判定ステップS12において、第1判定部14は、予約情報取得部13により取得された複数の予約情報D4について重複予約か否かを判定する。
【0071】
<第2判定ステップS13>
第2判定ステップS13において、第2判定部15は、第1判定部14により重複予約と判定された複数の予約情報D4について、予約受付の可否を判定する。
【0072】
<判定結果出力ステップS14>
判定結果出力ステップS14において、判定結果出力部16は、第2判定部15による判定の結果を示す予約判定情報D5を出力する。判定結果出力部16は、例えば出力した予約判定情報D5を、予め指定された第2ユーザU2のメールアドレスに対応するメールサーバに対して送信する方法により、予約情報D4に含まれるユーザ識別情報D2に対応するユーザUに対して、当該判定の結果を出力する。ここで、図6の例では、第2予約情報D42が受付不可と判定された例を示している。このとき、第2ユーザU2は、第2ユーザ端末T2を介して第2ユーザU2のメールアドレスに対応するメールサーバにアクセスする方法により、第2予約情報D42が受付不可である旨の通知を受け取ることができる。
【0073】
すなわち、重複予約管理装置1は、重複予約と判定された複数の予約情報D4について予約受付が可能か否かを判定する第2判定部15と、判定の結果が受付不可である予約情報D4に対応するユーザUに対して、当該判定の結果を出力する判定結果出力部16と、を備える。この場合、重複予約が発生しても、店舗Stの店員が重複予約の対応をする必要がない。これにより、重複予約を受付した店舗Stの経済性の向上を図ることができる。
【0074】
上述した各ステップを実施し、本実施形態における重複予約管理システム100の動作は終了する。なお、重複予約管理システム100では、例えば上述した各ステップを繰り返し実施してもよい。
【0075】
本実施形態によれば、重複予約と判定された複数の予約情報D4について予約受付が可能か否かを判定する第2判定部15と、判定の結果が受付不可である予約情報D4に紐づけられたユーザUに対して、当該判定の結果を出力する判定結果出力部16と、を備える。このため、重複予約が発生しても、店舗Stの店員が重複予約の対応をする必要がない。これにより、重複予約を受付した店舗Stの経済性の向上を図ることができる。
【0076】
また、本実施形態によれば、予約情報取得部13は、予約手段8が発行する予約受付情報D1から、予約手段8を識別した上で予め設定された取得条件に基づいて予約情報D4を取得する。このため、複数の予約手段8が受付した予約受付情報D1を効率的に取得できる。これにより、重複予約を受付した店舗Stの経済性のさらなる向上を図ることができる。
【0077】
また、本実施形態によれば、重複予約管理プログラムは、重複予約と判定された複数の予約情報D4について予約受付が可能か否かを判定する第2判定ステップS13と、判定の結果が受付不可である予約情報D4に対応するユーザUに対して、当該判定の結果を出力する判定結果出力ステップS14と、をコンピュータに実行させる。このため、重複予約が発生しても、店舗Stの店員が重複予約の対応をする必要がない。これにより、重複予約を受付した店舗Stの経済性の向上を図ることができる。
【0078】
また、本実施形態によれば、重複予約管理方法は、重複予約と判定された複数の予約情報D4について予約受付が可能か否かを判定する第2判定ステップS13と、判定の結果が受付不可である予約情報D4に対応するユーザUに対して、当該判定の結果を出力する判定結果出力ステップS14と、を有する。このため、重複予約が発生しても、店舗Stの店員が重複予約の対応をする必要がない。これにより、重複予約を受付した店舗Stの経済性の向上を図ることができる。
【0079】
(第2実施形態:重複予約管理方法)
図面を参照して、本実施形態における重複予約管理方法の一例を説明する。本実施形態は、重複予約管理方法が予約受付の可否を優先度情報D6に基づいて判定する点で、第1実施形態とは異なる。なお、上述の内容と同様の構成については、説明を省略する。
【0080】
重複予約管理システム100の動作に伴う情報は、例えば図8に示すように、優先度情報D6と、属性情報D7と、実績情報D8と、のうち少なくとも何れかを含む。優先度情報D6と、属性情報D7と、実績情報D8とは、例えば図9図11に示すように、重複予約管理装置1に予め記憶されたデータベースD9内に記憶される。
【0081】
重複予約管理システム100は、優先度情報D6を用いることで、予約情報取得部13により取得された複数の予約情報D4について、その取得の先後に依らず受付可否の判定を行うことができる。
【0082】
<優先度情報D6>
優先度情報D6は、重複予約と判定され、かつ予約受付の可否を判定する対象とされた予約情報D4(第1予約情報D41)について、他の予約情報D4(第2予約情報D42)に優先させるか否かを相対的に示す情報である。優先度情報D6は、例えばスコアとして数値化される。優先度情報D6は、他の優先度情報D6と比較可能であれば、文字や記号等で示されてもよい。
【0083】
優先度情報D6は、例えばユーザ優先度情報D61と、予約内容優先度情報D62と、を含む。
【0084】
<ユーザ優先度情報D61>
ユーザ優先度情報D61は、ユーザUの属性に対応する優先度を示す情報である。
【0085】
<予約内容優先度情報D62>
予約内容優先度情報D62は、ユーザUが予約した予約内容情報D3の属性に対応する優先度を示す情報である。
【0086】
<属性情報D7>
属性情報D7は、例えば優先度情報D6を特定するために用いられる情報である。属性情報D7は、例えば少なくとも一部が予約受付情報D1又は予約情報D4に対応し得る。属性情報D7は、例えばユーザ属性情報D71と、予約内容属性情報D72と、を含む。
【0087】
<ユーザ属性情報D71>
ユーザ属性情報D71は、ユーザUの属性を示す情報であり、ユーザ識別情報D2に対応し得る。ユーザ属性情報D71としては、例えば年齢、職業、居住地、訪問距離等が含まれる。
【0088】
なお、「年齢」とは、例えばニーズや予算が異なる顧客層ごとの分類を指し、20歳未満、20歳~30歳未満、30歳~40歳未満、40歳~50歳未満、50歳以上等を含む。また、「職業」とは、例えば「年齢」と同様にニーズや予算が異なる顧客層ごとの分類を指し、会社員、主婦、小学生以下、中学・高校生、大学生等の分類を含み得る。また、「居住地」とは、例えば店舗Stへの訪問の難易度が異なる分類を指し、東京都、北海道、大阪府、沖縄県等の都道府県単位又は市町村単位でもよく、九州地方等の地方単位でもよい。また、「訪問距離」は、例えば「居住地」と同様に店舗Stへの訪問の難易度が異なる分類を指し、1km未満、1km~5km未満、5km~10km未満、10km~100km未満、100km以上等を含み得る。
【0089】
<予約内容属性情報D72>
予約内容属性情報D72は、ユーザUが予約した予約内容情報D3の属性を示す情報であり、予約内容情報D3に対応し得る。予約内容属性情報D72としては、例えば特定サービス、特定条件、限定サービス、緊急サービス商品等が含まれる。
【0090】
なお、「特定サービス」とは、例えば販売促進又は販売抑制等の店舗Stの要求に応じて予め定められるサービスを指す。また、「特定条件」とは、特定の提供時間帯、特定の料金、特定の提供形態(オンライン提供など)、その他特定の行為(優待券の提示、店舗Stの都合に基づく予約変更に応じるなど)について予め定めた条件を指す。また、「限定サービス」とは、例えば期間限定サービスや個数限定サービスを含み得る。また、「緊急サービス」とは、店舗StがユーザUに対して速やかな提供を希望するサービスを指し、例えば稼働率の向上を図るうえで緊急性の高いサービスや、食材の消費期限が迫っており食材廃棄量の抑制を図るうえで緊急性の高いサービスを含み得る。
【0091】
<実績情報D8>
実績情報D8は、例えば優先度情報D6を特定するために用いられる情報である。実績情報D8は、例えばユーザ実績情報D81を含む。
【0092】
<ユーザ実績情報D81>
ユーザ実績情報D81は、ユーザUの過去の予約内容を示す情報である。ユーザ実績情報D81としては、例えば平均単価、直近単価、利用回数、利用頻度等が含まれる。なお、「平均単価」とは、ユーザUが過去に店舗Stから提供された予約内容に対応する料金について、利用回数1回当たりの平均値を指す。また、「直近単価」とは、ユーザUが過去に店舗Stから提供された予約内容のうち最新の予約内容に対応する料金を指す。また、「利用回数」とは、ユーザUが過去に店舗Stを利用した回数を指す。また、「利用頻度」とは、ユーザUが過去に店舗Stを利用した回数について、週単位、月単位、年単位での平均値を指す。
【0093】
<データベースD9>
データベースD9は、例えばユーザ識別情報D2と、優先度情報D6と、属性情報D7と、実績情報D8と、のうち少なくとも何れか2つが対応付けられる。
【0094】
データベースD9は、例えば図9(a)に示すように、優先度情報D6とユーザ属性情報D71に対応する参照情報とが対応付けられた第1テーブルT91が予め記憶される。
【0095】
ユーザ属性情報D71は、例えば項目ごとに1以上のスコア(Sc1、Sc2、Sc3・・・)が予め対応付けられる。具体的には、項目「年齢」のユーザ属性情報D71は、その内容ごとにスコアSc1「A11」、スコアSc2「A12」、スコアSc1「A13」がそれぞれ割り当てられる。同様に、項目「職業」のユーザ属性情報D71はその内容ごとにスコアSc1「A21」、スコアSc2「A22」、スコアSc1「A23」が、項目「居住地」のユーザ属性情報D71はその内容ごとにスコアSc1「A31」、スコアSc2「A32」、スコアSc1「A33」が、項目「訪問距離」のユーザ属性情報D71はその内容ごとにスコアSc1「A41」、スコアSc2「A42」、スコアSc1「A43」が、それぞれ割り当てられる。
【0096】
データベースD9は、例えば図9(b)に示すように、ユーザUに対応するユーザ識別情報D2に対して、予約情報取得部13等により取得されたユーザ属性情報D71が対応付けられた第2テーブルT92が記憶される。また、第2テーブルT92は、例えばユーザ識別情報D2及びユーザ属性情報D71と、第1テーブルT91を参照した上でユーザ属性情報D71に基づいて算出されたスコアとして示されるユーザ優先度情報D61と、が対応付けられて記憶されてもよい。
【0097】
具体的には、ID「a」を示すユーザ識別情報D2は、「年齢:a11」、「職業:a12」、「居住地:a13」、「訪問距離:a14」を示すユーザ属性情報D71と紐づけられるとともに、第1テーブルT91を参照した上で「年齢:a11」、「職業:a12」、「居住地:a13」、「訪問距離:a14」に対応する各種スコアに基づいて算出された「スコア小計」、「スコア調整値」、「スコア合計値」、「スコア平均値」等を示すユーザ優先度情報D61と紐づけられる。なお、「スコア小計値」とは、各種スコアに基づいて算出されたスコアの生データを指す。また、「スコア調整値」とは、例えば第1テーブルT91に依らずに考慮され得る情報を指す。また、「スコア合計値」とは、「スコア小計値」と「スコア調整値」との和を指す。また、「スコア平均値」とは、「スコア合計値」を過去のスコア算出回数で除した値を指す。
【0098】
予約情報取得部13は、例えば上述のような優先度情報D6をユーザ識別情報D2と紐づけて取得する。また、第2判定部15は、予約受付の可否を優先度情報D6に基づいて判定する。この場合、先着順以外の情報に基づいて重複予約を自動調整できる。これにより、重複予約を受付した店舗Stの経済性のさらなる向上を図ることができる。
【0099】
また、データベースD9は、例えば図10(a)に示すように、優先度情報D6と予約内容属性情報D72に対応する参照情報とが対応付けられた第1テーブルT91が予め記憶されてもよい。
【0100】
予約内容属性情報D72は、例えば項目ごとに1以上のスコアが予め対応付けられる。具体的には、項目「特定サービス」の予約内容属性情報D72は、その内容ごとにスコアSc1「B11」、スコアSc2「B12」、スコアSc1「B13」がそれぞれ割り当てられる。同様に、項目「特定条件」の予約内容属性情報D72はその内容ごとにスコアSc1「B21」、スコアSc2「B22」、スコアSc1「B23」が、項目「限定サービス」の予約内容属性情報D72はその内容ごとにスコアSc1「B31」、スコアSc2「B32」、スコアSc1「B33」が、項目「緊急サービス」の予約内容属性情報D72はその内容ごとにスコアSc1「B41」、スコアSc2「B42」、スコアSc1「B43」が、それぞれ割り当てられる。
【0101】
データベースD9は、例えば図10(b)に示すように、ユーザUに対応するユーザ識別情報D2に対して、予約情報取得部13等により取得された予約内容属性情報D72が対応付けられた第2テーブルT92が記憶されてもよい。また、第2テーブルT92は、例えばユーザ識別情報D2及び予約内容属性情報D72と、第1テーブルT91を参照した上で予約内容属性情報D72に基づいて算出されたスコアとして示される予約内容優先度情報D62と、が対応付けられて記憶されてもよい。
【0102】
具体的には、ID「a」を示すユーザ識別情報D2は、「特定サービス:a21」、「特定条件:a22」、「限定サービス:a23」、「緊急サービス:a24」を示す予約内容属性情報D72と紐づけられるとともに、第1テーブルT91を参照した上で「特定サービス:a21」、「特定条件:a22」、「限定サービス:a23」、「緊急サービス:a24」に対応する各種スコアに基づいて算出された「スコア小計」、「スコア調整値」、「スコア合計値」、「スコア平均値」等を示す予約内容優先度情報D62と紐づけられてもよい。
【0103】
すなわち、予約情報取得部13は、ユーザ属性情報D71又は予約内容属性情報D72のうち少なくとも何れかを含む予め設定された属性情報D7に基づいて、他の予約情報D4に優先させるか否かを相対的に示す優先度情報D6を取得する。この場合、店舗Stの必要に応じて条件を満たすユーザUや予約内容を優先させるように重複予約を自動調整できる。これにより、重複予約を受付した店舗Stの経済性のさらなる向上を図ることができる。
【0104】
また、データベースD9は、例えば図11(a)に示すように、優先度情報D6とユーザ実績情報D81に対応する参照情報とが対応付けられた第1テーブルT91が予め記憶されてもよい。
【0105】
ユーザ実績情報D81は、例えば項目ごとに1以上のスコアが予め対応付けられる。具体的には、項目「平均単価」のユーザ実績情報D81は、その内容ごとにスコアSc1「C11」、スコアSc2「C12」、スコアSc1「C13」がそれぞれ割り当てられる。同様に、項目「直近単価」のユーザ実績情報D81はその内容ごとにスコアSc1「C21」、スコアSc2「C22」、スコアSc1「C23」が、項目「利用回数」のユーザ実績情報D81はその内容ごとにスコアSc1「C31」、スコアSc2「C32」、スコアSc1「C33」が、項目「利用頻度」のユーザ実績情報D81はその内容ごとにスコアSc1「C41」、スコアSc2「C42」、スコアSc1「C43」が、それぞれ割り当てられる。
【0106】
データベースD9は、例えば図10(b)に示すように、ユーザUに対応するユーザ識別情報D2に対して、予約情報取得部13等により過去に取得されたユーザ実績情報D81が対応付けられた第2テーブルT92が記憶されてもよい。また、第2テーブルT92は、例えばユーザ識別情報D2及びユーザ実績情報D81と、第1テーブルT91を参照した上でユーザ実績情報D81に基づいて算出されたスコアとして示されるユーザ優先度情報D61と、が対応付けられて記憶されてもよい。
【0107】
具体的には、ID「a」を示すユーザ識別情報D2は、「平均単価:a31」、「直近単価:a32」、「利用回数:a33」、「利用頻度:a34」を示すユーザ実績情報D81と紐づけられるとともに、第1テーブルT91を参照した上で「平均単価:a31」、「直近単価:a32」、「利用回数:a33」、「利用頻度:a34」に対応する各種スコアに基づいて算出された「スコア小計」、「スコア調整値」、「スコア合計値」、「スコア平均値」等を示すユーザ優先度情報D61と紐づけられてもよい。
【0108】
すなわち、予約情報取得部13は、予め記憶されたデータベースD9に含まれるユーザ実績情報D81に基づいて、他の予約情報D4に優先させるか否かを相対的に示す優先度情報D6を取得する。この場合、予約内容以外の情報に基づいて重複予約を自動調整できる。これにより、重複予約を受付した店舗Stの経済性のさらなる向上を図ることができる。
【0109】
次に、本実施形態における重複予約管理システム100の動作の詳細について説明する。
【0110】
<予約情報取得ステップS11>
予約情報取得ステップS11において、予約情報取得部13は、例えば第1テーブルT91を参照した上で、第1テーブルT91から優先度情報D6をユーザ識別情報D2と紐づけて取得する。なお、予約情報取得部13は、例えば第1テーブルT91を参照した上で、第1テーブルT91から取得したスコアに基づいて重複予約管理装置1において算出する方法により、優先度情報D6を取得してもよい。
【0111】
<第2判定ステップS13>
第2判定ステップS13において、第2判定部15は、第1判定部14により重複予約と判定された複数の予約情報D4について、予約受付の可否を優先度情報D6に基づいて判定する。
【0112】
本実施形態によれば、予約情報取得部13は、優先度情報D6をユーザ識別情報D2と紐づけて取得し、第2判定部15は、予約受付の可否を優先度情報D6に基づいて判定する。このため、先着順以外の情報に基づいて重複予約を自動調整できる。これにより、重複予約を受付した店舗Stの経済性のさらなる向上を図ることができる。
【0113】
また、本実施形態によれば、予約情報取得部13は、ユーザ属性情報D71又は予約属性情報D72のうち少なくとも何れかを含む予め設定された属性情報D7に基づいて、他の予約情報D4に優先させるか否かを相対的に示す優先度情報D6を取得する。このため、店舗Stの必要に応じて条件を満たすユーザUや予約内容を優先させるように重複予約を自動調整できる。これにより、重複予約を受付した店舗Stの経済性のさらなる向上を図ることができる。
【0114】
また、本実施形態によれば、予約情報取得部13は、予め記憶されたユーザUの過去の予約内容を示す実績情報D8に基づいて、他の予約情報D4に優先させるか否かを相対的に示す優先度情報D6を取得する。このため、予約内容以外の情報に基づいて重複予約を自動調整できる。これにより、重複予約を受付した店舗Stの経済性のさらなる向上を図ることができる。
【0115】
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0116】
100 重複予約管理システム
1 重複予約管理装置
11 通信部
12 記憶部
13 予約情報取得部
14 第1判定部
15 第2判定部
16 判定結果出力部
8 予約手段
81 第1予約手段
811 第1通信部
812 第1記憶部
813 第1予約受付部
82 第2予約手段
821 第2通信部
822 第2記憶部
823 第2予約受付部
9 通信網
S11 予約情報取得ステップ
S12 第1判定ステップ
S13 第2判定ステップ
S14 判定結果出力ステップ
D1 予約受付情報
D11 第1予約受付情報
D12 第2予約受付情報
D2 ユーザ識別情報
D21 第1ユーザ識別情報
D22 第2ユーザ識別情報
D3 予約内容情報
D31 第1予約内容情報
D32 第2予約内容情報
D4 予約情報
D41 第1予約情報
D42 第2予約情報
D5 予約判定情報
D51 予約不可情報
D52 優先度情報
D6 優先度情報
D61 ユーザ優先度情報
D62 予約内容優先度情報
D7 属性情報
D71 ユーザ属性情報
D72 予約内容属性情報
D8 実績情報
D81 ユーザ実績情報
U ユーザ
U1 第1ユーザ
U2 第2ユーザ
T ユーザ端末
T1 第1ユーザ端末
T2 第2ユーザ端末
【要約】
【課題】重複予約を受付した店舗の経済性の向上が図られた重複予約管理システム、重複予約管理プログラム、及び重複予約管理方法を提供する。
【解決手段】重複予約管理システム100は、店舗Stにおけるサービスについて異なる複数のユーザUから受け付けた重複予約を管理するシステムであって、ユーザ識別情報と当該ユーザの予約内容を示す情報とが紐づけられた予約情報を複数取得する予約情報取得部と、取得された複数の予約情報について重複予約か否かを判定する第1判定部と、重複予約と判定された複数の予約情報について予約受付の可否を判定する第2判定部と、判定の結果が受付不可である予約情報に含まれるユーザ識別情報に対応するユーザUに対して、当該判定の結果を出力する判定結果出力部と、を備えることを特徴とする。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11