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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-06
(45)【発行日】2024-03-14
(54)【発明の名称】包装袋
(51)【国際特許分類】
   B65D 33/00 20060101AFI20240307BHJP
   B65D 75/60 20060101ALI20240307BHJP
【FI】
B65D33/00 C
B65D75/60
【請求項の数】 6
(21)【出願番号】P 2019188018
(22)【出願日】2019-10-11
(65)【公開番号】P2020147367
(43)【公開日】2020-09-17
【審査請求日】2022-05-26
(31)【優先権主張番号】P 2019039396
(32)【優先日】2019-03-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】390033868
【氏名又は名称】株式会社メイワパックス
(74)【代理人】
【識別番号】100122471
【弁理士】
【氏名又は名称】籾井 孝文
(74)【代理人】
【識別番号】100186185
【弁理士】
【氏名又は名称】高階 勝也
(72)【発明者】
【氏名】西川 静香
【審査官】長谷川 一郎
(56)【参考文献】
【文献】韓国公開特許第10-2009-0048187(KR,A)
【文献】特開2012-025480(JP,A)
【文献】実開平04-089760(JP,U)
【文献】特開2014-189292(JP,A)
【文献】特開2008-105719(JP,A)
【文献】特開2019-069803(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2017/0297800(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65D 33/00
B65D 75/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに対向する前面および背面と、前記前面と前記背面との間に形成されて互いに対向する第1の側面および第2の側面と、
前記前面と前記背面とがシールされることにより互いに対向する両端のそれぞれに沿って形成されたシール部と、前記両端の一端から他端まで延びるように前記背面に形成された背シール部と、
を有する包装袋であって、
前記前面または前記背面に開封口を形成するように裂け目を誘導する、前記背シール部の前記一端近傍から前記他端へ向けて延びる第1の開封補助線および第2の開封補助線を有し、
前記第1の開封補助線は、前記背シール部の前記一端近傍から、前記第1の側面と前記前面または前記背面との境界に延び、さらに、前記第1の側面と前記前面または前記背面との境界に沿って前記他端に向けて延び、
前記第2の開封補助は、前記背シール部の前記一端近傍から、前記第2の側面と前記前面または前記背面との境界に延び、さらに、前記第2の側面と前記前面または前記背面との境界に沿って延び、
前記背シール部から前記第1の側面と前記前面または前記背面との境界までの間において、前記第1の開封補助線が、互いに沿って延びる複数本の開封補助線により構成され、
前記背シール部から前記第2の側面と前記前面または前記背面との境界までの間において、前記第2の開封補助線が、互いに沿って延びる複数本の開封補助線により構成され、
前記背シール部と前記背面、前記背面と前記第1の側面との境界、および、前記背面と前記第2の側面との境界に角部が形成され、
該角部の少なくともひとつにおいて、前記第1の開封補助線および/または第2の開封補助線が、該角部と略垂直に交わり、
前記第1の開封補助線および第2の開封補助線の本数が、それぞれ、3本以上であり、
前記第1の側面と前記前面または前記背面との境界において、前記第1の開封補助線が、該境界に沿って延びる複数本の開封補助線により構成され、該開封補助線が、波状線または折れ線であり、
前記第2の側面と前記前面または前記背面との境界において、前記第2の開封補助線が、該境界に沿って延びる複数本の開封補助線により構成され、該開封補助線が、波状線または折れ線である、
包装袋。
【請求項2】
前記背シール部において、前記第1の開封補助線および前記第2の開封補助線が、前記裂け目の誘導方向に向かって先細りする形状を有するとともに該方向に沿って配列された複数の単位補助線を含む、請求項1に記載の包装袋。
【請求項3】
前記第1の側面と前記前面または前記背面との境界において、前記第1の開封補助線が、該境界に沿い前記裂け目の誘導方向に向かって先細りする形状を有するとともに該方向に沿って配列された複数の単位補助線を含む、請求項1または2に記載の包装袋。
【請求項4】
前記第2の側面と前記前面または前記背面との境界において、前記第2の開封補助線が、該境界に沿い前記裂け目の誘導方向に向かって先細りする形状を有するとともに該方向に沿って配列された複数の単位補助線を含む、請求項1から3のいずれかに記載の包装袋。
【請求項5】
前記背シール部が、前記第1の開封補助線および第2開封補助線の前記背シール部側端部の近傍において、切り込みまたは切り欠きを有する、請求項1からのいずれかに記載の包装袋。
【請求項6】
前記包装袋を構成するフィルムが、基材と、前記基材上に積層されたバリア層とを有し、
前記基材に前記第1の開封補助線および第2の開封補助線が形成されている、
請求項1からのいずれかに記載の包装袋。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装袋に関する。
【背景技術】
【0002】
フィルムにより構成される包装袋として、様々なタイプの包装袋が知られている。中でも、ガゼット形式の包装袋は、コンパクトに、かつ、効率良く梱包できることから、菓子等の包装をはじめ、様々な分野で用いられている。ガゼット形式の包装袋は、端部に設けられた切り欠きを起点に切り裂くことで側面部分を開封するものが一般的であるが、内容物が隙間少なく包装されている場合には、内容物と裂け目とが干渉することがある。例えば、羊羹のように柔らかい内容物が包装されている場合には、開封時に内容物を損傷させてしまうことがある。
【0003】
近年、内容物を容易に取り出すべく、背面または前面を開封する形態の包装袋が知られている(特許文献1および2)。しかしながら、上記のような背面または前面が開封されるガゼット形式の包装袋は、容易に開封できない場合がある。また、開封時、意図しない裂け目が生じて、予定より小さい開封口しか形成されず、内容物の取り出しが困難になる場合もある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2008-105719号公報
【文献】特開2014-234236号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は上記従来の課題を解決するためになされたものであり、その主たる目的は、容易に開封することができ、かつ、開封後に内容物を取り出しやすい包装袋を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の包装袋は、互いに対向する前面および背面と、上記前面と上記背面との間に形成されて互いに対向する第1の側面および第2の側面と、上記前面と上記背面とがシールされることにより互いに対向する両端のそれぞれに沿って形成されたシール部と、上記両端の一端から他端まで延びるように上記背面に形成された背シール部と、を有する包装袋であって、上記前面または上記背面に開封口を形成するように裂け目を誘導する、上記背シール部の上記一端近傍から上記他端へ向けて延びる第1の開封補助線および第2の開封補助線を有し、上記第1の開封補助線は、上記背シール部の上記一端近傍から、上記第1の側面と上記前面または上記背面との境界に延び、さらに、上記第1の側面と上記前面または上記背面との境界に沿って上記他端に向けて延び、上記第2の開封補助前は、上記背シール部の上記一端近傍から、上記第2の側面と上記前面または上記背面との境界に延び、さらに、上記第2の側面と上記前面または上記背面との境界に沿って延びる。
1つの実施形態においては、上記背シール部において、上記第1の開封補助線および上記第2の開封補助線が、上記裂け目の誘導方向に向かって先細りする形状を有するとともに該方向に沿って配列された複数の単位補助線を含む。
1つの実施形態においては、上記背シール部から上記第1の側面と上記前面または上記背面との境界までの間において、上記第1の開封補助線が、互いに沿って延びる任意の適切な本数の開封補助線により構成される。
1つの実施形態においては、上記背シール部から上記第2の側面と上記前面または上記背面との境界までの間において、上記第2の開封補助線が、互いに沿って延びる任意の適切な本数の開封補助線により構成される。
1つの実施形態においては、上記シール部と上記背面、上記背面と上記第1の側面との境界、および、上記背面と上記第2の側面との境界に角部が形成され、該角部の少なくともひとつにおいて、上記第1の開封補助線および/または第2の開封補助線が、該角部と略垂直に交わる。
1つの実施形態においては、上記第1の側面と上記前面または上記背面との境界において、上記第1の開封補助線が、該境界に沿い上記裂け目の誘導方向に向かって先細りする形状を有するとともに該方向に沿って配列された複数の単位補助線を含む。
1つの実施形態においては、上記第2の側面と上記前面または上記背面との境界において、上記第2の開封補助線が、該境界に沿い上記裂け目の誘導方向に向かって先細りする形状を有するとともに該方向に沿って配列された複数の単位補助線を含む。
1つの実施形態においては、上記第1の側面と上記前面または上記背面との境界において、上記第1の開封補助線が、該境界に沿って延びる複数本の開封補助線により構成され、該開封補助線が、波状線または折れ線である。
1つの実施形態においては、上記第2の側面と上記前面または上記背面との境界において、上記第2の開封補助線が、該境界に沿って延びる複数本の開封補助線により構成され、該開封補助線が、波状線または折れ線である。
1つの実施形態においては、上記背シール部が、上記第1の開封補助線および第2開封補助線の上記背シール部側端部の近傍において、切り込みまたは切り欠きを有する。
1つの実施形態においては、前記包装袋を構成するフィルムが、基材と、上記基材上に積層されたバリア層とを有し、上記基材に上記第1の開封補助線および第2の開封補助線が形成されている。
【発明の効果】
【0007】
本発明によれば、容易に開封することができ、かつ、開封後に内容物を取り出しやすい包装袋が提供され得る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】(a)は、本発明の1つの実施形態による包装袋を背面側から見たときの概略平面図であり、(b)は、本発明の1つの実施形態による包装袋を前面側から見たときの概略斜視図である。
図2図1に示す包装袋の製造に用いられる製袋用フィルムを示す概略平面図である。
図3】本発明の1つの実施形態における包装袋に設けられる開封補助線の例を示す拡大平面図である。
図4図1に示す包装袋の製造に用いられる製袋用フィルムの別の例を示す概略平面図である。
図5】(a)は、本発明の1つの実施形態による包装袋を背面側から見たときの概略平面図であり、(b)は、本発明の1つの実施形態による包装袋を前面側から見たときの概略斜視図である。
図6図5に示す包装袋の製造に用いられる製袋用フィルムを示す概略平面図である。
図7図5に示す包装袋の製造に用いられる製袋用フィルムの別の例を示す概略平面図である。
図8図5に示す包装袋の製造に用いられる製袋用フィルムの別の例を示す概略平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明の実施形態について、図1図8に基づいて詳細に説明する。
【0010】
A.第1の実施形態
図1(a)は本発明の1つの実施形態による包装袋100を背面21側から見たときの概略斜視図であり、図1(b)は包装袋100を前面20側から見たときの概略斜視図である。図2は、包装袋100の製造に用いられる製袋用フィルム110であり、包装袋100の展開図である。包装袋100は、互いに対向する前面20および背面21と、前面20と背面21との間に形成されて互いに対向する第1の側面22および第2の側面23と、を有する。包装袋100は、いわゆるガゼット方式の包装袋である。包装袋100は、代表的には、1枚の製袋用フィルム110を製袋加工することにより得られる。包装袋100は、前面20と背面21とがシールされることにより形成された第1のシール部11および第2のシール部12と、背面に形成された背シール部13(背貼り)と、を有する。第1のシール部11は、互いに対向する両端のうちの一端11aに沿って形成されており、第2のシール部12は、他端12aに沿って形成されている。背シール部13は、一端11aから他端12aまで延びるように背面21に形成されている。代表的には、背シール部13は背面21の中央近傍に形成され、背面21に接するように(背面21と略平行になるように)、第2の側面23に向けて折り込まれている。
【0011】
なお、図2(および後述の図5)において、点線で表される線21a、22a、22b、22c、23a、23b、23c、21a’、22a’、22b’、22c’、23a’、23b’、23c’は、製袋加工時に折られる箇所であり、包装袋における角部となる箇所である。本明細書において、便宜上、角部が延びる方向を長さ方向とする。
【0012】
包装袋100は、背シール部13の一端11a近傍から、他端12aへ向けて延びる、第1の開封補助線30および第2の開封補助線40を有する。図1においては、第1の開封補助線30および第2の開封補助線40が太線で示されている。第1の開封補助線30および第2の開封補助線40は、包装袋100を背シール部13から切り裂いた際に、背面21に開封口を形成するように裂け目を誘導する。代表的には、第1の開封補助線30および第2の開封補助線40は、その形状に沿って裂け目を進行させ得る。なお、第1の開封補助線および第2の開封補助線のように「第1の」または「第2の」を付して記載される開封補助線は、複数の開封補助線(副開封補助線)および/または複数の単位補助線の集合であり得る(詳細は、後述)。
【0013】
第1の開封補助線30は、背シール部13の一端11a近傍から、第1の側面22と背面21との境界22aに延び、さらに、当該境界22aに沿って他端12aに向けて延びる。1つの実施形態においては、第1の開封補助線30は、背シール部13と境界22aとの間(すなわち、背面21)において、曲線を含んだ線状に形成され得る。第1の開封補助線30は、境界22aに沿って他端12aまで延びていてもよく、境界22aの他端12aまでは延びず、境界22a上で裂け目の誘導を止めるように形成されていてもよい。
【0014】
「境界に沿う」とは、境界上に第1の開封補助線(および第2の開封補助線)が存在する形態と、境界近傍に第1の開封補助線(および第2の開封補助線)が存在する形態とを含む概念である。1つの実施形態においては、図1および図2に示すように、第1の開封補助線および第2の開封補助線は、その少なくとも1部が包装袋の角部上にあるように設けられる。このようにすれば、内容物を傷つけることを防止し得る。このような実施形態は、内容物が隙間少なく包装されている場合に特に有効である。別の実施形態においては、第1の開封補助線および第2の開封補助線は、包装袋の角部近傍で、開封補助線と当該角部とが交わらないようにして、設けられる。このようにすれば、開封時の裂け目の第1の開封補助線および第2の開封補助線からの逸脱をより有効に防止することができる。第1の開封補助線および第2の開封補助線と角部との最短距離は、例えば、1mm~5mmである。また、本実施形態においては、第1の開封補助線および第2の開封補助線は、近接する角部を基準に、開封口側に設けられることが好ましい。例えば、包装袋がガゼット袋である場合、前面または背面に設けられることが好ましい。
【0015】
第2の開封補助線40は、背シール部13の一端11a近傍から、第2の側面23と背面21との境界23aに延び、さらに、当該境界23aに沿って他端12aに向けて延びる。第1の開封補助線30と第2の開封補助線40の背シール部13側端部は、同位置(包装袋としたときに同位置)であることが好ましい。1つの実施形態においては、第2の開封補助線40は、背シール部13の一端11a近傍から境界23aまでの間(すなわち、背面21)において、曲線を含んだ線状に形成され得る。第2の開封補助線40は、境界23aに沿って他端12aまで延びていてもよく、境界23aの他端12aまでは延びず、境界23a上で裂け目の誘導を止めるように形成されていてもよい。第1の開封補助線30と第2の開封補助線40とは同じ長さであることが好ましい。
【0016】
本発明によれば、内容物の広面積面側である背面21(後述の第2の実施形態においては、前面20’)を広範囲に開封することが可能となり、内容物との干渉なく容易に開封でき、かつ、開封後に内容物を取り出しやすい包装袋を得ることができる。また、背面21と側面22、23との境界22a、23aは、製袋用フィルム110を折り返して包装袋100が形成された際に角部となり得るが、本発明においては、第1の開封補助線30と第2の開封補助線40とを、当該角部に設けることにより、開封性に優れ、かつ、第1の開封補助線30と第2の開封補助線40が視認されがたく意匠性に優れる包装袋を得ることができる。
【0017】
背シール部13から第1の側面22と背面21との境界22aまでの間において、第1の開封補助線30は、曲線のみから構成されていてもよく、直線のみから構成されていてもよく、曲線および直線から構成されていてもよい。また、背シール部13から第2の側面23と背面21との境界23aまでの間において、第2の開封補助線40は、曲線のみから構成されていてもよく、直線のみから構成されていてもよく、曲線および直線から構成されていてもよい。
【0018】
1つの実施形態においては、背シール部13において、第1の開封補助線30および第2の開封補助線40は、裂け目の誘導方向に向かって先細りする形状を有するとともに該方向に沿って配列された複数の単位補助線を含む。具体的には、図2に示すように、背シール部13において、第1の開封補助線30は、背シール部13の一端11a近傍から、第1の側面22と背面21との境界22aへ向けた裂け目の誘導方向に向かって先細りするハの字形状を有するとともに誘導方向および誘導方向に直交する方向に沿って配列された複数の単位補助線31aを含み、第2の開封補助線40は、背シール部13の一端11a近傍から、第2の側面23と背面21との境界23aへ向けた裂け目の誘導方向に向かって先細りするハの字形状を有するとともに該方向に沿って配列された複数の単位補助線41aを含む。背シール部13における第1の開封補助線30と第2の開封補助線40とをこのように構成することにより、背シール部13から背シール部13外への裂け目の移行をスムーズにすることができ、裂け目の開封補助線からの逸脱を防止することができる。背シール部13における単位補助線の数、および隣接する単位補助線同士の間隔は、包装袋100の用途、フィルムの強度などに応じて適切に設定され得る。単位補助線31a、41aは、裂け目の誘導方向において2本~10本配列していることが好ましく、3本~5本配列していることがより好ましい。また、単位補助線31a、41aは、裂け目の誘導方向に直交する方向において、2本~10本(単位補助線がハの字形状を形成する場合、1組から5組のハの字形状を形成して)配列していることが好ましく、4本~6本(単位補助線がハの字形状を形成する場合、2組から3組のハの字形状を形成して)配列していることがより好ましい。
【0019】
背シール部13における単位補助線は、図2に示すような上記ハの字形状を形成し得る他、図3に示すようなハの字が重なった形状を形成していてもよい。また、背シール部13における単位補助線の形状のその他の例としては、V字形状、U字形状、Y字形状等が挙げられる。単位補助線は左右対称であってもよく、非対称であってもよい。
【0020】
1つの実施形態においては、上記第1の開封補助線および第2開封補助線の前記背シール部側端部の近傍において、背シール部13に切り込みまたは切り欠き(図示例では切り込み13a)が形成される。切り込みまたは切り欠きを形成することにより、開封開始位置をわかりやすくすることができ、かつ、開封開始位置をつまみやすくすることができる。
【0021】
1つの実施形態においては、背シール部13と境界22aとの間(すなわち、背面21)において、第1の開封補助線30は、互いに沿って延びる複数本の開封補助線33により構成され得る。また、背シール部13と境界23aとの間(すなわち、背面21)において、第2の開封補助線40は、互いに沿って延びる複数本の開封補助線43により構成され得る。第1の開封補助線30および第2の開封補助線40をこのように構成すれば、裂け目の開封補助線からの逸脱を防止することができる。隣接する開封補助線同士の間隔は特に限定されず、包装袋100の大きさに応じて適切に設定することができる。背面21における開封補助線33、43の本数は、それぞれ、2本~6本であり、より好ましくは3本~5本である。図示例では、第1の開封補助線30および第2の開封補助線40は、それぞれ、互いに沿って方向に延びる3本の開封補助線により構成される。背面21において、第1の開封補助線30および第2の開封補助線40を構成するそれぞれの開封補助線33、43は、図2に示すような途切れのない線の他、破線、点線、波線等の他の形状であってもよい。
【0022】
1つの実施形態においては、第1の開封補助線および/または第2の開封補助線は、上記角部と略垂直に交わる。「第1の開封補助線および/または第2の開封補助線は、上記角部と略垂直に交わる」とは、包装袋を展開した状態(すなわち、製袋用フィルム110を平らに置いた状態)で、第1の開封補助線および/または第2の開封補助線と、角部に規定される直線とが略垂直となっていることをいう。
【0023】
以下、第1の実施形態において、第1の開封補助線が角部と略垂直に交わる実施形態、および第2の開封補助線が角部と略垂直に交わる実施形態を具体的に説明する。なお、第1の実施形態においては、背シール部13と背面21との境界21aが第1の開封補助線および第2の開封補助線と交わる角部に相当する。
【0024】
1つの実施形態において、第1の開封補助線30と、背シール部13と背面21との境界21aとが交わる角度Aは、90°±20°である。このようにして、第1の開封補助線30を形成すれば、裂け目が境界21a方向に逸れることを防止できる。本明細書において、「交わる角度」とは、交差する線のうち一方または両方の線が曲線である場合、交点における接線により規定される角度を意味する。また、「交わる角度」は、包装袋を展開して(すなわち、製袋用フィルム110を平らに置いた状態で)測定される角度である。上記角度Aは、好ましくは90°±10°であり、より好ましくは90°±5°であり、さらに好ましくは90°±2°であり、特に好ましくは90°±1°であり、最も好ましくは90°である。このような範囲であれば、上記効果はより顕著となる。
【0025】
1つの実施形態において、第2の開封補助線40と、背シール部13と背面21との境界21aとが交わる角度A’は、90°±20°である。このようにして、第2の開封補助線40を形成すれば、裂け目が境界21a’方向に逸れることを防止できる。上記角度A’は、好ましくは90°±10°であり、より好ましくは90°±5°であり、さらに好ましくは90°±2°であり、特に好ましくは90°±1°であり、最も好ましくは90°である。このような範囲であれば、上記効果はより顕著となる。
【0026】
1つの実施形態においては、第1の開封補助線30は、第1の側面22と背面21との境界22aにおいて、当該境界22aに沿い裂け目の誘導方向に向かって先細りする形状を有するとともに該方向に沿って配列された複数の単位補助線32aを含む。また、本実施形態において、第2の開封補助線40は、第2の側面23と背面21との境界23aにおいて、当該境界23aに沿い裂け目の誘導方向に向かって先細りする形状を有するとともに該方向に沿って配列された複数の単位補助線42aを含み得る。具体的には、図2に示すように、第1の開封補助線30は、境界22aに沿い裂け目の誘導方向に向かって先細りするハの字形状を有するとともに誘導方向および誘導方向に直交する方向に沿って配列された複数の単位補助線32aを含み得る。また、第2の開封補助線40は、境界23aに沿い裂け目の誘導方向に向かって先細りするハの字形状を有するとともに該方向に沿って配列された複数の単位補助線42aを含み得る。境界22aおよび境界23aにおける単位補助線の数、および隣接する単位補助線同士の間隔は、包装袋100の用途、フィルムの強度などに応じて適切に設定され得る。単位補助線32a、42aは、裂け目の誘導方向の直交する方向において、4本~12本(単位補助線がハの字形状を形成する場合、2組から6組のハの字形状を形成して)配列していることが好ましく、6本~10本(単位補助線がハの字形状を形成する場合、3組から5組のハの字形状を形成して)配列していることがより好ましい。一般的に、開封補助線を有する包装袋は、フィルムに開封補助線を形成した後、フィルムを製袋加工することにより製造され得、境界22a、23aは角部となり得るが、当該角部は個々の包装袋ごとにその位置がずれることがある。上記実施形態においては、単位補助線32a、42aを、裂け目の誘導方向の直交する方向において複数個配列することにより、角部の位置が包装袋ごとで安定していなくとも、単位補助線32a、42aを角部(すくなくとも角部の近傍)に配置させることが可能となる。その結果、開封容易な包装袋を得ることができる。
【0027】
境界22a、23aにおける単位補助線の形状は、図2に示すような上記ハの字形状を形成し得る他、図3に示すようなハの字が重なった形状を形成していてもよい。また、境界22a、23aにおける単位補助線の形状のその他の例としては、V字形状、U字形状、Y字形状等が挙げられる。単位補助線は左右対称であってもよく、非対称であってもよい。
【0028】
別の実施形態においては、図4に示すように、第1の開封補助線30は、第1の側面22と背面21との境界22aにおいて、当該境界22aに沿って延びる複数本の開封補助線32bにより構成される。また、本実施形態において、第2の開封補助線40は、第2の側面23と背面21との境界23aにおいて、当該境界23aに沿って延びる任意の適切な本数の開封補助線42bにより構成される。境界22aおよび境界23aに配置される上記開封補助線32b、42bの本数は、それぞれ、2本~6本であり、より好ましくは3本~5本である。上記開封補助線32b、42bは、図3に示すような途切れのない線の他、破線、点線、波線等の他の形状であってもよい。好ましくは、途切れのない線である。
本実施形態において、好ましくは、図3に示すように、上記開封補助線32bおよび開封補助線42bが、波状線または折れ線であり、隣り合う開封補助線間の距離が不定となるように構成される。このようにすれば、開封時の裂け目の開封補助線からの逸脱を防止することができる。より詳細には、所定の開封補助線(例えば、中央に位置する開封補助線)に沿った裂け目が当該開封補助線から逸脱した場合に、開封補助線が接近した箇所で当該裂け目が隣り合う別の開封補助線に移行しやすく、逸脱を防止してスムーズに開封することが可能となる。また、直線状に近いかたちで開封線が形成され得、外観上も有利である。
【0029】
上記開封補助線32bおよび開封補助線42bが、波状線または折れ線であり、隣り合う開封補助線間の距離が不定となるように構成される場合、隣り合う開封補助線間の距離が最も近い箇所の当該開封補助線間の距離は、好ましくは1mm~5mmであり、より好ましくは2mm~4mmである。また、隣り合う開封補助線間の距離が最も遠い箇所の当該開封補助線間の距離は、好ましくは2mm~8mmであり、より好ましくは3mm~7mmである。
【0030】
包装袋100は、代表的には、1枚のフィルム(製袋用フィルム110)を袋状に折り込み、フィルムを重ねた状態で端部をシールすることにより得られ得る。具体的には、方形状のフィルムの一組の辺を重ねてシールすることで背シール部13とし、フィルムの上記一組の辺に直交する2辺のうち一方の辺をシールすることで第1のシール部11とし、他方の辺をシールすることで第2のシール部12とすることにより、包装袋100が得られ得る。
【0031】
上記フィルム(製袋用フィルム)は、代表的には、製袋用フィルムの最外層となる基材フィルムと、用途に応じて基材フィルム上に積層された機能層とを有する。基材フィルムとしては、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリプロピレン系、ポリカーボネート系、セロファン等の樹脂フィルムを用いることができる。好ましくは、これらの樹脂フィルムを二軸延伸した延伸フィルムが用いられる。基材フィルムは、任意の適切な印刷が施され得る。
【0032】
機能層としては、例えば、バリア層および融着層が挙げられる。バリア層は、例えば、アルミニウム、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化インジウム、酸化錫、および酸化ジルコニウム等の無機物を基材フィルム上に蒸着すること、または、アルミニウム等の金属箔を基材フィルムに貼り合わせることにより形成され得る。包装袋を構成するフィルムとして、上記バリア層を有するフィルムを用いることにより、ガスバリア性、水蒸気バリア性、機械的強度、耐屈曲性、耐突き刺し性、耐衝撃性、耐磨耗性、耐寒性、耐熱性、耐薬品性、および遮光性等を向上させ、内容物の劣化を防止し得る。融着層は、例えば、高圧法低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体、エチレン-酢酸ビニル共重合体、アイオノマー樹脂、エチレン-アクリル酸共重合体、エチレン-アクリル酸エステル共重合体、エチレン-メタクリル酸共重合体(EMMA)、エチレン-ビニルアルコール共重合体(EVOH)、ポリアクリロニトリル(PAN)、ポリエチレンテレフタレート(PET)に代表されるポリエステル等の樹脂材料を塗布すること、または、これらの樹脂材料からなる樹脂フィルムを接着して積層することにより形成され得る。このような融着層を最内層として備えることにより、ヒートシールによりフィルムの端部をシールすることができる。
【0033】
第1の開封補助線30および第2の開封補助線40は、製袋用フィルムの他の部分よりも厚みが薄い部分であり得る。このような開封補助線は、代表的には、レーザー照射(例えば、炭酸ガスレーザー照射)により製袋用フィルムをハーフカットすることにより形成される。
【0034】
1つの実施形態においては、第1の開封補助線30および第2の開封補助線40は、上記基材フィルムに形成され得る。第1の開封補助線30および第2の開封補助線40が設けられた基材フィルム上に、バリア層を形成して包装袋を構成すれば、開封性およびバリア性に特に優れる包装袋を得ることができる。このような包装袋は、食品(例えば、菓子)用の包装袋として好適である。
【0035】
B.第2の実施形態
図5(a)は本発明の1つの実施形態による包装袋100’を背面21’側から見たときの概略斜視図であり、図5(b)は包装袋100’を前面20’側から見たときの概略斜視図である。図6は、包装袋100’の製造に用いられる製袋用フィルム110’であり、包装袋100’の展開図である。包装袋100’は、上記包装袋100と同様に、互いに対向する前面20’および背面21’と、前面20’と背面21’との間に形成されて互いに対向する第1の側面22’および第2の側面23’と、を有する。包装袋100’は、前面20’と背面21’とがシールされることにより形成された第1のシール部11’および第2のシール部12’と、背面に形成された背シール部13’と、を有する。第1のシール部11’は、互いに対向する両端のうちの一端11a’に沿って形成されており、第2のシール部12’は、他端12a’に沿って形成されている。背シール部13’は、一端11a’から他端12a’まで延びるように背面21’に形成されている。
【0036】
背面21と側面22、23との境界22a、23aに第1の開封補助線30および第2の開封補助線40が配置される包装袋100(図1および図2)と、図5および図6に示す包装袋100’との相違は、包装袋100’においては、前面20’と側面22’、23’との境界22c’、23c’に第1の開封補助線30’および第2の開封補助線40’が配置されている点にある。当該形態に付随した相違点を下記で説明する。その他の部分および各構成要素の具体的な形態については、適宜、上記A項に記載の形態が採用され得る。
【0037】
包装袋100’は、背シール部13’の一端11a’近傍から、他端12a’へ向けて延びる、第1の開封補助線30’および第2の開封補助線40’を有する。図5においては、第1の開封補助線30’および第2の開封補助線40’が太線で示されている。第1の開封補助線30’および第2の開封補助線40’は、包装袋100’を背シール部13’から切り裂いた際に、前面20’に開封口を形成するように裂け目を誘導する。
【0038】
第1の開封補助線30’は、背シール部13’の一端11a’近傍から、第1の側面22’と前面20’との境界22c’に延び、さらに、当該境界22c’に沿って他端12a’に向けて延びる。1つの実施形態においては、第1の開封補助線30’は、背シール部13’と境界22c’との間(すなわち、背面21’および第1の側面22’)において、曲線を含んだ線状に形成され得る。
【0039】
第2の開封補助線40’は、背シール部13’の一端11a’近傍から、第2の側面23’と前面20’との境界23c’に延び、さらに、当該境界23c’に沿って他端12a’に向けて延びる。1つの実施形態においては、第2の開封補助線40’は、背シール部13’と境界23c’との間(すなわち、背面21’および第1の側面22’)において、曲線を含んだ線状に形成され得る。
【0040】
背シール部13’から第1の側面22’と前面20’との境界22c’までの間において、第1の開封補助線30’は、曲線のみから構成されていてもよく、直線のみから構成されていてもよく、曲線および直線から構成されていてもよい。また、背シール部13’から第2の側面23’と前面20’との境界23c’までの間において、第2の開封補助線40’は、曲線のみから構成されていてもよく、直線のみから構成されていてもよく、曲線および直線から構成されていてもよい。
【0041】
1つの実施形態においては、背シール部13’と境界22c’との間(すなわち、背面21’および第1の側面22’)において、第1の開封補助線30’は、互いに沿って延びる複数本(好ましくは2本~6本、より好ましくは3本~5本)の開封補助線33’により構成され得る。また、背シール部13’と境界23c’との間(すなわち、背面21および第2の側面23’)において、第2の開封補助線40’は、互いに沿って延びる複数本(好ましくは2本~6本、より好ましくは3本~5本)の開封補助線43’により構成され得る。
【0042】
上記のとおり、第1の開封補助線および/または第2の開封補助線は、上記角部と略垂直に交わり得る。以下、第2の実施形態において、第1の開封補助線が角部と略垂直に交わる実施形態、および第2の開封補助線が角部と略垂直に交わる実施形態を具体的に説明する。なお、第2の実施形態においては、背シール部13’と背面21’との境界21a’;背面21’と第1の側面22’との境界22a’:第1の側面21’中の折り込み線である線22b’;第2側面23’中の折り込み線である線23b’;および背面21’と第2の側面23’との境界23a’が第1の開封補助線および第2の開封補助線と交わる角部に相当し得る。
【0043】
1つの実施形態において、第1の開封補助線30’と、角部とが交わる角度Aは、90°±20°である。上記角度Aは、好ましくは90°±10°であり、より好ましくは90°±5°であり、さらに好ましくは90°±2°であり、特に好ましくは90°±1°であり、最も好ましくは90°である。1つの実施形態においては、図7に示すように、背シール部13’から第1の側面22’と前面20’との境界22c’までの間において、第1の開封補助線30’が曲線および直線から構成され、第1の開封補助線30’の直線部分が、角部と交わる。このとき、上記角度Aは、好ましくは90°±20°であり、より好ましくは90°±10°であり、さらに好ましくは90°±5°であり、さらに好ましくは90°±2°であり、特に好ましくは90°±1°であり、最も好ましくは90°である。なお、複数ある角部において、第1の開封補助線30’(および後述の第2の開封補助線40’)と角部とが交わる角度は、同じであってもよく、異なっていてもよい。
【0044】
1つの実施形態において、第2の開封補助線40’と、角部とが交わる角度A’は、90°±20°である。上記角度A’は、好ましくは90°±10°であり、より好ましくは90°±5°であり、さらに好ましくは90°±2°であり、特に好ましくは90°±1°であり、最も好ましくは90°である。1つの実施形態においては、図7に示すように、背シール部13’から第2の側面23’と前面20’との境界23c’までの間において、第2の開封補助線40’が曲線および直線から構成され、第2の開封補助線40’の直線部分が、角部と交わる。このとき、上記角度A’は、好ましくは90°±20°であり、より好ましくは90°±10°であり、さらに好ましくは90°±5°であり、さらに好ましくは90°±2°であり、特に好ましくは90°±1°であり、最も好ましくは90°である。
【0045】
1つの実施形態においては、図6および図8に示すように、第1の開封補助線30’は、第1の側面22’と前面20’との境界22c’において、当該境界22c’に沿い裂け目の誘導方向に向かって先細りする形状を有するとともに該方向に沿って配列された複数の単位補助線32b’を含む。また、第2の開封補助線40’は、第2の側面23’と前面20’との境界23c’において、当該境界23c’に沿い裂け目の誘導方向に向かって先細りする形状を有するとともに該方向に沿って配列された複数の単位補助線42b’を含み得る。
【0046】
別の実施形態においては、図8に示すように、第1の開封補助線30’は、第1の側面22’と前面20’との境界22c’において、当該境界22c’に沿って延びる複数本の開封補助線32b’により構成される。また、本実施形態において、第2の開封補助線40’は、第2の側面23’と前面20’との境界23c’において、当該境界23c’に沿って延びる複数本の開封補助線42b’により構成される。境界22c’および境界23c’に配置される上記開封補助線32b’、42b’の本数は、それぞれ、2本~6本であり、より好ましくは3本~5本である。上記開封補助線32b’、42b’は、図8に示すような途切れのない線の他、破線、点線、波線等の他の形状であってもよい。好ましくは、途切れのない線である。
【0047】
好ましくは、図8に示す実施形態において、上記開封補助線32b’、42b’および開封補助線32b’、42b’は、波状線または折れ線であり、隣り合う開封補助線間の距離が不定となるように構成される。このようにすれば、開封時の裂け目の開封補助線からの逸脱を防止することができる。
【0048】
本明細書で説明した各要素は、適宜組み合わされ得ることは言うまでもない。例えば、図7に示す形態と図8に示す形態を組み合わせた形態、すなわち、第1の開封補助線および/または第2の開封補助線は、上記角部と略垂直に交わり、かつ、側面と前面との境界または側面と背面との境界において、第1の開封補助線および/または第2の開封補助線が、波状線または折れ線である形態も好ましい形態として挙げられる。
【産業上の利用可能性】
【0049】
本発明の包装袋は、食品等を収容する包装袋として好適に用いられる。
【符号の説明】
【0050】
11 第1のシール部
12 第2のシール部
13 背シール部
20 前面
21 背面
22 第1の側面
23 第2の側面
30 第1の開封補助線
40 第2の開封補助線
100 包装袋
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8