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  • 特許-回転電機 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-06
(45)【発行日】2024-03-14
(54)【発明の名称】回転電機
(51)【国際特許分類】
   H02K 9/19 20060101AFI20240307BHJP
【FI】
H02K9/19 A
【請求項の数】 3
(21)【出願番号】P 2020088369
(22)【出願日】2020-05-20
(65)【公開番号】P2021182840
(43)【公開日】2021-11-25
【審査請求日】2023-02-06
(73)【特許権者】
【識別番号】000003997
【氏名又は名称】日産自動車株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】507308902
【氏名又は名称】ルノー エス.ア.エス.
【氏名又は名称原語表記】RENAULT S.A.S.
【住所又は居所原語表記】122-122 bis, avenue du General Leclerc, 92100 Boulogne-Billancourt, France
(74)【代理人】
【識別番号】110002468
【氏名又は名称】弁理士法人後藤特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】中田 雄一
【審査官】三澤 哲也
(56)【参考文献】
【文献】特開2012-244659(JP,A)
【文献】特開2006-033916(JP,A)
【文献】特開2006-005984(JP,A)
【文献】特開2016-021839(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02K 9/19
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ステータとロータとを備え、前記ステータと前記ロータとの間にエアギャップを有する回転電機であって、
前記ステータは、軸方向の端部において、前記ステータの周方向に沿って環状に構成されるコイルエンドと、
前記コイルエンドを覆うと共に冷媒流路を形成する環状のコイルエンドカバーと、を備え、
前記コイルエンドカバーは
少なくとも前記コイルエンドの上側部位を覆う部分において、
前記コイルエンドの内周面に対向して形成される内周部と、
前記コイルエンドの端面側で、前記内周部から径方向に立設形成される外壁部と、
前記コイルエンドの前記ステータ側で、前記内周部から径方向に立設形成される折り返し部と、を有し、
前記内周部と、前記外壁部と、前記折り返し部とにより前記コイルエンドの前記内周面に沿って延設される第1冷媒流路が形成され
少なくとも前記コイルエンドの下側部位を覆う部分において、前記コイルエンドの下方側で前記コイルエンドに沿った形状を有し、前記第1冷媒流路と連通する第2冷媒流路を形成する外周部を有し、
前記外周部は、前記ステータの前記周方向において前記折り返し部と重複しない位置に形成される、
回転電機。
【請求項2】
請求項1に記載の回転電機であって、
前記折り返し部は、前記エアギャップと対向する位置に形成される、
回転電機。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の回転電機であって、
前記外周部は、冷媒が下方へと流下する連通孔を備える、
回転電機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、回転電機に関する。
【背景技術】
【0002】
電動モータ等の回転電機において、ステータのコイルエンドの冷却のため、コイルエンドに潤滑油等の冷媒を流下させている。
【0003】
引用文献1には、コイルエンドの周囲を覆うオイルジャケットの噴射孔からコイルエンドへ冷媒を噴射する構成が開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2010-51130号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上述した従来技術では、ステータのコイルエンドに直接冷媒を供給するので、ステータとロータとの間のエアギャップに冷媒が侵入する可能性がある。エアギャップに冷媒が侵入すると、ロータの回転により冷媒の泡立ちが発生する。冷媒の泡立ちにより、モータのフリクションが増加して効率が低下するという問題があった。
【0006】
本発明はこのような問題に鑑みてなされたものであり、冷媒がエアギャップに流れ込むことによる冷媒の泡立ちによるフリクションの増加を抑制可能な回転電機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の一実施態様によれば、ステータとロータとを備え、ステータとロータとの間にエアギャップを有する回転電機に適用される。ステータは、軸方向の端部において、ステータの周方向に沿って環状に構成されるコイルエンドと、コイルエンドを覆うと共に冷媒流路を形成する環状のコイルエンドカバーと、を備える。コイルエンドカバーは、少なくともコイルエンドの上側部位を覆う部分において、コイルエンドの内周面に対向して形成される内周部と、コイルエンドの端面側で、内周部から径方向に立設形成される外壁部と、コイルエンドのステータ側で、内周部から径方向に立設形成される折り返し部と、を有する。内周部と、外壁部と、折り返し部とによりコイルエンドの内周面に沿って延設される第1冷媒流路が形成される。少なくともコイルエンドの下側部位を覆う部分において、コイルエンドの下方側でコイルエンドに沿った形状を有し、第1冷媒流路と連通する第2冷媒流路を形成する外周部を有し、外周部は、ステータの周方向において折り返し部と重複しない位置に形成される
【発明の効果】
【0008】
本発明によれば、コイルエンドカバーの折り返し部がコイルエンドのステータ側において立設形成されるので、冷媒がステータとロータとの間のエアギャップに侵入することが抑制される。これにより、冷媒の泡立ちを抑えることができ、回転電機のフリクションの増加を抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1図1は、本発明の第1実施形態の回転電機の縦断面図である。
図2図2は、コイルエンドカバーの正面図である。
図3図3は、コイルエンドカバーの斜視図である。
図4図4は、本発明の変形例の回転電機の縦断面図である。
図5図5は、本発明の変形例のコイルエンドカバーの正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
以下、図面等を参照して、本発明の実施形態について説明する。
【0011】
図1は、本発明の実施形態に係る回転電機としてのモータ10の縦断面図である。
【0012】
モータ10は、円環状に形成されたステータ20と、ステータ20の内側に回転自在に装着されたロータ30とから構成される。ロータ30は回転軸31を備える。ステータ20の内周面とロータ30の外周面との間には所定の間隔を隔てたエアギャップが形成されている。
【0013】
ステータ20に形成されるスロットには巻線が挿入されており、ステータ20の軸方向の両端部には巻線の一部を構成するコイルエンド21が形成されている。コイルエンド21は、ステータ20の端部から軸方向に突出する。ステータ20の巻線に電流を流すことで、ロータ30に備えられる永久磁石との作用によってロータ30が回転する。
【0014】
回転軸31の一方側の端部(図1中の右側)には、図示しない変速機が備えられる。変速機は複数のギヤを備え、モータ10の回転を変速して車輪に伝達する。なお、図示する構成は一例であって、変速機はモータの左側に備えられていてもよいし、変速機(有段又は無段)ではなく、減速機や増速機等の伝達機構が備えられていてもよい。
【0015】
本実施形態のモータ10は、例えば電動自動車に搭載され、車輪を駆動する電動機として機能する。モータ10は、車輪の回転による駆動力を受けて発電(回生)を行なう発電機としても機能する。なお、モータ10は、自動車以外の装置、例えば各種電気機器又は産業機械の駆動装置として用いられてもよい。
【0016】
次に、ステータ20のコイルエンド21の構成を説明する。
【0017】
コイルエンド21は、円環状のステータ20の軸方向の両端部に備えられ、ステータ20の周方向に沿って円環状に形成される。
【0018】
コイルエンド21は、モータ10の駆動に伴い発熱するため、冷却が必要となる。モータ10の上方側には、冷媒流通路50が備えられている。冷媒流通路50は、コイルエンド21に冷媒を供給する通路である。冷媒流通路50には、例えば変速機に備えられるポンプから、変速機のギヤオイルが供給される。なお、本実施形態では、変速機のギヤオイルを巻線冷却用の冷却オイル(冷媒)として用いるが、その他の絶縁性の流体を冷媒として用いてもよい。
【0019】
冷媒流通路50の両端であってコイルエンド21の上方には、開口部50a、50bがそれぞれ備えられている。このような構成により、開口部50a、50bから流出する冷媒がコイルエンド21へと流下し、コイルエンド21の表面を流れることでコイルエンド21が冷却される。
【0020】
本実施形態のモータ10においては、コイルエンド21に、冷媒流路を備えるコイルエンドカバー40が備えられる。コイルエンドカバー40に冷媒流路を形成することで、冷媒がコイルエンド21に沿って流れやすくなり、コイルエンド21の冷却効果を高めることが可能となる。
【0021】
図2及び図3は、コイルエンドカバー40を説明するための図である。図2は、コイルエンドカバー40を軸方向から観察した正面図である。図3は、コイルエンドカバー40の斜視図である。
【0022】
なお、ここでは、一方側(図1中右側)のコイルエンドカバー40のみを説明するが、他方側(図1中左側)のコイルエンドカバー40も同様の構成であるので、その説明は省略する。
【0023】
図1及び図3に示すように、コイルエンドカバー40は、コイルエンド21の形状に沿って概ね円環状の外形を有し、コイルエンド21を外側から覆うような形状に形成される。
【0024】
コイルエンドカバー40は、絶縁性の樹脂を材料として、射出成形やプレス成形等により一体に形成される。
【0025】
図1及び図3に示すように、コイルエンドカバー40は、内周部41と、外壁部42と、折り返し部43と、外周部44と、を有する。
【0026】
内周部41は、コイルエンド21の内周面21bに所定の間隔を隔てて対向し、内周面21bに沿って円環状に形成される。モータ10の回転軸31は、円環状の内周部41の内側を通過する。
【0027】
外壁部42は、内周部41の外側端部から径方向外側に立設しており、コイルエンド21の軸方向端面21aに所定の間隔を隔てて対向している。外壁部42は、内周部41に沿って略円板状に形成されている。外壁部42は、コイルエンドカバー40の外側端面を構成している。
【0028】
折り返し部43は、コイルエンドカバー40のうちコイルエンド21の上側部位を覆う部分において形成される壁部である。この折り返し部43は、環状のコイルエンド21の略上半分の領域に形成され、内周部41のステータ側端部から径方向外側に立設している。折り返し部43の上端は、コイルエンドの内周面21bに近接又は当接する。
【0029】
外周部44は、コイルエンドカバー40のうちコイルエンド21の下側部位を覆う部分において形成される壁部である。外周部44は、環状のコイルエンド21の略下半分の領域に形成される。外周部44は、コイルエンド21の外周面21cに所定の間隔を隔てて対向し、環状のコイルエンド21の下半分の外周に沿って半円状に形成される。
【0030】
外周部44は、コイルエンドカバー40の略下半分における外壁部42に一体形成されており、外壁部42の径方向外側端部分から軸方向に延設されている。図1に示すように、外周部44のステータ20側の端部はステータ20に当接する。
【0031】
なお、コイルエンドカバー40は、ステータ20に固定するためのボルト穴を有する固定部40a(図2参照)が突設形成される。
【0032】
図1及び図2に示すように、コイルエンドカバー40は、円環状の略上側半分の領域において、内周部41と外壁部42と折り返し部43とが、樋状の形状を構成する。この樋状の形状が、コイルエンド21の内周面21bの下側で冷媒を受け止め、冷媒を内周部41の上面に沿ってなだらかに流下させる第1冷媒流路110として機能する。
【0033】
図2に示すように、冷媒流通路50の開口部50aから流下した冷媒は、コイルエンド21の表面を流下した後、矢印で示すように第1冷媒流路110に流下し、内周部41の上面に沿って下方へと流下し、後述する第2冷媒流路120へと流下する。
【0034】
このような構成により、コイルエンド21の上側では、コイルエンドカバー40の第1冷媒流路110により、冷媒との接触時間が大きくなるので、コイルエンド21を適切に冷却することができる。
【0035】
また、コイルエンドカバー40は、円環状の略下側半分の領域において、外壁部42と外周部44とステータ20の端部とが、樋状(袋状)の形状を構成する。この樋状の形状が、第1冷媒流路110を流下してきた冷媒を受け止め、当該冷媒を外周部44の上面に沿ってなだらかに流下させる第2冷媒流路120として機能する。なお、外周部44の下部には、上下方向に貫通する連通孔44aが一つ以上形成されている。
【0036】
図2に示すように、第1冷媒流路110から流下した冷媒は、コイルエンド21に表面を流下ながら、矢印で示すように第2冷媒流路120に流下し、外周部44の上面に沿って下方へと流下する。第2冷媒流路120の冷媒は、連通孔44aを通じてコイルエンドカバー40の下側に流出する。冷媒は、変速機の底部に形成されたオイルパンへと流下する。
【0037】
なお、本実施形態のコイルエンドカバー40の折り返し部43は、内周部41の円周方向のうち、上側半分よりも若干だけ(数度)下側に存在するように形成すればよい。冷媒は重力により下方に流下するので、少なくともエアギャップ25の上半分において、第1冷媒流路110との間に折り返し部43が介在すれば、エアギャップ25に冷媒が侵入することが防止できる。
【0038】
このような構成により、コイルエンド21は、その下側で、コイルエンドカバー40の第2冷媒流路120により、冷媒との接触時間を大きくできるので、コイルエンド21を適切に冷却することができる。
【0039】
さらに、コイルエンドカバー40は、第1冷媒流路110のステータ20側に立設形成された折り返し部43を有する。コイルエンドカバー40が折り返し部43を有することで、エアギャップ25への第1冷媒流路110の冷媒の侵入が防止され、冷媒の泡立ちを防止することができる。
【0040】
また、コイルエンドカバー40の外周部44は、第1冷媒流路110から流下する冷媒を受け止められる形状であればよく、折り返し部43の円周方向と同一または若干下方側から開始する弧による半円形状として形成すればよい。
【0041】
これは、コイルエンドカバー40を射出形成やプレス形成等により形成する場合、折り返し部43と外周部44とが径方向で重なると、形成型から取り出せなくなるからである。
【0042】
このように、コイルエンドカバー40の外周部44と折り返し部43とが周方向に重ならない位置に形成される。コイルエンドカバー40の構造のうち、外周部44と折り返し部43とが、周方向に重ならないことで、コイルエンドカバー40の形状がアンダーカット形状を有さず、射出成形やプレス成形当により一体に形成することができる。
【0043】
次に、以上のように構成された本実施形態の効果を説明する。
【0044】
本実施形態は、ステータ20とロータ30とを備え、ステータ20とロータ30との間にエアギャップ25を有するモータ(回転電機)10に適用される。このステータ20は、軸方向の端部において、ステータ20の周方向に沿って環状に形成されるコイルエンド21と、コイルエンド21を覆うと共に第1冷媒流路110を形成する環状のコイルエンドカバー40と、を備える。このコイルエンドカバー40は、少なくともコイルエンド21の上側部位を覆う部分において、コイルエンド21の内周面に対向して形成される内周部41と、コイルエンド21の端面側で、内周部41から径方向外側に立設形成される外壁部42と、コイルエンド21のステータ20側で、内周部41から径方向に立設形成される折り返し部43と、を有する。この内周部41と、外壁部42と、折り返し部43とにより第1冷媒流路110が形成される。
【0045】
このような構成により、第1冷媒流路110のステータ側に備えられる折り返し部43によって、冷媒がエアギャップ25に侵入することを抑制する。これにより、冷媒の泡立ちが抑えられ、モータ10におけるフリクションの増加を抑制することが可能となる。
【0046】
また、折り返し部43は、ステータ20とロータ30との間のエアギャップ25と対向する位置に形成される。このように、折り返し部43は、第1冷媒流路110とエアギャップとの間に介在するので、冷媒のエアギャップ25への侵入をより効果的に抑制することが可能となる。
【0047】
また、コイルエンドカバー40は、コイルエンド21の下側部位を覆う部分において、コイルエンド21の下方側でコイルエンド21に沿った形状を有し、第1冷媒流路110と連通する第2冷媒流路120を形成する外周部44を有する。外周部44は、ステータ20の周方向において折り返し部43と重複しない位置に形成される。
【0048】
このような構成により、コイルエンドカバー40がアンダーカット形状を有さず、射出成形やプレス成形当により一体に形成することができるので、コイルエンドカバー40の製造コストを抑制することができる。
【0049】
また、外周部44は、冷媒が下方へと流下する連通孔44aを有するので、第2冷媒流路120から流下してコイルエンドカバー40の内側下部に溜まった冷媒をコイルエンドカバー40の外部へと排出することができる。
【0050】
次に、本発明の変形例について説明する。
【0051】
図4は、本発明の変形例のモータ10の断面図であり、図5は、本発明の変形例のコイルエンドカバー40の正面図である。
【0052】
この変形例のコイルエンドカバー40は、内周部41が、円環状ではなく、コイルエンド21の上半分のみを含む半円状に形成されている。内周部41及び外周部44は外壁部42を介して連結されているが、外壁部42の下側半分の所定範囲が大きく切り欠かれている。つまり、図5に示すように、コイルエンドカバー40の下半分ではコイルエンド21が内周側に露出するように外壁部42の一部が切り欠かれている。
【0053】
このような構成であっても、コイルエンドカバー40内に第1冷媒流路110及び第2冷媒流路120を形成することができ、図1から3で前述した構成と同様の冷媒の流れ及び作用効果を実現することができる。
【0054】
特に、この変形例では、前述の実施形態よりも少ない材料でコイルエンドカバー40を形成することができるので、コイルエンドカバー40の重量及びコストを、より低減することができる。
【0055】
以上、本発明の実施形態、及びその変形例について説明したが、上記実施形態及び変形例は本発明の適用例の一部を示したに過ぎず、本発明の技術的範囲を上記実施形態の具体的構成に限定する趣旨ではない。
【0056】
本実施形態のコイルエンドカバー40は、樹脂による一体形成により構成されるものでなくてもより。例えば、内周部41、外壁部42、折り返し部43及び外周部44がそれぞれ別部品として構成され、これらをボルト止めや溶接により結合することで、コイルエンドカバー40を構成してもよい。
【符号の説明】
【0057】
10 回転電機(モータ)
20 ステータ
21 コイルエンド
21a 軸方向端面
21b 内周面
21c 外周面
25 エアギャップ
30 ロータ
40 コイルエンドカバー
41 内周部
42 外壁部
43 折り返し部
44 外周部
44a 連通孔
46 延設部
110 第1冷媒流路
120 第2冷媒流路
図1
図2
図3
図4
図5