IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 株式会社日立産機システムの特許一覧

特許7449950電力変換装置及びそれに用いる予兆診断方法
<>
  • 特許-電力変換装置及びそれに用いる予兆診断方法 図1
  • 特許-電力変換装置及びそれに用いる予兆診断方法 図2
  • 特許-電力変換装置及びそれに用いる予兆診断方法 図3
  • 特許-電力変換装置及びそれに用いる予兆診断方法 図4
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-06
(45)【発行日】2024-03-14
(54)【発明の名称】電力変換装置及びそれに用いる予兆診断方法
(51)【国際特許分類】
   H02P 29/024 20160101AFI20240307BHJP
   G01R 31/34 20200101ALI20240307BHJP
   G05B 23/02 20060101ALI20240307BHJP
【FI】
H02P29/024
G01R31/34 A
G05B23/02 301Y
G05B23/02 302R
G05B23/02 T
【請求項の数】 1
(21)【出願番号】P 2021541922
(86)(22)【出願日】2019-08-30
(86)【国際出願番号】 JP2019034113
(87)【国際公開番号】W WO2021038829
(87)【国際公開日】2021-03-04
【審査請求日】2022-01-12
【前置審査】
(73)【特許権者】
【識別番号】502129933
【氏名又は名称】株式会社日立産機システム
(74)【代理人】
【識別番号】110001689
【氏名又は名称】青稜弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】大矢 将登
【審査官】上野 力
(56)【参考文献】
【文献】特開2019-020278(JP,A)
【文献】特開2018-182786(JP,A)
【文献】特開2018-182778(JP,A)
【文献】特開2019-128298(JP,A)
【文献】特開2001-112294(JP,A)
【文献】特開2016-158315(JP,A)
【文献】特開2016-156643(JP,A)
【文献】米国特許第06529135(US,B1)
【文献】国際公開第2017/217069(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H02P 29/024
G01R 31/34
G05B 23/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
交流電動機の制御を行う電力変換装置であって、
前記交流電動機の相電流を検出する電流検出回路と、
前記電流検出回路での検出電流が入力される予兆診断機能部を有し、
前記予兆診断機能部は、診断判定部と、診断管理部と、出力生成部を有し、
前記診断管理部は、制御状態信号と外部入力信号により、予兆診断の状態を表す診断モード信号を前記診断判定部と前記出力生成部に出力し、また前記診断管理部は、前記制御状態信号と前記外部入力信号と、前記診断判定部からの異常判定信号とにより、前記出力生成部に診断結果信号を出力し、
前記診断判定部は、前記検出電流に基づき前記交流電動機の機械的異常の度合いを判定し、前記診断管理部に異常判定信号を出力し、
前記出力生成部は、前記診断結果信号と、前記診断モード信号により、外部出力信号を外部出力部に出力し、
前記外部入力信号は予兆診断機能の有効無効を設定する信号であり、
前記診断結果信号は、該当なし、正常、異常予兆、異常の4段階の度合いを含み、
前記診断モード信号は、診断無効中、診断準備中、診断実行中、診断休止中、診断不順中の5つの状態を有し、
前記診断不順中が予兆診断機能そのものの異常を意味し、診断実行中に、前記診断機能そのものの異常が発生していないかを判定し、前記診断機能そのものの異常が発生したら前記予兆診断機能を終了する電力変換装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電動機の異常診断を行う電力変換装置に関する。
【背景技術】
【0002】
産業機械分野、家電分野、自動車分野などの技術分野では、電動機の駆動を行う電力変換装置が用いられている。
【0003】
電動機、あるいは当該電動機により駆動される負荷装置の例としては、コンベアなどの生産ラインに組み込まれるもの、あるいは工作機械などに部品の一部として組み込まれるものなどがあり、用途は多岐にわたる。一方、どのような用途においても、電動機を含む駆動系の故障や駆動性能の劣化などの異常が発生した場合、損失は過大となることが予想されるため、異常が発生する前の段階において、それらの異常を予兆したいという需要がある。
【0004】
このような需要に対し、駆動系の異常を診断する技術が提案されている。駆動系における故障の予兆としては、対象駆動系機器の損傷、偏心、または窪みなどにより、機械的な振動として現れる。この機械的な振動を測定用センサにより捉え、センサ情報の解析結果から診断する技術がある。また、駆動系機器の振動が電気系にも影響を与えることから、例えば国際公開2014/156386号(特許文献1)のように、電流や電圧を測定用センサにより捉え、同様に解析を実施し、診断する技術などがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【文献】国際公開2014/156386号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1では、対象駆動系機器診断のための演算方法と、その演算結果に基づく異常度合の判定を実施し、その判定結果として異常度合を定量的、あるいは定性的に出力することが記載されている。
【0007】
しかしながら、電動機の駆動条件、例えば定速中、加速中、減速中及び停止中などの電動機の駆動状態や、駆動中の速度条件、例えば定格速度域、高速度域、低速度域、及び零速度近辺などの電動機の速度状態、あるいは外乱条件、例えば負荷特性の変動、測定用センサの不具合などの駆動系の環境状態により、異常度合の判定について正しく実施できない場合がある。
【0008】
特許文献1では、対象駆動系機器診断における異常度合の判定が正しく実施できていない場合においても、診断による判定結果を出力する。そのため、使用者がその診断結果に従って設定変更を行うこと、或いは部品交換を行うことは、逆に生産効率を低下させてしまうという課題があった。
【0009】
本発明の目的は、上記課題に鑑み、使用者に異常診断が適正に行われているのかどうかを明示可能な電力変換装置及びそれに用いる予兆診断方法を提供し、適正な電力変換装置の運用、保守を実現することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、上記背景技術及び課題に鑑み、その一例を挙げるならば、交流電動機の制御を行う電力変換装置であって、前記交流電動機の相電流を検出する電流検出回路と、前記検出された相電流に基づいて前記交流電動機の機械的異常の度合を判定する診断判定部と、前記診断判定部の判定結果である前記交流電動機の機械的異常の度合と、前記交流電動機の制御状態前記交流電動機を含む駆動系の環境状態から、前記交流電動機の機械的異常の予兆診断の診断状態を表す診断モード信号と異常度に対応する診断結果信号を出力する診断管理部と、を有するように構成する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、対象駆動系機器診断の機能動作状況を判定できる電力変換装置及びそれに用いる予兆診断方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】実施例における電力変換装置の構成ブロック図である。
図2】実施例における予兆診断機能部の構成ブロック図である。
図3】実施例における診断状態の状態遷移の一例を示す図である。
図4】実施例における予兆診断結果の変化の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施例による電力変換装置の構成及び動作について、図を用いて説明する。
【実施例
【0014】
本実施例では、交流電動機の駆動と交流電動機の機械的異常の予兆診断を行う制御システム及びこの制御システムを搭載した電力変換装置の全体構成について説明する。
【0015】
図1は、本実施例における電力変換装置の構成ブロック図である。図1において、3相交流電動機120の駆動を行う電力変換装置110は、整流回路111、平滑回路112、スイッチング回路113、電流検出回路114、電動機制御部115、予兆診断機能部116、外部出力部117、外部入力部118を有する。
【0016】
3相交流電源100から出力される3相交流電圧は、整流回路111により整流され、平滑回路112により平滑し、直流電圧を生成する。なお、3相交流電源100の代わりに単相交流電源を用い、単相交流電圧を整流、平滑し、直流電圧を生成してもよい。また、整流回路111及び平滑回路112を取り外し、直流電源から直接、直流電圧を得てもよい。
【0017】
スイッチング回路113は、複数のスイッチング素子のON/OFFを組み合わせることで、直流電圧をゲートドライブ指令11Cに基づく任意の3相交流電圧に変換し、3相交流電動機120に印加する。スイッチング回路113は、例えば、それぞれ2個のスイッチング素子を直列接続したU相、V相、W相のアームを並列接続して構成することができる。
【0018】
電流検出回路114は、電力変換装置110の3相出力電流を検出する。2相のみを検出し、3相交流の総和が零であることから、残りの1相を算出してもよい。なお、スイッチング回路113の入力の正極側、あるいは負極側にシャント抵抗を設け、このシャント抵抗に流れる電流から3相出力電流を推定してもよい。
【0019】
電動機制御部115は、制御状態信号11Bとゲートドライブ指令11Cとを出力する。制御状態信号11Bは、電動機制御部115での制御情報を含んでいる。制御情報とは、正転または逆転、あるいは停止などの駆動状態や、加速中または減速中、あるいは一定速度中などの速度状態や、さらには出力トルクなどが含まれている。また、外乱条件、例えば負荷特性の変動、測定用センサの不具合などの駆動系の環境状態も含まれている。
【0020】
ゲートドライブ指令11Cは、検出電流11Aを用いて3相交流電動機120の速度を推定し、3相交流電動機の速度指令に基づき、所望の駆動特性となるように出力する。なお、速度指令の代わりに位置指令、あるいはトルク指令を用いてもよい。また、所望の駆動特性により、必ずしも検出電流11Aを用いて3相交流電動機120の速度は推定されない。
【0021】
予兆診断機能部116は、検出電流11Aと制御状態信号11Bと外部入力部118から入力される外部入力信号11Eにより、3相交流電動機120の機械的異常の予兆診断を実施し、その予兆診断の結果である外部出力信号11Dを出力する。
【0022】
外部出力部117は、外部出力信号11Dにより、3相交流電動機120の機械的異常の予兆診断結果を電力変換装置110の外部に報知する。
【0023】
外部入力部118は、電力変換装置110への入力を解析し、3相交流電動機120の機械的異常の予兆診断に必要な情報を外部入力信号11Eとして出力する。
【0024】
次に、予兆診断機能部116の構成について説明する。図2は、本実施例における予兆診断機能部116の構成ブロック図である。
【0025】
図2において、予兆診断機能部116は、診断管理部200、診断判定部201、出力生成部202を有し、外部出力部117に外部出力信号11Dを出力する。
【0026】
診断管理部200は、制御状態信号11Bと外部入力信号11Eにより、予兆診断の状態を表す診断モード信号20Cを出力し、また、制御状態信号11Bと外部入力信号11Eと異常判定信号20Aより、予兆診断の結果の外部出力信号11Dを生成するために必要な情報を診断結果信号20Bとして出力する。
【0027】
診断判定部201は、検出電流11Aに基づいて3相交流電動機120の機械的異常の度合を判定する。すなわち、内部に異常判定の閾値を持ち、その閾値と検出電流11Aとを比較し、異常判定信号20Aを出力する。異常判定信号20Aは、検出電流11Aが閾値から逸脱した場合にON、閾値に収まっている場合にOFFとなる。また、その閾値は、入力される診断モード信号20Cに従い再計算される。
【0028】
出力生成部202は、外部出力部117が外部表示に必要な情報として、診断結果信号20Bと診断モード信号20Cより、外部出力信号11Dを出力する。
【0029】
以下、本実施例における基本動作について説明する。本実施例の基本となる3相交流電動機120の機械的異常の予兆診断結果は、異常度と診断状態との2つから構成される。異常度は、該当無、正常、異常予兆、そして異常の4段階の度合とし、これらは診断結果信号20Bに対応する。診断状態は、診断無効中、診断準備中、診断実行中、診断休止中、そして診断不順中の5つの状態とし、これらは診断モード信号20Cに対応する。
【0030】
次に、予兆診断結果決定過程について説明する。図3は、本実施例における診断状態の状態遷移の一例を表している。図3において、黒丸が開始状態、丸中黒が終了状態を意味し、角丸四角は状態の実態、そして45度傾斜した正方形は、選択仮状態を意味する。選択仮状態は、前の状態を受けて次の状態を選択するための仮状態であり、次の遷移条件に合致する方へ遷移する。また、各矢印はある状態から別の状態への遷移を表す。
【0031】
以下、図3を用いて、本実施例における診断状態の状態遷移について説明する。図3において、診断状態の状態遷移の開始S10にて、開始状態から診断無効中S11に遷移する。状態の初期状態である診断無効中S11の状態では、はじめに予兆を診断する機能が有効か無効であるかの条件を確認する(S12)。予兆を診断する機能は、電力変換装置110の使用者が本機能の有効または無効を決定可能であるとして、外部入力部118から外部入力信号11Eとして設定する。この外部入力部118は、有効または無効を設定可能であれば形態を問わず、例えば、タッチパネルやトグルスイッチのような人が直接入力するもの、或いはプログラマブルロジックコントローラのような装置機械により入力するものなどがある。予兆を診断する機能が無効の場合、診断無効中S11の状態を維持し、定周期または非定周期にて、予兆を診断する機能の有効または無効を確認する。
【0032】
予兆を診断する機能が有効の場合、続いて閾値は確定か非確定であるかの条件を確認する(S13)。閾値が確定している場合は、診断実行中S14に遷移し、非確定の場合は、診断準備中S15に遷移する。この閾値は、診断準備中に確定される値であり、その他の状態での再計算は実施されない。なお、この閾値の確定は、外部入力部118からの設定、あるいは電力変換装置110により駆動される3相交流電動機120の電流値から閾値を設定しても良い。3相交流電動機120の電流値からの閾値設定例として、通常駆動の電流値から逸脱した値として2倍から3倍程度の値を異常値として閾値に採用するなどの方法がある。
【0033】
診断準備中S15の状態では、前述した予兆を診断する機能の有効または無効の確認(S12)と、閾値は確定か非確定であるかの条件の確認(S13)とを状態遷移に従って実施する。
【0034】
診断実行中S14の状態では、診断異常が発生しているかの判定を実施する(S16)。診断異常が発生していれば、診断不順中S17に遷移する。診断異常が発生していなければ、診断可能な制御状態か否かの判定を実施する(S18)。前述した診断異常とは、診断機能そのものの異常のことである。例として、検出電流11Aを取得するためのハードウェア、センサ、回路などが故障し、電力変換装置110により3相交流電動機120を駆動しているにもかかわらず検出電流11Aが零の値を検出しているのであれば、検出電流の値が異常であると判断する。
【0035】
上記例のように、検出電流11Aの値が異常であるならば、予兆を診断する機能が有効であり、閾値が確定していたとしても、予兆診断機能自体が正確に実施できないため、予兆診断の状態を診断不順中S17の状態に遷移させ、本状態遷移を終了させる(S19)。
【0036】
診断可能な制御状態か否かの判定S18にて、診断可能な制御状態であれば、診断実行中S14の状態に遷移し、診断可能な制御状態ではないようであれば、診断休止中S20の状態に遷移する。前述した診断可能な制御状態でない場合とは、3相交流電動機120の加速あるいは減速中の制御状態や、零速度を含む近辺の低速度域などが挙げられる。また、3相交流電動機120に接続された負荷特性が変動し、電流が脈動するため、異常判定信号20Aの結果が正しく異常判定を出力できない場合なども含まれる。なお、診断可能な制御状態か否かの判定は、制御状態信号11Bを用いて、診断管理部200により実施する。
【0037】
図4は、本実施例における予兆診断結果の変化の一例である。図4において、横軸に時間、縦軸に電流値(検出電流11A)を示したグラフを表し、グラフの下部にグラフに対応した異常度(診断結果信号20B)と診断状態(診断モード信号20C)とを示す。なお、t1乃至t6は、時間を区分けした期間を意味し、以降t1乃至t6に従い予兆診断結果決定過程について説明する。
【0038】
図4において、本実施例では、予兆を診断する機能が有効となった時間を原点としている。t1より以前の時間では、予兆を診断する機能が無効のため、異常度は、該当無、診断状態は、診断無効中である。
【0039】
t1は、閾値1と閾値2を確定させる期間であり、異常度は、該当無、診断状態は、診断準備中である。
【0040】
t2は、閾値が確定し、診断異常もなく、診断可能な期間であり、異常度は、正常、診断状態は、診断実行中である。なお、本実施例では、t1期間中の電流値の約2倍を閾値1、約4倍を閾値2として設けている。
【0041】
t3は、3相交流電動機120を減速、停止、加速の制御を実施している期間であり、異常度は、分類できないとして該当無、診断状態は、診断休止中である。t3では、電流値が閾値1を超えている時間が存在するため、異常判定信号20AはONとなるが、診断状態が診断休止中であることから、異常は使用者に伝達されない。
【0042】
t4は、t2と同様である。
【0043】
t5は、t4期間にて電流値が増加していき、閾値1を超過した期間であり、異常度は、異常予兆、診断状態は、診断実行中である。
【0044】
t6は、t5期間よりさらに電流値が増加していき、閾値2を超過した期間であり、異常度は、異常、診断状態は、診断実行中である。以上が、予兆診断結果決定過程についての説明である。
【0045】
また、予兆診断結果決定を受けて、出力生成部202は、外部出力信号11Dを生成し、外部出力部117を通じて使用者に報知する。報知する装置としては、液晶画面に予兆診断結果を文字列として常時表示したり、回転灯や表示灯、あるいはブザーにより異常時のみ報知したりと、外部出力部117以降の形態について制限はない。
【0046】
以上の動作により、3相交流電動機120の機械的異常の予兆診断結果の伝達において、使用者に診断が正しくできているかを知らせることで、診断が適正に行われているのかどうかを明示可能な電力変換装置が提供可能となる。
【0047】
以上のように、本実施例によれば、対象駆動系機器診断において、異常度合の判定、及びその判定結果の出力だけではなく、対象駆動系機器診断の機能自体の状態を併せて出力し、対象駆動系機器診断の機能動作状況を判定できる電力変換装置を提供することができる。
【0048】
以上実施例について説明したが、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。また、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。
【符号の説明】
【0049】
11A:検出電流、11B:制御状態信号、11C:ゲートドライブ指令、11D:外部出力信号、11E:外部入力信号、20A:異常判定信号、20B:診断結果信号、20C:診断モード信号、100:3相交流電源、110:電力変換装置、111:整流回路、112:平滑回路、113:スイッチング回路、114:電流検出回路、115:電動機制御部、116:予兆診断機能部、117:外部出力部、118:外部入力部、120:3相交流電動機、200:診断管理部、201:診断判定部、202:出力生成部
図1
図2
図3
図4