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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-06
(45)【発行日】2024-03-14
(54)【発明の名称】携帯端末
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0481 20220101AFI20240307BHJP
   H04M 1/724 20210101ALI20240307BHJP
   G06Q 10/083 20240101ALI20240307BHJP
【FI】
G06F3/0481
H04M1/724
G06Q10/083
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2022196381
(22)【出願日】2022-12-08
【審査請求日】2022-12-08
(73)【特許権者】
【識別番号】392026693
【氏名又は名称】株式会社NTTドコモ
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100113435
【弁理士】
【氏名又は名称】黒木 義樹
(74)【代理人】
【識別番号】100121980
【弁理士】
【氏名又は名称】沖山 隆
(74)【代理人】
【識別番号】100128107
【弁理士】
【氏名又は名称】深石 賢治
(72)【発明者】
【氏名】郭 スミン
【審査官】井上 香緒梨
(56)【参考文献】
【文献】特表2018-500692(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0170570(US,A1)
【文献】中国特許出願公開第111813309(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第107909368(CN,A)
【文献】特開2002-117372(JP,A)
【文献】特開2017-123103(JP,A)
【文献】特開2003-115025(JP,A)
【文献】特開2007-156215(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q20/00-30/08
G06F3/00-3/18
H04M1/00
H04M1/247-1/82
H04M99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
コード情報とユーザに対して情報提供のための通知情報とを表示する表示部と、
前記コード情報を隠さないように前記通知情報を前記表示部に表示する制御部と、
を備え
前記制御部は、
前記表示部が所定条件を満たしている場合には、前記コード情報の下端から所定マージンをあけた位置を前記通知情報の位置と決定し、
前記表示部は、前記位置に前記通知情報を表示する
携帯端末。
【請求項2】
前記表示部は、
前記コード情報を表示するコード情報領域と、当該コード情報に関連する関連情報を表示する関連情報領域とを含み、
前記通知情報は、前記関連情報領域内に表示される、
請求項1に記載の携帯端末。
【請求項3】
前記所定条件とは、前記表示部の画面サイズが所定サイズである場合である、
請求項1に記載の携帯端末。
【請求項4】
前記通知情報は、前記通知情報の表示領域外を前記ユーザが操作することにより、非表示となる、
請求項1に記載の携帯端末。
【請求項5】
前記制御部は、
前記コード情報を隠さないように前記通知情報の全体を表示できない場合には、前記通知情報の一部を前記表示部に表示するよう制御する、
請求項1記載の携帯端末。
【請求項6】
前記制御部は、
ユーザ操作に従って、前記通知情報の全体を表示させる、
請求項5に記載の携帯端末。
【請求項7】
前記通知情報の全体を表示させることは、
前記コード情報の表示領域まで通知情報をスクロール表示すること、を含む、
請求項6に記載の携帯端末。
【請求項8】
前記通知情報の全体を表示させることは、
前記通知情報を縮小することにより全体表示すること、を含む、
請求項7に記載の携帯端末。
【請求項9】
コード情報とユーザに対して情報提供のための通知情報とを表示する表示部と、
前記コード情報を隠さないように前記通知情報を前記表示部に表示する制御部と、
を備え、
前記制御部は、
前記通知情報の種類に基づいて、前記コード情報の少なくとも一部を隠すように前記通知情報を表示する、携帯端末。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スマートフォンなどの携帯端末に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、店舗のレジ前に来たユーザに対して、各企業のQRコード(登録商標)決済に関する特典情報を提供し、ユーザがお得に買い物ができるようになる情報提供システム等を提供することの記載がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2020-126593号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1に記載の技術においては、特典情報を表示してから、QRコードを表示することで、その決済を可能にする。よって、ユーザにとって必ずしも使い勝手のよいものではなかった。すなわち、ユーザにとっては、QRコードによる決済をしたいために、そのための画面を表示させたいが、特許文献1の記載の技術においては、特典情報を先に表示することになる。よって、その特典情報の表示を消してから決済処理を行うといった手間のかかるものであった。
【0005】
そこで、本発明においては、コード情報を適切に表示することができる携帯端末を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の携帯端末は、コード情報とユーザに対して情報提供のための通知情報とを表示する表示部と、前記コード情報を隠さないように前記通知情報を前記表示部に表示する制御部と、を備える。
【発明の効果】
【0007】
本発明によると、コード情報による処理に際して、使い勝手のよい携帯端末を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本開示の携帯端末100の機能構成を示す図である。
図2】表示部101がコード情報およびダイアログ情報を表示する画面例を示す図である。
図3】タッチパネルディスプレイ101が小さい画面サイズにおけるダイアログ情報102dの表示例を示す図である。
図4】本開示の携帯端末100のダイアログ情報102dの表示処理を行うフローチャートである。
図5】第2の実施形態の携帯端末100の動作を示すフローチャートである。
図6】ダイアログ情報102dの全部がタッチパネルディスプレイ101の表示画面に収まらない場合を示す図である。
図7】ダイアログ情報102dの全体表示をさせる他の方法を示す図である。
図8】本開示の一実施の形態に係る携帯端末100のハードウェア構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
添付図面を参照しながら本開示の実施形態を説明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を付して、重複する説明を省略する。
【0010】
図1は、本開示の携帯端末100の機能構成を示す図である。図に示されるとおり、携帯端末100は、タッチパネルディスプレイ101、表示位置決定部102,表示制御部103、処理制御部104、通信部105および記憶部106を含んで構成されている。
【0011】
タッチパネルディスプレイ101(または101a)は、決済用のコード情報、例えばQRコードまたはバーコードおよび特典情報などのダイアログ情報を表示する部分である。本開示では、決済用のコード情報としているが、それに限るものではなく、ポイント付与などのコード情報としてもよい。
【0012】
このタッチパネルディスプレイ101は、ユーザから、表示画面に表示されるアイコン等のタッチ操作を受け付け、携帯端末100は、その操作に応じた動作を行う。なお、本開示においては、いわゆるスマートフォンの形態をとった携帯端末であり、タッチパネルディスプレイ101を想定しているが、タッチパネルディスプレイ101は必須ではない。タッチパネルディスプレイ101に代えて、通常のディスプレイと、テンキー(キーボード)とから構成されてもよい。
【0013】
表示位置決定部102は、決済アプリが起動されると、決済アプリを構成する各種情報のタッチパネルディスプレイ101における表示位置を決定する部分である。例えば、表示位置決定部102は、タッチパネルディスプレイ101の画面サイズに基づいて、決済アプリを構成する各種情報、例えば、バーコード情報、ダイアログ情報の表示位置を決定する。
【0014】
表示制御部103は、タッチパネルディスプレイ101に、アイコン等の各種情報を、決定された位置に従って表示する部分である。
【0015】
処理制御部104は、タッチパネルディスプレイ101にユーザがタッチ操作をすると、その操作を受け付け、それに応じた処理を行う部分である。
【0016】
通信部105は、決済サーバ、その他のサーバまたは端末等と通信する部分である。本開示においては、通信部105は、決済アプリが起動されると、その決済サーバとアクセスして、バーコード情報、ダイアログ情報等を取得する。
【0017】
記憶部106は、決済アプリのプログラム、携帯端末100のタッチパネルディスプレイ101の画面サイズ等を記憶する部分である。
【0018】
図2は、タッチパネルディスプレイ101がコード情報およびダイアログ情報を表示する画面例を示す図である。図2(a)に示されるとおり、タッチパネルディスプレイ101は、コード情報などの決済情報領域102a、キャンペーン情報などのコード決済に関連のある関連情報を表示するための関連情報領域102e、および操作情報領域102fから構成されている。
【0019】
決済情報領域102aは、バーコードなどの決済処理のためのコード情報、ポイント残高、ポイントの利用の有無などの決済情報を表示する領域である。これ以外にも決済またはコード情報に関連する情報を含ませてもよい。本開示においては、コード情報として、バーコードを表示しており、これは決済用のコード情報である。このコード情報が店舗等におけるバーコードリーダに読み取られることにより、店舗等において、キャッシュレスによる決済処理が可能となる。なお、バーコードに限らずQRコード等の2次元コード情報としてもよい。
【0020】
関連情報領域102eは、キャンペーン情報などのコード決済またはコード情報に関連する情報およびその他の情報を含む関連情報を表示する領域である。関連情報領域102eは、店舗のコード情報を読み取るための操作(読み取る)、決済処理のためのコード情報決済のための金銭情報のチャージ、クーポンの表示、利用履歴の表示などの操作をするためのアイコン情報(操作情報)を含む。また、その他、請求書を見るためなどのアイコン情報(操作情報)を含む。
【0021】
操作情報領域102fは、ホーム、オーダ、支払、メッセージ、アカウントなどの情報表示をするための操作アイコンを含む。ホームは、いわゆるホーム画面に遷移操作をするためのアイコンである。オーダは、他のサービスを受けるためのアイコンである。他のサービスとは例えばコード情報による決済を利用した料理のテイクアウトサービスなどである。支払は、コード情報を利用した画面遷移のためのアイコンである。メッセージは、キャンペーンメッセージのためのアイコンである。アカウントは、コード決済のためのアカウント情報をみるためのアイコンである。当然ながらこれらアイコンに限定されるものではない。
【0022】
図2(b)は、ダイアログ情報102dを、関連情報領域102eに重畳して表示されていることを示す図である。本開示において、ダイアログ情報102dは、キャンペーン情報のうち、特にユーザに通知したい情報であり、クーポン情報などのほか、新機能の紹介情報などを含む。図に示されるとおり、本開示においては、ダイアログ情報102dは、決済情報領域102aに被さらないように表示されている。これにより、ダイアログ情報102dが、コード情報102bおよびその他の情報の表示を邪魔することがなく、ユーザに取ってコード情報102b等の利用を可能にする。
【0023】
このダイアログ情報102dは、ポップアップで表示されており、ダイアログ情報102dの領域以外の部分、または右上のクローズボタン(x印)をタップすることにより、非表示となる。
【0024】
図3(a)は、タッチパネルディスプレイ101a(小さい画面サイズ)におけるダイアログ情報102dの表示例を示す図である。図に示されるとおり、決済情報領域102aには被さるように、ダイアログ情報102dは表示されつつも、コード情報102bには被さらないように表示されている。
【0025】
携帯端末100によって、画面サイズが異なっている機種がある。図3(a)に示されるタッチパネルディスプレイ101aの画面サイズが小さい機種の携帯端末100が存在する。一般的に、決済アプリは、画面サイズにかかわらず共通にしている場合が多い。そのため、決済アプリは、携帯端末100の機種情報またはタッチパネルディスプレイ101の画面サイズに基づいて、決済アプリを構成する情報の配置をかえて表示する。
【0026】
本開示においては、画面サイズが大きい機種(予め定めた機種または画面サイズ)の携帯端末100(図3(b)参照)は、決済情報領域102aに被さらないようにダイアログ情報102dを表示する。一方で、画面サイズが小さい機種(予め定めた機種または画面サイズ)の携帯端末100は、ダイアログ情報102dを決済情報領域102aに被せながらも、コード情報102bには被せないよう表示する(図3(a))。
【0027】
例えば、図3(a)に示されるように、表示位置決定部102は、コード情報102bから少しマージン(隙間d)をとった位置を決定し、表示制御部103は、その位置に、ダイアログ情報102dの上端を配置してタッチパネルディスプレイ101aに表示する。
【0028】
コード情報102bおよびダイアログ情報102dの大きさは、決まってることから、小サイズのタッチパネルディスプレイ101においては、コード情報102bおよびダイアログ情報102dの左右の隙間が小さくなっている。
【0029】
本開示においては、コード情報102bおよびダイアログ情報102dは、矩形であるため、その下端および上端が明確になっているが、矩形に限るものではない。楕円等としてもその最下端部、最上端部を基準にして、ダイアログ情報102d等を配置してもよい。そのほか、他の多角形としてもよい。
【0030】
このようなコード情報102bおよびダイアログ情報102dの表示を行う携帯端末100の動作について説明する。図4は、本開示の携帯端末100のダイアログ情報102dの表示処理を行うフローチャートである。
【0031】
図に示されるとおり、処理制御部104は、ユーザ操作に従って記憶部106に記憶されている決済アプリを起動する(S101)。通信部105は、決済アプリに登録されているユーザIDを決済サーバに送信する(S103)。
【0032】
決済サーバにおいて、ユーザ認証、コード情報が生成され、ダイアログ情報が読み出される(S104)。そして、コード情報、ダイアログ情報が携帯端末100に送信される(S105)。
【0033】
携帯端末100において、処理制御部104(決済アプリ)は、タッチパネルディスプレイ101の画面サイズを記憶部106から取得する(S106)。表示位置決定部102は、コード情報102b、ダイアログ情報102dの表示位置を決定する(S107)。例えば、表示位置決定部102は、画面サイズが小サイズ(タッチパネルディスプレイ101aである)と判断すると、コード情報102bの下端から所定のマージンをあけた位置を、ダイアログ情報102dの上端位置と決定する。また、表示位置決定部102は、画面サイズが通常サイズ(タッチパネルディスプレイ101である)と判断すると、決済情報領域102aに被さらない位置を、ダイアログ情報102dの位置と決定する。
【0034】
表示制御部103は、タッチパネルディスプレイ101(または101a)の決定された位置に、コード情報102b、ダイアログ情報102d等を表示する(S108)。
【0035】
ユーザは、ダイアログ情報102dの右上にあるクローズボタン(x印)、または当該ダイアログ情報102dの領域以外の他の領域をタップ等することにより、表示制御部103は、そのダイアログ情報102dを非表示とする。なお、ユーザが、ダイアログ情報102dの所定のアイコン(例えば、「詳しく見る」)をタップすることで、処理制御部104は、そのダイアログ情報102dが紹介しようとする情報についての詳細情報を表示し、またはwebブラウザにその表示処理をさせることができる。
【0036】
ところで、処理S103において、ユーザ認証により不正ユーザと判断される場合もある。その場合には、コード情報102bおよびダイアログ情報102dは生成されず、エラーメッセージが読み出され、携帯端末100に送信される。携帯端末100においては、コード情報102b等は表示されず、エラーメッセージが表示される。
【0037】
また、本開示においては、ダイアログ情報102dは、コード情報102bに被さらない位置に配置されるが、ダイアログ情報102dの種類によっては、あえてコード情報102bの一部または全体に被せるようにしてもよい。例えば、不正利用ユーザと判断され場合には、コード情報102bに被せて、ユーザにコード情報102bを利用させないようにしてもよい。また、すぐにコード情報102bを利用させたくないような情報をダイアログ情報102dに表したい場合にも、同様にあえてコード情報102bに被せるようにダイアログ情報102dを表示してもよい。なお、このようにダイアログ情報102dをコード情報102bに被せた表示をしても、ユーザ操作によってその被せたダイアログ情報102dを非表示とすることができる。
【0038】
ダイアログ情報102dの種類は、例えば決済サーバ側から送られてきて、それに応じて、携帯端末100において判断することができる。
【0039】
つぎに、本開示の携帯端末100の第2の実施形態について説明する。この携帯端末100においては、機能構成については第1の実施形態と同じであるが、表示されるダイアログ情報102dがタッチパネルディスプレイ101aの表示画面に収まらない場合についての処理である。
【0040】
図5は、その第2の実施形態の携帯端末100の動作を示すフローチャートである。図に示されるとおり、処理S101からS108については、第1の実施形態と同じである。表示位置決定部102が、タッチパネルディスプレイ101aの画面サイズに応じた位置を決定し(S107)、タッチパネルディスプレイ101の決定した位置にコード情報102bおよびダイアログ情報102d等を表示する(S108)。ここでは、図6(a)に示されるようにダイアログ情報102dの全部がタッチパネルディスプレイ101aの表示画面に収まらない。本開示においては、ダイアログ情報102dが縦に長い場合があったり、タッチパネルディスプレイ101の画面サイズが規定より小さい場合を想定したものである。そのため、タッチパネルディスプレイ101は、ダイアログ情報102dの一部のみ表示している。
【0041】
この場合、ユーザ操作に応じて(S109)、処理制御部104は、ダイアログ情報102dを、タッチパネルディスプレイ101の表示画面の上方にスライドして(移動して)表示する(S110)。例えば、図6(b)の矢印yに示されるように、表示制御部103は、ダイアログ情報102dを、コード情報102bに被さるように移動してその全体を表示する。この操作によって、ダイアログ情報102dは、コード情報102bに被さってもよい。ユーザ操作は、例えば、ダイアログ情報102dをタップしたり、フリックしたり、携帯端末100を傾けたりすることにより行われ、これら操作は処理制御部104により検出される。
【0042】
これにより、ユーザは、ダイアログ情報102dの全体を見ることができる。
【0043】
なお、処理制御部104は、ダイアログ情報102dが画面サイズを超えたものであるか否かを、そのダイアログ情報102dのサイズ情報に基づいて判断することによって、表示制御部103は、ユーザ操作に応じた表示制御をするようにしてもよい。すなわち、表示位置決定部102は、タッチパネルディスプレイ101の画面サイズと、ダイアログ情報102dのサイズと、に基づいて、ダイアログ情報102dが関連情報領域102e内に収まるか否か、また、コード情報102bから所定マージンをとった位置にダイアログ情報102dが配置された場合に、そのダイアログ情報102dの全体が表示できるか否かを判断してもよい。
【0044】
ダイアログ情報102dの全体表示をさせる方法として、図7に示される表示形態も考えられる。図7(a)は、ダイアログ情報102dの一部(上部)が表示されている画面例を示し、図7(b)は、ダイアログ情報102dの全体が表示されている画面例を示す。図7(b)に示されるとおり、ユーザ操作に従って、ダイアログ情報102dは、縮小して表示されている。
【0045】
つぎに、本開示の携帯端末100の作用効果について説明する。
【0046】
本開示の携帯端末100において、タッチパネルディスプレイ101は、決済用のコード情報102bとユーザに対して情報提供のための通知情報であるダイアログ情報102dとを表示する。その際は、表示位置決定部102は、ダイアログ情報102dの表示位置を、コード情報102bを隠さないように決定して、表示制御部103は、その決定された位置にダイアログ情報102dを表示する。
【0047】
この構成よれば、ダイアログ情報102dを表示する際に、コード情報102bを隠すことがない。したがって、決済アプリを起動後にすぐに決済操作をすることができ、使い勝手のよい携帯端末100を提供することができる。
【0048】
例えば、タッチパネルディスプレイ101は、コード情報102bを表示する決済情報領域102a(コード情報領域ともいう)と、決済に関連する関連情報を表示する関連情報領域102eとを含む。表示位置決定部102は、ダイアログ情報102dを、関連情報領域102e内に表示するよう、その位置を決定し、タッチパネルディスプレイ101は、その位置に表示する。
【0049】
これにより、決済用のコード情報102bを隠すことなく決済操作を行うことができる。
【0050】
表示位置決定部102が、ダイアログ情報102dの全体をコード情報102bと重複しないように表示できない場合には(そのような位置を決定できない場合)、ダイアログ情報102dの一部をタッチパネルディスプレイ101に表示できる位置を決定する。
【0051】
この構成によれば、コード情報102bの表示を邪魔することがなく、コード情報102bを利用した決済操作を手間無く行うことができる。
【0052】
このダイアログ情報102dは、所定のクローズ領域またはその表示領域外をユーザが操作することにより、非表示となる。
【0053】
本開示において、表示位置決定部102は、タッチパネルディスプレイ101の画面サイズが所定条件を満たしていない場合に、少なくともダイアログ情報102dの一部を表示させる位置を決定する。例えば、表示位置決定部102は、コード情報102bを形成している領域(矩形部分)の下端から所定の幅をもった位置をダイアログ情報102dの上端の位置として決定する。これにより、コード情報102bを、ダイアログ情報102dで隠すことがなくなる。
【0054】
表示制御部103は、ユーザ操作に従って、ダイアログ情報102dの全体を表示させる。例えば、ユーザによりタッチパネルディスプレイ101をフリック操作した場合などにおいては、表示制御部103は、ダイアログ情報102dをスライド移動して、その全体を表示させる。その際、表示制御部103は、ダイアログ情報102dを、コード情報102bに被さるように表示してもよい。
【0055】
本開示において、ダイアログ情報102dの全体を表示させることは、決済用のコード情報102bまでダイアログ情報102dをスクロール表示すること、を含む。すなわち、表示制御部103は、ダイアログ情報102dをコード情報102bに被さるようにスライドして表示する。
【0056】
これにより、ユーザは、ダイアログ情報102dをみることができ、所望の操作を行うことができる。
【0057】
また、ダイアログ情報102dの全体を表示させることは、ダイアログ情報102dを縮小することにより全体表示すること、を含む。
【0058】
上記は、スライド表示してた、ダイアログ情報102dを縮小することにより、その全体を表示することもできる。例えば、ダイアログ情報102dを長押しすることより、そのダイアログ情報102dが浮き上がるようにして縮小表示される。
【0059】
本開示の携帯端末100は、以下の構成を有する。
【0060】
[1]
コード情報とユーザに対して情報提供のための通知情報とを表示する表示部と、
前記コード情報を隠さないように前記通知情報を前記表示部に表示する制御部と、
を備える携帯端末。
【0061】
[2]
前記表示部は、
前記コード情報を表示するコード情報領域と、決済に関連する関連情報を表示する関連情報領域とを含み、
前記通知情報は、前記関連情報領域内に表示される、
[1]に記載の携帯端末。
【0062】
[3]
前記制御部は、
前記表示部が所定条件を満たしている場合には、前記コード情報の下端から所定マージンをあけた位置を前記通知情報の位置と決定し、
前記表示部は、前記位置に前記通知情報を表示する、
[1]または[2]に記載の携帯端末。
【0063】
[4]
前記所定条件とは、前記表示部の画面サイズが所定サイズである場合である、
[3]に記載の携帯端末。
【0064】
[5]
前記通知情報は、前記通知情報の表示領域外を前記ユーザが操作することにより、非表示となる、
[1]から[4]のいずれか一に記載の携帯端末。
【0065】
[6]
前記制御部は、
前記コード情報を隠さないように前記通知情報の全体を表示できない場合には、前記通知情報の一部を前記表示部に表示するよう制御する、
[1]から[5]のいずれか一に記載の携帯端末。
【0066】
[7]
前記制御部は、
前記ユーザ操作に従って、前記通知情報の全体を表示させる、
[6]に記載の端末。
【0067】
[8]
前記通知情報の全体を表示させることは、
前記コード情報の表示領域まで通知情報をスクロール表示すること、
を含む、
[7]に記載の端末。
【0068】
[9]
前記通知情報の全体を表示させることは、
前記通知情報を縮小することにより全体表示すること、
を含む、
[8]に記載の端末。
【0069】
[10]
前記制御部は、
前記通知情報の種類に基づいて、前記コード情報の少なくとも一部を隠すように前記通知情報を表示する、
[1]から[9]のいずれか一に記載の携帯端末。
【0070】
上記実施形態の説明に用いたブロック図は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェアおよびソフトウェアの少なくとも一方の任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現方法は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的または論理的に結合した1つの装置を用いて実現されてもよいし、物理的または論理的に分離した2つ以上の装置を直接的または間接的に(例えば、有線、無線などを用いて)接続し、これら複数の装置を用いて実現されてもよい。機能ブロックは、上記1つの装置または上記複数の装置にソフトウェアを組み合わせて実現されてもよい。
【0071】
機能には、判断、決定、判定、計算、算出、処理、導出、調査、探索、確認、受信、送信、出力、アクセス、解決、選択、選定、確立、比較、想定、期待、見做し、報知(broadcasting)、通知(notifying)、通信(communicating)、転送(forwarding)、構成(configuring)、再構成(reconfiguring)、割り当て(allocating、mapping)、割り振り(assigning)などがあるが、これらに限られない。たとえば、送信を機能させる機能ブロック(構成部)は、送信部(transmitting unit)や送信機(transmitter)と呼称される。いずれも、上述したとおり、実現方法は特に限定されない。
【0072】
例えば、本開示の一実施の形態における携帯端末100は、本開示のダイアログ情報表示方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図8は、本開示の一実施の形態に係る携帯端末100のハードウェア構成の一例を示す図である。上述の携帯端末100は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
【0073】
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。携帯端末100のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つまたは複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
【0074】
携帯端末100における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることによって、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信を制御したり、メモリ1002およびストレージ1003におけるデータの読み出しおよび書き込みの少なくとも一方を制御したりすることによって実現される。
【0075】
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)によって構成されてもよい。例えば、上述の表示位置決定部102、表示制御部103および処理制御部104は、プロセッサ1001によって実現されてもよい。
【0076】
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール、データなどを、ストレージ1003および通信装置1004の少なくとも一方からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、上述の実施の形態において説明した動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、表示位置決定部102、表示制御部103および処理制御部104は、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001において動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001によって実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時または逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップによって実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
【0077】
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、ROM(Read Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable ROM)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable ROM)、RAM(Random Access Memory)などの少なくとも1つによって構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、本開示の一実施の形態に係るダイアログ情報表示方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
【0078】
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、CD-ROM(Compact Disc ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu-ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つによって構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002およびストレージ1003の少なくとも一方を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
【0079】
通信装置1004は、有線ネットワークおよび無線ネットワークの少なくとも一方を介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。通信装置1004は、例えば周波数分割複信(FDD:Frequency Division Duplex)および時分割複信(TDD:Time Division Duplex)の少なくとも一方を実現するために、高周波スイッチ、デュプレクサ、フィルタ、周波数シンセサイザなどを含んで構成されてもよい。例えば、上述の通信部105は、通信装置1004によって実現されてもよい。通信部105は、送信部と受信部とで、物理的に、または論理的に分離された実装がなされてもよい。
【0080】
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、テンキー、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005および出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
【0081】
また、プロセッサ1001、メモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007によって接続される。バス1007は、単一のバスを用いて構成されてもよいし、装置間ごとに異なるバスを用いて構成されてもよい。
【0082】
また、携帯端末100は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、PLD(Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部または全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つを用いて実装されてもよい。
【0083】
情報の通知は、本開示において説明した態様/実施形態に限られず、他の方法を用いて行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、DCI(Downlink Control Information)、UCI(Uplink Control Information))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRC(Radio Resource Control)シグナリング、MAC(Medium Access Control)シグナリング、報知情報(MIB(Master Information Block)、SIB(System Information Block)))、その他の信号またはこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCシグナリングは、RRCメッセージと呼ばれてもよく、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
【0084】
本開示において説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本開示において説明した方法については、例示的な順序を用いて様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
【0085】
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルを用いて管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
【0086】
判定は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
【0087】
本開示において説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
【0088】
以上、本開示について詳細に説明したが、当業者にとっては、本開示が本開示中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本開示は、請求の範囲の記載により定まる本開示の趣旨および範囲を逸脱することなく修正および変更態様として実施することができる。したがって、本開示の記載は、例示説明を目的とするものであり、本開示に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
【0089】
ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語と呼ばれるか、他の名称で呼ばれるかを問わず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行可能ファイル、実行スレッド、手順、機能などを意味するよう広く解釈されるべきである。
【0090】
また、ソフトウェア、命令、情報などは、伝送媒体を介して送受信されてもよい。例えば、ソフトウェアが、有線技術(同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL:Digital Subscriber Line)など)および無線技術(赤外線、マイクロ波など)の少なくとも一方を使用してウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、これらの有線技術および無線技術の少なくとも一方は、伝送媒体の定義内に含まれる。
【0091】
本開示において説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、またはこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
【0092】
なお、本開示において説明した用語および本開示の理解に必要な用語については、同一のまたは類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネルおよびシンボルの少なくとも一方は信号(シグナリング)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。また、コンポーネントキャリア(CC:Component Carrier)は、キャリア周波数、セル、周波数キャリアなどと呼ばれてもよい。
【0093】
また、本開示において説明した情報、パラメータなどは、絶対値を用いて表されてもよいし、所定の値からの相対値を用いて表されてもよいし、対応する別の情報を用いて表されてもよい。例えば、無線リソースはインデックスによって指示されるものであってもよい。
【0094】
上述したパラメータに使用する名称はいかなる点においても限定的な名称ではない。さらに、これらのパラメータを使用する数式等は、本開示で明示的に開示したものと異なる場合もある。様々なチャネル(例えば、PUCCH、PDCCHなど)および情報要素は、あらゆる好適な名称によって識別できるので、これらの様々なチャネルおよび情報要素に割り当てている様々な名称は、いかなる点においても限定的な名称ではない。
【0095】
本開示においては、「移動局(MS:Mobile Station)」、「ユーザ端末(user terminal)」、「ユーザ装置(UE:User Equipment)」、「端末」などの用語は、互換的に使用され得る。
【0096】
移動局は、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
【0097】
本開示で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up、search、inquiry)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。また、「判断(決定)」は、「想定する(assuming)」、「期待する(expecting)」、「みなす(considering)」などで読み替えられてもよい。
【0098】
「接続された(connected)」、「結合された(coupled)」という用語、またはこれらのあらゆる変形は、2またはそれ以上の要素間の直接的または間接的なあらゆる接続または結合を意味し、互いに「接続」または「結合」された2つの要素間に1またはそれ以上の中間要素が存在することを含むことができる。要素間の結合または接続は、物理的なものであっても、論理的なものであっても、或いはこれらの組み合わせであってもよい。例えば、「接続」は「アクセス」で読み替えられてもよい。本開示で使用する場合、2つの要素は、1またはそれ以上の電線、ケーブルおよびプリント電気接続の少なくとも一つを用いて、並びにいくつかの非限定的かつ非包括的な例として、無線周波数領域、マイクロ波領域および光(可視および不可視の両方)領域の波長を有する電磁エネルギーなどを用いて、互いに「接続」または「結合」されると考えることができる。
【0099】
本開示において使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
【0100】
本開示において使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定しない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本開示において使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみが採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
【0101】
本開示において、「含む(include)」、「含んでいる(including)」およびそれらの変形が使用されている場合、これらの用語は、用語「備える(comprising)」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本開示において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
【0102】
本開示において、例えば、英語でのa, anおよびtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、本開示は、これらの冠詞の後に続く名詞が複数形であることを含んでもよい。
【0103】
本開示において、「AとBが異なる」という用語は、「AとBが互いに異なる」ことを意味してもよい。なお、当該用語は、「AとBがそれぞれCと異なる」ことを意味してもよい。「離れる」、「結合される」などの用語も、「異なる」と同様に解釈されてもよい。
【符号の説明】
【0104】
100…携帯端末、101…タッチパネルディスプレイ、102…表示位置決定部、103…表示制御部、104…処理制御部、105…通信部、106…記憶部、101a…タッチパネルディスプレイ。
【要約】
【課題】コード情報を適切に表示することができる携帯端末を提供する。
【解決手段】本開示の携帯端末100において、タッチパネルディスプレイ101は、決済用のコード情報102bとユーザに対して情報提供のための通知情報であるダイアログ情報102dとを表示する。その際は、表示位置決定部102は、ダイアログ情報102dの表示位置を、コード情報102bを隠さないように決定して、表示制御部103は、その決定された位置にダイアログ情報102dを表示する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8