(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-06
(45)【発行日】2024-03-14
(54)【発明の名称】コーヒーフィルター掛け構造
(51)【国際特許分類】
A47J 31/06 20060101AFI20240307BHJP
A47J 31/02 20060101ALI20240307BHJP
【FI】
A47J31/06 160
A47J31/02
(21)【出願番号】P 2023520165
(86)(22)【出願日】2021-02-25
(86)【国際出願番号】 CN2021077880
(87)【国際公開番号】W WO2022178756
(87)【国際公開日】2022-09-01
【審査請求日】2023-03-30
(73)【特許権者】
【識別番号】523116376
【氏名又は名称】陳名揚
(73)【特許権者】
【識別番号】523116387
【氏名又は名称】汪展良
(73)【特許権者】
【識別番号】523116398
【氏名又は名称】陳名勝
(74)【代理人】
【識別番号】100082418
【氏名又は名称】山口 朔生
(74)【代理人】
【識別番号】100167601
【氏名又は名称】大島 信之
(74)【代理人】
【識別番号】100201329
【氏名又は名称】山口 真二郎
(74)【代理人】
【識別番号】100220917
【氏名又は名称】松本 忠大
(72)【発明者】
【氏名】陳名揚
(72)【発明者】
【氏名】汪展良
(72)【発明者】
【氏名】陳名勝
【審査官】高橋 武大
(56)【参考文献】
【文献】特開平11-178720(JP,A)
【文献】中国実用新案第204957239(CN,U)
【文献】韓国公開特許第10-2012-0103135(KR,A)
【文献】特開2004-121517(JP,A)
【文献】特開2011-78747(JP,A)
【文献】特開2005-261940(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47J 31/02、31/06
B65D 67/00-79/02、81/18ー81/30、
81/38、85/88
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドリップバッグ及び2つの耳掛装置を備えた、コーヒーフィルター掛け構造であって、
前記ドリップバッグ内には収容室が設けられ、
前記ドリップバッグ上には、入水口が設けられ、
前記入水口の隣り合う一側辺には、切り裂き辺が設けられ、
各前記切り裂き辺は、常態下で封止状態にあり、使用するときに切り裂かれ、
2つの前記耳掛装置は、前記ドリップバッグの両側面にそれぞれ設置され、
前記耳掛装置の内部には、固定部が設けられ、
前記固定部の上方には、接続部が延設され、
前記接続部には、両側外方に延びた第1の係合部がそれぞれ延設され、
各前記第1の係合部には、第1のフック部がそれぞれ延設され、
前記接続部の上方には、内環部が延設され、
前記内環部は、前記固定部及び前記接続部の周辺を覆い、
前記内環部の両側には、内方にそれぞれ延びた第2の係合部が延設され、
各前記第2の係合部には、第2のフック部が延設され、
各前記第1のフック部の設置により前記内環部の内側には、多数の第1のフック溝がそれぞれ形成され、
各前記第2のフック部の設置により前記内環部の内側には、多数の第2のフック溝がそれぞれ形成され、
前記内環部の外側には、外環部が設けられ、
前記外環部及び前記固定部は、前記ドリップバッグの両側面にそれぞれ固設されることを特徴とする、
コーヒーフィルター掛け構造。
【請求項2】
前記耳掛装置は、片材が多数本の切断線で切断され、前記片材上には、各前記切断線に沿って、引っ張るか、折り曲げるか、展開することが可能な多数の前記接続部、各前記第1の係合部、前記内環部及び各前記第2の係合部が形成されることを特徴とする請求項1に記載のコーヒーフィルター掛け構造。
【請求項3】
2つの前記第1の係合部が前記入水口に近く、2つの前記第2の係合部が前記入水口から遠く、2つの前記第1の係合部と2つの前記第2の係合部とは上下に互いに対応して前記内環部の内側の四隅に位置することを特徴とする請求項1に記載のコーヒーフィルター掛け構造。
【請求項4】
各前記第1のフック部は、水平方向で前記固定部の中間部に向かって延び、
前記第1のフック部の輪郭はフック状に形成された外形であり、連続して下向き及び外向きに形成された倒立フック状であることを特徴とする請求項1に記載のコーヒーフィルター掛け構造。
【請求項5】
各前記第2のフック部のフック外形は垂直方向でそれぞれ前記入水口の方向に向かって延伸されるとともに、前記第2のフック部の輪郭のフック外形が連続して水平方向かつ前記入水口から離れる方向の倒立フック状を成すことを特徴とする請求項1に記載のコーヒーフィルター掛け構造。
【請求項6】
前記外環部の内側には、多数の凹部が形成されていることを特徴とする請求項1に記載のコーヒーフィルター掛け構造。
【請求項7】
前記内環部の外側には、多数の凸部が延設され、各前記凸部に対応した凹部が前記外環部の内側に設けられることを特徴とする請求項1に記載のコーヒーフィルター掛け構造。
【請求項8】
前記内環部の外側には、引出し部が延設されることを特徴とする請求項1に記載のコーヒーフィルター掛け構造。
【請求項9】
前記引出し部の前記外環部には、分断部が設けられることを特徴とする請求項8に記載のコーヒーフィルター掛け構造。
【請求項10】
前記入水口上には、切り裂くことが可能なシール縁部が設けられることを特徴とする請求項1に記載のコーヒーフィルター掛け構造。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、容器上に吊り掛けてコーヒーを抽出し、特に、様々なニーズに応じて容器上に正掛け又は斜め掛け方式で固定し、コーヒー抽出モードを使用者自らが選択するコーヒーフィルター掛け構造に関する。
【背景技術】
【0002】
フィルター掛け式/耳掛け式コーヒーは、主に挽かれたコーヒー粉が入れられたフィルターペーパーをカップ口に吊り掛け、使用者自らお湯を加えて浸し、コーヒーの風味及び香りを抽出し、コーヒーを味わう目的を達成する。
【0003】
現在のフィルター掛け式/耳掛け式コーヒーは、抽出方式に応じてフィルターペーパーを略方形状ドリップバッグ又は漏斗状ドリップバッグの2種類のドリップバッグに製作し、抽出する時間及び手法により、作られる風味が全く異なるものとなる。方形ドリップバッグ及び漏斗ドリップバッグのドリップ方式についてそれぞれ以下で説明する。
【0004】
(1)略方形を呈するドリップバッグ
頂部に入水口が設けられ、その耳掛をカップのカップ口に吊り掛け、ドリップバッグ頂部の入水口を開いてお湯を加えてコーヒー粉に浸す。ドリップバッグの底部が長形底であるため、コーヒー粉にお湯が触れる時間を延ばし、使用者はお湯がコーヒー粉に触れる時間を自らコントロールして、風味及び香りに満たされて濃度が異なるコーヒーを抽出していた。
(2)漏斗状ドリップバッグ
頂部の入水口の面積が底部より大きく、抽出されたコーヒー液がカップ中に直接落下するため、お湯がコーヒー粉に触れる時間を大幅に短縮し、短時間で速やかにコーヒーを抽出する目的を達成し、コーヒーの口当たりが爽やかになる。
【0005】
しかし、市販のフィルター掛けコーヒー製品は既にドリップバッグの形式が決められていたため、使用者はどのタイプのドリップバッグを購入したとしても、購入したドリップバッグの形式に応じてコーヒー抽出を行うしかない上、ドリップバッグのドリップモードを変えることができなかった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の主な目的は、上述した背景技術で述べた問題を解決するコーヒーフィルター掛け構造を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のコーヒーフィルター掛け構造は、ドリップバッグ及び2つの耳掛装置を少なくとも含む。前記ドリップバッグ内には収容室が設けられ、前記ドリップバッグ上には、入水口が設けられ、前記入水口の隣り合う一側辺には、切り裂き辺が設けられ、各前記切り裂き辺は、常態下で封止状態にあり、使用するときに切り裂かれ、2つの前記耳掛装置は、前記ドリップバッグの両側面にそれぞれ設置され、前記耳掛装置の内部には、固定部が設けられ、前記固定部の上方には、接続部が延設され、前記接続部には、両側外方に延びた第1の係合部がそれぞれ延設され、各前記第1の係合部には、第1のフック部がそれぞれ延設され、前記接続部の上方には、内環部が延設され、前記内環部は、前記固定部及び前記接続部の周辺を覆い、前記内環部の両側には、内方にそれぞれ延びた第2の係合部が延設され、各前記第2の係合部には、第2のフック部が延設され、各前記第1のフック部の設置により前記内環部の内側には、多数の第1のフック溝がそれぞれ形成され、各前記第2のフック部の設置により前記内環部の内側には、多数の第2のフック溝がそれぞれ形成され、前記内環部の外側には、外環部が設けられ、前記外環部及び前記固定部は、前記ドリップバッグの両側面にそれぞれ固設され、これにより、内環部を外方に引っ張り出して内環部を外環部から外すと、接続部が同時に引っ張り出され、接続部が固定部及びドリップバッグの両側面を一緒に引っ張り出し、収容室内の空間が引き開かれ、内環部と接続部との間の隙間又は第1のフック溝及び第2のフック溝内でともにカップのカップ縁上に吊り掛けられるため、ニーズの違いに応じて異なる吊り掛け方式により抽出することができる。
【0008】
好適な実施例において、前記耳掛装置は、片材が多数本の切断線で切断され、前記片材上には、各前記切断線に沿って、引っ張るか、折り曲げるか、展開することが可能な多数の前記接続部、各前記第1の係合部、前記内環部及び各前記第2の係合部が形成される。
【0009】
好適な実施例において、2つの前記第1の係合部が前記入水口に近く、2つの前記第2の係合部が前記入水口から遠く、2つの前記第1の係合部と2つの前記第2の係合部とは上下に互いに対応して前記内環部の内側の四隅に位置する。
【0010】
好適な実施例において、各前記第1のフック部は、水平方向で前記固定部の中間部に向かって延び、前記第1のフック部の輪郭はフック状に形成された外形であり、連続して下向き及び外向きに形成された倒立フック状である。
【0011】
好適な実施例において、各前記第2のフック部のフック外形は垂直方向でそれぞれ前記入水口の方向に向かって延伸されるとともに、前記第2のフック部の輪郭のフック外形が連続して水平方向かつ前記入水口から離れる方向の倒立フック状を成す。
【0012】
好適な実施例において、前記外環部の内側には、多数の凹部が形成される。
【0013】
好適な実施例において、前記内環部の外側には、多数の凸部が延設され、各前記凸部に対応した凹部が前記外環部の内側に設けられる。
【0014】
好適な実施例において、前記内環部の外側には、引出し部が延設され、前記引出し部の前記外環部には、分断部が設けられる。
【0015】
好適な実施例において、前記入水口上には、切り裂くことが可能なシール縁部が設けられる。
【0016】
本発明は以下の有益な効果を少なくとも含む。
本発明は、耳フック構造上において、引っ張るか、折り曲げるか展開することが可能な多数の構造体を設計し、構造体を利用することにより、容器のカップ口に正掛け又は斜め掛けでドリップバッグを係合し、正掛けするときに、ドリップバッグの頂端の入水口を開き、容器のカップ口にドリップバッグを正掛けし、コーヒーフィルターを掛けて抽出することができる。漏斗ドリップバッグモードの抽出を行う場合、頂端の入水口の少なくとも隣り合う一側辺を開き、漏斗状のフィルターペーパーを形成し、容器のカップ口にフィルターペーパーを斜め掛けし、コーヒーフィルターを掛けて抽出する。そのため、本発明は、耳フック構造の異なるフック方式を変えることにより、使用者は方形ドリップバッグを採用してコーヒーを抽出するか、ドリップバッグを方形ドリップバッグから漏斗状ドリップバッグに変更してコーヒーを抽出するかを選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明のコーヒーフィルター掛け構造の全体構造の平面図である。
【
図2】本発明のコーヒーフィルター掛け構造の耳掛装置構造の平面図である。
【
図3A】本発明のコーヒーフィルター掛け構造が行う正掛けの斜視図である。
【
図3B】本発明のコーヒーフィルター掛け構造が行う正掛けの平面図である。
【
図4A】本発明のコーヒーフィルター掛け構造が行う斜め掛けの斜視図である。
【
図4B】本発明のコーヒーフィルター掛け構造が行う斜め掛けの平面図である。
【
図5】本発明のコーヒーフィルター掛け構造が行うフィルター掛けの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の他の技術内容、特徴及び効果について、以下、添付の図面を併せて参照しながら好適な実施例の詳細な説明で明らかにする。
【0019】
本発明の明細書の内容で部品名称の説明に用いられている「上方」、「下方」、「前方」、「後方」、「左側」、「右側」、「側辺」の用語は、各板状構造間の位置関係を理解するのに役立つが、実際の製品構造の方向は、置く角度又は使用者のいる位置の対応関係に応じて変わり、これにより本発明が含む範囲を限定するわけではない。
【0020】
本発明の明細書の内容で構造組立関係の説明に用いられている「形成」又は「延伸」の用語は、一つの構造がもう一つの構造と一体成形されて結合されることを広く指す。
【0021】
図1~
図3Aを参照する。
図1~
図3Aのそれぞれは、本発明のコーヒーフィルター掛け構造の斜視図及び構造平面図であり、図示するように、ドリップバッグ1と、ドリップバッグ1の両側面にそれぞれ設置された耳掛装置2とを少なくとも含む。
【0022】
ドリップバッグ1内には、収容室11が設けられる。ドリップバッグ1の一側には、入水口12が開設される。入水口12上には、切り裂くことが可能なシール縁部121が設けられる。入水口12の一側又は両側に隣り合う側辺には、切り裂き辺13が設けられる。
切り裂き辺13は、高周波を使用して封着することが好ましい。各切り裂き辺13は、常態下で封止状態にあり、使用するときに一つを選択して切り裂き、切り裂いた切り裂き辺13が入水口12と連通してより大きな一つの開口が形成される。
【0023】
耳掛装置2は、片材20が多数本の切断線201で切断され、片材20上には、各切断線201に沿って、引っ張るか、折り曲げるか展開することが可能な多数のブロックが形成される。このブロックは、耳掛装置2内部にある固定部21である。固定部21の上方には、接続部22が延びる。接続部22には、両側外方に延びた第1の係合部23がそれぞれ延設される。各第1の係合部23には、第1のフック部231がそれぞれ延設される。各第1のフック部231は、水平方向で固定部21の中間部に向かって延びる。第1のフック部231の輪郭はフック状に形成された外形であり、連続して下向き及び外向きに形成された倒立フック状である。
接続部22の上方には、内環部24が延設される。内環部24は、固定部21及び接続部22の周辺を覆う。内環部24の両側には、内方にそれぞれ延びた第2の係合部25が延設される。各第2の係合部25には、第2のフック部251が延設される。各第2のフック部251のフック外形は垂直方向でそれぞれ入水口12に向かう方向で延伸されるとともに、第2のフック部251の輪郭のフック外形が連続して水平方向かつ入水口12から離れる方向に倒立フック状を成し、具体的な位置配置中で2つの第1の係合部23が入水口12に近く、2つの第2の係合部25が入水口12から遠く、2つの第1の係合部23と2つの第2の係合部25とが上下に互いに対応して内環部24内側の四隅に位置する。
各第1のフック部231の設置により内環部24の内側には、多数の第1のフック溝241がそれぞれ形成される。各第2のフック部251の設置により内環部24の内側には、多数の第2のフック溝242がそれぞれ形成される。内環部24の外側には、外環部26が設けられる。内環部24の外側には、多数の凸部243が延設される。各凸部243の設置により外環部26の内側には、対応した凹部261が設けられる。内環部24の外側には、引出し部244が延設される。引出し部244の外環部26には、分断部262が形成され、外環部26及び固定部21は、ドリップバッグ1の両側面にそれぞれ固設される。
【0024】
本発明のコーヒーフィルター掛け構造は、
図3Aに示すように、シール縁部121を切り裂き、2つの耳掛装置2の引出し部244を外側に引っ張り出して内環部24を外環部26から外すと、内環部24により接続部22が同時に引っ張り出される。接続部22が固定部21及びドリップバッグ1の両側面を一緒に引っ張り出し、収容室11内の空間が引き開かれ、内環部24と接続部22との間の隙間を介してカップ3のカップ縁31上に吊り掛けられ、ニーズの違いに応じて様々な吊り掛け方式を有する。
【0025】
(1)
図3A、
図3Bを参照する。耳掛装置2を正掛し、カップ縁31を内環部24と接続部22との間の各第1の係合部23近くの位置に掛止する。ドリップバッグ1は、固定部21上方の入水口12に対応して上方を向き、抽出する原料(コーヒー粉)を入水口12から収容室11中に投入して抽出し、この吊り掛け方式により、ドリップバッグ1底部の辺線を介してコーヒーを濾出する。
【0026】
(2)
図2、
図4A、
図4Bを参照する。耳掛装置2を斜め掛けし、切り裂き辺13のうちの一つを切り裂き、カップ縁31を第1のフック溝241のうちの一つと、第1のフック溝241の対角方向に位置する第2のフック溝242内とに掛止する。入水口12と、切り裂いた切り裂き辺13とがそれぞれ斜め上を向き、大きめの開口と連通するため、抽出する原料(コーヒー粉)を入水口12と、切り裂き辺13と連通した開口から収容室11中に投入して抽出し、この吊り掛け方式により、ドリップバッグ1底部の2つの辺線が互いに交わる先端からコーヒーが通過して濾出される。
【0027】
図3A、
図3B、
図4A、
図4Bを参照する。コーヒーが異なる経路から濾出されるため、異なる風味が発生する。各耳掛装置2は、異なる吊り掛け方式により、ドリップバッグ1からコーヒーが濾出される経路を変えることができるため、使用上、コーヒーを濾出する方式を自由に選択することができる。そのため、使用する選択の幅が広い。
また、各第1のフック部231及び各第2のフック部251の設置により、第1のフック溝241及び第2のフック溝242が倒立フック状を呈する溝形であるため、カップ縁31に掛止するときのホールド力が高い。
【0028】
図2、
図3A、
図5を参照する。各凸部243は、外環部26の内側に、対応した凹部261が形成される。そのため、収容室11が引き開かれると、各凹部261は、ドリップバッグ1の両側面に、より多くの変形空間が提供され、収容室11が引き開かれる空間が大きくなる。
【0029】
本発明は、上記の実施例により開示されたが、それは本発明の好適な実施例の一部が選択されたものであり、本発明を限定するものではない。本分野の技術者であれば誰でも本発明の上述した技術特徴及び実施例を理解し、本発明の主旨と領域を逸脱しない範囲内で、各種の変更や修正を加えたものも本発明の範囲に含まれ、本発明の特許の保護範囲は、本発明に添付した請求の範囲で特定されるものに準ずる。
【符号の説明】
【0030】
1 ドリップバッグ
11 収容室
12 入水口
121 シール縁部
13 切り裂き辺
2 耳掛装置
20 片材
201 切断線
21 固定部
22 接続部
23 第1の係合部
231 第1のフック部
24 内環部
241 第1のフック溝
242 第2のフック溝
243 凸部
244 引出し部
25 第2の係合部
251 第2のフック部
26 外環部
261 凹部
262 分断部
3 カップ
31 カップ縁