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  • 特許-回収具 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-07
(45)【発行日】2024-03-15
(54)【発明の名称】回収具
(51)【国際特許分類】
   E03C 1/30 20060101AFI20240308BHJP
【FI】
E03C1/30
【請求項の数】 2
(21)【出願番号】P 2023148010
(22)【出願日】2023-09-13
【審査請求日】2023-09-13
【権利譲渡・実施許諾】特許権者において、権利譲渡・実施許諾の用意がある。
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】516160946
【氏名又は名称】山本 好三
(72)【発明者】
【氏名】山本 好三
【審査官】油原 博
(56)【参考文献】
【文献】実開平03-094958(JP,U)
【文献】実開昭48-068958(JP,U)
【文献】米国特許出願公開第2011/0283472(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E03C 1/20-1/298
B08B 1/00-1/04;5/04-13/00
A47L 25/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
筒上部開口縁に外方向に拡がる外筒フランジ(1)と、筒周囲に水切りのための大窓(2)と、小窓(3)と、下方の内側に内筒(b)の引抜き過ぎ防止用凸起の内筒引抜き外筒側ストッパー(4)と、下端開口部に弾性があり形状保持が可能な菊割れ状のバケット形弁(5)、が合成樹脂か金属で作られた外筒(a)と、該外筒(a)よりも径小で長く筒上部開口縁に外方向に拡がる内筒フランジ(6)と、上部の外側に押込み過ぎ防止用凸起の内筒押込み内筒側ストッパー(7)と、下部外側に引抜き過ぎ防止用凸起の内筒引抜き内筒側ストッパー(8)と、筒周囲に水切り孔(9)と下端開口縁が内側に微湾曲したパイロット部(10)が合成樹脂か金属で作られた内筒(b)で構成され、外筒(a)内に内筒(b)が摺動可能に嵌合して内筒(b)を抜き押し動することにより外筒(a)の下端開口部の菊割れ状のバケット形弁(5)が開閉して内筒(b)内に回収物を収容して回収することを特徴とする回収具。
【請求項2】
筒内に収容したごみと洗い水の水切りのための大窓(2)や小窓(3)、水切り孔(9)を格子状にしたり網目状にしたり、また、外筒(a)か内筒(b)、あるいは双方の筒全体を網や孔あき板で作られたことを特徴とする請求項1に記載の回収具。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、家庭用流し台や業務用シンクのごみ取り器に溜まった調理くずであるごみの回収や愛玩動物の糞などを回収するための回収具に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、例えば、家庭用の流し台やホテル、レストラン、病院、給食センターなど食器や器具などを洗ったり食品を調理したりする洗い場に設置されている大型の業務用シンクには深型のごみ取り器が取付けられている。しかし、多くの調理くずが出たり多くのごみが付着した多くの洗い物を洗ったりする場合、洗い水の中もごみ取り器の中もすぐにごみで満杯となる。そこで、洗い水の中もごみ取り器の中もごみを取り除かなければならないが、ごみを取るためには洗い水を全て排水する必要がある。しかし、ごみがごみ取り器の目を塞ぎ排水を阻害してしまうため速やかに排水が出来ない。そこで、手や棒でごみをかき混ぜてごみ取り器の排水口を確保しながら全ての洗い水を排水するが、時間がかかり作業が中断されると共に洗い水も無駄になる。また、シンクに洗い水が張られた状態でごみ取り器内のごみを除去しようとしても、ごみ取り器の径が小さいため手が入らずほとんど取り除くことが出来ないし、スプーン状のものや挟むものを用いてもシンクに洗い水が張られている場合は、回収する途中で洗い水中に分散してしまいほとんど回収できない。洗い水中でごみ取り器ごと取り出して回収しようとすると、ごみ取り器を取り出している間に洗い水と共にごみも排水口に流れ出るため、グリストラップの早期の詰まりや排水管の詰まり、下水路への汚染水の流出が生じる。
また、ごみ取り器を大口径にしたり浅型にしたり袋やネットを装着するものもあるが、直接素手で触れて回収するのには汚物感が否めないし不衛生でもある。
実開実用昭和51-135044流し用ストレーナーはごみ取り器を掃除するためのものであり、ごみ取り器に溜まったごみを回収するものではない。
特開2005-287480に犬の糞取り器具があるが、複数の重ね合わせた弁でカメラの絞りのようにしたものであり構造も技術も異なる。
本発明は、家庭用流し台や業務用シンクの大小深浅を問わず、また、洗い水が張られた状態でも張られていない状態でも、流し台内やシンク内、そして、ごみ取り器内に溜まったごみを容易で衛生的に回収でき、さらに、愛玩動物の糞などの回収にも繰り返して使用できるものである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】公開実用昭和51-135044
【文献】特開2005-287480
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
解決しようとする課題は、例えば、家庭用の流し台やホテル、レストラン、病院、給食センターなどの業務用シンクなどに溜まったごみやごみ取り器に溜まったごみを容易で衛生的に回収でき、さらに、愛玩動物の糞などの回収にも繰り返し使用することが出来る回収具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、筒上部開口縁に外方向に拡がる(1)外筒フランジと筒周囲に水切りのための(2)大窓と(3)小窓と下方の内側に(b)内筒の引抜き過ぎ防止用凸起の(4)内筒引抜き外筒側ストッパーと下端開口部に弾性があり形状保持が可能な菊割れ状の(5)バスケット形弁が合成樹脂か金属で作られた(a)外筒と該(a)外筒よりも径小で長く筒上部開口縁に外方向に拡がる(6)内筒フランジと上部の外側に押込み過ぎ防止用凸起の(7)内筒押込み内筒側ストッパーと下部外側に引抜き過ぎ防止用凸起の(8)内筒引抜き内筒側ストッパーと筒周囲に(9)水切り孔と下端開口縁が内側に微湾曲した(10)パイロット部が合成樹脂か金属で作られた(b)内筒で構成され、(a)外筒内に(b)内筒が摺動可能に嵌合して(b)内筒を抜き押し動することにより(a)外筒下端開口部の菊割れ状の(5)バケット形弁が開閉して(b)内筒内に回収物を収容して回収することを特徴とする回収具。
【発明の効果】
【0006】
本発明の回収具は、例えば、家庭用の流し台やホテル、レストラン、病院、給食センターなどの業務用シンクなどに溜まったごみやごみ取り器内に溜まったごみを、洗い水を排水しなくても、また、排水中に洗い作業を長時間中断しなくてもごみを回収することが出来、さらに、排水する場合には排水を阻害するごみを事前に除去できるので速やかに排水が完了するため洗い作業も効率が良く節水にもなる。また、回収具をごみ取り器内に挿入して引抜くだけでもごみ取り器の目詰まりの掃除にもなり、排水を速やかにする効果もある。
【0007】
ごみ取り器内のごみの回収はごみ取り器の大小や深浅を問わないし、洗い水を張った中での回収作業では洗い水などにより手が汚れるが、洗い水が排水された後での回収作業では直接洗い水やごみに触れることがないので衛生的であり汚物感もない。
回収したごみは容易に別の容器に放出することが出来るし、洗浄も通常はすすぎ程度で良いが分解洗浄も出来る。
また、使い捨てのごみ取りネットなどと異なり繰り返し何度でも使用が可能であり、流し台やシンクのごみ取り以外にも愛玩動物の糞などの回収にも応用することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施形態を示す外観斜視図。
図2】同上の外筒を示す外観斜視図。
図3】同上の内筒を示す外観斜視図。
図4】同上の回収可能状態を示す外観斜視図。
図5】同上の回収例を示す外観斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図1から図5に基づいて本発明の実施の形態を台所の流し台や業務用シンクのごみの回収を例として詳細に説明する。図1は、本発明の実施形態を示す外観斜視図、図2は、図1では重複する部分があり詳細がわかりづらいので分解して示した本発明の外筒を示す外観斜視図、図3は、内筒を示す外観斜視図、図4は、図2の外筒に図3の内筒を嵌合させてごみを回収可能な状態にした外観斜視図、図5は、シンクのごみ取り器内で内筒内にごみを収容して回収する例を示す外観斜視図である。
【0010】
図1は、本発明の実施形態を示す外観斜視図で、(a)外筒の上部開口縁に外方向に拡がる(1)外筒フランジは、(a)外筒の上部開口縁の増強と(b)内筒を(a)外筒内に押込んだり引抜いたり抜き押し動するときの取っ手の働きと(a)外筒内で(b)内筒を押込んだときに押込みすぎないようにするためにの(7)内筒押込み内筒側ストッパーの凸起と接触して、押込み過ぎ止めの働きもする。
【0011】
図2は、(a)外筒で、(1)外筒フランジ下部の筒周囲には、(2)大窓と(3)小窓があり、(b)内筒でごみを回収するときに洗い水も混入するため、その洗い水を(b)内筒の(9)水切り孔を通って(a)外筒の外に速やかに排水させるためのもので、(2)大窓も(3)小窓も(b)内筒の(9)水切り孔よりも大きな窓となっているのは、(a)外筒内を(b)内筒が旋回したり抜き押し動したりして位置が変わっても(a)外筒が(b)内筒の(9)水切り孔を塞がないようにするためであり、(3)が小窓としたのは装備スペースが狭いことによるものである。
【0012】
(a)外筒の(4)内筒引抜き外筒側ストッパーは、ごみを回収するために(a)外筒内で(b)内筒を押込んで菊割れ状の(5)バケット形弁を押し開けてごみを(b)内筒内に収容後(5)バケット形弁を閉じるために(b)内筒を引抜いたときに引抜き過ぎないように(b)内筒の(8)内筒引抜き内筒側ストッパーと接触して引抜き過ぎを防止するための凸起である。なお、(b)内筒が(a)外筒の下端開口部の菊割れ状の(5)バケット形弁を開閉させるためには(4)内筒引抜き外筒側ストッパーを(8)内筒引抜き内筒側ストッパーが超えて先端方向に嵌合されなければならないが、(a)外筒も(b)内筒も共に弾性のある合成樹脂か金属で作られているため、強く挿入することにより(4)内筒引抜き外筒側ストッパー内を(8)内筒引抜き内筒側ストッパーがくぐり抜けることができるもので、(a)外筒と(b)内筒を分解して清掃するためにも有効となっているが、通常の使用においては(4)内筒引抜き外筒側ストッパーと(8)内筒引抜き内筒側ストッパーが接触して双方の引抜き過ぎを防止する。
【0013】
図2の(5)バケット形弁は、弾性があり、(a)外筒内の(b)内筒を上方に引抜いた通常の状態、いわゆる、回収物であるごみを収容した状態に形状保持が可能な菊割れ状の(5)バケット形弁で、弾性が強い方が形状保持しやすいが、強すぎると(b)内筒を押込んで(5)バケット形弁を開くのに強い力が必要となってしまうため好ましくなく、逆に弱すぎると形状が保持できないため、開口部を閉め切ることが出来ず収容物を不用意に放出してしまうことになる。したがって、適度にバランスのとれた弾性が必要となる。また、菊割れ状の切り込みは、形状を保持しやすく、また、開閉を容易にするために(a)外筒の先端開口面だけでなく、先端部の側面から切り込まれており、バケット形を形成すると共に速やかに復元して形状保持しやすくなっている。
また、隣接した(5)バケット形弁の間には隙間を設けて水切りを助長すると共に、先端は鋭角でなく、ごみ取り器の損傷や間違って指などを挟んだときの損傷を防止するために丸みを呈している。このことにより(5)バケット形弁の先端部に隙間が出来るが収容したごみが流亡する程ではなく、水切りのために有効である。
【0014】
図3は、(b)内筒を示す外観斜視図で、(a)外筒内に嵌合して抜き押し動させるために(a)外筒よりも径は小さいが長さは(a)外筒下端開口部に装備されている菊割れ状の(5)バケット形弁を開閉させるために長く、筒上部開口縁には外方向に拡がる(6)内筒フランジが装備されており、(a)外筒内を上下に押込んだり引抜いたりするためや全体を持ち運んだりするための取っ手の機能を有する。また、上部外側には(a)外筒内を押込んで(5)バケット形弁を完全に開ききったところで止めるために(a)外筒の(1)外筒フランジの内縁と接触させるための、押込み過ぎ防止用凸起(7)内筒押込み内筒側ストッパーが装備されている。押込み過ぎ防止は(6)内筒フランジでも良いが、(1)外筒フランジと(6)内筒フランジの間に空間を設けたのは、該空間に指を入れて下方に弾くなどして(1)外筒フランジを押込みつつ(6)内筒フランジを引抜くためである。
さらに、下部外側には(a)外筒内で(b)内筒を引抜く時に引抜き過ぎないように(a)外筒の(4)内筒引抜き外筒側ストッパーに接触するための、引抜き過ぎ防止用凸起である(8)内筒引抜き内筒側ストッパーが装備されている。既述のように、(8)内筒引抜き内筒側ストッパーは分解掃除など以外では通常(4)内筒引抜き外筒側ストッパーよりも先端方向にある必要があるので(a)外筒に(b)内筒を強く挿入することにより嵌合することが可能である。
【0015】
(b)内筒の筒周囲には多数の(9)水切り孔が装備されており流し台やシンク内に洗い水が張られた中でもごみ取り器のごみを回収するときはごみと共に洗い水も混入するので、洗い水の外に引き上げたときに速やかに洗い水を排出するためのものである。
また、下端開口縁は内側に微湾曲して絞られた形状を成している(10)パイロット部で、これは、下端開口縁の強化と(b)内筒を押込んで(a)外筒下端開口部の弾性のある菊割れ状の(5)バケット形弁を容易に開口できるようにするためと、(a)外筒開口部を閉じるときに(5)バケット形弁が滑るように速やかに閉じられるようにするためである。
【0016】
図4は、(a)外筒内に(b)内筒を嵌合させて(b)内筒を押込んで(a)外筒の菊割れ状の(5)バケット形弁を開き、回収物を回収可能な状態を示した図である。(5)バケット形弁は、(b)内筒の押込みにより外方向に開き(b)内筒の(10)パイロット部の上方に板状ではなく弓状でやや外側に膨らんだ平面的につぶれたバケットの形状で待機することになるが、(b)内筒の引抜きと共に急速に形状保持能力が働き回収物を(b)内筒内にすくい込みながら閉じる。また、図4は、回収したごみを別の容器に放出するための状態でもある。
【0017】
図5は、ごみを回収する一例を示す図であり、流し台やシンクのごみ取り器の中に本発明の回収具を挿入して(b)内筒内にごみを収容したら、(b)内筒を上部に引抜き(5)バケット形弁を閉じて回収したり、(15)ごみのようなごみ取り器内以外のごみでもごみの上部から被せて(5)バケット形弁を閉じて回収したり出来る。
【0018】
本発明の回収具の材質は、合成樹脂や金属製でも良く、水切りのための(2)大窓や(3)小窓、(9)水切り孔は長円形や丸形でなく格子状や網目でも良い。また、(a)外筒と(b)内筒の形状は円柱形でなく楕円柱形や角柱形その他でも良い。さらに、色は透明だと回収状態や回収物の量、内容が目視できるので良いが、汚物感が感じられる場合は半透明でも不透明でも良い。
【0019】
次に実施例について、家庭用の流し台やホテル、レストラン、病院、給食センターなど食器や器具を洗ったり食品を加工したりする洗い場に設置されている大型の業務用シンクに装備されている深型のごみ取り器のごみを回収する例について説明する。
まず、(a)外筒内に(b)内筒を嵌合し、(4)内筒引抜き外筒側ストッパーの先方に(8)内筒引抜き内筒側ストッパーが位置していることを確認し、図5のように(14)手を(6)内筒フランジの上に置き、指で(1)外筒フランジを引き抜いて(a)外筒内に(b)内筒を押込み(a)外筒下端開口部に装備されている(5)バケット形弁を開いて(b)内筒の開口部を全開にする。次に、流し台やシンクに洗い水が張られた中でごみを回収する場合は、ごみ取り器の上に載置されている止水蓋を外し、洗い水と共にごみがごみ取り器内に流入してごみ取り器内にごみが溜まったら本発明の回収具をごみ取り器に挿入する。(b)内筒内にごみが収容されたら(1)外筒フランジを指で弾くように押込むことにより、弾性があり形状保持される菊割れ状の(5)バケット形弁が急速に閉じるため、ごみが(b)内筒内にすくい込まれるように収容されるので、そのまま回収具をごみ取り器から引き上げて洗い水上で(b)内筒の(9)水切り孔や(a)外筒の(2)大窓(3)小窓、(5)バスケット形弁の隙間を通してごみに混入した洗い水を排出する。この際、回収具を上下に振ることによりさらに排水を促すため水切れが良い。
次に、ゴミ捨て容器上に移し、指で(1)外筒フランジを引き抜くと(5)バケット形弁が開いて回収したごみを放出することができる。
また、洗い水の張られていない流し台やシンク内、浅型のごみ取り器内やごみ取り器以外に溜まったごみでも同様の方法で回収することができるし、(5)バケット形弁を閉じた状態で洗い水の中に浮いている粗いごみを(b)内筒の上部開口部からすくい取ることによりごみ取り網の代用にもなる。また、同様の操作で愛玩動物の糞などの回収にも使用することができ、愛玩動物の糞の回収では糞にビニール袋を被せるとか回収具側の内筒先端にビニール袋を被せて行えば回収具を汚染させることがなく、また、直接素手で触れることもないので衛生的である。
【符号の説明】
【0020】
a 外筒
b 内筒
1 外筒フランジ
2 大窓
3 小窓
4 内筒引抜き外筒側ストッパー
5 バケット形弁
6 内筒フランジ
7 内筒押込み内筒側ストッパー
8 内筒引抜き内筒側ストッパー
9 水切り孔
10 パイロット部
11 回収物
12 シンク
13 ごみ取り器
14 手
15 ごみ
【要約】
【課題】例えば、家庭用の流し台や業務用のシンク内やごみ取り器内に溜まったごみや愛玩動物の糞などを容易で衛生的に回収できる回収具を提供する。
【解決手段】筒上部開口縁に外筒フランジと筒周囲に大窓と小窓と下方の内側に内筒の引抜き過ぎ防止用凸起の内筒引抜き外筒側ストッパーと下端開口部に弾性があり形状保持が可能な菊割れ状のバスケット形弁が合成樹脂か金属で作られた外筒と該外筒よりも径小で長く筒上部開口縁に内筒フランジと上部の外側に押込み過ぎ防止用凸起の内筒押込み内筒側ストッパーと下部外側に引抜き過ぎ防止用凸起の内筒引抜き内筒側ストッパーと筒周囲に水切り孔と下端開口縁が内側に微湾曲したパイロット部が合成樹脂か金属で作られた内筒で構成され、外筒内に内筒が摺動可能に嵌合して内筒を抜き押し動することにより外筒下端開口部の菊割れ状のバケット形弁が開閉して内筒内に回収物を収容して回収することを特徴とする回収具。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5