(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-07
(45)【発行日】2024-03-15
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
G09F 9/30 20060101AFI20240308BHJP
G06F 3/041 20060101ALI20240308BHJP
G06F 3/044 20060101ALI20240308BHJP
G09F 9/00 20060101ALI20240308BHJP
H10K 59/12 20230101ALI20240308BHJP
【FI】
G09F9/30 348A
G06F3/041 422
G06F3/044 125
G09F9/00 302
G09F9/00 366A
G09F9/30 308A
G09F9/30 309
G09F9/30 336
G09F9/30 365
H10K59/12
(21)【出願番号】P 2020029269
(22)【出願日】2020-02-25
【審査請求日】2023-01-04
(31)【優先権主張番号】10-2019-0061147
(32)【優先日】2019-05-24
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】512187343
【氏名又は名称】三星ディスプレイ株式會社
【氏名又は名称原語表記】Samsung Display Co.,Ltd.
【住所又は居所原語表記】1, Samsung-ro, Giheung-gu, Yongin-si, Gyeonggi-do, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】朴 永 祐
(72)【発明者】
【氏名】方 ギ 皓
(72)【発明者】
【氏名】全 相 ヒョン
(72)【発明者】
【氏名】崔 原 碩
【審査官】村上 遼太
(56)【参考文献】
【文献】特開2017-009983(JP,A)
【文献】特開2018-112737(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2018/0182838(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0043418(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0067404(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0074328(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0103455(US,A1)
【文献】韓国公開特許第10-2019-0045897(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G02F 1/133-1/1334
1/1339-1/1341
1/1347
G09F 9/00-9/46
H05B33/00-33/28
44/00
45/60
H10K50/00-99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示領域と、前記表示領域の外郭を取り囲む非表示領域と、前記非表示領域と第1境界で連結された第1付加領域と、前記第1付加領域と第2境界で連結された第2付加領域と、を含む基板と、
前記表示領域上に配置される画素と、
前記画素上に配置される封止膜と、
前記封止膜上に配置される検知電極と、
前記第2付加領域上に配置されるパッドと、
前記検知電極と前記パッドとを接続する検知配線と、
前記封止膜上に配置される第1検知絶縁膜と、
前記第1検知絶縁膜、前記検知電極、及び前記検知配線上に配置される第2検知絶縁膜と、を有し、
前記基板は、前記第1付加領域において、前記第1付加領域の幅が前記第1境界
から前記第2境界に向かうほど狭くなるように折れ曲がった第1側面を含み、
前記第1検知絶縁膜の少なくとも一部の境界は、前記第2検知絶縁膜の少なくとも一部の境界より前記第1側面にさらに近
く、
前記第1境界及び前記第2境界は、それぞれ第1方向に延長されることを特徴とする表示装置。
【請求項2】
前記第1検知絶縁膜の前記少なくとも一部の境界は、前記第2検知絶縁膜によってカバーされないことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項3】
前記基板は、前記第1側面から前記非表示領域と重畳するよう延長される第1曲げ領域を含むことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項4】
前記第1検知絶縁膜の前記少なくとも一部の境界及び前記第2検知絶縁膜の前記少なくとも一部の境界は、前記第1曲げ領域上に配置されることを特徴とする請求項3に記載の表示装置。
【請求項5】
前記第2付加領域は、第2曲げ領域を含み、
前記第1曲げ領域と前記第2曲げ領域は、重畳しないことを特徴とする請求項4に記載の表示装置。
【請求項6】
前記封止膜は、有機膜を含み、
前記有機膜の境界に配置されるダム(dam)をさらに含み、
前記第2検知絶縁膜の前記少なくとも一部の境界は、前記ダムより前記第1側面にさらに近いことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項7】
前記封止膜は、有機膜を含み、
前記有機膜の境界に配置されるダムをさらに含み、
前記第2検知絶縁膜の前記少なくとも一部の境界は、前記ダムより前記第1側面からさらに遠いことを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項8】
前記第2検知絶縁膜の前記少なくとも一部の境界は前記検知配線より前記第1側面にさらに近いことを特徴とする請求項7に記載の表示装置。
【請求項9】
前記第1検知絶縁膜は、前記封止膜と前記検知配線との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項10】
前記検知電極は、前記第1検知絶縁膜上に配置され、
前記第1検知絶縁膜下に配置されるブリッジ電極をさらに含み、
前記検知電極は、前記第1検知絶縁膜のコンタクトホールを介して前記ブリッジ電極と接続されることを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
【請求項11】
前記検知電極は、前記第1検知絶縁膜下に配置され、
前記第1検知絶縁膜上に配置されるブリッジ電極をさらに含み、
前記ブリッジ電極は、前記第1検知絶縁膜のコンタクトホールを介して前記検知電極と接続されることを特徴とする請求項9に記載の表示装置。
【請求項12】
前記第1検知絶縁膜は、前記検知配線と前記第2検知絶縁膜との間に配置されることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
【請求項13】
前記検知電極は、前記第1検知絶縁膜上に配置され、
前記第1検知絶縁膜下に配置されるブリッジ電極をさらに含み、
前記検知電極は、前記第1検知絶縁膜のコンタクトホールを介して前記ブリッジ電極と接続されることを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
【請求項14】
前記検知電極は、前記第1検知絶縁膜下に配置され、
前記第1検知絶縁膜上に配置されるブリッジ電極をさらに含み、
前記ブリッジ電極は、前記第1検知絶縁膜のコンタクトホールを介して前記検知電極と接続されることを特徴とする請求項12に記載の表示装置。
【請求項15】
表示領域と、前記表示領域の外郭を取り囲む非表示領域と、前記非表示領域と第1境界で連結された第1付加領域と、前記第1付加領域と第2境界で連結された第2付加領域と、を含む基板と、
前記表示領域上に配置される画素と、
前記画素上に配置される封止膜と、
前記封止膜上に配置される検知電極と、
前記第2付加領域上に配置されるパッドと、
前記検知電極と前記パッドとを接続する検知配線と、
前記封止膜上に配置される第1検知絶縁膜と、
前記第1検知絶縁膜、前記検知電極、及び前記検知配線上に配置される第2検知絶縁膜と、を有し、
前記基板は、前記第1付加領域において、前記第1付加領域の幅が前記第1境界
から前記第2境界に向かうほど狭くなるように折れ曲がった第1側面を含み、
前記第2検知絶縁膜の境界は、前記第1側面から200μm以上離隔さ
れ、
前記第1境界及び前記第2境界は、それぞれ第1方向に延長されることを特徴とする表示装置。
【請求項16】
前記第1付加領域の前記第1側面と前記非表示領域は、共通して第1曲げ領域を含み、
前記第2付加領域は、第2曲げ領域を含み、
前記第1曲げ領域と前記第2曲げ領域は、重畳しないことを特徴とする請求項15に記載の表示装置。
【請求項17】
前記封止膜は、有機膜を含み、
前記有機膜の境界に配置されるダムをさらに含み、
前記第2検知絶縁膜の境界は、前記ダムより前記第1側面にさらに近いことを特徴とする請求項15に記載の表示装置。
【請求項18】
前記封止膜は、有機膜を含み、
前記有機膜の境界に配置されるダムをさらに含み、
前記第2検知絶縁膜の境界は、前記ダムより前記第1側面からさらに遠いことを特徴とする請求項15に記載の表示装置。
【請求項19】
前記第2検知絶縁膜の境界は、前記検知配線より前記第1側面にさらに近いことを特徴とする請求項18に記載の表示装置。
【請求項20】
表示領域と、前記表示領域の外郭を取り囲む非表示領域と、前記非表示領域と第1境界で連結された第1付加領域と、前記第1付加領域と第2境界で連結された第2付加領域と、を含む基板と、
前記表示領域上に配置される画素と、
前記画素上に配置される封止膜と、
前記封止膜上に配置される検知電極と、
前記第2付加領域上に配置されるパッドと、
前記検知電極と前記パッドとを接続する検知配線と、
前記検知電極及び前記検知配線上に配置される検知絶縁膜と、を有し、
前記基板は、前記第1付加領域において、前記第1付加領域の幅が前記第1境界
から前記第2境界に向かうほど狭くなるように折れ曲がった第1側面を含み、
前記基板は、前記第1側面から前記非表示領域と重畳するよう延長される第1曲げ領域を含み、
前記第1側面のうち前記第1境界と交差する第1地点から前記第1側面のうち前記第2境界と交差する第2地点に向かうほど、第1曲げ領域において、前記検知絶縁膜の境界は、前記第1側面から遠くな
り、
前記第1境界及び前記第2境界は、それぞれ第1方向に延長されることを特徴とする表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は表示装置に関し、特に、曲げ領域の応力を減少させることができる表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
情報化技術が発達するにつれて、ユーザーと情報を結び付ける媒体である表示装置の重要性が浮かび上がっている。
これに応じて、液晶表示装置(Liquid Crystal Display Device)、有機発光表示装置(Organic Light Emitting Display Device)、プラズマ表示装置(Plasma Display Device)などの表示装置の使用が増加している。
【0003】
特に、審美性と多様なユーザーエクスペリエンスのために、ベンデッドディスプレイ(bended display)に対する需要が増加している。
ベンデッドディスプレイの曲げ領域には、他の領域に比べて大きな応力(stress)が加わるため、応力による素子のクラック(crack)を防止する対策が課題となっている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】米国特許出願公開第2019/0074328号明細書
【文献】米国特許出願登録第9983714号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明は、上記従来の表示装置における課題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、曲げ領域の応力を減少させることができる表示装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するためになされた本発明による表示装置は、表示領域と、前記表示領域の外郭を取り囲む非表示領域と、前記非表示領域と第1境界で連結された第1付加領域と、前記第1付加領域と第2境界で連結された第2付加領域と、を含む基板と、前記表示領域上に配置される画素と、前記画素上に配置される封止膜と、前記封止膜上に配置される検知電極と、前記第2付加領域上に配置されるパッドと、前記検知電極と前記パッドとを接続する検知配線と、前記封止膜上に配置される第1検知絶縁膜と、前記第1検知絶縁膜、前記検知電極、及び前記検知配線上に配置される第2検知絶縁膜と、を有し、前記基板は、前記第1付加領域において、前記第1付加領域の幅が前記第1境界から前記第2境界に向かうほど狭くなるように折れ曲がった第1側面を含み、前記第1検知絶縁膜の少なくとも一部の境界は、前記第2検知絶縁膜の少なくとも一部の境界より前記第1側面にさらに近く、前記第1境界及び前記第2境界は、それぞれ第1方向に延長されることを特徴とする。
【0007】
前記第1検知絶縁膜の前記少なくとも一部の境界は、前記第2検知絶縁膜によってカバーされないことが好ましい。
前記基板は、前記第1側面から前記非表示領域と重畳するよう延長される第1曲げ領域を含むことが好ましい。
前記第1検知絶縁膜の前記少なくとも一部の境界及び前記第2検知絶縁膜の前記少なくとも一部の境界は、前記第1曲げ領域上に配置されることが好ましい。
前記第2付加領域は、第2曲げ領域を含み、前記第1曲げ領域と前記第2曲げ領域は、重畳しないことが好ましい。
前記封止膜は、有機膜を含み、前記有機膜の境界に配置されるダム(dam)をさらに含み、前記第2検知絶縁膜の前記少なくとも一部の境界は、前記ダムより前記第1側面にさらに近いことが好ましい。
前記封止膜は、有機膜を含み、前記有機膜の境界に配置されるダムをさらに含み、前記第2検知絶縁膜の前記少なくとも一部の境界は、前記ダムより前記第1側面からさらに遠いことが好ましい。
前記第2検知絶縁膜の前記少なくとも一部の境界は前記検知配線より前記第1側面にさらに近いことが好ましい。
【0008】
前記第1検知絶縁膜は、前記封止膜と前記検知配線との間に配置されることが好ましい。
前記検知電極は、前記第1検知絶縁膜上に配置され、前記第1検知絶縁膜下に配置されるブリッジ電極をさらに含み、前記検知電極は、前記第1検知絶縁膜のコンタクトホールを介して前記ブリッジ電極と接続されることが好ましい。
前記検知電極は、前記第1検知絶縁膜下に配置され、前記第1検知絶縁膜上に配置されるブリッジ電極をさらに含み、前記ブリッジ電極は、前記第1検知絶縁膜のコンタクトホールを介して前記検知電極と接続されることが好ましい。
【0009】
前記第1検知絶縁膜は、前記検知配線と前記第2検知絶縁膜との間に配置されることが好ましい。
前記検知電極は、前記第1検知絶縁膜上に配置され、前記第1検知絶縁膜下に配置されるブリッジ電極をさらに含み、前記検知電極は、前記第1検知絶縁膜のコンタクトホールを介して前記ブリッジ電極と接続されることが好ましい。
前記検知電極は、前記第1検知絶縁膜下に配置され、前記第1検知絶縁膜上に配置されるブリッジ電極をさらに含み、前記ブリッジ電極は前記第1検知絶縁膜のコンタクトホールを介して前記検知電極と接続されることが好ましい。
【0010】
また、上記目的を達成するためになされた本発明による表示装置は、表示領域と、前記表示領域の外郭を取り囲む非表示領域と、前記非表示領域と第1境界で連結された第1付加領域と、前記第1付加領域と第2境界で連結された第2付加領域と、を含む基板と、前記表示領域上に配置される画素と、前記画素上に配置される封止膜と、前記封止膜上に配置される検知電極と、前記第2付加領域上に配置されるパッドと、前記検知電極と前記パッドとを接続する検知配線と、前記封止膜上に配置される第1検知絶縁膜と、前記第1検知絶縁膜、前記検知電極、及び前記検知配線上に配置される第2検知絶縁膜と、を有し、前記基板は、前記第1付加領域において、前記第1付加領域の幅が前記第1境界から前記第2境界に向かうほど狭くなるように折れ曲がった第1側面を含み、前記第2検知絶縁膜の境界は、前記第1側面から200μm以上離隔され、前記第1境界及び前記第2境界は、それぞれ第1方向に延長されることを特徴とする。
【0011】
前記第1付加領域の前記第1側面と前記非表示領域は、共通して第1曲げ領域を含み、前記第2付加領域は、第2曲げ領域を含み、前記第1曲げ領域と前記第2曲げ領域は、重畳しないことが好ましい。
前記封止膜は、有機膜を含み、前記有機膜の境界に配置されるダムをさらに含み、前記第2検知絶縁膜の境界は、前記ダムより前記第1側面にさらに近いことが好ましい。
前記封止膜は、有機膜を含み、前記有機膜の境界に配置されるダムをさらに含み、前記第2検知絶縁膜の境界は、前記ダムより前記第1側面からさらに遠いことが好ましい。
前記第2検知絶縁膜の境界は、前記検知配線より前記第1側面にさらに近いことが好ましい。
【0012】
また、上記目的を達成するためになされた本発明による表示装置は、表示領域と、前記表示領域の外郭を取り囲む非表示領域と、前記非表示領域と第1境界で連結された第1付加領域と、前記第1付加領域と第2境界で連結された第2付加領域と、を含む基板と、前記表示領域上に配置される画素と、前記画素上に配置される封止膜と、前記封止膜上に配置される検知電極と、前記第2付加領域上に配置されるパッドと、前記検知電極と前記パッドとを接続する検知配線と、前記検知電極及び前記検知配線上に配置される検知絶縁膜と、を有し、前記基板は、前記第1付加領域において、前記第1付加領域の幅が前記第1境界から前記第2境界に向かうほど狭くなるように折れ曲がった第1側面を含み、前記基板は、前記第1側面から前記非表示領域と重畳するよう延長される第1曲げ領域を含み、前記第1側面のうち前記第1境界と交差する第1地点から前記第1側面のうち前記第2境界と交差する第2地点に向かうほど、第1曲げ領域において、前記検知絶縁膜の境界は、前記第1側面から遠くなり、前記第1境界及び前記第2境界は、それぞれ第1方向に延長されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係る表示装置によれば、曲げ領域は、周辺の他の部分とは異なり、一部の絶縁膜などが除去され、部分曲げ領域の応力を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1】本発明の一実施形態による基板の概略構成を説明するための斜視図である。
【
図2】本発明の一実施形態による表示装置を説明するためのもの平面図である。
【
図3】
図2の第1付加領域の一部を拡大した平面図である。
【
図4】第1境界から第2検知絶縁膜の離隔距離が増加することによる効果を説明するためのグラフである。
【
図5】
図2のI-I’線に沿って切断してその構成の実施形態を例示する断面図である。
【
図6】
図2のII-II’線に沿って切断してその構成の実施形態を例示する断面図である。
【
図7】
図2のII-II’線に沿って切断してその構成の他の実施形態を例示する断面図である。
【
図8】
図2のII-II’線に沿って切断してその構成の他の実施形態を例示する断面図である。
【
図9】
図2のI-I’線に沿って切断してその構成の他の実施形態を例示する断面図
【
図10】
図2のII-II’線に沿って切断してその構成の他の実施形態を例示する断面図である。
【
図11】
図2のII-II’線に沿って切断してその構成の他の実施形態を例示する断面図である。
【
図12】
図2のII-II’線に沿って切断してその構成の他の実施形態を例示する断面図である。
【
図13】
図2のI-I’線に沿って切断してその構成のさらに他の実施形態を例示する断面図である。
【
図14】
図2のI-I’線に沿って切断してその構成のさらに他の実施形態を例示する断面図である。
【
図15】
図2のI-I’線に沿って切断してその構成のさらに他の実施形態を例示する断面図である。
【
図16】
図2のI-I’線に沿って切断してその構成のさらに他の実施形態を例示する断面図である。
【
図17】本発明の一実施形態による検知電極及びブリッジ電極を説明するための平面図である。
【
図18】
図17のIII-III’線に沿って切断した断面図である。
【
図19】本発明の検知電極及びブリッジ電極を説明するため
図17のIII-III’線に沿って切断した他の実施形態による断面図である。
【
図20】
図3とは異なる実施形態による第1付加領域の一部を拡大した平面図である。
【
図21】
図20の実施形態の場合の
図2のI-I’線に沿って切断してその構成の実施形態を例示する断面図である。
【
図22】
図20の実施形態の場合の
図2のII-II’線に沿って切断してその構成の実施形態を例示する断面図である。
【
図23】
図20の実施形態の場合の
図2のII-II’線に沿って切断してその構成の実施形態を例示する断面図である。
【
図24】
図20の実施形態の場合の
図2のII-II’線に沿って切断してその構成の実施形態を例示する断面図である。
【
図25】
図20の実施形態の場合の検知電極及び検知配線の実施形態を例示する平面図である。
【
図26】
図20の実施形態の場合の検知電極及び検知配線の実施形態を例示する平面図である。
【
図27】本発明の一実施形態による表示装置の概略構成を示すブロック図である。
【
図28】本発明の一実施形態による表示装置の単位画素の構成を示す回路図である。
【
図29】発明の一実施形態による表示装置の画素の駆動方法を説明するためのタイミング図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
次に、本発明に係る表示装置を実施するための形態の具体例を図面を参照しながら説明する。
【0016】
以下、添付の図面を参考して、本発明の様々な実施形態について本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者が容易に実施できるように詳細に説明する。
本発明は、様々な異なる形態で具現することができ、ここに説明する実施形態に限定されない。
本発明を明確に説明するために説明と関係のない部分は省略し、明細書の全体にわたって同一又は類似する構成要素に対しては同じ参照符号を付する。
従って、上述した参照符号は他の図面でも使用することができる。
また、図に示した各構成の大きさ及び厚さは、説明の便宜のために任意で示したものであるため、本発明は必ずしも図に示したものに限定されない。
図面において、複数の層及び領域を明確に表現するために厚さを誇張して示すことがある。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態による基板の概略構成を説明するための斜視図であり、
図2は、本発明の一実施形態による表示装置の概略構成を説明するための平面図である。
以下の実施形態において、平面は、第1方向DR1及び第2方向DR2で位置を定義し、高さは、第3方向DR3で位置を定義する(
図5参照)。
第1方向DR1、第2方向DR2、及び第3方向DR3は、互いに直交する方向である。
【0018】
図1、
図2を参照すると、基板SUBは、表示領域DA、非表示領域NDA、第1付加領域ADA1、及び第2付加領域ADA2を含む。
表示領域DAは、長方形である。
表示領域DAの各コーナーは、角張った形態であるか、曲面状であってもよい。
また、円形ディスプレイの場合、表示領域DAは円形であってもよい。
また、表示領域DAは、長方形ではなく、多角形、楕円形などからなってもよい。
このように、表示領域DAの形態は、製品に応じて異なって設定され得る。
【0019】
表示領域DA上には画素が配置される。
表示装置DPの種類に応じてそれぞれの画素は、発光ダイオードを含むか、液晶層を含み得る。
非表示領域NDAは、表示領域DAの外郭を取り囲む。
例えば、非表示領域NDAは、長方形である。
非表示領域NDAの各コーナー(corner)は、角張った形態であるか、曲面状であってもよい。
図2は、非表示領域NDAの各コーナーが曲面状であることを仮定して示した。
非表示領域NDAは、円形であってもよい。
非表示領域NDAは最小化されることによって、狭いベゼル(narrow bezel)構造に有利であるため、非表示領域NDAの形状は、表示領域DAの形状と類似し得る。
【0020】
第1付加領域ADA1は、非表示領域NDAと第2付加領域ADA2との間に配置される。
第1付加領域ADA1は、非表示領域NDAと第1境界ED1において連結される。
第1付加領域ADA1は、第2付加領域ADA2と第2境界ED2において連結される。
第1境界ED1及び第2境界ED2は、それぞれ第1方向DR1に延長される。
第1付加領域ADA1の幅は、第1境界ED1から第2境界ED2に向かうほど狭くなる。
即ち、第1付加領域ADA1の第1方向DR1の幅は、第2方向DR2に向かうほど狭くなる。
これにより、第1付加領域ADA1は、曲面状の第1側面RC1及び第2側面RC2を含む。
側面RC1、RC2は、基板の内部(例えば、基板の中心)に向かって突出する。
【0021】
図2では、第1方向DR1及びその反対方向で2つの側面RC1、RC2を含むように第1付加領域ADA1が示した。
他の実施形態では、第1付加領域ADA1は、第1方向DR1に位置した境界が非表示領域NDAの境界と一致することにより、第1側面RC1のみを含んでもよい。
また、さらに他の実施形態では、第1付加領域ADA1は、第1方向DR1の反対方向に位置した境界が非表示領域NDAの境界と一致することにより、第2側面RC2のみを含んでもよい。
【0022】
第2付加領域ADA2は長方形である。
第2付加領域ADA2の第2方向DR2に位置した各コーナーは、角張った形態であるか、曲面状であってもよい。
図2は、第2付加領域ADA2の第2方向DR2に位置した各コーナーが角張った形態であることを仮定して示した。
【0023】
封止膜TFEは、画素上に配置される。
例えば、封止膜TFEは、表示領域DAにおいて画素をカバーし、封止膜TFEの境界が非表示領域NDAに位置する。
封止膜TFEは、表示領域DAの画素の発光素子及び回路素子をカバーすることにより、外部の湿気又は衝撃による破損を防止することができる。
【0024】
検知電極(SC1、SC2)は、封止膜TFE上に配置される。
検知電極(SC1、SC2)は、ユーザーの身体によるタッチ(touch)、ホバリング(hovering)、ジェスチャー(gesture)、近接有無を検知することができる。
検知電極(SC1、SC2)は、抵抗膜方式(resistive type)、静電容量方式(capacitive type)、電磁誘導方式(electro-magnetic type:EM)、光検知方式(optical type)などの様々な方式により異なる形状で構成され得る。
例えば、検知電極(SC1、SC2)が静電容量方式で構成される場合、検知電極(SC1、SC2)は、自己静電容量方式(self-capacitive type)、相互静電容量方式(mutual-capacitive type)などで構成され得る。
【0025】
検知電極(SC1、SC2)が自己静電容量方式で構成される場合、それぞれの検知電極(SC1、SC2)は独立して駆動し、それぞれの検知電極(SC1、SC2)とユーザーの身体が形成する静電容量に対応する検知信号が対応する検知配線SLに提供される。
検知電極(SC1、SC2)が相互静電容量方式で構成される場合、第1検知電極SC1に対応する検知配線を介して駆動信号が送信され、第1検知電極SC1と相互静電容量を形成する第2検知電極SC2に対応する検知配線を介して検知信号が受信される。
ユーザーの身体が近接する場合、第1検知電極SC1と第2検知電極SC2間の相互静電容量が変化し、これによる検知信号の差によってユーザーのタッチ有無を検知する。
他の実施形態では、第2検知電極SC2に対応する検知配線を介して駆動信号が送信され、第2検知電極SC2と相互静電容量を形成する第1検知電極SC1に対応する検知配線を介して検知信号が受信される。
【0026】
パッド(PDE1、PDE2、PDE3)は、第2付加領域ADA2上に配置される。
パッド(PDE1、PDE3)は、検知配線(IST1、IST2)を介して封止膜の上部に配置された検知電極(SC1、SC2)と接続される。
パッド(PDE1、PDE3)は、外部のタッチIC(integrated chip)に接続され得る。
また、パッドPDE2は、表示配線DSTを介して封止膜TFEの下部に位置した画素又は画素の駆動部と接続される。
駆動部は、走査駆動部、発光駆動部、データ駆動部などを含み得る。
駆動部は、封止膜TFEの下部に配置することも、パッドPDE2を介して接続される外部の表示ICに配置することもできる。
【0027】
表示装置DPが相互静電容量方式である場合、タッチICは、第1検知配線IST1を介して駆動信号を送信し、第2検知配線IST2を介して検知信号を受信する。
他の実施形態では、第2検知配線IST2を介して駆動信号を送信し、第1検知配線IST1を介して検知信号を受信することもできる。
表示装置DPが自己静電容量方式である場合、第1検知配線IST1と第2検知配線IST2の駆動方式は、違いがなくてもよい。
表示配線DSTは、制御線、データ線、電源線等を含み得、画素が映像を表示することができるように信号を提供する。
当該信号は、表示配線DSTと接続される駆動部から提供される。
【0028】
図1は、基板SUBが曲がった状態であり、
図2は基板SUBが曲がっていない状態である。
表示装置DPは、
図2のように曲がっていない状態で基板SUBに素子が積層された後、
図1のように曲げられる。
【0029】
基板SUBは、第1付加領域ADA1の第1側面RC1から非表示領域NDAと重畳するように延長される第1曲げ領域BA1を含む。
さらに、第1曲げ領域BA1は、表示領域DAと重畳するように延長される。
即ち、それぞれの表示領域DA、非表示領域NDA、及び第1付加領域ADA1は、第1曲げ領域BA1と一部重畳する。
第1曲げ領域BA1は、第1方向DR1の幅を有し、第2方向DR2に長さが延長される。
第1曲げ軸BX1は、第1曲げ領域BA1の中心から第2方向DR2に延長される折り畳み線(folding line)で定義することができる。
実施形態に応じて、第1曲げ領域BA1は、周辺の他の部分とは異なり、一部の絶縁膜などが除去されて応力が減少した部分である。
実施形態に応じて、第1曲げ領域BA1は、周辺の他の部分と同じ構成であってもよい。
【0030】
基板SUBは、第1付加領域ADA1の第2側面RC2から非表示領域NDAと重畳するよう延長される第3曲げ領域BA3を含む。
さらに、第3曲げ領域BA3は、表示領域DAと重畳するよう延長される。
即ち、それぞれの表示領域DA、非表示領域NDA、及び第1付加領域ADA1は、第3曲げ領域BA3と一部重畳する。
第3曲げ領域BA3は、第1方向DR1の幅を有し、第2方向DR2に長さが延長される。
第3曲げ軸BX3は、第3曲げ領域BA3の中心から第2方向DR2に延長される折り畳み線で定義される。
実施形態に応じて、第3曲げ領域BA3は、周辺の他の部分とは異なり、一部絶縁膜などが除去されて応力が減少した部分である。
実施形態に応じて、第3曲げ領域BA3は、周辺の他の部分と同じ構成であってもよい。
【0031】
第2付加領域ADA2は、第2曲げ領域BA2を含む。
第2曲げ領域BA2は、第2方向DR2の幅を有し、第1方向DR1に長さが延長される。
第2曲げ軸BX2は、第2曲げ領域BA2の中心から第1方向DR1に延長される折り畳み線で定義される。
実施形態に応じて、第2曲げ領域BA2は、周辺の他の部分とは異なり、一部の絶縁膜などが除去されて応力が減少した部分である。
実施形態に応じて、第2曲げ領域BA2は、周辺の他の部分と同じ構成であってもよい。
第1~第3曲げ領域BA1、BA2、BA3は、互いに重畳しない。
【0032】
ここで、「曲げられる」という用語は、形が固定されたものではなく、元の形から他の形に変形できるという意味であり、1つ以上の曲げ軸に沿って曲げられたり(folded)、曲がったり(curved)、巻物状に巻かれる(rolled)ことを含む。
第1及び第3曲げ領域(BA1、BA3)により、表示装置DPの第1方向DR1の反対方向及び第1方向DR1の側面ベゼルの幅が減少する。
また、第2曲げ領域BA2により、表示装置DPの第2方向DR2の側面ベゼルの幅が減少する。
【0033】
図3は、
図2の第1付加領域の一部を拡大した平面図であり、
図4は第1境界から第2検知絶縁膜の離隔距離が増加することによる効果を説明するためのグラフである。
具体的には、
図3では、第1側面RC1付近の非表示領域NDA、第1付加領域ADA1、及び第2付加領域ADA2が拡大して示されている。
但し、第1側面RC1だけでなく、第2側面RC2にも同じ実施形態が適用され得る。
【0034】
第1検知絶縁膜ISI1は、封止膜TFE上に配置される。
第1検知絶縁膜ISI1は、検知電極(SC1、SC2)、検知配線(IST1、IST2)、及びブリッジ電極(CP1、CP2)の内の少なくとも一部をカバーする(
図18及び
図19を参照)。
第2検知絶縁膜ISI2は、第1検知絶縁膜ISI1、検知電極(SC1、SC2)、及び検知配線(IST1、IST2)上に配置される。
第2検知絶縁膜ISI2は、表示領域DA、非表示領域NDA、及び第1付加領域ADA1において検知電極(SC1、SC2)及び検知配線(IST1、IST2)をカバーする。
実施形態に応じて、第2検知絶縁膜ISI2は、第2付加領域ADA2において検知配線(IST1、IST2)をさらにカバーすることもできる。
【0035】
実施形態に応じて、第2検知絶縁膜ISI2は、第2配線保護膜LPL2の少なくとも一部をカバーする。
第2配線保護膜LPL2は、第2曲げ領域BA2を通る検知配線(IST1、IST2)及び表示配線DSTをカバーする。
第1側面RC1は、曲率半径CRで曲げられる。
曲率半径CRが大きくなるほど、検知配線(IST1、IST2)、又は表示配線DSTが配置される空間が足りなくなる可能性がある。
従って、曲率半径CRを低減させることが設計上では好ましいが、曲率半径CRが小さくなるほど第1曲げ領域BA1に加わる応力が増加するという短所がある。
このような場合、第2検知絶縁膜ISI2にクラックが発生する可能性があるという問題がある。
【0036】
第1付加領域ADA1は、応力緩和領域と称することができる。
曲率半径CRが大きいほど、第1付加領域ADA1の第2方向DR2の長さは長くなり、第1付加領域ADA1の第1方向DR1の幅は狭くなる。
このような場合、上述したように、第1曲げ領域BA1に加わる応力は減少するが、配線(IST1、IST2、DST)が配置される空間が足りなくなる可能性がある。
一方、曲率半径CRが小さいほど、第1付加領域ADA1の第2方向DR2の長さは短くなり、第1付加領域ADA1の第1方向DR1の幅は大きくなる。
このような場合、上述したように、第1曲げ領域BA1に加わる応力は増加するが、配線(IST1、IST2、DST)が配置される空間は十分に確保されることができる。
【0037】
図4を参照すると、第1側面RC1から距離が離れるほど、基板SUB、第1検知絶縁膜ISI1、及び第2検知絶縁膜ISI2に印加される応力が減少することが分かる。
第1検知絶縁膜ISI1は、無機膜からなってもよく、500Mpa以上の応力が印加される場合、クラックが生じ得る。
図4から分かるように、第1側面RC1と第1検知絶縁膜ISI1が近くても、第1検知絶縁膜ISI1に印加される応力が約43Mpaであるため、第1検知絶縁膜ISI1にクラックが生じる可能性は低い。
第2検知絶縁膜ISI2は、有機膜からなってもよく、6MPa以上の応力が印加される場合、クラックが生じ得る。
第2検知絶縁膜ISI2が第1側面RC1と近い場合、第2検知絶縁膜ISI2に約5.5Mpaの応力が発生するため、第2検知絶縁膜ISI2にクラックが生じる可能性が高い。
【0038】
従って、第2検知絶縁膜ISI2は、第1側面RC1から十分に離隔される必要がある。
実験の結果により、第2検知絶縁膜ISI2の境界が第1側面RC1から200μm以上離隔される場合、第2検知絶縁膜ISI2にクラックが生じる可能性が著しく低下することが確認できた。
従って、第2検知絶縁膜ISI2の境界を第1側面RC1から十分に離隔させる場合、第2検知絶縁膜ISI2に加わる応力を減少させることができるため、第1側面RC1の曲率半径CRを小さくすることができるという利点がある。
【0039】
一実施形態として、第1検知絶縁膜ISI1の少なくとも一部の境界は、第2検知絶縁膜ISI2の少なくとも一部の境界より第1側面RC1にさらに近い。
即ち、第1検知絶縁膜ISI1の少なくとも一部の境界と第1側面RC1との第1距離DI1は、第2検知絶縁膜ISI2の少なくとも一部の境界と第1側面RC1との第2距離DI2より短い。
例えば、第1距離DI1及び第2距離DI2は、第1曲げ軸BX1上の距離であり得る。
【0040】
このような実施形態によると、第1検知絶縁膜ISI1の少なくとも一部の境界は、第2検知絶縁膜ISI2によってカバーされない。
例えば、第1検知絶縁膜ISI1の少なくとも一部の境界は、第2検知絶縁膜ISI2によって露出される。
即ち、第1側面RC1の付近において、第1検知絶縁膜ISI1には、非カバー領域NCA(non-covered area)があり得る。
上述した第1検知絶縁膜ISI1の少なくとも一部の境界及び第2検知絶縁膜ISI2の少なくとも一部の境界は、第1曲げ領域BA1上に配置される。
【0041】
図5は、
図2のI-I’線に沿って切断してその構成の実施形態を例示する断面図である。
図2のI-I’線は、第1パッドPDE1及び第1検知配線IST1を通ると仮定する。
まず、表示領域DAについて説明する。
【0042】
本発明の一実施形態において、表示領域DAには画素PXが提供される。
各画素PXは、表示配線DSTのうち対応する配線に接続されたトランジスタ、トランジスタに接続された発光素子、及びキャパシタCstを含む。
図5には、説明の便宜上、1つの画素PXに対して1つのトランジスタ、1つの発光素子、及び1つのキャパシタCstを例示的に示す。
基板SUBは、ガラス、樹脂(resin)などの絶縁性材料からなる。
また、基板SUBは、曲がったり折り曲げられるように可撓性(flexibility)を有する材料からなり、単層構造又は多層構造であり得る。
【0043】
例えば、基板SUBは、ポリスチレン(polystyrene)、ポリビニルアルコール(polyvinyl alcohol)、ポリメチルメタクリレート(Polymethyl methacrylate)、ポリエーテルスルホン(polyethersulfone)、ポリアクリレート(polyacrylate)、ポリエーテルイミド(polyetherimide)、ポリエチレンナフタレート(polyethylene naphthalate)、ポリエチレンテレフタレート(polyethylene terephthalate)、ポリフェニレンスルファイド(polyphenylene sulfide)、ポリアリレート(polyarylate)、ポリイミド(polyimide)、ポリカーボネート(polycarbonate)、トリアセテートセルロース(triacetate cellulose)、セルロースアセテートプロピオネート(cellulose acetate propionate)の内の少なくとも何れか1つを含み得る。
但し、基板SUBを構成する材料は、多様に変わってもよく、繊維強化プラスチック(Fiber reinforced plastic:FRP)などからなってもよい。
【0044】
例えば、基板SUBが多層構造である場合、複数の層の間にシリコン窒化物、シリコン酸化物、シリコン酸窒化物などの無機物が、単一層又は複数層で介在され得る。
バッファ膜BFは、基板SUBをカバーする。
バッファ膜BFは、トランジスタのチャネルCHに不純物が拡散することを防止する。
バッファ膜BFは、無機材料からなる無機絶縁膜であってもよい。
例えば、バッファ膜BFは、シリコン窒化物、シリコン酸化物、シリコン酸窒化物などで形成されてもよく、基板SUBの材料及び工程条件に応じて省略してもよい。
実施形態に応じて、バリア膜(barrier layer)がさらに提供され得る。
【0045】
バッファ膜BF上にはアクティブ膜ACTが配置される。
アクティブ膜ACTは、パターニングされてトランジスタのチャネル、ソース電極、及びドレイン電極を構成したり、配線を構成する。
アクティブ膜ACTは、半導体素材で形成される。
アクティブ膜ACTは、ポリシリコン、アモルファスシリコン、酸化物半導体などからなる半導体パターンであり得る。
トランジスタのチャネルは、不純物でドープされない半導体パターンであって、真性半導体であり得る。
ソース電極、ドレイン電極、及び配線は、不純物がドープされた半導体パターンであり得る。
不純物としては、n型不純物、p型不純物、その他金属のような不純物が用いられる。
【0046】
第1ゲート絶縁膜GI1は、アクティブ膜ACTをカバーする。
第1ゲート絶縁膜GI1は、無機材料からなる無機絶縁膜であり得る。
無機材料としては、ポリシロキサン、シリコン窒化物、シリコン酸化物、シリコン酸窒化物などの無機絶縁物質を用いてもよい。
トランジスタのゲート電極GE及びキャパシタCstの下部電極LEは、第1ゲート絶縁膜GI1上に配置される。
ゲート電極GEは、チャネルCHに対応する領域と重畳される。
【0047】
ゲート電極GE及び下部電極LEは、金属からなる。
例えば、ゲート電極GEは、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、チタニウム(Ti)、ニッケル(Ni)、ネオジム(Nd)、銅(Cu)のような金属の内の少なくとも1つ、又は上記金属の合金からなってもよい。
また、ゲート電極GEは、単一膜で形成されるが、これに限定されるものではなく、金属及び合金の内の2以上の物質が積層された多重膜で形成してもよい。
第2ゲート絶縁膜GI2は、ゲート電極GE及び下部電極LEをカバーする。
第2ゲート絶縁膜GI2は、無機材料からなる無機絶縁膜であり得る。
無機材料としては、ポリシロキサン、シリコン窒化物、シリコン酸化物、シリコン酸窒化物などを用いてもよい。
【0048】
キャパシタCstの上部電極UEは、第2ゲート絶縁膜GI2上に配置される。
キャパシタの上部電極UEは、金属からなる。
例えば、上部電極UEは、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、チタニウム(Ti)、ニッケル(Ni)、ネオジム(Nd)、銅(Cu)のような金属の内の少なくとも1つ、又は上記金属の合金からなってもよい。
また、上部電極UEは単一膜で形成されるが、これに限定されるものではなく、金属及び合金の内の2以上の物質が積層された多重膜で形成してもよい。
【0049】
下部電極LEと上部電極UEは、第2ゲート絶縁膜GI2を間に挟んでキャパシタCstを構成する。
図5には、キャパシタCstが下部電極LEと上部電極UEの2層電極構造で示しているが、他の実施形態において、キャパシタCstは、アクティブ膜ACTを利用して3層電極構造で構成するか、第1連結パターンCNP1と同じ層の電極を利用して3層電極構造で構成するか、4層以上の電極構造で構成することもできる。
層間絶縁膜ILDは、上部電極UEをカバーする。
層間絶縁膜ILDは、無機材料からなる無機絶縁膜であり得る。
無機材料としては、ポリシロキサン、シリコン窒化物、シリコン酸化物、シリコン酸窒化物などを用いてもよい。
【0050】
本実施形態では、説明の便宜上、第1ゲート絶縁膜GI1、第2ゲート絶縁膜GI2、及び層間絶縁膜ILDを第1絶縁膜グループING1と称する。
第1絶縁膜グループING1は、トランジスタの一部をカバーする。
実施形態に応じて、第1絶縁膜グループING1は、バッファ膜BFをさらに含んでもよい。
【0051】
第1連結パターンCNP1が、層間絶縁膜ILD上に配置される。
第1連結パターンCNP1は、層間絶縁膜ILD、第2ゲート絶縁膜GI2、第1ゲート絶縁膜GI1に形成されたコンタクトホールを介してアクティブ膜ACTのソース電極とドレイン電極にそれぞれ接触する。
第1連結パターンCNP1は、金属からなる。
例えば、ソース電極SEとドレイン電極DEは、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、チタニウム(Ti)、ニッケル(Ni)、ネオジム(Nd)、銅(Cu)のような金属の内の少なくとも1つ、又は上記金属の合金からなってもよい。
図に示していないが、実施形態に応じて、パッシベーション膜が第1連結パターンCNP1をカバーすることもできる。
パッシベーション膜は、無機材料からなる無機絶縁膜であり得る。
無機材料としては、ポリシロキサン、シリコン窒化物、シリコン酸化物、シリコン酸窒化物などを用いてもよい。
【0052】
第1ビア膜VIA1は、パッシベーション膜又はトランジスタをカバーする。
第1ビア膜VIA1は、有機材料からなる有機絶縁膜であり得る。
有機材料としては、ポリアクリル系化合物、ポリイミド系化合物、テフロン(登録商標)のようなフッ素系炭素化合物、ベンゾシクロブテン化合物などのような有機絶縁物質を用いてもよい。
有機膜は、エバポレーション(evaporation)などの方法で蒸着してもよい。
【0053】
第2連結パターンCNP2は、第1ビア膜VIA1の開口部を介して第1連結パターンCNP1と接続される。
第2連結パターンCNP2は、金(Au)、銀(Ag)、アルミニウム(Al)、モリブデン(Mo)、クロム(Cr)、チタニウム(Ti)、ニッケル(Ni)、ネオジム(Nd)、銅(Cu)のような金属の内の少なくとも1つ、又は上記金属の合金からなってもよい。
第2ビア膜VIA2は、第1ビア膜VIA1及び第2連結パターンCNP2をカバーする。
第2ビア膜VIA2は、有機材料からなる有機絶縁膜であり得る。
有機材料としては、ポリアクリル系化合物、ポリイミド系化合物、テフロン(登録商標)のようなフッ素系炭素化合物、ベンゾシクロブテン化合物などのような有機絶縁物質を用いてもよい。
【0054】
第1発光素子電極LDE1は、第2ビア膜VIA2の開口部を介して第2連結パターンCNP2と接続される。
ここで、第1発光素子電極LDE1は、実施形態に応じて発光素子のアノードであり得る。
実施形態に応じて、第2ビア膜VIA2及び第2連結パターンCNP2の構成は、省略され、第1発光素子電極LDE1が第1ビア膜VIA1の開口部を介して第1連結パターンCNP1と直接接続されてもよい。
【0055】
第1発光素子電極LDE1は、Ag、Mg、Al、Pt、Pd、Au、Ni、Nd、Ir、Cr、これらの合金などの金属膜及び/又はITO(indium tin oxide)、IZO(indium zinc oxide)、ZnO(zinc oxide)、ITZO(indium tin zinc oxide)などからなってもよい。
第1発光素子電極LDE1は1種の金属からなってもよいが、これに限定されるものではなく、2種以上の金属、例えば、AgとMgの合金からなってもよい。
【0056】
第1発光素子電極LDE1は、基板SUBの下部方向に映像を提供する場合、透明導電膜で形成され、基板SUBの上部方向に映像を提供する場合には、金属反射膜及び/又は透明導電膜で形成される。
第1発光素子電極LDE1などが形成された基板SUB上には、各画素PXの発光領域を区画する画素定義膜PDLが提供される。
画素定義膜PDLは、有機材料からなる有機絶縁膜であり得る。
有機材料としては、ポリアクリル系化合物、ポリイミド系化合物、テフロン(登録商標)のようなフッ素系炭素化合物、ベンゾシクロブテン化合物などのような有機絶縁物質を用いてもよい。
画素定義膜PDLは、第1発光素子電極LDE1の上面を露出し、画素PXの周辺に沿って基板SUBから突出し得る。
画素定義膜PDLによって取り囲まれた画素PX領域には、発光膜EMLが提供される。
【0057】
発光膜EMLは、低分子又は高分子物質を含む。
低分子物質としては、銅フタロシアニン(CuPc:copper phthalocyanine)、N,N-ジ(ナフタレン-1-イル)-N,N’-ジフェニル-ベンジジン(N,N’-Di(naphthalene-1-yl)-N,N’-diphenyl-benzidine:NPB)、トリス-8-ヒドロキシキノリンアルミニウム(tris-8-hydroxyquinoline aluminum)(Alq3)などを含んでもよい。
このような物質は、真空蒸着の方法で形成され得る。
上記高分子物質としては、PEDOT、PPV(Poly-Phenylenevinylene)系、及びポリフルオレン(Polyfluorene)系などを含んでもよい。
【0058】
発光膜EMLは、単一層で提供されるが、様々な機能層を含む多重層で提供されてもよい。
発光膜EMLが多重層で提供される場合、ホール注入層(Hole Injection Layer:HIL)、ホール輸送層(Hole Transport Layer:HTL:)、発光層(Emission Layer:EML)、電子輸送層(Electron Transport Layer:ETL)、電子注入層(Electron Injection Layer:EIL)などが単一或いは複合構造で積層された構造を有する。
このような発光膜EMLは、スクリーン印刷やインクジェット印刷方法、レーザー熱転写方法(Laser induced thermal imaging:LITI)などで形成することができる。
【0059】
実施形態に応じて、発光膜EMLの少なくとも一部は、複数の第1発光素子電極LDE1にわたって一体に形成してもよく、複数の第1発光素子電極LDE1のそれぞれに対応するように個々に提供してもよい。
発光膜EML上には第2発光素子電極LDE2が提供される。
第2発光素子電極LDE2は、画素PXごとに提供してもよいが、表示領域DAの大部分をカバーするように提供してもよく、複数の画素PXにより共有してもよい。
【0060】
第2発光素子電極LDE2は、実施形態に応じてカソード又はアノードとして使用され、第1発光素子電極LDE1がアノードである場合、第2発光素子電極LDE2はカソードであり、第1発光素子電極LDE1がカソードである場合、第2発光素子電極LDE2はアノードとして使用する。
第2発光素子電極LDE2は、Ag、Mg、Al、Pt、Pd、Au、Ni、Nd、Ir、Crなどの金属膜及び/又はITO(indium tin oxide)、IZO(indium zinc oxide)、ZnO(zinc oxide)、ITZO(indium tin zinc oxide)などの透明導電膜からなり得る。
本発明の一実施形態において、第2発光素子電極LDE2は、金属薄膜を含む2重膜以上の多重膜からなってもよく、例えば、ITO/Ag/ITOの3重膜からなってもよい。
第2発光素子電極LDE2は、基板SUBの下部方向に映像を提供する場合、金属反射膜及び/又は透明導電膜で形成され、基板SUBの上部方向に映像を提供する場合には、透明導電膜で形成される。
上述した第1発光素子電極LDE1、発光膜EML、及び第2発光素子電極LDE2の集合を発光素子と称する。
【0061】
第2発光素子電極LDE2上には封止膜TFEが提供される。
封止膜TFEは、単一層からなるが、多重層からなってもよい。
本実施形態において、封止膜TFEは、第1~第3封止膜(ENC1、ENC2、ENC3)からなる。
第1~第3封止膜(ENC1、ENC2、ENC3)は、有機材料及び/又は無機材料からなる。
最外郭に位置した第3封止膜ENC3は、無機材料からなってもよい。
例えば、第1封止膜ENC1は、無機材料からなる無機膜、第2封止膜ENC2は有機材料からなる有機膜、第3封止膜ENC3は無機材料からなる無機膜であってもよい。
【0062】
無機材料の場合、有機材料に比べて水分や酸素の浸透が少ないが、弾性や可撓性が小さくてクラックに脆弱である。
第1封止膜ENC1と第3封止膜ENC3を無機材料で形成し、第2封止膜ENC2を有機材料で形成することにより、クラックの伝播が防止することができる。
ここで、有機材料からなる層、即ち、第2封止膜ENC2は、端部が外部に露出しないように第3封止膜ENC3によって完全にカバーされる。
有機材料としては、ポリアクリル系化合物、ポリイミド系化合物、テフロン(登録商標)のようなフッ素系炭素化合物、ベンゾシクロブテン化合物などのような有機絶縁物質を用いてもよく、無機材料としては、ポリシロキサン、シリコン窒化物、シリコン酸化物、シリコン酸窒化物などを用いることができる。
【0063】
発光素子をなす発光膜EMLは、外部からの水分や酸素などにより容易に破損する可能性がある。
封止膜TFEは、発光膜EMLをカバーすることにより、これらを保護する。
封止膜TFEは、表示領域DAを覆い、表示領域DAの外側である非表示領域NDAまで延長される。
しかし、有機材料からなる絶縁膜の場合、可撓性及び弾性などの側面においては有利な点があるが、無機材料からなる絶縁膜に比べて水分や酸素の浸透が容易である。
本発明の一実施形態において、有機材料からなる絶縁膜を介した水分や酸素の浸透を防ぐために、有機材料からなる絶縁膜の端部は外部に露出しないように無機材料からなる絶縁膜によってカバーすることができる。
例えば、有機材料からなる第1ビア膜VIA1、第2ビア膜VIA2、及び画素定義膜PDLは、非表示領域NDAまで連続的に延長されず、第1封止膜ENC1によってカバーされる。
これにより、画素定義膜PDLの上面、第1ビア膜VIA1、第2ビア膜VIA2、及び画素定義膜PDLの側面は、無機材料を含む封止膜TFEによって封止されることにより、外部への露出を防止することができる。
しかし、封止膜TFEの複層有無や材料はこれに限定されず、多様に変更することができる。
例えば、封止膜TFEは、交互に積層された複数の有機材料層と複数の無機材料層を含んでもよい。
【0064】
第1検知電極層ISM1は、封止膜TFE上に配置される。
実施形態に応じて、第1検知電極層ISM1と封止膜TFEとの間に、更なるバッファ膜が配置され得る。
第1検知電極層ISM1は、Ag、Mg、Al、Pt、Pd、Au、Ni、Nd、Ir、Crなどの金属膜及び/又はITO(indium tin oxide)、IZO(indium zinc oxide)、ZnO(zinc oxide)、ITZO(indium tin zinc oxide)などの透明導電膜からなってもよい。
第1検知絶縁膜ISI1は、第1検知電極層ISM1上に配置される。
第1検知絶縁膜ISI1は、無機材料からなる無機絶縁膜であり得る。
無機材料としては、ポリシロキサン、シリコン窒化物、シリコン酸化物、シリコン酸窒化物などの無機絶縁物質を用いてもよい。
【0065】
第2検知電極層ISM2は、第1検知絶縁膜ISI1上に配置される。
第2検知電極層ISM2は、Ag、Mg、Al、Pt、Pd、Au、Ni、Nd、Ir、Crなどの金属膜及び/又はITO(indium tin oxide)、IZO(indium zinc oxide)、ZnO(zinc oxide)、ITZO(indium tin zinc oxide)などの透明導電膜からなってもよい。
第1検知電極層ISM1、第1検知絶縁膜ISI1、及び第2検知電極層ISM2を利用して様々な入力検知部が構成できることは、
図17~
図19を参照して後述する。
図5の実施形態において、第2検知電極層ISM2は、パターニングされて第1検知配線IST1の第1パターンIST1aを構成する。
【0066】
第2検知絶縁膜ISI2は、第2検知電極層ISM2上に配置される。
第2検知絶縁膜ISI2は、有機膜からなり得る。
例えば、有機材料としては、ポリアクリル系化合物、ポリイミド系化合物、テフロン(登録商標)のようなフッ素系炭素化合物、ベンゾシクロブテン化合物などのような有機絶縁物質を用いてもよい。
例えば、第2検知絶縁膜ISI2は、ポリメチルメタクリレート(polymethyl methacrylate)、ポリジメチルシロキサン(Polydimethylsiloxane)、ポリイミド(Polyimide)、アクリレート(Acrylate)、ポリエチレンテレフタレート(Polyethylen terephthalate)、ポリエチレンナフタレート(Polyethylen naphthalate)などからなってもよい。
【0067】
次いで、非表示領域NDA、第1付加領域ADA1、及び第2付加領域ADA2について説明する。
図5の断面図上において、非表示領域NDAと第1付加領域ADA1の区別は特徴(characteristic)ではないため、非表示領域NDAと第1付加領域ADA1を区分して説明しない。
以下、非表示領域NDA及び第2付加領域ADA2を説明するにあたり、説明の重複を避けるために、既に説明したものに対しては説明を省略したり、簡単に説明する。
【0068】
ダムDAMは、第2封止膜ENC2の境界に配置される。
例えば、ダムDAMは、平坦化膜FLTと第2封止膜ENC2の間に配置される。
ダムDAMは、複層構造物であり得る。
例えば、第1ダムDAM1及び第2ダムDAM2を含み得る。
例えば、第1及び第2ダム(DAM1、DAM2)は、有機材料からなってもよい。
第1及び第2ダム(DAM1、DAM2)は、それぞれ第1ビア膜VIA1、第2ビア膜VIA2、及び画素定義膜PDLの内の何れか1つに対応する。
例えば、第1ダムDAM1が第1ビア膜VIA1と同じ工程を通じて同じ物質からなる場合、第2ダムDAM2は第2ビア膜VIA2又は画素定義膜PDLと同じ工程を通じて同じ物質からなる。
他の例を挙げると、第1ダムDAM1が第2ビア膜VIA2と同じ工程を通じて同じ物質からなる場合、第2ダムDAM2は画素定義膜PDLと同じ工程を通じて同じ物質からなる。
その他にも表示領域DAの画素定義膜PDL上にスペーサー(spacer)を形成する場合、スペーサーと同じ物質を用いてダムDAMを構成することもできる。
【0069】
ダムDAMは、工程の過程で流動性の強い第2封止膜ENC2の有機材料がダムDAMの外部に氾濫することを防止する。
無機材料からなる第1及び第3封止膜(ENC1、ENC3)は、ダムDAMをカバーしながら延長されることにより、基板SUB又は基板SUBの上部の他の膜との接着力が強化される。
【0070】
第1パッドPDE1は、基板SUB上に配置されるが、平坦化膜FLTと離隔される。
第1パッドPDE1は、第2絶縁膜グループING2によって支持される。
第2絶縁膜グループING2の各絶縁膜は、第1絶縁膜グループING1の各絶縁膜と対応する。
第1パッドPDE1は、第1パッド電極PDE1a及び第2パッド電極PDE1bを含む。
第1パッド電極PDE1aは、第1連結パターンCNP1と同じ物質からなり得る。
第2パッド電極PDE1bは、第2連結パターンCNP2と同じ物質からなり得る。
【0071】
平坦化膜FLTは、基板SUB上に配置されるが、封止膜TFEがカバーする領域と離隔される。
平坦化膜FLTは、有機材料からなる有機絶縁膜であり得る。
有機材料としては、ポリアクリル系化合物、ポリイミド系化合物、テフロン(登録商標)のようなフッ素系炭素化合物、ベンゾシクロブテン化合物などのような有機絶縁物質を用いてもよい。
【0072】
本実施形態において、平坦化膜FLTは、層間絶縁膜ILDの形成後、第1連結パターンCNP1の形成前に形成される。
従って、平坦化膜FLTと第1ビア膜VIA1は、異なる工程を通じて形成される。
実施形態に応じて、平坦化膜FLTと第1ビア膜VIA1は、異なる有機材料を含んでもよい。
平坦化膜FLTの一端は、第1絶縁膜グループING1をカバーする。
また、第2曲げ領域BA2に対応する平坦化膜FLTの一部は、第1絶縁膜グループING1と第2絶縁膜グループING2との間の第1トレンチTCH1を充填する。
【0073】
無機絶縁膜は、有機絶縁膜に比べて硬度が高くて可撓性が小さいため、クラックが生じる確率が相対的に高い。
無機絶縁膜にクラックが生じた場合、クラックは、無機絶縁膜上の配線に伝播する可能性があり、最終的には配線の断線などの不良が発生する可能性がある。
従って、
図5に示したように、第2曲げ領域BA2において無機絶縁膜を除去することにより、第1トレンチTCH1が形成され、第1絶縁膜グループING1及び第2絶縁膜グループING2が区分される。
本実施形態において、第1トレンチTCH1の領域に該当する全ての無機絶縁膜が除去されたものを図に示しているが、他の実施形態では、一部の無機絶縁膜を残存させることもできる。
このような場合、残存する一部の無機絶縁膜は、スリットを含むことにより、曲げ応力を分散させることができる。
【0074】
第1検知配線IST1の第2パターンIST1bは、平坦化膜FLT上で延長され、第1パッドPDE1と電気的に接続される。
本実施形態では、第2パターンIST1bは、第1連結パターンCNP1と同じ工程を通じて同じ物質からなる。
【0075】
第1配線保護膜LPL1は、平坦化膜FLT及び第2パターンIST1bをカバーする。
また、第2配線保護膜LPL2は、第1配線保護膜LPL1をカバーする。
実施形態に応じて、第2配線保護膜LPL2の構成は省略されてもよい。
第1及び第2配線保護膜(LPL1、LPL2)は、有機材料からなり得る。
第1及び第2配線保護膜(LPL1、LPL2)は、それぞれ第1ビア膜VIA1、第2ビア膜VIA2、及び画素定義膜PDLの何れか1つに対応する。
例えば、第1配線保護膜LPL1が第1ビア膜VIA1と同じ工程を通じて同じ物質からなる場合、第2配線保護膜LPL2は第2ビア膜VIA2又は画素定義膜PDLと同じ工程を通じて同じ物質からなる。
他の例では、第1配線保護膜LPL1が第2ビア膜VIA2と同じ工程を通じて同じ物質からなる場合、第2配線保護膜LPL2は画素定義膜PDLと同じ工程を通じて同じ物質からなる。
【0076】
第1、第2配線保護膜(LPL1、LPL2)及び第1検知絶縁膜ISI1は、第2パターンIST1bを露出させる第1開口部OPN1を含む。
第1パターンIST1aは、第1開口部OPN1を介して第2パターンIST1bと接続される。
本実施形態によると、第1絶縁膜グループING1及び平坦化膜FLTの一端上に位置した第2パターンIST1bの高さは、第1トレンチTCH1に対応する平坦化膜FLT上に位置した第2パターンIST1bの高さより高い。
従って、第1パターンIST1a及び第2パターンIST1bは、他のブリッジ配線なしに直接接続することができ、ブリッジ配線がないため、第1パターンIST1a及び第2パターンIST1bとの接続信頼性が向上する。
また、ブリッジ配線の長さ分だけ非表示領域NDAの長さを減少させることができるため、デッドスペース(dead space)を減少させて薄いベゼルの具現が容易になる。
【0077】
第1検知配線IST1の第3パターンIST1cは、第1パッドPDE1と第2パターンISTbを接続させる。
第3パターンIST1cは、トランジスタのゲート電極GEと同じ工程を通じて同じ物質からなる。
実施形態に応じて、第3パターンIST1cは、上部電極UEと同じ工程を通じて同じ物質からなり得る。
実施形態に応じて、奇数番目の第3パターンIST1cは、トランジスタのゲート電極GEと同じ工程を通じて同じ物質で形成され、偶数番目の第3パターンIST1cは、上部電極UEと同じ工程を通じて同じ物質からなり得る。
逆に、偶数番目の第3パターンIST1cは、トランジスタのゲート電極GEと同じ工程を通じて同じ物質で形成され、奇数番目の第3パターンIST1cは、上部電極UEと同じ工程を通じて同じ物質からなり得る。
これにより、隣接する配線間の短絡問題をより効率的に防止することもできる。
【0078】
第2絶縁膜グループING2は、第3パターンIST1cを露出させる第2開口部OPN2を含む。
また、平坦化膜FLTは、第2開口部OPN2に対応する開口部を含む。
第2パターンIST1bは、第2開口部OPN2を介して第3パターンIST1cと接続される。
【0079】
図6~
図8は、
図2のII-II’線に沿って切断してその構成の実施形態を例示する断面図である。
図2のII-II’線は、第1曲げ軸BX1に対応する。
但し、第1側面RC1だけでなく、第2側面RC2にも同じ実施形態を適用することができる。
【0080】
表示配線DSTは、配線(G1L、G2L、SDL)の内の少なくとも1つを利用して単層配線又は多層配線からなる。
配線G1Lは、ゲート電極GEと同じ工程を通じて同じ物質からなる。
配線G2Lは、上部電極UEと同じ工程を通じて同じ物質からなる。
配線SDLは、第1連結パターンCNP1と同じ工程を通じて同じ物質からなる。
検知配線(IST1、IST2)のパターン(IST1a、IST12a)は、封止膜TFE及び第1検知絶縁膜ISI1上に配置されるが(第3方向DR3を基準)、ダムDAMと表示領域DAの間に配置することもできる(第2方向DR2を基準)。
第1検知絶縁膜ISI1は、封止膜TFEと検知配線(IST1、IST2)との間に配置してもよい。
【0081】
図6の実施形態では、第2検知絶縁膜ISI2が第1検知絶縁膜ISI1をカバーしている。
従って、
図3のように非カバー領域NCAが存在しない。
このような場合、第1側面RC1からの距離D21が十分に確保されないことにより、第1曲げ領域BA1を曲げる際、第2検知絶縁膜ISI2に大きな応力が加わる可能性があり、第2検知絶縁膜ISI2にクラックが生じる可能性がある。
【0082】
図7の実施形態では、第1検知絶縁膜ISI1の一部が第2検知絶縁膜ISI2によってカバーされない。
従って、
図3のように非カバー領域NCAが存在する。
このような場合、第1側面RC1からの距離D22が十分に確保されることにより、第1曲げ領域BA1を曲げる際、第2検知絶縁膜ISI2に加わる応力が比較的小さくなり、第2検知絶縁膜ISI2にクラックが生じる可能性は少ない。
図7の実施形態では、第2検知絶縁膜ISI2の少なくとも一部の境界は、ダムDAMより第1側面RC1にさらに近い。
【0083】
図8の実施形態では、第1検知絶縁膜ISI1の一部が第2検知絶縁膜ISI2によってカバーされない。従って、
図3のように非カバー領域NCAが存在する。
このような場合、第1側面RC1からの距離D23が十分に確保されることにより、第1曲げ領域BA1を曲げる際、第2検知絶縁膜ISI2に加わる応力が
図7より小さくなり、第2検知絶縁膜ISI2にクラックが生じる可能性は少ない。
図8の実施形態では、第2検知絶縁膜ISI2の少なくとも一部の境界は、ダムDAMより第1側面RC1からさらに遠い。
また、第2検知絶縁膜ISI2の少なくとも一部の境界は、検知配線(IST1、IST2)のパターン(IST1a、IST2a)より第1側面RC1にさらに近い。
従って、第2検知絶縁膜ISI2が検知配線(IST1、IST2)のパターン(IST1a、IST2a)をカバーすることにより、パターン(IST1a、IST2a)を保護することができる。
【0084】
図9は、
図2のI-I’線に沿って切断してその構成の他の実施形態を例示する断面図である。
図9の実施形態では、
図5の場合とは異なって、第1検知電極層ISM1は、パターニングされて第1検知配線IST1の第1パターンIST1a’を構成する。
【0085】
第1及び第2配線保護膜(LPL1、LPL2)は、第1開口部OPN1を含む。
図5とは異なって、第1検知絶縁膜ISI1は第1開口部OPN1を含まない。
第1パターンIST1a’は、第1開口部OPN1を介して第2パターンIST1bと接続される。
第1検知絶縁膜ISI1は、第1パターンIST1a’をカバーする。
図5と重複する他の構成に対する説明は省略する。
【0086】
図10~
図12は、
図2のII-II’線に沿って切断してその構成の他の実施形態を例示する断面図である。
図2のII-II’線は、第1曲げ軸BX1に対応する。
但し、第1側面RC1だけでなく、第2側面RC2にも同じ実施形態を適用することができる。
【0087】
表示配線DSTは、配線(G1L、G2L、SDL)の内の少なくとも1つを利用して単層配線又は多層配線からなる。
配線G1Lは、ゲート電極GEと同じ工程を通じて同じ物質からなる。
配線G2Lは、上部電極UEと同じ工程を通じて同じ物質からなる。
配線SDLは、第1連結パターンCNP1と同じ工程を通じて同じ物質からなる。
検知配線(IST1、IST2)のパターン(IST1a’、IST12a’)は、封止膜TFE及び第1検知絶縁膜ISI1の間に配置されるが(第3方向DR3を基準)、ダムDAMと表示領域DAの間に配置することもできる(第2方向DR2を基準)。
第1検知絶縁膜ISI1は、検知配線(IST1、IST2)と第2検知絶縁膜ISI2の間に配置される。
【0088】
図10の実施形態では、第2検知絶縁膜ISI2が第1検知絶縁膜ISI1をカバーしている。
従って、
図3のように非カバー領域NCAが存在しない。
このような場合、第1側面RC1からの距離D21’が十分に確保されないことにより、第1曲げ領域BA1を曲げる際、第2検知絶縁膜ISI2に大きな応力が加わる可能性があり、第2検知絶縁膜ISI2にクラックが生じる可能性がある。
【0089】
図11の実施形態では、第1検知絶縁膜ISI1の一部が第2検知絶縁膜ISI2によってカバーされない。
従って、
図3のように非カバー領域NCAが存在する。
このような場合、第1側面RC1からの距離D22’が十分に確保されることにより、第1曲げ領域BA1を曲げる際、第2検知絶縁膜ISI2に加わる応力が比較的小さく、第2検知絶縁膜ISI2にクラックが生じる可能性は少ない。
図11の実施形態では、第2検知絶縁膜ISI2の少なくとも一部の境界は、ダムDAMより第1側面RC1に近い。
【0090】
図12の実施形態では、第1検知絶縁膜ISI1の一部が第2検知絶縁膜ISI2によってカバーされない。
従って、
図3のように非カバー領域NCAが存在する。
このような場合、第1側面RC1からの距離D23’が十分に確保されることにより、第1曲げ領域BA1を曲げる際、第2検知絶縁膜ISI2に加わる応力が
図11より小さく、第2検知絶縁膜ISI2にクラックが生じる可能性は少ない。
図12の実施形態では、第2検知絶縁膜ISI2の少なくとも一部の境界は、ダムDAMより第1側面RC1からさらに遠い。
また、第2検知絶縁膜ISI2の少なくとも一部の境界は、検知配線(IST1、IST2)のパターン(IST1a’、IST2a’)より第1側面RC1にさらに近い。
従って、第2検知絶縁膜ISI2が検知配線(IST1、IST2)のパターン(IST1a’、IST2a’)をカバーすることにより、パターン(IST1a’、IST2a’)を保護することができる。
【0091】
図13~
図16は、
図2のI-I’線に沿って切断してその構成のさらに他の実施形態を例示する断面図である。
図13を参照すると、
図5と比較したとき、第1検知配線IST1の第1パターンIST1aが第2パターンIST1bと直接接続されない。
【0092】
図13の実施形態の第1検知配線IST1は、第4パターンIST1d及び第5パターンIST1eをさらに含む。
第4パターンIST1dは、第1連結パターンCNP1と同じ工程及び同じ物質からなる。
第5パターンIST1eは、ゲート電極GEと同じ工程及び同じ物質からなる。
第1パターンIST1aは、第1検知絶縁膜ISI1の開口部を介して第4パターンIST1dと接続される。
【0093】
また、第4パターンIST1dは、層間絶縁膜ILD及び第2ゲート絶縁膜GI2の開口部を介して第5パターンIST1eと接続される。
既存の第2パターンIST1bは、層間絶縁膜ILD及び第2ゲート絶縁膜GI2の開口部を介して第5パターンIST1eと接続される。
即ち、
図13の実施形態では、第5パターンIST1eをブリッジ配線として使用する。
このような場合、有機膜による段差を最小化することができ、第1検知配線IST1の断線の確率が低くなるメリットがある。
【0094】
他の実施形態では、封止膜TFEの端部(又は境界)の下に第1ビア膜VIA1が存在し得る。
このとき、第1ビア膜VIA1は、第4パターンIST1dをカバーするように延長される。
このような場合、第1パターンIST1aは、第1検知絶縁膜ISI1及び第1ビア膜VIA1の開口部を介して第4パターンIST1dと接続される。
【0095】
図14の実施形態は、
図13と比較したとき、第1検知配線IST1の第1パターンIST1a’が第1検知電極層ISM1で構成された点において相違する。
このような場合、第1検知絶縁膜ISI1は、第4パターンIST1d上に開口部を含まない。
図13と重複する他の構成に対する説明は、省略する。
【0096】
図15の実施形態は、
図5とは異なって、平坦化膜FLT’が第1ビア膜VIA1と同じ工程を通じて同じ物質からなる。
このような場合、
図5の平坦化膜FLTを形成するためのマスクが省略される。
従って、工程費用を低減することができる。
図15の実施形態では、第2パターンIST1b’は、第2連結パターンCNP2と同じ工程を通じて同じ物質からなる。
【0097】
図15の実施形態は、
図5とは異なって、第3パターンIST1c’と第2パターンIST1b’を接続する第4パターンIST1d’をさらに含む。
第2絶縁膜グループING2の第2開口部OPN2は、第3パターンIST1c’を露出させ、第4パターンIST1d’によってカバーされる。
平坦化膜FLT’は、第2開口部OPN2に対応して第4パターンIST1d’を露出させる開口部を含む。
第4パターンIST1d’は、第1連結パターンCNP1と同じ物質からなる。
図15の実施形態において、
図5と重複する他の構成に対する説明は省略する。
【0098】
図16を参照すると、
図15と比較したとき、第1検知配線IST1の第1パターンIST1aが第2パターンIST1b’と直接接続されない。
図16の実施形態の第1検知配線IST1は、第5パターンIST1e’、第6パターンIST1f’、及び第7パターンIST1g’をさらに含む。
第5パターンIST1e’及び第7パターンIST1g’は、第1連結パターンCNP1と同じ工程及び同じ物質からなる。
第6パターンIST1f’は、ゲート電極GEと同じ工程及び同じ物質からなる。
【0099】
第1パターンIST1aは、第1検知絶縁膜ISI1の開口部を介して第5パターンIST1e’と接続される。
上述したように、他の実施形態では、封止膜TFEの端部(又は境界)の下に第1ビア膜VIA1が存在する。
このとき、第1ビア膜VIA1は、第5パターンIST1e’をカバーするように延長される。
このような場合、第1パターンIST1aは、第1検知絶縁膜ISI1及び第1ビア膜VIA1の開口部を介して第5パターンIST1e’と接続される。
【0100】
第5パターンIST1e’は、層間絶縁膜ILD及び第2ゲート絶縁膜GI2の開口部を介して第6パターンIST1f’と接続される。
既存の第2パターンIST1bは、第7パターンIST1g’を介して第6パターンIST1f’と接続される。
即ち、
図16の実施形態では、第6パターンIST1f’をブリッジ配線として使用する。
このような場合、有機膜による段差を最小化することができるため、第1検知配線IST1の断線の確率が低くなるメリットがある。
【0101】
図17は、本発明の一実施形態による検知電極及びブリッジ電極を説明するための平面図であり、
図18は
図17のIII-III’線に沿って切断した断面図である。
ブリッジ電極CP1は、第1検知電極層ISM1をパターニングすることにより、封止膜TFE上に配置される。
【0102】
第1検知絶縁膜ISI1は、ブリッジ電極CP1をカバーするが、ブリッジ電極CP1の一部を露出させるコンタクトホールCNTを含む。
第1検知電極SC1及び第2検知電極SC2は、第2検知電極層ISM2をパターニングすることにより、第1検知絶縁膜ISI1上に形成される。
第1検知電極SC1は、コンタクトホールCNTを介してブリッジ電極CP1と接続される。
第2検知電極SC2は、第2検知電極層ISM2をパターニングすることにより、同じ層に連結パターンCP2を有する。
従って、第2検知電極SC2を接続するにおいて、別途のブリッジ電極は不要となる。
【0103】
実施形態に応じて、それぞれの検知電極(SC1、SC2)は、複数の画素PXをカバーする。
このとき、それぞれの検知電極(SC1、SC2)が不透明な導電膜からなる場合、カバーする複数の画素PXを露出させることができる複数の開口部を含む。
例えば、それぞれの検知電極(SC1、SC2)は、メッシュ状に構成される。
若し、それぞれの検知電極(SC1、SC2)が透明な導電膜からなる場合、それぞれの検知電極(SC1、SC2)は、開口部を含まないプレート(plate)状に構成される。
【0104】
図19は、本発明の検知電極及びブリッジ電極を説明するため
図17のIII-III’線に沿って切断した他の実施形態による断面図である。
第1検知電極SC1及び第2検知電極SC2は、第1検知電極層ISM1をパターニングして構成されることにより、封止膜TFE上に配置される。
【0105】
第1検知絶縁膜ISI1は、第1検知電極SC1及び第2検知電極SC2をカバーするが、第1検知電極SC1の一部を露出させるコンタクトホールCNTを含む。
ブリッジ電極CP1は、第2検知電極層ISM2をパターニングして構成されることにより、第1検知絶縁膜ISI1上に配置される。
ブリッジ電極CP1は、コンタクトホールCNTを介して第1検知電極SC1と接続される。
【0106】
図20は、
図3とは異なる実施形態による第1付加領域の一部を拡大した平面図であり、
図21は、
図20の実施形態の場合の
図2のI-I’線に沿って切断してその構成の実施形態を例示する断面図であり、
図22~
図24は、
図20の実施形態の場合の
図2のII-II’線に沿って切断してその構成の実施形態を例示する断面図である。
第1側面RC1の内の第1境界ED1と交差する地点を第1地点PT1と定義する。
また、第1側面RC1の内の第2境界ED2と交差する地点を第2地点PT2と定義する。
【0107】
第1地点PT1から第2地点PT2に向かうほど、第1曲げ領域BA1において検知絶縁膜ISIの境界は第1側面RC1から遠くなる。
即ち、第1方向DR1に向かうほど、第1曲げ領域BA1において検知絶縁膜ISIの境界は、第1側面RC1から遠くなる。
例えば、第1地点PT1と検知絶縁膜ISIの境界との距離を第3距離DI3とする。
また、第2地点PT2と検知絶縁膜ISIの境界との距離を第4距離DI4とする。
このとき、第4距離DI4は第3距離DI3より大きい。
このような実施形態は、
図3の実施形態にも適用することができる。
【0108】
一実施形態において、第1境界ED1を基準として、第1地点PT1と検知絶縁膜ISIの境界との距離を第5距離DI5とする。
また、第2境界ED2を基準として、第2地点PT2と検知絶縁膜ISIの境界との距離を第6距離DI6とする。
このとき、第5距離DI5は第6距離DI6より長い。
このような実施形態は、
図3の実施形態にも適用することができる。
上述した実施形態によると、第1曲げ領域BA1において検知絶縁膜ISIの境界と第1側面RC1との離隔距離が十分に確保されることができるため、曲率半径CRが減少するように基板SUBが設計されても検知絶縁膜ISIにおけるクラックの発生を防止することができる。
【0109】
図20~
図24を参照すると、
図3と比較したとき、第1検知絶縁膜ISI1が存在せず、第2検知絶縁膜ISI2と対応する検知絶縁膜ISIが存在する。
また、第2検知電極層ISM2が存在せず、第1検知電極層ISM1と対応する検知電極層が存在する。
検知配線(IST1、IST2)の第1パターン(IST1a、IST2a)及び検知電極(SC1、SC2)は、このような検知電極層のパターンとして存在する。
【0110】
図22の場合、検知絶縁膜ISIの境界は、封止膜TFEの境界より第1側面RC1にさらに近い。
このとき、検知絶縁膜ISIの境界と第1側面RC1との距離は、距離D21’’に対応する。
図23は、検知絶縁膜ISIの境界は、封止膜TFEの境界より第1側面RC1からさらに遠い。
また、検知絶縁膜ISIの境界は、ダムDAMより第1側面RC1にさらに近い。
このとき、検知絶縁膜ISIの境界と第1側面RC1との距離は、距離D22’’に対応する。
【0111】
図24の場合、検知絶縁膜ISIの境界は、ダムDAMの境界より第1側面RC1からさらに遠い。
また、検知絶縁膜ISIの境界は、第1パターン(IST1a、IST2a)より第1側面RC1にさらに近い。
このとき、検知絶縁膜ISIの境界と第1側面RC1との距離は、距離D23’’に対応する。
距離D23’’は、距離D22’’より長い。
距離D22’’は、距離D21’’より長い。
上述したように、検知絶縁膜ISIの境界と第1側面RC1との距離が長いほど、検知絶縁膜ISIにクラックが生じる確率を減少させることができる。
【0112】
【0113】
例えば、
図25のように、検知電極(SC1、SC2)は、実質的に同じ面積を有することができ、それぞれの検知配線(IST1、IST2)の第1パターン(IST1a、IST2a)に接続される。
それぞれの第1パターン(IST1a、IST2a)は、異なる第1パッドPDE1に接続される。
【0114】
図26の実施形態の場合、第1検知電極SC1’の面積と第2検知電極(SC21’~SC26’)の面積とは異なる。
例えば、第1検知電極SC1’の面積は、それぞれの第2検知電極(SC21’~SC26’)より大きい。
第1検知電極SC1’の面積と第3検知電極SC3’の面積は、実質的に同一である。
第1検知電極SC1’及び第3検知電極SC3’の第4方向DR4の幅は、第5方向DR5の長さより大きい。
【0115】
第1検知電極SC1’は、第2検知電極(SC21’、SC22’、SC23’)と対応する。
例えば、第1検知電極SC1’は、最も隣接する第2検知電極(SC21’、SC22’、SC23’)と相互静電容量を形成する。
ここで、「最も隣接する」とは、第4方向DR4又はその反対方向に最も隣接する場合を意味する。
第1検知電極SC1’の第5方向DR5の長さは、対応する第2検知電極(SC21’、SC22’、SC23’)の第5方向DR5の長さの和と対応する。
【0116】
第3検知電極SC3’は、第2検知電極(SC24’、SC25’、SC26’)と対応する。
例えば、第3検知電極SC3’は、最も隣接する第2検知電極(SC24’、SC25’、SC26’)と相互静電容量を形成する。
ここで、「最も隣接する」とは、第4方向DR4又はその反対方向に最も隣接する場合を意味する。
第3検知電極SC3’の第5方向DR5の長さは、対応する第2検知電極(SC24’、SC25’、SC26’)の第5方向DR5の長さの和と対応する。
【0117】
第1検知電極SC1’は、第1パターンIST1a’と接続され、第3検知電極SC3’は、第1パターンIST3a’と接続される。
それぞれの第1パターン(IST1a’、IST3a’)は、互いに異なる第1パッドPDE1に接続される。
第2検知電極SC21’は、第1パターンIST21a’を介して第2検知電極SC26’と接続される。
第2検知電極SC22’は、第1パターンIST22a’を介して第2検知電極SC25’と接続される。
第2検知電極SC23’は、第1パターンIST23a’を介して第2検知電極SC24’と接続される。
第2検知電極(SC24’、SC25’、SC26’)は、それぞれ第1パターン(IST24a’、IST25a’、IST26a’)を介して互いに異なる第1パッドPDE1に接続される。
【0118】
例えば、第1パターン(IST1a’、IST3a’)は、第1パッドPDE1を介してそれぞれタッチICの受信チャネルに接続される。
例えば、それぞれの第1パターン(IST24a’、IST25a’、IST26a’)は、第1パッドPDE1を介してそれぞれタッチICの送信チャネルに接続される。
タッチICは、第1パターン(IST24a’、IST25a’、IST26a’)に順次に駆動信号を送信し、第1パターン(IST1a’、IST3a’)からそれぞれの駆動信号に対応する検知信号を受信する。
実施形態に応じて信号の送受信方式は、異なってもよい。
第4方向DR4と第5方向DR5は、互いに直交する方向である。
第4方向DR4と第5方向DR5が形成する平面は、第1方向DR1と第2方向DR2が形成する平面と平行する。
【0119】
図26の実施形態の場合、
図25の実施形態よりパッドに接続される検知配線(IST1、IST2)の個数を低減させることができるメリットがある。
図25の場合、駆動信号を順次に送信する必要がないため、センシング時間が減少するというメリットがある。
【0120】
図27は、本発明の一実施形態による表示装置の概略構成を示すブロック図であり、
図28は、本発明の一実施形態による表示装置の単位画素の構成を示す回路図であり、
図29は、発明の一実施形態による表示装置の画素の駆動方法を説明するためのタイミング図である。
図27を参照すると、本発明の一実施形態による表示装置10は、タイミング制御部11、データ駆動部12、走査駆動部13、発光駆動部14、及び画素部15を含む。
【0121】
タイミング制御部11は、外部プロセッサからそれぞれの映像フレームに対する階調値及び制御信号を受信する。
タイミング制御部11は、表示装置10の仕様(specification)に対応するように階調値をレンダリング(rendering)する。
例えば、外部プロセッサは、それぞれの単位ドット(unit dot)に対して赤色階調値、緑色階調値、青色階調値を提供する。
しかし、例えば、画素部15がペンタイル(pentile)構造である場合、隣接する単位ドット同士は画素を共有するため、それぞれの階調値に画素が1対1で対応しないことがある。
このような場合、階調値のレンダリングが必要である。
それぞれの階調値に画素が1対1で対応する場合、階調値のレンダリングは不要となる。
レンダリングされたか、又はレンダリングされていない階調値は、データ駆動部12に提供される。
また、タイミング制御部11は、フレーム表示のために、データ駆動部12、走査駆動部13、発光駆動部14などにそれぞれの仕様に適した制御信号を提供する。
【0122】
データ駆動部12は、階調値及び制御信号を利用してデータ線(D1、D2、D3、…Dn)に提供するデータ電圧を生成する。
例えば、データ駆動部12は、クロック信号を利用して階調値をサンプリングし、階調値に対応するデータ電圧を画素行単位でデータ線(D1~Dn)に印加する。
nは、「0」より大きい整数である。
【0123】
走査駆動部13は、タイミング制御部11からクロック信号、走査開始信号などを受信して、走査線(S1、S2、S3、…Sm)に提供する走査信号を生成する。
mは、「0」より大きい整数である。
走査駆動部13は、走査線(S1、S2、S3、…Sm)のターンオンレベルのパルスを有する走査信号を順次に供給する。
走査駆動部13は、シフトレジスタ(shift registers)の形態で構成された走査ステージを含み得る。
走査駆動部13は、クロック信号の制御に応じてターンオンレベルのパルス形態である走査開始信号を次の走査ステージに順次に伝達する方法で走査信号を生成する。
【0124】
発光駆動部14は、タイミング制御部11からクロック信号、発光停止開始信号などを受信して発光線(E1、E2、E3、…Eo)に提供する発光信号を生成する。
例えば、発光駆動部14は、発光線(E1~Eo)に順次にターンオフレベルのパルスを有する発光信号を提供する。
例えば、発光駆動部14の各発光ステージは、シフトレジスタの形態で構成され、クロック信号の制御に応じてターンオフレベルのパルス形態である発光停止開始信号を次の発光ステージに順次に伝達する方法で発光信号を生成する。
oは、「0」より大きい整数である。
【0125】
画素部15は、画素を含む。
それぞれの画素PXijは、対応するデータ線、走査線、及び発光線に接続される。
i及びjは自然数である。
画素PXijは、走査トランジスタがi番目の走査線及びj番目のデータ線と接続された画素を意味する。
例えば、画素PXijの走査入力端子は、i番目の走査線と接続され、画素PXijのデータ入力端子は、j番目のデータ線と接続される。
【0126】
図28を参照すると、画素PXijは、トランジスタ(T1、T2、T3、T4、T5、T6、T7)、ストレージキャパシタCst、及び発光ダイオードLDを含む。
以下では、P型トランジスタで構成された回路を例に挙げて説明する。
しかし、当業者であれば、ゲート端子に印加される電圧の極性を変えて、N型トランジスタで構成された回路で設計することができる。
同様に、当業者であれば、P型トランジスタ及びN型トランジスタの組み合わせで構成された回路で設計することができる。
【0127】
P型トランジスタとは、ゲート電極とソース電極間の電圧差が負の方向に増加するときに導通される電流量が増加するトランジスタを称する。
N型トランジスタとは、ゲート電極とソース電極間の電圧差が正の方向に増加するときに導通される電流量が増加するトランジスタを称する。
トランジスタは、TFT(thin film transistor)、FET(field effect transistor)、BJT(bipolar junction transistor)などの様々な形態で構成され得る。
【0128】
第1トランジスタT1は、ゲート電極が第1ノードN1に接続され、第1電極が第2ノードN2に接続され、第2電極が第3ノードN3に接続される。
第1トランジスタT1を駆動トランジスタと称する。
第2トランジスタT2は、ゲート電極がi番目の走査線Siに接続され、第1電極がデータ線Djに接続され、第2電極が第2ノードN2に接続される。
第2トランジスタT2を走査トランジスタと称する。
第3トランジスタT3は、ゲート電極がi番目の走査線Siに接続され、第1電極が第1ノードN1に接続され、第2電極が第3ノードN3に接続される。
第3トランジスタT3をダイオード連結トランジスタと称する。
【0129】
第4トランジスタT4は、ゲート電極が(i-1)番目の走査線S(i-1)に接続され、第1電極が第1ノードN1に接続され、第2電極が初期化線INTLに接続される。
他の実施形態では、第4トランジスタT4のゲート電極は、他の走査線に接続されてもよい。
第4トランジスタT4は、ゲート初期化トランジスタと称する。
第5トランジスタT5は、ゲート電極がi番目の発光線Eiに接続され、第1電極が第1電源線ELVDDLに接続され、第2電極が第2ノードN2に接続される。
第5トランジスタT5は、発光トランジスタと称する。
他の実施形態では、第5トランジスタT5のゲート電極は、他の発光線に接続されてもよい。
【0130】
第6トランジスタT6は、ゲート電極がi番目の発光線Eiに接続され、第1電極が第3ノードN3に接続され、第2電極が発光ダイオードLDのアノードに接続される。
第6トランジスタT6は、発光トランジスタと称する。
他の実施形態では、第6トランジスタT6のゲート電極は、他の発光線に接続されてもよい。
第7トランジスタT7は、ゲート電極がi番目の走査線に接続され、第1電極が初期化線INTLに接続され、第2電極が発光ダイオードLDのアノードに接続される。
第7トランジスタT7は、アノード初期化トランジスタと称する。
他の実施形態では、第7トランジスタT7のゲート電極は、他の走査線に接続されてもよい。
【0131】
ストレージキャパシタCstの第1電極は、第1電源線ELVDDLに接続され、第2電極は第1ノードN1に接続される。
発光ダイオードLDは、アノードが第6トランジスタT6の第2電極に接続され、カソードが第2電源線ELVSSLに接続される。
発光ダイオードLDは、有機発光ダイオード(organic light emitting diode)、無機発光ダイオード(inorganic light emitting diode)、量子ドット発光ダイオード(quantum dot light emitting diode)などで構成され得る。
【0132】
第1電源線ELVDDLには第1電源電圧が印加され、第2電源線ELVSSLには第2電源電圧が印加され、初期化線INTLには初期化電圧が印加される。
例えば、第1電源電圧は第2電源電圧より大きい。
例えば、初期化電圧は、第2電源電圧と同一又は大きい。
【0133】
図29を参照して、本発明の一実施形態による表示装置の画素の駆動方法を説明する。
まず、データ線Djには(i-1)番目の画素に対するデータ電圧DATA(i-1)jが印加され、(i-1)番目の走査線S(i-1)にはターンオンレベル(ローレベル)の走査信号が印加される。
【0134】
このとき、i番目の走査線Siにはターンオフレベル(ハイレベル)の走査信号が印加されるため、第2トランジスタT2はターンオフ状態であり、(i-1)番目の画素に対するデータ電圧DATA(i-1)jが画素PXijに入ることを防止する。
このとき、第4トランジスタT4はターンオン状態になるため、第1ノードN1が初期化線INTLと接続されて第1ノードN1の電圧が初期化される。
発光線Eiにはターンオフレベルの発光信号が印加されるため、トランジスタ(T5、T6)はターンオフ状態であり、初期化電圧の印加過程による不要な発光ダイオードLDの発光が防止される。
【0135】
次いで、データ線Djにはi番目の画素PXijに対するデータ電圧DATAijが印加され、i番目の走査線Siにはターンオンレベルの走査信号が印加される。
これにより、トランジスタ(T2、T1、T3)が導通状態となり、データ線Djと第1ノードN1が電気的に接続される。
従って、データ電圧DATAijから第1トランジスタT1のしきい値電圧を引いた補償電圧がストレージキャパシタCstの第2電極(即ち、第1ノードN1)に印加され、ストレージキャパシタCstは第1電源電圧と補償電圧の差に相当する電圧を保持する。
この期間をしきい値電圧補償期間と称する。
このとき、第7トランジスタT7はターンオン状態であるため、発光ダイオードLDのアノードと初期化線INTLが接続され、発光ダイオードLDは、初期化電圧と第2電源電圧の電圧差に対応するする電荷量に初期化される。
【0136】
その後、発光線Eiにターンオンレベルの発光信号が印加されることにより、トランジスタ(T5、T6)が導通される。
従って、第1電源線ELVDDL、第5トランジスタT5、第1トランジスタT1、第6トランジスタT6、発光ダイオードLD、及び第2電源線ELVSSLの経路で駆動電流経路が形成される。
ストレージキャパシタCstに保持された電圧に応じて、第1トランジスタT1の第1電極と第2電極に流れる駆動電流量が調節される。
発光ダイオードLDは、駆動電流量に対応する輝度で発光する。
発光ダイオードLDは、発光線Eiにターンオフレベルの発光信号が印加される前まで発光する。
【0137】
尚、本発明は、上述の実施形態に限られるものではない。本発明の技術的範囲から逸脱しない範囲内で多様に変更実施することが可能である。
【符号の説明】
【0138】
ADA1 第1付加領域
ADA2 第2付加領域
BA(1~3) (第1~第3)曲げ領域
BX(1~3) (第1~第3)曲げ軸
DA 表示領域
DP 表示装置
DST 表示配線
ED1 第1境界
ED2 第2境界
ISI1、ISI2 (第1、第2)検知絶縁膜
IST1、IST2 (第1、第2)検知配線
LPL1、LPL2 (第1、第2)配線保護膜
NCA 非カバー領域
NDA 非表示領域
PDE(1~3) (第1~第3)パッド
RC1 第1側面
RC2 第2側面
SC1、SC2 (第1、第2)検知電極
SUB 基板
TFE 封止膜