(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-08
(45)【発行日】2024-03-18
(54)【発明の名称】水質浄化・集熱昇温システム
(51)【国際特許分類】
B63B 35/32 20060101AFI20240311BHJP
【FI】
B63B35/32 C
(21)【出願番号】P 2023207457
(22)【出願日】2023-12-08
【審査請求日】2023-12-08
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】515186781
【氏名又は名称】中村 郁夫
(72)【発明者】
【氏名】中村 郁夫
【審査官】三宅 龍平
(56)【参考文献】
【文献】実開平06-026455(JP,U)
【文献】特開平08-002479(JP,A)
【文献】国際公開第2021/171502(WO,A1)
【文献】韓国公開特許第2007-0106596(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B63B 35/32
E02B 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
水質浄化・集熱昇温システムであって、システム本体A、ユニット&制御部B、送水ホースC、マイクロプラスチック回収ユニットD、波力・油圧変換ユニットEを有している、前記システム本体Aの上面に前記ユニット&制御部B、最下部に前記送水ホースC、下部から上面側部にかけて前記マイクロプラスチック回収ユニットD、外周の数箇所に前記波力・油圧変換ユニットEを配置されており、前記水質浄化・集熱昇温システムは固定式と浮体式があり、浮体式の設置位置の保持は例えば海底にアンカーを打設し、ワイヤーロープで係留、
前記システム本体Aは第1ケーシングa1、第2ケーシングa2、外周の数箇所に逆流防止弁a3、数十本のヒートパイプa4、送水ポンプa5を有し、
前記ユニット&制御部Bはヒートポンプユニットb1,制御盤b2、バッテリーb3、油圧発電ユニットe3を有し、
前記ヒートポンプユニットb1は圧縮機b1a、熱交換器b1b、膨張弁b1cを有し、前記マイクロプラスチック回収ユニットDはサイクロンフイルタd1,自給式ポンプd2、マイクロプラスチック回収袋d3を有し、
前記波力・油圧変換ユニットEは翼本体e1、揺動型油圧ピストンポンプe2を有し、前記油圧発電ユニットe3はオイルタンクe3a、チェックバルe3b、アキュ-ムレータe3c、油圧モータe3d、発電機e3eを有し、
前記システム本体Aは湖沼および/または湾岸・海洋の上層部の溶存酸素量が多く、水温の高い水から集熱、溶存酸素量の少ない下層部へ放出し貧酸素水塊・低酸素海域の改善を行なうもので、波力および潮力により水が上流側の前記逆流防止弁a3を開き前記第1ケーシングa1の内側に流入、下流側の前記逆流防止弁a3は開かないため送水ホースCに向かつて流れ、流入した水は前記ヒートパイプa4によって集熱し、降温した水は密度が大きくなり、前記送水ポンプa5の補完により前記サイクロンフイルタd1を経て前記送水ホースCに送水し溶存酸素量の少ない下層部へ放出、貧酸素水塊・低酸素海域の改善を行ない、
前記ヒートパイプa4で集熱した熱は前記第2ケーシングa2の熱交換室a2cで熱媒体と熱交換し、さらにヒートポンプユニットb1の圧縮機b1aにより圧縮昇温し、熱交換器b1bで熱媒体と熱交換後エネルギー源として有効に活用、
前記マイクロプラスチック回収ユニットDは上層部に浮遊するマイクロプラスチックを回収するもので、サイクロンフイルタd1により水の流れを利用した遠心力によりマイクロプラスチックを下部に集め自給式ポンプd2により前記システム本体Aの上面側部に水とともに吸上げ、マイクロプラスチック回収袋d3に吐出し回収、
前記の波力・油圧変換ユニットEは波の上下運動を翼本体e1で捉え、揺動型油圧ピストンポンプe2を駆動し油圧に変換、その油圧を前記油圧発電ユニットe3に供給し油圧モータe3dにより発電機e3eを駆動して発電、発電した電力は前記送水ポンプa5、前記圧縮機b1a、前記自給式ポンプd2の駆動および前記バッテリーb3に充電、水質浄化・集熱昇温システムの制御・通信などの電力として活用、
湖沼および/または湾岸・海洋の上層部の溶存酸素量の多い水を波力および潮力を活用し、下層部の貧酸素水塊・低酸素海域の改善、上層部の浮遊するマイクロプラスチックの回収に加え、水温の高い水を集熱し圧縮昇温することによりエネルギー源として有効に活用でき、相乗効果を効率的に生かせることが出来る水質浄化・集熱昇温システム。
【請求項2】
前記揺動型油圧ピストンポンプe2はピニオンシャフトe2a、第1ラックe2b、第2ラックe2c、ピストンe2d、スプリングe2eを有し、前記ピニオンシャフトe2aかかるトルクで前記第1ラックe2bと前記第2ラックe2cは直線方向に作動し、前記第1ラックe2b連結している1対の前記ピストンe2dによって油圧に変換、前記第2ラックe2c連結している1対の前記スプリングe2eは伸縮し、前記ピニオンシャフトe2aにトルクがかからない時は前記スプリングe2eにより前記揺動型油圧ピストンポンプc2は揺動角度の中心に復帰させ保持できるもので、
前記ピニオンシャフトe2aと前記翼本体e1の軸e1bとを連結するカップリングe1cの角度調整により水平または任意の角度に設定でき、波の上下運動を効率よく捉え油圧に変換し、前記油圧モータe3dにより前記発電機e3eを駆動して発電、電力を自給することが出来る請求項1に記載の水質浄化・集熱昇温システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
水質環境とエネルギー分野
【背景技術】
【0002】
湖沼および/または湾岸・海洋の上層部の水温が太陽熱などにより上昇すると水の密度は小さくなって、下層部にある密度の大きい水と混じりにくく、上層部の大気-水面間のガス交換、波などによる酸素を豊富に含んだ水が下層部に供給されにくくなるため、水中の酸素量が減少し、貧酸素水塊・低酸素海域の形成ともなり、マイクロプラスチック問題も加わり水質環境悪化による生態系の破壊が懸念されている。また上層部の蓄積している熱は災害の要因ともなり、エネルギー源としても有効に活用されていない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
湖沼および/または湾岸・海洋の貧酸素水塊・低酸素海域の形成やマイクロプラスチック問題による水質環境の改善および上層部の蓄積している熱をエネルギーとして有効な活用が課題。
【課題を解決するための手段】
【0004】
湖沼および/または湾岸・海洋の上層部の水温が太陽熱などにより上昇すると水の密度は小さくなっているが、溶存酸素量が多く含まれており、集熱し降温することにより密度を大きくなり、波力および潮力を活用して溶存酸素量が多い水を下層部に送込み、下層部の溶存酸素量を増やし、その過程でマイクロプラスチックを回収、集熱した熱は圧縮昇温してエネルギー源として有効に活用する。
【発明の効果】
【0005】
湖沼および/または湾岸・海洋の貧酸素水塊・低酸素海域の解消とマイクロプラスチックを回収により水質環境の改善および集熱した熱は圧縮昇温し、エネルギー源として有効に活用が出来る。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】水質浄化・集熱昇温システムの全体概略図である。
【
図2】システム本体の断面図およびヒートポンプユニットの回路図である。
【
図6】マイクロプラスチック回収ユニットの側面図である。
【
図7】波力・油圧変換ユニットの上面および側面図である。
【
図8】揺動型油圧ピストンポンプの断面図および矢視断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
図1から
図9を参照しながら、本発明の実施形態の詳細を説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の一例であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
【0008】
図1と
図2に示す水質浄化・集熱昇温システムは、システム本体A、ユニット&制御部B、送水ホースC、マイクロプラスチック回収ユニットD、波力・油圧変換ユニットEで、システム本体Aは第1ケーシングa1、第2ケーシングa2、外周の数箇所に逆流防止弁a3、数十本のヒートパイプa4、送水ポンプa5を有している。
【0009】
図1と
図2に示す水質浄化・集熱昇温システムはシステム本体Aの上面にユニット&制御部B、最下部に前記送水ホースC、下部から上面側部にかけてマイクロプラスチック回収ユニットD、外周の数箇所に波力・油圧変換ユニットEを配置されている。水質浄化・集熱昇温システムは固定式と浮体式があり、浮体式の設置位置の保持は例えば海底にアンカーを打設し、ワイヤーロープで係留。
【0010】
図2図2に示すシステム本体Aの第1ケーシングa1は漏斗形状で、上面は第2ケーシングa2に接続し密封している。第2ケーシング底部a2aに集熱用のヒートパイプa4を数十本垂直に装着、外周の数箇所に逆流防止弁a3を設け、中央部に送水ポンプa5を設置している。
【0011】
図2に示すシステム本体Aの第2ケーシングa2は二重筒状に形成され、内側筒の内部が第1ケーシングa1と連通し、中央部に送水ポンプa5を設置し、第2ケーシングa2の上面はキャッププレートa2bで密封している。
【0012】
第2ケーシングa2の第1バッフルプレートa2fと第2バッフルプレートa2iの間に熱交換室a2cを設け、第2ケーシング底部a2aに装着しているヒートパイプa4と第1通気穴a2hおよび第2通気穴a2kは連通している。
【0013】
湖沼および/または湾岸・海洋の上層部の溶存酸素量が多く、水温が高く密度の小さい水が波力および潮力により水が上流側の逆流防止弁a3を開き前記第1ケーシングa1の内側に流入、下流側の前記逆流防止弁a3は開かないため送水ホースCに向かつて流れ、流入した水はヒートパイプa4によって集熱し、降温した水は密度が大きくなり、送水ポンプa5の補完によりサイクロンフイルタd1を経て前記送水ホースCに送水し溶存酸素量の少ない下層部へ放出、貧酸素水塊・低酸素海域の改善を行なう。
【0014】
図2に示すユニット&制御部Bのヒートポンプユニットb1の膨張弁b1cの出口と第2ケーシングa2の第2ケーシング底部a2aと第1バッフルプレートa2fで仕切られている第1チャンバーa2gとは第1パイプa2dにより接続している。第1バッフルプレートa2fにはヒートパイプa4を中心にヒートパイプa4の貫通および気体が通過するように第1通気穴a2hを設けている。
【0015】
第2ケーシングa2のキャッププレートa2bと第2バッフルプレートa2iで仕切られている第2チャンバーa2jとユニット&制御部Bのヒートポンプユニットb1の圧縮機b1eの入口とは第2パイプa2eにより接続している。第2バッフルプレートa1iにはヒートパイプa4を中心に気体が通過するように第2通気穴a2kを設けている。つまりヒートパイプa4は貫通させていない。
【0016】
図2に示すユニット&制御部Bのヒートポンプユニットb1の膨張弁b1cの出口から降温した熱媒体が第1パイプa2dを流れ、第1チャンバーa2gに充填され、第1バッフルプレートa2fに設けた第1通気穴a2hから熱交換室a2cに入り、ヒートパイプa4の放熱部の外周を、第2バッフルプレートa2iに設けた第2通気穴a2kに向かって熱媒体は流れ、効率的に集熱昇温しながら上昇、第2チャンバーa2jに入る。
【0017】
昇温した熱媒体は第2パイプa2eを流れ、ヒートポンプユニットb1の圧縮機b1aにより圧縮昇温して熱交換器b1bに供給する。供給された熱媒体は気体または液体の熱媒体と熱交換しエネルギー源として有効に活用される。熱交換の後熱媒体は膨張弁b1cを経て低温となりの出口からで第1パイプa2dに送られる。
【0018】
図2と
図3に示す逆流防止弁a3は湖沼および/または湾岸・海洋の上層部の溶存酸素量が多い水を、波力および潮力により水が第1ケーシングa1の上流側の逆流防止弁a3を開き内側に流入させるもので、逆流防止弁a3は開口部を設けたバルブ本体a3aの開口部をふさぐ大きさのバルブプレートa3bをヒンジa3cで支持、バルブプレートa3bは開閉自在となっている。スクリーンa3dは逆流防止弁a3の外側に設け、φ5mm以上のゴミが第1ケーシングa1内に流れ込むのを防ぎ、袋状のゴミが引っかかるよう例えばフックを設ける。
【0019】
図2と
図4に示すヒートパイプa4はシステム本体Aの内部に数十本設け、第1ケーシングa1の内部に逆流防止弁a3から流入した水から集熱して、第2ケーシングa2の熱交換室a2cに効率的に伝熱し放熱するもので、ヒートパイプ本体a4aは集熱部と放熱部とウイックを持つ。フィンa4bはヒートパイプ本体a4aの放熱部の放熱面積を広げ、熱媒体との熱交換効率を上げるためのもので、ブッシュa4cはフィンa4bの外径が大きいため、穴を大きくし着脱を容易にするため設けたもので、クランプ継手a4dはヒートパイプ6を固定するために設けている。
【0020】
図2と
図5に示す送水ポンプa5は湖沼および/または湾岸・海洋の上層部の溶存酸素量が多いい水を下層部に送水するのを補完するもので、着脱を容易にするためシステム本体Aの中央部に空洞を設け取付けている。モータa5aの回転をシャフトa5bにより伝え、送水用の羽根車a5cを駆動している。羽根車a5cは第1ケーシングa1の漏斗形状の下端の出口に配置し効率的に送水する。
【0021】
図1と
図6に示すマイクロプラスチック回収ユニットDは、湖沼および/または湾岸・海洋の上層部に浮遊するマイクロプラスチックを回収するもので、システム本体Aの下部から上面側部にかけて設け、水の流れを利用した遠心力によりマイクロプラスチックを下部に集め自給式ポンプd2により前記システム本体Aの上面側部に水とともに吸上げ、マイクロプラスチック回収袋d3に吐出し回収する。
【0022】
図2と
図7に示す波力・油圧変換ユニットEは波力を油圧に変換するものでシステム本体Aの外周に数箇所設け、翼本体a1で波の上下運動を回転揺動運動として捉え、軸e1bとピニオンシャフトe2aとカップリングe1cで連結し揺動型油圧ピストンポンプe2を駆動し波力を油圧に変換している。
揺動型油圧ピストンポンプc2は揺動角度の中心に復帰させ保持できるもので、カップリングe1cの角度調整により翼本体e1を水平または任意の角度に設定でき、波の上下運動を効率よく捉え波力を油圧に変換することが出来る。
【0023】
図8に示す揺動型油圧ピストンポンプe2はピニオンシャフトe2a、第1ラックe2b、第2ラックe2c、ピストンe2d、スプリングe2eを有し、ピニオンシャフトe2aかかるトルクで第1ラックe2bと第2ラックe2cは直線方向に作動し、第1ラックe2b連結している1対のピストンe2dによって油圧に変換、第2ラックe2c連結している1対のスプリングe2eは伸縮し、ピニオンシャフトe2aにトルクがかからない時はスプリングe2eにより揺動型油圧ピストンポンプc2は揺動角度の中心に復帰させ保持出来る。
【0024】
図9に示す油圧発電ユニットe3は波力・油圧変換ユニットEの油圧で発電するもので、翼c1aの波力による揺動で揺動型油圧ピストンポンプ駆動。ピストンc2dの片方は油タンク16bの油圧作動油がチェックバルブc3bを経由して吸込み、もう一方のピストンc2dは油圧を発生させチェックバルブc3bを経由してアキュームレータc3cに蓄圧し、油圧モータc3dの駆動により発電機c3eで発電する。
発電した電力は送水ポンプa5、圧縮機b1a、自給式ポンプd2の駆動およびバッテリーb3に充電、水質浄化・集熱昇温システムの制御・通信などの電力として活用する。
【0025】
図1に示す制御盤b2は各種機器およびセンサーの制御を行なう。
【符号の説明】
【0026】
A・・・システム本体
B・・・ユニット&制御部
C・・・送水ホース
D・・・マイクロプラスチック回収ユニット
E・・・波力・油圧変換ユニット
a1・・第1ケーシング
a2・・第2ケーシング a2a・・第2ケーシング底部
a2b・・キャッププレート a2c・・熱交換室 a2d 第1パイプ
a2e・・第2パイプ a2f・・第1バッフルプレート
a2g・・第1チャンバー a2h・・第1通気穴
a2i・・第2バッフルプレート a2j・・第2チャンバー
a2k・・第2通気穴
a3・・逆流防止弁 a3a・・バルブ本体 a3b・・バルブプレート
a3c・・ヒンジ a3d・・スクリーン
a4・・ヒートパイプ a4a・・ヒートパイプ本体 a4b・・フィン
a4c・・ブッシュ a4d・・クランプ継手
a5・・送水ポンプ a5a・・モータ a5b・・シャフト
a5c・・羽根車
b1・・ヒートポンプユニット b1a・・圧縮機 b1b・・熱交換器
b1c・・膨張弁
b2‥制御盤
b3バッテリー
d1・・マイクロプラスチック回収ユニット
d1a・・サイクロンフイルタ d2・・自給式ポンプ
d3・・マイクロプラスチック回収袋
e1・・翼本体 e1a翼 e1b・・軸 e1c・・カップリング
e2・・揺動型油圧ピストンポンプ e2a・・ピニオンシャフト
e2b・・第1ラック e2c・・第2ラック e2d・・ピストン
e2e・・スプリング
e3・・油圧発電ユニット e3aオイルタンク
e3b・・チェックバルブ e3c・・アキュームレータ
e3d・・油圧モータ e3e・・発電機
【要約】
【課題】湖沼および/または湾岸・海洋の上層部の水温が太陽熱などにより上昇すると水の密度は小さく、下層部にある密度の大きい水と混じりにくく、上層部の大気-水面間のガス交換、波などによる酸素を豊富に含んだ水が下層部に供給されにくくなるため、水中の酸素量が減少し、貧酸素水塊・低酸素海域の形成ともなり、マイクロプラスチック問題も加わり水質環境悪化による生態系の破壊が懸念されている。また上層部の蓄積している熱は災害の要因となり、エネルギー源として有効に活用されていない。
【解決手段】湖沼および/または湾岸・海洋の上層部の水温が太陽熱などにより上昇すると水の密度は小さくなっているが、溶存酸素量が多く含まれており、集熱し降温することにより密度を大きくし、波力および潮力を活用して溶存酸素量が多い水を下層部に送込み、下層部の溶存酸素量を増やすとともにその過程でマイクロプラスチックを回収し水質環境を改善する。
【選択図】
図1