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特許7451458仮想キーボードの表示方法、仮想キーボード及び表示装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-08
(45)【発行日】2024-03-18
(54)【発明の名称】仮想キーボードの表示方法、仮想キーボード及び表示装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/04886 20220101AFI20240311BHJP
【FI】
G06F3/04886
【請求項の数】 16
(21)【出願番号】P 2021051622
(22)【出願日】2021-03-25
(65)【公開番号】P2021106022
(43)【公開日】2021-07-26
【審査請求日】2021-03-25
【審判番号】
【審判請求日】2023-03-02
(31)【優先権主張番号】202010450907.3
(32)【優先日】2020-05-25
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】514322098
【氏名又は名称】ベイジン バイドゥ ネットコム サイエンス テクノロジー カンパニー リミテッド
【氏名又は名称原語表記】Beijing Baidu Netcom Science Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】2/F Baidu Campus, No.10, Shangdi 10th Street, Haidian District, Beijing 100085, China
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【弁理士】
【氏名又は名称】上田 邦生
(72)【発明者】
【氏名】ワン, ゾンジー
(72)【発明者】
【氏名】ファン, ミンフー
【合議体】
【審判長】山澤 宏
【審判官】岩間 直純
【審判官】山内 裕史
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-030761(JP,A)
【文献】行正和義、“独Cherry製のフルカラーLEDキートップを搭載 コルセア、1680万色に光るメカニカルゲーミングキーボードを発表”、[online]、平成26年1月24日、[令和5年7月7日検索]、インターネット、<URL:https://web.archive.org/web/20140124022327/https://ascii.jp/elem/000/000/856/856383/>
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F3/01
G06F3/048
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の仮想キーエリアと、前記複数の仮想キーエリアの間及び/又は前記複数の仮想キーエリア内のライトエフェクト表示エリアとを備える仮想キーボードを取得するステップと、
前記仮想キーボードの複数の前記仮想キーエリアを表示し、かつ前記ライトエフェクト表示エリアでライトエフェクト表示を行うステップと、
を含み、
仮想キーボードを取得するステップが、
前記複数の仮想キーエリアが設けられ、前記複数の仮想キーエリアの間及び/又は前記複数の仮想キーエリア内に光透過エリアが設けられるキーボードレイヤーを取得するステップと、
ライトエフェクト表示エリアが設けられるライトエフェクトレイヤーを取得するステップと、
前記キーボードレイヤーに設けられた前記光透過エリアの位置に基づいて、前記ライトエフェクトレイヤーの前記ライトエフェクト表示エリアを前記キーボードレイヤーの前記光透過エリアと位置合わせするステップであって、異なる位置合わせが、異なるダイナミックライトエフェクト表示効果に対応するステップと、
前記仮想キーボードを得るために、位置合わせされた前記キーボードレイヤーと前記ライトエフェクトレイヤーを積み上げるステップと、
を含む、仮想キーボードの表示方法。
【請求項2】
ライトエフェクトレイヤーを取得するステップが、
設定カラーに応じて、前記ライトエフェクト表示エリアに前記設定カラーを示すカラーサブレイヤーを生成するステップと、
複数の光源に応じて、前記ライトエフェクト表示エリアに前記複数の光源を示す光源サブレイヤーを生成するステップと、
前記カラーサブレイヤーと前記光源サブレイヤーを積み上げて前記ライトエフェクトレイヤーを得るステップと、
を含む請求項1に記載の表示方法。
【請求項3】
複数の光源に応じて、前記ライトエフェクト表示エリアに前記複数の光源を示す光源サブレイヤーを生成するステップの前に、
各時刻のライトエフェクト属性を取得するステップと、
各時刻のライトエフェクト属性に応じて、各時刻における前記複数の光源のライトエフェクトを配置するステップと、を含み、
前記ライトエフェクト属性が、照射半径範囲、光源輝度、前記照射半径範囲内の輝度減衰情報、及び光源色温度のうちの1つ又は複数の組み合わせを含む請求項2に記載の表示方法。
【請求項4】
設定カラーに応じて、前記ライトエフェクト表示エリアに前記設定カラーを示すカラーサブレイヤーを生成するステップの前に、
各時刻に対応する前記設定カラーを決定するステップを含む請求項2に記載の表示方法。
【請求項5】
仮想キーボードであって、
複数の仮想キーエリアと、
前記複数の仮想キーエリアの間及び/又は前記複数の仮想キーエリア内に位置し、ライトエフェクト表示を行うためのライトエフェクト表示エリアと、
を備え、
前記仮想キーボードが、
前記複数の仮想キーエリアが設けられ、前記複数の仮想キーエリアの間及び/又は前記複数の仮想キーエリア内に光透過エリアが設けられるキーボードレイヤーを取得するステップと、
ライトエフェクト表示エリアが設けられるライトエフェクトレイヤーを取得するステップと、
前記キーボードレイヤーに設けられた前記光透過エリアの位置に基づいて、前記ライトエフェクトレイヤーの前記ライトエフェクト表示エリアを前記キーボードレイヤーの前記光透過エリアと位置合わせするステップであって、異なる位置合わせが、異なるダイナミックライトエフェクト表示効果に対応するステップと、
前記仮想キーボードを得るために、位置合わせされた前記キーボードレイヤーと前記ライトエフェクトレイヤーを積み上げるステップと、
によって取得される仮想キーボード。
【請求項6】
前記ライトエフェクト表示エリア内に複数の光源が設けられ、
前記複数の光源が、各時刻のライトエフェクト属性に応じてライトエフェクト表示を行うことに用いられる請求項5に記載の仮想キーボード。
【請求項7】
前記ライトエフェクト表示エリアにおいて、各前記仮想キーに対応するコーナー及び/又はエッジに少なくとも1つの前記光源がそれぞれ設けられる請求項6に記載の仮想キーボード。
【請求項8】
前記ライトエフェクト表示エリアにおいて、各前記仮想キーの中央に対応して少なくとも1つの前記光源がそれぞれ設けられる請求項6に記載の仮想キーボード。
【請求項9】
前記ライトエフェクト表示エリアが示すカラーが、経時的に変化するように配置される請求項5に記載の仮想キーボード。
【請求項10】
複数の仮想キーエリアと、前記複数の仮想キーエリアの間及び/又は前記複数の仮想キーエリア内のライトエフェクト表示エリアとを備える仮想キーボードを取得するための取得モジュールと、
前記仮想キーボードの複数の前記仮想キーエリアを表示し、かつ前記ライトエフェクト表示エリアでライトエフェクト表示を行うための表示モジュールと、
を備え、
前記取得モジュールが、
前記複数の仮想キーエリアが設けられ、前記複数の仮想キーエリアの間及び/又は前記複数の仮想キーエリア内に光透過エリアが設けられるキーボードレイヤーを取得するための第1の取得ユニットと、
前記ライトエフェクト表示エリアが設けられるライトエフェクトレイヤーを取得するための第2の取得ユニットと、
前記キーボードレイヤーに設けられた前記光透過エリアの位置に基づいて、前記ライトエフェクトレイヤーの前記ライトエフェクト表示エリアを前記キーボードレイヤーの前記光透過エリアと位置合わせすることに用いられる位置合わせユニットであって、異なる位置合わせが、異なるダイナミックライトエフェクト表示効果に対応する位置合わせユニットと、
前記仮想キーボードを得るために、位置合わせされた前記キーボードレイヤーと前記ライトエフェクトレイヤーを積み上げるための積み上げユニットと、
を備える、仮想キーボードの表示装置。
【請求項11】
前記第2の取得ユニットが、
設定カラーに応じて、前記ライトエフェクト表示エリアに前記設定カラーを示すカラーサブレイヤーを生成し、
複数の光源に応じて、前記ライトエフェクト表示エリアに前記複数の光源を示す光源サブレイヤーを生成し、
前記カラーサブレイヤーと前記光源サブレイヤーを積み上げて前記ライトエフェクトレイヤーを得ることに用いられる請求項10に記載の表示装置。
【請求項12】
前記第2の取得ユニットが、
各時刻のライトエフェクト属性を取得し、
各時刻のライトエフェクト属性に応じて、各時刻における前記複数の光源のライトエフェクトを配置することに用いられ、
前記ライトエフェクト属性が、照射半径範囲、光源輝度、前記照射半径範囲内の輝度減衰情報、及び光源色温度のうちの1つ又は複数の組み合わせを含む請求項11に記載の表示装置。
【請求項13】
前記第2の取得ユニットが、各時刻に対応する前記設定カラーを決定することに用いられる請求項11に記載の表示装置。
【請求項14】
少なくとも1つのプロセッサと、
該少なくとも1つのプロセッサに通信接続されるメモリと、
を備え、
前記メモリには前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される場合、前記少なくとも1つのプロセッサが請求項1から4のいずれか一項に記載の仮想キーボードの表示方法を実行できる電子機器。
【請求項15】
コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、
前記コンピュータ命令がコンピュータに請求項1から4のいずれか一項に記載の仮想キーボードの表示方法を実行させることに用いられる非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項16】
コンピュータ上で動作しているときに、請求項1から4のいずれか一項に記載の仮想キーボードの表示方法を前記コンピュータに実行させるコンピュータプログラム。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は電子機器の技術分野における仮想キーボードの技術分野に関し、特に仮想キーボードの表示方法、仮想キーボード及び表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器の普及に伴い、仮想キーボードも電子機器で広く使用され、ユーザがテキストを入力するための主要なツールになっている。
【0003】
ユーザのパーソナライズされたニーズを満たすために、従来の仮想キーボードは、キーボードスキンの変更やフォントの設定など、パーソナライズされた設定を提供できる。しかし、従来の仮想キーボードでスキンを変更したり、フォントを設定したりできる場合でも、設定された全体の仮想キーボード画像という方式を採用しているため、仮想キーボードの表示形式は、依然として、設定された仮想キーボード画像を単純に表示するだけであり、ユーザが長期間使用すると視覚疲労になるという欠点をもたらす。
【発明の概要】
【0004】
本出願は仮想キーボードの表示方法、仮想キーボード、表示装置、電子機器及び記憶媒体を提供する。
【0005】
本出願の第1の態様の実施例により提供される仮想キーボードの表示方法は、複数の仮想キーエリアと、前記複数の仮想キーエリアの間及び/又は前記複数の仮想キーエリア内のライトエフェクト表示エリアとを備える仮想キーボードを取得するステップと、前記仮想キーボードの複数の前記仮想キーエリアを表示し、かつ前記ライトエフェクト表示エリアでライトエフェクト表示を行うステップと、を含む。
【0006】
本出願の第2の態様の実施例により提供される仮想キーボードは、複数の仮想キーエリアと、前記複数の仮想キーエリアの間及び/又は前記複数の仮想キーエリア内に位置し、ライトエフェクト表示を行うためのライトエフェクト表示エリアと、を備える。
【0007】
本出願の第3の態様の実施例により提供される仮想キーボードの表示装置は、複数の仮想キーエリアと、前記複数の仮想キーエリアの間及び/又は前記複数の仮想キーエリア内のライトエフェクト表示エリアとを備える仮想キーボードを取得するための取得モジュールと、前記仮想キーボードの複数の前記仮想キーエリアを表示し、かつ前記ライトエフェクト表示エリアでライトエフェクト表示を行うことに用いられる表示モジュールと、を備える。
【0008】
本出願の第4の態様の実施例により提供される電子機器は、少なくとも1つのプロセッサと、該少なくとも1つのプロセッサに通信接続されるメモリと、を備え、前記メモリには前記少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記命令は、前記少なくとも1つのプロセッサが第1の態様の実施例の仮想キーボードの表示方法を実行できるように、前記少なくとも1つのプロセッサによって実行される。
【0009】
本出願の第5の態様の実施例は、コンピュータ命令が記憶されている非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ命令は前記コンピュータに第1の態様の実施例の仮想キーボードの表示方法を実行させることに用いられる。
【0010】
本出願の第6の態様の実施例は、コンピュータプログラムを提供し、前記コンピュータプログラムは前記コンピュータに第1の態様の実施例の仮想キーボードの表示方法を実行させることに用いられる。
【発明の効果】
【0011】
上記出願の一実施例は次の利点又は有益な効果を有する。仮想キーボードを取得した後、取得した仮想キーボードに対してパーティション処理を行い、仮想キーボードを複数の仮想キーエリアとライトエフェクト表示エリアに分割して仮想キーボードの複数の仮想キーエリアを表示し、かつライトエフェクト表示エリアでライトエフェクト表示を行う。従来技術では仮想キーボードのスタイルが単一であるため、表示効果が劣るという問題に対して、本出願は、仮想キーボードを仮想キーエリアとライトエフェクト表示エリアに分割することにより、ライトエフェクト表示エリアでライトのダイナミックライトエフェクト表示を行い、仮想キーボード表示の内容を充実させる。
【0012】
なお、この部分に記載されている内容は、本開示の実施例の肝心な又は重要な特徴を特定することを意図しておらず、本開示の範囲を限定するものでもない。本開示の他の特徴は、以下の説明を通じて容易に理解される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図面は、本技術案をよりよく理解するために使用され、本出願を限定するものではない。
図1】本出願の実施例1により提供される仮想キーボードの表示方法の概略フローチャートである。
図2】本出願の実施例により提供される仮想キーボードの例示図である。
図3】本出願の実施例により提供されるほかの仮想キーボードの例示図である。
図4】本出願の実施例2により提供される仮想キーボードの表示方法の概略フローチャートである。
図5】本出願の実施例3により提供される仮想キーボードの概略構造図である。
図6】本出願の実施例により提供される仮想キーの例示図である。
図7】本出願の実施例4により提供される仮想キーボードの表示装置の概略構造図である。
図8】本発明の実施例の仮想キーボードの表示方法を実現するための電子機器のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面と組み合わせて本出願の例示的な実施例を説明し、理解を容易にするためにその中には本出願の実施例の様々な詳細事項が含まれており、それらは単なる例示的なものと見なされるべきである。したがって、当業者は、本出願の範囲及び精神から逸脱することなく、ここで説明される実施例に対して様々な変更と修正を行うことができる。同様に、わかりやすくかつ簡潔にするために、以下の説明では、周知の機能及び構造の説明を省略する。
【0015】
以下、図面を参照して本出願の実施例に係る仮想キーボードの表示方法、仮想キーボード、表示装置、電子機器及び記憶媒体について説明する。
【0016】
図1は本出願の実施例1により提供される仮想キーボードの表示方法の概略フローチャートである。
【0017】
本出願の実施例では、該仮想キーボードの表示方法が仮想キーボードの表示装置に配置されていることを一例として説明し、該仮想キーボードの表示装置がいずれの電子機器に適用されて、該電子機器が仮想キーボードの表示機能を実行できるようにする。
【0018】
ここで、電子機器は、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、PCと略称する)、クラウドデバイス、モバイル機器などであってもよく、モバイル機器は、例えば、スマートフォン、タブレットコンピュータ、パーソナルデジタルアシスタント、ウェアラブルデバイス、車両機器など、様々なオペレーティングシステム、ディスプレイ/タッチスクリーンを備えたハードウェア機器であってもよい。
【0019】
図1に示すように、該仮想キーボードの表示方法はステップ101及び102を含んでもよい。
【0020】
ステップ101において、仮想キーボードを取得する。
【0021】
ここで、仮想キーボードは、複数の仮想キーエリアと、複数の仮想キーエリアの間及び/又は複数の仮想キーエリア内のライトエフェクト表示エリアと、を備える。
【0022】
1つの例として、仮想キーボードは、ユーザが入力方式を使用するときにソフトウェアによってシミュレートされるキーボードであってもよく、例えば、仮想キーボードは、端末機器で入力方式を使用するときに表示される仮想キーボードであってもよく、このとき、ユーザはディスプレイに触れることで、端末機器の仮想キーボードを操作でき、仮想キーボードは、PCで入力方式を使用するときに表示される仮想キーボードであってもよく、このとき、ユーザはマウスをクリックして仮想キーボードを操作でき、ここでは限定されない。
【0023】
1つの可能な状況では、ユーザが入力方式を使用するときに取得した仮想キーは、複数の仮想キーエリア、及び複数の仮想キーエリアの間及び複数の仮想キーエリア内のライトエフェクト表示エリアを備えてもよい。
【0024】
つまり、ライトエフェクト表示エリアは、複数の仮想キーボードエリアの間に位置するだけでなく、複数の仮想キーエリア内にも位置する。
【0025】
ここで、ライトエフェクト表示エリアは、ライトエフェクト表示を行うことに用いられてもよい。例えば、ライトエフェクト表示エリアには、光源を制御することによりライトエフェクト表示を行うために、複数の光源が設けられてもよい。ここで、異なる時刻における各光源のライトエフェクトが異なる可能性があるため、それにより光源を制御して、ライトエフェクト表示エリアでダイナミックライトエフェクト表示を行うことができる。
【0026】
例えば、ライトエフェクト表示エリア内に複数のRGB光源が設けられ、それにより複数のRGB光源を制御してライトエフェクト表示エリアでダイナミックライトエフェクト表示を行うことを実現する。
【0027】
ここで、RGBの3色光源は、赤、緑、青の3色を1つの光源に統合し、3本の線路は単独で配列される。各色は独立しており、又は組み合わせて使用して任意の色を呼び出すことができ、個別制御と同時制御を実現できるため、1つのRGB光源を介して様々なライトエフェクトを表示できる。
【0028】
1つの例として、取得した仮想キーボードが図2に示すとおりであると仮定すると、仮想キーボード10は、複数の仮想キーエリア11及びライトエフェクト表示エリア12を備えてもよい。
【0029】
なお、図2に示す仮想キーエリア11及びライトエフェクト表示エリア12は一例に過ぎず、ライトエフェクト表示エリア12は、複数の仮想キーエリア11の間に位置するだけでなく、複数の仮想キーエリア11内に位置することもできる。
【0030】
もう1つの可能な状況では、ユーザが入力方式を使用するときに取得した仮想キーは、複数の仮想キーエリア、及び複数の仮想キーエリアの間のライトエフェクト表示エリアをさらに備えてもよい。
【0031】
つまり、この場合、仮想キーボードのライトエフェクト表示エリアは、複数の仮想キーエリアの間にのみ位置する。
【0032】
例として図2の例を引き続き取り上げると、ライトエフェクト表示エリア12は、複数の仮想キーエリア11の間にのみ位置し、複数の仮想キーエリア11内に位置しない。
【0033】
さらなる1つの可能な状況では、ユーザが入力方式を使用するときに取得した仮想キーは、複数の仮想キーエリア、及び複数の仮想キーエリア内のライトエフェクト表示エリアをさらに備えてもよい。
【0034】
つまり、この場合、仮想キーボードのライトエフェクト表示エリアは、複数の仮想キーエリア内にのみ位置する。
【0035】
ステップ102において、仮想キーボードの複数の仮想キーエリアを表示し、かつライトエフェクト表示エリアでライトエフェクト表示を行う。
【0036】
本出願の実施例では、仮想キーボードを取得した後、仮想キーボードの複数の仮想キーエリアを電子機器のディスプレイに表示し、かつライトエフェクト表示エリアでダイナミックライトエフェクト表示を行うことができる。
【0037】
例として上記例を引き続き取り上げると、図2に示すような仮想キーボードを取得したと仮定すると、ここで、ライトエフェクト表示エリアが複数の仮想キーエリアの間に位置するとき、仮想キーボードに備えられる複数の仮想キーエリアを電子機器のディスプレイに表示し、かつ複数の仮想キーエリアの間のライトエフェクト表示エリアでダイナミックライトエフェクト表示を行うように複数の光源を制御することができる。
【0038】
或いは、ライトエフェクト表示エリアが複数の仮想キーエリアの間及び複数の仮想キーエリア内に位置するとき、仮想キーボードに備えられる複数の仮想キーエリアを電子機器のディスプレイに表示し、かつ複数の仮想キーエリアの間及び複数の仮想キーエリア内のライトエフェクト表示エリアでダイナミックライトエフェクト表示を行うように複数の光源を制御することができる。
【0039】
1つの例として、取得した仮想キーボードが図3に示すとおりであると仮定すると、仮想キーボード20は、図3に示す複数の仮想キーエリア21と、複数の仮想キーエリア21内に位置するライトエフェクト表示エリア22と、を備えてもよい。
【0040】
図3に示す仮想キーボードを取得した後、仮想キーボードに備えられる複数の仮想キーエリアを電子機器のディスプレイに表示し、かつ複数の仮想キーエリア内のライトエフェクト表示エリアでダイナミックライトエフェクト表示を行うように複数の光源を制御することができる。
【0041】
なお、ライトエフェクト表示エリアに複数の光源が設けられてもよく、複数の光源のオンを制御することにより、多重ライトの混合特殊効果を実現し、ライトエフェクト表示エリアで多重ライトのダイナミックライトエフェクト表示を行うという目的を実現する。
【0042】
本出願の実施例に係る仮想キーボードの表示方法は、仮想キーボードを取得した後、取得した仮想キーボードに対してパーティション処理を行い、仮想キーボードを複数の仮想キーエリアとライトエフェクト表示エリアに分割して仮想キーボードの複数の仮想キーエリアを表示し、かつライトエフェクト表示エリアでライトエフェクト表示を行う。従来技術では仮想キーボードのスタイルが単一であるため、表示効果が劣るという問題に対して、本出願は、仮想キーボードを仮想キーエリアとライトエフェクト表示エリアに分割することにより、ライトエフェクト表示エリアでライトのダイナミックライトエフェクト表示を行い、仮想キーボード表示の内容を充実させる。
【0043】
1つの可能な状況では、仮想キーボードは、キーボードレイヤー及びライトエフェクトレイヤーを備えてもよく、仮想キーボードを取得するとき、キーボードレイヤー及びライトエフェクトレイヤーを取得することによって仮想キーボードを取得することができ、次いで、取得された仮想キーボードを表示する。以下、図4を参照して上記プロセスについて詳細に説明し、図4は本出願の実施例2により提供される仮想キーボードの表示方法の概略フローチャートである。
【0044】
図4に示すように、該仮想キーボードの表示方法はさらにステップ201~205を含んでもよい。
【0045】
ステップ201において、キーボードレイヤーを取得する。
【0046】
ここで、キーボードレイヤーには複数の仮想キーエリアが設けられてもよく、複数の仮想キーエリアの間及び/又は複数の仮想キーエリア内に光透過エリアが設けられる。
【0047】
ここで、レイヤーは文字又はグラフィックスなどの要素を含むフィルムのようなものであり、1枚ずつ順番に積み上げ、組み合わせてページの最終的な効果を形成する。レイヤーはページ上の要素を正確に位置決めすることができる。
【0048】
1つの可能な状況では、キーボードレイヤーには複数の仮想キーエリアが設けられてもよく、かつ複数の仮想キーエリアの間に光透過エリアが設けられ、それにより、光源から発せられた光は、複数の仮想キーエリアの間の光透過エリアを介して表示される。
【0049】
もう1つの可能な状況では、キーボードレイヤーには複数の仮想キーエリアが設けられてもよく、かつ複数の仮想キーエリア内に光透過エリアが設けられる。
【0050】
さらなる1つの可能な状況では、キーボードレイヤーには複数の仮想キーエリアが設けられてもよく、かつ複数の仮想キーエリアの間及び複数の仮想キーエリア内にいずれも光透過エリアが設けられる。
【0051】
ステップ202において、ライトエフェクト表示エリアが設けられるライトエフェクトレイヤーを取得する。
【0052】
本出願では、ライトエフェクトレイヤーに設けられたライトエフェクト表示エリアでライトエフェクト表示を行うことができる。
【0053】
1つの可能な実現形態として、ユーザのニーズに応じて各時刻に対応する設定カラーを決定することができ、続いて設定カラーに応じて、ライトエフェクト表示エリアに設定カラーを示すカラーサブレイヤーを生成する。その結果、異なる時刻に異なる設定カラーをライトエフェクト表示エリアに表示することにより、ライトエフェクトのダイナミック表示を実現し、ライトエフェクト表示の内容を充実させる。例えば、設定カラーが5種類であると仮定すると、ライトエフェクト表示エリアに5種類の設定カラーを示すことに対応するカラーサブレイヤーを生成できる。
【0054】
さらに、各時刻のライトエフェクト属性を取得し、各時刻のライトエフェクト属性に応じて、各時刻における複数の光源のライトエフェクトを配置し、各光源が配置された各時刻のライトエフェクトに応じてライトエフェクト表示を行うようにし、それにより、ライトの混合特殊効果を実現し、複数の光源の表示効果は、シングルレイヤーの表示効果の華やかさの度合いをはるかに超えている。ここで、ライトエフェクト属性は、照射半径範囲、光源輝度、照射半径範囲内の輝度減衰情報、及び光源色温度のうちの1つ又は複数の組み合わせを含む。
【0055】
その後、複数の光源に応じて、ライトエフェクト表示エリアに複数の光源を示す光源サブレイヤーを生成することができ、カラーサブレイヤーと光源サブレイヤーを積み上げてライトエフェクトレイヤーを得る。
【0056】
なお、カラーサブレイヤーと光源サブレイヤーの積み上げ順序については限定されず、異なる積み上げ順序は異なるライトエフェクトレイヤーに対応する。
【0057】
なお、上記ステップ201、ステップ202の実行順序はこれに限定されるものではなく、ステップ202を先に実行してからステップ201を実行してもよく、ステップ201とステップ202を同時に実行してもよいが、これについて本出願では限定されない。
【0058】
ステップ203において、ライトエフェクトレイヤーのライトエフェクト表示エリアをキーボードレイヤーの光透過エリアと位置合わせする。
【0059】
本出願の実施例では、複数の仮想キーエリアと光透過エリアが設けられたキーボードレイヤー、及びライトエフェクト表示エリアが設けられたライトエフェクトレイヤーを取得した後、ライトエフェクト表示エリアに表示されるライトエフェクトが光透過エリアを通じて表示されるように、ライトエフェクトレイヤーのライトエフェクト表示エリアをキーボードレイヤーの光透過エリアと位置合わせし、それにより、ユーザは仮想キーボードのダイナミックライトエフェクト表示効果を直感的に見ることができる。
【0060】
1つの可能な状況では、光透過エリアがキーボードレイヤーの複数の仮想キーエリアの間に設けられていると仮定すると、ライトエフェクトレイヤーのライトエフェクト表示エリアを、キーボードレイヤーの複数の仮想キーエリアの間の光透過エリアと位置合わせすることができ、それにより複数の仮想キーエリアの間に配置された光源は、光透過エリアを通じてダイナミックライトエフェクト表示を行うことができる。
【0061】
もう1つの可能な状況では、光透過エリアがキーボードレイヤーの複数の仮想キーエリア内に設けられていると仮定すると、ライトエフェクトレイヤーのライトエフェクト表示エリアを、キーボードレイヤーの複数の仮想キーエリア内の光透過エリアと位置合わせすることができ、それにより複数の仮想キーエリア内に配置された光源は、光透過エリアを通じてダイナミックライトエフェクト表示を行うことができる。
【0062】
さらなる1つの可能な状況では、光透過エリアがキーボードレイヤーの複数の仮想キーエリアの間及び複数の仮想キーエリア内に設けられていると仮定すると、ライトエフェクトレイヤーのライトエフェクト表示エリアを、キーボードレイヤーの複数の仮想キーエリアの間及び複数の仮想キーエリア内の光透過エリアと位置合わせすることができ、それにより複数の仮想キーエリアの間及び複数の仮想キーエリア内に設けられた光源は、光透過エリアを通じてダイナミックライトエフェクト表示を行うことができる。
【0063】
なお、上記異なる位置合わせ方法は、異なるダイナミックライトエフェクト表示効果に対応し、ユーザは、キーボードレイヤーに設けられた光透過エリアの位置に基づいて、どのような位置合わせ方法を採用するかを決定することができ、ここでは限定されない。
【0064】
また、キーボードレイヤーをライトエフェクトレイヤーと位置合わせするときの配列順序は調整可能であり、例えば、キーボードレイヤーがライトエフェクトレイヤーの上に位置したり、ライトエフェクトレイヤーがキーボードレイヤーの上に位置したりすることができる。異なる配列順序は、異なるライトエフェクト表示効果に対応し、ユーザは、自分のニーズに応じて異なるレイヤー配列順序を設定することができ、ここでは限定されない。
【0065】
ステップ204において、仮想キーボードを得るために、位置合わせされたキーボードレイヤーとライトエフェクトレイヤーを積み上げる。
【0066】
本出願の実施例では、ライトエフェクトレイヤーのライトエフェクト表示エリアをキーボードレイヤーの光透過エリアと位置合わせした後、仮想キーボードを得るために、位置合わせされたキーボードレイヤーとライトエフェクトレイヤーを積み上げることができる。
【0067】
ステップ205において、仮想キーボードの複数の仮想キーエリアを表示し、かつライトエフェクト表示エリアでライトエフェクト表示を行う。
【0068】
本出願の実施例では、ステップ205の実現プロセスについては、上記実施例におけるステップ102の実現プロセスを参照することができ、ここでは繰り返さない。
【0069】
本出願の実施例に係る仮想キーボードの表示方法は、キーボードレイヤー及びライトエフェクトレイヤーを取得した後、ライトエフェクトレイヤーのライトエフェクト表示エリアをキーボードレイヤーの光透過エリアと位置合わせし、かつ仮想キーボードを得るために、位置合わせされたキーボードレイヤーとライトエフェクトレイヤーを積み上げ、仮想キーボードの複数の仮想キーエリアを表示し、かつライトエフェクト表示エリアでライトエフェクト表示を行う。したがって、異なる位置合わせ方法を使用してライトエフェクトレイヤーのライトエフェクト表示エリアをキーボードレイヤーの光透過エリアと位置合わせし、異なるライトエフェクト表示効果を備えた仮想キーボードを得、さらに、仮想キーボードのライトエフェクト表示エリアでダイナミックライトエフェクト表示を行うことができ、仮想キーボード表示の内容を充実させる。
【0070】
上記実施例の仮想キーボードの表示方法を実現するために、本出願は仮想キーボードを提供する。
【0071】
図5は本出願の実施例3により提供される仮想キーボードの概略構造図である。
【0072】
図5に示すように、該仮想キーボード300は複数の仮想キーエリア310と、ライトエフェクト表示エリア320と、を備えてもよい。
【0073】
ここで、ライトエフェクト表示エリア320はライトエフェクト表示を行うことに用いられる。ライトエフェクト表示エリア320は、複数の仮想キーエリア310の間に位置してもよく、複数の仮想キーエリア310内に位置してもよく、複数の仮想キーエリア310の間及び複数の仮想キーエリア310内に同時に位置してもよく、ここでは限定されない。
【0074】
選択可能に、ライトエフェクト表示エリア310には複数の光源が設けられてもよく、それにより、複数の光源を制御することにより各時刻のライトエフェクト属性に応じてライトエフェクト表示を行う。ここで、異なる時刻における各光源のライトエフェクト属性が異なる可能性があるため、それにより光源を制御して、ライトエフェクト表示エリアでダイナミックライトエフェクト表示を行うことができる。
【0075】
例えば、ライトエフェクト表示エリア310内に複数のRGB光源が設けられてもよく、ここで、RGBの3色光源は、赤、緑、青の3色を1つの光源に統合し、3本の線路は単独で配列される。各色は独立しており、又は組み合わせて使用して任意の色を呼び出すことができ、個別制御と同時制御を実現できるため、1つのRGB光源を介して様々なライトエフェクトを表示できる。
【0076】
ここで、ライトエフェクト属性は、照射半径範囲、光源輝度、照射半径範囲内の輝度減衰情報、及び光源色温度のうちの1つ又は複数の組み合わせを含む。
【0077】
1つの可能な状況として、ライトエフェクト表示エリア310において、各仮想キーに対応するコーナーに少なくとも1つの光源をそれぞれ設定してもよく、各仮想キーに対応するエッジに少なくとも1つの光源をそれぞれ設定してもよく、又は各仮想キーに対応するコーナー及びエッジに少なくとも1つの光源をそれぞれ設定してもよい。
【0078】
本出願の実施例では、ライトエフェクト表示エリアにおいて、各仮想キーに対応するコーナー及び/又はエッジに少なくとも1つの光源をそれぞれ設定する場合、また各仮想キーの中央に対応して少なくとも1つの光源をそれぞれ設けてもよい。本出願では、ユーザは、ダイナミックライトエフェクトのパーソナライズされた表示の目的を達成するために、自分の必要に応じてライトエフェクト表示エリア310に光源を設定することができる。
【0079】
1つの例として、図6に示すように、仮想キーボードの4つのエッジ及び中央位置に合計5つの光源60を設定することができる。
【0080】
選択可能に、ライトエフェクト表示エリア310が示すカラーは、経時的に変化するように配置されてもよい。つまり、ライトエフェクト表示エリア310内に設けられた光源は、設けられたカラーに基づいて異なる時刻でライトエフェクト表示を行うことができ、それによりライトエフェクト表示エリア310が異なる時刻で異なるライトエフェクトを表示することを実現し、それによりダイナミックライトエフェクトの表示の目的を実現する。
【0081】
本出願の実施例に係る仮想キーボードは、複数の仮想キーエリアと、複数の仮想キーエリアの間及び/又は複数の仮想キーエリア内に位置するライトエフェクト表示エリアと、を備え、ライトエフェクト表示エリアでダイナミックライトエフェクト表示を行うことにより、仮想キーボード表示の内容を充実させる。
【0082】
上記実施例の仮想キーボードの表示方法を実現するために、本出願は仮想キーボードの表示装置を提供する。
【0083】
図7は本出願の実施例4により提供される仮想キーボードの表示装置の概略構造図である。
【0084】
図7に示すように、該仮想キーボードの表示装置400は、取得モジュール410及び表示モジュール420を備えてもよい。
【0085】
ここで、取得モジュール410は、仮想キーボードを取得することに用いられ、ここで、仮想キーボードは、複数の仮想キーエリアと、複数の仮想キーエリアの間及び/又は複数の仮想キーエリア内のライトエフェクト表示エリアと、を備える。
【0086】
表示モジュール420は、仮想キーボードの複数の仮想キーエリアを表示し、かつライトエフェクト表示エリアでライトエフェクト表示を行うことに用いられる。
【0087】
1つの可能な状況として、取得モジュール410は、複数の仮想キーエリアが設けられ、複数の仮想キーエリアの間及び/又は複数の仮想キーエリア内に光透過エリアが設けられるキーボードレイヤーを取得するための第1の取得ユニットと、ライトエフェクト表示エリアが設けられるライトエフェクトレイヤーを取得するための第2の取得ユニットと、ライトエフェクトレイヤーのライトエフェクト表示エリアをキーボードレイヤーの光透過エリアと位置合わせすることに用いられる位置合わせユニットと、仮想キーボードを得るために、位置合わせされたキーボードレイヤーとライトエフェクトレイヤーを積み上げるための積み上げユニットと、をさらに備えてもよい。
【0088】
もう1つの可能な状況として、第2の取得ユニットは、設定カラーに応じて、ライトエフェクト表示エリアに設定カラーを示すカラーサブレイヤーを生成し、複数の光源に応じて、ライトエフェクト表示エリアに複数の光源を示す光源サブレイヤーを生成し、カラーサブレイヤーと光源サブレイヤーを積み上げてライトエフェクトレイヤーを得ることに用いられてもよい。
【0089】
もう1つの可能な状況として、第2の取得ユニットは、各時刻のライトエフェクト属性を取得し、各時刻のライトエフェクト属性に応じて、各時刻における複数の光源のライトエフェクトを配置することに用いられてもよく、ここで、ライトエフェクト属性は、照射半径範囲、光源輝度、照射半径範囲内の輝度減衰情報、及び光源色温度のうちの1つ又は複数の組み合わせを含む。
【0090】
もう1つの可能な状況として、第2の取得ユニットは、各時刻に対応する設定カラーを決定することに用いられてもよい。
【0091】
本出願の実施例に係る仮想キーボードの表示装置は、仮想キーボードを取得した後、取得した仮想キーボードに対してパーティション処理を行い、仮想キーボードを複数の仮想キーエリアとライトエフェクト表示エリアに分割して仮想キーボードの複数の仮想キーエリアを表示し、かつライトエフェクト表示エリアでライトエフェクト表示を行う。従来技術では仮想キーボードのスタイルが単一であるため、表示効果が劣るという問題に対して、本出願は、仮想キーボードを仮想キーエリアとライトエフェクト表示エリアに分割することにより、ライトエフェクト表示エリアでライトのダイナミックライトエフェクト表示を行い、仮想キーボード表示の内容を充実させる。
【0092】
本出願の実施例によれば、本出願は、電子機器及び読み取り可能な記憶媒体をさらに提供する。
【0093】
図8に示すのは、本出願の実施例に係る仮想キーボードの表示方法の電子機器のブロック図である。電子機器は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、ワークステーション、パーソナルデジタルアシスタント、サーバ、ブレードサーバ、メインフレームコンピュータ、及び他の適切なコンピュータなどの様々な形態のデジタルコンピュータを表すことを目的とする。電子機器は、パーソナルデジタルプロセッサ、携帯電話、スマートフォン、ウェアラブルデバイス、他の類似するコンピューティング装置などの様々な形態のモバイル装置を表すこともできる。本明細書で示されるコンポーネント、それらの接続と関係、及びそれらの機能は単なる例であり、本明細書の説明及び/又は要求される本出願の実現を制限することを意図したものではない。
【0094】
図8に示すように、当該電子機器は、1つ又は複数のプロセッサ801と、メモリ802と、高速インタフェース及び低速インタフェースを備える、各コンポーネントを接続するためのインタフェースと、を備える。各コンポーネントは、異なるバスで相互に接続され、共通のマザーボードに取り付けられるか、又は必要に応じて他の方法で取り付けられてもよい。プロセッサは、電子機器内で実行される命令を処理することができ、当該命令は、外部入力/出力装置(例えば、インタフェースに結合された表示機器など)にGUIのグラフィックス情報を表示するためにメモリ内又はメモリに記憶されている命令を含む。他の実施形態では、必要に応じて、複数のプロセッサ及び/又は複数のバスを、複数のメモリと一緒に使用することができる。同様に、複数の電子機器を接続することができ、各電子機器は、一部の必要な操作(例えば、サーバアレイ、1グループのブレードサーバ、又はマルチプロセッサシステムとする)を提供することができる。図8では、1つのプロセッサ801を例とする。
【0095】
メモリ802は、本出願により提供される非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。ここで、前記メモリには、少なくとも1つのプロセッサによって実行可能な命令が記憶され、前記少なくとも1つのプロセッサが本出願により提供される仮想キーボードの表示方法を実行するようにする。本出願の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体には、コンピュータに本出願により提供される仮想キーボードの表示方法を実行させるためのコンピュータ命令が記憶されている。
【0096】
メモリ802は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体として、本出願の実施例における仮想キーボードの表示方法に対応するプログラム命令/モジュール(例えば、図7に示す取得モジュール410及び表示モジュール420)のような、非一時的なソフトウェアプログラム、非一時的なコンピュータ実行可能なプログラム及びモジュールを記憶する。プロセッサ801は、メモリ802に記憶されている非一時的なソフトウェアプログラム、命令及びモジュールを実行することによって、サーバの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行し、すなわち上記方法の実施例における仮想キーボードの表示方法を実現する。
【0097】
メモリ802は、プログラムストレージエリアとデータストレージエリアと、を備えてもよく、ここで、プログラムストレージエリアは、オペレーティングシステム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムを記憶することができ、データストレージエリアは、電子機器の使用によって作成されたデータなどを記憶することができる。また、メモリ802は、高速ランダムアクセスメモリを備えてもよく、非一時的なメモリをさらに備えてもよく、例えば、少なくとも1つの磁気ディスクストレージデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非一時的なソリッドステートストレージデバイスである。いくつかの実施例では、メモリ802は、プロセッサ801に対して遠隔的に設けられたメモリを選択的に備えてもよく、これらの遠隔メモリは、ネットワークを介して電子機器に接続することができる。上記ネットワークの例は、インターネット、イントラネット、ローカルエリアネットワーク、モバイル通信ネットワーク、及びその組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0098】
電子機器は、入力装置803と出力装置804とをさらに備えてもよい。プロセッサ801、メモリ802、入力装置803、及び出力装置804は、バス又は他の方式を介して接続することができ、図8では、バスを介して接続することを例とする。
【0099】
入力装置803は、入力された数字又は文字情報を受信し、電子機器のユーザ設定及び機能制御に関するキー信号入力を生成することができ、例えば、タッチスクリーン、キーパッド、マウス、トラックパッド、タッチパッド、ポインティングスティック、1つ又は複数のマウスボタン、トラックボール、ジョイスティックなどの入力装置である。出力装置804は、表示機器、補助照明装置(例えば、LED)、及び触覚フィードバックデバイス(例えば、振動モータ)などを備えてもよい。当該表示機器は、液晶ディスプレイ(LCD)、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、及びプラズマディスプレイを備えてもよいが、これらに限定されない。いくつかの実施形態で、表示機器は、タッチスクリーンであってもよい。
【0100】
本明細書で説明されるシステムと技術の様々な実施形態は、デジタル電子回路システム、集積回路システム、特定用途向けASIC(特定用途向け集積回路)、コンピュータハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせで実現することができる。これらの様々な実施形態は、1つ又は複数のコンピュータプログラムで実施され、当該1つ又は複数のコンピュータプログラムは、少なくとも1つのプログラマブルプロセッサを備えるプログラム可能なシステムで実行及び/又は解釈されることができ、当該プログラマブルプロセッサは、専用又は汎用のプログラマブルプロセッサであってもよく、ストレージシステム、少なくとも1つの入力装置、及び少なくとも1つの出力装置からデータ及び命令を受信し、データ及び命令を当該ストレージシステム、当該少なくとも1つの入力装置、及び当該少なくとも1つの出力装置に伝送することができる。
【0101】
これらのコンピューティングプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェアアプリケーション、又はコードとも呼ばれる)は、プログラマブルプロセッサの機械命令を含んでもよく、高レベルのプロセス及び/又は対象指向プログラミング言語、及び/又はアセンブリ/機械言語でこれらのコンピューティングプログラムを実施することができる。本明細書に使用されるような、「機械読み取り可能な媒体」及び「コンピュータ読み取り可能な媒体」という用語は、機械命令及び/又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意のコンピュータプログラム製品、機器、及び/又は装置(例えば、磁気ディスク、光ディスク、メモリ、プログラマブルロジックデバイス(PLD))を指し、機械読み取り可能な信号である機械命令を受信する機械読み取り可能な媒体を含む。「機械読み取り可能な信号」という用語は、機械命令及び/又はデータをプログラマブルプロセッサに提供するための任意の信号を指す。
【0102】
ユーザとのインタラクションを提供するために、ここで説明されるシステム及び技術をコンピュータ上で実施することができ、当該コンピュータは、ユーザに情報を表示するための表示装置(例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニタ)と、キーボード及びポインティングデバイス(例えば、マウス又はトラックボール)とを有し、ユーザは、当該キーボード及び当該ポインティングデバイスによって入力をコンピュータに提供することができる。他の種類の装置も、ユーザとのインタラクションを提供することができ、例えば、ユーザに提供されるフィードバックは、任意の形態のセンシングフィードバック(例えば、視覚フィードバック、聴覚フィードバック、又は触覚フィードバック)であってもよく、任意の形態(音響入力と、音声入力と、触覚入力と、を含む)でユーザからの入力を受信することができる。
【0103】
ここで説明されるシステム及び技術は、バックエンドコンポーネントを備えるコンピューティングシステム(例えば、データサーバとする)、又はミドルウェアコンポーネントを備えるコンピューティングシステム(例えば、アプリケーションサーバ)、又はフロントエンドコンポーネントを備えるコンピューティングシステム(例えば、グラフィカルユーザインタフェース又はウェブブラウザを有するユーザコンピュータであり、ユーザは、当該グラフィカルユーザインタフェース又は当該ウェブブラウザによってここで説明されるシステム及び技術の実施形態とインタラクションを行う)、又はこのようなバックエンドコンポーネントと、ミドルウェアコンポーネントと、フロントエンドコンポーネントの任意の組み合わせを備えるコンピューティングシステムで実施することができる。任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)によってシステムのコンポーネントを相互に接続することができる。通信ネットワークの例は、ローカルエリアネットワーク(LAN)と、ワイドエリアネットワーク(WAN)と、インターネットと、を含む。
【0104】
コンピュータシステムは、クライアント及びサーバを備えてもよい。クライアントとサーバは、一般的に、互いに離れており、通常に通信ネットワークを介してインタラクションを行う。対応するコンピュータ上で実行され、かつ互いにクライアント-サーバの関係を有するコンピュータプログラムによって、クライアントとサーバとの関係が生成される。
【0105】
本出願の実施例の技術的解決手段によれば、仮想キーボードを取得した後、取得した仮想キーボードに対してパーティション処理を行い、仮想キーボードを複数の仮想キーエリアとライトエフェクト表示エリアに分割して仮想キーボードの複数の仮想キーエリアを表示し、かつライトエフェクト表示エリアでライトエフェクト表示を行う。従来技術では仮想キーボードのスタイルが単一であるため、表示効果が劣るという問題に対して、本出願は、仮想キーボードを仮想キーエリアとライトエフェクト表示エリアに分割することにより、ライトエフェクト表示エリアでライトのダイナミックライトエフェクト表示を行い、仮想キーボード表示の内容を充実させる。
【0106】
上記に示される様々な形態のフローを使用して、ステップを並べ替え、追加、又は削除することができる。例えば、本出願に記載されている各ステップは、並列に実行されてもよいし、順次的に実行されてもよいし、異なる順序で実行されてもよいが、本出願で開示されている技術的解決手段の所望の結果を実現することができれば、本明細書では限定されない。
【0107】
上記具体的な実施形態は、本出願の保護範囲を制限するものではない。当業者は、設計要件と他の要因に基づいて、様々な修正、組み合わせ、サブコンビネーション、及び代替を行うことができる。本出願の精神と原則内で行われる任意の修正、同等の置換、及び改善などは、いずれも本出願の保護範囲内に含まれるべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8