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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-08
(45)【発行日】2024-03-18
(54)【発明の名称】物品仕分け方法及びシステム
(51)【国際特許分類】
   B65G 1/137 20060101AFI20240311BHJP
【FI】
B65G1/137 F
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2021500616
(86)(22)【出願日】2019-07-01
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2021-09-13
(86)【国際出願番号】 CN2019094156
(87)【国際公開番号】W WO2020011042
(87)【国際公開日】2020-01-16
【審査請求日】2021-03-03
(31)【優先権主張番号】201810745001.7
(32)【優先日】2018-07-09
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】518179944
【氏名又は名称】ツァイニャオ スマート ロジスティクス ホールディング リミティド
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100153729
【弁理士】
【氏名又は名称】森本 有一
(72)【発明者】
【氏名】ソン シアオミン
(72)【発明者】
【氏名】ファン ハンチョン
(72)【発明者】
【氏名】チェン シアオホア
【審査官】内田 茉李
(56)【参考文献】
【文献】特開2014-091609(JP,A)
【文献】国際公開第2015/145982(WO,A1)
【文献】特開2008-120518(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B65G 1/137
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
物品仕分けのための方法であって、
動いている物品の物品情報を認識することと、
前記認識された物品情報に従って、前記物品に対応する色を決定することであって、前記色は、異なる宛先を識別するために用いられることと、
前記決定された色を用いることによって異なる宛先を有する物品を区別して、動いている前記物品を前記色に従って仕分けすることと、
を含み、
前記決定された色を用いることによって異なる宛先を有する物品を区別することは、
動いている前記物品が、動いている前記物品が配置された製造ラインの第1の作業台領域において運ばれるとき、前記第1の作業台領域の対応する色の光ストリップがオンにされることを含み、
前記対応する色の光ストリップがオンにされることは、
視覚的に観測されるとき、前記光ストリップのセグメントが、前記物品が移動すると共に移動するように、前記物品が移動する間に、前記物品に対応する場所を有する前記光ストリップのセグメントがオンにされ、前記セグメントの幅は、前記物品の幅と同じ幅を有することを含み、
動いている前記物品が、前記第1の作業台領域に続く第2の作業台領域において運ばれるとき、前記第2の作業台領域の前記対応する色の光ストリップがオンにされず、前記物品の運搬が前記製造ライン上で完了した後、前記物品が、前記製造ラインに再び配置される、方法。
【請求項2】
前記方法の前に、前記方法は、異なる色及び異なる宛先間の対応関係を設定することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記認識された物品情報に従って、前記物品に対応する色を決定することは、
前記物品情報に従って宛先情報を得ることと、
前記対応関係及び前記得られた宛先情報に従って前記物品情報に対応する色を決定することと、
を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
認識ユニットと、処理及び制御ユニットと、実行ユニットとを備える、物品仕分けのためのシステムであって、
前記認識ユニットは、動いている物品の物品情報を認識するように構成され、
前記処理及び制御ユニットは、前記認識された物品情報に従って、前記物品に対応する色を決定し、前記色は、異なる宛先を識別するために用いられ、前記決定された色を用いることによって異なる宛先を有する物品を区別するように前記実行ユニットを制御するための制御信号を前記実行ユニットに出力するように構成され、
前記実行ユニットは、異なる色を用いることによって、前記処理及び制御ユニットの前記制御信号に従って異なる宛先を有する前記物品を区別するように構成され、
前記実行ユニットは、動いている前記物品が配置された製造ラインの第1の作業台領域及び前記第1の作業台領域に続く第2の作業台領域にそれぞれ配置された光ストリップを備え、
動いている前記物品が、前記第1の作業台領域において運ばれるとき、前記第1の作業台領域の対応する色の光ストリップがオンにされ、
前記対応する色の光ストリップがオンにされることは、
視覚的に観測されるとき、前記光ストリップのセグメントが、前記物品が移動すると共に移動するように、前記物品が移動する間に、前記物品に対応する場所を有する前記光ストリップのセグメントがオンにされ、前記セグメントの幅は、前記物品の幅と同じ幅を有することを含み、
動いている前記物品が、前記第1の作業台領域に続く第2の作業台領域において運ばれるとき、前記第2の作業台領域の前記対応する色の光ストリップがオンにされず、前記物品の運搬が前記製造ライン上で完了した後、前記物品が、前記製造ラインに再び配置される、システム。
【請求項5】
前記処理及び制御ユニットは、異なる色及び異なる宛先間の対応関係を設定するように更に構成され、前記処理及び制御ユニットにおいて、前記認識された物品情報に従って、前記物品に対応する色を決定することは、
前記物品情報に従って宛先情報を得ることと、
前記対応関係及び前記得られた宛先情報に従って前記物品情報に対応する色を決定することと、
を含む、請求項4に記載のシステム。
【請求項6】
前記認識ユニットは、カメラ又はコード読取りデバイスを含む、請求項4又は5に記載のシステム。
【請求項7】
前記カメラは高精細カメラである、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記認識ユニットと、製造ライン上の物品との間の距離は調整可能である、請求項4又は5に記載のシステム。
【請求項9】
前記認識ユニットは、製造ラインの上部に配置されるか、又は前記製造ラインの側部に配置される、請求項4又は5に記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2018年7月9日に出願された、「OBJECT SORTING METHOD AND SYSTEM」と題された中国特許出願第201810745001.7号の優先権を主張し、その全体が本明細書に引用により組み込まれている。
【0002】
本出願は、限定ではないが、情報管理技術に関し、特に、物体仕分けのための方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0003】
流通センターにおける仕分けは、商品輸送ルート、すなわち、宛先フロー方向(通例、文字及び数字によって形成されるコード)に従って商品等の物流物品を仕分けすることである。
【発明の概要】
【0004】
物流の急速な発展に伴い、低コストでの効率の良い仕分け方法が緊急に必要とされている。
【0005】
上記の技術的問題を解決するために、本出願は、低コストで仕分けを効率的に完了するための、物品仕分けのための方法及びシステムを提供する。
【0006】
本出願の目的を達成するために、本出願は、物品仕分けのための方法であって、
動いている物品の物品情報を認識することと、
認識された物品情報に従って、物品に対応する色を決定することであって、色は、異なる宛先を識別するために用いられることと、
決定された色を用いることによって異なる宛先を有する物品を区別して、動いている物品を色に従って仕分けすることと、
を含む、方法を提供する。
【0007】
任意選択で、上記方法の前に、方法は、異なる色及び異なる宛先間の対応関係を設定することを更に含む。
【0008】
任意選択で、認識された物品情報に従って、物品に対応する色を決定することは、
物品情報に従って宛先情報を得ることと、
対応関係及び得られた宛先情報に従って物品情報に対応する色を決定することと、
を含む。
【0009】
任意選択で、決定された色を用いることによって異なる宛先を有する物品を区別することは、
予め設置された投影光源を用いることによって、決定された色のスポットライトビームを対応する物品上に投影すること、及び/又は、
物品の通過が検知されるとき、物品に対応する場所を有する予め設置された光ストリップの色を決定された色に設定すること、
を含む。
【0010】
本出願は、認識ユニットと、処理及び制御ユニットと、実行ユニットとを備える、物品仕分けのためのシステムであって、
認識ユニットは、動いている物品の物品情報を認識するように構成され、
処理及び制御ユニットは、認識された物品情報に従って、物品に対応する色を決定し、色は、異なる宛先を識別するために用いられ、決定された色を用いることによって異なる宛先を有する物品を区別するように実行ユニットを制御するための制御信号を実行ユニットに出力するように構成され、
実行ユニットは、異なる色を用いることによって、処理及び制御ユニットの制御信号に従って異なる宛先を有する物品を区別するように構成される、システムを更に提供する。
【0011】
任意選択で、処理及び制御ユニットは、異なる色及び異なる宛先間の対応関係を設定するように更に構成され、処理及び制御ユニットにおいて、認識された物品情報に従って、物品に対応する色を決定することは、
物品情報に従って宛先情報を得ることと、
対応関係及び得られた宛先情報に従って物品情報に対応する色を決定することと、
を含む。
【0012】
任意選択で、認識ユニットは、カメラ又はコード読取りデバイスを含む。
【0013】
任意選択で、カメラは高精細カメラである。
【0014】
任意選択で、認識ユニットと、製造ライン上の物品との間の距離は調整可能である。
【0015】
任意選択で、認識ユニットは、製造ラインの上部に配置されるか、又は製造ラインの側部に配置される。
【0016】
任意選択で、実行ユニットは、投影光源の1つ又は複数のグループを含む。
【0017】
任意選択で、実行ユニットは、投影光源の2つ又は3つのグループを含む。
【0018】
任意選択で、投影光源のグループは、異なる色の2つ以上の光源を含む。
【0019】
任意選択で、投影光源は、製造ラインの上部に配置されるか又は製造ラインの側部に配置される。
【0020】
任意選択で、システムは、センサを更に備え、
実行ユニットは、製造ラインの側部に配置された光ストリップを備え、
予め設置されたセンサが物品を検知するとき、処理及び制御ユニットは、物品に対応する場所を有する光ストリップを宛先情報に対応する色にするように更に構成される。
【0021】
本出願の技術的解決策は、動いている物品の物品情報を認識することと、認識された物品情報に従って、物品に対応する色を決定することであって、色は、異なる宛先を識別するために用いられることと、決定された色を用いることによって異なる宛先を有する物品を区別して、動いている物品を色に従って仕分けすることと、を含む。本出願において、異なる宛先を表すグレイサイトショートコードの代わりに、物品を識別するために異なる色が用いられ、動いている物品が、色に従ってソートされる。裸眼による色の認識速度は、文字及び数字によって形成されるコードの裸眼による認識速度よりもはるかに高速であるため、仕分けを完了する効率が大幅に改善される。加えて、本出願は、自動化及び手動の労働の組み合わせを採用し、それによってコストを大幅に低減する。本出願において、効率的で低コストの仕分けが実施されることを見てとることができる。
【0022】
本出願の他の特徴及び利点が以下の明細書に記載され、明細書から部分的に明らかになるか、又は本出願の実施を通じて理解される。本出願の目的及び他の利点は、本明細書、特許請求の範囲、及び添付の図面において特に言及される構造を用いることによって達成し、得ることができる。
【0023】
添付の図面は、本出願の技術的解決策の更なる理解を提供するために用いられ、明細書の一部を構成するものであり、本出願の実施形態と組み合わせて本出願の技術的解決策を説明するのに用いられるが、本出願の技術的解決策に対する制限を構成するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本出願による物品仕分けのための方法のフローチャートである。
図2】本出願による、物品仕分けを実施する第1の実施形態のシナリオの概略図である。
図3】本出願による、物品仕分けを実施する第1の実施形態のシナリオの概略図である。
図4】本出願による、物品仕分けのためのシステムのアーキテクチャの概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
本出願の目的、技術的解決策及び利点をより明確にするために、添付の図面を参照して本出願の実施形態を以下に詳細に説明する。矛盾が生じない場合、本出願の実施形態又は実施形態の特徴を互いに組み合わせることができることに留意されたい。
【0026】
本出願の典型的な構成において、コンピューティングデバイスは、1つ又は複数のプロセッサ(CPU)と、入出力インタフェースと、ネットワークインターフェースと、内部メモリとを備える。
【0027】
内部メモリは、以下の形態のコンピュータ可読媒体、すなわち、非永続性メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び/又は不揮発性内部メモリ、例えばリードオンリーメモリ(ROM)又はフラッシュメモリ(フラッシュRAM)を含むことができる。内部メモリはコンピュータ可読媒体の例である。
【0028】
コンピュータ可読媒体は、任意の方法又は技術を用いることによって情報の記憶を実施することができる、永続性媒体及び非永続性媒体、リムーバブル媒体及び非リムーバブル媒体を含む。情報は、コンピュータ可読命令、データ構造、プログラムのモジュール又は他のデータとすることができる。コンピュータストレージ媒体の例は、限定ではないが、相変化メモリ(PRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、別のタイプのランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、電気的消去可能なリードオンリーメモリ(EEPROM)、フラッシュメモリもしくは他のメモリ技術、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、デジタル多用途ディスク(DVD)もしくは他の光学ストレージ、カセット磁気テープ、テープ及びディスクストレージもしくは別の磁気ストレージデバイス、又は任意の他の非伝送媒体を含み、これらは、コンピューティングデバイスがアクセス可能な情報を記憶するように構成することができる。本明細書における定義に基づいて、コンピュータ可読媒体は、変調データ信号及び搬送波等の非一時的コンピュータ可読媒体(一時的媒体)を含まない。
【0029】
添付の図面におけるフローチャートに示されるステップは、例えば、コンピュータ実行可能命令のグループを有するコンピュータシステムにおいて実行することができる。加えて、フローチャートにはロジック順序が示されるが、場合によっては、図示又は記載されるステップは、本明細書における順序と異なる順序で実行されてもよい。
【0030】
関連技術において、流通センターは主に2つの形態、すなわち、手動式倉庫及び自動倉庫を有する。発注量及び発注コストの要素を考慮して、自動倉庫のカバー率は現時点において制限されている。
【0031】
手動式倉庫の場合、流通センターにおける流通ラインは複数のリンクに細分化することができる。仕分け作業者は、商品輸送ルート、すなわち、宛先フロー方向(通例、グレイサイトショートコード(gray site shortcode)とも呼ばれる、文字及び数字よって形成されるコード)に従って商品に対する仕分け作業を実行する必要がある。換言すれば、一方では、仕分け作業者は通例、グレイサイトショートコードを見ることによって細分化動作を実行し、平均的に、1人の人物は、各々が最大6桁、例えば、S16783を有する4~6個のコードを記憶する必要がある。他方で、流通ラインにおける仕分け作業者は、平均で10~12時間にわたって立ち作業をする。調査により、動いているコードを長時間にわたって立ったままで見ることにより、めまい等の問題が生じる傾向があり、結果として誤った仕分けが生じやすくなることがわかっている。特に、速度が増大するシナリオでは、数字及び文字の裸眼の認識速度が大幅に低減し、これは誤った仕分けをより起こしやすい。
【0032】
自動倉庫、すなわち完全に自動化された流通システムの場合、運送状情報が完全に自動化されたスキャンを通じて読み取られ、パッケージの宛先が、完全に自動化されたシステムによって区別されるが、流通センターにおける流通ラインのコストが不可避的に増大し、特に、特定の日毎発注量(大きな発注量)に達していないシナリオにおいて、自動流通システム全体のコストを相殺することができない。加えて、オイルドラム等の不規則形状体は、自動流通システムによって自動的に認識することができないが、自動倉庫における別の手動仕分けラインにおいて仕分けされる必要がある。
【0033】
本出願は、物品仕分けのための方法を提供する。図1に示すように、方法は以下を含む。
【0034】
ステップ100。動いている物品の物品情報を認識する。
【0035】
任意選択で、パッケージ運送状におけるバーコード情報等の、動いている物品の物品情報を認識するために、製造ラインの上部に認識デバイスを配置することができる。
【0036】
任意選択で、認識デバイスは、製造ラインの上部に配置することができる。代替的に、認識デバイスは、パッケージ運送状が仕分け作業者に面しているシナリオに適合するように、製造ラインの側部に配置されてもよい。
【0037】
任意選択で、動いている物品の物品情報を認識するように構成された認識デバイスは、高精細カメラ等のカメラとすることができるか、又は、赤外線コード読取りポータルフレーム、固定高速コードリーダ、又は工業用パーソナルデジタルアシスタント(PDA)等の任意のコード読取りデバイスとすることができる。ここで、工業用PDAは、主に、工業分野で適用される。一般的に用いられるバーコードスキャナ、無線周波数識別(RFID)リーダ/ライタ、販売時点管理(POS)マシン(販売時点管理情報管理システムとも呼ばれる)等は、全てPDAと呼ぶことができる。
【0038】
任意選択で、認識デバイスと、製造ライン上の物品との間の距離は調整可能である。このようにして、認識率は、認識デバイスと、認識されることになる物品との間の距離を更に低減することによって改善することができる。
【0039】
任意選択で、上記方法の前に、方法は以下を含む。
製造ラインのコンベアベルト上に配置されることになるパッケージ等の物品の位置をマーキングして、パッケージ等の物品を正しい位置に配置するように仕分け作業者を促し、パッケージ等の物品が所定の範囲からランダムに外れることを阻止し、それによって、コード読取り及び識別が最初に行われた後のパッケージ等の物品の変位の計算精度を確保すること。
【0040】
ステップ101。認識された物品情報に従って、物品に対応する色を決定する。ここで、色は、異なる宛先を識別するために用いられる。
【0041】
このステップの前に、方法は、異なる色及び異なる宛先間の対応関係を設定することを更に含む。換言すれば、異なる宛先は、予め異なる色を用いて表される。
【0042】
パッケージ運送状におけるバーコード情報等の物品情報は、パッケージフロー方向情報に対応する。換言すれば、パッケージ運送状におけるバーコード情報等の物品情報が得られる場合、宛先情報を得ることができ、異なる色及び異なる宛先間の事前に取り込まれた対応関係に従って、認識された物品情報に対応する色を決定することができる。
【0043】
例えば、1つのサイトは、1つの細分化されたフロー方向を表し、対応するコードを有する。製造ラインの細分化されたリンクにおいて、サイトフロー方向が、製造ラインを複数の作業台に分割するユニットとして用いられる。1.8mの幅を有する作業台がユニットとして用いられ、1つのサイトコードは1つの色に対応する。例えば、異なる宛先サイトは、3つの色、例えば、赤、緑及び青を用いて区別することができる。
【0044】
本出願において、異なる宛先を表すグレイサイトショートコードの代わりに、異なる色を用いて物品を識別する。実験により、物品が移動するとき、裸眼による色の認識速度は、文字及び数字により形成されるコードの裸眼による認識速度よりもはるかに高速であることが示されている。
【0045】
ステップ102。決定された色を用いることによって、異なる宛先を有する物品を区別して、動いている物品を色に従って仕分けする。
【0046】
任意選択で、パッケージ等の対応する物品上に対応する色のスポットライトビームを投影するために、製造ラインの上部又は側部に投影光源を配置することができ、かつ/又は、代替的に、製造ラインの側部に光ストリップを配置することができる。予め設置されたセンサが、パッケージ等の物品の通過を検知するとき、物品に対応する場所を有する光ストリップが、パッケージの宛先に対応する色にされる。
【0047】
任意選択で、パッケージ等の物品の宛先フロー方向に対応するパレット又は別の容器の色は、パッケージ等の物品に投影される色と同じである。このようにして、パッケージ等の物品は、パッケージ等の物品を保持する容器に対し1対1の対応関係にあり、物品及び容器は、同じ色を用いることによって明確に区別される。
【0048】
任意選択で、スポットライトシステムは、15°~35°の範囲の角度を有するスポットライトを生成することができる。
【0049】
任意選択で、製造ラインの上部に配設された投影光源の1つ又は複数のグループが存在することができる。好ましくは、パッケージ等の到来する物品に適合するように投影光源の2つ又は3つのグループを含めることができ、それによって、次のパッケージが投影範囲に入ったが、現在のパッケージに対する第1の光ビームの投影が完了していないことに起因してスポットライトを当てることができないという問題を回避することができる。
【0050】
任意選択で、投影光源の各グループは、異なる色を有し、異なる宛先を識別するのに用いられる全ての光源を含むことができる。例えば、投影光源の各グループは、3つの色、例えば、赤、緑及び青を有する光源を含む。代替的に、投影光源の異なるグループは、それぞれ、異なる宛先を表す色の光源に対応する。投影光源の2つのグループが配置されていると仮定すると、投影光源の1つのグループは、2つの色、例えば赤色及び緑色の光源を含み、投影光源の他のグループは、2つの色、例えば青色及び黄色の光源を含む。
【0051】
このようにして、製造ラインにおいて作業している仕分け作業者は、色を認識することによって、仕分け作業者が担当するパッケージをソートすることができる。加えて、色の裸眼による認識速度は、文字及び数字によって形成されるコードの裸眼による認識速度よりもはるかに高速である。従来、1つの作業台は、2人の仕分け作業者を必要とする。しかしながら、本出願における異なる色を用いることによって物品仕分けを実施する実施形態において、仕分け作業を効率的に完了するために、1人の仕分け作業者しか必要とされない。他の仕分け作業者は、他のフロー方向における仕分け作業を担当することができる。
【0052】
任意選択で、図2に示す第1の実施形態において、投影光源は、製造ラインの上部に配置することができる。代替的に、図3に示す第2の実施形態において、投影光源は、投影ラインの側部に配置することができる。
【0053】
実際の応用中、製造ラインの開始において、パッケージの表面上のバーコードは、高精細カメラを用いることによって認識することができ、次に、バーコードは、既存の商品フロー方向データに対し照合され、パッケージに対応する宛先フロー方向が学習される。パッケージがN秒で到達することができる場所の特定の座標は、ポータルフレーム上のカメラによって読み取られるパッケージの初期座標と、製造ラインのフロー速度とを用いることによって、計算を通じて決定することができる。このようにして、パッケージが、そのフロー方向を担当する作業者の作業台領域内のセンサを通過して移動するとき、投影光源は、パッケージを追跡する光を放出するようにトリガーされる。
【0054】
本出願において提供される物品仕分けの方法において、異なる宛先を表すグレイサイトショートコードの代わりに、異なる色を用いて物品を識別し、動いている物品が色に従って仕分けされる。裸眼による色の認識速度は、文字及び数字によって形成されるコードの裸眼による認識速度よりもはるかに高速であるため、仕分けを完了する効率が大幅に改善される。加えて、本出願は、自動化及び手動の労働の組み合わせを採用し、それによってコストを大幅に低減する。本出願において、効率的で低コストの仕分けが実施されることを見てとることができる。
【0055】
図2は、本出願による、物品仕分けを実施する第1の実施形態のシナリオの概略図である。第1の実施形態において、投影光源は、製造ラインの上部に配置される。図2に示すように、第1の実施形態において、物品が流通センターにおける流通ライン上のパッケージであり、パッケージが2つの異なる宛先に送達されると仮定される。宛先は、第1の実施形態において宛先A及び宛先Bであると仮定され、赤いスポットライトが宛先Aに送達されるパッケージに投影され、緑のスポットライトが宛先Bに送達されるパッケージに投影されると仮定される。
【0056】
第1の実施形態において、製造ラインの上部に高精細カメラが配置され、コンベアベルト上を移動するパッケージの運送状におけるバーコード情報を認識して、パッケージの宛先フロー方向情報を得るように構成される。高精細カメラの認識を通じて、パッケージ3が宛先Aに送達され、パッケージ4が宛先Bに送達されると仮定される。図2に示すように、斜四角の網掛けによって示される赤いスポットライトがパッケージ3に投影され、ドットピクセルの網掛けによって示される緑のスポットライトがパッケージ4に投影される。このようにして、製造ラインで作業している仕分け作業者は、異なる色に従って、動いているパッケージを容易に仕分けすることができる。
【0057】
図3は、本出願による物品仕分けを実施する第2の実施形態のシナリオの概略図である。第2の実施形態において、投影光源は、製造ラインの側部に配置される。図3に示すように、高精細カメラが、3方スキャンポータルフレーム等の製造ラインの上部に配置され、コンベアベルト上を移動しているパッケージの運送状におけるバーコード情報を認識して、パッケージの宛先フロー方向情報を得るように構成される。製造ライン上に配置された光電センサ等のセンサ(又は複数のセンサ)がパッケージの通過を検知すると、光ストリップ(パッケージの搬送に伴って、パッケージに対応する場所を有する光ストリップのセグメント、例えば、パッケージの幅と同じ幅を有する光ストリップのセグメント)が、パッケージの宛先に対応する色にされる。視覚的に観測されるとき、光ストリップのセグメントは、パッケージが移動すると共に移動し、宛先に対応するピッキング作業者が担当する作業台領域に達するまで停止する。このようにして、ピッキング作業者は、光ストリップの観測される色に従ってピッキングを行うことができる。次に、仕分け作業者は更に、商品集積のための対応する色のパレットにパッケージを置くことができる。このようにして、製造ラインにおいて作業する仕分け作業者は、動いているパッケージを、異なる色に従って容易に仕分けすることができる。図3に示すように、製造ラインの側部に配置された投影光源は、赤色、青色及び緑色の光ストリップを含む。
【0058】
図3に示す第2の実施形態において、ピッキング作業者1が領域1を担当していると仮定すると、ピッキング作業者1の領域1の範囲において、ピッキング作業者1は、宛先がフロー方向1、フロー方向2、フロー方向3及びフロー方向4であるパッケージのピッキングを担当する。フロー方向1のパッケージが、対応して赤色光ストリップをオンにすることによって追跡され、フロー方向2のパッケージが、対応して緑色光ストリップをオンにすることによって追跡され、フロー方向3のパッケージが対応して青色光ストリップをオンにすることによって追跡され、フロー方向4のパッケージが、対応して黄色光ストリップをオンにすることによって追跡されることが設定される。
【0059】
ピッキング作業者2は、領域2を担当し、ピッキング作業者2の領域2の範囲において、ピッキング作業者2は、宛先がフロー方向5、フロー方向6、フロー方向7及びフロー方向8であるパッケージのピッキングを担当する。フロー方向5のパッケージが、対応して赤色光ストリップをオンにすることによって追跡され、フロー方向6のパッケージが、対応して緑色光ストリップをオンにすることによって追跡され、フロー方向7のパッケージが対応して青色光ストリップをオンにすることによって追跡され、フロー方向8のパッケージが、対応して黄色光ストリップをオンにすることによって追跡されることが設定される。
【0060】
ピッキング作業者3は、領域3を担当し、ピッキング作業者3の領域3の範囲において、ピッキング作業者3は、宛先がフロー方向9、フロー方向10、フロー方向11及びフロー方向12であるパッケージのピッキングを担当する。フロー方向9のパッケージが、対応して赤色光ストリップをオンにすることによって追跡され、フロー方向10のパッケージが、対応して緑色光ストリップをオンにすることによって追跡され、フロー方向11のパッケージが対応して青色光ストリップをオンにすることによって追跡され、フロー方向12のパッケージが、対応して黄色光ストリップをオンにすることによって追跡されることが設定される。
【0061】
ピッキング作業者4は、領域4を担当し、ピッキング作業者4の領域4の範囲において、ピッキング作業者4は、宛先がフロー方向13、フロー方向14、フロー方向15等であるパッケージのピッキングを担当する。フロー方向13のパッケージが、対応して赤色光ストリップをオンにすることによって追跡され、フロー方向14のパッケージが、対応して緑色光ストリップをオンにすることによって追跡され、フロー方向15のパッケージが対応して青色光ストリップをオンにすることによって追跡されること等が設定される。ここでは再び詳細を1つずつ説明しない。
【0062】
異なるピッキング作業者がピッキングを担当するパッケージのフロー方向に対応する光ストリップの色は同じであってもよく、異なっていてもよいことに留意されたい。
【0063】
図3に示すように、パッケージ1は、3方スキャンポータルフレームを通過し、3方スキャンポータルフレーム上に配置される高精細カメラが、スキャンを通じてパッケージ1の宛先情報を得ている。この実施形態において、パッケージ2の宛先アドレスは、フロー方向3に対応する。したがって、領域1において、青色光ストリップのセグメントが、パッケージの幅に対応する光ストリップ上の位置において、パッケージ2の移動と共にオンにされる。同様に、この実施形態において、パッケージ3の宛先アドレスは、フロー方向1に対応する。したがって、領域1において、赤色光ストリップのセグメントが、パッケージの幅に対応する光ストリップ上の位置において、パッケージ3の移動と共にオンにされる。この実施形態において、領域2において、パッケージ4に対応する赤色光ストリップのセグメントは、パッケージ4と共に移動する。しかしながら、この状況において、パッケージ4に対応する光ストリップがオンになっているのが領域2であるため、パッケージ4の宛先に対応するフロー方向は、ピッキング作業者2が担当するフロー方向5である。
【0064】
第2の実施形態に示す実施態様において、パッケージ3が領域1において運ばれるとき、対応する色の光ストリップがオンにされるが、何らかの理由で、パッケージがピッキング作業者1によってピックされることに失敗し、すなわち、ピッキングミスが生じると仮定することに留意されたい。したがって、パッケージ3が通過する続く領域において、対応する光ストリップはオンにされず、パッケージ3の運搬が製造ライン上で完了した後、パッケージが再び製造ライン上に置かれ、再び認識及びピッキングされる。
【0065】
任意選択で、ピッキングミスの問題をより良好に回避するために、同じフロー方向を担当する複数のピッキング作業者を配置してもよい。
【0066】
本出願において、図3に示すような油ドラム等の不規則形状物の場合、その不規則形状物の宛先フロー方向情報を得るために、ハンドヘルド無線RFを用いることによって再スキャンを行うことができることに留意されたい。このようにして、動いている不規則形状のパッケージも、異なる色に従って図2又は図3に示す投影光源を用いることによって仕分けすることができる。
【0067】
図4は、本出願による物品仕分けのためのシステムのアーキテクチャの概略図である。図4に示すように、システムは、認識ユニット、処理及び制御ユニット、及び実行ユニットを備える。
【0068】
認識ユニットは、動いている物品の物品情報を認識するように構成される。
【0069】
処理及び制御ユニットは、認識された物品情報に従って物品に対応する色を決定し、ここで色は異なる宛先を識別するために用いられ、制御信号を実行ユニットに出力して、決定された色を用いることによって宛先が異なる物品を区別するように実行ユニットを制御するように構成される。
【0070】
実行ユニットは、異なる色を用いることによって、処理及び制御ユニットの制御信号に従って、宛先が異なる物品を区別するように構成される。
【0071】
任意選択で、認識ユニットは、高精細カメラ等のカメラを含むことができ、赤外線コード読取りポータルフレーム、固定高速コードリーダ、又はPDA等の任意のコード読取りデバイスを含むことができる。
【0072】
任意選択で、認識ユニットは、製造ラインの上部に配置するか、又は製造ラインの側部に配置することができる。
【0073】
任意選択で、認識ユニットと、製造ライン上の物品との間の距離は調整可能である。
【0074】
任意選択で、処理及び制御ユニットは、異なる色及び異なる宛先間の対応関係を設定するように更に構成される。
【0075】
任意選択で、処理及び制御ユニットは、単一チップマイクロコンピュータ等の制御チップを用いることによって実施することができる。本明細書に限定されない多くの特定の実施態様が存在する。
【0076】
任意選択で、実行ユニットは、投影光源の1つ又は複数のグループを含むことができる。好ましくは、パッケージ等の到来する物品に適合するように投影光源の2つ又は3つのグループを含めることができ、それによって、次のパッケージが投影範囲に入ったが、現在のパッケージに対する第1の光ビームの投影が完了していないことに起因してスポットライトを当てることができないという問題を回避することができる。
【0077】
任意選択で、投影光源のグループは、異なる色の2つ以上の光源を含む。
【0078】
任意選択で、投影光源は、製造ラインの上部に配置するか、又は製造ラインの側部に配置することができる。
【0079】
任意選択で、本出願における物品仕分けのためのシステムは、センサを更に含み、ここで、
実行ユニットは、製造ラインの側部に配置された光ストリップを含み、
予め設置されたセンサが物品の通過を検知するとき、処理及び制御ユニットは、光ストリップを物品の宛先情報に対応する色にするように更に構成される。
【0080】
本出願において提供される物品仕分けのためのシステムにおいて、異なる宛先を表すグレイサイトショートコードの代わりに、物品を識別するために異なる色が用いられ、動いている物品は色に従って仕分けされる。色の裸眼による認識速度は、文字及び数字によって形成されるコードの裸眼による認識速度よりもはるかに高速であるため、仕分け完了の効率が大幅に改善される。加えて、本出願は、自動化と手作業との組み合わせを採用し、それによってコストを大幅に低減させる。本出願において、効率的で低コストの仕分けが実施されることを見てとることができる。
【0081】
本出願の実施態様が上記のように開示されたが、記載の内容は、本出願の理解を容易にするために用いられる実施態様にすぎず、本出願を制限することを意図したものではない。本出願の当業者であれば、本出願の趣旨及び範囲から逸脱することなく、実施態様の形態及び詳細における任意の修正及び変更を行うことができる。しかしながら、本出願の保護範囲は、依然として、添付の特許請求の範囲によって定義される範囲の対象とされるべきである。
本明細書に開示される発明は以下を含む。
[態様1]
物品仕分けのための方法であって、
動いている物品の物品情報を認識することと、
前記認識された物品情報に従って、前記物品に対応する色を決定することであって、前記色は、異なる宛先を識別するために用いられることと、
前記決定された色を用いることによって異なる宛先を有する物品を区別して、動いている前記物品を前記色に従って仕分けすることと、
を含む、方法。
[態様2]
前記方法の前に、前記方法は、異なる色及び異なる宛先間の対応関係を設定することを更に含む、態様1に記載の方法。
[態様3]
前記認識された物品情報に従って、前記物品に対応する色を決定することは、
前記物品情報に従って宛先情報を得ることと、
前記対応関係及び前記得られた宛先情報に従って前記物品情報に対応する色を決定することと、
を含む、態様2に記載の方法。
[態様4]
前記決定された色を用いることによって異なる宛先を有する物品を区別することは、
予め設置された投影光源を用いることによって、前記決定された色のスポットライトビームを対応する物品上に投影すること、及び/又は、
前記物品の通過が検知されるとき、前記物品に対応する場所を有する予め設置された光ストリップの色を前記決定された色に設定すること、
を含む、態様1に記載の方法。
[態様5]
認識ユニットと、処理及び制御ユニットと、実行ユニットとを備える、物品仕分けのためのシステムであって、
前記認識ユニットは、動いている物品の物品情報を認識するように構成され、
前記処理及び制御ユニットは、前記認識された物品情報に従って、前記物品に対応する色を決定し、前記色は、異なる宛先を識別するために用いられ、前記決定された色を用いることによって異なる宛先を有する物品を区別するように前記実行ユニットを制御するための制御信号を前記実行ユニットに出力するように構成され、
前記実行ユニットは、異なる色を用いることによって、前記処理及び制御ユニットの前記制御信号に従って異なる宛先を有する前記物品を区別するように構成される、システム。
[態様6]
前記処理及び制御ユニットは、異なる色及び異なる宛先間の対応関係を設定するように更に構成され、前記処理及び制御ユニットにおいて、前記認識された物品情報に従って、前記物品に対応する色を決定することは、
前記物品情報に従って宛先情報を得ることと、
前記対応関係及び前記得られた宛先情報に従って前記物品情報に対応する色を決定することと、
を含む、態様5に記載のシステム。
[態様7]
前記認識ユニットは、カメラ又はコード読取りデバイスを含む、態様5又は6に記載のシステム。
[態様8]
前記カメラは高精細カメラである、態様7に記載のシステム。
[態様9]
前記認識ユニットと、製造ライン上の物品との間の距離は調整可能である、態様5又は6に記載のシステム。
[態様10]
前記認識ユニットは、製造ラインの上部に配置されるか、又は前記製造ラインの側部に配置される、態様5又は6に記載のシステム。
[態様11]
前記実行ユニットは、投影光源の1つ又は複数のグループを含む、態様5又は6に記載のシステム。
[態様12]
前記実行ユニットは、投影光源の2つ又は3つのグループを含む、態様11に記載のシステム。
[態様13]
投影光源のグループは、異なる色の2つ以上の光源を含む、態様11に記載のシステム。
[態様14]
前記投影光源は、製造ラインの上部に配置されるか又は前記製造ラインの側部に配置される、態様11に記載のシステム。
[態様15]
センサを更に備え、
前記実行ユニットは、製造ラインの側部に配置された光ストリップを備え、
予め設置された前記センサが前記物品を検知するとき、前記処理及び制御ユニットは、前記物品に対応する場所を有する光ストリップを前記宛先情報に対応する色にするように更に構成される、態様5又は6に記載のシステム。
図1
図2
図3
図4