(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-08
(45)【発行日】2024-03-18
(54)【発明の名称】窓リフトシステムおよびモータ車両ドア
(51)【国際特許分類】
E05F 11/48 20060101AFI20240311BHJP
B60J 1/17 20060101ALI20240311BHJP
【FI】
E05F11/48 B
E05F11/48 D
E05F11/48 C
B60J1/17 A
(21)【出願番号】P 2021531050
(86)(22)【出願日】2019-11-29
(86)【国際出願番号】 EP2019083064
(87)【国際公開番号】W WO2020109539
(87)【国際公開日】2020-06-04
【審査請求日】2022-11-09
(31)【優先権主張番号】102018220656.2
(32)【優先日】2018-11-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】508072408
【氏名又は名称】ブローゼ ファールツォイクタイレ エスエー ウント コンパニ コマンディートゲゼルシャフト バンベルク
【氏名又は名称原語表記】BROSE FAHRZEUGTEILE SE & CO.KG,BAMBERG
【住所又は居所原語表記】Berliner Ring 1, 96052 Bamberg, Germany
(74)【代理人】
【識別番号】100118913
【氏名又は名称】上田 邦生
(74)【代理人】
【識別番号】100142789
【氏名又は名称】柳 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100201466
【氏名又は名称】竹内 邦彦
(72)【発明者】
【氏名】トラウトマン, ミヒャエル
(72)【発明者】
【氏名】ハマー, ノーマン
(72)【発明者】
【氏名】ヤーン, ミヒャエル
【審査官】小澤 尚由
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-208555(JP,A)
【文献】特開2002-147110(JP,A)
【文献】特開2018-071235(JP,A)
【文献】欧州特許出願公開第02050909(EP,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05F 11/48
B60J 1/17
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
上端領域(21)に第1の止め具(20)を有する第1のガイドレール(2)と、
上端領域(31)に第2の止め具(30)を有する第2のガイドレール(3)と、
前記第1のガイドレール(2)上でガイドされる第1のスライダ(4)と、
前記第2のガイドレール(3)上でガイドされる第2のスライダ(5)と、
ケーブルドラム(6)と、
該ケーブルドラム(6)によって駆動可能で、前記スライダ(4;5)に結合され、ボーデンケーブルシース(8)内で前記第2のガイドレールの前記上端領域(31)と前記第1のガイドレール(2)の下端領域(22)との間でガイドされる駆動ケーブル(7)と、
を備え、
前記スライダ(4;5)が、前記駆動ケーブル(7)によって前記ガイドレール(2;3)に沿って、前記第2のスライダ(5)が前記第2の止め具(30)に当接するとともに前記第1のスライダ(4)が前記第1の止め具(20)から所定の距離(d4)に配置される停止位置へと移動可能であり、
前記所定の距離(d4)が、前記ボーデンケーブルシース(8)の長さの0.4パーセントから1.2パーセントの間の範囲内にあるモータ車両用窓調整器システム(1)。
【請求項2】
前記所定の距離(d4)が、3mmを超え、8mm以下である請求項1に記載の窓調整器システム。
【請求項3】
前記所定の距離(d4)が、3mmを超え、6mm以下である請求項2に記載の窓調整器システム。
【請求項4】
前記第1の止め具(20)が、第1のガイドレール(2)と共に単一の部品として形成され、かつ/または、前記第2の止め具(30)が、前記第2のガイドレール(3)と共に単一の部品として形成される請求項1から3のいずれか一項に記載の窓調整器システム。
【請求項5】
前記駆動ケーブル(7)の第1のケーブルセクション(71)が、前記第1のスライダ(4)に結合され、前記第1のガイドレール(2)の前記上端領域(21)に配置された上方の第1のケーブルデフレクタ(25A)を介して前記ケーブルドラム(6)にガイドされ、ここから、前記第2のガイドレール(3)の下端領域(32)に配置された下方の第2のケーブルデフレクタ(35B)を介して、前記第2のスライダ(5)にガイドされ、前記第2のスライダ(5)に結合される請求項1から4のいずれか一項に記載の窓調整器システム。
【請求項6】
前記駆動ケーブル(7)の第2のケーブルセクション(72)が、前記第2のスライダ(5)に結合され、前記第2のガイドレール(3)の前記上端領域(31)に配置された上方の第2のケーブルデフレクタ(35A)を介してガイドされ、前記第1のガイドレール(2)の前記下端領域(22)に配置された下方の第1のケーブルデフレクタ(25B)を介して前記第1のスライダ(4)に結合され、前記第1のスライダ(4)に結合される請求項5に記載の窓調整器システム。
【請求項7】
前記ケーブルデフレクタ(25A;25B;35A;35B)の1つまたは複数が、偏向プーリとして設計される請求項5または6に記載の窓調整器システム。
【請求項8】
窓の開口部(105)を画定するフレーム(110)であって、前記窓の開口部(105)が、第1の支柱(111)によって、および該第1の支柱から離れて配置された第2の支柱(112)によってドアの長手方向(L100)に対して範囲が定められるフレーム(110)と、
請求項1から7のいずれか一項に記載の窓調整器システム(1)であって、前記第1の
ガイドレール(2)が、前記ドアの長手方向(L100)に対して、前記第1の支柱(111)
の領域に配置され、前記第2のガイドレール(3)が、
前記ドアの長手方向(L100)に対して、前記第2の支柱(112)
の領域に配置される窓調整器システム(1)と、
該窓調整器システム(1)の前記スライダ(4;5)に結合され、前記第2の支柱(112)に沿ってガイドされる後方縁部(122)と、該後方縁部(122)に対して斜めに延在する前方縁部(121)とを有する窓ガラス(120)と、
を備え、
該窓ガラス(120)が、前記スライダ(4;5)によって、前記窓ガラス(120)が前記窓の開口部(105)を覆う閉鎖位置へと移動可能であり、前記窓ガラス(120)の前記閉鎖位置において、前記スライダ(4;5)が、前記停止位置に配されるモータ車両ドア(100)。
【請求項9】
前記窓ガラス(120)が、前記後方縁部(112)で、前記第2の支柱(112)に沿ってガイド構造体(130)によってガイドされる請求項8に記載のモータ車両ドア。
【請求項10】
前記ガイド構造体(130)が、前記第2のガイドレール(3)に対して平行に延びる請求項9に記載のモータ車両ドア。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、窓調整器システムおよびモータ車両ドアに関する。
【背景技術】
【0002】
車両用の窓調整器システムは、車両ドア内でガイドされる窓ガラスを移動させるために使用される。この目的のために、2つの平行なガイドレールが設けられるケースが一般的であり、ガイドレール上で、各ケースにおいて、ケーブル駆動装置を利用して移動可能な1つの駆動装置がガイドされ、この場合窓ガラスは、駆動装置に結合される。
【0003】
モータ車両では、ドライバまたは前方の乗客のドアは典型的には、車両のいわゆるAピラーと、いわゆるBピラーとの間に配置される。ドアの窓の開口部は、このようなケースでは、Aピラー上に配置された傾いた前方支柱と、Bピラー上に配置された後方支柱とによって範囲が定められる。窓ガラスは、窓ガラスが窓の開口部を覆う閉鎖位置と、窓ガラスが窓の開口部を少なくとも部分的に広げる開放位置との間で窓調整器システムを利用して可動である。窓ガラスは、密閉リップなどの間で、開放位置と閉鎖位置との間の移動経路全体にわたって後方支柱に沿ってガイドされるケースが一般的であるのに対して、窓ガラスは、前記前方支柱の勾配のおかげで、前方支柱上では移動経路の小さな部分のみにわたってガイドされる。窓ガラスに作用する摩擦力は従って、後方支柱の領域内でより大きくなる。
【0004】
窓調整器システムは従って、窓ガラスを閉鎖位置に移動させるための引っ張り力が、ケーブル駆動装置によって直接駆動されるケーブルを介して、後方支柱の領域に配置されたガイドレール上をガイドされる後方スライダに加えられるように構築されることが多い。前方スライダは、前方支柱の領域に配置されたガイドレール上でガイドされ、引っ張り力を加えるために、ケーブルを利用して後方スライダに結合される。そのようなシステムは、例えば特許文献1に記載される。
【0005】
特許文献2は、前方支柱上に配置されたスライダにケーブル駆動装置からの引っ張り力を加えることを記載している。
【0006】
窓ガラスの閉鎖位置におけるスライダの規定された位置を保証するために、ガイドレール上に止め具が設けられてよい。特許文献3は、ガイドレールに沿ったスライダの平行な整列を達成するために、調節可能なセクションを有するスライダを備える窓調整器システムを記載する。システムの較正のために、スライダは、止め具と連続して接触させられる。
【0007】
モータ車両ドアにおける窓調整器システムは、高い温度変動に曝されることが多く、さらに、窓ガラスの移動中、大きな力がケーブル駆動装置に対して作用するため、時間が経過するうちにケーブルのたるみまたは同様の現象が発生する可能性があり、このような現象は、それぞれのガイドレール上のスライダまたは駆動装置の位置決め能力を損なう。これは、スライダをもはや止め具のところまで移動させることができず、よって窓ガラスをもはや確実に閉鎖位置にさせられないという結果を有する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0008】
【文献】独国実用新案第202008016221号明細書
【文献】欧州特許第1778942号明細書
【文献】独国特許出願公開第102009033466号明細書
【発明の概要】
【0009】
このような背景技術に照らして、本発明は、モータ車両用の改良された窓調整概念を提供する目的に基づいている。
【0010】
本発明によると、この目的は、独立クレームの主題によって各ケースにおいて達成される。
【0011】
本発明の第1の態様によれば、モータ車両用の窓調整器システムが提供される。窓調整器システムは、上端領域に第1の止め具を有する第1のガイドレールと、上端領域に第2の止め具を有する第2のガイドレールと、第1のガイドレール上でガイドされる第1のスライダと、第2のガイドレール上でガイドされる第2のスライダと、ケーブルドラムと、ケーブルドラムを利用して駆動することができ、スライダに結合され、ボーデンケーブルシース内で第2のガイドレールの上端領域と第1のガイドレールの下端領域との間でガイドされる駆動ケーブルとを備える。スライダは、駆動ケーブルによってガイドレールに沿って、第2のスライダが第2の止め具に当接するとともに第1のスライダが第1の止め具から所定の距離に位置決めまたは配される停止位置へと移動可能であり、所定の距離は、ボーデンケーブルシースの長さの0.4パーセントから1.2パーセントの間の範囲内にある。
【0012】
本発明の別の態様によれば、モータ車両ドアが提供される。モータ車両ドアは、窓の開口部を画定するフレームを有し、窓の開口部は、第1の支柱と、前記第1の支柱から離れて配された第2の支柱とによってドアの長手方向に対して範囲が定められる。さらにモータ車両ドアは、本発明の第1の態様に係る窓調整器システムを備え、第1のレールが、ドアの長手方向に対して、第1の支柱の領域に配置され、第2のガイドレールが第2の支柱の領域に配置される。モータ車両ドアはさらに、窓調整器システムのスライダに結合され、第2の支柱に沿ってガイドされる後方縁部と、後方縁部に対して斜めに延在する前方縁部とを有する窓ガラスを有する。窓ガラスは、スライダを利用して、窓ガラスが窓の開口部を覆う閉鎖位置へと移動可能であり、窓ガラスの閉鎖位置において、スライダは、停止位置に配される。
【0013】
本発明が根拠とする1つの概念は、好ましくは平行なガイドレール上でガイドされる、窓調整器システムの2つのスライダのうちの一方のみを、窓ガラスがスライダを利用して閉鎖位置へと移動されるときに止め具に当たるように移動させることで成り立っている。詳細には、スライダの停止位置にある第1のスライダが、それぞれの止め具から特定の距離に配置されることが意図される、駆動ケーブルのケーブルセクションのケーブル長を、これに従って構成することができる。本発明によると、第1のスライダが、停止位置で第1の止め具に対して配置される所定の距離は、駆動ケーブルがガイドレールの間でガイドされるボーデンケーブルシースの長さの0.4パーセントから1.2パーセントの範囲であることが意図されている。この距離範囲において、極めて長いボーデンケーブルシースの場合、例えばボーデンケーブルシースが700mmから800mmの間の長さである場合ですら、温度、湿度などの外部条件に特に関係なく、窓ガラスのその閉鎖位置への確実な移動が達成されることが示されるのは驚くべきことである。
【0014】
本発明が根拠とする別の概念は、停止位置において、記載されるように、ドアの前方の傾いた支柱の領域内で第1の止め具から特定の距離に配置される第1のスライダと共に第1のレールを構成することで成り立っている。詳細には、ケーブル駆動装置またはケーブルドラムを利用して、第1のケーブルセクションを介して第1のスライダに直接引っ張り力を加えることができ、またボーデンケーブルシース内で部分的にガイドされる第2のケーブルセクションを利用して、両方のスライダが同一方向に沿って移動されるように、第1のスライダに加えられた引っ張り力が第2のスライダに伝えられる。窓ガラスは、第2の支柱の領域内で後方縁部でガイドされるため、第1のスライダによるものよりも大きな力が第2のスライダによって克服されるべきである。ボーデンケーブルシースのたるみが生じた場合であっても、力をなおも第2のスライダに常に伝えることができることを保証するため、第1のスライダが、停止位置において、止め具から上記に挙げた距離に位置決めされることが故にとりわけ有利である。
【0015】
有利な改良および開発は、別の従属請求項から、および図面の図を参照してこの記載から明らかになるであろう。
【0016】
窓調整器システムの一実施形態によれば、所定の距離は、3mmを超え、8mm以下である。このような範囲において、具体的には、700mmから800mmの範囲の長さを有するボーデンケーブルシースに対して、ボーデンケーブルシースのたるみまたは長さが変化した場合の確実な予備が提供される。
【0017】
別の実施形態によれば、所定の距離は、3mmを超え、6mm以下であることが提供される。この距離範囲の特定の利点は、ボーデンケーブルシースのたるみ、または長さが変化した場合の十分に大きな予備にもかかわらず、ガイドレールの長手方向範囲に関するスライダの異なる位置による窓ガラスの傾斜は小さいまま維持される。
【0018】
窓調整器システムの別の実施形態によれば、第1の止め具は、第1のガイドレールと共に単一の部品として形成される。
【0019】
別の実施形態によれば、第2の止め具は、第2のガイドレールと共に単一の部品として形成される。
【0020】
それぞれのガイドレールとの止め具の単一の部品形態は、窓調整器システムの個々の部分の数が削減されるという利点を提供する。これは、例えばシステムの組立を容易にする。
【0021】
窓調整器システムの別の実施形態によれば、駆動ケーブルの第1のケーブルセクションは、第1のスライダに結合され、第1のガイドレールの上端領域に配置された上方の第1のケーブルデフレクタを介してケーブルドラムにガイドされ、ここから、第2のガイドレールの下端領域に配置された下方の第2のケーブルデフレクタを介して第2のスライダにガイドされ、第2のスライダに結合され、駆動ケーブルの第2のケーブルセクションは、第2のスライダに結合され、第2のガイドレールの上端領域に配置された上方の第2のケーブルデフレクタを介してガイドされ、第1のガイドレールの下端領域に配置された下方の第1のケーブルデフレクタを介して第1のスライダにガイドされ、第1のスライダに結合されることが提供される。このようにして、ケーブルドラムによって第1のケーブルセクションに加えられた引っ張り力は、第1のスライダを介して第2のスライダに効率的な方法で伝えられることが実現される。
【0022】
ケーブルのデフレクタの1つまたは複数は、具体的には偏向プーリとして設計されてよい。このことは、偏向点におけるケーブルの摩擦が減少するという利点を有する。
【0023】
ドアの一実施形態によると、窓ガラスは、後方縁部において、第2の支柱に沿ってガイド構造体によってガイドされる。ガイド構造体は、例えば、窓ガラスの後方縁部が挿入されるガイドスロッドを画定する、相互に対向するように据えられたリップによって形成されてよい。窓ガラスは好ましくは両リップに当接するように置かれる。
【0024】
ガイド構造体は好ましくは、第2のガイドレールに対して平行に延びる。
【0025】
上記の構成および改良品は、理にかなう場合には所望されるように互いに組み合わされてもよい。本発明の別の可能な構成、改良品および実装形態もまた、図示の実施形態に対して、上記にまたは下記に記載された、はっきりとは言及されていない本発明の特徴の組み合わせも包含する。詳細には、ここでは、当業者は、個々の態様を本発明のそれぞれの基本形態に対する改良または追加として加えるであろう。
【0026】
本発明は、図面の概略図に特定される例示の実施形態を参照して以下でより詳細に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【
図1】本発明の例示の実施形態によるモータ車両ドアの概略図である。
【
図2】本発明の例示の実施形態による窓調整器システムの図である。
【
図3】第1のガイドレールの上端領域の領域内の
図2に図示される窓調整器システムの詳細な図である。
【
図4】第2のガイドレールの上端領域の領域内の
図2に図示される窓調整器システムの詳細な図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
添付の図は、本発明の実施形態のさらなる理解を与えることが意図されている。それらは、実施形態を図示し、本記載と併せて、本発明の原理および概念の説明に役立っている。他の実施形態および明言される利点の多くは、図面に関して明らかになるであろう。図面の要素は、互いに関して縮尺調整するために忠実な様式で必ずしも示されていない。
【0029】
図面の図では、同一の、機能的に同一の、ならびに全く同じに作用する要素、特徴および構成要素は、そうでないことが述べられていなければ同一の参照符号によって各ケースにおいて表示される。
【0030】
図1は、一例として、および概略的に、モータ車両(ここでは図示されない)のためのモータ車両ドア100を示す。モータ車両ドア100は、例えば、自動車に関するドライバのドアまたは前方の乗客のドアとして設けられてよい。モータ車両ドア100は、フレーム110と、窓ガラス120と、任意選択のガイド構造体130と、窓調整器システム1とを有する。
【0031】
図1に概略的に図示されるように、フレーム100は、第1の支柱111と、第2の支柱112と、任意選択の接続支柱113と、任意選択のベース領域114とを有する。第1および第2の支柱111、112は、ドアの長手方向L100に対して互いから特定の距離に配置され、互いに対して位置固定されるように配置される。第1の支柱111は、第2の支柱112に対して斜めに、または特定の角度で延在する。接続支柱113は、ドアの長手方向L100に沿って延び、第1および第2の支柱111、112を上端領域において接続する。ベースセクション114は、ドアの長手方向L100に対して横向きに延びるドアの垂直方向H100に対して接続支柱113から特定の距離に配置され、第1および第2の支柱111、112を、上端領域の反対側に位置する下方端領域において接続する。第1の支柱111、第2の支柱112、接続支柱113およびベース領域114は共同で、窓の開口部105を画定する。
図1に見ることができるように、窓の開口部105は、第1の支柱111および第2の支柱112によってドアの長手方向L100に対して範囲が定められ、ベースセクション114および接続支柱113によって、ドアの垂直方向H100に対して範囲が定められる。窓の開口部105は、
図1で一例によって図示されるように、多角形の周辺部をとりわけ有してよい。
【0032】
任意選択のガイド構造体130は、点線として
図1では単に象徴的に図示されている。
図1に見ることができるように、ガイド構造体130は、第2の支柱112上に配置され、第2の支柱112に沿って延び、ガイドスロットを画定する2つのリップ(図示されない)によってとりわけ実装されてよい。リップは、例えば発泡体などの弾性式に変形可能な材料から、例えば製造されてよい。
【0033】
窓調整器システム1は、窓ガラス120をドアの垂直方向H100に沿って移動させるのに使用され、以下でより詳細に考察される。
【0034】
窓ガラス120は、フレーム110の窓の開口部105を完全に覆うのに十分な面範囲を有する。詳細には、窓ガラス120は、第1の支柱111の方に面する前方縁部121と、第2の支柱112の方に面する後方縁部122と、前方縁部121と後方縁部122を接続し、接続支柱113の方に面する頂部縁部123と、ドアの垂直方向H100に対して頂部縁部123の反対側に据えられ、
図1で一例によって図示されるように、前方縁部121と後方縁部122との間に同様に延びる底部縁部124とを有してよい。
図1に概略的に図示されるように、前方縁部121は、後方縁部122に対して斜めに、または特定の角度で延在する。
【0035】
図1では、窓ガラス120は、点線として象徴的に図示されており、ここでは、
図1は、閉鎖された設定または閉鎖位置での窓ガラス120の配置を示す。閉鎖位置では、窓ガラス120は、窓の開口部105を、とりわけ完璧に覆う。開放位置では(図示されない)、窓ガラス120は、窓の開口部105を少なくとも部分的に広げる。開放位置では、窓ガラス120の頂部縁部123は、垂直方向H100に対して接続支柱113から特定の距離に配置される、または窓ガラス120の頂部縁部123とベースセクション114との間の距離は、閉鎖位置に対して縮小される。窓ガラス120の開放位置と閉鎖位置の間の移動のために、窓ガラス120は、例えば底部縁部124で、窓調整器システム1に結合される。
【0036】
窓ガラス120の後方縁部122は、第2の支柱112に沿ってガイドされる。詳細には、窓ガラス120の後方縁部122は、例えば後方縁部122がリップの間に形成されたスロット内でガイドされることにより、ガイド構造体130内でガイドされてよい。任意選択で後方縁部122は、窓ガラス120が開放位置と閉鎖位置の間の移動中に移動する調節移動距離全体に沿ってガイド構造体130内でガイドされる。
【0037】
図1に概略的に図示されるように、窓調整器システム1は、第1のガイドレール2と、第2のガイドレール3と、第1のガイドレール2上でガイドされる第1のスライダ4と、第2のガイドレール3上でガイドされる第2のスライダ5と、ケーブルドラム6と、駆動ケーブル7と、ボーデンケーブルシース8とを有し、ボーデンケーブルシースは
図1には単に象徴的に図示されている。
図2は、モータ車両ドア100から独立した窓調整器システム1を示す。
【0038】
とりわけ
図2に見ることができるように、ガイドレール2、3は、各々がレールの長手方向L1に延びる側面レールとして実装されてよい。ガイドレール2、3は、レールの長手方向L1に延びるガイドトラックを各々画定する。ガイドトラックは、それぞれのガイドレール2、3の横方向の側面セクション23、33によって各ケースにおいて画定されてよく、横方向の側面セクションは例えば、
図3および
図4で一例によって図示されるように弓形、またはL字型の断面を有してよい。ガイドレール2、3は具体的には、例えば、アルミニウム合金などの金属材料から製造されてよい。
【0039】
図1に象徴的に図示されるように、第1のガイドレール2は、第1の止め具20を有する。第1の止め具20は、レールの長手方向L1に対して第1のガイドレール2の第1の上端領域21に配置される。
図3は、一例として、第1のガイドレール2の上端領域21の詳細図を示す。
図3に見ることができるように、第1の止め具20は例えば、第1のガイドレール2のL字型構造として実装されてよい。一般に、第1の止め具20は、第1のガイドレール2と共に単一の部品として形成されてよい。
【0040】
図1に象徴的にさらに図示されるように、第2のガイドレール3は、第2の止め具30を有する。第2の止め具30は、レールの長手方向L1に対して第2のガイドレール3の第1の上端領域31に配置される。
図4は、一例として、第2のガイドレール3の上端領域31の詳細図を示す。
図4に見ることができるように、第2の止め具30は例えば、第2のガイドレール3のL字型構造として実装されてよい。一般に、第2の止め具30は、第2のガイドレール3と共に単一の部品として形成されてよい。
【0041】
第1のスライダ4は、レールの長手方向L1に沿って第1のガイドレール2上でガイドされる。
図3で一例として示されるように、第1のスライダ4は、ガイドレール2と係合する、とりわけ側面セクション23と係合するガイドセクション41を有してよい。さらに、
図3で一例として図示されるように、窓ガラス120を第1のスライダ4に結合するための結合セクション42と、駆動ケーブル7を第1のスライダ4に結合するための引っ張りセクション43とが設けられてよい。
【0042】
第2のスライダ5は、レールの長手方向L1に沿って第2のガイドレール3上でガイドされる。
図4で一例として示されるように、第2のスライダ4は、ガイドレール3と係合する、とりわけ側面セクション33と係合するガイドセクション51を有してよい。さらに、
図4で一例として図示されるように、窓ガラス120を第2のスライダ5に結合するための結合セクション52と、駆動ケーブル7を第2のスライダ5に結合するための引っ張りセクション53とが設けられてよい。
【0043】
図2に全体的に図示されるように、第1および第2のガイドレール2、3は、互いから特定の距離に配置され、この場合、第1のガイドレール2のガイドトラックおよび第2のガイドレール3のガイドトラックは好ましくは互いに対して平行に延びる。
図1で一例として図示されるように、モータ車両ドア100における窓調整器システム1の設置の場合、第1のガイドレール2は、第1の支柱111の領域に配置され、第2のガイドレール3は、第2の支柱112の領域に配置される。ガイドレール2、3は、ドアの長手方向L100に沿ってさらに延び、この場合、第1のガイドレール2の第1の、または上端領域21および第2のガイドレール3の第1の、または上端領域31は、窓の開口部105の方に面するように各々のケースにおいて据えられる。第2のガイドレール3およびガイド構造体130は好ましくは、互いに対して平行に延びる。一般に、ガイドレール2、3は、窓の開口部105に対して、またはフレーム110に対して位置固定されるように配置される。
【0044】
図1にさらに概略的に図示されるように、窓ガラス120は、スライダ4、5に結合される。詳細には、窓ガラス120の底部縁部124は、それぞれのスライダ4、5の結合構造体42、52内に保持されてよい。
【0045】
ケーブルドラム6は、回転軸の周りを回転可能であるように設置される。ケーブルドラム6は例えば、
図1および
図2に一例として、および概略的に図示されるように、基盤またはベースプレート60上で回転可能に設置されてよい。ベースプレート60または、一般に、ケーブルドラム6の回転軸は、ガイドレール2、3に対して位置固定されるように配置される。ケーブルドラム6の回転のために、例えば電気モータ(図示されない)を駆動装置として設けることが可能である。しかしながら代替として、ケーブルドラム6の手動の始動のために作動レバー(図示されない)が駆動装置として設けられることも考えられる。
【0046】
駆動ケーブル7は、第1のスライダ4および第2のスライダ5の両方に結合される。これは、
図3および
図4に詳細に図示される。例えば、駆動ケーブル7の第1のケーブルセクション71は、第1のスライダ4の引っ張りセクション43に取り付けられてよく、駆動ケーブル7の第2のケーブルセクション72は、第2のスライダ5の引っ張りセクション53に取り付けられてよい。さらに、駆動ケーブル7は、ケーブルドラム6に結合され、これによりケーブルドラム6によって駆動させることができる。例えば、ケーブル7はケーブルドラム6の周りを1回以上輪になる、および/またはケーブル7は、圧締め装置(図示されない)を利用してケーブルドラム6に締結されることが実現されてよい。
【0047】
駆動ケーブル7の1つの可能性のあるケーブル案内構成が、
図1および
図2に一例として図示される。詳細には、第1のケーブルセクション71は、第1のガイドレール2の上端領域21に配置された上方の第1のケーブルデフレクタ25Aを介してケーブルドラム6にガイドされることが実現されてよい。第1のケーブルセクション71が結合されるケーブルドラム6から前記第1のケーブルセクションは、第2のガイドレール3の第2の下端領域32に配置された下方の第2のケーブルデフレクタ35Bを介して第2のスライダ5にガイドされ、第1のケーブルセクション71は第2のスライダに同様に締結される。第2のガイドレール3の第2の下端領域32は、レールの長手方向L1に対して、第2のガイドレール3の第1の上端セクション31の反対側に据えられる。駆動ケーブル7の第2のケーブルセクション72は、第2のガイドレール3の上端領域31に配置された上方の第2のケーブルデフレクタ35Aを介して、および第1のガイドレール2の第2の下端領域22に配置された下方の第1のケーブルデフレクタ25Bを介して第1のスライダ4にガイドされ、第1のスライダ4に結合される。第1のガイドレール2の第2の下端領域22は、レールの長手方向L1に対して第1のガイドレール2の第1の上端領域21の反対側に据えられる。
【0048】
とりわけ
図2に見ることができるように、ケーブルデフレクタ25A、25B、35A、35Bは各々、偏向プーリとして設計されてよい。偏向プーリは、回転軸の周りで回転可能であるように、それぞれのガイドレール2、3上に各々設置される。
【0049】
ケーブルドラム6の回転の結果として、ケーブルセクション71、72の一方が短くされ、それぞれの他方のケーブルセクション72、71が長く伸ばされる。止め具の方向でのスライダ4、5の移動のために、第1のケーブルセクション71によって引っ張り力が第1のスライダ4に及ぼされる。第2のケーブルセクション72が第1のスライダ4に結合する結果として、この引っ張り力は、ケーブルデフレクタ25B、35Aを介するケーブル案内のおかげで、第2の止め具30の方向に作用する引っ張り力として第2のスライダ5に伝えられる。結果として、引っ張り力が両方のスライダ4、5に及ぼされ、窓ガラス120は、ガイドレール2、3に沿って移動される。一般に、第1の止め具20の方向に作用する引っ張り力を、第1のケーブルセクション71を介してケーブルドラム6を利用して第1のスライダ4に直接加えることができるように、駆動ケーブルはこのようにガイドされ、引っ張り力が、第2の止め具30の方向に作用する引っ張り力として第2のケーブルセクション72を介して第2のスライダ5に、少なくとも部分的に伝えられる。
【0050】
図1に象徴的に、および
図2に詳細に図示されるように、第2のケーブルセクション71は、ボーデンケーブルシース8内で、第2のガイドレール3の上端領域31と第1のガイドレール2の下端領域22との間でガイドされる。とりわけ
図2に見ることができるように、ボーデンケーブルシース8は、第2のガイドレール3の上端領域31と第1のガイドレール2の下端領域22との間で弓形様式に延びる。ボーデンケーブルシース8には、端部スリーブ81、82が備わってよく、この場合、第1の端部スリーブ81は、第1のガイドレール2に締結され、例えばねじ込まれ、第2の端部スリーブ82は、第2のガイドレール3に締結され、例えばねじ込まれる。ボーデンケーブルシース8の長さは、弓形の経路のおかげで、それぞれのガイドレール2、3上の端部スリーブ81、82の締結点の間の最短距離より長くなる。ボーデンケーブルシース8の長さはこうして、ボーデンケーブルシース8の延伸状態、またはほどかれた状態で測定される。例えば、
図2では、ボーデンケーブルシース8の長さは、端部スリーブ81、82の間の弓形の長さと一致する。ボーデンケーブルシース8はとりわけ、プラスチック材料から形成されてよい。
【0051】
図2では、スライダ4、5の3つの可能な位置A、B、Cが一例によって図示されており、スライダ4、5は、駆動ケーブル7によってガイドレール2、3に沿ってこれらの位置になるように可動である。位置Aは、スライダ4、5の停止位置を示し、この位置はまた
図1、
図3および
図4にも図示されている。位置Bは、中間位置を示し、位置Cは、スライダ4、5の下端位置を示す。
【0052】
停止位置Aでは、スライダ4、5は、レールの長手方向L1に対してそれぞれのガイドレール2、3の上端領域21、31に配置される。とりわけ
図1、
図3および
図4に見ることができるように、停止位置Aでは、第2のスライダ5は、第2の止め具30に当たるように置かれ、第1のスライダ4は、第1の止め具20から所定の距離d4に配置される。スライダ4、5が停止位置Aに配置されるとき、窓ガラス120は、
図1に概略的に図示されるように閉鎖位置に据えられる。
図3および
図4で一例によって図示されるように、それぞれのスライダ4、5の引っ張りセクション43、53は、それぞれの止め具20、30に当たって置かれるように各々のケースにおいて設けられてよい。
図3に図示されるように、第1のスライダ4の引っ張りセクション43は、停止位置Aにおいてレールの長手方向L1に対して第1の止め具から特定の距離に配置される。
図4はまた、第2のスライダ5は、引っ張り部分53が、停止位置において第2の止め具30に当たった状態にあることを示している。
【0053】
下端位置Cでは、スライダ4、5は、
図2で一例によって図示されるように、レールの長手方向L1に対してそれぞれのガイドレール2、3の下端領域22、32に配置される。例えば、各ケースにおいて1つの下方止め具(図示されない)がそれぞれのガイドレール2、3上に追加で設けられてもよく、この場合、スライダ4、5の少なくとも一方は、下端位置Cにおいてそれぞれの下方止め具に当たるように置かれる。スライダ4、5が下端位置Cに配置されるとき、窓ガラス120は開放位置に据えられる。
【0054】
中間位置Bでは、スライダ4、5は、
図2で一例として図示されるように、レールの長手方向L1に対してそれぞれのガイドレール2、3の下端領域22、32と上端領域21、31との間に配置される。スライダ4、5が中間位置Bに配置されるときも、同様に窓ガラス120が開放位置に据えられるケースである。
【0055】
既に考察したように、第1のスライダ4は、
図1および
図3に図示されるように、第1の止め具20から所定の距離d4で停止位置Aに配置される。この間隔は、上記で説明したように、窓ガラス120が閉鎖位置に移動されるとき、第1のスライダ4に及ぼされる引っ張り力が第2のケーブルセクション72によって第2のスライダ5に確実に伝えられることを保証する。距離d4は好ましくは、ボーデンケーブルシース8の長さの0.4パーセントから1.2パーセントの間にあるように選択される。この比率は、この範囲内では、長いボーデンケーブルシース8のたるみが起こった場合でも、第1の止め具に対する第1のスライダ4の当接が確実に阻止されることが保証されるため、とりわけ有利であることが証明されている。
【0056】
具体的には、所定の距離d4は、3mmを超え、8mm以下であってよく、好ましくは6mm以下であってよい。ボーデンケーブルシース8の長さが変化した場合、第1のスライダ4は、停止位置Aにおいて、元々の設計状態で意図されたものより第1の止め具4により近づけて据えられる。このことは窓ガラス120の傾斜を招き、その理由は、スライダ4、5はもはや、ドアの垂直方向H100に対して、設計に従って意図されるレベルに配置されないためである。上記に挙げた距離窓において、ボーデンケーブルシース8の長さの大きな範囲の変化を、長いボーデンケーブルシース8向けに補正することが一方で可能であり、この場合、結果として生じる窓ガラスの傾斜は、許容可能な値に制限される。
【0057】
本発明は、好ましい図示の実施形態に基づいて上記で完璧に記載されてきたが、これに制限されるものではなく、様々な方法で修正される可能性がある。
【0058】
方向の指示および軸に関して、とりわけ、物理的構造体の経路、1つの軸の経路、別の軸に「沿った」1方向または1つの構造体に関する方向の指示および軸に関して、方向または構造体は、これらが、とりわけ構造体のそれぞれの点で生じる接線が、各ケースにおいて45度未満、好ましくは30度未満の角度で延在する、およびとりわけ好ましくは、互いに対して平行に延在することを意味することがここでは理解されるべきである。
【0059】
方向の指示および軸に関して、とりわけ、物理的構造体の経路、1つの軸の経路、別の軸に対する「横方向の」1方向または1つの構造体に関する方向の指示および軸に関して、方向または構造体は、これらは、とりわけ構造体のそれぞれの点で生じる接線が、各ケースにおいて45度以上、好ましくは60度以上の角度で延在する、およびとりわけ好ましくは、互いに対して直交して延在することを意味することがここでは理解されるべきである。
【0060】
ここでは、「単一の部品」、「単一の部分」または「一体式」の形態、または「単一の部品」として形成された構成要素は、これらの構成要素が、材料のユニットを形成する単一の部分として存在する、とりわけ、そのように製造され、この場合、1つの構成要素は、材料の結束を壊さずに、他方から切り離すことはできないことを意味するように一般的に理解されるべきである。
【符号の説明】
【0061】
1 窓調整器システム
2 第1のガイドレール
3 第2のガイドレール
4 第1のスライダ
5 第2のスライダ
6 ケーブルドラム
7 駆動ケーブル
8 ボーデンケーブルシース
20 第1の止め具
21 第1のガイドレールの上端領域
22 第1のガイドレールの下端領域
23 側面セクション
25A 上方の第1のケーブルデフレクタ
25B 下方の第1のケーブルデフレクタ
30 第2の止め具
31 第2のガイドレールの上端領域
32 第2のガイドレールの下端領域
33 側面セクション
35A 上方の第2のケーブルデフレクタ
35B 下方の第2のケーブルデフレクタ
41 第1のスライダのガイドセクション
42 第1のスライダの結合セクション
43 第1のスライダの引っ張りセクション
51 第2のスライダのガイドセクション
52 第2のスライダの結合セクション
53 第2のスライダの引っ張りセクション
71 駆動ケーブルの第1のケーブルセクション
72 駆動ケーブルの第2のケーブルセクション
81 第1の端部スリーブ
82 第2の端部スリーブ
100 (モータ車両)ドア
105 窓の開口部
110 フレーム
111 第1の支柱
112 第2の支柱
113 接続支柱
120 窓ガラス
121 窓ガラスの前方縁部
122 窓ガラスの後方縁部
123 頂部縁部
124 底部縁部
130 ガイド構造体
A 停止位置
B 中間位置
C 下端位置
d4 距離
L1 レールの長手方向
L100 ドアの長手方向
H100 ドアの垂直方向