(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-08
(45)【発行日】2024-03-18
(54)【発明の名称】外科用ドリルガイド
(51)【国際特許分類】
A61B 17/17 20060101AFI20240311BHJP
【FI】
A61B17/17
【外国語出願】
(21)【出願番号】P 2022128275
(22)【出願日】2022-08-10
(62)【分割の表示】P 2020512013の分割
【原出願日】2018-08-30
【審査請求日】2022-09-07
(32)【優先日】2017-09-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】597117606
【氏名又は名称】アースレックス インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【氏名又は名称】原 裕子
(74)【代理人】
【識別番号】100195257
【氏名又は名称】大渕 一志
(72)【発明者】
【氏名】パウエル、 クリス エム.
(72)【発明者】
【氏名】パーマー、 マシュー
【審査官】菊地 康彦
(56)【参考文献】
【文献】特開2013-126539(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0282819(US,A1)
【文献】特開平10-000200(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2016/0192930(US,A1)
【文献】特開2016-202913(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2015/0374354(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61B 17/17
A61B 17/56
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドリルガイドであって、
2つのハンドル開口部を含むハンドルと、
2つの位置合わせ管であって、実質的に円筒形の形状を有する本体と、長手方向軸と、骨と接触可能な底面と、前記2つのハンドル開口部のうちの1つと整列するドリル通路と、前記ドリル通路へのアクセスを可能にする2つの窓と、前記底面にある
互いに隣接する2つの歯と、前記ハンドルに取り付けられた第1の端部領域と、前記底面及び前
記2つの歯を含む第2の端部領域とをそれぞれが有し、前記2つの窓は前記第2の端部領域の前記底面から延びかつ前記2つの位置合わせ管のそれぞれ1つの前記長手方向軸に実質的に平行に延びる長さをそれぞれが有し、前記本体の一部分と前
記2つの歯が前記2つの窓の間に位置し、前
記2つの歯の間に開口部が画定され、前
記2つの歯のそれぞれが前記2つの窓の一方と前記開口部との間に位置する2つの位置合わせ管と
を含むドリルガイド。
【請求項2】
前記開口部が実質的にV字形である、請求項1に記載のドリルガイド。
【請求項3】
前記2つの窓がそれぞれ、曲面によって接続された2つの平行な壁によって画定される、請求項1に記載のドリルガイド。
【請求項4】
前記窓がインプラントを骨に固定するため
の固定部材を受け入れるように構成される、請求項1に記載のドリルガイド。
【請求項5】
前
記2つの歯が骨と係合する、請求項1に記載のドリルガイド。
【請求項6】
ドリルガイドであって、
ハンドルと、
2つの位置合わせ管であって、本体と、長手方向軸と、骨に接触可能な底面と、前記ハンドルの一部と整列するドリル通路と、前記ドリル通路へのアクセスを可能にする窓と、前記底面にある
互いに隣接する2つの歯とを
それぞれが含み、前
記2つの歯の間に開口部があり、前
記2つの歯の少なくとも一方が前記窓と開口部との間に位置し、
前記窓がインプラントを骨に固定するため
の固定部材を受け入れるように構成され、前記窓が前記底面から延びる
2つの位置合わせ管と
を含み、
前記窓が、前記
2つの位置合わせ管の長手方向軸に実質的に平行に延びる長さを有
し、
前記ハンドルが2つのハンドル開口部を含み、前記2つのハンドル開口部はそれぞれが前記2つの位置合わせ管のドリル通路の一方と整列する、ドリルガイド。
【請求項7】
前記
2つの位置合わせ管が実質的に円筒形である、請求項6に記載のドリルガイド。
【請求項8】
前記
2つの位置合わせ管
はそれぞれが、前記ハンドルに取り付けられた第1の端部領域と、前記底面を有する第2の端部領域とを含む、請求項6に記載のドリルガイド。
【請求項9】
前記開口部が実質的にV字形である、請求項6に記載のドリルガイド。
【請求項10】
前
記2つの歯が骨と係合する、請求項6に記載のドリルガイド。
【請求項11】
前記
2つの位置合わせ管
はそれぞれが前記長手方向軸に沿った第1の長さを有し、前記窓が前記長手方向軸に沿った第2の長さを有し、前記第2の長さが前記第1の長さの半分未満である、請求項6に記載のドリルガイド。
【請求項12】
前記窓が、前記
2つの位置合わせ管の長手方向軸に対する両側に互いに位置合わせされた2つの窓を含む、請求項6に記載のドリルガイド。
【請求項13】
前記本体の一部分が前記2つの窓の間に位置する、請求項
12に記載のドリルガイド。
【請求項14】
前記窓が、曲面によって接続された2つの平行な壁によって画定される、請求項6に記載のドリルガイド。
【請求項15】
インプラントを骨に取り付ける方法であって、
請求項1から
14のいずれか一項に記載のドリルガイドが骨に対して配置されている間に、前記ドリルガイドの位置合わせ管の窓を通してインプラントの固定部材を前記骨に挿入すること
を含み、
前記方法が、イヌ、ネコ、又はウマの手術中に行われる、方法。
【請求項16】
前記インプラントの前記固定部材が前記骨に挿入された後に、前記ドリルガイドを前記骨に対するその位置から取り除くことをさらに含む、請求項
15に記載の方法。
【請求項17】
位置合わせピンが使用されない、請求項
15に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、外科用ドリルガイドに関する。
関連出願への相互参照
本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2017年9月1日に出願された米国特許出願第15/693,516号の優先権を主張する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
所望の位置で骨に穴を開けることを可能にする外科用ドリルガイドが開示される。ドリルガイドの参照穴を通して、骨に穴が開けられる。ドリルガイドは、骨に1つ以上の穴を形成する際に、穴開け工具(例えば、ドリルビット)を案内するために使用することができる。ドリルガイドは、金属(例えば、ステンレス鋼)、硬質ポリマー材料、セラミック材料、複合材料、又は任意の他の材料から作ることができる。また、ドリルガイドは、任意の適切な方法(例えば、鋳造、フライス加工など)で形成することができる。さらに、ドリルガイドは、患者の解剖学的構造などのサイズ及び形状に応じて、様々なサイズ及び形状を有することができる。
【0003】
本明細書に開示されるようなドリルガイドは、穴が開けられた後、ドリルガイドが手術部位から除去される前に、インプラントが部分的に挿入されることを可能にする。開示されるドリルガイドでは、位置合わせピンは不要である。インプラントが部分的に挿入されるまでドリルガイドは除去されないので、開けた穴の位置を見失わない。それにより、本明細書に開示される方法の実施形態は、位置合わせピンの特定の除外を含む。開示されるドリルガイドと共に様々なインプラントを利用することができる。
【0004】
一実施形態において、ドリルガイドは、1つ以上の開口部を含むハンドルを含む。一実施形態において、ドリルガイドは、ドリル通路を画定する位置合わせ管を含み、ドリル通路は、ハンドルの開口部と整列する。位置合わせ管は、実質的に円筒形の形状を有することができる。位置合わせ管は、異なる形状を有することができる。一実施形態において、位置合わせ管の形状は、所望のインプラントの形状に基づくことができる。位置合わせ管は、ドリル通路へのアクセスを可能にする窓を含むことができる。位置合わせ管は、ハンドルに取り付けられた第1の端部領域と、骨と接触可能な底面を有する第2の端部領域とを含むことができる。窓は、位置合わせ管の第2の端部領域の底面から延びることができる。
【0005】
ドリルガイドを利用して外科手術を実施する方法も本明細書に開示される。特に、本明細書に開示される方法は、位置合わせピンを必要とせずに、開示されるドリルガイドを利用する。例えば、方法は、ドリルガイドの位置合わせ管の窓を通してインプラントの固定部材を挿入することを含む。これにより、固定部材は、ドリルガイドがまだ骨に対して配置されている間に、インプラントを骨に取り付けるために骨穴内に受け入れられる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【
図1】ドリルガイドの一実施形態の概略斜視図を示す。
【0007】
【
図2】骨に配置されたドリルガイドの一実施形態の概略斜視図を示す。
【0008】
【
図3】ドリルガイド及び把持器の一実施形態の概略斜視図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
外科用ドリルガイドは、外科医が所望の位置で骨に正確に穴を開けることを可能にする。穴を開けた後、外科医が手術中に穴の位置を見つけることができるように、開けた穴に位置合わせピンを配置することができる。インプラントが穴に挿入されるとき、骨の穴に固定部材を入れてインプラントを骨に取り付けることができるように、位置合わせピンを取り除く。しかしながら、位置合わせピンが取り除かれると、外科医が開けた穴の位置を再び見つけることが困難になる場合がある。
【0010】
本明細書に開示されているドリルガイドは、穴が開けられた後、ドリルガイドが手術部位から除去される前に、インプラントを部分的に挿入することを可能にする。これにより、位置合わせピンが不要となる。インプラントが部分的に挿入されるまでドリルガイドは除去されないので、開けた穴の位置を見失わない。開示されるドリルガイドと共に様々なインプラントを利用することができる。一実施形態において、インプラントは、圧縮ステープルであることができる。一実施形態において、圧縮ステープルは、形状記憶材料(例えば、ニチノール)を含む。
【0011】
ドリルガイドは、1つ以上の開口部を含むハンドルを含む。一実施形態において、開口部は、画定される歯の有無にかかわらず、実質的にV字形であることができる。一実施形態において、ハンドルは、少なくとも1つの位置合わせ管のドリル通路と整列する少なくとも1つの開口部を含む。
【0012】
一実施形態において、少なくとも1つの位置合わせ管がハンドルの開口部から延びる。位置合わせ管は、ハンドルに取り付けられた第1の端部領域と、骨と接触可能な底面を有する第2の端部領域とを含むことができる。一実施形態において、ドリルガイドは、2つの開口部と2つの位置合わせ管とを含むハンドルを含む。
【0013】
位置合わせ管は、実質的に円筒形を含む異なる形状を有することができる。2つ以上の位置合わせ管を有する実施形態において、管は、同一又は異なる形状であることができる。一実施形態において、位置合わせ管の形状は、所望のインプラントの形状、又は穴を開ける骨の解剖学的構造に基づくことができる。
【0014】
位置合わせ管は、ドリル通路へのアクセスを可能にする窓を含むこともできる。少なくとも1つの窓は、位置合わせ管の第2の端部領域の底面から延びることができる。一実施形態において、位置合わせ管は、互いに位置合わせされた2つの窓を含む。第2の端部領域の底面は、骨と係合するように粗面化されかつ/又は歯を含むことができる。一実施形態において、第2の端部領域の底面は開口部を含む。一実施形態において、位置合わせ管は第1の長さを有し、窓は第2の長さを有し、それによって、第2の長さは第1の長さの半分未満である。
【0015】
別の実施形態において、位置合わせ管は、ドリル通路を画定する本体を含み、本体の一部分が、2つの窓の間に位置する。本体の一部分の底面は歯を含む。
【0016】
方法は、本明細書に開示されるドリルガイドを利用して外科手術を行うことを含む。特に、本明細書に開示される方法は、位置合わせピンを必要とせずに、開示されるドリルガイドを利用する。例えば、方法は、ドリルガイドの位置合わせ管の窓を通してインプラントの固定部材を挿入することを含む。これにより、固定部材は、ドリルガイドがまだ骨に対して配置されている間に、インプラントを骨に取り付けるために骨穴内に受け入れられる。一実施形態において、方法は、ドリルガイドが骨に対して配置された後、少なくとも1つの骨に穴を開けることを含む。例えば、ドリルガイドを骨に対して配置することができ、穴開け器具のドリルビットを位置合わせ管に挿入することができる。ドリルビットは、ドリルビットが骨に接触するまで位置合わせ管を通って進むことができる。次いで、ドリルビットを使用して、骨に所望の形状及びサイズを有する穴を形成することができる。位置合わせ管は、骨内の所望の穴の所望のサイズ及び/又は形状に適合するサイズ及び/又は形状のものであることができる。本明細書に開示する方法は、足、足首、手首、手、脚、腕などの骨において行うことができる。さらに、本明細書に開示する方法は、ヒト、イヌ、ネコ、ウマなどの手術中に行うことができる。
【0017】
インプラントの固定部材が骨に挿入され、インプラントを骨に固定した後、ドリルガイドを骨に対するその位置から取り除くことができる。一実施例において、位置合わせピンは使用されない。一実施例において、位置合わせ管の底面は、骨と係合する歯又は粗面を含む。一実施例において、位置合わせ管は、実質的に円筒形の形状を有する。一実施例において、窓は位置合わせ管の底面から延びる。一実施例において、各開口部は実質的にV字形である。
【0018】
図1は、ドリルガイド10の斜視図を示す。ドリルガイド10は、把持可能なハンドル12と、2つの位置合わせ管14とを含む。各位置合わせ管14は、ドリル通路18を画定する本体16と、ハンドル12に取り付けられた第1の端部領域20と、骨24と接触可能な第2の端部領域22とを含む。ハンドル12は2つの開口部26を含み、一方の位置合わせ管14のドリル通路18はハンドル12の開口部26の一方と整列する。ドリルガイド10は、金属(例えば、ステンレス鋼)、硬質ポリマー材料、セラミック材料、複合材料、又は任意の他の材料から作ることができる。また、ドリルガイド10は、任意の適切な方法(例えば、鋳造、フライス加工など)で形成することができる。さらに、ドリルガイド
10は、患者の解剖学的構造などのサイズ及び形状に応じて、様々なサイズ及び形状を有することができる。
【0019】
位置合わせ管14は、実質的に円筒形の形状を有する。第2の端部領域22は、ハンドル12が骨24に対して摺動又は移動するのを防止するために骨24との静止摩擦を増加させる特徴を有する底面32を含む。一実施例において、底面32は粗面化されているか、又は非平滑である。一実施例において、第2の端部領域22の底面32は、開口部28によって画定される歯29を含む。別の実施例において、開口部28は、実質的にV字形である。
【0020】
各位置合わせ管14は、位置合わせ管14の外側から位置合わせ管14のドリル通路18へのアクセスを可能にする窓30を含む。窓30は、位置合わせ管14の第2の端部領域22の底面32から延びている。一実施例において、窓30は、位置合わせ管14の長手方向軸線50に実質的に平行な2つの側面48と、2つの側面48を接続する端面52とによって画定される。一実施例において、端面52は曲面状である。一実施例において、窓30は、位置合わせ管14の長さの半分未満の長さを有する。一実施例において、各位置合わせ管14は、ドリル通路18が位置合わせ管14の両側からアクセス可能であるように互いに位置合わせされた2つの窓30を含む。窓30は、約180度間隔をあけて配置されている。この実施例において、本体16の一部分34が、2つの窓30の間に位置し、各部分34は、2つの歯29と、2つの歯29の間に位置する開口部28とを画定している。
【0021】
図2に示すように、ドリルガイド10は、骨24の所望の位置に配置される。歯29は、骨24の表面を捕らえる。ドリル38のドリルビット36が整列した開口部26及びドリル通路18内に配置され、ドリルビット36は骨24に第1の穴40を形成する。第1の穴40が開けられた後、ドリルビット36は整列した他方の開口部26及びドリル通路18内に配置され、ドリルビット36は骨24に第2の穴40を形成する。次いで、ドリル38はドリルガイド10から取り除かれ、ドリルガイド10は、各開口部26及びドリル通路18が開けた穴40の一方と整列するように骨24上に留まる。
【0022】
図3に示すように、骨24に取り付けるためのインプラント46を配置するために、把持器などの外科用器具42が使用される。次いで、ドリルガイド10を骨24から取り除く前に、固定部材44によってインプラント46を骨24に部分的に取り付けることができる。固定部材44は、インプラント46を骨24に固定するために、位置合わせ管14の窓30を通して開けた穴40に挿入される。インプラント46が骨24に取り付けられた後、ドリルガイド10を骨24から取り除くことができる。固定部材44が窓30内に位置するので、ドリルガイド10は、インプラント46又は固定部材44との相互作用なしに骨24から持ち上げることができる。一実施例において、固定部材44は圧縮ステープルである。一実施形態において、圧縮ステープルは、形状記憶材料(例えば、ニチノール)を含む。
【0023】
インプラント46を骨24に取り付ける間、ドリルガイド10が骨24上に留まるため、インプラント46が部分的に取り付けられるまでドリルガイド10は取り除かれないので、開けた穴40の位置を示すのに位置合わせピンは必要ない。ドリルガイド10の位置合わせ管14は、開けた穴40の位置を示すのに使用される。
【0024】
整列した2つの開口部26及び2つのドリル通路18を有するドリルガイド10が図示及び説明されているが、ドリルガイド10は任意の数の開口部/ドリル通路を含むことができる。例えば、ドリルガイド10は、ネジのような異なるタイプの固定部材44を受け入れることができる単一の開口部26及びドリル通路18を含むことができる。
【0025】
例示的な一実施形態において、ドリルガイドは、それぞれが実質的に円筒形の形状を有する2つの開口部及び2つの位置合わせ管を含むハンドルを含む。2つの位置合わせ管の各々は、ハンドルの2つの開口部の1つと整列するドリル通路を含む。2つの位置合わせ管は、各々、ドリル通路へのアクセスを可能にする窓を含む。2つの位置合わせ管は、それぞれ、ハンドルに取り付けられた第1の端部領域と、骨と接触可能な底面を有する第2の端部領域とを含む。窓は、第2の端部領域の底面から延びる。一実施形態において、開口部は実質的にV字形である。
【0026】
別の例示的な実施形態において、ドリルガイドは、ハンドルと、ドリル通路を含む少なくとも1つの位置合わせ管とを含むこともできる。少なくとも1つの位置合わせ管は、ドリル通路へのアクセスを可能にする窓を含む。
【0027】
一実施形態において、ハンドルは、少なくとも1つの位置合わせ管のドリル通路と整列する少なくとも1つの開口部を含む。一実施形態において、ハンドルの少なくとも1つの開口部は2つの開口部を含み、少なくとも1つの位置合わせ管は2つの位置合わせ管を含む。一実施形態において、少なくとも1つの位置合わせ管は、実質的に円筒形である。一実施形態において、少なくとも1つの位置合わせ管は、ハンドルに取り付けられた第1の端部領域と、骨と接触可能な底面を有する第2の端部領域とを含む。一実施形態において、底面は粗面化される。一実施形態において、第2の端部領域の底面は開口部を含む。一実施形態において、開口部は実質的にV字形であり、歯を画定する。一実施形態において、窓は、少なくとも1つの位置合わせ管の底面から延びる。一実施形態において、少なくとも1つの位置合わせ管は第1の長さを有し、窓は第2の長さを有し、第2の長さは第1の長さの半分未満である。一実施形態において、少なくとも1つの位置合わせ管は、互いに位置合わせされた2つの窓を含む。一実施形態において、本体の一部分が2つの窓の間に位置し、本体の一部分の底面は歯を含む。
【0028】
別の例示的な実施形態において、インプラントを骨に取り付ける方法は、ドリルガイドが骨に対して配置されている間に、インプラントの固定部材をドリルガイドの位置合わせ管の窓を通して骨に挿入することを含む。
【0029】
一実施形態において、方法は、インプラントの固定部材が骨に挿入された後、骨に対するその位置からドリルガイドを除去するステップを含む。一実施形態において、位置合わせピンは使用されない。一実施形態において、位置合わせ管の底面は、骨と係合する歯を含む。一実施形態において、位置合わせ管は、実質的に円筒形の形状を有する。一実施形態において、窓は、位置合わせ管の底面から延びる。
【0030】
以上の説明は、本発明の原理の単なる例示である。上記の教示に照らして、多くの修正及び変形が可能である。したがって、添付の特許請求の範囲内で、本発明は、具体的に記載された例示的な実施形態を使用することなく実施することができることを理解すべきである。そのため、以下の特許請求の範囲は、本発明の真の範囲及び内容を決定するために検討されるべきである。