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特許7452972アダプタ、弁装置、建設機械、弁装置の取り付け方法、及び制御弁
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  • 特許-アダプタ、弁装置、建設機械、弁装置の取り付け方法、及び制御弁 図1
  • 特許-アダプタ、弁装置、建設機械、弁装置の取り付け方法、及び制御弁 図2
  • 特許-アダプタ、弁装置、建設機械、弁装置の取り付け方法、及び制御弁 図3
  • 特許-アダプタ、弁装置、建設機械、弁装置の取り付け方法、及び制御弁 図4
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-11
(45)【発行日】2024-03-19
(54)【発明の名称】アダプタ、弁装置、建設機械、弁装置の取り付け方法、及び制御弁
(51)【国際特許分類】
   F16K 27/00 20060101AFI20240312BHJP
【FI】
F16K27/00 B
【請求項の数】 9
(21)【出願番号】P 2019186953
(22)【出願日】2019-10-10
(65)【公開番号】P2021063519
(43)【公開日】2021-04-22
【審査請求日】2022-09-09
(73)【特許権者】
【識別番号】503405689
【氏名又は名称】ナブテスコ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100106909
【弁理士】
【氏名又は名称】棚井 澄雄
(74)【代理人】
【識別番号】100126664
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 慎吾
(74)【代理人】
【識別番号】100141139
【弁理士】
【氏名又は名称】及川 周
(74)【代理人】
【識別番号】100165179
【弁理士】
【氏名又は名称】田▲崎▼ 聡
(72)【発明者】
【氏名】岩崎 仁
【審査官】大内 俊彦
(56)【参考文献】
【文献】特開2006-29547(JP,A)
【文献】特開2007-92944(JP,A)
【文献】特開2012-215207(JP,A)
【文献】特開平9-184599(JP,A)
【文献】特開2003-42102(JP,A)
【文献】国際公開第2010/090168(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16K 27/00-27/12
F15B 11/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
油圧バルブ装置に配置されバルブカバーが固定される固定穴を有するプレート部と、
前記油圧バルブ装置に固定され、弁体がスライド移動自在に挿入される貫通孔を有し前記油圧バルブ装置に前記プレート部を固定するスリーブと、を備える、
アダプタ。
【請求項2】
前記スリーブと前記プレート部とが一体に形成されている、請求項1に記載のアダプタ。
【請求項3】
油圧バルブ装置に配置され固定穴を有するプレート部と、
前記油圧バルブ装置に固定され、貫通孔を有し前記油圧バルブ装置に前記プレート部を固定するスリーブと、
前記貫通孔にスライド移動自在に挿入される弁体と、
前記固定穴を介して前記プレート部に固定され前記弁体を覆うバルブカバーと、を備える、
弁装置。
【請求項4】
前記プレート部は、前記スリーブが挿入される他の貫通孔を有し、
前記スリーブは、前記他の貫通孔より大きい径で突出して形成された段差を有し、
前記プレート部は、前記スリーブが前記他の貫通孔に挿入されて固定された状態において、前記段差と前記油圧バルブ装置の本体との間に挟まれて固定されるよう構成されている、
請求項3に記載の弁装置。
【請求項5】
前記プレート部は、少なくとも1つ以上の前記他の貫通孔を有し、前記貫通孔に少なくとも1つ以上の前記スリーブが設けられる、
請求項4に記載の弁装置。
【請求項6】
前記弁体はチェック弁である、
請求項3から5のうちいずれか1項に記載の弁装置。
【請求項7】
請求項3から6のうちいずれか1項に記載の弁装置を備える、建設機械。
【請求項8】
油圧バルブ装置にバルブカバーが固定される固定穴を有するプレート部を配置する工程と、
前記プレート部を弁体がスライド移動自在に挿入される貫通孔を有するスリーブを用いて前記油圧バルブ装置に形成された弁体用の取付穴に固定する工程と、
前記貫通孔に前記弁体を取り付ける工程と、を有する、弁装置の取り付け方法。
【請求項9】
油圧バルブ装置と、
前記油圧バルブ装置に配置され固定穴を有するプレート部と、
前記油圧バルブ装置に固定され、貫通孔を有し前記油圧バルブ装置に前記プレート部を固定するスリーブと、
前記貫通孔にスライド移動自在に挿入される弁体と、
前記固定穴を介して前記プレート部に固定され前記弁体を覆うバルブカバーと、を備える、
制御弁。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建設機械を仕様変更するためのアダプタ、弁装置、建設機械、弁装置の取り付け方法、及び制御弁に関する。
【背景技術】
【0002】
建設機械は、油圧バルブ装置による油圧の制御により駆動されるものが多い。油圧バルブ装置は、複雑な油圧回路を複数の油圧バルブで制御している。油圧バルブ装置の油圧バルブにオプション機能を付加する場合、油圧バルブ装置の本体にネジ穴を追加する等の加工をし、オプション機能を備える機能ブロックと本体とをロングボルト等を用いて取り付けることが行われる。出願人は、油圧制御装置にオプションバルブを追加することに関して既に特許文献1に記載された技術を提案している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2003-042102号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1では、オプションバルブの効率的な取り付け方法についてはまだ提案されていなかった。発明者は鋭意研究の下、油圧バルブ装置にオプションバルブを追加することについて改良を続けてきた。
【0005】
本発明は、油圧バルブ装置に効率的にオプションバルブを追加することができるアダプタ、弁装置、建設機械、弁装置の取り付け方法、及び制御弁を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様に係るアダプタは、油圧バルブ装置に配置されバルブカバーが固定される固定穴を有するプレート部と、前記油圧バルブ装置に固定され、弁体がスライド移動自在に挿入される貫通孔を有し前記油圧バルブ装置に前記プレート部を固定するスリーブと、を備える。
【0007】
このように構成することで、プレート部を油圧バルブ装置の本体の既存の取付穴に固定してプレート部に弁体とカバーを取り付けることができるので、油圧バルブ装置の本体に穴あけ等の加工をすることなく、油圧バルブ装置の仕様変更をすることができる。
【0008】
上記構成であって、前記スリーブと前記プレート部とが一体に形成されていてもよい。
【0009】
このように構成することで、アダプタの構成を簡略化し、取り付けを容易にすると共に、コストを低減できる。
【0010】
本発明の一態様に係る弁装置は、油圧バルブ装置に配置され固定穴を有するプレート部と、前記油圧バルブ装置に固定され、貫通孔を有し前記油圧バルブ装置に前記プレート部を固定するスリーブと、前記貫通孔にスライド移動自在に挿入される弁体と、前記固定穴を介して前記プレート部に固定され前記弁体を覆うバルブカバーと、を備える。
【0011】
このように構成することで、弁装置の本体に穴あけ等の加工をすることなく、油圧バルブ装置の仕様変更をすることができる。
【0012】
前記プレート部は、前記スリーブが挿入される他の貫通孔を有し、前記スリーブは、前記他の貫通孔より大きい径で突出して形成された段差を有し、前記プレート部は、前記スリーブが前記他の貫通孔に挿入されて固定された状態において、前記段差と前記油圧バルブ装置の本体との間に挟まれて固定されるよう構成されていてもよい。
【0013】
このように構成することで、本体の取付穴とスリーブの段差でプレート部を挟んで固定できるので、油圧バルブ装置の本体に形成された既存の取り付け穴を利用して油圧バルブ装置を仕様変更することができる。
【0014】
上記構成であって、前記プレート部は、少なくとも1つ以上の前記他の貫通孔を有し、前記貫通孔に少なくとも1つ以上の前記スリーブが設けられるように構成されていてもよい。
【0015】
このように構成することで、本体に少なくとも1つ以上の弁体を本体の形状に合わせてレイアウトすることができる。
【0016】
上記構成であって、前記弁体はチェック弁であるよう構成されていてもよい。
【0017】
このように構成することで、本体にチェック弁を後付けすることができる。
【0018】
上記構成であって、建設機械が上記弁装置を備えるよう構成されていてもよい。
【0019】
このように構成することで、建設機械を用途に合わせて仕様変更することができる。
【0020】
本発明の一態様に係る弁装置の取り付け方法は、油圧バルブ装置にバルブカバーが固定される固定穴を有するプレート部を配置する工程と、前記プレート部を弁体がスライド移動自在に挿入される貫通孔を有するスリーブを用いて前記油圧バルブ装置に形成された弁体用の取付穴に固定する工程と、前記貫通孔に前記弁体を取り付ける工程と、を有する。
【0021】
このように構成することで、アダプタの固定構造を油圧バルブ装置の本体の既存の取付穴に固定してアダプタに弁体とカバーを取り付けることができるので、油圧バルブ装置の本体に穴あけ等の加工をすることなく、油圧バルブ装置を仕様変更することができる。
【0022】
本発明の一態様に係る制御弁は、油圧バルブ装置と、前記油圧バルブ装置に配置され固定穴を有するプレート部と、前記油圧バルブ装置に固定され、貫通孔を有し前記油圧バルブ装置に前記プレート部を固定するスリーブと、前記貫通孔にスライド移動自在に挿入される弁体と、前記固定穴を介して前記プレート部に固定され前記弁体を覆うバルブカバーと、を備える。
【0023】
このように構成することで、油圧バルブ装置の本体に穴あけ等の加工をすることなく、油圧バルブ装置を仕様変更することができる。
【発明の効果】
【0024】
上述の弁装置は、油圧バルブ装置に効率的にオプションバルブを追加することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の実施形態における建設機械の構成を示す図。
図2】本発明の実施形態における建設機械の油圧システムの構成を示すブロック図。
図3】本発明の実施形態における油圧バルブ装置の構成を示す断面図。
図4】本発明の実施形態における油圧バルブ装置のバルブの取り付け方法を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0026】
次に、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0027】
(建設機械)
図1は、建設機械100の概略構成図である。以下、鉛直方向に沿って下方を見ることを平面視すると記載する。下記構成の方向はこの限りでない。
【0028】
図1に示されるように、建設機械100は、例えば油圧ショベルである。建設機械100は、旋回体101と、走行体102とを備えている。旋回体101は、走行体102の上に旋回可能に設けられている。旋回体101には、油圧システム1が設けられている。
【0029】
旋回体101は、操作者が搭乗可能なキャブ103と、キャブ103に一端が揺動自在に連結されているブーム104と、ブーム104のキャブ103とは反対側の他端(先端)に揺動自在に一端が連結されているアーム105と、アーム105のブーム104とは反対側の他端(先端)に揺動自在に連結されているバケット106と、を備えている。また、キャブ103内には、油圧システム1が設けられている。この油圧システム1から供給される作動油によって、キャブ103、ブーム104、アーム105、及びバケット106が駆動される。
【0030】
(油圧システム)
図2に示されるように、油圧システム1は、駆動源となるエンジン2と、エンジン2に駆動される油圧ポンプ3と、建設機械100の各部を動作させる複数のアクチュエータ4と、複数のアクチュエータ4の動作を切り替える油圧バルブ装置5と、作動油を貯蔵するタンク10と、作動油を冷却するオイルクーラ11と、圧力調整のためのリリーフバルブ12とを備える。
【0031】
エンジン2は、ガソリンやディーゼル燃料を用いた内燃機関である。エンジン2は、出力軸2Aを備え、出力軸2Aは、油圧ポンプ3に連結されている。油圧ポンプ3には、配管Pが接続されている。油圧ポンプ3は、出力軸2Aに駆動されて配管Pに作動油を流通させる。配管Pには油圧バルブ装置5が接続されている。
【0032】
油圧バルブ装置5には、複数のアクチュエータ4が分岐した配管Pを介して接続されている。油圧バルブ装置5は、オプションの複数のバルブ5Bが増設され、配管Pに流通する作動油の油圧を複数のバルブで切り替えて複数のアクチュエータ4に作動油を供給する。複数のアクチュエータ4は、キャブ103、ブーム104、アーム105、及びバケット106等を駆動する。また、複数のバルブ5Bは、複数のアクチュエータ4を動作させる弁と、作動油の流れを一方向にするチェック弁とを有する。増設されたオプションの複数のバルブ5Bと油圧バルブ装置5とにより制御弁が構成される。
【0033】
図3に示されるように、油圧バルブ装置5に適用される弁装置は、筐体となる本体5Aと、本体5Aに固定されたアダプタ6と、アダプタ6に設けられた複数のバルブ5B(弁体)と、複数のバルブ5Bを覆うバルブカバー5F(カバー)を備える。本体5Aには、バルブ5Bとは異なるバルブを固定するための既存の取付穴5Cが形成されている。アダプタ6は、既存のバルブ用の取付穴5Cを利用してオプションのバルブ5Bを取り付けるための接続部材である。
【0034】
取付穴5Cは、本体5Aの上面5Hまたは側面に複数個形成されている。取付穴5Cは、断面が円形に形成されている。取付穴5Cは、必ずしも断面が円形に形成されていなくてもよい。取付穴5Cの下端は作動油の流路Rに連通している。取付穴5Cの壁面には、雌ネジ5Dが形成されている。
【0035】
本体5Aの上面5Hには、アダプタ6が載置される。アダプタ6は、板状に形成されている。アダプタ6は、板状のプレート部7と、プレート部7に取り付けられる筒状に形成された複数のスリーブ8とを備える。プレート部7は、複数のスリーブ8が挿入される複数の貫通孔7Aを有する。プレート部7は、必ずしも平坦に形成されていなくてもよい。
【0036】
貫通孔7Aは、本体5Aの上面5Hに形成された取付穴5Cに連通する位置に形成されている。貫通孔7Aは、円形断面に形成されている。貫通孔7Aは、必ずしも円形断面に形成されていなくてもよい。また、プレート部7には、平面視して貫通孔7Aに隣接すると共に、プレート部7の外周に沿って複数のボルト穴7B(固定穴)が形成されている。ボルト穴7Bには、バルブカバー5Fを取り付けるためのボルトBが固定される。ボルト穴7Bは、プレート部7を貫通してもよい。
【0037】
プレート部7の貫通孔7Aには、スリーブ8が挿入される。スリーブ8は、貫通孔7Aの形状に合致する径の円筒状に形成されている。スリーブ8は、下端部に固定構造8Fが形成されている。固定構造8Fは、下方に突出して形成された凸状体8Eと、凸状体8Eに形成された雄ねじ8Dを有する。凸状体8Eは、本体5Aに形成された既存のバルブ用の取付穴5Cに固定される。スリーブ8には、軸線方向に沿って貫通孔8Cが形成されている。
【0038】
貫通孔8Cには、オプションのバルブ5Bが挿入されて取り付けられる。スリーブ8は、プレート部7の貫通孔7Aに挿入された状態で固定構造8Fがプレート部7の下面7Eから下方に突出するように形成されている。
【0039】
雄ネジ8Dは、取付穴5Cに形成された雌ネジ5Dと噛み合うように形成されている。雄ネジ8Dは、スリーブ8の軸線方向から平面視して貫通孔8Cが連通している。スリーブ8の側面には、スリーブ8の径方向に突出した段差8Bが形成されている。段差8Bは、プレート部7の貫通孔7Aの径よりも大きい径に形成されている。
【0040】
バルブカバー5Fは、複数のバルブ5Bを覆うように形成されたカバー部材である。バルブカバー5Fは、上面5FAから下面5FBに貫通してボルトBを固定するための貫通孔5Gが複数個設けられている。
【0041】
次に、アダプタ6を用いたバルブ5Bの取り付け方法の工程について説明する。
【0042】
図4に示されるように、プレート部7が本体5Aの上面5H上に配置される。この時、複数の貫通孔7Aと取付穴5Cとの位置が合わせられる。スリーブ8をプレート部7の貫通孔7Aに挿入し、固定構造8Fをプレート部7の下面7Eから突出させる。そして、固定構造8Fを取付穴5Cの位置に合わせる。
【0043】
固定構造8Fの雄ネジ8Dを取付穴5Cの雌ネジ5Dに噛み合わせてスリーブ8を回転させると、スリーブ8が下降する。スリーブ8が下降すると段差8Bがプレート部7の上面7Dに当たる。この状態において、スリーブ8を更に回転させて増締めすると、プレート部7は段差8Bと本体5Aの上面5Hとの間に挟まれた状態で固定される。
【0044】
同様にして複数のスリーブ8が複数の取付穴5Cに固定されると、プレート部7が複数の段差8Bと本体5Aとに挟まれて、プレート部7が本体5Aに確実に固定される。プレート部7が固定された後、複数のスリーブ8に複数のバルブ5Bが取り付けられる。バルブ5Bは、例えば、チェック弁である。チェック弁は、油圧ポンプ3とアクチュエータ4とを接続し、又は遮断するバルブである。複数のバルブ5Bが取り付けられた後、複数のバルブ5Bは、バルブカバー5Fにより覆われる。
【0045】
貫通孔5Gに挿入されたボルトBは、時計回りに回転され、先端部がプレート部7のボルト穴7Bに締結される。バルブカバー5Fは、ボルトBの頭部B1とプレート部7の上面7Dとの間に挟まれて固定される。これにより、本体5Aに少なくとも1つ以上のバルブ5Bを本体5Aの形状に合わせてレイアウトすることができる。そして、既存の油圧バルブ装置5に用途に合わせたバルブ5Bを取り付けることで、建設機械100を仕様変更することができる。
【0046】
上述した油圧バルブ装置5によれば、本体5Aに設けられた既存のバルブの取付穴を利用してオプションバルブを本体5Aに取り付けることができる。油圧バルブ装置5は、既存のバルブの取付穴を利用してオプションバルブを固定するためのアダプタ6を固定することで、本体5Aを無加工のままでオプションバルブ及びカバーを固定することができる。また、油圧バルブ装置5によれば、アダプタ6を用いてオプションバルブを取り付けることができ、建設機械100を用途に応じて仕様変更することができる。
【0047】
上記実施形態では、複数のオプションバルブをアダプタ6を用いて固定する構成を例示したが、オプションバルブを1個取り付ける場合、アダプタ6のプレート部7とスリーブ8は、一体で形成されていてもよい。この場合、アダプタ6は、平面視して円板状に形成されていてもよい。
【符号の説明】
【0048】
1…油圧システム、2…エンジン、2A…出力軸、3…油圧ポンプ、4…アクチュエータ、5…油圧バルブ装置、5A…本体、5B…バルブ(弁体)、5B…バルブ(弁体)、5C…取付穴、5D…雌ネジ、5F…バルブカバー、5G…貫通孔、5H…上面、6…アダプタ、7…プレート部、A…貫通孔、7B…固定穴、7B…ボルト穴、8…スリーブ、8B…段差、8C…貫通孔、8D…雄ネジ、8E…凸状体、8F…固定構造、10…タンク、11…オイルクーラ、12…リリーフバルブ、100…建設機械、101…旋回体、102…走行体、103…キャブ、104…ブーム、105…アーム、106…バケット
図1
図2
図3
図4