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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-11
(45)【発行日】2024-03-19
(54)【発明の名称】高温ガス炉の流れ止め装置
(51)【国際特許分類】
   G21C 19/19 20060101AFI20240312BHJP
【FI】
G21C19/19 150
【請求項の数】 14
(21)【出願番号】P 2023041180
(22)【出願日】2023-03-15
(65)【公開番号】P2024026032
(43)【公開日】2024-02-28
【審査請求日】2023-03-15
(31)【優先権主張番号】202210976038.7
(32)【優先日】2022-08-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】502192546
【氏名又は名称】清華大学
【氏名又は名称原語表記】Tsinghua University
【住所又は居所原語表記】Tsinghua University,Haidian District,Beijing 100084,P.R.China
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ ▲海▼泉
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 作▲義▼
(72)【発明者】
【氏名】▲聶▼ 君▲鋒▼
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲シン▼
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ 志▲鵬▼
(72)【発明者】
【氏名】董 玉杰
【審査官】佐藤 海
(56)【参考文献】
【文献】特表2021-521413(JP,A)
【文献】国際公開第2014/000553(WO,A1)
【文献】中国特許第102097144(CN,B)
【文献】中国特許第103778982(CN,B)
【文献】中国特許第109830319(CN,B)
【文献】中国特許第113488209(CN,B)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G21C 19/19
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
座体及び回転子(2)を含み、前記座体の内部にはチャンバ(1)が設けられ、前記回転子(2)の一部は前記チャンバ(1)内に回転可能に設けられ、
前記座体には前記チャンバ(1)に連通する供給通路及び吐出通路が設けられ、前記供給通路及び前記吐出通路は前記回転子(2)の周方向に沿って分布し、
前記回転子(2)の外壁は前記供給通路及び前記吐出通路を閉塞し、前記回転子(2)の表面には、前記供給通路と前記吐出通路とのいずれかに突き合わせるための受けカップ(3)が設けられ、前記受けカップ(3)の内壁には貫通する連通孔(4)が設けられ、前記座体には、貫通して設けられ前記連通孔(4)と連通する気流通路(5)が設けられていることを特徴とする高温ガス炉の流れ止め装置。
【請求項2】
前記座体には集積溝(6)が更に設けられ、前記集積溝(6)は、前記チャンバ(1)の前記回転子(2)の張り出し部分から離れた一端に設けられ、前記気流通路(5)及び前記連通孔(4)はいずれも前記集積溝(6)に連通し、前記連通孔(4)は前記受けカップ(3)の前記集積溝(6)に近い側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の高温ガス炉の流れ止め装置。
【請求項3】
前記受けカップ(3)は、前記受けカップ(3)のカップ口と対向する底壁には支持柱(7)が設けられ、前記連通孔(4)の開口は前記支持柱(7)と対向して設けられていることを特徴とする請求項2に記載の高温ガス炉の流れ止め装置。
【請求項4】
前記回転子(2)の前記チャンバ(1)内に設けられた部分は円柱構造であり、前記円柱構造は前記チャンバ(1)の内壁に嵌合していることを特徴とする請求項1に記載の高温ガス炉の流れ止め装置。
【請求項5】
前記回転子(2)の前記チャンバ(1)内に設けられた部分は球状構造(8)であり、前記吐出通路の入口端と前記供給通路の出口端とには、いずれも前記球状構造(8)の外壁に嵌合するための環状曲面(9)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の高温ガス炉の流れ止め装置。
【請求項6】
スライドスリーブ(10)及び弾性部材(11)を更に含み、前記スライドスリーブ(10)は筒状構造であり、前記スライドスリーブ(10)は前記吐出通路の入口端に摺動可能に嵌設され、前記スライドスリーブ(10)の前記チャンバ(1)に近い一端には前記環状曲面(9)が設けられ、前記スライドスリーブ(10)を前記回転子(2)に近づく方向に移動駆動するために、前記弾性部材(11)の両端は、それぞれ前記座体及び前記スライドスリーブ(10)に接続されていることを特徴とする請求項5に記載の高温ガス炉の流れ止め装置。
【請求項7】
固定スリーブ(12)を更に含み、前記固定スリーブ(12)は筒状構造であり、前記固定スリーブ(12)は前記供給通路の出口端に嵌設され、前記固定スリーブ(12)の前記チャンバ(1)に近い一端には前記環状曲面(9)が設けられていることを特徴とする請求項5に記載の高温ガス炉の流れ止め装置。
【請求項8】
前記座体は、筐体構造(13)、フランジカバープレート(14)、第1のブッシュ(15)、及び第2のブッシュ(16)を含み、
前記筐体構造(13)の頂部には開放口が設けられ、前記フランジカバープレート(14)は、前記筐体構造(13)に接続されており、前記開放口を閉塞するためのものであり、
前記第1のブッシュ(15)及び前記第2のブッシュ(16)は前記回転子(2)の軸方向に沿って分布し、前記第1のブッシュ(15)及び前記第2のブッシュ(16)は接続されてブッシュを形成し、前記球状構造(8)は前記ブッシュ内に設けられ、前記第1のブッシュ(15)及び前記第2のブッシュ(16)は、前記筐体構造(13)の前記開放口から底壁に向かう方向に沿って、前記筐体構造(13)内に順次設けられ、前記フランジカバープレート(14)には、前記回転子(2)が駆動機構に接続されるように、貫通孔が設けられていることを特徴とする請求項5~7のいずれか1項に記載の高温ガス炉の流れ止め装置。
【請求項9】
前記第2のブッシュ(16)の前記第1のブッシュ(15)から離れた一端にはシールプレート(17)が設けられ、前記シールプレート(17)の内壁には集積溝(6)が設けられ、前記気流通路(5)及び前記連通孔(4)はいずれも前記集積溝(6)に連通し、前記連通孔(4)は前記受けカップ(3)の前記集積溝(6)に近い側に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の高温ガス炉の流れ止め装置。
【請求項10】
前記第2のブッシュ(16)の前記第1のブッシュ(15)から離れた一端は貫通して設けられ、前記筐体構造(13)の底壁の前記第2のブッシュ(16)と対向する位置には集積溝(6)が設けられ、前記気流通路(5)及び前記連通孔(4)はいずれも前記集積溝(6)に連通し、前記連通孔(4)は前記受けカップ(3)の前記集積溝(6)に近い側に設けられていることを特徴とする請求項8に記載の高温ガス炉の流れ止め装置。
【請求項11】
第1の軸受(18)を更に含み、前記集積溝(6)内には支柱(19)が設けられ、前記回転子(2)には軸受取付孔が設けられ、前記第1の軸受(18)の外輪は前記軸受取付孔に取付けられ、前記第1の軸受(18)の内輪は前記支柱(19)に套装されていることを特徴とする請求項2に記載の高温ガス炉の流れ止め装置。
【請求項12】
第1の軸受(18)を更に含み、前記集積溝(6)内には支柱(19)が設けられ、前記回転子(2)には軸受取付孔が設けられ、前記第1の軸受(18)の外輪は前記軸受取付孔に取付けられ、前記第1の軸受(18)の内輪は前記支柱(19)に套装されていることを特徴とする請求項9に記載の高温ガス炉の流れ止め装置。
【請求項13】
第1の軸受(18)を更に含み、前記集積溝(6)内には支柱(19)が設けられ、前記回転子(2)には軸受取付孔が設けられ、前記第1の軸受(18)の外輪は前記軸受取付孔に取付けられ、前記第1の軸受(18)の内輪は前記支柱(19)に套装されていることを特徴とする請求項10に記載の高温ガス炉の流れ止め装置。
【請求項14】
ストッパコラム(20)と、前記ストッパコラム(20)に滑合されるストッパ溝(21)と、を更に含み、前記座体及び前記回転子(2)のうちの一方には前記ストッパ溝(21)が設けられ、他方には前記ストッパコラム(20)が設けられ、前記ストッパ溝(21)は、円弧構造であり、前記回転子(2)の回転軸線と同軸であり、前記ストッパ溝(21)の両端は、それぞれ前記供給通路及び前記吐出通路に対応することを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の高温ガス炉の流れ止め装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、原子炉工学の技術分野に関し、特に、高温ガス炉の流れ止め装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ペブルベッド高温ガス炉は、原子炉を停止しないままに燃料を連続的に交換する利点があり、完全自動運転の燃料投入/排出システムは、ペブルベッド高温ガス炉のオンライン連続運転を確保する鍵である。燃料投入/排出システムは、球状要素の有利な幾何形状を利用して、2種類の球状要素搬送方式を採用して、球状要素のサイクル、燃料の投入及び排出の作業を実現し、この2種類方式は、1つが球状要素の自重を利用して重力搬送を実現し、もう1つが圧縮ガスを利用して気力搬送を実現する。
【0003】
特許文献1にはペブルベッドモジュール式高温ガス炉の燃料投入/排出システムを開示し、二重炉の条件下で燃料サイクルと使用済み燃料の排出とに使用される6つのヘリウムガス気力搬送回路と、分岐路と、使用済み燃料の二次持ち上げに使用される1つの圧縮空気気力搬送回路と、を含む。燃料サイクル及び燃料の排出量が大きく、速度が速いため、燃料は管路内で連続的な離散な球の流れの形で炉心の使用済み燃料の一時貯蔵装置に入る。これらの気力搬送回路及び分岐路は炉心から物理的に完全に分離することができず、気力搬送回路の圧力と温度とは炉心と異なる。従って、気力搬送回路は一次回路の圧力レベルと密接に関係しているだけでなく、炉心の頂部と底部とにおいて炉心と流量が交換されている。球状要素の気力搬送と炉への投入との安定性を確保するためには、気流の交換を制限する流れ止め装置を球通路の入口の前に設置しなければならない。
【0004】
一次回路と気力搬送回路との気流の交換を制限するために、特許文献2は、高温ガス炉用の流れ止め器を提供し、回転子アセンブリにおける受けカップが供給口と吐出口との間を往復運転することにより、球状物料の単一化の搬送を実現すると共に、回転子アセンブリは供給口と吐出口との間に流れ止め効果を発揮する。しかしながら、取付空間が制限されて水平取付傾角が小さいこの流れ止め器については、吐出口の向きと水平面とのなす角度が小さいため、受けカップ内の粉塵や屑は重力によって排出できず、受けカップにおける球状要素は、絶えず蓄積された粉塵や屑により嵩上げされ、受けカップ内の球状物料が回転子アセンブリの外周面から突出すると、解消しにくい回転子アセンブリの詰まり障害が発生する。
【0005】
従って、従来技術では粉塵と屑とが流れ止め器の受けカップ内に蓄積されやすいため、球状物料が回転子アセンブリの外周面より高くなることで、回転子アセンブリが詰まるという問題を解決する必要がある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【文献】中国特許第103474113号明細書
【文献】中国特許第109830319号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、従来技術に存在している、粉塵や屑が流れ止め器の受けカップ内に蓄積しやすい欠陥を解決し、受けカップ内に蓄積された粉塵や屑を容易に流す効果を実現することを目的として、高温ガス炉の流れ止め装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明は、高温ガス炉の流れ止め装置を提供し、当該高温ガス炉の流れ止め装置は、座体及び回転子を含み、前記座体の内部にはチャンバが設けられ、前記回転子の一部は前記チャンバ内に回転可能に設けられ、
前記座体には前記チャンバに連通する供給通路及び吐出通路が設けられ、前記供給通路及び前記吐出通路は前記回転子の周方向に沿って分布し、
前記回転子の外壁は前記供給通路及び前記吐出通路を閉塞し、前記回転子の表面には、前記供給通路と前記吐出通路とのいずれかに突き合わせるための受けカップが設けられ、前記受けカップの内壁には貫通する連通孔が設けられ、前記座体には、貫通して設けられ前記連通孔と連通する気流通路が設けられている。
【0009】
本発明に係る高温ガス炉の流れ止め装置において、前記座体には集積溝が更に設けられ、前記集積溝は、前記チャンバの前記回転子の張り出し部分から離れた一端に設けられ、前記気流通路及び前記連通孔はいずれも前記集積溝に連通し、前記連通孔は前記受けカップの前記集積溝に近い側に設けられている。
【0010】
本発明に係る高温ガス炉の流れ止め装置において、前記受けカップは、前記受けカップのカップ口と対向する底壁には支持柱が設けられ、前記連通孔の開口は前記支持柱と対向して設けられている。
【0011】
本発明に係る高温ガス炉の流れ止め装置において、前記回転子のチャンバ内に設けられた部分は円柱構造であり、前記円柱構造は前記チャンバの内壁に嵌合している。
【0012】
本発明に係る高温ガス炉の流れ止め装置において、前記回転子の前記チャンバ内に設けられた部分は球状構造であり、前記吐出通路の入口端と前記供給通路の出口端とには、いずれも前記球状構造の外壁に嵌合するための環状曲面が設けられている。
【0013】
本発明に係る高温ガス炉の流れ止め装置において、スライドスリーブ及び弾性部材を更に含み、前記スライドスリーブは筒状構造であり、前記スライドスリーブは吐出通路の入口端に摺動可能に嵌設され、前記スライドスリーブの前記チャンバに近い一端には前記環状曲面が設けられ、前記スライドスリーブを前記回転子に近づく方向に移動駆動するために、前記弾性部材の両端は、それぞれ前記座体及び前記スライドスリーブに接続されている。
【0014】
本発明に係る高温ガス炉の流れ止め装置において、固定スリーブを更に含み、前記固定スリーブは筒状構造であり、前記固定スリーブは前記供給通路の出口端に嵌設され、前記固定スリーブの前記チャンバに近い一端には前記環状曲面が設けられている。
【0015】
本発明に係る高温ガス炉の流れ止め装置において、前記座体は、筐体構造、フランジカバープレート、第1のブッシュ、及び第2のブッシュを含み、
前記筐体構造の頂部には開放口が設けられ、前記フランジカバープレートは、前記筐体構造に接続されており、前記開放口を閉塞するためのものであり、
前記第1のブッシュ及び前記第2のブッシュは前記回転子の軸方向に沿って分布し、前記第1のブッシュ及び前記第2のブッシュは接続されてブッシュを形成し、前記球状構造は前記ブッシュ内に設けられ、前記第1のブッシュ及び前記第2のブッシュは、前記筐体構造の開放口から底壁に向かう方向に沿って、前記筐体構造内に順次設けられ、前記フランジカバープレートには、回転子が駆動機構に接続されるように、貫通孔が設けられている。
【0016】
本発明に係る高温ガス炉の流れ止め装置において、前記第2のブッシュの前記第1のブッシュから離れた一端にはシールプレートが設けられ、前記シールプレートの内壁には集積溝が設けられ、前記気流通路及び前記連通孔はいずれも前記集積溝に連通し、前記連通孔は前記受けカップの前記集積溝に近い側に設けられている。
【0017】
本発明に係る高温ガス炉の流れ止め装置において、前記第2のブッシュの前記第1のブッシュから離れた一端は貫通して設けられ、前記筐体構造の底壁の前記第2のブッシュと対向する位置には集積溝が設けられ、前記気流通路及び前記連通孔はいずれも前記集積溝に連通し、前記連通孔は前記受けカップの前記集積溝に近い側に設けられている。
【0018】
本発明に係る高温ガス炉の流れ止め装置において、第1の軸受を更に含み、前記集積溝内には支柱が設けられ、前記回転子には軸受取付孔が設けられ、前記第1の軸受の外輪は前記軸受取付孔に取付けられ、前記第1の軸受の内輪は前記支柱に套装されている。
【0019】
本発明に係る高温ガス炉の流れ止め装置において、ストッパコラムと、前記ストッパコラムに滑合されるストッパ溝と、を更に含み、前記座体及び前記回転子のうちの一方には前記ストッパ溝が設けられ、他方には前記ストッパコラムが設けられ、前記ストッパ溝は、円弧構造であり、前記回転子の回転軸線と同軸であり、前記ストッパ溝の両端は、それぞれ前記供給通路及び前記吐出通路に対応する。
【発明の効果】
【0020】
本発明に係る高温ガス炉の流れ止め装置は、使用中に、回転子の表面に設けられた受けカップが供給通路に突き合わせることにより、上流から提供された物料が供給通路から受けカップに入り、その後、回転子を回転させて受けカップを吐出通路に突き合わせ、物料は重力の作用で排出されることができる。物料を搬運すると同時に、回転子は、供給通路及び吐出通路を閉塞し、流れ止め効果を発揮し、高温ガス炉の流れ止め装置の上下流の気流交換を阻害することができる。
【0021】
高温ガス炉の流れ止め装置は物料の導入を停止する場合、受けカップと供給通路を突き合わせ、その後、高温ガス炉の流れ止め装置の上流からの吹き付け気流を利用して、順に供給通路、受けカップ、連通孔、及び気流通路に吹き付けて、供給通路、受けカップ、連通孔、及び気流通路内の粉塵、屑を気流通路から座体外に排出することができる。もちろん、気流通路を通って逆方向の吹き付け気流を通すこともでき、逆方向の吹き付け気流を利用して、順に気流通路、連通孔、受けカップ、及び供給通路に吹き付けて、粉塵、屑を高温ガス炉の流れ止め装置の上流まで移動させる。このように、正逆の両方向の吹き付けにより、受けカップ及び供給通路内の粉塵や屑を高温ガス炉の流れ止め装置の外部に排出して、粉塵や屑が高温ガス炉の流れ止め装置内に溜まることを回避することができる。同様に、受けカップと吐出通路とを突き合わせ、その後、上記ステップと同様にして、吐出通路と受けカップとに正逆の両方向に吹き付けることもできる。
このほか、物料の詰まりの問題が発生した場合には、気流通路内に逆方向の気流を通し、気流の推進作用により詰まった物料に対して詰まり解消を行うこともできる。
【0022】
このように設置すると、本発明に係る高温ガス炉の流れ止め装置は、供給通路、吐出通路、及び受けカップに正逆の両方向に吹き付け、供給通路、吐出通路、及び受けカップ内の粉塵や屑を排出することができ、これにより、粉塵や屑が受けカップ内に蓄積しやすく、物料の表面が回転子の表面を超えて回転子の詰まりになるという問題を解決することができる。
【0023】
本発明の実施形態又は従来技術における技術案をより明確に説明するために、以下、実施形態又は従来技術の説明に必要な図面を簡単に説明する。勿論、以下に説明する図面は、本発明のいくつかの実施形態であり、当業者にとって、創造的な労働を要しない前提で、これらの図面に基づいてその他の図面を更に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明の実施形態に係る第1種の高温ガス炉の流れ止め装置の構造の概略図である。
図2図1に示す高温ガス炉の流れ止め装置の筐体の構造の概略図である。
図3図1に示す高温ガス炉の流れ止め装置の第1のブッシュ及び第2のブッシュの構造の概略図である。
図4図1に示す高温ガス炉の流れ止め装置の回転子とブッシュとが嵌合する構造の概略図である。
図5図1に示す高温ガス炉の流れ止め装置の物料の導入のプロセスの概略図である。
図6図1に示す高温ガス炉の流れ止め装置の気流通路の構造の概略図である。
図7】本発明の実施形態に係る第2種の高温ガス炉の流れ止め装置の構造の概略図である。
図8図7に示す高温ガス炉の流れ止め装置の回転子とブッシュとが嵌合する構造の概略図である。
図9図7に示す高温ガス炉の流れ止め装置のブッシュの構造の概略図である。
図10】は発明実施形態に係る第3種の高温ガス炉の流れ止め装置の構造の概略図である
【発明を実施するための形態】
【0025】
本発明の実施形態の目的、技術案及び利点をより明確にするために、本発明の図面を参照しながら、本発明における技術案を明確かつ完全に説明する。勿論、説明する実施形態は、すべての実施形態ではなく、本発明の実施形態の一部の実施形態に過ぎない。当業者が本発明における実施形態に基づいて創造的な労働をしない前提で得られたすべての他の実施形態は、本発明の保護範囲に含まれる。
【0026】
従来技術における高温ガス炉用の流れ止め器は、物料を導入する効果しかなく、水平取付傾角が小さい場合、受けカップ内の粉塵や屑を排出することができないため、粉塵や屑が受けカップ内に蓄積されることで、受けカップ内に入った物料が嵩上げされて回転子の外面を超えやすくなり、回転子が物料に阻まれて回転できないようになる。この問題を解決するために、本発明の実施形態は、高温ガス炉の流れ止め装置を提供する。
【0027】
以下、図1図10を参照しながら、本発明の実施形態に係る高温ガス炉の流れ止め装置を説明する。
【0028】
具体的には、高温ガス炉の流れ止め装置は、座体及び回転子2を含む。
【0029】
ここで、座体の内部にはチャンバ1が設けられ、回転子2の一部はチャンバ1内に回転可能に設けられている。例えば、回転子2は、一端がチャンバ1内に入り込み、他端が駆動機構に接続するためにチャンバ1から張り出し、駆動機構は回転子2を駆動して回転させるためのものである。
【0030】
座体にはチャンバ1に連通する供給通路及び吐出通路が設けられ、供給通路及び吐出通路は回転子2の周方向に沿って分布する。例えば、供給通路及び吐出通路はいずれも回転子2の回転軸線に垂直な方向に延在している。オプションとして、供給通路及び吐出通路は、それぞれ座体の対向する2つの側壁に設けられと共に、同軸に設置される。
【0031】
図5に示すように、回転子2の外壁は供給通路及び吐出通路を閉塞する。具体的には、回転子2的外壁は供給通路の出口端及び吐出通路の入口端を閉塞する。ここで、供給通路の出口端とは、供給通路のチャンバ1に接続されている一端を指し、吐出通路の入口端とは、吐出通路のチャンバ1に接続されている一端を指す。回転子2の表面には、供給通路と吐出通路とのいずれかに突き合わせる、物料を収容するための受けカップ3が設けられている。なお、本願に記載されている物料はいずれも球状要素44を指す。受けカップ3は、実際に、回転子2の表面に設けられ回転子2の内部へ凹む収容溝である。受けカップ3が供給通路と吐出通路とのいずれかに突き合わせるためのものであることは、回転子2が回転するにつれて、受けカップ3が供給通路と排出通路とに順次突き合わせることができることを意味する。受けカップ3が供給通路に突き合わせることは、受けカップ3のカップ口が供給通路の出口端に対向することを意味する。受けカップ3が吐出通路に突き合わせることは、受けカップ3のカップ口が吐出通路の入口端に対向することを意味する。座体には、連通孔4と連通する気流通路5が貫通して設けられている。
【0032】
図5に示すように、本発明の実施形態に係る高温ガス炉の流れ止め装置は、使用中に、回転子2の表面に設けられた受けカップ3が供給通路に突き合わせることにより、上流から提供された物料が供給通路から受けカップ3に入り、その後、回転子2を回転させて受けカップ3を吐出通路に突き合わせ、物料は重力の作用で排出されることができる。物料を搬運すると同時に、回転子2は、供給通路及び吐出通路を閉塞し、流れ止め効果を発揮し、高温ガス炉の流れ止め装置の上下流の気流交換を阻害することができる。
【0033】
高温ガス炉の流れ止め装置は物料の導入を停止する場合、受けカップ3と供給通路とを突き合わせ、その後、高温ガス炉の流れ止め装置の上流からの吹き付け気流を利用して、順に供給通路、受けカップ3、連通孔4、及び気流通路5に吹き付けて、供給通路、受けカップ3、連通孔4、及び気流通路5内の粉塵、屑を気流通路5から座体外に排出することができる。もちろん、気流通路5を通って逆方向の吹き付け気流を通すこともでき、逆方向の吹き付け気流を、順に気流通路5、連通孔4、受けカップ3、及び供給通路に吹き付けて、粉塵、屑を高温ガス炉の流れ止め装置の上流まで移動させる。このように、正逆の両方向の吹き付けにより、受けカップ3及び供給通路内の粉塵や屑を高温ガス炉の流れ止め装置の外部に排出して、粉塵や屑が高温ガス炉の流れ止め装置内に溜まることを回避することができる。同様に、受けカップ3と吐出通路とを突き合わせ、その後、上記ステップと同様にして、吐出通路と受けカップ3とに正逆の両方向に吹き付けることもできる。
【0034】
このほか、物料の詰まりの問題が発生した場合には、気流通路5内に逆方向の気流を通し、気流の推進作用により詰まった物料に対して詰まり解消を行うこともできる。
【0035】
このように設置すると、本発明に係る高温ガス炉の流れ止め装置は、供給通路、吐出通路、及び受けカップ3に正逆の両方向に吹き付け、供給通路、吐出通路、及び受けカップ3内の粉塵や屑を排出することができ、これにより、粉塵や屑が受けカップ3内に蓄積しやすく、物料の表面が回転子2の表面を超えて回転子2の詰まりになるという問題を解決することができる。
【0036】
図1に示すように、本発明に係るいくつかの実施形態では、高温ガス炉の流れ止め装置は、座体の外壁に設けられた供給接続管22及び吐出接続管23を更に含む。供給接続管22は供給通路に接続され、吐出接続管23は吐出通路に接続されている。
【0037】
図1図7及び図10に示すように、本発明に係るいくつかの実施形態では、座体には集積6溝が更に設けられている。集積溝6は、チャンバ1の回転子2の張り出し部分から離れた一端に設けられている。ここで、回転子2の張り出し部分とは、回転子2のチャンバ1から張り出した部分を指す。気流通路5及び連通孔4はいずれも集積溝6に連通し、即ち、連通孔4は集積溝6を介して気流通路5に連通している。連通孔4は受けカップ3の集積溝6に近い側に設けられている。
【0038】
座体に集積溝6を設けると共に、連通孔4を受けカップ3の集積溝6に近い側に設けることにより、受けカップ3内の粉塵や屑を連通孔4から集積溝6に落下させて一時的に保管し、更に、吹き付け作業を行う時、吹き付け気流により集積溝6内の粉塵や屑を気流通路5、吐出通路又は供給通路から排出することができる。集積溝6を利用して受けカップ3内の粉塵や屑を収容することで、高温ガス炉の流れ止め装置の粉塵や屑に対する収容能力を高め、数がより多く且つサイズがより大きい粉塵や屑を収容し、粉塵や屑が受けカップ3内に蓄積されることを回避することができ、粉塵や屑に対する吹き付けの間隔時間を延長することができる。
【0039】
これに加えて、集積溝6を設けることにより、回転子2が回転するにつれて、連通孔4は常に集積溝6を介して気流通路5に連通することができる。もちろん、他の実施形態では、連通孔4の2つの位置にそれぞれ対応する2つの気流通路5を設けてもよい。連通孔4の2つの位置とは、受けカップ3が供給通路及び吐出通路にそれぞれ突き合わせた時に、連通孔4が位置する2つの位置を指す。
【0040】
本発明に係るいくつかの実施形態では、受けカップ3のそのカップ口と対向する底壁には支持柱7が設けられ、連通孔4の開口は支持柱7と対向して設けられている。このように設置すると、物料が受けカップ3内に入ったとき、物料は支持柱7に支持され、物料と受けカップ3の底壁との間に大きな隙間があり、これにより、物料の流れに伴って受けカップ3に押し込まれた粉塵や砕屑は、いずれも連通孔4から集積溝6にスムーズに落下することができ、受けカップ3内の物料が屑と大量の粉塵とにより嵩上げされることで回転子2に詰まりが発生するという問題を回避することができる。
【0041】
更に、連通孔4の半径は、物料の半径以上である。このように設置すると、いくつかの大型屑は集積溝6内に落下して収集されることができ、これにより、大型屑により受けカップ3内の物料が嵩上げされることを回避し、回転子2に詰まりが発生するリスクを低減することができる。
【0042】
本発明に係るいくつかの実施形態では、受けカップ3の回転方向に沿う受けカップ3のカップ口のサイズは物料の直径よりも大きい。受けカップ3の回転方向に沿う受けカップ3のカップ口のサイズは、実際に、受けカップ3のカップ口の、回転子2の回転軸線に垂直な方向でのサイズである。このように設置すると、受けカップ3は、回転方向においてより大きな回転角の許容度を有し、受けカップ3の停止位置が吐出通路又は供給通路と完全に正対していなくても、物料が受けカップ3にスムーズに出入りすることを確保することができる。このように設置すると、摩耗、遊び隙間、誤差などの原因により回転子2の停止位置が不正確になった場合でも、高温ガス炉の流れ止め装置は正常に物料を導入することができ、回転子2の連続運転の信頼性を確保することができる。それと共に、このように設置すると、回転子2の交換性を高めることができ、回転子2の交換取り付けの利便性を確保することができる。オプションとして、受けカップ3のカップ口から底壁に向かう方向に沿って、受けカップ3の回転方向に沿うサイズが徐々に小さくなり、テーパ孔が形成されることができる。
【0043】
更に、支持柱7の受けカップ3の底壁から離れた一端から受けカップ3のカップ口までの距離は、1つの球状要素44を収容することだけに使用される距離である。図5に示すように、受けカップ3が供給通路に突き合わせる時、一連に配列された物料のうち1つだけが受けカップ3内に入ることができ、回転子2が回転するにつれて、受けカップ3は単一の物料を駆動して移動させ、残りの物料は回転子2の外壁によって分離されて供給接続管22及び供給通路内に遮られる。受けカップ3が吐出通路に突き合わせる時、受けカップ3における物料は重力によって流出して、吐出通路及び吐出接続管23を経て高温ガス炉の流れ止め装置の外に排出される。その後、回転子2は受けカップ3が供給通路に突き合わせるまで再び回転し、上記の過程を繰り返す。このように設置すると、本発明の実施形態に係る高温ガス炉の流れ止め装置は、一連の物料から単一の物料を分離して搬送することができ、一連の物料を単一化して取り出し及び搬送し、残りの物料を分離する機能を実現した。
【0044】
本発明に係るいくつかの実施形態では、回転子2のチャンバ1内に設けられた部分は円柱構造であり、円柱構造はチャンバ1の内壁に嵌合している。図3に示すように、チャンバ1は円柱形構造である。回転子2の円柱構造はチャンバ1と隙間嵌めされ、両者の間の隙間は流れ止め構造を形成する。
【0045】
もちろん、回転子2のチャンバ1内に設けられた部分は、円柱構造に限定されない。例えば、本発明に係るほかの実施形態では、回転子2のチャンバ1内に設けられた部分は球状構造8である。図3図8に示すように、吐出通路の入口端及び供給通路の出口端には、いずれも球状構造8の外壁に嵌合するための環状曲面9が設けられている。例えば、球状構造8と環状曲面9とは隙間嵌めされている。このように設置すると、円柱構造の外壁全体とチャンバ1の内壁とが嵌合する形態に対して、球状構造8と環状曲面9とが嵌合することを採用するにより、球状構造8と環状曲面9との間の接触面がより小さくなり、両者の嵌合精度がより確保されやすくなり、これにより、流れ止め効果及び運転安定性を高めることができる。オプションとして、球状構造8と環状曲面9との間の隙間範囲は0.05mm~0.1mmである。
【0046】
オプションとして、図3に示すように、チャンバ1は柱状構造であり、チャンバ1の直径は球状構造8の直径と等しく、環状曲面9はチャンバ1の内壁に設けられたテーパ孔であり、前記テーパ孔の孔壁は球状構造8に嵌合する曲面構造である。球状構造8がチャンバ1内を回転する間、球状構造8の外壁は常に環状曲面9に嵌合することにより、球状構造8と環状曲面9との間には常に流れ止め隙間が形成されている。更に、供給通路の出口端の環状曲面9は供給通路と同軸に設置され、吐出通路の入口端の環状曲面9は吐出通路と同軸に設置されている。
【0047】
図7図8に示すように、本発明に係るいくつかの実施形態では、高温ガス炉の流れ止め装置は、スライドスリーブ10及び弾性部材11を更に含む。スライドスリーブ10は、筒状構造であり、吐出通路の入口端内に摺動可能に嵌設され、スライドスリーブ10のチャンバ1に近い一端には環状曲面9が設けられている。弾性部材11の両端は、スライドスリーブ10を回転子2に近づく方向に移動駆動するために、それぞれ座体及びスライドスリーブ10に接続されている。高温ガス炉の流れ止め装置の下流には高圧ガスがあるため、下流の高圧ガスは吐出通路から進入して回転子2を供給通路が位置する側に押し出ように回転子2に作用し、運転中に回転子2の球状構造8は必然的に供給通路の環状曲面9と摩擦や摩耗が生じ、長期的な摩耗により、球状構造8は、供給通路が位置する側へずれやすくなり、吐出通路の環状曲面9との間の隙間が大きくなり、最終的には吐出通路と球状構造8との間の流れ止め効果が悪くなる。スライドスリーブ10及び弾性部材11を設けることにより、弾性部材11の作用下で、スライドスリーブ10は、球状構造8に近づく方向に移動することができ、このように設置すると、回転子2が供給通路が位置する側へずれる場合、弾性部材11は、スライドスリーブ10の環状曲面9が常に球状構造8に嵌合することができるように、スライドスリーブ10を駆動して移動させ、これにより、吐出通路の環状曲面9と球状構造8との隙間を補償する効果を達成することができ、吐出通路の環状曲面9と球状構造8との間には常に確実な流れ止め効果を有する。オプションとして、弾性部材11はばね及びゴムを含むが、これらに限定されない。
【0048】
本発明に係るいくつかの実施形態では、高温ガス炉の流れ止め装置は固定スリーブ12を更に含み、固定スリーブ12は、筒状構造であり、供給通路の出口端内に嵌設され、固定スリーブ12のチャンバ1に近い一端には環状曲面9が設けられている。
【0049】
更に、スライドスリーブ10のチャンバ1に近い一端及び固定スリーブ12のチャンバ1に近い一端は、いずれもチャンバ1の内壁から突出し、チャンバ1の内径は球状構造8の直径よりも大きい。
【0050】
本発明に係るいくつかの実施形態では、高温ガス炉の流れ止め装置はガスケット47を更に含み、各環状曲面9にはいずれもガスケット47を取り付けるためのリング溝が設けられ、ガスケット47は環状曲面9のリング溝内に取り付けられている。ガスケット47を設けることにより、回転子2と環状曲面9との間の流れ止め効果を高めることができ、一方では、ガスケット47の硬度が通常、回転子2の硬度よりも小さいため、回転子2の摩耗を低減することができ、ガスケット47を損傷しやすい部材とすることにより、損傷しやすい部材の交換の利便性が向上し、損傷しやすい部材の交換コストが低減される。
【0051】
本発明に係るいくつかの実施形態では、座体は、筐体構造13、フランジカバープレート14、第1のブッシュ15、及び第2のブッシュ16を含む。
【0052】
筐体構造13の頂部には開放口が設けられ、フランジカバープレート14は、筐体構造13に接続されており、開放口を閉塞するためのものである。オプションとして、フランジカバープレート14は、ねじ締結具による接続方式により筐体構造13に接続されている。例えば、ねじがフランジカバープレート14を貫通し筐体構造13に螺着されることにより、フランジカバープレート14と筐体構造13とを接続することができる。更に、筐体構造13とフランジカバープレート14との間にはシール部材が設けられている。
【0053】
第1のブッシュ15及び第2のブッシュ16は、回転子2の軸方向に沿って分布し、第1のブッシュ15及び第2のブッシュ16は接続されてブッシュを形成し、ブッシュ内の空間は前記チャンバ1を形成し、回転子2の球状構造8はブッシュ内に設けられている。オプションとして、第1のブッシュ15及び第2のブッシュ16はねじによって接続することができる。例えば、ねじは、第2のブッシュ16を通過してから第1のブッシュ15に螺着され、これにより、第1のブッシュ15と第2のブッシュ16とを接続する。第1のブッシュ15及び第2のブッシュ16は、筐体構造13の開放口から底壁に向かう方向に沿って、筐体構造13内に順次設けられている。フランジカバープレート14には、回転子2が駆動機構に接続されるように、貫通孔が設けられている。例えば、回転子2の一端はブッシュ内に設けられ、回転子2の他端はフランジカバープレート14における貫通孔から張り出して駆動機構に接続されている。
【0054】
これに対応して、図1に示すように、供給通路は、供給スルーホール24及び供給孔26を含む。ここで、供給スルーホール24は筐体構造13の側壁に設けられ、供給孔26は、ブッシュの側壁に設けられ、供給スルーホール24に対向している。吐出通路は、吐出スルーホール25及び吐出孔27を含む。ここで、吐出スルーホール25は筐体構造13の側壁に設けられ、吐出孔27は、ブッシュの側壁に設けられ、吐出スルーホール25に対向している。
【0055】
図3に示すように、環状曲面9がブッシュの内壁に直接設けられている実施形態では、環状曲面9は、2つの半環状面に分けられ、2つの半環状面はそれぞれ、第1のブッシュ15及び第2のブッシュ16に設けられ、第1のブッシュ15と第2のブッシュ16とが接続されると、2つの半環状面が突き合わせて環状曲面9を形成する。回転子2の球状構造8をブッシュ内に取り付ける必要がある場合、まず、第1のブッシュ15と第2のブッシュ16とを分解して、回転子2の球状構造8を第2のブッシュ16内に取り付け、次に、第1のブッシュ15を回転子2の球状構造8から離れた一端から回転子2にセットし、最後に第1のブッシュ15と第2のブッシュ16とを接続して、回転子2の球状構造8外に套装されたブッシュを形成する。
【0056】
図8に示すように、環状曲面9がスライドスリーブ10の端面に設けられている実施形態では、第1のブッシュにはストッパプレート48が設けられ、ストッパプレート48の数は2つである。ここで、一方のストッパプレート48は、供給孔26のチャンバから離れた一端に設けられており、固定スリーブ12のチャンバ1から離れた一端に当接するためのものである。他方のストッパプレート48は、吐出孔27のチャンバから離れた一端に設けられており、スライドスリーブ10のチャンバ1から離れた一端に当接するためのものである。ストッパプレート48により、固定スリーブ12とスライドスリーブ10とを位置制限することができ、環状曲面9と回転子2の球状構造8との正確な嵌合関係を保つことができる。供給孔26及び吐出孔27はいずれも、第1のブッシュ15及び第2のブッシュ16にそれぞれ設けられた2つの半円孔を含み、第1のブッシュ15と第2のブッシュ16とが接続されると、第1のブッシュ15における半円孔と第2のブッシュ16における半円孔とは突き合わせて供給孔26又は吐出孔27を形成する。
【0057】
回転子2の球状構造8をブッシュ内に取り付ける必要がある場合、まず、第1のブッシュ15と第2のブッシュ16とを分解し、次に、スライドスリーブ10と固定スリーブ12とを取り付ける。この時第1のブッシュ15が取り付けられていないため、第1のブッシュ15におけるストッパプレート48はスライドスリーブ10及び固定スリーブ12を位置制限せず、スライドスリーブ10及び固定スリーブ12は、チャンバ1から離れる方向へ移動して球状構造8を避けることができる。その後、回転子2の球状構造8を第2のブッシュ16内に入れ、更に第1のブッシュ15を回転子2の球状構造8から離れた一端から回転子2にセットし、第1のブッシュ15における2つのストッパプレート48をそれぞれスライドスリーブ10及び固定スリーブ12に当接して、スライドスリーブ10と固定スリーブとがいずれも回転子2の球状構造8に嵌合する位置にあるようにし、最後に第1のブッシュ15と第2のブッシュ16とを接続し、回転子2の球状構造8外に套装されたブッシュを形成する。
【0058】
更に、高温ガス炉の流れ止め装置は位置決め座35を更に含む。第1のブッシュ15は、位置決め座35を介して筐体構造13に接続されている。位置決め座35は環状構造である。位置決め座35は、第1のブッシュ15の第2のブッシュ16から離れた一端に接続されている。図1図4に示すように、第1のブッシュ15は、ねじ締結具を介して位置決め座35に接続することができる。筐体構造13の内部には取付面49が設けられ、位置決め座35は、取付面49に支持され、ねじ締結具を介して取付面49に接続する。
【0059】
オプションとして、ブッシュにおける供給孔26及び吐出孔27がそれぞれ筐体構造13の供給スルーホール24及び吐出スルーホール25と正対することを確保するために、まず、位置決め座35とブッシュとを接続し、次に、位置決めピンによる位置決め方式により、位置決め座35を取付面49に位置決めさせ、最後にねじ締結具によって位置決め座35を取付面49に固定し、これにより、取付過程における正確な位置決めを確保する。
【0060】
オプションとして、回転子2は位置決め座35に回転可能に嵌合されている。具体的には、高温ガス炉の流れ止め装置は、第2の軸受33、リングナット36、及びストッパガスケットを更に含む。図4に示すように、第2の軸受33の内輪は回転子2に套装され、前記内輪の球状構造8に近い一端は回転子2におけるショルダに当接する。第2の軸受33の外輪はクランプバネによる固定方式により位置決め座35の内孔に取り付けられている。回転子2は第2の軸受33を介して位置決め座35に回転可能に連結されている。リングナット36は回転子2に套装されて回転子2に螺合され、リングナット36は、第2の軸受33を固定するために、第2の軸受33の内輪の球状構造8から離れた一端に当接する。ストッパガスケットは回転子2に套装して接続され、ストッパガスケットは、リングナット36の緩みを防止するために、リングナット36の第2の軸受33から離れた一端に当接する。
【0061】
更に、回転子2はフランジカバープレート14に回転可能に嵌合されている。図1に示すように、具体的には、高温ガス炉の流れ止め装置は、第3の軸受34及び軸受座50を更に含む。軸受座50は、ねじ締結具を介してフランジカバープレート14に接続することができ、第3の軸受34の外輪は軸受座50に取り付けられ、第3の軸受34の内輪は回転子2に套装されている。第2の軸受33及び第3の軸受34の両軸受の配置により、回転子2の運転時の受力状態を改善し、回転子2の運転寿命を向上させることができる。
【0062】
オプションとして、高温ガス炉の流れ止め装置は駆動機構を更に含む。駆動機構は、回転子2のフランジカバープレート14から張り出した部分に接続されており、回転子2を駆動して回転させるためのものである。
【0063】
例えば、駆動機構は、パワーアセンブリ28、カップリング32、及び磁気伝達部材を含む。ここで、磁気伝達部材は、内側から外側へ順に配置された内側磁気アセンブリ29、遮蔽カバー31、外側磁気アセンブリ30、及びホルダを含む。ここで、ホルダは、ねじ締結具を介してフランジカバープレート14に接続することができ、外側磁気アセンブリ30は内側磁気アセンブリ29の外部に嵌設され、遮蔽カバー31は外側磁気アセンブリ30と内側磁気アセンブリ29との間に設けられ、内側磁気アセンブリ29と外側磁気アセンブリ30とは磁気結合接続を形成する。パワーアセンブリ28の出力軸はカップリング32を介して磁気伝達部材の外側磁気アセンブリ30に接続され、回転子2の球状構造8から離れた一端にはスプラインが設けられ、回転子2は、内側磁気アセンブリ29内に入り込み、スプラインを介して内側磁気アセンブリ29に接続されている。内側磁気アセンブリ29が回転子2を回転駆動できる角度がパワーアセンブリ28の出力回転角と一致することを確保するために、内側磁気アセンブリ29と外側磁気アセンブリ30とのヒステリシス角は0.2未満である。オプションとして、パワーアセンブリ28はサーボ駆動システムであり、サーボ駆動システムはサーボ減速モータであってもよい。
【0064】
図1及び図4に示すように、本発明に係るいくつかの実施形態では、第2のブッシュ16の第1のブッシュ15から離れた一端にはシールプレート17が設けられている。シールプレート17の内壁には集積溝6が設けられ、気流通路5及び連通孔4はいずれも集積溝6に連通し、連通孔4は受けカップ3の集積溝6に近い側に設けられている。このようにすると、受けカップ3内の物料は集積溝6に入ることができ、集積溝6を利用して受けカップ3内の粉塵や屑を収容することで、高温ガス炉の流れ止め装置の粉塵や屑に対する収容能力を高め、数がより多く且つサイズがより大きい粉塵や屑を収容し、粉塵や屑が受けカップ3内に蓄積されることを回避することができ、粉塵や屑に対する吹き付けの間隔時間を延長することができる。
【0065】
流れ止め装置の運転中に、粉塵と屑とはいずれも流れ止め装置に放射性汚染を与え、流れ止め装置のメンテナンスを行う必要がある場合には、現場でブッシュ、位置決め座35、第2の軸受33、回転子2、駆動機構、及びリングナット36等を一つ一つ分解し、汚染を除去する必要があり、操作過程が煩雑であるだけでなく、チャンバ内環境の照射と分解部品の照射とのリスクもあり、点検員に危害を与えやすくなる。第2のブッシュ16にシールプレート17を設けることにより、ブッシュ、位置決め座35、第2の軸受33、リングナット36、及び回転子2等を1つの回転ケージアセンブリとして組み合わせることができる。現場で一体としての回転ケージアセンブリを全体的に分解し、その後、回転ケージアセンブリを熱機械修理工場に運んで汚れ除去と部品交換を行うだけで、点検者が長時間チャンバ内で被曝されることなく、機器のメンテナンスと調整とがより容易になる。
【0066】
図2及び図4に示すように、更に、シールプレート17の底部にはボス51が設けられ、筐体構造13の内部には、ボス51に嵌合するための座ぐり孔52が設けられている。このように設置すると、ブッシュを位置決めすることができる。
【0067】
更に、気流通路5は、筐体構造13と第2のブッシュ16とを順次貫通して集積溝6に連通している。吹き付け作業を行う時に、吹き付け気流を、受けカップ3、連通孔4、集積溝6、及び気流通路5の方向に沿って順方向に吹き付けてもよいし、気流通路5、集積溝6、連通孔4、及び受けカップ3の方向に沿って逆方向に吹き付けてもよい。
【0068】
図6図7に示すように、オプションとして、高温ガス炉の流れ止め装置は吹き付け管路及び管継手41を更に含む。吹き付け管路は、筐体構造13の外部に接続され、気流通路5に連通し、管継手41は、吹き付け管路に設けられており、ガス管に接続するためのものである。
【0069】
本発明に係るいくつかの実施形態では、図6に示すように、気流通路5は筐体構造13の側方に延在しており、例えば、気流通路5の延在方向は回転子2の回転軸線に垂直である。気流通路5は、筐体構造13及びブッシュを順次貫通して集積溝6に連通する。更に、吹き付け管路は、順に接続された直管37、湾曲管38、第1のフランジ39、及び第2のフランジ40を含む。直管37は筐体構造13に接続され、第2のフランジ40は直管37の筐体構造13から離れた一端に設けられている。第2のフランジ40と第1のフランジ39とはねじ締結具を介して接続され、管継手41は第2のフランジ40に設けられている。更に、気流通路5、直管37、及び湾曲管38の内径は、いずれも物料の直径以上である。このように設置すると、集積溝6の内部に吹き付けられない屑がある場合には、第2のフランジ40を取り外し、専用工具により詰まり解消や吸引をすることができる。
【0070】
もちろん、気流通路5は、筐体構造13の側方に延在することに限定されない。例えば、図7図9に示すように、本発明に係るほかの実施形態では、気流通路5は、回転子2の回転軸線の方向に沿って延在しており、筐体の底壁及び第2のブッシュ16のシールプレート17を順次貫通して集積溝6に連通している。このように設置すると、高温ガス炉の流れ止め装置の、回転子2の回転軸線に垂直な方向でのサイズをより小さくすることができ、高温ガス炉の流れ止め装置の横方向の占有空間を小さくして、筐体構造13の外部へのシールドの取り付けを容易にすることができる。物料の放射性が強く、流れ止め装置内に複数の球が滞留しているため、筐体構造13の外部のシールドにより、修理員がチャンバ内に入る時、流れ止め装置内の強い放射性を持つ物料のγ放射線による人員への過剰照射を回避することができる。一方では、集積溝6内の粉塵や屑は、直接、気流通路5を通って吹き付け管路内に落下することができ、これにより、流れ止め装置の収容空間と収容能力とが増大し、ひいては、粉塵や屑に対する吹き付けの間隔時間を更に延長することができる。
【0071】
更に、吹き付け管路は、第3のフランジ45、コネクタ46、直管37、第1のフランジ39、及び第2のフランジ40を含む。ここで、第3のフランジ45は、筐体構造13の底部に接続され、直管37はコネクタ46を介して第3のフランジ45に接続されている。第1のフランジ39は、直管37のコネクタ46から離れた一端に接続され、第2のフランジ40はねじ締結具を介して第1のフランジ39に接続されている。管継手41は第2のフランジ40に設けられている。
【0072】
図10に示すように、本発明に係るいくつかの実施形態では、第2のブッシュ16の第1のブッシュ15から離れた一端は貫通して設けられ、筐体構造13の底壁の第2のブッシュ16と対向する位置には集積溝6が設けられ、気流通路5及び連通孔4はいずれも集積溝6に連通し、連通孔4は受けカップ3の集積溝6に近い側に設けられている。このようにすると、受けカップ3内の物料は集積溝6に入ることができ、集積溝6を利用して受けカップ3内の粉塵や屑を収容することで、高温ガス炉の流れ止め装置の粉塵や屑に対する収容能力を高め、数がより多く且つサイズがより大きい粉塵や屑を収容し、粉塵や屑が受けカップ3内に蓄積されることを回避することができ、粉塵や屑に対する吹き付けの間隔時間を延長することができる。更に、気流通路5は、筐体構造13の側方に延在していてもよいし、回転子2の回転軸線に沿って延在していてもよい。
【0073】
本発明に係るいくつかの実施形態では、高温ガス炉の流れ止め装置は第1の軸受18を更に含む。集積溝6内には支柱19が設けられ、回転子2には軸受取付孔が設けられ、第1の軸受18の外輪は回転子2の軸受取付孔に取り付けられ、第1の軸受18の内輪は支柱19に套装されている。第1の軸受18、第2の軸受33、及び第3の軸受34が共に回転子2を支持することにより、回転子2全体の剛性と安定性とを保つことができ、回転子2が気圧の影響を受けてずれてしまうのを防止し、回転子2の球状構造8と環状曲面9との間の隙間を0.05mm~0.1mmの範囲内に保つことができ、前記隙間が機械摩擦、軸受遊び隙間又は詰まり等の要素の影響を受けることを回避することができる。
【0074】
オプションとして、図1及び図10に示すように、支柱19は、集積溝6と共に一体構造として設けられてもよいし、取付構造として設けられてもよい。
【0075】
図4図8及び図10に示すように、本発明に係るいくつかの実施形態では、回転子2の集積溝6に近い一端には保護スリーブ43が設けられている。保護スリーブ43の内孔は、前記軸受取付孔を構成する。空気環境下での黒鉛が良好な潤滑性を有することと異なり、ヘリウムガス環境下では、黒鉛粉末と屑との摩擦係数が著しく1桁増加し、第1の軸受18を保護スリーブ43内に設置することにより、受けカップ3から集積溝6内に流入した粉塵や屑が第1の軸受18に入り込んで、第1の軸受18にする問題を効果的に回避することができる。
【0076】
更に、図4図8及び図10に示すように、保護スリーブ43と回転子2とは、一体構造又は組立構造として設けられている。
【0077】
図1図3及び図5に示すように、本発明に係るいくつかの実施形態では、高温ガス炉の流れ止め装置は、ストッパコラム20と、ストッパコラム20に滑合されるストッパ溝21と、を更に含む。座体及び回転子2のうちの一方にはストッパ溝21が設けられ、他方にはストッパコラム20が設けられている。ストッパ溝21は、円弧構造であり、回転子2の回転軸線と同軸であり、ストッパ溝21の両端は、それぞれ供給通路及び吐出通路に対応する。例えば、ストッパコラム20がストッパ溝21の第1の端に当接する場合、受けカップ3は供給通路に突き合わせる。ストッパコラム20がストッパ溝21の第2の端に当接する場合、受けカップ3は吐出通路に突き合わせる。ストッパコラム20とストッパ溝21との嵌合により、回転子2の回転角度と停止位置とを制限し、回転子2の位置精度を高めることができ、これにより、受けカップ3は供給通路及び吐出通路に良好に突き合わせることができ、回転子2による物料取りと物料入れとの安定性を確保することができる。
【0078】
例えば、ストッパ溝21は回転子2に設けられ、ストッパコラム20は第2のブッシュ16のシールプレート17又は筐体構造13の底壁に設けられている。ストッパ溝21の深さを大きくすることで、回転子2の重量を軽減する効果も奏することができる。
【0079】
最後に、上記の実施形態は、本発明の技術案を説明するためのものに過ぎず、限定するためのものではない。上記の実施形態を参照して本発明を詳しく説明したが、当業者であれば、依然として上記の各実施形態に記載された技術案を変更し、又はその一部の技術的特徴を等価的に置き換えることができ、これらの変更又は置き換えが、対応する技術案の本質を本発明の各実施形態の技術案の趣旨及び範囲から逸脱させるものではないと理解できるはずである。
【符号の説明】
【0080】
1…チャンバ、2…回転子、3…受けカップ、4…連通孔、5…気流通路、6…集積溝、7…支持柱、8…球状構造、9…環状曲面、10…スライドスリーブ、11…弾性部材、12…固定スリーブ、13…筐体構造、14…フランジカバープレート、15…第1のブッシュ、16…第2のブッシュ、17…シールプレート、18…第1の軸受、19…支柱、20…ストッパコラム、21…ストッパ溝、22…供給接続管、23…吐出接続管、24…供給スルーホール、25…吐出スルーホール、26…供給孔、27…吐出孔、28…パワーアセンブリ、29…内側磁気アセンブリ、30…外側磁気アセンブリ、31…遮蔽カバー、32…カップリング、33…第2の軸受、34…第3の軸受、35…位置決め座、36…リングナット、37…直管、38…湾曲管、39…第1のフランジ、40…第2のフランジ、41…管継手、43…保護スリーブ、44…球状要素、45…第3のフランジ、46…コネクタ、47…ガスケット、48…ストッパプレート、49…取付面、50…軸受座、51…ボス、52…座ぐり孔。
図1
図2
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図10