(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-11
(45)【発行日】2024-03-19
(54)【発明の名称】ピクチャ処理方法、装置、デバイス及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04845 20220101AFI20240312BHJP
【FI】
G06F3/04845
(21)【出願番号】P 2023513987
(86)(22)【出願日】2021-08-27
(86)【国際出願番号】 CN2021114944
(87)【国際公開番号】W WO2022042679
(87)【国際公開日】2022-03-03
【審査請求日】2023-03-06
(31)【優先権主張番号】202010899327.2
(32)【優先日】2020-08-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】チェン,グアンホイ
(72)【発明者】
【氏名】ジ,ジンユイ
(72)【発明者】
【氏名】ゾウ,リ
【審査官】塩屋 雅弘
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2010/0162163(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2004/0250216(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/04845
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ピクチャ処理方法であって、
複数種類の処理部位のうちの少なくとも1種の処理部位に対する選び操作に応答して、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位として前記少なくとも1種の処理部位を決定するステップと、
画像編集トリガー操作に応答して、
前記処理対象となるピクチャに対してターゲット処理部位の検出を行うステップと、
前記処理対象となるピクチャにおける
ターゲット処理部位を含む画像領域を決定するステップと、
前記画像領域について対応する拡大コントロールを生成するステップであって、前記拡大コントロールは、前記拡大コントロールと対応関係を有する前記画像領域に含まれる前記ターゲット処理部位の拡大表示をトリガーするためのものであるステップと、
前記画像領域についての拡大コントロールを表示するステップと、
前記拡大コントロールに対するトリガー操作に応答して、画像編集インターフェースにおいて、前記画像領域を拡大表示するステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記処理対象となるピクチャには、少なくとも2つの前記画像領域が含まれ、
前記画像領域についての拡大コントロールを表示する前記ステップは、
前記少なくとも2つの前記画像領域のそれぞれに対応する拡大コントロールを表示するステップを含み、
相応的には、前記拡大コントロールに対するトリガー操作に応答して、画像編集インターフェースにおいて、前記画像領域を拡大表示する前記ステップは、
ターゲット拡大コントロールに対するトリガー操作に応答して、画像編集インターフェースにおいて、前記ターゲット拡大コントロールに対応するターゲット画像領域を拡大表示するステップであって、前記ターゲット画像領域が、前記少なくとも2つの前記画像領域のうちのいずれか1つであるステップを含む
ことを特徴とする請求項
1に記載の方法。
【請求項3】
前記拡大コントロールは、
対応するサムネイル画像を有し、前記サムネイル画像は、
前記拡大コントロールに対応する画像領域に含まれる前記ターゲット処理部位のサムネイル画像である
ことを特徴とする請求項
1または
2に記載の方法。
【請求項4】
画像編集インターフェースにおいて、前記画像領域を拡大表示する前記ステップの前に、
前記画像領域と前記画像編集インターフェースとの間の面積割合に基づいて、前記画像領域に対応する拡大倍率を決定するステップをさらに含み、
相応的には、前記画像編集インターフェースにおいて、前記画像領域を拡大表示する前記ステップは、
前記画像編集インターフェースにおいて、前記拡大倍率に基づいて、前記画像領域を拡大表示するステップを含む
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記画像領域と前記画像編集インターフェースとの間の面積割合に基づいて、前記画像領域に対応する拡大倍率を決定する前記ステップは、
前記画像領域と前記画像編集インターフェースとの間の面積割合が予め設定された割合係数よりも大きい
か否かを決定するステップと、
前記面積割合が前記予め設定された割合係数よりも大きい場合、前記画像領域に対応する拡大倍率として標準拡大倍率を決定するステップと、
前記
面積割合が前記予め設定された割合係数以下である場合、前記面積割合に応じて、前記画像領域に対応する拡大倍率を、前記面積割合が小さいほど、前記拡大倍率が大きくなるように決定するステップと、を含む
ことを特徴とする請求項
4に記載の方法。
【請求項6】
前記画像編集インターフェースにおいて、前記画像領域を拡大表示する前記ステップの後、
前記画像領域に対する画像編集操作に応答して、前記画像編集インターフェースにおいて前記画像領域の編集後画像を表示するステップと、
前記処理対象となるピクチャに対する表示トリガー操作に応答して、前記編集後画像を前記処理対象となるピクチャに合成し、合成されたピクチャを表示するステップと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
ピクチャ処理装置であって、
複数種類の処理部位のうちの少なくとも1種の処理部位に対する選び操作に応答して、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位として前記少なくとも1種の処理部位を決定するための第4決定モジュールと、
画像編集トリガー操作に応答して、
前記処理対象となるピクチャに対してターゲット処理部位の検出を行うための第1検出モジュールと、
前記処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位を含む画像領域を決定するための第1決定モジュールと、
前記画像領域について対応する拡大コントロールを生成するための第1生成モジュールであって、前記拡大コントロールは、前記拡大コントロールと対応関係を有する前記画像領域の拡大表示をトリガーするためのものである第1生成モジュールと、
前記画像領域についての拡大コントロールを表示するための第1表示モジュールと、
前記拡大コントロールに対するトリガー操作に応答して、画像編集インターフェースにおいて、前記画像領域を拡大表示するための拡大表示モジュールと、を含む
ことを特徴とする装置。
【請求項8】
指令が記憶されたコンピュータ可読記憶媒体であって、前記指令が端末デバイス上で実行されるときに、前記端末デバイスに請求項1から
6のいずれか1項に記載の方法を実現させる
ことを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項9】
ピクチャ処理デバイスであって、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムと、を含み、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するときに、請求項1から
6いずれか1項に記載の方法を実現する
ことを特徴とするデバイス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2020年08月31日に中国国家知識産権局に提出された、出願番号が202010899327.2であって、出願の名称が「ピクチャ処理方法、装置、デバイス及び記憶媒体」である中国特許出願に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を本出願に参照により援用する。
[技術分野]
本開示は、ピクチャデータ処理の分野に関し、特に、ピクチャ処理方法、装置、デバイス及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
現在、ピクチャ効果処理ソフトウェアの種類の増加に伴い、ピクチャ効果処理に対するユーザのニーズもますます高くなる。
【0003】
しかし、移動端末のスクリーンが小さいなどの原因により、ピクチャに対して効果処理を行う操作が不便になり、ある程度、ピクチャ処理の効率に影響を与える。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示は、上記技術的課題を解決するために、または上記技術的課題を少なくとも部分的に解決するために、ピクチャ処理の効率を向上させることができるピクチャ処理方法、装置、デバイス及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様によれば、本開示はピクチャ処理方法を提供し、前記方法は、
画像編集トリガー操作に応答して、処理対象となるピクチャに対してターゲット処理部位の検出を行うステップと、
前記処理対象となるピクチャにおける前記ターゲット処理部位を含む画像領域を決定するステップと、
画像編集インターフェースにおいて、前記画像領域を拡大表示するステップと、を含む。
【0006】
選択可能な実施形態では、前記処理対象となるピクチャにおける前記ターゲット処理部位を含む画像領域を決定する前記ステップの後、
前記画像領域についての拡大コントロールを表示するステップをさらに含み、
画像編集インターフェースにおいて、前記画像領域を拡大表示する前記ステップは、
前記拡大コントロールに対するトリガー操作に応答して、画像編集インターフェースにおいて、前記画像領域を拡大表示するステップを含む。
【0007】
選択可能な実施形態では、前記処理対象となるピクチャには少なくとも2つの前記画像領域が含まれ、前記画像領域についての拡大コントロールを表示する前記ステップは、
前記少なくとも2つの前記画像領域のそれぞれに対応する拡大コントロールを表示するステップを含み、
前記拡大コントロールに対するトリガー操作に応答して、画像編集インターフェースにおいて、前記画像領域を拡大表示する前記ステップは、
ターゲット拡大コントロールに対するトリガー操作に応答して、画像編集インターフェースにおいて、前記ターゲット拡大コントロールに対応するターゲット画像領域を拡大表示するステップであって、前記ターゲット画像領域は、前記少なくとも2つの前記画像領域のうちのいずれか1つであるステップを含む。
【0008】
選択可能な実施形態では、前記拡大コントロールは、前記画像領域に対応するサムネイル画像を有し、前記サムネイル画像は、前記画像領域に含まれる前記ターゲット処理部位のサムネイル画像である。
【0009】
選択可能な実施形態では、画像編集インターフェースにおいて、前記画像領域を拡大表示する前記ステップの前に、
前記画像領域と前記画像編集インターフェースとの間の面積割合に基づいて、前記画像領域に対応する拡大倍率を決定するステップをさらに含み、
画像編集インターフェースにおいて、前記画像領域を拡大表示する前記ステップは、
前記画像編集インターフェースにおいて、前記拡大倍率に基づいて、前記画像領域を拡大表示するステップを含む。
【0010】
選択可能な実施形態では、前記画像領域と前記画像編集インターフェースとの間の面積割合に基づいて、前記画像領域に対応する拡大倍率を決定する前記ステップは、
前記画像領域と前記画像編集インターフェースとの間の面積割合が予め設定された割合係数よりも大きい場合、前記画像領域に対応する拡大倍率として標準拡大倍率を決定するステップと、
前記画像領域と前記画像編集インターフェースとの間の面積割合が前記予め設定された割合係数以下である場合、前記面積割合に応じて、前記画像領域に対応する拡大倍率を、前記面積割合が小さいほど、前記拡大倍率が大きくなるように決定するステップと、を含む。
【0011】
選択可能な実施形態では、画像編集インターフェースにおいて、前記画像領域を拡大表示する前記ステップの後、
前記画像領域に対する画像編集操作に応答して、前記画像編集インターフェースにおいて前記画像領域の編集後画像を表示するステップと、
前記処理対象となるピクチャに対する表示トリガー操作に応答して、前記編集後画像を前記処理対象となるピクチャに合成し、合成されたピクチャを表示するステップと、をさらに含む。
【0012】
選択可能な実施形態では、画像編集トリガー操作に応答して、処理対象となるピクチャに対してターゲット処理部位の検出を行う前記ステップの前に、
複数種類の処理部位のうちの少なくとも1種の処理部位に対する選び操作に応答して、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位として前記少なくとも1種の処理部位を決定するステップをさらに含む。
【0013】
第2の態様によれば、本開示はピクチャ処理装置を提供し、前記装置は、
画像編集トリガー操作に応答して、処理対象となるピクチャに対してターゲット処理部位の検出を行うための第1検出モジュールと、
前記処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位を含む画像領域を決定するための第1決定モジュールと、
画像編集インターフェースにおいて、前記画像領域を拡大表示するための拡大表示モジュールと、を含む。
【0014】
第3の態様によれば、本開示はコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体に指令が記憶されており、前記指令が端末デバイス上で実行されるときに、前記端末デバイスに上記の方法を実現させる。
【0015】
第4の態様によれば、本開示はデバイスを提供し、メモリと、プロセッサと、前記メモリに記憶されて前記プロセッサ上で実行可能なコンピュータプログラムと、を含み、前記プロセッサが前記コンピュータプログラムを実行するときに、上記の方法を実現する。
【0016】
本開示の実施例によって提供される技術案は、従来技術と比べて、以下のような利点を有する。
本開示の実施例はピクチャ処理方法を提供し、画像編集トリガー操作を受信した場合、処理対象となるピクチャに対してターゲット処理部位の検出を行い、その後、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位を含む画像領域を決定し、最終的に、画像編集インターフェースにおいて、当該画像領域を拡大表示する。このように、本開示の実施例は、画像編集操作をトリガーした場合、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位を迅速に位置決めし、同時に、画像編集インターフェースにおいて拡大表示することができ、ユーザがターゲット処理部位に対して画像編集処理を行うことを容易にし、ある程度、ピクチャ処理の効率を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
ここでの図面は、本明細書に組み込まれ、本明細書の一部を構成するものであり、本開示に該当する実施例を示し、明細書と共に本開示の原理を解釈する役割を果たす。
本開示の実施例、または従来技術における技術案をより明瞭に説明するために、以下、実施例または従来技術の記述に使用される必要がある図面を簡単に紹介し、明らかに、当業者にとって、創造的な労働を費やすことがない前提で、さらにこれらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
【
図1】本開示の実施例によるピクチャ処理方法のフローチャートである。
【
図2】本開示の実施例による複数人の集合写真ピクチャの処理方法のフローチャートである。
【
図3】本開示の実施例によるピクチャ処理装置の構成ブロック図である。
【
図4】本開示の実施例によるピクチャ処理デバイスの構成ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本開示の上記目的、特徴、及び利点をより明瞭に理解できるために、以下、本開示の方案をさらに記述する。なお、矛盾しない場合、本開示の実施例、及び実施例における特徴を互いに組み合わせることができる。
【0019】
以下の記述において、本開示を十分に理解するために、多くの具体的な細部が述べられているが、本開示はさらに、ここで記述する方式と異なる他の方式を採用して実施することができ、明らかに、明細書における実施例は、本開示の一部の実施例に過ぎず、すべての実施例ではない。
【0020】
ユーザがピクチャに対して効果処理を行う過程において、ピクチャにおけるある細部に対して調整する必要がある場合、通常、ピクチャを手動で拡大し、次に、拡大された当該細部を見つけ、さらに効果処理を的確に行う必要がある。
【0021】
例えば、ユーザがスマートフォンを介してピクチャにおける顔に対して画像修正を行う過程において、ピクチャを手動で拡大し、次に、ドラッグアンドドロップを続けて顔部位を見つけ、さらに顔部位に対して画像修正を行う必要がある。
【0022】
明らかに、上記ピクチャ処理過程の操作は複雑すぎて、ピクチャにおける処理が必要な細部に対する位置決め及び拡大の効率が比較的低く、ある程度、ピクチャ処理の効率に影響を与える。
【0023】
このため、本開示はピクチャ処理方法を提供し、画像編集トリガー操作を受信した場合、処理対象となるピクチャに対してターゲット処理部位の検出を行い、次に、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位を含む画像領域を決定し、最終的に、画像編集インターフェースにおいて、当該画像領域を拡大表示する。このように、本開示の実施例は、画像編集操作をトリガーした場合、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位を迅速に位置決めし、同時に、画像編集インターフェースにおいて拡大表示することができ、ユーザがターゲット処理部位に対して画像編集処理を行うことを容易にし、ある程度、ピクチャ処理の効率を向上させる。
【0024】
これに基づいて、本開示の実施例はピクチャ処理方法を提供し、
図1を参照すれば、本開示の実施例によるピクチャ処理方法のフローチャートであり、当該方法は、ステップS101~S103を含む。
S101:画像編集トリガー操作に応答して、処理対象となるピクチャに対してターゲット処理部位の検出を行う。
【0025】
本開示の実施例では、処理対象となるピクチャは、ピクチャにおける細部を処理する必要があるピクチャであってもよく、例えば、人物に対して画像修正を行う必要がある人物ピクチャであり、1人の自撮りピクチャを含んでもよいし、複数人の集合写真ピクチャを含んでもよい。また例えば、処理対象となるピクチャは、細部の画像修正を行う必要がある特定物体ピクチャであってもよく、例えば、ある物体の広告ピクチャなどである。
【0026】
実際の適用では、異なるピクチャには、異なる細部に対する処理要求が存在する可能性があり、例えば、人物ピクチャについて、顔部位、人の足部位、または目部位に対する画像修正処理要求が存在する可能性があり、特定物体ピクチャについて、他の特定の細部に対する画像修正処理要求が存在する可能性があり、例えば、あるタイプの特定物体の広告ピクチャであれば、広告ピクチャ上の当該特定物体に対して画像修正処理を行う必要がある。
【0027】
従って、選択可能な実施形態では、処理対象となるピクチャを処理する前に、まず、ピクチャ処理要求に基づいて、処理対象となるピクチャに対応するターゲット処理部位を決定することができ、それにより、後続に当該ターゲット処理部位に対して当該処理対象となるピクチャを処理する。
【0028】
選択可能な実施形態では、ユーザに複数種類の選択可能な処理部位を提供することができ、ユーザは、ピクチャ処理要求に基づいて、選択可能な処理部位から処理対象となるピクチャのために少なくとも1種の処理部位を選択して、当該処理対象となるピクチャに対応するターゲット処理部位とすることができる。例えば、人物ピクチャについて、ユーザのために顔部位、人の足部位、及び目部位という3種類の選択可能な処理部位を同時に提供することができ、ユーザが処理対象となるピクチャのために少なくとも1つの処理部位を選択した後、選択された処理部位を、当該処理対象となるピクチャに対応するターゲット処理部位とする。
【0029】
なお、本開示の実施例では、処理対象となるピクチャに対応するターゲット処理部位は1つであってもよいし、複数であってもよい。例えば、人物ピクチャについて、それに対応するターゲット処理部位は、顔部位及び人の足部位を同時に含むことができる。
【0030】
本開示の実施例では、画像編集トリガー操作を受信した場合、処理対象となるピクチャに対してターゲット処理部位の検出を行うことができる。例えば、画像編集トリガー操作を受信した場合、処理対象となるピクチャに対して顔部位の検出を行う。
【0031】
選択可能な実施形態では、処理対象となるピクチャに対応するターゲット処理部位を決定した後、画像編集トリガー操作を受信すると、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位を検出する。例えば、処理対象となるピクチャに対応するターゲット処理部位を決定した後、画像編集ボタンをクリックすることにより、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位に対する検出をトリガーすることができる。
【0032】
別の選択可能な実施形態では、処理対象となるピクチャに対応するターゲット処理部位を決定することにより、処理対象となるピクチャに対する画像編集操作をトリガーすることができる。例えば、処理対象となるピクチャのために、対応するターゲット処理部位を選択して確認ボタンをトリガーする場合、当該処理対象となるピクチャに対する画像編集操作を同時にトリガーすることもできる。
【0033】
本開示の実施例では、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位に対する検出は、機械学習モデルに基づいて実現されることができる。例えば、顔画像の機械学習モデルを予めトレーニングしてから、処理対象となるピクチャにおける顔部位を当該機械学習モデルに基づいて検出する。他のターゲット処理部位に対する検出について、類似する方式に基づいて実現してもよく、本開示の実施例は、具体的に紹介しない。
【0034】
S102:前記処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位を含む画像領域を決定する。
【0035】
本開示の実施例では、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位を検出した後、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位の位置を決定することができ、さらに、処理対象となるピクチャにおける当該ターゲット処理部位を含む画像領域を決定する。当該画像領域は、当該ターゲット処理部位を含む最小矩形領域であってもよい。
【0036】
実際の適用では、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位を複数含む可能性があるため、処理対象となるピクチャにおける各ターゲット処理部位を検出した後、検出されたターゲット処理部位ごとに、当該ターゲット処理部位を含む画像領域をそれぞれ決定することができる。
【0037】
選択可能な実施形態では、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位が含まれた画像領域を決定した後、ユーザが当該処理対象となるピクチャにおける処理が必要な部位を直感的に了解できるように、当該処理対象となるピクチャにおいて当該画像領域を強調表示することができる。選択可能な実施形態では、当該画像領域への強調表示を実現するように、画像領域の境界を破線の形式で表示することができる。
【0038】
S103:画像編集インターフェースにおいて、前記画像領域を拡大表示する。
【0039】
本開示の実施例では、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位が含まれる画像領域を決定した後、ユーザが拡大表示後の画像領域に対して画像編集処理を行うように、画像編集インターフェースにおいて当該画像領域を拡大表示することができる。
【0040】
選択可能な実施形態では、処理対象となるピクチャにおける画像領域をダブルクリックすることにより、当該画像領域についての拡大表示をトリガーすることができる。
【0041】
別の選択可能な実施形態では、画像領域が、対応する拡大コントロールを有する場合、当該拡大コントロールに対するトリガー操作に応答して、当該画像領域を拡大表示することができる。具体的には、拡大コントロールをクリックすることにより、当該拡大コントロールに対応する画像領域についての拡大表示をトリガーすることができる。
【0042】
なお、画像領域を拡大表示する前に、当該画像領域について拡大表示する拡大倍率を決定することができる。具体的には、当該画像領域と画像編集インターフェースとの間の面積割合に基づいて、画像領域に対応する拡大倍率を決定することができる。そして、前記画像編集インターフェースにおいて、当該拡大倍率に基づいて当該画像領域を拡大表示する。
【0043】
選択可能な実施形態では、画像領域を拡大表示する前に、当該画像領域と画像編集インターフェースとの間の面積割合を決定する。当該面積割合が予め設定された割合係数よりも大きい場合は、表示スクリーンに占める当該画像領域の割合が比較的に大きいことを示し、当該画像領域に対応する拡大倍率として標準拡大倍率を決定することができ、そして、当該予め設定された拡大倍率に基づいて、当該画像領域を拡大表示する。
【0044】
理解できるように、面積割合が予め設定された割合係数よりも大きい画像領域について、同じ予め設定された拡大倍率に基づいて拡大表示し、即ち、当該画像領域におけるターゲット処理部位の明瞭な表示を実現することができ、拡大表示後のターゲット処理部位は、ユーザのピクチャ処理要件を満たすことができる。
【0045】
面積割合が予め設定された割合係数以下である画像領域について、いずれも統一された予め設定された拡大倍率に基づいて拡大表示すれば、拡大表示後の画像領域におけるターゲット処理部位が依然として不明瞭に表示されるという課題が現れる可能性があり、つまり、予め設定された拡大倍率に基づいて当該画像領域を拡大表示しても、拡大表示後の画像領域におけるターゲット処理部位が不明瞭に表示されるため、拡大表示しても、当該画像領域に対するユーザの処理要件を満たすことができない。
【0046】
従って、本開示の実施例は、画像領域と表示スクリーンとの間の面積割合が予め設定された拡大倍率以下であると判定した場合、当該画像領域に対応する拡大倍率を当該面積割合に応じて決定することができる。ここで、面積割合が小さいほど、対応する拡大倍率が大きくなることにより、拡大表示後の画像領域におけるターゲット処理部位が、当該画像領域に対するユーザの処理要件を満たすことができることが保証される。
【0047】
実際の適用シーンでは、ピクチャ処理の過程において、画像領域に対する画像編集処理を完了するたびに、編集後画像領域を処理対象となるピクチャに合成することによって、オリジナルピクチャにおける編集後ピクチャの全体的な効果をチェックするために、ピクチャに対して絶えず拡大及び回復操作を行う必要がある。
【0048】
このため、本開示の実施例は、拡大表示後の画像領域に対する画像編集操作を受信した場合、画像編集インターフェースに画像領域の編集後画像を表示し、そして、処理対象となるピクチャに対する表示トリガー操作を受信した場合、編集後画像を処理対象となるピクチャに合成し、合成されたピクチャを表示する。
【0049】
選択可能な実施形態では、表示インターフェースに表示コントロールを設置することができ、ユーザは、画像領域におけるターゲット処理部位に対する画像編集処理を完了した後、当該表示をクリックすることにより、処理対象となるピクチャに対する表示操作をトリガーし、編集後画像を処理対象となるピクチャに合成し、合成された処理対象となるピクチャを表示することができ、これにより、ユーザは、ターゲット処理部位に対して画像編集処理を行った後の処理対象となるピクチャの全体的な効果をチェックすることができる。同時に、ワンクリック回復の機能設置により、全体的なピクチャ処理効率を向上させることができる。
【0050】
本開示の実施例によるピクチャ処理方法では、画像編集トリガー操作を受信した場合、処理対象となるピクチャに対してターゲット処理部位の検出を行い、その後、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位を含む画像領域を決定し、最終的に、画像編集インターフェースにおいて、当該画像領域を拡大表示する。このように、本開示の実施例は、画像編集操作をトリガーした場合、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位を迅速に位置決めし、同時に、画像編集インターフェースにおいて拡大表示することができ、ユーザがターゲット処理部位に対して画像編集処理を行うことを容易にし、ある程度、ピクチャ処理の効率を向上させる。
【0051】
本技術案を容易に理解するために、本開示はさらに、適用シーンの実施例を提供し、
図2を参照すれば、本開示の実施例による複数人の集合写真ピクチャの処理方法のフローチャートであり、当該方法は、ステップS201~S206を含む。
S201:複数人の集合写真ピクチャに対応するターゲット処理部位として顔部位を決定する。
【0052】
本開示の実施例では、複数人の集合写真ピクチャについて、複数人の集合写真ピクチャに対応するターゲット処理部位として顔部位を決定することにより、ユーザが当該複数人の集合写真ピクチャにおける顔に対して画像修正処理を行うことを容易にする。
【0053】
なお、本開示の実施例は、顔部位をターゲット処理部位とする例であり、他の部位をターゲット処理部位とする実現方式について、参照により理解することができ、ここでは贅言しない。複数人の集合写真ピクチャにおけるターゲット処理部位について、1種であってもよいし、複数種類であってもよい。具体的には、複数種類の処理部位のうちの少なくとも1種の処理部位に対するユーザの選び操作を受信した場合、当該少なくとも1種の処理部位を複数人の集合写真ピクチャにおけるターゲット処理部位として決定することができ、例えば、当該少なくとも1種の処理部位は、顔部位及び人の足部位を含む。
【0054】
S202:画像編集トリガー操作に応答して、前記複数人の集合写真ピクチャに対して顔部位の検出を行う。
【0055】
本開示の実施例では、画像編集トリガー操作を受信した場合、複数人の集合写真ピクチャにおける各顔部位を検出することができ、具体的に、顔認識モデルを利用して顔部位への検出を実現することができる。
【0056】
選択可能な実施形態では、複数人の集合写真ピクチャに対応するターゲット処理部位を決定すると同時に、顔部位に対する検出操作をトリガーして、複数人の集合写真ピクチャにおける顔への検出を実現することができる。
【0057】
S203:複数人の集合写真ピクチャにおける顔部位を含む画像領域を決定し、各画像領域についての拡大コントロールをそれぞれ表示する。
【0058】
本開示の実施例では、複数人の集合写真ピクチャにおける各顔部位を検出することにより、当該複数人の集合写真ピクチャにおける各顔の位置を決定し、1人の顔ごとに1つの画像領域を決定することができる。具体的には、処理対象となるピクチャには3枚の顔が含まれると仮定すると、当該処理対象となるピクチャにおけるそれぞれ上記3枚の顔が含まれる画像領域を決定し、即ち、3つの画像領域を決定し、各画像領域には、上記3枚の顔のうちの1枚の顔が含まれる。
【0059】
本開示の実施例では、複数人の集合写真ピクチャにおける顔部位を含む画像領域を決定した後、画像領域の拡大表示をトリガーすることを容易にするために、本開示の実施例は、画像領域の拡大表示をトリガーするために、画像領域について拡大コントロールを生成することができる。
【0060】
選択可能な実施形態では、複数人の集合写真ピクチャに、ターゲット処理部位が含まれる複数の画像領域が存在すると判定された場合、各画像領域について、対応する拡大コントロールをそれぞれ生成することができ、各拡大コントロールは、当該拡大コントロールと対応関係にある画像領域の拡大表示をトリガーし、画像領域を拡大表示することを実現するために用いられ、即ち、当該画像領域に含まれるターゲット処理部位を拡大表示する。
【0061】
なお、各拡大コントロールにそれぞれ対応する画像領域の決定を容易にするために、各拡大コントロールについてそれぞれサムネイル画像を設置することができ、具体的には、各拡大コントロールに対応する画像領域に含まれるターゲット処理部位のサムネイル画像を、当該拡大コントロールのサムネイル画像として利用することができる。
【0062】
選択可能な実施形態では、拡大コントロール上の表示パターンは、当該拡大コントロールに対応する画像領域に含まれるターゲット処理部位のサムネイル画像である。表示されたサムネイル画像に基づいて、複数人の集合写真ピクチャにおける処理が必要な画像領域の拡大表示をより正確にトリガーすることができる。
【0063】
別の選択可能な実施形態では、複数人の集合写真ピクチャに、ターゲット処理部位が含まれる複数の画像領域が存在すると判定された場合、各画像領域のために1つの拡大コントロールを生成することができる。具体的には、複数人の集合写真ピクチャにおける任意の1つの画像領域が選ばれた後、当該拡大コントロールへのクリックにより、選ばれた画像領域についての拡大表示をトリガーすることができる。
【0064】
各顔に対応する画像領域は、当該顔が含まれる最小矩形領域であってもよい。
【0065】
S204:ターゲット拡大コントロールに対するトリガー操作に応答して、画像編集インターフェースにおいて、当該ターゲット拡大コントロールに対応するターゲット画像領域を拡大表示し、前記ターゲット画像領域は、前記少なくとも2つの前記画像領域のうちのいずれか1つである。本開示の実施例では、複数人の集合写真ピクチャの各顔について、いずれも対応する拡大コントロールを有し、ユーザは、ピクチャ処理要求に基づいて、ターゲット拡大コントロールをクリックすることで、画像編集インターフェースにおいて当該ターゲット拡大コントロールに対応する画像領域を拡大表示することができる。
【0066】
S205:前記画像領域に対する画像編集操作に応答して、前記画像編集インターフェースにおいて前記画像領域の編集後画像を表示する。
本開示の実施例では、画像編集インターフェースにおいて画像領域を拡大表示した後、ユーザは、当該画像領域に対して画像編集操作、例えば、顔部位の細部の画像修正、全体的な色調整などを実行し、そして、画像編集インターフェースにおいて当該画像領域に対応する編集後画像を表示することができる。
【0067】
S206:複数人の集合写真ピクチャに対する表示トリガー操作に応答して、前記編集後画像を複数人の集合写真ピクチャに合成した後、合成された複数人の集合写真ピクチャを表示する。
【0068】
実際の適用では、ユーザは、拡大表示された画像領域における顔に対して画像修正を行った後、通常、複数人の集合写真ピクチャ全体における画像修正後の顔の全体的な表示効果をチェックする必要がある。
【0069】
従って、本開示の実施例は、複数人の集合写真ピクチャに対する表示操作をトリガーすることにより、例えば、回復ボタンをクリックするなどの方式で、編集後画像をオリジナルピクチャに合成することをトリガーすることができ、複数人の集合写真ピクチャの回復表示をワンクリックでトリガーすることを実現し、ピクチャ処理効率を向上させる。
【0070】
画像編集についての操作は、複数人の集合写真ピクチャにおける画像領域に対して、拡大表示、画像編集、及び編集後画像領域をオリジナル画像に合成して全体的な効果をチェックすることを絶えず行う必要がある循環操作であるため、本開示は、画像領域の拡大表示をワンクリックでトリガーし、及び編集後画像領域をオリジナル画像に合成して全体的な効果をチェックすることをワンクリックでトリガーすることにより、ユーザが複数人の集合写真ピクチャに対する効果処理を完了することを容易にする。
【0071】
本開示の実施例によって提供される集合写真ピクチャ処理方法では、複数人の集合写真ピクチャに対して顔認識を行うことにより、複数人の集合写真ピクチャにおける各顔に対応する画像部位を決定することができ、顔を迅速に位置決めすることを実現する。また、さらにボタンにより、画像領域の拡大表示をワンクリックでトリガーし、及び複数人の集合写真ピクチャの回復表示をワンクリックでトリガーすることができ、ユーザの操作が簡単であり、ある程度、ピクチャ処理の効率を向上させる。
【0072】
本開示はさらに、上記方法実施例と同じ発明構想に基づいて、ピクチャ処理装置を提供し、
図3を参照すれば、本開示の実施例によるピクチャ処理装置であり、前記装置は、
画像編集トリガー操作に応答して、処理対象となるピクチャに対してターゲット処理部位の検出を行うための第1検出モジュール301と、
前記処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位を含む画像領域を決定するための第1決定モジュール302と、
画像編集インターフェースにおいて、前記画像領域を拡大表示するための拡大表示モジュール303と、を含む。
【0073】
選択可能な実施形態では、前記装置はさらに、
前記画像領域についての拡大コントロールを表示するための第1表示モジュールを含み、
前記拡大表示モジュールは具体的に、
前記拡大コントロールに対するトリガー操作に応答して、画像編集インターフェースにおいて、前記画像領域を拡大表示するために用いられる。
【0074】
選択可能な実施形態では、前記処理対象となるピクチャには少なくとも2つの前記画像領域が含まれ、
前記第1表示モジュールは具体的に、前記少なくとも2つの前記画像領域のそれぞれに対応する拡大コントロールを表示するために用いられ、
前記拡大表示モジュール303は具体的に、
ターゲット拡大コントロールに対応するトリガー操作に応答して、画像編集インターフェースにおいて、前記ターゲット拡大コントロールに対応するターゲット画像領域を拡大表示するために用いられ、前記ターゲット画像領域は、前記少なくとも2つの前記画像領域のうちのいずれか1つである。
【0075】
選択可能な実施形態では、前記拡大コントロールは、前記画像領域に対応するサムネイル画像を有し、前記サムネイル画像は、前記画像領域に含まれる前記ターゲット処理部位のサムネイル画像である。
【0076】
選択可能な実施形態では、前記装置はさらに、
前記画像領域と前記画像編集インターフェースとの間の面積割合に基づいて、前記画像領域に対応する拡大倍率を決定するための第3決定モジュールを含み、
前記拡大表示モジュールは具体的に、
前記画像編集インターフェースにおいて、前記拡大倍率に基づいて、前記画像領域を拡大表示するために用いられる。
【0077】
選択可能な実施形態では、前記第3決定モジュールは、
前記画像領域と前記画像編集インターフェースとの間の面積割合が予め設定された割合係数よりも大きい場合、前記画像領域に対応する拡大倍率として予め設定された拡大倍率を決定するための第1決定サブモジュールと、
前記画像領域と前記画像編集インターフェースとの間の面積割合が前記予め設定された割合係数以下である場合、前記面積割合に応じて、前記画像領域に対応する拡大倍率を、前記面積割合が小さいほど前記拡大倍率が大きくなるように決定するための第2決定サブモジュールと、を含む。
【0078】
選択可能な実施形態では、前記装置はさらに、
前記画像領域に対する画像編集操作に応答して、前記画像編集インターフェースにおいて前記画像領域の編集後画像を表示するための第2表示モジュールと、
前記処理対象となるピクチャに対する表示トリガー操作に応答して、前記編集後画像を前記処理対象となるピクチャに合成し、合成されたピクチャを表示するための第3表示モジュールと、を含む。
【0079】
選択可能な実施形態では、前記装置はさらに、
複数種類の処理部位のうちの少なくとも1種の処理部位に対する選び操作に応答して、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位として前記少なくとも1種の処理部位を決定するための第4決定モジュールを含む。
【0080】
本開示の実施例によって提供されるピクチャ処理装置では、画像編集トリガー操作を受信した場合、処理対象となるピクチャに対してターゲット処理部位の検出を行い、その後、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位を含む画像領域を決定し、最終的に、画像編集インターフェースにおいて、当該画像領域を拡大表示する。このように、本開示の実施例は、画像編集操作をトリガーした場合、処理対象となるピクチャにおけるターゲット処理部位を迅速に位置決めし、同時に、画像編集インターフェースにおいて拡大表示することができ、ユーザがターゲット処理部位に対して画像編集処理を行うことを容易にし、ピクチャ処理の効率をある程度向上させる。
【0081】
なお、本開示の実施例はさらにピクチャ処理デバイスを提供し、
図4を参照して示すように、
プロセッサ401、メモリ402、入力装置403、及び出力装置404を含むことができる。ピクチャ処理デバイスにおけるプロセッサ401の数は1つまたは複数であってもよく、
図4において、1つのプロセッサを例とする。本開示のいくつかの実施例では、プロセッサ401、メモリ402、入力装置403、及び出力装置404は、バスまたは他の方式を介して接続されることができ、
図4において、バスを介して接続されることを例とする。
【0082】
メモリ402は、ソフトウェアプログラム及びモジュールを記憶するために用いられることができ、プロセッサ401は、メモリ402に記憶されるソフトウェアプログラム及びモジュールを実行することによって、ピクチャ処理デバイスの様々な機能アプリケーション及びデータ処理を実行する。メモリ402は主にプログラム記憶エリア及びデータ記憶エリアを含むことができ、プログラム記憶エリアは、操作システム、少なくとも1つの機能に必要なアプリケーションプログラムなどを記憶することができる。また、メモリ402は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよいし、不揮発性メモリ、例えば、少なくとも1つの磁気ディスクストレージデバイス、フラッシュメモリデバイス、または他の揮発性ソリッドステートメモリデバイスを含んでもよい。入力装置403は、入力された数字または文字情報を受信し、及び、ピクチャ処理デバイスのユーザ設置と機能制御に関する信号入力を生成するために用いられることができる。
【0083】
具体的には、本実施例では、プロセッサ401は、以下のような指令に従って、1つまたは複数のアプリケーションプログラムのプロセスに対応する実行可能なファイルをメモリ402にロードし、プロセッサ401がメモリ402に記憶されるアプリケーションプログラムを実行することによって、上記ピクチャ処理デバイスの様々な機能を実現する。
【0084】
なお、本明細書では、「第1」及び「第2」等のような関係用語は、単に1つの実体または操作を他の実体または操作と区別するために使用されるものであり、必ずしも、これらの実体または操作の間に任意のこのような実際の関係または順位付けが存在することを要求または暗示するわけではない。さらに、「含む」、「包含」という用語、または任意の他の変形は、非排他的な包含をカバーすることを意味することで、一連の要素を含むプロセス、方法、物品またはデバイスは、それらの要素だけでなく、明確に列挙されていない他の要素も含む、或いは、このようなプロセス、方法、物品またはデバイスに固有の要素をさらに含む。それ以上の制限がない状況では、「1つの…を含む」という文によって限定される要素は、前記要素を含むプロセス、方法、物品またはデバイスには他の同様な要素がさらに存在することを排除しない。
【0085】
上記の説明は、単に、当業者が本開示を理解し実現することができるように示した本開示の具体的な実施形態に過ぎない。これらの実施例に対する様々な補正は、当業者にとって自明であり、本明細書において定義された一般的な原理は、本開示の精神または範囲を逸脱することなく別の実施例で実現され得る。従って、本開示は、本明細書に記載されたこれらの実施例に限定されるものではなく、本明細書に開示された原理及び新規的な特徴に一致する最も広い範囲に該当すべきである。