(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-12
(45)【発行日】2024-03-21
(54)【発明の名称】噴霧ノズル
(51)【国際特許分類】
B05B 7/04 20060101AFI20240313BHJP
【FI】
B05B7/04
(21)【出願番号】P 2021151979
(22)【出願日】2021-09-17
【審査請求日】2023-03-10
(73)【特許権者】
【識別番号】397002360
【氏名又は名称】ヤマホ工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100130513
【氏名又は名称】鎌田 直也
(74)【代理人】
【識別番号】100074206
【氏名又は名称】鎌田 文二
(74)【代理人】
【識別番号】100130177
【氏名又は名称】中谷 弥一郎
(72)【発明者】
【氏名】今川 良成
【審査官】大塚 美咲
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-319365(JP,A)
【文献】特開2019-25432(JP,A)
【文献】実開昭57-047258(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B05B 7/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
軸心部に液体通路が貫通形成され、後端側に外周から前記液体通路に貫通する空気導入孔が形成された円筒状のノズル本体と、前記ノズル本体の先端部に取り付けられる円盤状の噴板と、前記ノズル本体の先端側で前記噴板の後方に配される整流中子とを備え、
前記噴板は、径方向に沿って延びる断面U字状の膨出部が形成され、その膨出部の長手方向中央に幅方向に延びる噴口があけられたものであり、
前記ノズル本体の後端側から前記液体通路に供給された液体が、前記空気導入孔から吸い込まれた空気と混合されて、前記整流中子で整流された後に、前記噴板の噴口から扁平な扇形の噴霧パターンで噴射されるようになっている噴霧ノズルにおいて、
前記整流中子は、前記空気導入孔から吸い込まれた空気と混合された液体を前記噴板に向けて流す流路が、前記噴板の膨出部の延びる方向に並ぶように少なくとも3つ設けられており、その中央の流路は、前記ノズル本体の軸方向から見て前記噴板の噴口と重なる位置に配されていることを特徴とする噴霧ノズル。
【請求項2】
前記ノズル本体の空気導入孔よりも後方の液体通路内に、中央にオリフィスを有するオリフィス板が配されており、前記オリフィス板よりも後方の液体通路内にオリフィス中子が配され、前記オリフィス中子は、前記ノズル本体の後端側から供給された液体を前記オリフィス板に向けて流す流路が、前記ノズル本体の軸方向から見て前記オリフィス板のオリフィスとずれた位置に配されていることを特徴とする請求項1に記載の噴霧ノズル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、農薬や水等の液体の散布に用いられる空気混入式の噴霧ノズルに関する。
【背景技術】
【0002】
農薬や水等の液体を散布するための噴霧ノズルには、例えば特許文献1等に記載されているような空気混入式のものがある。空気混入式の噴霧ノズルは、供給される液体に空気を混入させ、液体を粒子径の大きい霧粒にして噴射することにより、噴射距離を長くとれるようにしたもので、液体肥料や水の散布等、遠い場所への霧粒の到達性が重視される用途に適している。
【0003】
図5は一般的な空気混入式の噴霧ノズルの一例を示す。この噴霧ノズルは、軸心部に液体通路1aが貫通形成され、後端側に外周から液体通路1aに貫通する空気導入孔1bが形成された円筒状のノズル本体1と、ノズル本体1の先端部にキャップ2で取り付けられる円盤状の噴板3と、噴板3とノズル本体1の間をシールする環状のシール部材4と、ノズル本体1の先端面と噴板3との間に配される整流中子5と、ノズル本体1の空気導入孔1bよりも後方の液体通路1a内に配されるオリフィス板6と、ノズル本体1を導液管等の外部の液体供給側部材に接続するユニオンナット7とを備えている。
【0004】
その噴板3は、径方向に沿って延びる断面U字状の膨出部3aが形成されており、その膨出部3aの長手方向中央に幅方向に延びる噴口3bがあけられている。また、整流中子5は、ノズル本体1の空気導入孔1bから吸い込まれた空気と混合された液体を噴板3に向けて流す2つの流路5aが、噴板3の膨出部3aの延びる方向に並び、かつノズル本体1の軸心に対して対称となるように設けられている。
【0005】
そして、ノズル本体1の後端側から液体通路1aに供給された液体が、オリフィス板6の中央に設けられたオリフィス6aを通過し、空気導入孔1bから吸い込まれた空気と混合されて、整流中子5で整流された後に、噴板3の噴口3bから霧粒の状態で噴射されるようになっている。その霧粒の噴霧パターンは、噴板3の膨出部3aの長手方向に薄く、その方向と直交する平面に沿って扇形に広がる扁平なものとなる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上記のような空気混入式の噴霧ノズルでは、霧粒の噴霧パターンである扁平な扇形の厚みを小さくした方が、霧粒をより均一に噴霧対象物へ散布することができる。また、ブームスプレイヤー等の大型の液体散布装置に取り付けた場合には、噴霧パターンの扇形の厚みが小さい方が、噴霧ノズルの周辺の部材への霧粒の付着を少なくすることができる。
【0008】
そこで、本発明は、空気混入式の噴霧ノズルにおいて、霧粒の噴霧パターンである扁平な扇形の厚みを小さくすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記の課題を解決するために、本発明は、軸心部に液体通路が貫通形成され、後端側に外周から前記液体通路に貫通する空気導入孔が形成された円筒状のノズル本体と、前記ノズル本体の先端部に取り付けられる円盤状の噴板と、前記ノズル本体の先端側で前記噴板の後方に配される整流中子とを備え、前記噴板は、径方向に沿って延びる断面U字状の膨出部が形成され、その膨出部の長手方向中央に幅方向に延びる噴口があけられたものであり、前記ノズル本体の後端側から前記液体通路に供給された液体が、前記空気導入孔から吸い込まれた空気と混合されて、前記整流中子で整流された後に、前記噴板の噴口から扁平な扇形の噴霧パターンで噴射されるようになっている噴霧ノズルにおいて、前記整流中子は、前記空気導入孔から吸い込まれた空気と混合された液体を前記噴板に向けて流す流路が、前記噴板の膨出部の延びる方向に並ぶように少なくとも3つ設けられており、その中央の流路は、前記ノズル本体の軸方向から見て前記噴板の噴口と重なる位置に配されている構成を採用した。
【0010】
上記の構成によれば、整流中子の中央の流路を通過した液体が、進行方向を変えることなく噴板の噴口に到達し、霧粒となってノズル本体の軸方向に噴出するので、従来の2つの流路を有する整流中子を用いる場合に比べて、噴霧パターンの扇形の厚み方向両側の霧粒が厚み方向中央部の霧粒に引き付けられやすくなり、厚み方向の霧粒の広がりを抑えることができる。
【0011】
さらに、上記の構成においては、前記ノズル本体の空気導入孔よりも後方の液体通路内に、中央にオリフィスを有するオリフィス板が配されており、前記オリフィス板よりも後方の液体通路内にオリフィス中子が配され、前記オリフィス中子は、前記ノズル本体の後端側から供給された液体を前記オリフィス板に向けて流す流路が、前記ノズル本体の軸方向から見て前記オリフィス板のオリフィスとずれた位置に配されていることが好ましい。
【0012】
すなわち、上記のような3つの流路を有する整流中子を用いた場合に、中央にオリフィスを有するオリフィス板が空気導入孔よりも後方に配されていると、ノズル本体に供給される液体の流れによっては、オリフィス板を通過した液体が直線的に流れて空気の混入を生じにくくなり、空気混入の少ない液体が主に整流中子の中央の流路を流れて噴板の噴口から直射状に(扇形に広がらない状態で)噴射され、散布効率がかえって低下してしまうおそれがある。
【0013】
これに対し、オリフィス板よりも後方に、ノズル本体の軸方向から見てオリフィス板のオリフィスとずれた位置に流路を有するオリフィス中子を配するようにすれば、オリフィス板を通過した液体の流れが乱れて(直線的なものでなくなって)空気の混入を生じやすくなり、十分に空気混入された液体が整流中子の各流路を流れて噴板の噴口から噴射され、オリフィス中子のない場合よりも散布効率の高い適度な広がり(噴霧角度)の扇形の噴霧パターンが得られるようになる。
【発明の効果】
【0014】
本発明の噴霧ノズルは、上述したように、ノズル本体の後端側から供給された液体を整流して噴板側へ流す整流中子の流路を、ノズル本体の軸方向から見て噴板の噴口と重なる位置に配される中央のものを含めて、噴板の膨出部の延びる方向に並ぶように少なくとも3つ設けることにより、噴口から噴射される霧粒の噴霧パターンである扁平な扇形の厚みが小さくなるようにしたものであるから、従来の2つの流路を有する整流中子を用いたものよりも均一に霧粒を噴霧対象物へ散布することができ、噴霧ノズルの周辺の部材への霧粒の付着を少なくすることもできる。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下、
図1乃至
図4に基づき、本発明の実施形態を説明する。
図1は、実施形態の噴霧ノズル10を、ブームスプレイヤーのブーム20の長手方向に所定間隔で設けられた導液管(枝管)21に接続した状態を示す。ここで、ブーム20の導液管21は、
図2に示すように、先端側の外周に噴霧ノズル10を接続するためのおねじ21aが形成されており、その先端には噴霧ノズル10を回り止めするための一対の切欠き21bが設けられている。
【0017】
この噴霧ノズル10の概略の構造は、前述の
図5に示した従来のものと同じである。すなわち、この噴霧ノズル10は、
図2乃至
図4に示すように、軸心部に液体通路1aが貫通形成された円筒状のノズル本体1と、ノズル本体1の先端部にねじ結合するキャップ2と、キャップ2によってノズル本体1に取り付けられる円盤状の噴板3と、噴板3とノズル本体1の間をシールする環状のシール部材4と、ノズル本体1の先端面と噴板3との間(噴板3の後方)に配される整流中子5と、ノズル本体1の後端側で液体通路1a内に配されるオリフィス板6と、ノズル本体1をブームスプレイヤーのブーム20に設けられた導液管21に接続するユニオンナット7とを備えている。そして、従来のものにはないオリフィス中子8が、オリフィス板6よりも後方の液体通路1a内に配されている。なお、
図2乃至
図4は
図1と上下方向を逆にして描いたものであり、上方が液体噴出方向となっている。
【0018】
前記ノズル本体1は、液体通路1aの内径が先端部と後端側で大きく形成され、長手方向中央の外周の2面幅部分のそれぞれから液体通路1aの後端側大径部に貫通する空気導入孔1bが設けられている。また、液体通路1aの先端大径部の内周に、一対の円弧状の中子受け1cがノズル本体1の先端面から僅かに突出する状態で設けられ、液体通路1aの先端大径部の底となる段差面には一対のピン穴1dが設けられている。
【0019】
また、ノズル本体1の先端側の外周にはキャップ2とねじ結合するおねじ1eが形成されており、後端部の外周には、空気導入孔1bよりも後端側にユニオンナット7を係止するためのフランジ1fが設けられ、フランジ1fよりも後端側に一対の回り止め用凸部1gが設けられている。
【0020】
前記キャップ2は、先端側内周に内フランジ2aを有しており、ノズル本体1の先端面にシール部材4を介して噴板3を押し付けた状態で、ノズル本体1のおねじ1eとねじ結合することにより、噴板3の外周縁部を内フランジ2aで締め付けて、噴板3をシール部材4および整流中子5とともにノズル本体1に固定するようになっている。
【0021】
前記噴板3は、径方向に沿って延びる断面U字状の膨出部3aが形成されており、その膨出部3aの長手方向中央に幅方向に延びる噴口3bがあけられている。
【0022】
前記シール部材4は、汎用のOリングが用いられており、キャップ2の締め付けにより噴板3とノズル本体1の先端面との間で圧縮されて、噴板3とノズル本体1との間を液密に封止するようになっている。
【0023】
前記整流中子5は、ノズル本体1の空気導入孔1bから吸い込まれた空気と混合されて液体通路1aを通ってきた液体の流れを整えるもので、その液体を噴板3に向けて流す流路5aが径方向に3つ並ぶように設けられている。また、背面(ノズル本体1に対向する側の面)には一対の位置決めピン5bが設けられ、前面(噴板3に対向する側の面)の周縁部には、流路5aの並びの両側の延長線上に突起5cが設けられている。
【0024】
そして、この整流中子5は、各位置決めピン5bがノズル本体1のピン穴1dに挿入され、背面の周縁部の一部がノズル本体1の中子受け1cに当接する状態で組み込まれ、メンテナンス時には背面とノズル本体1の先端面との間に生じた隙間を利用してノズル本体1から簡単に取り外せるようになっている。
【0025】
また、この整流中子5を噴板3およびシール部材4とともにキャップ2でノズル本体1に固定するときには、整流中子5の前面の各突起5cが噴板3の膨出部3aの背面(整流中子5に対向する側の面)の溝に嵌まり込み、これによって整流中子5と噴板3とが周方向に位置決めされて、整流中子5の3つの流路5aが噴板3の膨出部3aの延びる方向に並び、その中央の流路5aがノズル本体1の軸方向から見て噴板3の噴口3bと重なるようになっている。
【0026】
前記オリフィス板6は、ノズル本体1の空気導入孔1bよりも後方の液体通路1a内に配され、中央のオリフィス6aにノズル本体1の後端側から供給される液体を通すことにより、その液体の流速を高めてベンチュリ効果を生じさせるものである。
【0027】
前記オリフィス中子8は、円盤状の部材であり、その外周部の4箇所にノズル本体1の後端側から供給された液体をオリフィス板6に向けて流す流路8aが等間隔で切欠き状に形成されている。このオリフィス中子8が供給された液体の流れを変えることにより、オリフィス板6を通過した液体の流れが乱れて広がりやすくなっている。
【0028】
前記ユニオンナット7は、先端側内周に内フランジ7aを有しており、ノズル本体1の回り止め用凸部1gを導液管21の切欠き21bに嵌め込んだ状態で、導液管21のおねじ21aとねじ結合することにより、内フランジ7aでノズル本体1のフランジ1fを締め付けて、ノズル本体1を導液管21に接続するようになっている。
【0029】
また、上述した各部材の材料は、ノズル本体1がポリプロピレン(PP)、キャップ2と整流中子5とユニオンナット7とオリフィス中子8がポリアセタール樹脂(POM)、噴板3とオリフィス板6がステンレス鋼、シール部材4がニトリルゴム(NBR)を用いているが、これに限定されない。例えば、ノズル本体1、キャップ2、整流中子5、ユニオンナット7およびオリフィス中子8の材料は、散布する液体に対して耐性のあるものであればよく、散布する液体が農薬の場合、ポリアミド樹脂(PA)やフッ素系樹脂を用いることもできる。
【0030】
この噴霧ノズルは、上記の構成であり、ノズル本体1の後端に接続されたブーム20の導液管21から液体通路1aに供給された液体が、オリフィス中子8の流路8aおよびオリフィス板6のオリフィス6aを通過し、空気導入孔1bから吸い込まれた空気と混合された後、整流中子5の流路5aを通過する際に整流されて、噴板3の噴口3bから霧粒の状態で噴射される。そして、噴口3bから噴出された液体が、噴板3の膨出部3aの長手方向に薄く、その方向と直交する平面に沿って扇形に広がる扁平な噴霧パターンを形成する。
【0031】
ここで、整流中子5の流路5aは噴板3の膨出部3aの延びる方向に並ぶように3つ設けられており、その中央の流路5aはノズル本体1の軸方向から見て噴板3の噴口3bと重なる位置に配されているので、その中央の流路5aを通過した液体が、進行方向を変えることなく噴板3の噴口3bに到達し、霧粒となってノズル本体1の軸方向に噴出する。このため、従来の2つの流路を有する整流中子を用いた場合に比べて、噴霧パターンの扇形の厚み方向両側の霧粒が厚み方向中央部の霧粒に引き付けられやすく、厚み方向の霧粒の広がりが抑えられる。これにより、この噴霧ノズル10は、従来のものと同じ噴霧量を確保しつつ従来のものよりも均一に霧粒を噴霧対象物へ散布することができ、噴霧ノズル10の周辺の部材への霧粒の付着を少なくすることもできる。
【0032】
また、オリフィス板6よりも後方に、ノズル本体1の軸方向から見てオリフィス板6のオリフィス6aとずれた位置に流路8aを有するオリフィス中子8を配して、オリフィス板6を通過した液体の流れが乱れる(直線的なものでなくなる)ようにしているので、オリフィス中子のない場合よりも液体通路1aの後端側大径部で液体への空気混入が生じやすい。これにより、十分に空気混入された液体が整流中子5の各流路5aを流れて噴板3の噴口3bから噴射され、散布効率の高い適度な広がり(噴霧角度)の扇形の噴霧パターンが得られる。
【0033】
なお、噴霧角度は、整流中子5の各流路5aの大きさのバランスを変更することにより、噴霧量を変えることなく容易に調整することができる。すなわち、中央の流路5aを両側の流路5aに対して相対的に大きくすれば、液体が噴板3の噴口3bからノズル本体1の軸方向に噴射されやすくなって(直射状の噴射に近くなって)噴霧角度が小さくなり、逆に中央の流路5aを両側の流路5aに対して相対的に小さくすれば、噴霧角度が大きくなる。
【0034】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【0035】
例えば、オリフィス中子は、実施形態のような形状のものに限らず、ノズル本体の軸方向から見てオリフィス板のオリフィスとずれた位置に流路を有し、ノズル本体の後端側から供給された液体の流れを変えて、オリフィス板通過後の液体の流れを広がりやすくできるものであればよい。
【符号の説明】
【0036】
1 ノズル本体
1a 液体通路
1b 空気導入孔
2 キャップ
3 噴板
3a 膨出部
3b 噴口
4 シール部材
5 整流中子
5a 流路
6 オリフィス板
6a オリフィス
7 ユニオンナット
8 オリフィス中子
8a 流路
10 噴霧ノズル
20 ブーム
21 導液管