(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-12
(45)【発行日】2024-03-21
(54)【発明の名称】共通のグループベースコミュニケーションチャネルでデータを保持するための装置、方法、及びコンピュータプログラム製品
(51)【国際特許分類】
G06F 21/60 20130101AFI20240313BHJP
【FI】
G06F21/60
(21)【出願番号】P 2022546362
(86)(22)【出願日】2021-01-22
(86)【国際出願番号】 US2021014651
(87)【国際公開番号】W WO2021154604
(87)【国際公開日】2021-08-05
【審査請求日】2022-09-27
(32)【優先日】2020-01-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(73)【特許権者】
【識別番号】506332063
【氏名又は名称】セールスフォース インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】弁理士法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ヴァサムセティ シュリー
(72)【発明者】
【氏名】ジェニングズ ポール マシュー
(72)【発明者】
【氏名】ロザニア ポール
(72)【発明者】
【氏名】ゴードン スティーブン
(72)【発明者】
【氏名】デンマー マイケル
【審査官】上島 拓也
(56)【参考文献】
【文献】特開平08-102757(JP,A)
【文献】国際公開第2019/018767(WO,A1)
【文献】米国特許出願公開第2019/0386939(US,A1)
【文献】米国特許出願公開第2018/0197144(US,A1)
【文献】特表2017-536625(JP,A)
【文献】特表2008-546076(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 21/60
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
グループベースコミュニケーションシステムにおけるグループベースコミュニケーションチャネルのためのグループベースコミュニケーションチャネルデータ管理のための装置であって、前記装置は、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つの非一時的メモリとを備え、前記少なくとも1つの非一時的メモリ及び前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサともに、前記装置が、
複数の組織識別子に関連付けられた複数のクライアントデバイスに
とってアクセス可能な共有されたグループベースコミュニケーションチャネルを特定すること、
前記グループベース共有コミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージセットを取得すること、
前記共有されたグループベースコミュニケーションチャネルに少なくとも部分的に基づいて、前記グループベースコミュニケーションメッセージセットの第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた第1のデータ保持ポリシーを特定することであって、前記第1のデータ保持ポリシーは、前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージが前記グループベースコミュニケーションシステムによって維持される期間を定義する、特定すること、
前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージが対応する前記第1のデータ保持ポリシーを満たすかどうかの決定に基づいて、前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージのメッセージ管理アクションを実行すること、及び、
前記複数のクライアントデバイスのうちのクライアントデバイスを介して、前記共有されたグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションインターフェイスを作成することであって、前記グループベースコミュニケーションインターフェイスは、前記第1のデータ保持ポリシーに関連付けられた前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージを備える、作成すること
を行うように構成する、装置。
【請求項2】
前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた前記第1のデータ保持ポリシーを特定するために、前記装置は
前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた認証済みユーザーアカウント識別子を特定すること、
前記認証済みユーザーアカウント識別子に関連付けられた組織識別子を決定すること、及び、
グループベースコミュニケーションデータストアから、少なくとも前記組織識別子に基づいて、前記第1のデータ保持ポリシーを取得すること
を行うように構成される、請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記装置は
前記共有されたグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた、合意されたデータ保持ポリシーの割り当て要求を受信する、
前記共有された前記グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた、割り当てられたデータ保持ポリシーを格納することであって、前記割り当てられたデータ保持ポリシーは、前記合意された保持ポリシー割り当て要求に基づいている、格納すること、及び、
前記割り当てられたデータ保持ポリシーについて、前記複数の組織識別子のうちの少なくとも1つの組織識別子によって承認されたストレージポリシーを示すデータを受信することであって、前記少なくとも1つの前記組織識別子は、前記グループベースコミュニケーションメッセージセットの少なくともメッセージサブセットに関連付けられる、受信すること
を行うようにさらに構成される、請求項1-2のいずれか一項に記載の装置。
【請求項4】
前記装置は
前記複数の組織識別子のうちの第1の組織識別子に関連付けられたデータ保持ポリシー生成要求を受信すること、
前記データ保持ポリシー生成要求に基づいて、第2のデータ保持ポリシーを生成すること、及び、
前記第1の組織識別子に関連付けられた前記第2のデータ保持ポリシーを格納することを行うようにさらに構成される、請求項1-3のいずれか一項に記載の装置。
【請求項5】
前記装置は、前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージが対応する前記第1のデータ保持ポリシーを満たすかどうかの前記決定に基づいて、前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージの前記メッセージ管理アクションを実行するために、
前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージが対応する前記第1のデータ保持ポリシーを満たす決定に基づいて、グループベースコミュニケーションデータストア内に、前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージを保持すること、又は
前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージが対応する前記第1のデータ保持ポリシーを満たさない決定に基づいて、前記グループベースコミュニケーションデータストアから前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージを除去すること
を行うようにさらに構成される、請求項1-4のいずれか一項に記載の装置。
【請求項6】
前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージの前記第1のデータ保持ポリシーは、
(1)前記複数の前記組織識別子のうちの第1の組織識別子に関連付けられたチャネルデータ保持ポリシーであって、前記第1の組織識別子は、前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられる、チャネルデータ保持ポリシー、
(2)前記複数の前記組織識別子の第2の組織識別子に関連付けられた組織データ保持ポリシーであって、前記第2の組織識別子は、前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられる、組織データ保持ポリシー、又は、
(3)前記共有されたグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた合意されたデータ保持ポリシー
のうちの1つを備える、請求項1-5のいずれか一項に記載の装置。
【請求項7】
前記装置は、
認証されたユーザーアカウントに関連付けられた前記クライアントデバイスから、前記共有されたグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージセットの選択されたグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたメッセージ削除要求を受信することであって、前記認証されたユーザーアカウントは、前記選択されたグループベースコミュニケーションメッセージの削除許可に関連付けられている、受信すること、及び、
前記メッセージ削除要求の受信に応答して、グループベースコミュニケーションデータストアから、前記選択されたグループベースコミュニケーションメッセージを削除すること
を行うようにさらに構成される、請求項1-6のいずれか一項に記載の装置。
【請求項8】
グループベースコミュニケーションシステムにおけるグループベースコミュニケーションチャネルのためのグループベースコミュニケーションチャネルデータ管理のための
コンピュータによって実行される方法であって、前記
コンピュータによって実行される方法は、
複数の組織識別子に関連付けられた複数のクライアントデバイスに
とってアクセス可能な共有
されたグループベースコミュニケーションチャネルを特定すること、
前記グループベース共有コミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージセットを取得すること、
前記共有されたグループベースコミュニケーションチャネルに少なくとも部分的に基づいて、前記グループベースコミュニケーションメッセージセットの第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた第1のデータ保持ポリシーを特定することであって、前記第1のデータ保持ポリシーは、前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージが前記グループベースコミュニケーションシステムによって維持される期間を定義する特定すること、
前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージが対応する前記第1のデータ保持ポリシーを満たすかどうかの決定に基づいて、前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージのメッセージ管理アクションを実行すること、及び、
前記複数のクライアントデバイスのうちのクライアントデバイスを介して、前記共有されたグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションインターフェイスを作成することであって、前記グループベースコミュニケーションインターフェイスは、前記第1のデータ保持ポリシーに関連付けられた前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージを備える、作成すること
を備える、
コンピュータによって実行される方法。
【請求項9】
前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた前記第1のデータ保持ポリシーを特定するために、前記
コンピュータによって実行される方法は、
前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた認証済みユーザーアカウント識別子を特定すること、
前記認証済みユーザーアカウント識別子に関連付けられた組織識別子を決定すること、及び、
グループベースコミュニケーションデータストアから、少なくとも前記組織識別子に基づいて、前記第1のデータ保持ポリシーを取得すること
をさらに備える、請求項8に記載の
コンピュータによって実行される方法。
【請求項10】
前記
コンピュータによって実行される方法は
前記共有されたグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた、合意されたデータ保持ポリシーの割り当て要求を受信すること、
前記共有されたグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた、割り当てられたデータ保持ポリシーを格納することであって、前記割り当てられたデータ保持ポリシーは、前記合意された保持ポリシー割り当て要求に基づいている、格納すること、及び、
前記割り当てられたデータ保持ポリシーについて、前記複数の組織識別子のうちの少なくとも1つの組織識別子によって承認されたストレージポリシーを示すデータを受信することであって、前記少なくとも1つの前記組織識別子は、前記グループベースコミュニケーションメッセージセットの少なくともメッセージサブセットに関連付けられる、受信すること
をさらに備える、請求項8-9のいずれか一項に記載の
コンピュータによって実行される方法。
【請求項11】
前記
コンピュータによって実行される方法は
前記複数の前記組織識別子のうちの第1の組織識別子に関連付けられたデータ保持ポリシー生成要求を受信すること、
前記データ保持ポリシー生成要求に基づいて、第2のデータ保持ポリシーを生成すること、及び、
前記第1の組織識別子に関連付けられた前記第2のデータ保持ポリシーを格納することをさらに備える、請求項8-10のいずれか一項に記載の
コンピュータによって実行される方法。
【請求項12】
前記
コンピュータによって実行される方法は、前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージが対応する前記第1のデータ保持ポリシーを満たすかどうかの前記決定に基づいて、前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージの前記メッセージ管理アクションを実行するために、
前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージが対応する前記第1のデータ保持ポリシーを満たす決定に基づいて、グループベースコミュニケーションデータストア内に前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージを保持すること、又は
前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージが対応する前記第1のデータ保持ポリシーを満たさない決定に基づいて、前記グループベースコミュニケーションデータストアから前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージを除去すること
をさらに備える、請求項8-11のいずれか一項に記載の
コンピュータによって実行される方法。
【請求項13】
前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージの前記第1のデータ保持ポリシーは、
(1)前記複数の前記組織識別子のうちの第1の組織識別子に関連付けられたチャネルデータ保持ポリシーであって、前記第1の組織識別子は、前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられる、チャネルデータ保持ポリシー、
(2)前記複数の前記組織識別子の第2の組織識別子に関連付けられた組織データ保持ポリシーであって、前記第2の組織識別子は、前記第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられる、組織データ保持ポリシー、又は
(3)前記共有された前記グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた合意されたデータ保持ポリシー
のうちの1つを備える、請求項8-12のいずれか一項に記載の
コンピュータによって実行される方法。
【請求項14】
前記
コンピュータによって実行される方法は、
認証されたユーザーアカウントに関連付けられた前記クライアントデバイスから、前記共有されたグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージセットの選択されたグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたメッセージ削除要求を受信することであって、前記認証されたユーザーアカウントは、前記選択されたグループベースコミュニケーションメッセージの削除許可に関連付けられている、受信すること、及び、
前記メッセージ削除要求の受信に応答して、グループベースコミュニケーションデータストアから、前記選択されたグループベースコミュニケーションメッセージを削除すること
をさらに備える、請求項8-13のいずれか一項に記載の
コンピュータによって実行される方法。
【請求項15】
グループベースコミュニケーションチャネルデータ管理用のコンピュータプログラ
ムであって、前記コンピュータプログラ
ムは、少なくとも1つのプロセッサ
での実行時に、
前記プロセッサに、請求項8-14のいずれか一項に記載の
コンピュータによって実行される方法を
行わせるように構成され
ている、コンピュータプログラ
ム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本願は、2020年1月31日に出願された“Apparatuses, Methods, And Computer Program Products For Data Retention In A Common Group-Based Communication Channel”なる名称の米国特許出願第16/778993号明細書に対する優先権を主張し、その内容全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
技術分野
本開示の実施形態は、一般に、データ管理に関し、具体的には、グループベースコミュニケーションシステムの共通のグループベースコミュニケーションチャネルを用いたデータの管理を容易にするためのデータ保持ポリシーの作成、管理、及び利用に関する。
【0003】
背景
従来のコミュニケーションシステムは、1つの特定の設定に従ってデータの管理を提供するように構成されている。このような固定した実装では、複数の異なるユースケース、ユーザーグループ、又はその他の状況に対して十分なデータコントロールを提供できない。この点に関して、従来の実装では、さまざまな異なるユーザーグループ及び/又はエンティティが、そのようなルールが適用される各ユーザー、ユーザーグループ、又は他のエンティティにとってそのルールが十分であるか、望ましいか、又は受け入れられるかどうかに関らず、そのような設定の下で管理される。具体的には、さまざまな組織及び/又はさまざまなグループベースのワークスペース等、他のエンティティからの複数のユーザーが単一のグループベースのコミュニケーションチャネル内で通信している共通のグループベースコミュニケーションチャネルのコンテキストでは、作成されたデータ(例えば、グループベースコミュニケーションメッセージ及び/又は対応するメタデータ)は、各ユーザー、ユーザーグループ、又はその他のエンティティが望む、約束する、及び/又は同意するプライバシーとセキュリティを提供しながら、効率的で効果的なデータストレージ機能を可能にするために効果的に管理する必要がある。出願人は、従来のコミュニケーションシステムに関連するデータの管理における現在のシステム、方法、装置、及びコンピュータプログラム製品に関する問題を発見し、用いられた努力、創意工夫、及び革新を通じて、出願人は本開示の実施形態により構築される解決法を開発することによって、これらの特定された問題の多くを解決した。これについて以下で詳細に説明する。
【0004】
簡単な概要
本明細書で説明されている本開示の実施形態は、一般にグループベースコミュニケーションチャネルデータの管理のためのシステム、方法、装置、及びコンピュータプログラム製品を含む。他のシステム、装置、方法、コンピュータ可読媒体、及び特徴は、以下の図面及び詳細な説明を検討すれば、当業者には明らかであるか、又は明らかになるであろう。そのような追加のシステム、装置、方法、コンピュータ可読媒体、及び特徴はすべて、この説明に含まれ、本開示の範囲内にあり、以下の特許請求の範囲によって保護されることが意図されている。
【0005】
本開示の一態様によれば、グループベースコミュニケーションチャネルデータの管理のためのコンピュータ実装方法が提供される。コンピュータ実装方法は、本明細書で説明するように、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせで具現化される無数の実施態様のいずれかを用いて実行することができる。少なくとも一つの例では、コンピュータ実装方法は、複数の組織識別子に関連付けられた複数のクライアントデバイスにアクセス可能な共通のグループベースコミュニケーションチャネルを特定することを含む。コンピュータ実装方法は、共通のグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージセットを取得することをさらに含む。コンピュータ実装方法は、第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたエンティティ識別子に少なくとも部分的に基づき、グループベースコミュニケーションメッセージセットの第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた第1のデータ保持ポリシーを特定することをさらに含む。コンピュータ実装方法は、第1のグループベースコミュニケーションメッセージが、対応する第1のデータ保持ポリシーを満たすかどうかの判定に基づいて、第1のグループベースコミュニケーションメッセージのメッセージ管理アクションを実行することをさらに含む。コンピュータ実装方法は、グループベースコミュニケーションインターフェイスが第1のデータ保持ポリシーに関連付けられた第1のグループベースコミュニケーションメッセージを含む、複数のクライアントデバイスのうちの1つのクライアントデバイスを介して、共通のグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションインターフェイスをレンダリングすることをさらに含む。
【0006】
例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの実施形態では、第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた第1のデータ保持ポリシーを特定することは、第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた認証ユーザーアカウント識別子を特定することと、認証されたユーザーアカウント識別子に関連付けられた組織識別子を判定することと、グループベースコミュニケーションデータストアから、少なくとも組織識別子に基づいて第1のデータ保持ポリシーを読み出すこと、を含む。
【0007】
例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの実施形態では、コンピュータ実装方法は、複数の組織識別子のうちの第1の組織識別子に関連付けられた組織データ保持ポリシー割り当て要求を受信することと、第1の組織識別子に関連付けられた割り当てられるデータ保持ポリシーを格納することとを、さらに含み、割り当てられるデータ保持ポリシーは組織の保持ポリシーの割り当て要求に基づいており、割り当てられるデータ保持ポリシーはグループベースコミュニケーションメッセージセットの少なくともメッセージサブセットに関連付けられる。
【0008】
例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの実施形態では、コンピュータ実装方法は、グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたチャネルデータ保持ポリシー割り当て要求を受信することと、グループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられた割り当てられるデータ保持ポリシーを格納することとを、さらに含み、割り当てられるデータ保持ポリシーはチャネルデータ保持ポリシーの割り当て要求に基づいており、割り当てられるデータ保持ポリシーはグループベースコミュニケーションメッセージセットの少なくともメッセージサブセットに関連付けられる。
【0009】
例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの実施形態では、コンピュータ実装方法は、グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた合意済みのデータ保持ポリシー割り当て要求を受信することと、グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた、割り当てられるデータ保持ポリシーを格納することであって、割り当てられるデータ保持ポリシーは、合意された保持ポリシー割り当て要求に基づいている、格納することと、割り当てられるデータ保持ポリシーについて、複数の組織識別子のうちの少なくとも1つの組織識別子によって承認されたストレージポリシーを示すデータを受信することであって、少なくとも1つの組織識別子はグループベースコミュニケーションの少なくともメッセージサブセットに関連付けられる、受信することとを、さらに含む。
【0010】
例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの実施形態では、コンピュータ実装方法は、複数の組織識別子のうちの第1の組織識別子に関連付けられたデータ保持ポリシー生成要求を受信することと、データ保持ポリシー生成要求に基づいて第2のデータ保持ポリシーを生成することと、第1の組織識別子に関連付けられた第2のデータ保持ポリシーを格納することとを、さらに含む。
【0011】
例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションメッセージが、対応する第1のデータ保持ポリシーを満たすかどうかの判定に基づいて、第1のグループベースコミュニケーションメッセージのメッセージ管理アクションを実行することは、グループベースコミュニケーションデータストアで、第1のグループベースコミュニケーションメッセージが、対応する第1のデータ保持ポリシーを満たすという判定に基づいて、第1のグループベースコミュニケーションメッセージを保持するか、又は、グループベースコミュニケーションデータストアから、第1のグループベースコミュニケーションメッセージが、対応する第1のデータ保持ポリシーを満たさないという判定に基づいて、第1のグループベースコミュニケーションメッセージを削除するか、のうちの1つを含む。
【0012】
例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの実施形態では、第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた第1のデータ保持ポリシーを特定することは、グループベースコミュニケーションチャネルのグループベースコミュニケーションチャネルタイプを判定することと、第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた、対応する組織識別子を特定することと、グループベースコミュニケーションチャネルタイプ及び対応する組織識別子に基づいて、グループベースコミュニケーションデータストアから第1のデータ保持ポリシーを取得することとを含む。
【0013】
例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの実施形態では、第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた第1のデータ保持ポリシーを特定することは、グループベースコミュニケーションデータストアから、グループベースコミュニケーションチャネルに基づいて第1のデータ保持ポリシーを取得することを含む。
【0014】
例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションメッセージセットの第1のグループベースコミュニケーションメッセージのサブセットは複数の組織識別子のうちの第1の組織識別子に関連付けられ、かつ第1のデータ保持ポリシーに関連付けられており、グループベースコミュニケーションメッセージセットの第2のグループベースコミュニケーションメッセージのサブセットは、複数の組織識別子のうちの第2の組織識別子に関連付けられ、第2のデータ保持ポリシーに関連付けられる。
【0015】
例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの実施形態では、第1のグループベースコミュニケーションメッセージの第1のデータ保持ポリシーは、(1)複数の組織識別子のうちの第1の組織識別子に関連付けられたチャネルデータ保持ポリシーであって、第1の組織識別子は第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられている、チャネルデータ保持ポリシー、(2)複数の組織識別子のうちの第2の組織識別子に関連付けられた組織データ保持ポリシーであって、第2の組織識別子は第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられている、組織データ保持ポリシー、又は(3)グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた合意済みのデータ保持ポリシー、のうちの1つを含む。
【0016】
例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの実施形態では、コンピュータ実装方法は、認証されたユーザーアカウントに関連付けられたクライアントデバイスから、グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージセットの選択されたグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたメッセージ削除要求を受信することであって、認証されたユーザーアカウントは選択されたグループベースコミュニケーションメッセージの削除許可に関連付けられる、受信することと、メッセージ削除要求の受信に応答して、グループベースコミュニケーションデータストアから選択されたグループベースコミュニケーションメッセージを削除することとを、さらに含む。
【0017】
例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの実施形態では、認証されたユーザーアカウントに関連付けられたクライアントデバイスから、グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージセットの選択されたグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたメッセージ編集要求を受信することであって、認証されたユーザーアカウントは選択されたグループベースコミュニケーションメッセージの編集権限に関連付けられる、受信することと、メッセージ編集要求の受信に応答して、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた更新されたデータを格納することであって、更新されたデータはメッセージ編集要求に基づく、格納することと、を含む。
【0018】
例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの実施形態では、コンピュータ実装方法は、グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた第2のグループベースコミュニケーションメッセージを特定することであって、第2のグループベースコミュニケーションメッセージは複数の組織識別子の第2の組織識別子に関連付けられる、特定することと、第2の組織識別子に基づいて第2のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられている第2のデータ保持ポリシーを特定することと、第2のグループベースコミュニケーションメッセージが第2のデータ保持ポリシーを満たすかどうかの判定に基づいて、第2のグループベースコミュニケーションメッセージに対して第2のメッセージ管理アクションを実行することと、を含む。
【0019】
例示的なコンピュータ実施方法の幾つかの実施形態では、コンピュータ実施方法は、グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた第2のグループベースコミュニケーションメッセージを特定することであって、第2グループベースコミュニケーションメッセージは複数の組織識別子の第2の組織識別子に関連付けられる、特定することと、第2のグループベースコミュニケーションメッセージが第1のデータ保持ポリシーを満たすという判定に応答して、第2のグループベースコミュニケーシメッセージに対して第2のメッセージ管理アクションを実行することとを、さらに含む。
【0020】
例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの実施形態では、コンピュータ実装方法は、第1の組織識別子に関連付けられた認証済みユーザーアカウントに関連付けられたクライアントデバイスから、共通のグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたポリシー情報要求を受信することと、第1のデータ保持ポリシーに基づいてデータ保持通知情報インターフェイスを含むグループベースコミュニケーションインターフェイスを、クライアントデバイスを介してレンダリングさせることとであって、第1のデータ保持ポリシーは複数の組織識別子の第2の組織識別子に関連付けられたサードパーティの保持ポリシーを含む、レンダリングさせることと、をさらに含む。
【0021】
例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの実施形態では、共通のグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた第2のグループベースコミュニケーションインターフェイスを、クライアントデバイスを介してレンダリングさせることは、選択されたグループベースコミュニケーションチャネルを含む、共通のグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた、第1のグループベースコミュニケーションインターフェイスをレンダリングさせることであって、第1のグループベースコミュニケーションインターフェイスは第1のデータ保持ポリシーセットに関連付けられたソースグループベースコミュニケーションメッセージセットを含む、レンダリングさせることと、共通のグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションインターフェイスをレンダリングさせることであって、第2のグループベースコミュニケーションインターフェイスは更新されたグループベースコミュニケーションメッセージセットを含み、更新されたグループベースコミュニケーションメッセージセットは第1のデータ保持ポリシーセットに基づいて更新されたソースグループベースコミュニケーションメッセージセットを含む、レンダリングさせることと、を含む。
【0022】
これに加えて又はこれに代えて、例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの実施形態では、コンピュータ実装方法は、ソースグループベースコミュニケーションメッセージセットよりも少なくとも1つ少ないグループベースコミュニケーションメッセージを含む、更新されたグループベースコミュニケーションメッセージセットをさらに含み、少なくとも1つ少ないグループベースコミュニケーションメッセージのそれぞれは、第1のデータ保持ポリシーセットの対応するデータ保持ポリシーに基づく。これに加えて又はこれに代えて、例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの他の実施形態では、更新されたグループベースコミュニケーションメッセージセットは保持されたメッセージセット及び削除されたグループベースコミュニケーションメッセージセットを含み、削除されたグループ内のそれぞれ削除されたグループベースコミュニケーションメッセージは、保持されたグループベースコミュニケーションメッセージセットとは視覚的に区別されるように、第2のグループベースコミュニケーションインターフェイスにレンダリングされる。これに加えて又はこれに代えて、例示的なコンピュータ実装方法の幾つかの他の実施形態では、クライアントデバイスは、複数の組織識別子のうちの第1の組織識別子に関連付けられた認証されたユーザーアカウント識別子に関連付けられ、コンピュータ実装方法は、クライアントデバイスから、グループベースコミュニケーションチャネルのグループベースコミュニケーションチャネル識別子、認証されたユーザーアカウント識別子、第1の組織識別子、又はそれらの組み合わせを少なくとも含むポリシー情報要求を受信することと、クライアントデバイスを介して、共通のグループベースコミュニケーションチャネルに対して設定された第1のデータ保持ポリシーセットの第1のデータ保持ポリシーに基づいて、データ保持通知情報インターフェイスをレンダリングさせることであって、第1のデータ保持ポリシーはポリシー情報要求に基づいて特定される、レンダリングさせることと、をさらに含む。
【0023】
本開示のさらに別の態様によれば、グループベースコミュニケーションチャネルデータの管理のための装置が提供される。少なくとも1つの例示的な実施形態では、装置は少なくとも1つの非一時的メモリ及び少なくとも1つのプロセッサを含む。少なくとも1つの非一時的メモリは、そこに格納されたコンピュータコード命令を含む。コンピュータコード命令は、少なくとも1つのプロセッサで実行される際、上述の例示的なコンピュータ実装方法のいずれか1つ、及び/又はそれらの任意の組み合わせを実行するように装置を構成する。別の例示的な実施形態では、装置は、上述の例示的なコンピュータ実装方法のいずれか1つの、各ステップ及び/又はそれらの任意の組み合わせを実行するための手段を含む。
【0024】
本開示のさらに別の態様によれば、コンピュータプログラム製品グループベースコミュニケーションチャネルデータ管理が提供される。コンピュータプログラム製品は、コンピュータプログラムコードが格納された少なくとも1つの非一時的コンピュータ可読記憶媒体を含む。コンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサでの実行される際、上述の例示的なコンピュータ実装方法のいずれか、及び/又はそれらの任意の組み合わせを実行するように構成される。
【0025】
ここまで一般的に実施形態を説明したが、ここで添付の図面を参照する。図面は必ずしも縮尺通りに描かれていない。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】本開示の実施形態が動作し得る、特別に構成され得るシステムのブロック図を示す。
【
図2A】本開示の例示的な実施形態に従って特別に構成され得るグループベースコミュニケーションシステムを具現化する、例示的な装置のブロック図を示す。
【
図2B】本開示の例示的な実施形態に従って特別に構成され得るクライアントデバイスを具現化する例示的な装置のブロック図を示す。
【
図3A】本開示の少なくとも1つの例示的な実施形態による、例示的なグループベースコミュニケーションシステムによって管理されるデータオブジェクト及びその中の関連付けを例示的に視覚化したものを示す。
【
図3B】本開示の少なくとも1つの例示的な実施形態による、例示的なグループベースコミュニケーションシステムによって管理されるさらに別の例示的な視覚化データオブジェクトを示す。
【
図4】本開示の少なくとも1つの例示的な実施形態による、例示的なグループベースコミュニケーションシステムによって管理される、さまざまな組織に関連するデータ保持ポリシーの例示的な視覚化を示す。
【
図5】本開示の少なくとも1つの例示的な実施形態による、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャネルを含む例示的なワークスペースのデータ管理の例示的な視覚化を示す。
【
図6】本開示の少なくとも1つの例示的な実施形態による、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャネルを含む例示的なワークスペースのデータ管理の例示的な視覚化を示す。
【
図7】本開示の少なくとも1つの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションシステム内のデータストレージ及び管理の例示的な視覚化を示す。
【
図8】本開示の少なくとも1つの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションシステム内のデータストレージ及び管理の例示的な視覚化を示す。
【
図9A】本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションチャネルデータの管理のための、少なくとも1つの例示的な装置によって実行される例示的なプロセス及びサブプロセスの例示的な動作を示す流れ図を示す。
【
図9B】本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションチャネルデータの管理のための、少なくとも1つの例示的な装置によって実行される例示的なプロセス及びサブプロセスの例示的な動作を示す流れ図を示す。
【
図10】本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションチャネルデータの管理のための、少なくとも1つの例示的な装置によって実行される例示的なプロセス及びサブプロセスの例示的な動作を示す流れ図を示す。
【
図11A】本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションチャネルデータの管理のための、少なくとも1つの例示的な装置によって実行される例示的なプロセス及びサブプロセスの例示的な動作を示す流れ図を示す。
【
図11B】本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションチャネルデータの管理のための、少なくとも1つの例示的な装置によって実行される例示的なプロセス及びサブプロセスの例示的な動作を示す流れ図を示す。
【
図12】本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションチャネルデータの管理のための、少なくとも1つの例示的な装置によって実行される例示的なプロセス及びサブプロセスの例示的な動作を示す流れ図を示す。
【
図13】本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションチャネルデータの管理のための、少なくとも1つの例示的な装置によって実行される例示的なプロセス及びサブプロセスの例示的な動作を示す流れ図を示す。
【
図14】本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションチャネルデータの管理のための、少なくとも1つの例示的な装置によって実行される例示的なプロセス及びサブプロセスの例示的な動作を示す流れ図を示す。
【
図15】本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションチャネルデータの管理のための、少なくとも1つの例示的な装置によって実行される例示的なプロセス及びサブプロセスの例示的な動作を示す流れ図を示す。
【
図16】本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションチャネルデータの管理のための、少なくとも1つの例示的な装置によって実行される例示的なプロセス及びサブプロセスの例示的な動作を示す流れ図を示す。
【
図17】本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションチャネルデータの管理のための、少なくとも1つの例示的な装置によって実行される例示的なプロセス及びサブプロセスの例示的な動作を示す流れ図を示す。
【
図18】本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションチャネルデータの管理のための、少なくとも1つの例示的な装置によって実行される例示的なプロセス及びサブプロセスの例示的な動作を示す流れ図を示す。
【
図19】本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションチャネルデータ管理のために、少なくとも1つの例示的な装置によって実行される例示的なプロセスの例示的な動作を示す、別の流れ図を示す。
【
図20】本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションチャネルデータ管理のために、少なくとも1つの例示的な装置によって実行される例示的なプロセスの例示的な動作を示す、さらに別の流れ図を示す。
【
図21】本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションチャネルデータ管理のための少なくとも1つの例示的な装置によって実行される、例示的なプロセス及びサブプロセスの例示的な追加の動作を示す流れ図を示す。
【
図22】本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションチャネルデータの管理のための少なくとも1つの第2の例示的な装置によって実行される、例示的なプロセスの例示的な動作を示す流れ図を示す。
【0027】
詳細な説明
添付の図面を参照して本開示の実施形態をここで以下により詳細に説明する。図面には、本開示のすべてではない幾つかの実施形態を示しかつ説明していることを理解されたい。実際に、本開示の本実施形態は多くの異なる形態で具現化することができ、したがって本明細書に記載する実施形態に本開示が限定されるものと解釈されるべきではなく、むしろ、これらの実施形態は、本開示が適用される法的要件を満たすように提供されるものである。全体を通して、同様の符号は同様の要素を示す。
【0028】
概説
グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションシステムによって提供される機能を有効にするために、異なるタイプのさまざまなデータオブジェクトを含み、異なるデータを具現化する複数のデータオブジェクトを格納するように構成される。この点に関して、グループベースコミュニケーションシステムは、ユーザーがさまざまなグループベースコミュニケーションチャネル内でそのようなメッセージを投稿する際に、グループベースコミュニケーションメッセージを受信し、その後格納するように構成される。グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージを格納して、メッセージを1つ又は複数のクライアントデバイスに(グループベースコミュニケーションインターフェイスをレンダリングすることにおいて使用するために)送信するためにそのメッセージが取得され得るか、1人又は複数のユーザーアカウント(例えば、メッセージの作成者又はメッセージに関連付けられた1人又は複数の管理者)によって編集されるか、又は1つ又は複数のユーザーアカウント(例えば、メッセージの作成者又はメッセージに関連付けられた1人又は複数の管理者)によって削除され得るような方法で、各メッセージを維持するように構成されてよい。
【0029】
しかしながら、幾つかのコンテキストでは、所望のイベント、時間枠等に基づいてグループベースコミュニケーションメッセージを維持することが望ましい。グループベースコミュニケーションメッセージを削除及び/又はその他の方法でアクセスできないようにすることにより、例えば特定の時間が経過した後、メッセージによって具現化された機密データが、意図しない受信者及び/又はハッカー等の悪意のある当事者によって引き出されることから永久に保護され得る。そのため、グループベースコミュニケーションメッセージを削除及び/又はアクセス不能にするように構成されたグループベースコミュニケーションシステムの例は、機密データ、安全なデータ、又はその他の重要なデータが悪意のある者の手に渡らないよう保護するためのセキュリティを向上させる。さらに、少なくとも幾つかの状況では、データ保持に対する制御の改善により、適用される規制及び/又は制限に基づいてデータを異なる方法で保持しできるような構成が可能になる。例えば、この点に関して、異なるエンティティ(例えば、異なる組織、ワークスペース、チャネル等)にリンクされたデータが、削除前に最小限の必要な時間間隔だけ保持されるか、又は必要な時間間隔内に削除されるようにして、データの露出による予想されるリスクを最小限に抑えるように適切な構成が実行されてもよく、これらのいずれも、複数のエンティティ間で同じであっても、異なってもよい。
【0030】
グループベースコミュニケーションシステム内に格納されたデータは、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づいて管理されてよい。幾つかの実施形態では、例えば、グループベースコミュニケーションシステムが複数の関連付けられたデータエンティティを維持するように構成されている場合、グループベースコミュニケーションシステムは、1つ又は複数のデータ保持ポリシーを、グループベースコミュニケーションシステム内の1つ又は複数のエンティティに割り当てることができるように構成されてよい。例示されるコンテキストでは、認証された各ユーザーアカウントは組織に関連付けられ、各組織は任意の数のグループベースワークスペースに関連付けられ、各グループベースワークスペースは、グループベースコミュニケーションメッセージが投稿され、グループベースコミュニケーションシステムによって状況に応じて適切に保存される任意の数のグループベースコミュニケーションチャネルにさらに関連付けられる。幾つかの例示的な実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、組織に関連付けられた1つ又は複数の認証されたユーザーアカウントが、組織に関連付けられたエンティティのいずれかにデータ保持ポリシーを割り当てて、割り当てられたデータ保持ポリシーに基づいて前記エンティティに関連付けられた保存データのデータ管理を可能にするように構成される。例えば、1つ以上の割り当てられたデータ保持ポリシーが、データ保持ポリシーが割り当てられたエンティティと比較して、一部又はすべての上位のエンティティ及び/又は下位のエンティティのデフォルトとして機能するなど、グループベースコミュニケーションシステムは、多数の方法のいずれかでデータ保持ポリシーを処理するように構成されてよい。
【0031】
幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、複数の組織にアクセス可能な共通のグループベースコミュニケーションチャネルの作成とアクセスを可能にするように構成される。例えば、特定のワークスペース内にグループベースコミュニケーションチャネルを作成したオーナー組織は、ワークスペースを「共有」して、第2の組織に関連付けられた第2のワークスペース内の別の組織がアクセスできるようにするか、又は、第2の組織に関連付けられ、共通のグループベースコミュニケーションチャネルへのアクセスを許可された、認証ユーザーアカウントの限定されたサブセットによってアクセスできるようにしてよい。この点に関して、共通のグループベースコミュニケーションチャネルは、グループベースコミュニケーションメッセージ等、任意の数の認証済みユーザーアカウントによって投稿された、及び/又は関連付けられたデータを含んでよい。この点に関して、有利なグループベースコミュニケーションシステムは、組織がデータセキュリティ、データプライバシー、及び/又はその他の目標及び/又は共有グループベースコミュニケーションチャネルへのアクセス権を持つ各組織の要件を満たすようにデータが維持されることを、保証できるようにする十分な機能を提供する。
【0032】
この点に関して、共通のグループベースコミュニケーションチャネルのデータ管理のためにさまざまな実施形態が提供される。幾つかの実施形態は、作成者ベースのポリシー特定プロセスに基づいて、共通のグループベースコミュニケーションチャネル内でのデータの管理を可能にする。これに関して、例示的なグループベースコミュニケーションシステムは、データに関連付けられた組織及び/又は、1つ又は複数の他のエンティティに基づいて、共通のグループベースコミュニケーションシステムに関連付けられて格納されたデータを異なる方法で管理するように構成される。これに関して、例えばグループベースコミュニケーションシステムは、共通のグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージセット内の各グループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた組織を特定してよい。組織ごとに特定されたデータ保持ポリシーは、組織が、その組織に対応する特定されたデータ保持ポリシーに基づいて組織に関連付けられたデータを管理するためにグループベースコミュニケーションシステムを構成するように、共通のグループベースコミュニケーションチャネル及び/又は、各組織によって関連付けられたエンティティに割り当てられてよい。この点に関して、グループベースコミュニケーションシステムは、必要に応じて、共通のグループベースコミュニケーションチャネルとやり取りする各組織の個別の要望、目標、及び/又は要件に基づいて、共通のグループベースコミュニケーションシステムを管理することができるように構成される。
【0033】
これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態は、共有データ保持ポリシーに基づいて、共通のグループベースコミュニケーションチャネル内でのデータの管理を可能にする。共有データ保持ポリシーは、グループベースコミュニケーションシステムによって、共通のグループベースコミュニケーションチャネルへのアクセスを有する任意の数の複数の組織に関連つけられているデータに適用されるものとして特定されてよい。例えば、1つのそのような例のコンテキストでは、グループベースコミュニケーションシステムの例が合意されたポリシーベースのポリシー特定プロセスに基づいて、幾つかの組織に関連付けられたデータを管理するデータ保持ポリシーを特定するように構成される。合意されたポリシーベースのポリシー特定プロセスには、共通のグループベースコミュニケーションチャネルにアクセスできるすべての組織が、共通のグループベースコミュニケーションチャネル内のすべてのデータストレージを管理するために使用されてよいという合意されたデータ保持ポリシーを特定するための、1つ又は複数の操作が含まれる場合がある。この点に関して、合意されたデータ保持ポリシー及び/又は別の共有ポリシーは、それ以外ではデフォルトの1つ又は複数の組織のデータ保持ポリシーを覆してよい。共有データ保持ポリシーに基づくそのような管理により、組織は、関連付けられているすべての組織に対し、例えばデータのプライバシー及び/又はデータセキュリティの要件、要望又は同種のものが満たされるようにする等、より厳格なデータ管理ルールを強制するように、グループベースコミュニケーションシステムを構成してよい。共通のグループベースコミュニケーションチャネルが、ある組織が特定のルールの下で管理することを要求するデータ、例えば厳格かつ短期的なデータ管理を必要とする機密性の高い情報を有する可能性が高いような状況では、本明細書で説明する幾つかの例示的な実施形態は、グループベースコミュニケーションシステム内に格納されている他のデータのデータストレージに影響を与えることなく、データをそのまま管理する柔軟性を提供する。
【0034】
定義
幾つかの実施形態では、前述の操作の幾つかは修正されてよく、又はさらに拡大されてよい。さらに、幾つかの実施形態では、追加の任意の操作を含めてよい。上記の操作に対する修正、拡大、又は追加は、任意の順序及び任意の組み合わせで実行してよい。
【0035】
本明細書に記載された開示の多くの修正及び他の実施形態が、前述の説明及び関連する図面に提示された教示の利益を有する、これらの発明が関係する技術の当業者に思い浮かぶであろう。従って、本発明は開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、修正及び他の実施形態は添付の特許請求の範囲内に含まれることが意図されていることが理解されるべきである。さらに、前述の説明及び関連する図面は、要素及び/又は機能の特定の例示的な組み合わせのコンテキストで例示的な実施形態を説明しているが、添付の特許請求の範囲から逸脱することなく、要素及び/又は機能の異なる組み合わせが代替の実施形態によって提供されてよいことを理解されたい。この点に関して、例えば、添付の特許請求の範囲の一部に記載されているように、要素及び/又は機能の、前述で明示的に説明されたものとは異なる組み合わせも企図される。本明細書では特定の用語が使用されているが、それらは一般的かつ説明的な意味でのみ使用されており、限定を目的として使用されるものではない。
【0036】
本明細書では、「データ」、「コンテンツ」、「デジタルコンテンツ」、「デジタルコンテンツオブジェクト」、「情報」、及び類似の用語は、本開示の実施形態に従って、送信、受信、及び/又は、格納が可能なデータを指すために交換可能に用いられる。したがって、そのような用語の使用は、本開示の実施形態の精神及び範囲を限定するものと解釈されるべきではない。さらに、コンピューティングデバイスが別のコンピューティングデバイスからデータを受信するように本明細書で説明されている場合、データは、別のコンピューティングデバイスから直接受信されてよいか、又は、例えば、1つ又は複数のサーバー、リレー、ルーター、ネットワークアクセスポイント、基地局、ホスト等、本明細書では「ネットワーク」と呼ばれることもある1つ又は複数の中間コンピューティングデバイスを介して間接的に受信されてよいことが理解されよう。同様に、コンピューティングデバイスが別のコンピューティングデバイスにデータを送信するように本明細書で説明されている場合、データは別のコンピューティングデバイスに直接送信されてもよく、例えば、1つ又は複数のサーバー、リレー、ルーター、ネットワークアクセスポイント、基地局、ホスト等、1つ又は複数の中間コンピューティングデバイスを介して間接的に送信されてもよいことが理解されよう。
【0037】
「識別子」なる用語は、特定のデータオブジェクト、データセット、又は情報と一意に関連付けられる(つまり、それを特定する)電子的に管理される情報を指す。幾つかの実施形態では、識別子は、バイナリデータ値、数値データ値、ASCIIテキスト、別の符号化スキーマを介して符号化されたテキスト、ポインタ、メモリアドレス、又はそれらの組み合わせのうちの1つ又は複数を含む。
【0038】
「クライアントデバイス」なる用語は、グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションサーバー等、サーバーによって利用可能となったサービスにアクセスするように構成されたコンピュータハードウェア及び/又はソフトウェアを指す。サーバーは別のコンピュータシステム上にあることが多く(常にではない)、その場合、クライアントデバイスはネットワーク経由でサービスにアクセスする。クライアントデバイスには、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、ウェアラブル、パーソナルコンピュータ、エンタープライズコンピュータ等があるが、これらに限定されない。クライアント デバイスは、ユーザーに関連付けられてよい。関連付けは、クライアントデバイスがユーザーの登録情報をグループベースコミュニケーションサーバーに送信することによって作成されてよい。場合によっては、クライアントデバイスは一時的にユーザー及び/又は認証されたユーザーアカウントに関連付けられてよい(例えば、ユーザーがグループベースコミュニケーションシステムアプリにログオンしている場合のみ等)。そのような場合、ユーザーは、クライアントデバイスを介してログインし、クライアントデバイスを介して認証済みセッションを実行し、特定の認証済みユーザーアカウントに関連付けられてよい。
【0039】
「グループベース」は、定義されたユーザーグループのみがアクセスできるように十分なセキュリティを備えたシステム、チャネル、メッセージ、又は仮想環境を指すために本明細書で用いられる。グループは、組織や営利企業のもの等、共通のアクセス資格情報によって定義されてよい。アクセスは、グループへのアクセスを許可されたあるユーザーから、グループへのアクセスを許可されていない別のエンティティへの、検証済みの参加要求又は招待によってさらに促されてよい。グループ識別子は、データ、情報、メッセージ等を特定のグループに関連付けるために用いられる。
【0040】
「グループベースコミュニケーションシステム」なる用語は、複数のグループベースコミュニケーションインターフェイス及び関連するすべての機能をサポート及び維持するように構成されたコミュニケーションソフトウェアプラットフォーム及び関連するハードウェアを指す。グループベースコミュニケーションシステムのユーザーは、組織グループに編成され(例えば、異なる会社の従業員は別個の組織グループであり得)、各グループは、それぞれのグループベースコミュニケーションインターフェイスを介してシステムとやり取りする。例えば、グループベースコミュニケーションシステムは、とりわけ、Slack Corporationのグループベースコミュニケーションインターフェイス及びACME Corporationのグループベースコミュニケーションインターフェイスをサポートすることができる。
【0041】
「外部リソース」なる用語は、サードパーティが制御するシステムに関連付けられ、グループ ベースコミュニケーションシステムとの認証された通信用に構成され、グループベースコミュニケーションシステム接続されたクライアントデバイスに特定の機能を提供する、ソフトウェアアプリケーション、プログラム、プラットフォーム、又はサービスを指す。外部リソースは、グループベースコミュニケーションシステムによってネイティブに提供されていない機能を提供する。外部リソースは、グループベースコミュニケーションシステムをサポートするものとは別個の、異なるコンパイル済みコードベース又はリポジトリで動作する。幾つかの実施形態では、外部リソースは、1つ又は複数のアプリケーションプログラムインターフェイス(API)を介して、グループベースコミュニケーションシステムと通信することができ、またその逆も可能である。幾つかの実施形態では、外部リソースは、グループベースコミュニケーションシステムを保護するネットワークセキュリティレイヤ又はプロトコル(ネットワークファイアウォールプロトコル等)をナビゲートするため等、外部リソースとグループベースコミュニケーションシステムとの間の安全な通信を促進するために用いられるトークン及び/又は他の認証クレデンシャルを受信する。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、外部リソースによって提供される機能にアクセスするための1つ又は複数の認証トークンを格納する。幾つかの実施形態では、外部リソースへのアクセスはワークスペースレベルで管理される。他の実施形態では、外部リソースへのアクセスは組織レベルで管理される。
【0042】
「グループベースコミュニケーションインターフェイス」なる用語は、グループベースコミュニケーションシステムとのユーザーインタラクションを容易にするように構成された仮想通信環境を指す。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションインターフェイスは、選択されたワークスペース及びその中のグループベースコミュニケーションチャネルのコンテキスト内でのグループベースコミュニケーションシステム、及び/又はクライアントデバイスを介して実行される認証されたセッションを介してグループベースコミュニケーションシステムにアクセスする、特定の認証されたユーザーアカウントにアクセス可能な他のグループベースコミュニケーションチャネルとやり取りするためのインターフェイス要素を提供する。それぞれのグループベースコミュニケーションインターフェイスは、企業や組織の従業員グループ等、選択したユーザーグループにアクセスして表示できる(例えば、Slack CorporationのインターフェイスはSlack 従業員にアクセスして表示できるが、Slackの従業員はACME Corporationのグループベースのコミュニケーションインターフェイスにアクセスしたり表示したりすることはできない)。グループベースコミュニケーションインターフェイスは、複数のグループベースコミュニケーションチャネル(例えば、マーケティングチャネル、販売チャネル、会計チャネル等)を含む。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションインターフェイスは、1つ又は複数のサブインターフェイス、例えば、サイドバーインターフェイス、コンテンツインターフェイス、及びフレックスインターフェイス、又はそれらの組み合わせ(以下に定義する)を含む。
【0043】
「データ保持通知情報インターフェイス」なる用語は、データ保持ポリシーに含まれる、及び/又は選択されたグループベースコミュニケーションチャネルを管理するデータ保持ポリシーに関連付けられた情報をレンダリングする、1つ又は複数のインターフェイス要素を含む、レンダリングされた仮想環境を指す。幾つかの実施形態では、データ保持ポリシーは、クライアントデバイスからのポリシー情報要求に応答してクライアントデバイスに送信され、クライアントデバイスにレンダリングされる。
【0044】
「ワークスペースデータオブジェクト」、「グループベースのワークスペース」、及び「ワークスペース」なる用語は、グループベースコミュニケーションチャネルのグループと、グループベースコミュニケーションチャネルの1つ又は複数にアクセスする権限を与えられた認証ユーザーアカウントを含む、電子的に管理されたデータを指す。幾つかの実施形態では、ワークスペースデータオブジェクトが、管理者として割り当てられた1つ又は複数の認証ユーザーアカウントがワークスペースへのアクセスを管理できるように構成され、例えば、1つ又は複数の認証ユーザーアカウントにワークスペースにアクセスするよう招待する、及び/又は、以前にワークスペースに招待された1つ又は複数の認証ユーザーアカウントへのアクセス権を終了できるように構成される。「ワークスペース識別子」なる用語は、グループベースコミュニケーションシステム内のワークスペースを一意に特定することができる1つ又は複数の識別子を指す。グループベースコミュニケーションシステム内の組織又は他のエンティティは、任意の数のワークスペース識別子に関連付けることができる。
【0045】
「組織データオブジェクト」及び「組織」なる用語は、一連のワークスペース及び/又はグループベースコミュニケーションチャネルが特定のエンティティに関連付けられる1つ又は複数のデータ構造を指す。「組織識別子」なる用語は、組織を一意に特定することができる1つ又は複数のデータ項目を指す。組織識別子の非限定的な例は、情報交換のための米国標準コード(ASCII)のテキスト、ポインタ、メモリアドレス、一意の数値及び/又は文字列値等を含む。第1の組織識別子に関する「サードパーティ組織識別子」なる用語は、第1の組織識別子とは異なる任意の他の組織識別子を指す。例えば、関連付けられた認証ユーザーアカウントの観点から、第1の組織識別子は、複数の組織識別子にアクセス可能な共通のグループベースコミュニケーションチャネルにアクセスし、サードパーティ組織識別子は、複数の組織識別子のいずれか他のものを指す。
【0046】
「ユーザー」なる用語は、個人、個人の集合体、企業、組織等を指す。本明細書で言及されるユーザーは、主に、グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションインターフェイス(又はグループベースコミュニケーションインターフェイスのセット)にアクセスするためのクライアントデバイス対応アクティビティに関連して述べられるものである。ユーザーは、本明細書で定義されているように、1つ又は複数の認証ユーザーアカウントに関連付けることができる。
【0047】
「認証ユーザーアカウント」なる用語は、グループベースコミュニケーションシステムの特定の機能にアクセスするための認証クレデンシャル(例えば、ユーザー名とパスワードの組み合わせ)に対応する情報を指す。認証ユーザーアカウントは、限定されるものではないが、例えば、ユーザー識別子、ユーザーがアクセスを許可されたグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた1つ又は複数のグループベースコミュニケーションチャネル識別子(すなわち、アクセス可能なグループベースコミュニケーションチャネル)、ユーザーが関連付けられているワークスペースの1つ又は複数のグループ識別子(すなわち、アクセス可能なワークスペース)、ユーザーが関連付けられている組織の 1つ又は複数の組織識別子、ユーザーが任意のグループベースコミュニケーションチャネルの所有者でありユーザーがグループベースコミュニケーションチャネル制限を持っているかどうかに関する表示、複数のグループベースコミュニケーションメッセージ、絵文字、複数の会話、複数の会話のトピック、アバター、電子メール アドレス、実名(例えば、John Doe)、ユーザー名(例えば、jdoe)、パスワード、実名、タイムゾーン、ステータス、等さまざまな情報に関連付けられる。幾つかの実施形態では、ユーザーは、クライアントデバイスを用いて特定の認証ユーザーアカウントに対応する認証クレデンシャルをグループベースコミュニケーションシステムに送信し、それに応答して、認証されたセッション中に、クライアントデバイスを介して認証ユーザーアカウントにアクセスが可能な機能及び/又は情報へのアクセスを可能にするように設定された、認証されたセッションを開始する。
【0048】
「グループベースコミュニケーションチャネル」及び「チャネル」なる用語は、グループのメンバーのみが閲覧できるチャネルメンバー(例えば、クライアントデバイスを用いて環境にアクセスする正当性が確認されたユーザー)によって投稿されたメッセージングコミュニケーションを表示するように構成された、仮想コミュニケーション環境又はフィードを指す。グループベースコミュニケーションチャネルの形式は、グループベースコミュニケーションチャネルのメンバーによって異なって見える場合がある。ただし、グループベースコミュニケーションチャネルのコンテンツ(つまり、メッセージング通信)は、グループベースコミュニケーションチャネルの各メンバーに表示される。例えば、グループベースのメッセージング通信の共通のセットが、グループベースコミュニケーションチャネルの内容(すなわち、メッセージング通信)がグループベースコミュニケーションチャネルのメンバーごとに変化しないように、それぞれグループベースコミュニケーションチャネルの各メンバーに表示される。 幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、「グループベースコミュニケーションチャネルタイプ」に基づいて特定されてよい、さまざまなタイプのグループベースコミュニケーションチャネルを管理するように構成される。グループベースコミュニケーションチャネルの非限定的な例には、単一ユーザーの直接的なグループベースコミュニケーションチャネル(例えば、2つの認証ユーザーアカウント間の通信用)、マルチユーザーの直接的なグループベースコミュニケーションチャネル(例えば、 複数の認証ユーザーアカウント間の通信用)、パブリックグループベースコミュニケーションチャネル(例えば、ワークスペース内のすべての認証ユーザーアカウントがアクセス可能)、プライベートグループベースコミュニケーションチャネル(例えば、ワークスペース内の招待された及び/又は特定の認証ユーザーアカウントがアクセス可能)、外部リソースグループベースコミュニケーションチャネル(例えば、ワークスペース内又は組織内でアクセス可能な外部リソースとの通信用)、又はそれらの任意の組み合わせが含まれる。「グループベースコミュニケーションチャネルセット」なる用語は、任意の数のグループベースコミュニケーションチャネルを指す。グループベースコミュニケーションチャネルセットは、グループベースコミュニケーションチャネルの1つ又は複数のパラメータの、任意のパラメータ値によってグループ化することができる。
【0049】
幾つかの実施形態では、1つのグループベースコミュニケーションチャネルを1つ又は複数の組織識別子に関連付けることができる。複数の組織識別子に関連付けられたグループベースコミュニケーションチャネルは、「共通のグループベースコミュニケーションチャネル」である。共通のグループベースコミュニケーションチャネルは、共通のグループベースコミュニケーションチャネルが関連付けられている組織の1つ又は複数のグループベースのワークスペース内でアクセスできる。幾つかの実施形態では、共通のグループベースコミュニケーションチャネルを作成した「所有者組織」は、所有者組織に関連付けられた1つ又は複数の認証ユーザーアカウントによってのみ、共通のグループベースコミュニケーションチャネルの1つ又は複数の設定を構成するために、共通のグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられているものとして一意に特定されることを理解されたい。
【0050】
「グループベースコミュニケーションチャネル識別子」及び「チャネル識別子」なる用語は、グループベースコミュニケーションシステムがグループベースコミュニケーションチャネルを一意に特定することができる1つ又は複数の識別子を指す。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションチャネル識別子は、チャネル識別子がワークスペース内の一意のチャネル識別子と、関連付けられたワークスペースのワークスペース識別子で形成されるように、特定の関連付けられたワークスペース内の一意のチャネル識別子を含むグループベースコミュニケーションチャネルを含む。共通グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションチャネル識別子は、「共通グループベースコミュニケーションチャネル識別子」である。
【0051】
「グループベースコミュニケーションメッセージ」、「グループベースのメッセージ」、及び「メッセージ」なる用語は、クライアントデバイスを用いるユーザーによってグループベースコミュニケーションシステムに提供され、グループベースコミュニケーションチャネル内で表示されるように構成された、電子的に生成されたデバイスレンダリングオブジェクトを指す。グループベースコミュニケーションメッセージは、(クライアントデバイスを用いて)ユーザーによって提供される任意のテキスト、ファイル、画像、ビデオ、オーディオ、又はそれらの組み合わせを含んでよい。例えば、ユーザーは、メッセージコンテンツとして、グループベースのメッセージ内のテキスト、ならびに画像と動画を含むグループベースのメッセージを提供することができる。このような場合、テキスト、画像、動画は、グループベースのメッセージ又はデバイスレンダリングオブジェクトを構成する。グループベースコミュニケーションシステムのグループベースコミュニケーションチャネルに送信又は投稿される各メッセージは、送信ユーザー識別子、メッセージ識別子、メッセージ内容、グループ識別子、及びグループベースコミュニケーションチャネル識別子を含むメタデータを含む。前述の識別子のそれぞれは、ASCIIテキスト、ポインタ、メモリアドレス等を含むことができる。幾つかの実施形態では、ユーザーは、アプリケーションプログラミングインターフェイス(API)を介してファイルをアップロードすることによってグループベースのメッセージを提供することができ、ファイルはグループベースコミュニケーションチャネル内でレンダリング可能であり得る。「グループベースコミュニケーションメッセージセット」及び「メッセージセット」なる用語は、0個以上のグループベースコミュニケーションメッセージを指す。例えば、幾つかの実施形態では、特定のグループベースコミュニケーションチャネル識別子に関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージセットは、グループベースコミュニケーションチャネル識別子に対応するグループベースコミュニケーションチャネル内のユーザーによって、グループベースコミュニケーションシステムに投稿された任意の数のグループベースコミュニケーションメッセージを指す。
【0052】
「エンティティ」なる用語は、グループベースコミュニケーションシステムによって管理されるデータオブジェクトを指す。少なくとも1つの例示的なコンテキストでは、「エンティティ」なる用語は、組織、ワークスペース、及び/又はチャネルを指す。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、エンティティへの1つ又は複数のデータ保持ポリシーの割り当てを可能にするように構成される。 「エンティティ識別子」なる用語は、グループベースコミュニケーションシステム内でエンティティを一意に特定することができる1つ又は複数の識別子を指す。
【0053】
「データ保持ポリシー」なる用語は、特定のエンティティに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージのストレージを管理するための、1つ又は複数の自動的に生成及び/又はユーザー設定されたルールセットを表す電子的に管理されたデータ、及び/又は、それらの1つ又は複数のサブエンティティを指す。少なくとも幾つかの例示的な実施形態では、データ保持ポリシーは、組織に関連付けられた任意の数のエンティティにデータ保持ポリシーを割り当てることができるように(例えば、組織自体に割り当てられる、 組織に関連付けられた1つ又は複数のワークスペースに割り当てられる、組織に関連付けられている1つ又は複数のチャネルに割り当てられる、等)、データ保持ポリシーを作成した組織にリンクされている。幾つかの実施形態では、データ保持ポリシーは、そのサブエンティティに割り当てられた1つ又は複数のサブデータ保持ポリシーを含む。例えば、少なくとも幾つかの実施形態では、特定のワークスペースに割り当てられたデータ保持ポリシーは、プライベートグループベースコミュニケーションチャネルタイプを有するすべてのグループベースコミュニケーションチャネルに割り当てられるプライベートチャネルデータ保持ポリシー、パブリックチャネルデータ保持ポリシーを含むパブリックグループベースコミュニケーションチャネルタイプを有するすべてのグループベースコミュニケーションチャネルへの割り当て、及び/又はワークスペース内の1つ又は複数の特定のグループベースコミュニケーションチャネルへの割り当てのためのサブデータ保持ポリシー(例えば、 特定のグループベースコミュニケーションチャネル識別子、又はグループベースコミュニケーションチャネル識別子セットのいずれか)を含む。この点に関して、例示的なコンテキストでは、単一のデータ保持ポリシーはすべてのエンティティ及び/又はエンティティタイプに割り当てられる1つのルールセットを含む。別の例示的なコンテキストでは、単一のデータ保持ポリシーは複数のルールセットを含み、それぞれが1つ又は複数のエンティティ及び/又はエンティティタイプに割り当てられる。
【0054】
幾つかの実施形態では、データ保持ポリシーは、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持ポリシーを満たさない状況で実行する、適切なメッセージ管理アクションに関する構成設定を含むように構成される。例えば、少なくとも1つの実施形態では、データ保持ポリシーは、編集された、1つ又は複数のアーカイブ記録にアーカイブされた、及び/又は、1つ又は複数の添付文書及び/又はファイルを含む、グループベースコミュニケーションメッセージに対する適切なメッセージ管理アクションを表す、1つ又は複数の構成可能な設定を含む。幾つかのそのような実施形態では、データ保持ポリシーは、各状況に対する適切なメッセージ管理アクションを特定する構成可能な設定を含む。例示的なコンテキストでは、データ保持ポリシーは、メッセージが管理データ保持ポリシーを満たさない状況でメッセージに関連付けられたすべての編集、アーカイブされた記録、及び/又は添付ファイルを削除するように構成可能である。これに加えて又はこれに代えて、別の例示的なコンテキストでは、データ保持ポリシーは、メッセージが管理データ保持ポリシーを満たさない状況で、すべての編集及び添付ファイルを削除するが、メッセージのアーカイブされた記録を保持するように構成可能である。
【0055】
幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションシステムがデータ保持ポリシーに割り当てられたデータ、及び/又はそれに関連付けられたデータ(例えば、割り当てられたグループベースコミュニケーションチャネル内のグループベースコミュニケーションメッセージ)を、データ保持ポリシーによって表されるルールセットに基づいて管理するように、 データ保持ポリシーの1つ又は複数のエンティティ(例えば、組織、ワークスペース、チャネル、及び/又はメッセージ)への割り当てを可能にするように構成される。幾つかの実施形態では、データ保持ポリシーは、グループベースコミュニケーションシステム内のデータオブジェクトの階層構造に基づいて決定され得る。例えば、幾つかの実施形態では、チャネルにデータ保持ポリシーが割り当てられていない場合、グループベースコミュニケーションシステムはそのような決定を行い、チャネルに関連付けられたワークスペースに割り当てられたデータ保持ポリシーの使用を試みる。同様に、幾つかの実施形態において、これに加えて又はこれに代えて、ワークスペースにデータ保持ポリシーが割り当てられていない場合、グループベースコミュニケーションシステムはそのような決定を行い、ワークスペースに関連付けられた組織に割り当てられたデータ保持ポリシーの使用を試みる。例示的なデータ保持ポリシーは、データ保持ポリシーに割り当てられた、又はデータ保持ポリシーが割り当てられたエンティティ(チャネル、ワークスペース、及び/又は組織等)内に割り当てられたグループベースコミュニケーションメッセージがグループベースコミュニケーションシステムによる削除(永続的又は一時的)の前に、格納される期間を表す。「保持期間」なる用語は、データがグループベースコミュニケーションシステム内に保存される時間の長さを指す。グループベースコミュニケーションシステム、又は関連するシステム又はサブシステム(例えば、データ管理システム)は、メッセージを管理する適切なデータ保持ポリシーに基づいて格納されたグループベースコミュニケーションメッセージを分析し、メッセージの保持やメッセージの削除といった、適切なメッセージ管理のアクションを判定及び/又は実行するように構成されてよいことを理解されたい。
【0056】
幾つかの実施形態では、エンティティのデータ保持ポリシーは、グループベースコミュニケーションシステム内のエンティティ関連付けの階層に基づいて決定される。例えば、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションチャネルに割り当てられたデータ保持ポリシーが、例えばグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた組織に割り当てられているデータ保持ポリシーをオーバーライドするように、サブエンティティに割り当てられたデータ保持ポリシーが上位エンティティのデータ保持ポリシーをオーバーライドする。他の実施形態では、組織に割り当てられたデータ保持ポリシーが、例えば組織が関連するグループベースコミュニケーションチャネルのデータ保持ポリシーをオーバーライドするように、上位エンティティに割り当てられたデータ保持ポリシーがサブエンティティのデータ保持ポリシーをオーバーライドする。さらに他の実施形態では、サブエンティティのデータ保持ポリシーが上位エンティティのデータ保持ルールよりも厳格なデータ保持ルールを提供する場合にのみ、サブエンティティのデータ保持ポリシーが上位エンティティのデータ保持ポリシーをオーバーライドする。例えば、幾つかのそのような実施形態では、グループベースコミュニケーションチャネルのデータ保持ポリシーが、組織データ保持ポリシーによって定義された保持期間よりも短い保持期間を定義している場合、グループベースコミュニケーションチャネルのデータ保持ポリシーは、グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた組織データ保持ポリシーをオーバーライドする。この点に関して、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、データに関連付けられたさまざまな上位レベルのエンティティに割り当てられたデータ保持ポリシーに基づいて、メッセージ等のある特定のデータを管理するデータ保持ポリシーを特定するように構成される。
【0057】
「データ保持ポリシー生成要求」なる用語は、グループベースコミュニケーションシステムによって受信された電子的に管理されたデータを指し、電子的に管理されたデータは、第2のデータ保持ポリシーを生成して格納するためのユーザー要求を表す。少なくとも幾つかの実施形態では、データ保持ポリシー生成要求は、データ保持ポリシーの生成を要求している組織を一意に特定する組織識別子と、それが第2のデータ保持ポリシーに関連付けられるデータと、第2のデータ保持ポリシーが表す1つ又は複数のデータ管理ルールを具現化するデータを、少なくとも含む。幾つかの実施形態では、データ保持ポリシー生成要求は、追加の及び/又はオプションのデータ、例えば、作成時に第2のデータ保持ポリシーが自動的に割り当てられるエンティティ識別子を含む。
【0058】
「組織データ保持ポリシー」なる用語は、組織に割り当てられた、又は割り当て用に構成されたデータ保持ポリシーを指す。これに関して、組織データ保持ポリシーは組織に関連付けられたグループベースコミュニケーションシステムによって格納されたすべてのコンテンツ及び/又はメッセージデータを維持するためのデータ管理規則を表す。例えば、少なくとも1つの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、組織に関連付けられたワークスペース内のすべてのグループベースコミュニケーションチャネルですべてのグループベースコミュニケーションメッセージを維持する方法を決定するために、組織のデータ保持ポリシーを利用するように構成される。幾つかの実施形態では、データ保持ポリシーは、データ保持ポリシーを1つ又は複数の組織への割り当てのために構成された組織データ保持ポリシーとして識別する特定のパラメータを含めて特別に構成される。「組織保持ポリシー割り当て要求」なる用語は、データ保持ポリシーを組織に割り当てるユーザー要求を表す電子的に管理されたデータを指す。この点に関して、割り当てられたデータ保持ポリシーは、割り当て後に「組織データ保持ポリシー」と呼ばれる場合がある。
【0059】
「ワークスペース データ保持ポリシー」なる用語は、特定の組織に関連付けられた少なくとも1つのワークスペースに割り当てられた、又は割り当てるように構成された、データ保持ポリシーを指す。これに関して、ワークスペースのデータ保持ポリシーは、関連付けられたワークスペースに関連付けられたグループベースコミュニケーションシステムによって格納されたすべてのコンテンツ及び/又はメッセージ データを維持するためのデータ管理ルールを表す。例えば、少なくとも1つの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、関連付けられたワークスペース内のすべてのグループベースコミュニケーションチャネルですべてのグループベースコミュニケーションメッセージを維持する方法を決定するためにワークスペースデータ保持ポリシーを利用するように構成される。幾つかの実施形態では、データ保持ポリシーは、データ保持ポリシーを1つ又は複数のワークスペースへの割り当てのために構成されたワークスペースデータ保持ポリシーとして特定する特定のパラメータを含めて特別に構成される。「ワークスペース保持ポリシー割り当て要求」なる用語は、データ保持ポリシーを1つ又は複数のワークスペースに割り当てるユーザー要求を表す、電子的に管理されたデータを指す。この点に関して、割り当てられたデータ保持ポリシーは、割り当て後に「ワークスペースデータ保持ポリシー」と呼ばれる場合がある。
【0060】
「チャネルデータ保持ポリシー」なる用語は、特定の組織に関連付けられた少なくとも1つのチャネルに割り当てられた、又は割り当てるように構成された、データ保持ポリシーを指す。これに関して、チャネルデータ保持ポリシーは、関連するチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションシステムによって格納されたすべてのコンテンツ及び/又はメッセージデータを維持するためのデータ管理規則を表す。例えば、少なくとも1つの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、割り当てられた各グループベースコミュニケーションチャネルにおいてすべてのグループベースコミュニケーションメッセージを維持する方法を決定するために、チャネルデータ保持ポリシーを利用するように構成される。幾つかの実施形態では、データ保持ポリシーは、データ保持ポリシーを1つ又は複数のグループベースコミュニケーションチャネルへの割り当てのために構成されたチャネルデータ保持ポリシーとして特定する特定のパラメータを含めて特別に構成される。「チャネルデータ保持ポリシーの割り当て要求」なる用語は、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションチャネルにデータ保持ポリシーを割り当てるユーザー要求を表す、電子的に管理されたデータを指す。この点に関して、割り当てられたデータ保持ポリシーは、割り当て後に「チャネルデータ保持ポリシー」と呼ばれる場合がある。
【0061】
幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、例えば、グループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられている複数のエンティティが、それぞれさまざまなデータ保持ポリシーに関連付けられている場合に、グループベースコミュニケーションメッセージを維持する際に使用するための適切なデータ保持ポリシーを特定して利用するように構成される。例えば、少なくとも幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、別の下位レベルのエンティティが異なるデータ保持ポリシーに関連付けられている場合(例えば、グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたワークスペース及び/又はチャネルが、別のデータ保持ポリシーに関連付けられている状況)でも、グループベースコミュニケーションメッセージを管理するための組織のデータ保持ポリシーを特定して利用するように構成される。他の実施形態では、特定のグループベースコミュニケーションメッセージを管理するために、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた最下位レベルのエンティティに割り当てられたデータ保持ポリシーを利用するように構成される(例えば、メッセージが存在する場合そのメッセージに割り当てられ、メッセージが存在しない場合には、存在する場合にチャネルに割り当てられ、チャネルが存在しない場合には、存在する場合にワークスペースに割り当てられる)。さらに他の実施形態では、特定のグループベースコミュニケーションシステムを管理するために、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられているさまざまなエンティティが、さまざまなデータ保持ポリシーに関連付けられている場合に使用される適切なデータ保持ポリシーを特定するために、1つ又は複数の決定を実行するように構成される。例えば、幾つかのそのような実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、1つ又は複数の比較(例えば、下位レベルのデータ保持ポリシーが上位レベルのデータ保持ポリシーよりも短い時間データを保持する場合、又は幾つかの実施形態で、下位レベルのデータ保持ポリシーが上位レベルのデータ保持ポリシーよりも長い時間データを保持する場合等)を満たすために、下位エンティティのデータ保持ポリシーがデータ保持ポリシーの1つ又は複数のパラメータを変更しない限り、組織データ保持ポリシーをデフォルトで適用するように構成される。
【0062】
「合意されたデータ保持ポリシー」なる用語は、複数の組織がアクセス可能な共通のグループベースコミュニケーションチャネルに割り当てられているデータ保持ポリシーのことを指し、ここでは、複数の組織のそれぞれが、共通のグループベースコミュニケーションチャネルに投稿されたデータを、合意されたデータ保持ポリシーに基づいて格納することに同意したことを示すデータに関連付けられる。幾つかのそのような実施形態では、共通のグループベースコミュニケーションチャネルの合意されたデータ保持ポリシーは、各組織、この組織の中のワークスペース、及び/又は、それら等に関連付けられている他のデータ保持ポリシーに関わらず、共通のグループベースコミュニケーションチャネル内のデータの管理に利用される。例えば、幾つかの実施形態では、共通のグループベースコミュニケーションチャネルに合意されたデータ保持ポリシーが割り当てられる場合、共通のグループベースコミュニケーションチャネル内のグループベースコミュニケーションメッセージは、グループベースコミュニケーションチャネルメッセージのために送信者のユーザーアカウントに関連付けられた組織に関わらず、合意されたデータ保持ポリシーに基づいて格納される。幾つかの実施形態では、合意されたデータ保持ポリシーは、共通のグループベースコミュニケーションチャネルへのアクセス権を有する各組織及び/又は組織に関連付けられた認証されたユーザーアカウントからの承認データに関連付けられ、ここでは、承認データは、合意されたデータ保持ポリシーに基づくチャネル内のデータを維持することに対するユーザー及び/又は管理者の承認を表す。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、ユーザー及び/又は組織は、共通のグループベースコミュニケーションチャネルに参加すると自動的に承認データに関連付けられる。「合意されたデータ保持ポリシーの割り当て要求」なる用語は、共通のグループベースコミュニケーションチャネルが割り当てられる必要があることを示す、共通のグループベースコミュニケーションチャネルを所有、管理、及び/又は作成する、認証されたユーザーアカウントによって送信される電子的に管理されたデータを指し、ここでは、選択されたデータ保持ポリシーは共通のグループベースコミュニケーションチャネルに対して合意されたデータ保持ポリシーとして機能する。幾つかのそのような実施形態では、合意されたデータ保持ポリシー割り当て要求は、少なくとも共通のグループベースコミュニケーションチャネル識別子と、合意されたデータ保持ポリシーとして使用される選択されたデータ保持ポリシーに関連付けられたデータ保持ポリシー識別子とを含む。
【0063】
第1の組織識別子に関する「サードパーティ保持ポリシー」なる用語は、共通のグループベースコミュニケーションチャネル内の第1の組織識別子のデータを管理するデータ保持ポリシーを指し、データ保持ポリシーは最初の組織識別子とは異なる第2の組織識別子によって作成及び/又は管理されている。幾つかの実施形態では、第2の組織識別子は、共通のグループベースコミュニケーションチャネルの所有者組織に関連付けられる。
【0064】
「データ保持ポリシーデータストア」なる用語は、組織によって作成された1つ又は複数のデータ保持ポリシーを格納するために、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせで具現化された1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストア、テーブル、及び/又はその他の永続的なデータ格納を指す。これに関して、幾つかの実施形態では、データ保持ポリシーデータストアは、任意の数のデータベース、テーブル、ビュー、メモリデバイス、クラウドサーバー及び/又はクラウドコンピューティングハードウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。幾つかの実施形態では、データ保持ポリシーデータストアは、組織識別子に関連付けられた1つ又は複数の認証済みユーザーアカウントが、データ保持ポリシーを1つ又は複数のエンティティに割り当てたり、データ保持ポリシーの割り当てを1つ又は複数のエンティティから削除したり、データ保持ポリシーを削除したりできるように、データ保持ポリシーを作成した組織の組織識別子に関連付けられた各データ保持ポリシーに対して構成される。幾つかの実施形態では、データ保持ポリシーデータストアは、任意の数の組織識別子に関連付けられた任意の数のデータ保持ポリシーを格納するように構成されることを理解されたい。
【0065】
「メッセージ管理アクション」及び「管理アクション」なる用語は、対応するデータ保持ポリシーに基づいて、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションメッセージを維持するために、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションシステムが実行する命令を指す。例示的なコンテキストでは、メッセージ管理アクションの非限定的な例には、グループベースコミュニケーションメッセージを1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストア内に保持すること、データストアからグループベースコミュニケーションメッセージを削除すること、データストアから削除するためにグループベースコミュニケーションメッセージをマークすること、グループベースコミュニケーションメッセージをデータストア内で削除済みとしてマークすること、及び/又はそれらの組み合わせが含まれる。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージ及び対応するデータ保持ポリシーに基づく1つ又は複数の決定に基づいてメッセージ管理アクションを実行するように構成される。例えば、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、メッセージは、許可されているよりも長いタイムスタンプ期間で格納されており、それがより長く保存されていると決定された場合は削除し、そうでない場合は保持するように決定することによって等、グループベースコミュニケーションメッセージが関連するデータ保持ポリシーが許可するよりも長く格納されているかどうかに基づいて、適切なメッセージ管理アクションを実行するように構成される。メッセージ管理アクションの非限定的な例には、グループベースコミュニケーションメッセージを1つ又は複数のデータストア内に保持することを指す「メッセージ保持アクション」と、1つ又は複数のデータストア内のグループベースコミュニケーションメッセージを具現化及び/又は関連付ける、一部又はすべてのデータを削除、消去、及び/又はアクセス不可にすることを指す「メッセージ削除アクション」が含まれる。
【0066】
「グループベースコミュニケーション削除要求」なる用語は、クライアントデバイスからグループベースコミュニケーションシステムに送信される、グループベースコミュニケーションメッセージ又は関連するコンテンツを、グループベースコミュニケーションシステムによってストレージから削除するユーザー要求を表す、電子的に管理されたデータを指す。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーション削除要求は、グループベースコミュニケーションインターフェイス内でレンダリングされたグループベースコミュニケーションメッセージの特別に構成されたサブインターフェイス(例えば、特定の選択されたグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションインターフェイスにレンダリングされたグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられてレンダリングされた「削除ボタン」)とのユーザーインタラクションに応答して受信される。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーション削除要求は、少なくともグループベースコミュニケーションメッセージ識別子、及び/又はメッセージを含むチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションチャネル識別子、及び送信がグループベースコミュニケーション削除要求(例えば、特定の要求識別子)であることを示す情報データを含む。
【0067】
「グループベースコミュニケーション編集要求」なる用語は、クライアントデバイスからグループベースコミュニケーションシステムに送信される、グループベースコミュニケーションメッセージ又はそのコンテンツを編集するグループベースコミュニケーションシステムによるユーザー要求を表す、電子的に管理されたデータを指す。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーション編集要求は、グループベースコミュニケーションインターフェイス内でレンダリングされるグループベースコミュニケーションメッセージの特別に構成されたサブインターフェイス(例えば、特定の選択されたグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションインターフェイスにレンダリングされたグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられてレンダリングされた「編集ボタン」)とのユーザーインタラクションに応答して受信される。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーション編集要求は、少なくともグループベースコミュニケーションメッセージ識別子、及び/又はメッセージを含むチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションチャネル識別子、及び送信がグループベースコミュニケーション編集要求(例えば、特定の要求識別子)であることを示す情報データを含む。
【0068】
システムアーキテクチャ及び例示的な装置
本開示の方法、装置、システム、及びコンピュータプログラム製品は、任意のさまざまなデバイスによって具現化されてよい。例えば、例示的な実施形態の方法、装置、システム、及びコンピュータプログラム製品は、パーソナルコンピュータ、コンピューティングサーバー、コンピューティングワークステーション、又はそれらの組み合わせ等の固定コンピューティングデバイスによって具現化されてよい。さらに、例示的な実施形態は、さまざまなモバイル端末、携帯電話、スマートフォン、ラップトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、又は前述のデバイスの任意の組み合わせのいずれかによって具現化されてよい。
【0069】
この点に関して、
図1は、本開示の実施形態が動作し得るコンピューティングシステムの一例を開示する。
図1は、グループベースコミュニケーションチャネルデータの管理用に構成されたシステムの概要を示す。具体的には、システムは、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションシステムと通信できる少なくとも1つのクライアントデバイスを含み、グループベースコミュニケーションシステムは、ユーザー間のグループベースコミュニケーション機能を提供し、1つ又は複数の外部リソースに関連付けられた機能を容易にする。例えば、グループベースコミュニケーションシステムは、外部リソースと通信することなく、ネイティブのグループベースコミュニケーション機能を提供することができ、またそのような外部リソースとの通信、及び1つ又は複数の特別に構成されたグループベースコミュニケーションインターフェイスのレンダリングに使用するためのさまざまな関連情報の提供を通じて、クライアントデバイスで補助的な外部リソース機能を提供することができる。グループベースコミュニケーションシステムは、1つ又は複数のコミュニケーションネットワークを介して、1つ又は複数のクライアントデバイス及び/又は外部リソースと通信可能である。この点に関して、クライアントデバイス及び/又は外部リソースがグループベースコミュニケーションシステムと対話するとき、データは、グループベースコミュニケーションシステムによって格納され、本明細書に記載されているさまざまなデータ保持ポリシーに従って、例えば説明されたプロセスに従って管理されてよい。
【0070】
具体的には、図示のように、システムはグループベースコミュニケーションシステム102を含む。グループベースコミュニケーションシステム102は、グループベースコミュニケーションサーバー102A(「サーバー102A」)及びグループベースコミュニケーションデータストア102B(「データストア102B」)を含む。 サーバー102Aは、データストア102Bと通信して、グループベースコミュニケーションシステム102が本明細書に記載の機能を提供できるように構成されてよい。
【0071】
サーバー102Aは、1つ又は複数のコンピュータによって具現化されてよい。サーバー102Aは、グループベースコミュニケーションを受信すること、グループベースコミュニケーションを維持すること、及び/又はグループベースコミュニケーションをクライアントデバイス104A~104N(総称して、「外部リソース104」)等の、1つ又は複数のクライアントデバイスに送信することに関連するさまざまな機能を提供することができる。これに加えて又はこれに代えて、サーバー102Aは、外部リソース106A~106N(総称して、「外部リソース106」)等の1つ又は複数の外部リソースとの通信を通じて、さまざまな外部リソース機能を提供する。幾つかのそのような実施形態では、サーバー102Aは、例えば自動的に、又はユーザー要求に応答して、1つ又は複数のクライアントデバイスへの外部リソース情報の送信を容易にする。例えば、サーバー102Aは、クライアントデバイス104及び/又は外部リソース106のうちの1つ又は複数によって提供されるグループベースコミュニケーションを受信及び投稿、又は送信するように動作可能であってよい。
【0072】
これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、サーバー102Aは、1つ又は複数のデータ保持ポリシーを生成し、グループベースコミュニケーションシステム102によって管理されるエンティティに1つ又は複数のデータ保持ポリシーを割り当てるように構成される。例えば、幾つかの実施形態では、サーバー102Aは、1つ又は複数の要求を受信及び処理して、第2の及び/又は新しいデータ保持ポリシーを生成し、及び/又は第2のデータ保持ポリシーを1つ又は複数のエンティティに割り当てるように構成される。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、サーバー102Aは、組織、ワークスペース、共通のグループベースコミュニケーションチャネル、メッセージ等の1つ又は複数のエンティティに既存のデータ保持ポリシーを割り当てるための1つ又は複数の要求を受信して処理するように構成される。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、サーバー102Aは、本明細書に記載のとおり、データに関連付けられた1つ又は複数の割り当てられたデータ保持ポリシーに従って、対応するデータストア102B内に格納されたデータを維持するための1つ又は複数のアクションを実行するように構成される。これに関して、幾つかの実施形態では、サーバー102Aは、所定のタイムスタンプで、システム要求に応じて、及び/又はユーザー要求に応じて、グループベースコミュニケーションメッセージセットを特定及び/又は取得し、対応する割り当てられたデータ保持ポリシーに基づいて、セットに対して1つ以上のメッセージ管理アクションを開始する。サーバー102Aが共通のグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたメッセージを維持している状況では、サーバー102Aは、共通のグループベースコミュニケーションチャネルでグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられている1つ又は複数のエンティティに割り当てられた、1つ又は複数のポリシーに基づいて適切なメッセージ管理アクションを実行するように構成されてよい。サーバー102Aは、コミュニケーションネットワーク108にアクセスして、説明した動作のうちの1つ又は複数を実行してよい。
【0073】
データストア102Bは、1つ又は複数のローカルストレージデバイス、1つ又は複数のクラウドストレージデバイス、ネットワーク接続ストレージ(「NAS」)デバイス、又は複数のNASデバイス、又は複数のサーバーの個別のデータベースサーバーとして等、データストレージデバイスとして具現化されてよい。データストア102Bは、グループベースコミュニケーションシステム102によって提供される動作を容易にするために、サーバー102Aによってアクセスされ、受信され、及び/又はサーバー102Aによって生成及び/又は処理された情報を含む。例えば、データストア102Bは、限定されないが、複数のワークスペースに関連する複数のグループベースコミュニケーション、グループベースコミュニケーションチャネル、認証ユーザーアカウント等を格納するように構成されてよい。これに加えて又はこれに代えて、データストア102Bは、例えば、クライアントデバイスがグループベースコミュニケーションシステム102との認証セッションを開始し、認証セッションを有効にし、クライアントデバイスを認証済みユーザーアカウントとリンクさせることができるように、さまざまな認証ユーザーアカウントに関連付けられた認証クレデンシャルを格納するように構成されてよい。
【0074】
幾つかの実施形態では、データストア102Bは、各組織、ワークスペース、グループベースコミュニケーションチャネル、グループベースコミュニケーションメッセージ、及び/又はそれらに関連付けられた対応するレンダリング情報に関連付けられたデータを少なくとも格納するように構成される。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、データストア102Bは、例えば、 適切なインターフェイス要素をレンダリングして、認証ユーザーアカウントに関連付けられたクライアントデバイスが適切なワークスペースやチャネル等にアクセスできるようにするための、認証ユーザーアカウント情報、認証ユーザーアカウントが関連付けられている1つ又は複数の組織へのリンク、及びアクセス許可を表すデータを格納するように構成される。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、データストア102Bは、対応するアクセス可能なグループベースコミュニケーションインターフェイスの1つをカスタマイズするために、各認証ユーザーアカウントの個人化されたデータを格納するように構成される。幾つかの実施形態では、データストア102Bは、例えば、ワークスペースを組織に、ユーザーアカウントを組織に、チャネルをワークスペースに、メッセージをチャネルに接続する、グループベースコミュニケーションシステムのさまざまなエンティティをリンクする、さまざまなコンテンツを格納することに加えて又はその代替として、そのような格納されたデータを維持するために使用するデータを格納するように構成されてよい。例えば、幾つかの実施形態では、本明細書に記載するように、データストア102Bは、さまざまな組織に関連付けられた1つ又は複数のデータ保持ポリシーを格納するように構成される。そのようなデータ保持ポリシーは、グループベースコミュニケーションシステム102が割り当てられたデータ保持ポリシーに基づいて関連データを維持できるように、組織、ワークスペース、チャネル等の1つ又は複数のエンティティに割り当てられてもよい。共通のグループベースコミュニケーションチャネルの状況では、例えば、データストア102Bは、本明細書に記載するように、共通のグループベースコミュニケーションチャネルへの1つ又は複数のデータ保持ポリシーの所望の割り当てに応じて、異なる情報を格納するように構成されてよい。
【0075】
クライアント装置104のそれぞれは、上記に定義したさまざまなコンピューティング装置のいずれかによって具現化することができる。クライアントデバイス104からグループベースコミュニケーションサーバー102Aによって受信された電子データは、さまざまな形式でさまざまな処理方法を介して提供されてよい。例えば、クライアントデバイス104は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、スマートフォン、ネットブック、タブレットコンピュータ、ウェアラブル等を含んでよい。クライアントデバイス104のそれぞれは、そのような通信を可能にするネットワークインターフェイスを含んでよく、及び/又はクライアントデバイス104のそれぞれは、そのような通信を可能にするネットワークインターフェイスで構成されたデバイス(例えば、スマートフォンに接続されたウェアラブルデバイス)に関連付けられてよい。クライアントデバイス104は、さまざまなネットワーキングハードウェア、ソフトウェア、及び/又はファームウェア(例えば、スマートフォンと関連するウェアラブルとの間のブルートゥース、スマートフォンとグループベースコミュニケーションシステムとの間のキャリアネットワーク、及び/又は 又はウェアラブルとグループベースコミュニケーションシステムの間、及び/又はクライアントデバイスとグループベースコミュニケーションシステムの間でインターネットを介して通信するための1つ又は複数のワイヤレス及び/又はワイヤレスネットワーク)を利用して、さまざまなネットワーク上で通信を可能にするように構成されてよい。
【0076】
例示的なコンテキストでは、クライアントデバイス104は、アプリケーション又は「アプリ」を実行して、グループベースコミュニケーションシステム102との対話を可能にしてよい。そのようなアプリケーションは、通常、オペレーティングシステム及び/又はコンピューティングデバイスに関連付けられているその他の機器構成に依存するコンピューティングデバイスを介して実行するように設計されている。例示的なコンテキストでは、クライアントデバイス104は、アプリケーション又は「アプリ」を実行して、グループベースコミュニケーションシステム102とのインタラクションを可能にしてよい。そのようなアプリケーションは、通常、オペレーティングシステム及び/又はコンピューティングデバイスに関連付けられているその他の機器構成に依存するコンピューティングデバイスを介して実行するように設計されている。例えば、iOS(登録商標)、Android(登録商標)、又はWindows(登録商標)等のモバイルデバイスオペレーティングシステム上で実行されるアプリケーションが提供されてよい。あるいは、Windows(登録商標)、macOS(登録商標)、Linux(登録商標)、又はラップトップデバイス、デスクトップデバイス、又は端末デバイス上で実行される他のオペレーティングシステム等のパーソナルコンピュータオペレーティングシステム上で実行されるアプリケーションが提供されてよい。これらのプラットフォームは通常、アプリケーションが相互に、及び/又はクライアント デバイスの特定のハードウェア及び/又はソフトウェアコンポーネントと通信できるようにするフレームワークを提供する。例えば、上記のモバイルオペレーティングシステム及び/又はパーソナルコンピュータオペレーティングシステムはそれぞれ、位置情報サービス回路、有線及び/又は無線ネットワークインターフェイス、ユーザーコンタクト、及び他のアプリケーションと対話するためのフレームワークを提供する。例示的なコンテキストでは、アプリケーションは、グループベースコミュニケーションシステムによって提供されるグループベースコミュニケーションサービスアプリケーションによって具現化される。アプリケーションの外部のハードウェア及びソフトウェアモジュールとの通信は、通常、クライアントデバイスのオペレーティングシステムによって構成された1つ又は複数のアプリケーションプログラミングインターフェイス (API) を介して提供されるか、外部リソースを介して提供される。
【0077】
これに代えて又はこれに加えて、クライアントデバイス104は、ウェブアプリケーションを介してグループベースコミュニケーションシステム102と対話することができる。例示的なコンテキストでは、ウェブアプリケーションは、クライアントデバイス104のうちの1つを介して実行されるウェブブラウザによって具現化される。さらに別の例として、クライアントデバイス104は、グループベースコミュニケーションシステム102とインターフェイスするように設計されたさまざまなハードウェア、ファームウェア、及び/又はソフトウェアを含んでよい。
【0078】
外部リソース106のそれぞれは、認証されたセッション中に関連付けられた機能を1つ又は複数のクライアントデバイス104に提供するために、グループベースコミュニケーションシステム102によってアクセス可能な外部システム、リソース、サービス、ソフトウェアアプリケーション、コンピュータ等を表す。 幾つかの実施形態では、外部リソース106のうちの1つ又は複数(又はその特定のサブセット)は、グループベースコミュニケーションシステム102によって提供され、クライアントデバイス104のうちの1つ又は複数に提供される1つ又は複数のグループベースコミュニケーションインターフェイスを介して特定の機能を提供する。例えば、グループベースコミュニケーションシステム102は、1つ又は複数のAPIを介して、外部リソース106のそれぞれによって提供される機能にアクセスしてよい。外部リソース106の外部リソースは、グループベースコミュニケーションインターフェイスに統合された特定の機能及び/又は特定のサービスを提供してよい。一例では、外部リソース106のうちの1つ又は複数は、検証済みソフトウェアソースコードレポジトリ等でよく、特定のグループベースコミュニケーションワークスペースのメンバーが、共同して新しいソフトウェアアプリケーションを開発する際に集合的にアクセスしてよい。これに加えて又はこれに代えて、別のコンテキストでは、外部リソース106のうちの1つは、ドキュメント及び/又は同様のもののためのクラウドストレージを提供してもよい。外部リソース106の外部リソースは、例えば、グループベースコミュニケーションシステム102からリモートであるコミュニケーションネットワーク108(例えば、 インターネット)を介した伝送を用いてアクセス可能な外部サーバー等、さまざまなコンピューティングデバイスを利用するさまざまな方法で具現化されてよい。
【0079】
幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、外部リソース識別子を利用して外部リソース106の外部リソースにアクセスするように構成される。外部リソース識別子は、外部リソース及び/又は対応するグループベースコミュニケーションシステム、ワークスペース、及び/又は認証ユーザーアカウントに関連付けられた外部リソースアクセストークンを含んでよく、そうでなければ関連付けられ一緒に取得でき得る。グループベースコミュニケーションシステム102は、外部リソースへのAPI要求を可能にするために、外部リソースアクセストークンを含む、又は関連付けられた1つ又は複数の外部リソース識別子を格納することができ、外部リソースは、特定の認証ユーザーアカウントにリンクされた特定の外部リソースユーザーアカウントと関連付けることができる。 例えば、これに関して、グループベースコミュニケーションシステムの認証ユーザーアカウントは、ユーザーが個人化された外部リソース機能にアクセスできるように、特定の外部リソースユーザーアカウントにリンクされてもよい。
【0080】
例示的なグループベースコミュニケーションシステム102の幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションは、クライアントデバイス104のクライアントデバイスからグループベースコミュニケーションシステム102に送信されてよい。さまざまな実施態様では、グループベースコミュニケーションは、クライアントデバイス104の1つによってコミュニケーションネットワーク108を介してグループベースコミュニケーションシステム102に直接送信されてよい。他の実施形態では、グループベースコミュニケーションは、メッセージングサーバー、中継サーバー等の1つ又は複数の手段を介してグループベースコミュニケーションシステム102に送信されてもよい。少なくとも1つの実施態様では、グループベースコミュニケーションは、通信識別子、送信ユーザーアカウント識別子、グループ識別子、グループベースコミュニケーションチャネル識別子、コミュニケーションコンテンツ(例えば、テキスト、絵文字、画像、リンク)、添付書類(例えば、ファイル等)、通信階層データ(例えば、グループベースコミュニケーションが別のグループベースコミュニケーションへの返信である場合がある)、サードパーティのメタデータ、外部リソースのコンテンツ、等のデータを含んでよい。
【0081】
一実施形態では、クライアントデバイス104のうちの1つは、認証されたセッションを開始するためにユーザーアカウントの詳細を認証する特定の要求を具現化する、拡張可能マークアップ言語(「XML」)形式のデータを含む(セキュア)ハイパーテキスト転送プロトコル(「HTTP(S)」)POSTメッセージの形式の次のような例示的なグループベースコミュニケーションを提供してよい。
【数1-1】
【0082】
【0083】
【0084】
グループベースコミュニケーションシステム102は、受信したメッセージに基づいてストレージ要求データオブジェクトを作成することができる少なくとも1つのグループベースコミュニケーションサーバー102Aを備え、メッセージのインデクス化及びグループベースコミュニケーションデータストア102Bにおける格納を容易にする。一実施態様では、ストレージ要求データオブジェクトは、通信識別子、グループ識別子、グループベースコミュニケーションチャネル識別子、送信ユーザーアカウント識別子、トピック、応答、コミュニケーションコンテンツ(すなわち、本文コンテンツ)、添付書類、コミュニケーション階層データ、サードパーティメタデータ、会話プリミティブデータ等のデータを含んでよい。例えば、グループベースコミュニケーションサーバー102Aは、例えばグループベースのメッセージを投稿するための特定の要求を具現化する、XML形式データを含む、実質的にHTTP(S)POSTメッセージの形式の次のような例示的なストレージ要求データオブジェクトを提供してよい。
【0085】
【0086】
実施形態では、送信ユーザーアカウント識別子をメッセージ通信に関連付けることができる。一実施態様では、グループベースコミュニケーションを送信したユーザーの送信ユーザーアカウント識別子を判定するために、(例えば、PHP、つまり、パーソナルホームページツールコマンドから派生したスクリプト言語を用いて)メッセージがパースされてよい。
【0087】
実施形態では、トピックがグループベースのコミュニケーションに関連付けられてよい。一実施態様では、(例えば、PHPコマンドを用いて)コミュニケーションの内容がパースされ、グループベースコミュニケーションで議論されたトピックを判定してよい。例えば、グループベースコミュニケーション中のハッシュタグがグループベースコミュニケーションに関連付けられたトピックを示してよい。別の例では、トピックモデリング等の機械学習技術を用いて(例えば、単独で、会話プリミティブ中の他のグループベースコミュニケーションとともに)グループベースコミュニケーションが分析されるか、又はパースされ、グループに関連付けられたトピックを判定してよい。
【0088】
実施形態では、応答を示すデータがグループベースのコミュニケーションに関連付けられてよい。例えば、他のユーザーによるグループベースコミュニケーションへの応答は、反応(例えば、グループベースコミュニケーションに関連付けられた絵文字の選択、グループベースコミュニケーションに関連付けられた「いいね」ボタンの選択)、グループベースコミュニケーションに埋め込まれたハイパリンクのクリック、グループベースコミュニケーションへの返信(例えば、グループベースコミュニケーションに応答してのグループベースコミュニケーションチャネルへのグループベースコミュニケーション投稿)、グループベースコミュニケーションに関連付けられたファイルのダウンロード、あるグループベースコミュニケーションチャネルから別のグループベースコミュニケーションチャネルへのグループベースコミュニケーションの共有、グループベースコミュニケーションのピン留め、グループベースコミュニケーションの星付け等を含んでよい。一実施態様では、他のユーザーによるグループベースコミュニケーションへの応答に関するデータはグループベースコミュニケーション中に含まれてよく、かつ(例えば、PHPコマンドを用いて)グループベースコミュニケーションがパースされ、応答を判定してよい。別の実施態様では、グループベースコミュニケーションへの応答に関するデータはデータベースから取得されてよい。例えば、グループベースコミュニケーションへの応答に関するデータは、以下と類似するMySQLデータベースコマンドを介して取得されてよい。
SELECT messageResponses
FROM MSM_Message
WHERE messageID = ID_message_10
【0089】
例えば、グループベースコミュニケーションへの応答に関するデータは、グループベースコミュニケーションのコンテキスト(例えば、あるユーザーの立場でのメッセージのソーシャルスコア)を判定するために用いられてよい。別の例では、グループベースコミュニケーションへの応答に関するデータが分析されて、ユーザーに関するコンテキストが決定されてよい(例えば、トピックに関するユーザーのグループベースコミュニケーションへの応答に基づいて、トピックにおけるユーザーの専門知識が判定されてよい)。
【0090】
実施形態では、添付書類がグループベースコミュニケーションとともに含まれてよい。添付書類がある場合、ファイルがグループベースコミュニケーションに関連付けられてよい。一実施態様では、(例えば、PHPコマンドを用いて)グループベースコミュニケーションがパースされ、添付書類のファイル名を判定してよい。例えば、ファイルコンテンツが分析され、グループベースコミュニケーションのコンテキストを判定してよい(例えば、グループベースコミュニケーションが「特許」というトピックに関連付けられていることを特許ポリシー文書が示し得る)。
【0091】
実施形態では、サードパーティメタデータがメッセージに関連付けられてよい。例えば、サードパーティメタデータは会社、グループ、グループベースコミュニケーションワークスペース、グループベースコミュニケーションチャネル等に固有のグループベースコミュニケーション又はユーザーに関する追加のコンテキストを提供してよい。一実施態様では、(例えば、PHPコマンドを用いて)グループベースコミュニケーションがパースされ、サードパーティメタデータを判定してよい。例えば、サードパーティメタデータは、グループベースコミュニケーションを送信したユーザーがグループベースコミュニケーションチャネルの承認された代表者であるかどうかを示してよい(例えば、承認された代表者は、グループベースコミュニケーションチャネル中の質問に応答することを会社によって承認されている等)。
【0092】
実施形態では、会話プリミティブがグループベースコミュニケーションに関連付けられてよい。一実施態様では、会話プリミティブは通信の分析、インデクス化、格納等を行うために用いられる要素である。例えば、グループベースコミュニケーションは、単独で分析されてよく、かつそれ自体の会話プリミティブを形成してよい。別の例では、グループベースコミュニケーションは、会話を構成する他のグループベースコミュニケーションとともに分析されてよく、会話を構成するグループベースコミュニケーションは、会話プリミティブを形成してよい。一実施態様では、会話プリミティブは、グループベースコミュニケーション、特定の数(例えば、2つ)の先行するグループベースコミュニケーション、及び特定の数(例えば、2つ)の後続のグループベースコミュニケーションとして判定されてよい。別の実施態様では、会話プリミティブは、(例えば、グループベースコミュニケーションチャネルにおける)当該グループベースコミュニケーション及び他のグループベースコミュニケーション中で議論されたトピック並びに/又はグループベースコミュニケーションの近接度(例えば、グループベースコミュニケーション送信順の近接度、グループベースコミュニケーション送信時間の近接度)の分析に基づいて判定されてよい。
【0093】
実施形態では、(例えば、会話プリミティブを用いて)グループベースコミュニケーションをインデクス化し、検索のさまざまな側面(すなわち、グループベースコミュニケーションデータストア102Bから検索結果を返す検索クエリ)を容易にするために、上記で説明したように判定されるさまざまなメタデータ、及び/又は当該コミュニケーションの内容が用いられてよい。少なくとも1つの実施態様の例では、グループベースコミュニケーションデータストア102Bでのインデクス化を容易にするために、ストレージ要求データオブジェクトはグループベースコミュニケーションサーバー102Aから送信されてよい。別の実施態様では、グループベースコミュニケーションに関連付けられたメタデータが判定されてよく、かつグループベースコミュニケーションデータストア102Bにおいて当該コミュニケーションがインデクス化されてよい。例示的な実施形態では、グループベースコミュニケーションは、会社又はグループコミュニケーションが別々に(例えば、他のグループ及び/又は会社と共有されていない、グループ及び/又は会社に関連付けられた別個のインデクスで)インデクス化されてよい。一実施態様では、グループベースコミュニケーションは(例えば、セキュリティ目的でデータ分離を容易にするために)別個の分散リポジトリでインデクス化されてよい。
【0094】
グループベースコミュニケーションに関連付けられた添付書類がある場合、関連ファイルのファイルコンテンツが、グループベースコミュニケーションデータストア102B内でこのようなファイルをインデクス化し、検索を容易にするために用いられてよい。一実施形態では、会社又はグループのファイルが別個の分散リポジトリでインデクス化されるように、ファイルがインデクス化されてよい。
【0095】
本開示の例示的な装置
グループベースコミュニケーションシステム102は、
図2Aに示す装置200等、1つ又は複数のコンピューティングシステムによって具現化されてよい。本書に記載されている操作を実行するために、装置200は、プロセッサ202、メモリ204、入力/出力モジュール206、コミュニケーションモジュール208、グループベースコミュニケーションモジュール210、及びデータ管理モジュール212を含んでよい。
【0096】
コンポーネントを機能的限定に関連して説明しているが、特定の実施態様は特定のハードウェアの使用が必ず含まれることを理解されたい。本明細書に記載するコンポーネントのある特定のものは、類似又は共通のハードウェアを含んでよいことも理解されたい。例えば、2つのモジュールはどちらも同じプロセッサ、ネットワークインターフェイス、ストレージ媒体等の使用を活用して関連する機能を実行し、モジュールごとに重複するハードウェアを必要としないようにしてよい。したがって、装置200のコンポーネントに関して本明細書で用いる「モジュール」及び/又は「回路」なる用語を用いる場合、本明細書で説明する特定のモジュールに関連する機能を実行するように構成される特定のハードウェアを含むものと理解されたい。
【0097】
これに加えて又はこれに代えて、「モジュール」及び「回路」なる用語は、ハードウェアを含み、幾つかの実施形態ではハードウェアを設定するソフトウェア及び/又はファームウェアを含むものと広く理解されたい。例えば、幾つかの実施形態では、「モジュール」及び「回路」は、処理回路、ストレージ媒体、ネットワークインターフェイス、入力/出力デバイス等を含んでよい。幾つかの実施形態では、装置200の他の要素が、特定のモジュールの機能を提供又は補完してよい。例えば、プロセッサ202は処理機能を提供してよく、メモリ204はストレージ機能を提供してよく、コミュニケーションモジュール208はネットワークインターフェイス機能等を1つ以上の他のモジュールに提供してよい、等々である。
【0098】
幾つかの実施形態では、プロセッサ202(及び/又はプロセッサを補助し、もしくは他の方法でプロセッサに関連付けられたコプロセッサもしくは任意の他の処理回路)が装置のコンポーネント間で情報を渡すためにバスを介してメモリ204と通信してよい。メモリ204は、非一時的であってよく、例えば、1つ又は複数の揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリを含んでもよい。 換言すると、例えばメモリは、電子ストレージデバイス(例えば、コンピュータ可読ストレージ媒体)であってよい。メモリ204は、装置200が本開示の例示的実施形態に従ってさまざまな機能を実行することを可能にする、情報、データ、コンテンツ、アプリケーション、命令等を格納するように構成されてよい。
【0099】
プロセッサ202は、多種多様な方法のうちの任意の方法で具現化されてよく、例えば、独立して実行されるように構成される1つ又は複数の処理デバイスを含んでよい。
これに加えて又はこれに代えて、プロセッサ202は、バスを介して協働して、命令、パイプライン化、及び/又はマルチスレッド化の独立した実行を可能にするように構成された1つ又は複数のプロセッサを含んでよい。「プロセッサ」、「処理モジュール」、及び「処理回路」なる用語を用いる場合、シングルコアプロセッサ、マルチコアプロセッサ、装置内部の複数のプロセッサ、その他の中央処理装置(「CPU」)マイクロプロセッサ、集積回路、及び/又は遠隔又は「クラウド」プロセッサを含むものと理解されてよい。
【0100】
例示的な実施形態では、プロセッサ202は、メモリ204に格納され、又はプロセッサにアクセス可能なコンピュータコード化された命令を実行するように構成されてよい。このこれに代えて又はこれに加えて、プロセッサ202は、ハードコードされた機能を実行するように構成されてよい。したがって、ハードウェアの方法又はソフトウェアの方法によって、又はそれらの組み合わせによって構成されるかどうかにかかわらず、プロセッサ202は本開示の実施形態による動作を実行できるエンティティ(例えば、回路で物理的に具現化された)を表し、これに応じて構成されてよい。あるいは、別の例として、プロセッサがソフトウェア命令の実行部として具現化される場合、命令が実行されるときに、本明細書で説明するアルゴリズム及び/又は動作を実行するように、命令はプロセッサを具体的に設定してよい。
【0101】
コンテキストの一例として、プロセッサ202は、グループベースコミュニケーションシステム機能を提供するように構成されてよい。これに加えて又はこれに代えて、プロセッサ202は、少なくとも1つの割り当てられたデータ保持ポリシーに基づいて、1つ又は複数の共通のグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたデータを含む、格納されたデータの維持を有効にし、グループベースコミュニケーションシステム機能に関連する情報の格納を容易にするように構成されてよい。例えば、プロセッサ202は、例えば共通のグループベースコミュニケーションチャネル等の維持のため1つ又は複数のエンティティを少なくとも特定し、それに関連付けられたデータセット、例えばグループベースコミュニケーションチャネル内に格納されたグループベースコミュニケーションメッセージセットを特定し、1つ又は複数の特定されたデータ保持ポリシーに基づいて特定されたデータセット内のデータに対して1つ又は複数のメッセージ管理アクションを実行するように構成されてよい。幾つかの例示的なプロセスを、例えば
図9以降に関して以下に説明する。
【0102】
幾つかの実施形態では、装置200は、次いでプロセッサ202と通信してユーザーに出力を提供し、かつ幾つかの実施形態では、ユーザー入力の表示を受信する入力/出力モジュール206を含んでよい。入力/出力モジュール206は、ユーザーインターフェイス(例えば、グループベースコミュニケーションインターフェイス)を備えてよく、かつユーザーインターフェイスがレンダリングされるディスプレイを含んでよい。幾つかの実施形態では、入力/出力モジュール206は、ウェブユーザーインターフェイス、モバイルアプリケーション(例えば、モバイルグループベースコミュニケーションサービスアプリケーション)、デスクトップアプリケーション(例えば、デスクトップグループベースコミュニケーションサービスアプリケーション)、 リンク又はネットワーク化されたクライアントデバイス、キオスク等を含んでよい。幾つかの実施形態では、入力/出力モジュール206は、キーボード、マウス、ジョイスティック、タッチスクリーン、タッチエリア、ソフトキー、マイクロフォン、スピーカー、又は他の入力/出力メカニズムも備えてよい。プロセッサ、例えばプロセッサ202を含むプロセッサ及び/又はユーザーインターフェイスモジュールは、プロセッサがアクセス可能なメモリ(例えば、メモリ204等)に格納されたコンピュータプログラム命令(例えば、ソフトウェア及び/又はファームウェア)を介して、1つ又は複数のユーザーインターフェイス要素の1つ又は複数の機能を制御するように構成されてよい。
【0103】
コミュニケーションモジュール208は、装置200と通信するネットワーク及び/又は任意の他のデバイス、回路、もしくはモジュールとの間でデータを受信及び/又は送信するように構成されるハードウェア又はハードウェアとソフトウェアの組み合わせのいずれかで具現化されるデバイス又は回路等の任意の手段であってよい。これに関連して、コミュニケーションモジュール208は、例えば有線ネットワーク又は無線通信ネットワークとの通信を可能にするネットワークインターフェイスを少なくとも備えてよい。例えば、コミュニケーションモジュール208は、1つ又は複数のネットワークインターフェイスカード、アンテナ、バス、スイッチ、ルーター、モデム、及び支援ハードウェア及び/又は支援ソフトウェア、又はネットワークを介したコミュニケーションを可能にするのに適した任意の他のデバイスを含んでよい。これに加えて又はこれに代えて、コミュニケーションインターフェイスは、アンテナを介して信号を送信するために、又はアンテナを介して受信された信号の受信を処理するために、アンテナと相互作用する回路を含んでよい。
【0104】
グループベースコミュニケーションモジュール210は、グループベースコミュニケーションシステム102に関連する機能をサポートするように構成されるハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。グループベースコミュニケーションモジュール210は、これらのアクションを実行するためにプロセッサ202等の処理回路を利用してよい。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションモジュール210は、1つ又は複数の認証されたユーザーアカウントによってさまざまなグループベースコミュニケーションチャネルに投稿された、及び /又は1つ又は複数の外部リソースによってさまざまなグループベースコミュニケーションチャネルに投稿されたグループベースコミュニケーションメッセージを処理し、対応する情報を1つ又は複数のクライアントデバイス及び/又は外部リソースに送信して処理するハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせを含む。これに関連して、例えばグループベースコミュニケーションモジュール210は、装置200が、異なるクライアントデバイスに関連付けられたさまざまなユーザーと、グループベースのコミュニケーションシステム上に構築された補足機能を提供するさまざまなユーザー及び外部リソースとの間の仲介サービスとして機能することを可能にする機能を提供してよい。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションモジュール210は、追加として及び/又は代替として、データストア102B等の1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアからデータを送信及び/又は受信するように構成されてもよい。幾つかの実施態様では、送信及び/又は受信されたデータは、複数のグループベースコミュニケーションチャネル間で編成された1つ又は複数のグループベースコミュニケーション(例えば、メッセージ、ファイル、リンク等)を具現化するデータオブジェクトであってよい。これに加えて又はこれに代えて、グループベースコミュニケーションモジュール210は、対応するクライアントデバイスに関連付けられた認証セッションを開始するために、認証クレデンシャルを認証することを提供してもよい。認証されたセッション中、装置200は、例えばグループベースコミュニケーションモジュール210を介して、ネイティブコミュニケーション機能及び/又は外部リソースに関連する機能を提供してよい。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションモジュール210は、別個のプロセッサ、特別に構成されたフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は特別に構成された特定用途向け集積回路(ASIC)を含んでよいことを理解されたい。
【0105】
データ管理モジュール212は、グループベースコミュニケーションシステム内のデータの管理、特にグループベースコミュニケーションチャネルデータ管理に関連する機能をサポートするように構成された、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。これに関連して、データ管理モジュール212は、任意の数の組織のための1つ又は複数のデータ保持ポリシーのストレージを生成及び/又は管理するように構成されてよい。例えば、データ管理モジュール212は、1つ又は複数の組織のいくつかの認証済みユーザーアカウントのいずれかから受信したデータ保持ポリシー生成要求を処理するよう構成されてよい。これに加えて又はこれに代えて、データ管理モジュール212は、1つ又は複数のデータ保持ポリシーをさまざまなエンティティに割り当てるための機能及び対応するデータストレージを提供してよい。この点に関して、データ管理モジュール212は、エンティティをデータ保持ポリシーにリンクするデータレコードを生成及び格納するように構成されてよい。これに加えて又はこれに代えて、単独で、又はグループベースコミュニケーションモジュール210等の1つ又は複数の他のモジュールと併せて、データ管理モジュール212は、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアに、着信グループベースコミュニケーションメッセージ及び/又は関連するメタデータを格納するように構成されてよい。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションメッセージ及び/又は対応するメタデータは、1つ又は複数のローカルデータストア、及び/又は1つ又は任意の数の地理的領域内に配置された、より分散されたデータストアに格納される。
【0106】
これに関して、データ管理モジュール212は、維持のために1つ又は複数の種類のエンティティを特定し、そのようなエンティティに関連付けられたデータ(例えば、グループベースコミュニケーションメッセージ)を特定及び/又は取得し、取得されたデータに割り当てられる格納されているデータ保持ポリシーを特定し、格納されているデータ保持ポリシーに基づいて適切なメッセージ管理アクションを実行する、1つ又は複数のプロセスを開始してよい。幾つかの実施形態では、例えば、データ管理モジュール212は、組織識別子を有する特定の組織に関連する1つ又は複数の共通のグループベースコミュニケーションチャネルを特定してグループベースコミュニケーションを特定し、特定された共通のグループベースコミュニケーションチャネルの1つ又は複数に関連付けられたメッセージセット及びそのようなグループベースコミュニケーションメッセージに対し、適切なデータ管理アクションを実行する、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、データ管理モジュール212は、1つ又は複数のデータ保持ポリシーを生成し、既存のデータ保持ポリシーを編集し、及び/又は1つ又は複数のエンティティに適用する1つ又は複数のデータ保持ポリシーを割り当てる機能を提供するように構成された、ハードウェア、ソフトウェア、又はそれらの組み合わせを含む。幾つかの実施形態では、データ管理モジュール212は、単独で、又はプロセッサ202及び/又は入力/出力モジュール206等の1つ又は複数の他のモジュールとともに、上記に記載するような操作を開始及び/又は引き起こす特別に構成されたインターフェイス要素を含む、1つ又は複数のインターフェイスを生成するように構成される、及び/又は1つ又は複数のクライアントデバイス、ディスプレイ等との通信等を通じて1人又は複数のユーザーによるインタラクションにそのようなインターフェイスを提供するように構成される、ハードウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。幾つかの実施形態では、データ管理モジュール212は、別個のプロセッサ、特別に構成されたFPGA、又は特別に構成されたASICを含んでよいことを理解されたい。
【0107】
幾つかの実施形態では、前述のコンポーネントの1つ又は複数を組み合わせて、単一のモジュールを形成する。幾つかの実施形態では、例えばグループベースコミュニケーションモジュール210及び/又はデータ管理モジュール212、及び/又はプロセッサ202は、単一のモジュールに組み合わされる。組み合わされたモジュールは、個々のモジュールに関して上述した機能の一部又はすべてを実行するように構成してよい。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、上記のモジュールのうちの1つ又は複数は、他のモジュールのうちの1つ又は複数に関して説明するアクションのうちの1つ又は複数を実行するように構成されてよい。
【0108】
クライアントデバイス104のうちの1つは、
図2Bに示される装置250等の1つ又は複数のユーザーデバイスによって具現化されてよい。装置250は、プロセッサ252、メモリ254、入力/出力モジュール256、通信モジュール258、グループベースのクライアントモジュール260を含んでよい。装置250は、モジュールのうちの1つ又は複数を用いて、本明細書に記載の動作を実行するように構成されてよい。コンポーネント252~258は、装置200に関して上で図示及び説明する、同様に命名されたコンポーネントと同様又は同一に機能してよい。簡潔にするために、このような同様の名前のコンポーネントの機能に関する繰り返しの開示を省略する。
【0109】
グループベースのクライアントモジュール260は、グループベースコミュニケーションシステムへのアクセス及び利用に関連する機能をサポートするように構成された、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、及び/又はそれらの組み合わせを含む。これに関連して、幾つかの実施形態では、グループベースクライアントモジュール260は、例えば、グループベースコミュニケーションシステムによる認証のためのユーザー認証クレデンシャルを入力することによって、認証されたユーザーアカウントに関連付けられた認証されたセッションをユーザーが開始できるように構成される。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、グループベースクライアントモジュール260は、選択されたグループベースコミュニケーションチャネル及び/又はワークスペースのための1つ又は複数のグループベースコミュニケーションインターフェイスをレンダリングするように構成し、そのグループベースコミュニケーションインターフェイスは、インターフェイス要素を、取得したグループベースコミュニケーションメッセージの表示、及び/又は、新しいグループベースコミュニケーションメッセージの投稿に含む。さらにこれに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、グループベースクライアントモジュール260は、例えば、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションインターフェイス内から、1つ又は複数のサードパーティリソースに関連付けられた機能へのアクセスを可能にするように構成される。
【0110】
幾つかの実施形態では、グループベースクライアントモジュール260は、1つ又は複数の要求を表す信号を生成し、及び/又は1つ又は複数の要求に応答して受信したデータを処理するようにさらに構成される。これに関連して、少なくとも幾つかの実施形態では、グループベースクライアントモジュール260は、特定の認証ユーザーアカウント、又はグループベースコミュニケーションチャネルへのアクセスを許可された1つ又は複数の他のエンティティ(組織等)のためのポリシー情報要求等、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションチャネルに関連する及び/又はこれを管理するデータ保持ポリシー情報に対する1つ又は複数の要求を、送信するように構成される。このような要求は、1つ又は複数の他のエンティティ(例えば、共通のグループベースコミュニケーションチャネルにアクセスできるサードパーティ組織)を管理するデータ保持ポリシーデータオブジェクトを特定する要求を具現化してよい。これに加えて又はこれに代えて、少なくとも幾つかの実施形態では、応答として受信されたデータは、本明細書で説明するように、1つ又は複数の関連するインターフェイスをレンダリングするために処理されてよい。
【0111】
幾つかの実施形態では、グループベースクライアントモジュール260は、グループベースコミュニケーションチャネルデータの管理のために構成されたハードウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせをさらに含む。例えば、幾つかの実施形態では、グループベースクライアントモジュール360は、新しいデータ保持ポリシーの作成を要求し、既存のデータ保持ポリシーを編集し、及び/又はデータ保持ポリシーを1つ以上のエンティティに割り当てるために、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションインターフェイス、及び/又は関連するインターフェイスをレンダリングするように構成される。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、グループベースクライアントモジュール260は、1つ又は複数の関連する要求、例えばグループベースコミュニケーションインターフェイス要求及び/又はポリシー情報要求を送信するように、及び/又は、対応するインターフェイス、例えば、更新されたグループベースコミュニケーションインターフェイス及び/又はデータ保持通知情報インターフェイス等をレンダリングするように構成されたハードウェア、ソフトウェア、及び/又はそれらの組み合わせをさらに含む。幾つかの実施形態では、グループベースクライアントモジュール260は、別個のプロセッサ、特別に構成されたFPGA、又は特別に構成されたASICを含んでよいことを理解されたい。
【0112】
幾つかの実施形態では、装置250の前述のコンポーネントの1つ又は複数を組み合わせて、単一のモジュールを形成する。例えば、幾つかの実施形態では、グループベースのライアントモジュール260は、例えばプロセッサ252と組み合わせる等、単一のモジュールにするように1つ以上の他のモジュールと組み合わされる。組み合わされたモジュールは、個々のモジュールに関して上述した機能の一部又はすべてを実行するように構成されてよい。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、上記のモジュールのうちの1つ又は複数は、他のモジュールのうちの1つ又は複数に関して説明されているアクションのうちの1つ又は複数を実行するように構成されてよい。
【0113】
例示的なグループベースコミュニケーションシステムデータの関連付け
図3A及び3Bは、グループベースコミュニケーションシステム内で管理されるデータオブジェクトとして表されるさまざまなエンティティの視覚イメージ、及び図示されたデータオブジェクト間の関連付けを示す。これに関連して、グループベースコミュニケーションシステムは、関連付けられたデータオブジェクトが、1つ以上のグループベースコミュニケーションデータストア内の1つ以上の識別子及び/又は関係レコードを介してリンクされるように構成されてよい。幾つかのそのような実施形態では、関連付けられたデータオブジェクトは、さまざまなエンティティの1つ又は複数の識別子に基づいてそのようなデータストアにクエリを実行することによって取得されてよい。関連データは無数の方法のいずれかでリンクされ、関連付けられたデータオブジェクトの一方向又は双方向のディスカバラビリティを可能にすることを理解されたい。
【0114】
図3Aは、本開示の少なくとも1つの例示的な実施形態による、例示的なグループベースコミュニケーションシステムによって管理される、非ユーザーデータオブジェクトの視覚化の例を示す。図示されている視覚化の例は組織302を含む。組織302は、グループベースコミュニケーションシステムによって管理される任意の数の組織データオブジェクトのうちの1つであってもよい。幾つかの実施形態では、組織302は、組織302を一意に特定する組織識別子を含むか、そうでなければそれに関連付けられる。対応する組織識別子は、例えば、組織識別子を1つ又は複数の他のデータオブジェクト及び/又は関連するデータレコードの1つ又は複数のデータ値に含めることによって、組織302を任意の数の他のエンティティと関連付けるために用いられてよい。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、各組織は、グループベースコミュニケーションシステムの1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストア内に格納された1つ又は複数のデータレコードによって表され、データレコードは、例えば少なくとも組織識別子を含む各組織のプロパティの特定の値を含む。
【0115】
組織302は、任意の数のグループベースコミュニケーションワークスペースを含み得るワークスペースセット304に関連付けられる。図示のように、ワークスペースセット304は、グループベースのワークスペース304A~304Nを含む。グループベースワークスペース304A~304Nのそれぞれは、グループベースコミュニケーションシステム内のグループベースワークスペースを一意に表すワークスペース識別子に関連付けられてよい。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、組織302に関連付けられた1つ又は複数の認証ユーザーアカウントが、本明細書で説明するように、組織302に関連付けられた(そしてワークスペースセット304に含まれる)新しいグループベースワークスペースを作成することによって、組織302に関連付けられたグループベースワークスペースを削除する(及びワークスペースセット304から削除される)ことによって、及び/又は既存のグループベースワークスペースに関連付けられた1つ又は複数の設定及び/又はその他のパラメータを編集することによって、例えば、組織302に関連付けられたワークスペースを作成及び/又は管理するために組織302に関連付けられたワークスペースを作成及び/又は管理できるように構成される。例示的なコンテキストでは、組織302等の組織は、ワークスペースを介して、特定のユーザーグループ(例えば、組織内のチーム)及び/又はグループベースコミュニケーションチャネルを編成するために、任意の数のワークスペースを作成することができる。
【0116】
ワークスペースセット304内の各ワークスペースに関連付けられたワークスペース識別子を用いて、対応するワークスペースを任意の数の他のエンティティに関連付けることができる。幾つかの実施形態では、ワークスペースセット304の各ワークスペースは、少なくともワークスペース識別子等、グループベースコミュニケーションシステムの1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストア内に格納された、各ワークスペースのプロパティ特定の値を含む、1つ又は複数のデータレコードによって表される。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、1つ又は複数のデータレコードは、ワークスペース識別子と、ワークスペースがリンクされる組織識別子とを少なくとも含む。例えば、幾つかの実施形態では、1つ又は複数のデータレコードは、グループベースコミュニケーションシステム内でワークスペースを組織302と関連付けるために、組織302の組織識別子とともに、ワークスペースセット304内のワークスペースのうちの1つのワークスペース識別子を含む。幾つかのそのような実施形態では、これに関連して、組織に関連付けられた1つ又は複数のワークスペースは、対応する組織識別子を利用して、例えば、 組織識別子に関連付けられたデータレコードについて、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアにクエリすることによって特定されてよい。同様に、この点に関して、幾つかのそのような実施形態では、ワークスペース識別子に対応するワークスペースに関連付けられた組織識別子は、対応するワークスペース識別子を利用して、例えば、 ワークスペース識別子に関連付けられているデータレコードについて、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアにクエリすることによって特定されてよい。
【0117】
ワークスペースのそれぞれは、任意の数のグループベースコミュニケーションチャネルを含むチャネルセットに関連付けられてよい。図示のように、ワークスペースセット304内の各ワークスペースは、異なるチャネルセットに関連付けられ、それぞれがグループベースのコミュニケーションチャネルの異なる組み合わせを含む。この点に関連して、例えばワークスペース304Aは、チャネル306A~306Cを含むチャネルセット306に関連付けられ、ワークスペース304Bはチャネル308A~308Bを含むチャネルセット308に関連付けられ、ワークスペース304Cは、チャネル310Aのみを含むチャネルセット310に関連付けられる。さらに、例えば図示のように、ワークスペース304Nは、チャネル312A及び306Aを含むチャネルセット312に関連付けられる。この点に関して、チャネル306Aは、ワークスペース304A及び304Nのそれぞれに関連付けられた認証ユーザーアカウントがグループベースコミュニケーションチャネル306A内の情報にアクセスできるように、ワークスペース304Aとワークスペース304Nとの間で共有される共通のグループベースコミュニケーションチャネルを表してよい。各チャネルセットは、任意の数のグループベースコミュニケーションチャネルを含んでよく、グループベースコミュニケーションチャネルは、任意の数のグループベースコミュニケーションチャネルタイプである。例えば、幾つかの実施形態では、チャネルセット内のグループベースコミュニケーションチャネルの1つ、幾つか、又はすべてが、パブリックグループベースコミュニケーションチャネルのみを含んでよい。これに加えて又はこれに代えて、幾つかのグループベースワークスペース内では、グループベースコミュニケーションチャネルの1つ、幾つか、又はすべてが、プライベートグループベースコミュニケーションチャネルのみであってよい。これに加えて又はこれに代えて、ワークスペースは、例えばワークスペース304A及び304Nに関して図示するように、例えば共通のグループベースコミュニケーションチャネルが「共有」されているワークスペース等、グループベースコミュニケーションチャネルへのアクセスを許可された任意の数のグループベースワークスペースに関連付けられてよい、1つ、幾つか、又はすべての共通のグループベースコミュニケーションチャネルを含んでよい。
【0118】
チャネルセット内のグループベースコミュニケーションチャネルのそれぞれに関連付けられたチャネル識別子は、対応するグループベースコミュニケーションチャネルを任意の数の他のエンティティに関連付けるために用いてよい。幾つかの実施形態では、各グループベースコミュニケーションチャネルは、グループベースコミュニケーションシステムの1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストア内に格納された1つ又は複数の、各グループベースコミュニケーションチャネルのプロパティの特定の値(少なくともチャネル識別子等)を含むデータレコードによって表される。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、1つ又は複数のデータレコードは、グループベースコミュニケーションチャネルがリンクされるチャネル識別子及びワークスペース識別子を少なくとも含む。例えば、幾つかの実施形態では、1つ又は複数のデータレコードは、グループベースのコミュニケーションシステム中にチャネルセット306のグループベースコミュニケーションチャネルのうちの1つのチャネル識別子と、グループベースコミュニケーションチャネルをワークスペース304Aと関連付けるためのワークスペース304Aのワークスペース識別子とを含む。このような幾つかの実施形態では、この点に関して、ワークスペースに関連付けられた1つ又は複数のグループベースコミュニケーションチャネルを含むチャネルセットは、対応するワークスペース識別子を利用して、例えば、ワークスペース識別子に関連付けられているデータレコードについて1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアにクエリを実行することによって特定されてよい。同様に、この点に関して、幾つかの実施形態では、既知のグループベースコミュニケーションチャネル識別子を有するグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたワークスペース識別子は、対応するグループベースコミュニケーションチャネル識別子を利用して、例えば、チャネル識別子に関連付けられているデータレコードについて1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアにクエリを実行することによって、特定されてもよい。さらにこれに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、組織は、上記のように、例えばグループベースコミュニケーションチャネル識別子に関連付けられた組織識別子をデータレコードに格納させることによって直接的に、又は、グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたワークスペース識別子を特定し、その後特定されたワークスペース識別子に関連付けられた組織識別子を特定することによって間接的に、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられてよい。
【0119】
メッセージテキスト、ファイル、外部リソースデータ、及び/又は同類のもの、又はそれらの組み合わせを含むグループベースコミュニケーションチャネルのそれぞれは、任意の数のグループベースコミュニケーションメッセージを含むグループベースコミュニケーションメッセージセットに関連付けられてよい。例えば、図示のように、各グループベースコミュニケーションチャネルは、別個のメッセージセットに関連付けられてよい。1つ又は複数のワークスペース内でアクセス可能な共通のグループベースコミュニケーションチャネルは、いずれかのワークスペースから共通のグループベースコミュニケーションチャネルに投稿されたメッセージが、共通のグループベースコミュニケーションチャネル内の両方のワークスペースにアクセスできるように、共有メッセージセットに関連付けられてよい。この点に関連して、例えば、チャネル306B、306C、308A、308B、310A、及び312Aはそれぞれ、異なるメッセージセット、すなわちメッセージセット314B、314C、316A、316B、318A、及び320Aにそれぞれ関連付けられる。さらに、図示のように、ワークスペース304A及びワークスペース304N内でアクセス可能な共通のグループベースコミュニケーションチャネル、すなわちチャネル306Aは、単一のメッセージセット314Aに関連付けられる。このメッセージセットは、そのようなワークスペースのいずれかからグループベースコミュニケーションチャネル306A内で表示するために取得してよい。
【0120】
グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたメッセージセットは、グループベースコミュニケーションチャネルに投稿され、及び/又はグループベースコミュニケーションチャネル内で送信される任意の数のグループベースコミュニケーションメッセージを含んでよい。したがって、各メッセージセットは、対応するグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージのすべて又はサブセットを特定することによって特定及び/又は生成されてよい。この点に関して、グループベースコミュニケーションチャネルに投稿され、及び/又はグループベースコミュニケーションチャネル内で送信される各グループベースコミュニケーションメッセージは、グループベースコミュニケーションシステム内に格納するための独自のデータオブジェクトとして具現化されてよい。
【0121】
各グループベースコミュニケーションメッセージは、一意の特定のためのグループベースコミュニケーションメッセージ識別子を含んでよく、そうでなければ関連付けられてよい。各グループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージ識別子は、対応するグループベースコミュニケーションメッセージを任意の数の他のエンティティと関連付けるために用いられてよい。幾つかの実施形態では、各グループベースコミュニケーションメッセージは、グループベースコミュニケーションシステムの1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストア内に格納された、各グループベースコミュニケーションメッセージのプロパティの特定の値 (少なくともメッセージ識別子等)を含む1つ又は複数のデータレコードによって表されてよい。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、1つ又は複数のデータレコードは、少なくともメッセージ識別子と、グループベースコミュニケーションメッセージがリンクされるチャネル識別子とを含む。例えば、幾つかの実施形態では、1つ又は複数のデータレコードは、メッセージセット314Aのグループベースコミュニケーションメッセージについてのグループベースコミュニケーションメッセージのメッセージ識別子及び、中にグループベースコミュニケーションメッセージが掲載されているチャネル306Aのチャネル識別子とを含む。幾つかのそのような実施形態では、これに関連して、チャネルに関連付けられた1つ又は複数のグループベースコミュニケーションメッセージを含むメッセージセットは、例えば、チャネル識別子に関連付けられているデータレコードについて1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアにクエリを実行することにより、対応するチャネル識別子を利用して特定されてよい。同様に、これに関連して、幾つかの実施形態では、既知のメッセージ識別子を有するグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたチャネル識別子は、例えば、既知のメッセージ識別子に関連付けられたデータ レコードについて1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアにクエリを実行することによって、既知のメッセージ識別子を利用して特定されてよい。さらにこれに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、ワークスペース及び/又は組織は、例えば、グループに関連付けられた組織識別子及び/又はワークスペース識別子をデータレコードに格納させることによって直接的に、又はグループベースコミュニケーションメッセージ識別子に関連付けられたグループベースコミュニケーションチャネル識別子及び/又はワークスペース識別子を特定することによって間接的に、及び/又はグループベースコミュニケーションチャネル識別子に基づいてワークスペース識別子を特定することによって間接的に、及び/ 又は、その後特定されたワークスペース識別子に関連付けられた組織識別子を特定することによって間接的に、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられてよい。これに関連して、幾つかのそのような実施形態では、データオブジェクトによって表される特定のエンティティに関連付けられた各エンティティは、各データオブジェクトの識別子を利用して特定されてよい。
【0122】
図示のように、さまざまなエンティティがエンティティ階層を形成することを理解されたい。 この点に関して、幾つかのエンティティは、1つ又は複数のサブエンティティ、及び/又は1つ又は複数の上位エンティティを含む。幾つかの実施形態では、各エンティティに割り当てられたデータ保持ポリシーは、関連するサブエンティティ内のデフォルトの管理データとしてさらに利用されてよい。例えば、一例のコンテキストでは、グループベースコミュニケーションチャネル内で送信されるグループベースコミュニケーションメッセージは、データのストレージを管理する割り当てられたデータ保持ポリシーに基づいて、グループベースコミュニケーションシステムによって管理されてよい。幾つかの実施形態では、組織にデータ保持ポリシーが割り当てられている場合、データ保持ポリシーは、組織に関連付けられたすべてのグループベースワークスペースのデフォルトとして、つまり、任意のそのようなグループベースワークスペースに関連付けられたすべてのグループベースコミュニケーションチャネルのデフォルトとして、利用されてよい。幾つかの実施形態では、下位エンティティに割り当てられたデータ保持ポリシーは、上位エンティティに割り当てられたデータ保持ポリシーをオーバーライドし、デフォルトのデータ保持ポリシーとして用いられてよい。例えば、データ保持ポリシーが組織に割り当てられ、第2のデータ保持ポリシーが組織に関連付けられたグループベースワークスペースに割り当てられている状況では、グループベースワークスペース内でデータを管理する目的でグループベースワークスペースに割り当てられた第2のデータ保持ポリシーが管理してよい。同様に、データ保持ポリシーが組織に割り当てられ、第2のデータ保持ポリシーが組織のサブエンティティであるグループベースコミュニケーションチャネルに割り当てられている場合(例えば、グループベースコミュニケーションチャネルが、組織に関連付けられたグループベースワークスペースに関連付けられている場合)、グループベースコミュニケーションチャネル内でデータを管理する目的でグループベースコミュニケーションチャネルに割り当てられた第2のデータ保持ポリシーが管理してよい。
【0123】
これに関連して、幾つかのそのような実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、1つ又は複数のより上位のエンティティへのデータ保持ポリシーの割り当てに基づいて、データのストレージを管理するデータ保持ポリシーを判定するように構成される。例えば、グループベースコミュニケーションメッセージなどのデータを管理するための幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、そのようなデータに関連付けられたエンティティに割り当てられた最下位のデータ保持ポリシーを判定し、適切なメッセージ管理アクションを実行するために最下位のデータ保持ポリシーを利用してよい。例示的な文脈では、グループベースコミュニケーションチャネル内のグループベースコミュニケーションメッセージの格納を管理する目的で、例示的なグループベースコミュニケーションシステムは、データ保持ポリシーがグループベースコミュニケーションチャネルに割り当てられているかどうかを判定するように構成される。幾つかのそのようなコンテキストでは、データ保持ポリシーがグループベースコミュニケーションチャネルに割り当てられる状況で、データ保持ポリシーは、グループベースコミュニケーションメッセージを管理するものとして利用されてよい。データ保持ポリシーがグループベースコミュニケーションチャネルに割り当てられていない状況では、グループベースコミュニケーションシステムは、より上位のエンティティ、例えばグループベースコミュニケーションワークスペースに、データ保持ポリシーが割り当てられているかどうかを判定してよい。データ保持ポリシーがグループベースコミュニケーションワークスペースに割り当てられている状況では、データ保持ポリシーは、グループベースコミュニケーションメッセージを管理するものとして利用される。データ保持ポリシーがグループベースワークスペースに割り当てられていない状況では、グループベースコミュニケーションシステムは、組織などの上位エンティティにデータ保持ポリシーが割り当てられているかどうかを判定してよい。そのようなプロセスは、組織などの最上位のエンティティに到達するまで続いてよい。幾つかの実施形態では、データ保持ポリシーが下位レベルのエンティティに割り当てられていない状況で、データを管理するためにデータ保持ポリシーが利用されるように、最高レベルのエンティティには常にデータ保持ポリシーが割り当てられなければならない。他の実施形態で、最上位のエンティティにもデータ保持ポリシーが割り当てられていない場合、システム全体のデータ保持ポリシーに基づいてデータが管理されるように、システム全体のデータ保持ポリシーがデフォルトで割り当てられていると見なされる。
【0124】
他の実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、エンティティ階層内のさまざまなエンティティのデータ保持ポリシー間で管理関係を確立するためのルールの代替セットを実施できることを理解されたい。例えば、別の例示的な文脈における幾つかの実施形態では、上位レベルのエンティティに関連付けられたデータ保持ポリシーが、下位レベルのエンティティのデータ保持ポリシーをオーバーライドする。これに代えて又はこれに加えて、別の例示的なコンテキストにおける幾つかの例示的な実施形態では、下位レベルのエンティティのデータ保持ポリシーが上位レベルのエンティティのデータ保持ルールよりも厳格なデータ保持ルールを定義している状況で、下位レベルのエンティティに関連付けられたデータ保持ポリシーが上位レベルのエンティティのデータ保持ポリシーをオーバーライドする、又は、上位レベルのエンティティのデータ保持ポリシーが下位レベルのエンティティよりも厳格なデータ保持ルールを定義している状況で、上位レベルのエンティティに関連付けられたデータ保持ポリシーが下位レベルのエンティティのデータ保持ポリシーをオーバーライドする。
【0125】
図3Bは、本開示の少なくとも1つの例示的な実施形態による、例示的なグループベースコミュニケーションシステムによって管理されるユーザーアカウントデータオブジェクトの例示的な視覚イメージを示す。具体的には、図示のように、視覚イメージには、特定の組織、具体的には組織302の特定組織に関連付けられているか、そうでなければそのメンバーであるユーザーアカウントデータオブジェクトの階層を含む。この点に関連して、各組織は任意の数のメンバーを有することができることを理解されたい。各メンバーは、1つ又は任意の数の認証ユーザーアカウントに関連付けられてよく、各認証ユーザーアカウントは、グループベースコミュニケーションシステムによって管理される1つ又は複数のグループベースワークスペースに関連付けられている、及び/又はアクセスが許可されている。これに加えて又はこれに代えて、それぞれの認証ユーザーアカウントは、本明細書で説明するように、例えば認証ユーザーアカウントによって投稿されたグループベースコミュニケーションメッセージを維持する際に用いる1つ又は複数のデータ保持ポリシーを判定する目的で、グループベースコミュニケーションシステムによって管理される組織に関連付けられてよい。
【0126】
図示のように、例えば、組織302はユーザー350A~350Nに関連付けられる(総称して「ユーザー350」)。ユーザー350のそれぞれは、組織302に対応する組織識別子に関連付けられた異なる認証ユーザーアカウントを表してよい。これに代えて又はこれに加えて、幾つかの実施形態では、そのようなユーザー350のうちの1人又は複数を、組織302によって所有されるワークスペースに関連付けられてよい。この点に関連して、ユーザーは特定のワークスペースに関連付けられているため、ワークスペースと組織302との間の関連付けに基づいて、対応する組織302に関連付けられてよい。認証ユーザーアカウントのそれぞれは、認証ユーザーアカウントに関連付けられた認証セッションを開始するために用いられる、異なるアカウントの詳細、又は少なくともユーザー名やパスワードなどの認証クレデンシャルに関連付けられてよい。これに関連して、ユーザーが認証クレデンシャル及び/又はその他のアカウントの詳細を提供し、認証セッションを開始すると、ユーザーは、認証ユーザーアカウントが使用を許可されている機能にアクセスするためにグループベースコミュニケーションシステムとの通信を継続してよい。同様に、認証セッション中、グループベースコミュニケーションシステムによって作成及び/又はそれに投稿されたデータは、認証セッションに対応する認証ユーザーアカウントに帰属されてよい。例えば、ユーザー350Eが認証セッションを開始すると、認証セッション中にユーザー350Eによって投稿されたすべてのグループベースコミュニケーションメッセージは、メッセージの作成者識別子がユーザー350Eの認証ユーザーアカウント識別子をリストする場合等、ユーザー350Eに関連付けられて格納されてよい。一部の実施形態では、ユーザー350の各ユーザーは、1つのグループベースワークスペースのみにアクセスするように構成される。他の実施形態では、ユーザー350の各ユーザーは、任意の代替の数のワークスペースにアクセスするように構成される。
【0127】
幾つかの実施形態では、ユーザー350の各ユーザーは、グループベースコミュニケーションシステムの1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストア内に格納された、ユーザー350の各々の特性に対する特定の値、例えば少なくとも認証された1つ又は複数のユーザーアカウント識別子を含むデータレコードによって表される。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、1つ又は複数のデータレコードは、認証ユーザーアカウントがリンクされている組織の組織識別子を少なくとも含む。これに加えて又はこれに代えて、他の実施形態では、1つ又は複数のデータ記録は、認証ユーザーアカウントのデータアクセス及び/又は管理権に関連する許可を表すデータを少なくとも含む。例えば、そのようなデータには、アクセス可能なグループベースワークスペース、及び/又はそのようなワークスペース内のアクセス可能なグループベースコミュニケーションチャネルを含んでよい。これに加えて又はこれに代えて、そのような許可データは、認証ユーザーアカウントが、1つ又は複数の組織、ワークスペース、チャネル等に関する管理者であるかどうかを示してよい。例えば、図示されるように、ユーザー350A及び350Bは、そのような認証ユーザーアカウントが組織302の管理者であることを示すデータに関連付けられてよい。
【0128】
組織302に関する管理者ユーザーアカウントは、組織302に関連付けられる1つ又は複数のデータ保持ポリシーを作成、編集、及び/又は削除することを許可されてよい。これに加えて又はこれに代えて、管理者ユーザーアカウントは、
図4に関して以下で説明するように、例えば、組織302に関連付けられた1つ又は複数のデータ保持ポリシーを、組織302に関連付けられたさまざまなエンティティに割り当てることを許可されてよい。これに関連して、例えば、管理者ユーザーアカウントは、既存の及び/又は新しく作成されたデータ保持ポリシーを、
図3Aに関して上述したエンティティのいずれかに割り当ててよい。さまざまな実施形態が、すべての管理者ユーザー アカウントに異なる許可、及び/又は1つ又は複数の管理者ユーザーアカウントに特定の許可を提供されてよいことを理解されたい。
【0129】
幾つかの実施形態では、ユーザーは、ユーザー350の認証ユーザーアカウントの1つに関連付けられた認証されたセッション中に、グループベースコミュニケーションシステムにアクセスしながら、グループベースコミュニケーションチャネル内で1つ又は複数のグループベースコミュニケーションメッセージを送信してよい。幾つかのそのような実施形態では、グループベースコミュニケーションメッセージは、本明細書で説明するように、グループベースコミュニケーションチャネル内でユーザーによって「投稿」され、それに応じてグループベースコミュニケーションシステム内に格納されてもよい。この点に関連して、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションメッセージは、グループベースコミュニケーションメッセージが投稿されたグループベースコミュニケーションチャネルを一意に表すチャネル識別子を少なくとも含み、及び/又は認証ユーザーアカウントの認証ユーザーアカウント識別子を表す作成者識別子プロパティを含む。これらのプロパティの値の1つ又は複数、及び/又はグループベースコミュニケーションチャネルに含まれる他のプロパティは、グループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたデータ保持ポリシーを特定するために用いられてよく、ここで、例えば特定されたデータ保持ポリシーはグループベースコミュニケーションシステム内のグループベースコミュニケーションメッセージのストレージを管理する。幾つかの実施形態では、データ保持ポリシーは、グループベースコミュニケーションチャネル及び/又はグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた1つ又は複数のより上位のエンティティ(グループベースコミュニケーションチャネル及び対応するグループベースコミュニケーションワークスペースにデータ保持ポリシーが割り当てられていない状況での組織のデータ保持ポリシー等)に割り当てられていることに基づいて特定されてよい。
【0130】
これに代えて又はこれに加えて、幾つかの実施形態では、データ保持ポリシーは、データをグループベースコミュニケーションシステムに投稿した認証ユーザーアカウント及び/又はシステムに基づいて特定される。例示的なコンテキストでは、対応する認証ユーザーアカウントに関連付けられた組織を特定するために、グループベースコミュニケーションメッセージの作成者識別子を用いてよい。幾つかのそのような実施形態では、適切なメッセージ保持データオブジェクトを実行するために、組織に割り当てられたデータ保持ポリシーが特定され、利用されてよい。幾つかの実施形態では、作成者識別子に関連付けられた、組織に割り当てられたデータ保持ポリシーが、デフォルトのデータ保持ポリシーとして利用される。これに関連して、幾つかのそのような実施形態では、グループベースコミュニケーションメッセージも関連付けられているサブエンティティに関連付けられた第2のデータ保持ポリシーは、認証識別子と組織間の関連付けに基づいて特定されたデフォルトのデータ保持ポリシーをオーバーライドしてよい。
【0131】
グループベースコミュニケーションシステムデータの例示的なインタラクション
図4は、本開示の少なくとも1つの例示的な実施形態による、例示的なグループベースコミュニケーションシステムによって管理されるさまざまな組織に関連するデータポリシーの例示的な視覚化を示す。図示及び説明されたデータオブジェクトのそれぞれは、無数の方法のうちいずれかのグループベースコミュニケーションシステム中で具現化してよいことを理解されたい。幾つかの実施形態では、データオブジェクトのそれぞれ、及び/又はデータ保持ポリシーのセット等、データオブジェクトの集合は、任意の数のデータレコードによって具現化されてよい。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、そのようなデータオブジェクト間の関連付けは、データオブジェクトを具現化するそのようなデータレコード中(保持ポリシーから関連付けられている組織へのポインタを使用する等)、及び/又はグループベースコミュニケーションデータストア内の1つ又は複数の関係レコード等、組織を表すデータレコードをデータ保持ポリシー又は複数のポリシーを表すデータレコードに関連付ける追加のデータレコードとして表される。
【0132】
具体的には、
図4は、組織402A~402C(まとめて「組織402」)を含む。組織402の各々は、例えば、ゼロ又はそれ以上のデータ保持ポリシーを有するデータ保持ポリシーセットに具現化される等、任意の数のデータ保持ポリシーに関連付けられてよい。例えば、組織402Aは、データ保持ポリシー404A~404Dを含むデータ保持ポリシーセット404に関連付けられ、組織402Bは、データ保持ポリシー406Aを含むデータ保持ポリシーセット406に関連付けられ、組織402Cは、データ 保持ポリシー408A~408Cを含むデータ保持ポリシーセット408に関連付けられる。他の実施形態では、組織に関連付けられたすべてのデータがグループベースコミュニケーションシステムのシステム共通の1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づいて管理されるように、組織はデータ保持ポリシーに関連付けられない場合があることを理解されたい。例えば、幾つかの実施形態では、デフォルトのデータ保持ポリシーは、無限の時間、所定の時間、又は別の事前設定ルールに基づいてデータを維持してよい。
【0133】
各組織は、グループベースコミュニケーションシステムによって管理される多数のエンティティのいずれかに関連付ける、又はリンクするためのデータ保持ポリシーを含むデータ保持ポリシーセットに関連付けられてよい。幾つかの実施形態では、組織及び/又は1つ又は複数の関連エンティティ(組織に関連付けられたワークスペース又は前記ワークスペース内のグループベースコミュニケーションチャネル等)に関連付けられた管理者ユーザーアカウントが、そのようなデータ保持ポリシーを作成してよい。データ保持ポリシーは、作成中、グループベースコミュニケーションチャネル内で送信されるグループベースコミュニケーションメッセージ等のデータが、データ保持ポリシーが割り当てられているエンティティに関連付けられている場合に、そのデータをどのように管理する必要があるかを定義するように構成されてよい。例示的なコンテキストでは、各データ保持ポリシーは、削除タイムスタンプ間隔閾値を定義して、削除タイムスタンプ間隔よりも長く保存された後にデータが削除されるか、そうでなければアクセス不能になるようにする。これに加えて又はこれに代えて、他の実施形態では、1つ又は複数のデータ保持ポリシーは、削除時にデータをアーカイブするかどうか、及び/又は完全に削除する前にデータをアーカイブとしてどれだけの期間保存するか、及び/又はアクセス不能にすることを指示するアーカイブ間隔閾値を含むように構成される。データ保持ポリシーは、作成時にユーザーが値を設定でき、及び/又は作成後に編集できる任意の数の所望のパラメータを含むように構成されてよいことを理解されたい。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、特定のデータ保持ポリシーのパラメータは、例えば、組織に割り当てるための組織データ保持ポリシーには、第1のパラメータセットが含まれ、ワークスペースに割り当てるためのワークスペースデータ保持ポリシーには第2ののパラメータセットが含まれ、チャネルデータ保持ポリシーには第3のパラメータセットが含まれるように、データ保持ポリシーが割り当てられるエンティティに基づいて判定されてよい。
【0134】
幾つかの実施形態では、組織に関連付けられたエンティティに割り当てるために、組織に関連付けられた1つ又は複数のデータ保持ポリシーを選択されてよい。例えば、幾つかの実施形態では、特定の組織に関連付けられたエンティティに関する管理者ユーザーアカウントは、管理者がそのエンティティ又はそのサブエンティティにデータ保持ポリシーを割り当てることを可能にする許可を与えられる。例えば、管理者ユーザーアカウントが特定のグループベースコミュニケーションチャネルの管理者として許可されている場合、その管理者ユーザーアカウントは、そのグループベースコミュニケーションチャネルに対するデータ保持ポリシーを割り当てることのみを許可されてもよい。これに加えて又はこれに代えて、管理者ユーザーアカウントが特定のワークスペースの管理者として許可されている場合、その管理者ユーザーアカウントは、そのワークスペースのすべてのサブエンティティ(例えば、そのワークスペース内、又はそれ以外の関連付けられているすべてのグループベースコミュニケーションチャネル)に適用されるデータ保持ポリシーをそのワークスペースに割当てる、及び/又は、その特定のワークスペース内のグループベースコミュニケーションチャネルにデータ保持ポリシーを個別に割り当てる許可を与えられても良い。これに加えて又はこれに代えて、管理者ユーザーアカウントが特定の組織の管理者として許可されている場合、その管理者ユーザーアカウントは、その後組織のすべてのサブエンティティに適用される (例えば、組織に関連付けられたすべてのグループベースワークスペース内のグループベースコミュニケーションチャネル)データ保持ポリシーを組織に割り当てる、その後組織のすべてのサブエンティティに適用される組織に関連付けられた1つ以上のワークスペースにデータ保持ポリシーを割り当てる、及び/又は、組織に関連付けられたグループベースワークスペース内のグループベースコミュニケーションチャネルにデータ保持ポリシーを個別に割り当てるという、データ保持ポリシーを組織に割り当てる許可が与えられてよい。そのような許可は、組織及び/又はそのサブエンティティに関連付けられたデータを管理するための1つ又は複数の他のデータ管理及び/又は作成許可に加えて、管理者ユーザーアカウントに付与されてよいことを理解されたい。
【0135】
幾つかの実施形態では、管理者ユーザーアカウントは、任意の数の既存のデータ保持ポリシーを含むデータ保持ポリシーセットからデータ保持ポリシーを割り当ててよい。これに関連して、1つ又は複数の管理者ユーザーアカウントが、そのようなユーザーアカウントに関連付けられた特定の組織に関連付けられるデータ保持ポリシーを作成する許可が与えられてよい。例えば、管理者ユーザーアカウントが組織1に関連付けられ、組織1の管理者として許可されている場合、その管理者ユーザーアカウントは、組織1に関連付けられたグループベースコミュニケーションシステムによる作成時に自動的に保存される新しいデータ保持ポリシーを作成してよい。幾つかの実施形態では、管理者ユーザーアカウントは、新しく作成されたデータ保持ポリシーを作成時にエンティティに自動的に割り当てるために、管理者ユーザーアカウントが管理者として許可されている1つ又は複数のエンティティを選択してよい。これに加えて又はこれに代えて、グループベースコミュニケーションシステムは、特定の組織に関連付けられた管理者ユーザーアカウントが、特定の組織に関連付けられたデータ保持ポリシーを表示し、データ保持ポリシーの1つ又は複数を選択して、ユーザーアカウントが管理者として許可されているエンティティに割り当てることを可能にする機能を提供してよい。これに関連して、例えば、組織の管理者として許可されている管理者ユーザーアカウントは、すべてのサブエンティティがデータ保持ポリシーに基づいて管理されるように、組織に割り当てる既存のデータ保持ポリシーを選択してよい。これに加えて又はこれに代えて、例えば、グループベースワークスペースの管理者として許可されている管理者ユーザーアカウントは、すべてのサブエンティティがデータ保持ポリシーに基づいて管理されるように、ワークスペースに割り当てるのに既存のデータ保持ポリシーを選択してよい。
【0136】
データ保持ポリシーは、エンティティのパラメータに関連付けられた1つ又は複数のプロパティ値に基づいて、1つ又は複数のエンティティに割り当てるために作成されてもよい。コンテキストの一例では、組織のデータ保持ポリシーは、グループベースコミュニケーションチャネルタイプに基づいてすべてのエンティティに割り当てるために作成されてよい。例えば、
図4に示すように、
図4の組織402Aは、グループベースコミュニケーションタイプのサブセットのためのデータ保持ポリシーに関連付けられている。具体的には、組織402Aは、組織402Aのサブエンティティであるパブリックグループベースコミュニケーションチャネルに自動的に割り当てられるように構成されたデータ保持ポリシー404Aに関連付けられ、データ保持ポリシー404Bは、組織402Aのサブエンティティであるプライベートグループベースコミュニケーションチャネルに自動的に割り当てられるように構成され、データ保持ポリシー404Cは、組織402Aのサブエンティティであるシングルユーザーディレクトグループベースコミュニケーションチャネルに自動的に割り当てられるように構成され、データ保持ポリシー404Dは、組織402Aのサブエンティティであるマルチユーザーディレクトグループベースコミュニケーションチャネルに自動的に割り当てられるように構成されている。幾つかのそのような実施形態では、データ保持ポリシーを作成及び/又は編集する管理者ユーザーアカウントは、許可されている種類のエンティティのみに割り当てが可能となるようにグループベースコミュニケーションシステムを構成するために、1つ又は複数のエンティティタイプを構成してよい。この点に関連して、管理者のユーザーアカウントが特定のエンティティに割り当てるデータ保持ポリシーを選択している場合、グループベースコミュニケーションシステムは、特定のエンティティに対するエンティティタイプへの割り当て用に構成されたデータ保持ポリシーのみの選択を提供、及び/又は有効にしてよい。例えば、管理者ユーザーアカウントがデータ保持ポリシーをプライベートグループベースコミュニケーションチャネルに割り当てようとする場合、管理者ユーザーアカウントは、プライベートグループベースコミュニケーションチャネルへの割り当てが許可されているよう構成されたデータ保持ポリシーからのみ選択し得る。この点に関連して、クライアントデバイス及び/又はグループベースコミュニケーションシステムは、データ保持ポリシーセットをフィルタリングし、そのような選択可能なデータ保持ポリシーのみを表示してよい。
【0137】
これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、エンティティのサブエンティティに関連付けられたデータを管理するためのデフォルトとして、データ保持ポリシーをエンティティに割り当てられてよい。例えば、幾つかの実施形態では、組織は、組織に関連付けられたすべてのサブエンティティにデータ保持ポリシーが割り当てられるように、データ保持ポリシーをデフォルトのデータ保持ポリシーとして組織に割り当ててよい。幾つかのそのような実施形態では、管理者ユーザーアカウントは、そのサブエンティティに異なるデータ保持ポリシーを割り当てることによって、デフォルトのデータ保持ポリシーをオーバーライドしてよい。例えば、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションチャネルに割り当てられたデータ保持ポリシーは、グループベースコミュニケーションチャネル内及び/又は関連するデータを管理する目的で、グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた組織に割り当てられたデフォルトの保持ポリシーをオーバーライドする。
【0138】
さらに、図示のように、組織402Bは、データ保持ポリシー406Aのみを含むデータ保持ポリシー406に関連付けられている。例示的なコンテキストでは、データ保持ポリシー406Aは、組織402Bに関連付けられているすべてのサブエンティティがデータ保持ポリシー406Aに基づいて管理されるように、組織402Bに割り当てられた組織データ保持ポリシーであってよい。これに関連して、例えば、グループベースコミュニケーションシステムは、データ保持ポリシー406Aに基づいて、組織402Bにさらに関連付けられた任意のグループベースワークスペースに関連付けられているグループベースコミュニケーションチャネル内に投稿されたデータを管理してよい。1つの例示的なコンテキストでは、組織402Bは、グループベースコミュニケーションシステムに、任意のシステム全体のデフォルトポリシーではなく、データ保持ポリシーに従って組織402Bに関連付けられたデータを管理するためにそのような組織データ保持ポリシーを割り当ててよい。したがって、データ保持ポリシー406Aは、組織の所望のデータストレージ目標、例えば、所望のデータプライバシー及び/又はデータセキュリティ目標を満たすために、組織402Bの1人又は複数の管理者によってカスタマイズされてよい。
【0139】
幾つかの例示的なコンテキストでは、管理者は、1つ又は複数の意図されたエンティティに割り当てるために、1つ又は複数のデータ保持ポリシーをカスタマイズできることを理解されたい。例えば、
図4に示すように、組織3はデータ保持ポリシーセット408に関連付けられている。データ保持ポリシーセット408はデータ保持ポリシー408Aを含む。少なくとも1つの例示的なコンテキストで、データ保持ポリシー408Aは、例えば組織402Cに割り当てられたデフォルトのデータ保持ポリシーを具現化し、データ保持ポリシーがグループベースコミュニケーションシステムによって用いられ、別のデータ保持ポリシーが組織内の下位レベルのエンティティに割り当てられていない限り、組織402Cに関連するサブエンティティ内のすべてのデータを管理するようにする。これに関して、データ保持ポリシーセット408は、データ保持ポリシー408B及びデータ保持ポリシー408Cを含む。少なくとも1つの例示的なコンテキストでは、データ保持ポリシー408B及び/又はデータ保持ポリシー408Cはそれぞれ、組織402Cに関連付けられた1つ又は複数の特定のエンティティに割り当てることを意図したカスタムデータ保持ポリシーを具現化する。例えば、少なくとも1つの例示的なコンテキストでは、データ保持ポリシー408Bは、高度に安全なデータを含む、又は含む可能性が高いとユーザー及び/又はシステムによって判定されたグループベースコミュニケーションチャネルに割り当てることを意図したチャネルデータ保持ポリシーを具現化する。この点に関連して、システム及び/又はデータ保持ポリシーを割り当てられるべき組織402C及び/又はエンティティの管理者として許可された認証ユーザーアカウントなどの許可されたユーザーは、データ保持ポリシー408Bをそのようなグループベースコミュニケーションチャネルに割り当て、そのようなデータ保持ポリシーにグループベースコミュニケーションチャネル内に投稿されたデータを管理し、したがって、そのような高度に安全なデータのデータ保持ポリシー408Aをオーバーライドするようにさせてよい。これに加えて又はこれに代えて、少なくとも1つのそのような例示的なコンテキストでは、データ保持ポリシー408Cは、共通のグループベースコミュニケーションチャネルに割り当てることを意図した、さらに別のチャネルデータ保持ポリシーを具現化する。この点に関連して、データ保持ポリシーを割り当てられるべき組織402C及び/又はエンティティの管理者として許可された認証ユーザーアカウントなどのシステム及び/又は承認されたユーザーは、データ保持ポリシー408Cをそのようなグループベースコミュニケーションチャネルに割り当て、そのようなデータ保持ポリシーに、そのようなグループベースコミュニケーションチャネル内に投稿されたデータを管理し、したがって、データ保持ポリシー408Aをオーバーライドするようにさせてよい。そのため、そのような目標の複雑さに関係なく、組織の特定の望ましいデータストレージ目標を満たすために、任意の数のデータ保持ポリシーが適切に作成され、割り当てられてよいことを理解されたい。
【0140】
幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、ユーザーが望む無数の方法のいずれかで、組織が1つ又は複数のデータ保持ポリシーの割り当てを制限できるように構成可能であってよい。例えば、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、データ保持ポリシーの構成を、1つ又は複数の特定のエンティティ(例えば、特定のグループベースコミュニケーションチャネル、グループベースワークスペース等)にのみ割り当て可能にしてよい。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、データ保持ポリシーの構成を、特定のエンティティタイプを有する1つ又は複数の特定のエンティティ(例えば、特定のグループベースコミュニケーションチャネルのタイプ等を有するグループベースコミュニケーションチャネル)にのみ割り当て可能にしてよい。この点に関連して、グループベースコミュニケーションシステムは、ある特定のエンティティへのデータ保持ポリシーの割り当てを防止し、及び/又は要求された場合、選択したエンティティにどのデータ保持ポリシーを割り当てることができるかに基づいて選択されたエンティティへの割り当てのために、データ保持ポリシーの限定されたサブセットをユーザーに提供してよい。例えば、グループベースコミュニケーションシステムは、選択されたエンティティのエンティティタイプを特定し、特定されたエンティティタイプに基づいて選択されたエンティティに割り当て可能なデータ保持ポリシーのみを、ユーザーに提供してよい。
【0141】
少なくとも1つの共通のグループベースコミュニケーションチャネルを含むワークスペースのデータ管理の例示的な視覚イメージ
図5及び6はそれぞれ、本開示の少なくとも1つの例示的な実施形態による、少なくとも1つの共通のグループベースコミュニケーションチャネルを含むワークスペースのデータ管理の視覚イメージを示す。これに関連して、各共通のグループベースコミュニケーションチャネルは、共通のグループベースコミュニケーションチャネルにアクセスするように構成された任意の数の関連付けられた認証ユーザーアカウントをそれぞれが有する、任意の数の組織がアクセス可能であってよいことを理解されたい。共通のグループベースコミュニケーションチャネルに投稿されたグループベースコミュニケーションメッセージは、グループベースコミュニケーションシステムによって保存及び管理される。この点に関して、共通のグループベースコミュニケーションチャネルにアクセスできるグループベースコミュニケーションチャネル及び/又は対応する組織の構成は、グループベースコミュニケーションチャネル内で投稿されたグループベースコミュニケーションメッセージを管理するために用いられる1つ又は複数のデータ保持ポリシーを特定するために用いられてよい。
【0142】
例えば、
図5は、本開示の少なくとも1つの例示的な実施形態による、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャネルを含む例示的なワークスペースに関するデータ管理の第1の例示的な視覚化を示す。具体的には、図示のように、視覚イメージはワークスペース504Aを含む。ワークスペース504Aは、組織502Aに関連付けられた第1のワークスペースであってよい。さらに、図示のように、組織502Aは、データ保持ポリシー508A~508Cを含むデータ保持ポリシーセット508に関連付けられている。幾つかの例示的な実施形態では、データ保持ポリシーセット508内のデータ保持ポリシーのそれぞれは、異なるデータストレージ規則、例えば、データ保持ポリシーに基づいて管理されるデータの異なる保持期間を定義してよい。図示のように、例えば、データ保持ポリシー508Aは、例えば、データ保持ポリシーが組織502Aに適用される場合、又は組織502Aのデフォルトのデータ保持ポリシーとして示される場合、データ保持ポリシーが割り当てられていない組織502Aの各サブエンティティ内のデータを管理するためにデータ保持ポリシー508Aが自動的に利用されるように、デフォルトのデータ保持ポリシーを表してよい。
【0143】
図示のように、ワークスペース504Aは、ワークスペース504Aに関連付けられた(例えば、ワークスペース504A内で作成された)任意の数のグループベースコミュニケーションチャネルを含んでよいチャネルセット506を含む。チャネルセット506は、グループベースコミュニケーションチャネル506A及びグループベースコミュニケーションチャネル506Bを含む。これらのグループベースコミュニケーションチャネルのそれぞれは、ワークスペース504A内でアクセス可能であり、グループベースコミュニケーションチャネル506Aへのアクセスを許可された少なくとも1つの認証されたユーザーアカウントが、ワークスペース504Aへのアクセスを通じてそのようにできるようにする。
【0144】
さらに、図示のように、グループベースコミュニケーションチャネル506Aは、任意の数の追加の組織に関連付けられた共通のグループベースコミュニケーションチャネルを具現化する。追加の各組織は、共通のグループベースコミュニケーションチャネル506Aに同様にアクセスしてよい。この点に関して、共通のグループベースコミュニケーションチャネルは、少なくとも1つの追加の組織、及び/又は少なくとも1つの追加の組織に関連付けられた1つ又は複数の特定の認証ユーザーアカウントと共有されてよい。例えば、組織502A、ワークスペース504A、及び/又はグループベースコミュニケーションチャネル506Aの管理者として許可されている管理者ユーザーアカウントは、グループベースコミュニケーションチャネル506Aを1つ又は複数の追加の組織と共有するために、グループベースコミュニケーションシステムで1つ又は複数のアクションを実行してよい。図示のように、共通のグループベースコミュニケーションチャネル506Aは、組織502B及び組織502Cに関連付けられた少なくとも1つの認証ユーザーアカウントがさらにアクセス可能である。組織502Bは、組織502Bに関連付けられた第3のワークスペースとすることができるワークスペース504Bを介して、グループベースコミュニケーションチャネルにアクセスしてよい。これに加えて又はこれに代えて、組織502Cは、組織502Cに関連付けられた第1のワークスペースであってよいワークスペース504Cを介して、グループベースコミュニケーションチャネルにアクセスしてよい。したがって、共通のグループベースコミュニケーションチャネル506Aは、組織502A、502B、及び502Cのそれぞれから関連付けられた任意の数の認証ユーザーアカウントにアクセス可能であってよい。
【0145】
この点に関して、いくつかのグループベースコミュニケーションメッセージが、共通グループベースコミュニケーションチャネル506Aへのアクセスを有する認証ユーザーアカウントのいずれかによって、共通グループベースコミュニケーションチャネル506A内に投稿されてよい。幾つかの実施形態では、各グループベースコミュニケーションメッセージを管理するデータ保持ポリシーは、グループベースコミュニケーションメッセージの作成者識別子に基づく。この点に関して、作成者識別子は、グループベースコミュニケーションメッセージを、作成者識別子によって特定される認証ユーザーアカウントの組織に関連付ける。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、その組織に関連付けられた認証ユーザーアカウントによって共通のグループベースコミュニケーションチャネル506A内に投稿されたデータに適用されるデータ保持ポリシーを特定するために、作成者識別子に関連付けられた組織を利用してよい。
【0146】
各組織は、関連する保持ポリシーセットに関連付けられてよい。この点に関して、各保持ポリシーセットは、データ保持ポリシーセットに関連付けられた組織によって作成された、及び/又は組織に関連付けられた任意の数のデータ保持ポリシーを含んでよい。
図5は、グループベースコミュニケーションチャネルと、対応する組織に関連付けられた認証ユーザーアカウントによってグループベースコミュニケーションチャネル内に投稿されたデータを管理するデータ保持ポリシーとを接続する破線を含む。幾つかの実施形態では、特定の組織のグループベースコミュニケーションチャネル内のデータを管理するデータ保持ポリシーは、例えば、組織に関連付けられた管理者ユーザーアカウントによって割り当てられる等、グループベースコミュニケーションチャネル、又は対応するワークスペース又は組織などの1つ又は複数のより上位のエンティティに直接割り当てられてもよい。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、特定の組織のグループベースコミュニケーションチャネル内のデータを管理するデータ保持ポリシーは、グループベースコミュニケーションチャネルの1つ又は複数のプロパティに基づくグループベースコミュニケーションシステムによって特定される(例えば、共通のグループベースコミュニケーションチャネルのデフォルトのデータ保持ポリシーである、特定の組織に関連付けられたデータ保持ポリシーを特定する)。これに代えて又はこれに加えて、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションチャネル内のデータを管理するデータ保持ポリシーは、1つ又は複数のエンティティの、1つ又は複数のデフォルトのデータ保持ポリシー、例えばすべてのサブエンティティを管理する組織のデータ保持ポリシーに基づいて特定される。
【0147】
図示のように、共通のグループベースコミュニケーションチャネル506A内に投稿された、及び/又は別の方法で関連付けられた組織502Aのデータは、データ保持ポリシー508Aによって管理される。これに関連して、例えば、組織502Aに関連付けられた、(例えば、各グループベースコミュニケーションメッセージの作成者識別子によって特定される)認証ユーザーアカウントによって投稿されるグループベースコミュニケーションメッセージは、共通のグループベースコミュニケーションチャネル506A内で、 データ保持ポリシー508Aに基づいて管理されてよい。さらに、図示のように、共通のグループベースコミュニケーションチャネル506A内に投稿された、及び/又は別の方法で関連付けられた組織502Bのデータは、組織502Bのデータ保持ポリシーセット510のデータ保持ポリシー510Aによって管理される。同様に、図示のように、共通のグループベースコミュニケーションチャネル506A内に投稿された、及び/又はそうでなければ関連付けられた組織502Bのデータは、組織502Cのデータ保持ポリシー512Cのデータ保持ポリシー510Aによって管理される。本明細書で説明するように、データ保持ポリシー508A、510A、及び512Aのそれぞれは、それに関連付けられたデータに対して異なるデータ保持ルールを定義してよいことを理解されたい。例えば、例示的なコンテキストでは、データ保持ポリシー508A~512Aのそれぞれは、データ保持ポリシーのそれぞれによって管理されるデータが、グループベースコミュニケーションシステムによって格納され、またデータ保持ポリシーが定義する保持期間の経過後に削除されるように、異なる保持期間を定義してよい。このように、共通のグループベースコミュニケーションチャネル506Aは、さまざまな組織502A~502Cに関連付けられた認証ユーザーアカウント間の通信のための共有フォーラムを提供してよく、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションチャネル506A内で投稿された、及び/又はグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたデータを、各組織のさまざまな目標を満たすために、共通のグループベースコミュニケーションチャネル506Aへのアクセスを有する各組織のデータ保持ポリシーに基づいて管理できるようにする。
【0148】
上記のように、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションチャネルを含むワークスペースを作成及び/又は管理する所有者組織は、その中のさまざまなグループベースコミュニケーションチャネルに異なるデータ保持ポリシーを割り当てしてよいことを理解されたい。例えば、図示のように、502Aが所有するワークスペース504Aのチャネルセット506は、グループベースコミュニケーションチャネル506Bをさらに含む。グループベースコミュニケーションチャネル506Bは、複数の組織、特に組織502Aと組織502Dとの間で共有される第2の共通のグループベースコミュニケーションチャネルを具現化する。各組織は、共通のグループベースコミュニケーションチャネル506Bにアクセスできる1つ又は複数の認証ユーザーアカウントに関連付けられてよく、例えば、そこでは、組織502Aに関連付けられた認証済ユーザーアカウントが、ワークスペース504Aを介して共通のグループベースコミュニケーションチャネル506Bにアクセスし、組織502Dに関連付けられた認証ユーザーアカウントが組織502Dに関連付けられた第2のワークスペースであってよいワークスペース504Dを介して共通のグループベースコミュニケーションチャネル506Bにアクセスする。
【0149】
各組織によって共通のグループベースコミュニケーションチャネル506B内に投稿された、及び/又は別の方法で関連付けられたデータは、対応する組織に対して設定されたデータ保持ポリシー内のデータ保持ポリシーによって管理されてよい。図示のように、共通のグループベースコミュニケーションチャネル506B内に投稿された、及び/又は別の方法で関連付けられた組織502Aのデータは、データ保持ポリシー508Bによって管理される。データ保持ポリシー508Bは、組織502A及び/又はそのサブエンティティに関連づけられている管理者ユーザーアカウントによって、共通のグループベースコミュニケーションチャネル506Bに作成され、特に割り当てられ、及び/又はワークスペース504Aなどのより上位のエンティティに関連付けられた、第2のデータ保持ポリシーを具現化してよい。この点に関して、データ保持ポリシー508Bは、例えば、組織データ保持ポリシー508Aによって定義された第1の保持期間よりも期間が長い又は短い第2の保持期間を定義することによって、データ保持ポリシー508Aとは異なってよい。例示的なコンテキストでは、データ保持ポリシー508Bは、例えば、高度に安全なデータを含む、又は含む可能性が高いと判断されたグループベースワークスペース及び/又はグループベースコミュニケーションチャネルに割り当てられる、より短い保持期間を定義する。したがって、1つ又は複数のデータ保持ポリシーを必要に応じて割り当てることにより、関連するデータは、さまざまなデータ保持ポリシーのそれぞれの構成に基づいて、組織502Aによって必要に応じて管理されてよい。
【0150】
組織502Dは、ワークスペース504Dを介して、共通のグループベースコミュニケーションチャネル506Bにアクセスしてよく、ワークスペース504Dは、組織502Dに関連付けられた第2のワークスペースであり得る。共通のグループベースコミュニケーションチャネル506B内に投稿される、及び/又は別の方法で関連付けられる組織502Dのデータは、組織502Dのデータ保持ポリシーセット514のデータ保持ポリシー514Aによって管理される。例示的なコンテキストでは、データ保持ポリシー514Aは、組織502Dが所望する保持期間を定義してよい。この点に関して、組織502Aは、共通のグループベースコミュニケーションチャネル506B内の、及び/又は別の方法で関連付けられている関連データが、共通のグループベースコミュニケーションチャネル506A内の、及び/又は別の方法で関連付けられる関連データとは異なってグループベースコミュニケーションシステムによって管理されるようにデータ保持ポリシーを構成してよく、一方で組織502Dは、同様に共通のグループベースコミュニケーションチャネル506B内及び/又は別の方法で関連づけられたその関連データが、所望のデータ保持ポリシーに基づいてグループベースコミュニケーションシステムにより管理されるように、そのデータ保持ポリシー及びその関連付けを構成する。
【0151】
図6は、本開示の少なくとも1つの例示的な実施形態による、少なくとも1つのグループベースコミュニケーションチャネルを含む、例示的なワークスペースに関するデータ管理の第2の例示的な視覚化を示す。具体的には、図示のように、視覚イメージはワークスペース604Aを含み、これは、グループベースコミュニケーションシステム内の組織602Aに関連付けられた第4のワークスペースであってよい。さらに、図示のように、組織602Aは、組織602Aによって作成された及び/又は別の方法で関連付けられた任意の数のデータ保持ポリシーを含み得るデータ保持ポリシーセット608に関連付けられる。データ保持ポリシーセット608内のデータ保持ポリシーのそれぞれは、異なるデータストレージルール、例えば、グループベースコミュニケーションシステム内のデータ保持ポリシーに基づいて管理されるデータの異なる保持期間を定義してよい。例えば、図示のように、データ保持ポリシーセット608は、データ保持ポリシー608A~608Bを含む。
【0152】
さらに、図示のように、ワークスペース604Aは、ワークスペース604Aに関連付けられた(例えば、ワークスペース604A内で作成された)任意の数のグループベースコミュニケーションチャネルを含んでよいチャネルセット606を含む。チャネルセット606は、グループベースコミュニケーションチャネル606Aを含む。グループベースコミュニケーションチャネル606Aは、任意のグループベースコミュニケーションチャネルタイプであってもよく、共通のグループベースコミュニケーションチャネルでなくてもよい。この点に関して、グループベースコミュニケーションチャネル606Aは、組織602Aに関連する認証ユーザーアカウントによってアクセス可能であってよく、及び/又はワークスペース604Aを介してのみアクセス可能であってよい。グループベースコミュニケーションチャネル606Aに関連するデータは、デフォルトのデータ保持ポリシーセット608の保持ポリシー、例えばデータ保持ポリシー608Aに基づいて管理されてよく、又は組織602A及び/又はそのサブエンティティに関連付けられた1つ又は複数の管理者ユーザーアカウントによって割り当てられたデータ保持ポリシー(図示せず)を有してよいことを理解されたい。
【0153】
図示のように、グループベースコミュニケーションチャネル606Bは、共通のグループベースコミュニケーションチャネルを具現化する。これは、任意の数の追加の組織に関連付けられてよい。追加の各組織は、同様に、例えばチャネルに投稿されたグループベースコミュニケーションメッセージを閲覧するため、及び/又は、新しいグループベースコミュニケーションメッセージをチャネルに投稿するために、共通のグループベースコミュニケーションチャネル606Bにアクセスを有してよい。これに関連して、図示のように、共通のグループベースコミュニケーションチャネル606Bは、所有者組織、例えば図示の組織602A、又はワークスペース604Aの管理者として許可された管理者ユーザーアカウント等、対応するサブエンティティに関連付けられた管理者ユーザーアカウントなどによって、少なくとも組織602Bと共有されてよい。共通のグループベースコミュニケーションチャネル606Bは、組織602Aに関連付けられた少なくとも1つの認証ユーザーアカウント、及び組織602Bに関連付けられた少なくとも1つの認証ユーザーアカウントがアクセス可能であってよい。組織602Bは、組織602Bに関連付けられた、第3のワークスペースであってもよいワークスペース604Bを介して、共通のグループベースコミュニケーションチャネル606Bにアクセスしてよい。
【0154】
多数のグループベースコミュニケーションメッセージは、共通グループベースコミュニケーションチャネル606Bへのアクセス権を有する認証ユーザーアカウントのいずれかによって、共通グループベースコミュニケーションチャネル606B内に投稿されてよい。投稿された各グループベースコミュニケーションメッセージは、グループベースコミュニケーションシステム内に1つ又は複数のデータオブジェクト及び/又はレコードとして格納されてよく、ここで、グループベースコミュニケーションシステムはそのようなデータに関連付けられた1つ又は複数のデータオブジェクトに基づいてグループベースコミュニケーションメッセージを管理するように構成される。幾つかの実施形態では、各グループベースコミュニケーションメッセージを管理するデータ保持ポリシーは、グループベースコミュニケーションメッセージの作成者識別子に基づく。この点に関して、作成者識別子は、グループベースコミュニケーションメッセージを、作成者識別子によって特定される認証ユーザーアカウントの組織に関連付ける。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、作成者識別子に関連付けられた組織を利用して、その組織に関連付けられた認証ユーザーアカウントによって共通のグループベースコミュニケーションチャネル606B内に投稿されたデータを管理するデータ保持ポリシーを特定してよい。
【0155】
図示のように、共通のグループベースコミュニケーションチャネル606B内に投稿されたデータは、合意されたデータ保持ポリシー、具体的にはデータ保持ポリシー608Cに基づいて管理されてよい。例えば、幾つかの実施形態では、共通のグループベースコミュニケーションチャネル606Bに関連付けられた管理者ユーザーアカウントは、割り当てられたデータ保持ポリシー608Cを合意されたデータ保持ポリシーとして利用するためにデータ保持ポリシー608Cを共通のグループベースコミュニケーションチャネルに割り当て、及び/又は共通のグループベースコミュニケーションチャネル606Bを構成してよい。この点に関して、共通のグループベースコミュニケーションチャネル606B内に投稿された及び/又は別の方法で関連付けられたすべてのデータは、データに関連付けられた組織に関わらず、合意されたデータ保持ポリシーに基づいて管理されてよい。例えば、共通のグループベースコミュニケーションチャネル606Bが合意されたデータ保持ポリシーを割り当てられる例示的な状況においては、組織602Aに関連付けられた認証ユーザーアカウントによって共通のグループベースコミュニケーションチャネル606B内に投稿されたデータは、 組織602Bに関連付けられた認証ユーザーアカウントによって、共通のグループベースコミュニケーションチャネル606B内に投稿されたデータと同じポリシーに基づいて管理されてよい。この点に関して、合意されたデータ保持ポリシー606Cは、任意の数の組織に関連するデータを管理してよいことを理解されたい。
【0156】
幾つかの実施形態では、共通のグループベースコミュニケーションチャネル606Bにアクセス及び/又はその中で通信するために、各追加の組織は、合意されたデータ保持ポリシーに基づいて管理される共通のグループベースコミュニケーションチャネルにデータを投稿することに組織が同意したことを示すデータに関連付けられなければならない。他の実施形態では、共通のグループベースコミュニケーションチャネル606B内でアクセス及び/又は通信するために、各追加の組織に関連付けられた各認証ユーザーアカウントは、その認証ユーザーアカウントが、合意されたデータ保持ポリシーに基づいて管理される共通のグループベースコミュニケーションチャネルにデータが投稿されることに同意したことを示すデータに関連付けられなければならない。幾つかの実施形態では、組織及び/又は認証されたユーザーアカウントによるストレージポリシーの承認を示すデータは、例えば、追加の組織が共通のグループベースコミュニケーションチャネル606Bへのアクセスを許可する際(例えば、組織602A又はそのサブエンティティに関連付けられた管理者ユーザーアカウントによって送信された招待リンクを使用する際)に、又はすべてのデータが合意されたデータ保持ポリシーに基づいて管理されることを示す通知情報が1つ以上の関連付けられたクライアントデバイスに送信される際に、1つ又は複数の特定のアクションの際に自動的に生成される。例えば、幾つかのそのような実施形態では、例えば、追加の組織又は関連する認証ユーザーアカウントが、共通のグループベースコミュニケーションチャネルにアクセスするための招待を受け入れるとき、及び/又は追加の組織に関連付けられている認証ユーザーアカウントが共通のグループベースコミュニケーションチャネル606Bにクライアントデバイスを介して初めてアクセスするとき、グループベースコミュニケーションシステムは、ユーザーにレンダリングするためにクライアントデバイスにそのような通知情報を提供してよい。その通知情報は、合意されたデータ保持ポリシー608Cが共通のグループベースコミュニケーションチャネル606B内のすべてのデータを管理することをユーザーに通知する役目を果たしてよい。さらに他の実施形態では、通知情報は、承認されたデータ保持ポリシーに基づいて、共通のグループベースコミュニケーションチャネル606B内のすべてのデータの管理を承認するために、1つ又は複数のインターフェイス要素とともにレンダリングされる。幾つかのそのような実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、1つ又は複数のインターフェイス要素とのユーザーのインタラクションに応答して承認応答を受信することができ、承認応答は、合意されたデータ保持ポリシーに基づいて管理される共通のグループベースコミュニケーションチャネルにデータを投稿することへの承認を示す。 さらに他の実施形態では、そのような通知情報は表示されなくてもよく、幾つかのそのような実施形態では、(例えば、そのような目的のために定義された1つ又は複数のインターフェイス要素とのインタラクションを通じて)ユーザーによって要求された場合にのみ表示されてもよい。
【0157】
幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、追加の組織が、合意されたデータ保持ポリシーに基づいて管理される関連データを有するように構成された共通のグループベースコミュニケーションに、1つ又は複数のデータ保持ポリシーを割り当てることを防止する。幾つかの実施形態では、例えば、グループベースコミュニケーションシステムが、共通のグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた認証ユーザーアカウントから要求を受信した場合、その要求は、投稿されたデータを管理するために特定されたデータレジデンシーポリシーを閲覧するためのインターフェイスにアクセスすることに関連付けられている、及び/又は別の方法で共通のグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられている場合、グループベースコミュニケーションシステムは、割り当てられた合意されたデータレジデンシーポリシーが管理されていることを示すレンダリング用のデータを送信してよい。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、各追加組織が合意されたデータ保持ポリシーを編集できないように構成される。幾つかのそのような実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、共通のグループベースコミュニケーションチャネル606Bに関連付けられた所有者組織が合意されたデータ保持ポリシーを更新できるように構成されてよい。幾つかのそのような実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、組織が、合意されたデータ保持ポリシーに基づいて管理される共通のグループベースコミュニケーションチャネルにデータを投稿することに合意したことを示す新しいデータを要求してよい。例えば、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、更新された合意されたデータ保持ポリシーに基づいて、共通のグループベースコミュニケーションチャネル606B内のすべてのデータの管理を承認するための追加の組織に対応して、通知情報及び/又は1つ又は複数のインターフェイス要素を、認証ユーザーアカウントに関連付けられた1つ又は複数のクライアントデバイスにレンダリングするように構成されてもよい。さらに他の実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、所有者組織が割り当てられている間に合意されたデータ保持ポリシーを編集できないように、又は、例えばすべての追加の組織、又はすべての追加の組織及び/又は関連付けられた認証ユーザーアカウントによる承認後にチャネルが共有されていない場合等、定義された一連の条件の下でのみ編集できるように構成される。
【0158】
オプションとして、幾つかの実施形態では、合意されたデータ保持ポリシーは、データ保持ポリシーを作成した組織のみに関連付けられたデータとして格納される。例えば、
図6に示すように、合意されたデータ保持ポリシー608Cは、組織602Aに関連付けられたデータ保持ポリシーセット608にオプションとして格納される(破線又は「破線」の境界によって示される)。幾つかのそのような実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、組織602Bのための共通のグループベースコミュニケーションチャネル606Bへの合意されたポリシー608Cの割り当てを示す1つ又は複数のデータレコードを格納してよい。これに代えて又はこれに加えて、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、合意されたデータ保持ポリシー608Cを組織602Bに関連付けられたデータ保持ポリシーセット610にコピーするように構成される。この点に関して、組織602Bに関連付けられたデータ保持ポリシーセット610内に格納されたコピーされた合意済みデータ保持ポリシーは、組織602Aのデータ保持ポリシーセット608内に格納された合意済みデータ保持ポリシーへのポインタを具現化するか、又は、合意されたデータ保持ポリシーの両方のコピーが同じデータ保持ルールを反映するように、別の方法で格納することができる。
【0159】
共通のグループベースコミュニケーションチャネルにおけるグループベースコミュニケーションシステムのデータストレージ及びデータ管理の例示的な視覚化
図7及び8はそれぞれ、本開示の少なくとも1つの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づくグループベースコミュニケーションシステム内のデータストレージ及びデータ管理の視覚イメージを示す。この点に関して、幾つかの実施形態では、図示及び説明されるさまざまなデータは、グループベースコミュニケーションシステム内の任意の数のグループベースコミュニケーションデータストアに編成される。同様に、幾つかの実施形態では、図示されたデータは、グループベースコミュニケーションシステムの1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアに関連付けられたグループベースコミュニケーションサーバーによって実行されるアクションに基づいて編成及び/又は管理される。図示する視覚イメージは、グループベースコミュニケーションシステムによって格納された複数の組織に関連付けられた複数のデータ、具体的には、組織識別子「ORG1」に関連付けられた「組織1」、組織識別子「ORG2」に関連付けられた「組織2」、及び「ORG3」の組織識別子に関連付けられた「組織3」を含む。他の実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、任意の数の組織を管理するように構成してよいことを理解されたい。
【0160】
図7は、上述のさまざまな組織に関連するさまざまな例の認証ユーザーアカウントを示すユーザーテーブル702を含む。この点に関して、「ユーザー1」は、「USER1」の第1の認証アカウント識別子に関連付けられた第1の認証ユーザーアカウントを指し、「ユーザー2」は「USER2」の第2の認証アカウント識別子に関連付けられた第1の認証ユーザーアカウントを指し、「ユーザー3」は「USER1」の第3の認証済みアカウント識別子に関連付けられた第3の認証済みユーザーアカウントを指す。ユーザーテーブル702に示すように、各ユーザーは対応する組織に関連付けられる。例えば、ユーザー1は組織1に関連付けられ、ユーザー2は組織2に関連付けられ、ユーザー3は組織3に関連付けられる。この点に関して、各ユーザーによって送信されるグループベースコミュニケーションメッセージは、ユーザーに関連付けられた組織に対して特定されたデータ保持ポリシーに基づき、グループベースコミュニケーションシステムによって管理されてよい。そのようなデータ管理の例は、データテーブル708及び710に関して以下で説明される。
【0161】
グループベースコミュニケーションシステムは、特定の作成者識別子に関連付けられた組織を特定するように構成されてよい。例えば、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアは、作成者識別子と一致するユーザー識別子を有するユーザーテーブル702のデータレコードから組織識別子を取得するために、特定のグループベースコミュニケーションメッセージの作成者識別子に基づいてクエリが実行されてよい。この点に関して、グループベースコミュニケーションシステムは、作成者識別子を用いて関連する組織を特定し、及び/又は、その後、特定のグループベースコミュニケーションメッセージを管理するデータ保持ポリシーを特定するように構成されてよい。
【0162】
図7は、それぞれがデータ保持ポリシーを表すデータレコードを示すデータ保持ポリシーテーブル704をさらに含む。データ保持ポリシーテーブル704は、1つ又は複数のデータレコードを含み、各データレコードは、上述の組織に関連付けられたデータ保持ポリシーを表す。例示的なコンテキストでは、例えば図示のように、各データ保持ポリシーは、データ保持ポリシーに関連付けられた組織を一意に特定する組織識別子を少なくとも含む。これに加えて又はこれに代えて、例えば図示のように、各データ保持ポリシーは、データ保持ポリシーを一意に特定するポリシー識別子を少なくとも含む。これに関連して、データ保持ポリシーを1つ又は複数のエンティティ、例えばグループベースコミュニケーションチャネルに割り当てるためにポリシー識別子を用いてよい。これに加えて又はこれに代えて、例えば図示のように、各データ保持ポリシーは、データ保持ポリシーによって管理されるデータを管理するために実行する適切なデータ管理アクションを判定する際に、例えばグループベースコミュニケーションシステムによって使用される保持期間を含む。少なくとも1つの例示的なコンテキストでは、保持期間は、所定のタイムスタンプ間隔で、例えば図示の日数で格納されてよい。保持期間は、幾つかのタイムスタンプ間隔(例えば、ミリ秒、秒、分、時間、日、週、月、年など、又はそれらの組み合わせ)のいずれかで格納してよいことを理解されたい。さらに他の実施形態では、データ保持ポリシーに関連付けられた1つ又は複数の追加のプロパティは、データ保持ポリシーテーブル704内に格納されてもよく、例えば各追加のプロパティは各データレコードの別の列として含まれる。
【0163】
図示のように、データ保持ポリシーテーブル704は、3つのデータ保持ポリシーを示している。特に、データ保持ポリシーテーブルは、「ORG1_DEFAULT」のポリシー識別子を有する第1のデータ保持ポリシー(「ポリシー1」)を含む。第1のデータ保持ポリシーは、組織1に関連付けられ、例えば組織1に関連付けられた管理者ユーザーアカウントが第1のデータ保持ポリシーを作成した。第1のデータ保持ポリシーは7日間を表す保持期間をさらに含み、それにより第1のデータ保持ポリシーによって管理されるデータが、グループベースコミュニケーションシステム内に7日間保存されてから、削除及び/又はアクセス不能になる。例示的なコンテキストでは、第1のデータ保持ポリシーは、組織1に割り当てられたデフォルトのデータ保持ポリシー、特定のグループベースコミュニケーションチャネルタイプのデフォルトのデータ保持ポリシーを表してよく、及び/又は、組織1に関連付けられた1つ又は複数のグループベースコミュニケーションチャネルに割り当てられ可能であってよい。幾つかの実施形態では、ポリシー識別子は、ユーザー入力されたポリシー名等のユーザー入力に完全に及び/又は部分的に基づいて生成される。これに加えて又はこれに代えて、一部の実施形態では、ポリシー識別子は、データ保持ポリシーが組織のデフォルトのデータ保持ポリシーとして構成されている状況で追加された、例えば「_DEFAULT」等、1つ又は複数の自動的に生成された部分、及び/又はより多くのエンティティタイプを含む。
【0164】
データ保持ポリシーテーブル704は、「ORG2_DEFAULT」のポリシー識別子を有する第2のデータ保持ポリシー(「ポリシー2」)をさらに含む。第2のデータ保持ポリシーは、組織2に関連付けられ、例えば、組織2に関連付けられた管理者ユーザーアカウントが第2のデータ保持ポリシーを作成した。第2のデータ保持ポリシーについても、7日を表す保持期間をさらに含む。これに関連して、第3のデータ保持ポリシーによって管理されるデータは、削除及び/又はアクセス不能にされる前に、グループベースコミュニケーションシステム内に2日間格納される。データ保持ポリシーテーブル704は、「ORG3_DEFAULT」のポリシー識別子を有する第3のデータ保持ポリシー(「ポリシー3」)をさらに含む。第3のデータ保持ポリシーは、組織3に関連付けられ、例えば、組織3に関連付けられた管理者ユーザーアカウントが第3のデータ保持ポリシーを作成した。第3のデータ保持ポリシーは、2日を表す保持期間をさらに含む。
【0165】
グループベースコミュニケーションシステムは、組織の組織識別子に基づいて、各組織に関連付けられたデータ保持ポリシーセットを特定するように構成されてよい。例えば、データ保持ポリシーテーブル704内に格納されたデータレコード内の組織識別子を有するすべてのデータ保持ポリシーを取得するために、特定の組織の組織識別子に基づいて、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアにクエリを実行してよい。少なくとも1つの例示的なコンテキストでは、グループベースコミュニケーションシステムは、例えば、特定のエンティティに割り当てるデータ保持ポリシーセットからデータ保持ポリシーを選択するためのインターフェイス等において、特定の組織に関連付けられたすべてのデータ保持ポリシーを取得して、データ保持ポリシーをセットとしてユーザーに表示させる際に使用するように構成されてよい。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、特定のポリシー識別子に関連付けられたデータ保持ポリシーにクエリを実行して、それに関連付けられた1つ又は複数のプロパティ、例えばデータ保持ポリシーの保持期間を判定するように構成される。
【0166】
図7はさらに、グループベースコミュニケーションチャネルをそれぞれ表すデータレコードを示すチャネルテーブル706と、グループベースコミュニケーション内に投稿された、及び/又はグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられているデータの管理を管理するデータ保持ポリシーを特定する追加の列とを含む。 これに関連して、図示のように、各グループベースコミュニケーションチャネルは、チャネルテーブル706の各レコードの「組織ID」、「チャネルID」、「グループID」、「チャネルタイプ」、及び「共有されている」の列によって表されてよい。図示のように、「組織ID」列は、グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた組織の組織識別子を表し、「チャネルID」は、関連付けられたワークスペース内のチャネル識別子を一意に表すチャネル識別子を指し、「グループ ID」 」は、グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたワークスペースのワークスペース識別子を指し、「チャネルタイプ」は、定義済みのチャネルタイプのセットから選択される、グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションチャネルタイプの値を指し、「共有されている」は、グループベースコミュニケーションチャネルが1つ以上の他の組織及び/又はワークスペースからアクセス可能かどうかを示す値を指す。他の実施形態では、各グループベースコミュニケーションチャネルは1つ又は複数の追加のプロパティを含む、つまりチャネルテーブル706の各レコードに1つ又は複数の追加の列を含むことを理解されたい。他の実施形態では、各グループベースコミュニケーションチャネルは、例えば、少なくとも1つ少ないプロパティを含み、そのようなプロパティに関連付けられた列はチャネルテーブル706内に格納されないように、組織識別子を格納しない。例えば、幾つかの実施形態では、チャネルテーブル706は組織識別子を含まず、グループベースコミュニケーションチャネルの所有者組織は、所有者組織とグループIDによって特定されるワークスペースとの間の関連付けに基づいて、別のテーブルから特定される。これに加えて又はこれに代えて、共通のグループベースコミュニケーションチャネルを表すレコードのそのような幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションチャネルへのアクセスを有する追加の組織の組織識別子は、「共有されている」の列内に格納されてもよく、「共有されている」の列がグループベースコミュニケーションチャネルにアクセスできる追加の組織識別子及び/又はワークスペース識別子のセットを定義するようにする。
【0167】
幾つかの実施形態では、各チャネルのデータ保持ポリシーがチャネルテーブル706内に格納されてよいことが理解されるべきである。そのような一例の状況では、データ保持ポリシー識別子は、データ保持ポリシーが割り当てられた各グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けて格納されてよい。これに代えて又はこれに加えて、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、各グループベースコミュニケーションチャネルのデータ保持ポリシーを動的に特定するように構成される。例えば、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、例えば、組織識別子及び/又はワークスペース識別子を用いて、対応するデータ行の格納された値の1つ又は複数に基づいて、グループベースコミュニケーションチャネル及び/又はより上位のエンティティに割り当てられたデータ保持ポリシーを特定するように構成される。これに代えて又はこれに加えて、幾つかの実施形態では、特定の組織識別子を管理するデータ保持ポリシーは、データ保持ポリシー識別子と、グループベースコミュニケーションチャネル識別子及びワークスペースとを関連付ける関係テーブル等の別のテーブルに格納される。
【0168】
幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、データ保持プロセスを実行して、グループベースコミュニケーションシステムによって格納されたデータを管理するように構成される。幾つかの実施形態では、データ保持プロセスは、グループベースコミュニケーションシステムによって格納された1つ又は複数のタイプのデータオブジェクトを削除する、及び/又はそうでなければアクセス不能にするために実行される。少なくとも1つの例示的なコンテキストでは、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションシステムによって格納されたグループベースコミュニケーションメッセージのデータ保持プロセスを実行するように構成される。データ保持ポリシーは、グループベースコミュニケーションシステムによって、例えば、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストア内に格納された1つ又は複数のデータオブジェクトに対してデータ管理アクションを実行することを含む。幾つかの実施形態では、これに加えて又はこれに代えて、データ保持プロセスを実行するために、グループベースコミュニケーションシステムは、少なくともデータの保存を管理するデータ保持ポリシー及び/又はデータに関連付けられた 1 つ以上のプロパティ(データがいつ作成されたか、及び/又はグループベースコミュニケーションシステムに送信されたかを表す受信タイムスタンプ等)に基づいて、特定のデータオブジェクトのストレージを管理するデータ保持ポリシーを特定し、及び/又はデータ管理アクションを判定及び実行するように構成される。
【0169】
グループベースコミュニケーションシステムによって実行されるデータ保持プロセスの視覚化の例をデータテーブル708と710に関して示す。例示的なコンテキストでは、データテーブル708は、グループベースコミュニケーションシステムによって1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストア内に格納されたグループベースコミュニケーションメッセージを表し、各グループベースコミュニケーションメッセージは、データテーブル708内の別個の記録として格納される。具体的には、考察及び例示のために、データテーブル708に表されるグループベースコミュニケーションメッセージのそれぞれは、チャネルID「CH_1」及びワークスペースID「WKSP_1」によって表される共有グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられる。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、例えば、特定のグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションチャネル識別子及び/又はワークスペース識別子に基づいて、管理のためにグループベースコミュニケーションメッセージセットを特定するように構成される。他の実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、(複数のグループベースワークスペースに関連付けられたグループベースコミュニケーションチャネルに投稿されたグループベースコミュニケーションメッセージ等)複数のグループベースのコミュニケーションチャネル及び/又は他のエンティティに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージのデータ保持プロセスを、格納、特定、及び実行するように構成されていることを理解されたい。
【0170】
データテーブル708は、上述のように、各々が対応する組織に関連付けられた複数の認証ユーザーアカウントによって共通のグループベースコミュニケーションチャネルに投稿されたグループベースコミュニケーションチャネルを含む。この点に関して、各グループベースコミュニケーションメッセージは、入力、投稿、送信した、及び/又はグループベースコミュニケーションメッセージの作成を引き起こした認証ユーザーアカウントを一意に表す作成者識別子に関連付けられる。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、各作成者識別子に基づいて、例えば上述のようにユーザーテーブル702をクエリすることにより、組織を特定するように構成される。示すように、グループベースコミュニケーションメッセージは、グループベースコミュニケーションメッセージが作成された及び/又はグループベースコミュニケーションシステムに送信された時間のデータ表示を具現化する。さらに示されるように、各グループベースコミュニケーションメッセージは、グループベースコミュニケーションメッセージ内の送信のためのユーザー及び/又はシステムからのインプット内容を表す、メッセージコンテンツデータを含む。
【0171】
少なくとも1つの例示的実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、各グループベースコミュニケーションメッセージがグループベースコミュニケーションメッセージを管理するデータ保持ポリシーを満たすかどうかに基づいて、データ保持プロセスを実行するように構成される。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースのコミュニケーションメッセージを管理するデータ保持ポリシーを特定するように構成される。少なくとも1つの例示的実施形態では、グループベースコミュニケーションは、チャネル識別子及び/又はワークスペース識別子等、グループベースコミュニケーションメッセージに対応する組織識別子及び/又はグループベースコミュニケーションメッセージのグループベースコミュニケーションチャネルデータに基づいて、データ保持ポリシーを特定するように構成される。 幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、
図7に示すようなグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた1つ又は複数のデータ記録の値に基づいて、グループベースコミュニケーションメッセージの保存を管理するデータ保持ポリシーを特定するように構成される。これに代えて又はこれに加えて、幾つかの実施形態では、グルーブベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージのストレージを管理するデータ保持ポリシーを、1つ又は複数の関連付けられたエンティティに基づいて、例えば、関連付けられた組織、ワークスペース、及び/又は同様のものに基づいて特定するように構成される。例えば、少なくとも1つの例示的なコンテキストでは、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージの作成者識別子に基づいて組織識別子を特定し、組織識別子によって表される組織にデフォルトとして割り当てられたデータ保持ポリシーを判定するように構成される。少なくとも1つの他の例示的なコンテキストでは、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージの作成者識別子に基づいて組織を特定し、チャネル識別子及び/又はチャネル識別子並びにワークスペース識別子によって表される、グループベースコミュニケーションチャネルのグループベースコミュニケーションチャネルタイプを特定し、特に特定されたグループベースコミュニケーションチャネルデータタイプに対するデフォルトとして、組織識別子によって表される組織に割り当てられたデータ保持ポリシーを特定するように構成される。幾つかの例示的なコンテキストでは、グループベースコミュニケーションシステムは、1つ又は複数の上位のエンティティ及び/又は下位のエンティティに割り当てられた1つ又は複数のデータ保持ポリシーが、デフォルトをオーバーライドしてグループベースコミュニケーションメッセージのストレージを管理するかどうかを判定するように、さらに構成されることを理解されたい。幾つかの例示的なコンテキストでは、グループベースコミュニケーションシステムは、1つ又は複数の上位のエンティティ及び/又は下位のエンティティに割り当てられた1つ又は複数のデータ保持ポリシーが、デフォルトをオーバーライドしてグループベースコミュニケーションメッセージのストレージを管理するかどうかを判定するように、さらに構成されることを理解されたい。幾つかの実施形態では、特定のエンティティの管理者は、特定のエンティティに関連付けられたサブエンティティに、そのような下位エンティティのデフォルトのデータ保持ポリシーとして動作する、より上位のレベルのエンティティのデータ保持ポリシーをオーバーライドするデータ保持ポリシーを割り当てることができるかどうかを示す、1つ又は複数の設定を変更する許可を与えられる。
【0172】
少なくとも1つの例示的な実施形態では、例えば、データ保持ポリシーが保持期間を含む及び/又は表す場合、グループベースコミュニケーションシステムは、データオブジェクトが各保持期間を満たしているかどうかに基づいて、各データオブジェクトのデータ管理アクションを実行するように構成される。少なくとも1つの例示的なコンテキストでは、(例えば、グループベースコミュニケーションメッセージが保存されている期間が保持期間内に収まる等)保持期間を超えない等によって、グループベースコミュニケーションメッセージは、グループベースコミュニケーションメッセージが受信されたタイムスタンプと、現在のタイムスタンプとの間の差がデータ保持期間を満たしているかどうかに基づいて、データ保持ポリシーを満たす。この点に関して、タイムスタンプ間の差は、データが格納されている時間の長さを表す。したがって、少なくとも、説明している例示的なコンテキストでは、グループベースコミュニケーションシステムが、タイムスタンプ間の差が保持期間を満たしていると判定する状況では、グループベースコミュニケーションメッセージは保持期間よりも長く格納されている。
【0173】
幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持ポリシーを満たしているかどうかに基づいて、グループベースコミュニケーションメッセージのデータ管理アクションを実行するように構成される。例えば、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持ポリシーを満たさない状況ではグループベースコミュニケーションメッセージを削除するデータ管理アクションを実行し、それ以外の場合はグループベースコミュニケーションメッセージを保持するデータ管理アクションを実行するように構成される。これに代えて又はこれに加えて、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、例えばグループベースコミュニケーションがデータ保持ポリシーを満たさない状況において、そのようなデータの物理的な削除をせずにメッセージを削除するために、グループベースコミュニケーションメッセージにアクセスできないようにするデータ管理アクションを実行し、それ以外の場合はグループベースコミュニケーションメッセージを保持するデータ管理アクションを実行するように構成される。これに代えて又はこれに加えて、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持ポリシーを満たさない状況において、グループベースコミュニケーションメッセージの少なくとも一部を削除及び/又はアクセスできないようにするデータ保持ポリシーを実行し、それ以外の場合は、グループベースコミュニケーションメッセージを、すべてのデータ部分を変更せずに保持するデータ管理アクションを実行するように構成される。他の実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持ポリシーを満たす状況において、グループベースコミュニケーションメッセージの一部又は全部を削除及び/又はアクセスできないようにするように構成されていることを理解されたい。さらにこれに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、データ保持ポリシーは、例えば、データ保持ポリシーで具現化された1つ又は複数の設定に対するユーザー構成値に基づいて、適切なメッセージ管理アクションを定義する。
【0174】
図7に示されるように、データテーブル710は、データテーブル708のデータ、すなわち、グループベースコミュニケーションシステムがデータ保持プロセスを実行した後の、格納されたグループベースコミュニケーションメッセージを示す。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、所定のタイムスタンプ及び/又はタイムスタンプ間隔でデータ保持ポリシーを開始するように構成される。例えば、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、毎日現地時間の午前3時を表すタイムスタンプでデータ保持プロセスを開始するように構成される。これに代えて又はこれに加えて、例えば幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、所定のタイムスタンプ間隔で(例えば、毎時、毎日、毎週、又は別の所定のタイムスタンプ間隔に従って)データ保持プロセスを開始するように構成される。例示及び説明のみを目的として、描写されているデータ保持プロセスは、「2019年6月1日」のタイムスタンプから7暦日を表す「2019年6月8日」のタイムスタンプに関連付けられている。
【0175】
データテーブル708及び710に示されるグループベースコミュニケーションメッセージを参照すると、グループベースコミュニケーションメッセージは、各グループベースコミュニケーションメッセージを管理するデータ保持ポリシーに基づいてそれぞれ管理される。例えば、上記のように、グループベースコミュニケーションシステムは、例えば、作成者識別子、チャネル識別子、ワークスペース識別子、及び/又はそれらの組み合わせに基づき、グループベースコミュニケーションメッセージ708A~708Fのそれぞれに関連付けられたデータ保持ポリシーを特定してよい。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、各グループベースコミュニケーションメッセージの作成者識別子に関連付けられた組織識別子に少なくとも基づいて、データ保持ポリシーを特定するように構成される。少なくとも1つの例示的なコンテキストでは、例えば図示のように、グループベースコミュニケーションシステムは、ポリシー1を、組織1に関連付けられているすべての作成者識別子のすべてのグループベースコミュニケーションメッセージを管理するものとして特定し、ポリシー2を、組織2に関連付けられているすべての作成者識別子のグループベースコミュニケーションメッセージを管理するものとして特定し、ポリシー3を、組織3に関連付けられているすべての作成者識別子のグループベースコミュニケーショメッセージを管理するものとして特定するように構成される。これに関連して、図示のように、グループベースコミュニケーションメッセージ708A、708C、及び708Fはそれぞれポリシー1によって管理され、グループベースコミュニケーションメッセージ708Bはポリシー2によって管理され、グループベースコミュニケーションメッセージ708D及び708Eはそれぞれポリシー3によって管理される。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、ユーザーテーブル702、データ保持ポリシーテーブル704、及び/又はチャネルテーブル706、又はそれらの組み合わせのうちの1つ又は複数に基づいて、そのような関連付けを特定するように構成される。
【0176】
したがって、データテーブル710は、データ保持プロセスが実行された後のグループベースコミュニケーションメッセージ708A~708Fを表す。図示のように、グループベースコミュニケーションシステムは、管理データ保持ポリシーを満たさないグループベースコミュニケーションメッセージのコンテンツの少なくとも一部を削除するように構成されている。データの削除された部分は、少なくともグループベースコミュニケーションメッセージのメッセージコンテンツデータを表してよい。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、少なくとも1つの作成者識別子及び/又は受信者識別子等、グループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたユーザー識別データを削除するように構成される。少なくとも幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、メッセージのメタデータ及び/又はグループベースコミュニケーションメッセージを特定のワークスペース及び/又は表示用チャネルにリンクするために必要な情報(例えば、グループベースコミュニケーションチャネル識別子及びグループベースのワークスペース識別子)を除くすべての情報を削除するために構成される。他の例示的なコンテキストでは、グループベースコミュニケーションシステムは、対応するデータ保持ポリシーを満たさないと判定されたグループベースコミュニケーションメッセージを完全に削除する、及び/又は、アクセスできないようにするように構成される。
【0177】
適切なデータ管理アクションを実行するために、グループベースコミュニケーションシステムは、各グループベースコミュニケーションメッセージの現在のタイムスタンプと受信したタイムスタンプの差を保持期間と比較するように構成されてよい。この点に関して、例えば図示されるように、グループベースコミュニケーションメッセージ708Aは、「2019年6月1日」の受信タイムスタンプに関連付けられているのに対し、現在のタイムスタンプは「2019年6月8日」であるため、7暦日を表す差が生じる。前述のように、ポリシー1は7暦日の保持期間を表すか、又はこれを含む。したがって、差が保持期間を満たさない(例えば、より大きい及び/又は等しい)場合、少なくとも1つの例示的な状況では、グループベースコミュニケーションシステムが、グループベースコミュニケーションメッセージ708Aは、管理するポリシー1を満たさないと判定し、グループベースコミュニケーションメッセージ708Aからデータの少なくとも一部を削除するデータ管理アクションを実行するように構成される。
【0178】
同様に、グループベースコミュニケーションメッセージ708Bは、「2019年6月1日」という受信タイムスタンプに関連付けられているため、7暦日を表す差が生じる。上述のように、グループベースコミュニケーションメッセージ708Bは、組織2に関連付けられた第2の作成者識別子に関連付けられ、ポリシー2によって管理される。ポリシー2は、7暦日の保持期間を表すか、又はこれを含む。したがって、図示し説明した例示的な状況では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージ708Bが、管理するポリシー2を満たさないと判定し、データの少なくとも一部をグループベースコミュニケーションメッセージ708Bから削除するデータ管理アクションを実行するように構成される。
【0179】
グループベースコミュニケーションメッセージ708Cは、同様に、組織1にリンクされた作成者識別子「USER1」に関連付けられ、したがってポリシー1に基づいて管理される。しかし、グループベースコミュニケーションメッセージ708Cは、「2019年6月3日」という受信タイムスタンプに関連付けられているため、5暦日を表す差が生じる。したがって、図示及び説明される例示的な状況では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージ708Cが管理データ保持ポリシー、すなわちポリシー1を満たすと判断するように構成される。したがって、グループベースコミュニケーションシステムは、変更なくグループベースコミュニケーションメッセージ708Cを保持するデータ管理アクションを実行するように構成される。この点に関して、関連するデータ保持ポリシーが同じままである場合、グループベースコミュニケーションシステムは、(例えば、「2019年6月10日」という現在のタイムスタンプで実行される等)後のデータ保持プロセス中にグループベースコミュニケーションメッセージ708Cを削除するデータ管理アクションを実行してよい。
【0180】
グループベースコミュニケーションメッセージ708Dは、「2019年6月2日」の受信タイムスタンプに関連付けられているため、2暦日を表す差が生じる。しかしながら、上記のように、グループベースコミュニケーションメッセージ708Dは、組織3に関連付けられた第3の作成者識別子に関連付けられ、ポリシー3によって管理される。ポリシー3は、2暦日の保持期間を表しているか、又はそれを含んでいる。したがって、図示し説明した例示的な状況では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージ708Dが、管理するポリシー3を満たさないと判定し、データの少なくとも一部をグループベースコミュニケーションメッセージ708Dから削除するデータ管理アクションを実行するように構成される。
【0181】
グループベースコミュニケーションメッセージ708E及び708Fはそれぞれ、「2019年6月7日」の受信タイムスタンプに関連付けられているため、2暦日を表す差が生じる。さらに、グループベースコミュニケーションメッセージ708E及び708Fのそれぞれは、異なる作成者識別子に関連付けられ、したがって、対応するデータ保持ポリシーによって管理される。具体的には、説明したように、グループベースコミュニケーションメッセージ708Eは、組織3にリンクされ、ポリシー3によって管理される「USER3」によって表される認証ユーザーアカウントに関連付けられ、一方でグループベースコミュニケーションメッセージ708Fは、「USER1」は組織1にリンクされ、ポリシー1によって管理される。ただし、特定された違いは、いずれかのデータ保持ポリシーで表される両方の保持期間を満たしている。したがって、グループベースコミュニケーションシステムは、すべてのデータ部分が変更されないでグループベースコミュニケーションメッセージを保持するデータ管理アクションを実行するように構成される。
【0182】
管理データ保持ポリシーの作成者ベースの特定により、グループベースコミュニケーションシステムが、共通のグループベースコミュニケーションチャネル内の各組織の個別の要望に基づいて、グループベースコミュニケーションメッセージを管理できるようにする。これに関連して、各グループベースコミュニケーションメッセージは、同じ共通のグループベースコミュニケーションチャネルに投稿される、及び/又は関連付けられるが、グループベースコミュニケーションシステムは、共通のグループベースコミュニケーションチャネル内で通信する認証ユーザーアカウントを持つ各組織の個別の要望に基づいて、そのようなデータを管理するように構成される。このようなデータ管理では、最初のプロビジョニング後のユーザーインタラクションが最小限で済む。これに加えて又はこれに代えて、本明細書で説明する方法で、データ保持プロセスは、各組織及び/又はそれに関連する個々のエンティティ全体でデータストレージのカスタマイズ可能性を維持しながら、すべてのグループベースコミュニケーションメッセージに対して標準化された方法で、及び/又は標準化された時間(例えば、グループベースコミュニケーションシステムによって提供される機能とのユーザーインタラクションへの影響を最小限に抑えるために、グループベースコミュニケーションシステムとの最小限のインタラクションの、所定の又は判定された期間中、例えば、早朝時間又は他の「オフピーク」時間等)に、実行されてよい。
【0183】
図8は、本開示の少なくとも1つの例示的な実施形態による、1つ又は複数のデータ保持ポリシーに基づく、グループベースコミュニケーションシステム内のデータストレージ及び管理の視覚イメージを示す。具体的には、この視覚イメージは、合意されたデータ保持ポリシーに基づく、共通のグループベースコミュニケーションチャネル内のグループベースコミュニケーションメッセージのストレージのデータ管理を示す。これに関連して、図示のように、図示された視覚イメージは、組織識別子「ORG3」に関連付けられた「組織3」、及び組織識別子「ORG4」に関連付けられた「組織4」に関連付けられた複数のデータを含む。他の実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、任意の数の組織を管理するように構成されてよいことを理解されたい。
【0184】
表802、804、及び806は、図示されるように、
図7に関して上記で説明されたものと同様に機能し得る。具体的には、
図8は、上述のさまざまな組織に関連付けられたさまざまな例の認証ユーザーアカウントを示すユーザーテーブル802を含む。これに関連して、「ユーザー4」は、「USER4」の第4の認証アカウント識別子に関連付けられた第4の認証ユーザーアカウントを指し、「ユーザー5」は、「USER5」の第5の認証アカウント識別子に関連付けられた第5の認証ユーザーアカウントを指し、「ユーザー6」は、「USER6」の第6の認証アカウント識別子に関連付けられた第6の認証ユーザーアカウントを指す。図示のように、各ユーザーは対応する組織に関連付けられる。例えば、ユーザー5は組織3に関連付けられ、ユーザー6は組織3に関連付けられ、ユーザー7は組織4に関連付けられる。これに関連して、各ユーザーによって送信されたグループベースコミュニケーションメッセージは、ユーザーに関連付けられた組織について特定されたデータ保持ポリシーに基づいて、グループベースコミュニケーションシステムによって管理されてよい。そのようなデータ管理の例は、データテーブル808及び810に関して以下に説明される。上述のように、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、作成者識別子を用いて関連する組織を特定し、及び/又はその後、特定のグループベースコミュニケーションメッセージを管理するデータ保持ポリシーを特定するように構成される。
【0185】
図8は、
図7のデータ保持ポリシーテーブル704に関して上述されたのと同様に、それぞれがデータ保持ポリシーを表すデータレコードを描写する、データ保持ポリシーテーブル804をさらに含む。図示のように、データ保持ポリシー表804は、3つのデータ保持ポリシーを描写する。特に、データ保持ポリシーテーブルは、「ORG3_DEFAULT」のポリシー識別子を有する第1のデータ保持ポリシー(「ポリシー3」)を含む。ポリシー3は、組織3に関連付けられ、例えば組織3に関連付けられた管理者ユーザーアカウントがデータ保持ポリシーを作成した。ポリシー3は、ポリシー3によって管理されるデータがグループベースコミュニケーションシステム内に2日間格納された後、削除及び/又はアクセス不能になるように、2日間の保持期間をさらに含む。コンテキストの例では、ポリシー3は、特定のグループベースコミュニケーションチャネルタイプのデフォルトのデータ保持ポリシー、及び/又は組織3に関連付けられた1つ又は複数のグループベースコミュニケーションチャネルに割り当てることができる、組織3に割り当てられたデフォルトのデータ保持ポリシーを表す。
【0186】
データ保持ポリシーテーブル804は、「ORG4_DEFAULT」のポリシー識別子を有する別のデータ保持ポリシー(「ポリシー4」)をさらに含む。ポリシー4は、組織4に関連付けられ、例えば組織4に関連付けられた管理者ユーザーアカウントがポリシー4を作成した。ポリシー4は、7日を表す保存期間をさらに含む。この点に関して、ポリシーによって管理されるデータは、グループベースコミュニケーションシステム内に7日間保存された後、削除及び/又はその他の方法でアクセスができなくなる。データ保持ポリシーテーブル804は、「AGREED_POLICY1」のポリシー識別子を有する第5のデータ保持ポリシー(「合意されたポリシー」)をさらに含む。合意されたポリシーは、組織3にも関連付けられ、例えば組織3に関連付けられた管理者ユーザーアカウントが合意されたポリシーを作成した。合意されたポリシーは、5日間を表す保持期間を含む。例示的なコンテキストでは、合意されたポリシーは、少なくとも1つの共通のグループベースコミュニケーションチャネルに割り当てられた、及び/又は共通のグループベースのコミュニケーションチャネルに対応する、組織及び/又はワークスペースなどの関連エンティティに割り当てられた、合意されたデータ保持ポリシーを表す。合意されたポリシーは、共通のグループベースコミュニケーションチャネルにアクセスできる1つ又は複数の関連付けられた認証ユーザーアカウント及び/又は組織のデータに関連付けられてよい。例として、及び/又は例示の目的で、共通のグループベースコミュニケーションチャネルは、チャネルテーブル806に関して説明された共通のグループベースコミュニケーションチャネルに割り当てられる。
【0187】
図8は、グループベースコミュニケーションチャネルをそれぞれ表すデータレコードを描写するチャネルテーブル806と、グループベースコミュニケーション内に投稿されたデータ及び/又はグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたデータの管理を管理するデータ保持ポリシーを特定する追加の列とをさらに含む。 これに関連して、図示のように、各グループベースコミュニケーションチャネルは、
図7のチャネルテーブル706に関して上述したのと同様に、チャネルテーブルの各レコードの「組織識ID」、「チャネルID」、「グループID」、「チャネルタイプ」、及び「共有されている」の列によって表されてよい。同様に、幾つかの実施形態では、各チャネルのデータ保持ポリシーがチャネルテーブル806内に格納されてよいことが理解されるべきである。このような状況の一例では、データ保持ポリシー識別子は、データ保持ポリシーが割り当てられた各グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けて格納されてよい。これに代えて又はこれに加えて、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、各グループベースコミュニケーションチャネルのデータ保持ポリシーを動的に特定するように構成される。
【0188】
記述されたデータレコードに基づいて、グループベースコミュニケーションシステムによって実行される第2のデータ保持プロセスの例示的な視覚イメージが、データテーブル808及び810に関して示される。例示的なコンテキストでは、データテーブル808は、グループベースコミュニケーションシステムによって1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストア内に格納されたグループベースコミュニケーションメッセージを表し、各グループベースコミュニケーションメッセージは、データテーブル808に別個のレコードとして格納される。具体的には、考察及び例示のために、データテーブル808に表されるグループベースコミュニケーションメッセージのそれぞれは、チャネルID「CH_2」及びワークスペースID「WKSP_4」によって表される共有グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられる。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、例えば、特定のグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションチャネル識別子及び/又はワークスペース識別子に基づいて、管理のためにグループベースコミュニケーションメッセージセットを特定するように構成される。他の実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは複数のグループベースコミュニケーションチャネル及び/又は、(複数のグループベースワークスペースに関連付けられたグループベースコミュニケーションチャネルに投稿されたグループベースコミュニケーションメッセージ等の)他のエンティティに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージのデータ保持プロセスを格納、特定、及び実行するように構成されていることを理解されたい。
【0189】
データテーブル808は、上述のように、各々が対応する組織に関連付けられた複数の認証ユーザーアカウントによって共通のグループベースコミュニケーションチャネルに投稿されたグループベースコミュニケーションチャネルを含む。この点に関して、各グループベースコミュニケーションメッセージは、入力、投稿、送信した、及び/又はグループベースコミュニケーションメッセージの作成を引き起こした認証ユーザーアカウントを一意に表す作成者識別子に関連付けられる。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、例えば、上述のようにユーザーテーブル802をクエリすることによって、各作成者識別子に基づいて組織を特定するように構成される。図示のように、各グループベースコミュニケーションメッセージは、グループベースコミュニケーションメッセージが作成されたとき、及び/又はグループベースコミュニケーションシステムに送信された時間のデータ表現を具体化する受信タイムスタンプをさらに含む。さらに、図示するように、各グループベースコミュニケーションメッセージは、グループベースのコミュニケーションメッセージ内で送信するためのユーザー及び/又はシステム入力コンテンツを表すメッセージコンテンツデータを含む。
【0190】
少なくとも1つの例示的実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージのそれぞれがグループベースコミュニケーションメッセージを管理するデータ保持ポリシーを満たすかどうかに基づいて、データ保持プロセスを実行するように構成される。幾つかの実施形態では、グループベースのコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージを管理するデータ保持ポリシーを特定するように構成される。少なくとも1つの例の実施形態では、グループベースコミュニケーションは、グループベースコミュニケーションメッセージの対応する組織識別子、及び/又はチャネル識別子及び/又はワークスペース識別子などの、グループベースコミュニケーションメッセージのグループベースコミュニケーションチャネルデータに基づいて、データ保持ポリシーを特定するように構成される。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、
図8に示すように、グループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた1つ以上のデータレコードの値に基づいて、グループベースコミュニケーションメッセージのストレージを管理するデータ保持ポリティを特定するように構成される。これに代えて又はこれに加えて、幾つかの実施形態では、 グループベースコミュニケーションシステムは、例えば関連付けられている組織、ワークスペース等、1つ又は複数の関連付けられているエンティティに基づいて、グループベースコミュニケーションメッセージのストレージを管理するデータ保持ポリシーを特定するように構成される。例えば、少なくとも1つの例示的なコンテキストでは、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージの作成者識別子に基づいて組織識別子を特定し、その組織識別子によって表される組織にデフォルトとして割り当てられるデータ保持ポリシーを判定するよう構成される。少なくとも1つの他の例示的なコンテキストでは、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージの作成者識別子に基づいて組織を特定し、チャネル識別子及び/又はチャネル識別子及びワークスペース識別子によって表されるグループベースコミュニケーションチャネルのグループベースコミュニケーションチャネルタイプを特定し、組織識別子によって表される組織に、特に特定されたグループベースコミュニケーションチャネルデータタイプのデフォルトとして割り当てられたデータ保持ポリシーを特定するように構成される。幾つかの例示的なコンテキストでは、グループベースコミュニケーションシステムは、1つ又は複数の上位のエンティティ及び/又は下位のエンティティに割り当てられた1つ又は複数のデータ保持ポリシーがデフォルトをオーバーライドし、グループベースコミュニケーションメッセージのストレージを管理するかどうかを判定するように、さらに構成されることを理解されたい。幾つかの実施形態では、特定のエンティティの管理者は、その特定のエンティティに関連付けられたサブエンティティに、下位のエンティティのデフォルトのデータ保持ポリシーとして動作する上位のエンティティのデータ保持ポリシーをオーバーライドするデータ保持ポリシーを割り当てることができるかどうかを示す、 1 つまたは複数の設定を変更する許可を与えられる。
【0191】
少なくとも1つの例示的な実施形態では、例えば、データ保持ポリシーが保持期間を含む及び/又は表す場合、グループベースコミュニケーションシステムは、データオブジェクトが各保持期間を満たしているかどうかに基づいて、各データオブジェクトのデータ管理アクションを実行するように構成される。少なくとも1つの例示的なコンテキストでは、グループベースコミュニケーションメッセージは、グループベースコミュニケーションメッセージが受信されたタイムスタンプと現在のタイムスタンプとの間の差が、(例えば保持期間を超えずに)保持期間内に収まるか等、データ保持期間を満たしているかどうかに基づいて、データ保持ポリシーを満たす。この点に関して、タイムスタンプ間の差は、データが格納されている時間の長さを表す。そのため、少なくとも説明されている例示的なコンテキストにおいては、グループベースコミュニケーションシステムが、タイムスタンプ間の差が保持期間を満たしていると判断する状況では、グループベースコミュニケーションメッセージは保持期間よりも長く格納されている。
【0192】
幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持ポリシーを満たしているかどうかに基づいて、グループベースコミュニケーションメッセージのデータ管理アクションを実行するように構成される。例えば、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持ポリシーを満たしていない状況でグループベースコミュニケーションメッセージを削除するデータ管理アクションと、そうでなければグループベースコミュニケーションメッセージを保持するデータ管理アクションを実行するように構成される。これに代えて又はこれに加えて、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションがデータ保持ポリシーを満たしていない状況で、グループベースコミュニケーションメッセージの少なくとも一部を削除及び/又はアクセス不能にするデータ保持ポリシーを実行し、そうでなければグループベースコミュニケーションメッセージを保持するデータ管理アクションを実行するように構成される。これに代えて又はこれに加えて、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持ポリシーを満たしておらず、すべてのデータ部分に変更がされていないグループベースコミュニケーションメッセージを保持するデータ管理アクションを満たしていないという状況で、グループベースコミュニケーションメッセージの少なくとも一部を削除及び/又はアクセス不能にするデータ保持ポリシーを実行するように構成される。他の実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持ポリシーを満たしていると判定された状況において、グループベースコミュニケーションメッセージの一部又は全部を削除及び/又はアクセス不能にするように構成されていることを理解されたい。 これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、データ保持ポリシーは、例えば、データ保持ポリシーで具現化された1つ又は複数の設定に対するユーザー構成値に基づいて、適切なメッセージ管理アクションを定義する。
【0193】
図8に示されるように、データテーブル810は、データテーブル808のデータ、すなわち、グループベースコミュニケーションシステムがデータ保持プロセスを実行した後の、格納されたグループベースコミュニケーションメッセージを示す。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、所定のタイムスタンプ及び/又はタイムスタンプ間隔でデータ保持ポリシーを開始するように構成される。例えば、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、毎日現地時間の午前3時を表すタイムスタンプでデータ保持プロセスを開始するように構成される。代替として又は追加的として、例えば幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、所定のタイムスタンプ間隔で(例えば、毎時、毎日、毎週、又は別の所定のタイムスタンプ間隔に従って)データ保持プロセスを開始するように構成される。例示及び説明のみを目的として、描写されたデータ保持プロセスは、「2019年6月12日」のタイムスタンプから5暦日後を表す「2019年6月17日」のタイムスタンプに関連付けられる。
【0194】
データテーブル808及び810に示されるグループベースコミュニケーションメッセージを参照すると、グループベースコミュニケーションメッセージは、各グループベースコミュニケーションメッセージを管理するデータ保持ポリシーに基づいてそれぞれ管理される。例えば、上述のように、グループベースコミュニケーションシステムは、例えば、作成者識別子、チャネル識別子、ワークスペース識別子、及び/又はそれらの組み合わせに基づいて、グループベースコミュニケーションメッセージ808A~808Fのそれぞれに関連付けられたデータ保持ポリシーを特定してよい。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、各グループベースコミュニケーションメッセージの作成者識別子に関連付けられた組織識別子に少なくとも基づいて、データ保持ポリシーを特定するように構成される。
【0195】
図示されている特定のコンテキストでは、共通のグループベースコミュニケーションチャネル内のすべてのデータは、例えば、所有者組織による合意されたポリシーの割り当て、及び他の組織による合意されたポリシーへのその後の同意、及び/又はそれに関連付けられた認証ユーザーアカウントに基づいて、合意されたポリシーによって管理される。したがって、合意されたポリシーは、作成者識別子によって特定される認証ユーザーアカウントに関連付けられた組織及び/又はその他のエンティティに関連づけられているデフォルト及び/又は割り当てられているデータ保持ポリシーに関わらず、グループベースコミュニケーションメッセージ808A~Fのそれぞれのストレージを管理する。
【0196】
したがって、データテーブル810は、データ保持プロセスが実行された後のグループベースコミュニケーションメッセージ808A~808Fを表す。図示のように、グループベースコミュニケーションシステムは、管理データ保持ポリシーを満たさないグループベースコミュニケーションメッセージのコンテンツの少なくとも一部を削除するように構成されている。データの削除された部分は、少なくともグループベースコミュニケーションメッセージのメッセージコンテンツデータを表し得る。これに加えて又はこれに代えて、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、少なくとも1つの作成者識別子及び/又は受信者識別子等、グループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたユーザー識別データを削除するように構成される。少なくとも幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、メッセージメタデータ及び/又はグループベースコミュニケーションメッセージを、特定のワークスペース及び/又は表示用チャネルにリンクするために、(例えば、グループベースコミュニケーションチャネル識別子とグループベースのワークスペース識別子等の)必要な情報を除く、すべての情報を削除するように構成される。他の例示的な状況では、グループベースコミュニケーションシステムは、対応するデータ保持ポリシーを満たしていないと判定されたグループベースコミュニケーションメッセージを完全に削除及び/又はアクセス不能にするように構成される。
【0197】
適切なデータ管理アクションを実行するために、グループベースコミュニケーションシステムは、各グループベースコミュニケーションメッセージの現在のタイムスタンプと受信したタイムスタンプの間の差を、管理するデータ保持ポリシーに含まれる、又はそれによって表される保持期間と比較するように構成されてよい。この点に関して、例えば図示されているように、グループベースコミュニケーションメッセージ808Aは、「2019年6月12日」に受信されたタイムスタンプに関連付けられているが、現在のタイムスタンプは「2019年6月17日」であるため、5暦日という違いが生じる。上記のように、合意されたポリシーには5暦日の保持期間を表すか、又はこれを含む。したがって、差が保持期間より大きい及び/又は等しい場合の満たされていない状況例では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージ808Aが、データ管理アクションを管理している合意ポリシーを満たさないと判定するように構成され、グループベースコミュニケーションメッセージ808Aから、データの少なくとも一部を削除するデータ管理アクションを実行する。図示されているように、このデータ管理アクションは、対応する組織のデフォルトのデータ保持ポリシーで表されているタイムスタンプ間隔で定義されているよりも、長いタイムスタンプ間隔に対して実行される。したがって、合意されたポリシーは、共通のグループベースコミュニケーションチャネル内のグループベースコミュニケーションメッセージが、合意されたポリシーを作成した組織によって、必要に応じて管理されることを可能にする。
【0198】
同様に、グループベースコミュニケーションメッセージ808Bは、「2019年6月12日」の受信タイムスタンプに関連付けられているため、5暦日を表す差が生じる。グループベースコミュニケーションメッセージ808Bは、組織4に関連付けられた第2の作成者識別子に関連付けられる。しかしながら、上述のように、合意されたポリシーは、作成者識別子に関連付けられた組織に関係なく、共通のグループベースコミュニケーションチャネル内に投稿されたグループベースコミュニケーションメッセージのストレージを管理する。したがって、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージ808Bについて、5暦日を表すタイムスタンプの差をもたらす。図示及び説明される状況の例示を続けると、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージ808Bが、管理する合意されたポリシーを満たしていないと判定し、グループベースコミュニケーションメッセージ808Bからデータの少なくとも一部を削除するデータ管理アクションを実行すると判定するように構成される。
【0199】
残りのグループベースコミュニケーションメッセージ808C~808Fはそれぞれ、さまざまな作成者識別子に関連付けられて、したがって関連付けられた組織に関連付けられる。しかしながら、組織3と組織4のデフォルトのデータ保持ポリシーにもかかわらず、割り当てられた合意されたポリシーは、そのようなデフォルトのデータ保持ポリシーをオーバーライドする。これに関連して、図示された例示的なコンテキストでは、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージ808Cのタイムスタンプの差を、3暦日を表すように特定してよい。タイムスタンプの差に基づいて、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージ808Cが管理する合意されたポリシーを満たしていると判定し、グループベースコミュニケーションメッセージ808Cのストレージを変更されていないものとして保持するデータ管理アクションを実行してよい。合意されたポリシーが共通のグループベースコミュニケーションチャネルを管理しなかった別の状況では、例えば、合意されたポリシーが共通のグループベースコミュニケーションチャネルに割り当てられておらず、ポリシー3がグループベースコミュニケーションメッセージ808Cのストレージを管理している場合、グループベースコミュニケーションメッセージは、ポリシー3のデータ保持期間を満たさないであろう。そのような状況では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージ808Cのすべて又は少なくとも一部を削除するデータ管理アクションを実行するであろう。この点に関して、合意されたポリシーは、組織3に関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージがグループベースコミュニケーションシステムによって保持される期間をオーバーライドし、延長する。さらにこれに加えて又はこれに代えて、一部の実施形態では、合意されたデータ保持ポリシーは、例えば、合意されたデータ保持ポリシーで具現化された1つ又は複数の設定のユーザー構成値に基づいて、適切なメッセージ管理アクションを定義する。
【0200】
管理データ保持ポリシーの合意されたポリシーベースの特定により、グループベースコミュニケーションシステムが単一のデータ保持ポリシーに基づいて、共通のグループベースコミュニケーションチャネルでのグループベースコミュニケーションメッセージを管理することが可能となる。この点に関して、共通のグループベースコミュニケーションチャネルの所有者組織は、共通のグループベースコミュニケーションチャネルの所望のデータ保持ポリシーを利用するようにグループベースコミュニケーションシステムを構成してよい。このような構成は、所有者組織のデータプライバシー及び/又はデータセキュリティの目標を、複数の組織によるアクセスのコンテキストでも満たすことを可能にする。この点に関して、合意されたポリシーは、共通のグループベースコミュニケーションチャネルにアクセスできる各組織の最も厳しい要件を反映するように設計されてよい。同様に、合意されたデータ保持ポリシーがデフォルトのデータ保持ポリシーをオーバーライドする状況では、管理するデータ保持ポリシーの作成者ベースの特定、処理リソース、及びその同類のものは、グループベースコミュニケーションシステムが特定しなければならないデータ保持ポリシーの数を最小限にすることによって保存されてよい。例えば、幾つかの例示的な実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムが、合意されたデータ保持ポリシーによって共通のグループベースコミュニケーションチャネルが割り当てられている又は管理されていることを特定する状況において、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられている各作成者識別子及び/又は特定された組織に対する合意されたデータ保持ポリシーをその後特定することなく、共通のグループベースコミュニケーションチャネルに関連付けられた各グループベースコミュニケーションメッセージに対して合意されたデータ保持ポリシーを利用してよい。
共通グループベースコミュニケーションのプロセス例
グループベースコミュニケーションシステムによるチャンネルデータ管理
【0201】
これまで本開示の実施形態に関連する例示的なシステム、装置、及び視覚化について説明してきたが、上述の装置及び又はシステムによって実行されるさまざまな操作を含む例示的なフローチャートについて説明する。フローチャートのそれぞれは、例えば、本明細書に記載された構成要素のうちの1つ又は複数を使用して、上述の装置、システム、及び又はデバイスのうちの1つ又は複数によって実行され得る例示的なコンピュータ実装プロセスを示すことを理解されたい。各プロセスのブロックは、本明細書に示され、説明されているように、多数の方法のいずれかで配置することができる。幾つかのそのような実施形態では、第1のプロセスの1つ又は複数のブロックが、第2のプロセスの1つ又は複数のブロックの間に発生するか、又はサブプロセスとして操作することができる。追加的又は代替的に、プロセスは、幾つかの実施形態では、1つ又は複数の任意のブロックを含め、説明及び又は描写されたステップの一部又はすべてを含んでもよい。以下に説明するフローチャートに関して、図示されたブロックのうちの1つ又は複数は、本開示の幾つか又はすべての実施形態において任意であり得る。任意のブロックは、切れ線 (又は「破線」) で表される。
図9から21はそれぞれ、本開示の少なくとも1つの例示的な実施形態による、グループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理のための例示的な操作を描写するフローチャートを示している。
【0202】
図9Aは、本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、グループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理、特に1つ又は複数のデータ保持方針に基づくデータ管理のための1つの例示的なプロセスを示す。この点に関して、例示的なプロセスは、例示的なデータ保持プロセスの一部又はすべての操作を示している。図示された例示的なプロセスは、例えば、特別に構成された装置200として具現化される、特別に構成されたグループベースコミュニケーションシステムによって実行され得る。これに関して、幾つかのそのような実施形態では、装置200は、例えば、メモリ204及び又は別の描写された構成要素に記憶された、及び又は別の方法で装置200にアクセス可能なコンピュータプログラム指示によって特別に構成される。幾つかの実施形態では、特別に構成された装置200は、図示されたプロセスに関して説明された操作のうちの1つ又は複数を容易にするために、1つ又は複数の他の装置、システム、デバイス及び又は同様のもの、例えば1 つ以上のクライアントデバイス及び又は外部リソースを含むか、又はそれらと通信する。
【0203】
図示されたプロセスは、ブロック902で開始される。ブロック902で、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、複数の組織識別子にアクセス可能な共通のグループベースコミュニケーションチャンネルを特定するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、装置200は、管理のために共通のグループベースコミュニケーションチャンネルを特定するために、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアに問い合わせるように構成される。この点に関して、幾つかの実施形態では、装置200は、管理のため、グループベースコミュニケーションシステムによって格納された各共通のグループベースコミュニケーションチャンネル、及び又は1 つ又は複数の組織の共通のグループベースコミュニケーションチャンネルを特定するように構成されている。上記で説明した通り、幾つかの実施形態では、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルは、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子及び又はグループベースワークスペース識別子に基づいて特定される。
【0204】
ブロック904において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージセットを取得するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージセットを取得するため、装置200は、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアに問い合わせて、グループベースコミュニケーションメッセージセットを取得するように構成される。例えば、装置200は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたチャンネル識別子及び又はワークスペース識別子を含むグループベースコミュニケーションメッセージについて、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアに問い合わせることができる。これに関して、少なくとも1つの例示的な文脈では、グループベースコミュニケーションメッセージセットは共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに共通のグループベースコミュニケーションチャンネルにアクセスできる任意の数の組織に関連付けられた、任意の数の認証済みユーザーアカウントによって投稿された一部又はすべてのグループベースコミュニケーションメッセージを含む。
【0205】
その後、プロセスは、任意の数のグループベースコミュニケーションメッセージに対してブロック906から912 に進む。幾つかの実施形態では、装置200は、特定されたグループベースコミュニケーションメッセージセット内のグループベースコミュニケーションメッセージごとにブロック906から912のそれぞれを実行するように構成される。これに関し、ブロック906から912は、管理データ保持方針に基づいて特定のグループベースコミュニケーションメッセージを管理するためのサブプロセスを具現化する。
【0206】
これに関して、ブロック906から912は、特定されたグループベースコミュニケーションメッセージセットのグループベースコミュニケーションメッセージに対して実行され得る。ブロック906で、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、グループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたデータ保持方針を特定するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、装置200は、グループベースコミュニケーションメッセージの作成者識別子に基づいてデータ保持方針を特定する。この点に関し、装置200は、上述のように、著者ベースの方針特定プロセスを利用して、グループベースコミュニケーションメッセージの記憶を管理するデータ保持方針を特定するように構成され得る。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では、装置200は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに基づいてデータ保持方針を特定する。この点に関し、装置200は、上述のように、合意された方針ベース特定プロセスを利用して、グループベースコミュニケーションメッセージの記憶を管理するデータ保持方針を特定するように構成され得る。グループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたデータ保持方針を特定するサブプロセスの例を、
図10、11A、及び11Bに関して以下に説明する。
【0207】
ブロック908において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすかどうかを決定するように構成された手段を含む。少なくとも1つの例示的な実施形態では、データ保持方針は、特定の保持間隔を含み、及び又は別の方法で表す。幾つかのそのような実施形態では、グループベースコミュニケーションシステムは、グループベースコミュニケーションメッセージの取得されたタイムスタンプを特定することにより、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすかどうかを決定するように構成され、現在のタイムスタンプ(又はデータ管理プロセスに使用される他の所定のタイムスタンプ)に基づいてタイムスタンプの差を決定し、ここで、タイムスタンプの差は、グループベースコミュニケーションシステムが保存されている時間の長さを示し、このタイムスタンプの差をタイムスタンプ間隔と比較し、タイムスタンプの差が保持間隔を満たすかどうかを判断する。幾つかの例示的な実施形態では、タイムスタンプ差が保持間隔内に収まる、又は保持間隔を超えない場合、タイムスタンプ差は保持間隔を満たす。他の実施形態では、代替の数学的比較を利用できることを理解されたい(例えば、タイムスタンプの差が保持間隔を超える場合、タイムスタンプの差は保持間隔を満たす場合がある)。他の実施形態では、装置200は、例えば、データ保持方針で定義された 1 つ以上のイベントが発生したか、又は誘発されたかなど、1つ又は複数の他の決定に基づいて、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすかどうかを決定する。例えば、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションメッセージは、メッセージが削除されるべきであることを示すイベントが誘発されるまでデータ保持方針を満たす(したがって、管理データ保持方針をもはや満たしていない)。
【0208】
ブロック910において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすかどうかの判定に基づいて、グループベースコミュニケーションメッセージのメッセージ管理アクションを実行するように構成された手段を含む。例えば、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たさないと判断された場合に、装置200は、削除アクションを実行、及び又は別の方法でアクセス不能にし、グループベースコミュニケーションメッセージの全部又は一部を削除する。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすと判断された場合に、装置200は、管理アクションを実行して、グループベースコミュニケーションメッセージ及びメッセージ中のすべてのデータの記憶を変更なしに保持し続ける。追加又は代替として、幾つかの実施形態では、データ保持方針は、例えば、データ保持方針で具現化された1つ又は複数の設定に対するユーザー構成値に基づいて、適切なメッセージ管理アクションを定義する。
【0209】
任意の決定ブロック912において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、特定されたグループベースコミュニケーションメッセージセットに次のグループベースコミュニケーションメッセージがあるかどうかを決定するように構成された手段を含む。この点に関して、幾つかの実施形態では、装置200は、管理中にグループベースコミュニケーションメッセージセットのすべて又は特定されたグループベースコミュニケーションメッセージセットのサブセットを反復するように構成される。幾つかの実施形態では、装置200は、特定されたグループベースコミュニケーションメッセージセット内の次のグループベースコミュニケーションメッセージが残っている場合に特定し、特定された場合、次のグループベースコミュニケーションメッセージのためにブロック906に戻るように構成される。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では、装置200が、グループベースコミュニケーションメッセージセットのすべて又はターゲットサブセットが繰り返されたと判断する状況において、フローは終了し、及び又は別のプロセス及び又は本明細書に示され説明されているプロセスの1つに関して説明されている操作に続く。例えば、幾つかの実施形態では、装置200は、グループベースコミュニケーションメッセージセット内の少なくとも1つのグループベースコミュニケーションメッセージに対してブロック906から910を繰り返すように構成される。幾つかの実施形態では、操作は、第1のグループベースコミュニケーションメッセージのみ、又は少なくとも第1のグループベースコミュニケーションメッセージに実行され得る。さらに他の実施形態では、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージセットがグループベースコミュニケーションメッセージを含まない場合など、グループベースコミュニケーションメッセージに対して操作が実行されない場合がある。
【0210】
任意のブロック914において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、クライアントデバイスを介して、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションインターフェイスをレンダリングさせるように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションインターフェイスは、グループベースコミュニケーションメッセージセットの少なくとも一部を含む。この点に関して、グループベースコミュニケーションインターフェイスは、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションメッセージを含むことができ、各グループベースコミュニケーションメッセージは、管理データ保持方針に関連付けられる。幾つかの実施形態では、例えば、保持されたグループベースコミュニケーションメッセージのみがグループベースコミュニケーションインターフェイスにレンダリングされる。他の実施形態では、グループベースコミュニケーションインターフェイスは、グループベースコミュニケーションメッセージのデータ保持方針に基づいてデータ管理アクションが実行されたかどうかに基づいて、各グループベースコミュニケーションメッセージを異なる形でレンダリングする。例えば、幾つかの実施形態では、装置200は、削除されたグループベースコミュニケーションメッセージを、保持されたグループベースコミュニケーションメッセージと視覚的に区別されるようにレンダリングするように構成される。少なくとも1つの例示的な文脈では、例えば、削除されたグループベースコミュニケーションメッセージは、メッセージが削除されたことを示す所定の画像としてレンダリングされる、及び又はメッセージが削除されたことを示す文章でレンダリングされる場合がある(例えば、「このメッセージは削除されました」)。幾つかの実施形態では、追加的又は代替的に、削除されたグループベースコミュニケーションメッセージをレンダリングすることは、少なくともグループベースコミュニケーションメッセージ及び又は関連エンティティを管理するデータ保持方針を管理するデータ保持方針に関連付けられた情報をレンダリングすることを含む(例えば、「このメッセージは、このチャンネルに関する ACME Corp. のデータ保持方針に従って削除されました」又は「このメッセージは、ACME Corp. のデータ保持方針に従って削除されました。」)。この点に関し、追加的又は代替的に、削除の日時など、グループベースコミュニケーションメッセージの削除に関連する無数の情報のいずれかをレンダリングできることを理解されたい。
【0211】
図9Bは、本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、グループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理、特に特定の組織識別子に関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージを管理するための例示的なプロセスの別の説明を示す。この点に関して、例示的なプロセスは、例示的なデータ保持プロセスの一部又はすべての操作を示している。図示された例示的なプロセスは、例えば、特別に構成された装置200として具現化される、特別に構成されたグループベースコミュニケーションシステムによって実行され得る。これに関して、幾つかのそのような実施形態では、装置200は、例えばメモリ204及び又は別の描写された構成要素に記憶されたコンピュータプログラム命令によって特別に構成され、及び又は別の方法で装置200にアクセス可能である。幾つかの実施形態では、特別に構成された装置200は、例示されたプロセスに関して説明された操作の1つ又は複数を容易にするため、1つ又は複数の他の装置、システム、デバイスなど、例えば1つ又は複数のクライアントデバイス及び又は外部リソースを含むか、それらと通信する。
図9Bの操作は、以下で説明するフローチャートに関して説明する1つ又は複数のプロセスで説明したように同様に実行できることを理解されたい。
【0212】
ブロック952において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、複数の組織識別子にアクセス可能な共通のグループベースコミュニケーションチャンネルを特定するように構成された手段を含む。例えば、説明したように、装置200は、1つ以上のグループベースコミュニケーションデータストアをクエリして、管理のための共通のグループベースコミュニケーションチャンネルを特定することができる。幾つかの実施形態では、装置200は、管理される特定の組織のための共通のグループベースコミュニケーションチャンネルを特定するように構成される。幾つかの実施形態では、装置200は、ワークスペースなど、管理される特定のエンティティのための共通のグループベースコミュニケーションチャンネルを特定するように構成される。
【0213】
ブロック954において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルのデータ保持方針を特定するように構成された手段を含み、データ保持方針は、複数の組織識別子のうちの第1の組織識別子に関連付けられる。幾つかの実施形態では、例えば、装置200は、グループベースコミュニケーションチャンネル識別子及び共通のグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を利用してデータストアに問い合わせるように構成される。例えば、装置200は、第1の組織識別子について、共通のグループベースコミュニケーションチャンネル及び又はより高いレベルのエンティティに割り当てられたデータ保持方針を特定するために、データベースに問い合わせることができる。幾つかの実施形態では、より高いレベルのデータ保持方針が、第1の組織識別子に関連付けられた共通のグループベースコミュニケーションチャンネルにおけるメッセージのデータ保持を管理するデフォルトのデータ保持方針として機能することを理解されたい。
【0214】
ブロック956において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなど、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルのためのグループベースコミュニケーションメッセージセットを特定するように構成された手段を含み、グループベースコミュニケーションメッセージセット内の各グループベースコミュニケーションメッセージは、第1の組織識別子に関連付けられている。幾つかの実施形態では、装置200は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネル内で送信されるグループベースコミュニケーションメッセージについて1つ又は複数のデータベースに問い合わせるように構成される。この点に関して、装置200は、第1の組織識別子の組織のメンバーである認証されたユーザーアカウントを表す作成者識別子に関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージをクエリすることができる。少なくとも1つの例示的な文脈では、装置200は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルにアクセスすることを許可され、第1の組織識別子によって特定される組織のメンバーでもある、認証されたユーザーアカウント識別子のセットを特定することができる(例えば、認証されたユーザーの所在識別子は、組織識別子に関連付けられる)。装置200は、認証されたユーザーアカウント識別子の特定されたセット内の認証されたユーザーアカウント識別子と一致する著者識別子に関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージをクエリすることができる。
【0215】
ブロック958において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、少なくともデータ保持方針に基づいて、グループベースコミュニケーションメッセージセット内の各グループベースコミュニケーションメッセージに対してメッセージ管理アクションを実行するように構成された手段を含む。少なくとも1つの例示的な実施形態では、装置200は、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすかどうかを決定するように構成される。例えば、装置200が、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たしていると判断する例示的な状況では、装置200は、管理アクションを実行して、グループベースコミュニケーションメッセージ及び又はその中のすべてのデータの記憶を変更なしに保持し続ける。装置200が、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たさないと判断する別の状況では、装置200は、グループベースコミュニケーションメッセージの全部又は一部を削除する、及び又は別の方法でアクセス不能にする管理アクションを実行する。追加又は代替として、幾つかの実施形態では、データ保持方針は、たとえば、データ保持方針に組み込まれた 1 つ以上の設定のユーザー構成値に基づいて適切なメッセージ管理アクションを定義する。そのような決定は、例えば、グループベースコミュニケーションメッセージセット内のすべてのグループベースコミュニケーションメッセージを管理するために、任意の数のグループベースコミュニケーションメッセージに対して繰り返され得る。
【0216】
幾つかの実施形態において、装置200は、管理する第1の組織識別子を特定するように構成され得る。この点に関して、装置200は、第1の組織識別子を特定し、その後、管理のための関連する共通のグループベースコミュニケーションチャンネルを表す組織識別子に関連付けられた共通のグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を特定するように構成され得る。その後、グループベースコミュニケーションメッセージのセットを特定し、本明細書で説明するように管理することができる。したがって、説明したプロセスは、追加の操作、代替操作、及び又はそのような操作の代替順序を含むことができることを理解されたい。
【0217】
図9Bに関して上述したプロセス、又はそのサブプロセスは、任意の数のグループベースコミュニケーションチャンネル及び又は組織に対して繰り返され得ることを理解されたい。例えば、少なくとも1つの実施形態では、装置200は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルへのアクセスを有する1つ又は複数の他の組織に対して、ブロック954から958に関して説明したプロセスを実行することができる。この点に関して、装置200は、任意の数の組織のための特定の共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連するデータを管理することができる。追加的又は代替的に、装置200は、少なくとも1つの他の共通のグループベースコミュニケーションチャンネル及について説明したプロセスを実行することができる。この点に関して、装置200は、任意の数の共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連するデータを管理することができる。
【0218】
図10は、本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、特にグループベースコミュニケーションメッセージのデータ保持方針を特定するための、グループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理のさらに別のものを示す。この点に関して、例示的なプロセスは、著者ベース方針特定プロセスを具現化することができる。図示された例示的なプロセスは、例えば、特別に構成された装置200として具現化される、特別に構成されたグループベースコミュニケーションシステムによって実行され得る。これに関し、幾つかのそのような実施形態では、装置200は、例えばメモリ204及び又は別の描写された構成要素に記憶されたコンピュータプログラム命令によって特別に構成され、及び又は別の方法で装置200にアクセス可能である。幾つかの実施形態では、特別に構成された装置200は、例示されたプロセスに関して説明された操作の1つ又は複数を容易にするため、装置200は、例えば、1つ又は複数のクライアントデバイス及び又は外部リソースなど、1つ又は複数の他の装置、システム、デバイス、及び又は同様のものを含むか、それらと通信する。
【0219】
図示のプロセスはブロック1002で開始する。幾つかの実施形態では、プロセスは、本明細書に記載される他のプロセスの1つに関して図示及び又は記載されるブロックの1つ又は複数の後に開始する。例えば、説明した幾つかの実施形態では、プロセスは、ブロック904の実行後に開始する。この点に関して、
図10に関して示されたプロセスは、本明細書に記載された他のプロセスのうちの1つに関して図示及び又は説明された1つ又は複数のブロックを置換又は補足することができる。例えば、説明される幾つかの実施形態では、
図10に関して示されるプロセスは、ブロック906に関して示され、説明される操作に取って代わる。
【0220】
ブロック1002において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、グループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた認証済みユーザーアカウント識別子を特定するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、装置200は、グループベースコミュニケーションメッセージの作成者識別子プロパティに基づいて、認証されたユーザーアカウント識別子を特定するように構成される。これに関して、認証されたユーザーアカウント識別子は、グループベースコミュニケーションメッセージを投稿及び又は作成した認証されたユーザーアカウントを表す。
【0221】
ブロック1004において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、装置200は、認証されたユーザーアカウント識別子に関連付けられた組織識別子を決定するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、装置200は、認証されたユーザーアカウント識別子に基づいてグループベースコミュニケーションデータストアに問い合わせて、認証されたユーザーアカウント識別子に対応するデータレコードを検索するように構成される。幾つかのそのような実施形態では、装置200は、検索されたデータレコードから組織識別子を解析するように構成される。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では、組織識別子は、グループベースコミュニケーションメッセージから特定される。
【0222】
ブロック1006において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、少なくとも組織識別子に基づいてグループベースコミュニケーションデータストアに問い合わせて、グループベースコミュニケーションデータストアからデータ保持方針を検索するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、例えば、装置200は、組織のための共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに割り当てられたデータ保持方針を特定するように構成される。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では、装置200は、組織又はそのサブエンティティのデフォルト保持方針を特定するように構成される。例えば、幾つかの実施形態では、装置200は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられ、組織識別子に関連付けられたワークスペースをクエリするように、及び又は特定されたワークスペースに関連付けられたデータ保持方針をクエリするように構成される。
【0223】
幾つかの実施形態において、ブロック1006が完了すると、プロセスは終了する。他の実施形態では、フローは、本明細書に図示及び又は記載される他のプロセスの1つに関して図示される1つ又は複数の他の操作に戻る。例えば、幾つかの実施形態では、フローは、ブロック1006が完了すると、
図9Aに関して示されるようにブロック908に戻る。
【0224】
図11Aは、本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、グループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理、具体的にはグループベースコミュニケーションメッセージのデータ保持方針を特定するためのさらに別のプロセスを示す。この点に関して、例示的なプロセスは、別の作成者ベースの方針特定プロセスを具現化することができる。図示された例示的なプロセスは、例えば、特別に構成された装置200として具現化される、特別に構成されたグループベースコミュニケーションシステムによって実行され得る。これに関して、幾つかのそのような実施形態では、装置200は、例えばメモリ204及び又は別の描写された構成要素に記憶されたコンピュータプログラム命令によって特別に構成され、及び又別の方法で装置200にアクセス可能である。幾つかの実施形態では、特別に構成された装置200は、例示されたプロセスに関して説明された操作の1つ又は複数を容易にするため、例えば、1 つ又は複数のクライアントデバイス及び又は外部リソースなど、1つ又は複数の他の装置、システム、デバイス、及び又は同様のものを含むか、別の方法でそれらと通信する。
【0225】
図示されたプロセスは、ブロック1102で開始される。幾つかの実施形態では、プロセスは、本明細書に記載される他のプロセスの1つに関して図示及び又は記載されるブロックの1つ又は複数の後に開始する。例えば、説明した幾つかの実施形態では、プロセスは、ブロック904の実行後に開始する。この点に関し、
図11に関して示されるプロセスは、本明細書で説明される他のプロセスの1つに関して示され、及び又は説明される1つ又は複数のブロックを置換又は補足することができる。例えば、説明される幾つかの実施形態では、
図11に関して示されるプロセスは、ブロック906に関して示され、説明される操作に取って代わる。
【0226】
ブロック1102において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、共通グループベースコミュニケーションチャンネルのグループベースコミュニケーションチャンネルタイプを決定するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、装置200は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルからグループベースコミュニケーションチャンネルタイプを解析するように構成される。他の実施形態では、装置200は、例えば、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子に基づくなど、グループベースコミュニケーションチャンネルタイプについてグループベースコミュニケーションデータストアに問い合わせるように構成される。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションチャンネルタイプは、パブリックグループベースコミュニケーションチャンネル、プライベートグループベースコミュニケーションチャンネルなどのうちの1つを表す。
【0227】
ブロック1104において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、グループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた対応する組織識別子を特定するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、装置200は、認証されたユーザーアカウント識別子に基づいてグループベースコミュニケーションデータストアに問い合わせて、認証されたユーザーアカウント識別子に対応するデータレコードを検索するように構成される。幾つかのそのような実施形態では、装置200は、検索されたデータレコードから組織識別子を解析するように構成される。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では、組織識別子は、グループベースコミュニケーションメッセージから特定される。
【0228】
ブロック1106において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、グループベースコミュニケーションチャンネルタイプ及び対応する組織識別子に基づいて、グループベースコミュニケーションデータストアからデータ保持方針を取り出すように構成された手段を含む。例えば、この点に関して、装置200は、グループベースコミュニケーションチャンネルタイプのデフォルトデータ保持方針として、対応する組織識別子に割り当てられたデータ保持方針を特定することができる。幾つかのそのような実施形態では、組織は、各グループベースコミュニケーションチャンネルタイプのグループベースコミュニケーションチャンネルが、対応する割り当てられたデータ保持方針に基づいて管理されるよう、1つ又は複数の特定のグループベースコミュニケーションチャンネルタイプに割り当てられたデフォルトのデータ保持方針に関連付けられてもよい。
【0229】
幾つかの実施形態では、ブロック1106が完了すると、プロセスは終了する。他の実施形態では、フローは、本明細書に図示及び又は記載される他のプロセスの1つに関して図示される1つ又は複数の他の操作に戻る。例えば、幾つかの実施形態では、フローは、ブロック1106が完了すると、
図9Aに関して示されるようにブロック908に戻る。
【0230】
図11Bは、本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、グループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理、具体的にはグループベースコミュニケーションメッセージのデータ保持方針を特定するためのさらに別のプロセスを示す。この点に関して、例示的なプロセスは、別の作成者のベース方針特定プロセスを具現化することができる。図示された例示的なプロセスは、例えば、特別に構成された装置200として具現化される、特別に構成されたグループベースコミュニケーションシステムによって実行され得る。これに関して、幾つかのそのような実施形態では、装置200は、例えばメモリ204及び又は別の描写された構成要素に記憶されたコンピュータプログラム命令によって特別に構成され、及び又は別の方法で装置200にアクセス可能である。幾つかの実施形態では、特別に構成された装置200は、例示されたプロセスに関して説明された操作の1つ又は複数を容易にするため、例えば、1 つ又は複数のクライアントデバイス及び又は外部リソースなど、1つ又は複数の他の装置、システム、デバイス及び又は同様のものを含むか、又はそれらと通信している。
【0231】
図示されたプロセスは、ブロック1152で開始される。幾つかの実施形態では、プロセスは、本明細書に記載される他のプロセスの1つに関して図示及び又は記載されるブロックの1つ又は複数の後に開始する。例えば、説明した幾つかの実施形態では、プロセスは、ブロック904の実行後に開始する。この点に関して、
図11に関して示されるプロセスは、本明細書で説明される他のプロセスの1つに関して示され、及び又は説明される1つ又は複数のブロックを置換又は補足することができる。例えば、説明される幾つかの実施形態では、
図11に関して示されるプロセスは、ブロック906に関して示され、説明される操作に取って代わる。
【0232】
ブロック1152において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに基づいて、グループベースコミュニケーションデータストアからデータ保持方針を取り出すように構成された手段を含む。例えば、幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションデータストアは、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子に基づいてクエリされる。例えば、幾つかの実施形態では、装置200は、対応するグループベースコミュニケーションチャンネルへのデータ保持方針の割り当てを表す少なくとも1つのデータレコードを、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアに作成及び格納するように構成される。この点に関し、ブロック1152の幾つかのそのような実施形態において、装置200は、グループベースコミュニケーションデータストアに問い合わせることによって、そのようなデータレコードを検索するように構成されている。幾つかの実施形態において、データ保持方針は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルについて合意されたデータ保持方針を具現化する。幾つかの実施形態では、装置200は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルへのアクセスを有する複数の組織のうちの少なくとも1つによって承認されたストレージ方針を示す対応するデータについて、1つ又は複数のチェックを取得及び又は実行するように同様に構成される。
【0233】
幾つかの実施形態では、ブロック1152が完了すると、プロセスは終了する。他の実施形態では、フローは、本明細書に図示及び又は記載される他のプロセスの1つに関して図示される1つ又は複数の他の操作に戻る。例えば、幾つかの実施形態では、フローは、ブロック1152が完了すると、
図9Aに関して示されるようにブロック908に戻る。
【0234】
図12は、本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態によるグループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすかどうかの決定に基づいて、グループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理のプロセスを示しグループベースコミュニケーションメッセージのメッセージ管理アクションを具体的に実行する。図示された例示的なプロセスは、例えば、特別に構成された装置200として具現化される、特別に構成されたグループベースコミュニケーションシステムによって実行され得る。これに関して、幾つかのそのような実施形態では、装置200は、例えば、メモリ204及び又は別の描写された構成要素に記憶された、及び又は別の方法で装置200にアクセス可能なコンピュータプログラム命令によって特別に構成される。幾つかの実施形態では、例示されたプロセスに関して説明された操作の1つ又は複数を容易にするため、例えば、1 つ又は複数のクライアント デバイス及び又は外部リソースなど、特別に構成された装置200は、1つ又は複数の他の装置、システム、デバイス及び又は同様のものを含むか、又はそれらと通信している。
【0235】
図示されたプロセスは、決定ブロック1202で開始される。幾つかの実施形態では、プロセスは、本明細書に記載される他のプロセスの1つに関して図示及び又は記載されるブロックの1つ又は複数の後に開始する。例えば、説明した幾つかの実施形態では、プロセスは、ブロック908の実行後に開始する。この点に関して、
図12に関して示されたプロセスは、本明細書に記載された他のプロセスのうちの1つに関して図示及び又は説明された1つ又は複数のブロックを置換又は補足することができる。例えば、説明される幾つかの実施形態では、
図12に関して示されるプロセスは、ブロック910に関して示され、説明される操作に取って代わる。
【0236】
決定ブロック1202において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、グループベースコミュニケーションメッセージが対応するデータ保持方針を満たすかどうかを特定するように構成された手段を含む。これに関して、装置200は、例えばブロック908において、以前の判定に基づいて、グループベースコミュニケーションメッセージが対応するデータ保持方針を満たすかどうかを特定する。幾つかの実施形態では、判定は、グループベースコミュニケーションメッセージとデータ保持方針との間の比較を表す。
【0237】
グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たす状況では、フローはブロック 1204 に進む。ブロック1204において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、グループベースコミュニケーションメッセージが対応するデータ保持方針を満たすことを判断することに基づいて、グループベースコミュニケーションメッセージを保持するように構成された手段を含む。この点に関して、幾つかの実施形態では、装置200は、グループベースコミュニケーションメッセージ又はその一部を削除することなく、グループベースコミュニケーションメッセージを記憶し続ける。したがって、装置200は、グループベースコミュニケーションメッセージを変更されていない状態で格納し続け、グループベースコミュニケーションメッセージの格納を管理することに関して、さらなるアクションを実行しない。
【0238】
決定ブロック1202に戻ると、グループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たさない状況では、フローはブロック1206に続く。ブロック1206において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、グループベースコミュニケーションメッセージが対応するデータ保持方針を満たさないという決定に基づいて、グループベースコミュニケーションメッセージを削除するように構成された手段を含む。装置200は、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアからグループベースコミュニケーションメッセージを削除することができる。幾つかの実施形態では、グループベースコミュニケーションメッセージを削除するために、装置200は、グループベースコミュニケーションメッセージを具体化するすべてのデータを削除するように構成される。他の実施形態では、装置200は、グループベースコミュニケーションメッセージを具体化するデータの少なくとも一部を削除するように構成される。例えば、幾つかの実施形態では、装置200は、グループベースコミュニケーションメッセージから1つ又は複数の所定のプロパティ値、例えばグループベースコミュニケーションメッセージの少なくともメッセージコンテンツデータを削除するように構成される。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では、装置200は、著者識別子及び又は同様のものの1つ又は複数のユーザー特定データ部分を削除するように構成される。さらに他の実施形態では、グループベースコミュニケーションメッセージを削除するために、装置200は、グループベースコミュニケーションメッセージを具体化するデータの一部又は全部にアクセスできないように構成される。この点に関して、幾つかのそのような実施形態では、装置200は、物理的な削除及び又は1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアからのデータの除去なしに、グループベースコミュニケーションメッセージを削除することができる。
【0239】
幾つかの実施形態においてでは、ブロック1204又は1206が完了すると、プロセスは終了する。他の実施形態では、フローは、本明細書に図示及び又は記載される他のプロセスの1つに関して図示される1つ又は複数の他の操作に戻る。例えば、幾つかの実施形態では、フローは、ブロック1204又は1206が完了すると、
図9Aに関して示されるようにブロック912に戻る。
【0240】
図13は、本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、特にグループベースコミュニケーションシステム内の組織にデータ保持方針を割り当てるためのグループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理の別のプロセス例を示す図である。図示された例示的なプロセスは、例えば、特別に構成された装置200として具現化される、特別に構成されたグループベースコミュニケーションシステムによって実行され得る。これに関して、幾つかのそのような実施形態では、装置200は、そこに格納されたコンピュータプログラム命令によって特別に構成され、例えば、メモリ204及び又は別の描写されたコンポーネント内、及び又は装置200にアクセス可能である。幾つかの実施形態では、特別に構成された装置200は、例示されたプロセスに関して説明された操作の1つ又は複数を容易にするため、例えば、1 つ又は複数のクライアントデバイス及び又は外部リソースなど、1つ又は複数の他の装置、システム、デバイス及び又は同様のものを含むか、又はそれらと通信している。
【0241】
図示されたプロセスは、ブロック1302で開始される。ブロック1302で、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、組織識別子に関連付けられた組織保持方針割り当て要求を受信するように構成された手段を含む。この点に関して、組織保持方針の割り当て要求は、例えば、管理者として許可されている場合など、要求で特定された特定のデータ保持方針 (例えば、「割り当てられたデータ保持方針」) を組織に割り当てるユーザー要求を表す場合がある。割り当てられたデータ保持方針は、例えば、グループベースワークスペース及び又はそれに関連付けられたグループベースコミュニケーションチャンネルなど、組織及び又はそのサブエンティティに関連付けられた保存データのデフォルトのデータ保持方針として機能する場合がある。幾つかの実施形態では、組織の保持方針割り当て要求は、少なくとも割り当てられたデータ保持方針が組織識別子に割り当てられるための方針識別子を含む。幾つかの実施形態では、組織の保持方針の割り当て要求に組織識別子は含まれていないが、組織の保持方針の割り当て要求を開始した認証済みユーザーアカウントの認証済みユーザーアカウント識別子に関連付けられている。幾つかのそのような実施形態では、装置200は、組織保持方針割り当て要求に関連付けられた認証済みユーザーアカウント識別子に基づいて組織識別子を特定するように構成される。
【0242】
幾つかの実施形態では、組織保持方針の割り当て要求は、例えば、認証セッション中に、特定の認証されたユーザーアカウントに関連付けられたクライアントデバイスから受信される。幾つかの実施形態では、装置200は、クライアントデバイスを介してレンダリングされた少なくとも1つのインターフェイスとのユーザー対話に応答して、組織保持方針割り当て要求を受信するように構成される。これに関して、装置200は、認証されたユーザーアカウントが新しく作成されたデータ保持方針及び又は既存のデータ保持方針の1つ又は複数のエンティティへの割り当てを開始できるように、認証されたユーザーアカウントに関連付けられた1つ以上の組織など、1つ又は複数のインターフェイスのレンダリングを構成及び又は別の方法でレンダリングすることできる。幾つかの実施形態では、装置200は、認証されたユーザーアカウントが管理者ユーザーアカウントとして許可されているエンティティへの割り当てのみを可能にするようにそのようなインターフェイスを構成する。
【0243】
ブロック1304で、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、組織識別子に関連付けられた割り当てられたデータ保持方針を格納するように構成された手段を含む。この点に関して、割り当てられたデータ保持方針は、少なくとも組織の保持方針の割り当て要求に基づいて特定される。例えば、幾つかの実施形態において、装置200は、割り当てられるべきデータ保持方針を特定するために、組織保持方針割り当て要求から方針識別子を解析するように構成され、組織の保持方針の割り当て要求から組織識別子を解析して、データ保持方針が割り当てられる組織を特定する。
【0244】
幾つかの実施形態において、装置200は、例えば、組織識別子と方針識別子とを関連付けることによって、割り当てられたデータ保持方針の組織への割り当てを表す1つ又は複数のデータレコードを管理するように構成される。装置200は、装置200によって管理される1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストア内にそのようなデータレコードを格納することによって、1つ又は複数のデータレコードを管理し得る。幾つかの実施形態において、装置200は、組織識別子と割り当てられたデータ保持方針とを関連付ける新しいデータ記録を作成するように構成される。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では、装置200は、既存のデータレコードを更新して組織識別子を関連付け、データ保持方針を割り当てるように構成される。例えば、少なくとも幾つかの実施形態において、装置200は、割り当てられたデータ保持方針識別子によって特定されるデータ保持方針が組織識別子によって特定される組織に割り当てられることを示す値を上記プロパティに反映させるために、組織を表すデータレコードの1つ又は複数のプロパティを更新するように構成される。
【0245】
幾つかの実施形態では、ブロック1304が完了すると、プロセスは終了する。他の実施形態では、フローは、本明細書に図示及び又は記載される他のプロセスの1つに関して図示される1つ又は複数の他の操作に戻るか、又は継続する。例えば、幾つかの実施形態では、フローは、ブロック1304の完了時に、
図9Aに関して示されるようにプロセスを開始するために戻る。
【0246】
図14は、本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、特に、グループベースコミュニケーションシステム内のグループベースコミュニケーションチャンネルにデータ保持方針を割り当てるために、グループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理の別のプロセス例を示す図である。図示された例示的なプロセスは、例えば、特別に構成された装置200として具現化される、特別に構成されたグループベースコミュニケーションシステムによって実行され得る。これに関して、幾つかのそのような実施形態では、装置200は、例えばメモリ204及び又は別の描写された構成要素に記憶されたコンピュータプログラム命令によって特別に構成され、及び又は別の方法で装置200にアクセス可能である。幾つかの実施形態では、特別に構成された装置200は、例示されたプロセスに関して説明された操作の1つ又は複数を容易にするため、例えば1 つ又は複数のクライアントデバイス及び又は外部リソースなど、1つ又は複数の他の装置、システム、デバイスなどを含むか、又はそれらと通信している。
【0247】
図示されたプロセスは、ブロック1402で開始される。ブロック1402で、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたチャンネルデータ保持方針割り当て要求を受信するように構成された手段を含む。これに関して、チャンネルデータ保持方針の割り当て要求は、例えば、管理者として許可されている共通のグループベースコミュニケーションチャンネルなど、要求で特定される特定のデータ保持方針(例えば、「割り当てられたデータ保持方針」)を共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに割り当てるユーザー要求を表すことができる。割り当てられたデータ保持方針は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられた格納データ、例えばそこで送信されるグループベースコミュニケーションメッセージのデフォルトのデータ保持方針として機能することができる。幾つかの実施形態では、チャンネルデータ保持方針割り当て要求は、少なくとも共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに割り当てられる割り当てられたデータ保持方針の方針識別子を含む。
【0248】
幾つかの実施形態では、チャンネルデータ保持方針割り当て要求は、例えば認証セッション中に、特定の認証されたユーザーアカウントに関連付けられたクライアントデバイスから受信される。幾つかの実施形態では、装置200は、クライアントデバイスを介してレンダリングされた少なくとも1つのインターフェイスとのユーザー対話に応答して、チャンネルデータ保持方針割り当て要求を受信するように構成される。これに関して、装置200は、認証されたユーザーアカウントが管理者として許可されている共通のグループベースコミュニケーションチャンネルなど、認証されたユーザーアカウントが新しく作成されたデータ保持方針及び又は既存のデータ保持方針の1つ又は複数のエンティティへの割り当てを開始できるように、1つ又は複数のインターフェイスのレンダリングを構成及び又は別の方法でレンダリングすることができる。例えば、そのようなインターフェイスは、認証されたユーザーアカウントが管理者として許可されているさまざまなエンティティへのデータ保持方針の割り当てを管理するために、認証されたユーザーアカウントのダッシュボードとして機能する場合、及び又は 1 つ又は複数の新しいデータ保持方針を作成し、及び又は 1 つ又は複数の既存のデータ保持方針を削除する場合がある。
【0249】
ブロック1404において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられた割り当てられたデータ保持方針を格納するように構成された手段を含む。これに関して、割り当てられたデータ保持方針は、少なくともチャンネルデータ保持方針割り当て要求に基づいて特定される。例えば、幾つかの実施形態では、装置200は、チャンネルデータ保持方針割り当て要求から方針識別子を解析して、割り当てられるべきデータ保持方針を特定するように構成され、データ保持方針が割り当てられる共通グループベースコミュニケーションチャンネルを特定するために、チャンネルデータ保持方針割り当て要求から共通グループベースコミュニケーションチャンネルのチャンネル識別子を解析する。
【0250】
幾つかの実施形態では、装置200は、例えば、共通のグループベースコミュニケーションチャンネル識別子と方針識別子のチャンネル識別子を関連付けることによって共通のグループベースコミュニケーションチャンネルへの割り当てられたデータ保持方針の割り当てを表す1つ又は複数のデータレコードを管理するように構成される。装置200は、装置200によって管理される1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストア内にそのようなデータレコードを格納することによって、1つ又は複数のデータレコードを管理することができる。幾つかの実施形態では、装置200は、共通グループベースコミュニケーションチャンネルのチャンネル識別子と割り当てられたデータ保持方針の方針識別子とを関連付ける新しいデータ記録を作成するように構成される。例えば、少なくとも幾つかの実施形態では、装置200は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルを表すデータ記録の1つ又は複数のプロパティを更新し、方針識別子によって特定される割り当てられたデータ保持方針が共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに割り当てられていることを示す値をそのようなプロパティに反映させるように構成される。
【0251】
幾つかの実施形態では、ブロック1404が完了すると、プロセスは終了する。他の実施形態では、フローは、本明細書に図示及び又は記載される他のプロセスの1つに関して図示される1つ又は複数の他の操作に戻るか、又は継続する。例えば、幾つかの実施形態においては、フローは、ブロック1404の完了時に、
図9Aに関して示されるプロセスを開始するために戻る。
【0252】
図15は、本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、特に、グループベースコミュニケーションシステム内のグループベースコミュニケーションチャンネルに合意されたデータ保持方針を割り当てるためにグループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理の別のプロセス例を示す図である。図示された例示的なプロセスは、例えば、特別に構成された装置200として具現化される、特別に構成されたグループベースコミュニケーションシステムによって実行され得る。これに関して、幾つかのそのような実施形態においては、装置200は、例えばメモリ204及び又は別の描写された構成要素に記憶されたコンピュータプログラム命令によって特別に構成され、及び又は別の方法で装置200にアクセス可能である。幾つかの実施形態においては、特別に構成された装置200は、例示されたプロセスに関して説明された操作の1つ又は複数を容易にするため、例えば、1つ又は複数のクライアントデバイス及び/又は外部リソースなど、1つ又は複数の他の装置、システム、デバイス及び又は同様のものを含むか、又はそれらと通信している。
【0253】
図示されたプロセスは、ブロック1502で開始される。ブロック1502において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連する合意されたデータ保持方針割り当て要求を受信するように構成された手段を含む。これに関して、合意されたデータ保持方針の割り当て要求は、例えば、管理者として許可されている共通のグループベースコミュニケーションチャンネルなど、要求で特定された特定のデータ保持方針 (例えば、「割り当てられたデータ保持方針」) を共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに割り当てるユーザー要求を表す場合がある。合意されたデータ保持方針割り当て要求は、割り当てられた保持方針が、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルの合意されたデータ保持方針として管理されることを特別に要求するデータをさらに含む場合がある。これに関して、割り当てられたデータ保持方針は、すべての組織による共通のグループベースコミュニケーションチャンネル及び又は、例えば、その中で送信されるグループベースコミュニケーションメッセージ内の共通のグループベースコミュニケーションチャンネルにアクセスできる他のエンティティに関連付けられたすべての保存データを管理するデータ保持方針として機能する場合がある。幾つかの実施形態では、合意されたデータ保持方針割り当て要求は、少なくとも合意されたデータ保持方針として共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに割り当てられる割り当てられたデータ保持方針の方針識別子を含む。
【0254】
幾つかの実施形態では、合意されたデータ保持方針の割り当て要求は、例えば認証セッション中に、特定の認証されたユーザーアカウントに関連付けられたクライアントデバイスから受信される。幾つかの実施形態では、装置200は、クライアントデバイスを介して提供される少なくとも1つのインターフェイスとのユーザー対話に応答して、合意されたデータ保持方針割り当て要求を受信するように構成される。これに関して、装置200は、認証されたユーザーアカウントが新しく作成されたデータ保持方針及び又は認証されたユーザーアカウントが管理者として許可されている共通のグループベースコミュニケーションチャンネルなど、既存のデータ保持方針の1つ又は複数のエンティティへの割り当てを開始できるように、1つ又は複数のインターフェイスのレンダリングを構成及び又は別の方法でレンダリングをすることができる。幾つかの実施形態では、クライアントデバイスにレンダリングされた1つ又は複数のインターフェイスにより、そのようなデータ保持方針を組織、ワークスペース、及び又は同じインターフェイス内から、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルなどのグループベースコミュニケーションチャンネルに割り当てることができる。そのような1つ又は複数のインターフェイスは、合意されたデータ保存方針として管理されるデータ保存方針に対する要求をユーザーが示すことを可能にするサブインターフェイス要素をその中に含むことができる。
【0255】
ブロック1504において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられた割り当てられたデータ保持方針を格納するように構成された手段を含む。これに関して、割り当てられたデータ保持方針は、少なくとも合意されたデータ保持方針割り当て要求に基づいて特定される。例えば、幾つかの実施形態では、装置200は、チャンネルデータ保持方針割り当て要求から方針識別子を解析して、割り当てられるべきデータ保持方針を特定するように構成され、データ保持方針が割り当てられる共通グループベースコミュニケーションチャンネルを特定するために、チャンネルデータ保持方針割り当て要求から共通グループベースコミュニケーションチャンネルのチャンネル識別子を解析する。
【0256】
幾つかの実施形態では、装置200は、割り当てられたデータ保持方針の共通グループベースコミュニケーションチャンネルへの割り当てを表す1つ又は複数のデータ記録を例えば、共通のグループベースコミュニケーションチャンネル識別子と方針識別子のチャネル識別子を関連付けることによって管理するように構成される。装置200は、装置200によって維持される1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストア内にそのようなデータ記録を格納することによって、1つ又は複数のデータ記録を管理し得る。例えば、少なくとも幾つかの実施形態では、装置200は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルを表すデータ記録の1つ又は複数のプロパティを更新して、方針識別子によって特定される割り当てられたデータ保持方針が共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに割り当てられていることを示す値をそのようなプロパティに反映させるように構成される。幾つかの実施形態では、装置200は、例えば、割り当てられたデータ保持方針に関連付けられたデータフラグと、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルのチャンネル識別子など、データ保持方針が共通のグループベースコミュニケーションチャンネルの合意されたデータ保持方針として割り当てられていることを示す1つ又は複数のデータ値をデータレコードに格納するように構成される。
【0257】
任意のブロック1506において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、割り当てられたデータ保持方針及び共通のグループベースコミュニケーションチャンネルについて、複数の組織識別子のうちの少なくとも1つによって承認された格納方針を示すデータを受信するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、複数の組織識別子は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルへのアクセスを有する1つ又は複数の追加の組織識別子を含む。これに関して、幾つかの実施形態では、装置200は、合意されたデータ保持方針に基づいて、共通のグループベースコミュニケーションチャンネル内のすべてのデータが管理されることを示す通知情報を、1つ又は複数のクライアントデバイスに送信及び又は別の方法でレンダリングさせるように構成される。通知情報は、以前に通知情報を受信していない及び又は承認していない、組織識別子に関連付けられた認証済みユーザー アカウントのクライアントデバイス、及び又は以前に通知情報を受信及び又は承認していない認証済みユーザーアカウントのクライアントデバイスに送信及び又はレンダリングされる。幾つかの実施形態では、通知情報は、承認されたデータ保持方針に基づいて、共通のグループベースコミュニケーションチャンネル内のすべてのデータの管理を承認するために、1 つ又は複数のインターフェイス要素とともにレンダリングされる。幾つかのそのような実施形態では、装置200は、1つ又は複数のインターフェイス要素とのユーザーの対話に応答して、合意されたデータ保持方針に基づいて管理される共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに組織及び又は認証されたユーザーアカウントによるデータの投稿の承認を示す承認応答を受信する場合がある。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では、装置200は、クライアントデバイスへの通知情報の送信の成功及び又はレンダリングの実行に応答して、承認を示すデータを自動的に受信する。幾つかの実施形態では、通知情報は、承認のためにクライアントデバイスに一度だけ送信及び又はレンダリングされることを理解されたい。例えば、装置200は、通知情報を対応するクライアントデバイスに送信する前に、特定の認証されたユーザーアカウント及び又は関連する組織についてそのようなデータがすでに受信されているかどうかを判断することができる。
【0258】
任意のブロック1508において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、複数の組織識別子のうちの少なくとも1つによって承認された格納方針を示すデータを、割り当てられたデータ保持方針及び共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けて格納するように構成された手段を含む。これに関して、装置200は、1つ又は複数のデータレコードを1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアに格納するように構成され得る。データ記録は、複数の組織識別子のうちの少なくとも1つによって承認されたストレージ方針を示すデータを含む場合がある。装置200は、この格納されたデータを、多数の意思決定及びアクセス許可の目的のいずれかのために利用することができる。例えば、幾つかの実施形態では、装置200は、格納方針の承認を示すそのようなデータがまだ受信されていない、認証されたユーザーアカウント及び又は対応する組織識別子に関連付けられた1つ又は複数のクライアントデバイスに通知情報を送信し続けるように構成される。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では、装置200は、格納方針の承認を示すデータがまだ格納されていない認証されたユーザーアカウント、及び又は格納方針の承認を示すデータがまだ保存されていない組織識別子に関連付けられた認証済みユーザーアカウントのアクセスを制限するように構成される。これに関して、幾つかのそのような実施形態では、共通のグループベースコミュニケーションチャンネル内で接する前に、ユーザー又はユーザーに代わって関連する管理者は、サードパーティのデータ保持方針が、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに投稿された、及び又は別の方法で関連付けられたユーザーに関連付けられたデータの管理を管理していることを認めなければならない。
【0259】
幾つかの実施形態では、ブロック1508が完了すると、プロセスは終了する。他の実施形態では、フローは、本明細書に図示及び又は記載される他のプロセスの1つに関して図示される1つ又は複数の他の操作に戻るか、又は継続する。例えば、幾つかの実施形態では、フローは、ブロック1508の完了時に、
図9Aに関して示されるようにプロセスを開始するために戻る。
【0260】
図16は、本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、グループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理、特にグループベースコミュニケーションシステム内で新しいデータ保持方針を生成するための別の例示的なプロセスを示す。図示された例示的なプロセスは、例えば、特別に構成された装置200として具現化される、特別に構成されたグループベースコミュニケーションシステムによって実行され得る。これに関して、幾つかのそのような実施形態では、装置200は、例えばメモリ204及び又は別の描写された構成要素に記憶されたコンピュータプログラム命令によって特別に構成され、及び又は別の方法で装置200にアクセス可能である。幾つかの実施形態では、例示されたプロセスに関して説明された操作の1つ又は複数を容易にするため、例えば、1つ又は複数のクライアントデバイス及び/又は外部リソースなど、特別に構成された装置200は、1つ又は複数の他の装置、システム、デバイス及び又は同様のものを含むか、又はそれらと通信している。
【0261】
図示されたプロセスは、ブロック1602で開始される。ブロック1602で、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、装置200は、組織識別子に関連付けられたデータ保持方針生成要求を受信するように構成された手段を含む。これに関して、データ保持方針生成要求は、組織識別子に関連付けて格納される第2のデータ保持方針を生成するためのユーザー要求を表す。幾つかの実施形態では、装置200は、特定のエンティティ、例えば特定の組織又はそのサブエンティティの管理者ユーザーアカウントによってのみ、そのような要求の送信を可能にするように構成される。データ保持方針生成要求には、新しく作成されたデータ保持方針のプロパティに割り当てるための1つ又は複数のデータ値が含まれる場合がある。幾つかの実施形態では、データ保持方針生成要求は、例えば認証されたセッション中に、特定の認証されたユーザーアカウントに関連付けられたクライアントデバイスから受信される。幾つかのそのような実施形態では、装置200は、そのようなデータ値を入力するため、及び又は入力データ値を含むデータ保持方針生成要求を装置200に送信するためのインターフェイスを送信及び又はレンダリングさせるように構成される。
【0262】
幾つかの実施形態では、データ保持方針生成要求は、組織識別子を含む。他の実施形態では、データ保持方針生成要求は、認証されたユーザーアカウント識別子を含むか、そうでなければ関連付けられる。幾つかのそのような実施形態では、装置200は、認証されたユーザーアカウント識別子に基づいて組織識別子を特定するように構成される。例えば、装置200は、認証されたユーザーアカウントに基づいて1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアに問い合わせて、対応するデータ記録を取得するように構成されている場合があり、データ記録を解析して、認証されたユーザーアカウント識別子に関連付けられた組織 識別子を特定する。幾つかの実施形態では、組織識別子は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルにアクセスするために構成された複数の組織識別子のうちの最初の組織識別子である。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では、データ保持方針生成要求は、作成時に1つ又は複数のエンティティへの割り当てを表すデータを含む。
【0263】
ブロック1604において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、データ保持方針生成要求に基づいて第2の新しいデータ保持方針を生成するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、第2のデータ保持方針は、データ保持方針生成要求から解析及び又は特定されたデータ値を含めて生成される。このような例の文脈の1つでは、データ保持方針生成要求は、少なくとも第2のデータ保持方針によって表される保持間隔を含む。装置200は、第2のデータ保持方針が既存のデータ保持方針から一意的に特定されるように、第2のデータ保持方針に関連付けられた新しい方針識別子を生成することができる。幾つかのそのような実施形態では、装置200は、ランダム及び又は他の固有の新しいデータ方針識別子を生成するように構成される。他の実施形態では、装置は、例えば、第2のデータ保持方針が合意されたデータ保持方針として割り当てられるかどうかを示すデータであるか、第2のデータ保持方針が、特定のグループベースコミュニケーションチャンネルタイプ及び又は同様のもののデフォルトのデータ保持方針として割り当てられるべきかどうかなど、データ保持方針生成要求に含まれる1つ又は複数のデータ値に基づいて新しい方針識別子を生成するように構成される。幾つかの実施形態においては、第2のデータ保持方針を生成する場合、装置200は、第2のデータ保持方針を具現化する新しいデータレコードを1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアに格納するように構成される。
【0264】
ブロック1606において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、組織識別子に関連付けられた第2のデータ保持方針を格納するように構成された手段を含む。例えば、幾つかの実施形態では、装置200は、第2のデータ保持方針の新しい方針識別子を1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストア内の組織識別子に関連付けるデータを含む少なくとも1つのデータ記録を格納及び又は更新するように構成される。例えば、データレ記録は、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアにおいて装置200によって管理される方針テーブルに格納された第2のデータ保持方針を具現化することができる。組織識別子に関連付けられた 2 番目のデータ保持方針を格納することにより、装置200は、後で組織識別子を利用して、編集、及び又は組織及び又は組織に関連付けられた1つ又は複数のエンティティに割り当てるための第2のデータ保持方針を特定することができる。
【0265】
幾つかの実施形態では、ブロック1606が完了すると、プロセスは終了する。他の実施形態では、フローは、本明細書に図示及び又は記載される他のプロセスの1つに関して図示される1つ又は複数の他の操作に戻るか、又は継続する。例えば、幾つかの実施形態では、フローは、ブロック1606の完了時に、
図9Aに関して示されるようにプロセスを開始するために戻る。代替的に、幾つかの実施形態では、フローは、第2のデータ保持方針を割り当てるために、
図13から15のうちの1つに関して上で図示及び説明したプロセスを開始するために戻る。
【0266】
図17は、本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、グループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理、具体的にはデータ保持方針によって管理されるグループベースコミュニケーションメッセージを手動で管理するための別の例示的なプロセスを示す。図示された例示的なプロセスは、例えば、特別に構成された装置200として具現化される、特別に構成されたグループベースコミュニケーションシステムによって実行され得る。これに関して、幾つかのそのような実施形態では、装置200は、例えばメモリ204及び又は別の描写された構成要素に記憶されたコンピュータプログラム命令によって特別に構成され、及び又は別の方法で装置200にアクセス可能である。幾つかの実施形態では、特別に構成された装置200は、例示されたプロセスに関して説明された操作の1つ又は複数を容易にするため、たとえば、1つ又は複数のクライアントデバイス及び又は外部リソースなど、1つ又は複数の他の装置、システム、デバイス及び又は同様のものを含むか、又はそれらと通信している。
【0267】
図示されたプロセスはブロック1702で開始される。ブロック1702では、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたメッセージ削除要求を受信するように構成された手段を含む。これに関して、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージは、特定の共通グループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられ、特定のデータ保持方針によって管理されるグループベースコミュニケーションメッセージのセットのうちの1つであり得る。幾つかのそのような実施形態では、メッセージ削除要求は、例えば認証されたセッション中に、認証されたユーザーアカウントに関連付けられたクライアントデバイスから受信される。認証されたユーザー アカウントは、選択したグループベースコミュニケーションメッセージの削除権限に関連付けられている。例えば、幾つかの実施形態では、認証されたユーザーアカウントは、共通のグループベースコミュニケーションチャンネル及び又は関連するワークスペース及び又は組織などのより高いレベルのエンティティの管理者ユーザーアカウントとして許可される。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では、認証されたユーザーアカウントは、グループベースコミュニケーションメッセージの作成者として特定され、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージの削除権限が付与される。
【0268】
幾つかの実施形態では、装置200は、メッセージ削除要求の送信を可能にする1つ又は複数のインターフェイスのクライアントデバイスへの送信及び又は別の方法でレンダリングを引き起こすように構成される。例えば、幾つかの実施形態では、装置200は、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージ及び又は選択された共通グループベースコミュニケーションチャンネル用のグループベースコミュニケーションメッセージセットの他のグループベースコミュニケーションメッセージを含むグループベースコミュニケーションインターフェイスのレンダリングを引き起こすように構成される。グループベースコミュニケーションインターフェイスは、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたメッセージ削除要求を送信する目的で、その中に1つ又は複数のサブインターフェイス要素を含むことができる。これに関して、グループベースコミュニケーションインターフェイスは、認証されたユーザーアカウントが削除許可に関連付けられているグループベースコミュニケーションメッセージごとに、そのようなサブインターフェイス要素を含むことができる。幾つかのそのような実施形態では、クライアントデバイスは、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージを削除するための1つ又は複数のサブインターフェイス要素とのユーザーの関与に応答して、メッセージ削除要求を生成及び又は装置200に送信する。
【0269】
ブロック1704において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、メッセージ削除要求の受信に応答して、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージを削除するように構成された手段を含む。これに関して、装置200は、メッセージ削除要求に含まれるメッセージ識別子に基づいて、削除のために選択されたグループベースコミュニケーションメッセージを一意的に特定することができる。幾つかの実施形態では、装置200は、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージ識別子に基づいて、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアに格納された1つ又は複数のデータ記録を特定するように構成され、1つ又は複数のデータレコードを削除して、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージを削除する。これに関して、装置200は、そのようなデータの記憶を管理する割り当てられたデータ保持方針に加えて、及び又はそれに関係なく、記憶されたグループベースコミュニケーションメッセージの手動管理を可能にするように構成され得る。
【0270】
幾つかの実施形態では、ブロック1704が完了すると、プロセスは終了する。他の実施形態では、フローは、本明細書に図示及び又は記載される他のプロセスの1つに関して図示される1つ又は複数の他の操作に戻るか、又は継続する。例えば、幾つかの実施形態では、フローは、ブロック1704の完了時に、
図9Aに関して示されるようにプロセスを開始するために戻る。
【0271】
図18は、本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、グループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理、特にデータ保持方針によって管理されるグループベースコミュニケーションメッセージを手動で管理するための別の例示的なプロセスを示す。図示された例示的なプロセスは、例えば、特別に構成された装置200として具現化される、特別に構成されたグループベースコミュニケーションシステムによって実行され得る。これに関して、幾つかのそのような実施形態では、装置200は、例えばメモリ204及び又は別の描写された構成要素に記憶されたコンピュータプログラム命令によって特別に構成され、及び又は別の方法で装置200にアクセス可能である。幾つかの実施形態では、特別に構成された装置200は、例示されたプロセスに関して説明された操作の1つ又は複数を容易にするため、例えば、1 つ又は複数のクライアントデバイス及び又は外部リソースなど、1つ又は複数の他の装置、システム、デバイス及び又は同様のものを含むか、又はそれらと通信している。
【0272】
図示されたプロセスはブロック1802で開始される。ブロック1802において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたメッセージ編集要求を受信するように構成された手段を含む。これに関して、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージは、特定の共通グループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられ、特定のデータ保持方針によって管理されるグループベースコミュニケーションメッセージのセットのうちの1つであり得る。幾つかのそのような実施形態では、メッセージ編集要求は、例えば認証されたセッション中に、認証されたユーザーアカウントに関連付けられたクライアントデバイスから受信される。認証されたユーザーアカウントは、選択したグループベースコミュニケーションメッセージの編集権限に関連付けられている。例えば、幾つかの実施形態では、認証されたユーザーアカウントは、共通のグループベースコミュニケーションチャンネル及び又は関連するワークスペースや組織などの上位エンティティの管理者ユーザーアカウントとして許可される。追加的又は代替的に、幾つかの実施形態では、認証されたユーザーアカウントは、グループベースコミュニケーションメッセージの作成者として特定され、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージの編集権限が付与される。
【0273】
幾つかの実施形態では、装置200は、メッセージ編集要求の送信を可能にする1つ又は複数のインターフェイスのクライアントデバイスへの送信及び又はレンダリングを引き起こすように構成される。例えば、幾つかの実施形態では、装置200は、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージ及び又は選択された共通グループベースコミュニケーションチャンネル用のグループベースコミュニケーションメッセージセットの他のグループベースコミュニケーションメッセージを含むグループベースコミュニケーションインターフェイスのレンダリングを引き起こすように構成される。グループベースコミュニケーションインターフェイスは、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたメッセージ削除要求を送信する目的で、その中に1つ又は複数のサブインターフェイス要素を含むことができる。これに関して、グループベースコミュニケーションインターフェイスは、認証されたユーザーアカウントが編集許可に関連付けられているグループベースコミュニケーションメッセージごとに、そのようなサブインターフェイス要素を含むことができる。幾つかのそのような実施形態では、クライアントデバイスは、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージを編集するための1つ又は複数のサブインターフェイス要素とのユーザーの関与に応答して、メッセージ編集要求を生成及び又は装置200に送信する。選択されたグループベースコミュニケーションメッセージを編集するためのサブインターフェイスは、上述のように、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージを削除するためのサブインターフェイスとは異なる場合があり、及び又は共有サブインターフェイス内に関連付けることができる(例えば、複数の選択可能なオプションを有するメニュー)。
【0274】
ブロック1804において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、メッセージ削除要求の受信に応答して、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージを格納するように構成された手段を含む。これに関して、装置200は、メッセージ削除要求に含まれるメッセージ識別子に基づいて、編集のために選択されたグループベースコミュニケーションメッセージを一意的に特定することができる。幾つかの実施形態では、装置200は、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージ識別子に基づいて、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアに格納された1つ又は複数のデータレコードを特定するように構成される。さらに、幾つかの実施形態では、装置200は、更新されたデータを、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージを具体化する1つ又は複数の特定されたデータ記録の少なくとも1つのプロパティの1つ又は複数の値として格納するように構成される。例えば、幾つかの実施形態では、更新されたデータは、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージの既存のメッセージコンテンツデータの代わりに格納するための更新されたメッセージコンテンツを含む。
【0275】
幾つかの実施形態では、更新されたデータは、装置200によって実行されるデータ保持プロセスで使用される1つ又は複数の更新された値を含む。例えば、幾つかの実施形態では、更新されたメッセージコンテンツデータを格納すると、装置200は、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージの更新された受信タイムスタンプを格納するように構成される。これに関して、更新された受信タイムスタンプに反映されるように、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージが保存される時間の長さをリセットすることができる。さらに他の実施形態では、装置200は、アクションを編集するために受信したタイムスタンプを更新せず、選択されたグループベースコミュニケーションメッセージを編集しても、管理データ保持方針に基づく管理に影響を与えない。
【0276】
幾つかの実施形態では、ブロック1804が完了すると、プロセスは終了する。他の実施形態では、フローは、本明細書に図示及び又は記載される他のプロセスの1つに関して図示される1つ又は複数の他の操作に戻るか、又は継続する。例えば、幾つかの実施形態では、フローは、ブロック1804の完了時に、
図9Aに関して示されるようにプロセスを開始するために戻る。
【0277】
図19は、本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、グループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理、特に1つ又は複数のデータ保持方針に基づくデータ管理のための1つの例示的なプロセスを示す。これに関して、例示的なプロセスは、具体的には著者ベース方針識別プロセスを利用する、別の例示的なデータ保持プロセスの一部又はすべての操作を示している。図示された例示的なプロセスは、例えば、特別に構成された装置200として具現化される、特別に構成されたグループベースコミュニケーションシステムによって実行され得る。これに関して、幾つかのそのような実施形態では、装置200は、例えばメモリ204及び又は別の描写された構成要素に記憶されたコンピュータプログラム命令によって特別に構成され、及び又は別の方法で装置200にアクセス可能である。幾つかの実施形態では、特別に構成された装置200は、例示されたプロセスに関して説明された操作の1つ又は複数を容易にするため、例えば1つ又は複数のクライアントデバイス及び又は外部リソースなど、1つ又は複数の他の装置、システム、デバイス及び又は同様のものを含むか、又はそれらと通信している。
【0278】
少なくとも1つの例示的な実施形態では、
図19の操作の1つ又は複数は、本明細書の他のプロセスの1つ又は複数に関して図示及び又は説明されたブロックの1つ又は複数の後に開始する。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では、
図19の操作の1つ又は複数が、本明細書の他のプロセスの1つ又は複数に関して図示及び又は説明されたブロックの1つ又は複数を置き換える。例えば、少なくとも1つの実施形態では、
図19に関して示される操作の1つ又は複数が、
図9Aに関して示され、説明されるプロセスの少なくとも1つのブロックを置き換える。これに関して、少なくとも1つの例示的な実施形態では、
図19に関して説明したプロセスは、
図9Aに関して図示及び説明したプロセスの特定の詳細なインスタンスを示すフローを提供する。
図9Aのブロックの1つ又は複数、及び又は
図9Aと組み合わせて本明細書で説明される他の図は、
図19に関して描かれたブロックと同様に組み合わせることができることを理解されたい。
【0279】
図示されたプロセスはブロック1902で開始される。ブロック1902において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられた第1のグループベースコミュニケーションメッセージを特定するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、第1のグループベースコミュニケーションメッセージは、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージセットに含まれる。幾つかのそのような実施形態では、装置200は、チャンネル識別子に関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージ、及び又は共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたワークスペース識別子について1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアに問い合わせることによって、グループベースコミュニケーションメッセージセット及び又は第1のグループベースコミュニケーションメッセージを特定するように構成される。例えば、装置200は、データ保持プロセス中に管理のために共通のグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を特定し、問い合わせに応答して、共通のグループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられた少なくとも第1のグループベースコミュニケーションメッセージを取得することができる。幾つかの実施形態では、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルは、複数の組織識別子にアクセス可能であり、第1のグループベースコミュニケーションメッセージは、複数の組織識別子のうちの第1の組織識別子に関連付けられる。例えば、第1の組織識別子は、本明細書で説明するように、第1のグループベースコミュニケーションメッセージの作成者識別子に基づいて特定され得る。
【0280】
ブロック1904において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなど、第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた第1のデータ保持方針を特定するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、第1のデータ保持方針は、第1の組織識別子に基づいて特定される。例えば、本明細書で説明するように、グループベースコミュニケーションシステムは、組織のために、第1の組織識別子及び又は、例えば、グループベースのワークスペースや共通のグループベースコミュニケーションチャンネルなどのそのサブエンティティによって特定される組織に割り当てられたデータ保持方針を特定するように構成される場合がある。幾つかの実施形態では、本明細書に記載されるように、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルには、データ保持方針が直接割り当てられておらず、装置200は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられた、ワークスペース又は組織などのより高いレベルのエンティティに割り当てられた第1のデータ保持方針を特定する。幾つかのそのような実施形態では、第1のデータ保持方針は、第1の組織識別子によって特定される第1の組織のための共通のグループベースコミュニケーションチャンネル内のデータの管理を管理するデフォルトのデータ保持方針である。幾つかの実施形態では、第1のデータ保持方針が、共通のグループベースコミュニケーションチャンネル内の第1の組織識別子に関連付けられた認証されたユーザーアカウントによって送信されるグループベースコミュニケーションメッセージを管理するように、第1のデータ保持方針は、本明細書で説明する著者ベース方針特定プロセスを介して特定される任意のデータ保持方針であることを理解されたい。
【0281】
任意のブロック1906において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなど、第1のグループベースコミュニケーションメッセージが第1のデータ保持方針を満たすかどうかを決定するように構成された手段を含む。本明細書で説明するように、装置200は、第1のグループベースコミュニケーションメッセージが、第1のデータ保持方針に含まれる及び又はそれによって表される保持間隔に基づいて、第1のデータ保持方針を満たすかどうかを決定するように構成され得る。装置200は、第1のグループベースコミュニケーションメッセージの1つ又は複数の特性、例えば受信したタイムスタンプにに基づいてタイムスタンプの差を計算し、タイムスタンプの差を、第1のデータ保持方針に含まれる及び又はそれによって表される保持間隔と比較するように構成される。他の実施形態では、装置は、例えば、第1のデータ保持方針で定義された1つ又は複数のイベントが発生したか、引き起こされたかどうかなど、1つ又は複数の他の決定に基づいて、第1のコミュニケーションメッセージが第1のデータ保持方針を満たすかどうかを決定する。
【0282】
ブロック1908において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなど、第1のグループベースコミュニケーションメッセージに対して第1のメッセージ管理アクションを実行するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、第1のメッセージ管理アクションは、第1のグループベースコミュニケーションメッセージが第1のデータ保持方針を満たすという決定に応答して実行される。例えば、本明細書で説明するように、幾つかの実施形態では、装置200は、第1のグループベースコミュニケーションメッセージが第1のデータ保持方針を満たさないと決定された状況において、第1のグループベースコミュニケーションメッセージの全部又は一部を削除する、及び又は他の方法でアクセス不能にする削除アクションを実行する。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では装置200は、第1のグループベースコミュニケーションメッセージが第1のデータ保持方針を満たすと決定された状況において、第1のグループベースコミュニケーションメッセージ及びその中のすべてのデータの保存を変更なしに継続するための管理アクションを実行する。他の実施形態では、装置200は、グループベースコミュニケーションメッセージが管理データ保持方針を満たすと決定された状況で削除アクションを実行し、そうでない場合、グループベースコミュニケーションメッセージの管理アクションを実行するように構成される(例えば、方針を満たすことが、グループベースコミュニケーションメッセージが削除されるべきであることを示す実施形態において)。
【0283】
ブロック1910において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなど、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられた第2のグループベースコミュニケーションメッセージを特定するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、第2のグループベースコミュニケーションメッセージは、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージセットに含まれる。幾つかのそのような実施形態では、装置200は、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアにクエリすることによって、グループベースコミュニケーションメッセージセット及び又は第2のグループベースコミュニケーションメッセージを特定するように構成される。幾つかの実施形態では、第2のグループベースコミュニケーションメッセージは、複数の組織識別子のうちの第2の組織識別子に関連付けられる。例えば、第2の組織識別子は、本明細書で説明するように、第2のグループベースコミュニケーションメッセージの作成者識別子に基づいて特定され得る。第2のグループベースコミュニケーションメッセージは、第2の組織識別子に関連付けられた第2の認証されたユーザーアカウントによって作成され得る。
【0284】
ブロック1912において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなど、第2のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられた第2のデータ保持方針を特定するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、第2のデータ保持方針は、第2の組織識別子に基づいて特定される。例えば、本明細書で説明するように、グループベースコミュニケーションシステムは、第2の組織のために、第2の組織識別子及び又は、例えば、グループベースワークスペースや共通のグループベースコミュニケーションチャンネルなど、そのサブエンティティによって特定される第2の組織に割り当てられたデータ保持方針を特定するように構成される場合がある。幾つかの実施形態では、本明細書に記載されるように、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルには、データ保持方針が直接割り当てられておらず、装置200は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたワークスペース又は第2の組織などの上位エンティティに割り当てられた第2の組織の第2のデータ保持方針を特定する。幾つかのそのような実施形態では、第2のデータ保持方針は、第2の組織識別子によって特定される第2の組織のための共通のグループベースコミュニケーションチャンネル内のデータの管理を管理するデフォルトのデータ保持方針である。幾つかの実施形態では、第2のデータ保持方針は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネル内の第2の組織識別子に関連付けられた認証済みユーザーアカウントによって送信されるグループベースコミュニケーションメッセージを管理するように、本明細書で説明する著者ベースの方針特定プロセスを介して特定される任意のデータ保持方針であることを理解されたい。
【0285】
任意のブロック1914において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなど、第2のグループベースコミュニケーションメッセージが第2のデータ保持方針を満たすかどうかを決定するように構成された手段を含む。本明細書で説明するように、装置200は、第2のグループベースコミュニケーションメッセージが、第2のデータ保持方針に含まれる及び又はそれによって表される第2の保持間隔に基づいて、第2のデータ保持方針を満たすかどうかを決定するように構成され得る。幾つかの実施形態では、装置200は、第2のグループベースコミュニケーションメッセージの1つ又は複数の特性、例えば、受信されたタイムスタンプに基づいて、第2のグループベースコミュニケーションメッセージの第2のタイムスタンプ差を計算するように構成され、第2のタイムスタンプの差を、第2のデータ保持方針に含まれる及び又はそれによって表される第2の保持間隔と比較する。他の実施形態では、装置200は、例えば、第2のデータ保持方針で定義された 1 つ又は複数のイベントが発生したか又は引き起こされたかなど、1つ又は複数の他の決定に基づいて、第2のコミュニケーションメッセージが第2のデータ保持方針を満たすかどうかを決定する。
【0286】
ブロック1916において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなど、第2のグループベースコミュニケーションメッセージに対して第2のメッセージ管理アクションを実行するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、第2のメッセージ管理アクションは、第2のグループベースコミュニケーションメッセージが第2のデータ保持方針を満たすという決定に応答して実行される。例えば、本明細書で説明するように、幾つかの実施形態では、装置200は、第2のグループベースコミュニケーションメッセージが第2のデータ保持方針を満たすと決定される状況において、第2のグループベースコミュニケーションメッセージの全部又は一部を削除する、及び又は別の方法でアクセス不能にする削除アクションを実行する。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では、装置200は、第2のグループベースコミュニケーションメッセージが第2のデータ保持方針を満たすと決定された状況において、第2のグループベースコミュニケーションメッセージ及びその中のすべてのデータの保存を変更なしに継続するための管理アクションを実行する。
【0287】
説明したように、各組織識別子に関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージは、装置200によって異なる方法で管理され得る。例えば、第1のデータ保持方針の保持間隔と 第2のデータ保持方針の保持間隔が一致しないコンテキストの例では、各組織に関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージは、それぞれ、同じ共通のグループベースコミュニケーションチャンネル内で異なる期間保存される場合がある。この点について、説明したプロセスにより、さまざまな組織は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルへのアクセス権を持つ他の組織に関連するデータのデータ管理に影響を与えることなく、データが彼らの希望するデータセキュリティ及び又はデータプライバシーの目標に従って装置 200 によって管理されることを保証できる。
【0288】
幾つかの実施形態では、特定されたグループベースコミュニケーションメッセージセット内の第2のグループベースコミュニケーションメッセージに対して、描写された操作のうちの1つ又は複数が実行される。例えば、幾つかの実施形態では、操作1910から1916は、
図9Aに示されるように、ブロック910の完了時に実行される。幾つかのそのような実施形態では、操作は、
図9Aに関して図示及び説明されたブロック912に取って代わる。
【0289】
図20は、本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、グループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理、特に1つ又は複数のデータ保持方針に基づくデータ管理のための1つの例示的なプロセスを示す。この点に関して、例示的なプロセスは、合意された方針ベースの方針特定プロセスを特に利用する、別の例示的なデータ保持プロセスの一部又はすべての操作を示している。図示された例示的なプロセスは、例えば、特別に構成された装置200として具現化される、特別に構成されたグループベースコミュニケーションシステムによって実行され得る。これに関して、幾つかのそのような実施形態では、装置200は、例えば、メモリ204及び又は別の描写された構成要素に記憶された、及び又は別の方法で装置200にアクセス可能なコンピュータプログラム命令によって特別に構成される。幾つかの実施形態では、特別に構成された装置200は、例示されたプロセスに関して説明された操作の1つ又は複数を容易にするため、例えば、1 つ又は複数のクライアントデバイス及び又は外部リソースなど、1つ又は複数の他の装置、システム、デバイスなどを含むか、又はそれらと通信している。
【0290】
少なくとも1つの例示的な実施形態では、
図20の操作の1つ又は複数は、本明細書の他のプロセスの1つ又は複数に関して図示及び又は説明されたブロックの1つ又は複数の後に開始する。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では、
図20の操作の1つ又は複数は、本明細書の他のプロセスの1つ又は複数に関して図示及び又は説明されたブロックの1つ又は複数を置き換える。例えば、少なくとも1つの実施形態では、
図20に関して示される操作の1つ又は複数は、
図9Aに関して示され、説明されるプロセスの少なくとも1つのブロックを置き換える。この点に関して、少なくとも1つの例示的な実施形態では、
図20に関して説明したプロセスは、
図9Aに関して図示及び説明したプロセスの特定の詳細なインスタンスを示すフローを提供する。
図9Aのブロックの1つ又は複数、及び又は
図9Aと組み合わせて本明細書で説明される他の図は、
図20に関して描かれたブロックと同様に組み合わせることができることを理解されたい。
【0291】
図示のプロセスは、ブロック2002で開始される。ブロック1902において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなど、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられた第1のグループベースコミュニケーションメッセージを特定するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、第1のグループベースコミュニケーションメッセージは、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージセットに含まれる。幾つかのそのような実施形態では、装置200は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたチャンネル識別子及び又はワークスペース識別子に関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージについて、1 つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアにクエリを実行することによってグループベースコミュニケーションメッセージセット及び又は第1のグループベースコミュニケーションメッセージを特定するように構成される。例えば、装置200は、データ保持プロセス中の管理のために共通のグループベースコミュニケーションチャンネル識別子を特定することができ、クエリに応答して、共通のグループベースコミュニケーションチャンネル識別子に関連付けられた少なくとも第1のグループベースコミュニケーションメッセージを取得する。例えば、第1の組織識別子は、本明細書で説明するように、第1のグループベースコミュニケーションメッセージの作成者識別子に基づいて特定され得る。
【0292】
ブロック2004において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなど、第1のグループベースコミュニケーションメッセージに関連付けられたデータ保持方針を特定するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、データ保持方針は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに基づいて特定される。例えば、幾つかのそのような実施形態では、データ保持ポリシーは、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに割り当てられた合意されたデータ保持ポリシーを具現化する。例えば、幾つかのそのような実施形態では、データ保持方針は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられた所有者組織及び又は共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられた複数の組織識別子のうちの1つに関連付けられた追加の組織によって共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに割り当てられた合意されたデータ保持方針を具現化する。説明したように、少なくとも幾つかの例の文脈では、データ保持方針は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに投稿された、及び又は別の方法で関連付けられた複数の組織識別子のそれぞれのすべてのデータを管理するものとして割り当てられる。
【0293】
任意のブロック2006で、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202など、又はそれらの組み合わせなど、第1のグループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすかどうかを決定するように構成された手段を含む。本明細書で説明するように、装置200は、データ保持方針に含まれる及び又はそれによって表される保持間隔に基づいて、第1のグループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすかどうかを決定するように構成され得る。幾つかの実施形態では、装置200は、例えば、受信したタイムスタンプ第1のグループベースコミュニケーションメッセージの1つ又は複数の特性に基づいてタイムスタンプ差を計算し、タイムスタンプ差を、データ保持方針に含まれる及び又はそれによって表される保持間隔と比較するように構成される。他の実施形態では、装置200は、例えば、データ保持方針で定義された1つ又は複数のイベントが発生したか、別の方法で引き起こされたかなど、1つ又は複数の他の決定に基づいて、第1のコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすかどうかを決定する。幾つかの実施形態では、決定は、装置200に関連する別のデバイス、システム、装置、及び又は同様のものによって実行される。
【0294】
ブロック2008において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、第1のグループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすかどうかの決定に基づいて、第1のグループベースコミュニケーションメッセージに対して第1のメッセージ管理アクションを実行するように構成された手段を含む。幾つかのそのような実施形態では、装置200は、第1のグループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすかどうかの決定に応答して、第1のメッセージ管理アクションを実行するように構成される。例えば、本明細書で説明するように、幾つかの実施形態では、装置200は、第1のグループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たさないと判断された状況において、第1のグループベースコミュニケーションメッセージの全部又は一部を削除する、及び又は別の方法でアクセス不能にする削除アクションを実行する。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では装置200は、第1のグループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすと決定された状況において、第1のグループベースコミュニケーションメッセージ及びその中のすべてのデータの保存を変更なしに継続するための管理アクションを実行する。追加的又は代替的に、幾つかの実施形態では、データ保持方針は、例えば、データ保持方針に具現化された1つ又は複数の設定に対するユーザー構成値に基づいて、適切なメッセージ管理アクションを定義する。
【0295】
ブロック2010で、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられた第2のグループベースコミュニケーションメッセージを特定するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、第2のグループベースコミュニケーションメッセージは、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージセットに含まれる。幾つかのそのような実施形態では、装置200は、1つ又は複数のグループベースコミュニケーションデータストアに問い合わせることによって、グループベースコミュニケーションメッセージセット及び又は第2のグループベースコミュニケーションメッセージを特定するように構成される。幾つかの実施形態では、第2のグループベースコミュニケーションメッセージは、複数の組織識別子のうちの第2の組織識別子に関連付けられる。例えば、第2の組織識別子は、本明細書で説明するように、第2のグループベースコミュニケーションメッセージの作成者識別子に基づいて特定され得る。第2のグループベースコミュニケーションメッセージは、第2の組織識別子に関連付けられた第2の認証されたユーザーアカウントによって作成され得る。
【0296】
任意のブロック2012で、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、第2のグループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすかどうかを決定するように構成された手段を含む。これに関して、データ保持方針が合意されたデータ保持方針を具体化するコンテキストの例を続ける場合、合意されたデータ保持方針は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルにアクセスできるすべての組織のすべてのデータを管理するため、装置200は、第2の組織識別子に関連付けられた第2のデータ保持方針を決定する必要がない。本明細書で説明するように、装置200は、データ保持方針に含まれる及び又はそれによって表される保持間隔に基づいて、第2のグループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすかどうかを決定するように構成され得る。幾つかの実施形態では、装置200は、第2のグループベースコミュニケーションメッセージの1つ又は複数のプロパティ、例えば受信されたタイムスタンプに基づいて、第2のグループベースコミュニケーションメッセージの第2のタイムスタンプ差を計算するように構成され、第2のタイムスタンプの差を、データ保持方針に含まれる、及び又はデータ保持方針によって表される保持間隔と比較する。他の実施形態では、装置200は、例えば、データ保持方針で定義された1つ又は複数のイベントが発生したか、別の方法で引き起こされたかどうかなど、1つ又は複数の他の決定に基づいて、第2のコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすかどうかを決定する。幾つかの実施形態では、決定は、装置200に関連する別のデバイス、システム、装置、及び又は同様のものによって実行される。
【0297】
ブロック2014において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、第2のグループベースコミュニケーションメッセージに対して第2のメッセージ管理アクションを実行するように構成された手段を含む。幾つかのそのような実施形態では、装置200は、第2のグループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすかどうかの決定に応答して、第2のメッセージ管理アクションを実行するように構成される。例えば、本明細書で説明するように、幾つかの実施形態では、装置200は、第2のグループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たさないと判断された状況において、第2のグループベースコミュニケーションメッセージの全部又は一部を削除する、及び又は別の方法でアクセス不能にする削除アクションを実行する。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では、装置200は、第2のグループベースコミュニケーションメッセージがデータ保持方針を満たすと決定された状況において、第2のグループベースコミュニケーションメッセージ及びその中のすべてのデータの保存を変更なしに継続するための管理アクションを実行する。追加的又は代替的に、幾つかの実施形態では、データ保持方針は、例えば、データ保持方針に組み込まれた1つ以上の設定のユーザー構成値に基づいているなど、適切なメッセージ管理アクションを定義している。
【0298】
説明したように、各組織識別子に関連付けられたグループベースコミュニケーションメッセージは、合意されたデータ保持方針などのデータ保持方針に従って装置200によって管理され得る。これに関して、説明したプロセスにより、合意されたデータ保持方針を割り当てる組織の望ましいデータセキュリティ及び又はデータプライバシーの目標に従い、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられたデータが装置200によって管理されることを保証するよう、所有者組織などの組織が共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられるようになる。このような構成は、本明細書で説明する作成者ベース特定プロセスと併せて利用して、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルなどの一部のエンティティを、特に増加及び又は減少したデータ格納に対応するように管理することが可能になる。
【0299】
幾つかの実施形態では、特定されたグループベースコミュニケーションメッセージセット内の第2のグループベースコミュニケーションメッセージに対して、描写された操作のうちの1つ又は複数が実行される。例えば、幾つかの実施形態では、ブロック2010から2014は、
図9Aに示されるように、ブロック910の完了時に実行される。幾つかのそのような実施形態では、操作は、
図9Aに関して図示及び説明されたブロック912に取って代わる。
【0300】
図21は、本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、グループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理、具体的にはグループベースコミュニケーションインターフェイスのレンダリングを引き起こすための1つの例示的なプロセスを示す。これに関して、例示的なプロセスは、別の例示的なデータ保持プロセスの一部又はすべての操作を示している。図示された例示的なプロセスは、例えば、特別に構成された装置200として具現化される、特別に構成されたグループベースコミュニケーションシステムによって実行され得る。これに関して、幾つかのそのような実施形態では、装置200は、例えばメモリ204及び又は別の描写された構成要素に記憶されたコンピュータプログラム命令によって特別に構成され、及び又は別の方法で装置200にアクセス可能である。幾つかの実施形態では、特別に構成された装置200は、例示されたプロセスに関して説明された操作の1つ又は複数を容易にするため、例えば、1つ又は複数のクライアントデバイス及び又は外部リソースなど、1つ又は複数の他の装置、システム、デバイス及び又は同様のものを含むか、又はそれらと通信している。
【0301】
図示されたプロセスは、ブロック2102で開始される。ブロック2102において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、第1の組織識別子に関連付けられた認証済みユーザーアカウントに関連付けられたクライアントデバイスから、複数の一意の組織識別子に関連付けられたクライアントデバイスにアクセス可能な共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられた方針情報要求を受信するように構成された手段を含む。ここでの複数の固有の組織識別子は、第1の組織識別子及び第三者組織識別子セットを含む。第三者組織識別子セットは、第1の組織識別子以外の少なくとも 1つの組織識別子を表す。方針情報要求は、複数のクライアントデバイスのうちのクライアントデバイスとのユーザー対話に応答して受信され得る。例えば、ユーザーは、クライアントデバイスと対話して、共通のグループベースコミュニケーションチャンネル、組織、及び又は同様のもののための管理データ保持方針に関連する情報を取得したいという要望を示すことができる。
【0302】
ブロック2104で、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルのための少なくとも1つの第三者データ保持方針を特定するように構成された手段を含む。これに関して、少なくとも1つの第三者データ保持方針は、第三者組織識別子セットに関連付けられる。これに関して、幾つかのそのような実施形態では、認証されたユーザーアカウントに関連付けられたデータを管理するデータ保持方針が、認証されたユーザーアカウントに関連付けられた第1の組織識別子に関連付けられた認証されたユーザーアカウントによって生成されたものではなく、第三者の組織識別子に関連付けられた別の認証されたユーザーアカウントによって生成されたものである。方針情報要求は、認証されたユーザーアカウントに関連付けられたユーザーによる、管理データ保持方針に関する情報を受け取りたいという欲求を表すことができる。
【0303】
ブロック2106において、装置200は、グループベースコミュニケーションモジュール210、データ管理モジュール212、プロセッサ202及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、クライアントデバイスを介して、少なくとも1つの第三者保持方針に少なくとも基づいて、データ保持通知情報インターフェイスを備えるグループベースコミュニケーションインターフェイスをレンダリングさせるように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、装置200は、データ保持通知情報インターフェイスのレンダリングを引き起こすために、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルのために特定された少なくとも1つのデータ保持方針をクライアントデバイスに送信するように構成される。その他の実施形態では、装置200は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルのために識別された少なくとも1つのデータ保持方針の一部のみをクライアントデバイスに送信するように構成される。例えば、幾つかの実施形態では、装置200は、少なくとも1つのデータ保持方針に含まれる及び又はそれによって表される少なくとも保持間隔を送信するように構成される。追加的又は代替的に、幾つかの実施形態では、装置200は、方針名、方針識別子、各データ保持方針の所有者組織などのうちの1つ又は複数を送信するように構成される。幾つかの実施形態では、クライアントデバイスへの送信により、クライアントデバイスは、送信された情報の一部又はすべてをデータ保持通知情報インターフェイスにレンダリングする。これに関して、クライアントデバイスに関連付けられたユーザーは、レンダリングされた情報を閲覧し、及び又は1つ又は複数の意思決定の目的でそのような情報を分析することができる。
共通グループベースコミュニケーションのプロセス例
特別に構成されたクライアントデバイスによるチャンネルデータ管理
【0304】
例えば、装置200によって具現化される、グループベースコミュニケーションシステムによって実行される例示的なフローチャートを説明してきたが、上述のクライアントデバイスによって実行されるさまざまな動作を含むフローチャートが示され、説明されている。フローチャートのそれぞれは、例えば、本明細書に記載された構成要素のうちの1つ又は複数を使用して、上述の装置、システム、及び又はデバイスのうちの1つ又は複数によって実行され得る例示的なコンピュータ実装プロセスを示すことを理解されたい。各プロセスのブロックは、本明細書に示され、説明されているように、多数の方法のいずれかで配置することができる。幾つかのそのような実施形態では、第1のプロセスの1つ又は複数のブロックが、第2のプロセスの1つ又は複数のブロックの間に発生するか、又はサブプロセスとして動作することができる。追加的又は代替的に、プロセスは、一部の実施形態では、1つ又は複数の任意のブロックを含め、説明及び又は描写されたステップの一部又はすべてを含んでもよい。以下に説明するフローチャートに関して、図示されたブロックのうちの1つ又は複数は、本開示の幾つか又はすべての実施形態においてオプションであり得る。任意のブロックは、切れ線 (又は「破線」) で表される。
図22は、本開示の少なくとも1つの例示的な実施形態による、グループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理のための例示的な動作を示すフローチャートを示している。
【0305】
図22は、本開示の少なくとも幾つかの例示的な実施形態による、クライアントデバイスによって実行される、グループベースコミュニケーションチャンネルデータ管理のための1つの例示的なプロセスを示す。図示された例示的なプロセスは、例えば、特別に構成された装置250として具現化される、特別に構成されたクライアントデバイスによって実行され得る。これに関して、幾つかのそのような実施形態では、装置250は、例えばメモリ254及び又は別の描写された構成要素に記憶されたコンピュータプログラム命令によって特別に構成され、及び又は別の方法で装置250にアクセス可能である。幾つかの実施形態では、特別に構成された装置250は、例示されたプロセスに関して説明された操作の1つ又は複数を容易にするため、例えば、1つ又は複数のクライアント デバイス及び又は外部リソースなど、1つ又は複数の他の装置、システム、デバイス及び又は同様のものを含むか、そうでなければそれらと通信する。
【0306】
図示のプロセスは、任意のブロック2202で開始される。任意のブロック2202で、装置250は、グループベースクライアントモジュール260、入力・出力モジュール256、コミュニケーションモジュール258、プロセッサ252及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、方針識別子及びエンティティ識別子に関連付けられたデータ保持方針割り当て要求を送信するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、装置250は、例えば、ユーザーが装置250を介して認証されたセッションを開始した場合、特定の認証されたユーザーアカウントに関連付けられる。幾つかの実施形態では、装置250は、ユーザーの対話に応答してデータ保持方針割り当て要求を生成及び送信するように構成される。例えば、装置250は、例えば認証されたユーザーアカウントに関連付けられた組織にデフォルトのデータ保持方針を割り当てたり、特定のエンティティタイプにデフォルトのデータ保持方針を割り当てたりなど、選択されたエンティティ、及び又は認証されたユーザーアカウントに関連付けられたエンティティにデータ保持方針を割り当てるためのインターフェイスをレンダリングするように構成され得る。幾つかのそのような実施形態では、装置250は、装置250に関連付けられた認証されたユーザーアカウントによって割り当て可能なすべてのデータ保持方針を含むインターフェイスをレンダリングすることができ、その中にレンダリングされたインターフェイス要素とのユーザーの対話に基づいて、データ保持方針の割り当て要求を生成及び又は送信する。これに関して、装置250は、ユーザーによる第1のユーザー対話を表すデータに基づいてエンティティ識別子を特定し、装置250のユーザーによる第2のユーザー対話を表すデータに基づいて方針識別子を特定し得る。
【0307】
ブロック2204において、装置250は、グループベースクライアントモジュール260、入力・出力モジュール256、コミュニケーションモジュール258、プロセッサ252及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、選択されたグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられた第1のグループベースコミュニケーションインターフェイスをレンダリングするように構成された手段を含む。選択されたグループベースコミュニケーションチャンネルは、複数の一意的な組織識別子に関連付けられたクライアントデバイスにアクセス可能な共通のグループベースコミュニケーションチャンネルを含む。さらに、第1のグループベースコミュニケーションインターフェイスは、データ保持方針セットに関連付けられたソースグループベースコミュニケーションメッセージセットを含む。これに関して、ソースグループベースコミュニケーションメッセージセットは、任意の数の認証されたユーザーアカウントによってチャンネルグループベースコミュニケーションチャンネルに投稿された及び又は別の方法で関連付けられた任意の数のグループベースコミュニケーションメッセージを含む。グループベースコミュニケーションメッセージは、前述のように、任意の数のデータ保持方針によって管理される場合がある。第1のグループベース通信インターフェイスは、グループベース通信メッセージセットがグループベース通信メッセージの一部又は全部を含む第1タイムスタンプでレンダリングされてもよい。第1のグループベースコミュニケーションインターフェイスは、第1のタイムスタンプでレンダリングされてもよく、その間、グループベースコミュニケーションメッセージセットは、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられ、グループベースコミュニケーションシステムによって第1のタイムスタンプまで保持されるグループベースコミュニケーションメッセージの一部又はすべてを含む。幾つかの実施形態では、例えば、装置200によって具現化されるグループベースコミュニケーションシステムは、本明細書で説明するように、例えば、装置250によって具体化されるクライアントデバイスを介して、ソースグループベースコミュニケーションメッセージセットを含む第1のグループベースコミュニケーションインターフェイスをレンダリングさせる手段を含む。
【0308】
幾つかの実施形態では、ブロック2204とブロック2206との間にいくらかの時間が経過する。幾つかの実施形態では、ブロック2204の後に、ユーザーが装置250の利用をやめ、後で装置250に戻ってブロック2206を開始できることを理解されたい。さらに、幾つかの実施形態では、ユーザーは、そのような時間中に任意の数のアクションのために装置250を利用し続けることができることを理解されたい。例えば、ユーザーは、装置250を引き続き利用して、共通のグループベースコミュニケーションチャンネル及び又は他のグループベースコミュニケーションチャンネル及び又はワークスペース内で通信することができる。
【0309】
ブロック2206において、装置250は、グループベースクライアントモジュール260、入力・出力モジュール256、コミュニケーションモジュール258、プロセッサ252及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、選択されたグループベースコミュニケーションチャンネルに関連付けられた第2のグループベースコミュニケーションインターフェイスをレンダリングするように構成された手段を含む。更新されたグループベースコミュニケーションインターフェイスは、更新されたグループベースコミュニケーションメッセージセットを含み、更新されたグループベースコミュニケーションセットは、データ保持方針セットに基づいて更新されたソースグループベースコミュニケーションセットを含む。これに関して、更新されたグループベースコミュニケーションメッセージセットは、ソースグループベースコミュニケーションメッセージセットからのグループベースコミュニケーションメッセージの1つ又は複数の除去を反映することができる。例えば、ソースグループベースコミュニケーションセットからの 1つ又は複数のグループベースコミュニケーションメッセージが、その管理データ保持方針を満たす状況では、関連するグループベースコミュニケーションシステムが、そのような状況を判断し、ストレージからグループベースコミュニケーションメッセージを削除することができる。したがって、更新されたグループベースコミュニケーションメッセージセットは、第2のタイムスタンプでグループベースコミュニケーションシステムから受信され、除去されたグループベースコミュニケーションメッセージを含まなくてもよい。第1のタイムスタンプと第2のタイムスタンプとの間の合間に、任意の数のグループベースコミュニケーションメッセージが削除され得ることを理解されたい。したがって、更新されたグループベースコミュニケーションメッセージセットは、グループベースコミュニケーションシステムによって保持されたソースグループベースコミュニケーションメッセージセットのサブセットのみなど、ソースグループベースコミュニケーションメッセージセットよりも少ないグループベースコミュニケーションメッセージを含むことができる。幾つかの実施形態では、例えば装置200によって具現化されるグループベースコミュニケーションシステムは、本明細書で説明するように、例えば、装置250によって具体化されるクライアントデバイスを介して、更新されたグループベースコミュニケーションメッセージセットを含む第2のグループベースコミュニケーションインターフェイスをレンダリングさせる手段を含む。
【0310】
幾つかの実施形態では、更新されたグループベースコミュニケーションメッセージセットは、削除されたソースグループベースコミュニケーションセットからのグループベースコミュニケーションメッセージを示すデータを含む。これに関して、装置250は、グループベースコミュニケーションシステムによって保持されるグループベースコミュニケーションメッセージの第1のサブセットと、グループベースコミュニケーションシステムによって除去されたグループベースコミュニケーションメッセージの第2のサブセットを含む第2のグループベースコミュニケーションインターフェイスをレンダリングするように構成され得る。幾つかのそのような実施形態では、装置250は、除去されたグループベースコミュニケーションメッセージが、保持されたグループベースコミュニケーションメッセージとは視覚的に異なるものとしてレンダリングされる、第2のグループベースコミュニケーションインターフェイスをレンダリングするように構成される。幾つかの実施形態では、例えば、除去されたグループベースコミュニケーションメッセージのメッセージコンテンツデータはデフォルトのコンテンツデータに置き換えられ、例えば、グループベースコミュニケーションメッセージが削除されたことをユーザーに示す。追加的又は代替的に、幾つかの実施形態では、除去されたグループベースコミュニケーションメッセージは、グループベースコミュニケーションメッセージが除去されたことを示す所定の画像でレンダリングされる。更新されたグループベースコミュニケーションメッセージセットに保持されたグループベースコミュニケーションメッセージは、関連付けられたユーザーによる閲覧のために、メッセージコンテンツデータを含めてレンダリングされ得る。
【0311】
任意のブロック2208において、装置250は、グループベースクライアントモジュール260、入力・出力モジュール256、コミュニケーションモジュール258、プロセッサ252及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、方針情報要求をグループベースコミュニケーションシステムに送信するように構成された手段を含む。幾つかの実施形態では、方針情報要求は、少なくとも共通のグループベースコミュニケーションチャンネルのグループベースコミュニケーションチャンネル識別子、認証されたユーザーアカウント識別子、組織識別子、及び又はそれらの組み合わせを含む。幾つかのそのような実施形態では、方針情報要求は、特定のグループベースコミュニケーションチャンネルについて、ユーザーの認証済みユーザーアカウント、又は別の組織に関連付けられた認証済みユーザーアカウントによって投稿及び又は生成されたデータを管理するデータ保持方針に関する情報に対するユーザーの要望を示す。例えば、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルのコンテキストでは、方針情報要求は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに投稿されたデータを管理するデータ保持方針に関する情報を受信したいというユーザーの希望を表す場合がある。代替的又は追加的に、幾つかの実施形態では、方針情報要求は、共通グループベースコミュニケーションチャンネルへのアクセスを許可された他の各組織に関連付けられた認証済みユーザーアカウントのデータを管理するデータ保持方針に関する情報を受信したいというユーザーの希望を表す場合がある。幾つかの実施形態では、装置250は、グループベースコミュニケーションインターフェイス及び又は更新されたグループベースコミュニケーションインターフェイスとのユーザー対話に応答して、方針情報要求を生成及び又は送信する。幾つかの実施形態では、例えば、装置200によって具現化される、グループベースコミュニケーションシステムは、例えば、装置250によって具体化されるクライアントデバイスから、本明細書で説明するように、送信された方針情報要求を受信する手段、及び又は本明細書で説明するように、方針情報要求を処理する手段を含む。
【0312】
幾つかの実施形態では、方針情報要求は、グループベースコミュニケーションシステムに、共通のグループベースコミュニケーションチャンネル内のクライアントデバイスに関連付けられたデータを管理するデータ保持方針を特定させるように構成される。少なくとも1つの例示的な実施形態では、例えば、方針情報要求は、クライアントデバイスに関連付けられた認証済みユーザーアカウント識別子、及び又はクライアントデバイスに関連付けられた認証済みユーザーアカウントに関連付けられた組織識別子を含む。追加的又は代替的に、幾つかの実施形態では、方針情報要求は、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルのチャンネル識別子を含む。これに関して、グループベースコミュニケーションシステムは、本明細書で説明するように、そのような情報及び又はそれらの組み合わせを利用して、管理データ保持方針を特定することができる。
【0313】
任意のブロック2210において、装置250は、グループベースクライアントモジュール260、入力・出力モジュール256、コミュニケーションモジュール258、プロセッサ252及び又は同様のもの、又はそれらの組み合わせなど、共通のグループベースコミュニケーションチャンネルに対して設定されたデータ保持方針の管理データ保持方針に基づいて、データ保持通知情報インターフェイスをレンダリングするように構成された手段を含む。管理データ保持方針は、少なくとも方針情報要求に基づいている。例えば、本明細書で説明するように、グループベースコミュニケーションシステムは、方針情報要求から1つ又は複数の識別子を解析し、そのような情報を利用して、管理するデータ保持方針を特定することができる。グループベースコミュニケーションシステムは、その後、データ保持通知情報インターフェイスへのレンダリングの要求に応答して管理データ保持方針の一部又はすべて、及び又は関連情報を送信することができる。これに関して、データ保持通知情報インターフェイスは、そのような情報を含むインターフェイス要素のセットを含む。例えば、データ保持通知情報インターフェイスは、データ保持方針を管理するための方針名、保持間隔、所有者組織、及び又は同様のものを含む。幾つかの実施形態では、例えば装置200によって具現化されるグループベースコミュニケーションシステムは、上述のように、例えば、装置250によって具現化されたクライアントデバイスを介して、データ保持通知インターフェイスのレンダリングを引き起こす手段を含む。
結論
【0314】
以上、処理システムの一例を説明したが、本明細書で説明される主題及び機能動作の実装は、本明細書に開示された構造及びそれらの構造的同等物、又はそれらの1つ以上の組み合わせを含む他のタイプのデジタル電子回路、又はコンピュータソフトウェア、ファームウェア、又はハードウェアで実装することができる。
【0315】
本明細書で説明される主題の実施形態及び操作は、デジタル電子回路、又は本明細書で開示される構造及びそれらの構造的等価物を含むコンピュータソフトウェア、ファームウェア、又はハードウェア、又はそれらの1つ又は複数の組み合わせで実装することができる。本明細書に記載される主題の実施形態は、1つ又は複数のコンピュータプログラム、すなわち、情報・データ処理装置による実行、又はその動作を制御するためにコンピュータ記憶媒体上に符号化されたコンピュータプログラム命令の1つ又は複数のモジュールとして実装することができる。追加的又は代替的に、プログラム命令は、例えば、情報・データ処理装置による実行のために適切な受信装置に伝送するために情報・データを符号化するために生成される、機械生成の電気、光、又は電磁信号など、人工的に生成された伝播信号でエンコードできる。コンピュータ記憶媒体は、コンピュータ可読記憶装置、コンピュータ可読記憶基板、ランダム又はシリアルアクセスメモリアレイ又はデバイス、又はそれらの1つ以上の組み合わせである、又はそれらに含まれ得る。さらに、コンピュータ記憶媒体は伝播信号ではないが、コンピュータ記憶媒体は、人工的に生成された伝播信号に符号化されたコンピュータプログラム命令のソース又は宛先となり得る。コンピュータ記憶媒体は、1つ又は複数の別個の物理的構成要素又は媒体(例えば、複数のCD、ディスク、又は他の記憶装置)であってもよいし、それらに含まれていてもよい。
【0316】
本明細書で説明する動作は、1つ又は複数のコンピュータ可読記憶装置に格納された、又は他のソースから受信した情報・データに対して、情報・データ処理装置によって実行される動作として実装することができる。
【0317】
「データ処理装置」という用語は、データを処理するためのすべての種類の装置、デバイス、及び機械を包含し、例として、プログラマブル プロセッサ、コンピュータ、システム オン チップ、又は前述のものの複数又は組み合わせが含まれる。装置は、例えばFPGA又はASICなどの専用論理回路を含むことができる。装置は、ハードウェアに加えて、問題のコンピュータ プログラムの実行環境を作成するコード、例えば、装置は、ハードウェアに加え、問題のコンピュータプログラムの実行環境を作成するコード、例えば、プロセッサファームウェア、プロトコル スタック、リポジトリ管理システム、オペレーティングシステム、クロスプラットフォーム実行時環境、仮想機械、又はそれらの1つ以上の組み合わせを含む。装置及び実行環境は、ウェブサービス、分散コンピューティング及びグリッドコンピューティングインフラストラクチャなど、さまざまな異なるコンピューティングモデルインフラストラクチャを実現することができる。
【0318】
コンピュータプログラム(プログラム、ソフトウェア、ソフトウェア アプリケーション、スクリプト、又はコードとも呼ばれる) は、コンパイル又は解釈された言語、宣言型又は手続き型の言語を含むコンピューティング環境での使用に適した任意の形式のプログラミング言語で記述でき、スタンドアロン プログラムとして、又はモジュール、コンポーネント、サブルーチン、オブジェクト、又はコンピューティング環境での使用に適したその他のユニットとしてなど、任意の形式で展開できる。コンピュータプログラムは、ファイルシステム内のファイルに対応する場合があるが、必ずしもそうである必要はない。プログラムは、他のプログラム又は情報・データ(例えば、マークアップ言語ドキュメントに格納されている1つ又は複数のスクリプト)を保持するファイルの一部、問題のプログラム専用の単一のファイル、又は複数の調整されたファイル(例えば、1つ以上のモジュール、サブプログラム、又はコードの一部を格納するファイル)に格納できる。コンピュータプログラムは、1台のコンピュータ、又は1つのサイトに配置された、又は複数のサイトに分散され、通信ネットワークによって相互接続された複数のコンピュータ上で実行されるように展開できる。
【0319】
本明細書に記載のプロセス及び論理フローは、入力情報・データを操作し、出力を生成することによってアクションを実行するために、1つ又は複数のコンピュータプログラムを実行する1つ又は複数のプログラマブルプロセッサによって実行することができる。コンピュータプログラムの実行に適したプロセッサには、例として、汎用マイクロプロセッサと専用マイクロプロセッサの両方、及び任意の種類のデジタルコンピュータの任意の1つ又は複数のプロセッサが含まれる。一般に、プロセッサは、読み取り専用メモリ又はランダムアクセスメモリ、あるいはその両方から命令及び情報・データを受け取る。コンピュータの必須要素は、命令に従ってアクションを実行するプロセッサと、命令とデータを格納する1つ又は複数のメモリデバイスである。一般に、コンピュータは、たとえば磁気、光磁気ディスク、又は光ディスクから情報・データを受信する、情報・データを転送する、又はデータを格納するための1つ又は複数の大容量記憶装置を含むか、動作可能に接続される。ただし、コンピュータはそのようなデバイスを備えている必要はない。コンピュータプログラムの命令及び情報・データを格納するのに適したデバイスには、EPROM、EEPROM、及びフラッシュメモリデバイスなどの半導体メモリデバイス、内蔵ハードディスクやリムーバブル ディスクなどの磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM 及びDVD-ROM ディスクなど、すべての形式の不揮発性メモリ、メディア、及びメモリデバイスが含まれる。プロセッサとメモリは、専用論理回路によって補う、又は組み込むことができる。
【0320】
ユーザーとの対話を提供するために、本明細書に記載の主題の実施形態は、ユーザー及びキーボードに情報・データを表示するための、例えば、CRT(陰極線管)又はLCD(液晶ディスプレイ)モニターなどのディスプレイ装置と、ユーザーがコンピュータに入力できるよう、例えば、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイスを有するコンピュータ上で実装することができる。他の種類のデバイスを使用して、ユーザーとの対話を提供することもできる。例えば、ユーザーに提供されるフィードバックは、視覚的フィードバック、聴覚的フィードバック、触覚的フィードバックなど、あらゆる形態の感覚的フィードバックである場合があり、ユーザーからの入力は、音響、音声、又は触覚入力を含む任意の形式で受け取ることができる。さらに、コンピュータは、ユーザーが使用するデバイスとの間でドキュメントを送受信することにより、ユーザーと対話できる。例えば、Web ブラウザーから受信した要求に応じて、ユーザークライアントデバイス上の Web ブラウザーに Web ページを送信することでユーザーと対話できる。
【0321】
本明細書に記載される主題の実施形態は、情報・データサーバなどのバックエンドコンポーネントを含むコンピューティングシステム、アプリケーションサーバなどのミドルウェアコンポーネントを含むコンピューティングシステム、又はユーザーが本明細書に記載の目的物の実装と対話できるグラフィカルユーザーインターフェイス又はウェブブラウザを有するクライアントコンピュータなどのフロントエンド コンポーネントを含むコンピューティングシステム、又は、そのようなバックエンド、ミドルウェア、又はフロントエンド コンポーネントの1つ又は複数の任意の組み合わせで実施することができる。システムの構成要素は、デジタル情報・データ通信の任意の形態又は媒体、例えばコミュニケーションネットワークによって相互接続することができる。通信ネットワークの例には、ローカルエリアネットワーク (「LAN」)、広域ネットワーク (「WAN」)、インターネットネットワーク(インターネットなど)、及びピア ツー ピア ネットワーク (アドホック ピア ツー ピア ネットワークなど)が含まれる。
【0322】
コンピューティングシステムには、クライアントとサーバーを含まれる場合もある。通常、クライアントとサーバーは互いに離れており、通常はコミュニケーションネットワークを介して対話する。クライアントとサーバーの関係は、それぞれのコンピュータで実行され、互いにクライアントとサーバーの関係を持つコンピュータプログラムによって発生する。幾つかの実施形態では、サーバーは、情報・データ(例えば、HTMLページ)をクライアントデバイスに送信する(例えば、情報・データを表示し、クライアントデバイスと対話するユーザーからのユーザー入力を受信する目的のため)。クライアント装置で生成された情報・データ(例えば、ユーザー対話の結果)は、サーバーでクライアント装置から受信することができる。
【0323】
この仕様には多くの具体的な実装の詳細が含まれているが、これらは、開示の範囲又は特許請求の範囲に対する制限として解釈されるべきではなく、特定の開示の特定の実施形態に固有の特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態の文脈で本明細書に記載されている特定の特徴は、単一の実施形態で組み合わせて実装することもできる。逆に、単一の実施形態の文脈で説明されている様々な特徴は、複数の実施形態で別々に、又は任意の適切なサブコンビネーションで実施することもできる。さらに、特徴は、特定の組み合わせで作用するものとして上で説明され、最初はそのように主張されることさえあるが、請求された組み合わせからの1つ又は複数の特徴は、場合によっては、その組み合わせから削除される可能性があり、請求された組み合わせは、サブコンビネーション又はサブコンビネーションのバリエーションを対象とする場合がある。
【0324】
同様に、動作は特定の順序で図面に示されているが、これは、望ましい結果を得るために、示された特定の順序又は連続した順序でそのような操作を実行すること、又は示されたすべての操作を実行することを要求するものとして理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスクと並列処理が有利な場合がある。さらに、上述の実施形態における様々なシステム構成要素の分離は、すべての実施形態においてそのような分離を必要とするものとして理解されるべきではなく、説明したプログラム コンポーネント及びシステムは、一般に、単一のソフトウェア製品に統合するか、又は複数のソフトウェア製品にパッケージ化できることを理解されたい。
【0325】
したがって、主題の特定の実施形態が説明された。 他の実施形態は、以下の特許請求の範囲内にある。場合によっては、特許請求の範囲に記載されているアクションを異なる順序で実行しても、望ましい結果が得られることがある。さらに、添付の図に示されるプロセスは、望ましい結果を達成するために、示された特定の順序又は連続した順序を必ずしも必要としない。特定の実装では、マルチタスキング及び並列処理が有利な場合がある。