(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-13
(45)【発行日】2024-03-22
(54)【発明の名称】双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステム
(51)【国際特許分類】
B60C 23/04 20060101AFI20240314BHJP
【FI】
B60C23/04 140A
B60C23/04 220A
(21)【出願番号】P 2022125028
(22)【出願日】2022-08-04
【審査請求日】2022-08-04
(32)【優先日】2021-08-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】507059369
【氏名又は名称】系統電子工業股▲ふん▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】SYSGRATION LTD.
【住所又は居所原語表記】5F.-1,No.1,Sec.1,Tiding Blvd.,Neihu Dist.,Taipei City,Taiwan
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】林士堯
【審査官】菅 和幸
(56)【参考文献】
【文献】特開2020-001573(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2019/0232733(US,A1)
【文献】特開2009-184405(JP,A)
【文献】特開2010-188784(JP,A)
【文献】特開2007-276642(JP,A)
【文献】特開2019-098837(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60C 23/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ホスト機、複数のブルートゥースタイヤ空気圧センサーおよび複数の車両送受信機を含む双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムにおいて、
前記ホスト機は前記複数の車両送受信機と電気連接し、
前記複数の車両送受信機と前記複数のブルートゥースタイヤ空気圧センサーは双方向ブルートゥースパケットを伝送し、各前記ブルートゥースタイヤ空気圧センサーはセンサーのポジション認識プログラムとタイヤ状態プログラムを含み、
前記ホスト機は前記複数の車両送受信機を介してブルートゥース制御パケットを前記複数のブルートゥースタイヤ空気圧センサーへ送信してセンサーのポジション認識プログラムの稼働と停止、および前記タイヤ状態プログラムの制限を実行
し、
前記空気圧センサーのポジション認識プログラムと前記タイヤ状態プログラムは同時に稼働し、
前記ブルートゥースタイヤ空気圧センサーがブルートゥースポジション認識パケットをホスト機への送信開始から終了までの時間は10秒間以内であり、終了後、空気圧センサーのポジション認識プログラムを閉じ、
ブルートゥースタイヤ状態パケットをホスト機への送信開始から終了までの時間は3分間以内であり、タイヤ状態プログラムの実行を継続することを特徴とする双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステム。
【請求項2】
前記双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムは、更に車両センサーモバイル端末とキーレス進入/始動装置を含み、
前記キーレス進入/始動装置は前記ホスト機と電気連接し、
前記車両センサーモバイル端末と前記複数の車両送受信機は双方向ブルートゥースパケットを伝送し、
前記車両センサーモバイル端末はブルートゥース識別パケットを前記複数の車両送受信機を介して前記ホスト機へ送信し、前記ホスト機によって識別データを照合して一致確認後、前記キーレス進入/始動装置を稼働することを特徴とする請求項1記載の双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステム。
【請求項3】
前記車両センサーモバイル端末は、モバイル送受信アンテナ、モバイル送受信ユニット、モバイル処理ユニットとモバイル電池を含み、前記モバイル電池は前記モバイル処理ユニットを電気接続し、前記モバイル送受信ユニットは前記モバイル送受信アンテナと前記モバイル処理ユニットをそれぞれ電気接続することを特徴とする請求項2記載の双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステム。
【請求項4】
前記複数のブルートゥースタイヤ空気圧センサーは、タイヤ空気圧電池、センサーモジュール、制御ユニット、ブルートゥース送受信ユニット、タイヤ空気圧送受信アンテナをそれぞれ含み、前記タイヤ空気圧電池は前記制御ユニットと前記センサーモジュールをそれぞれ電気接続し、前記制御ユニットは前記センサーモジュールを電気接続し、前記ブルートゥース送受信ユニットは前記制御ユニットと前記タイヤ空気圧送受信アンテナをそれぞれ電気接続し、
前記制御ユニットは前記センサーのポジション認識プログラムと前記タイヤ状態プログラムを含み、前記センサーのポジション認識プログラムと前記タイヤ状態プログラムは前記センサーモジュールが計測したデータを取得することを特徴とする請求項1記載の双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステム。
【請求項5】
前記センサーモジュールは、圧力センサーモジュール、温度センサーモジュール、重力センサーモジュールおよび電圧センサーモジュールを含むことを特徴とする請求項4記載の双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステム。
【請求項6】
前記複数の車両送受信機はそれぞれ車両送受信アンテナと車両送受信ユニットを含むことを特徴とする請求項1記載の双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステム。
【請求項7】
前記ホスト機はホスト機処理ユニットを含むことを特徴とする請求項1記載の双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、タイヤ空気圧モニタリングおよびキーレスシステム関し、ホスト機が双方向ブルートゥース信号を受信して伝送し、タイヤのセンサーポジション認識を行い、タイヤ状態をモニタリングし、車ドア解錠を行う。
【背景技術】
【0002】
いわゆるタイヤ空気圧センサーのセンサー自動ポジション認識技術は、タイヤ空気圧センサーがタイヤに設置された後(タイヤ空気圧センサーは電力不足による停止、タイヤが平均的摩耗によってタイヤ交換する必要に遭った時、タイヤからタイヤ空気圧センサーを外して新品に交換するか、または再度センサーのポジション認識する必要がある。一部の自動車工場で設置したタイヤ空気圧センサーは毎回、車が停止した後、始動する毎にセンサー自動ポジション認識する)、車内に設置した送受信ホスト機が信号を受信し、タイヤの回転速度、回転位相角または信号強度をモニタリングするタイヤ空気圧センサーの設置位置を自動判断することを指す。タイヤ空気圧センサーと送受信ホスト機の間のセンサーのポジション認識が完了した後、タイヤ空気圧センサーは温度、圧力を送受信ホスト機へ単方向で送信し、タイヤの状態を取得する。
【0003】
現在、タイヤ空気圧センサーのセンサー自動ポジション認識技術は、タイヤ空気圧センサーからデータ(例として
図7参照)を単方向で伝送し、通常タイヤ空気圧センサーは約10分間のセンサーのポジション認識データを固定送信しなければならず、タイヤ空気圧センサーのセンサーのポジション認識の演算は非常に電力を消耗するため、その間、以下の影響がある。
【0004】
第一に、たとえ途中、送受信ホスト機がタイヤ空気圧センサーとのセンサーのポジション認識を完了しても、タイヤ空気圧センサーは変わらずにセンサーのポジション認識データを送受信ホスト機へ送信し続ける。
【0005】
第二に、タイヤ空気圧センサーと送受信ホスト機がセンサーのポジション認識を完了した後、毎回、車両は10分以上、一時的に停止し、再度稼働した時、タイヤ空気圧センサーはポジション認識データの送信を再度実行するため、センサーのポジション認識データを発送する時間を浪費する。
【0006】
第三に、一般のタイヤ空気圧センサーから10分間のセンサーのポジション認識データを固定送信することで、送受信ホスト機がタイヤ空気圧センサーのセンサーのポジション認識データを受信している最中、エラーまたは中断の状態があると、送受信ホスト機は有効なデータを連続して受信することができなくなり、車両を停止させてエンジンを切り、再度走行状態にして初めて、タイヤ空気圧センサーは再度センサーのポジション認識データを送信できるようになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ホスト機は車両送受信機とブルートゥースタイヤ空気圧センサーを介して双方向ブルートゥースパケットを伝送し、公知技術の問題を改善してセンサーポジション認識を完了し、タイヤ状態をモニタリングできる双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムを提供することを本発明の課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前述の目的と効果を達成するため、双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムを提供し、それはホスト機、複数のブルートゥースタイヤ空気圧センサーおよび複数の車両送受信機を含む。そのうち、
該ホスト機は該複数の車両送受信機と電気連接する。
該複数の車両送受信機と該複数のブルートゥースタイヤ空気圧センサーは双方向ブルートゥースパケットを伝送し、各該ブルートゥースタイヤ空気圧センサーはセンサーのポジション認識プログラムとタイヤ状態プログラムを含む。
該ホスト機は該複数の車両送受信機を介してブルートゥース制御パケットを該複数のブルートゥースタイヤ空気圧センサーへ送信してセンサーのポジション認識プログラム稼働と停止、および該タイヤ状態プログラムの制限を実行する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムは、以下の利点がある。
【0010】
第一に、ホスト機100は車両送受信機300を介し、前述のブルートゥースポジション認識パケットデータをブルートゥース受信すると同時に点検し、ブルートゥースポジション認識パケットが有効か否かを確認し(エラーがない、または中断がない状況)、車両送受信機300により、ブルートゥースタイヤ空気圧センサー200とホスト機100の間のセンサーポジション認識を短時間で完了する。
【0011】
第二に、ブルートゥースタイヤ空気圧センサー200は、車両送受信機300を介し、ホスト機100にセンサーのポジション認識プログラム231とタイヤ状態プログラム232を制御実行させ、ブルートゥースタイヤ空気圧センサー200のポジション認識データを取得後、ホスト機100はブルートゥース制御パケットをブルートゥースタイヤ空気圧センサー200へ送信してタイヤ状態プログラム232の実行を継続する。ブルートゥースタイヤ空気圧センサー200はセンサーポジション認識の必要がある時だけホスト機100によって制御し、リアルタイムで車両が一時的に停止してから再度稼働しなければならない時、ブルートゥースタイヤ空気圧センサー200はセンサーのポジション認識プログラム231を自動で稼働しない。
【0012】
第三に、従来のタイヤ空気圧センサーがセンサーのポジション認識データのエラーによって、車両が一定時間停止し、それからタイヤ空気圧センサーがやっとセンサーのポジション認識データを送受信ホスト機に改めて送信できるという点を回避でき、本発明は、短時間内にセンサーのポジション認識データを再度送信できる。
【0013】
第四に、上述の動作機構のもと、ホスト機100は車両送受信機300を介し、ブルートゥースタイヤ空気圧センサー200がセンサーポジション認識の時間を制御するため、従来の技術と比較してポジション認識の時間を節約し、ブルートゥースタイヤ空気圧センサー200のポジション認識にかかる電力量を確実に節約する。
【0014】
第五に、ホスト機100は車両送受信機300を介し、ブルートゥースタイヤ空気圧センサー200、車両センサーモバイル端末400の双方向ブルートゥース信号とそれぞれ伝送することで、公知技術の問題を改善してセンサーポジション認識を完了し、且つタイヤ状態をモニタリングできることに加えて、更に車両の施錠された車ドアを解錠でき、車内に入って車両を始動できる。このようにして二つの独立したタイヤ空気圧センサーとキーレスの二大システムを整合し、更に二個のシステムの別の各専用受信機を減らし、公知と比較して本発明のコストと設置時間を確実に減らす。
【0015】
上述は本発明が車両送受信機300を介しブルートゥースタイヤ空気圧センサー200、車両センサーモバイル端末400を提供することに加えて、更にブルートゥース周波数帯で車両のその他装置をモニタリング、操作する用途に使用することもできる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【
図1】本発明の双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムのブロック模式図である。
【
図2】本発明の別の双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムのブロック模式図である。
【
図3】本発明のシステムの稼働を示すブロック模式図である。
【
図4】本発明において車両センサーモバイル端末が車両送受信機のセンサー範囲内に進入していないことを示す模式図である。
【
図5】本発明において、車両センサーモバイル端末が車両送受信機センサー範囲内に移動したことを示す模式図である。
【
図6】本発明のブルートゥースタイヤ空気圧センサーと車両送受信機が双方向信号を伝送することを示す模式図である。
【
図7】公知技術のタイヤ空気圧センサーが送受信ホスト機へ単方向で信号を伝送することを示す模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
(一実施形態)
図1に示すのは、双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムであり、それはホスト機100、複数のブルートゥースタイヤ空気圧センサー200および複数の車両送受信機300を含む。
該ホスト機100は該複数の車両送受信機300と電気連接する。
該複数の車両送受信機300と該複数のブルートゥースタイヤ空気圧センサー200は双方向ブルートゥースパケットを伝送し、各該ブルートゥースタイヤ空気圧センサー200はセンサーのポジション認識プログラム231とタイヤ状態プログラム232を含む。
該ホスト機100は該複数の車両送受信機300を介してブルートゥース制御パケットを該複数のブルートゥースタイヤ空気圧センサー200へ送信し、センサーのポジション認識プログラム231の稼働と停止、およびタイヤ状態プログラム232の制限を行う。
【0018】
前述ホスト機100はホスト機処理ユニット110を含み、またホスト機100は車両内部位置に設置することを例とする。ブルートゥースタイヤ空気圧センサー200は車両のタイヤ(タイヤ内部式またはタイヤ外部式でもよい)に設置する。該複数の車両送受信機300はそれぞれ車両送受信アンテナ310と車両送受信ユニット320を含む。車両送受信機300は車両の車外バックミラー、車内バックミラー、車ドア、トランクリッド、車ドアハンドル等箇所に設置できる。
【0019】
本発明の双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムは更に車両センサーモバイル端末400とキーレス進入/始動装置500を含み、例として、
図2、
図3を参照する。
該キーレス進入/始動装置500と該ホスト機100は電気連接する。
該車両センサーモバイル端末400と該複数の車両送受信機300は双方向ブルートゥースパケットを伝送する。
該車両センサーモバイル端末400はブルートゥース識別パケットを該複数の車両送受信機300を介して該ホスト機100へ送信し、更に該ホスト機100によって識別データを照合して一致確認後、該キーレス進入/始動装置500を稼働する。該車両センサーモバイル端末400はモバイル送受信アンテナ410、モバイル送受信ユニット420、モバイル処理ユニット430とモバイル電池440を含み、該モバイル電池440は該モバイル処理ユニット430を電気接続し、該モバイル送受信ユニット420は該モバイル送受信アンテナ410と該モバイル処理ユニット430をそれぞれ電気接続する。
【0020】
図3から
図5に示すとおり、車両センサーモバイル端末400 (ここではモバイル装置を採用する)を持つユーザーが車両送受信機300の感知範囲外から車両送受信機300の感知範囲内に移動した時、車両センサーモバイル端末400のモバイル送受信ユニット420はモバイル送受信アンテナ410を介してブルートゥース識別パケットを送信後、車両送受信アンテナ310から受信して車両送受信ユニット320を経てホスト機100へ伝送し、それがホスト機処理ユニット110に保存した識別データと照合一致した後、ホスト機処理ユニット110は該キーレス進入/始動装置500に車ドアを解錠し、車ドアを開けて車内に入り、随時車両を始動できるようにさせる。
【0021】
図3に示すとおり、該複数のブルートゥースタイヤ空気圧センサー200はタイヤ空気圧電池210、センサーモジュール220、制御ユニット230、ブルートゥース送受信ユニット240、タイヤ空気圧送受信アンテナ250をそれぞれ含む。該タイヤ空気圧電池210は該制御ユニット230と該センサーモジュール220をそれぞれ電気接続し、該制御ユニット230は該センサーモジュール220を電気接続し、該ブルートゥース送受信ユニット240は該制御ユニット230と該タイヤ空気圧送受信アンテナ250をそれぞれ電気接続する。
前述制御ユニット230は該センサーのポジション認識プログラム231と該タイヤ状態プログラム232を含み、該センサーのポジション認識プログラム231と該タイヤ状態プログラム232は該センサーモジュール220が計測したデータを取得する。
【0022】
その他、該センサーモジュール220は、圧力センサーモジュール221、温度センサーモジュール222、重力センサーモジュール223および電圧センサーモジュール224を含む。前述の圧力センサーモジュール221、温度センサーモジュール222および重力センサーモジュール223を介し、タイヤの圧力、温度、およびタイヤの加速度、タイヤ回転時間、タイヤ回転相位、タイヤ位置等のポジション認識情報をモニタリングする。その他、電圧センサーモジュール224によってタイヤ空気圧電池210の電圧を取得し、タイヤ空気圧電池210の電圧はセンサーモジュール220、制御ユニット230の作業電圧よりも低くなり、タイヤ空気圧電池210に異常または電力量不足が起こるのを回避する。
【0023】
該ホスト機100が車両送受信機300を経てルートゥース制御パケットをブルートゥースタイヤ空気圧センサー200へ送信し、該タイヤ状態プログラム232を実行するが、制御ユニット230を介し該センサーモジュール220のデータが戻って来ず、該センサーモジュール220の計測データと該タイヤ状態プログラム232のデフォルト値を照合して異常状態の時、該制御ユニット230によって該ブルートゥースタイヤ空気圧センサー200を回復させ、ブルートゥースタイヤ状態パケットを車両送受信機300からホスト機100へ発送し、タイヤの現在発生している異常情報を取得する。
【0024】
更に、ホスト機100は車両送受信機300を経てブルートゥースタイヤ空気圧センサー200の該制御ユニット230にある該センサーのポジション認識プログラム231と該タイヤ状態プログラム232を同時に稼働させる。その稼働順序は
図6に示すとおりである。他に、該制御ユニット230にある該センサーのポジション認識プログラム231が先行稼働して終了すると、次に該タイヤ状態プログラム232が稼働を始める。
【0025】
前述のブルートゥースタイヤ空気圧センサー200がブルートゥースポジション認識パケットをホスト機100へ送信する初めから終わりまでの時間は10秒間以内に完了し、センサーのポジション認識プログラム231を閉じる。前述の發送ブルートゥースタイヤ状態パケットをホスト機100へ送信する始めから終わりまでの時間は3分間以内で、タイヤ状態プログラム232の実行を継続する。
【0026】
本発明の双方向ブルートゥース通信によるタイヤ空気圧モニタリングシステムおよびその方法は双方向でパケットを伝送でき、必要に応じ、ホスト機100は車両送受信機300を介してブルートゥースタイヤ空気圧センサー200を稼働させ、センサーのポジション認識プログラム231を実行し、その過程において、ブルートゥースタイヤ空気圧センサー200はブルートゥースポジション認識パケットを車両送受信機300を経てホスト機100へ連続送信する。ホスト機100がブルートゥースタイヤ空気圧センサー200との間のセンサーのポジション認識を完了させると、ホスト機100は車両送受信機300を介してブルートゥース制御パケットをブルートゥースタイヤ空気圧センサー200へ送信し、センサーのポジション認識プログラムを閉じタイヤ状態プログラム232を稼働して実行する。または必要に応じて、ホスト機100は車両送受信機300を介しブルートゥースタイヤ空気圧センサー200にセンサーのポジション認識プログラム231とタイヤ状態プログラム232を同時に稼働実行させる。その過程において、ブルートゥースタイヤ空気圧センサー200はブルートゥースポジション認識パケットおよびブルートゥースタイヤ状態パケットを車両送受信機300を介してホスト機100へ連続送信し、ホスト機100がブルートゥースタイヤ空気圧センサー200との間のセンサーのポジション認識を完了すると、ホスト機100は車両送受信機300を介してブルートゥース制御パケットを発信してブルートゥースタイヤ空気圧センサー200にセンサーのポジション認識プログラム231を閉じさせ、タイヤ状態プログラム232の実行を継続させる。
【符号の説明】
【0027】
100 ホスト機
110 ホスト機処理ユニット
200 ブルートゥースタイヤ空気圧センサー
210 タイヤ空気圧電池
220 センサーモジュール
221 圧力センサーモジュール
222 温度センサーモジュール
223 重力センサーモジュール
224 電圧センサーモジュール
230 制御ユニット
231 センサーのポジション認識プログラム
232 タイヤ状態プログラム
240 ブルートゥース送受信ユニット
250 タイヤ空気圧送受信アンテナ
300 車両送受信機
310 車両送受信アンテナ
320 車両送受信ユニット
400 車両センサーモバイル端末
410 モバイル送受信アンテナ
420 モバイル送受信ユニット
430 モバイル処理ユニット
440 モバイル電池
500 キーレス進入/始動装置