(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-14
(45)【発行日】2024-03-25
(54)【発明の名称】画面共有制御方法、記憶媒体及び通信機器
(51)【国際特許分類】
H04N 21/436 20110101AFI20240315BHJP
H04L 65/401 20220101ALI20240315BHJP
G06F 15/00 20060101ALI20240315BHJP
【FI】
H04N21/436
H04L65/401
G06F15/00 440B
(21)【出願番号】P 2022565764
(86)(22)【出願日】2022-03-30
(86)【国際出願番号】 CN2022083932
(87)【国際公開番号】W WO2022218153
(87)【国際公開日】2022-10-20
【審査請求日】2022-10-27
(31)【優先権主張番号】202110411158.8
(32)【優先日】2021-04-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】515034703
【氏名又は名称】広州視源電子科技股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU SHIYUAN ELECTRONICS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.6,4th Yunpu Road,Huangpu District,Guangzhou,Guangdong P.R.CHINA
(73)【特許権者】
【識別番号】518298061
【氏名又は名称】▲広▼州▲視▼▲叡▼▲電▼子科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU SHIRUI ELECTRONICS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.192,Kezhu Road,Science Park Guangzhou,Guang Dong,China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】▲張▼ 帆
【審査官】醍醐 一貴
(56)【参考文献】
【文献】特開2015-005908(JP,A)
【文献】特開2013-196218(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 7/14-7/173
H04N 21/00-21/858
H04L 65/401
G06F 15/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1画面共有送信機からの画面共有要求情報を受信するステップと、
前記画面共有要求情報に応じて、画面共有中の少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち、画面共有要求の受け付け禁止をもつ画面共有非妨害モードがトリガーされた第3画面共有送信機が存在するか否かを判定するステップと、
前記第3画面共有送信機が存在する場合、前記第1画面共有送信機に画面共有要求の拒否の応答情報を送信するステップと、を含
み、
接続された画面共有送信機は、それぞれ1つの第1状態情報に対応しており、前記第1状態情報は、対応する画面共有送信機が画面共有状態であるか、又は画面共有状態ではないかを表し、
前記接続された画面共有送信機に対応する前記第1状態情報に応じて、前記接続された画面共有送信機の中から前記少なくとも1つの第2画面共有送信機を特定するステップをさらに含む
ことを特徴とする画面共有制御方法。
【請求項2】
接続された画面共有送信機は、それぞれ1つの第2状態情報に対応しており、前記第2状態情報は、対応する画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたか又はトリガーされていないことを表し、前記接続された画面共有送信機は、前記少なくとも1つの第2画面共有送信機を含み、
画面共有中の少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち、非妨害モードがトリガーされた前記第3画面共有送信機が存在するか否かを判定する前記ステップは、
前記少なくとも1つの第2画面共有送信機に対応する前記第2状態情報に応じて、前記少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち、非妨害モードがトリガーされた前記第3画面共有送信機が存在するか否かを判定するステップを含む
ことを特徴とする請求項
1に記載の画面共有制御方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち、非妨害モードがトリガーされた前記第3画面共有送信機が存在しない場合、前記第1画面共有送信機の画面共有要求を受け付けるステップと、
前記第1画面共有送信機の画面共有データ及び前記少なくとも1つの第2画面共有送信機の画面共有データを受信するステップと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項
1に記載の画面共有制御方法。
【請求項4】
前記第1画面共有送信機の画面共有要求を受け付ける前記ステップは、
前記第1画面共有送信機が画面共有状態であることを表すように、前記第1画面共有送信機に対応する前記第1状態情報を設定する、及び/又は、
前記第1画面共有送信機に画面共有要求の受付の応答情報を送信するステップを含む
ことを特徴とする請求項
3に記載の画面共有制御方法。
【請求項5】
第1画面共有送信機からの画面共有要求情報を受信する前に、
前記第3画面共有送信機からの非妨害モードのトリガーの要求情報を受信するステップと、
前記非妨害モードのトリガーの要求情報に応じて、前記第3画面共有送信機に対応する前記第1状態情報が、前記第3画面共有送信機が画面共有状態であることを表すか否かを判定するステップと、
前記第3画面共有送信機に対応する前記第1状態情報が、画面共有状態であることを表す場合、非妨害モードをオンにするステップと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項
1に記載の画面共有制御方法。
【請求項6】
接続された画面共有送信機は、それぞれ1つの第2状態情報に対応しており、前記第2状態情報は、対応する画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたか、又はトリガーされていないことを表し、前記接続された画面共有送信機は、前記少なくとも1つの第2画面共有送信機を含み、
非妨害モードをオンにする前記ステップは、
前記第3画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたことを表すように、前記第3画面共有送信機に対応する前記第2状態情報を設定する、及び/又は、
前記第3画面共有送信機に非妨害モードのオンの応答情報を送信するステップをさらに含む
ことを特徴とする請求項
5に記載の画面共有制御方法。
【請求項7】
前記第3画面共有送信機からの非妨害モードのキャンセルの要求情報を受信するステップと、
前記第3画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされていないことを表すように、前記第3画面共有送信機に対応する前記第2状態情報を設定するステップと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項
6に記載の画面共有制御方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つの第2画面共有送信機に対応する前記第2状態情報のうち、非妨害モードがトリガーされたことを表す第2状態情報が存在するか否かを判定するステップと、
非妨害モードがトリガーされたことを表す前記第2状態情報が含まれていない場合、非妨害モードを終了し、前記第3画面共有送信機に、非妨害モードがキャンセルされたことを表す応答情報を送信するステップと、
非妨害モードがトリガーされたことを表す前記第2状態情報が含まれている場合、前記第3画面共有送信機に非妨害モードキャンセルの拒否の応答情報を送信するステップと、をさらに含む
ことを特徴とする請求項
7に記載の画面共有制御方法。
【請求項9】
第1画面共有送信機からの画面共有要求情報を受信する受送信モジュールと、
前記画面共有要求情報に応じて、画面共有中の少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち、画面共有要求の受け付け禁止をもつ画面共有非妨害モードがトリガーされた第3画面共有送信機が存在するか否かを判定する処理モジュールと、を含み、
前記処理モジュールによって前記第3画面共有送信機が存在すると判定された場合、前記受送信モジュールは、さらに、前記第1画面共有送信機に画面共有要求の拒否の応答情報を送信
し、
接続された画面共有送信機は、それぞれ1つの第1状態情報に対応しており、前記第1状態情報は、対応する画面共有送信機が画面共有状態であるか、又は画面共有状態ではないかを表し、
前記処理モジュールは、さらに、少なくとも1つの接続された画面共有送信機に対応する前記第1状態情報に応じて、前記少なくとも1つの接続された画面共有送信機の中から前記少なくとも1つの第2画面共有送信機を特定する
ことを特徴とする画面共有制御装置。
【請求項10】
接続された画面共有送信機は、それぞれ1つの第2状態情報に対応しており、前記第2状態情報は、対応する画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたか、又はトリガーされていないことを表し、前記接続された画面共有送信機は、前記少なくとも1つの第2画面共有送信機を含み、
前記処理モジュールは、具体的に、前記少なくとも1つの第2画面共有送信機に対応する前記第2状態情報に応じて、前記少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち、非妨害モードがトリガーされた前記第3画面共有送信機が存在するか否かを判定する
ことを特徴とする請求項
9に記載の画面共有制御装置。
【請求項11】
前記少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち、非妨害モードがトリガーされた前記第3画面共有送信機が存在しない場合、前記処理モジュールは、さらに、前記第1画面共有送信機の画面共有要求を受け付けることを決定し、
前記受送信モジュールは、さらに、前記第1画面共有送信機の画面共有データ及び前記少なくとも1つの第2画面共有送信機の画面共有データを受信する
ことを特徴とする請求項
9に記載の画面共有制御装置。
【請求項12】
前記処理モジュールは、具体的に、前記第1画面共有送信機が画面共有状態であることを表すように、前記第1画面共有送信機に対応する前記第1状態情報を設定する、及び/又は、
前記受送信モジュールは、さらに、前記第1画面共有送信機に画面共有要求の受付の応答情報を送信する
ことを特徴とする請求項
11に記載の画面共有制御装置。
【請求項13】
前記受送信モジュールが第1画面共有送信機からの画面共有要求情報を受信する前に、
前記受送信モジュールは、さらに、前記第3画面共有送信機からの非妨害モードのトリガーの要求情報を受信し、
前記処理モジュールは、さらに、前記非妨害モードのトリガーの要求情報に応じて、前記第3画面共有送信機に対応する前記第1状態情報が、前記第3画面共有送信機が画面共有状態であることを表すか否かを判定し、
前記第3画面共有送信機に対応する前記第1状態情報が、画面共有状態であることを表す場合、前記処理モジュールは、さらに、非妨害モードをオンにすることを決定する
ことを特徴とする請求項
9に記載の画面共有制御装置。
【請求項14】
接続された画面共有送信機は、それぞれ1つの第2状態情報に対応しており、前記第2状態情報は、対応する画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたか、又はトリガーされていないことを表し、前記接続された画面共有送信機は、前記少なくとも1つの第2画面共有送信機を含み、
前記処理モジュールは、具体的に、前記第3画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたことを表すように、前記第3画面共有送信機に対応する前記第2状態情報を設定する、及び/又は、
前記受送信モジュールは、さらに、前記第3画面共有送信機に非妨害モードのオンの応答情報を送信する
ことを特徴とする請求項
13に記載の画面共有制御装置。
【請求項15】
前記受送信モジュールは、さらに、前記第3画面共有送信機からの非妨害モードのキャンセルの要求情報を受信し、
前記処理モジュールは、さらに、前記非妨害モードのキャンセルの要求情報に応答して、前記第3画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされていないことを表すように、前記第3画面共有送信機に対応する前記第2状態情報を設定する
ことを特徴とする請求項
14に記載の画面共有制御装置。
【請求項16】
前記処理モジュールは、さらに、前記非妨害モードのキャンセルの要求情報に応答して、前記少なくとも1つの第2画面共有送信機に対応する前記第2状態情報のうち、非妨害モードがトリガーされたことを表す第2状態情報が存在するか否かを判定し、
非妨害モードがトリガーされたことを表す前記第2状態情報が含まれていない場合、前記処理モジュールは、さらに、非妨害モードを終了し、かつ、前記受送信モジュールは、さらに、前記第3画面共有送信機に非妨害モードがキャンセルされたことを表す応答情報を送信し、
非妨害モードがトリガーされたことを表す前記第2状態情報が含まれている場合、前記受送信モジュールは、さらに、前記第3画面共有送信機に非妨害モードキャンセルの拒否の応答情報を送信する
ことを特徴とする請求項
15に記載の画面共有制御装置。
【請求項17】
プロセッサによってロードされて請求項1~
8のいずれか1項に記載の画面共有制御方法を実行することに適している複数の命令が記憶されている
ことを特徴とするコンピュータ記憶媒体。
【請求項18】
コンピュータプログラムを含むコンピュータプログラムであって、
プロセッサによって実行されると、請求項1~
8のいずれか1項に記載の画面共有制御方法を実現する
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項19】
プロセッサと、メモリとを含み、前記メモリには、前記プロセッサによってロードされて、請求項1~
8のいずれか1項に記載の画面共有制御方法を実行するコンピュータプログラムが記憶されている
ことを特徴とする電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は2021年04月16日に中国特許庁に提出された、出願番号が202110411158.8、発明の名称が「画面共有制御方法、記憶媒体及び通信機器」である中国特許出願の優先権を主張しており、その全内容は引用により本願に組み込まれている。
【0002】
本願は通信分野に関し、より具体的に、画面共有制御方法、記憶媒体及び通信機器に関する。
【背景技術】
【0003】
画面共有とは、一方の機器の特定の画像、音声などの情報を、無線伝送又は有線伝送などのデータ伝送方式によって他方の機器に伝送してリアルタイムで表示する技術である。現在、ユーザのコンピュータや携帯電話などのユーザ機器の特定の画像及び/又は音声をテレビ、モニタ、スマートインタラクティブホワイトボード又は画面共有ボックスなどの受信機に画面共有することが最も一般的な画面共有シーンである。また、技術の発展に伴い、受信機は複数の送信機からの同時画面共有をサポートできるようになり、即ち、受信機の表示インターフェースには複数の送信機の画面共有情報が同時に表示される。ただし、現在の画面共有シーンでは、画面共有が無秩序であるという解決しなければならない課題が存在する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本願の実施例は、画面共有が無秩序であるという問題を解決できる画面共有制御方法、記憶媒体及び通信機器を提供する。該技術案は以下のとおりである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1態様では、本願の実施例は、画面共有受信機が、第1画面共有送信機からの画面共有要求情報を受信するステップと、画面共有受信機は、該画面共有要求情報に応じて、画面共有中の少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち、画面共有要求の受け付け禁止をもつ画面共有非妨害モードがトリガーされた第3画面共有送信機が存在するか否かを判定するステップと、該第3画面共有送信機が存在する場合、画面共有受信機は、該第1画面共有送信機に画面共有要求の拒否の応答情報を送信するステップとを含む、画面共有制御方法を提供する。
【0006】
好ましくは、接続された画面共有送信機は、それぞれ1つの第1状態情報に対応しており、該第1状態情報は対応する画面共有送信機が画面共有状態であるか、又は画面共有状態ではないかを表し、該方法は、画面共有受信機は、該接続された画面共有送信機に対応する該第1状態情報に応じて、該接続された画面共有送信機の中から該少なくとも1つの第2画面共有送信機を特定するステップをさらに含む。
【0007】
好ましくは、接続された画面共有送信機は、それぞれ1つの第2状態情報に対応しており、該第2状態情報は、対応する画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたか、又はトリガーされていないことを表し、該接続された画面共有送信機は該少なくとも1つの第2画面共有送信機を含み、該画面共有受信機は、画面共有中の少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち非妨害モードがトリガーされた該第3画面共有送信機が存在するか否かを判定するステップは、画面共有受信機は該少なくとも1つの第2画面共有送信機に対応する該第2状態情報に応じて、該少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち、非妨害モードがトリガーされた該第3画面共有送信機が存在するか否かを判定するステップを含む。
【0008】
好ましくは、該方法は、該少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち、非妨害モードがトリガーされた該第3画面共有送信機が存在しない場合、画面共有受信機は、該第1画面共有送信機の画面共有要求を受け付けるステップと、画面共有受信機は、該第1画面共有送信機の画面共有データ、及び該少なくとも1つの第2画面共有送信機の画面共有データを受信するステップとをさらに含む。
【0009】
好ましくは、該画面共有受信機は、該第1画面共有送信機の画面共有要求を受け付けるステップは、画面共有受信機は、該第1画面共有送信機が画面共有状態であることを表すように、該第1画面共有送信機に対応する該第1状態情報を設定する、及び/又は、画面共有受信機は、該第1画面共有送信機に画面共有要求の受付の応答情報を送信するステップを含む。
【0010】
好ましくは、画面共有受信機が、第1画面共有送信機からの画面共有要求情報を受信するステップの前に、該方法は、画面共有受信機は、該第3画面共有送信機からの非妨害モードのトリガーの要求情報を受信するステップと、画面共有受信機は、該非妨害モードのトリガーの要求情報に応じて、該第3画面共有送信機に対応する該第1状態情報が、該第3画面共有送信機が画面共有状態であることを表すか否かを判定するステップと、該第3画面共有送信機に対応する該第1状態情報が、画面共有状態であることを表す場合、画面共有受信機は非妨害モードをオンにするステップと、をさらに含む。
【0011】
好ましくは、接続された画面共有送信機は、それぞれ1つの第2状態情報に対応しており、該第2状態情報は、対応する画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたか、又はトリガーされていないことを表し、該接続された画面共有送信機は、該少なくとも1つの第2画面共有送信機を含み、該画面共有受信機は、非妨害モードをオンにするステップは、該第3画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたことを表すように、画面共有受信機は該第3画面共有送信機に対応する該第2状態情報を設定する、及び/又は、画面共有受信機は該第3画面共有送信機に非妨害モードのオンの応答情報を送信するステップをさらに含む。
【0012】
好ましくは、該方法は、画面共有受信機は、該第3画面共有送信機からの非妨害モードのキャンセルの要求情報を受信するステップと、画面共有受信機は、該第3画面共有送信機に対応する該第2状態情報が、該第3画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされていないように設定することを表すステップとをさらに含む。
【0013】
好ましくは、該方法は、画面共有受信機は該少なくとも1つの第2画面共有送信機に対応する該第2状態情報のうち、非妨害モードがトリガーされたことを表す第2状態情報が存在するか否かを判定し、非妨害モードがトリガーされたことを表す該第2状態情報が含まれていない場合、画面共有受信機は非妨害モードを終了し、該第3画面共有送信機に非妨害モードがキャンセルされたことを表す応答情報を送信するステップと、非妨害モードがトリガーされたことを表す該第2状態情報が含まれている場合、画面共有受信機は該第3画面共有送信機に非妨害モードキャンセルの拒否の応答情報を送信するステップと、をさらに含む。
【0014】
第2態様では、本願の実施例は、第1画面共有送信機からの画面共有要求情報を受信する受送信モジュールと、該画面共有要求情報に応じて、画面共有中の少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち、画面共有要求の受け付け禁止をもつ画面共有非妨害モードがトリガーされた第3画面共有送信機が存在するか否かを判定する処理モジュールと、を含み、該処理モジュールによって該第3画面共有送信機が存在すると判定された場合、該受送信モジュールは、さらに、該第1画面共有送信機に画面共有要求の拒否の応答情報を送信する、画面共有制御装置を提供する。
【0015】
好ましくは、接続された画面共有送信機は、それぞれ1つの第1状態情報に対応しており、該第1状態情報は、対応する画面共有送信機が画面共有状態であるか、又は画面共有状態ではないかを表し、該処理モジュールは、さらに、少なくとも1つの接続された画面共有送信機に対応する該第1状態情報に応じて、該少なくとも1つの接続された画面共有送信機の中から該少なくとも1つの第2画面共有送信機を特定する。
【0016】
好ましくは、接続された画面共有送信機は、それぞれ1つの第2状態情報に対応しており、該第2状態情報は、対応する画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたか、又はトリガーされていないことを表し、該接続された画面共有送信機は、該少なくとも1つの第2画面共有送信機を含み、該処理モジュールは、具体的に、該少なくとも1つの第2画面共有送信機に対応する該第2状態情報に応じて、該少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち非妨害モードがトリガーされた該第3画面共有送信機が存在するか否かを判定する。
【0017】
好ましくは、該少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち、非妨害モードがトリガーされた該第3画面共有送信機が存在しない場合、該処理モジュールは、さらに、該第1画面共有送信機の画面共有要求を受け付けることを決定し、該受送信モジュールは、さらに、該第1画面共有送信機の画面共有データ及び該少なくとも1つの第2画面共有送信機の画面共有データを受信する。
【0018】
好ましくは、該処理モジュールは、具体的に、該第1画面共有送信機が画面共有状態であることを表すように、該第1画面共有送信機に対応する該第1状態情報を設定する、及び/又は、該受送信モジュールは、さらに、該第1画面共有送信機に画面共有要求の受付の応答情報を送信する。
【0019】
好ましくは、該受送信モジュールは、第1画面共有送信機からの画面共有要求情報を受信する前に、該受送信モジュールは、さらに、該第3画面共有送信機からの非妨害モードのトリガーの要求情報を受信し、該処理モジュールは、さらに、該非妨害モードのトリガーの要求情報に応じて、該第3画面共有送信機に対応する該第1状態情報が、該第3画面共有送信機が画面共有状態であることを表すか否かを判定し、該第3画面共有送信機に対応する該第1状態情報が、画面共有状態であることを表す場合、該処理モジュールは、さらに、非妨害モードをオンにすることを決定する。
【0020】
好ましくは、接続された画面共有送信機は、それぞれ1つの第2状態情報に対応しており、該第2状態情報は、対応する画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたか、又はトリガーされていないことを表し、該接続された画面共有送信機は、該少なくとも1つの第2画面共有送信機を含み、該処理モジュールは、具体的に、該第3画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたことを表すように、該第3画面共有送信機に対応する該第2状態情報を設定する、及び/又は、該受送信モジュールは、さらに、該第3画面共有送信機に非妨害モードのオンの応答情報を送信する。
【0021】
好ましくは、該受送信モジュールは、さらに、該第3画面共有送信機からの非妨害モードのキャンセルの要求情報を受信し、該処理モジュールは、さらに、該非妨害モードのキャンセルの要求情報に応答して、該第3画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされていないことを表すように、該第3画面共有送信機に対応する該第2状態情報を設定する。
【0022】
好ましくは、該処理モジュールは、さらに、該非妨害モードのキャンセルの要求情報に応答して、該少なくとも1つの第2画面共有送信機に対応する該第2状態情報のうち、非妨害モードがトリガーされたことを表す第2状態情報が存在するか否かを判定し、非妨害モードがトリガーされたことを表す該第2状態情報が含まれていない場合、該処理モジュールは、さらに、非妨害モードを終了し、かつ、該受送信モジュールは、さらに、該第3画面共有送信機に、非妨害モードがキャンセルされたことを表す応答情報を送信し、非妨害モードがトリガーされたことを表す該第2状態情報が含まれている場合、該受送信モジュールは、さらに、該第3画面共有送信機に非妨害モードキャンセルの拒否の応答情報を送信する。
【0023】
第3態様では、本願の実施例は、プロセッサによってロードされて上記の第1態様のいずれかの画面共有制御方法のステップを実行することに適する複数の命令が記憶されているコンピュータ記憶媒体を提供する。
【0024】
第4態様では、本願の実施例は、プロセッサによって実行されると第1態様のいずれかの画面共有制御方法を実現するコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を提供する。
【0025】
第5態様では、本願の実施例は、プロセッサとメモリとを含み、該メモリには、該プロセッサによってロードされて上記の第1態様のいずれかの画面共有制御方法のステップを実行するコンピュータプログラムが記憶されているスマートインタラクティブホワイトボード又は電子機器を提供する。
【発明の効果】
【0026】
本願の実施例では、画面共有中の画面共有送信機の非妨害モードがトリガーすると、画面共有受信機は非妨害モードをオンにする。画面共有受信機は、非妨害モードでは、画面共有要求の受け付けを禁止し、即ち、他の画面共有送信機から画面共有が要求される場合、画面共有受信機は画面共有要求を拒否し、スクリーンにクエリウィンドウをポップアップしない。画面共有が無秩序であるという問題を解決し、画面共有中の画面共有送信機に干渉を与えることを回避し、画面共有を送信機のニーズに応じて秩序よく行う。
【図面の簡単な説明】
【0027】
本願の実施例又は関連技術の技術案を明確に説明するために、以下、実施例又は関連技術の説明に必要な図面を簡単に説明するが、明らかに、以下の説明における図面は本願の一部の実施例に過ぎず、当業者であれば、創造的な努力を必要とせずに、これらの図面に基づいて他の図面を取得することができる。
【
図1】本願の実施例による画面共有制御方法の適用シーンの一例の概略図である。
【
図2】本願の実施例による画面共有制御方法の適用シーンの別の概略図である。
【
図3】本願の実施例による画面共有制御方法の一例の概略的なフローチャートである。
【
図4】本願の実施例による画面共有制御方法の別の概略的なフローチャートである。
【
図5】本願の実施例による画面共有制御方法の別の概略的なフローチャートである。
【
図6】本願の実施例による画面共有制御方法の別の概略的なフローチャートである。
【
図7】本願の実施例による画面共有制御方法の別の概略的なフローチャートである。
【
図8】本願の実施例による会議シーンの一例の概略図である。
【
図9】本願の実施例によるユーザインターフェースの一例の概略図である。
【
図10】本願の実施例によるユーザインターフェースの別の概略図である。
【
図11】本願の実施例によるユーザインターフェースの別の概略図である。
【
図12】本願の実施例による画面共有制御装置の構造概略図である。
【
図13】本願の実施例によるスマートインタラクティブホワイトボードの構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
本願の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下、図面を参照して本願の実施例の形態についてさらに詳細に説明する。
【0029】
なお、説明する実施例は本願の一部の実施例に過ぎず、全ての実施例ではない。当業者が本願の実施例に基づいて創造的な努力を必要とせずに得る他の全ての実施例は、本願の特許範囲に属する。
【0030】
以下の説明において、図面が記載される場合、特に断らない限り、異なる図面の同一の数字は同一又は類似の要素を表す。以下の例示的な実施例に説明される実施形態は本願と一致する全ての実施形態を示すわけではない。むしろ、添付の特許請求の範囲に詳細に説明される、本願のいくつかの態様と一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0031】
なお、本願の説明において、「第1」、「第2」、「第3」などの用語は類似の対象を区別するものに過ぎず、必ずしも特定の順序又は優先順位を説明するものではなく、相対重要性を指示又は示唆するものとして理解すべきではない。当業者であれば、具体的な状況に応じて上記の用語の本願での具体的な意味を理解すべきである。さらに、本願の説明において、特に断らない限り、「複数」とは2つ以上を意味する。「及び/又は」は、関連対象の相関関係を記述するものに過ぎず、3つの関係が存在することを表し、例えば、A及び/又はBは、Aが単独で存在する、AとBが同時に存在する、Bが単独で存在するという3つのケースを表し得る。符号「/」は一般には前後の関連対象が「又は」の関係にあることを表す。
【0032】
以下、本願に係る関連する用語について簡単に説明する。
【0033】
1、通信可能な接続
通信可能な接続とは、独立に作動する2つの機器(例えば画面共有受信機機器及び画面共有送信機機器)又は2つの機器がそれぞれ実行するソフトウェアが、有線ネットワーク又は無線ネットワークなどの通信方式によってアイデンティティ確認情報を交換してから通信リンクを確立し、このリンクを介して相手にデータを送信することである。
【0034】
2、要求及び応答
要求とは、1つのソフトウェア(要求側と呼ばれる)が特定の操作を行う際に、ネットワークなどの通信方式によって別のソフトウェア(被要求側と呼ばれる)に送信するデータパケットであり、データにはこの動作の説明などの情報が含まれている。被要求側は、特定の処理をした後、該要求を受け付けるか又は拒否するかを判定し、同様にネットワークなどの通信方式によって要求側にデータパケットを送信して要求側へ結果を通知し、このデータパケットは応答と呼ばれる。
【0035】
図1は本願の実施例による画面共有制御方法の適用シーン100の一例の概略図である。
【0036】
図1に示すように、本願の実施例は会議シーン100に適用されてもよく、該会議シーン100では、少なくとも1つの画面共有受信機(画面共有受信機は画面共有受信機機器又は受信機と呼ばれてもよい)が含まれており、例えば、
図1に示す画面共有受信機101である。該会議シーン100では、少なくとも2つの画面共有送信機(画面共有送信機は画面共有送信機機器又は送信機と呼ばれてもよい)がさらに含まれていてもよく、画面共有送信機は
図1に示す画面共有送信機103、画面共有送信機102であってもよい。画面共有受信機101は、複数の画面共有送信機と通信可能な接続を確立してもよく、
図1に示す画面共有受信機101は画面共有送信機103、画面共有送信機102と通信可能な接続を確立してもよく、該通信可能な接続は有線通信可能な接続であってもよく、無線通信可能な接続であってもよく、本願では、これについて限定しない。画面共有受信機101は、画面共有送信機103からの画面共有情報及び画面共有送信機102からの画面共有情報を受信してもよい。画面共有情報は画面共有画像情報及び/又は画面共有音声情報を含んでもよい。
図1に示すように、画面共有受信機101にはスクリーンが配置されている場合、画面共有受信機はスクリーン上に画面共有送信機103及び画面共有送信機102からの画像、音声を同時に表示してもよい。本願では、これについて限定しない。
【0037】
図2は本願の実施例による画面共有制御方法の適用シーン200の一例の概略図である。
【0038】
図2に示すように、画面共有受信機202は画面共有処理装置であってもよく、例えば、該画面共有受信機202はスクリーンシェアリングボックスであってもよいが、本願では、これについて限定しない。画面共有受信機202は画面共有送信機203及び画面共有送信機204からの画面共有情報を受信し、接続されたモニタ201に転送し、モニタを制御して画面共有送信機203及び画面共有送信機204からの画像、音声を表示させてもよく、ここで、画面共有受信機202と画面共有送信機、モニタとの間の通信可能な接続は、無線通信可能な接続であってもよく、有線通信可能な接続であってもよく、本願では、これについて限定しない。
【0039】
本願の実施例による画面共有送信機は、携帯電話、タブレットコンピュータやノートパソコンなどの端末機器であるユーザ端末としてもよい。
【0040】
本願の実施例による画面共有受信機はテレビ、プロジェクタ、スマートインタラクティブホワイトボード、コンピュータ機器やスクリーンシェアリングボックスなど、有線通信又は無線通信機能を備えた通信機器であってもよい。
【0041】
現在の画面共有シーンでは、画面共有送信機が意図又は不意図的に画面共有を制御する場合がり、その結果、画面共有の効果や画面共有の秩序が影響を受ける。例えば、会議シーンでは、無線伝送方式によって画面共有が行われる際に、会議室に接近する画面共有送信機は、会議中の会議室にある画面共有機器に誤接続されて画面共有を実行し、これにより、画面が会議中の会議室にあるスクリーンに表示され、会議の秩序に悪影響を与え、さらに、情報漏洩の恐れがある。或いは、画面共有に対して悪意のある制御が行われて、画面共有の秩序が影響を受ける。画面共有への干渉を解決する解決手段として、画面共有送信機で画面共有が必要とされるときに、画面共有受信機に画面共有要求を送信し、画面共有受信機のスクリーンはウィンドウをポップアップして、該送信機画面共有を許可するか否かを問い合わせ、画面共有を許可しなかったりタイムアウトしても処理しなかったりする場合、該画面共有送信機による画面共有が失敗する。ただし、画面共有受信機のスクリーンでポップアップされたクエリウィンドウには、現在の画面共有画面へ干渉を与えたり、重要な情報を隠蔽したりするような問題があり、これに加えて、ユーザは、画面共有受信機の入力機器、例えばタッチスクリーン、マウス、リモコンなどを通じてポップアップされたウィンドウの対応するボタンを選択してフィードバックを行う必要がある。このため、画面共有秩序を干渉するという問題を徹底的に解決できない。
【0042】
画面共有が無秩序であるという問題を解決するために、本願は、画面共有制御方法を提案しており、画面共有受信機が画面共有タスクを実行する際に、画面共有中の画面共有送信機の非妨害モードがトリガーする場合、画面共有受信機は非妨害モードをオンにする。画面共有受信機は、非妨害モードでは、画面共有要求の受け付けを禁止し、即ち、他の画面共有送信機が画面共有を要求するときに画面共有受信機は画面共有要求を拒否し、スクリーンにおいてクエリウィンドウをポップアップしない。画面共有が無秩序であるという問題を解決し、画面共有中の送信機に干渉を与えることを回避し、画面共有を送信機のニーズに応じて秩序よく行う。
【0043】
以下、図面を参照して本願の実施例による画面共有制御方法について詳しく説明する。
【0044】
実施例1
図3は本願の実施例で開示された画面共有制御方法300の一例の概略的なフローチャートである。該方法は、画面共有受信機によって実行されてもよく、該方法は、ステップS301~S303を含む。
【0045】
S301において、画面共有受信機が、画面共有送信機Aからの画面共有要求情報を受信する。
【0046】
画面共有送信機Aは、ユーザによる画面共有要求操作に応答して、該画面共有受信機に画面共有要求情報を送信する。
【0047】
S302において、画面共有受信機は、画面共有中の少なくとも1つの画面共有送信機のうち画面共有非妨害モードがトリガーされた画面共有送信機が存在するか否かを判定する。
【0048】
該画面共有受信機は、少なくとも1つの画面共有送信機に画面共有サービスを提供している。該画面共有受信機によって提供される画面共有サービスには、インターフェース表示情報の出力が含まれ、該インターフェース表示情報は、画面共有中の画面共有送信機のそれぞれの画面共有データを含んでもよい。
【0049】
ここで、画面共有受信機によるインターフェース表示情報出力は、画面共有受信機がスクリーンにインターフェース表示情報を表示するか、又は、画面共有受信機がモニタにインターフェース表示情報を送信してもよい。
【0050】
例えば、画面共有受信機が、テレビ、タブレットコンピュータ、スマートインタラクティブホワイトボードなど、スクリーン(ディスプレイ)が配置された機器である場合、該画面共有受信機によるインターフェース表示情報の出力は、スクリーンを制御してインターフェース表示情報を表示させるものとしてもよいが、本願では、これについて制限しない。例えば、該画面共有受信機のスクリーンは、画面共有中の少なくとも1つの画面共有送信機の画面共有データ、例えば画像及び/又は音声を表示する。
【0051】
また、例えば、画面共有受信機が、コンピュータホストや画面共有ボックスなどの機器である場合、該画面共有受信機によるインターフェース表示情報の出力は、該画面共有受信機に接続されたモニタにインターフェース情報を送信し、モニタを制御して該インターフェース情報を表示させるものとしてもよいが、本願では、これについて限定しない。例えば、該画面共有受信機は、モニタを制御して画面共有中の少なくとも1つの画面共有送信機の画面共有データ、例えば画像及び/又は音声を表示させる。
【0052】
画面共有受信機は、画面共有送信機の画面共有要求情報に応答して、S302において、画面共有中の画面共有送信機には画面共有非妨害モードがトリガーされた画面共有送信機が存在するか否かを判定する。
【0053】
S303において、画面共有中の少なくとも1つの画面共有送信機のうち非妨害モードがトリガーされた画面共有送信機が含まれている場合、画面共有送信機Aに画面共有要求の拒否の応答情報を送信する。
【0054】
画面共有中の少なくとも1つの画面共有送信機のうち非妨害モードがトリガーされた画面共有送信機が含まれている場合、画面共有受信機は非妨害モードである。画面共有受信機が非妨害モードでは画面共有要求を受け付けないので、画面共有受信機は画面共有送信機Aに画面共有要求の拒否の応答情報を送信する。
【0055】
画面共有中の少なくとも1つの画面共有送信機のうち非妨害モードがトリガーされた画面共有送信機が含まれていない場合、画面共有受信機は非妨害モードではなく、画面共有送信機Aの画面共有要求を受け付けるとともに、画面共有送信機Aからの画面共有データ及び上記の画面共有中の少なくとも1つの画面共有送信機の画面共有データを受信する。つまり、画面共有受信機は、複数の画面共有送信機に画面共有サービスを提供し、出力したインターフェース表示情報には、画面共有送信機Aの画面共有データ及び上記の画面共有中の少なくとも1つの画面共有送信機の画面共有データが含まれている。
【0056】
例えば、画面共有受信機はスマートインタラクティブホワイトボードであり、画面共有受信機は、画面共有送信機Aの画面共有要求を受け付けると、スクリーンに複数の画面共有送信機の画面共有データを表示し、この画面共有データには、画面共有送信機Aの画面共有データが含まれている。本願では、これについて限定しない。
【0057】
また、例えば、画面共有受信機は画面共有ボックスであり、画面共有ボックスは、画面共有送信機Aの画面共有要求を受け付けると、モニタにインターフェース表示情報を出力し、該インターフェース表示情報には、画面共有送信機Aの画面共有データを含め、複数の画面共有送信機の画面共有データが含まれている。モニタは、複数の画面共有送信機の画面共有データを表示する。本願では、これについて限定しない。
【0058】
好ましくは、画面共有受信機は、画面共有送信機Aの画面共有要求を受け付けることは、画面共有受信機は画面共有送信機Aに画面共有要求の受付の応答情報を送信することを含む。
【0059】
画面共有送信機Aは、画面共有要求を受信するこの応答情報を受信すると、画面共有受信機に画面共有データを送信する。
【0060】
上記の解決手段によれば、画面共有受信機は、非妨害モードでは、画面共有要求の受け付けを禁止し、即ち、他の画面共有送信機が画面共有を要求するときに、画面共有受信機は画面共有要求を拒否し、スクリーンにおいてクエリウィンドウをポップアップしない。画面共有が無秩序であるという問題を解決し、画面共有中の画面共有送信機に干渉を与えることを回避することができる。
【0061】
実施例2
図4は本願の実施例で開示された画面共有制御方法400の別の概略的なフローチャートである。該方法は、ステップS401~S407を含む。
【0062】
S401において、画面共有送信機Aは画面共有受信機に画面共有要求情報を送信する。
【0063】
そのような場合、画面共有受信機は該画面共有要求情報を受信する。
【0064】
S402において、画面共有受信機は、画面共有中の画面共有送信機に対応する第2状態情報に応じて、非妨害モードをオンにしたか否かを判断する。
【0065】
一実施形態では、画面共有受信機と通信可能な接続を確立した画面共有送信機(接続された画面共有送信機と呼ばれる)はそれぞれ1つの第2状態情報に対応しており、第2状態情報は、対応する画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたか、又は非妨害モードがトリガーされていないことを表す。
【0066】
好ましくは、画面共有受信機は、1つの画面共有送信機と接続を確立すると、該画面共有送信機の第2状態情報が、該画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされていないことを表すように初期化する。1つの接続された画面共有送信機の非妨害モードがトリガーすると、該画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたことを表すように、画面共有受信機は、当該画面共有送信機に対応する第2状態情報を設定する。
【0067】
一例では、該第2状態情報は、対応する画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたか否かをフラグビットで表す。
【0068】
例えば、該フラグビットは「0」又は「1」を表してもよく、該フラグビットが「0」を表す場合、対応する画面共有送信機は非妨害モードをトリガーしておらず、該フラグビットが「1」を表す場合、対応する画面共有送信機は非妨害モードをトリガーしていることを示す。一方、該フラグビットが「1」を表す場合、対応する画面共有送信機は非妨害モードをトリガーしておらず、該フラグビットが「0」を表す場合、対応する画面共有送信機は非妨害モードをトリガーしていることを示す。本願では、これについて限定しない。
【0069】
また、例えば、該フラグビットは、対応する画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたこと、及び非妨害モードを未画面共有状態であるトリガーされていないことをそれぞれ「True」又は「False」で表してもよく、本願では、これについて限定しない。
【0070】
画面共有受信機は、S402において、画面共有中の画面共有送信機のそれぞれに対応する第2状態情報について判断を行い、これらのうち画面共有中の画面共有送信機の1つに対応する第2状態情報が、非妨害モードをトリガーしていることを表す場合、画面共有受信機は、非妨害モードをオンにしており、S403を実行する。
【0071】
S403において、画面共有受信機は画面共有送信機Aに画面共有要求の拒否の応答情報を送信する。
【0072】
そのような場合、画面共有送信機Aは、画面共有受信機からの画面共有要求の拒否の応答情報を受信し、画面共有が失敗したと判定する。
【0073】
S402では、画面共有受信機は、画面共有中の画面共有送信機のそれぞれに対応する第2状態情報が、いずれも非妨害モードがトリガーされていないことを表すと判定した場合、つまり、少なくとも1つの画面共有中の画面共有送信機に対応する第2状態情報のうち非妨害モードがトリガーされたことを表す第2状態情報が含まれていない場合、画面共有受信機は、非妨害モードをオンにしておらず、画面共有送信機Aの画面共有要求を受信し、S404を実行する。
【0074】
S404において、画面共有受信機は画面共有送信機Aに画面共有要求の受付の応答情報を送信する。
【0075】
そのような場合、画面共有送信機Aは、画面共有受信機からの画面共有要求の受付の応答情報を受信し、画面共有要求が成功したと判定する。
【0076】
S405において、画面共有送信機Aは画面共有データを収集して符号化する。
【0077】
画面共有送信機Aは、画面共有受信機からの画面共有要求の受付の応答情報を受信すると、画面共有データを収集し(例えば、画面共有画像及び/又は画面共有音声を収集し)、画面共有データを符号化して、符号化した画面共有データを得る。
【0078】
S406において、画面共有送信機Aは、画面共有受信機に符号化した画面共有データを送信する。
【0079】
S407において、画面共有受信機は、受信した符号化後の画面共有データを復号して、インターフェース表示情報を出力する。
【0080】
該インターフェース表示情報には、画面共有送信機Aの画面共有データが含まれている。
【0081】
上記の解決手段によれば、画面共有受信機は、接続された画面共有送信機に対応する第2状態情報を維持し、画面共有中の画面共有送信機の第2状態情報に応じて、画面共有受信機が非妨害モードであるか否かが判定される。非妨害モードである場合、画面共有要求の受け付けを禁止し、即ち、他の画面共有送信機が画面共有を要求するときに、画面共有受信機は画面共有要求を拒否し、スクリーンにおいてクエリウィンドウをポップアップしない。画面共有が無秩序であるという問題を解決し、画面共有中の送信機に干渉を与えることを回避することができる。
【0082】
実施例3
図5は本願の実施例で開示された画面共有制御方法500の別の概略的なフローチャートである。
図5に示す方法は、画面共有受信機によって実行されてもよく、該方法は、ステップS501とステップS502を含む。
【0083】
S501において、画面共有受信機は、画面共有送信機Bからの非妨害モードのトリガーの要求情報を受信する。
【0084】
画面共有送信機Bは、ユーザによるン非妨害モードトリガー操作に応答して、画面共有受信機に、非妨害モードのトリガーの要求情報を送信する。
【0085】
S502において、画面共有受信機は、画面共有中の画面共有送信機のうち画面共有送信機Bが含まれているか否かに応じて、非妨害モードをオンにするか否かを判定する。
【0086】
画面共有中の画面共有送信機のうち画面共有送信機Bが含まれている場合、画面共有受信機は非妨害モードをオンにし、画面共有受信機画面共有要求の受け付けを禁止し、画面共有中の画面共有送信機のうち画面共有送信機Bが含まれていない場合、画面共有受信機は該画面共有送信機Bに非妨害モードのオンを拒否する応答情報を送信する。
【0087】
ここで、該画面共有受信機が画面共有要求の受け付けを禁止することは、画面共有受信機が画面共有送信機からの画面共有要求情報を受信しないことや、画面共有受信機が画面共有送信機からの画面共有要求情報を受信した後、画面共有要求を受け付けることを拒否することを含んでもよい。該画面共有受信機は、非妨害モードをオンにすると、画面共有要求の受信を禁止し、これにより、スクリーンにおいて画面共有を許可するか否かを取り合わせる問い合わせ情報をポップアップすることを回避し、ユーザのエクスペリエンスに影響を与えることはなく、画面共有効果への干渉を回避する。
【0088】
上記の解決手段によれば、画面共有受信機は、非妨害モードをトリガーする画面共有送信機が画面共有中の画面共有送信機であるか否かを判断し、画面共有中の送信機である場合、画面共有受信機は該画面共有送信機の要求を受け付け、非妨害モードをオンにし、これにより、画面共有への干渉を回避する。画面共有中の送信機ではない場合、画面共有受信機は非妨害モードをオンにすることを拒否し、これにより、誤接続された画面共有送信機又は悪意のある画面共有送信機が画面共有をプリエンプトして、画面共有状態を悪意で制御することを回避する。
【0089】
実施例4
図6は本願の実施例で開示された画面共有制御方法600の別の概略的なフローチャートである。該方法は、ステップS601~S604を含む。
【0090】
S601において、画面共有送信機Bは、画面共有受信機に、非妨害モードのトリガーの要求情報を送信する。
【0091】
そのような場合、画面共有受信機は、画面共有送信機Bからの非妨害モードのトリガーの要求情報を受信する。
【0092】
S602において、画面共有受信機は、該画面共有送信機Bに対応する第1状態情報に応じて、画面共有中の画面共有送信機には該画面共有送信機Bが含まれているか否かを判断する。
【0093】
画面共有受信機と通信可能な接続を確立した画面共有送信機(接続された画面共有送信機と呼ばれる)はそれぞれ1つの第1状態情報に対応しており、第1状態情報は、対応する画面共有送信機が画面共有状態であるか、又は未画面共有状態であることを表す。つまり、画面共有中の送信機に対応する第1状態情報は、該送信機が画面共有状態であることを表し、画面共有中ではない送信機に対応する第1状態情報は、該送信機が未画面共有状態であることを表す。
【0094】
一実施形態では、画面共有受信機は、1つの画面共有送信機と接続を確立すると、該画面共有送信機の第1状態情報が、該画面共有送信機が未画面共有状態であることを表すように初期化する。画面共有受信機が、該画面共有送信機の画面共有要求を受け付け、該画面共有送信機に画面共有サービスを提供する場合、画面共有受信機は、該画面共有送信機が画面共有状態であることを表すように、該画面共有送信機に対応する第1状態情報を設定する。
【0095】
本実施例では、画面共有中のこの複数の画面共有送信機のうち画面共有送信機のそれぞれに対応する第1状態情報は、いずれも画面共有状態であることを表し、一方、画面共有中ではない他の画面共有送信機の第1状態情報は、いずれも未画面共有状態であることを表す。このため、画面共有受信機は、S602において、画面共有送信機Bの第1状態情報に応じて、画面共有中の画面共有送信機のうち該画面共有送信機Bが含まれているか否かを判断する。
【0096】
画面共有送信機Bに対応する第1状態情報が、画面共有送信機Bが未画面共有状態であることを表す場合、画面共有受信機は、画面共有中の画面共有送信機のうち該画面共有送信機Bが含まれていないと判定し、S603を実行し、画面共有受信機の非妨害モードがオンにすることを拒否する旨を画面共有送信機Bに通知する。
【0097】
S603において、画面共有受信機は、画面共有送信機Bに、非妨害モードオンの拒否の応答情報を送信する。
【0098】
そのような場合、画面共有送信機Bは、画面共有受信機からの非妨害モードオンの拒否の応答情報を受信し、非妨害モードのトリガーが失敗したと判定する。
【0099】
S602において、画面共有受信機は、画面共有送信機Bに対応する第1状態情報が、画面共有送信機Bが画面共有状態であることを表すと判定した場合、画面共有中の画面共有送信機のうち該画面共有送信機Bが含まれていると判定し、該画面共有送信機Bの非妨害モードをトリガーする要求に応答して、非妨害モードをオンにし、S604を実行してもよい。
【0100】
S604において、画面共有受信機は、画面共有送信機Bに、非妨害モードのオンの応答情報を送信する。
【0101】
そのような場合、画面共有送信機Bは、画面共有受信機からの非妨害モードのオンの応答情報を受信し、非妨害モードをオンにすることが成功したと判定する。
【0102】
一例では、該第1状態情報は、対応する画面共有送信機が画面共有状態であるか否かをフラグビットで表してもよい。
【0103】
例えば、該フラグビットは「0」又は「1」を表してもよく、該フラグビットが「0」を表す場合、対応する画面共有送信機は未画面共有状態であり、該フラグビットが「1」を表す場合、対応する画面共有送信機は画面共有状態であることを示す。一方、該フラグビットが「1」を表す場合、対応する画面共有送信機は未画面共有状態であり、該フラグビットが「0」を表す場合、対応する画面共有送信機は画面共有状態であることを示す。本願では、これについて限定しない。
【0104】
また、例えば、該フラグビットは、対応する画面共有送信機が画面共有状態であるか、又は画面共有状態ではないことをそれぞれ「True」又は「False」で表してもよく、本願では、これについて限定しない。
【0105】
本願で実施される一実施形態では、実施例2と実施例4とを組み合わせて実施してもよく、画面共有受信機は、画面共有送信機Aからの画面共有要求を受信すると、接続された画面共有送信機に対応する第1状態情報に応じて、接続された画面共有送信機のうち画面共有中の画面共有送信機、即ち、対応する第1状態情報が画面共有状態であることを表す画面共有送信機を画面共有中の送信機として決定してもよい。また、画面共有中の画面共有送信機に対応する第2状態情報に応じて、非妨害モードをオンにしているか否かを判定する。このため、画面共有受信機に接続された画面共有送信機のうち、1つの画面共有送信機に対応する第1状態情報が、画面共有状態であることを表し、かつ対応する第2状態情報が、非妨害モードをトリガーしていることを表す場合、画面共有受信機は非妨害モードであり、画面共有送信機Aの画面共有要求を拒否し、接続された画面共有送信機のうち、対応する第1状態情報が、画面共有状態であることを表す少なくとも1つの画面共有送信機に対応する第2状態情報が、いずれも非妨害モードがトリガーされていないことを表す場合、画面共有受信機は非妨害モードではなく、画面共有送信機Aの画面共有要求を受け付け、本願では、これについて限定しない。
【0106】
実施例5
図7は本願の実施例で開示された画面共有制御方法700の別の概略的なフローチャートである。該方法は、ステップS701~S705を含む。
【0107】
S701において、画面共有送信機Cは、画面共有受信機に、非妨害モードのキャンセルの要求情報を送信する。
【0108】
そのような場合、画面共有受信機は、画面共有送信機Cからの非妨害モードのキャンセルの要求情報を受信し、画面共有送信機が非妨害モードキャンセルを要求すると判定する。
【0109】
S702において、画面共有受信機は、画面共有送信機Cに対応する第2状態情報に応じて、画面共有送信機Cの非妨害モードがトリガーされたか否かを判断する。
【0110】
具体的に、画面共有送信機Cに対応する第2状態情報が、画面共有送信機Cの非妨害モードがトリガーされたことを表す場合、S703を実行する。画面共有送信機Cに対応する第2状態情報が、画面共有送信機Cの非妨害モードがトリガーされていないことを表す場合、S705を実行する。
【0111】
S703において、画面共有受信機は、非妨害モードがトリガーされていないことを表すように、画面共有送信機Cに対応する第2状態情報を設定する。
【0112】
画面共有送信機Cによる非妨害モードキャンセル要求に応答して、画面共有受信機は、非妨害モードがトリガーされていないことを表すように、画面共有送信機Cの第2状態情報を設定する。
【0113】
S704において、画面共有受信機は、画面共有中の画面共有送信機に対応する第2状態情報が、いずれも非妨害モードがトリガーされていないことを表すか否かを判断する。
【0114】
具体的に、画面共有中の画面共有送信機のうち少なくとも1つの画面共有送信機に対応する第2状態情報の非妨害モードがトリガーされたことを表す場合、S705を実行する。画面共有中の画面共有送信機のうち画面共有受信機による非妨害モードのオン作動をトリガーする他の画面共有送信機がある場合、画面共有受信機は、他の画面共有送信機のニーズを満たすために、画面共有送信機Cの非妨害モードキャンセル要求を拒否する。画面共有中の画面共有送信機に対応する第2状態情報のいずれかも、非妨害モードがトリガーされていないことを示す場合、S706を実行する。
【0115】
好ましくは、画面共有送信機は、接続された画面共有送信機に対応する第1状態情報に応じて、接続された画面共有送信機の中から画面共有中の画面共有送信機を特定する。
【0116】
S705において、画面共有受信機は、画面共有送信機Cに、非妨害モードキャンセルの拒否の応答情報を送信する。
【0117】
そのような場合、画面共有送信機Cは、該画面共有受信機からの非妨害モードキャンセルに対する応答情報を受信すると、非妨害モードキャンセルが失敗したと判定する。
【0118】
S706において、画面共有受信機は、画面共有送信機Cに、非妨害モードのキャンセルの応答情報を送信する。
【0119】
そのような場合、画面共有送信機Cは、該画面共有受信機からの応答情報を受信すると、非妨害モードキャンセルが成功したと判定する。
【0120】
実施例6
図8は本願の実施例による1つの会議シーン800の概略図である。
図8に示すように、会議用タブレットコンピュータは画面共有受信機であり、会議用タブレットコンピュータは画面共有受信機に対応するアプリケーションプログラムを実行するときに、画面共有送信機に画面共有サービスを提供してもよい。該会議シーン800には、画面共有送信機としてもよいユーザ端末A、Bがさらに含まれる。ユーザ端末は、画面共有送信機に対応するアプリケーションプログラムを実行することによって画面共有をしてもよい。
【0121】
該会議シーン800では、ユーザ、ユーザ端末及び会議用タブレットコンピュータは以下のような操作を実行してもよい。
【0122】
1.会議用タブレットコンピュータは、画面共有受信機に対応するアプリケーションプログラムを実行し、ユーザ端末A、ユーザ端末Bは画面共有送信機に対応するアプリケーションプログラムを実行し、ユーザ端末A、ユーザ端末Bは順次会議用タブレットコンピュータと通信可能な接続を確立する。
【0123】
2.会議用タブレットコンピュータは、ユーザ端末A及びユーザ端末Bに対応する第1状態情報及び第2状態情報をそれぞれ初期化する。
【0124】
実施例では、第1状態情報及び第2状態情報がそれぞれフラグビットA及びフラグビットBである場合を例にして説明する。ここで、フラグビットAがTrueである場合、対応する画面共有送信機は画面共有状態であり、フラグビットAがFalseである場合、対応する画面共有送信機は未画面共有状態であることを示す。フラグビットBがTrueである場合、対応する画面共有送信機は非妨害モードをトリガーしており、フラグビットBがFalseである場合、対応する画面共有送信機は非妨害モードがトリガーされていないことを示す。
【0125】
会議用タブレットコンピュータは、ユーザ端末Aに対応するフラグビットAがFalse、フラグビットBがFalseであり、ユーザ端末Bに対応するフラグビットAがFalse、フラグビットBがFalseであるように設定し、ユーザ端末A及びユーザ端末BのフラグビットA及びフラグビットBを記憶する。
【0126】
ユーザ端末は、会議用タブレットコンピュータと接続を確立すると、画面共有送信機のユーザインターフェースを表示し、画面共有送信機のアプリケーションプログラムのユーザインターフェースは、
図9に示すように、第2要素901を含んでもよく、この第2要素は画面共有を要求するものである。例えば
図9に示すように、この第2要素上に「画面共有」が表示されてもよく、本願では、これについて限定しない。
【0127】
なお、本願の図面に示されるユーザインターフェースは全てユーザインターフェースの概略図であり、本願では、各機能要素のユーザインターフェースでの形状や位置などについて限定しない。
【0128】
3.ユーザは、ユーザ端末AのユーザインターフェースAにおける第2要素に第2操作を実行し、ユーザ端末Aは、該第2操作を受信すると、該第2操作に応答して、ユーザ端末Aは、会議用タブレットコンピュータに画面共有要求情報を送信する。
【0129】
4.会議用タブレットコンピュータは、該画面共有要求を受信すると、非妨害モードであるか否かを判断する。
【0130】
会議用タブレットコンピュータは、接続された画面共有送信機に対応するフラグビットBを読み取る。現在の接続された画面共有送信機がユーザ端末A及びユーザ端末Bであり、かつユーザ端末A及びユーザ端末Bのそれぞれに対応するフラグビットBがFalseである場合、会議用タブレットコンピュータは、非妨害モードではないと判定し、ユーザ端末Aの画面共有要求を受け付ける。
【0131】
5.会議用タブレットコンピュータは、ユーザ端末AのフラグビットAをTrueとし、ユーザ端末Aに画面共有要求の受付の応答情報を送信し、画面共有要求を受け付けた旨をユーザ端末Aに通知する。
【0132】
6.ユーザ端末Aは、会議用タブレットコンピュータに画面共有データを送信し、会議用タブレットコンピュータは、画面共有データを受信すると、会議用タブレットコンピュータのスクリーンにユーザ端末Aの画面共有データを表示する。
【0133】
7.ユーザ端末Bは、会議用タブレットコンピュータに画面共有要求を送信し、会議用タブレットコンピュータは、該画面共有要求を受信すると、非妨害モードであるか否かを判断する。
【0134】
会議用タブレットコンピュータは、接続された画面共有送信機(即ちユーザ端末A、ユーザ端末B)に対応するフラグビットBがいずれもFalseであることを読み取る。よって、会議用タブレットコンピュータは、ユーザ端末Bの画面共有要求を受け付ける。会議用タブレットコンピュータは、ユーザ端末BのフラグビットAをTrueとし、ユーザ端末Bに第5応答情報を送信し、画面共有要求を受け付けた旨をユーザ端末Bに通知する。また、ユーザ端末Bは、会議用タブレットコンピュータに画面共有情報を送信し、会議用タブレットコンピュータは、画面共有情報を受信すると、会議用タブレットコンピュータのスクリーンにユーザ端末Bの画面共有情報を表示する。このとき、ユーザ端末A及びユーザ端末Bは共同で会議用タブレットコンピュータに画面共有し、会議用タブレットコンピュータはスクリーンにおいてユーザ端末Aの画面共有情報及びユーザ端末Bの画面共有データを分割画面で表示する。例えば、会議でユーザ端末A及びユーザ端末Bのタスクの進度を検討して比較するなどであってもよい。本願では、これについて限定しない。この場合、他の機器による会議への干渉を回避するために、ユーザ端末は非妨害モードをオンにすることを要求してもよい。
【0135】
8.ユーザは、ユーザ端末AのユーザインターフェースAにおける第1要素に第1操作を実行し、該第1要素は非妨害モードをオンにするものであり、ユーザ端末Aは、該第1操作を受信すると、該第1操作に応答して、非妨害モードをトリガーするために、ユーザ端末Aは、会議用タブレットコンピュータに非妨害モードのトリガーの要求情報を送信する。
【0136】
ユーザ端末AのユーザインターフェースAは、
図10に示すように、第1要素1001を含んでもよい。例えば
図10に示すように、該第1要素上に「非妨害モードをオンにする」が表示されてもよく、本願では、これについて限定しない。好ましくは、
図10に示すユーザ端末AのユーザインターフェースAはさらに第3要素1002を含み、該第3要素は画面共有をキャンセルするものである。ユーザが第3要素に第3操作を実行する場合、ユーザ端末Aは該第3操作に応答して会議用タブレットコンピュータに画面共有をキャンセルする要求情報を送信する。該第3要素上に「画面共有をキャンセルする」が表示されてもよく、本願では、これについて限定しない。
【0137】
9.会議用タブレットコンピュータは、該非妨害モードのトリガーの要求情報を受信すると、該ユーザ端末Aが画面共有中の機器であるか否かを判断する。
【0138】
具体的に、会議用タブレットコンピュータは、記憶した該ユーザ端末AのフラグビットAを読み取り、該フラグビットAがTrueであることに従って、ユーザ端末Aが画面共有中の機器であると判定した場合、該ユーザ端末Aの非妨害モードをトリガーする要求を受け付け、非妨害モードをオンにする。
【0139】
10.会議用タブレットコンピュータは、ユーザ端末AのフラグビットBをTrueとし、ユーザ端末Aに非妨害モードのオンの応答情報を送信し、非妨害モードをオンにした旨をユーザ端末Aに通知する。
【0140】
好ましくは、会議用タブレットコンピュータは、非妨害モードがオンにされたことを通知する情報を含む第2インターフェース表示情報を出力する。
【0141】
例えば、会議用タブレットコンピュータのスクリーン表示に関しては、
図11に示すように、ユーザ端末Aの画面情報及びユーザ端末Bの画面情報が分割画面で表示されてもよい。非妨害モードがオンにされたことを通知するための情報は、
図11のロック要素1101を満たし得る。本願では、これについて限定せず、この通知情報は文字の形態としてもよい。好ましくは、会議用タブレットコンピュータのメニュー又はドロップダウンメニューには、
図11に示す非妨害モードをキャンセルする要素1102及び画面共有をキャンセルする要素1103がさらに含まれる。
【0142】
11.該会議室外のユーザ端末D(
図8には示されていない)は、該会議シーン800での該会議用タブレットコンピュータと接続を確立し、該会議用タブレットコンピュータに画面共有要求情報を送信するか、又は該会議用タブレットコンピュータに第1要求情報を送信し、非妨害モードをオンにすることを要求する。
【0143】
該会議用タブレットコンピュータは、ユーザ端末Dからの画面共有要求情報を受信すると、記憶した接続された画面共有送信機に対応するフラグビットBを読み取り、ここで、ユーザ端末AのフラグビットBはTrueであり、この場合、会議用タブレットコンピュータはユーザ端末Dに画面共有要求の拒否の応答情報を送信する。或いは、該会議用タブレットコンピュータは、ユーザ端末Dの非妨害モードのトリガーの要求情報を受け付けると、ユーザ端末DのフラグビットAがFalseであることを読み取り、該ユーザ端末Dが画面共有中の画面共有送信機ではないと判定し、ユーザ端末Dに非妨害モードのオンを拒否する応答情報を送信する。本願による画面共有制御方法によれば、会議の秩序が乱れることを回避できる。
【0144】
12.ユーザは、ユーザ端末AのユーザインターフェースAにおいて非妨害モードをキャンセルするための要素に第4操作を実行し、ユーザ端末Aは、該第4操作に応答して、会議用タブレットコンピュータに非妨害モードのキャンセルの要求情報を送信してもよい。
【0145】
13.会議用タブレットコンピュータは、非妨害モードのキャンセルの要求情報を受信すると、該ユーザ端末Aに対応するフラグビットBがTrueであることを読み取る場合、該ユーザ端末Aに対応するフラグビットBをFalseとする。画面共有中のユーザ端末のフラグビットB、即ち、ユーザ端末BのフラグビットBがFalseであることを読み取り、画面共有中のユーザ端末のフラグビットBがいずれもFalseであると判定し、ユーザ端末Aの非妨害モードキャンセル要求を受信する。
【0146】
14.会議用タブレットコンピュータはユーザ端末Aに非妨害モードのキャンセルの応答情報を送信する。
【0147】
以上、
図3~
図11を参照しながら、本願の実施例による方法について詳細に説明した。以下、本願の実施例による画面共有制御装置を説明する。
【0148】
図12に示すように、本願の1つの例示的な実施例による画面共有制御装置の構造概略図が示されている。該画面共有制御装置は、ソフトウェア、ハードウェア又は両方の組み合わせによって、スマートインタラクティブホワイトボードの全体又はその一部として実装されてもよい。該装置は、受送信モジュール1220と、処理モジュール1210と、記憶モジュール1230とを含む。
【0149】
受送信モジュールは、第1画面共有送信機からの画面共有要求情報を受信すし、処理モジュールは、該画面共有要求情報に応じて、画面共有中の少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち、画面共有要求の受け付け禁止をもつ画面共有非妨害モードがトリガーされた第3画面共有送信機が存在するか否かを判定し、該処理モジュールによって該第3画面共有送信機が存在すると判定された場合、該受送信モジュールは、さらに、該第1画面共有送信機に画面共有要求の拒否の応答情報を送信する。
【0150】
好ましくは、接続された画面共有送信機はそれぞれ1つの第1状態情報に対応しており、該第1状態情報は対応する画面共有送信機が画面共有状態であるか、又は画面共有状態ではないかを表し、該処理モジュールは、さらに、少なくとも1つの接続された画面共有送信機に対応する該第1状態情報に応じて、該少なくとも1つの接続された画面共有送信機の中から該少なくとも1つの第2画面共有送信機を特定する。
【0151】
好ましくは、接続された画面共有送信機はそれぞれ1つの第2状態情報に対応しており、該第2状態情報は対応する画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたか、又はトリガーされていないことを表し、該接続された画面共有送信機は該少なくとも1つの第2画面共有送信機を含み、該処理モジュールは、具体的に、該少なくとも1つの第2画面共有送信機に対応する該第2状態情報に応じて、該少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち非妨害モードがトリガーされた該第3画面共有送信機が存在するか否かを判定する。
【0152】
好ましくは、該少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち非妨害モードがトリガーされた該第3画面共有送信機が存在しない場合、該処理モジュールは、さらに、該第1画面共有送信機の画面共有要求を受け付けることを決定し、該受送信モジュールは、さらに、該第1画面共有送信機の画面共有データ及び該少なくとも1つの第2画面共有送信機の画面共有データを受信する。
【0153】
好ましくは、該処理モジュールは、具体的に、該第1画面共有送信機が画面共有状態であることを表すように、該第1画面共有送信機に対応する該第1状態情報を設定する、及び/又は、該受送信モジュールは、さらに、該第1画面共有送信機に画面共有要求の受付の応答情報を送信する。
【0154】
好ましくは、該受送信モジュールは、第1画面共有送信機からの画面共有要求情報を受信する前に、該受送信モジュールは、さらに、該第3画面共有送信機からの非妨害モードのトリガーの要求情報を受信し、該処理モジュールは、さらに、該非妨害モードのトリガーの要求情報に応じて、該第3画面共有送信機に対応する該第1状態情報が、該第3画面共有送信機が画面共有状態であることを表すか否かを判定し、該第3画面共有送信機に対応する該第1状態情報が、画面共有状態であることを表す場合、該処理モジュールは、さらに、非妨害モードをオンにすることを決定する。
【0155】
好ましくは、接続された画面共有送信機はそれぞれ1つの第2状態情報に対応しており、該第2状態情報は対応する画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたか、又はトリガーされていないことを表し、該接続された画面共有送信機は該少なくとも1つの第2画面共有送信機を含み、該処理モジュールは、具体的に、該第3画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされたことを表すように、該第3画面共有送信機に対応する該第2状態情報を設定する、及び/又は、該受送信モジュールは、さらに、該第3画面共有送信機に非妨害モードのオンの応答情報を送信する。
【0156】
好ましくは、該受送信モジュールは、さらに、該第3画面共有送信機からの非妨害モードのキャンセルの要求情報を受信し、該処理モジュールは、さらに、該非妨害モードのキャンセルの要求情報に応答して、該第3画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされていないことを表すように、該第3画面共有送信機に対応する該第2状態情報を設定する。
【0157】
好ましくは、該処理モジュールは、さらに、該非妨害モードのキャンセルの要求情報に応答して、該少なくとも1つの第2画面共有送信機に対応する該第2状態情報のうち非妨害モードがトリガーされたことを表す第2状態情報が存在するか否かを判定し、非妨害モードがトリガーされたことを表す該第2状態情報が含まれていない場合、該処理モジュールは、さらに、非妨害モードを終了し、かつ該受送信モジュールは、さらに、該第3画面共有送信機に、非妨害モードがキャンセルされたことを表す応答情報を送信し、非妨害モードがトリガーされたことを表す該第2状態情報が含まれている場合、該受送信モジュールは、さらに、該第3画面共有送信機に非妨害モードキャンセルの拒否の応答情報を送信する。
【0158】
なお、上記の実施例による画面共有制御装置が画面共有制御方法を実行する際には、上記の各機能モジュールの区分を例示的に説明したが、実際には、上記の機能は、必要に応じて異なる機能モジュールによって行われてもよく、即ち、機器の内部構造は異なる機能モジュールに分割されて、上記した機能の全部又は一部を担当する。また、上記の実施例による画面共有制御装置は、画面共有制御方法の実施例とは構想が同一であり、その実現は具体的には方法の実施例を参照すればよく、ここでは詳しく説明しない。
【0159】
図13に示すように、本願の実施例はスマートインタラクティブホワイトボードの構造概略図を提供する。
図13に示すように、該スマートインタラクティブホワイトボード1300は、少なくとも1つのプロセッサ1301、少なくとも1つのネットワークインターフェース1304、ユーザインターフェース1303、メモリ1305、少なくとも1つの通信バス1302を含んでもよい。
【0160】
通信バス1302はこれらの構成要素を通信可能に接続するものである。
【0161】
ユーザインターフェース1303は、ディスプレイ(Display)、カメラ(Camera)を含み、ユーザインターフェース1303は必要に応じて標準的な有線インターフェース、無線インターフェースを含んでもよい。
【0162】
ネットワークインターフェース1304は必要に応じて標準的な有線インターフェース、無線インターフェース(例えばWI-FIインターフェース)を含んでもよい。
【0163】
プロセッサ1301は1つ又は複数の処理コアを含んでもよい。プロセッサ1301は各種のインターフェースや配線を介してスマートインタラクティブホワイトボード1300全体内の各部を接続し、メモリ1305に記憶された命令、プログラム、コードセット又は命令セットを運行又は実行すること、及びメモリ1305に記憶されたデータを呼び出すことによって、スマートインタラクティブホワイトボード1300の各種機能の実行やデータ処理を行う。任意選択的に、プロセッサ1301は、デジタル信号処理(DSP:Digital Signal Processing)、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)、プログラマブルロジックアレイ(PLA:Programmable Logic Array、)のうちの少なくとも1種のハードウェアの形態によって実現されてもよい。プロセッサ1301は、中央プロセッサ(CPU:Central Processing Unit)、グラフィックスプロセッシングユニット(GPU:Graphics Processing Unit)やモデムなどのうちの1種又は複数種の組み合わせを集積させてもよい。ここで、CPUは主としてオペレーティングシステム、ユーザインターフェースやアプリケーションプログラムなどを処理し、GPUはディスプレイに表示すべき内容のレンダリングや描画を担当し、モデムは無線通信を処理する。理解できるものとして、上記のモデムはプロセッサ1301に集積されず、1つのチップ単独で実装されてもよい。
【0164】
メモリ1305には、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、読み取り専用メモリ(Read-Only Memory)が含まれてもよい。任意選択的に、該メモリ1305は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体(non-transitory computer-readable storage medium)を含む。メモリ1305は、命令、プログラム、コード、コードセット又は命令セットを記憶するものである。メモリ1305は、プログラム記憶領域とデータ記憶領域とを含んでもよく、このうち、プログラム記憶領域はオペレーティングシステムを実現するための命令、少なくとも1つの機能用の命令(例えばタッチ機能、音声再生機能、画像再生機能など)、上記の各方法実施例を実現するための命令などを記憶してもよく、データ記憶領域は、上記の各方法実施例に係るデータなどを記憶してもよい。メモリ1305は必要に応じて前述プロセッサ1301から離れた少なくとも1つの記憶装置であってもよい。
図13に示すように、コンピュータ記憶媒体であるメモリ1305には、オペレーティングシステム、ネットワーク通信モジュール、ユーザインターフェースモジュール及びスマートインタラクティブホワイトボードの操作アプリケーションプログラムが含まれてもよい。
【0165】
図13に示すスマートインタラクティブホワイトボード1300では、ユーザインターフェース1303は主として、ユーザに入力用のインターフェースを提供し、ユーザにより入力されたデータを取得するものであり、一方、プロセッサ1301は、メモリ1305に記憶されたスマートインタラクティブホワイトボードの操作アプリケーションプログラムを呼び出して、具体的には以下の操作を実行してもよい。
【0166】
第1画面共有送信機からの画面共有要求情報を受信する。
【0167】
該画面共有要求情報に応じて、画面共有中の少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち、画面共有要求の受け付け禁止をもつ画面共有非妨害モードがトリガーされた第3画面共有送信機が存在するか否かを判定する。
【0168】
該第3画面共有送信機が存在する場合、該第1画面共有送信機に画面共有要求の拒否の応答情報を送信する。
【0169】
好ましくは、該接続された画面共有送信機に対応する該第1状態情報に応じて、該接続された画面共有送信機の中から該少なくとも1つの第2画面共有送信機を特定する。
【0170】
好ましくは、該少なくとも1つの第2画面共有送信機に対応する該第2状態情報に応じて、該少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち非妨害モードがトリガーされた該第3画面共有送信機が存在するか否かを判定する。
【0171】
好ましくは、該少なくとも1つの第2画面共有送信機のうち非妨害モードがトリガーされた該第3画面共有送信機が存在しない場合、該第1画面共有送信機の画面共有要求を受け付ける。
【0172】
該第1画面共有送信機の画面共有データ及び該少なくとも1つの第2画面共有送信機の画面共有データを受信する。
【0173】
好ましくは、該第1画面共有送信機が画面共有状態であることを表すように、該第1画面共有送信機に対応する該第1状態情報を設定する、及び/又は、該第1画面共有送信機に画面共有要求の受付の応答情報を送信する。
【0174】
好ましくは、第1画面共有送信機からの画面共有要求情報を受信する前に、該方法は、該第3画面共有送信機からの非妨害モードのトリガーの要求情報を受信するステップと、
該非妨害モードのトリガーの要求情報に応じて、該第3画面共有送信機に対応する該第1状態情報が、該第3画面共有送信機が画面共有状態であることを表すか否かを判定するステップと、該第3画面共有送信機に対応する該第1状態情報が、画面共有状態であることを表す場合、非妨害モードをオンにするステップと、をさらに含む。
【0175】
好ましくは、該第3画面共有送信機の非妨害モードがトリガーしていることを表すように、該第3画面共有送信機に対応する該第2状態情報を設定する、及び/又は、該第3画面共有送信機に非妨害モードのオンの応答情報を送信する。
【0176】
好ましくは、該第3画面共有送信機からの非妨害モードのキャンセルの要求情報を受信する。
【0177】
該第3画面共有送信機の非妨害モードがトリガーされていないことを表すように、該第3画面共有送信機に対応する該第2状態情報を設定する。
【0178】
好ましくは、該少なくとも1つの第2画面共有送信機に対応する該第2状態情報のうち非妨害モードがトリガーされたことを表す第2状態情報が存在するか否かを判定し、非妨害モードがトリガーされたことを表す該第2状態情報が含まれていない場合、非妨害モードを終了し、該第3画面共有送信機に非妨害モードがキャンセルされたことを表す応答情報を送信する。
【0179】
非妨害モードがトリガーされたことを表す該第2状態情報が含まれている場合、該第3画面共有送信機に非妨害モードキャンセルの拒否の応答情報を送信する。
【0180】
なお、紙幅の制約から、本願の明細書にはすべての任意の実施形態を網羅しておらず、当業者は本願の明細書を読んだ後、技術的特徴が互いに矛盾しない限り、技術的特徴の任意の組み合わせは任意の実施形態を構成することができると考えるべきである。
【0181】
本願の実施例はまた、プロセッサによってロードされて、上記
図3~11に示された実施例の方法のステップを実行することに適している複数の命令が記憶され得るコンピュータ記憶媒体を提供し、具体的な実行プロセスは、
図3~11に示された実施例の具体的な説明を参照すればよく、ここでは詳しく説明しない。
【0182】
記憶媒体が配置された機器は、スマートインタラクティブホワイトボードであってもよい。
【0183】
スマートインタラクティブホワイトボードのハードウェア部分は、タッチ表示モジュール、スマート処理システム(コントローラを含む)などの部分で構成されてもよく、これらは、一体の構造部材で結合されており、また、専用のソフトウェアシステムによってサポートされ、このうち、タッチ表示モジュールは、ディスプレイ、タッチアセンブリ、及びバックライトアセンブリを含み、バックライトアセンブリは、一般的に液晶表示装置を採用した画面表示用のディスプレイにバックライト光源を提供するために使用され、タッチアセンブリは、ユーザのタッチ操作データを収集し、収集したタッチ操作データを処理のためにスマート処理システムに送信するために、ディスプレイ上に配置されるか、又はディスプレイの前端に配置される。
【0184】
実際に使用される際には、スマートインタラクティブホワイトボードのディスプレイには画面データが表示され、ユーザが指やタッチペンなどでオブジェクトに触れてディスプレイに表示された内容をクリックすると、例えばディスプレイに表示されているグラフィックボタンをクリックすると、スマートインタラクティブホワイトボードのタッチアセンブリはタッチデータを収集し、このタッチデータをタッチポイントの座標データに変換した後、スマート処理システムに送信するか、又は、スマート処理システムに送信してスマート処理システムによってタッチポイントの座標データに変換し、スマート処理システムはタッチポイントの座標データを取得した後、予め設定されたプログラムに従って対応する制御動作を実現し、ディスプレイを駆動して表示内容を変化させ、これにより、多様な表示、動作の効果を実現する。
【0185】
技術原理からタッチアセンブリを区別すると、ベクトル圧力感知技術によるタッチアセンブリ、抵抗技術によるタッチアセンブリ、静電容量技術によるタッチアセンブリ、電磁技術によるタッチスクリーン、赤外線技術によるタッチアセンブリ、表面弾性波技術によるタッチアセンブリの5つの基本的な種類に分けることができる。タッチアセンブリは、タッチアセンブリの動作原理と情報を伝送する媒体によって、抵抗型、静電容量誘導型、電磁誘導型、赤外線型及び弾性表面波型の4つの種類に分けることができる。
【0186】
ユーザが指やペンでディスプレイに触れると、タッチアセンブリはタッチポイントのデータを収集してスマート処理システムに送信し、次に、スマート処理システムに組み込まれたソフトウェアと共に異なる機能アプリケーションを実装して、スマート処理システムへのタッチ制御を実現する。
【0187】
本願に記載の「スクリーン」及び「大画面」とは、スマートインタラクティブホワイトボードのディスプレイを意味し、スマートインタラクティブホワイトボードがあるインターフェースを表示するとは、スマートインタラクティブホワイトボードのディスプレイに当該インターフェースが表示されることである。
【0188】
当業者にとって自明なように、本願の実施例は、方法、システム、又はコンピュータプログラム製品として提供されてもよい。したがって、本願は、完全なハードウェア実施例、完全なソフトウェア実施例、又はソフトウェアとハードウェアとを組み合わせた実施例の形態をとることができる。さらに、本願は、コンピュータで利用可能なプログラムコードを含む1つ又は複数のコンピュータで利用可能な記憶媒体(ディスクメモリ、CD-ROM、光学メモリなどを含むが、これらに限定されない)上で実装されるコンピュータプログラム製品の形態をとることができる。
【0189】
本願は、本願の実施例に係る方法、機器(システム)、及びコンピュータプログラム製品のフローチャート及び/又はブロック図を参照して説明される。フローチャート及び/又はブロック図の各フロー及び/又はブロック、ならびにフローチャート及び/又はブロック図のフロー及び/又はブロックの組み合わせは、コンピュータプログラム命令によって実装されてもよい。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組み込みプロセッサ、又は他のプログラマブルデータ処理機器のプロセッサに提供されて、1つのマシンを生成することができ、これによって、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器のプロセッサによって実行される命令は、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定された機能を実現する装置を生成する。
【0190】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器を特定の方法で動作させるように案内することができるコンピュータ読み取り可能なメモリに記憶することもでき、これによって、コンピュータ読み取り可能なメモリに記憶された命令は、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定された機能を実現する命令装置を含む製品を生成する。
【0191】
これらのコンピュータプログラム命令は、コンピュータ又は他のプログラマブルデータ処理機器にロードされて、コンピュータ実装処理を生成するために、コンピュータ又は他のプログラマブル機器上で一連の動作ステップが実行されるようにし、コンピュータ又は他のプログラマブル機器上で実行される命令は、フローチャートの1つ又は複数のフロー及び/又はブロック図の1つ又は複数のブロックで指定された機能を実現するためのステップを提供する。
【0192】
典型的な構成では、計算機器は、1つ又は複数のプロセッサ(CPU)、入力/出力インターフェース、ネットワークインターフェース、及びメモリを含む。
【0193】
メモリは、コンピュータ読み取り可能な媒体中の非永続性メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び/又は読み取り専用メモリ(ROM)又はフラッシュRAM(フラッシュRAM)のような不揮発性メモリの形態を含むことができる。メモリは、コンピュータ読み取り可能な媒体の一例である。
【0194】
コンピュータ読み取り可能な媒体は、永続的及び非永続的、取り外し可能及び非取り外し可能な媒体を含み、任意の方法又は技術によって情報記憶を実現することができる。情報は、コンピュータ読み取り可能な命令、データ構造、プログラムのモジュール、又は他のデータとすることができる。コンピュータの記憶媒体の例は、相変化メモリ(PRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、他のタイプのランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、電気的消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ又は他のメモリ技術、読み取り専用光ディスク-読み取り専用メモリ(CD-ROM)、デジタル多用途光ディスク(DVD)又は他の光学記憶装置、磁気カートリッジ、磁気テープ、磁気ディスク記憶機器又は他の磁気記憶機器や他の非伝送媒体を含むが、これらに限定されるものではなく、計算機器によってアクセス可能な情報を記憶するために使用することができる。本願で定義されるように、コンピュータ読み取り可能な媒体は、変調されたデータ信号及び搬送波のような一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体(transitory media)を含まない。
【0195】
なお、用語「含む」、「包含する」、又はその他の任意の変形は、非排他的包含をカバーすることを意図しており、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、商品、又は機器は、それらの要素だけでなく、明示的にリストされていない他の要素も含むか、又はそのようなプロセス、方法、商品、又は機器に固有の要素も含む。これ以上の制限がない場合、「1つの……を含む」という語句で限定される要素は、要素を含むプロセス、方法、商品又は機器にさらに同一の要素が存在することを排除するものではない。
【0196】
以上は、本願の実施例に過ぎず、本願を限定するものではない。当業者にとって、本願では、様々な変更及び変化が可能である。本願の主旨及び原理の範囲内で行われた修正、均等な置換や改良などは全て本願の特許請求の範囲内に含まれるものとする。