IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 華為技術有限公司の特許一覧

特許7455845メモリ・カード、コネクタ、および機能カードの識別方法
<>
  • 特許-メモリ・カード、コネクタ、および機能カードの識別方法 図1
  • 特許-メモリ・カード、コネクタ、および機能カードの識別方法 図2
  • 特許-メモリ・カード、コネクタ、および機能カードの識別方法 図3
  • 特許-メモリ・カード、コネクタ、および機能カードの識別方法 図4
  • 特許-メモリ・カード、コネクタ、および機能カードの識別方法 図5
  • 特許-メモリ・カード、コネクタ、および機能カードの識別方法 図6
  • 特許-メモリ・カード、コネクタ、および機能カードの識別方法 図7
  • 特許-メモリ・カード、コネクタ、および機能カードの識別方法 図8
  • 特許-メモリ・カード、コネクタ、および機能カードの識別方法 図9
  • 特許-メモリ・カード、コネクタ、および機能カードの識別方法 図10
  • 特許-メモリ・カード、コネクタ、および機能カードの識別方法 図11
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-15
(45)【発行日】2024-03-26
(54)【発明の名称】メモリ・カード、コネクタ、および機能カードの識別方法
(51)【国際特許分類】
   G06K 19/077 20060101AFI20240318BHJP
   G06K 7/00 20060101ALI20240318BHJP
   H01R 12/72 20110101ALI20240318BHJP
【FI】
G06K19/077 188
G06K19/077 164
G06K7/00 052
H01R12/72
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2021535932
(86)(22)【出願日】2019-07-17
(65)【公表番号】
(43)【公表日】2022-02-16
(86)【国際出願番号】 CN2019096439
(87)【国際公開番号】W WO2020125003
(87)【国際公開日】2020-06-25
【審査請求日】2021-06-18
【審判番号】
【審判請求日】2023-07-04
(31)【優先権主張番号】201811565683.X
(32)【優先日】2018-12-20
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】503433420
【氏名又は名称】華為技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】HUAWEI TECHNOLOGIES CO.,LTD.
【住所又は居所原語表記】Huawei Administration Building, Bantian, Longgang District, Shenzhen, Guangdong 518129, P.R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133569
【弁理士】
【氏名又は名称】野村 進
(72)【発明者】
【氏名】▲デン▼ 恩▲華▼
(72)【発明者】
【氏名】郭 丹
(72)【発明者】
【氏名】▲パン▼ ▲衛▼文
(72)【発明者】
【氏名】李 志雄
【合議体】
【審判長】吉田 美彦
【審判官】林 毅
【審判官】山崎 慎一
(56)【参考文献】
【文献】米国特許出願公開第2017/0148492(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06K19/077
G06K7/00
H01R12/72
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリ・カードであって、
パッケージ基板と、
電源接点と、接地接点と、少なくとも1つの検出接点と、コマンド接点と、および4つのデータ接点とを含み、前記少なくとも1つの検出接点は、第1の検出接点および/または第2の検出接点を含み、
前記第1の検出接点は、前記接地接点に隣接して配置され、前記第1の検出接点は、前記電源接点にも前記接地接点にも接続されていないか、もしくは前記電源接点に電気的に接続され、および/または
前記第2の検出接点は、前記電源接点に隣接して配置され、前記第2の検出接点は、前記電源接点にも前記接地接点にも接続されていないか、もしくは前記接地接点に電気的に接続され
前記パッケージ基板の外形寸法は、SIMカードと同じコネクタを共有するために、SIMカードの外形寸法とマッチし、
SIMカードと前記メモリ・カードを重ねたときに、
前記メモリ・カード上の前記第1の検出接点および前記接地接点は、前記SIMカードに対応する接地接点の投影領域内に少なくとも部分的に配置される、および/または、
前記メモリ・カード上の前記第2の検出接点および前記電源接点は、前記SIMカードに対応する電源接点の投影領域内に少なくとも部分的に配置される
メモリ・カード。
【請求項2】
前記4つのデータ接点は、第1のデータ接点を含み、前記接地接点および前記第1のデータ接点は、前記メモリ・カードの幅方向に沿って配置され、
前記第1の検出接点は、前記メモリ・カードの第1の端と前記接地接点との間に位置し、
前記第1の検出接点は、前記メモリ・カードの前記第1の端と前記第1のデータ接点との間に位置する、請求項1に記載のメモリ・カード。
【請求項3】
前記4つのデータ接点は、第2のデータ接点を含み、
前記電源接点および前記第2のデータ接点は、前記メモリ・カードの幅方向に沿って配置され、
前記第2の検出接点は、前記メモリ・カードの第2の端と前記電源接点との間に位置し、
前記第2の検出接点は、前記メモリ・カードの前記第2の端と前記第2のデータ接点との間に位置する、請求項1または2に記載のメモリ・カード。
【請求項4】
前記第1の検出接点は、前記メモリ・カードを検出するように構成され、前記第2の検出接点は、データ接点、コマンド接点、またはリセット接点であるように構成される、
請求項1から3のいずれか一項に記載のメモリ・カード。
【請求項5】
前記4つのデータ接点は、前記SIMカードに対応する前記電源接点の前記投影領域内に少なくとも部分的に位置する第1のデータ接点を含む、
請求項1から4のいずれか一項に記載のメモリ・カード。
【請求項6】
前記メモリ・カードが、eMMCプロトコル、SDプロトコル、UFSプロトコル、USBプロトコルの少なくとも1つを使用する、請求項1からのいずれか一項に記載のメモリ・カード。
【請求項7】
前記パッケージ基板の長さが12.3mm、前記パッケージ基板の幅が8.8mm、前記パッケージ基板の厚さが0.7mmである、請求項1からのいずれか一項に記載のメモリ・カード。
【請求項8】
前記パッケージ基板の1つの角が斜角を有して配置されている、請求項1からのいずれか一項に記載のメモリ・カード。
【請求項9】
前記斜角は、45度である、請求項に記載のメモリ・カード。
【請求項10】
前記斜角の幅は、1.65mmである、請求項またはに記載のメモリ・カード。
【請求項11】
コネクタであって、前記コネクタは、複数の接点端子を含み、
前記複数の接点端子は、電源端子と、接地端子と、検出端子とを少なくとも含み、前記検出端子は、第1の検出端子および/または第2の検出端子を含み、請求項1から10のいずれか一項に記載のメモリ・カードが前記コネクタと接触する場合、前記検出端子は、前記メモリ・カード上の前記少なくとも1つの検出接点に接触し、前記電源端子は、前記メモリ・カード上の電源端子に接触し、前記接地端子は、前記メモリ・カード上の接地端子に接触し、
前記コネクタは、SIMカードと接続するようにさらに構成され、前記SIMカードが前記コネクタと接触する場合、
前記第1の検出端子および前記電源端子の両方が、前記SIMカードに対応する電源接点と接触する、および/または、
前記第2の検出端子および前記接地端子の両方が、前記SIMカードに対応する接地接点と接触する、
コネクタ。
【請求項12】
電子機器に適用されるカードの識別方法であって、前記電子機器はコネクタを含み、前記コネクタは電源端子、接地端子、および検出端子を含み、前記方法は、
前記コネクタの電源端子を使用することによって、カードをオンにするステップと、
前記コネクタの前記検出端子が、電気信号を検出するか否かを判定するステップと、
前記コネクタの前記電源端子または前記接地端子が、電気信号を検出するか否かを判定するステップと、
前記検出端子の検出状態および前記電源端子または前記接地端子の検出状態に基づいて、前記カードをメモリ・カードまたはSIMカードとして識別するステップと、
を含む方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、メモリ・カード技術の分野に関し、詳細には、メモリ・カード、コネクタ、および機能カードの識別方法に関する。
【背景技術】
【0002】
ユーザのより多くの要件を満たすために、現在、電子機器は、より多くの機能カードの使用をサポートしている。例えば、2枚のカードをサポートするモバイル機器の場合、モバイル機器のカード・トレイに2つのカード収容スロットが配置され、2枚のカードの両方を収容する。例えば、SIMカード2枚、または、SIMカード1枚およびメモリ・カードを1枚を使用して、2重カード2重スタンバイが実施され得る。
【0003】
しかしながら、SIMカードとメモリ・カードとの間で共有される場合、電子機器がカード種類を正確に識別する方法は、緊急に解決が必要な問題となる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記の問題を解決するために、本出願は、メモリ・カードを正確かつ迅速に識別するために、メモリ・カード、コネクタ、および機能カードの識別方法を提供する。
【0005】
本出願で使用される技術的解決策は、以下の通りである。メモリ・カードが提供され、メモリ・カードはパッケージ基板、および、パッケージ基板の一方の側面に配置された複数の接点を含む。複数の接点は、電源接点、接地接点、および検出接点を含む。検出接点は、電源接点および接地接点の一方に隣接して配置され、電源接点および接地接点の他方に、ぶら下がる(suspended)かまたは電気的に接続される。
【0006】
検出接点は、第1の検出接点および第2の検出接点を含む。第1の検出接点は、接地接点に隣接して配置され、電源接点にぶら下がるかまたは電気的に接続される。第2の検出接点は、電源接点に隣接して配置され、接地接点にぶら下がるかまたは電気的に接続される。
【0007】
複数の接点は、機能接点をさらに含む。検出接点は、電源接点に隣接して配置され、接地接点にぶら下がるかまたは電気的に接続され、機能接点は、接地接点に隣接して配置される。あるいは、検出接点は、接地接点に隣接して配置され、電源接点にぶら下がるかまたは電気的に接続され、機能接点は、電源接点に隣接して配置される。
【0008】
パッケージ基板の外形寸法は、SIMカードと同じコネクタを共有するために、SIMカードの外形寸法とマッチする。SIMカードとメモリ・カードとが重なる場合、メモリ・カード上の検出接点と、検出接点に隣接して配置された電源接点または接地接点とは、SIMカードに対応する電源接点または接地接点の投影領域内に少なくとも部分的に位置する。
【0009】
メモリ・カードの複数の接点は、投影領域内に少なくとも部分的に位置するデータ接点をさらに含む。
【0010】
検出接点に隣接して配置された電源接点または接地接点は、メモリ・カードの幅方向においてデータ接点から間隔を空けて配置され、検出接点は、メモリ・カードの長さ方向において検出接点およびデータ接点に隣接して配置された電源接点または接地接点から間隔を空けて配置され、データ接点、および検出接点に隣接して配置された電源接点または接地接点の外側に位置する。
【0011】
メモリ・カードの複数の接点は、第1のデータ接点、コマンド接点、クロック接点、および第2のデータ接点をさらに含む。
【0012】
複数の接点は、4行2列のマトリックス状に分布している。
【0013】
本出願で使用される別の技術的解決策は以下の通りである。コネクタが提供され、コネクタは複数の接点端子を含む。複数の接点端子は、電源端子と、接地端子と、検出端子とを含む。上述したメモリ・カードが取付具を経由してコネクタに接触すると、検出端子および電源端子また接地端子は、メモリ・カード上の検出接点、および検出接点に隣接して配置された電源接点または接地接点に、それぞれ接触する。
【0014】
コネクタは、SIMカードによって、さらに共有される。SIMカードが、取付具を経由してコネクタに接触すると、検出端子および電源端子の両方、または接地端子が、SIMカードに対応する電源接点または接地接点に接触する。
【0015】
複数の検出端子が存在し、複数の検出端子は、複数の異なる種類の機能カードの検出接点設定に対応し、異なる検出端子の検出状態に基づいて、異なる種類の機能カードを識別する。
【0016】
本出願で使用される別の技術的解決策は、以下の通りである。機能カードの識別方法が提供され、本方法では上述のコネクタが使用され、本方法は、コネクタの電源端子を使用して識別対象メモリ・カードに電源を投入するステップと、コネクタの検出端子が電気信号を検出するか否かを判定するステップと、検出端子の検出状態に基づいて機能カードをメモリ・カードまたはSIMカードとして識別するステップと、を含む。
【0017】
検出端子の検出状態に基づいて機能カードをメモリ・カードまたはSIMカードとして識別するステップは、検出端子が電気信号を検出しない場合、機能カードをターゲット・メモリ・カードとして識別するステップ、または、検出端子が電気信号を検出する場合、検出端子により検出された電気信号が、検出端子に隣接して配置され、コネクタの電源端子および接地端子の1つである端子により検出された電気信号と同じであるかどうかをさらに判定するステップと、検出端子で検出された電気信号が、検出端子に隣接して配置され、コネクタの電源端子と接地端子のいずれかである端子で検出された電気信号と同じである場合、機能カードをSIMカードとして識別するステップ、または、検出端子で検出された電気信号が、検出端子に隣接して配置され、コネクタの電源端子と接地端子の1つである端子で検出された電気信号と異なる場合は、機能カードをターゲット・メモリ・カードとして識別するステップと、を含む。
【0018】
本出願で提供されるメモリ・カードは、パッケージ基板と、パッケージ基板の一方の側面に配置されている複数の接点を含む。複数の接点は、電源接点、接地接点および検出接点を含む。検出接点は、電源接点および接地接点の一方に隣接して配置され、電源接点および接地接点の他方に、ぶら下がるかまたは電気的に接続される。上記のようにして、特にメモリ・カードを識別するために検出接点が、追加され得る。このようにして、従来技術のソフトウェアを使用して命令を送信することで、メモリ・カードを識別する方法における不安定性によって引き起こされるシステム障害の潜在的なリスクが回避され、メモリ・カードが、迅速に識別され得る。
【0019】
本出願の実施形態の技術的解決策をより明確に説明するために、以下では、実施形態を説明するのに必要な添付図面を簡単に説明する。明らかに、以下の説明において添付の図面は、本出願のいくつかの実施形態を単に示しており、当業者は、創造的な取り組みをすることなく、これらの添付図面から他の図面をさらに導き出すことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本出願の第1の実施形態によるメモリ・カードの概略構成図である。
図2】本出願の第2の実施形態によるメモリ・カードの概略構成図である。
図3】従来技術のSIMカードの概略構成図である。
図4】NMカードの概略構成図である。
図5】本出願の第3の実施形態によるメモリ・カードの概略構成図である。
図6】本出願の第4の実施形態によるメモリ・カードの概略構成図である。
図7】本出願の第5の実施形態によるメモリ・カードの概略構成図である。
図8】本出願の一実施形態によるコネクタの三次元構造の概略図である。
図9】本出願によるコネクタの一実施形態の概略正面構造図である。
図10】本出願による機能カードの識別方法の第1の実施形態の概略フローチャートである。
図11】本出願による機能カードの識別方法の第2の実施形態の概略フローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本明細書で言及される「実施形態」は、実施形態を参照して説明された特定の特性、構造、または特徴が、本出願の少なくとも1つの実施形態に含まれ得ることを意味する。本明細書の様々な箇所に示されている語句は、必ずしも同じ実施形態を指しているとは限らず、別の実施形態を排除する独立した、または、任意選択の実施形態ではない。本明細書に記載される実施形態が別の実施形態と組み合わされ得ることは、当業者には明示的にも暗黙的にも理解される。
【0022】
図1は、本出願の第1の実施形態によるメモリ・カードの概略構成図である。メモリ・カード10は、パッケージ基板11と、パッケージ基板11の一方の側面に配置された複数の接点(図示せず)とを含む。
【0023】
複数の接点は、電源接点12aと、接地接点12bと、第1の検出接点12cとを含む。第1の検出接点12cは、接地接点12bに隣接して配置され、電源接点12aにぶら下がるかまたは電気的に接続されている。
【0024】
図2は、本出願の第2の実施形態によるメモリ・カードの概略構成図である。メモリ・カード10は、パッケージ基板11と、パッケージ基板11の一方の側面に配置された複数の接点(図示せず)とを含む。
【0025】
複数の接点は、電源接点12aと、接地接点12bと、第2の検出接点12dとを含む。第2の検出接点12dは、電源接点12aに隣接して配置され、接地接点12bにぶら下がるかまたは電気的に接続されている。
【0026】
上記の2つの実施形態では、メモリ・カード10の電源がオンになった後、電源接点12aは高電位にあり、接地接点12bは低電位にあり、検出接点は隣接する接点とは異なるか反対の電位にあることが理解されよう。これにより、メモリ・カードが容易に識別され得る。
【0027】
具体的には、図1の実施形態では、第1の検出接点12cが電源接点12aに結合されている場合、メモリ・カード10の電源がオンになった後、第1の検出接点12cは高電位にあり、第1の検出接点12cが高電位にあることが検出された場合、メモリ・カード10はメモリ・カードとして識別され得る。第1の検出接点12cがぶら下がっている場合、メモリ・カード10の電源がオンになった後、第1の検出接点12cが電気信号を検出しなければ、メモリ・カード10はメモリ・カードとして識別され得る。
【0028】
具体的には、図2の実施形態では、第2の検出接点12dが接地接点12bに結合されている場合、メモリ・カード10の電源がオンになった後、第2の検出接点12dは低電位にあり、第2の検出接点12dが低電位にあることが検出された場合、メモリ・カード10はメモリ・カードとして識別され得る。第2の検出接点12dがぶら下がっている場合、メモリ・カード10の電源がオンになった後、第2の検出接点12dが電気信号を検出しない際に、メモリ・カード10はメモリ・カードとして識別され得る。
【0029】
以下は、メモリ・カードおよびSIMカードを識別する方法を提供する。
【0030】
図3は、従来技術のSIMカードの概略構成図である。SIMカード30は、パッケージ基板31と、パッケージ基板31の一方の側面に配置された複数の接点(図示せず)とを含む。複数の接点は、電源接点32aおよび接地接点32bを含む。
【0031】
図1図3の概略構造図を比較する。図1に示す接地接点12bおよび第1の検出接点12cを検出するために2つの接点端子が使用される場合、2つの接点端子によって検出される電位は異なり、図3に示すSIMカード30を検出するために同じ2つの接点端子が使用される場合、2つの接点端子は両方ともSIMカード30の接地接点32bと接触し、2つの接点端子によって検出される電位は同じである。したがって、識別対象カードが図1に示されるメモリ・カードであるか図3に示されるSIMカードであるかは、このようにして識別され得る。
【0032】
図2図3の概略構造図を比較する。図2に示す電源接点12aおよび第2の検出接点12dを検出するために2つの接点端子が使用される場合、2つの接点端子によって検出される電位は異なり、図3に示すSIMカード30を検出するために同じ2つの接点端子が使用される場合、2つの接点端子は両方ともSIMカード30の電源接点32aに接触し、2つの接点端子によって検出される電位は同じである。したがって、識別対象カードが、図2に示されるメモリ・カードであるか、または、図3に示されるSIMカードであるかは、このようにして識別され得る。
【0033】
以上のように、実施形態で提供されるメモリ・カードは、パッケージ基板を含み、複数の接点は、パッケージ基板の一方の側面に配置されている。複数の接点は、電源接点、接地接点および検出接点を含む。検出接点は、電源接点および接地接点の一方に隣接して配置され、電源接点および接地接点の他方に、ぶら下がるかまたは電気的に接続される。上記のようにして、特にメモリ・カードを識別するために検出接点が、追加され得る。このようにして、従来技術のソフトウェアを使用して命令を送信することで、メモリ・カードを識別する方法における不安定性によって引き起こされるシステム障害の潜在的なリスクが回避され、メモリ・カードが、迅速に識別され得る。
【0034】
以下では、NMカード(Nano memory card)の一実施形態を使用して本出願を説明する。
【0035】
図4は、NMカードの概略構成図である。NMカードは、EMMCプロトコルを使用する。EMMC(Embedded Multi Media Card)は、MMC協会によって策定された、主に携帯電話やタブレット・コンピュータなどの製品向けの組み込みメモリ規格仕様である。
【0036】
NMカードは、8つの接点、すなわち、3.3 V電源接点(VCC)、接地接点(GND)、クロック接点(CLK)、コマンド接点(CMD)、および4つのデータ接点(D0-D3)を含む。この実施形態では、8つの接点は以下のように設定される。
【0037】
【表1】
【0038】
8つの接点は、4行2列のマトリックス状に分布されている。マトリックスの第1列の接点は、順に、第1のデータ接点、コマンド接点、接地接点、および第3のデータ接点であり、EMMCプロトコルのD1ピン、CMDピン、GNDピン、およびD3ピンに、それぞれ対応する。マトリックスの第2列の接点は、順に、クロック接点、第2のデータ接点、電源接点、および第4のデータ接点であり、EMMCプロトコルのCLKピン、D0ピン、VCCピン、およびD2ピンに、それぞれ対応する。
【0039】
第3のデータ接点(D3)は、延長部を含み、延長部は接地接点(GND)の外側まで延在する。第4のデータ接点(D2)も、延長部を含み、延長部は電源接点(VCC)の外側まで延在する。
【0040】
図5は、本出願の第3の実施形態によるメモリ・カードの概略構成図である。本実施形態のメモリ・カード10は、パッケージ基板11と、パッケージ基板11の一方の側面に配置された複数の接点(図示せず)とを含む。この実施形態では、複数の接点は9つの接点を含む。
【0041】
8つの接点は、4行2列のマトリックス状に分布されている。マトリックスの第1列の接点は、順に、第1のデータ接点、コマンド接点、接地接点、および第3のデータ接点であり、EMMCプロトコルのD1ピン、CMDピン、GNDピン、およびD3ピンに、それぞれ対応する。マトリックスの第2列の接点は、順に、クロック接点、第2のデータ接点、電源接点、および第4のデータ接点であり、EMMCプロトコルのCLKピン、D0ピン、VCCピン、およびD2ピンに、それぞれ対応する。
【0042】
また、第9の接点は、第1の検出接点12cである。第1の検出接点12cに隣接して配置される接地接点12bは、メモリ・カードの幅方向において、第3のデータ接点(D3)と間隔を空けて配置される。第1の検出接点12cは、メモリ・カードの長さ方向において、第1の検出接点12cおよび第3のデータ接点(D3)に隣接して配置された接地接点12bと間隔を空けて配置されており、接地接点12bおよび第3のデータ接点(D3)の外側に位置している。
【0043】
また、第4のデータ接点(D2)は、延長部を含み、延長部は、電源接点(VCC)の外部まで延在する。
【0044】
図6は、本出願の第4の実施形態によるメモリ・カードの概略構成図である。本実施形態のメモリ・カード10は、パッケージ基板11と、パッケージ基板11の一方の側面に配置された複数の接点(図示せず)とを含む。この実施形態では、複数の接点は9つの接点を含む。
【0045】
8つの接点は、4行2列のマトリックス状に分布されている。マトリックスの第1列の接点は、順に、第1のデータ接点、コマンド接点、接地接点、および第3のデータ接点であり、EMMCプロトコルのD1ピン、CMDピン、GNDピン、およびD3ピンに、それぞれ対応する。マトリックスの第2列の接点は、順に、クロック接点、第2のデータ接点、電源接点、および第4のデータ接点であり、EMMCプロトコルのCLKピン、D0ピン、VCCピン、およびD2ピンに、それぞれ対応する。
【0046】
また、第9の接点は、第2の検出接点12dである。第2の検出接点12dに隣接して配置される電源接点12aは、メモリ・カードの幅方向において、第4のデータ接点(D2)と間隔を空けて配置される。第2の検出接点12dは、メモリ・カードの長さ方向において、第2の検出接点12dおよび第4のデータ接点(D2)と隣接して配置された電源接点12aと間隔を空けて配置され、電源接点12aおよび第4のデータ接点(D2)の外側に位置している。
【0047】
また、第3のデータ接点(D3)は、延長部を含み、延長部は、接地接点12bの外部まで延在する。
【0048】
図7は、本出願の第5の実施形態によるメモリ・カードの概略構成図である。本実施形態のメモリ・カード10は、パッケージ基板11と、パッケージ基板11の一方の側面に配置された複数の接点(図示せず)とを含む。この実施形態では、複数の接点は、合計10個の接点を含む。
【0049】
8つの接点は、4行2列のマトリックス状に分布されている。マトリックスの第1列の接点は、順に、第1のデータ接点、コマンド接点、接地接点、および第3のデータ接点であり、EMMCプロトコルのD1ピン、CMDピン、GNDピン、およびD3ピンに、それぞれ対応する。マトリックスの第2列の接点は、順に、クロック接点、第2のデータ接点、電源接点、および第4のデータ接点であり、EMMCプロトコルのCLKピン、D0ピン、VCCピン、およびD2ピンに、それぞれ対応する。
【0050】
また、第9の接点は、第1の検出接点12cである。第1の検出接点12cに隣接して配置される接地接点12bは、メモリ・カードの幅方向において、第3のデータ接点(D3)と間隔を空けて配置される。第1の検出接点12cは、メモリ・カードの長さ方向において、第1の検出接点12cおよび第3のデータ接点(D3)に隣接して配置された接地接点12bと間隔を空けて配置されており、接地接点12bおよび第3のデータ接点(D3)の外側に位置している。
【0051】
また、第10の接点は、第2の検出接点12dである。第2の検出接点12dに隣接して配置される電源接点12aは、メモリ・カードの幅方向において、第4のデータ接点(D2)と間隔を空けて配置される。第2の検出接点12dは、メモリ・カードの長さ方向において、第2の検出接点12dおよび第4のデータ接点(D2)と隣接して配置された電源接点12aと間隔を空けて配置され、電源接点12aおよび第4のデータ接点(D2)の外側に位置している。
【0052】
また、第1の検出接点12cおよび第2の検出接点12dの一方のみを検出に用いてもよく、他方を他の機能として用いてもよく、例えば、データ接点、コマンド接点、または、リセット接点として、使用され得る。
【0053】
加えて、前述の実施形態では、MMCプロトコルにあり、NMカードの接点に対応するピンが記載されている。前述の実施形態は、MMCプロトコルに適用可能であるだけでなく、SDプロトコル、UFSプロトコル、USBプロトコルなどにも対応し得ることが理解されよう。
【0054】
図3、および図5図7を比較する。実施形態では、NMカードのパッケージ基板の外形寸法は、SIMカードの外形寸法とマッチし、その結果、同じコネクタがSIMカードと共有され得る。
【0055】
具体的には、パッケージ基板の長さは12.3 mm、幅は8.8 mm、厚さは0.7 mmであり、パッケージ基板の一方の角部に斜角が設けられている。
【0056】
任意選択的に、一実施形態では、斜角は45度であり、斜角の幅は1.65 mmである。
【0057】
別の実施形態では、パッケージ・プレートの別の角部または各接点の角部は、要件に基づいて斜角または丸みを有して配置されてもよいことが理解されよう。このことは、本明細書では限定されない。
【0058】
図3および図5を参照すると、NMカードとSIMとが重なる場合、NMカードの第1の検出接点12cおよび第1の検出接点12cに隣接して配置された接地接点12bは、SIMカードに対応する接地接点(GND)の投影領域内に少なくとも部分的に位置する。
【0059】
図3および図6を参照すると、NMカードとSIMとが重なる場合、NMカードの第2の検出接点12dおよび第2の検出接点12dに隣接して配置された電源接点12aは、SIMカードに対応する電源接点(VCC)の投影領域内に少なくとも部分的に位置する。
【0060】
図3および図7を参照すると、NMカードとSIMが重なる場合、NMカードの第1の検出接点12c、および第1の検出接点12cに隣接して配置された接地接点12bは、SIMカードに対応する接地接点(GND)の投影領域内に少なくとも部分的に位置し、NMカードの第2の検出接点12d、および第2の検出接点12dに隣接して配置された電源接点12aは、SIMカードに対応する電源接点(VCC)の投影領域内に少なくとも部分的に位置する。
【0061】
上記の配置では、2つの接点端子がNMカードと接触するために使用される場合、2つの接点端子はそれぞれ検出接点および電源接点/接地接点と接触し、同じ2つの接点端子がSIMカードと接触するために使用される場合、2つの接点端子は両方とも、後続のカード識別のために電源接点または接地接点と接触する。
【0062】
図8は、本出願によるコネクタの一実施形態の三次元構造の概略図であり、図9は、本出願によるコネクタの一実施形態の正面図の概略構造図である。
【0063】
コネクタ80は、複数の接点端子(図示せず)を含む。複数の接点端子は、電源端子82a、接地端子82b、および検出端子(82cおよび/または82d)を含む。図1図2図5図6、または図7に示すメモリ・カード10が、取付具を経由してコネクタ80と接触する場合、検出端子、および電源端子または接地端子は、それぞれ、メモリ・カード上の検出接点および、検出接点に隣接して配置された電源接点または接地接点と、接触する。
【0064】
任意選択で、一実施形態では、検出端子は、具体的には、第1の検出端子82cおよび第2の検出端子82dを含む。
【0065】
具体的には、図3が例として使用される。SIMカードが、取付具を経由してコネクタ80に接触する場合、SIMカードの電源接点VCCは、電源端子82aと第2の検出端子82dの両方に接触し、SIMカードの接地接点GNDは、接地端子82bと第1の検出端子82cの両方に接触する。
【0066】
具体的には、図5が例として使用される。NMカードが、取付具を経由してコネクタ80に接触する場合、電源接点12aは電源端子82aに接触し、接地接点12bは接地端子82bに接触し、第1の検出接点12cは第1の検出端子82cに接触する。
【0067】
具体的には、図6が例として使用される。NMカードが、取付具を経由してコネクタ80に接触する場合、電源接点12aが電源端子82aに接触し、接地接点12bが接地端子82bに接触し、第2の検出接点12dが第2の検出端子82dに接触する。
【0068】
具体的には、図7が例として使用される。NMカードが、取付具を経由してコネクタ80に接触する場合、電源接点12aは電源端子82aに接触し、接地接点12bは接地端子82bに接触し、第1の検出接点12cは第1の検出端子82cに接触し、第2の検出接点12dは第2の検出端子82dに接触する。
【0069】
したがって、コネクタ80を用いて本実施形態で提供されるメモリ・カードを識別する場合、電源端子82aと第2の検出端子82dの電位が同じであるか否かが、検出され得る。電源端子82aと第2の検出端子82dの電位が同じ場合、識別対象カードは、SIMカードとして識別される。電源端子82aと第2の検出端子82dの電位が異なる場合、本実施形態では、識別対象カードは、メモリ・カードとして識別される。あるいは、接地端子82bと第1の検出端子82cとの電位が同じであるか否かが、検出され得る。接地端子82bと第1の検出端子82cの電位が同じであれば、識別対象カードは、SIMカードとして特定される。接地端子82bと第1の検出端子82cの電位が異なる場合、本実施形態では、識別対象カードは、メモリ・カードとして識別される。
【0070】
任意選択で、複数の検出端子が存在し、異なる検出端子の検出状態に基づいて異なる種類の機能カードを識別するために、複数の検出端子は、複数の異なる種類の機能カードの検出接点設定に対応する。
【0071】
例えば、コネクタは、2つの検出端子を含み、2つの検出端子は、異なる2種類のメモリ・カードの検出接点に対応して配置され得る。具体的には、第1の検出端子は第1の種類のメモリ・カードに対応し、第2の検出端子は第2の種類のメモリ・カードに対応する。メモリ・カードが識別される際に、第1の検出端子が特定の電気信号を検出した場合、メモリ・カードは第1の種類のメモリ・カードとして識別される。第2の検出端子が特定の電気信号を検出した場合、メモリ・カードは第2の種類のメモリ・カードとして識別される。
【0072】
加えて、図4のNMカードおよび図5図7で提供されるNMカードを参照すると、この実施形態は、以下の利点をさらに有する。
【0073】
1.図4では、ピンD2およびD3はデータI/Oであり、ハードウェア状態を識別するために使用され得ない。NMカードとSIMカードとの間で共有される6つのピン(すなわち、D1、CMD、GND、CLK、D0、およびVCC)は機能が類似しており、ハードウェア状態を識別するために使用され得ない。ピンD2およびD3を識別に使用され得ないという問題を解決するために、この実施形態で提供されるNMカードに新しいテストピンが追加される。
【0074】
2.カード応答を取得するために進歩性のあるコマンドを使用して実行されるソフトウェア識別は信頼性が低く、良好な接触なしに通信が容易に実行され、システム障害をもたらす。さらに、NMカードの動作電圧は1.8 Vまたは3.3 Vであり、SIMカードの動作電圧は1.8 Vまたは3 Vである。ソフトウェア識別プロセスでは、電圧切り替えがある。識別エラーが発生すると、メモリ・カードまたはSIMカードの動作を実行するために誤った電圧が容易に使用され、潜在的なリスクがある。
【0075】
3.図4のピンD2およびD3は長すぎ、VCCおよびGNDへの短絡のリスクを高める。しかし、この問題は、本実施形態ではピンを変更することによって解決される。
【0076】
図10は、本出願による機能カードの識別方法の第一の実施形態の概略フローチャートである。方法は以下のステップを含む。
【0077】
ステップ101:コネクタの電源端子を使用して識別対象メモリ・カードの電源を投入する。
【0078】
コネクタの端子は比較的固定されており、したがって、識別対象メモリ・カードは、マッチする機能カードが挿入された後にのみ電源を入れることができることが理解されよう。例えば、本実施形態におけるコネクタは、NMカード、SIMカード、および同様の接点レイアウトを有する別のカードに適用可能である。
【0079】
具体的には、コネクタの電源端子は機能カードの電源接点に接触し、コネクタの接地端子は機能カードの接地接点に接触する。
【0080】
ステップ102:コネクタの検出端子が電気信号を検出するかどうかを判定する。
【0081】
ステップ103:検出端子の検出状態に基づいて、機能カードをメモリ・カードまたはSIMカードとして識別する。
【0082】
前述の実施形態で提供されたNMカード、SIMカード、およびコネクタの構造に基づいて、検出端子は、NMカードの検出接点、およびSIMの電源接点または接地接点、に対応することが理解されよう。したがって、検出接点と、電源接点および接地接点のそれぞれとの電気信号の差に基づいて、識別が実行され得る。
【0083】
図11は、本出願による機能カードの識別方法の第二の実施形態の概略フローチャートである。方法は以下のステップを含む。
【0084】
ステップ111:コネクタの電源端子を使用して、識別対象メモリ・カードの電源を投入する。
【0085】
ステップ112:コネクタの検出端子が電気信号を検出するかどうかを判定する。
【0086】
電気信号が検出されない場合、ステップ113が実行される。電気信号が検出された場合、ステップ114が実行される。
【0087】
ステップ113:機能カードをターゲット・メモリ・カードとして識別する。
【0088】
ステップ114:検出端子によって検出された電気信号が、検出端子に隣接して配置され、コネクタの電源端子および接地端子の一方である端子によって検出された電気信号と同じであるかどうかを判定する。
【0089】
検出端子によって検出された電気信号が、検出端子に隣接して配置され、コネクタの電源端子および接地端子の一方である端子によって検出された電気信号と同じである場合、ステップ115が実行される。検出端子によって検出された電気信号が、検出端子に隣接して配置され、コネクタの電源端子および接地端子の一方である端子によって検出された電気信号と異なる場合、ステップ116が実行される。
【0090】
ステップ115:機能カードをSIMカードとして識別する。
【0091】
ステップ116:機能カードをターゲット・メモリ・カードとして識別する。
【0092】
検出端子に対応する検出接点が、電源接点または接地接点に接続されていない実施形態では、検出接点は、ぶら下がっているのと同等である。この場合、検出端子は電気信号を検出しない。
【0093】
別の実施形態では、メモリ・カードは、検出端子に対応する位置に接点が配置され得ない。この場合、検出端子は電気信号を検出し得ず、機能カードは、ターゲット・メモリ・カードとして識別される。
【0094】
加えて、検出接点が電源接点に隣接する実施形態では、SIMカードの場合、検出端子と電源端子の電位は同じでなければならない。しかしながら、メモリ・カードでは、検出接点が接地接点に接続されているため、検出端子と電源端子との電位が逆になる。
【0095】
同様に、検出接点が接地接点に隣接する実施形態では、SIMカードの場合、検出端子と電源端子の電位は同じでなければならない。しかしながら、メモリ・カードでは、検出接点が電源接点に接続されているため、検出端子と電源端子の電位が逆になる。
【0096】
したがって、検出接点の電位が電源接点の電位と同じであるかどうか、または検出接点の電位が接地接点の電位と同じであるかどうかを判定することによって、SIMカードおよびメモリ・カードが、識別され得る。
【0097】
前述の説明は、本出願の単なる例示的な実施形態であり、本出願範囲を限定することを意図しない。本出願の明細書および図面の内容を使用することによってなされる同等の構造または同等の処理変更、または別の関連する技術分野への直接的または間接的な本明細書および図面の内容の適用は、本出願の保護範囲内にあるとする。
【符号の説明】
【0098】
10 メモリ・カード
11 パッケージ基板
12a 電源接点
12b 接地接点
12c 第1の検出接点
12d 第2の検出接点
30 SIMカード
31 パッケージ基板
32a 電源接点
22b 接地接点
32c 検出接点
80 コネクタ
82a 電源端子
82b 接地端子
82c 第1の検出端子
82d 第2の検出端子
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11