(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-15
(45)【発行日】2024-03-26
(54)【発明の名称】ビデオ共有、取得方法、サーバー、端末機器及び媒体
(51)【国際特許分類】
H04N 21/2668 20110101AFI20240318BHJP
H04N 21/258 20110101ALI20240318BHJP
H04N 7/18 20060101ALI20240318BHJP
H04L 67/00 20220101ALI20240318BHJP
H04L 51/06 20220101ALI20240318BHJP
H04L 51/10 20220101ALI20240318BHJP
【FI】
H04N21/2668
H04N21/258
H04N7/18 U
H04L67/00
H04L51/06
H04L51/10
(21)【出願番号】P 2023501650
(86)(22)【出願日】2021-07-14
(86)【国際出願番号】 CN2021106226
(87)【国際公開番号】W WO2022012585
(87)【国際公開日】2022-01-20
【審査請求日】2023-01-10
(31)【優先権主張番号】202010675008.3
(32)【優先日】2020-07-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】523010166
【氏名又は名称】シンセン インスティテュート オブ アーティフィシャル インテリジェンス アンド ロボティクス フォア ソサエティー
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】弁理士法人信栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】金出 武雄
(72)【発明者】
【氏名】ホアン, ルイ
【審査官】鈴木 順三
(56)【参考文献】
【文献】特開2008-061193(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2010/0002084(US,A1)
【文献】特開2018-025734(JP,A)
【文献】中国特許出願公開第109067889(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第105681763(CN,A)
【文献】中国特許出願公開第108965919(CN,A)
【文献】特開2016-010145(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 21/00 - 21/858
H04N 7/18
H04L 67/00 - 67/75
H04L 51/00 - 51/58
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ビデオ共有方法であって、
サーバーが、N個の撮影端末から、前記撮影端末が撮影したビデオを記録するためのビデオデータ、及び前記撮影端末が前記ビデオデータを取得した時の位置を記録するための位置点をそれぞれ取得するステップであって、前記Nは、1より大きい正の整数であるステップと、
前記サーバーが、前記N個の撮影端末のそれぞれが取得した位置点をM個の視聴端末に送信するステップであって、前記Mは、1より大きい正の整数であるステップと、
前記サーバーが、ターゲット位置点を第Q端末から取得するステップであって、前記第Q端末は、前記M個の視聴端末のうちの1つであり、1≦Q≦Mであり、前記ターゲット位置点は、前記N個の撮影端末のそれぞれが取得した位置点のうちの1つであるステップと、
前記サーバーが、前記ターゲット位置点に基づいて、第Jビデオデータを前記第Q端末に送信するステップであって、前記第Jビデオデータは、第J端末が前記ターゲット位置点で撮影したビデオデータであり、前記第J端末は、前記N個の撮影端末のうちの1つであり、1≦J≦Nであるステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記ターゲット位置点には複数の撮影端末が撮影したビデオデータが対応する場合、前記サーバーが、ターゲット位置点を第Q端末から取得した後、
前記サーバーが、R個の撮影端末の識別子情報を前記第Q端末に送信するステップであって、前記R個の撮影端末は、前記N個の撮影端末のうちの、前記ターゲット位置点でビデオデータを撮影した端末であり、1≦R≦Nであり、前記識別子情報は、対応する撮影端末をマーキングするためのものであるステップと、
前記サーバーが、前記第J端末の識別子情報を前記第Q端末から取得するステップであって、前記第J端末は、前記R個の撮影端末のうちの1つであるステップと、
前記サーバーが、前記第J端末が前記ターゲット位置点で撮影した前記第Jビデオデータを前記第Q端末に送信するステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記方法は、
前記サーバーが、第1の所定規則に基づいて、前記R個の撮影端末のうちの少なくとも1つ撮影端末を人気端末と判定するステップであって、前記人気端末は、前記第J端末とは異なる端末であるステップをさらに含み、
前記サーバーがターゲット位置点を前記第Q端末から取得した後、
前記サーバーが、前記第Jビデオデータと人気ビデオデータとを推奨ビデオデータにスティッチングするステップであって、前記人気ビデオデータは、前記人気端末が撮影したビデオデータであるステップをさらに含み、
前記サーバーが、前記ターゲット位置点に基づいて、第Jビデオデータを前記第Q端末に送信するステップは、
前記サーバーが、前記推奨ビデオデータを前記第Q端末に送信するステップを含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記サーバーが、ビデオデータ及び位置点をN個の撮影端末からそれぞれ取得する前、
前記サーバーが、前記N個の撮影端末の撮影環境を記録するための環境モデルを取得するステップをさらに含み、
前記サーバーが、ビデオデータ及び位置点をN個の撮影端末からそれぞれ取得した後、
前記サーバーが、前記N個の撮影端末がそれぞれ撮影したビデオデータと前記環境モデルとを照合して、前記N個の撮影端末の撮影画角を決定するステップと、
前記サーバーが、前記N個の撮影端末の撮影画角を前記M個の視聴端末に送信するステップと、
前記サーバーが、ターゲット撮影画角を前記第Q端末から取得するステップであって、前記ターゲット撮影画角が、前記N個の撮影端末の撮影画角のうちの1つであるステップと、
前記サーバーが、前記ターゲット撮影画角に基づいて、前記第Jビデオデータを前記第Q端末に送信するステップであって、前記第Jビデオデータは、前記第J端末が前記ターゲット撮影画角で撮影したビデオデータであるステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、前記サーバーが第2の所定規則に基づいて前記ターゲット位置点を人気位置点として決定した場合、さらに、
前記サーバーが、前記R個の撮影端末が前記ターゲット位置点で撮影したP個のビデオデータを取得するステップであって、前記Pは1より大きい正の整数であるステップと、
前記サーバーが、前記P個のビデオデータの撮影画角に基づいて、前記P個のビデオデータを1つのパノラマビデオデータにスティッチングするステップであって、前記パノラマビデオデータには前記P個のビデオデータにおける撮影画面が記録されるステップと、
前記サーバーが、前記ターゲット位置点を前記第Q端末から取得した場合、前記パノラマビデオデータを前記第Q端末に送信するステップと、を実行することを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記サーバーが、前記撮影端末が前記ビデオデータを取得した時間を記録するための時点を前記N個の撮影端末からそれぞれ取得するステップと、
前記サーバーが、前記N個の撮影端末のそれぞれが取得した時点を前記M個の視聴端末に送信するステップと、
前記サーバーが、ターゲット時点を前記第Q端末から取得するステップであって、前記ターゲット時点は、前記N個の撮影端末のそれぞれが取得した時点のうちの1つであるステップと、
前記サーバーが、前記ターゲット時点に基づいて、前記第Jビデオデータを前記第Q端末に送信するステップであって、前記第Jビデオデータは、前記第J端末が前記ターゲット時点で取得したビデオデータであるステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記サーバーが、S個のビデオデータを前記N個の撮影端末によって送信されたビデオデータから取得するステップであって、前記S個のビデオデータは、ターゲット時間帯内において、ターゲット位置点で撮影した全てのビデオデータであるステップと、
前記サーバーが、前記S個のビデオデータに記録された特徴をスティッチングして、融合ビデオデータを取得するステップであって、前記融合ビデオデータには、前記ターゲット時間帯内において前記ターゲット位置点で撮影した全ての特徴が記録されるステップと、
をさらに含み、
前記サーバーがターゲット位置点を第Q端末から取得した後、
前記サーバーが、前記融合ビデオデータを前記第Q端末に送信するステップをさらに含む、ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
ビデオ取得方法であって、
視聴端末が、少なくとも1つの位置点をサーバーから取得するステップであって、前記位置点は、N個の撮影端末がターゲット領域内でビデオデータを撮影した後、前記サーバーにアップロードされるものであり、前記Nは、1より大きい正の整数であるステップと、
前記視聴端末が、地図インターフェースを表示インターフェースに展示するステップであって、前記地図インターフェースは、前記ターゲット領域の地図インターフェースであって、前記少なくとも1つの位置点を含むステップと、
前記視聴端末が、前記地図インターフェースからユーザーが選択したターゲット位置点を取得するステップであって、前記ターゲット位置点は、前記少なくとも1つの位置点のうちの1つであるステップと、
前記視聴端末が、前記ターゲット位置点を前記サーバーに送信するステップと、
前記視聴端末が、第Jビデオデータを前記サーバーから取得するステップであって、前記第Jビデオデータは、第J端末が前記ターゲット領域内の前記ターゲット位置点で撮影したビデオデータであり、前記第J端末は、前記N個の撮影端末のうちの1つであり、1≦J≦Nであるステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項9】
前記ターゲット位置点には複数の撮影端末が撮影したビデオデータが対応する場合、前記方法は、
前記視聴端末が、R個の撮影端末の識別子情報を前記サーバーから取得するステップであって、前記R個の撮影端末はすべて、前記ターゲット位置点でビデオデータを撮影した撮影端末であり、1≦R≦Nであるステップをさらに含み、
前記視聴端末が、前記地図インターフェースからユーザーが選択したターゲット位置点を取得した後、
前記視聴端末が、前記R個の撮影端末の識別子情報を表示インターフェースに展示するステップと、
前記視聴端末が、ユーザーによって選択された前記第J端末の識別子情報を取得するステップであって、前記第J端末は、前記R個の撮影端末のうちの1つであるステップと、
前記視聴端末が、前記第J端末の識別子情報を前記サーバーに送信するステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記視聴端末が少なくとも1つの位置点をサーバーから取得した後、
前記視聴端末が、前記N個の撮影端末の撮影画角を前記サーバーから取得するステップ
をさらに含み、
前記視聴端末が、前記地図インターフェースからユーザーが選択したターゲット位置点を取得した後、
前記視聴端末が、前記R個の撮影端末の撮影画角を表示インターフェースに展示するステップと、
前記視聴端末が、ユーザーによって選択されたターゲット撮影画角を取得するステップであって、前記ターゲット撮影画角は、前記R個の撮影端末の撮影画角のうちの1つであるステップと、
前記視聴端末が、前記ターゲット撮影画角を前記サーバーに送信するステップであって、前記ターゲット撮影画角は、撮影端末が前記ターゲット撮影画角で撮影したビデオデータを送信するようにサーバーに要求するためのものであるステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記視聴端末が少なくとも1つの位置点をサーバーから取得した後、
前記視聴端末が、前記N個の撮影端末がビデオデータを撮影する時の時点である少なくとも1つの時点を前記サーバーから取得するステップ
をさらに含み、
前記視聴端末が、前記地図インターフェースからユーザーが選択したターゲット位置点を取得した後、
前記視聴端末が、前記少なくとも1つの時点を表示インターフェースに展示するステップと、
前記視聴端末が、ユーザーによって選択されたターゲット時点を取得するステップであって、前記ターゲット時点は、前記少なくとも1つの時点のうちの1つであるステップと、
前記視聴端末が、前記ターゲット時点を前記サーバーに送信するステップであって、前記ターゲット時点は、撮影端末が前記ターゲット時点で撮影したビデオを送信するように、前記サーバーに要求するためのものであるステップと、
をさらに含むことを特徴とする請求項8から10のいずれか1項記載の方法。
【請求項12】
サーバーであって、
N個の撮影端末から、前記撮影端末が撮影したビデオを記録するためのビデオデータ、及び前記撮影端末が前記ビデオデータを取得した時の位置を記録するための位置点をそれぞれ取得するための取得ユニットであって、前記Nは、1より大きい正の整数である取得ユニットと、
前記取得ユニットによって取得された、前記N個の撮影端末のそれぞれが取得した位置点をM個の視聴端末に送信するための送信ユニットであって、前記Mは、1より大きい正の整数である送信ユニットと、
を含み、
前記取得ユニットはさらに、ターゲット位置点を第Q端末から取得し、前記第Q端末は、前記M個の視聴端末のうちの1つであり、1≦Q≦Mであり、前記ターゲット位置点は、前記N個の撮影端末のそれぞれが取得した位置点のうちの1つであり、
前記送信ユニットはさらに、前記取得ユニットが取得した前記ターゲット位置点に基づいて、第Jビデオデータを前記第Q端末に送信し、前記第Jビデオデータは、第J端末が 前記ターゲット位置点で撮影したビデオデータであり、前記第J端末は、前記N個の撮影端末のうちのJ番目の端末であり、1≦J≦Nであることを特徴とするサーバー。
【請求項13】
視聴端末であって、
少なくとも1つの位置点をサーバーから取得するための第1の取得ユニットであって、前記位置点は、N個の撮影端末がターゲット領域内でビデオデータを撮影した後、前記サーバーにアップロードされるものであり、前記Nは、1より大きい正の整数である第1の取得ユニットと、
地図インターフェースを表示インターフェースに展示する展示ユニットであって、前記地図インターフェースは、前記ターゲット領域の地図インターフェースであって、前記第1の取得ユニットが取得した前記少なくとも1つの位置点を含む展示ユニットと、
前記地図インターフェースからユーザーが選択したターゲット位置点を取得するための第2の取得ユニットであって、前記ターゲット位置点は、前記展示ユニットに展示される前記少なくとも1つの位置点のうちの1つである第2の取得ユニットと、
前記第2の取得ユニットが取得した前記ターゲット位置点を前記サーバーに送信する送信ユニットと、
を含み、
前記第1の取得ユニットはさらに、第Jビデオデータを前記サーバーから取得し、前記第Jビデオデータは、第J端末が前記ターゲット領域内の前記ターゲット位置点で撮影したビデオデータであり、前記第J端末は、前記N個の撮影端末のうちの1つであり、1≦J≦Nであることを特徴とする視聴端末。
【請求項14】
サーバーであって、
インタラクション装置、入力/出力(I/O)インターフェース、プロセッサー及びメモリを含み、前記メモリにはプログラム指令が記憶され、
前記インタラクション装置は、ユーザーによって入力された操作指令を取得し、
前記プロセッサーは、メモリに記憶されるプログラム指令を実行することで、請求項1から7のいずれか1項に記載の方法を実行することを特徴とするサーバー。
【請求項15】
端末機器であって、
インタラクション装置、入力/出力(I/O)インターフェース、プロセッサー及びメモリを含み、前記メモリにはプログラム指令が記憶され、
前記インタラクション装置は、ユーザーによって入力された操作指令を取得し、
前記プロセッサーは、メモリに記憶されるプログラム指令を実行することで、請求項8から11のいずれか1項に記載の方法を実行することを特徴とする端末機器。
【請求項16】
指令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、前記指令がコンピュータ機器上で実行されるとき、前記コンピュータ機器に請求項1から7のいずれか1項に記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項17】
指令を含むコンピュータ可読記憶媒体であって、前記指令がコンピュータ機器上で実行されるとき、前記コンピュータ機器に請求項8から11のいずれか1項に記載の方法を実行させることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は2020年07月14日にて中国特許庁に提出され、出願番号が202010675008.3であり、発明の名称が「ビデオ共有、取得方法、サーバー、端末機器及び媒体」である中国特許出願の優先権を主張して、その全ての内容は援用により本出願に組み込まれる。
【0002】
本出願は、電子技術分野に関し、特に、ビデオ共有、取得方法、サーバー、端末機器及び媒体に関している。
【背景技術】
【0003】
インターネット及びスマートデバイスの普及に伴い、大量のビデオ伝送及び共有の技術が出現し、その中で、従来技術は主に以下のいくつかのタイプを含む。
【0004】
ライブストリーミングウェブサイト:このようなウェブサイトは主に、一人のストリーマがライブストリーミングプラットフォームによってビデオのリアルタイム共有を行い、このようなタイプのライブストリーミングウェブサイトは一般的に個人を主体とし、一対多のビデオ共有を実現し、単一のライブストリーミング視角のみを有し、主旨及び実際価値が不足している。
【0005】
ビデオ監視ネットワーク:このようなシナリオは一般的に安保分野に適用され、複数の固定されたカメラからビデオ監視ネットワークを構成し、その後、1つの端末が監視ネットワークにおける各カメラによって撮影されたビデオ画面をリアルタイムに視聴し、このような動作方式において、複数のビデオソースを同一のユーザーに共有する時、共有対象となるユーザーは全てのビデオソースのアドレス、ユーザー名、及びパスワードを記録しなければならないため、ユーザーにとって非常に不便であり、このようなシナリオはビデオの共有に不利であり、また、ビデオ監視ネットワークのカメラは固定されるため、得られる撮影内容は柔軟に変化できない。
【0006】
以上のように、従来技術におけるビデオ伝送及び共有方法はまだ改善される必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本出願の実施例は、ビデオ共有の柔軟性が不足しているという問題を解決するための、ビデオ共有、取得方法、サーバー、端末機器及び媒体を提供している。
【課題を解決するための手段】
【0008】
これに鑑みると、本出願は、ビデオ共有方法を提供し、当該方法は、
サーバーが、N個の撮影端末から、当該撮影端末が撮影したビデオを記録するためのビデオデータ、及び当該撮影端末が前記ビデオデータを取得した時の位置を記録するための位置点をそれぞれ取得するステップであって、当該Nは、1より大きい正の整数であるステップと、
当該サーバーが、当該N個の撮影端末のそれぞれが取得した位置点をM個の視聴端末に送信するステップであって、当該Mは、1より大きい正の整数であるステップと、
当該サーバーが、ターゲット位置点を第Q端末から取得するステップであって、当該第Q端末は、当該M個の視聴端末のうちの1つであり、1≦Q≦Mであり、当該ターゲット位置点は、当該N個の撮影端末のそれぞれが取得した位置点のうちの1つであるステップと、
当該サーバーが、当該ターゲット位置点に基づいて、第Jビデオデータを当該第Q端末に送信するステップであって、当該第Jビデオデータは、第J端末が当該ターゲット位置点で撮影したビデオデータであり、当該第J端末は、当該N個の撮影端末のうちの1つであり、1≦J≦Nであるステップと、を含む。
【0009】
好ましくは、本出願の実施例は、ビデオ取得方法をさらに提供し、当該方法は、視聴端末が、少なくとも1つの位置点をサーバーから取得するステップであって、位置点は、N個の撮影端末がターゲット領域内でビデオデータを撮影した後、当該サーバーにアップロードされるものであり、Nは、1より大きい正の整数であるステップと、視聴端末が、地図インターフェースを表示インターフェースに展示するステップであって、地図インターフェースは、ターゲット領域の地図インターフェースであって、地図インターフェースには少なくとも1つの位置点が含まれるステップと、視聴端末が、地図インターフェースからユーザーが選択したターゲット位置点を取得するステップであって、ターゲット位置点は、少なくとも1つの位置点のうちの1つであるステップと、視聴端末が、ターゲット位置点をサーバーに送信するステップと、視聴端末が、第Jビデオデータをサーバーから取得するステップであって、第Jビデオデータは、第J端末がターゲット領域内のターゲット位置点で撮影したビデオデータであり、第J端末は、N個の撮影端末のうちの1つであり、1≦J≦Nであるステップと、を含む。
【0010】
好ましくは、本出願の実施例はビデオ共有装置をさらに提供し、当該装置は、
N個の撮影端末から、当該撮影端末が撮影したビデオを記録するためのビデオデータ、及び当該撮影端末が当該ビデオデータを取得した時の位置を記録するための位置点をそれぞれ取得するための取得ユニットであって、当該Nは、1より大きい正の整数である取得ユニットと、
当該取得ユニットによって取得された、当該N個の撮影端末のそれぞれが取得した位置点をM個の視聴端末に送信するための送信ユニットであって、当該Mは、1より大きい正の整数である送信ユニットと、
を含み、
当該取得ユニットはさらに、ターゲット位置点を第Q端末から取得し、当該第Q端末は、当該M個の視聴端末のうちの1つであり、1≦Q≦Mであり、当該ターゲット位置点は、当該N個の撮影端末のそれぞれが取得した位置点のうちの1つであり、
当該送信ユニットはさらに、当該取得ユニットが取得した当該ターゲット位置点に基づいて、第Jビデオデータを当該第Q端末に送信し、当該第Jビデオデータは、第J端末が 当該ターゲット位置点で撮影したビデオデータであり、当該第J端末は、当該N個の撮影端末のうちのJ番目の端末であり、1≦J≦Nである。
【0011】
好ましくは、当該送信ユニットはさらに、R個の撮影端末の識別子情報を当該第Q端末に送信し、当該R個の撮影端末は当該N個の撮影端末のうちの、当該ターゲット位置点でビデオデータを撮影した端末であり、R≦Nであり、当該識別子情報は、対応する撮影端末をマーキングするためのものであり、
当該取得ユニットはさらに、ターゲット端末の識別子情報を当該第Q端末から取得し、当該ターゲット端末は当該R個の撮影端末のうちの1つであり、
当該送信ユニットはさらに、当該ターゲット端末が当該ターゲット位置点で撮影したターゲットビデオデータを当該第Q端末に送信する。
【0012】
好ましくは、当該装置は第1のスティッチングユニットをさらに含み、当該サーバーが第1の所定規則に基づいて、当該第J端末をターゲット位置点の人気端末と判定し、且つ当該第J端末が当該ターゲット端末ではない場合、当該第1のスティッチングユニットは、
当該サーバーが当該第Jビデオデータと当該ターゲットビデオデータとを推奨ビデオデータにスティッチングするために用いられ、
当該送信ユニットはさらに、当該サーバーが当該推奨ビデオデータを当該第Q端末に送信するために用いられる。
【0013】
好ましくは、当該装置は、モデリングユニット及び照合ユニットをさらに含み、当該モデリングユニットは、当該N個の撮影端末の撮影環境を記録するための環境モデルを取得し、
当該照合ユニットは、当該N個の撮影端末がそれぞれ撮影したビデオデータと、当該モデリングユニットが取得した当該環境モデルとを照合して、当該N個の撮影端末の撮影画角を決定し、好ましくは、当該撮影画角は、撮影端末が撮影を行う際の角度であり、
当該送信ユニットはさらに、当該N個の撮影端末の撮影画角を当該M個の視聴端末に送信し、
当該取得ユニットはさらに、ターゲット撮影画角を当該第Q端末から取得し、当該ターゲット撮影画角は当該N個の撮影端末の撮影画角のうちの1つであり、
当該送信ユニットはさらに、当該ターゲット撮影画角に基づいて当該第Jビデオデータを当該第Q端末に送信し、当該第Jビデオデータは、当該第J端末が当該ターゲット撮影画角で撮影したビデオデータである。
【0014】
好ましくは、当該装置は第2のスティッチングユニットをさらに含み、当該サーバーが第2の所定規則に基づいて当該ターゲット位置点を人気位置点として決定した場合、当該第2のスティッチングユニットは、
当該R個の撮影端末が当該ターゲット位置点で撮影したP個のビデオデータを取得し、当該Pは1より大きい正の整数であり、
当該P個のビデオデータの撮影画角に基づいて、当該P個のビデオデータを1つのパノラマビデオデータにスティッチングし、当該パノラマビデオデータには当該P個のビデオデータにおける撮影画面が記録されるために用いられ、
当該送信ユニットはさらに、
当該サーバーが当該ターゲット位置点を当該第Q端末から取得した場合、当該パノラマビデオデータを当該第Q端末に送信するために用いられる。
【0015】
好ましくは、当該取得ユニットはさらに、当該撮影端末が当該ビデオデータを取得した時間を記録するための時点を当該N個の撮影端末からそれぞれ取得し、
当該送信ユニットはさらに、当該N個の撮影端末がそれぞれ取得した時点を当該M個の視聴端末に送信し、
当該取得ユニットはさらに、ターゲット時点を当該第Q端末から取得し、当該ターゲット時点は、当該N個の撮影端末がそれぞれ取得した時点のうちの1つであり、
当該送信ユニットはさらに、当該ターゲット時点に基づいて当該第Jビデオデータを当該第Q端末に送信し、当該第Jビデオデータは、当該第J端末が当該ターゲット時点で取得したビデオデータである。
【0016】
好ましくは、当該装置は第3のスティッチングユニットをさらに含み、当該取得ユニットはさらに、S個のビデオデータを当該N個の撮影端末によって送信されたビデオデータから取得し、当該S個のビデオデータは、ターゲット時間帯内において、ターゲット位置点で撮影した全てのビデオデータであり、
当該第3のスティッチングユニットは、当該S個のビデオデータに記録された特徴をスティッチングして融合ビデオデータを取得し、当該融合ビデオデータには、当該ターゲット時間帯内において、当該ターゲット位置点で撮影した全ての特徴が記録され、
当該送信ユニットはさらに、当該融合ビデオデータを当該第Q端末に送信する。
【0017】
好ましくは、本出願の実施例はビデオ取得装置をさらに提供し、当該装置は、
少なくとも1つの位置点をサーバーから取得する第1の取得ユニットであって、当該位置点は、N個の撮影端末がターゲット領域内でビデオデータを撮影した後、当該サーバーにアップロードされるものであり、当該Nは1より大きい正の整数である第1の取得ユニットと、
地図インターフェースを表示インターフェースに展示する展示ユニットであって、当該地図インターフェースは、当該ターゲット領域の地図インターフェースであって、当該第1の取得ユニットが取得した当該少なくとも1つ位置点が含まれる展示ユニットと、
当該地図インターフェースからユーザーが選択したターゲット位置点を取得する第2の取得ユニットであって、当該ターゲット位置点は当該少なくとも1つの位置点のうちの1つである第2の取得ユニットと、
当該第2の取得ユニットが取得した当該ターゲット位置点を当該サーバーに送信する送信ユニットと、を含み、
当該第1の取得ユニットはさらに、第Jビデオデータを当該サーバーから取得し、当該第Jビデオデータは、第J端末が当該ターゲット領域内の当該ターゲット位置点で撮影したビデオデータであり、当該第J端末は、当該N個の撮影端末のうちの1つであり、1≦J≦Nである。
【0018】
好ましくは、当該ターゲット位置点には、複数の撮影端末が撮影したビデオデータが対応する場合、当該第1の取得ユニットはさらに、R個の撮影端末の識別子情報を当該サーバーから取得し、当該R個の撮影端末はいずれも、当該ターゲット位置点でビデオデータを撮影した撮影端末であり、1≦R≦Nであり、
当該展示ユニットはさらに、当該R個の撮影端末の識別子情報を表示インターフェースに展示し、
当該第2の取得ユニットはさらに、ユーザーが選択した当該第J端末の識別子情報を取得し、当該第J端末は、当該R個の撮影端末のうちの1つであり、
当該送信ユニットはさらに、当該視聴端末が当該第J端末の識別子情報を当該サーバーに送信するために用いられる。
【0019】
好ましくは、当該第1の取得ユニットはさらに、当該N個の撮影端末の撮影画角を当該サーバーから取得し、
当該展示ユニットはさらに、当該視聴端末が当該R個の撮影端末の撮影画角を表示インターフェースに展示するために用いられ、
当該第2の取得ユニットはさらに、ユーザーが選択したターゲット撮影画角を取得し、当該ターゲット撮影画角は当該R個の撮影端末の撮影画角のうちの1つであり、
当該送信ユニットはさらに、当該ターゲット撮影画角を当該サーバーに送信し、当該ターゲット撮影画角は、撮影端末が当該ターゲット撮影画角で撮影したビデオデータを送信するように、サーバーに要求するためのものである。
【0020】
好ましくは、当該第1の取得ユニットはさらに、少なくとも1つの時点を当該サーバーから取得し、当該少なくとも1つの時点はそれぞれ当該N個の撮影端末がビデオデータを撮影した時の時点であり、
当該展示ユニットはさらに、当該少なくとも1つの時点を表示インターフェースに展示し、
当該第2の取得ユニットはさらに、ユーザーが選択したターゲット時点を取得し、当該ターゲット時点は当該少なくとも1つの時点のうちの1つであり、
当該第2の取得ユニットはさらに、当該サーバーに送信された当該ターゲット時点を取得し、当該ターゲット時点は、撮影端末が当該ターゲット時点で撮影したビデオを送信するように、当該サーバーに要求するためのものである。
【0021】
好ましくは、本出願の実施例はサーバーをさらに提供し、インタラクション装置、入力/出力(I/O)インターフェース、プロセッサー及びメモリを含み、当該メモリにはプログラム指令が記憶され、当該インタラクション装置はユーザーによって入力された操作指令を取得し、当該プロセッサーは、メモリに記憶されるプログラム指令を実行することで、以上のいずれか1項に記載のビデオ共有方法を実行する。
【0022】
好ましくは、本出願の実施例はサーバーをさらに提供し、インタラクション装置、入力/出力(I/O)インターフェース、プロセッサー及びメモリを含み、当該メモリにはプログラム指令が記憶され、当該インタラクション装置はユーザーから入力された操作指令を取得し、当該プロセッサーは、メモリに記憶されるプログラム指令を実行することで、以上のいずれか1項に記載のビデオ取得方法を実行する。
【0023】
好ましくは、本出願の実施例はコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、当該指令がコンピュータ機器で実行されるとき、当該コンピュータ機器に以上のいずれか1項に記載のビデオ共有方法を実行させることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【0024】
好ましくは、本出願の実施例はコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、当該指令がコンピュータ機器で実行されるとき、当該コンピュータ機器に以上のいずれか1項に記載のビデオ取得方法を実行させることを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の効果】
【0025】
以上の技術案から分かるように、本出願の実施例は以下の利点を有している。即ち、
本出願の実施例は、ビデオ共有方法を提供し、当該方法は、サーバーがN個の撮影端末から、撮影端末が撮影したビデオを記録するためのビデオデータ、及び撮影端末がビデオデータを取得した時の位置を記録するための位置点をそれぞれ取得するステップであって、Nは1より大きい正の整数であるステップと、サーバーが、N個の撮影端末がそれぞれ取得した位置点をM個の視聴端末に送信するステップであって、Mは1より大きい正の整数であるステップと、サーバーが、ターゲット位置点を第Q端末から取得するステップであって、第Q端末はM個の視聴端末のうちの1つであり、1≦Q≦Mであり、ターゲット位置点は、N個の撮影端末がそれぞれ取得した位置点のうちの1つであるステップと、サーバーが、ターゲット位置点に基づいて第Jビデオデータを第Q端末に送信するステップであって、第Jビデオデータは、第J端末がターゲット位置点で撮影したビデオデータであり、第J端末は、N個の撮影端末のうちのJ番目の端末であり、1≦J≦Nであるステップと、を含む。当該方法によって、複数のビデオ撮影端末はビデオ画面を複数の視聴端末に共有し、複数の視聴端末のユーザーは、異なる位置にある撮影端末によって共有されたビデオ画面を自主的に選択することができ、それにより、多対多のビデオ共有モードを実現し、様々な異なるシナリオに適用され、ビデオ共有の豊かさ及び便利さを向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【
図1】ライブストリーミングウェブサイトのシステムアーキテクチャ図である。
【
図2】ビデオ監視ネットワークのシステムアーキテクチャ図である。
【
図3】本出願の実施例によるビデオ共有方法のシステムアーキテクチャ図である。
【
図4a】本出願の実施例によるビデオ共有方法の一実施例の概略図である。
【
図4b】本出願の実施例によるビデオ共有方法の一実施例の概略図である。
【
図5a】本出願の実施例によるビデオ共有方法の別の実施例の概略図である。
【
図5b】本出願の実施例によるビデオ共有方法の別の実施例の概略図である。
【
図6】本出願の実施例によるビデオ共有方法の別の実施例の概略図である。
【
図7a】本出願の実施例によるビデオ共有方法の別の実施例の概略図である。
【
図7b】本出願の実施例によるビデオ共有方法の別の実施例の概略図である。
【
図8a】本出願の実施例によるビデオ共有方法の別の実施例の概略図である。
【
図8b】本出願の実施例によるビデオ共有方法の別の実施例の概略図である。
【
図9a】本出願の実施例によるビデオ共有方法の別の実施例の概略図である。
【
図9b】本出願の実施例によるビデオ共有方法の別の実施例の概略図である。
【
図10a】本出願の実施例によるビデオ共有方法の別の実施例の概略図である。
【
図10b】本出願の実施例によるビデオ共有方法の別の実施例の概略図である。
【
図11a】本出願の実施例によるビデオ共有方法のネットワークアーキテクチャの概略図である。
【
図11b】本出願の実施例によるビデオ共有方法のシステムアーキテクチャの概略図である。
【
図12】本出願の実施例によるサーバーの概略図である。
【
図13】本出願の実施例による別のビデオ共有装置の概略図である。
【
図14】本出願の実施例による別のビデオ取得装置の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0027】
本発明の実施例は、ビデオ共有、取得方法、サーバー、端末機器及び媒体を提供している。
【0028】
当業者が本出願の解決策をよりよく理解するために、以下、本出願の実施例の図面を結合して、本出願の実施例の技術案を明らか且つ完全に記載し、明らかに、記載された実施例は全ての実施例ではなく、本出願の一部の実施例のみである。本出願の実施例に基づいて、当業者が進歩性に値する労働をしないことを前提として、取得した他の全ての実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属している。
【0029】
本出願の明細書、請求の範囲及び上記の図面における「第1」、「第2」、「第3」「第4」(存在する場合)などの用語は特定の順序又は先後順次を記載していなく、類似の対象を区別するためのものである。ここで、このように使用されるデータは、ここに記載の実施例は、ここで図示又は記載のもの以外の順序で実施されることができるように、適切な場合に交換される。また、「含む」、「有する」という用語及びそれらの任意の変形は、非排他的包含をカバーすることを意図しており、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、明らかに挙げられたこれらのステップ又はユニットに限定されず、更に明確に列挙されていない、或いは、これらのプロセス、方法、製品又は機器に固有の要素を含むことができる。
【0030】
インターネット及びスマートデバイスの普及に伴い、大量のビデオ伝送及び共有の技術が出現し、その中で、ビデオ共有と伝送技術は主に以下のいくつかのタイプを含む。
【0031】
ライブストリーミングウェブサイト:このようなウェブサイトは主に、一人のストリーマがライブストリーミングプラットフォームによってビデオのリアルタイム共有を行い、このタイプのライブストリーミングウェブサイトは一般的に個人を主体とし、一対多のビデオ共有を実現する。
図1に示すように、ライブストリーミングウェブサイトアーキテクチャの下には、1つのライブストリーミング端末101及び複数の視聴端末102が含まれ、ライブストリーミング端末101は撮影画面を取得して生成してから、複数の視聴端末102に共有することで、複数の視聴端末102は、ライブストリーミング端末101が撮影したリアルタイム画面を見ることができ、このようなアーキテクチャは単一のライブストリーミング視角のみを有し、主旨及び実際価値は不足している。
【0032】
ビデオ監視ネットワーク:このシナリオは一般的に安保分野に適用され、複数の固定されるカメラ201からビデオ監視ネットワークを構成し、その後、1つの端末203が監視ネットワークにおける各カメラ201によって撮影されるビデオ画面をリアルタイムに視聴する。
図2に示すように、ビデオ監視ネットワークのアーキテクチャは、異なる箇所に固定され分布される複数のカメラ201、及び当該カメラ201に接続される1つのサーバー202を含み、サーバー202はこれらのビデオをまとめて端末203に送信し、当該端末203はビデオ画面を統一に視聴し、多対一のビデオ共有方式に属している。このような動作方式において、ビデオの共有方式を実現することもできるが、このような方式において、ビデオを共有するユーザーは、サーバー202にアクセスする権限を持つ必要があり、共有相手となるユーザーは全てのビデオソースのアドレス、ユーザー名、及びパスワードを記録しなければならず、厳格な認証ステップを経なければならないため、ユーザーにとって非常に不便であり、このようなシナリオはビデオの共有に不利であり、また、ビデオ監視ネットワークのカメラ201は固定されるため、得られた撮影内容は柔軟に変化できない。柔軟性は理想ではない。
【0033】
これに対して、本出願の実施例は、複数の撮影端末によってビデオデータを収集してから、複数の視聴端末に共有することで、多対多のビデオ共有方式を実現するビデオ共有方法を提供する。
【0034】
なお、本出願の実施例によって提供される方法は、リアルタイムライブストリーミングのビデオ共有に適用されてもよいし、記録再生のビデオ共有に適用されてもよく、これに対して、本出願の実施例は限定していない。
【0035】
理解を容易にするために、以下、図面を結合して、本出願の実施例によって提供されるビデオ共有方法を詳しく説明する。
【0036】
まず、本出願の実施例によって提供される方法のシステムアーキテクチャを説明する。
【0037】
図3を参照して、
図3に示すように、本出願の実施例によって提供される方法の動作システムアーキテクチャは以下を含む。
【0038】
撮影端末301:
図3に示すように、撮影端末301の数は複数であってもよく、具体的な動作過程では、撮影端末301はスマートフォン、タブレット、スマートウォッチ、スマートメガネ、通信機能を有するビデオカメラ又は通信撮影車両などの、ビデオデータを取得できるスマート端末であってもよく、これに対して、本出願の実施例は限定していない。これらの撮影端末301の使用者は、ビデオを共有する必要があるユーザーであり、これらのユーザーは撮影端末301を持って自由に移動して、異なるシナリオで、自分が共有したい内容を撮影することができる。
【0039】
サーバー302:サーバー302は全ての撮影端末301によってアップロードされたビデオデータを取得して、これらのビデオデータを統一にスケジューリングする。
【0040】
視聴端末303:
図3に示すように、視聴端末303の数は複数であってもよく、具体的な動作過程では、撮影端末301はスマートフォン、タブレット、デスクトップパソコン、スマートウォッチ、スマートメガネ又はバーチャルリアリティ機器(virtual reality、VR)であってもよく、これに対して、本出願の実施例は限定していない。これらの視聴端末303は、撮影端末301によって共有されたビデオを視聴し、視聴端末303は、要求をサーバー302に送信することで、サーバー302から送信されたビデオデータを取得し、これらのビデオデータは、撮影端末301によって撮影される。
【0041】
図3に示すシステムアーキテクチャに基づいて、
図4aを参照して、
図4aに示すように、本出願の実施例によって提供されるビデオ共有方法の実施例一は以下のステップを含む。
401:N個の撮影端末はそれぞれのビデオデータ及び位置点を取得する。
【0042】
本実施例において、
図4bに示すように、
図4bは、会場の平面地図であり、地図の位置点A、B、Cなどはそれぞれ当該会場内の撮影端末の撮影箇所であり、N個の撮影端末は当該会場内でビデオを撮影し、Nは1より大きい正の整数である。例えば、第J端末はN個の撮影端末のうちの1つであり、地図におけるA点でビデオデータを撮影した場合、第J端末は、第Jビデオデータ及び位置点Aを取得した。
【0043】
402:サーバーはビデオデータ及び位置点をN個の撮影端末からそれぞれ取得する。
【0044】
本実施例において、N個の撮影端末は、それぞれ取得したビデオデータ及び位置点をサーバーに送信し、例えば、第J端末は、第Jビデオデータ及び位置点Aをサーバーに送信し、N個の撮影端末のうちの、第J端末以外の他の端末も同じ操作を実行する。
【0045】
同時に、サーバーは、ビデオデータと位置点との対応関係を記録し、それにより、各ビデオデータがどの位置点で撮影されたか、ということを知っている。
【0046】
403:サーバーは、N個の撮影端末がそれぞれ取得した位置点をM個の視聴端末に送信する。
【0047】
本実施例において、Mは1より大きい正の整数である場合、サーバーは、取得した位置点を複数の視聴端末に送信することで、これらの視聴端末は、現在、どの位置点で撮影端末が撮影したビデオデータを見ることができるか、ということを知っている。
【0048】
好ましくは、視聴端末のインターフェースは、
図4bに示すことができ、
図4bは、展覧館の地図であり、当該地図にはいくつかの位置点がマーキングされ、これらの位置点はいずれもサーバーから視聴端末に送信される位置点であり、それにより、ユーザーは、当該インターフェースを介して、展覧館において、どの位置点で撮影端末が撮影したビデオデータを見ることができるか、ということを直観的に了解することができる。
【0049】
404:第Q端末は、ユーザーが選択したターゲット位置点を取得する。
【0050】
本実施例において、第Q端末は、M個の視聴端末のうちの1つであり、以上に記載の方式において、第Q端末のインタラクションインターフェースで、
図4bに示すインターフェースをユーザーに展示し、ユーザーは、位置点をクリックし、例えば、ユーザーがインターフェースで位置点Aをクリックした場合、第Q端末は、位置点Aをターゲット位置点として、サーバーに送信する。
【0051】
405:サーバーは、ターゲット位置点を第Q端末から取得する。
【0052】
本実施例において、第Q端末は、ターゲット位置点をサーバーに送信することで、サーバーは、第Q端末が所望するビデオデータを知っている。
【0053】
406:サーバーは、ターゲット位置点に基づいて第Jビデオデータを第Q端末に送信する。
【0054】
本実施例において、ターゲット位置点に基づいて、当該ターゲット位置点でどの撮影端末がビデオデータを撮影したかということを知ることができ、例えば、ターゲット位置点が位置点Aであり、第J端末が位置点Aで第Jビデオデータを撮影した場合、サーバーはターゲット位置点に基づいて、第Jビデオデータを第Q端末に送信する。
【0055】
本実施例において、サーバーはN個の撮影端末から、撮影端末が撮影したビデオを記録するためのビデオデータ、及び撮影端末がビデオデータを取得した時の位置を記録するための位置点をそれぞれ取得し、Nは1より大きい正の整数であり、サーバーは、N個の撮影端末がそれぞれ取得した位置点をM個の視聴端末に送信し、Mは1より大きい正の整数であり、サーバーは、ターゲット位置点を第Q端末から取得し、第Q端末は、M個の視聴端末のうちの1つであり、1≦Q≦Mであり、ターゲット位置点は、N個の撮影端末がそれぞれ取得した位置点のうちの1つであり、サーバーは、ターゲット位置点に基づいて第Jビデオデータを第Q端末に送信し、第Jビデオデータは、第J端末がターゲット位置点で撮影したビデオデータであり、第J端末はN個の撮影端末のうちのJ番目の端末であり、1≦J≦Nである。当該方法によって、複数のビデオ撮影端末はビデオ画面を複数の視聴端末に共有し、複数の視聴端末のユーザーは、異なる位置にある撮影端末によって共有されたビデオ画面を自主的に選択することができ、それにより、多対多のビデオ共有モードを実現し、様々な異なるシナリオに適用され、ビデオ共有の豊かさ及び便利さを向上させることができる。
【0056】
なお、N個の撮影端末は、撮影者の意志で自由に運動するため、各撮影端末は、異なる位置点でビデオデータを撮影している可能性があり、同時に、同一位置点で複数の撮影端末がデータを撮影している可能性があり、例えば、視聴端末のユーザーが1つのターゲット位置点を選択した場合、当該ターゲット位置点で複数の撮影端末が撮影したビデオデータを視聴することができ、この場合、どの撮影端末が撮影したビデオ画面を視聴する必要があるかということを視聴端末のユーザーに確認する必要があり、理解を容易にするために、以下、図面を結合して、このような状況の具体的な動作方式を詳しく説明する。
【0057】
図5aを参照して、
図5aに示すように、本出願の実施例によって提供されるビデオ共有方法の実施例二は以下のステップを含む。
501:N個の撮影端末はそれぞれのビデオデータ及び位置点を取得する。
【0058】
本実施例において、当該ステップについて、上記のステップ401を参照すればよく、ここで、贅言していない。
【0059】
502:サーバーは、ビデオデータ、位置点及び識別子情報をN個の撮影端末からそれぞれ取得する。
【0060】
本実施例において、サーバーがビデオデータ及び位置点をN個の撮影端末からそれぞれ取得する具体的な動作方式について、上記のステップ402を参照すればよく、ここで、贅言していなく、N個の撮影端末はさらに、それぞれの識別子情報をサーバーに送信し、当該識別子情報は各撮影端末を一意に識別するためのものである。
【0061】
503:サーバーは、N個の撮影端末がそれぞれ取得した位置点及び識別子情報をM個の視聴端末に送信する。
【0062】
本実施例において、サーバーが位置点をM個の視聴端末に送信するステップについて、上記のステップ403の記載を参照すればよく、ここで、贅言していない。さらに、サーバーは、取得した識別子情報をM個の視聴端末に送信する。
【0063】
さらに、サーバーは、N個の撮影端末の識別子情報をM個の視聴端末に送信する場合に、N個の撮影端末の説明情報を付加して送信してもよく、これらの説明情報は、撮影端末がサーバーに登録する際にアップロードされた情報、例えば、撮影端末のニックネーム、文字紹介やアバターなどの情報であり、サーバーは、識別子情報を送信すると同時に、当該識別子情報によって識別される撮影端末の説明情報を取得し、これらの説明情報をM個の視聴端末にそれぞれ送信する。
【0064】
504:第Q端末は、ユーザーが選択したターゲット位置点及びターゲット端末を取得する。
【0065】
本実施例において、第Q端末は、M個の視聴端末のうちの1つであり、第Q端末のインタラクションインターフェースで、
図5bのインターフェースをユーザーに展示し、ユーザーが位置点をクリックし、例えばユーザーがインターフェースで位置点Aをクリックした場合、第Q端末は、位置点Aをターゲット位置点とし、この場合、位置点Aの近傍には、R個の撮影端末が撮影したビデオデータが選択可能であれば、第Q端末は、オプションメニュー5001をインタラクションインターフェースに展示し、当該オプションメニューには、位置点Aの選択可能なR個の撮影端末の識別子情報が展示され、Rは、N以下の正の整数である。
【0066】
好ましくは、オプションメニュー5001にはR個の撮影端末の説明情報が展示されてもよく、説明情報には、視聴端末のユーザーが決定して、視聴したい1つのターゲット端末を選択するように、ニックネーム、文字紹介やアバターなどの情報が含まれてもよい。
【0067】
例えば、視聴端末のユーザーはオプションメニュー5001からR個の撮影端末のうちの第J端末をクリックした場合、第Q端末は、ユーザーが選択したターゲット位置点を位置点A、ターゲット端末を第J端末として取得する。
【0068】
505:サーバーはターゲット位置点及びターゲット端末の識別子情報を第Q端末から取得する。
【0069】
本実施例において、ステップ504では、第Q端末は、ユーザーが選択したターゲット位置点を位置点A、ターゲット端末を第J端末として取得した場合、位置点A及び第J端末の識別子情報をサーバーに送信することで、サーバーは、第Q端末が、第J端末によって位置点Aで撮影されたビデオデータを取得してほしいと知っている。
【0070】
506:サーバーは、ターゲット端末がターゲット位置で撮影したターゲットビデオデータを第Q端末に送信する。
【0071】
本実施例において、第Q端末が選択したターゲット位置点が位置点Aであり、ターゲット端末が第J端末である場合、サーバーは、第J端末が位置点Aで撮影したビデオデータを第Q端末に送信することで、第Q端末のビデオ取得を実現する。
【0072】
本実施例において、ターゲット端末が上記第J端末であると、第J端末が撮影した第Jビデオデータを送信する。
【0073】
本実施例において、多対多のビデオ共有シナリオで同一位置点には、ビデオデータを撮影している複数の撮影端末がある場合を結合して、識別子情報の方式で、視聴端末のユーザーは選択でき、同時に、識別子情報には説明情報がさらに付けられことで、ビデオの共有はソーシャルの属性を具備し、視聴端末のユーザーは説明情報に基づいて、自分の関心の撮影端末を選択してビデオを視聴できる。
【0074】
ここで、実施例二の動作方式において、同一位置点には、撮影している複数の撮影端末がある場合、そのうちの1つの撮影端末は人気端末である可能性があり、当該人気端末が撮影したビデオは多くの視聴端末によって選択されるため、人気端末が撮影したビデオを視聴端末へ優先度の高い推奨を行う。理解を容易にするために、以下、図面を結合して、当該状況を詳しく説明する。
【0075】
図6を参照して、
図6に示すように、本出願の実施例によって提供されるビデオ共有方法の実施例三は以下のステップを含む。
ステップ601から602について、上記のステップ401から402を参照すればよく、ここで、贅言していない。
603:サーバーはN個の撮影端末がそれぞれ取得した位置点をM個の視聴端末に送信する。
【0076】
本実施例において、当該ステップの具体的な実現形態について、上記のステップ403を参照すればよく、ここで、サーバーがM個の視聴端末に送信した位置点は、サブスクリプション可能な選択肢と見なされ、これらの位置点を選択すると、当該位置点の撮影端末が撮影したビデオデータを取得できることを、M個の視聴端末に知らせる。
【0077】
ここで、ステップ603において、サーバーはN個の撮影端末がそれぞれ取得した位置点をM個の視聴端末に送信してから、M個の視聴端末はターゲット位置点をサーバーにそれぞれ送信し、これらのターゲット位置点は、サブスクリプション情報と見なされ、撮影端末が当該ターゲット位置点で撮影したビデオデータをサーバー端末からサブスクリプションし、当該過程で、サーバーは第1の所定規則に基づいて各撮影端末の人気度を統計する。
【0078】
好ましくは、サーバーは第1の所定規則に基づいて、第J端末をターゲット位置点の人気端末と判定するステップは、以下のステップを含む。
1、サーバーは、ターゲット位置点でR個の撮影端末が視聴端末のユーザーによって選択される回数を取得する。
2、サーバーは、R個の撮影端末の被選択の回数を取得してソートする。
3、サーバーは人気端末とし、R個の撮影端末のうちの最初のN個の撮影端末を取得して、好ましくは、nは1以上の正の整数であり、開発者によって定義されてもよく、本出願は限定していない。
【0079】
本実施例において、nが1に等しい場合、第J端末はターゲット位置点に対応するR個の撮影端末のうちの、視聴端末による選択が最も多い端末であれば、第J端末がターゲット位置点の人気端末であると判定する。
【0080】
604:第Q端末は、ユーザーが選択したターゲット位置点及びターゲット端末を取得する。
【0081】
本実施例において、第Q端末は、ユーザーが選択したターゲット位置点を取得する具体的な動作方式について、上記のステップ504又は404を参照すればよく、ここで、贅言していない。ユーザーが選択したターゲット位置点には複数の撮影端末のビデオデータが対応する場合、
第Q端末のインタラクションインターフェースで、
図5bに示すインターフェースをユーザーに展示し、ユーザーは位置点をクリックし、例えばユーザーはインターフェースで位置点Aをクリックした場合、第Q端末は位置点Aをターゲット位置点とし、この場合、位置点Aに、R個の撮影端末が撮影したビデオデータが選択可能であれば、第Q端末はオプションメニューをインタラクションインターフェースに展示し、当該オプションメニューには、位置点Aの、選択可能なR個の撮影端末の識別子情報が展示され、RはN以下の正の整数である。
【0082】
好ましくは、オプションメニューにはR個の撮影端末の説明情報が展示され、説明情報には、視聴端末のユーザーが決定して、視聴したい1つのターゲット端末を選択するように、ニックネーム、文字紹介又はアバターなどの情報が含まれる。
【0083】
好ましくは、オプションメニューにおける説明情報はさらに、オプションメニューにおけるある撮影端末が人気端末であることを、ユーザーに提示し、例えば、オプションメニューにおける第J端末が人気端末である場合、当該端末の後ろに星印、又は任意の所定の人気識別子をマーキングすることで、ユーザーが選択して決定する時、推奨意見を取得する。
【0084】
605:サーバーはターゲット位置点及びターゲット端末の識別子情報を第Q端末から取得する。
【0085】
本実施例において、サーバーはターゲット位置点及びターゲット端末の識別子情報に基づいて、ターゲット端末がターゲット位置点で撮影したビデオデータを第Q端末に送信する。この場合、上記のR個の撮影端末のうちの第J端末は人気端末であるが、ユーザーは、当該第J端末をターゲット端末として選択していないと、以下のステップ606を実行する。
【0086】
606:サーバーは第Jビデオデータとターゲットビデオデータとを推奨ビデオデータにスティッチングする。
【0087】
本実施例において、第Jビデオデータは、ターゲット位置点における人気端末である第J端末が撮影したビデオデータであり、ターゲットビデオデータは、ターゲット位置点でユーザーが選択したターゲット端末によって撮影されたビデオデータであり、当該2つのビデオのスティッチングは、使用シナリオの異なりによって、以下の2つの解決策を含む。
1、記録再生シナリオ:記録再生シナリオで、ビデオデータはリアルタイム性を具備せず、サーバーが視聴端末に送信したものは、サーバーのロカールに記憶されるビデオデータであり、この場合、サーバーはビデオを編集し、具体的な実現形態は、第Jビデオデータとターゲットビデオデータとをスティッチングし、例えば、ターゲットビデオデータの合計期間は20秒であると、推奨ビデオデータの最初の10秒はターゲットビデオデータにおけるビデオ内容を使用して、後の10秒は第Jビデオデータのビデオ内容を使用する。
2、ライブストリーミングシナリオ:ライブストリーミングシナリオで、ビデオデータはリアルタイムに伝送され、サーバーは直接的に、リアルタイムなライブストリーミングビデオストリームを視聴装置に送信し、この場合、ビデオスティッチングの具体な方式は、ライブストリーミングビデオストリームの切り替えであり、例えば、ユーザーはターゲット端末のビデオストリームを所定期間だけ視聴した後、ビデオストリームを第J端末のビデオストリームに切り替える。当該2つのビデオストリームの切り替えの事前設定は、推奨ビデオストリームを形成する。
【0088】
607:サーバーは推奨ビデオデータを第Q端末に送信する。
【0089】
本実施例において、サーバーは推奨ビデオデータを第Q端末に送信することで、第Q端末のユーザーはビデオを視聴する時、自分が選択したターゲット端末によって撮影されたビデオだけではなく、人気端末によって撮影されたビデオを視聴することができ、人気端末によって撮影されたビデオは大多数のユーザーによって選択されるため、第Q端末のユーザーにも喜ばれる可能性があり、ビデオの伝送効率を保証して、ユーザーのエクスペリエンスを高める。
【0090】
本実施例において、第1の所定規則によって、ターゲット位置点の複数の撮影端末の人気度を判定し、ビデオをスティッチングするように、人気端末が撮影したビデオを視聴端末のユーザーに推奨し、ビデオ共有の効率を高めて、視聴端末のユーザーはより人気があるビデオを見ることを確保し、ユーザーのエクスペリエンスを高める。
【0091】
なお、異なる撮影端末が同一位置点で撮影する時、異なる撮影画角を採用する可能性があり、例えば展覧館に立つ位置点Aは展示ホールであり、位置点Aに立って、撮影端末は左側に向かって撮影すれば、第1のシナリオを見て、撮影端末は右側に向かって撮影すれば、第2のシナリオを見て、この場合、同一位置点で撮影するが、撮影画角が異なっているため、ビデオが表示している内容は非常に異なり、従って、好適な実現形態として、位置点以外、視聴端末のユーザーが位置点の撮影画角を選択することを許可すべきであり、これによって、視聴端末のユーザーはより豊かな内容を選択できる。以下、図面を結合して、このような状況を詳しく詳細に説明する。
【0092】
図7aを参照して、
図7aに示すように、本出願の実施例によって提供されるビデオ共有方法の実施例四は以下のステップを含む。
701:サーバーは環境モデルを取得する。
【0093】
本実施例において、環境モデルはN個の撮影端末の撮影環境を記録する。例えば、展覧会において、展覧館の環境をモデリングすることで、環境モデルを取得し、例えば、深度カメラに赤外線カメラ及び視覚カメラを結合するように、展覧館の各位置の深度データ及び環境データなどを取得し、環境モデルのモデリング方法は従来技術であり、当業者は実際ニーズに応じて、任意の1つのモデリング方式を選択してもよく、これに対して、本出願の実施例は贅言していない。
【0094】
702:N個の撮影端末はそれぞれのビデオデータ及び位置点を取得する。
【0095】
本実施例において、N個の撮影端末は撮影環境における各位置点で異なる撮影画角を使用して撮影し、それぞれのビデオデータを取得し、当該撮影環境は、環境モデリングが行われた環境、例えば展覧館内である。
【0096】
703:サーバーはビデオデータ及び位置点をN個の撮影端末からそれぞれ取得する。
【0097】
本実施例において、当該ステップについて、上記のステップ402を参照すればよく、ここで、贅言していない。
【0098】
704:サーバーは、N個の撮影端末がそれぞれ撮影したビデオデータと環境モデルとを照合して、N個の撮影端末の撮影画角を決定する。
【0099】
本実施例において、N個の撮影端末がそれぞれ撮影したビデオデータには撮影環境のシナリオ情報が記録され、これらの情報に基づいて環境モデルにおいてマッチングすると、サーバーは、現在、ビデオデータが撮影環境におけるどのシナリオを撮影したか、ということを知って、ビデオデータの位置点情報を結合して、サーバーは、各ビデオデータの撮影位置及び撮影画角を知っている。
【0100】
具体的に、サーバーは視覚測位技術によって、ビデオデータと環境モデルとのマッチングを実現し、好ましくは、好適な実施例として、視覚測位技術は以下の方式で実現される。
1、GPS測位技術によって粗測位を行う。
【0101】
本実施例において、一般的に、端末はビデオデータをアップロードするとともに、所在するGPSアドレスをアップロードし、本実施例において、測位精度はメーターレベルに達するように要求され、撮影端末が採用する機器はスマートフォン及びカメラであり、適用シナリオは遮蔽が多く、人の通行量が大きく、そして周辺環境が不変性を有する競技場、博物館及び学校などの大型会場であり、データソース端末の特性及び周囲環境の特性を結合して、GPS測位技術を予備的に選択して粗測位を行う。好ましくは、従来技術における他の測位方式を採用してもよく、これに対して、本出願の実施例は限定していない。
【0102】
2、ターゲット領域に対して離散化処理を行う。
【0103】
本実施例において、ターゲット領域は、撮影端末が撮影した領域であり、当該領域を複数のサブ領域に分割して、各サブ領域の経緯度範囲を記録し、各サブ領域範囲内でmメートルの間隔でデータを収集し、さらに、360°方向に対して同じように離散化処理を行って、k個の角度に離散させ、k個の角度での画像情報及び位置姿勢情報を収集し、各枚のピクチャに対応するカメラ位置姿勢を記録する。
【0104】
さらに、カメラ位置姿勢は(n,xi,yi,zi,αi,βi, v)に定義され、x軸は真北方向であり、y軸は真東方向であり、z軸は地面に垂直して上向きであり、nは所在するサブ領域であるように定義され、xi、yi、ziは、位置点が各軸でサブ領域の円心に対するずれ量であるように定義され、αiは真北方向との夾角であり、時計回りが正であり、βiはz軸との夾角であり、時計回りが正であり、vは移動速度であるように定義される。
【0105】
3、GPS粗測位情報に基づいて撮影端末が所在するターゲットサブ領域を決定する。
【0106】
本実施例において、GPSの粗測位情報に基づいて、まず、撮影端末が、ステップ2によって分割されたどのサブ領域に位置するかということを判定する。当該ターゲットサブ領域はステップ2で取得された複数のサブ領域のうちの1つである。
【0107】
4、ターゲットサブ領域内の画像情報をサーバーから取得する。
【0108】
本実施例において、各サブ領域内の画像情報は、サーバーに事前配置され、例えば、ターゲット領域は展覧館であると、従業員は、当該展覧館内のパノラマ画像を展覧館全体の画像情報として取得することを実現し、ステップ2の離散化処理を行った後、各サブ領域の画像情報を取得できる。
【0109】
5、所定時間ごとに、ビデオデータの1つのフレームの画像を取得し、ターゲットサブ領域内の画像情報にマッチングする。
【0110】
本実施例において、マッチングアルゴリズムを採用して、ビデオフレームにおける画像全体シナリオ特徴を抽出して、特徴とデータセットの特徴に対して類似度対比を行って、類似度スコアが最も高い画像を見つけて、画像Iと記して、当該画像Iを当該データ端末の測位写真とする。
【0111】
6、キーフレーム位置姿勢情報として、画像Iに対応する位置姿勢情報をサーバーから取得する。
【0112】
本実施例において、サブ領域内に事前配置された画像の位置姿勢情報はいずれも、画像を事前配置する時、測定されたものであり、位置姿勢情報は位置情報及び撮影画角情報などを含み、上記の方式によって、現在、撮影端末からアップロードされたビデオの位置姿勢情報にマッチングする。
【0113】
7、キーフレーム位置姿勢情報をビデオデータの識別コードに付加する。
【0114】
本実施例において、キーフレーム位置姿勢情報をビデオデータの識別コードに付加することで、撮影端末からアップロードされたビデオデータは位置姿勢情報を具備し、サーバー及び視聴端末は当該位置姿勢情報に基づいてビデオデータの位置姿勢情報を知っていることができる。
【0115】
705:サーバーはN個の撮影端末の位置点及び撮影画角をM個の視聴端末に送信する。
【0116】
本実施例において、サーバーは取得された位置点及び撮影画角を複数の視聴端末に送信することで、視聴端末は、現在、ビデオデータを見ることができる撮影端末がどの位置点にあるか、どの撮影画角を含むか、ということを知っていることができる。
【0117】
706:第Q端末は、ユーザーが選択したターゲット位置点及びターゲット撮影画角を取得する。
【0118】
本実施例において、
図7bは第Q端末に展示されるインターフェースを示し、
図7bは展覧館の地図であり、当該地図にはいくつかの位置点がマーキングされ、これらの位置点はいずれもサーバーから視聴端末に送信された位置点であり、ユーザーは当該インターフェースを介して、展覧館において、どの位置点で撮影端末が撮影したビデオデータを見ることができるか、ということを直観的に了解する。さらに、これらの位置点には、撮影画角を指示する情報がある。例えば、
図7bにおいて、位置点Aは選択可能な位置点であり、当該位置点で、第J端末は視野角A1から撮影し、別の撮影端末は視野角A2から撮影し、そうすれば、位置点Aから張り出した第1の矢印7001は視野角A1を代表し、第2の矢印7002は視野角A2を代表する。ユーザーは位置点Aを選択してから、第1の矢印7001を選択すれば、第Q端末は、ユーザーが選択したターゲット位置点が位置点Aであり、ターゲット撮影画角が視野角A1である、即ち、第J端末が位置点Aで撮影したビデオを選択することを知っている。
【0119】
707:サーバーはターゲット位置点及びターゲット撮影画角を第Q端末から取得する。
【0120】
本実施例において、第Q端末はターゲット位置点及びターゲット撮影画角をサーバーに送信することで、サーバーは、第Q端末が所望するビデオデータの情報を知っている。
【0121】
708:サーバーはターゲット撮影画角に基づいて第Jビデオデータを第Q端末に送信する。
【0122】
本実施例において、第Jビデオデータは、第J端末がターゲット位置点に立って、ターゲット撮影画角から撮影して得られたビデオデータである。
【0123】
本実施例において、サーバーは、撮影端末が撮影したビデオを取得して、事前確立された環境モデルに基づいてビデオに対して視覚認識を行って、各ビデオの撮影画角を知っている。サーバーは位置点及び撮影画角を視聴端末に送信することで、視聴端末のユーザーは位置点だけではなく、撮影画角を選択することもでき、ユーザーが選択可能なビデオタイプの粒度をより細分化し、より個人化の選択空間をユーザーに提供し、ビデオ共有の豊かさをさらに向上させる。
【0124】
ここで、いくつかのシナリオ、例えば、展覧館の使用シナリオで、N個の撮影端末は展覧館の異なる箇所でビデオを撮影し、いくつかの位置点は人気を有する可能性があり、例えば展覧館の人気を有するいくつかの展示ホールにおいて、多くの撮影端末が同時に撮影する可能性があり、また、同一位置点で撮影するが、各撮影端末の撮影画角は異なり、この場合、当該人気位置にとって、多くの撮影端末は選択可能であり、この際、視聴端末が人気位置でより多くの撮影画角を同時に見ることができるために、人気位置点のビデオをスティッチングすることで、多角度のパノラマビデオを生成し、これによって、視聴端末のユーザーは多角度のパノラマビデオを一度に視聴することができる。
【0125】
図8aを参照して、
図8aに示すように、本出願の実施例によって提供されるビデオ共有方法の実施例五は以下のステップを含む。
ステップ801から805について、上記のステップ701から705を参照すればよく、ここで、贅言していない。
806:サーバーは第2の所定規則に基づいてターゲット位置点を人気位置点として決定する。
【0126】
本実施例において、第2の所定規則は、人気位置点を確認する任意の規則であってもよく、好適な実施例として、第2の所定規則の実現は以下のステップを含む。
1、サーバーはM個の視聴端末から送信された位置点を取得する。
2、サーバーは、各位置点がM個の視聴端末によって選択された回数を統計してソートする。
3、サーバーは人気位置点として、上位のN個の位置点を取得する。
【0127】
本実施例において、より多くの視聴端末によって選択されて視聴される位置点であれば、人気の位置点であると判定され、当該nは1以上の正の整数であり、これに対して、本出願は限定していない。例として、nは1に等しい場合、サーバーは人気位置点として、最も多くの人が選択したターゲット位置点を取得する。
【0128】
807:サーバーは、R個の撮影端末がターゲット位置点で撮影したP個のビデオデータを取得する。
【0129】
本実施例において、R個の撮影端末は、ターゲット位置点でビデオを撮影する全ての撮影端末であり、Pは1より大きい正の整数であり、PはRに等しくてもよいし、Rに等しくなくてもよい。
【0130】
808:サーバーはP個のビデオデータの撮影画角に基づいてP個のビデオデータを1つのパノラマビデオデータにスティッチングする。
【0131】
本実施例において、パノラマビデオデータにはP個のビデオデータにおける撮影画面が記録される。例えば、P=2であり、サーバーはターゲット位置点で第1のビデオ及び第2のビデオであるという異なる角度の2つのビデオデータを取得し、
図8bを参照して、
図8bのシナリオ8001は第1の角度8001a及び第2の角度8001bという2つの撮影画角を含み、第1のビデオ8002は第1の角度8001aからシナリオを撮影し、第2のビデオ8003は第2の角度8001bからシナリオを撮影し、第1のビデオ8002及び第2のビデオ8003において、シナリオにおける異なる部分をそれぞれ撮影し、この場合、サーバーは第1のビデオ8002及び第2のビデオ8003の撮影画角に基づいて、第1のビデオ8002と第2のビデオ8003とを融合させ、1つのパノラマビデオデータを取得し、第3のビデオ8004について、第3のビデオ8004には第1のビデオ8002及び第2のビデオ8003の撮影画面が記録され、異なる2つの撮影画角の内容が同時に記録される。
【0132】
809:サーバーはターゲット位置点を第Q端末から取得した場合、パノラマビデオデータを第Q端末に送信する。
【0133】
本実施例において、第Q端末はターゲット位置点をサーバーに送信すると、サーバーは、現在、第Q端末が1つの人気位置点を選択したことを知っており、この場合、サーバーはターゲット位置点に対応するパノラマビデオデータを第Q端末に送信することで、第Q端末は、当該人気スポットのパノラマビデオを見ることができる。
【0134】
本実施例において、サーバーは撮影端末がビデオを撮影する撮影画角を取得した場合、さらに、第2の所定規則に基づいて、どの1つ位置点が人気の位置点であるかを判定し、その後、人気位置点における複数のビデオの撮影画角に基づいて、複数のビデオをスティッチングすることで、1つのパノラマビデオを取得し、視聴端末のユーザーはパノラマビデオデータによって、人気位置点の多角度の内容を一度に見て、ビデオ共有の効率及びビデオ内容の豊かさを高める。
【0135】
ここで、以上のように、本出願の実施例によって提供される方法はライブストリーミングシナリオに適用されてもよいし、記録再生のシナリオに適用されてもよく、記録再生のシナリオで、サーバーは、異なる時点で撮影端末からアップロードされたビデオデータを記憶し、この場合、同一位置点で、異なる時間帯でビデオデータを撮影した撮影端末が存在する可能性があり、この際、ユーザーは当該位置点を選択した場合、どの時点のビデオデータを選択して視聴するかということを、視聴端末のユーザーに確認する。理解を容易にするために、以下、図面を結合して当該動作方式を詳しく説明する。
【0136】
図9aを参照して、
図9aに示すように、本出願の実施例によって提供されるビデオ共有方法の実施例六は以下のステップを含む。
901:N個の撮影端末はそれぞれのビデオデータ、位置点及び時点を取得する。
【0137】
本実施例において、N個の撮影端末はそれぞれのビデオデータ及び位置点を取得する動作解決策について、上記のステップ401を参照すればよく、これに基づいて、N個の撮影端末がビデオデータを撮影するとともに、当該ビデオデータの時点を取得する。
【0138】
902:サーバーはビデオデータ、位置点及び時点をN個の撮影端末からそれぞれ取得する。
【0139】
本実施例において、N個の撮影端末は取得されたビデオデータ、位置点及び時点をサーバーに送信する。
【0140】
903:サーバーは、N個の撮影端末がそれぞれ取得した位置点及び時点をM個の視聴端末に送信する。
【0141】
本実施例において、Mは1より大きい正の整数であると、サーバーは取得された位置点及び時点を複数の視聴端末に送信することで、これらの視聴端末は、現在、どの位置点で撮影端末が撮影したビデオデータを見ることができるか、及び、各位置点におけるどの時点のビデオデータを選択できるかということを知っている。
【0142】
904:第Q端末は、ユーザーが選択したターゲット位置点及びターゲット時点を取得する。
【0143】
本実施例において、第Q端末はM個の視聴端末のうちの1つであり、第Q端末のインタラクションインターフェースで、
図9bに示すインターフェースをユーザーに展示し、ユーザーは位置点をクリックし、例えばユーザーはインターフェースで位置点Aをクリックした場合、第Q端末は位置点Aをターゲット位置点とし、この場合、位置点Aで複数の時間帯のビデオを選択できると、インターフェースにはオプションメニュー9001がさらに展示され、ユーザーが異なる時点のビデオデータを選択するように、オプションメニュー9001には異なる時点が表示される。
【0144】
905:サーバーはターゲット時点及びターゲット位置点を第Q端末から取得する。
【0145】
本実施例において、第Q端末は取得されたターゲット時点及びターゲット位置点をサーバーに送信することで、サーバーは、第Q端末が選択したターゲット時点及びターゲット位置点を知っている。
【0146】
906、サーバーはターゲット位置点及びターゲット時点に基づいて第Jビデオデータを第Q端末に送信する。
【0147】
本実施例において、第Jビデオデータは、第J端末がターゲット位置点のターゲット時点で取得したビデオデータである。
【0148】
本実施例において、1つの位置点が異なる時間帯でいずれもビデオデータを撮影した場合に対して、視聴端末のユーザーが1つの位置点を選択した場合、どの時間帯の内容を視聴するかということをユーザーにさらに確認することで、時間の観点から、選択可能な粒度を細分化して、視聴端末のユーザーは、異なる位置点のビデオデータだけではなく、同一位置点に対して、異なる時点のビデオデータをさらに選択することができ、これによって、ビデオ共有の内容がより豊かになる。
【0149】
ここで、上記の記録再生のシナリオで、1つの位置点は異なる時間帯のビデオデータを有し、視聴端のユーザーは、毎回、そのうちの1つの時点のビデオのみを選択して視聴でき、ユーザーは複数の時点のビデオデータをチェックしたいならば、繰り返して切り替えなければならなくて、面倒であり、そのため、同一位置点のビデオデータを融合させ、1つのビデオに各時間帯で撮影されたビデオの特徴を体現して、ユーザーは1つのビデオから全ての時間帯の内容を見ることができる。理解を容易にするために、以下、図面を結合して、このような動作方式を詳しく説明する。
【0150】
図10aを参照して、
図10aに示すように、本出願の実施例によって提供されるビデオ共有方法の実施例七は以下のステップを含む。
1001:N個の撮影端末はそれぞれのビデオデータ、位置点及び時点を取得する。
【0151】
本実施例において、N個の撮影端末はそれぞれのビデオデータ及び位置点を取得する動作の解決策について、上記のステップ401を参照すればよく、これに基づいて、N個の撮影端末がビデオデータを撮影するとともに、当該ビデオデータの取得時点を取得する。
【0152】
1002:サーバーはビデオデータ、位置点及び時点をN個の撮影端末からそれぞれ取得する。
【0153】
本実施例において、N個の撮影端末は取得されたビデオデータ、位置点及び時点をサーバーに送信する。
【0154】
1003:サーバーはS個のビデオデータをN個の撮影端末によって送信されたビデオデータから取得する。
【0155】
本実施例において、S個のビデオデータはターゲット時間帯内において、ターゲット位置点で撮影した全てのビデオデータであり、ターゲット時間帯は所定の時間帯であり、当業者は実際ニーズに応じて設定すればよく、これに対して、本出願は限定していない。
【0156】
1004:サーバーはS個のビデオデータに記録される特徴をスティッチングして、融合ビデオデータを取得する。
【0157】
本実施例において、融合ビデオデータには、ターゲット時間帯内においてターゲット位置点で撮影した全ての特徴が記録され、例えば、
図10bに示すように、同一ターゲット位置点の同一撮影画角から、ターゲット時間帯の第1の時刻で、1つの撮影端末は第1のビデオ10041を撮影し、第1のビデオ10041に記録される特徴は、シナリオにおける一人の通行人甲10041aであり、ターゲット時間帯の第2の時刻で、別の撮影端末は第2のビデオ10042を撮影し、第2のビデオ10042に記録される特徴は、シナリオにおける一人の通行人乙10041bである。好ましくは、サーバーは特徴認識アルゴリズムに基づいて通行人甲10041a及び通行人乙10041bを第1のビデオ10041及び第2のビデオ10042からそれぞれ抽出し、特徴認識及び抽出アルゴリズムは本分野の従来技術であり、当業者はニーズに応じて、適切な特徴認識及び抽出アルゴリズムを選択すればよく、これに対して、本出願の実施例は限定していない。さらに、サーバーは通行人甲10041a及び通行人乙10041bという2つの特徴を抽出した後、2つの特徴をスティッチングして、1つの融合ビデオデータ10043を取得し、同一シナリオで、当該融合ビデオデータ10043には通行人甲10041a及び通行人乙10041bが同時に記録されるため、異なる時間帯のビデオに記録される特徴情報を1つのビデオから見ることができる。
【0158】
1005:サーバーは位置点をM個の視聴端末に送信する。
【0159】
本実施例において、当該ステップについて、上記のステップ403を参照すればよく、ここで、贅言していない。
【0160】
1006:第Q端末は、ユーザーが選択したターゲット位置点を取得する。
【0161】
本実施例において、第Q端末は、ユーザーが選択したターゲット位置点を取得する具体的な実現形態について、上記のステップ404を参照すればよく、ここで、贅言していない。ターゲット位置点には複数の時間帯のビデオデータが対応する時、以下のステップを実行する。
1007:サーバーはターゲット位置点を第Q端末から取得する。
【0162】
本実施例において、ターゲット位置点には融合ビデオデータが対応する場合、以下のステップ1008を実行する。
1008:サーバーは融合ビデオデータを第Q端末に送信する。
【0163】
本実施例において、融合ビデオデータはステップ1004から取得されたため、第Q端末のユーザーは当該ビデオに基づいて、全ての時間帯に記録される特徴を1つのビデオから同時に見ることができる。
【0164】
本実施例において、1つの位置点が異なる時間帯でいずれもビデオデータを撮影した場合について、視聴端末のユーザーは1つの位置点を選択した場合、当該位置点には異なる時間帯の複数のビデオが対応する可能性があり、サーバーは複数の一定の時間帯内の全ての時点で取得されたビデオをスティッチングすることで、視聴端末のユーザーは一定の時間帯内の全ての時点に記録される特徴を1つのビデオから見ることができ、ユーザーが時点を選択するステップを省略して、また、ビデオ伝送の効率を向上させ、サーバーと視聴端末との間のデータ伝送量を減少させる。
【0165】
さらに、本出願の実施例七の解決策と実施例五の解決策とを結合して、ビデオスティッチングの過程では、異なる時点のビデオデータだけではなく、異なる撮影画角のビデオデータもスティッチングし、同一位置点で1つのパノラマ・全時間帯のビデオデータを取得でき、当該ビデオデータには、当該位置点での各撮影画角のビデオデータだけではなく、各撮影画角の異なる時間帯に記録されるビデオ特徴がさらに記録され、これによって、ビデオ内容の豊かさをさらに向上させ、視聴端末のユーザーは全ての視野角、全ての時間帯の内容を1つのビデオから見ることができ、サーバーと視聴端末との間のインタラクション回数を減少させ、ビデオ共有の効率を向上させる。その一方、視聴端末のユーザーにとって、よりよいユーザーエクスペリエンスを備える。
【0166】
以上、本出願の実施例によって提供されるビデオ共有方法の个実施例を紹介し、ここで、上記の各実施例において、撮影端末がビデオデータを撮影する時、現在の位置点をリアルタイムに取得する場合のみに、本解決策の内容を実現でき、さらに、ライブストリーミングのシナリオで、撮影端末は移動しながら、ビデオデータをアップロードし、即ち、位置点はリアルタイムに変更する。従って、撮影端末は現在の位置点を正確に取得した場合のみに、本出願の解決策の円滑さを保証でき、以下、本出願の実施例によって提供されるビデオ共有方法において、撮影端末の測位方法を詳しく説明する。
【0167】
図11aを参照して、
図11aのシステムアーキテクチャにおいて、撮影シナリオ1101には複数の撮影端末が含まれ、これらの撮影端末はネットワーク変換層1102を介してクラウドサーバー1103に接続され、位置点及びビデオデータなどの情報をクラウドサーバー1103にアップロードし、撮影端末のアクセスネットワークに対して4Gネットワーク、5Gネットワーク又はWIFIネットワークを採用してもよく、当業者は実際ニーズに応じて必要なアクセス方式を選択すればよく、これに対して、本出願の実施例は限定していない。
【0168】
さらに、本出願の解決策において、撮影端末の位置点の取得は主に室内測位及び室外測位という異なる測位環境を有し、また、撮影端末は室内と室外との間に切り替えられる可能性があり、この場合、測位環境の変更に応じて、撮影端末は異なる測位方式を同期に切り替える。
【0169】
撮影端末の測位方式は視覚測位、光学測位、WIFI指紋測位及びグローバル測位システム(global positioning system、GPS)測位などを含む。
【0170】
具体的に動作する場合、撮影端末は視覚測位によって、現在位置が室内にあるか、それとも室外にあるかを認識し、例えば、撮影端末は現在取得されたビデオデータをリアルタイムにサーバーに送信し、サーバーは、事前構築された環境モデルに応じて、ビデオデータに撮影された画面が室内にあるか、それとも室外にあるかを決定し、サーバーによる環境モデルの取得方式について、上記のステップ701の記載を参照すればよく、ここで、贅言していない。サーバーは、現在、撮影端末が室内にあると判定した場合、光学測位又はWIFI指紋測位を使用するように、撮影端末に指示し、この2つの方式は室内で効果的に動作でき、撮影端末を正確に測位し、好ましくは、他の室内測位方式を採用してもよく、これに対して、本出願の実施例は限定していない。サーバーは、現在、撮影端末が室外にあると判定した場合、GPS測位を使用するように、撮影端末に指示し、好ましくは、他の室外測位方式を採用してもよく、これに対して、本出願の実施例は限定していない。
【0171】
本実施例において、サーバーはまず、現在、撮影端末が室内にあるか、それとも室外にあるかを判定し、撮影端末が室内にある場合、サーバーは、室内測位方法を使用するように、撮影端末に指示し、撮影端末が室外にある場合、サーバーは、室外測位方法を使用するように、撮影端末に指示し、これによって、撮影端末がどんなシナリオにおいても、位置点の位置情報を正確に取得できる。
【0172】
さらに、
図11bを参照して、本出願の実施例によって提供されるビデオ共有、ビデオ取得方法について、
図11bのアーキテクチャに従って実現され、
図11bに示すように、システムにはユーザー端末、サーバー端末1106及び管理者端末1107が含まれ、ユーザー端末は撮影端末1104及び視聴端末1105を含む。撮影端末1104はビデオを撮影した後、サーバー端末1106にアップロードし、サーバー端末1106は撮影端末1104が撮影したビデオを視聴端末1105に送信し、当該過程において、管理者端末1107はシステムの動作をスケジューリングして管理し、当該視聴端末1105及び撮影端末1104の数はいずれも複数であってもよい。
【0173】
図11bに示すように、撮影端末1104はapp11041によって、撮影されたビデオデータ、及びビデオ撮影際の測位データをアップロードし、ビデオデータ及び位置データは無線モジュール(Router/Proxy)11042を介してサーバー端末1106にアップロードされ、サーバー1106内には、撮影端末1104からアップロードされたビデオを受信して処理するビデオストリームサービスユニット(Streaming Server)11061が配置され、ビデオストリームサービスユニット11061は、撮影端末1104からアップロードされたビデオデータをビデオストリームとして、ローカリゼーションユニット(Localization Server)11062及びビデオ処理ユニット(Video Processing Server)11063にそれぞれ送信し、ローカリゼーションユニット11062はビデオストリームを管理者端末1107に送信することで、管理者端末1107は、サーバー端末1106が取得したビデオストリームを管理でき、ビデオ処理ユニット11063はビデオストリームに対してスティッチング処理及び視覚測位を行って、ビデオスティッチング及び視覚測位の具体的な実現形態について、上記の実施例の記載を参照すればよく、ここで、贅言していない。また、ビデオ処理ユニット11063も、処理によるスティッチングビデオを管理者端末1107に送信することで、管理者端末1107はスティッチングされたビデオをチェックして管理する。
【0174】
さらに、サーバー端末1106は、ターゲット領域の地図情報を視聴端末1105に送信する地図ユニット11064をさらに含み、好ましくは、ターゲット領域は撮影端末1104の動作領域、例えば展覧館、校庭又は図書館などであり、当該地図情報は二次元平面地図であってもよいし、パノラマ地図であってもよく、これに対して、本出願の実施例は限定していない。
【0175】
視聴端末1105は、サーバー端末1106から送信された地図情報を取得した後、app11051によって、地図インターフェース、及び地図インターフェースのビデオを視聴できる位置点を表示インターフェースに展示し、好ましくは、視聴端末1105が使用するapp11051と、撮影端末1104が使用するapp11041とは同一のappであってもよいし、異なるappであってもよく、これに対して、本出願の実施例は限定していない。視聴端末1105内にはビデオ配信ユニット11052が設置され、当視聴端末1105のユーザーが地図インターフェースでの位置点を選択した後、視聴端末1105は、ビデオ配信ユニット(Video Distribute Module)11052によって当該位置点をサーバー端末1106に送信する。サーバー端末1106は、当該位置点情報に基づいて判定し、当該位置点で、ビデオデータをアップロードした撮影端末1104は1つのみであると、サーバー端末1106は直接的にビデオストリームサービスユニット11061によって、当該位置点に対応するビデオデータを視聴端末1105のビデオ配信ユニット11052に送信し、ビデオ配信ユニット11052はappによって、当該ビデオデータを視聴端末1105の表示インターフェースに表示することで、ユーザーは選択された位置点に対応するビデオデータを視聴できる。好ましくは、ユーザーが選択した位置点には複数のビデオデータが対応する場合には、これらのビデオデータのいずれを選択するか、ということをユーザーにさらに確認してもよいし、ビデオ処理ユニット11063によって、スティッチングされたビデオデータを直接的にユーザーに送信してもよく、当該スティッチングされたビデオデータは、当該位置点の全てのビデオデータをスティッチングした後、形成されたビデオデータであり、その具体的なスティッチング方式について、上記の実施例を参照すればよく、ここで、贅言していない。
【0176】
好ましくは、上記のビデオデータはライブストリーミングの方式で伝送されてもよく、アップロードされたビデオはサーバー1106に記憶されて、記録再生の方式で動作してもよく、ライブストリーミングと記録再生とを両立させてもよく、これに対して、本出願の実施例は限定していない。
【0177】
図11bに示すアーキテクチャによれば、撮影端末1104及び視聴端末1105の数はいずれも複数であってもよく、本出願の実施例によって提供されるビデオ共有、ビデオ取得方法を結合して、複数のビデオソースの、複数のユーザーへの共有過程を実現する。
【0178】
本出願の実施例によって提供されるビデオ共有方法は、サーバーがN個の撮影端末から、撮影端末が撮影したビデオを記録するためのビデオデータ、及び撮影端末がビデオデータを取得した時の位置を記録するための位置点をそれぞれ取得するステップであって、Nは1より大きい正の整数であるステップと、サーバーが、N個の撮影端末がそれぞれ取得した位置点をM個の視聴端末に送信するステップであって、Mは1より大きい正の整数であるステップと、サーバーが、ターゲット位置点を第Q端末から取得するステップであって、第Q端末は、M個の視聴端末のうちの1つであり、1≦Q≦Mであり、ターゲット位置点は、N個の撮影端末がそれぞれ取得した位置点のうちの1つであるステップと、サーバーが、ターゲット位置点に基づいて第Jビデオデータを第Q端末に送信するステップであって、第Jビデオデータは、第J端末がターゲット位置点で撮影したビデオデータであり、第J端末は、N個の撮影端末のうちのJ番目の端末であり、1≦J≦Nであるステップと、を含む。当該方法によって、複数のビデオ撮影端末は、ビデオ画面を複数の視聴端末に共有し、複数の視聴端末のユーザーは、異なる位置にある撮影端末によって共有されたビデオ画面を自主的に選択することができ、多対多のビデオ共有モードを実現し、それによって、様々な異なるシナリオに適用され、ビデオ共有の豊かさ及び便利さを向上させることができる。
【0179】
ハードウェア構造から説明すれば、上記の方法は1つのエンティティ機器によって実現されてもよく、複数のエンティティ機器によって共同実現されてもよく、さらに、1つのエンティティ機器内の論理機能モジュールであってもよく、これに対して、本出願の実施例は具体的に限定していない。
【0180】
例えば、上記の情報伝送方法は
図12のネットワーク機器によって実現されてもよい。
図12は、本出願の実施例によって提供されるネットワーク機器のハードウェア構造の概略図であり、当該ネットワーク機器は、本発明の実施例におけるネットワーク機器であってもよいし、端末機器であってもよい。当該ネットワーク機器は少なくとも1つのプロセッサー1201、通信回線1202、メモリ1203及び少なくとも1つの通信インターフェース1204を含む。
【0181】
プロセッサー1201は汎用中央プロセッサー(central processing unit、CPU)、マイクロプロセッサー、特定用途向け集積回路(application―specific integrated circuit、サーバーIC)、又は本出願の解決策に係るプログラム実行を制御するための1つ又は複数の集積回路であってもよい。
【0182】
通信回線1202は、上記のコンポーネントの間で情報を伝送する通路を含む。
【0183】
通信インターフェース1204は、任意の送受信機のような装置を使用して、他の機器又は通信ネットワーク、例えば、イーサネット、無線アクセスネットワーク(radio access network、RAN)、無線ローカルネットワーク(wireless local area networks、WLAN)などと通信する。
【0184】
メモリ1203は読み取り専用メモリ(read―only memory、ROM)、 又は静的情報及び指令を記憶できる他のタイプの静的記憶機器、ランダムアクセスメモリ(random access memory、RAM)或いは情報及び指令を記憶できる他のタイプの動的記憶機器であってもよく、電気消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(electrically erable programmable read―only memory、EEPROM)、読み取り専用光ディスク(compact disc read―only memory、CD―ROM)又は他の光ディスクメモリ、ディスクメモリ(コンパクトディスク、レーザーディスク(登録商標)、ディスク、デジタル汎用ディスク、ブルーレイディスクなどを含む)、磁気ディスク記憶媒体又は他の磁気記憶機器、或いは指令又はデータ構造形態を有する所望のプログラムコードを携帯又は記憶でき、コンピュータがアクセスできる他の任意の媒体であってもよいが、これらに限定されていない。メモリは独立に存在し、通信回線1202によってプロセッサーに接続されてもよい。メモリはプロセッサーに集積されてもよい。
【0185】
メモリ1203は本出願の解決策を実行するコンピュータ実行可能指令を記憶し、プロセッサー1201によって制御されて実行される。プロセッサー1201はメモリ1203に記憶されるコンピュータ実行可能指令を実行することで、本出願の以下の実施例によって提供されるビデオ共有の方法を実現する。
【0186】
好ましくは、本出願の実施例におけるコンピュータ実行可能指令は、アプリケーションプログラムコードとも呼ばれてもよく、これに対して、本出願の実施例は具体的に限定していない。
【0187】
具体的な実現において、実施例として、プロセッサー1201は1つ又は複数のCPU、例えば、
図12のCPU0及びCPU1を含む。
【0188】
具体的な実現において、実施例として、ネットワーク機器は複数のプロセッサー、例えば、
図12のプロセッサー1201及びプロセッサー1205を含む。これらのプロセッサーのうちのそれぞれは、シングルコア(single―CPU)プロセッサーであってもよいし、マルチコア(multi―CPU)プロセッサーであってもよい。ここで、プロセッサーは1つ又は複数の機器、回路、及び/又はデータ(例えばコンピュータプログラム指令)を処理するためのプロセッシングコアを指してもよい。
【0189】
具体的な実現において、実施例として、ネットワーク機器は出力装置1205及び入力装置1206をさらに含んでもよい。出力装置1205はプロセッサー1201と通信し、多種の方式で情報を表示する。例えば、出力装置1205は液晶ディスプレイ(liquid crystal display、LCD)、発光ダイオード(light emitting diode、LED)表示装置、陰極線管(cathode ray tube、CRT) 表示装置、又はプロジェクター(projector)などであってもよい。入力装置1206はプロセッサー1201と通信し、多種の方式でユーザーの入力を受信する。例えば、入力装置1206はマウス、キーボード、タッチパネル機器又はセンサー機器などであってもよい。
【0190】
上記のネットワーク機器は汎用機器又は専用機器であってもよい。具体的な実現において、ネットワーク機器はサーバー、無線端末機器、埋め込み式機器又は
図12の類似構造を有する機器であってもよい。本出願の実施例はネットワーク機器のタイプを限定していない。
【0191】
本出願の実施例は上記の方法例示に基づいて、ネットワーク機器に対して機能ユニットの分割を行って、例えば、各機能に対応して、各機能ユニットを分割してもよいし、2つ以上の機能を1つの処理ユニットに統合してもよい。上記の統合されたユニットはハードウェアの形態で実現されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現されてもよい。ここで、本出願の実施例において、ユニットに対する分割は概略的であり、論理機能の分割のみであり、実際に実現する時、別の分割方式を使用してもよい。
【0192】
例えば、当該の方式で各機能ユニットを分割する場合、
図13はビデオ共有装置の構造概略図を示す。
【0193】
図13に示すように、本出願の実施例によって提供されるビデオ共有装置は、
N個の撮影端末から、当該撮影端末が撮影したビデオを記録するためのビデオデータ、及び当該撮影端末が当該ビデオデータを取得した時の位置を記録するための位置点をそれぞれ取得するための取得ユニット1301であって、当該Nは1より大きい正の整数である取得ユニット1301と、
当該取得ユニット1301によって取得された、当該N個の撮影端末がそれぞれ取得した位置点をM個の視聴端末に送信するための送信ユニット1302であって、当該Nは1より大きい正の整数である送信ユニット1302と、を含み、
当該取得ユニット1301はさらに、ターゲット位置点を第Q端末から取得し、当該第Q端末は当該M個の視聴端末のうちの1つであり、1≦Q≦Mであり、当該ターゲット位置点は当該N個の撮影端末がそれぞれ取得した位置点のうちの1つであり、
当該送信ユニット1302はさらに、当該取得ユニット1301が取得した当該ターゲット位置点に基づいて、第Jビデオデータを当該第Q端末に送信し、当該第Jビデオデータは、第J端末が当該ターゲット位置点で撮影したビデオデータであり、当該第J端末は当該N個の撮影端末のうちのJ番目の端末であり、1≦J≦Nである。
【0194】
好ましくは、当該送信ユニット1302はさらに、R個の撮影端末の識別子情報を当該第Q端末に送信し、当該R個の撮影端末は当該N個の撮影端末のうちの、当該ターゲット位置点でビデオデータを撮影した端末であり、R≦Nであり、当該識別子情報は、対応する撮影端末をマーキングするためのものであり、
当該取得ユニット1301はさらに、ターゲット端末の識別子情報を当該第Q端末から取得し、当該ターゲット端末は当該R個の撮影端末のうちの1つであり、
当該送信ユニット1302はさらに、当該ターゲット端末が当該ターゲット位置点で撮影したターゲットビデオデータを当該第Q端末に送信する。
【0195】
好ましくは、当該装置は、第1のスティッチングユニット1303をさらに含み、当該サーバーが第1の所定規則に基づいて、当該第J端末をターゲット位置点の人気端末と判定し、且つ当該第J端末が当該ターゲット端末ではない場合、当該第1のスティッチングユニット1303は、
当該サーバーが当該第Jビデオデータと当該ターゲットビデオデータとを推奨ビデオデータにスティッチングするために用いられ、
当該送信ユニット1302はさらに、当該サーバーが当該推奨ビデオデータを当該第Q端末に送信するために用いられる。
【0196】
好ましくは、当該装置はモデリングユニット1304及び照合ユニット1305をさらに含み、当該モデリングユニット1304は、当該N個の撮影端末の撮影環境を記録するための環境モデルを取得し、
当該照合ユニット1305は、当該N個の撮影端末がそれぞれ撮影したビデオデータと当該モデリングユニット1304が取得した当該環境モデルとを照合して、当該N個の撮影端末の撮影画角を決定し、
当該送信ユニット1302はさらに、当該N個の撮影端末の撮影画角を当該M個の視聴端末に送信し、
当該取得ユニット1301はさらに、ターゲット撮影画角を当該第Q端末から取得し、当該ターゲット撮影画角は、当該N個の撮影端末の撮影画角のうちの1つであり、
当該送信ユニット1302はさらに、当該ターゲット撮影画角に基づいて当該第Jビデオデータを当該第Q端末に送信し、当該第Jビデオデータは、当該第J端末が当該ターゲット撮影画角で撮影して取得したビデオデータである。
【0197】
好ましくは、当該装置は、第2のスティッチングユニット1306をさらに含み、当該サーバーが第2の所定規則に基づいて当該ターゲット位置点を人気位置点として決定した場合、当該第2のスティッチングユニット1306は、
当該R個の撮影端末が当該ターゲット位置点で撮影したP個のビデオデータを取得し、当該Pは1より大きい正の整数であり、
当該P個のビデオデータの撮影画角に基づいて、当該P個のビデオデータを1つのパノラマビデオデータにスティッチングし、当該パノラマビデオデータには当該P個のビデオデータにおける撮影画面が記録され、
当該送信ユニット1302はさらに、
当該サーバーが当該ターゲット位置点を当該第Q端末から取得した場合、当該パノラマビデオデータを当該第Q端末に送信する。
【0198】
好ましくは、当該取得ユニット1301はさらに、当該撮影端末が当該ビデオデータを取得した時間を記録するための時点を当該N個の撮影端末からそれぞれ取得し、
当該送信ユニット1302はさらに、当該N個の撮影端末がそれぞれ取得した時点を当該M個の視聴端末に送信し、
当該取得ユニット1301はさらに、ターゲット時点を当該第Q端末から取得し、当該ターゲット時点は、当該N個の撮影端末がそれぞれ取得した時点のうちの1つであり、
当該送信ユニット1302はさらに、当該ターゲット時点に基づいて当該第Jビデオデータを当該第Q端末に送信し、当該第Jビデオデータは、当該第J端末が当該ターゲット時点で取得したビデオデータである。
【0199】
好ましくは、当該装置は、第3のスティッチングユニット1307をさらに含み、当該取得ユニット1301はさらに、S個のビデオデータを当該N個の撮影端末によって送信されたビデオデータから取得し、当該S個のビデオデータは、ターゲット時間帯内において、ターゲット位置点で撮影した全てのビデオデータであり、
当該第3のスティッチングユニット1307は、当該S個のビデオデータに記録された特徴をスティッチングして融合ビデオデータを取得し、当該融合ビデオデータには、当該ターゲット時間帯内において当該ターゲット位置点で撮影した全ての特徴が記録され、
当該送信ユニット1302はさらに、当該融合ビデオデータを当該第Q端末に送信する。
【0200】
図14に示すように、本出願の実施例によって提供されるビデオ取得装置は、
少なくとも1つの位置点をサーバーから取得するための第1の取得ユニット1401であって、当該位置点は、N個の撮影端末がターゲット領域内でビデオデータを撮影した後、当該サーバーにアップロードされるものであり、当該Nは1より大きい正の整数である第1の取得ユニット1401と、
地図インターフェースを表示インターフェースに展示するための展示ユニット1402であって、当該地図インターフェースは、当該ターゲット領域の地図インターフェースであり、当該地図インターフェースには、当該第1の取得ユニット1401が取得した当該少なくとも1つ位置点が含まれる展示ユニット1402と、
当該地図インターフェースからユーザーが選択したターゲット位置点を取得するための第2の取得ユニット1403であって、当該ターゲット位置点は当該少なくとも1つの位置点のうちの1つである第2の取得ユニット1403と、
当該第2の取得ユニット1403が取得した当該ターゲット位置点を当該サーバーに送信するための送信ユニットと、を含み、
当該第1の取得ユニット1401はさらに第Jビデオデータを当該サーバーから取得し、当該第Jビデオデータは、第J端末が当該ターゲット領域内の当該ターゲット位置点で撮影したビデオデータであり、当該第J端末は当該N個の撮影端末のうちの1つであり、1≦J≦Nである。
【0201】
好ましくは、当該ターゲット位置点には、複数の撮影端末が撮影したビデオデータが対応する場合、当該第1の取得ユニット1401はさらに、R個の撮影端末の識別子情報を当該サーバーから取得し、当該R個の撮影端末はいずれも当該ターゲット位置点でビデオデータを撮影した撮影端末であり、1≦R≦Nであり、
当該展示ユニット1402はさらに、当該R個の撮影端末の識別子情報を表示インターフェースに展示し、
当該第2の取得ユニット1403はさらに、ユーザーが選択した当該第J端末の識別子情報を取得し、当該第J端末は当該R個の撮影端末のうちの1つであり、
当該送信ユニットはさらに、当該視聴端末が当該第J端末の識別子情報を当該サーバーに送信するために用いられる。
【0202】
好ましくは、当該第1の取得ユニット1401はさらに、当該N個の撮影端末の撮影画角を当該サーバーから取得し、
当該展示ユニット1402はさらに、当該視聴端末が当該R個の撮影端末の撮影画角を表示インターフェースに展示するために用いられ、
当該第2の取得ユニット1403はさらに、ユーザーが選択したターゲット撮影画角を取得し、当該ターゲット撮影画角は当該R個の撮影端末の撮影画角のうちの1つであり、
当該送信ユニットはさらに、当該ターゲット撮影画角を当該サーバーに送信し、当該ターゲット撮影画角は、撮影端末が当該ターゲット撮影画角で撮影したビデオデータを送信するように、サーバーに要求するためのものである。
【0203】
好ましくは、当該第1の取得ユニット1401はさらに、少なくとも1つの時点を当該サーバーから取得し、当該少なくとも1つの時点はそれぞれ当該N個の撮影端末がビデオデータを撮影した時の時点であり、
当該展示ユニット1402はさらに、当該少なくとも1つの時点を表示インターフェースに展示し、
当該第2の取得ユニット1403はさらに、ユーザーが選択したターゲット時点を取得し、当該ターゲット時点は当該少なくとも1つの時点のうちの1つであり、
当該第2の取得ユニット1403はさらに、当該サーバーに送信された当該ターゲット時点を取得し、当該ターゲット時点は、撮影端末が当該ターゲット時点で撮影したビデオを送信するように、当該サーバーに要求するためのものである。
【0204】
上記の実施例において、全部又は部分的にソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア又はそれらの任意の組み合わせで実現されてもよい。ソフトウェアによって実現される場合、全部又は部分的にコンピュータプログラム製品の形態で実現されてもよい。
【0205】
前記コンピュータプログラム製品は1つ又は複数のコンピュータ指令を含む。コンピュータ上で前記コンピュータプログラム指令をロードして実行する時、全部又は部分的に本発明の実施例に従って説明されたフロー又は機能を生成する。前記コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、又は他のプログラマブル装置であってもよい。前記コンピュータ指令は、コンピュータ可読記憶媒体に記憶されてもよいし、又は1つのコンピュータ可読記憶媒体から別のコンピュータ可読記憶媒体に伝送されてもよく、例えば、前記コンピュータ指令はウェブサイト、コンピュータ、サーバー又はデータセンターから有線(例えば同軸ケーブル、光ファイバ、デジタル加入者線(DSL))又は無線(例えば赤外線、無線、マイクロ波等)の方式で、別のウェブサイト、コンピュータ、サーバー又はデータセンターに伝送されてもよい。前記コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータが記憶可能な任意の利用可能な媒体であってもよいし、又は1つ又は複数の利用可能な媒体が統合されたサーバー、データセンターなどを含むデータ記憶機器であってもよい。前記利用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、磁気テープ)、光学媒体(例えば、DVD)、又は半導体媒体(例えばソリッドステートドライブSolid State Disk(SSD))などであってもよい。
【0206】
当業者であれば理解できるように、説明の便利さ及び簡潔のために、上記したシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程について、上記の方法実施例の対応過程を参照すればよく、ここで、贅言していない。
【0207】
本出願によって提供されるいくつかの実施例において、開示した通信方法、中継機器、ホスト基地局及びコンピュータ記憶媒体は他の方式で実現されてもよい。例えば、以上に記載された装置の実施例はただ概略的なものであり、例えば、前記ユニットの分割は、論理機能の分割のみであり、実際に実現する時、別の分割方式を使用してもよく、例えば、複数のユニット又はコンポーネントは、別のシステムに結合され、又は統合され、或いはいくつかの特徴を無視し、又は実行していない。また、表示され又は議論される相互の間の結合、又は直接的な結合、或いは通信接続は、いくつかのインターフェース、装置又はユニットによる間接的な結合、或いは通信接続であってもよく、電気的、機械又は他の形態であってもよい。
【0208】
前記分離部材として説明されるユニットは物理的に分離してもよいし、そうではなくてもよく、ユニットとして表示される部材は物理ユニットであってもよいし、そうではなくてもよく、即ち、1つの箇所に位置してもよいし、又は複数のネットワークユニットに分布されてもよい。実際のニーズに応じて、そのうちの一部又は全てのユニットを選択して、本実施例の解決策の目的を実現することができる。
【0209】
また、本出願の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、各ユニットは単独に物理的に存在してもよく、2つ以上のユニットは1つのユニットに統合されてもよい。上記の統合されたユニットは、ハードウェアの形態で実現されてもよいし、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現されてもよい。
【0210】
前記統合されたユニットは、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現され、独立の製品として販売又は使用される場合、コンピュータ可読取記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づいて、本出願の技術案の本質、又は従来技術に対して貢献を有する部分、又は当該技術案の全て若しくは一部は、ソフトウェア製品の形態で具現化され、当該コンピュータソフトウェア製品は1つの記憶媒体に記憶され、1台のコンピュータ機器(パーソナコンピュータ、サーバー又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法の全て又は一部のステップを実行させるいくつかの指令を含む。上記の記憶媒体はUディスク、ポータブルハードディスク、読み取り専用メモリ(英語全称:Read―Only Memory、英語略語:ROM、)、ランダムアクセスメモリ(英語全称:Random Access Memory、英語略語:RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどのような、プログラムコードを記憶できる各種の媒体を含む。
【0211】
以上のように、以上の実施例は本出願の技術案を限定していなく、ただ説明するためのものであり、上記の実施例を参照して本出願を詳しく説明したが、当業者であれば理解できるように、相変わらず、上記の各実施例に記載の技術案を修正し、又はそのうちの一部の技術特徴に対して等価置換を行ってもよく、これらの修正又は置換は、相応的な技術案の本質を本出願の各実施例の技術案の精神及び範囲から逸脱させることがない。