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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-18
(45)【発行日】2024-03-27
(54)【発明の名称】制御装置及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   H04N 7/15 20060101AFI20240319BHJP
   G06Q 10/02 20120101ALI20240319BHJP
   G06Q 10/109 20230101ALI20240319BHJP
   H04M 3/56 20060101ALI20240319BHJP
   H04N 21/442 20110101ALI20240319BHJP
【FI】
H04N7/15
G06Q10/02
G06Q10/109
H04M3/56 C
H04N21/442
【請求項の数】 13
(21)【出願番号】P 2019203118
(22)【出願日】2019-11-08
(65)【公開番号】P2021077990
(43)【公開日】2021-05-20
【審査請求日】2022-10-20
(73)【特許権者】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001519
【氏名又は名称】弁理士法人太陽国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】梶山 肇
【審査官】鈴木 隆夫
(56)【参考文献】
【文献】特開2005-109710(JP,A)
【文献】特開2004-086582(JP,A)
【文献】特開2019-105960(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 7/14-7/173
H04N 21/00-21/858
H04M 3/56
G06Q 10/02
G06Q 10/109
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
不特定多数の人が利用可能な共有空間であって、人が予約することで利用可能となる空間の予約時間及び利用目的を取得し、
前記予約時間に前記空間を利用する人を特定し、
前記利用目的が、前記空間で取得される映像又は音声の少なくともいずれかの、予め決められた他の場所への送信を伴うものである場合、特定された前記人が設定した前記利用目的に記載された活動を共に行う人前記予約時間の間において前記空間で取得される映像又は音声を前記他の場所取得できるよう制御する
処理を実行する、制御装置。
【請求項2】
前記プロセッサは、予約した前記人に指定された場所が、前記空間で取得される映像又は音声を取得できるよう制御する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項3】
前記指定された場所は、他の前記空間である、請求項2に記載の制御装置。
【請求項4】
前記プロセッサは、前記予約時間が経過すると、前記空間から前記他の場所への映像又は音声の送信を停止する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項5】
前記プロセッサは、前記予約時間が経過すると、前記空間での映像又は音声の取得を停止する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項6】
前記プロセッサは、前記予約時間が経過すると、前記空間で取得される映像又は音声の前記他の場所への送信を停止する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項7】
前記プロセッサは、前記予約時間中に前記他の場所の数が変更された場合に、変更後の前記他の場所が、前記空間で取得される映像又は音声を取得できるよう制御する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項8】
前記プロセッサは、前記人による予約時に、前記人が指定した前記利用目的に応じて前記予約時間を自動的に延長する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項9】
前記プロセッサは、前記利用目的が前記他の場所との協働に関するものである場合に、前記予約時間を自動的に延長する、請求項8に記載の制御装置。
【請求項10】
前記プロセッサは、前記人による予約時に、前記人が指定した前記利用目的に応じて前記予約時間を延長するかどうかを前記人に確認する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項11】
前記プロセッサは、前記利用目的が前記他の場所との会議に関するものである場合に、前記予約時間を延長するかどうかを前記人に確認する、請求項10に記載の制御装置。
【請求項12】
前記プロセッサは、前記人による予約時に、他のスケジュール管理システムから予約時間の情報を取得し、前記空間の予約時間と該スケジュール管理システムに登録されている予約時間との整合性を確認する、請求項1に記載の制御装置。
【請求項13】
コンピュータに、
不特定多数の人が利用可能な共有空間であって、人が予約することで利用可能となる空間の予約時間及び利用目的を取得し、
前記予約時間に前記空間を利用する人を特定し、
前記利用目的が、前記空間で取得される映像又は音声の少なくともいずれかの、予め決められた他の場所への送信を伴うものである場合、特定された前記人が設定した前記利用目的に記載された活動を共に行う人前記予約時間の間において、前記空間で取得される映像又は音声を前記他の場所取得できるよう制御する
処理を実行させる、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、制御装置及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1には、複数の拠点にそれぞれ設置され、テレビ会議、ビデオ会議または音声会議を行うための複数の会議端末と、前記複数の会議端末間を接続する多地点接続装置と、前記多地点接続装置を管理する第1のサーバ装置と、グループウェアを搭載した第2のサーバ装置と、を有する遠隔会議システムであって、前記グループウェアは、予約者によって登録された前記多地点接続装置を用いた会議の開催日時を予約情報として保持し、前記第1のサーバ装置は、前記グループウェアのAPI(Application Programming Interface)を用いて前記予約情報を定期的に取得する第1の処理と、前記取得した前記予約情報を参照し、前記多地点接続装置を用いた会議の開催日時に到達する際に、前記多地点接続装置へ開始命令を発行する第2の処理と、を実行し、前記多地点接続装置は、前記開始命令に応じて、前記複数の会議端末間の接続を開始する、遠隔会議システムが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特開2018-011273号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
リモートオフィス等の、不特定のユーザが利用する空間(シェアスペース)が広がりつつある。そのような共有空間から、他の空間又はオフィス等と結び、映像又は音声を送信する場合がある。その場合、予約時間より前に空間に入ったユーザにより、当該ユーザと無関係のユーザが利用する共有空間又はオフィスの映像が見られたり、音声が聞かれたりすることがあってはならない。
【0005】
本発明は、上記の点に鑑みてなされたものであり、ユーザが予約することで利用可能となる空間において他の場所との間で送受信する映像又は音声の機密性を担保する、制御装置及びコンピュータプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の第1態様に係る制御装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、人が予約することで利用可能となる空間の予約時間及び利用目的を取得し、前記利用目的が、前記空間で取得される映像又は音声の少なくともいずれかの、予め決められた他の場所への送信を伴うものである場合、前記人が設定した前記利用目的に記載された活動を共に行う人は、前記予約時間の間において前記空間で取得される映像又は音声を前記他の場所が取得できるよう制御する処理を実行する。
【0007】
本発明の第2態様に係る制御装置は、第1態様に係る制御装置であって、前記プロセッサは、予約した前記人に指定された場所が、前記空間で取得される映像又は音声を取得できるよう制御する。
【0008】
本発明の第3態様に係る制御装置は、第2態様に係る制御装置であって、前記指定された場所は、他の前記空間である。
【0009】
本発明の第4態様に係る制御装置は、第1態様に係る制御装置であって、前記プロセッサは、前記予約時間が経過すると、前記空間から前記他の場所への映像又は音声の送信を停止する。
【0010】
本発明の第5態様に係る制御装置は、第1態様に係る制御装置であって、前記プロセッサは、前記予約時間が経過すると、前記空間での映像又は音声の取得を停止する。
【0011】
本発明の第6態様に係る制御装置は、第1態様に係る制御装置であって、前記プロセッサは、前記予約時間が経過すると、前記空間で取得される映像又は音声の前記他の場所への送信を停止する。
【0012】
本発明の第7態様に係る制御装置は、第1態様に係る制御装置であって、前記プロセッサは、前記予約時間中に前記他の場所の数が変更された場合に、変更後の前記他の場所が、前記空間で取得される映像又は音声を取得できるよう制御する。
【0013】
本発明の第8態様に係る制御装置は、第1態様に係る制御装置であって、前記プロセッサは、前記人による予約時に、前記人が指定した前記利用目的に応じて前記予約時間を自動的に延長する。
【0014】
本発明の第9態様に係る制御装置は、第8態様に係る制御装置であって、前記プロセッサは、前記利用目的が前記他の場所との協働に関するものである場合に、前記予約時間を自動的に延長する。
【0015】
本発明の第10態様に係る制御装置は、第1態様に係る制御装置であって、前記プロセッサは、前記人による予約時に、前記人が指定した前記利用目的に応じて前記予約時間を延長するかどうかを前記人に確認する。
【0016】
本発明の第11態様に係る制御装置は、第10態様に係る制御装置であって、前記プロセッサは、前記利用目的が前記他の場所との会議に関するものである場合に、前記予約時間を延長するかどうかを前記人に確認する。
【0017】
本発明の第12態様に係る制御装置は、第1態様に係る制御装置であって、前記プロセッサは、前記人による予約時に、他のスケジュール管理システムから予約時間の情報を取得し、前記空間の予約時間と該スケジュール管理システムに登録されている予約時間との整合性を確認する。
【0018】
本発明の第13態様に係るコンピュータプログラムは、コンピュータに、人が予約することで利用可能となる空間の予約時間及び利用目的を取得し、前記利用目的が、前記空間で取得される映像又は音声の少なくともいずれかの、予め決められた他の場所への送信を伴うものである場合、前記人が設定した前記利用目的に記載された活動を共に行う人は前記予約時間の間において、前記空間で取得される映像又は音声を前記他の場所が取得できるよう制御する処理を実行させる。
【0019】
本発明の第1態様によれば、人が予約することで利用可能となる空間の予約時間中の間にのみ、当該空間の映像又は音声の他の場所での取得を可能とすることで、当該空間において他の場所との間で送受信する映像及び音声の機密性を担保できる。
【0020】
本発明の第2態様によれば、人が予約した空間の映像及び音声が、当該空間の予約時間中の間にのみ、予約した人に指定された他の場所で取得可能となる。
【0021】
本発明の第3態様によれば、人が予約した空間の映像及び音声が、当該空間の予約時間中の間にのみ、他の同様の空間で取得可能となる。
【0022】
本発明の第4態様によれば、予約時間が経過した後では、人が予約した空間の映像及び音声が他の場所で取得できなくなる。
【0023】
本発明の第5態様によれば、予約時間が経過した後では、人が予約した空間の映像及び音声が他の場所で取得できなくなる。
【0024】
本発明の第6態様によれば、予約時間が経過した後では、人が予約した空間の映像及び音声が他の場所で取得できなくなる。
【0025】
本発明の第7態様によれば、人が予約した空間の予約時間中に、予約した人に指定された他の場所の数が変化しても、変化後の場所においてのみ取得可能となる。
【0026】
本発明の第8態様によれば、予約時間を超えて利用されそうな利用目的の場合には、予め時間を自動的に延長して確保することで、自動的に延長しない場合と比べて利用者の利便性を向上できる。
【0027】
本発明の第9態様によれば、利用目的が他の場所との協働の場合には、予め時間を自動的に延長して確保することで、自動的に延長しない場合と比べて利用者の利便性を向上できる。
【0028】
本発明の第10態様によれば、予約時間を超えて利用されそうな利用目的の場合には、時間を延長して確保するかどうかを確認することで、確認しない場合と比べて利用者の利便性を向上できる。
【0029】
本発明の第11態様によれば、利用目的が他の場所との会議の場合には、時間を延長して確保するかどうかを確認することで、確認しない場合と比べてユーザの利便性を向上できる。
【0030】
本発明の第12態様によれば、既に登録されているスケジュールとの整合性を確認して空間を予約することで、確認しない場合と比べてユーザの利便性を向上できる。
【0031】
本発明の第13態様によれば、人が予約することで利用可能となる空間の予約時間中の間にのみ、当該空間の映像又は音声の他の場所での取得を可能とすることで、当該空間において他の場所との間で送受信する映像及び音声の機密性を担保できる。
【発明の効果】
【0032】
本発明によれば、ユーザが予約することで利用可能となる空間の予約時間中の間にのみ、当該空間の映像又は音声の他の場所での取得を可能とすることで、当該空間において他の場所との間で送受信する映像又は音声の機密性を担保できる。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】本実施形態に係るシェアスペースシステムの概略構成を示す図である。
図2】各ブースの表示装置で表示される映像の例を示す図である。
図3】制御装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
図4】制御装置の機能構成の例を示すブロック図である。
図5】利用登録DBが保存するデータの例を示す図である。
図6】業務内容DBが保存するデータの例を示す図である。
図7】ブースの機能構成の例を示すブロック図である。
図8】制御装置による制御処理の流れを示すフローチャートである。
図9】制御装置による制御処理の流れを示すフローチャートである。
図10】制御装置による制御処理を説明するための図である。
図11】制御装置による制御処理の流れを示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0034】
以下、本開示の実施形態の一例を、図面を参照しつつ説明する。なお、各図面において同一または等価な構成要素および部分には同一の参照符号を付与している。また、図面の寸法比率は、説明の都合上誇張されており、実際の比率とは異なる場合がある。
【0035】
図1は、本実施形態に係るシェアスペースシステムの概略構成を示す図である。本実施形態に係るシェアスペースシステムは、各シェアスペースの利用予約及び各シェアスペースからの映像及び音声の送信を制御する制御装置10と、シェアスペースであるブース20A~20Cと、を含む。以後の説明では、ブース20A~20Cを区別しない場合は単にブース20と称する。また、図1には、各ブースの予約を行うためのユーザ端末30も示されている。
【0036】
ブース20は、不特定多数のユーザが利用する共有空間であり、ユーザは事前に利用予約をしておくことで各ブース20が利用可能となる。ブース20の形状は、電話ボックスのような箱型であってもよく、天井が吹き抜けになっているパーテーション型であってもよい。本実施形態では、予約されていない時間帯ではブース20のドアはロックされており、事前に利用予約をしたユーザに対して、予約時間になるとロックを解除するためのキー情報が配布される。
【0037】
ブース20には、内部の映像を撮像するための撮像装置、及び、音声を収音するための収音装置が設置される。またブース20には、他のブース20、又はオフィスなどの他の場所で撮像された映像を映し出すための表示装置、及び、他のブース20、又はオフィスなどの他の場所で収音された音声を出力するための音声出力装置が設置される。
【0038】
制御装置10は、各ブース20の利用予約をユーザから受け付ける。また、制御装置10は、ブース20に設置された撮像装置で撮像された映像及び収音装置で収音された音声の、ブース20の外部への送信を制御する。
【0039】
図2は、各ブース20の表示装置で表示される映像の例を示す図である。図2では、3つのブース20A~20C(それぞれ、ブースA、ブースB、ブースCとする)でそれぞれ撮像された映像が、1つの画面で表示されている例が示されている。
【0040】
このように、他のブース20で撮像された映像を表示装置が表示することで、ブース20にいるユーザは、他のブース20にいるユーザとの間で会議等のコミュニケーションを行うことができる。
【0041】
しかし、予約時間より前にブース20に入っていたユーザにより、当該ユーザと無関係のユーザが利用するブース20又はオフィスの映像が見られたり、音声が聞かれたりすることがあってはならない。例えば、ブース20Aとブース20Bとの間で映像及び音声を共有し、15時から会議を行おうとしている場合、15時より前にブース20Bの映像及び音声をブース20Aに送信すると、15時より前にブース20Aを利用する別のユーザが、ブース20Bの映像及び音声を視聴できてしまう。また例えば、ブース20Aとブース20Bとの間で映像及び音声を共有し、16時まで会議を行おうとしている場合、16時を過ぎてもブース20Bの映像及び音声をブース20Aに送信すると、16時より後にブース20Aを利用する別のユーザが、ブース20Bの映像及び音声を視聴できてしまう。
【0042】
そこで、制御装置10は、無関係のユーザにブース20からの映像及び音声が見られることが無いように、ブース20からの映像及び音声の送信、及び、他の場所からの映像及び音声の受信を制御する。制御装置10による制御の詳細については後述する。
【0043】
図3は、制御装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
【0044】
図3に示すように、制御装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、ストレージ14、入力部15、表示部16及び通信インタフェース(I/F)17を有する。各構成は、バス19を介して相互に通信可能に接続されている。
【0045】
CPU11は、中央演算処理ユニットであり、各種プログラムを実行したり、各部を制御したりする。すなわち、CPU11は、ROM12またはストレージ14からプログラムを読み出し、RAM13を作業領域としてプログラムを実行する。CPU11は、ROM12またはストレージ14に記録されているプログラムにしたがって、上記各構成の制御および各種の演算処理を行う。本実施形態では、ROM12またはストレージ14には、シェアスペースの予約及び各シェアスペースからの映像及び音声の送信を制御する制御プログラムが格納されている。
【0046】
ROM12は、各種プログラムおよび各種データを格納する。RAM13は、作業領域として一時的にプログラムまたはデータを記憶する。ストレージ14は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)またはフラッシュメモリ等の記憶装置により構成され、オペレーティングシステムを含む各種プログラム、および各種データを格納する。
【0047】
入力部15は、マウス等のポインティングデバイス、およびキーボードを含み、各種の入力を行うために利用される。
【0048】
表示部16は、たとえば、液晶ディスプレイであり、各種の情報を表示する。表示部16は、タッチパネル方式を採用して、入力部15として機能しても良い。
【0049】
通信インタフェース17は、ユーザ端末30等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、たとえば、イーサネット(登録商標)、FDDI、Wi-Fi(登録商標)等の規格が用いられる。
【0050】
上記の制御プログラムを実行する際に、制御装置10は、上記のハードウェア資源を用いて、各種の機能を実現する。
【0051】
次に、制御装置10の機能構成について説明する。
【0052】
図4は、制御装置10の機能構成の例を示すブロック図である。
【0053】
図4に示すように、制御装置10は、機能構成として、予約受付部101、利用登録変更部102、利用登録DB103、解除キー発行部104、業務内容DB105、業務内容変更部106、業務内容削除部107、業務内容送付部108、業務内容実行制御部109、映像配信制御部110、及び音声配信制御部111を有する。各機能構成は、CPU11がROM12またはストレージ14に記憶された制御プログラムを読み出し、実行することにより実現される。
【0054】
予約受付部101は、ユーザからのブース20の利用予約を受け付ける。ユーザは、例えばユーザ端末30を操作して、利用したいブース20、予約者の会社、部門、氏名、利用したい日時、及び利用目的を入力する。利用したい日時は、利用開始日時及び利用終了日時を含む。また、ユーザは、他のブース20又はオフィス等と映像及び音声を共有したい場合は、共有する他のユーザの会社、部門、指名の情報を入力する。予約受付部101は、ユーザが入力した情報に基づいて予約情報を利用登録DB103に登録する。
【0055】
本実施形態では、ユーザは、利用目的として、プロジェクト、会議、個人作業の3つの業務内容の中から選択できる。プロジェクトは、他の場所と協働して作業を行う業務内容の一例である。プロジェクトが選択されると、予約受付部101は、後述するように、ブース20の利用終了時間を自動的に所定時間、例えば30分長く設定する。会議が選択されると、予約受付部101は、ブース20の利用終了時間を長くするかどうかをユーザに確認する。個人作業が選択されると、予約受付部101は、ブース20の利用終了時間をユーザが入力した時間通りに設定する。
【0056】
ユーザは、個人作業を選択した場合、映像又は音声の少なくともいずれかは、声を他の場所に送信しない設定とすることもできる。また、ユーザは、一度の予約で複数の業務内容を設定できる。例えば、ユーザが利用時間を1時間に設定した場合に、前半の30分を個人作業と設定し、後半の30分をプロジェクト、又は会議と設定してもよい。
【0057】
なお、ブース20を予約するユーザと、実際にブース20を利用するユーザとは異なっていてもよい。例えば、ブース20を実際に利用するユーザの秘書がブース20の予約作業を行ってもよい。
【0058】
利用登録変更部102は、ブース20の利用予約の内容の、ユーザからの変更を受け付ける。利用登録変更部102は、受け付けた変更内容を利用登録DB103へ更新する。
【0059】
利用登録DB103は、ユーザから受け付けた、ブース20の利用予約に関する情報を保存する。図5は、利用登録DB103が保存するデータの例を示す図である。図5の例では、利用登録DB103は、予約ID、予約するブース、予約者(ユーザ)の氏名、利用開始日時、利用終了日時の各情報を保存する。
【0060】
解除キー発行部104は、ブース20のドアのロックを解除するためのキーを発行する。解除するためのキーはどのようなものであってもよく、例えば4桁の数字であってもよい。
【0061】
業務内容DB105は、ユーザによるブース20の予約時の業務内容に関する情報を保存する。図6は、業務内容DB105が保存するデータの例を示す図である。図6の例では、業務内容DB105は、予約ID、業務内容、共有先のブースの各情報を保存する。業務内容DB105の予約IDは、利用登録DB103の予約IDに対応する。
【0062】
利用登録DB103、及び業務内容DB105は、例えばストレージ14に作成され得る。なお利用登録DB103、及び業務内容DB105は、制御装置10と異なる別の装置に作成されてもよい。
【0063】
業務内容変更部106は、ユーザからのブース20の予約時の業務内容の変更を受け付けると、業務内容DB105に保存されているブース20の予約時の業務内容を変更する。
【0064】
業務内容削除部107は、ユーザからのブース20の予約時の業務内容の削除を受け付けると、業務内容DB105に保存されているブース20の予約時の業務内容を削除する。
【0065】
業務内容送付部108は、業務内容DB105に保存されているブース20の予約時の業務内容の情報を、予約されたブース20に送付する。
【0066】
業務内容実行制御部109は、業務内容DB105から業務内容の情報を取得し、業務内容送付部108に取得した業務内容の情報を送る。
【0067】
映像配信制御部110は、各ブース20の撮像装置で撮像された映像を取得し、取得したそれぞれの映像を、図2で示したような1つの画面で各ブース20の表示装置に表示させるような映像情報を生成する。そして映像配信制御部110は、生成した映像情報を各ブース20の表示装置に送信する。
【0068】
音声配信制御部111は、各ブース20の収音装置で収音された音声を取得し、取得したそれぞれの音声を合成することで、音声情報を生成する。そして音声配信制御部111は、生成した音声情報を各ブース20の音声出力装置に送信する。
【0069】
映像配信制御部110、及び音声配信制御部111は、予めブース20の利用が予約された時間帯であって、他のブース20との間で映像及び音声を共有するよう指定された時間帯において、各ブース20間で映像及び音声を共有させるよう制御する。
【0070】
制御装置10は、このような構成を有することで、予約時間の間においてのみ、ブース20の映像を他のブース20と共有させることができる。従って、本実施形態に係る制御装置10は、ブース20において他のブース20との間で送受信する映像及び音声の機密性を担保することができる。
【0071】
次に、各ブース20の機能構成について説明する。
【0072】
図7は、ブース20の機能構成の例を示すブロック図である。
【0073】
図7に示すように、ブース20は、機能構成として、モニタ201、スピーカ202、カメラ203、マイク204、解除キー認識部205、ドア開閉認識部206、及び映像音声制御部207を有する。
【0074】
モニタ201は、表示装置の一例であり、制御装置10から送信された映像情報に基づいた映像を表示する。例えば、モニタ201は、図2に示したような各ブース20で撮像された映像が1つの画面で表示されるような映像を表示する。
【0075】
スピーカ202は、音声出力装置の一例であり、制御装置10から送信された音声情報に基づいた音声を出力する。例えば、スピーカ202は、各ブース20のマイク204で収音された音声が制御装置10で合成されて生成された音声情報に基づいた音声を出力する。
【0076】
カメラ203は、撮像装置の一例であり、ブース20の内部の映像を撮像する。カメラ203で撮像された映像は、映像音声制御部207の制御により制御装置10に送信される。
【0077】
マイク204は、収音装置の一例であり、ブース20の内部の音声を収音する。マイク204で収音された音声は、映像音声制御部207の制御により制御装置10に送信される。
【0078】
解除キー認識部205は、ブース20を利用しようとするユーザが入力した解除キーを認識し、制御装置10が事前に発行した解除キーと一致するかどうか確認する。解除キー認識部205は、ユーザが入力した解除キーと、制御装置10が事前に発行した解除キーとが一致していれば、ドアのロックを解除する。
【0079】
ドア開閉認識部206は、ブース20のドアの開閉を認識する。ドア開閉認識部206は、ブース20のドアが開けられたことを認識すると、映像音声制御部207に対して映像及び音声の送受信の制御を開始するよう指示する。
【0080】
映像音声制御部207は、カメラ203で撮像された映像、及びマイク204で収音された音声の送信に関する制御を実行する。また、映像音声制御部207は、他のブース20で撮像された映像、及び収音された音声の受信に関する制御を実行する。
【0081】
具体的には、映像音声制御部207は、ブース20の利用が予約された時間帯であって、他のブース20との間で映像及び音声を共有するよう指定された時間帯において、他のブース20との間で映像及び音声を共有する。ブース20の間の映像及び音声の共有については後に詳述する。
【0082】
次に、制御装置10の作用について説明する。
【0083】
図8は、制御装置10による制御処理の流れを示すフローチャートである。CPU11がROM12又はストレージ14から制御プログラムを読み出して、RAM13に展開して実行することにより、制御処理が行なわれる。
【0084】
図8に示したのは、ユーザがブース20を予約しようとする際の、制御装置10による制御処理の流れである。CPU11は、まずブース20を予約しようとするユーザの情報であるユーザ情報を登録する(ステップS101)。
【0085】
ステップS101に続いて、CPU11は、ユーザが入力したブース20の予約日時を利用登録DB103に登録する(ステップS102)。ユーザが入力したブース20の予約日時には、開始日時及び終了日時が含まれる。
【0086】
ステップS102に続いて、CPU11は、ユーザが選択した、ブース20を利用する際の業務内容を業務内容DB105に登録する(ステップS103)。
【0087】
ステップS103に続いて、CPU11は、ユーザが選択した業務内容が「プロジェクト」であるかどうかを判断する(ステップS104)。
【0088】
ステップS104において、ユーザが選択した業務内容が「プロジェクト」であった場合は(ステップS104;Yes)、CPU11は、ユーザが入力したブース20の予約日時の内、終了日時を自動で所定の時間延長するよう設定する(ステップS105)。所定の時間は、例えば30分である。例えば、ユーザが選択した業務内容が「プロジェクト」であって、ユーザが入力した終了日時が「2019年11月1日 15:00」であった場合、CPU11は、終了日時が「2019年11月1日 15:30」に自動的に延長するよう設定する。
【0089】
なお、予約するブース20において、すぐ後に別の予約が入っているために、終了日時を所定の時間延長できない場合があり得る。その場合、CPU11は、ユーザ端末30に確認のメッセージを表示させてもよい。例えば、ユーザが入力した終了日時の20分後に別の予約が既に入っている場合、CPU11は、「15分しか延長できません。よろしいですか?」等のメッセージをユーザ端末30に表示させてもよい。ユーザが了承すれば、CPU11は、終了日時を15分延長するよう設定する。ユーザが了承しなければ、CPU11は、利用目的を変更するよう促すか、別の日時で予約するよう促してもよい。
【0090】
一方、ステップS104において、ユーザが選択した業務内容が「プロジェクト」でなかった場合は(ステップS104;No)、CPU11は、ユーザが選択した業務内容が「会議」であるかどうか判断する(ステップS107)。
【0091】
ステップS107において、ユーザが選択した業務内容が「会議」であった場合は(ステップS107;Yes)、CPU11は、ユーザが入力したブース20の予約日時の内、終了日時を延長するかどうかユーザに確認する(ステップS108)。終了日時を延長するかどうかの確認は、ユーザ端末30に確認のダイアログを表示すること等によって行われてもよい。
【0092】
ステップS108に続いて、CPU11は、ユーザが終了日時を延長することを選択したかどうかを判断する(ステップS109)。
【0093】
ステップS109において、ユーザが終了日時を延長することを選択したと判断した場合は(ステップS109;Yes)、CPU11は、ユーザが入力したブース20の予約日時の内、終了日時を自動で所定の時間延長する(ステップS105)。
【0094】
ステップS107において、ユーザが選択した業務内容が「会議」でなかった場合は(ステップS107;No)、又は、ステップS109において、ユーザが終了日時を延長することを選択なかったと判断した場合は(ステップS109;No)、CPU11は、ユーザが入力した通りの終了日時で予約日時を登録する(ステップS110)。
【0095】
ステップS105、又はステップS110に続いて、CPU11は、ユーザからの登録が継続されているかどうか判断する(ステップS106)。
【0096】
ステップS106において、ユーザからの登録が継続されていると判断した場合は(ステップS106;Yes)、CPU11は、ステップS102の処理に戻る。一方、ステップS106において、ユーザからの登録が継続されていないと判断した場合は(ステップS106;No)、CPU11は、一連の処理を終了する。
【0097】
CPU11は、ユーザからブース20の予約を受け付ける際に、ユーザのスケジュールを管理するスケジュール管理システムと連携してもよい。例えば、あるユーザがブース20を予約する際に、当該ユーザのスケジュールをスケジュール管理から取得し、会議として登録されている時間と、ブース20を予約した時間とが相違していれば、ユーザ端末30に警告メッセージを表示させてもよい。例えば、会議として登録されている時間が14時から16時であるにも関わらず、ユーザがブース20を予約するために入力した時間が14時から15時までであった場合、CPU11は、「16時まで会議が設定されています。15時までで本当によろしいですか?」等の警告メッセージをユーザ端末30に表示させてもよい。
【0098】
図9は、制御装置10による制御処理の流れを示すフローチャートである。CPU11がROM12又はストレージ14から制御プログラムを読み出して、RAM13に展開して実行することにより、制御処理が行なわれる。
【0099】
図9に示したのは、ユーザが予約したブース20に入室する際の、制御装置10による映像及び音声の制御処理の流れである。CPU11は、ユーザのブース20への入室を確認する(ステップS111)。ブース20を予約したユーザには解除キーが発行される。ユーザは、予約したブース20のドアに解除キーを入力することで、ブース20のドアのロックを解除することができる。CPU11は、ブース20のドアが開かれたことを検出することで、ユーザのブース20への入室を確認することができる。
【0100】
ステップS111に続いて、CPU11は、ブース20に入室したユーザの利用目的がプロジェクトかどうか判断する(ステップS112)。CPU11は、予約IDをキーとして業務内容DB105を参照することで、ブース20に入室したユーザの利用目的を取得することができる。
【0101】
ステップS112において、ブース20に入室したユーザの利用目的がプロジェクトであった場合は(ステップS112;Yes)、CPU11は、ユーザが入力したブース20の予約日時の内、終了日時を自動で所定の時間延長する(ステップS113)。
【0102】
一方、ステップS112において、ブース20に入室したユーザの利用目的がプロジェクトでなかった場合は(ステップS112;No)、CPU11は、ステップS113の処理をスキップする。
【0103】
続いて、CPU11は、予めユーザが指定した共有先との間で、ブース20の映像及び音声を共有する(ステップS114)。CPU11は、業務内容DB105を参照することで共有先の情報を得ることができる。
【0104】
続いて、CPU11は、終了日時になると、ブース20の映像及び音声の共有を自動的に停止する(ステップS115)。
【0105】
図10は、制御装置10による映像及び音声の制御処理を説明するための図である。図10では、3つのブース(ブースA、ブースB、ブースC)を例に挙げて説明する。
【0106】
ブースAは、時刻t2からt4の間、及び時刻t6からt12の間において予約されているとする。ブースBは、時刻t3からt7の間、及び時刻t9からt10の間において予約されているとする。ブースCは、時刻t1からt5の間、及び時刻t8からt11の間において予約されているとする。
【0107】
そして、ブースAは、時刻t2からt4の間では、ブースB、及びブースCと映像及び音声を共有するよう登録されているとする。同様に、ブースBは、時刻t3からt7の間、ブースA、及びブースCと映像及び音声を共有するよう登録されているとする。ブースCは、時刻t1からt5の間、ブースA、及びブースBと映像及び音声を共有するよう登録されているとする。
【0108】
このように各ブースが予約されている状態において、制御装置10は、時刻t2になるとブースAとブースCとの間で映像及び音声を共有するよう制御し、時刻t3になると、さらにブースBを加え、3つのブースの間で映像及び音声を共有するよう制御する。そして制御装置10は、時刻t4になるとブースAからの映像及び音声の送信、及びブースAへの映像及び音声の送信を停止する。同様に、制御装置10は、時刻t5になるとブースCからの映像及び音声の送信、及びブースCへの映像及び音声の送信を停止する。また同様に、制御装置10は、時刻t6になるとブースAからの映像及び音声の送信、及びブースAへの映像及び音声の送信を停止する。
【0109】
各ブースからの映像及び音声の送信の停止は、例えば、各ブースでのカメラ203での撮像の停止、及びマイク204での収音の停止であってもよく、カメラ203で撮像された映像及びマイク204で収音された音声のブースの外への送信の停止であってもよい。また、各ブースからの映像及び音声の送信の停止は、カメラ203で撮像され、制御装置10に送信された映像、及びマイク204で収音され、制御装置10に送信された音声の、各ブースへの送信の停止であってもよい。
【0110】
なお、図10の例において、時刻t6からt7の間は、ブースAとブースBとで予約時間が重なっている。この時間帯においては、ブースAとブースBとの間で映像及び音声を共有するよう業務内容DB105に登録されていたとしても、CPU11は、ブースAとブースBとで映像及び音声を共有しない。CPU11は、その後の時間帯(時刻t9~t10の間の時間帯)でブースAとブースBとで予約時間が重なっており、本来はこの時間帯で映像及び音声を共有すべきであると判断してもよい。
【0111】
図11は、制御装置10による制御処理の流れを示すフローチャートである。CPU11がROM12又はストレージ14から制御プログラムを読み出して、RAM13に展開して実行することにより、制御処理が行なわれる。
【0112】
図11に示したのは、ブース間での映像及び音声の共有中に、共有するブースの数の変更があった場合の制御処理の一例である。CPU11は、共有するブースの数の変更があったかどうか判断する(ステップS121)。
【0113】
ステップS121において、共有するブースの数の変更があった場合は(ステップS121;Yes)、CPU11は、変更後のブースのみ映像及び音声を共有する(ステップS122)。図10を参照すれば、例えば時刻t4の時点で、映像及び音声を共有するブースの数が3つから2つに変更になっている。この場合、CPU11は、時刻t4の時点で、映像及び音声を共有するブースをブースB及びブースCのみとする。
【0114】
一方、ステップS121において、共有するブースの数の変更がなかった場合は(ステップS121;No)、CPU11は、ステップS122の処理をスキップする。
【0115】
CPU11は、このような一連の動作を実行することで、予約時間の間においてのみ、ブース20の映像を他のブース20と共有させることができる。従って、本実施形態に係る制御装置10は、ブース20において他のブース20との間で送受信する映像及び音声の機密性を担保することができる。
【0116】
なお、上記各実施形態でCPUがソフトウェア(プログラム)を読み込んで実行した制御処理を、CPU以外の各種のプロセッサが実行してもよい。この場合のプロセッサとしては、FPGA(Field-Programmable Gate Array)等の製造後に回路構成を変更可能なPLD(Programmable Logic Device)、及びASIC(Application Specific Integrated Circuit)等の特定の処理を実行させるために専用に設計された回路構成を有するプロセッサである専用電気回路等が例示される。また、制御処理を、これらの各種のプロセッサのうちの1つで実行してもよいし、同種又は異種の2つ以上のプロセッサの組み合わせ(例えば、複数のFPGA、及びCPUとFPGAとの組み合わせ等)で実行してもよい。また、これらの各種のプロセッサのハードウェア的な構造は、より具体的には、半導体素子等の回路素子を組み合わせた電気回路である。
【0117】
また、上記各実施形態では、制御処理のプログラムがROMまたはストレージに予め記憶(インストール)されている態様を説明したが、これに限定されない。プログラムは、CD-ROM(Compact Disk Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)、及びUSB(Universal Serial Bus)メモリ等の記録媒体に記録された形態で提供されてもよい。また、プログラムは、ネットワークを介して外部装置からダウンロードされる形態としてもよい。
【0118】
また上記各実施形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
【符号の説明】
【0119】
10 制御装置
20A、20B、20C ブース
30 ユーザ端末
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11