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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-18
(45)【発行日】2024-03-27
(54)【発明の名称】画像形成装置
(51)【国際特許分類】
   H04N 1/00 20060101AFI20240319BHJP
   B41J 29/38 20060101ALI20240319BHJP
   G03G 21/00 20060101ALI20240319BHJP
【FI】
H04N1/00 885
B41J29/38 104
G03G21/00 398
【請求項の数】 5
(21)【出願番号】P 2019227978
(22)【出願日】2019-12-18
(65)【公開番号】P2021097341
(43)【公開日】2021-06-24
【審査請求日】2022-11-30
(73)【特許権者】
【識別番号】000006150
【氏名又は名称】京セラドキュメントソリューションズ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100167302
【弁理士】
【氏名又は名称】種村 一幸
(74)【代理人】
【識別番号】100135817
【弁理士】
【氏名又は名称】華山 浩伸
(72)【発明者】
【氏名】岡▲崎▼ 友佑
【審査官】松永 隆志
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-153225(JP,A)
【文献】特開2018-173591(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H04N 1/00
B41J 29/38
G03G 21/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プリント処理に関連する複数のプログラムを実行可能なプロセッサーと、
情報を表示する表示装置と、
ユーザーの操作を受け付ける操作装置と、
予め定められた休止条件が成立する場合に、前記プロセッサーおよび前記表示装置を含む特定装置を、前記プロセッサーにおいて予め定められた1つ以上の特定プログラムが起動しており前記表示装置が通電されている作動状態から、少なくとも前記プロセッサーにおいて前記特定プログラムが起動しておらず前記表示装置が通電されていない省電力状態へ移行させる休止制御部と、
予め設定される感度で人を検出する人感センサーと、
前記特定装置が前記省電力状態である状況下で前記人感センサーにより人が検出されたときに前記特定装置を前記省電力状態から前記作動状態へ移行させる復帰制御部と、
前記特定装置が前記省電力状態から前記作動状態へ移行するときに前記特定プログラムの起動に要した時間を表す実績起動時間のデータを不揮発性の記憶装置に記録する実績記録部と、
前記実績起動時間に応じて前記特定装置が前記省電力状態であるときの前記人感センサーの感度を設定する感度設定部と、を備え、
前記特定プログラムが追加または削減された場合に、前記休止制御部が前記特定装置を前記作動状態から前記省電力状態へ移行させ、前記復帰制御部が前記特定装置を前記省電力状態から前記作動状態へ移行させ、前記実績記録部が前記実績起動時間のデータを前記記憶装置に記録し、前記感度設定部が前記実績起動時間に応じて前記人感センサーの感度を設定する、画像形成装置。
【請求項2】
プリント処理に関連する複数のプログラムを実行可能なプロセッサーと、
情報を表示する表示装置と、
ユーザーの操作を受け付ける操作装置と、
予め定められた休止条件が成立する場合に、前記プロセッサーおよび前記表示装置を含む特定装置を、前記プロセッサーにおいて予め定められた1つ以上の特定プログラムが起動しており前記表示装置が通電されている作動状態から、少なくとも前記プロセッサーにおいて前記特定プログラムが起動しておらず前記表示装置が通電されていない省電力状態へ移行させる休止制御部と、
予め設定される感度で人を検出する人感センサーと、
前記特定装置が前記省電力状態である状況下で前記人感センサーにより人が検出されたときに前記特定装置を前記省電力状態から前記作動状態へ移行させる復帰制御部と、
前記特定装置が前記省電力状態から前記作動状態へ移行するときに前記特定プログラムの起動に要した時間を表す実績起動時間のデータを不揮発性の記憶装置に記録する実績記録部と、
前記実績起動時間に応じて前記特定装置が前記省電力状態であるときの前記人感センサーの感度を設定する感度設定部と、を備え、
前記実績記録部は、前記特定プログラムごとの起動時間を表す実績個別起動時間のデータを前記起動時間のデータとして前記記憶装置に記録し、
前記感度設定部は、前記特定装置が最後に前記作動状態から前記省電力状態へ移行するときに起動していた前記特定プログラムである1つ以上の直近起動プログラムに対応する前記実績個別起動時間の合計時間に応じて前記人感センサーの感度を設定する、画像形成装置。
【請求項3】
前記特定プログラムが追加された場合に、前記休止制御部が前記特定装置を前記作動状態から前記省電力状態へ移行させ、前記復帰制御部が前記特定装置を前記省電力状態から前記作動状態へ移行させ、前記実績記録部が前記実績個別起動時間のデータを前記記憶装置に記録し、前記感度設定部が前記実績個別起動時間に応じて前記人感センサーの感度を設定する、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記感度設定部は、前記直近起動プログラムに対応する前記実績個別起動時間のデータが、前記記憶装置に記録されていない、または、予め定められた採用条件を満たさないデータである場合に、前記特定プログラムごとに予め定められた標準起動時間のうち前記直近起動プログラムに対応する前記標準起動時間を前記実績個別起動時間の代わりに用いて前記人感センサーの感度を設定する、請求項2に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記人感センサーによる人の検出に応じて前記特定装置が前記省電力状態から前記作動状態へ移行してから予め定められた時間が経過するまで前記操作装置への操作が検出されない場合に、前記感度設定部は、前記人感センサーの感度を前記実績起動時間に応じた感度よりも低い感度に補正する、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、人感センサーを備える画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
画像形成装置は、予め定められた休止条件が成立するとプリント装置およびプリントエンジンなどの特定装置を作動状態から省電力状態へ移行させる。前記休止条件は、節電キーが操作されること、または、プリント処理を要求されない状態が予め定められた時間継続すること、などである。
【0003】
また、前記画像形成装置が人感センサーを備える場合がある(例えば、特許文献1参照)。この場合、前記画像形成装置は、前記特定装置が前記省電力状態であるときに前記人感センサーが人を検出した場合に、自動的に前記特定装置を前記省電力状態から前記作動状態へ移行させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【文献】特開2015-05930号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、前記画像形成装置は、各種のプログラムを実行するプロセッサーを備える。前記プロセッサーは、予め定められた基本プログラムを実行することにより、前記プリント処理に関連する標準機能を実現する。
【0006】
また、前記プロセッサーは、オプション機能を実現するための1つ以上のアプリケーションプログラムを実行する場合もある。前記画像形成装置にインストールされる前記アプリケーションプログラムの種類および数は、ユーザーの要望に応じて異なる。
【0007】
前記プロセッサーが前記人感センサーによるユーザーの検出に応じて前記アプリケーションプログラムを起動する場合、前記アプリケーションプログラムの起動時間が長いほど、ユーザーが前記画像形成装置を操作可能になるまでの待ち時間が長くなるおそれがある。
【0008】
また、前記アプリケーションプログラムの起動時間が、状況に応じて異なる場合がある。例えば、前記アプリケーションプログラムが、前記プロセッサーによって起動されるときに、ネットワークを通じて他装置へアクセスする処理を前記プロセッサーに実行させる場合がある。この場合、前記アプリケーションプログラムの起動時間は、前記ネットワークの環境に応じて異なる。
【0009】
本発明の目的は、電力消費を抑えつつ省電力状態から作動状態へ復帰する際のユーザーの待ち時間を短くできる画像形成装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の一の局面に係る画像形成装置は、プロセッサーと、表示装置と、操作装置と、休止制御部と、人感センサーと、復帰制御部と、実績記録部と、感度設定部と、を備える。前記プロセッサーは、プリント処理に関連する複数のプログラムを実行可能である。前記表示装置は、情報を表示する。前記操作装置は、ユーザーの操作を受け付ける。前記休止制御部は、予め定められた休止条件が成立する場合に、前記プロセッサーおよび前記表示装置を含む特定装置を、前記プロセッサーにおいて予め定められた1つ以上の特定プログラムが起動しており前記表示装置が通電されている作動状態から、少なくとも前記プロセッサーにおいて前記特定プログラムが起動しておらず前記表示装置が通電されていない省電力状態へ移行させる。前記人感センサーは、予め設定される感度で人を検出する。前記復帰制御部は、前記特定装置が前記省電力状態である状況下で前記人感センサーにより人が検出されたときに前記特定装置を前記省電力状態から前記作動状態へ移行させる。前記実績記録部は、前記特定装置が前記省電力状態から前記作動状態へ移行するときに前記特定プログラムの起動に要した時間を表す実績起動時間のデータを不揮発性の記憶装置に記録する。前記感度設定部は、前記実績起動時間に応じて前記特定装置が前記省電力状態であるときの前記人感センサーの感度を設定する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、電力消費を抑えつつ省電力状態から作動状態へ復帰する際のユーザーの待ち時間を短くできる画像形成装置を提供することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1図1は、第1実施形態に係る画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図2図2は、第1実施形態に係る画像形成装置における休止制御の手順の一例を示すフローチャートである。
図3図3は、第1実施形態に係る画像形成装置における復帰制御の手順の一例を示すフローチャートである。
図4図4は、第1実施形態に係る画像形成装置におけるプログラム変更対応処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図5図5は、第1実施形態に係る画像形成装置における起動時間記録データの構成の一例を示す図である。
図6図6は、アプリケーションプログラムの起動時間と人感センサーの設定感度との関係の一例を示すグラフである。
図7図7は、第2実施形態に係る画像形成装置における起動時間登録データの構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0014】
[第1実施形態:画像形成装置10の構成]
第1実施形態に係る画像形成装置10は、シート91に画像を形成するプリント処理を実行するプリント装置1を備え、前記プリント処理に関するジョブを実行する。
【0015】
さらに、画像形成装置10は、原稿92から画像を読み取る画像読取処理を実行する画像読取装置2も備える。例えば、画像形成装置10は、複写機または複写機能およびファクシミリ通信装置能を有する複合機などである。
【0016】
画像形成装置10は、インターネットまたはWAN(Wide Area Network)などのネットワーク80を通じて、ホスト装置8などの他装置と通信可能である。ホスト装置8は、画像形成装置10と通信可能なコンピューターである。
【0017】
図1に示されるように、画像形成装置10は、画像読取装置2、プリント装置1,ユーザーインターフェイス装置3、二次記憶装置4、制御装置5、通信装置6および人感センサー7などを備える。
【0018】
ユーザーインターフェイス装置3は、操作装置3aおよび表示装置3bを含む。操作装置3aは、ユーザーの操作を受け付ける装置であり、例えば操作ボタンおよびタッチパネルなどを含む。表示装置3bは、情報を表示可能な液晶パネルなどの表示パネルを含む。
【0019】
通信装置6は、ネットワーク80を通じてホスト装置8などの前記他装置との間で通信を行う通信インターフェイスデバイスである。制御装置5は、前記他装置との間のデータの送信および受信の全てを、通信装置6を通じて行う。
【0020】
二次記憶装置4は、コンピューター読み取り可能な不揮発性の記憶装置である。二次記憶装置4は、プログラムおよび各種のデータを記憶可能である。例えば、ハードディスクドライブおよびSSD(Solid State Drive)の一方または両方の組合せが、二次記憶装置4として採用される。なお、前記プログラムは、コンピュータープログラムである。
【0021】
画像読取装置2は、原稿92の画像を読み取る読取処理を実行する装置である。画像読取装置2は、光源2a、走査機構2b、イメージセンサー2cおよびAFE(Analog Front End)2dなどを備える。
【0022】
光源2aは、原稿92に対して光を出射する。走査機構2bは、光源2aの光を原稿92に対して走査させる。イメージセンサー2cは、原稿92からの反射光を受光し、受光量の検出信号を画像信号として出力する。
【0023】
AFE(2d)は、前記画像信号をデジタルの画像データへ変換する。以下の説明において、画像読取装置2の前記読取処理によって原稿92から読み取られた画像のことを読取画像と称する。
【0024】
プリント装置1は、電子写真方式またはインクジェット方式などの予め定められた方式でシート91に画像を形成するプリント処理を実行する装置である。
【0025】
本実施形態において、プリント装置1は、前記読取画像のデータまたは通信装置6を通じて前記他装置から受信されるデータに基づいて前記プリント処理を実行可能である。
【0026】
例えば、プリント装置1が電子写真方式で前記プリント処理を実行する装置である場合、プリント装置1は、シート搬送機構1a、感光体1b、帯電装置1c、レーザースキャニングユニット1d、現像装置1e、転写装置1fおよび定着装置1gなどを備える。
【0027】
シート搬送機構1aは、予め定められた経路に沿ってシート91を搬送する。帯電装置1cは、感光体1bの表面を帯電させる。レーザースキャニングユニット1dは、帯電した感光体1bの表面に静電潜像を書き込む。
【0028】
現像装置1eは、感光体1b上の前記静電潜像をトナー像へ現像する。転写装置1fは、感光体1b上の前記トナー像をシート91に転写する。定着装置1gは、シート91上の前記トナー像を加熱することにより、前記トナー像をシート91に定着させる。
【0029】
人感センサー7は、画像形成装置10の前に存在する人を検出するセンサーである。例えば、人感センサー7が、赤外線センサーまたは超音波センサーなどであることが考えられる。
【0030】
制御装置5は、各種の演算、データ処理および画像形成装置10が備える各種の電気機器の制御を実行する。制御装置5は、画像読取装置2、プリント装置1、ユーザーインターフェイス装置3および通信装置6との間でデータおよび制御信号の受け渡しが可能である。
【0031】
制御装置5は、プリントエンジン50、CPU51およびRAM(Random Access Memory)52などを含む。プリントエンジン50は、CPU51からの指令に従ってプリント装置1を制御することにより、プリント装置1に前記プリント処理を実行させる。
【0032】
プリントエンジン50は、不図示のMPU(Micro Processing Unit)もしくはDSP(Digital Signal Processor)などのプロセッサー、またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)などの回路によって実現される。
【0033】
CPU51は、二次記憶装置4に記憶されたプログラムを実行することにより、各種のデータ処理および制御を実行するプロセッサーである。なお、DSPなどの他のプロセッサーが、CPU51の代わりに前記データ処理および制御を実行することも考えられる。
【0034】
RAM52は、CPU51が実行する前記プログラムおよびCPU51が前記プログラムを実行する過程で出力および参照するデータを一次記憶する揮発性の記憶装置である。
【0035】
CPU51による実行される前記プログラムは、基本プログラムPg1を含む。CPU51は、基本プログラムPg1を実行することにより実現される処理モジュールとして、主制御部5a、ジョブ制御部5b、休止制御部5cおよび復帰制御部5dなどを含む。
【0036】
主制御部5aは、主としてユーザーインターフェイス装置3および通信装置6を制御する。ジョブ制御部5bは、主としてプリントエンジン50および画像読取装置2などを制御する。
【0037】
例えば、通信装置6が、ホスト装置8からプリント要求コマンドおよびプリント対象データを含むプリント要求データを受信し、ジョブ制御部5bは、プリントエンジン50に受信プリント指令を出力する。
【0038】
プリントエンジン50は、ジョブ制御部5bから前記受信プリント指令を受けた場合に、前記プリント対象データに基づく前記プリント処理をプリント装置1に実行させる。
【0039】
休止制御部5cは、予め定められた休止条件が成立する場合に、予め定められた特定装置を作動状態から省電力状態へ移行させる処理を実行する。前記省電力状態は、前記作動状態よりも電力消費が小さい状態である。
【0040】
前記休止条件は、操作装置3aの一部である節電ボタンが操作されること、または、前記プリント処理などの各種の処理を要求されない状態が予め定められた時間継続すること、などである。
【0041】
前記作動状態は、プリント装置1、画像読取装置2、プリントエンジン50、CPU51、ユーザーインターフェイス装置3および通信装置6が通電されている状態である。前記作動状態において、画像形成装置10は、操作装置3aに対する操作に対応した処理および表示装置3bへの情報表示を実行可能である。
【0042】
前記省電力状態は、例えばプリント装置1、画像読取装置2、プリントエンジン50および表示装置3bが通電されていない状態である。
【0043】
さらに、前記省電力状態において、CPU51は、前記作動状態における通常モードよりも電力消費が小さいスリープモードで動作する。例えば、CPU51は、前記スリープモードにおいて、前記通常モードよりも低い周波数のクロックで動作する。CPU51は、前記スリープモードで動作中において、前記通常モードで動作中よりも消費電力が小さい。
【0044】
なお、プリント装置1、画像読取装置2、表示装置3b、プリントエンジン50、表示装置3bおよびCPU51は、前記特定装置の一例である。
【0045】
なお、CPU51は、画像形成装置10が前記省電力状態であるときも、通信装置6を通じてジョブの要求を受信することができる。
【0046】
復帰制御部5dは、前記特定装置が前記省電力状態であるときに人感センサー7が人を検出した場合に、自動的に前記特定装置を前記省電力状態から前記作動状態へ移行させる。
【0047】
ところで、画像形成装置10は、各種のプログラムを実行するプロセッサーとしてCPU51を備える。CPU51は、予め定められた基本プログラムPg1を実行することにより、前記プリント処理に関連する標準機能を実現する。
【0048】
また、CPU51は、オプション機能を実現するための1つ以上のアプリケーションプログラムPg2を実行する場合もある。画像形成装置10にインストールされるアプリケーションプログラムPg2の種類および数は、ユーザーの要望に応じて異なる。
【0049】
なお、図1,2に示される例において、基本プログラムPg1および1つ以上のアプリケーションプログラムPg2は二次記憶装置4に記憶されている。
【0050】
CPU51が、人感センサー7によるユーザーの検出に応じてアプリケーションプログラムPg2を起動する場合、アプリケーションプログラムPg2の起動時間が長いほど、ユーザーが画像形成装置10を操作可能になるまでの待ち時間が長くなるおそれがある。
【0051】
また、アプリケーションプログラムPg2の起動時間が、状況に応じて異なる場合がある。例えば、アプリケーションプログラムPg2が、CPU51によって起動されるときに、ネットワーク80を通じてホスト装置8または不図示のサーバー装置などの他装置へアクセスする処理をCPU51に実行させる場合がある。この場合、アプリケーションプログラムPg2の起動時間は、ネットワーク80の環境に応じて異なる。
【0052】
本実施形態において、CPU51は、後述する休止制御および復帰制御を実行する。これにより、画像形成装置10は、電力消費を抑えつつ前記省電力状態から前記作動状態へ復帰する際のユーザーの待ち時間を短くすることができる。
【0053】
前記作動状態において、CPU51は、基本プログラムPg1およびアプリケーションプログラムPg2を起動している状態である。一方、前記省電力状態において、CPU51は、基本プログラムPg1の一部を起動しているが、アプリケーションプログラムPg2は起動していない状態である。なお、アプリケーションプログラムPg2は特定プログラムの一例である。
【0054】
[休止制御]
以下、図2に示されるフローチャートを参照しつつ、前記休止制御の手順の一例について説明する。
【0055】
CPU51は、前記特定装置が前記作動状態であるときに、図2に示される前記休止制御を実行する。以下の説明において、S101,S102,…は、前記休止制御における複数の工程の識別符号を表す。
【0056】
<工程S101>
前記休止制御において、まず、休止制御部5cは、前記休止条件が成立するか否かを判定する。そして、休止制御部5cは、前記休止条件が成立すると判定する場合、処理を工程S102へ移行させる。休止制御部5cは、前記休止条件が成立するまで工程S101の処理を随時実行する。
【0057】
例えば、前記休止条件は、操作装置3aに対する操作が検出されない無操作状態が予め定められた無操作設定時間を越えて継続しており、かつ、ホスト装置8からの要求に応じた処理が未完了の状態で残されていない、という第1休止条件を含む。
【0058】
また、前記休止条件が、操作装置3aに対する予め定められた休止操作おこなわれた、という第2条件を含む場合もある。さらに、前記休止条件が、現在時刻が予め設定された休止時間帯に入った、という第3条件を含む場合もある。
【0059】
例えば、前記休止条件が、前記第1休止条件、前記第2休止条件および前記第3休止条件の論理和であることが考えられる。
【0060】
<工程S102>
工程S102において、休止制御部5cは、不図示の電源回路を制御することにより、前記電源回路から人感センサー7へ通電させ、処理を工程S103へ移行させる。
【0061】
<工程S103>
工程S103において、休止制御部5cは、前記特定装置を前記作動状態から前記省電力状態へ移行させる。これにより、前記休止制御が終了する。
【0062】
工程S102,S103の処理が実行されることにより、人感センサー7は、前記特定装置が前記省電力状態であるときに、画像形成装置10に近づく人を検出する処理を実行する。その際、人感センサー7は、後述する復帰制御において予め設定される感度で人を検出する。
【0063】
[復帰制御]
次に、図3に示されるフローチャートを参照しつつ、前記復帰制御の手順の一例について説明する。
【0064】
CPU51は、基本プログラムPg1を実行することにより実現される前記処理モジュールとして、実績記録部5eおよび感度設定部5fをさらに含む。
【0065】
CPU51は、前記特定装置が前記省電力状態であるときに、図3に示される前記復帰制御を実行する。以下の説明において、S201,S202,…は、前記復帰制御における複数の工程の識別符号を表す。
【0066】
<工程S201>
前記復帰制御において、まず、復帰制御部5dは、予め定められた復帰イベントが発生するか否かを監視する。前記復帰イベントは、少なくとも人感センサー7が人を検出することを含む。
【0067】
また、前記復帰イベントが、操作装置3aに含まれる復帰ボタンが操作されたことを含む場合もある。復帰制御部5dは、前記復帰イベントが発生したと判定すると、処理を工程S202へ移行させる。
【0068】
<工程S202>
工程S202において、復帰制御部5dは、CPU51を前記スリープモードから前記通常モードへ移行させた上で、二次記憶装置4に記憶された基本プログラムPg1を起動させる。さらに、復帰制御部5dは、処理を工程S203へ移行させる。
【0069】
<工程S203>
工程S203において、復帰制御部5dは、不図示の電源回路を制御することにより、前記電源回路からプリント装置1、画像読取装置2、プリントエンジン50および表示装置3bへ通電させる。さらに、復帰制御部5dは処理を工程S204へ移行させる。
【0070】
<工程S204>
工程S204において、復帰制御部5dは、表示装置3bに起動中である旨の通知画面を表示させる。さらに、復帰制御部5dは処理を工程S205へ移行させる。
【0071】
<工程S205>
工程S205において、実績記録部5eが、アプリケーションプログラムPg2の起動に要する時間を経時するためのタイマーを開始させる。さらに、実績記録部5eは処理を工程S206へ移行させる。
【0072】
<工程S206>
工程S206において、復帰制御部5dは、予め定められた1つ以上のアプリケーションプログラムPg2を起動させる。さらに、復帰制御部5dは、処理を工程S207へ移行させる。
【0073】
工程S202~S204および工程S206において、復帰制御部5dは、前記特定装置が前記省電力状態である状況下で人感センサー7により人が検出されたときに前記特定装置を前記省電力状態から前記作動状態へ移行させる。
【0074】
<工程S207>
工程S207において、実績記録部5eが、アプリケーションプログラムPg2の起動に要した時間を表す実績起動時間のデータである起動時間記録データD1を二次記憶装置4に記録する(図1,5参照)。さらに、実績記録部5eは処理を工程S208へ移行させる。
【0075】
本実施形態において、実績記録部5eは、アプリケーションプログラムPg2ごとの起動時間を表す実績個別起動時間D12のデータを前記起動時間のデータとして二次記憶装置4に記録する(図5参照)。
【0076】
図5に示される例では、起動時間記録データD1は、アプリケーションプログラムPg2各々を識別するプログラム番号D11に対応付けられた実績個別起動時間D12および記録日時D13のデータを含む。
【0077】
<工程S208>
工程S208において、感度設定部5fが、実績個別起動時間D12に応じて前記特定装置が前記省電力状態であるときの人感センサー7の感度を設定する。その後、感度設定部5fは、処理を工程S209へ移行させる。
【0078】
工程S208で設定される人感センサー7の感度は、図2に示される前記休止制御の工程S102において通電される人感センサー7の感度に反映される。工程S102において人感センサー7に反映される感度は、前記特定装置が前記省電力状態であるときの人感センサー7の感度である。
【0079】
本実施形態において、感度設定部5fは、前記特定装置が最後に前記作動状態から前記省電力状態へ移行するときに起動していたアプリケーションプログラムPg2である1つ以上の直近起動プログラムに対応する実績個別起動時間D12の合計時間に応じて人感センサー7の感度を設定する。
【0080】
例えば、感度設定部5fは、前記直近起動プログラムごとに、予め定められた直近の期間内に記録された実績個別起動時間D12の代表値を導出し、全ての前記直近起動プログラムに対応する実績個別起動時間D12の代表値の合計時間を、人感センサー7の感度の設定に用いる。
【0081】
図6に示されるように、感度設定部5fは、前記直近起動プログラムに対応する実績個別起動時間D12の合計時間が長い場合の方が短い場合よりも人感センサー7の感度を高い感度に設定する。
【0082】
図6に示される例では、感度設定部5fは、人感センサー7の感度を予め定められた5段階の感度候補の中から選択して設定する。このように、感度設定部5fが、人感センサー7の感度を予め定められた複数段階の感度候補の中から選択することが考えられる。
【0083】
また、感度設定部5fが、実績個別起動時間D12の合計時間を所定の計算式またはルックアップテーブルに適用することにより、人感センサー7の感度をアナログ的に設定することも考えられる。
【0084】
人感センサー7は、その感度が高く設定されるほど、画像形成装置10からより離れた人を検出することが可能である。従って、人感センサー7は、その感度が高く設定されるほど、画像形成装置10に近づくユーザーをより早く検出することができる。
【0085】
人感センサー7が画像形成装置10に近づくユーザーをより早く検出することにより、ユーザーが画像形成装置10に到達するまでに、前記特定装置の前記省電力状態から前記作動状態への移行が進行する。その結果、ユーザーが画像形成装置10を操作可能になるまでの待ち時間が短くなる。
【0086】
<工程S209>
工程S209において、復帰制御部5dが、不図示の電源回路を制御することにより、人感センサー7への通電を停止させ、その後、処理を工程S210へ移行させる。
【0087】
<工程S210>
工程S210において、復帰制御部5dは、工程S201で発生が確認された前記復帰イベントが人感センサー7による人の検出である場合に処理を工程S211へ移行させ、そうでない場合に前記復帰制御を終了させる。
【0088】
<工程S211>
工程S211において、感度設定部5fが、人感センサー7による人の検出に応じて前記特定装置が前記省電力状態から前記作動状態へ移行してから予め定められた判定時間が経過するまでに操作装置3aへの操作が検出されたか否かを判定する。
【0089】
前記判定時間は、画像形成装置10に近づくユーザーが人感センサー7によって検出されてから画像形成装置10に到達するまでに要する最大時間を基準にして予め設定される。
【0090】
そして、感度設定部5fが、前記判定時間が経過するまでに操作装置3aへの操作が検出されたと判定する場合に前記復帰制御を終了させ、そうでない場合に処理を工程S212へ移行させる。
【0091】
<工程S212>
工程S212において、感度設定部5fは、人感センサー7の感度を補正する感度補正処理を実行し、前記復帰制御を終了させる。本実施形態における前記感度補正処理は、人感センサー7の感度を実績個別起動時間D12に応じた感度よりも低い感度に補正する処理である。
【0092】
即ち、人感センサー7による人の検出に応じて前記特定装置が前記省電力状態から前記作動状態へ移行してから予め定められた時間が経過するまで操作装置3aへの操作が検出されない場合に、感度設定部5fは、人感センサー7の感度を前記実績起動時間に応じた感度よりも低い感度に補正する(工程S212)。
【0093】
工程S212における人感センサー7の感度の補正の結果は、工程S208で設定される感度とともに、図2に示される前記休止制御の工程S102において通電される人感センサー7の感度に反映される。
【0094】
工程S212の処理により、実績個別起動時間D12に基づいて過剰に高く設定されてしまった人感センサー7の感度が、適切な方向へ補正される。
【0095】
以上に示されるように、画像形成装置10は、電力消費を抑えつつ前記省電力状態から前記作動状態へ復帰する際のユーザーの待ち時間を短くすることができる。
【0096】
画像形成装置10において、前記復帰制御が行われてから前記休止制御が行われるまでに、新たなアプリケーションプログラムPg2が追加されることが考えられる。この場合、直近の前記復帰制御の工程S206における人感センサー7の感度設定の前提となったアプリケーションプログラムPg2の種類および数と、次に前記復帰制御が実行されるときのアプリケーションプログラムPg2の種類および数との間で相違が生じる。
【0097】
そこで、感度設定部5fは、前記特定装置が前記作動状態であるときに、図4に示されるプログラム変更対応処理を実行する。
【0098】
[プログラム変更対応処理]
以下、図4に示されるフローチャートを参照しつつ、前記プログラム変更対応処理の手順の一例について説明する。
【0099】
CPU51は、前記特定装置が前記作動状態であるときに、図2に示される前記休止制御と並行して、図4に示される前記プログラム変更対応処理を実行する。以下の説明において、S301,S302,…は、前記前記プログラム変更対応処理における複数の工程の識別符号を表す。
【0100】
<工程S301>
前記プログラム変更対応処理において、まず、休止制御部5cは、アプリケーションプログラムPg2が追加されたか否かを判定する。休止制御部5cは、アプリケーションプログラムPg2が追加されるまで、工程S301の処理を随時繰り返す。
【0101】
そして、休止制御部5cは、アプリケーションプログラムPg2が追加されたと判定する場合に処理を工程S302へ移行させる。
【0102】
<工程S302>
工程S302において、休止制御部5cは、不図示の電源回路を制御することにより、前記電源回路から人感センサー7へ通電させ、処理を工程S303へ移行させる。
【0103】
<工程S303>
工程S303において、休止制御部5cが、前記特定装置を前記作動状態から前記省電力状態へ移行させる。
【0104】
<工程S304>
前記特定装置が前記作動状態から前記省電力状態へ移行した後、復帰制御部5dおよび実績記録部5eが、作業状態復帰処理を実行する(工程S304)。前記作業状態復帰処理は、図3の工程S202~S207の処理である。
【0105】
工程S304の処理により、アプリケーションプログラムPg2の最新の状態に対応する起動時間記録データD1が二次記憶装置4に記録される。実績記録部5eは、処理を工程S304から工程S305へ移行させる。
【0106】
<工程S305>
工程S305において、感度設定部5fが、図2の工程S208と同様に、実績個別起動時間D12に応じて前記特定装置が前記省電力状態であるときの人感センサー7の感度を設定する。その後、感度設定部5fは、処理を工程S306へ移行させる。
【0107】
<工程S306>
工程S306において、復帰制御部5dが、不図示の電源回路を制御することにより、人感センサー7への通電を停止させ、その後、前記プログラム変更対応処理を終了させる。
【0108】
以上に示されるように、本実施形態において、アプリケーションプログラムPg2が追加された場合に、休止制御部5cが前記特定装置を前記作動状態から前記省電力状態へ移行させる(工程S303)。
【0109】
さらに、復帰制御部5dが前記特定装置を前記省電力状態から前記作動状態へ移行させ(工程S304の工程S202~S204,S206)、実績記録部5eが起動時間記録データD1を二次記憶装置4に記録する(工程S304の工程S205,S207)。
【0110】
さらに、感度設定部5fが、実績個別起動時間D12に応じて人感センサー7の感度を設定する(工程S305)。
【0111】
前記プログラム変更対応処理が実行されることにより、新たなアプリケーションプログラムPg2が追加された場合に、工程S305において、人感センサー7の感度が、アプリケーションプログラムPg2の最新の状態に対応する起動時間記録データD1に基づいて設定される。
【0112】
なお、本実施形態において、人感センサー7の感度は、前記直近起動プログラムに対応する実績個別起動時間D12の合計時間に応じて設定される。そのため、アプリケーションプログラムPg2が削減された場合には、図3の工程S208において、人感センサー7の感度が、アプリケーションプログラムPg2の最新の状態に対応する実績個別起動時間D12の合計時間に基づいて設定される。
【0113】
[第2実施形態]
以下、図7を参照しつつ、第2実施形態に係る画像形成装置について説明する。本実施形態に係る画像形成装置は、画像形成装置10と同じ構成を備える。
【0114】
第1実施形態では、アプリケーションプログラムPg2が追加された場合の対策として、前記プログラム変更対応処理が実行される。
【0115】
一方、本実施形態に係る画像形成装置において、前記プログラム変更対応処理は実行されず、その代わりに、図3の工程S208において、感度設定部5fは、以下のようにして人感センサー7の感度を設定する。この点が、本実施形態に係る画像形成装置における画像形成装置10と異なる点である。
【0116】
本実施形態において、起動時間登録データD2が二次記憶装置4に予め記憶されている(図7参照)。起動時間登録データD2は、それぞれプログラム番号D11に対応付けられた複数の標準起動時間D21のデータを含む。標準起動時間D21は、アプリケーションプログラムPg2ごとに予め定められた標準的な起動時間である。
【0117】
本実施形態における感度設定部5fは、前記直近起動プログラムに対応する実績個別起動時間D12のデータが、二次記憶装置4に記録されていない、または、予め定められた採用条件を満たさないデータである場合に、以下の代替処理を実行する。
【0118】
例えば、前記採用条件は、実績個別起動時間D12に対応する記録日時D13が、予め定められた直近の期間内であるという条件である。
【0119】
前記代替処理は、アプリケーションプログラムPg2ごとに予め定められた標準起動時間D21のうち前記直近起動プログラムに対応する標準起動時間D21を実績個別起動時間D12の代わりに用いて人感センサー7の感度を設定する処理である。
【0120】
なお、本実施形態においも、第1実施形態と同様に、アプリケーションプログラムPg2が削減された場合には、図3の工程S208において、人感センサー7の感度が、アプリケーションプログラムPg2の最新の状態に対応する実績個別起動時間D12の合計時間に基づいて設定される。
【0121】
[第1応用例]
以下、画像形成装置10の第1応用例について説明する。
【0122】
本応用例において、実績記録部5eは、全てのアプリケーションプログラムPg2の起動に要した時間である実績全体起動時間を起動時間記録データD1として二次記憶装置4に記録する。
【0123】
そして、図3の工程S208において、感度設定部5fは、前記実績全体起動時間に応じて人感センサー7の感度を設定する。
【0124】
さらに、本応用例における休止制御部5cは図4の工程S301において、アプリケーションプログラムPg2が追加または削減されたか否かを判定する。
【0125】
そして、本応用例において、前記プログラム変更対応処理における工程S302~S306の処理は、アプリケーションプログラムPg2が追加または削減された場合に実行される。
【0126】
即ち、本応用例において、アプリケーションプログラムPg2が追加または削減された場合に、休止制御部5cが前記特定装置を前記作動状態から前記省電力状態へ移行させる(工程S303)。
【0127】
さらに、復帰制御部5dが前記特定装置を前記省電力状態から前記作動状態へ移行させ(工程S304の工程S202~S204,S206)、実績記録部5eが起動時間記録データD1を二次記憶装置4に記録する(工程S304の工程S205,S207)。
【0128】
さらに、感度設定部5fが、実績個別起動時間D12に応じて人感センサー7の感度を設定する(工程S305)。
【0129】
本応用例が採用される場合も、第1実施形態が採用される場合と同様の効果が得られる。
【符号の説明】
【0130】
1 :プリント装置
1a :シート搬送機構
1b :感光体
1c :帯電装置
1d :レーザースキャニングユニット
1e :現像装置
1f :転写装置
1g :定着装置
2 :画像読取装置
2a :光源
2b :走査機構
2c :イメージセンサー
3 :ユーザーインターフェイス装置
3a :操作装置
3b :表示装置
4 :二次記憶装置
5 :制御装置
5a :主制御部
5b :ジョブ制御部
5c :休止制御部
5d :復帰制御部
5e :実績記録部
5f :感度設定部
6 :通信装置
7 :人感センサー
8 :ホスト装置
10 :画像形成装置
50 :プリントエンジン
51 :CPU
52 :RAM
80 :ネットワーク
91 :シート
92 :原稿
D1 :起動時間記録データ
D11 :プログラム番号
D12 :実績個別起動時間
D13 :記録日時
D2 :起動時間登録データ
D21 :標準起動時間
Pg1 :基本プログラム
Pg2 :アプリケーションプログラム
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7