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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-18
(45)【発行日】2024-03-27
(54)【発明の名称】情報処理装置及びプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/12 20060101AFI20240319BHJP
   G06F 3/04817 20220101ALI20240319BHJP
   G06F 3/04842 20220101ALI20240319BHJP
   H04N 1/00 20060101ALI20240319BHJP
【FI】
G06F3/12 353
G06F3/12 355
G06F3/12 305
G06F3/04817
G06F3/04842
H04N1/00 350
【請求項の数】 8
(21)【出願番号】P 2020044927
(22)【出願日】2020-03-16
(65)【公開番号】P2021149113
(43)【公開日】2021-09-27
【審査請求日】2023-02-24
(73)【特許権者】
【識別番号】000005496
【氏名又は名称】富士フイルムビジネスイノベーション株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110001210
【氏名又は名称】弁理士法人YKI国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】内海 洋平
【審査官】征矢 崇
(56)【参考文献】
【文献】特開2011-237914(JP,A)
【文献】特開2012-014319(JP,A)
【文献】特開2008-262405(JP,A)
【文献】特開2016-004378(JP,A)
【文献】特開2012-203906(JP,A)
【文献】特開2006-155281(JP,A)
【文献】特開2017-076199(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F3/12
G06F3/048-3/04895
H04N1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
印刷属性の設定に対応させて領域を表示させ、
印刷対象とする文書を構成する各ページを、当該ページに設定された印刷属性に対応する前記領域内に表示させ、
一の印刷属性に対応する第1領域と他の印刷属性に対応する第2領域との少なくとも一部が重畳するように、前記第1領域と前記第2領域を表示させ、
前記第1領域と前記第2領域が重畳した第3領域にページを移動させることで、当該ページに対して前記一の印刷属性と前記他の印刷属性を設定させる、
ことを特徴とする情報処理装置。
【請求項2】
プロセッサを備え、
前記プロセッサは、
印刷属性の設定に対応させて領域を表示させ、
印刷対象とする文書を構成する各ページを、当該ページに設定された印刷属性に対応する前記領域内に表示させ、
の印刷属性に対応する領域に他の印刷属性に対応する領域を移動させる操作がされた場合において、前記一の印刷属性と前記他の印刷属性との双方を一のページに対して設定できない場合、印刷属性の不整合を解消する整合化処理を実施する
とを特徴とする情報処理装置。
【請求項3】
前記整合化処理は、前記移動させる操作を拒絶することを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
【請求項4】
前記整合化処理は、前記一の印刷属性を前記他の印刷属性として変更させることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
【請求項5】
前記整合化処理は、前記一の印刷属性に対応する領域と前記他の印刷属性に対応する領域とを統合することなく、前記一の印刷属性と前記他の印刷属性の双方に対応する領域を残すことを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
【請求項6】
前記整合化処理は、印刷属性が取り得る設定に対して優先順位が予め定められている場合、その優先順位に従って前記一の印刷属性または前記他の印刷属性を設定させることを特徴とする請求項に記載の情報処理装置。
【請求項7】
コンピュータに、
印刷属性の設定に対応させて領域を表示させる機能、
印刷対象とする文書を構成する各ページを、当該ページに設定された印刷属性に対応する前記領域内に表示させる機能、
一の印刷属性に対応する第1領域と他の印刷属性に対応する第2領域との少なくとも一部が重畳するように、前記第1領域と前記第2領域を表示させる機能、
前記第1領域と前記第2領域が重畳した第3領域にページを移動させることで、当該ページに対して前記一の印刷属性と前記他の印刷属性を設定させる機能、
を実現させるためのプログラム。
【請求項8】
コンピュータに、
印刷属性の設定に対応させて領域を表示させる機能、
印刷対象とする文書を構成する各ページを、当該ページに設定された印刷属性に対応する前記領域内に表示させる機能、
一の印刷属性に対応する領域に他の印刷属性に対応する領域を移動させる操作がされた場合において、前記一の印刷属性と前記他の印刷属性との双方を一のページに対して設定できない場合、印刷属性の不整合を解消する整合化処理を実施する機能、
を実現させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、情報処理装置及びプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、文書を複数の章に分けて構成する場合、文書全体に対してだけでなく、章毎に、あるいはページ毎に印刷属性を設定することができる。そして、章に印刷属性が設定される場合において、その印刷属性の設定が文書の設定と異なる場合、章に対する設定によって文書に対する設定を上書きすることで優先させる。また、ページに印刷属性が設定される場合において、ページの印刷属性の設定が文書及び章の設定と異なる場合、ページに対する設定によって文書及び章に対する設定を上書きすることで優先させる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】特許第5643866号明細書
【文献】特許第5389072号明細書
【文献】特開2007-328516号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ページを、各ページに設定されている印刷属性を参照して、設定されている印刷属性毎に区切って確認したい場合がある。しかしながら、従来においては、各ページに設定されている印刷属性を、一覧性を持って、すなわち印刷属性毎に区分けして確認することができない。
【0005】
本発明は、文書を構成するページに印刷属性が設定されている場合、印刷属性に対応させた領域を用いてページに設定された印刷属性を示さない場合に比して、各ページと印刷属性の対応づけをユーザが把握しやすくすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、印刷属性の設定に対応させて領域を表示させ、印刷対象とする文書を構成する各ページを、当該ページに設定された印刷属性に対応する前記領域内に表示させ、一の印刷属性に対応する第1領域と他の印刷属性に対応する第2領域との少なくとも一部が重畳するように、前記第1領域と前記第2領域を表示させ、前記第1領域と前記第2領域が重畳した第3領域にページを移動させることで、当該ページに対して前記一の印刷属性と前記他の印刷属性を設定させる、ことを特徴とする。
【0012】
本発明に係る情報処理装置は、プロセッサを備え、前記プロセッサは、印刷属性の設定に対応させて領域を表示させ、印刷対象とする文書を構成する各ページを、当該ページに設定された印刷属性に対応する前記領域内に表示させ、一の印刷属性に対応する領域に他の印刷属性に対応する領域を移動させる操作がされた場合において、前記一の印刷属性と前記他の印刷属性との双方を一のページに対して設定できない場合、印刷属性の不整合を解消する整合化処理を実施することを特徴とする。
【0013】
また、前記整合化処理は、前記移動させる操作を拒絶することを特徴とする。
【0014】
また、前記整合化処理は、前記一の印刷属性を前記他の印刷属性として変更させることを特徴とする。
【0015】
また、前記整合化処理は、前記一の印刷属性に対応する領域と前記他の印刷属性に対応する領域とを統合することなく、前記一の印刷属性と前記他の印刷属性の双方に対応する領域を残すことを特徴とする。
【0016】
また、前記整合化処理は、印刷属性が取り得る設定に対して優先順位が予め定められている場合、その優先順位に従って前記一の印刷属性または前記他の印刷属性を設定させることを特徴とする。
【0018】
本発明に係るプログラムは、コンピュータに、印刷属性の設定に対応させて領域を表示させる機能、印刷対象とする文書を構成する各ページを、当該ページに設定された印刷属性に対応する前記領域内に表示させる機能、一の印刷属性に対応する第1領域と他の印刷属性に対応する第2領域との少なくとも一部が重畳するように、前記第1領域と前記第2領域を表示させる機能、前記第1領域と前記第2領域が重畳した第3領域にページを移動させることで、当該ページに対して前記一の印刷属性と前記他の印刷属性を設定させる機能、を実現させる。
本発明に係るプログラムは、コンピュータに、印刷属性の設定に対応させて領域を表示させる機能、印刷対象とする文書を構成する各ページを、当該ページに設定された印刷属性に対応する前記領域内に表示させる機能、一の印刷属性に対応する領域に他の印刷属性に対応する領域を移動させる操作がされた場合において、前記一の印刷属性と前記他の印刷属性との双方を一のページに対して設定できない場合、印刷属性の不整合を解消する整合化処理を実施する機能、を実現させる。
【発明の効果】
【0019】
請求項1に記載の発明によれば、文書を構成するページに印刷属性が設定されている場合、印刷属性に対応させた領域を用いてページに設定された印刷属性を示さない場合に比して、各ページと印刷属性の対応づけをユーザが把握しやすくすることができる。また、画面上での操作によって各ページに対して印刷属性を設定させることができる。また、ページに対して1回の操作で複数の印刷属性を設定させることができる。
【0025】
請求項に記載の発明によれば、文書を構成するページに印刷属性が設定されている場合、印刷属性に対応させた領域を用いてページに設定された印刷属性を示さない場合に比して、各ページと印刷属性の対応づけをユーザが把握しやすくすることができる。また、相反する関係にある印刷属性の設定が一のページに設定されないようにすることができる。
【0026】
請求項に記載の発明によれば、相反する関係にある印刷属性が一のページに設定されることを回避することができる。
【0027】
請求項に記載の発明によれば、一の印刷属性の設定によって領域を統合することができる。
【0028】
請求項に記載の発明によれば、双方の印刷属性の設定を残すことができる。
【0029】
請求項に記載の発明によれば、印刷属性の設定の優先順位に従って一方の印刷属性の設定が他方の印刷属性の設定と合致するように変更することができる。
【0031】
請求項に記載の発明によれば、文書を構成するページに印刷属性が設定されている場合、印刷属性に対応させた領域を用いてページに設定された印刷属性を示さない場合に比して、各ページと印刷属性の対応づけをユーザが把握しやすくすることができる。また、画面上での操作によって各ページに対して印刷属性を設定させることができる。また、ページに対して1回の操作で複数の印刷属性を設定させることができる。
請求項8に記載の発明によれば、文書を構成するページに印刷属性が設定されている場合、印刷属性に対応させた領域を用いてページに設定された印刷属性を示さない場合に比して、各ページと印刷属性の対応づけをユーザが把握しやすくすることができる。また、相反する関係にある印刷属性の設定が一のページに設定されないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本発明に係る情報処理装置の一実施の形態を示すブロック構成図である。
図2】本実施の形態における印刷属性設定処理を示すフローチャートである。
図3】本実施の形態おいてフォルダに格納されているページの画面表示例を示す図である。
図4】本実施の形態においてページが展開表示されたときの表示画面の一例を示す図である。
図5】印刷属性及び各属性項目の属性値の例を示す図である。
図6図4に示す印刷ビュー画面上において印刷属性領域の設定方法を説明するために用いる図である。
図7図4において印刷属性領域が設定された状態の画面表示例を示す図である。
図8】本実施の形態においてページに設定する印刷属性が競合する場合を示す図である。
図9】本実施の形態において競合への対処について予め設定するための画面表示例を示す図である。
図10】本実施の形態において競合が発生する場合において、移動先印刷属性領域に対応する印刷属性を優先させたときの画面表示例を示す図である。
図11】本実施の形態において競合が発生する場合において、移動元印刷属性領域に対応する印刷属性を優先させたときの画面表示例を示す図である。
図12】本実施の形態において競合したときに表示させる問合せ画面の表示例を示す図である。
図13】本実施の形態において印刷属性に優先度を持たせたときの設定例を示す図である。
図14】本実施の形態における管理情報のデータ構造を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、図面に基づいて、本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0034】
本実施の形態における情報処理装置は、パーソナルコンピュータ(PC)等の従前から存在する汎用的なハードウェア構成で実現できる。すなわち、情報処理装置は、CPU、ROM、RAM、ハードディスクドライブ(HDD)等の記憶手段、入力手段マウスやキーボード及び表示手段として設けられたディスプレイ等のユーザインタフェース手段、通信手段として設けられたネットワークインタフェース等を有する。
【0035】
図1は、本発明に係る情報処理装置1の一実施の形態を示すブロック構成図である。本実施の形態における情報処理装置1は、ファイル管理部10、ユーザインタフェース(UI)処理部20、印刷制御部30及びファイル記憶部40を有している。なお、本実施の形態の説明に用いない構成要素については図から省略する。
【0036】
ファイル記憶部40には、1または複数のページから構成されるファイルが格納される。ファイル管理部10は、ファイル記憶部40に格納されているファイルの登録、変更、削除等の管理を行う。また、ファイル管理部10は、ユーザによる指示操作に応じてファイルの印刷属性の設定、変更を行う。ファイル管理部10は、印刷属性領域設定部11及び整合化処理部12を有している。印刷属性領域設定部11は、印刷ビュー画面が表示されているときの所定のユーザ操作に応じて印刷属性に対応する領域(以下、「印刷属性設定領域」)を印刷ビュー画面上に設定する。整合化処理部12は、詳細は後述するように、一のページに対して相反する印刷属性が設定されるようなユーザ操作がされた場合に印刷属性の不整合を解消する整合化処理を実施する。
【0037】
ユーザインタフェース処理部20は、操作受付部21及び表示制御部22を有している。操作受付部21は、マウスやキーボード等を用いたユーザ操作を受け付ける。表示制御部22は、ファイル管理部10からの指示に応じてディスプレイへの表示を制御する。印刷制御部30は、設定された印刷属性に従って印刷の実行を制御する。
【0038】
情報処理装置1における各構成要素10,20,30は、情報処理装置1を形成するコンピュータと、コンピュータに搭載されたCPUで動作するプログラムとの協調動作により実現される。また、ファイル記憶部40は、情報処理装置1に搭載されたHDDにて実現される。あるいは、外部にある記憶手段をネットワーク経由で利用してもよい。
【0039】
また、本実施の形態で用いるプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD-ROMやUSBメモリ等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して提供することも可能である。通信手段や記録媒体から提供されたプログラムはコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPUがプログラムを順次実行することで各種処理が実現される。
【0040】
本実施の形態では、印刷属性に対応させて設けられている領域(以下、「印刷属性領域」という)を画面表示させ、印刷対象とする文書を構成する各ページを、当該ページに設定された印刷属性に対応する印刷属性領域内に表示させることによって、各ページを印刷属性毎に区分けして表示させることができるようにしたことを特徴としている。このような表示を可能とするために、本実施の形態では、各ページに対して印刷属性を設定するためのユーザインタフェースを提供している。以下、このユーザインタフェースを用いた本実施の形態において特徴的な印刷属性設定処理について図2に示すフローチャートを用いて説明する。
【0041】
ユーザが所定のファイル管理アプリケーションを利用して印刷属性設定対象のページが含まれているフォルダを選択する。操作受付部21は、そのユーザによるフォルダの選択操作を受け付けると、ファイル管理部10は、指定されたフォルダに格納されているページ等を表示制御部22に画面表示させる(ステップ101)。
【0042】
図3は、上記ユーザ操作に応じて表示される画面の表示例を示す図である。図3には、ファイル41,42とページ43の各縮小画像(以下、「サムネイル」という)が示されている。「ページ」43は、ファイルを構成する単位であり、単体すなわち1ページのみで構成されている場合、当該ページ43のサムネイルが表示される。「ファイル」41,42は、1または複数のページ43を含んで構成される。ファイル41,42は、当該ファイル41,42を代表するページのサムネイル、例えば先頭ページのサムネイルが選択されて表示される。以降の説明では、説明の簡略化のために、ファイル41,42及びページ43の各サムネイルを指すときもファイル41,42及びページ43と、サムネイルという語を適宜省略して説明する場合もある。
【0043】
ユーザが図3に示す表示画面上の「印刷ビューを開く」ボタン44を選択すると、操作受付部21は、「印刷ビューを開く」ボタン44の選択操作を受け付ける。ファイル管理部10は、フォルダに格納されている各ページに関する情報をファイル記憶部40から取り出して、表示制御部22に画面表示させる(ステップ102)。
【0044】
図4は、本実施の形態においてユーザが「印刷ビューを開く」ボタン44を選択したときの表示される画面の表示例を示す図である。
【0045】
図4に示すように、「印刷ビューを開く」ボタン44が選択されると、印刷ビュー画面45と、印刷ビュー画面45の右側に印刷プレビュー画面46が並べて表示される。
【0046】
印刷ビュー画面45には、ファイル41,42が展開され、それぞれに含まれている各ページ43が1ページずつ表示される。各ページ43には、印刷ページ番号47が付与される。図4には、各ページ43の左角付近に印刷ページ番号47が表示される例が示されている。印刷ページ番号47は、フォルダに格納されているページ43の通し番号であり、フォルダに格納されている全てのページ43が印刷される場合の印刷順に相当する。印刷プレビュー画面46には、各ページ43を印刷して得られる印刷物のイメージが、印刷ビュー画面45における現在の設定内容に従った印刷順に並べられて表示される。
【0047】
印刷ビュー画面45内の右上には、印刷設定ツールバー48が表示される。印刷設定ツールバー48には、印刷属性に対応する縮小画像としてのアイコン49が表示される。図4では、便宜的に3種類の印刷属性の表示要素としてのアイコンを表示されているが、印刷属性の種類や数はこの例に限るものではない。また、表示させる印刷属性49の構成も適宜変更することが可能である。以降の説明では、印刷属性に対応するアイコン49を「印刷属性49」と、アイコンという語を適宜省略して説明する。
【0048】
図5は、印刷属性の項目及び各項目の設定値の例を示す図である。印刷属性49には、図5に示す印刷属性から任意の印刷属性が選択されて表示される。
【0049】
図4に示す表示画面において、「印刷ビューを閉じる」ボタン50が選択されると、図3に示す表示画面に戻る。また、「印刷実行」ボタン51が選択されると、印刷プレビュー画面46に表示される順番で、印刷プレビュー画面46で確認できるイメージで、各ページ43が印刷される。
【0050】
本実施の形態では、印刷ビュー画面45上でページ43に対し印刷属性を設定する。すなわち、ユーザは、印刷設定ツールバー48の中から設定したい印刷属性49を選択した後、図6に示すようにマウスカーソル52をドラッグしたまま矢印Aのようにマウスカーソル52aの位置まで移動させることで領域を指定する。印刷属性領域設定部11は、このユーザ操作に応じて印刷設定ツールバー48の中から選択された印刷属性49(図6に示す例では、「両面印刷(長辺とじ)」)に対応する印刷属性領域53を設定する(ステップ103)。また、表示制御部22は、設定された印刷属性領域53を画面表示させる。本実施の形態では、印刷属性領域を破線で示す。ファイル管理部10は、このユーザ操作によって印刷ページ番号1~3のページに対して両面印刷(長辺とじ)の印刷属性を設定する。このように、本実施の形態においては、印刷属性を複数のページ43にまとめて設定することが可能となる。
【0051】
なお、印刷属性領域の大きさは、設定後においても調整可能である。含めるページ43の数が多くなれば、ユーザは、印刷属性領域の大きさを大きくするよう操作することで、印刷属性領域内においてページが重なって表示されないように表示を調整してもよい。もちろん、ページの数が少なくなったときには、印刷属性領域の大きさを小さくなるように調整してもよい。
【0052】
また、ユーザは、印刷設定ツールバー48の中から先ほどとは異なる印刷属性49を選択した後、上記と同様にマウス操作することで領域を指定する。印刷属性領域設定部11は、このユーザ操作に応じて印刷設定ツールバー48の中から選択された印刷属性49に対応する印刷属性領域を設定し、表示制御部22は、設定された印刷属性領域を画面表示させ、ファイル管理部10は、印刷属性領域内に位置するページに対して印刷属性領域に対応する印刷属性を設定する。本実施の形態においては、印刷属性49の選択及び当該印刷属性に対応する印刷属性領域を設定させるためにマウス操作という簡単な操作で、ページ43に対して印刷属性を設定することが可能となる。
【0053】
図7は、以上説明した印刷属性領域の設定がユーザにより複数回実施されたことで、ページ43に対して印刷属性が設定された状態の画面表示例を示す図である。図7には、前述したユーザ操作によって設定された白黒印刷の印刷属性領域54が示されている。
【0054】
また、図7には、両面印刷(長辺とじ)の印刷属性領域53の中に、2upの印刷属性領域55が設定されている例が示されている。なお、「2up」とは、ページを1枚の用紙にまとめて印刷するまとめ印刷機能において、2ページ分を1枚の用紙上に印刷させるための属性値である。これは、ユーザがまとめ印刷属性に2upという属性値が設定されているまとめ印刷機能の印刷属性49を印刷設定ツールバー48の中から選択した後、印刷属性領域53の中で印刷ページ番号1~2のページを含むようにマウス操作する。印刷属性領域設定部11は、このユーザ操作に応じて2upに対応する印刷属性領域55を設定し、表示制御部22は、設定された印刷属性領域55を画面表示させる。また、ファイル管理部10は、両面印刷(長辺とじ)の印刷属性が設定されている印刷ページ番号1~2のページ43に対して更に2upという印刷属性を設定する。
【0055】
印刷制御部30は、この印刷属性の設定に応じて、印刷プレビュー画面46に表示される印刷イメージを更新する。前述した印刷属性の設定例によると、印刷ページ番号が1と2のページは2upで印刷され、また、印刷ページ番号が1と2のページは、印刷ページ番号が3のページと両面印刷されるように印刷属性が設定される。これに伴い、印刷制御部30は、印刷プレビュー画面46に、2upで印刷されることが直観的に認識できる表示形態57にて印刷ページ番号が1と2のページを、この裏面に印刷されることが直観的に認識できる表示形態58にて印刷ページ番号が3のページを表示させる。
【0056】
以上説明したように、本実施の形態では、印刷属性領域をいわゆる入れ子の状態で設定することで、ページに対して複数の印刷属性を設定することができる。図7に示す表示例では、印刷属性領域を入れ子の状態、すなわち一の印刷属性(両面印刷(長辺とじ))に対応する印刷属性領域53の中に完全に包含されるように他の印刷属性(2up)に対応する印刷属性領域55を設定した例を示したが、必ずしも包含させるように設定しなくてもよい。例えば、印刷属性領域設定部11が、一の印刷属性(「印刷属性1」という)に対応する印刷属性領域(「第1領域」という)と、他の印刷属性(「印刷属性2」という)に対応する印刷属性領域(「第2領域」という)との少なくとも一部が重畳するように設定すると、表示制御部22は、第1領域と第2領域との一部を重畳表示させる。これにより、第1領域と第2領域が重畳していない第1領域部分に位置するページには、印刷属性1が設定される。また、第1領域と第2領域が重畳していない第2領域部分に位置するページには、印刷属性2が設定される。そして、第1領域と第2領域が重畳している印刷属性領域(「第3領域」という)に位置するページには、印刷属性1及び印刷属性2の双方が設定される。
【0057】
また、図7に示すように、「印刷しない」という印刷属性領域56が設定可能である。これは、印刷設定ツールバー48の中に「印刷しない」に対応するアイコンを表示させておき、ユーザが、このアイコンを選択した後、上記と同様に領域を指定すると、印刷属性領域設定部11は、このユーザ操作に応じて「印刷しない」に対応する印刷属性領域56を設定し、表示制御部22は、設定された印刷属性領域56を画面表示させる。印刷属性領域56に含まれるページ43は、文字通り、印刷の対象とされない。従って、ファイル管理部10は、「印刷しない」という印刷属性の設定に応じて印刷ページ番号が4と5のページ43が印刷対象外となることで、付与した印刷ページ番号を外し、以降の印刷ページ番号6~10のページに対して印刷ページ番号4~8を振り直す。
【0058】
また、印刷制御部30は、この印刷属性の設定に応じて、印刷プレビュー画面46に表示される印刷イメージを更新する。すなわち、図7において、「印刷しない」という印刷属性領域56に位置するページを印刷プレビュー画面46から外す。
【0059】
ところで、印刷属性は、一般にデフォルトや初期設定などといわれる、暗黙的に設定(以下、「デフォルト設定」という)される場合がある。これに対し、いずれかの印刷属性領域に含まれることになったページには、ユーザによる操作によって印刷属性が明示的に設定される場合に相当する。図7において、印刷ページ番号が4~6のページ43は、いずれの印刷属性領域にも属していない。これは、ユーザによって明示的に印刷属性が設定されていないことを意味しており、印刷属性としてデフォルト設定のみが設定されていることになる。
【0060】
以上の説明では、フォルダに格納されているページが展開表示されている印刷ビュー画面45上において印刷属性領域を設定するようにしたので、印刷属性領域の設定位置に存在するページに対して、各ページの位置に対応する印刷属性領域の印刷属性が設定されることになっていた。そこで、本実施の形態では、ユーザに所定の操作をさせることで、ページ43を移動できるようにしている。例えば、あるページ43をドラッグアンドドロップ操作することで、当該ページ43に対して設定したい印刷属性に対応する印刷属性領域内に当該ページを移動させる。また、移動させるのは、ページ43単位でなくても、前述した入れ子状態が形成できるように、印刷属性領域を移動させるようにしてもよい。印刷属性領域を移動させる際、移動される印刷属性領域内のページ43も合わせて移動させる。表示制御部22は、ユーザによるページ又は印刷属性領域の移動操作に応じて、ページ又は印刷属性領域を移動先にて表示させる(ステップ104)。ファイル管理部10は、このページ又は印刷属性領域の移動に応じて、ページの移動先の印刷属性領域に対応する印刷属性を当該ページ43に対して設定する。
【0061】
例えば、図7に示す印刷属性領域53と印刷属性領域55の重畳部分にあるページ43を移動させることで、当該ページ43に対して複数(この例では、両面印刷(長辺とじ)と2upの2つ)の印刷属性を合わせて設定することが可能となる。
【0062】
ところで、印刷属性領域を他の印刷属性領域の中に移動させるユーザ操作、換言すると印刷属性領域を入れ子状態にするユーザ操作が行われると、ファイル管理部10は、印刷属性領域に対応する印刷属性と、他の印刷属性領域に対応する印刷属性とが競合するかどうかを調べる。「競合」というのは、例えば、白黒印刷とカラー印刷の関係のように、1つのページに共存することができない印刷属性、すなわち相反する印刷属性が設定される場合をいう。本実施の形態では、この相反する設定のことを「競合」という用語を用い、競合が発生しうる操作をユーザがした場合に印刷属性の不整合を解消するよう整合化処理を実施する。
【0063】
図8には、矢印Bで示すように、ユーザが白黒印刷属性の印刷属性領域54の中にカラー印刷属性の印刷属性領域59を含めるようドラッグアンドドロップ操作をした場合の例が示されている。前述したように、白黒印刷属性とカラー印刷属性とは、競合の関係にある。なお、競合が発生しない場合(ステップ105でN)、ファイル管理部10は、前述したように移動するページの印刷属性として、移動先の印刷属性領域に対応する印刷属性を設定すればよい(ステップ106)。
【0064】
本実施の形態におけるファイル管理部10は、印刷属性が競合する場合の対処について、事前に設定する。なお、ここの説明では、図8における印刷属性領域54のように他の印刷属性領域59の移動先となる印刷属性領域を「移動先印刷属性領域」と、図8における印刷属性領域59のように他の印刷属性領域54に移動させる印刷属性領域を「移動元印刷属性領域」と称して説明する。
【0065】
図9は、競合への対処について予め設定するための画面表示例を示す図である。図9において、ユーザが「競合する印刷設定は選択不可とする」を選択すると、移動先印刷属性領域に対応する印刷属性と移動元印刷属性領域に対応する印刷属性とが競合する場合、移動元印刷属性領域の移動先印刷属性領域への移動を拒絶する。例えば、ドラッグアンドドロップ操作をして移動元印刷属性領域を移動先印刷属性領域の中に移動させようとすると、移動させるマウスのカーソルは、図6に示す一般的な矢印の表示要素から、例えばドロップできない表示要素に切り替わり、移動元印刷属性領域が移動先印刷属性領域の中に移動できないことをユーザに知らせる。
【0066】
ユーザが「競合する印刷設定は移動先を優先する」を選択すると、移動元印刷属性領域の移動先印刷属性領域への移動を許可するが、このとき移動先印刷属性領域に対応する印刷属性を優先させる。すなわち、整合化処理では、移動元印刷属性領域と移動先印刷属性領域を統合することによって移動先印刷属性領域のみを残し、移動元印刷属性領域に含まれているページに設定されていた印刷属性を、移動先印刷属性領域に対応する印刷属性に変更する。図8に示すように、白黒印刷属性の印刷属性領域54の中にカラー印刷属性の印刷属性領域59を移動させるユーザ操作がされた場合、図10に示すように、整合化処理部12は、カラー印刷属性の印刷属性領域59に含まれていたページ43aに対して白黒印刷属性を設定する。
【0067】
ユーザが「競合する印刷設定は移動元を優先する」を選択すると、移動元印刷属性領域の移動先印刷属性領域への移動を許可するが、このとき移動元印刷属性領域に対応する印刷属性を優先させる。すなわち、整合化処理では、移動元印刷属性領域と移動先印刷属性領域を統合することなく、双方の印刷属性領域を残す。図8に示すように、白黒印刷属性の印刷属性領域54の中にカラー印刷属性の印刷属性領域59を移動させるユーザ操作がされた場合、図11に示すように、ファイル管理部10は、カラー印刷属性の印刷属性領域59に含まれていたページ43aに対するカラー印刷属性の設定をそのまま維持する。この場合、印刷属性領域54に含まれていたページに対する白黒印刷属性の設定もそのまま維持される。また、印刷属性領域54には、印刷属性領域59に含まれていたページ43aが含まれなくなるため、印刷属性領域設定部11は、印刷属性領域54の大きさが小さくなるよう自動的に又はユーザ操作に応じて変更してもよい。
【0068】
ユーザが「ユーザに確認する」を選択すると、移動元印刷属性領域又は移動先印刷属性領域のどちらの印刷属性を優先させるかを、その都度ユーザに問い合わせる。ユーザへの問合せ画面の一例を図12に示す。
【0069】
図12では、競合する印刷属性として白黒印刷とカラー印刷との例が示されている。ユーザは、この画面からいずれかの印刷属性を選択することになる。
【0070】
ユーザが「自動的に優先できる設定を自動で優先する」のチェックボックスにチェックを入れると、ファイル管理部10は、何を優先させるかを所定のアルゴリズムに従い自ら判断する。但し、「競合する印刷設定は選択不可とする」のラジオボタンが選択されている場合、表示制御部22は、このチェックボックスをグレーアウトして設定できないように表示させる。その他のラジオボタンが選択されている場合は、設定変更することができる。
【0071】
自動的に優先できる設定というのは、具体的には、図13に示すとおりである。図13では、優先度の大小を、不等号(<)を用いて示している。つまり、左側にある印刷属性と右側にある印刷属性とで競合する場合、右側にある印刷属性が優先されることを示している。このように、印刷属性が取り得る設定に対して優先順位が予め定められている場合、整合化処理では、その優先順位に従って移動先印刷属性領域及び移動元印刷属性領域に含まれているいずれかのページの印刷属性を設定変更させることで、印刷属性の不整合を解消させる。
【0072】
移動先印刷属性領域に対応する印刷属性と移動元印刷属性領域に対応する印刷属性とが競合する場合(ステップ105でY)、整合化処理部12は、前述した設定に応じて整合化処理を実施して、印刷属性の不整合な状態を解消するように印刷属性を適宜変更する(ステップ107)。
【0073】
ユーザが印刷ビュー画面45から「印刷ビューを閉じる」ボタン50又は「印刷実行」ボタン51が選択されることで(ステップ108でY)、本処理を終了させる。それ以外の操作の場合(ステップ108でN)、ユーザから新たな操作を受け付けるようステップ104に移行する。
【0074】
図14は、以上のようにして印刷ビュー画面45からページ43に対して印刷属性が設定された場合の印刷属性の管理情報60のデータ構造を示す図である。管理情報60には、印刷ビュー画面45上で設定された印刷属性領域に対応する印刷属性と、当該印刷属性が設定されたページ43と、当該ページ43を含むファイル41,42と、の関係が定義される。管理情報60を他の情報処理装置で利用することで、他の情報処理装置では、各ページに対する印刷属性の設定を行わなくても、前述した各ページに対する印刷属性の設定を引き継ぐことが可能となる。この際、印刷属性領域の範囲等を示す情報を合わせて管理情報60に持たせるようにしてもよい。
【0075】
以上の説明では、印刷属性設定処理ということで、ページに対して印刷属性を設定する場合について説明した。従って、管理情報60を参照することで、フォルダに格納されている各ページを、印刷属性毎に区分けして表示させることができる。これにより、ユーザは、図7で示す画面にて各ページに設定されている印刷属性を確認することができる。例えば、2つ以上の印刷属性が設定されているページは、印刷属性領域53と印刷属性領域55の重畳部分、換言すると入れ子状態になっている部分に表示される。また、印刷対象となっていないページは、「印刷しない」に対応する印刷属性領域56の中に表示される。印刷されないことは、印刷ビュー画面45と同じ画面上に表示される印刷プレビュー画面46によっても確認することができる。
【0076】
また、各ページに設定されている印刷属性を表示させる画面(例えば、図7)からでもページに設定されている印刷属性をユーザに変更させてもよい。変更の方法は、印刷属性設定処理と同じでよく、変更対象のページを設定したい印刷属性に対応する印刷属性領域内にドラッグアンドドロップ操作することで移動できるようにしてもよい。ファイル管理部10は、このユーザ操作に応じて、移動されたページの印刷属性を、移動先の印刷属性領域に対応する印刷属性に変更する。また、印刷対象となっているページが「印刷しない」に対応する印刷属性領域56の中に移動されることで、印刷対象としないように変更することができる。つまり、ファイル管理部10は、印刷属性を変更するユーザ操作に応じて、当該ページに対する印刷属性を変更する。ページを移動させることで競合が発生しうる場合は、前述した整合化処理が実施される。また、印刷属性の変更に伴い、印刷制御部30は、印刷プレビュー画面46の表示内容を必要により逐次更新する。
【0077】
なお、印刷プレビュー画面46において、ユーザによってページの選択が行われた場合、印刷ビュー画面45に表示されている、印刷プレビュー画面46で選択されたページを、他のページと区分した形態で表示してもよい。区分した形態とは、例えば、有色の枠で当該ページを囲って強調表示させたり、印刷プレビュー画面46にて選択されている旨を通知するテキストを、当該ページに付加する等があげられる。
【0078】
ユーザは印刷プレビュー画面46で印刷物のイメージを確認し、印刷属性を変更したいページがあった場合、印刷プレビュー画面46で当該ページを選択することによって、印刷ビュー画面45で当該ページを把握し、印刷ビュー画面45上で、当該ページの印刷属性の変更をすることができる。したがって、印刷プレビュー画面46で選択されたことが、印刷ビュー画面45のページに対応付けてユーザに通知されることによって、ユーザが印刷プレビュー画面46の確認時に、ページの印刷属性の変更をしやすくなる。なお、印刷プレビュー画面46上でページを右クリックして印刷プロパティを表示させ、印刷プロパティから印刷属性の変更ができるようにしてもよい。
【0079】
本実施の形態においては、以上のようにしてフォルダに格納されているページ、あるいはファイルに含まれる各ページに対して印刷ビュー画面から印刷属性を設定することができる。また、印刷ビュー画面上において印刷属性に対応する印刷属性領域に区分けしてページを表示させるようにしたので、各ページと印刷属性との対応付けを把握しやすい状態でユーザに提示することができる。
【0080】
上記実施の形態において、プロセッサとは広義的なプロセッサを指し、汎用的なプロセッサ(例えばCPU:Central Processing Unit等)や、専用のプロセッサ(例えばGPU:Graphics Processing Unit、ASIC:Application Specific Integrated Circuit、FPGA:Field Programmable Gate Array、プログラマブル論理デバイス等)を含むものである。
【0081】
また上記実施の形態におけるプロセッサの動作は、1つのプロセッサによって成すのみでなく、物理的に離れた位置に存在する複数のプロセッサが協働して成すものであってもよい。また、プロセッサの各動作の順序は上記各実施の形態において記載した順序のみに限定されるものではなく、適宜変更してもよい。
【符号の説明】
【0082】
1 情報処理装置、10 ファイル管理部、11 印刷属性領域設定部、12 整合化処理部、20 ユーザインタフェース(UI)処理部、21 操作受付部、22 表示制御部、30 印刷制御部、40 ファイル記憶部。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14