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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-18
(45)【発行日】2024-03-27
(54)【発明の名称】表示装置
(51)【国際特許分類】
   B60K 35/231 20240101AFI20240319BHJP
   B60K 35/22 20240101ALI20240319BHJP
   G02B 27/01 20060101ALI20240319BHJP
   B60R 11/02 20060101ALI20240319BHJP
   G09F 9/40 20060101ALI20240319BHJP
   G09F 9/00 20060101ALI20240319BHJP
【FI】
B60K35/231
B60K35/22
G02B27/01
B60R11/02 C
G09F9/40 301
G09F9/00 358
【請求項の数】 12
(21)【出願番号】P 2020086758
(22)【出願日】2020-05-18
(65)【公開番号】P2021181251
(43)【公開日】2021-11-25
【審査請求日】2021-08-12
(73)【特許権者】
【識別番号】000004260
【氏名又は名称】株式会社デンソー
(74)【代理人】
【識別番号】110000578
【氏名又は名称】名古屋国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】久次 信輔
【審査官】角田 貴章
(56)【参考文献】
【文献】特開2016-176918(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B60K 35/00
37/02
B60R 11/02
11/04
G09F 9/00
9/30
9/40
H01L 27/32
51/50
G02B 27/01
H05B 33/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両に搭載される表示装置(1)であって、
並んで配置される板状の部位であって、表示面(60)から表示光を照射するよう構成される部位である複数の表示部(6)と、
前記複数の表示部の各々における前記表示面に対面するように配置され、これらの表示面からの前記表示光を反射することで、虚像である画像(7)を映し出すように構成される反射部(4)と、を備え、
前記複数の表示部は、前記表示面が略同一の方向を向いており且つ前記反射部における同一の面に対面するように配置され、
前記車両における特定の乗員(10)の乗車位置の正面に前記画像を映し出す前記表示光を照射する前記表示部を、特定表示部(6B、6D)とし、
前記特定表示部と隣接する前記表示部を、隣接表示部(6A、6C、6E)とし、
前記特定表示部及び前記隣接表示部は、前記特定表示部が前記隣接表示部よりも前記反射部側に位置し、且つ、縁部が重なるように配置される
表示装置。
【請求項2】
請求項1に記載の表示装置であって、
前記複数の表示部は、前記車両のダッシュボードに設けられた部位であって、前記車両の後方に向かって広がる部位であるメータフードの下面に設けられ、
前記反射部は、前記メータフードの下方に設けられる
表示装置。
【請求項3】
車両に搭載される表示装置(1)であって、
並んで配置される板状の部位であって、表示面(60)から表示光を照射するよう構成される部位である複数の表示部(6)と、
前記複数の表示部の各々における前記表示面に対面するように配置され、これらの表示面からの前記表示光を反射することで、画像(7)を映し出すように構成される反射部(4)と、を備え、
前記車両における特定の乗員(10)の乗車位置の正面に前記画像を映し出す前記表示光を照射する前記表示部を、特定表示部(6B、6D)とし、
前記特定表示部と隣接する前記表示部を、隣接表示部(6A、6C、6E)とし、
前記特定表示部及び前記隣接表示部は、前記特定表示部が前記隣接表示部よりも前記反射部側に位置し、且つ、縁部が重なるように配置され、
前記複数の表示部の各々における縁を形成する面を端面(62)とすると共に、前記表示面の反対側の面を裏面(61)とし、
前記複数の表示部の各々における前記表示面及び前記裏面において、縁を含むエリアを、縁部エリア(67)とし、
前記複数の表示部の各々における前記端面のうち、隣接する他の前記表示部に近接するエリアを、第1エリア(62A)とし、
前記複数の表示部の各々における前記表示面の前記縁部エリアのうち、前記第1エリアに接するエリアを、第2エリア(67A)とし、
前記複数の表示部の各々における前記裏面の前記縁部エリアのうち、前記第1エリアに接するエリアを、第3エリア(67B)とし、
前記複数の表示部のうちの少なくとも1つは、前記第1~第3エリアのうちの少なくとも2つに、光の反射を抑制するための塗料(68)が塗布されている
表示装置。
【請求項4】
車両に搭載される表示装置(1)であって、
並んで配置される板状の部位であって、表示面(60)から表示光を照射するよう構成される部位である複数の表示部(6)と、
前記複数の表示部の各々における前記表示面に対面するように配置され、これらの表示面からの前記表示光を反射することで、画像(7)を映し出すように構成される反射部(4)と、を備え、
前記車両における特定の乗員(10)の乗車位置の正面に前記画像を映し出す前記表示光を照射する前記表示部を、特定表示部(6B、6D)とし、
前記特定表示部と隣接する前記表示部を、隣接表示部(6A、6C、6E)とし、
前記特定表示部及び前記隣接表示部は、前記特定表示部が前記隣接表示部よりも前記反射部側に位置し、且つ、縁部が重なるように配置され、
前記複数の表示部を囲むように配置される外周枠(30)をさらに備え、
前記外周枠における前記反射部に対面する面を、頂面(31)とし、
前記複数の表示部のうちの少なくとも1つの表示部では、前記表示面と、前記外周枠の前記頂面における該表示面に隣接する部分との距離(32)が、当該表示部の厚さの1/2以下である
表示装置。
【請求項5】
車両に搭載される表示装置(1)であって、
並んで配置される板状の部位であって、表示面(60)から表示光を照射するよう構成される部位である複数の表示部(6)と、
前記複数の表示部の各々における前記表示面に対面するように配置され、これらの表示面からの前記表示光を反射することで、画像(7)を映し出すように構成される反射部(4)と、を備え、
前記車両における特定の乗員(10)の乗車位置の正面に前記画像を映し出す前記表示光を照射する前記表示部を、特定表示部(6B、6D)とし、
前記特定表示部と隣接する前記表示部を、隣接表示部(6A、6C、6E)とし、
前記特定表示部及び前記隣接表示部は、前記特定表示部が前記隣接表示部よりも前記反射部側に位置し、且つ、縁部が重なるように配置され、
前記複数の表示部を囲むように配置される外周枠(30)をさらに備え、
前記外周枠における前記反射部に対面する面を、頂面(31)とし、
前記頂面には、前記表示光を照射していない場合における前記複数の表示部の前記表示面の外観との差異を抑制するための表面加工(33)が施されている
表示装置。
【請求項6】
請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の表示装置であって、
前記複数の表示部を制御するよう構成される制御部(2)をさらに備え、
前記画像における背景を構成する部分を、背景画像(71)とし、
前記制御部は、隣接する2つの前記表示部から、暗色により構成される前記背景画像を映し出す前記表示光を照射させるよう構成されている
表示装置。
【請求項7】
請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の表示装置であって、
前記複数の表示部を制御するよう構成される制御部(2)をさらに備え、
前記複数の表示部の各々からの前記表示光により映し出されるそれぞれの前記画像において、隣接する他の前記表示部により映し出される前記画像に隣接する部分を、隣接領域(72)とし、
前記制御部は、隣接する2つの前記表示部から、前記隣接領域に不規則に配置された複数の画像要素(73)を映し出す前記表示光を照射させるよう構成されている
表示装置。
【請求項8】
請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の表示装置であって、
前記表示装置の外部から前記複数の表示部及び/又は前記反射部へと入射する光の強度を検出するよう構成される検出部(22)と、
前記複数の表示部を制御するよう構成される制御部(2)と、をさらに備え、
前記制御部は、隣接する2つの前記表示部から、前記検出部による検出結果に応じた画質の前記画像を映し出す前記表示光を照射させるよう構成されている
表示装置。
【請求項9】
請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の表示装置であって、
前記複数の表示部の各々における前記表示面には、前記表示光を照射するように構成された表示エリア(63)と、前記表示面の縁に沿って延びるエリアであって、前記表示光を照射しないエリアである非表示エリア(64)とが設けられており、
前記複数の表示部の各々における前記表示エリアと前記非表示エリアとの境界線のうち、隣接する他の前記表示部に近接する区間を、近接区間(65)とし、
前記複数の表示部のうちの少なくとも1つにおける前記表示面に、前記近接区間を跨ぎながら前記表示エリアと前記非表示エリアとを覆う偏光板(66)が設けられている
表示装置。
【請求項10】
請求項1及び請求項2と、請求項1又は請求項2に従属する請求項6から請求項9とのうちのいずれか1項に記載の表示装置であって、
前記複数の表示部の各々における縁を形成する面を端面(62)とすると共に、前記表示面の反対側の面を裏面(61)とし、
前記複数の表示部の各々における前記表示面及び前記裏面において、縁を含むエリアを、縁部エリア(67)とし、
前記複数の表示部の各々における前記端面のうち、隣接する他の前記表示部に近接するエリアを、第1エリア(62A)とし、
前記複数の表示部の各々における前記表示面の前記縁部エリアのうち、前記第1エリアに接するエリアを、第2エリア(67A)とし、
前記複数の表示部の各々における前記裏面の前記縁部エリアのうち、前記第1エリアに接するエリアを、第3エリア(67B)とし、
前記複数の表示部のうちの少なくとも1つは、前記第1~第3エリアのうちの少なくとも2つに、光の反射を抑制するための塗料(68)が塗布されている
表示装置。
【請求項11】
請求項1、請求項2、及び請求項10と、請求項1又は請求項2に従属する請求項6から請求項9とのうちのいずれか1項に記載の表示装置であって、
前記複数の表示部を囲むように配置される外周枠(30)をさらに備え、
前記外周枠における前記反射部に対面する面を、頂面(31)とし、
前記複数の表示部のうちの少なくとも1つの表示部では、前記表示面と、前記外周枠の前記頂面における該表示面に隣接する部分との距離(32)が、当該表示部の厚さの1/2以下である
表示装置。
【請求項12】
請求項1、請求項2、請求項10、及び請求項11と、請求項1又は請求項2に従属する請求項6から請求項9とのうちのいずれか1項に記載の表示装置であって、
前記複数の表示部を囲むように配置される外周枠(30)をさらに備え、
前記外周枠における前記反射部に対面する面を、頂面(31)とし、
前記頂面には、前記表示光を照射していない場合における前記複数の表示部の前記表示面の外観との差異を抑制するための表面加工(33)が施されている
表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、車両に搭載される表示装置に関する。
【背景技術】
【0002】
特許文献1に記載されているように、車両のフロントウインドシールド等の反射部に表示光を照射することで、画像を表示する表示装置が知られている。また、表示光を照射する複数の表示部を並べて配置し、各表示部からの表示光により映し出される画像を組み合わせることで、大型の画像を表示することも提案されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【文献】国際公開第2017/072841号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、隣接する表示部の間に隙間が存在すると、これらの表示部からの表示光により映し出される各画像の間に継ぎ目が見えてしまう恐れがある。さらに、発明者の詳細な検討の結果、例えば、車外又は他の車載装置から複数の表示部に入射する外光、又は、各表示部が照射した表示光により、各表示部の隙間及び/又は縁部が反射部に映し出され、これらが継ぎ目に見えてしまう恐れがあることが判明した。
【0005】
本開示の1つの局面は、複数の表示部により表示される画像に継ぎ目が見えるのを抑制する技術を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の1つの態様による表示装置(1)は、車両に搭載され、複数の表示部(6)と、反射部(4)とを備える。複数の表示部は、並んで配置される板状の部位であって、表面(60)から表示光を照射するよう構成される。反射部は、複数の表示部の各々における表面に対面するように配置され、これらの表面からの表示光を反射することで、画像(7)を映し出すように構成される。また、車両における特定の乗員(10)の乗車位置の正面に画像を映し出す表示光を照射する表示部を、特定表示部(6B、6D)とする。また、特定表示部と隣接する表示部を、隣接表示部(6A、6C、6E)とする。そして、特定表示部及び隣接表示部は、特定表示部が隣接表示部よりも反射部側に位置し、且つ、縁部が重なるように配置される。
【0007】
上記構成によれば、特定表示部と隣接表示部とにより映し出される各画像をより接近させることができる。このため、これらの画像の境界に隙間が生じるのを抑制できる。また、隣接表示部の縁部は特定表示部の縁部により隠される。このため、外光又は表示光が、隣接表示部の縁部にて反射部に向けて反射されるのを抑制でき、該縁部が反射部により映し出されるのを抑制できる。また、特定表示部は特定の乗員の乗車位置の正面に位置する。このため、仮に、特定表示部の端面が反射部に映し出されたとしても、特定の乗員に対しては、該端面を目立たなくすることができる。なお、端面とは、特定表示部の縁をなす面であり、特定表示部の表面の縁と、表面の反対側に位置する裏面の縁とにわたって広がる。したがって、複数の表示部により表示される画像に継ぎ目が見えるのを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】表示装置の構成要素の配置態様を示す説明図である。
図2】表示装置の電気的構成をブロック図である。
図3】表面側から見た表示部の説明図である。
図4】隣接する2つの表示部の、車幅方向に沿った断面を示す説明図である。
図5】隣接する2つの表示部の、車幅方向に沿った断面を示す説明図である。
図6】複数の表示部の配置態様を示す説明図である。
図7】メータフードに設けられた複数の表示部を表面側から見た説明図である。
図8】メータフードに設けられた複数の表示部、車幅方向に沿った断面を示す説明図である。
図9】表示装置により映し出された全体画像の一部の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、図面を参照しながら、本開示の実施形態を説明する。
[1.全体の構成]
本実施形態の表示装置1は、車両に搭載され、制御部2と、照射部3と、反射部4と、検出部23とを備える(図1、2参照)。
【0010】
制御部2は、表示装置1を統括制御する部位であり、CPU20と、RAM、ROM、フラッシュメモリ等の半導体メモリ(以後、メモリ21とする)とを有するマイクロコンピュータを備える。
【0011】
CPU20は、メモリ21に保存されているプログラムを実行する。CPU20が非遷移的実体的記憶媒体に格納されたプログラムを実行することにより、表示装置1の各機能が実現される。本実施形態では、メモリ21が、該プログラムを格納した非遷移的実体的記憶媒体に該当する。また、該プログラムが実行されることで、該プログラムに対応する方法が実行される。なお、表示装置1は、1つのマイクロコンピュータを備えても良いし、複数のマイクロコンピュータを備えても良い。また、表示装置1の機能を実現する手法はソフトウェアに限るものではなく、その一部又は全部の機能は、電子回路を用いて実現されても良い。この場合、電子回路は、デジタル回路、又は、アナログ回路、あるいはこれらの組み合わせとして構成されていても良い。
【0012】
照射部3は、メータフード50の下側の部分に設けられる複数(一例として、5個)の表示部6を有する。以後、これらの表示部6を、第1~第5表示部6A~6Eとも記載する。照射部3は、複数の表示部6により、上述した反射部4に向けて表示光を照射する。なお、メータフード50とは、フロントウインドシールド51の下方に位置し、ダッシュボードにおける右端から左端にわたって延び、車両の後方に向かって突出する壁状の部位である。メータフード50の下方には反射部4が設けられており、複数の表示部6は、反射部4と対面するように下方を向いている。
【0013】
反射部4は、メータフード50の下方に位置する板状の部位であり、メータフード50と対面するように設けられ、複数の表示部6から照射された表示光を、車両の後方へ向けて反射する。これにより、反射部4の奥の暗い空間に虚像である全体画像7が投影され、車両に乗車している者(以後、乗員)により全体画像7が視認可能となる。
【0014】
検出部22は、表示装置1の外部から、複数の表示部6及び反射部4へと入射する外光の明るさを検出するセンサを有する。該センサは、例えば、メータフード50の下方に設けられていても良い。また、検出部22は、複数の表示部6及び反射部4の一方に入射する外光の明るさを検出しても良い。そして、検出部22は、外光の明るさの検出結果を示す信号を制御部2に出力する。
【0015】
[2.照射部の構成]
照射部3は、各表示部6に対応する複数の回路基板35を備える(図3参照)。各回路基板35は、当該回路基板35に対応する表示部6の表示素子に対し、フレキシブルフラットケーブル34により接続されており、表示素子を制御するための複数の電子部品が搭載されている。また、各表示部6の回路基板35は制御部2に接続されており、制御部2は、これらの回路基板35を介して各表示部6における表示光の照射を制御する。
【0016】
また、各表示部6は、一例として、矩形の薄板状に形成されており、表面60と裏面61とを有する(図4、5参照)。そして、表面60には、表示エリア63と非表示エリア64とが設けられている。表示エリア63は、矩形であり、表面60の縁から離間して設けられる。一方、非表示エリア64は、表面60の縁と表示エリア63との間に位置し、表面60の縁に沿って延びる細長いエリアである。
【0017】
また、各表示部6の内部には、図示しない複数の表示素子が行列状に配置されており、複数の表示素子は、表面60の表示エリア63を介して表示光を照射するよう構成される。なお、本実施形態では、一例として、各表示部6は有機ELディスプレイとして構成されており、各表示部6の内部には、表示素子として有機EL素子が配置される。無論、各表示部6は、例えば、液晶ディスプレイ等のように、有機ELディスプレイ以外の表示装置として構成されていても良い。一方、各表示部6における非表示エリア64の内側には、複数の表示素子への配線等が設けられており、非表示エリア64からは表示光は照射されない。
【0018】
[3.複数の表示部の構成]
第1~第5表示部6A~6Eは、裏面61がメータフード50の下面に当接又は近接すると共に、表面60が反射部4に対面し、且つ、車両のダッシュボードの右端から左端にわたって、車幅方向に一列に並んで設けられる(図6~8参照)。なお、一例として、第1~第5表示部6A~6Eは、左端から右端へと順番に配置される。また、最も左側に位置する第1表示部6A、及び/又は、最も右側に位置する第5表示部6Eは、ダッシュボードの端から離間した位置に配置されても良い。
【0019】
ここで、第1~第5表示部6A~6Eのうち、運転手及び助手席の乗員の乗車位置の正面に位置するものを、特定表示部とする(図6~9参照)。具体的には、車両のハンドル52に対面する第2表示部6Bと、第4表示部6Dとが、特定表示部6Aとなる。また、特定表示部に隣接する第1、第3、第5表示部6を、隣接表示部とする。
【0020】
特定表示部6B、6Dと、特定表示部6B、6Dの両側に隣接する2つの隣接表示部6A、6C、6Eとは、特定表示部6B、6Dがこれらの隣接表示部6A、6C、6Eよりも反射部4側に位置し、且つ、縁部が重なるように配置される(図7、8参照)。すなわち、特定表示部6B、6Dと隣接表示部6A、6C、6Eとは、表示エリア63同士が重なるように配置されても良い(図4、5参照)。この他にも、例えば、特定表示部6B、6Dと隣接表示部6A、6C、6Eとは、非表示エリア64同士のみが重なるように配置されても良いし、表示エリア63同士は重ならず、且つ、表示エリア63と非表示エリア64とが重なるように配置されても良い。
【0021】
なお、例えば、第2表示部6B又は第4表示部6Dのみを特定表示部としても良い。この場合、特定表示部に隣接しない2つの表示部6の各々は、他の表示部6と縁部が重ならない状態で配置されても良い。
【0022】
[4.偏光板について]
各表示部6には、表面60に当接する偏光板66が設けられる(図4、5参照)。偏光板66は、少なくとも表示エリア63の全域を覆う。なお、偏光板66として、円偏光板が用いられても良い。以後、各表示部6の縁をなす面を、端面62とする。端面62は、表面60の縁から裏面61の縁にわたって広がる。
【0023】
また、各表示部6のうち、該表示部6に隣接する他の表示部6と重なっている部分を、重複部分69と記載する(図7、8参照)。つまり、第1、第5表示部6A、6Eには、それぞれ、隣接する1つの表示部6に対応する1つの重複部分69が形成される。一方、第2~第4表示部6B~6Dには、それぞれ、隣接する2つの表示部6の各々に対応する2つの重複部分69が形成される。
【0024】
また、各表示部6における表示エリア63と非表示エリア64との境界線のうち、隣接する他の表示部6に近接する区間を、近接区間65とする。近接区間65とは、該境界線における該他の表示部6に最も近接する区間を含む。また、近接区間65は、例えば、該他の表示部6との重複部分69に沿って延びる区間、及び/又は、境界線における該重複部分69に位置する区間を含んでいても良い。つまり、第1、第5表示部6A、6Eには、それぞれ、隣接する1つの表示部6に対応する1つの近接区間65が形成される。一方、第2~第4表示部6B~6Dには、それぞれ、隣接する2つの表示部6の各々に対応する2つの近接区間65が形成される。
【0025】
そして、各表示部6では、偏光板66は、1つ又は2つの近接区間65の全域を跨ぎ、非表示エリア64における近接区間65に沿って延びる部分を覆うように配置される。本実施形態では、一例として、各表示部6では、偏光板66は、表示エリア63の全域と非表示エリア64の全域とを覆う。
【0026】
なお、全ての表示部6に、上記態様で偏光板66が設けられていなくても良い。すなわち、例えば、隣接する(換言すれば、連続的に並ぶ)2以上の表示部6の各々において、これらの表示部6のうちのいずれかに対応する近接区間65を上記態様で跨ぐように、偏光板66が設けられていても良い。また、例えば、第1~第5表示部6A~6Eのうちの少なくとも1つにおいて、少なくとも1つの近接区間65を上記態様で跨ぐように、偏光板66が設けられていても良い。また、各表示部6には、上記態様で偏光板66が設けられていなくても良い。
【0027】
[5.反射抑制処理について]
第1~第5表示部6A~6Eにおける各重複部分69には、光の反射を抑制するための反射抑制処理68が施される(図4、5参照)。具体的には、例えば、暗色(例えば、黒色)の塗料を塗布することで、反射抑制処理68が施されても良い。
【0028】
ここで、各表示部6における表面60及び裏面61において、縁を含むエリア(換言すれば、端面62に接するエリア)を、縁部エリア67とする(図3参照)。より詳しくは、縁部エリア67は、非表示エリア64の全部又は一部を含み得る。
【0029】
また、各表示部6の端面62のうち、隣接する他の表示部6に近接するエリアを、第1エリア62Aとする。第1エリア62Aは、例えば、端面62における他の表示部6との重複部分69に位置するエリアを含んでいても良い。また、各表示部6における表面60の縁部エリア67うち、第1エリア62Aに接する部分を、第2エリア67Aとする。第2エリア67Aは、例えば、重複部分69に位置しても良い。また、各表示部6における裏面61の縁部エリア67うち、第1エリア62Aに接する部分を、第3エリア67Bとする。第3エリア67Bは、例えば、重複部分69に位置しても良い。
【0030】
つまり、第1~第5表示部6A~6Eにおける各重複部分69には、第1~第3エリア62A、67A、67Bが設けられる。そして、各重複部分69では、第1~第3エリア62A、67A、67Bのうちの少なくとも2つに、光の反射を抑制するための反射抑制処理68が施される。具体的には、例えば、第1及び第2エリア62A、67Aに、反射抑制処理68が施されていても良いし(図4参照)、第1~第3エリア62A、67A、67Bに、反射抑制処理68が施されていても良い(図5参照)。
【0031】
なお、全ての重複部分69に、反射抑制処理68が施されなくても良い。すなわち、例えば、隣接する2以上の表示部6の各々において、これらの表示部6のうちのいずれかに対応する重複部分69に、反射抑制処理68が施されていても良い。また、例えば、第1~第5表示部6A~6Eのうちの少なくとも1つにおいて、少なくとも1つの重複部分69に対し、反射抑制処理68が施されていても良い。また、例えば、各表示部6では、反射抑制処理68が全周にわたって施されていても良い。また、例えば、各表示部6に対し、反射抑制処理68が施されていなくても良い。
【0032】
[6.外周枠の構成]
照射部3は、第1~第5表示部6A~6Eを囲む外周枠30を備える(図7、8参照)。外周枠30は、メータフード50の下面から突出するように設けられた枠状の部位である。なお、外周枠30は、メータフード50の一部として構成されていても良い。すなわち、メータフード50の下面を部分的に突出させることで、外周枠30が形成されても良い。また、複数の表示部6を囲む外周枠30において、反射部4に対面する面を、頂面31とする。本実施形態では、一例として、頂面31は、各表示部6の表面60に対し略平行となっている。
【0033】
また、各表示部6は、同一の厚み(以後、Dとも記載)を有しており、各表示部6の表面60と頂面31との間の距離(以後、頂面距離32とも記載)は、D/2以下となっている。具体的には、本実施形態では、第2、第4表示部6B、6Dが特定表示部として構成されており、残りの表示部6A、6C、6Eよりも反射部4側に位置する。このため、第2、第4表示部6B、6Dの表面60は、頂面31よりも反射部4側に位置し、該表面60の頂面距離32は、D/2となる。一方、頂面31は、第1、第3、第5表示部6A、6C、6Eの表面60よりも反射部4側に位置し、該表面60の頂面段差32は、D/2となる。
【0034】
なお、頂面31に段差や傾斜を形成し、各表示部6と、頂面31における該表示部6に隣接する部分との頂面距離32がD/2以下となるように調整しても良い。また、例えば、複数の表示部6のうちの少なくとも1つで、頂面距離32がD/2以下となっていても良い。
【0035】
また、頂面31の外観と、表示光を照射していない複数の表示部6の表面60(以後、非表示時の表面60)の外観との差異を抑制するため、頂面31には、該表面60の外観に応じた表面処理33が施される。
【0036】
具体的には、例えば、頂面31にシボ加工により模様を形成しても良いし、頂面31に幾何学模様等を形成しても良い。また、例えば、頂面31と非表示時の表面60とにおける反射特性の差異を抑制するため、頂面31に、各表示部6に設けられたものと同様の偏光板を取り付けても良いし、塗装、メッキ、印刷、又は蒸着を行ったり、シート又はフィルムを貼り付けたりしても良い。なお、反射特性とは、例えば、反射率であっても良いし、グロス値であっても良い。また、例えば、頂面31と非表示時の表面60とにおける色及び/又は光沢の差異を抑制するため、頂面31に、塗装、メッキ、印刷、又は蒸着を行ったり、シート又はフィルムを貼り付けたりしても良い。
【0037】
なお、外周枠30における頂面距離32は、D/2よりも大きくても良い。また、頂面31には、表面処理33が施されなくても良い。また、表示装置1は、外周枠30を備えない構成であっても良い。
【0038】
[7.画像制御について]
上述したように、制御部2は、第1~第5表示部5A~5Eを制御し、反射部4に向けて表示光を照射することで、虚像である全体画像7を表示する(図9参照)。以後、各表示部6の表示光により映し出される各画像を、個別画像70と記載する。なお、図9は、全体画像7の一部分を示しており、該部分は2つの個別画像70から構成される。各表示部6の個別画像70は、車幅方向に隣接して一列に並ぶように表示される。そして、これらの個別画像70を組み合わせることで、全体画像7が形成される。また、本実施形態では、各表示部6は、縁部が重なるように配置される。このため、隣接する2つの表示部6の個別画像70の間の隙間が狭くなり、個別画像70の間に継ぎ目が生じるのが抑制される。
【0039】
ここで、全体画像7及び各個別画像70における背景を構成する部分を、背景画像71とする。また、各個別画像70において、他の個別画像70に隣接する部分を、隣接領域72とする。つまり、本実施形態では、端に位置する第1、第5表示部6A、6Eにより映し出される個別画像70には、1つの隣接領域72が存在し、残りの表示部6B~6Dにより映し出される個別画像70には、2つの隣接領域72が存在する。なお、以後、各個別画像70が並ぶ方向(換言すれば、車幅方向)を横方向とし、横方向に直交する方向を、縦方向とする。
【0040】
制御部2は、各表示部6を制御し、全体画像7(換言すれば、各個別画像70)における背景画像71を暗色(例えば、黒色)とする。なお、これに限らず、制御部2は、隣接する(換言すれば、連続的に並ぶ)2以上の個別画像70における背景画像71を暗色とするよう、これらの個別画像70を映し出す表示部6を制御しても良い。
【0041】
また、制御部2は、各個別画像70における全隣接領域72に、不規則に配置された複数の画像要素73が表示されるよう、各表示部6を制御する。具体的には、複数の画像要素73は、各隣接領域72の全域に配置されており、各画像要素73は、横方向及び縦方向の位置が不規則に定められる。また、各画像要素73は、略同一の色及び形状ではあるが、横方向及び縦方向の長さが不規則に定められる。これにより、隣り合う2つの画像要素73における横間隔と縦間隔とが不規則に定められる。
【0042】
なお、例えば、各画像要素71は、横間隔と縦間隔とのうちの一方が、不規則に定められても良い。しかし、各画像要素71は、横間隔が不規則に定められるのが好適である。これにより、効果的に継ぎ目が目立つのを抑制できる。また、例えば、各画像要素71における横方向の長さと縦方向の長さとのうちの一方又は両方は、同一であっても良い。また、例えば、各画像要素71の色及び/又は形状は、不規則に定められても良い。また、例えば、各画像要素71の色、形状、及び大きさを同一とし、各画像要素71の位置及び間隔を、不規則に定めてもよい。
【0043】
また、制御部2は、全ての個別画像70の隣接領域72に、複数の画像要素73を表示しなくても良い。すなわち、制御部2は、隣接する2以上の個別画像70の各々において、これらに含まれる他の個別画像70との隣接領域72に、上述した態様で複数の画像要素73を表示しても良い。
【0044】
さらに、制御部2は、検出部23からの信号に基づき、複数の表示部6及び/又は反射部4に入射する外光の明るさを測定する。そして、制御部2は、外光の明るさに応じた画質の全体画像7が映し出されるよう、各表示部6を制御する。
【0045】
具体的には、制御部2は、測定結果に応じて、例えば、背景画像71の色、又は、全体画像7の輝度を調整しても良い。より詳しくは、例えば、夕日又は朝日が複数の表示部6及び/又は反射部4に入射し、外光の明るさの測定値が高い場合には、制御部2は、背景画像71の色の明度を向上させたり、全体画像7の輝度を向上させたりしても良い。
【0046】
なお、制御部2は、全体画像7の全域の画質を調整しなくても良い。すなわち、制御部2は、隣接する2以上の個別画像70が測定された外光の明るさに応じた画質となるよう、これらの個別画像70を映し出す表示部6を制御しても良い。
【0047】
また、複数の表示部6の一部として、異なる機種の表示部が用いられる場合が想定される。このような場合には、制御部2は、例えば、各機種の表面の外観、及び/又は、表示光の特性等に応じて、各表示部6により映し出される個別画像の画質を調整するのが好適である。
【0048】
また、背景画像71を暗色とする制御、隣接領域72への複数の画像要素73の表示、及び、検出部23により検出された入射光の明るさに応じた画質の調整のうちの全部又は一部は、省略されても良い。
【0049】
[8.効果]
(1)上記実施形態によれば、特定表示部6B、6Dと、隣接表示部6A、6C、6Eとにより映し出される個別画像70をより接近させることができる。このため、これらの個別画像70の境界に隙間が生じるのを抑制できる。
【0050】
また、隣接表示部6A、6C、6Eの縁部は、特定表示部6B、6Dの縁部により隠される。このため、外光又は表示光が隣接表示部6A、6C、6Eの縁部にて反射部4に向けて反射されるのを抑制でき、該縁部が反射部4に映るのを抑制できる。
【0051】
また、特定表示部である第2、第4表示部6B、6Dは、それぞれ、運転席、助手席の正面に位置する。このため、仮に、第2表示部6Bの端面62が反射部4に映ったとしても、端面62が広がる方向と運転手の視線方向とが類似しているため、該端面62は運転手に対して目立たない。また、第4表示部6Dの端面62についても、助手席の乗員との関係で同様の効果が生じる。
【0052】
したがって、全体画像7に継ぎ目が見えるのを抑制できる。
(2)また、全体画像7は、メータフード50の下方(換言すれば、ダッシュボードの内部)の暗い空間に表示される。そして、全体画像7における背景画像71は、暗色により構成される。このため、例えば、個別画像70の境界に隙間が生じていたり、表示部6の縁部が反射部4に映し出されていたりしても、これらを目立たなくすることができる。したがって、全体画像7に継ぎ目が見えるのを抑制できる。
【0053】
(3)また、隣接する個別画像70の各々における隣接領域72には、不規則に配置された複数の画像要素73が表示されるため、これらの個別画像70の境界がわかり難くなる。これにより、例えば、個別画像70の境界に隙間が生じていたり、表示部6の縁部が映し出されていたりしても、乗員がこれらに気付き難くなる。したがって、全体画像7に継ぎ目が見えるのを抑制できる。
【0054】
(4)また、検出部22により検出された外光の明るさに応じて、全体画像7の画質が調整される。このため、例えば、明るい外光が複数の表示部6及び反射部4に入射し、全体画像7内に表示部6の縁部又はその周辺の画像が映し出されたとしても、これらを目立たなくすることができる。
【0055】
(5)また、表示部6の表面60には、表示エリア63と非表示エリア64との境界における近接区間65を跨ぐように偏光板66が配置される。このため、複数の表示部6から発せられる光及び外光が、近接区間65の周辺の非表示エリア64にて反射部4に向けて反射されるのを抑制できる。したがって、反射部4に該非表示エリア64が映るのを抑制でき、これにより、全体画像7に継ぎ目が見えるのを抑制できる。
【0056】
(6)また、表示部6の重複部分69では、第1~第3エリア62A、67A、67Bのうちの少なくとも2つに対し反射抑制処理68が施される。このため、複数の表示部6から発せられる光及び外光が、表示部6の重複部分69にて反射部4に向けて反射されるのを効果的に抑制できる。これにより、反射部4に重複部分69が映るのを抑制でき、これにより、全体画像7に継ぎ目が見えるのを抑制できる。
【0057】
(7)また、表示部6の表面60と外周枠30の頂面31との間の頂面距離32は、D/2以下である。つまり、表面60と頂面31との間の段差が大きくならないよう調整されている。このため、複数の表示部6から発せられる光及び外光が、表示部6の縁部及び外周枠30にて反射部4に向けて反射され、反射部4にて、これらが個別画像70の外周付近に映るのを抑制できる。
【0058】
(8)また、外周枠30の頂面31には、表示光を照射していない表示部6の表面60の外観に応じた表面処理33が施されている。これにより、頂面31と表面60との間の外観上の相違を抑制できる。したがって、仮に、反射部4に頂面31が映ったとしても、該頂面31が目立つのを抑制できる。
【0059】
(9)さらに、外周枠30を設けることにより、各表示部6をメータフード50の下面に取り付ける際に位置合わせを容易に行うことができると共に、照射部3の剛性を高めることができる。
【0060】
[9.他の実施形態]
以上、本開示の実施形態について説明したが、本開示は上述の実施形態に限定されることなく、種々変形して実施することができる。
【0061】
(1)上記実施形態では、複数の表示部6は、車幅方向に沿って一列に並んで配置される。しかし、複数の表示部6が並ぶ向きは、適宜定められる。また、複数の表示部6は、複数列を形成するように並べられても良い。つまり、複数の表示部6は、行列を形成するように配置されても良い。そして、行方向に並ぶ複数の表示部6と、列方向に並ぶ複数の表示部6とに対し、上記実施形態と同様の構成が適用されていても良い。このような構成を有する場合であっても、同様の効果が得られる。
【0062】
(2)上記実施形態の表示装置1は、メータフード50の下方の反射部4ではなく、例えば、フロントウインドシールド、又は、ダッシュボードに突出するように設けられたコンバイナ等に虚像を投影する構成であっても良い。このような構成を有する場合であっても、同様の効果が得られる。
【0063】
(3)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
【符号の説明】
【0064】
1…表示装置、10…運転手、2…制御部、22…検出部、3…照射部、30…外周枠、31…頂面、32…頂面距離、33…表面処理、4…反射部、6…表示部、6B、6D…特定表示部、6A、6C、6E…隣接表示部、60…表面、61…裏面、62…端面、62A…第1エリア、63…表示エリア、64…非表示エリア、65…近接区間、66…偏光板、67…縁部エリア、67A…第2エリア、67B…第3エリア、68…反射抑制処理、7…全体画像、71…背景画像、72…隣接領域、73…複数の画像要素。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9