(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-18
(45)【発行日】2024-03-27
(54)【発明の名称】納品管理装置、納品管理方法およびプログラム
(51)【国際特許分類】
G06Q 10/0639 20230101AFI20240319BHJP
G06Q 30/06 20230101ALI20240319BHJP
【FI】
G06Q10/0639
G06Q30/06
(21)【出願番号】P 2022507945
(86)(22)【出願日】2020-03-19
(86)【国際出願番号】 JP2020012168
(87)【国際公開番号】W WO2021186654
(87)【国際公開日】2021-09-23
【審査請求日】2022-08-08
(73)【特許権者】
【識別番号】000004237
【氏名又は名称】日本電気株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100109313
【氏名又は名称】机 昌彦
(74)【代理人】
【識別番号】100149618
【氏名又は名称】北嶋 啓至
(72)【発明者】
【氏名】渋谷 恵
(72)【発明者】
【氏名】荒井 観
(72)【発明者】
【氏名】古川 あずさ
(72)【発明者】
【氏名】秋口 万貴子
(72)【発明者】
【氏名】橋本 博志
(72)【発明者】
【氏名】花沢 健
【審査官】上田 威
(56)【参考文献】
【文献】国際公開第2019/123702(WO,A1)
【文献】特開平05-081552(JP,A)
【文献】特開2006-285681(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06Q 10/00 - 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
人物が撮影された画像
と、あらかじめ記憶部に格納された、商品の納品者の顔画像または虹彩画像のうち少なくとも一つの特徴データと、を基に、
前記人物が撮影された画像に含まれる人物が商品の納品者であるかを認証する認証手段と、
認証された前記納品者が一つ以上の前記商品を商品棚に陳列する画像を基に算出される、前記陳列された前記商品の数、前記陳列に要した時間、前記商品棚における商品の陳列状態レベルの少なくとも一つを含むスキル情報を用いて、前記納品者のスキルを決定するスキル決定手段とを備える納品管理装置。
【請求項2】
前記画像
と、あらかじめ記憶部に格納された商品の外見の特徴データと、を基に、
前記画像に含まれる前記陳列された一つ以上の前記商品の各々の個体情報を識別する商品識別手段を更に備える請求項1に記載の納品管理装置。
【請求項3】
前記画像を基に、前記陳列された一つ以上の前記商品の数を算出する陳列数算出手段を更に備える請求項1に記載の納品管理装置。
【請求項4】
前記画像を基に、前記納品者が一つ以上の前記商品の陳列を開始してから終了するまでに要した時間を算出する陳列時間算出手段を更に備える請求項1に記載の納品管理装置。
【請求項5】
前記画像を基に、前記商品棚内における一つ以上の前記商品の各々の配置位置を特定し、特定された前記配置位置を用いて前記商品棚における商品の陳列状態レベルを判定する陳列状態判定手段を更に備える請求項1に記載の納品管理装置。
【請求項6】
前記陳列の直後の前記画像と購買後の商品が陳列された前記画像
との差分、およびあらかじめ記憶部に格納された商品の外見の特徴データを基に、前記陳列された一つ以上の前記商品のうち購買された商品
の個体情報および購買された商品の数を特定し、
前記個体情報と、前記商品の数と、あらかじめ記憶部に格納された商品の金額と、に基づいて、当該購買された商品の売上値を算出する購買商品特定手段をさらに備え、
前記スキル決定手段は、前記売上値を含めた前記スキル情報を基に、前記納品者の前記スキルを決定する請求項1に記載の納品管理装置。
【請求項7】
前記スキル決定手段は、前記売上値に基づき、前記一つ以上の前記商品を商品棚に陳列した画像を出力する請求項6に記載の納品管理装置。
【請求項8】
前記
人物が撮影された画像と、前記納品者が一つ以上の前記商品を商品棚に陳列する画像とは、同じリソースから取得される請求項1に記載の納品管理装置。
【請求項9】
コンピュータが、
人物が撮影された画像
と、あらかじめ記憶部に格納された、商品の納品者の顔画像または虹彩画像のうち少なくとも一つの特徴データと、を基に、
前記画像に含まれる人物が商品の納品者であるかを認証し、
認証された前記納品者が一つ以上の前記商品を商品棚に陳列する画像を基に算出される、前記陳列された前記商品の数、前記陳列に要した時間、前記商品棚における商品の陳列状態レベルの少なくとも一つを含むスキル情報を用いて、前記納品者のスキルを決定することを備える納品管理方法。
【請求項10】
人物が撮影された画像
と、あらかじめ記憶部に格納された、商品の納品者の顔画像または虹彩画像のうち少なくとも一つの特徴データと、を基に、
前記画像に含まれる人物が商品の納品者であるかを認証し、
認証された前記納品者が一つ以上の前記商品を商品棚に陳列する画像を基に算出される、前記陳列された前記商品の数、前記陳列に要した時間、前記商品棚における商品の陳列状態レベルの少なくとも一つを含むスキル情報を用いて、前記納品者のスキルを決定することをコンピュータに実現させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、従業員の納品を管理するための納品管理装置等に関する。
【背景技術】
【0002】
小売業においては、機会ロスの低減のために店舗における商品の在庫管理が必要となる。在庫管理の手法として、特許文献1は、複数の店舗間における商品の在庫の偏りを解消するための技術を開示する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述の特許文献1は、従業員が常駐する通常店舗の在庫管理手法を開示するが、商品の在庫を監視する従業員が存在しない省人型店舗等の在庫を管理する技術、特に、省人型店舗等の従業員が商品を納品する際の納品スキルを決定する手法は開示されていない。
【0005】
本開示の目的の1つは、上述の課題を解決し、省人型店舗等の特定の店舗において、商品を納品する従業員の納品スキルを決定する納品管理装置等を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様における納品管理装置は、
撮影された画像を基に、商品の納品者であるかを認証する認証手段と、
認証された前記納品者が一つ以上の前記商品を商品棚に陳列する画像を基に算出される、前記陳列された前記商品の数、前記陳列に要した時間、前記商品棚における商品の陳列状態レベルの少なくとも一つを含むスキル情報を用いて、前記納品者のスキルを決定するスキル決定手段
とを備える。
【0007】
本開示の一態様における納品管理方法は、
撮影された画像を基に、商品の納品者であるかを認証し、
認証された前記納品者が一つ以上の前記商品を商品棚に陳列する画像を基に算出される、前記陳列された前記商品の数、前記陳列に要した時間、前記商品棚における商品の陳列状態レベルの少なくとも一つを含むスキル情報を用いて、前記納品者のスキルを決定する。
【0008】
本開示の一態様におけるプログラムは、
撮影された画像を基に、商品の納品者であるかを認証し、
認証された前記納品者が一つ以上の前記商品を商品棚に陳列する画像を基に算出される、前記陳列された前記商品の数、前記陳列に要した時間、前記商品棚における商品の陳列状態レベルの少なくとも一つを含むスキル情報を用いて、前記納品者のスキルを決定する
ことをコンピュータに実現させる。
【0009】
プログラムは非一時的なコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納されていてもよい。
【発明の効果】
【0010】
本開示の効果は、省人型店舗等の特定の店舗において、商品を納品する従業員の納品スキルを決定できる納品管理装置等を提供できることである。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】第1の実施形態における在庫管理システムの構成を示すブロック図である。
【
図2】第1の実施形態における、店舗間の関係の例を示す図である。
【
図3】カメラが撮影する納品者、商品および商品棚の位置関係の例を示す図である。
【
図4】第1の実施形態における納品管理装置の動作の例を示すフローチャートである。
【
図5】第2の実施形態における在庫管理システムの構成を示すブロック図である。
【
図6】第3の実施形態における納品管理装置の動作の例を示すフローチャートである。
【
図7】第3の実施形態における納品管理装置のシステム構成を示すブロック図である。
【
図8】コンピュータのハードウェア構成の例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
小売業においては、業務効率化や小規模商圏への展開を目的に、例えばコンピュータシステムにより、購入商品の登録、精算をはじめ、接客支援、店内監視、納品管理、設備管理等に関する従業員の作業を低減し、常駐する従業員の数を削減あるいはゼロにした、省人型あるいは無人型の店舗(以下、これらをまとめて省人型店舗と記載する)の導入が進められている。
【0013】
一般に、省人型店舗は、通常店舗より規模が小さく、売り場面積が限られている。これらの省人型店舗は、市街地や郊外の公道沿いに設置される通常店舗と異なり、例えば、オフィスビルや工場、駅の構内、ホテル、集合住宅等の特定の場所にも設置されることがある。例えば、オフィスなどの一般的な店舗以外の場所の一角に商品棚を設置する店舗(例えばいわゆるマイクロ店舗)も省人型店舗に含める。
【0014】
このような省人型店舗においても、販売機会ロスの低減のために店舗における商品の在庫管理や納品管理が必要となる。即ち、省人型店舗等において、通常店舗の従業員または省人型店舗専門の従業員に在庫管理および納品管理をさせ、その状態を監視および評価するための技術が必要となる。更に、省人型店舗において従業員が商品棚に陳列した商品の陳列状態に不備がある、すなわち商品の陳列が乱れていたり、商品が不足していたりすると、機会損失が発生し、この機会損失は省人型店舗の売上げに影響を及ぼす。しかしながら、省人型店舗において商品の陳列等の従業員の納品を管理することは、省人型店舗には監視する人物がいないため、困難である。よって、以下の実施形態においては、省人型店舗において従業員による商品の納品を管理する、特に、商品を納品する従業員の納品スキルを決定するための納品管理装置等について説明する。
【0015】
以下、実施形態について図面を参照して詳細に説明する。なお、各図面、及び、明細書記載の各実施形態において、同様の構成要素には同一の符号を付与し、説明を適宜省略する。
【0016】
(第1の実施形態)
第1の実施形態について説明する。
【0017】
はじめに、第1の実施形態における納品管理システムの構成を説明する。
図1は、第1の実施形態における在庫管理システム10の構成を示すブロック図である。
図1を参照すると、在庫管理システム10は、複数の納品管理装置100、及び、本部システム200を含む。納品管理装置100は、例えば、小売業におけるコンビニエンスストアやスーパーマーケットのチェーン等の省人型店舗1A、1B、1C(以下、まとめて、店舗1とも記載)の各々に設置される。本部システム200は、例えば、該チェーンの本部に設置される。各店舗1の納品管理装置100と本部システム200とは、例えば、通信ネットワークにより接続される。本部システム200は本部サーバ210を備え、本部サーバ210は店舗全体の商品管理、在庫管理などを行う。本部サーバ210は納品管理装置100が決定した納品者のスキルを受け取る。納品管理装置100は、カメラなどが撮影する店舗1における従業員の納品作業の画像(動画、静止画を含む。以下同様。)を基に、商品陳列の正確さ、商品陳列開始から完了までの時間、商品棚周辺の清掃状態などを基に各従業員のスキルを決定する。なお、納品管理装置100は、商品陳列の正確さ、商品陳列開始から完了までの時間、商品棚周辺の清掃状態などの各従業員のスキルを決定するための情報を本部サーバ210に送信し、本部サーバ210側でスキルを決定してもよい。本部サーバ210は受け取ったスキルを基に、当該従業員の給料、昇進、その他の処遇等を決定してもよい。
【0018】
第1の実施形態における、店舗1間の関係の例を
図2に示す。省人型店舗は、上記チェーン等において、例えばコンピュータシステムにより、購入商品の登録、精算をはじめ、接客支援、店内監視、納品管理、設備管理等に関する従業員の作業の少なくとも一部を、通常店舗よりも低減した店舗である。省人型店舗の売り場面積は、通常店舗より小さくてもよい。
【0019】
省人型店舗1A、1Bは、近くにある通常店舗1Dに管理されてもよいし、省人型店舗1Cのように独立して存在してもよい。省人型店舗を管理する通常店舗を母店舗(以下、「通常店舗(母店舗)」とも記載)、母店舗により管理される省人型店舗を子店舗(以下、「省人型店舗(子店舗)」とも記載)と呼ぶ。通常店舗(母店舗)と省人型店舗(子店舗)とは、同じ建物内の異なるフロア等に設置されてもよいし、近くの異なる建物内に設置されてもよい。
【0020】
本部システム200は、店舗に配送すべき商品の配送指示を、配送センター等に送信する。配送センター等は、本部システム200により指示された商品を各店舗1に配送する。ここで、省人型店舗(子店舗)の商品は、一旦、通常店舗(母店舗)の商品とともに、通常店舗(母店舗)に配送される。そして、省人型店舗(子店舗)の商品は、例えば該通常店舗(母店舗)の従業員等により、通常店舗(母店舗)から省人型店舗(子店舗)に配送される。通常店舗や省人型店舗の納品管理装置100は、自店舗に在庫補充すべき商品を本部システム200に発注してもよい。
【0021】
省人型店舗(子店舗)1A、1Bには、例えば、通常店舗(母店舗)の従業員が、配送された商品の品出しや、店内の清掃、設備の保守、現金の補充や回収のために必要な場合に滞在する。省人型店舗(子店舗)は、必要最低限の従業員が常駐する店舗でもよいし、従業員がいない時間帯がある(従業員が常駐しない)無人型の店舗でもよい。
【0022】
なお、独立した省人型店舗1Cは、母店舗の代わりに、本部により管理されてもよい。また、省人型店舗1Cの商品は、配送センターから省人型店舗1Cへ直接配送されてもよい。
【0023】
図2の例では、店舗1A、1Bを省人型店舗(子店舗)、店舗1Dを通常店舗(母店舗)、店舗1Cを独立した省人型店舗としている。しかしながら、これに限らず、店舗1A~Dが省人型店舗でもよい。
【0024】
再度
図1を参照すると、納品管理装置100は、認証部11、商品識別部12、陳列数算出部13、陳列時間算出部14、陳列状態判定部15、納品者記憶部16、商品記憶部17、陳列商品記憶部18、スキル記憶部19、スキル決定部20、カメラ21および出力部22を含む。納品管理装置100は、顧客自身による商品決済のために、POS(Point of Sale)装置(不図示)などを備えていてもよい。この他、顧客が購入した商品の代金を投入するための容器を備えていてもよい。
【0025】
納品者記憶部16は、納品する従業員(以下、納品者と記載する)を認証するための情報、例えば、納品者の顔の特徴データ、虹彩の特徴データなどを格納する。
【0026】
商品記憶部17は、商品を識別するための情報、例えば、商品の外見の特徴データなどを格納する。商品記憶部17は、商品のIDや名称、商品の説明、商品の金額などを格納してもよい。
【0027】
陳列商品記憶部18は、カメラ21に撮影された映像を基に判断される、商品棚に陳列される商品および当該商品の個数(例えば、ガムAが10個、パンBが3個)を陳列商品情報として格納する。
【0028】
スキル記憶部19は、陳列時間算出部14が算出する納品者の納品に要する設定時間、陳列状態判定部15が判定する商品棚における商品の陳列状態レベルを格納する。陳列状態レベルは、例えば、レベル1からレベル10までの値で判定する。レベル1だと陳列が非常に煩雑な状態であり、レベル2~9と値が大きくなるにつれ陳列の状態の整然さが増し、レベル10だと陳列が非常に整然とした状態であることを表す。陳列状態レベルは、商品棚に商品が陳列された画像を基に学習された機械学習モデルを利用して判断してもよい。陳列状態レベルは、商品棚内の商品の状態のみならず、商品棚の周囲にゴミが落ちていないか、商品棚が壊れていないかなどの条件を加えて後述するスキル決定部20に判定させてもよい。
【0029】
カメラ21は、商品棚および従業員を撮影する。カメラ21は、商品棚の周辺や商品棚から商品を取り出す顧客を撮影してもよい。
図3に示すように、カメラ21は、複数存在し、多方向から商品棚および従業員を撮影してもよい。商品棚は、商品を載置するための場所である。従業員は、配送してきた商品を当該商品棚に陳列し、カメラ21はその様子を撮影する。カメラ21は、認証用に従業員の画像を撮影し、更に、従業員が商品を商品棚に陳列する画像を撮影してもよい。即ち、認証用画像と陳列する画像とは、同じリソース(カメラ21)から取得されてよい。逆に、従業員の認証用の画像を撮影するカメラは別に備えられてもよい。更に、従業員の認証はカメラで撮影された画像以外の認証手法(例えば、指紋認証、声紋認証、耳認証など)を用いてもよい。カメラ21が撮影した映像および画像は、認証部11、商品識別部12、陳列数算出部13、陳列時間算出部14および陳列状態判定部15に送信される。
【0030】
認証部11は、カメラ21に撮影された画像を基に、商品の納品者であるかを認証する。カメラ21に撮影されている人物には、顧客、通りすがりの人、納品者が含まれるため、認証部11は多数の人物の中から納品者のみを認証する。認証部11は、カメラ21に撮影された納品者の顔画像、虹彩画像などから特徴データを抽出し、抽出された特徴データを納品者記憶部16に格納される顔画像、虹彩画像などの特徴データと比較し、所定の閾値を超える一致度の場合に、納品者であると認証する。たとえば、認証部11は、比較において、抽出された特徴データと納品者記憶部16に格納された特徴データとの一致度を算出する。一致度は、特徴データの一致の程度を示す数値であり、割合、または一致のレベルである。一致度の算出の結果、所定の閾値を超える一致度が得られる場合に、認証部11は、納品者であると認証する。商品の納品者の認証において、認証部11は、顔認証と虹彩認証との両方を行ってもよいし、片方を行ってもよい。認証部11は、認証された納品者の情報を陳列時間算出部14、陳列状態判定部15に出力する。納品者の情報は、納品者を個別に識別しうる情報、たとえば、納品者を識別するための識別情報である。認証部11は納品者を認証すると、納品管理装置100において、納品者である従業員による商品管理作業の監視が行われる。
【0031】
商品識別部12は、カメラ21から取得する画像を基に、商品棚に陳列された一つ以上の商品の各々の個体情報(商品パッケージの特徴データなど)を識別する。具体的に、商品識別部12は、当該画像に含まれる商品から商品の外見の特徴データを抽出し、抽出された特徴データを商品記憶部17に格納される商品の特徴データと比較し、所定の閾値を超える一致度(例えば、99%一致する)の場合に、所定の商品であると識別する。商品識別部12は、識別された商品の情報を、陳列数算出部13、陳列時間算出部14、陳列状態判定部15に出力する。識別された商品の情報は、たとえば、商品のIDや名称、商品の特徴データである。
【0032】
陳列数算出部13は、カメラ21から取得する画像を基に、陳列された一つ以上の商品の数を算出する。具体的に、陳列数算出部13は、当該画像内に、商品識別部12によって識別された商品がいくつ含まれているか算出する。すなわち、陳列数算出部13は、商品識別部12によって識別された商品の情報を用いて商品棚に陳列されている商品の種類の合計を算出する。当該画像内に、商品識別部12に識別された複数の種類の商品が含まれている場合、陳列数算出部13は、陳列方向に陳列されている商品毎にいくつの商品が陳列方向に陳列されているかを表す個別陳列数を、商品の特徴データを用いて画像から商品を識別することにより検出する。次に陳列数算出部13は、検出された個別陳列数についてすべての陳列された商品に対し算出する(例えば、ガムAが10個、パンBが5個)。陳列数算出部13が算出した陳列されている商品毎の個数は、陳列商品情報として陳列商品記憶部18に格納される。
【0033】
陳列時間算出部14は、カメラ21から取得する画像を基に、納品者が一つ以上の商品の陳列を開始してから終了するまでに要した時間、すなわち、陳列に要した時間を算出する。陳列時間算出部14は、認証部11から納品者の情報を取得すると、OS(オペレーティングシステム)などのタイマー機能およびタイマー機能などを利用して、納品者が商品の陳列を開始してから終了するまでに要した時間を、カメラ21から取得する画像を基に算出する。陳列時間算出部14は、当該画像から納品者の情報に対応する納品者を識別し、識別された納品者を追跡して、商品識別部12で識別された商品を扱う動作を検出する。陳列時間算出部14は、納品者が当該商品を扱う動作の継続時間をOSのタイマーによって検出する。上記の動作の検出に関しては、画像から人物が商品を扱う動作を識別するための機械学習モデルを用いてもよい。陳列時間算出部14は、陳列に要した時間をスキル記憶部19に格納する。
【0034】
陳列状態判定部15は、カメラ21から取得する画像を基に、商品棚内における一つ以上の商品の各々の配置位置を特定し、特定された配置位置を用いて商品棚における商品の陳列状態レベルを判定する。陳列状態判定部15は、商品識別部12から商品の特徴データを受け取り、画像認識技術を用いて商品棚内の当該商品の配置位置、姿勢を特定する。陳列状態判定部15は、商品の特徴データと一致する商品が商品棚の画像(カメラ21から取得する画像)のどの位置にあるかを検知し、当該商品が、商品棚の適切な位置に配置されているか、商品の姿勢は正しいか(商品棚の枠に沿って均等間隔で商品が並べられているか)などを判断し、商品棚における商品の陳列状態レベルを判定する。この場合、判定は、陳列数算出部13が、陳列方向に陳列されている商品毎にいくつの商品が陳列方向に陳列されているかを表す個別陳列数を、商品の特徴データを用いて画像から商品を識別している間に行われてもよい。この場合、陳列状態判定部15は、陳列数算出部13と連動するので、カメラ21から取得される画像は、陳列数算出部13において用いられる画像となる。
【0035】
陳列状態判定部15は、陳列状態レベルを、例えば、レベル1からレベル10までの値で判定する。陳列状態レベルは、商品棚に商品が陳列された画像を基に学習された機械学習モデルを利用して判断してもよい。例えば、画像を入力して陳列状態レベル1から陳列状態レベル10の各レベルの陳列状態を識別する、深層学習によるニューラルネットワークの機械学習モデルを用いて、陳列状態レベルを判断してもよい。陳列状態判定部15は、陳列状態レベルを、商品棚内の商品の状態のみならず、商品棚の周囲にゴミが落ちていないか、商品棚が壊れていないかなどの条件を加えて判定してもよい。陳列状態判定部15は、商品毎の陳列状態レベルをスキル記憶部19に格納する。
【0036】
スキル決定部20は、納品者が一つ以上の商品を商品棚に陳列する作業を行っている画像を基に算出される、陳列された商品の数、陳列に要した時間、商品棚における商品の陳列状態レベルの少なくとも一つを含むスキル情報を用いて、納品者のスキルを決定する。納品者が一つ以上の商品を商品棚に陳列する作業を行っている画像は、陳列時間算出部14が、カメラ21から取得する画像を基に、納品者が一つ以上の商品の陳列を開始してから終了するまでに要した算出する最中の画像である。スキル決定部20は、その画像から識別される商品について、陳列商品記憶部18から陳列された商品毎の数を、スキル記憶部19から納品者が陳列に要した時間および商品棚における商品の陳列状態レベルを取得する。スキル決定部20は、取得した商品毎の数、陳列に要した時間および陳列状態レベルをパラメータとし、所定の算出式に入力してスキル値を出力し、当該スキル値を基に納品者のスキルレベルを決定する。例えば、以下の算出式を使用する。
【0037】
スキル値=総陳列数÷陳列に要した時間×陳列状態レベル
ここで、総陳列数は商品毎に陳列された数を乗じたものの総数、即ち商品棚に陳列されている商品の総数である。例えば、ある納品者により、商品Aが5個、商品Bが10個、商品Cが20個陳列されていると、総陳列数は総和の35となる。当該納品者が陳列に要した時間が100秒、当該納品者の陳列レベルが5だとすると、スキル値は1.75となる。スキル値nに対し、スキルmを、n<m≦n+1を満たす整数値とする。上記の例ではn=1.75であるから、mは1.75<m≦2.75から、2と決定される。よってスキル決定部20は、当該納品者のスキルは2と決定する。商品には陳列が簡単なものと難しいものもあるため(例えば、積みやすい形状の商品と積んだら崩れやすい形状の商品)、陳列が難しい商品には重み係数をかけてもよい。スキル決定部20は、決定したスキル情報を出力部22に出力する。
【0038】
出力部22は、スキル決定部20から受信するスキル情報を出力する。出力部22は、スキル決定部20は、決定されたスキル情報を納品者が閲覧可能なディスプレイ(不図示)に表示したり、スキル記憶部19に格納してもよい。出力部22は、スキル情報を外部、例えば、通常店舗(母店舗)1Dの母店舗システムに備えられるディスプレイや、本部システム200に接続されるディスプレイに出力してもよい。本部システム200は出力されたスキルを基に、当該従業員の給料、昇進、その他の処遇等を決定してもよい。
【0039】
(納品管理装置の動作)
納品管理装置100の動作について
図4に示すフローチャートを参照して説明する。
【0040】
ステップS101において認証部11は、カメラ21に撮影された画像を基に、画像に含まれる人物が商品の納品者であるかを認証する。認証の結果、納品者であると、処理はステップS102に進められる。認証の結果、納品者でないと、本処理は終了される。
【0041】
ステップS102において、商品識別部12は、当該画像を基に、陳列された一つ以上の商品の各々の個体情報を識別し、識別された情報を陳列数算出部13、陳列時間算出部14、陳列状態判定部15に送信する。
【0042】
ステップS103において、陳列数算出部13は、上記の画像を基に、識別された商品の陳列されている数を算出し、算出された商品の数をスキル記憶部18に格納する。
【0043】
ステップS104において、陳列時間算出部14は、上記の画像を基に、納品者が、識別された商品の陳列を開始してから終了するまでに要した時間を算出し、スキル記憶部19に格納する。
【0044】
ステップS105において、陳列状態判定部15は、上記の画像を基に、商品棚内における、識別された商品の各々の配置位置を特定する。陳列状態判定部15は、特定された配置位置を用いて商品棚における商品の陳列状態レベルを判定する。陳列状態判定部15は、判定された商品の陳列状態レベルをスキル記憶部19に格納する。
【0045】
尚、ステップS103~S105は順番を変えて実行されてもよいし、同時に実行されてもよい。
【0046】
ステップS106において、スキル決定部20は、陳列商品記憶部18から取得する陳列された商品の数、スキル記憶部19から取得する陳列を開始してから終了するまでに要した時間および商品棚における商品の陳列状態レベルのうち、少なくとも一つを含むスキル情報を用いて、納品者のスキルを決定する。スキル決定部20は、決定したスキルを出力部22に出力する。出力部22は、決定したスキルを外部の装置などに出力する。
【0047】
(第1の実施形態の効果)
本開示の第1の実施形態によると、省人型店舗等の特定の店舗において、商品を納品する従業員の納品スキルを決定できる。この理由は認証部11が、撮影された画像を基に、商品の納品者であるかを認証し、スキル決定部20が、認証された納品者が一つ以上の商品を商品棚に陳列する画像を基に算出される陳列された商品の数、陳列に要した時間、商品棚における商品の陳列状態レベルの少なくとも一つを含むスキル情報を用いて、納品者のスキルを決定するからである。
【0048】
(第2の実施形態)
第2の実施形態について説明する。
【0049】
第2の実施形態における、納品管理装置100aの構成例を
図5に示す。納品管理装置100aは、認証部11、商品識別部12、陳列数算出部13、陳列時間算出部14、陳列状態判定部15、納品者記憶部16、商品記憶部17、陳列商品記憶部18、スキル記憶部19、スキル決定部20a、カメラ21a、購買商品特定部23および購買履歴記憶部24を含む。
【0050】
カメラ21aは、カメラ21と同じカメラであるが、カメラ21aが撮影した映像および画像は、認証部11、商品識別部12、陳列数算出部13、陳列時間算出部14、陳列状態判定部15および購買商品特定部23に送信される。
【0051】
購買商品特定部23は、カメラ21より受信する画像を基に、陳列された一つ以上の商品のうち購買された商品を特定し、当該購買された商品の数を特定する。購買商品特定部23は、商品記憶部17から当該商品の金額を取得し、購買された商品毎に、商品の数と当該金額とを乗算して、当該購買された商品の売上値を算出する。購買商品特定部23は、購買された商品、当該商品の売り上げ数および売上値を購買履歴データとして購買履歴記憶部24に格納する。購買商品特定部23は、陳列直後の商品が陳列された第1画像と購買後の商品が陳列された第2画像と画像認識処理技術を用いて比較し、第1画像と第2画像との差分を、購買された商品と特定し、当該商品の購入された数を特定してもよい。購買商品特定部23は、商品識別部12から陳列された商品の各々の個体情報を、陳列数算出部13から陳列直後の陳列されている商品数および顧客購入後の陳列されている商品数を受け取り、受け取った個体情報および陳列直後および顧客購入後の商品数から、購買された商品と商品数とを特定してもよい。
【0052】
購買履歴記憶部24は、購買商品特定部23が特定した購買された商品、当該商品の売り上げ数および売上値を格納する。
【0053】
スキル決定部20aは、陳列商品記憶部18から取得する陳列された商品の数、スキル記憶部19から取得する陳列を開始してから終了するまでに要した時間および商品棚における商品の陳列状態レベルに加え、商品の売上値を含めたスキル情報を基に、納品者のスキルを決定する。スキル決定部20aは、購買履歴記憶部24から売上値を取得し、売上値に基づき、一つ以上の商品を商品棚に陳列した画像を出力する。スキル決定部20aは、納品者の陳列した画像のうち、売上値の高い画像を、出力部22に出力する。
【0054】
他の部は第1の実施形態と同様であり、説明を省略する。
【0055】
(納品管理装置の動作)
納品管理装置100aの動作について
図6に示すフローチャートを参照して説明する。
【0056】
ステップS201~S205までは
図4に示すステップS101~S105と同様である。
【0057】
ステップS206において、購買商品特定部23は、カメラ21より受信する画像を基に、陳列された一つ以上の商品のうち購買された商品を特定し、当該購買された商品の数を特定し、当該購買された商品の売上値を算出する。購買された商品、当該商品の売り上げ数および売上値は、スキル決定部20aに送信される。
【0058】
ステップS207において、スキル決定部20aは、陳列商品記憶部18から取得する陳列された商品の数、スキル記憶部19から取得する陳列を開始してから終了するまでに要した時間および商品棚における商品の陳列状態レベルに加え、購買履歴記憶部24に格納される商品の売上値を含めたスキル情報を基に、納品者のスキルを決定する。スキル決定部20aは、売上値に基づき、商品を商品棚に陳列した画像を出力してもよい。スキル決定部20aは、納品者の陳列した画像のうち、売上値の高い画像を、出力部22に出力してもよい。
【0059】
第2の実施形態の効果を説明する。本開示の第2の実施形態によると、第1の実施形態の効果に加えて、商品を納品する従業員の納品スキルをより正確に決定できる。この理由は、購買商品特定部23が、カメラ21より受信する画像を基に陳列された一つ以上の商品のうち購買された商品を特定し、当該購買された商品の売上値を算出し、スキル決定部20aは、売上値を含めたスキル情報を基に、納品者のスキルを決定するからである。
【0060】
その他の効果として、本開示の第2の実施形態は、売り上げが高い納品者のスキルを他の納品者にも伝承させることができる。その理由は、スキル決定部20aが、売上値に基づき、一つ以上の商品を商品棚に陳列した画像を出力部22に出力するからである。出力された売り上げが高い納品者の商品棚の画像を、出力部22を介して、他の納品者にも閲覧させることで、売り上げが高い商品棚をお手本とし、他の納品者たちも売り上げが高い商品棚を作ることができるからである。
【0061】
上記の説明においては、納品者は商品の納品のみを行っているが、納品者に納品する商品の種類や数を選択させる、即ち在庫管理をさせてもよい。納品者が在庫管理をして売上げが高くなった場合、スキル決定部20aは、当該納品者の在庫管理によって売上げが高くなった旨を、当該納品者のスキルを決定する情報として含めて、スキルを決定してもよい。
【0062】
(第3の実施形態)
第3の実施形態における納品管理装置30の構成例を
図7に示す。納品管理装置30は、認証部31およびスキル決定部32を含む。
【0063】
認証部31は、撮影された画像を基に、撮影された画像に含まれる人物が商品の納品者であるかを認証する。
【0064】
スキル決定部32は、認証された納品者が一つ以上の商品を商品棚に陳列する画像を基に算出される、陳列された商品の数、陳列に要した時間、商品棚における商品の陳列状態レベルの少なくとも一つを含むスキル情報を用いて、納品者のスキルを決定する。
【0065】
例えば、スキル決定部32は、第1の実施形態における商品識別部12乃至スキル決定部20に相当する処理を実行する。
【0066】
第3の実施形態の効果を説明する。本開示の第3の実施形態によると、省人型店舗等の特定の店舗において、商品を納品する従業員の納品スキルを決定できる。この理由は認証部31が商品の納品者を認証し、スキル決定部32が、認証された納品者が商品を商品棚に陳列する画像を基に算出される、陳列された商品の数、陳列に要した時間、商品棚における商品の陳列状態レベルの少なくとも一つを含むスキル情報を用いて、納品者のスキルを決定するからである。
【0067】
(ハードウェア構成)
上述した各実施形態において、各装置(納品管理装置100、本部サーバ210等)の各構成要素は、機能単位のブロックを示している。各装置の各構成要素の一部又は全部は、コンピュータ500とプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
【0068】
図8はコンピュータ500のハードウェア構成の例を示すブロック図である。
図8を参照すると、コンピュータ500は、例えば、CPU(Central Processing Unit)501、ROM(Read Only Memory)502、RAM(Random Access Memory)503、プログラム504、記憶装置505、ドライブ装置507、通信インタフェース508、入力装置509、出力装置510、入出力インタフェース511、及び、バス512を含む。
【0069】
プログラム504は、各装置の各機能を実現するための命令(instruction)を含む。プログラム504は、予め、ROM502やRAM503、記憶装置505に格納される。CPU501は、プログラム504に含まれる命令を実行することにより、各装置の各機能を実現する。例えば、納品管理装置100のCPU501がプログラム504に含まれる命令を実行することにより、認証部11、商品識別部12、陳列数算出部13、陳列時間算出部14、陳列状態判定部15などの機能を実現する。また、RAM503は、各装置の各機能において処理されるデータを記憶してもよい。例えば、納品管理装置100のRAM503が、陳列商品記憶部18やスキル記憶部19のデータを記憶してもよい。
【0070】
ドライブ装置507は、記録媒体506の読み書きを行う。通信インタフェース508は、通信ネットワークとのインタフェースを提供する。入力装置509は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル等であり、管理者等からの情報の入力を受け付ける。出力装置510は、例えば、ディスプレイであり、管理者等へ情報を出力(表示)する。入出力インタフェース511は、周辺機器とのインタフェースを提供する。納品管理装置100の場合、入出力インタフェース511には、上述のカメラ21、出力部22などが接続される。バス512は、これらハードウェアの各構成要素を接続する。なお、プログラム504は、通信ネットワークを介してCPU501に供給されてもよいし、予め、記録媒体506に格納され、ドライブ装置507により読み出され、CPU501に供給されてもよい。
【0071】
なお、
図8に示されているハードウェア構成は例示であり、これら以外の構成要素が追加されていてもよく、一部の構成要素を含まなくてもよい。
【0072】
各装置の実現方法には、様々な変形例がある。例えば、各装置は、構成要素毎にそれぞれ異なるコンピュータとプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。また、各装置が備える複数の構成要素が、一つのコンピュータとプログラムとの任意の組み合わせにより実現されてもよい。
【0073】
また、各装置の各構成要素の一部または全部は、プロセッサ等を含む汎用または専用の回路(circuitry)や、これらの組み合わせによって実現されてもよい。これらの回路は、単一のチップによって構成されてもよいし、バスを介して接続される複数のチップによって構成されてもよい。各装置の各構成要素の一部又は全部は、上述した回路等とプログラムとの組み合わせによって実現されてもよい。
【0074】
また、各装置の各構成要素の一部又は全部が複数のコンピュータや回路等により実現される場合、複数のコンピュータや回路等は、集中配置されてもよいし、分散配置されてもよい。
【0075】
また、納品管理装置100は各店舗に配置されてもよいし、カメラ21以外は店舗1とは異なる場所に配置され、カメラ21は通信ネットワークを介して納品管理装置100と接続されてもよい。つまり、納品管理装置100は、クラウドコンピューティングシステムによって実現されてもよい。同様に、本部システム200も、クラウドコンピューティングシステムによって実現されてもよい。
【0076】
以上、実施形態を参照して本開示を説明したが、本開示は上記実施形態に限定されるものではない。本開示の構成や詳細には、本開示のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。また、各実施形態における構成は、本開示のスコープを逸脱しない限りにおいて、互いに組み合わせることが可能である。
【符号の説明】
【0077】
1 店舗
1A 省人型店舗(子店舗)
1B 省人型店舗(子店舗)
1C 省人型店舗
1D 通常店舗(母店舗)
10 在庫管理システム
11 認証部
12 商品識別部
13 陳列数算出部
14 陳列時間算出部
15 陳列状態判定部
16 納品者記憶部
17 商品記憶部
18 陳列商品記憶部
19 スキル記憶部
20 スキル決定部
20a スキル決定部
21 カメラ
22 出力部
23 購買商品特定部
24 購買履歴記憶部
30 納品管理装置
31 認証部
32 スキル決定部
100 納品管理装置
100a 納品管理装置
200 本部システム
210 本部サーバ
500 コンピュータ
501 CPU
502 ROM
503 RAM
504 プログラム
505 記憶装置
506 記録媒体
507 ドライブ装置
508 通信インタフェース
509 入力装置
510 出力装置
511 入出力インタフェース
512 バス