(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-18
(45)【発行日】2024-03-27
(54)【発明の名称】顔認証による入室システム
(51)【国際特許分類】
E05B 49/00 20060101AFI20240319BHJP
G07C 9/37 20200101ALI20240319BHJP
【FI】
E05B49/00 R
G07C9/37
(21)【出願番号】P 2023223350
(22)【出願日】2023-12-28
【審査請求日】2024-01-09
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】715008687
【氏名又は名称】廣田 祐次
(72)【発明者】
【氏名】廣田 祐次
【審査官】野尻 悠平
(56)【参考文献】
【文献】特開2023-157133(JP,A)
【文献】特開2018-053438(JP,A)
【文献】特開2019-190198(JP,A)
【文献】特開2015-143414(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E05B49/00
E05B47/00
G07C9/37
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般の家の玄関の外側にて、玄関ドアの近くに顔認証カメラと玄関ドアの上側に安全確認カメラを設置し、玄関にはメカニカル兼電動ロック機構を設置し、該顔認証カメラにて写された人の顔画像と、あらかじめ登録してある該人の顔画像とが照合され、さらに該安全確認カメラ映像にて、不審者が該玄関の近くに居ないことが、遠隔地にいるオペレーターにより、インターネット経由で確認されたら、該オペレーターによるインターネット経由の遠隔操作によって、該メカニカル兼電動ロック機構のロックの解除が行われ、該人が該家に入ることが可能な顔認証による入室システムであって、停電や故障等で、該メカニカル兼電動ロック機構が、該オペレーターによるインターネット経由の遠隔操作による該メカニカル兼電動ロック機構のロックの解除ができなくなった場合には、メカニカルキーでロック解除が可能な、顔認証による入室システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
顔認証の登録をした、安全な人のみが安全な環境で、家の玄関のドアを開けて、中に入るシステムの技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
在宅介護では、家族に負担が重くのしかかり、親の介護をするために、仕事を辞めたり、趣味を諦めるケースが多々あり、またトイレ介助やおむつ交換が伴い、介護をする側は主に肉体的な負荷があり、介護をされる側は、(申し訳ないと思う)主に精神的な負担が生じる場合が多い。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
一般家庭の家の一室にて、介護用のリクライニング椅子兼ベッドに、匂いセンサーで作動する匂いのしない水洗トイレを設定し、またウォシュレット(登録商標)を設定し、トイレ介助やおむつ交換を排除した上で、家族以外の身元のしっかりした人が顔認証登録をして、新たに撮影された該人の顔認証用の映像にて本人であることが照合され、かつ安全確認用カメラ映像によって、不審人物がおらず、玄関周りが安全であることが確認されたら、遠隔地に居るオペレーターから、インターネット経由での遠隔操作にて玄関のカギを開けてもらい、該人が該家の中に入ることができるようにし、該人が簡単な介護ケア等を行えるようにする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一般家庭の玄関の外側に、顔認証カメラのほかに玄関の上側に安全確認カメラを設置し、玄関ドアにはメカニカル兼電動ロック機構を設定し、該顔認証カメラで撮影された該人の顔画像と、あらかじめ登録してある該人の顔画像とが照合され、さらに安全確認カメラ映像にて、不審者が近くに居ないことが確認されたら(安全であることが確認されたら)、遠隔地にいるオペレーターによるインターネットの遠隔操作によって、メカニカル兼電動ロック機構のロックの解除が行われ、該人が該家に入ることができるようにし、介護を行えるようにする。
【発明の効果】
【0006】
顔認証の登録をした信頼のおける人が家に入り、足腰の立たない高齢者や障害者の(軽)介護をおこなうことができ、家族の負担がほとんどなくなる。
また家族のいない足腰の立たない高齢者や障害者も同様なシステムで、(軽)介護をしてもらうことができるため、介護施設に行かなくとも、終末まで独立して生活ができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0007】
【発明を実施するための形態】
【0008】
一般家庭の玄関の外側に、顔認証用のカメラのほかに玄関の上側に安全確認カメラを設置し、玄関にはメカニカル兼電動ロック機構を設置し、顔認証用のカメラにて写された介護をする人の顔画像と、あらかじめ登録してある該人の顔画像とが照合され、さらに安全確認用カメラ映像にて、不審者が近くに居ないことが確認されたら(安全であることが確認されたら)、遠隔地にいるオペレーターによるインターネットの遠隔操作によって、メカニカル兼電動ロック機構のロックの解除が行われ、該人が該家に入ることができるようにし、介護を行えるようにする。
【0009】
図1のように、一般の家の玄関の外側にて、玄関ドアの近くに顔認証カメラと玄関ドアの上側に安全確認カメラを設置し、玄関にはメカニカル兼電動ロック機構を設置し、該顔認証カメラにて写された人の顔画像と、あらかじめ登録してある該人の顔画像とが照合され、さらに該安全確認カメラ映像にて、不審者が該玄関の近くに居ないことが、遠隔地にいるオペレーターにより、インターネット経由で確認されたら、該オペレーターによるインターネット経由の遠隔操作によって、該メカニカル兼電動ロック機構のロックの解除が行われ、該人が該家に入ることが可能な顔認証による入室システムであって、停電や故障等で、該メカニカル兼電動ロック機構が、該オペレーターによるインターネット経由の遠隔操作による該メカニカル兼電動ロック機構のロックの解除ができなくなった場合には、メカニカルキーでロック解除が可能な、顔認証による入室システムである。
作動プロセスは、あらかじめ、顔認証の登録を済ませた人が、「入室許可申請ボタン」を押すと、インターネットを経由して、遠隔にいるオペレーター将来につながり、該オペレーターは、「顔認証カメラ」で得られた画像の主が登録済みかどうかを確認するとともに、「安全確認カメラ」の映像から、周囲に不審人物がいないかどうかを確認し、問題がなければインターネットを経由した遠隔操作にて、該メカニカル兼電動ロック機構のロックを解除する。
尚、該メカニカル兼電動ロック機構がロック状態では、「表示LED」は赤色のLEDが点灯し、ロックが解除された状態では、該LEDは緑色に変わり、該人は緑色に変わったら、玄関ドアをあけ、家の中に入る。また、玄関ドアが締められると、自動的にロックがかかる仕組みとなっている。
【産業上の利用可能性】
【0010】
顔認証の登録をした信頼のおける人が家に入り、足腰の立たない高齢者や障害者の(軽)介護をおこなうことができ、家族の負担がほとんどなくなる。
また家族のいない足腰の立たない高齢者や障害者も同様なシステムで、(軽)介護をしてもらうことができるため、介護施設に行かなくとも、終末まで独立して生活ができるようになる。
【要約】
【課題】
在宅介護では、家族に負担が重くのしかかり、親の介護をするために、仕事を辞めたり、趣味を諦めるケースが多々あり、またトイレ介助やおむつ交換が伴い、介護をする側は主に肉体的な負荷があり、介護をされる側は、申し訳がないと思う、主に精神的な負担が生じる場合が多い。
【解決手段】
一般家庭の玄関の外側に、顔認証カメラのほかに玄関の上側に安全確認カメラを設置し、玄関ドアにはメカニカル兼電動ロック機構を設定し、該顔認証カメラで撮影された該人の顔画像と、あらかじめ登録してある該人の顔画像とが照合され、さらに安全確認カメラ映像にて、不審者が近くに居ないことが確認されたら、遠隔地にいるオペレーターによるインターネットの遠隔操作によって、メカニカル兼電動ロック機構のロックの解除が行われ、該人が該家に入ることができるようにし、介護を行えるようにする。
【選択図】
図1