(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】
(24)【登録日】2024-03-18
(45)【発行日】2024-03-27
(54)【発明の名称】フレーム折畳機構、フレームロック機構、背もたれロック解放機構及びベビーカー
(51)【国際特許分類】
B62B 7/08 20060101AFI20240319BHJP
【FI】
B62B7/08
(21)【出願番号】P 2022542434
(86)(22)【出願日】2020-12-29
(86)【国際出願番号】 EP2020087956
(87)【国際公開番号】W WO2021140045
(87)【国際公開日】2021-07-15
【審査請求日】2022-07-11
(31)【優先権主張番号】202010029319.2
(32)【優先日】2020-01-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517042092
【氏名又は名称】ワンダーランド スイツァーランド アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ジアリアン・ユアン
(72)【発明者】
【氏名】ジェンウェン・グオ
【審査官】大宮 功次
(56)【参考文献】
【文献】中国実用新案第204161429(CN,U)
【文献】特表2007-537911(JP,A)
【文献】米国特許出願公開第2012/0032419(US,A1)
【文献】独国実用新案第09400177(DE,U1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B62B 7/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームと、座席部と、連動部品と、を含むフレーム折畳機構であって、
前記フレームは、ハンドル、前足及び後足を含み、前記ハンドルと前記前足と前記後足とは、同軸にピボット接続されて第1の回転中心が形成され、前記前足が前記座席部にピボット接続されて第2の回転中心が形成され、前記連動部品の一端が前記座席部にピボット接続されて第3の回転中心が形成され、前記連動部品の他端が前記ハンドルにピボット接続されて第4の回転中心が形成され、前記第1の回転中心と前記第2の回転中心と前記第3の回転中心と前記第4の回転中心とは、間隔をあけて分布され、前記フレームを回動させて折り畳むことで、前記連動部品により前記座席部を回動させて折り畳
み、
前記座席部は、座席折畳駆動部品及び座席本体を含み、前記座席折畳駆動部品の一端は、前記前足にピボット接続され、前記座席折畳駆動部品の他端は、前記連動部品にピボット接続され、前記座席本体は、前記座席折畳駆動部品に固定接続され、
前記座席折畳駆動部品は、第1の折畳駆動部及び前記第1の折畳駆動部の一端から曲げて延びることにより形成された第2の折畳駆動部を含み、
前記座席本体は、前座席管部及び後座席管部を含み、前記前座席管部は、前記第1の折畳駆動部と前記第2の折畳駆動部との間に接続され、前記前座席管部は、前記後座席管部にピボット接続される
ことを特徴とするフレーム折畳機構。
【請求項2】
前記ハンドルの一端にハンドルカバーが設けられ、前記前足の一端に前足カバーが設けられ、前記後足の一端に後足カバーが設けられ、前記ハンドルカバーと前記前足カバーと前記後足カバーとは、同軸にピボット接続されて前記第1の回転中心が形成される
ことを特徴とする請求項1に記載のフレーム折畳機構。
【請求項3】
前記連動部品は、前記第1の回転中心からずれて前記ハンドルカバーにピボット接続される
ことを特徴とする請求項2に記載のフレーム折畳機構。
【請求項4】
前記座席本体は、前記第1の折畳駆動部及び前記第2の折畳駆動部にそれぞれ接続される
ことを特徴とする
請求項1に記載のフレーム折畳機構。
【請求項5】
前記座席折畳駆動部品と前記連動部品との間のピボット接続軸は、前記後座席管部と前記前座席管部との間のピボット接続軸と同じである
ことを特徴とする
請求項1に記載のフレーム折畳機構。
【請求項6】
前記後座席管部が前記後足にピボット接続されて第5の回転中心が形成され、前記第5の回転中心と前記第1の回転中心とは、間隔をあけて分布される
ことを特徴とする
請求項1に記載のフレーム折畳機構。
【請求項7】
前記ハンドルは、上ハンドル部及び下ハンドル部を含み、前記上ハンドル部が前記下ハンドル部にピボット接続され、前記前足と前記後足と前記下ハンドル部とは、同軸にピボット接続されて前記第1の回転中心が形成される
ことを特徴とする請求項1に記載のフレーム折畳機構。
【請求項8】
背もたれ部をさらに含み、
前記背もたれ部は、前記座席部にピボット接続される
ことを特徴とする請求項1に記載のフレーム折畳機構。
【請求項9】
手すり部をさらに含み、
前記手すり部は、前記連動部品に固定接続される
ことを特徴とする請求項1に記載のフレーム折畳機構。
【請求項10】
前記後足は、前記前足と前記ハンドルとの間に位置する
ことを特徴とする請求項1に記載のフレーム折畳機構。
【請求項11】
前記後足に弾性ボスが設けられ、前記前足に係合溝が設けられ、前記フレームを回転させて折り畳み又は展開することで、前記弾性ボスを前記係合溝に係合させ、又は、前記弾性ボスが前記係合溝から外れる
ことを特徴とする請求項1に記載のフレーム折畳機構。
【請求項12】
フレームと、スライド部品と、フレーム展開ロック部品と、ロック解放駆動機構と、を含むフレームロック機構であって、
前記フレームは、ハンドル、前足及び後足を含み、前記ハンドルにハンドルロック穴が設けられ、前記前足に前足ロック穴が設けられ、前記スライド部品が前記後足内にスライド可能に設けられ、前記フレーム展開ロック部品が前記スライド部品に設けられ、前記フレーム展開ロック部品が前記ハンドルロック穴及び前記前足ロック穴に係合され、前記ロック解放駆動機構が前記スライド部品に接続され、前記ロック解放駆動機構により前記スライド部品と前記フレーム展開ロック部品とがスライドするように駆動することで、前記フレーム展開ロック部品が前記ハンドルロック穴及び前記前足ロック穴から外れて、前記フレームを解放
し、
前記スライド部品には、前記ハンドルと前記前足と前記後足とのピボット接続軸が通過するためのスロット穴が設けられている
ことを特徴とするフレームロック機構。
【請求項13】
前記ハンドルにハンドル接続部品が設けられ、前記ハンドルロック穴が前記ハンドル接続部品に設けられる
ことを特徴とする
請求項12に記載のフレームロック機構。
【請求項14】
前記前足に前足接続部品が設けられ、前記前足ロック穴が前記前足接続部品に設けられる
ことを特徴とする
請求項12に記載のフレームロック機構。
【請求項15】
前記後足に後足接続部品が設けられ、前記後足接続部品に位置限定溝が設けられ、前記フレーム展開ロック部品は、前記位置限定溝内にスライド可能に通過して設けられる
ことを特徴とする
請求項12に記載のフレームロック機構。
【請求項16】
前記ロック解放駆動機構は、ロック解放駆動部品を含み、前記ロック解放駆動部品は、前記ハンドルにスライド可能に設けられ、前記ロック解放駆動部品は、前記スライド部品に接触接続され、前記ロック解放駆動部品がスライドするように駆動することで、前記ロック解放駆動部品が前記スライド部品を押してスライドさせる
ことを特徴とする
請求項12に記載のフレームロック機構。
【請求項17】
前記ハンドルにスライド溝が設けられ、前記ロック解放駆動部品は、前記スライド溝内にスライド可能に係合されて設けられる
ことを特徴とする
請求項16に記載のフレームロック機構。
【請求項18】
前記ロック解放駆動機構は、さらに、第1の牽引部品を含み、前記ロック解放駆動部品に第1の傾斜面が設けられ、前記スライド部品に第2の傾斜面が設けられ、前記第1の傾斜面が前記第2の傾斜面に接続され、前記第1の牽引部品が前記ロック解放駆動部品に接続され、前記第1の牽引部品が前記ロック解放駆動部品を引くことで、前記スライド部品と前記フレーム展開ロック部品とがスライドするように駆動する
ことを特徴とする
請求項16に記載のフレームロック機構。
【請求項19】
前記ロック解放駆動機構は、さらに、ロック解放操作機構を含み、前記ロック解放操作機構が前記ハンドルに設けられ、前記第1の牽引部品が前記ロック解放操作機構に接続され、前記ロック解放操作機構を操作して前記第1の牽引部品を引く
ことを特徴とする
請求項18に記載のフレームロック機構。
【請求項20】
前記フレーム展開ロック部品をリセットするための第1の弾性リセット部品をさらに含み、前記第1の弾性リセット部品は、前記フレーム展開ロック部品及び前記スライド部品のうちの1つと前記後足との間に設けられている
ことを特徴とする
請求項12に記載のフレームロック機構。
【請求項21】
前記ハンドルの一端にハンドルカバーが設けられ、前記前足の一端に前足カバーが設けられ、前記後足の一端に後足カバーが設けられ、前記ハンドルカバーと前記前足カバーと前記後足カバーとは、同軸にピボット接続される
ことを特徴とする
請求項12に記載のフレームロック機構。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ベビー用品の技術分野に関し、特に、フレーム折畳機構、フレームロック機構、背もたれロック解放機構及びベビーカーに関する。
【背景技術】
【0002】
ベビーカーが広く使用されるようになると、人々はベビーカーの機能要件をますます高くする。ベビーカーは、使用時にベビーが快適で安全な気分になるだけでなく、使用しないときは小さなボディに折りたたんで、美観、スペースを節約し、折り畳みが便利であるという効果を実現することが期待されている。
【0003】
既存のベビーカーには、通常、フレーム、フレームに配置された背もたれ、座席部を含み、ベビーカーを折り畳む場合、通常、フレーム、背もたれ、座席部を別々に操作してフレーム、背もたれ、座席部をそれぞれ折り畳むことができ、ベビーカーのこの折り畳み方式は、操作が面倒で折り畳みが不便であるという問題がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、フレームと座席部とを連動して折り畳むことができるベビーカーの折畳機構を提供する。
【0005】
本発明の目的は、また、ベビーカーの折畳機構を有し、該ベビーカーの折畳機構によりフレームと座席部との連動した折り畳みを実現するベビーカーを提供する。
【0006】
本発明の目的は、また、構造が簡単で、フレームをロック又は解放することができるフレームロック機構を提供する。
【0007】
本発明の目的は、また、フレームロック機構を有し、該フレームロック機構によりフレームのロックを実現するベビーカーを提供する。
【0008】
本発明の目的は、また、構造が簡単で、背もたれを解放することができる背もたれロック解放機構を提供する。
【0009】
本発明の目的は、また、背もたれロック解放機構を有し、該背もたれロック解放機構により背もたれの解放を実現するベビーカーを提供する。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、請求項1に記載のフレーム折畳機構、請求項14に記載のベビーカー、請求項15に記載のフレームロック機構、請求項28に記載のベビーカー、請求項30に記載の背もたれロック解放機構、及び請求項42に記載のベビーカーにより実現される。従属の請求項は、本発明の発展及び改良に関する。
【0011】
以下の詳細な説明からより明確にわかるように、本発明は、フレームと、座席部と、連動部品と、を含むフレーム折畳機構を提供し、フレームは、ハンドル、前足及び後足を含み、ハンドルと前足と後足とは、同軸にピボット接続されて第1の回転中心が形成され、前足が座席部にピボット接続されて第2の回転中心が形成され、連動部品の一端が座席部にピボット接続されて第3の回転中心が形成され、連動部品の他端がハンドルにピボット接続されて第4の回転中心が形成され、第1の回転中心と第2の回転中心と第3の回転中心と第4の回転中心とは、間隔をあけて分布され、フレームを回動させて折り畳むことで、連動部品により座席部を連動して回動させて折り畳む。
【0012】
従来の技術と比べ、本発明におけるフレーム折畳機構のハンドルと前足と後足とが同軸にピボット接続され、前足が座席部にピボット接続され、また、連動部品が座席部とハンドルとの間にピボット接続されることで、ハンドルと前足と座席部と連動部品とは、平面リンク機構を構成し、ハンドル及び前足が後足の方向に回動させて折り畳むように駆動して、座席部を連動して回動させて折り畳むことができるため、本発明におけるフレーム折畳機構は、フレームと座席部とを連動して回動させて折り畳み、操作が簡単で便利であり、広い応用に適している。
【0013】
以下の詳細な説明からより明確にわかるように、本発明は、上記のフレーム折畳機構を有するベビーカーを提供し、前足の底部及び後足の底部に車輪がピボット接続される。
【0014】
従来の技術と比べ、本発明におけるベビーカーは、フレーム折畳機構を有し、該フレーム折畳機構のハンドルと前足と後足とが同軸にピボット接続され、前足が座席部にピボット接続され、また、連動部品が座席部とハンドルとの間にピボット接続されることで、ハンドルと前足と座席部と連動部品とは、平面リンク機構を構成し、ハンドル及び前足が後足の方向に回動させて折り畳むように駆動して、座席部を連動して回動させて折り畳むことができるため、本発明におけるベビーカーは、フレームと座席部とを連動して回動させて折り畳み、操作が簡単で便利であり、広い応用に適している。
【0015】
以下の詳細な説明からより明確にわかるように、本発明におけるフレームロック機構は、フレーム、スライド部品、フレーム展開ロック部品及びロック解放駆動機構を含み、フレームは、ハンドル、前足及び後足を含み、ハンドルにハンドルロック穴が設けられ、前足に前足ロック穴が設けられ、スライド部品が後足内にスライド可能に設けられ、フレーム展開ロック部品がスライド部品に設けられ、フレーム展開ロック部品は、ハンドルロック穴及び前足ロック穴に係合され、ロック解放駆動機構がスライド部品に接続され、ロック解放駆動機構によりスライド部品とフレーム展開ロック部品とがスライドするように駆動することで、フレーム展開ロック部品がハンドルロック穴及び前足ロック穴から外れて、フレームを解放する。
【0016】
従来の技術と比べ、本発明におけるフレームロック機構により、ハンドルにハンドルロック穴が設けられ、前足に前足ロック穴が設けられ、フレーム展開ロック部品をハンドルロック穴及び前足ロック穴内に係合することで、ハンドルと前足とをロックし、これにより、ハンドルと前足とは、後足の方向に回動させて折り畳むことができなく、フレームに対するロックを実現し、ロック解放駆動機構によりスライド部品とフレーム展開ロック部品とがスライドするように駆動することで、フレーム展開ロック部品がハンドルロック穴及び前足ロック穴から外れて、フレームを解放し、これにより、ハンドルと前足とは、後足の方向に回動させて折り畳むことができるため、本発明のフレームロック機構がフレームに対してロック及び解放することができ、構造が簡単であり、生産コストが低い。
【0017】
以下の詳細な説明からより明確にわかるように、本発明は、上記のフレームロック機構を含むベビーカーを提供する。
【0018】
従来の技術と比べ、本発明のベビーカーは、フレームロック機構を有し、該フレームロック機構により、ハンドルにハンドルロック穴が設けられ、前足に前足ロック穴が設けられ、フレーム展開ロック部品をハンドルロック穴及び前足ロック穴内に係合することで、ハンドルと前足とをロックし、これにより、ハンドルと前足とは、後足の方向に回動させて折り畳むことができなく、フレームに対するロックを実現し、ロック解放駆動機構によりスライド部品とフレーム展開ロック部品とがスライドするように駆動することで、フレーム展開ロック部品がハンドルロック穴及び前足ロック穴から外れて、フレームを解放し、これにより、ハンドルと前足とは、後足の方向に回動させて折り畳むことができるため、本発明のベビーカーは、フレームに対してロック及び解放することができ、構造が簡単であり、生産コストが低い。
【0019】
以下の詳細な説明からより明確にわかるように、本発明は、背もたれロック解放機構を提供し、背もたれロック解放機構は、フレームと、背もたれ部と、背もたれロック部品と、ロック解放駆動機構と、を含み、背もたれ部がフレームにピボット接続され、背もたれロック部品がフレームと背もたれ部との間に係合され、ロック解放駆動機構が背もたれロック部品に接続され、ロック解放駆動機構により背もたれロック部品がスライドするように駆動することで、背もたれロック部品が背もたれ部との係合から外れて、背もたれ部を解放する。
【0020】
従来の技術と比べ、本発明における背もたれロック解放機構に背もたれロック部品が設けれ、背もたれロック部品がフレームと背もたれ部との間に係合されることで、背もたれをフレームにロックし、ロック解放駆動機構が背もたれロック部品に接続されるため、ロック解放駆動機構により背もたれロック部品がスライドするように駆動することができ、背もたれロック部品が背もたれ部との係合から外れて、背もたれ部を解放し、背もたれ部がフレームに対して回動させて折り畳むことができ、構造が簡単であり、生産コストが低い。
【0021】
以下の詳細な説明からより明確にわかるように、本発明は、上記の背もたれロック解放機構を有するベビーカーを提供する。
【0022】
従来の技術と比べ、本発明におけるベビーカーは、背もたれロック解放機構を有し、背もたれロック解放機構に背もたれロック部品が設けれ、背もたれロック部品がフレームと背もたれ部との間に係合されることで、背もたれをフレームにロックし、ロック解放駆動機構が背もたれロック部品に接続されるため、ロック解放駆動機構により背もたれロック部品がスライドするように駆動することができ、背もたれロック部品が背もたれ部との係合から外れて、背もたれ部を解放し、背もたれ部をフレームに対して回動させて折り畳むことができ、構造が簡単であり、生産コストが低い。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1】本発明のベビーカーの第1の角度の三次元構造の概略図である。
【
図2】本発明のベビーカーを折り畳む時の三次元構造の概略図である。
【
図4】本発明のベビーカーの前足カバーが分離された構造の模式図である。
【
図5】本発明のベビーカーのフレームロック機構の構造の模式図である。
【
図6】本発明のベビーカーのハンドル接続部品の構造の模式図である。
【
図7】本発明のベビーカーの第2の角度の三次元構造の概略図である。
【
図8】本発明のベビーカーの背もたれロック解放機構の構造の模式図である。
【
図9】本発明のベビーカーの第3の角度の三次元構造の概略図である。
【
図11】本発明のハンドル、前足及び後足の構造の模式図である。
【
図12】本発明の前足カバーの構造の模式図である。
【
図13】本発明のベビーカーが折り畳んだ構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
本発明の技術的内容及び構造的特徴を詳細に説明するために、以下のさらなる説明が、実施形態及び添付の図面と併せて与えられる。
【0025】
図1~
図5及び
図8を参照し、本発明におけるベビーカー100は、フレーム1、座席部2、背もたれ部4、手すり部5、フレーム折畳機構101、フレームロック機構102及び背もたれロック解放機構103を含む。座席部2は、フレーム1に設けられ、ベビーが乗るために使用され、背もたれ部4は、座席部2に設けられ、ベビーが寄せかけるために使用され、フレーム折畳機構101は、フレーム1と座席部2との間に設けられ、ベビーカー100の折畳機構は、フレーム1と座席部2とを連動して折り畳むために使用され、フレームロック機構102は、フレーム1内に設けられ、フレームロック機構102は、フレーム1をロック又は解放するために使用され、背もたれロック解放機構103は、背もたれ部4と座席部2との間に設けられ、背もたれをロック解放するために使用され、これにより、背もたれを回動させて折り畳むことができる。
【0026】
図1~
図3を参照し、フレーム折畳機構101は、連動部品3を含み、フレーム1は、ハンドル11、前足12及び後足13を含み、ハンドル11と前足12と後足13とは、同軸にピボット接続されて第1の回転中心D1が形成され、前足12と座席部2とは、ピボット接続されて第2の回転中心D2が形成され、連動部品3の一端が座席部2にピボット接続されて第3の回転中心D3が形成され、連動部品3の他端がハンドル11にピボット接続されて第4の回転中心D4が形成され、第1の回転中心と第2の回転中心と第3の回転中心と第4の回転中心とは、間隔をあけて分布され、フレーム1を回動させて折り畳むことで、連動部品3により座席部2を回動させて折り畳む。
図3に示すように、D1は、ハンドル11と前足12と後足13とが同軸にピボット接続されて形成された第1の回転中心を示し、D2は、前足12と座席部2とがピボット接続されて生成された第2の回転中心を示し、D3は、連動部品3と座席部2とがピボット接続されて形成された第3の回転中心を示し、D4は、連動部品3とハンドル11とがピボット接続されて形成された第4の回転中心を示し、ハンドル11と前足12と座席部2と連動部品3とは、平面リンク機構を構成することで、ハンドル11と前足12とが後足13の方向に回動させて折り畳むように駆動することで、座席部2を連動して回動させて折り畳み、したがって、フレーム1を回動させて折り畳む時に、座席部2を連動して折り畳む。同様に、座席部2を回動させて折り畳むことで、フレーム1を連動して折り畳むことができ、折り畳む方式は、これに限定されない。具体的に、ハンドル11の一端にハンドルカバー111が設けられ、前足12の一端に前足カバー121が設けられ、後足13の一端に後足カバー131が設けられ、ハンドルカバー111と前足カバー121と後足カバー131とは、同軸にピボット接続されて第1の回転中心D1が形成され、後足カバー131は、前足カバー121とハンドルカバー111との間に位置し、連動部品3は、第1の回転中心から外れてハンドルカバー111にピボット接続される。
【0027】
図2~
図3を参照し、この実施例では、座席部2は、座席折畳駆動部品21及び座席本体22を含み、座席折畳駆動部品21の一端は、前足12にピボット接続され、座席折畳駆動部品21と前足12との間の回転中心は、第2の回転中心D2であり、座席折畳駆動部品21の他端が連動部品3にピボット接続され、座席折畳駆動部品21と連動部品3との間の回転中心は、第3の回転中心D3であり、座席本体22は、座席折畳駆動部品21に固定接続される。具体的に、座席折畳駆動部品21は、第1の折畳駆動部211及び第1の折畳駆動部211の一端から曲げて延びることにより形成された第2の折畳駆動部212を含み、座席本体22は、第1の折畳駆動部211及び第2の折畳駆動部212に接続され、第1の折畳駆動部211と第2の折畳駆動部212との間の曲げられている箇所は、前足12にピボット接続される。さらに、座席本体22は、前座席管部221及び後座席管部222を含み、前座席管部221は、第1の折畳駆動部211及び第2の折畳駆動部212にそれぞれ接続され、前座席管部221は、後座席管部222にピボット接続される。ハンドル11及び前足12が後足13の方向に回動させて折り畳む場合、座席折畳駆動部品21により座席本体22の前座席管部221を後座席管部222に対して回動させて折り畳むことができる。具体的に、座席折畳駆動部品21と連動部品3との間のピボット接続軸は、後座席管部222と前座席管部221との間のピボット接続軸と同じであり、即ち、後座席管部222と前座席管部221との間の回転中心は、第3の回転中心である。さらに、後座席管部222が後足13にピボット接続されて第5の回転中心が形成され、第5の回転中心と第1の回転中心とは、間隔をあけて分布され、
図3に示すように、D5は、後座席管部222と後足13との間の回転中心を示す。ハンドル11及び前足12を後足13の方向に回動させて折り畳む場合、座席折畳駆動部品21及び連動部品3の動作により、座席本体22の前座席管部221及び後座席管部222を互いに近い方向に回動させて折り畳むことで、座席部2全体を折り畳む。
【0028】
図1を参照し、この実施例では、ハンドル11は、上ハンドル部112及び下ハンドル部113を含み、上ハンドル部112は、下ハンドル部113にピボット接続され、前足12と後足13と下ハンドル部113とは、同軸にピボット接続されて第1の回転中心が形成される。上ハンドル部112を下ハンドル部113の方向に回動させて折り畳むことで、ハンドル11を折り畳むことができる。
【0029】
図1を参照し、この実施例では、手すり部5は連動部品3に固定接続される。フレーム1のハンドル11及び前足12を後足13方向に回動させて折り畳む時に、連動部品3をスイングさせ、連動部品3により手すり部5を回動させて折り畳む。具体的に、前足12の底部及び後足13の底部に車輪14がピボット接続されている。
【0030】
図11~
図13を参照し、この実施例では、後足13の後足カバー131に弾性ボス132が設けられ、前足12の前足カバー121に係合溝122が設けられ、フレーム1を回動させて折り畳み又は展開することで、弾性ボス132を係合溝122に係合させ、又は、係合溝122から外れる。フレーム1の前足12を後足13の方向に回動させて折り畳んだ後、後足カバー131の弾性ボス132が前足カバー121の係合溝122内に係合されて、前足12と後足13とをロックし、さらに、フレーム1をロックし、フレーム1を展開する必要がある時に、弾性ボス132が弾性を有するため、前足12を操作して後足13に対して回動させ展開し、この過程において、後足カバー131の弾性ボス132が力を受けて前足カバー121の係合溝122から外れ、前足12と後足13とを解放する。
【0031】
図4~
図6を参照し、フレームロック機構102は、スライド部品6、フレーム展開ロック部品7及びロック解放駆動機構8を含み、ハンドル11のハンドルカバー111にハンドルロック穴114が設けられ、前足12の前足カバー121に前足ロック穴123が設けられ、スライド部品6は、後足13内にスライド可能に設けられ、フレーム展開ロック部品7は、スライド部品6に設けられ、フレーム展開ロック部品7は、ハンドルロック穴114及び前足ロック穴123に係合され、スライド部品6には、ハンドル11と前足12と後足13とのピボット接続軸が通過するためのスロット穴62が設けられ、ロック解放駆動機構8がスライド部品6に接続され、ロック解放駆動機構8によりスライド部品6とフレーム展開ロック部品7とがスライドするように駆動することで、フレーム展開ロック部品7をハンドルロック穴114及び前足ロック穴123から外れて、フレーム1を解放する。具体的に、ハンドル11にハンドル接続部品115が設けられ、ハンドル接続部品115がハンドルカバー111に固定接続され、ハンドルロック穴114がハンドル接続部品115に設けられ、ここで、ハンドル接続部品115及びハンドルカバー111は、ハンドル11の一部に属し、前足12に前足接続部品124が設けられ、前足接続部品124が前足カバー121に固定接続され、前足ロック穴123が前足接続部品124に設けられ、前足カバー121の外側に化粧カバー125が接続され、ここで、前足接続部品124及び前足カバー121は、前足12の一部に属し、後足13に後足接続部品134が設けられ、後足接続部品134が後足カバー131に固定接続され、後足接続部品134に位置限定溝133が設けられ、フレーム展開ロック部品7は、位置限定溝133をスライド可能に通過し、ここで、後足接続部品134及び後足カバー131は、後足13の一部に属する。
【0032】
図4~
図6を参照し、この実施例では、ロック解放駆動機構8は、ロック解放駆動部品81及び第1の牽引部品82を含み、ロック解放駆動部品81は、ハンドル11のハンドル接続部品115にスライド可能に設けられるが、これに限定されなく、他の実施例では、ロック解放駆動部品81は、ハンドル11の他の位置にスライド可能に設けられても良く、ロック解放駆動部品81に第1の傾斜面811が設けられ、スライド部品6に第2の傾斜面61が設けられ、第1の傾斜面811が第2の傾斜面61と当接し、第1の牽引部品82がロック解放駆動部品81に接続され、第1の牽引部品82がロック解放駆動部品81を引くことで、ロック解放駆動部品81をスライドさせ、第1の傾斜面811と第2の傾斜面61との動作により、スライド部品6とフレーム展開ロック部品7とがスライドするように駆動することで、フレーム展開ロック部品7がハンドルロック穴114及び前足ロック穴123から外れて、フレーム1を解放し、これにより、ハンドル11及び前足12を後足13の方向に回動させて折り畳むことができる。ロック解放駆動機構8の構造は、これに限定されなく、例えば、ロック解放駆動機構8にロック解放駆動部品81のみが設けられても良く、ロック解放駆動部品81の一端がハンドル11の外側に突出し、ロック解放駆動部品81がスライドするように直接駆動することで、スライド部品6とフレーム展開ロック部品7とをスライドさせることができる。具体的に、ハンドル11のハンドル接続部品115にスライド溝116が設けられ、ロック解放駆動部品81は、スライド溝116内にスライド可能に係合させて設けられ、第1の牽引部品82がロック解放駆動部品81を引くことで、ロック解放駆動部品81をスライド溝116に沿ってスライドさせ、また、スライド溝116がロック解放駆動部品81の位置を限定する。さらに、ロック解放駆動機構8は、さらに、ロック解放操作機構83を含み、ロック解放操作機構83がハンドル11に設けられ、第1の牽引部品82がロック解放操作機構83に接続され、ロック解放操作機構83を操作して第1の牽引部品82を引く。ロック解放操作機構83が従来の技術であるため、ここで説明を省略する。
【0033】
図4~
図6を参照し、ロック解放駆動機構8は、フレーム展開ロック部品7をリセットするための第1の弾性リセット部品84を含み、第1の弾性リセット部品84は、フレーム展開ロック部品7及びスライド部品6のうちの1つと後足13との間に設けられる。この実施例では、第1の弾性リセット部品84がスライド部品6と後足13との間に設けられ、ロック解放操作機構83で第1の牽引部品82を引く時、第1の牽引部品82によりロック解放駆動部品81がスライド溝116に沿ってスライドするように引くことで、スライド部品6がスライドするように駆動し、スライド部品6が第1の弾性リセット部品84を圧縮し、ロック解放操作機構83を解放する時に、スライド部品は、第1の弾性リセット部品84の弾性の回復力によりリセットされる。第1の弾性リセット部品84の構成は、これに限定されない。
【0034】
図7~
図10を参照し、背もたれロック解放機構103が背もたれロック部品9を含む。背もたれ部4がフレーム1にピボット接続され、具体的に、背もたれ部4がフレーム1の座席部2にピボット接続され、背もたれロック部品9は、フレーム1と背もたれ部4との間に係合され、ロック解放駆動機構8が背もたれロック部品9に接続され、ロック解放駆動機構8により背もたれロック部品9がスライドするように駆動することで、背もたれロック部品9が背もたれ部4との係合から外れて、背もたれ部4を解放し、この時、背もたれロック部品9は、依然としてフレーム1の座席部2に係合される。
【0035】
図7~
図10を参照し、この実施例では、フレーム1の座席部2に位置決定部品23が設けられ、背もたれ部4が位置決定部品23にピボット接続され、背もたれロック部品9は、位置決定部品23と背もたれ部4との間に係合される。ここで、位置決定部品23は、座席部2の後座席管部222に固定接続される。具体的に、位置決定部品23の内側に第1の内ギア231が設けられ、背もたれ部4の内側に第2の内ギア421が設けられ、背もたれロック部品9に外ギア91が設けられ、外ギア91は、第1の内ギア231、第2の内ギア421とそれぞれ係合されて接続される。ロック解放駆動機構8により、背もたれロック部品9が第1の内ギア231の方向にスライドするように駆動することで、背もたれロック部品9が第2の内ギア421との係合から外れて、背もたれ部4を解放し、背もたれ部4を座席部2に対する回動させて折り畳むことができる。
【0036】
図8~
図10を参照し、この実施例では、背もたれ部4は、背もたれ本体41及び背もたれ固定部品42を含み、背もたれ本体41は、背もたれ固定部品42に固定接続され、第2の内ギア421は、背もたれ固定部品42の内側に設けられ、背もたれ固定部品42は、位置決定部品23にピボット接続され、背もたれ部4の背もたれ固定部品42と位置決定部品23との間のピボット接続軸は、背もたれロック部品9を通過する。
【0037】
図8~
図10を参照し、この実施例では、ロック解放駆動機構8は、さらに、背もたれ折畳駆動部品85を含み、背もたれ折畳駆動部品85は背もたれロック部品9に接触接続され、背もたれ折畳駆動部品85のスライドにより背もたれロック部品9を押すことで、背もたれロック部品9が移動して背もたれ部4との係合から外れる。具体的に、背もたれ折畳駆動部品85に第3の傾斜面851が設けられ、背もたれロック部品9は、第3の傾斜面851に接触接続され、背もたれ折畳駆動部品85は、第3の傾斜面851を利用して背もたれロック部品9が移動するように駆動することで、背もたれロック部品9は、背もたれ部4との係合から外れる。ここで、背もたれロック部品9が第4の傾斜面に設けられても良く、第4の傾斜面が背もたれ折畳駆動部品85の第3の傾斜面851に接続される。これに限定されなく、例えば、背もたれ折畳駆動部品85が背もたれ固定部品42に設けられ、背もたれ折畳駆動部品85を押すことで、背もたれ折畳駆動部品85が背もたれロック部品9を押して移動させ、背もたれ部4との係合から外れる。具体的に、背もたれロック部品9は、係合部92及び固定部93を含み、係合部92は、フレーム1と背もたれ部4との間に係合され、係合部92が固定部93に固定接続され、背もたれ折畳駆動部品85は、係合部92と固定部93との間に設けられ、固定部93は、第3の傾斜面851に接触接続される。背もたれ折畳駆動部品85のスライドにより背もたれロック部品9の固定部93を押すことで、固定部93と係合部92とを移動させ、これにより、係合部92が背もたれ固定部品42の第2の内ギア421との係合から外れる。
【0038】
図8~
図10を参照し、この実施例では、ロック解放駆動機構8は、さらに、第2の牽引部品86を含む、第2の牽引部品86が背もたれ折畳駆動部品85に接続され背もたれ折畳駆動部品85を引くことができる。第2の牽引部品86を引いて、背もたれ折畳駆動部品85が移動するように引く。さらに、ロック解放操作機構83が第2の牽引部品86に接続され、第2の牽引部品86が後座席管部222の孔を通過して背もたれ折畳駆動部品85に接続され、ロック解放操作機構83を操作して第2の牽引部品86を引く。具体的に、ロック解放操作機構83に鋼線が設けられ、該鋼線の一端を2つに分け、1つ鋼線が第1の牽引部品82であり、他の鋼線が第2の牽引部品86であり、鋼線の他端を操作して第1の牽引部品82及び第2の牽引部品86を引いて、フレームロック機構102によりフレーム1を解放するとともに、背もたれロック解放機構103により背もたれ部4を解放し、フレーム1の前足12及びハンドル11を後足13の方向に回動させて折り畳むことができ、座席部2を連動して回動させて折り畳み、また、背もたれ部4を操作して回動させて折り畳み、これにより、ベビーカー100全体を折り畳むことができる。さらに、ロック解放駆動機構8は、さらに、背もたれロック部品9をリセットするための第2の弾性リセット部品87を含み、第2の弾性リセット部品87は、背もたれロック部品9とフレーム1との間に設けられる。具体的に、第2の弾性リセット部品87は、背もたれロック部品9の固定部93と位置決定部品23との間に設けられ、第2の牽引部品86を引いて第2の牽引部品86が背もたれ折畳駆動部品85を引き、これにより、背もたれロック部品9の移動を押し、背もたれロック部品9の係合部92が移動して背もたれ固定部品42の第2の内ギア421との係合から外れ、第2の弾性リセット部品87を圧縮し、第2の牽引部品86を解放する時に、背もたれロック部品9の係合部92は、第2の弾性リセット部品87の作用によりリセットされて、背もたれロック部品9の係合部92が第2の内ギア421に再度係合され、背もたれ部4をロックする。
【0039】
図1~
図13を参照し、本発明におけるベビーカー100の動作の原理は、以下の通りである。
【0040】
ベビーカー100を折り畳む必要がある場合、ロック解放操作機構83により第1の牽引部品82を引き、第1の牽引部品82がロック解放駆動部品81をスライド溝116に沿ってスライドするように引き、ロック解放駆動部品81が第1の傾斜面811を利用してスライド部品6がスライドするように駆動し、スライド部品6のスライドによりフレーム展開ロック部品7がハンドルロック穴114及び前足ロック穴123から外れ、フレーム1を解放し、これにより、ハンドル11と前足12とを後足13の方向に回動させて折り畳むことができる。ハンドル11と前足12とを後足13の方向に回動させて折り畳むことができる場合、座席折畳駆動部品21及び連動部品3の動作により、座席本体22の前座席管部221と後座席管部222とを互いに近い方向に回動させて折り畳み、座席部2全体を折り畳む。ロック解放操作機構83を操作して第1の牽引部品82を引く同時に、ロック解放操作機構83が第2の牽引部品86を引き、第2の牽引部品86が背もたれ折畳駆動部品85を引き、これにより、背もたれ折畳駆動部品85は、第3の傾斜面851が背もたれロック部品9の固定部93を押して移動させ、背もたれロック部品9の固定部93により係合部92を移動させて、係合部92が背もたれ固定部品42の第2の内ギア421との係合から外れて、背もたれ部4を解放し、背もたれ部4を操作して回動させて折り畳むことができる。また、ハンドル11の上ハンドル部112を下ハンドル部113の方向に回動させて折り畳むことで、ハンドルを折り畳むことができる。最終、ベビーカー100全体を
図13に示す状態に回動させて折り畳むことができる。
【0041】
以上のように、本発明におけるベビーカー100がフレーム折畳機構101を有し、該フレーム折畳機構101のハンドル11と前足12と後足13とは、同軸にピボット接続され、前足12が座席部2にピボット接続され、連動部品3が座席部2とハンドル11との間にピボット接続され、ハンドル11と前足12と座席部2と連動部品3とは、平面リンク機構を形成することで、ハンドル11と前足12とを後足13の方向に回動させて折り畳むように駆動することで、座席部2を連動して回動させて折り畳むことができるため、本発明におけるベビーカー100は、フレーム1と座席部2とを連動して折り畳むことができ、操作が簡単で便利であり、広く応用される。本発明におけるベビーカー100がフレームロック機構102を有し、該フレームロック機構102は、ハンドル11にハンドルロック穴114を設け、前足12に前足ロック穴123を設け、フレーム展開ロック部品7をハンドルロック穴114及び前足ロック穴123内に係合することで、ハンドル11及び前足12をロックし、ハンドル11と前足12とを後足13の方向に回動させて折り畳むことができなく、フレーム1に対するロックを実現し、ロック解放駆動機構8によりスライド部品6とフレーム展開ロック部品7とがスライドするように駆動することで、フレーム展開ロック部品7がハンドルロック穴114及び前足ロック穴123から外れて、フレーム1を解放し、ハンドル11と前足12とを後足13の方向に回動させて折り畳むことができるため、本発明におけるベビーカー100は、フレーム1に対してロック及び解放を行うことができ、構造が簡単であり、生産コストが低くなる。本発明におけるベビーカー100が背もたれロック解放機構103を有し、該背もたれロック解放機構103に背もたれロック部品9が設けられ、背もたれロック部品9がフレーム1と背もたれ部4との間に係合されることで、背もたれがフレーム1にロックされ、ロック解放駆動機構8が背もたれロック部品9に接続されているため、ロック解放駆動機構8で背もたれロック部品9がスライドするように駆動することで、背もたれロック部品9が背もたれ部4との係合から外れて、背もたれ部4を解放し、背もたれ部4がフレーム1に対して回動させて折り畳むことができ、構造が簡単であり、生産コストが低くなる。
【0042】
上記の開示は、本発明の好ましい例に過ぎず、本発明の権利の範囲を制限するために使用することはできない。したがって、本発明の特許請求の範囲に従って行われる同等の変更は、本発明の範囲に属する。